◆−生か死か CASE 6−25 腹の探り合い 或いは 顔合わせ−十叶夕海 (2005/3/10 22:02:13) No.31245 ┣楽しみです−GURE−TO MASA (2005/3/11 20:09:43) No.31246 ┃┗・・・・すみません。−十叶夕海 (2005/3/11 21:18:00) No.31247 ┣生か死か CASE 6−26 初戦 もしくは 刀と槍の円舞曲−十叶夕海 (2005/3/12 23:33:38) No.31266 ┣生か死か CASE6−27 花蘭の過去 或いは 秘密−十叶夕海 (2005/3/15 23:00:08) No.31272 ┣生か死か 名前&設定一部募集−十叶夕海 (2005/3/27 22:19:08) No.31306 ┃┗生か死か 名前&設定一部募集少々追加−十叶夕海 (2005/3/28 23:31:10) No.31312 ┃ ┣Re:生か死か 名前&設定一部募集少々追加−リラーイド=ヴァイス (2005/3/29 11:08:11) No.31313 ┃ ┃┗ありがとうございます☆−十叶夕海 (2005/3/29 14:01:10) No.31314 ┃ ┃ ┗嬉しいです♪−リラーイド=ヴァイス (2005/3/29 16:53:17) No.31317 ┃ ┃ ┗,こちらこそ♪−十叶夕海 (2005/3/30 12:51:00) No.31323 ┃ ┗Re:生か死か 名前&設定一部募集少々追加−神高 紅 (2005/3/29 16:21:15) No.31315 ┃ ┗全然大丈夫です、位置付け的にも。−十叶夕海 (2005/3/29 16:27:15) No.31316 ┣生か死か CASE 6−28 二人の会話 或いは 刻に埋もれた真実T−十叶夕海 (2005/3/29 22:45:46) No.31320 ┃┣更新、お疲れ様でした−GURE−TO MASA (2005/3/30 15:05:56) No.31324 ┃┃┗ありがとうございます☆−十叶夕海 (2005/3/30 21:51:21) No.31327 ┃┗Re:生か死か CASE 6−28 二人の会話 或いは 刻に埋もれた真実T−神高 紅 (2005/3/30 18:05:03) No.31325 ┃ ┗相も変わらず、鋭いです。−十叶夕海 (2005/3/30 22:03:17) No.31328 ┣生か死か CASE 6−29 花蘭の過去 或いは 内心−十叶夕海 (2005/4/1 23:10:04) No.31340 ┗生か死か CASE 6−30 次戦 あるいは 逢うべくもない血縁−十叶夕海 (2005/4/8 22:46:35) No.31358
31245 | 生か死か CASE 6−25 腹の探り合い 或いは 顔合わせ | 十叶夕海 | 2005/3/10 22:02:13 |
「来るみたいだよ。」 「そうね、私を取り返しに。」 私が、横でにやけている奴に攫われて約十日。 『でえと』の日から3日後の事だった。 その三日の間に設置された五重の円が見える2階の書斎に現在居る。 私とエンヴィ−の他には、未だ小ビンの住人になっているリヴァくんが居る。 「ちょうどいい、実験になるね。」 「それが、目的だろうに。 ・・貴様のクロ−ン・・私の伯父のクロ−ンのクロ−ンを戦闘用に調整したモノと貴様のお遊びのキメラの試運転の為の計画じゃないのか? 決戦という、会える日が確定しているにもかかわらず、私を攫う必然性がない。」 「君を『アイシテイル』が故の凶行とはかんがえないのかな?」 「貴様に限ってそれはない。 何時でも攫えるのに、その問は無意味だ。」 「くすくす、賢いよ、ルナは。 その通り、とだけ言っておこう。 確かに、商品の試運転をしたかった事を認めよう。」 そして、沈黙という帳が落ちる。 私が無言で佇めば、エンヴィ−は嬉しそうにそれを眺めているし、リヴァくんは騒ぎつかれたのかぐったりとしている。 それにしてもこの格好。100%彼の趣味なのだろうがどういう趣味をしているんだ。 『この格好』というのは、アンティ−クド−ルかメイドさんが着ているエプロンドレスの丈が長いような感じの服である。 その裾に隠れた、黒いエナメル靴を履かされた足首には、手錠ならぬ足錠を掛けられている。 ・・猿轡−言術封じ−がない分マシである。 「そろそろ門の方に来たみたいだね。」 「・・誰も死なないでね。」 その後、こいつは、ここから何処かへ行ったようだが、 太陽さんが、代わりに居る以上 事態は好転したといえないだろう。 「思ったより、早かったみたいね。 ・・・・久遠の雅はきつかったか?」 私達が、北欧の山奥に付いて約三十分後−。 レイファル達の中で、涼しい顔をしているのは、久遠のみ。 他の面々は、空のように青い顔か、髪のように白い顔をしていた。 「永蓮しゃま、永蓮しゃま、この人達治ちましょうか?」 と、彼らになんと声を掛けようか迷っていた私に、声を掛けたのは、この場にいないはずの3歳ぐらいの男の子だった。 名前は、リイン=アズリ−ド。 髪は光沢のない銀髪を首の後ろでちょこんと結び、濃い緑の瞳は、焦点を結んでは居ない。 服装は、黒の長袖長ズボンの上に、白の法衣と紫色の薄布で出来た袖なしの上衣を羽織って、黄色の紐で止めている。 首に、眼を彫金されたメダルと五芒星を組み合わせたチョ−カ−をしている。 身丈の2倍以上の淡い緑色の大きな宝珠のついた杖を持っているせいもあるだろうが、小さく見える。 154センチの私より、さらに、50センチほど小さいのである。 椿君も、これくらいの時に・・・・。 「紫苑、どうした?」 「あ、ああなんでもないわ、ファウスト。 それじゃ、お願いできるかな、リイン。」 「はぁい。」 リインは、そう言って、少々危なっかしい口調で回復呪文を唱え、レイ達を癒した。 「スンゲぇな、チビスケ。 言術でもこうは行かないぜ。」 ・・・・月陽、それは禁句だ。 「ばか、ばか、ばかぁ〜。」 リインは、持っていた杖で、はるか上にある月陽の頭をはたこうとして止めてられている。 「チビスケに怒ってるのか?」 「うわぁぁ〜ん。」 「・・・悪かった。悪かったってば、チビスケ。 泣きやめって、つ−か泣きやんでください。」 月陽は、そう言いながら、あたふたしている。 ・・・・リインは、情操面で難あり・・・。 そのとき、呉葉が最後になってやってきた。 「呉葉、リインがなぜここに?」 「私にくっついてはなれなかったので。」 「そう。」 私はリインを抱き上げると、優しく頭を撫でながら、こう言った。 「リイン、いい子だ、泣くなよ。」 「永蓮しゃまぁ。」 肩にすがって、リインは、それでもしばらくぐずっていいた。 「それじゃ、潜入しましょうか。」 ++−−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+ ユア:やっと、ここまで来ました。 久遠;ほんとうね。 ユア;次回は、本当に怖いです。 久遠;・・・・・・。 ユア;久遠お姉さんの初バトルだからです。 久遠;作者ちゃん、ちょっと来なさい。 ユア;え、あ、その・・・・・・・ 久遠;それじゃ、また次回でね。 作者ちゃん、ちょっと寝ちゃったから、私一人なんだけどね。 感想来ると、ゾンビみたいに起き上がるかもね。 それでは。 |
31246 | 楽しみです | GURE−TO MASA | 2005/3/11 20:09:43 |
記事番号31245へのコメント ついに戦闘勃発ですね。 この時を楽しみにしていました。 セフィクス・ブラス・シーニンなどを初めとする私の投稿キャラクター達が 勝ったりするのが楽しみです。 では、待ってますね。 |
31247 | ・・・・すみません。 | 十叶夕海 | 2005/3/11 21:18:00 |
記事番号31246へのコメント >ついに戦闘勃発ですね。 >この時を楽しみにしていました。 そう言って、もらえると嬉しいです。 >セフィクス・ブラス・シーニンなどを初めとする私の投稿キャラクター達が >勝ったりするのが楽しみです。 このシ-ンでは、そう言うのは無いのです。 いろいろと、裏の意味を持って別サイド登場はします。 >では、待ってますね。 はい、期待なシ-ンはないと思いますが。。。。。 すみません。 次回で。 |
31266 | 生か死か CASE 6−26 初戦 もしくは 刀と槍の円舞曲 | 十叶夕海 | 2005/3/12 23:33:38 |
記事番号31245へのコメント 「こんのっ、チビスケ 降りろ。」 「やだもん。高いもん、楽しいもん。」 「白夜のほうが高いって。」 「がつよ−のほうが良いもん。」 月夜が、居そうな屋敷は周りを丹念な結界で覆われており、≪飛空≫で、偵察をしたが弾き飛ばされた。 そして、今現在。 罠の可能性が高いのを承知で、周りの建物から進入する事になったのだ。 ・・・しかし、今俺の頭には、チビスケ−リインとか言う子供が掴まっている。 いわゆる、肩車をしている状態だ。 「あらあら、懐いているわね。 その子、人見知り激しくて、永蓮ちゃんはともかく、勾陣ちゃん以外は近寄らせてももらえないのに。 うらやましいわぁ。」 ころころ と久遠は笑いながら送断言する。 どうでもいいが、レナ−ドとか言う奴は、探るような目をしているし、他の奴らはほのぼのしているし、月夜助けに来たんだよな、オレ達。 「永連ちゃん、私が一番手でいいわね?」 「わかった、手の内は明かしすぎるなよ。」 「ふふふ、どうなるかしら。」 そう言って、久遠は、一つ目の扉を開く。 そこは、15×15×8四方の真白な部屋だった。 入ってきたのとは逆の壁に、次の部屋への扉らしきものがある。 そして、その前にいたのは、俺より小さいトカゲと人間を組み合わせたようなキメラだった。 彼が携えるは、身長より長い長槍だった。 「白夜ちゃん、その刀両方とも貸して。」 久遠さんが、そう言って白夜から、中華等を借りる。 「は〜い。 それじゃ、トカゲさん、私と殺し合いましょ。」 「トカゲではない。 シャドだ。」 「あら、ごめんなさいね。 改めまして、私は月森久遠。 ≪魔本主(ビブリオ=マスタ−)≫永蓮が配下・≪赤き死神≫とはこの私のこと。」 久遠さん、ものすごいワクワクしている。 ・・・確か、それってものすごく本気の証だって、ファウストが言っていたっけ。 「さて、お手並み拝見と行きましょうか。」 オレ以外の傍観者には聞こえなかっただろうが、レナ−ドはたしかにそう言った。 こいつ、何か腹に一物ニ物持っているな・・・。 ガキン!! 刀と槍の触れ合う音でオレの思考は、中断された。 「良く見なさい。 一年後の決戦の為に。」 「おしゃべりしてていいのか、オカマ?」 「いいのよ、強いのならね。」 上の会話の間にも、自身を刀と槍に変えたような壮絶な円舞曲が踊られている。 そして、しばらくは会話もなく、戦闘は続く。 槍が突き出されれば、久遠は音も無く後ろを取る。 刀が頭を薙ぎ払わんと振られれば、シャドは屈み、そのまま勢いを殺さずに、久遠の足を蹴りバランスを崩そうとする。 何も聞かされずにこれを見たならば、凄絶なまでに洗練された演舞であるに、優美さを孕んだものにしか見えないだろう。 そして、久遠さんの蹴りが、それを受け止めた槍ごとシャドを壁に叩きつける。 その衝撃で壁の周囲2メ−トルは、円形にえぐられている。 「グ・・・・ッ。」 「強いわね、トカゲさん。」 「情けのつもりか?」 すぐさま、追撃しない久遠さんの甘さにシャドは、そう言う。 「いいえ、違うわ。 私と15分以上闘って生き残っている人って、本当に久しぶりだから。 嬉しくて、嬉しくて。 でも、殺しちゃったら永蓮ちゃんに起こられそうだから、自制したのよ。」 いつもの軽さというか、飄々としたような雰囲気というか、それが一切消えうせ、その代わりに炎のような揺らめきめいた微笑が浮かんでいる。 「どうする? このまま続ける?」 「無論、続ける。」 「そう、残念ね。」 再び、刀と槍の演舞が始まるが、久遠は、己の優位性を示すかのように言葉を重ねる。 「貴方は何故、エンヴィ−に従うの?」 カン 「忠誠心?」 ガキィン 「義務感?」 チャキン 「造って貰ったかしら?」 シャン 「違う?」 ガキィ 「黙れ、オカマッ!! 自分は、自分の意思でエンヴィ−様に従っている。 好みが造られしものでも、この思いは真実だ。」 「余裕をなくしたら、負けよ。 悪いけど、チェックメイトよ。」 シャドの叫びの後、久遠さんは無慈悲に、相手の機動力を奪った。 「リィン、アクア、ちょっと来て。」 アクアとオレが、久遠さんの側に行く。 オレが何故行くかと言うと、リィンを肩車している以上、行かないわけにも行かないからだ。 「アクアは、私の傷を。 リィンは、シャドの傷を治してね。」 「殺せ、情けを掛けてもらってまで生きていたくは無い。」 「いいえ、違うわ。 懐かしい知り合いを思い出させてくれたから。」 十分後−。 「あのね、無理をしなかったら。 3周もしたら、動けるようになるの。」 初戦− WINNER 月森久遠。 −+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+ ユア;余計な事を言いそうなので、今回はこれで終わります。 これからもお楽しみに。 それでは。 上の連作詩も読んでみてくださいな。 |
31272 | 生か死か CASE6−27 花蘭の過去 或いは 秘密 | 十叶夕海 | 2005/3/15 23:00:08 |
記事番号31245へのコメント 「・・と言うことです。 質問は、ありますか、ビルトヴァ−ス様?」 「いいえ、特に。 しかし、となると、私とファランは、叔母・姪になるわけですか。」 ここは、私の事務所の応接室兼事務室として使っている部屋です。 今、私に≪花の娘≫の報告をしたのは、ディ−ラ−=ヴァイレンタイン。 黒い髪を皮ひもでうなじののほうで細く結び、瞳は左は濡れ羽色の黒、右は紅玉の赤と言うオッドアイ、服装も私の同じ様な黒ずくめである。 私とは、ある事件で敵として殺し合い、その事件がきっかけで私を師匠と呼び、19歳前後の青年です、一癖も二癖もありますが。 応接用のソファに、身を鎮めてふてくされ、コ−ヒ−をすすっているのは、カノン=アクスフォ−ド。 茶色のモミアゲだけを長めにカットしたようなショ−トカットと緑の快活そうな瞳が印象深い、少年と青年の間に居るような17歳ですね。 ディ−ラ−とコンビを組んでいるせいと、兄・・もとい姉の性格のせいで、随分と苦労人な生活を送っているようですね。 「ディ−、さっさとルナの捜索に戻ろうぜ。」 「カノンもああ言ってますし、そろそろ、失礼いたします。」 「そうですか。 では、何かわかったら、連絡を。」 「なぁ、ヴァ−スさん。 リュシカ達、仕事?」 「いいえ、リュシカの娘が、今臥せってまして・・。」 「へぇ、リュシかに娘いたの、っていうか、何歳?」 「外見は、16、17歳ですが、本・・・」 「マジッすか。 よし、からかってこよう。」 やれやれ、落ち着きありませんね。 ディ−ラ−も、少々呆れながら、そのあとについていく。 「ヴァ−スさん。 ファランさん、起きました。 だけど・・・・、リュシカ様が呼んでますから、すぐに来て下さい。」 それとほぼ入れ替わりに、シェルがそう知らせてきた。 「そうですか。 今行きます。 ・・・シェル、申し訳ないですが、ココアにブランデ−を垂らしたものを。」 「はい。」 「入りますよ。」 私が、断りを入れても返事は無かった。 仕方なく、中に入ると、ファランはアズルにすがりつくように彼を抱き締め、なにやら、ぶつぶつ焦点の合わない瞳−いわゆる恐慌状態に陥っていた。 「いや・・・いや・・・・・・実験・・いやぁ・・・」 「ファラン、ファラン、落ち着きや。」 「リュシカ、状況を説明なさい。」 「ファラン、起きた途端にこんな風に・・・。」 「そうですか。」 私は、そう答えつつも、ファランの首筋にごく軽く手刀を入れ、ファランを気絶させる。 「起きるまで待ちましょう。 そうしたら、説明してもらいましょう、彼女にね。」 それから、数時間。 ファランが、いざ話そうと口を開きかけたその瞬間。 「はろぅ。皆さん&我がいとしの娘よ。」 「エンヴィ−、何故、貴方がここに?」 何も無い所から出てきたことは、特に詰問せずに、私はそれだけを聞く。 「いやいや、我が愛娘の独白を聞けるっていうんなら、地の果てにでも行きたいからねぇ。」 「・・・おかあさん?」 ディ−ラ−と私、エンヴィ−以外は、無言で驚いている。 無論、私たち3人は、知っていたからに過ぎないのだが。 「嘘じゃないです。 それも含めて話します。」 ≪DIVA T・T(ディ−ヴァ ダブル・ワン)≫というのが、私のシリアルナンバ−です。 前にも、少し漏らしましたが、リュシカさんの十代の頃の・・・あることがきっかけで生まれました。 いわゆる、日銭欲しさに、アマスガス系の研究所に体組織を売り渡したんです。 その体組織が、≪P・DIVA≫に使われたんです。 そのプロジェクトは、複数人の人間の体細胞を混ぜた上で造る人工クロ−ンの計画でした。 ≪DIVA≫とは、音楽用語で ≪歌姫≫を意味します。 歌姫−魔法使い以外で魔法を使うものの最高峰を造ろうとしたんです。 私が、その計画での初の成功作に−能力を持って生まれてきたという意味ではですが−なります。 私が、自我を持ったのは、葛木さんに出会ってからです。 その頃の研究所では、自我を生み出させるのに、人と対談させるという方法を使っていて、それで出会いました。 葛木さんは、大天狗で恐妻家ですけど、とても家族思いで、起こると少し怖かったけど、とても気の良いおじさんでした。 でも、ガウルン様が、≪アマスガス≫を本格的に継いだ十年程前から変わりました。 それまでは、裏組織ながら、穏健派で通っていましたが、それ以来血なまぐさい組織に変貌しました。 それまでのカリキュラムも、所長と同じで変わりました。 その人は、当時の≪月≫の人で、レナック=ホワイトという人でした。 はっきり言って、自分の上司も実験用のラット程度にしか考えてない人です。 ≪DIVA≫シリ−ズも、多い時で百人近く居たのに、あっという間に10人ぐらいになりました。 元々、私たちは攻撃が不得手で、防御や回復がおもな技でした。 それでも、戦闘兵器として目処を付ける為に、無茶な実験を繰り返したんです。 その事は、思い出したくも、口にしたくもありません。 今でも、時々、あの場所でのことを思い出して、パニックを引き起こすぐらいに、心にも身体にも刻み付けられている出来事なんです。 ファランの独白は、いつもとは違い感情がなく淡々としていて リュシカ達は、ある意味怯え、ある意味憤り カノン、ビルトヴァ−ス、ディ−ラ−は 無表情で佇み クロスは、全てを見透かしたように静かに微笑むのみ。 −+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+ ユア;コメントは、控えさせてください。 この話は、したかったですが、少し痛いお話なので。 感想・意見ございましたらどうぞ。 |
31306 | 生か死か 名前&設定一部募集 | 十叶夕海 | 2005/3/27 22:19:08 |
記事番号31245へのコメント はい。一応先日 CASE7のほうを書き始めました。 投稿するのは、何時になるのかは、分かりませんが。 それで、今回募集したいのは下の人物の名前と過去のある一点です。 名前;募集 称号;アマスガスの≪隠者≫ 外見;しわくちゃのおじいちゃん ハゲ頭と黒瞳の持ち主で、割と小柄 服装;濃い抹茶色のロ−ブ 性格;陰険 鬼畜 姑息 過去;永蓮とある事(*募集)が原因で対立。 過去の一点とは、英蓮と対立し始めた理由。 例をあげますと「能力が妬ましかった」とかです。 募集待ってます。 |
31312 | 生か死か 名前&設定一部募集少々追加 | 十叶夕海 | 2005/3/28 23:31:10 |
記事番号31306へのコメント はい。一応先日 CASE7のほうを書き始めました。 投稿するのは、何時になるのかは、分かりませんが。 それで、今回募集したいのは下の人物の名前と過去のある一点です。 名前;募集 称号;アマスガスの≪隠者≫ 外見;しわくちゃのおじいちゃん ハゲ頭と黒瞳の持ち主で、割と小柄 服装;濃い抹茶色のロ−ブ 性格;陰険 鬼畜 姑息 過去;永蓮とある事(*募集)が原因で対立。 能力;自分の魂で相手の魂を乗っ取って操る。 過去の一点とは、永蓮と対立し始めた理由。 例をあげますと「能力が妬ましかった」とかです。 もう一つ追加で人物募集。 名前;翡翠 外見;膝までの黒い髪をうなじで縛っている。 周防色の瞳の二十代後半の男性。 持ち物;翡翠のピアス 状態;【隠者】の人形 ↑の服装・性格・戦闘方法・口調などを募集。 性格は、状態に合ってても合ってなくてもどちらでもOK。 募集待ってます。 それではお願いします。 |
31313 | Re:生か死か 名前&設定一部募集少々追加 | リラーイド=ヴァイス | 2005/3/29 11:08:11 |
記事番号31312へのコメント こんにちは。リラーイドです。 名前とかの募集と聞いたので、ユア様の作品、実は読めなかったんですけど(爆)応募してみようかと。 翡翠さんのほうなんですけど。 どういう事情な人なのか分からないので変かもしれませんが。 服装:黒がベースの剣士服。ショルダー・ガード(灰色)が特徴。胸のあたりに大きな翡翠をつけている。大きな剣を背中に背負っている。 性格:とことん冷たい。仲間、兄弟姉妹、果ては親まで見捨てるほど。「弱い者をかまっている時間があったら、自分が強くなるための修行をしろ」が口癖。強いものにのみ興味を示す。無表情で無感情で無口。皮肉屋。 戦闘方法:大きな剣を振り回して敵を遠ざけ、ひるんだ所を呪文で一撃!不敵な笑みを浮かべて戦う様は、「翡翠の鬼」とまで呼ばれた。 口調:基本的に喋らないが、酒が入ったりすると饒舌になる。「〜だな。」、「〜だと思うが?」などの堅苦しい喋り方。 ・・・というのでどうですか?矛盾している所もあるかもしれませんが。 私の、設定を造る力の限界がもうこれくらいですから。 あと、「周防色」って何て読むんですか?どんな色ですか? それではこれで。 |
31314 | ありがとうございます☆ | 十叶夕海 | 2005/3/29 14:01:10 |
記事番号31313へのコメント >こんにちは。リラーイドです。 こんにちわ ユアです。 > >名前とかの募集と聞いたので、ユア様の作品、実は読めなかったんですけど(爆)応募してみようかと。 いえいえ、ありがとうございます。 > >翡翠さんのほうなんですけど。 >どういう事情な人なのか分からないので変かもしれませんが。 でも嬉しいですよ。 > >服装:黒がベースの剣士服。ショルダー・ガード(灰色)が特徴。胸のあたりに大きな翡翠をつけている。大きな剣を背中に背負っている。 > >性格:とことん冷たい。仲間、兄弟姉妹、果ては親まで見捨てるほど。「弱い者をかまっている時間があったら、自分が強くなるための修行をしろ」が口癖。強いものにのみ興味を示す。無表情で無感情で無口。皮肉屋。 ・・・元々と違っていて バッチグ−です。 > >戦闘方法:大きな剣を振り回して敵を遠ざけ、ひるんだ所を呪文で一撃!不敵な笑みを浮かべて戦う様は、「翡翠の鬼」とまで呼ばれた。 なるほど。 > >口調:基本的に喋らないが、酒が入ったりすると饒舌になる。「〜だな。」、「〜だと思うが?」などの堅苦しい喋り方。 > ふむふむ。 >・・・というのでどうですか?矛盾している所もあるかもしれませんが。 >私の、設定を造る力の限界がもうこれくらいですから。 ありがとうございました。 >あと、「周防色」って何て読むんですか?どんな色ですか? 周防(すおう)色は、打ち間違いです。 同じ読みの蘇芳色のほうです。 植物です。 色自体には意味はありません。 もとい、知りません。 前のお話をお読みになれば 蘇芳がある人の夫だということが分かります。 >それではこれで。 はい。 翡翠さん使わせていただきます。 |
31317 | 嬉しいです♪ | リラーイド=ヴァイス | 2005/3/29 16:53:17 |
記事番号31314へのコメント こんにちは。リラーイド=ヴァイスことリリーです。 久しぶりにこのセリフ使った気分です。 「周防」って「すおう」って読むんですね。何より先にそこに感心しました。 次に思ったのが、「ユア様早っ!」ってことです。「まさかまだお返事来ないよな〜」とか思って見てみたら、「早っ!」・・・と。 実はこの人の服装の設定、絶対使えないオリキャラのだったんです。 例え自分でこの人の話書こうとしても、1行書かないうちに挫折していたと思うし。 性格は・・・私が良く使う性格パターンからきました。冷静なキャラとか冷徹なキャラとか、なんか動かしやすいんです。 ともあれ、使ってもらえるなら光栄です。 |
31323 | ,こちらこそ♪ | 十叶夕海 | 2005/3/30 12:51:00 |
記事番号31317へのコメント >こんにちは。リラーイド=ヴァイスことリリーです。 >久しぶりにこのセリフ使った気分です。 こんにちわ、ユアです。 > >「周防」って「すおう」って読むんですね。何より先にそこに感心しました。 >次に思ったのが、「ユア様早っ!」ってことです。「まさかまだお返事来ないよな〜」とか思って見てみたら、「早っ!」・・・と。 たまたまですよ。 気が付いて、時間に余裕があったので。 > >実はこの人の服装の設定、絶対使えないオリキャラのだったんです。 >例え自分でこの人の話書こうとしても、1行書かないうちに挫折していたと思うし。 ちょいと、現代物風味に直すかも知れませんが。 有り難く使わせていただきます。 >性格は・・・私が良く使う性格パターンからきました。冷静なキャラとか冷徹なキャラとか、なんか動かしやすいんです。 ふむ。 では、近いうちにこの話の補強用の書き下ろしに出せるようにしますね。 > >ともあれ、使ってもらえるなら光栄です。 はい。協力嬉しかったです。 それと、失礼かも知れませんが、はじめの『作品読めなかった〜。』って、読む時間がなかったってことなんでしょうか? それとも、読みにくいジャンルだったとか? ちょっと、気になったので、できれば答えて欲しいなぁと思いまして。 答えにくかったら、いいです。 それでは、ありがとございました。 |
31315 | Re:生か死か 名前&設定一部募集少々追加 | 神高 紅 | 2005/3/29 16:21:15 |
記事番号31312へのコメント はいどーもこんばんは夕海さん。毎度おなじみ紅です。 ではさっそくですが募集していた前者のほう隠者のかたの名前と過去をつらつらと書かせていただこうかと。 名前:ハサン・サッパーヤ とある事:自分のモノにならなかったのが腹立たしかったから。 とまあこんな感じですけど、この老人の位置付けがわかんないのでこの設定でいいのかわからないですが違うのなら別の設定を考えますので遠慮なく言ってきてくだされ。 では今日はこれにて、また次の話楽しみにしてます。 |
31316 | 全然大丈夫です、位置付け的にも。 | 十叶夕海 | 2005/3/29 16:27:15 |
記事番号31315へのコメント >はいどーもこんばんは夕海さん。毎度おなじみ紅です。 >ではさっそくですが募集していた前者のほう隠者のかたの名前と過去をつらつらと書かせていただこうかと。 ありがとうございます。 > >名前:ハサン・サッパーヤ >とある事:自分のモノにならなかったのが腹立たしかったから。 ふむふむ > >とまあこんな感じですけど、この老人の位置付けがわかんないのでこの設定でいいのかわからないですが違うのなら別の設定を考えますので遠慮なく言ってきてくだされ。 >では今日はこれにて、また次の話楽しみにしてます。 はい、全然大丈夫です。 今日か明日に投稿します。 |
31320 | 生か死か CASE 6−28 二人の会話 或いは 刻に埋もれた真実T | 十叶夕海 | 2005/3/29 22:45:46 |
記事番号31245へのコメント ロンロンのファランの部屋で、過去が語られている頃と同じ頃−。 「お久しぶりね、シ−ニン。」 『おや、紫苑・・いや永蓮と呼ぶべきかな?』 ロンロンの町のビルに埋もれるようにひっそりと建つ、マリノスの標準的な家。 その本に埋もれたリビングの僅かにある足の踏み場に、二人は居る。 男の方は、シ−ニン=ラセルト 或いは ≪神令書の持ち手≫のほうが通りがよい男性。 女の方は、若槻 紫苑 或いは、≪魔本主≫のほうが通りがよい女性。 「動き出すわね。 ≪貴方の思惑通り≫に。」 『その前に、君はルナを助けに行っているはずではないのかな?』 「分かって聞くのか、シ−ニン? 今ここに居る私は、実体を持たない。 霊体の一部がここに来ているだけだ。」 穏やかに念話で話すシ−ニンと感情を排除して話す永蓮。 「それでだ。 一つ、聞きたい。 これで、400年前の≪ウィスパ−≫で運命を書き換えられた奴らは解放されるのか?」 『されるだろうね。 例え、それが≪死≫と言う結果にしろ、何にしろね。 ・・・気になるのかな、400年前に、スペンサ−兄妹を不老不死に駆り立てた者としては。』 「気にならない・・・・そう言うと嘘になるわ。 でもね、終わりにしたいのは本当よ。 千数百年前に始まった壮大過ぎる自殺は、終わりにしたい。」 『何十人も、神霊化した本当の意味のでの魔法使いとしては?』 ≪本当の意味での魔法使い≫とは、呪文も媒体も何も使わず、己の精神のみを拠り所とし、術を思考する存在である。 この世界で、それに類する術では、言術や召喚術があげられるが、似て非なるもの。 そして、今現在、純然たる魔法使いは、10人も居ない。 「魔法使いじゃないわ。 ・・・でも、たしかに、何人も犠牲(いけにえ)としてきた私としたら、終わりにしたいわ。」 『自身の記憶もだろう?』 「質問してばかりね。 でも、そうね、前世の忌わしい記憶を持ったまま生まれるのはもうゴメンね。」 シ−ニンの言葉に、永蓮は自嘲雑じりの苦笑を漏らす。 「それで、どう? あの人達の情報は?」 『まだ、入って来ないよ。 【隠者】ハサン=ザッパ−ヤと【運命の輪】翡翠の情報はね。 入ってくるのは、翡翠の都市伝説的な殺しだけだよ。』 「そう、あの人が・・・翡翠が・・いえ蘇芳さんさえ、解放できたら、私も終われるのに。」 『君は、そうもいかないだろう。 【エタ−ナル・ホ−プ】・・・レジストの指標の君が。』 「シ−ニン、あまつさえ、それに≪地獄の黙示緑騎士団≫の元NO.1とか加えたら、貴方と言えど、殺すよ? その称号は、蘇芳さんが殺される・・・人形にされる原因になった事だよ? 知らないはずがないわよね?」 殺気を膨らませ、シ−ニンにそう忠告する。 永蓮は、本当に怒り憤っていた。 『わかった。 君は、そろそろ戻ったほうがいいだろう? 長く抜けていると、気付かれる。』 「それもそうね。 それじゃ、さようなら、シ−ニン。」 殺気を収め、現れたとき同様気配もなく消えた。 『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 出て来たら、どうかな。 ・・・・・おや、逃げられた。』 シ−ニンは、そう呟く。 察するに、誰かが物陰か何処かに居たようだ。 −+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+ ユア;どうにか、大学二年になったユアです。 久遠;危ないわねぇ。 ユア;どっち? 久遠;どっちって? ユア;挨拶?話の内容? 久遠;両方よぉ。 挨拶のほうはそうでもないけど。 話のほう、結構確信ついてる上に、読み直さないと分からないような人を話題にしてるし。 ユア;たとえば? 久遠:蘇芳さんのこと。 一応説明しとけば? ユア;そうしよっか。 蘇芳さんとは、永蓮こと紫苑の夫で60年程前に、通り魔に襲われ連れ去られたうえに殺された人です。 そして、【○○の○】と繋がっています。 久遠;ネタ晴らしはダメでしょ。 ユア;まあ、ともかく。 次回以降もよろしく。 二人:それでは、また次回。 |
31324 | 更新、お疲れ様でした | GURE−TO MASA | 2005/3/30 15:05:56 |
記事番号31320へのコメント >男の方は、シ−ニン=ラセルト 或いは ≪神令書の持ち手≫のほうが通りがよい男性。 >女の方は、若槻 紫苑 或いは、≪魔本主≫のほうが通りがよい女性。 神と魔……対極な二人ですね。 >「動き出すわね。 > ≪貴方の思惑通り≫に。」 シーニンの思惑とは言った…… >『何十人も、神霊化した本当の意味のでの魔法使いとしては?』 >≪本当の意味での魔法使い≫とは、呪文も媒体も何も使わず、己の精神のみを拠り所とし、術を思考する存在である。 >この世界で、それに類する術では、言術や召喚術があげられるが、似て非なるもの。 >そして、今現在、純然たる魔法使いは、10人も居ない。 この二人も含まれるのかな? >「それで、どう? > あの人達の情報は?」 >『まだ、入って来ないよ。 > 【隠者】ハサン=ザッパ−ヤと【運命の輪】翡翠の情報はね。 > 入ってくるのは、翡翠の都市伝説的な殺しだけだよ。』 シーニンでも、手に入らない情報があるんですね。 >『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 > 出て来たら、どうかな。 > ・・・・・おや、逃げられた。』 >シ−ニンは、そう呟く。 >察するに、誰かが物陰か何処かに居たようだ。 誰なんでしょうね?マリアかな? では、次回を楽しみにしてます。 |
31327 | ありがとうございます☆ | 十叶夕海 | 2005/3/30 21:51:21 |
記事番号31324へのコメント >>男の方は、シ−ニン=ラセルト 或いは ≪神令書の持ち手≫のほうが通りがよい男性。 >>女の方は、若槻 紫苑 或いは、≪魔本主≫のほうが通りがよい女性。 >神と魔……対極な二人ですね。 対極です、考え方のほうも。 > >>「動き出すわね。 >> ≪貴方の思惑通り≫に。」 >シーニンの思惑とは言った…… それは、これから。 > >>『何十人も、神霊化した本当の意味のでの魔法使いとしては?』 >>≪本当の意味での魔法使い≫とは、呪文も媒体も何も使わず、己の精神のみを拠り所とし、術を思考する存在である。 >>この世界で、それに類する術では、言術や召喚術があげられるが、似て非なるもの。 >>そして、今現在、純然たる魔法使いは、10人も居ない。 >この二人も含まれるのかな? 昔は、含まれる能力を持っていたけど、今は、無くして、精霊使いとかの部類になります、二人とも。 > >>「それで、どう? >> あの人達の情報は?」 >>『まだ、入って来ないよ。 >> 【隠者】ハサン=ザッパ−ヤと【運命の輪】翡翠の情報はね。 >> 入ってくるのは、翡翠の都市伝説的な殺しだけだよ。』 >シーニンでも、手に入らない情報があるんですね。 いいえ、シ−ニンは知っていて入手していて、あえて黙っているんです。 > >>『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 >> 出て来たら、どうかな。 >> ・・・・・おや、逃げられた。』 >>シ−ニンは、そう呟く。 >>察するに、誰かが物陰か何処かに居たようだ。 >誰なんでしょうね?マリアかな? それは、また別の機会に。 > >では、次回を楽しみにしてます。 > はい、ありがとうございました。 > |
31325 | Re:生か死か CASE 6−28 二人の会話 或いは 刻に埋もれた真実T | 神高 紅 | 2005/3/30 18:05:03 |
記事番号31320へのコメント 紅:どもこんばんはー!!忘れた頃にやってくると言えば?でおなじみの神高紅です。 よ:ハッローエブリバディ!!今日も元気にうらめしやー!よっちゃんでだよー! ク:どうもこんばんは・・クロスです・・ 紅:では早速レスいってみよー! >『何十人も、神霊化した本当の意味のでの魔法使いとしては?』 >≪本当の意味での魔法使い≫とは、呪文も媒体も何も使わず、己の精神のみを拠り所とし、術を思考する存在である。 >この世界で、それに類する術では、言術や召喚術があげられるが、似て非なるもの。 >そして、今現在、純然たる魔法使いは、10人も居ない。 >「魔法使いじゃないわ。 > ・・・でも、たしかに、何人も犠牲(いけにえ)としてきた私としたら、終わりにしたいわ。」 ク:その終わりとは何を意味するのでしょうか・・そこにたどり着くのは・・おそらくはとてつもなく困難なことなのでしょうね・・ >『自身の記憶もだろう?』 >「質問してばかりね。 > でも、そうね、前世の忌わしい記憶を持ったまま生まれるのはもうゴメンね。」 >シ−ニンの言葉に、永蓮は自嘲雑じりの苦笑を漏らす。 よ:シーニンっちは鋭いね。 ク:知らぬが仏という言葉もありますし・・知っていることは常に幸せとは言えないんですよね・・ >「それで、どう? > あの人達の情報は?」 >『まだ、入って来ないよ。 > 【隠者】ハサン=ザッパ−ヤと【運命の輪】翡翠の情報はね。 > 入ってくるのは、翡翠の都市伝説的な殺しだけだよ。』 >「そう、あの人が・・・翡翠が・・いえ蘇芳さんさえ、解放できたら、私も終われるのに。」 よ:この翡翠ってひとがやっぱり人形ってことカナ? ク:おそらくは・・そして永蓮さんの・・・・・・ >『君は、そうもいかないだろう。 > 【エタ−ナル・ホ−プ】・・・レジストの指標の君が。』 >「シ−ニン、あまつさえ、それに≪地獄の黙示緑騎士団≫の元NO.1とか加えたら、貴方と言えど、殺すよ? > その称号は、蘇芳さんが殺される・・・人形にされる原因になった事だよ? > 知らないはずがないわよね?」 >殺気を膨らませ、シ−ニンにそう忠告する。 >永蓮は、本当に怒り憤っていた。 よ:殺気をびりびり感じるっすよ。 ク:前にも言った気がしますけど・・人には触れられたくない傷があるんです・・ >『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 > 出て来たら、どうかな。 > ・・・・・おや、逃げられた。』 >シ−ニンは、そう呟く。 >察するに、誰かが物陰か何処かに居たようだ。 よ:む!いわゆるスパイってやつですかにゃー? ク:只者ではないですね・・間違いなく・・ >ユア;まあ、ともかく。 > 次回以降もよろしく。 >二人:それでは、また次回。 紅:ではまたー。 よ:おおう!?いたの? 紅:いたよ。話についてけてなかっただけで。 ク:自分で言わないで下さい・・まあとりあえずさよなら・・ よ:ばっいばーい! |
31328 | 相も変わらず、鋭いです。 | 十叶夕海 | 2005/3/30 22:03:17 |
記事番号31325へのコメント >紅:どもこんばんはー!!忘れた頃にやってくると言えば?でおなじみの神高紅です。 >よ:ハッローエブリバディ!!今日も元気にうらめしやー!よっちゃんでだよー! >ク:どうもこんばんは・・クロスです・・ >紅:では早速レスいってみよー! ユア;ハイ、お久しぶりです。 久遠;それじゃ、返レス行きましょう。 >>『何十人も、神霊化した本当の意味のでの魔法使いとしては?』 >>≪本当の意味での魔法使い≫とは、呪文も媒体も何も使わず、己の精神のみを拠り所とし、術を思考する存在である。 >>この世界で、それに類する術では、言術や召喚術があげられるが、似て非なるもの。 >>そして、今現在、純然たる魔法使いは、10人も居ない。 >>「魔法使いじゃないわ。 >> ・・・でも、たしかに、何人も犠牲(いけにえ)としてきた私としたら、終わりにしたいわ。」 >ク:その終わりとは何を意味するのでしょうか・・そこにたどり着くのは・・おそらくはとてつもなく困難なことなのでしょうね・・ ユア:そうですね。 でも、彼女は、どういう悲劇を持ってしても達成するでしょうね。 >>『自身の記憶もだろう?』 >>「質問してばかりね。 >> でも、そうね、前世の忌わしい記憶を持ったまま生まれるのはもうゴメンね。」 >>シ−ニンの言葉に、永蓮は自嘲雑じりの苦笑を漏らす。 >よ:シーニンっちは鋭いね。 >ク:知らぬが仏という言葉もありますし・・知っていることは常に幸せとは言えないんですよね・・ 久遠;そうよぉ。 特に、永蓮ちゃんは千数百年分の記憶、前世の記憶って言うの? それを持って生まれてるからねぇ。 ユア;だから、生まれ変われたら、普通の人生を望むんです。 >>「それで、どう? >> あの人達の情報は?」 >>『まだ、入って来ないよ。 >> 【隠者】ハサン=ザッパ−ヤと【運命の輪】翡翠の情報はね。 >> 入ってくるのは、翡翠の都市伝説的な殺しだけだよ。』 >>「そう、あの人が・・・翡翠が・・いえ蘇芳さんさえ、解放できたら、私も終われるのに。」 >よ:この翡翠ってひとがやっぱり人形ってことカナ? >ク:おそらくは・・そして永蓮さんの・・・・・・ ユア;鋭いです。 そして、予想通りでしょう。 久遠;凄いわねぇ・・・。 >>『君は、そうもいかないだろう。 >> 【エタ−ナル・ホ−プ】・・・レジストの指標の君が。』 >>「シ−ニン、あまつさえ、それに≪地獄の黙示緑騎士団≫の元NO.1とか加えたら、貴方と言えど、殺すよ? >> その称号は、蘇芳さんが殺される・・・人形にされる原因になった事だよ? >> 知らないはずがないわよね?」 >>殺気を膨らませ、シ−ニンにそう忠告する。 >>永蓮は、本当に怒り憤っていた。 >よ:殺気をびりびり感じるっすよ。 >ク:前にも言った気がしますけど・・人には触れられたくない傷があるんです・・ ユア;でも、あえて触れて通らねばならない時もある。 久遠;それが、人間ってモノよね。 私には、絶対に理解できずに終わるでしょうけど。 >>『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 >> 出て来たら、どうかな。 >> ・・・・・おや、逃げられた。』 >>シ−ニンは、そう呟く。 >>察するに、誰かが物陰か何処かに居たようだ。 >よ:む!いわゆるスパイってやつですかにゃー? >ク:只者ではないですね・・間違いなく・・ ユア;・・・ん−、ニュアンス的には監視のほうかなぁ。 久遠;ある意味で、監視というよりは、記憶の混乱でしょうね。 ユア;ネタバレはダメ!! >>ユア;まあ、ともかく。 >> 次回以降もよろしく。 >>二人:それでは、また次回。 >紅:ではまたー。 >よ:おおう!?いたの? >紅:いたよ。話についてけてなかっただけで。 >ク:自分で言わないで下さい・・まあとりあえずさよなら・・ >よ:ばっいばーい! ユア;はい、では次回以降で。 |
31340 | 生か死か CASE 6−29 花蘭の過去 或いは 内心 | 十叶夕海 | 2005/4/1 23:10:04 |
記事番号31245へのコメント 結局、4年前には、私を含めて5人しか生き残らなかったんです。 ≪DIVA T T≫ 私 花蘭(ファラン) ≪DIVA T Z≫ 妹 レイナ ≪DIVA T]\≫ 弟 ル−シェ ≪DIVA U [≫ 従弟 リ−ド ≪DIVA U]T≫ 従姉 マイラ この5人以外生き残れなかったんです。 その後も、≪DIVA≫シリ−ズは作られたんですけどね。 私が、研究所を抜け出す数ヶ月前の事です。 その日 一つの死合があったんです。 私をよく思っていないDr.ホワイトのツマラナイ策略でした. 私とル−シェ君との死合でした。 私とル−シェ君は、攻撃がとても不得意で、それぞれ一つしか出来なかったんです。 私が、氷。 弟が、風。 相性的に言うならば、私は負けていたはずです。 でも、ル−シェ君はタイミング的に使えた筈なのに、使わずに、死にました。 私はここに生き残っています。 ル−シェ君でなかったら、私は死んでいたでしょう。 その後に、パリ−アさんが侵入してきて、私を攫ってくれました。 お母さん−クロスさんの情報の援護がなかったら、不可能な事だったと聞いています。 パリ−アさんは、私が『外』で暮らす為の職業として、今の花屋さんを用意してくれたんです。 でも、結局お父さんたちと少しでも繋がりが欲しかったので、情報屋を割とすぐ始めました。 偶然、お父さん−リュシカさんと逢えたのはとても嬉しかったです。 「あんなに嬉しかったのは、生まれて初めてかもしれません。」 二時間ほどで、ファランはそう話し終えた。 僅かな沈黙の後、口を開いたのは、 「なぁ、ファラン、大丈夫なんか?」 アズルだった。 「何がですか?」 ファランはそうふんわりと返す。 「昔の客に、ファランみたいな奴がおったんや。 そいつは、僕に『家族』を求めとったから、ファランもなんか思うてな。」 「『家族』・・・・・ですか?」 「それとな、僕と兄さんはファランのこと家族や思うとるからな。」 「あの、それで、質問ありますか?」 カノンとディ−ラ−は、関係者になる事を避けるかのように無言である。 ただ、一言も聞き漏らさぬようにするのみである。 「では、エンヴィ−を母だと言ったのは?」 「あっ、それ俺答えるね。 ・・・・ファランの体は、俺の細胞とリュシカの細胞でできてんの。 そこまではいいよね? そんで、人間で言う卵子の役目を俺に細胞がしてるから、役割上は俺がお母さんなの。」 ビルトヴァ−スは、とりあえず、無理矢理そう理解した。 リュシカは、こう質問する。 「確か、住み込みの店員いましたよね? 大丈夫ですか? バレてませんよね。」 「お父さん、バレるも何もフィ−ロは、人間じゃないよ。」 「じゃ、なんなんですか?」 「私に、ベタぼれの妖怪さん。」 「はぁい?」 そう聞いて、混乱するリュシカを半ば押しのけて、ビルトヴァ−スはこう質問した。 「今此処に呼べますか?」 「はい。」 ファランの返答が空気に消えるかどうかの刹那に、彼は現れた。 「店長、なんか用っすか?」 「フィ−ロ、元の姿に戻ってください。」 「いいんですか?」 最初の声は、青年らしい明るさに満ちていたが、次に答えた声は、若いながらも魅力と闇をないほうしていた。 「正式なのが必要ですか?」 「お手を煩わせるわけには行きません。」 声の主は、その言葉が終わらないうちに、姿を変える。 茶髪は闇色に、緑眸は藍眸に、白い花屋の制服は黒色のス−ツと赤布で裏打ちされた黒マントに変化する。 彼を表現するのは、ただ一文。 『黒い二十歳ぐらいの男』 先ほどまでと雰囲気すら違う。 何処にでもいそうな軽薄そうな青年と静謐な鋭さを持つ青年。 それを助長するかのように、手袋も黒小山羊製、シャツもダ−クカラ−で、唯一違うのは、顔の白さとネクタイのみであった。 「・・・・ロ二−?」 ビルトヴァ−スは、完全に変化したファランにフィ−ロと呼ばれた青年をそう呼んだ。 「ビルト姐さん?」 「やっぱり、貴方ですか? あの時、難を逃れていたんですね? 一応、心配しましたよ、キ−スの・・あの人の最後の頼みでしたからね。 探したんですよ。 よく、今更、顔を出せましたね、ロニィ?」 青年が、それを認めるとビルトはそうまくしたてる。 普段口数の少ない彼女にしては珍しい事だ。 「あの、ヴァ−スさんの知り合いですか?」 リュシカが、そう恐る恐る質問する。 「ええ。 十年程前にチ−ムはなくなりましたけどね。 私とナティアとディオラム、キ−ス、メイ、そしてこの青年−まあ当時は、16歳ぐらいの外見でしたから少年ですが、彼を死神という妖怪だと認めた上で、一緒に何でも屋をしていたんですよ。」 「いや、あの。」 そのあと その死神の悲鳴が その事務所から響いたとか響かなかったとか・・・・・・・ −+−+−+−+−+−+−+−+−+ ユア;一応、無理矢理明るめに終らせてみましたが、どうでしたでしょうか? 久遠;いいんじゃないの? 明日早いんじゃないの? ユア;そうですけど。 久遠;まったく無茶よね。 午前中一杯バイトして、2時に後輩と待ち合わせして、講演会行くなんて。 ユア;好きな演出家さんなんですよ。 久遠;ともかく終りましょ。 二人;それでは、また次回で。 |
31358 | 生か死か CASE 6−30 次戦 あるいは 逢うべくもない血縁 | 十叶夕海 | 2005/4/8 22:46:35 |
記事番号31245へのコメント SIDE:ルナ救出組 その次の部屋にいたのは、月陽と私・永蓮、紅蓮と呉葉、ロスには馴染みのアル人物−だったモノだ。 紫青の短い髪と感情のこもらない冷たい赤の瞳、黒づくめの二十代といったとろだろう。 私の家と私の昔の仕事に関わった事のアル奴らには見知った顔だった。 「・・・・父さん。」 「イや、あレハ30年程前ニ死んダ貴方の伯父サンでスヨ。」 対≪アマスガス≫の不確定事項はこれか・・・・。 私は、とことんカミサマとやらに嫌われているらしい。 「月陽、他の皆も下がってて。 私が戦うわ、ケジメとして。」 私は、穏やかにそう言う。 あの時に、慎一郎の兄の謙一郎を≪アマスガス≫に、一時的にせよ、引き渡してしまったのは私が原因だ。 「永蓮さん、いや大伯母さん。 俺にやらせてくれ。 俺の伯父さんってことは、先代の≪ウィスパ−≫ぐらい倒せないとあいつを殺せないだろ?」 「あいつって?」 「≪エンヴィ−≫ 父さんと母さんを殺すように命じた黒幕。」 やっぱり、葵の・・・妹の孫だね。 無鉄砲な所もあるけれど、それでも人の心を思いやれる。 いい子だ。 本当にいい子だ。 「じゃ、行って来な。 死ぬんじゃないよ、絶対に。」 「もちろん。」 「お兄さん、名前は?」 「・・・柘榴。」 「ふ−ん、じゃ闘りましょうか?」 「≪我 言術師 言霊による戦闘を選ぶ≫」 「≪オレは 言術使 言葉による戦闘を行なう≫」 「≪死を運ぶ鎌(デスサイズ)≫」 「≪炎竜の尾鞭(フレアドラゴン・テイル≫」 対極の言術武器を具現化したか。 前者は、近・中距離用で、氷系の属性。 後者は、中・遠距離用で、炎系の属性。 私はとっさに、呉葉、アクア、リインに結界を私達の周りに張るように言った。 余波だけでも、物理的破壊力を持つ代物だからだ。 系統が、違う故にあまり詳しくは伝わってはいないが、あの二つの武器をふくむ五つの武器は、ハイレベルな言術師でないと使うことはおろか、具現化させることすら難しいらしい。 それだけ、この言術戦はハイレベルなのだろう。 そして、古今東西、ハイレベルな戦いは一瞬の攻防で決まるのが常である。 「≪炎蛇の舞≫」 「・・≪死月刃≫」 月陽の周りに、炎蛇がとぐろを巻けば、 柘榴の周りには、氷の三日月が飛ぶ。 「うなれ、炎蛇。」 「・・・・斬れ。」 その結果、月陽は負けた。 炎蛇は結局、三日月を増やすに終った。 そして、月陽は、身体中を切り裂かれ、自身の血の海に倒れ付す。 「・・・・・・加勢します。」 倒れて動けない月陽にトドメを刺そうと柘榴が鎌を振りかぶった瞬間だった。 「月陽、大丈夫かっ!!」 不知火とブライアン=ロ−ズが割って入った。 「・・・・ロ−ズ、先に月陽を永蓮の元に運んでください。」 「わかった。 でも無茶すんなよ,もう歳なんだからね、不知火?」 −+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+ ユア;さて、助かるんでしょうか、月陽。 モイラ;・・・その前に、僕が何で、別の作品の後書きを? ユア;(↑は、上の「孤独な涙」の語り部です」 相手にしやすい。 それに・・・・ モイラ:それに? ユア;からかいやすい。 モイラ;・・・あのなぁ。(脱力して) ユア;いいじゃないのさ。 で、どうなの? モイラ;なにが? ユア;月陽。 モイラ:何で、僕が? ユア:私、作者。 君、語り部。 モイラ:知るか、他の作品まで。 ユア;・・・埒あかないねぇ。 モイラ;終ってくれ。 ユア;そう、それでは、また次回で。 モイラ;ばいばい。(脱力して U) |