◆−スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!=その1―13―前書き―−RIN (2005/2/8 22:54:08) No.31162
 ┣スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!=その1―13−RIN (2005/2/8 22:56:43) No.31163
 ┣スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!=その1―14−RIN (2005/2/9 23:18:06) No.31165
 ┣スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!=その1―15−RIN (2005/2/15 00:14:24) No.31181
 ┣スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!=その1―16−RIN (2005/2/15 22:17:08) No.31183
 ┣スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!=その1―17―−RIN (2005/2/28 21:31:05) No.31200
 ┗スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!=エピソードその1―後書き―−RIN (2005/2/28 22:16:42) No.31201


トップに戻る
31162スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!=その1―13―前書き―RIN URL2005/2/8 22:54:08




 スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!エピソードその1第13話―前書き―

 皆様お久しぶりです…RINです…m(_ _)m
 今年ももうすぐバレンタインv
 スーパーに買い物に行けば美味しそうなチョコがイッパイv 
 …最近はチョコレート以外も売ってますけどね…
                 (…バレンタイン用のコーナーに…)
 …バレンタイン過ぎたら安くなるのでチョッピシ狙ってたりするんですけど…
 …実際買うかどうかは解らないです…
 …まあ兎に角!世間様でも着々とバレンタインの準備が行われていることですし!
 …と言うわけで!
 (…何が「と言うわけで」なのかはいつも通りのお約束と言うことにして、
                    深くは追求しないで下さいm(_ _)m)
 今年もやはり例年通り!連載させて頂こうと思います!
 バレンタイン&ホワイトデー企画!スレイヤーズ編!
 『スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!』
 予定だったらとっくに終わってるはずの!エピソードその1!
                     (…申し訳ありません<(_ _)>)
 連載再会させて頂きたく思います!

   ―それではこれまで見捨てずお待ち下さった皆様方、
              どうぞ第13話をお読み下さいm(_ _)m 

 …ちなみに前回までの話は…
 …著者別リストやカテゴリー別大検索に登録させて頂いておりますので、
 話が解らないと言う方は、そちらをどうぞご参照下さいm(_ _)m

 
                 ―それではまたの機会に―RIN―



トップに戻る
31163スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!=その1―13RIN URL2005/2/8 22:56:43
記事番号31162へのコメント



 「…ねえvルナv神族はとっても楽しそうな催しを行うようねv」
 目の前の…玉座の向こうに在るであろう、その存在はとても『楽しそう』な様子で言った…
 「…は…はい…ですが…決して『女王(クイーン)』に隠していた訳ではなく…」
 …隣にいる姉ちゃんが慌てている…
 …はっきり言って珍しい…普段ならあたしも…こんな姉ちゃん見たら驚くけど…でも…今回ばかりは…当然と言えば…当然かと…納得しつつも…この後の事を考えて、少しばかり憂鬱になる…まあ…仕方ないとこの際諦めるしかないのかもしれないけれど… 


 スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!=その1 


 「…はあ…ガウリイさん…イエ…もうイイです…」
 …溜め息混じりのゼロスの呟きには…ある種の諦観にも似た悲哀の色が微かに見られた…

 「…兎に角本題に入りましょう…」
 …そうでないと…間に合わなかった場合…『リナさん』の『封印』抜きの『あの能力(ちから)』で八つ当たりなんかされた日には…幾ら僕でもさすがにまずいですからね…
 「…先程も言いましたが、神官・バレン=ティンは『奇蹟』の『能力(ちから)』と超一流と言っても過言で無い程の料理の腕を持っていたと言われています、そして『奇蹟記念日』と言うのは、彼がその『奇蹟の能力(ちから)』で、ある人物を『生き返らせた』日だと言われています」

 『…い…生き返らせた?…』
 …告げられた言葉の重さに…重なる複数の声には…複雑な感情が滲む…決して平穏無事な生活を送っている訳では無い『彼等』には、この『事実』はあまりに重いのだろう…見え隠れする複雑な負の感情に、ゼロスは内心で微かにほくそ笑む…

 …表情を変えていないのはミルガズィアさんくらいですね…恐らく元々この話を知っておられたのか…それとも…もしかしたら当時その場におられたのかも知れませんね…どうやらご本人との面識があるようでしたし…おや?メフィさんとおっしゃいましたか…確か…ミルガズィアさんの隣のエルフ族の方…あの方も何か思い当たることがある様ですね…まああちらは話に聞いたと言うくらいなのでしょうが…
 「…そうです、そしてその時に彼が作ったのがチョコレートだということで、多くの人がバレン=ティンの『奇蹟の能力』にあやかろうとチョコレートをこの日に作るんだそうですよ、ご自分の大切な人や身近な人の幸運や健康を願って」
 …まあですからこのイベント…本来は我々魔族にはあまり喜ばしいモノではないのですけどね…実質ゼフィーリア国内のみで、他国に広まっていない御陰で我々のダメージは殆どと言っていいほどありませんでしたし…元々ゼフィーリアには我々は近付けませんでしたし…
 …ですが…今年は…
 …実際獣王様はどうゆうおつもりで、放っておけと仰ったんでしょうか?…
 …どう考えても…神族は何かを企んでいるとしか思えないんですが…
 …『リナさん』が動いておられるのも気になりますし…
 「…まあ…そういうイベントですから、本当に『魔族』は何も…それに企てるも何も元々あの国は我々にとっては『干渉禁止』ですしね…」
 …何気なく言った言葉は…中級以上の魔族にとっては常識…だが…恐らくゼフィーリアの住人以外は知らないだろう事実…
 …本来ならあまり知られるべきではない内容ですが…
 …仕方ありませんよね…せめてこれくらいは話さないと、彼等はいつまでも警戒してなかなか食べてくれませんし…
 …尤も…もう一押しは必要でしょうが…
 「…兎に角そのチョコレートは今日中に食べておいて下さいね…食べなかった場合リナさんにドラグ・スレイブで吹き飛ばされるかも知れませんよー…」
 …そう言って僕は姿を消した…
 「…それじゃあ僕はこれで…ああそうそう…味の方は保証しますし、薬や毒の類も入っていませんでしたから、安心して下さいね…」
 …姿を消した僕は…思い直して最後にそれだけを声のみで伝え…
 …後はアストラルから、今度こそ完全に気配を消して、残された彼等の様子を見ることに決めた…

                                                 ―続く― 
 ―あとがき―
 皆様どうもこんばんは、RINですm(_ _)m
 前書きでも書きましたが、毎年恒例のバレンタイン企画です。
 約一年振りの『ドキ!バレ!』の投稿になりますが、その為存在を忘れられてないかチョッピシ不安な気持ちを抱きながら書かせて頂いております…(-_-;)
 …と言うわけで…読んで下さる方がおられるのかチョット不安です…

                             ―それではまたの機会に―RIN―
   
    
 

トップに戻る
31165スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!=その1―14RIN URL2005/2/9 23:18:06
記事番号31162へのコメント



 『…い…生き返らせた?…』

 …それは…どういう…ことだ?…

 『干渉禁止』

 …それは…どういう…意味だ?…


 …解らない事があまりに多いい…
 …だが…

 …このチョコレートはやっぱり…

 …どうするべきか…


 スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!=その1 


 「う〜んv皆さん混乱しておられますね〜v」
 アストラルサイドからすっかり混乱している『彼等』の様子を見ながらゼロスはにこにことほくそ笑んでいた…

 「…くす…楽しそうねvゼロス…」
 …不意に背後から掛けられた涼やかな声…
 …この声は…
 「…これは…わざわざ『貴女』が動かれるとは…」

…背後からの声に振り返ったゼロスは仰々しい態度で一礼する…
 …ゼロスが振り向いた其処には…
 
 …金の縫い取りを要所要所に施した…黒いマントに…赤いローブ…マントに着いた頭を覆い隠すフードからは…長くたなびく銀色の髪が見え隠れしていた…

                                                 ―続く―
 ―あとがき―
 皆様こんばんは、RINですm(_ _)m
 いよいよこのエピソードその1もクライマックスが見えてきました!
 …あと…少しでしょうね…たぶん…
 その1が終わったら、番外編かなにかで1クッションおいて、その2を連載開始しようと思っておりますm(_ _)m

 ―ちなみに…『銀髪の少女』については…
 …暫くはネタバレ防止の為に詳細は…『秘密』ですv

                                            ―それではまたの機会に―RIN―

トップに戻る
31181スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!=その1―15RIN URL2005/2/15 00:14:24
記事番号31162へのコメント



 ―…『光』よ『闇』よ『混沌』よ…―

 ―…我が愛しき子供等よ…―

 ―…いまは異なる道を歩みし子等よ…―

 ―…いま一度そなた等に…―

     ―………―

    ―……………―

     ―………―


   ―…下されし其は…― 

    ―…『勅命』…―


     ―………―



 スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!=その1


 「…くす…楽しそうねvゼロス…」 
 …アストラルサイドから、楽しそうな様子で人界を覗いているゼロスに『あたし』は声を掛けた…
 「…これは…わざわざ『貴女』が動かれるとは…」
 …声を掛けると…そう言ってゼロスは振り向き、そして仰々しい態度で礼をしてくる…
 …『あたし』とゼロス(自分)の………否…『神族』と『魔族』の現状…
 …そして…『あたし』の…立場…と………
 …何もかも承知の上でのこの態度…
 …嫌がらせかと言いたくなるくらい…
 …まったく態とらしい…

 …こいつのこういう所が嫌いなのだ…

 …あたしは…

                                                 ―続く―
 ―あとがき―
 こんばんは、RINですm(_ _)m
 …遅くなってしまいました…申し訳ありません…<(_ _)>
 
 …アウ…当日UPに間に合わなかった…
 …なんか…ここ暫く異様にダルくて…ウゥ…
 …ここ数日UP自体出来ませんでしたし…
 …ホントに済みません。
 
 …えー…それで…ホントに後少しでその1は終わりです。
 …後1話か2話かだと思います…

                                            ―それではまたの機会に―RIN― 
  

トップに戻る
31183スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!=その1―16RIN URL2005/2/15 22:17:08
記事番号31162へのコメント



 「……で…どうする…」
 
 …普段よりも…心なしか重々しいその声の主は…黄金竜のミルガズィア…

 「…やはり…食っておいた方がいいだろうな…」

 …次いで…そう低く呟いたのはゼルガディス…

 「…うーん…良く分かんないけど大丈夫だと思うぞ…たぶん…」

 …そして…皆の緊張を打ち破るかの様に…呑気に告げたのは…

 …『リナ=インバース』の自称・保護者・ガウリィ=ガブリエフ…


 スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!=その1


 「…どうやら『彼等』は『まだ』のようですが…どうしますか?」
 「…よく言うわね、誰が原因?」
 …笑みを浮かべ、問い掛けてくるゼロスに…『あたし』は軽く睨み付けて言う…
 …そもそも…ゼロスがいらないちょっかいを『彼等』にかけなければ、こうまでややこしくはならなかったのだと言外に告げる…
 「…さあ?…誰でしょうね?…」
 …しかしゼロスはしらばっくれる…
 …自覚が無いのか…それとも…
 ……相変わらず嫌なヤツだ……

 …しかし…どちらにせよ…これ以上は時間の無駄だ…
 …現在は…本当に時間が惜しいのだから…

                                                  ―続く―

トップに戻る
31200スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!=その1―17―RIN URL2005/2/28 21:31:05
記事番号31162へのコメント



 ―…かって…遙か古に『この地』に三柱の『神』の『御子』在りし…―
 ―…『刻』到りて二柱の『御子』…―
 ―…『光の神』と『闇の神』として『この地』を離れん…―
 ―…されど…残りし一柱の『御子』…―
 ―…彼の『御子』最も宿命(さだめ)重き『存在(モノ)』なり…―

                     ―ゼフィール一族伝承碑文より抜粋―



 スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!=その1


 「…まあいいわ…それについてはまた後で話しましょう…」
 …微かに嘆息を吐き…『彼女』は続ける…
 「…『獣王』が呼んでるわよ…」
 「…獣王様が…ですか?」
 …何故?わざわざ伝言などと言うまどろっこしい真似を…
 …それに…何故…
 「…ついでよ…偶々その場にいたから…」
 …僕の疑問に答える様にそう言う『彼女』に…
 「…そうですか…では『姫君』…貴女はいま…『どちらの立場で』動かれているのですか?」
 …更に追求する様にそう問い掛ける…
 …恐らくは…答えては下さらないでしょうけど…
 …そう思いながら…
 
 …そして…その答えは…

 「…すぐに解るわよ…そうすぐにね…」
 …不敵な微笑を口唇に浮かべ…ゼロスに『姫君』と呼ばれた『彼女』は…そう囁く様に答えた… 



 ―…そうして…二人?は…それぞれに…何処とも知れぬ処へと立ち去った…―


                             ―…スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!…―
                             ―…エピソードその1…―
                                  ―終わり―

                             ―…エピソードその2に続く…―

トップに戻る
31201スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!=エピソードその1―後書き―RIN URL2005/2/28 22:16:42
記事番号31162へのコメント

 ―エピソードその1―後書き―
 皆様お久し振りです、RINですm(_ _)m
 この度ようやく『スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!』もエピソードその1が終わりました。
 予定よりも随分と長くなってしまいましたが、ひとまずこれでその1は終わりです。

 ―お読み下さっている皆様方、どうも有り難うございます、そしてこれからも宜しくお願い致します<(_ _)>
 
 ―…それで今後の予定なのですが、実はオフの方で、数日前から緊急事態が発生しておりまして、日によっては、インターネットどころかPCの電源すらまともに入れられないといった状態が続いております。
 その為、真に勝手ながら、今年のこの企画は、まだホワイトデーが終わっておりませんが、丁度一度話のキリも着きましたし、ここで終了とさせて頂きたく思います。

                                 ―申し訳ありません―
                                 ―それではまたの機会に―RIN―