◆−All was Given 〜前書き〜 −久賀みのる (2005/4/1 23:03:57) No.31338
 ┗All was Given 〜13〜−久賀みのる (2005/4/1 23:06:45) No.31339
  ┗フ◯リス神殿頑張ろうマニュアル(笑)−エモーション (2005/4/2 21:32:29) No.31343
   ┗こっちのは「頑張れ」と命令形です(笑)−久賀みのる (2005/4/3 22:24:37) No.31348


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31338All was Given 〜前書き〜 久賀みのる E-mail URL2005/4/1 23:03:57


 梅は咲いたか桜はまだか、春も名のみの日々も明け、
晴れて鶯もさえずりだして、暦はもう――四月――

 ごめんなさい。結局一月休載してしまいました(平謝り)

 登場ついでに謝り倒しつつ、皆様いかがお過ごしでしょうか、久賀みのることのりぃです。
 いや、今回は本当にきつかったんですよ!!
 なんだか知りませんが重度のスランプに突入し、とにもかくにも書けなくなっておりました。
 おかげで今回の更新も中途半端に無理やり感が漂っております(汗)

 さて、今回は本編に戻りまして、13章目でございます。
 もっとも実質あまり本編進んでおりません。マックの正体もばらせませんでした。
 分量も軽めの6300文字。おそらく章あたりでは最短記録ですね。
 なにやら既視感があるなーと思ったら9章とノリがほぼ同じだったりするあたりもまた一興。
 …………いーのかそれで。あんたら(汗)

 次章は結構派手に進む予定です。
 とは言え、5月分は休載させていただきます。ごめんなさい。
 ずるずる遅らせるよりは休んでしまった方が精神的にいいもので。
 実際に5月以降の連載がどうなるかは、判明した時点でツリーの最後にこそっと書き足させていただきます。

 なお、前回と同じく、「宣伝レス」、「対談型レス」、「全文引用レス」はご遠慮願います。
 またあらすじなどは書いていませんので、先月分までの話を読みたい方は、
著者別の「久賀みのる(のりぃ)」のリストからとんでくださいね。
 上記のHPリンクから自サイトに飛んでいただいても読むことは可能です。

 いつものごとく長い前書きに付き合って頂いてありがとうございます。
 それでは、本文をどうぞ。

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31339All was Given 〜13〜久賀みのる E-mail URL2005/4/1 23:06:45
記事番号31338へのコメント

                            All was Given 13
                             〜Cross Road〜

 
 クレイス・バリスタナトスは、こりないめげないのが身上である。
 多少の断絶こそあれ結構付き合いの長いデューンでも、クレイスが冗談抜きにまともにヘコんでいる姿を見たことは数えるほどしかない。ちなみに最後に見たのは九年前で、飼っていた老ネコがいなくなって探し回った時だった。
 以来、彼が落ち込んでいるのを見た人間はほぼいない。のみならず、実は彼自身すら心底ヘコんだ記憶がないと言う体たらくである。「何故ヘコまないのか」と聞かれれば、「何でそんなこと聞くのさー」と逆に聞き返すところだろう。呆れられたり心配されたり何を間違ったか羨ましがられたり、他人の反応は様々なのだが、当人いたって涼しい顔である。
 現実どうかはさておいて、それが自分の素なのだと、彼は信じている節がある。事態を茶化したがるのは真面目に考えるのが向いてないからだし、人をしょっちゅうからかっているのはそれが面白くて仕方が無いからである。人を疑うのはやっぱり気分的に楽しくないからやらないわけだし、難解な問題を眺めていると、さじかコインかどちらかを投げずにいられない。そんな自分を自身では結構エゴイストだと思っているのだが、意外にそうは見られないのである。
 つまり、世の中結構真面目タイプの人間が多いのだ。だったらたまには不真面目なヤツがぼーっと歩いててもいいんじゃないでしょーか。
 だから、クレイス・バリスタナトスは、こりないめげないのが信条である。「明日は明日の雷が鳴るー」と吹いてツッコミ待ちを続けるのである。毎日は面白い方がいいと思うし旅は楽しい方がいいと思うのである。まして、結局名前を教えてももらえなかった村を出てから、微妙に微妙な間柄と化しているデューンとマックのそばになどいた日には、隙あらば間を取り持ってしまおうと一人盛り上がってしまっていたりするのである。
 
 
 「と、ゆーわけでっ! やってきましたナントカ街道! 名前忘れた!」
 「何でそこまで盛り上がっといて名前忘れられるんだ。てめぇはよ。」
 「っつーかとりあえず現在地がわかるとこまで来たんだしよ ――
 ――これからどーすんだ?」
 「っててめぇも何にも考えてなかったなコラ」
 「んー、ここから南西に下ってデクストリアなんかどうかなーって。
 お祭りは終わっちゃったみたいだけど、観光名所もいっぱいあるみたいだし。他のとこにいくにもここを経由していった方が便利みたい」
 「そか。じゃあこっから別行動だな」
 「え? あれ?」
 
 一人盛り上がってしまったところにさらっと言われたそのせりふ。
 クレイスは思わず一瞬言葉に詰まり――
 
 「ザ・叙事詩(サーガ)の王道シーン! 別れ話は突然に!!」
 「拳握って何勝手にタイトル付けてんだコラ!!」
 「てか普通ラブストーリーじゃねぇのかそれ! 別れ話かよ! いきなり終わんなよ!!」
 
 
 間髪一つでボケ倒す彼であった。
 
 
 
 「――……と、まあ冗談はさて置いて」
 「…………てめーの冗談ってなさて置くまでにどんだけ時間がかかんだよ……」
 山間の村跡から細道をたどり、街道まで出てきたばかりの彼ら。そこここにある飯屋の誘惑に勝てるはずもなく、話がもとの話題に戻ったのは、怒涛の勢いで昼飯をかっこんだ後だった。
 ちなみにかっこんでいたのは主に子供二人である。マックは未だにちょっと呆れた目を彼らと空いた皿に向けていた。この年頃の少年が二人ならまあそれぐらいは食べるものなのかもしれないが、何とはなしに目の前で早食い競争でも見せられたような気がしている彼女である。
 そんな光景を見ながらメニューの果実酒を上から順に空けていた彼女も彼女で妙な客だったが。
 「――ま、別にいーけどな。
 ガキの飯代ぐらいは持ってやるさ。じゃっ。せーぜー達者でな」
 「って展開速っ!!」
 「引き止めるってんならてめーらがおごれ。」
 「マックー! ありがとー! げーんきーでねー!!」
 「友達思いなんか薄情なんかどっちかにしやがれ!!」
 「気にすんな。マック。」
 こっちはこっちでまた呆れた目をマックとグラスとクレイスと、それぞれに向けながらデューンが言う。
 「どーせごね得で両取りを狙ってるんだし」
 「ああっバラされたっ!? 酷いやデューン!!
 ペナルティで今回はデューンがおごるとゆーことで」
 「何でだっ!?」
 「…………なぁお前ら。
 ちっとも冗談さておいてねーよーな気がすんのはオレの気のせいか?」
 「…………じゃあ真面目に見送ってやるから一つ真面目に答えろや?」
 日常会話の続きのようにデューンがマックに平然と言う。
 
 「俺らこれからてきとーに大陸観光に行くから。どこに行けば一番いいと思う?」
 (ぶっ!?)
 表情にはかろうじて見せなかったが、内心マックは泡を吹いた。
 
 実際、これはかなり嫌な質問である。
 観光に行くからいいところを教えろという。それ自体は別に普通の会話である。彼女は大陸生まれでもあるわけだし、行ったことが無かったとしても名所の一つ二つ、名前ぐらいは言えるだろう。
 ただ、彼女の立場としてはそれは困る。正確に言うなら、彼らがどっかで遊びほうけている間に事態がどんどん転がってしまうのが困るのである。逆に言うなら、動きつつある状況のど真ん中にぽーんっ、と彼らを放り込んで、事態を細かに観察しつつ、あとは野となれ山となれ、と言うのが理想的な計算図だ。
 ただし、だからといって事態の中心を指定するわけにも行かない。彼女自身にもいまだ状況の全てがつかめているわけでもないし、例え全部がわかっていたとしても、そんなことを話すわけにもいかない。危険性や正義や倫理のためではなく、純粋に彼女の保身のためである。人の持っている情報は、逆説的にその人間がどのような立場にいるかを示すのだ。「ネズミの巣の探し方を知っているのは、ネズミかネコだけである」と言うことである。正体を伏せておきたいなら、ネズミの巣の場所も探し方も話すわけにはいかない。
 そして彼が「真面目に答えろ」という。彼が彼女に疑惑を持っていることを彼女は知っている。そして彼が彼女に疑惑を持っていることを彼女が知っていることを彼は知っている。なおかつ、何らかの理由で彼女が彼らを誘導しようとしていることを彼は知っている。
 つまりこの質問は、デューンがわざと誘導されようとしている質問なのである。あるいは、デューンがわざと誘導できるような隙を見せている質問である。どの方向にどういう形でマックが情報を晒して誘導をかけるかによって、彼女の正体が何でどの立ち位置にいるのかを割り出そうとしているのだ。
 当然のことながら、彼女の言った場所に彼らが行くとは限らない。情報の裏を取って身元を洗うだけ洗われて、なおかつ全く思い通りに動かない可能性もある。しかしここで黙っていればデューンだけで無くクレイスの不信も誘うだろうし、適当に関係のない観光名所などの名前を挙げたら、確実に思い通りに動くまい。何せ本人が「てきとーに大陸観光に行く」と明言してしまっているのである。
 
 つまりは、事態の展開に関わる情報をどこまで渡すかということ。
 あるいは、自分の身元に関わる情報をどこまで渡せるかということだった。
 
 
 「………………」
 「………………」
 そんな情報戦を日常会話の中でいきなりぶつけるのはちょっとどうかと思う。と言うかぶつけられるとは想像だにしていなかった。
 「……なあ。デューン」
 「何だよマック」
 「…………お前交渉事苦手って言ってただろ前。アレ嘘だろ。」
 「いや、貸し借りとか協力要請とか仕事の責任のなすり付け合いとかマジに苦手だぜ? 俺。
 情報戦とか手札の読み合いならまだ何とかなるけどよ」
 「……言い直す。なあくそデューン」
 「何だよぼけマック」
 「お前どっかで『名取調人(とりしらべにん)』とか言われたことねー?」
 「誉めるなよ」
 「誉めてねーよ」
 「いや悪かった悪かった。じゃあカツ丼代わりにここの勘定持ってやるから」
 
 
 マックは撃沈したようだった。
 
 
 
 「シニストラル、ね。確かデクストリアの姉妹国だったな」
 「………………ねえデューン。」
 「何だよクレイス」
 ちょっとすすけた背中を見せて、マックが店を去った後。
 デューンとクレイスもまた店を出て、てくてくと道を歩いていた。
 「黙ってはいたけどさ、やっぱり友達相手に『グラディエルス警備隊頑張れマニュアル』使うのは良くないと思うよ。
 よりによって団長直筆じゃん。あの取調べマニュアル。」
 「別にいいじゃん。犯罪やらかしたわけじゃないんだし」
 「いや……そーゆー意味でも無くてさ…………」
 「俺だって適当なところで勘弁する気だったぞ。
 『すいません兵士さん私がやりました』って泣きが入ったらって意味だけど」
 「……………………ねえデューン」
 「おう。さっきから何なんだよマックといいお前といい」
 「ひょっとしてさ、村のこととかその後何も話してくれなかったこととか。
 ――そーとー頭来てた?」
 「いんや全然。」
 「…………………………」
 「ま、気にすんなよ。
 今ので凄い気が晴れたから、明日ばったり出くわしてもちゃんとトモダチになれそうな気がするし」
 「………………うわ〜〜〜………………」
 「おっし!! じゃあ爽やかにデクストリア行くぞー!
 そっからシニストラルに回る。結構遠回りだけど情報の裏もきちんと取らねぇとだしな」
 (……………………マック。なむ。ごめん。間を取り持つのは僕には無理でした。いやマジで。)
 久々に楽しげに道を行くデューン。こっそり後ろで幸運を祈るクレイス。
 道はなおも遥かに遠かった。
 
 
 
 数日後、彼らはやはりてくてくと、長い街道を歩いていた。
 デクストリア。地図上にはデクストリア皇王国と記されている。正式名称はもっと仰々しく長ったらしい物なのだが、デューンもクレイスもそこまでは覚えていなかった。
 住民人口自体はそう目だつものでもないのだが、一方で旅行で訪れる総人数がずば抜けている国である。特に首都であり、かつ大陸の基本宗教の聖母真教における総本山である、ヴェールムの街は世界随一の観光都市として名高い。
 だがこの街、入るのが少々面倒な街でもあった。
 「えーっと、ここが待合所だね」
 「ほんとにあるんだな」
 「それで…………あっちから砂煙立てて来るのが護衛団だね…………」
 「ほんとにあるんだな………………」
 戦車(チャリオット)である。鎧を着けた馬二頭に引かせた棘つきの馬車に兵士が乗った、非の打ち所のない戦車(チャリオット)と馬車が整然と列をなしていた。
 街道の一角が封鎖され、見張り塔が立ち兵士が歩き、 戦車(チャリオット)と馬車とにつながれた馬のいななきとひづめの音が響く。ここだけ見れば戦時下だと言っても通じそうだったが、道の反対側には待合小屋があり、行商人や巡礼者が和やかに会話を楽しんでいた。よくよく見ると戦車自体も、頑丈であると同時にきらびやかに映えるようなデザインになっている。
 これがヴェールムの街への入り口だった。同じような出入り口が、他にもいくつかあるらしい。実際の街はここからしばらく行ったところにあるのだが、そこまでの道が危険なので国のほうが護衛を出しているのだ。歩きで来た者は戦車(チャリオット)に挟まれて来た馬車に乗って、馬車で来た者はそのまま 戦車(チャリオット)に挟まれて、第三城壁の内側まで通されることになる。
 「ってガイドブックに書いてあったから知ってはいたけど……
 ……いい装備してるなぁ……予算いくらかかるんだろ……」
 「考えるなよ。悲しくなるから。」
 無論、伊達や酔狂でこんな出費をしているわけではない。ヴェールム、ひいてはデクストリア皇王国全体は、観光国家であると同時に昔から非常に魔物の出現率の高い地域でもあるのだ。護衛団の派手な色彩は、観光客の目を引くパフォーマンスというだけでなく、この先の草原に多く生息する他で見ないような凶悪な魔物を威嚇するためのものでもあった。ここ数年はやや出現率が下がり気味ではあるのだが、人命と物流の生命線と、観光都市としてのイメージに直結する問題である。かくして出費を削るわけにも行かず、大臣達が治安と予算に胃と頭を痛める日々が続いていると言う。
 とはいえ、いくら無い方が財政的に健全だと言われても、目の前できらびやかな贅沢品を見せられればついつい目で追ってしまうのが人情と言うものである。
 「……鞘の鍍金がしっかりしてるなぁ……アレって実は自腹だったりしないのかなぁ……」
 「……落ち込むから止めろって。馬車来たぞほら」
 ある意味これが見たかったのもデクストリアに来た一因とは言え、見なきゃ良かったかもと考えないでもない二人だった。
 
 
 
 別に自分は嘘をついていないとマックは思う。
 シニストラルに行け、とは言った。シニストラルのどこに行け、とは言っていない。シニストラルというのは一応一つの王国なのだが、内部が細かく領国に分かれていて場所によって全く雰囲気が違うのだ。
 別行動だな、とは言った。別のところに行く、とは言っていない。デクストリアに一緒には入らないと言うだけである。向こうでひょっこり会ってしまう可能性だって一応はあるわけだ。
 ――会わない方がお互いのためだとは思うが。
 (……でも会う時には会うんだろうなー……)
 それが彼女の、彼らに触れた上での感想である。
 彼らは、真っ直ぐに過ぎるのだ。一本気で単刀直入で問答無用に過ぎるのである。おまけに選ぶ進路まで真っ向勝負の最短経路を通りたがる。それだけのヤツなら珍しいことではないのだが、困ったことに彼らは、それで全部を押し切ってしまえるのだ。理論行動共に常に完全武装しているからとはいえ、それが可能でも普通はそこまで力押しには走らないものだと思うのだが。
 (…………ま、そーゆー「コト」なんだと思うけどな)
 作業を続けながら、彼女は内心で肩をすくめる。どう見ても縛られているようには思えない 勇者(バインデッド)。彼らが道を譲らないなら、いずれまた会うことになるのだろう。曲がりくねった道を行く者は真っ直ぐの道を選ぶものと鉢合わせするものだ。まして彼らは、元からある道を駆けて来るのではなく、道無き道を踏破し、粉砕して進んでくるのである。
 「――ま、オレはオレの道を行くまでさ」
 口元に笑みを浮かべなおし、点検を終えた拳銃をしまう。つなぎの上から新しい白衣、額にバンダナを締めた彼女は、どこからどう見てもいつもの彼女だった。
 見上げれば空はどこまでも高く、太陽が真っ直ぐに影を落としてくる。風も無く草原が見渡せる今日は――絶好の突撃日和であった。
 「さ――って、強行突破行くぞ!
 目指せ 死人(しびと)が原縦断国境破り!!」
 
 
 
 道無き道を真っ直ぐに踏破するのがデューンとクレイスだとするならば。
 曲がりくねった道を強行突破してしまうのがマックのスタイルなのだった。

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31343フ◯リス神殿頑張ろうマニュアル(笑)エモーション E-mail 2005/4/2 21:32:29
記事番号31339へのコメント

読みながら、某リプレイ思い出しました。>グラディエルス警備隊頑張れマニュアル
……あれ、やっぱりイリーナパパお手製かなあ……。(クリス兄さんだと、
ひたすら力押し推奨になってそうだし)

のりぃさん、こんばんは。
黄金犬鷲のホーム戦2連勝で盛り上がっているこちらでも、梅がやっと咲き始めました。
桜は4月末でしょうねぇ……。
スランプ……。確かに異様に書けなくなりますよね。書けないと言うか、
ネタもオチも話の筋もきちんとできているのに、何故か言葉や文章が出てこない!
……と言う……(汗)
ただ、スランプ以上に、今年の3月〜4月は特に忙しくて当然だろうと思ってました。
どちらも、気分転換しつつ、鋭気を養ってくださいませ。


さて、前向きといえば前向き……なんでしょうね、クレイスくん。
同じエゴイストなら、周囲も自分もひたすらマイナス方面へ持ってくよりは、
「みんなで幸せになろうよ(by後藤隊長)」な方がマシだと思いますし。
そんな中でのマックさんの別行動宣言。
マックさんとしては、堂々と入っても平気な場所とそうでない場所があるのかなと思いましたが、会話に笑わせていただきました。

> 「ザ・叙事詩(サーガ)の王道シーン! 別れ話は突然に!!」
> 「拳握って何勝手にタイトル付けてんだコラ!!」
> 「てか普通ラブストーリーじゃねぇのかそれ! 別れ話かよ! いきなり終わんなよ!!」

……ラブストーリーで別れ話……。確かにデューンくんとマックさん。
性別だけでみれば間違ってませんね。関係的には激しく違ってますが(笑)
そう言えば、サーガでは旅立ちや出会いも突然ですね。

会話でのデューンくん。隊長お手製マニュアルを、きっちり身につけているのはさすがです。
こういうのも場数踏まないと、案外身に付きませんしね。
マックさん。その後の様子から察するに、かなりギリギリのラインまで、
譲歩するしかなかったようですね。
それでも、最高ランクの防衛ラインは突破させなかったようですが。

たどり着いたデクストリア。観光と商業の流通で成り立っている国であれば、
人の行き来を無駄に止めることはしなくても、警備などの面は厳しいでしょうね。
迂闊なことをすれば、すぐに兵士が飛んできそうです。
……大丈夫かな、デューンくんとクレイスくん。

この国で、二人にどんなことが起きるのでしょうか。マックさんとの再会の日ともあわせて、
楽しみにお待ちいたします。

相変わらず妙な感想になってしまいまして申し訳ありませんです。
それでは、今日はこれで失礼します。

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31348こっちのは「頑張れ」と命令形です(笑)久賀みのる E-mail URL2005/4/3 22:24:37
記事番号31343へのコメント

 元ネタは本当にそこだったりするのです(笑)<某リプレイの某マニュアル
 順当に考えればパパさん作成でしょうけど、
よく考えるとあのマニュアル自体も結構力押し多かったんじゃないかと(笑
 ……9巻が衝撃的でした。某リプレイ。

 ってなところでこんばんは。久賀みのることのりぃでございます。
 励ましのお言葉ありがとうございます。甘えさせていただいたりします。多分(何)
 
>クレイス・ザ・ハッピーボーイ(笑)
 TRPGの私の持ちキャラで「ハッピーボーイ」なる二つ名のヤツがいるのですが、似てるのでつい(笑)
 なんのかの言っても、やっぱり「いいひと」なんですよね。クレイスは。
 ……いや、マックやデューンが悪人だと言ってるわけでは……
……無いはずなんですが(←自信なくなった)

>「おるぎぶ珍プレー好プレー大賞2005年夏候補場面っ!」
>「拳握って何勝手にエントリーしてんだコラ!!」
 ……以上、NG集より改変してお送りしました(をい)
 デューンとマック、確かに性別的にはラブも別れもありのはずなんですが……
いかんせんマックがあーなので(とほほ)
 サーガや物語だと、下手にまた会う約束をすると死にフラグが立ったりしますよね(ぇ)
 
>「現役騎士団長執筆!警備兵必読の書!今なら直筆サインもついてます」
 実際にこんな宣伝文無いと思いますけどね。あったら嫌ですねー(こら
 やっぱりデューンはこういう理詰めのシーンに強いです。
 マックはどっちかって言うと、「洗いざらい吐かされた」よりは「反抗する気も無くなった」に近いかと。

 次回、デクストリア編ですね。
 観光・流通の面以外にも、「最も魔物の出現率の高い地域の一つ」であるため、
軍事的にも結構つぎ込んでる国ですから、騒ぎを起こすと色々大変ですねぇ(邪笑
 ま、頑張っていただきましょう。

 では、次回がいつになるかは分かりませんが、またお会いいたしましょう。
 今後の予定は分かり次第付け足させていただきます!
 それでは今回はこのあたりで。感想ありがとうございました!!