◆−ある愛の光景〜春だ一番!バカ義兄弟編〜−棒太郎 (2005/4/3 21:29:39) No.31347 ┣プロジェクトS〜挑戦者たち(笑)−エモーション (2005/4/4 20:29:21) No.31351 ┃┗風の中のす〜〜ばる〜〜♪−棒太郎 (2005/4/5 21:19:37) No.31354 ┗ある愛の光景〜人の恋路を邪魔する奴は――編〜−棒太郎 (2005/4/19 11:37:41) No.31387 ┗「お客様。園内でのコスプレはご遠慮下さいませ」−エモーション (2005/4/21 21:58:13) No.31390 ┗「これはきちんとしたスタイルなので無問題です」−棒太郎 (2005/4/22 09:05:09) No.31391
31347 | ある愛の光景〜春だ一番!バカ義兄弟編〜 | 棒太郎 | 2005/4/3 21:29:39 |
こんばんは、棒太郎です。 3月は仕事が集中して、ひと月も間が空いてしまいました。 まあ、おかげで計上利益は前年比を悠に越えたのですが、なにせ疲れました・・・・・・・・だって最後の最後で・・・・・・・・・・・893の客はいらんのじゃーーーーー!!! とりあえず、リハビリを兼ねての短い話でも書かせていただきます。 『闇黒の断章』も忘れてませんよ。 ************************************* 『ある愛の光景』 〜春だ一番!バカ義兄弟編〜 「春だなぁ」 だんだんと暖かくなってくる日差しを感じてガウリイが呟いた。 「ま、そうよねぇ」 リナが気のない返事を返す。 「暖かくなってくるよなぁ」 「花粉が飛ぶわよねぇ」 「春らしい色合いが増えてくるよなぁ」 「今年は30倍なのよねぇ」 「・・・・・・・・・・・・・」 「花粉症が激増するって話よねぇ」 「・・・・・・・・・・・・・あのな、リナ」 「やんなっちゃうわよねぇ」 ガウリイの声を無視して呟くリナに、ガウリイは眉間を押さえる。 (ダメだこいつ・・・・・全っ然わかってないな) ハァと溜息をつく。 そう、もう季節は春なのだ。 道行く人々の服装も、春らしい色合いのソレに替わっている。 脳みそクラゲ、脳みそプリンなどと呼ばれているガウリイといえども、やはり目の前の少女の春物衣装を見てみたいと思うのだ。 だからそれとなくニュアンスを漂わせているが、当の本人といえばこんな感じだった。言葉の含みをまったく分かっていなかった。 色気よりも食い気が優先するリナを、このときだけは恨めしく思うガウリイだった。 「うふふ・・・・・ガウリイさん。そんな遠まわしな言い方じゃリナは気が付かないわよ」 そんな2人の様子を見て、ルナがクスリと微笑んだ。 「はぁ・・・・ま、そうですかねぇ・・・・・」 「む・・・!なによ、なにかあたしのことバカにしてんの?」 「そんなことないぞ・・・・・ところでルナさんも替えられないんですか?」 「私は・・・・・・そんなオシャレ似合わないから―――――――――」 とそのとき、 「は〜〜い皆さん、元気ですかぁ!!」 勢いよく扉を開けて、1人の青年が入ってきた。 どこぞのハードゲイのように、リッキー・マーティンの曲をBGMに背負っている。 「あ、タイタス」 ルナが恋人の名前を口にする。 「い、いや・・・・タ、タイタスさん・・・・・・・」 リナも半ば引いた声を上げる。これで「フゥ〜〜〜〜〜!!」と奇声を上げられたら、リナはそこらの壁に啄木鳥の如く頭を叩きつけるだろう。 「いや〜〜、春なのでちょっと陽気に参上してみました」 そう言うと、よいしょと担いでいたバッグを下ろした。 「今日はお二人にプレゼントを持ってきたんですよ」 「「プレゼント?」」 「ええ、折角の春模様ですし、服もソレらしくと思いましてね。我がゴーメンガーストが誇る一品をいくつかチョイスしてきました。是非、袖を通してみてください」 タイタスがバッグの中から、服を取り出す。 「タイタス、気持ちは嬉しいけど、私にはそういう可愛らしい服は似合わな―――「ルナさん」 ルナの言葉を遮って、タイタスがじっとルナを見つめる。 「自分をそんなに卑下してはいけません。貴女のその美しさに何が似合わないというのですか。それに愛しい人に更に美しくなってもらうようにするのが、男の甲斐性というものです」 ガシッとルナの両手を握り締めながら、真摯な瞳を向け、熱弁を振るうタイタス。 「タ・・タイタス・・・・・・」 その瞳に当てられ、頬を赤らめながら瞳を潤ませるルナ。 「ガウリイ君!君もそう思うだろ?」 「え・・?あ、はい、そう思います!」 いきなり自分に振られて、不意を突かれたが、ビッと受け応える。 「と、言うことで、リナちゃん。君も一緒に着て下さいね」 「え!?ア、アタシも!?」 「さあさあ、早く着替えて、着替えて」 そう言って、隣の部屋に押し込まれるリナとルナ。 しばらくして―――――― 「タ、タイタス!?な、なによこれっ!?」 「ちょっとタイタスさんっ!?」 血相を変えて二人が飛び込んできた。 「うおっ!リナ、それは――――」 「いや〜〜〜〜、お似合いですよ、お二人とも」 ふたりが着ている服―――それぞれ白と黒のゴスロリ調の服であった。 「ちょっとタイタス!こ、こんな服、私が着てもイタイだけじゃない――――」 そうルナが叫んだとき、「喝ーーーーっ!!!」とタイタスが叫んだ。 「ルナさん!先程も言いましたが自分を卑下してはいけません!!人の美しさは外面だけではありません!!真に美しい人は、着ている物に負けたりなどしません!!先入観だけで自分を貶めることは返って悪徳です!!!」 まるで独裁者のようなカリスマ力を放つタイタスの熱弁に、ルナは「そ、そう?」とあっさり引き込まれてゆく。 流石はゴーメンガースト城の当主といったところか。伊達に超個性的な集団をまとめてはいない。 「リナちゃんもわかったね!?」 「え、あ、は、はい!」 なし崩し的にリナにも認めさせる。 (流石です・・・・お義兄さん!!) その手練にガウリイが感嘆の念を浮かべる。 「―――――と、いうことで次はこれを着てください」 と言って、また一着二人に手渡す。 二人が着替えに行って、しばらくして―――― 「タ、タイタスーーーーーっっっ!!!??」 「タイタスさーーーーーん!!!???」 先程以上の怒声を上げながら、二人が飛び込んできた。 そこでガウリイが目にしたものとは!! 「・・・・・・・・・・」 くるりとガウリイがタイタスのほうを振り向いた。 目があうと、タイタスがフッと笑みを浮かべた。 「お義兄さん!!」 「義弟よ!!」 ガシッとハイタッチよろしく、天高く腕を組み合わせる。 そう、リナとルナの着ている服は、ピチッと体のラインが強調された超ミニスカ服だったのだ。胸元も大きく開いている。 ちょっとでも動くとスカートの中の魅惑の代物が見えそうだった。 ウ〜〜〜〜と顔を赤らめながら、バカ二人を睨むルナとリナ。 「タイタス!いくらなんでもこれはセクハラよ――――「ルナさん!!」 またもやガシリとルナの両手を握り締め、真摯な瞳を向けるタイタス。 「貴女の美しさは紛うことなき芸術なのです!その芸術を更なる至高のものへと高める事が私に課せられた勤めなのです。男の甲斐性なのです!!その美の結晶を何も磨かぬまま放っておくことこそが罪なのです!大罪なのです!!そう、禁断の知恵の実を食べたアダムとイブの罪のごとく!!」 大仰な仕草をしながら、熱く熱く熱弁を振るうある意味バカ。 しかしまたしてもルナはタイタスの熱弁に引き込まれてしまう。 (すげぇーな・・・・赤の竜神の騎士をああもそこまで―――――) 赤の竜神の騎士をいとも簡単に手玉に取るタイタスに、ガウリイは尊敬の念を浮かべる。 「タイタスさん!!これはいくらなんでも許さないわよ!」 怒りが沸点に達したリナが、ドラグスレイブを唱えるが、 「リナちゃん、パンツ見えるよ」 「へ?っきゃああああああっっ!!!」 タイタスの一言で、リナはスカートを押さえ床にへたり込んだ。 (すげぇーな・・・・あのリナをたった一言で戦闘不能に―――――) あっさりとリナを撃沈した義兄に、崇拝の念を浮かべるガウリイ。 坂道を転がるような勢いで調子に乗ってゆくバカが次に取り出したのは、 「次はこれをいってみようか」 「ぬおっ!?お、お義兄さん!そ、それは!?」 「ふっふっふ、これぞ本日の至極の一品。スーパーセクスィーランジェリー!!」 「な、なんとぉぉぉ!?」 「うむむ・・・・それともこの際どい角度の超ハイレッグ水着がいいか・・・・・」 うむむむむ、と手にした品を比べる。 「しかしどちらにしてもパラダイス――――『死ねっ!!!このボケナス愚弟!!!!』 その瞬間、二人の脳天に、巨大100tハンマーがめり込んだ。 「痛ぅぅぅ!!って姉上!?」 「タ〜〜イ〜〜タ〜〜ス〜〜〜、な〜〜にやってるのかしら〜〜〜〜〜?」 某世紀末覇王の如きオーラを発しながら、拳をバキベキと鳴らすフューシャが立っていた。 「い、いや何をしていると訊ねられたら・・・・・・・・・・・男の浪漫?」 「死ね」 「はっはっは。いや〜〜〜まいったね。まさかほんとにこんなことやるとは」 「・・・・・・・そっすね」 呑気に笑うタイタスに、ガウリイが溜息をついて相槌を打った。 二人は芋虫の如くぐるぐる巻きにされて木にプラーーンと吊るされていた。 「春先とはいえ、夜は冷えるね〜〜」 「・・・・・・・そっすね」 しかし――――となにやらタイタスがごそごそと取り出す。 取り出したのは一個のオーブだった。 「それは・・・・・・?」 「ふっふっふ、これは映像記録用のオーブ。姉上もこれは見つけられなかったようだ」 ニィッと笑みを浮かべるタイタス。 「記録用?ま、まさか――――」 「そう!これにはあのときの彼女達の御宝映像がきっちりばっちり収まっているよ!!」 「お義兄さん!!」 「お義弟よ!!」 バカの宴はまだまだ止まらないようだった・・・・・・・ 〜おまけ〜 「あ〜〜〜、エライ目にあった・・・・・・姉ちゃん入るわよ――――」 と、リナの目に飛び込んできたのは、 「あ、あの・・・・・・ね、姉・・・ちゃん・・・・?」 タイタスの持ってきた服を広げ、ソレを着ながら鏡の前でいろいろセクスィーポーズを決めているルナの姿だった。 「い、いや!その――――」 リナが口を開いた瞬間、こめかみを掠めてルナの剣が壁に突き刺さった。 「リ〜〜〜ナ〜〜〜〜〜」 「は、はひぃ!!」 「今、何か見たかしら?」 「い、いえ!何も見ていませんです!!」 「そう・・・・・・それならいいわ」 ズッと剣を引き抜く。 「あんたは何も見なかった・・・・・・いいわね、リナ?」 「イ、イエッサーーーー!!!!」 「もし、少しでも洩れたら―――――」 わかってるわね?―――――と、魔族も裸足で逃げ出すような凍りついた冷たい瞳と笑みを向ける。 「サー、イエッサーーーー!!!」 ビシィッと敬礼すると、ロボットのようにカクカクと動きながら部屋を後にした。 リナが出て行った後も、ルナのひとりファッションショーはしばらく続いたという。 「こ、これもどうかな?―――――きゃっ、タイタスったら♪」 訂正―――しばらく妄想が続いたようだった。 ************************************* ひと月ぶりの執筆でした。 このシリーズでは、タイタスはベルミスと並ぶ攻めキャラです。 セクハラ親父になってましたね・・・・・・ それではまた長編で。 |
31351 | プロジェクトS〜挑戦者たち(笑) | エモーション E-mail | 2005/4/4 20:29:21 |
記事番号31347へのコメント ……ちなみにSはスレイヤーズの略。 >こんばんは、棒太郎です。 >3月は仕事が集中して、ひと月も間が空いてしまいました。 >まあ、おかげで計上利益は前年比を悠に越えたのですが、なにせ疲れました・・・・・・・・だって最後の最後で・・・・・・・・・・・893の客はいらんのじゃーーーーー!!! 棒太郎様、こんばんはです。 年度末ですからお忙しいのだろうと思っておりましたが……お客様にヤのつく自由業の方ですか……。 普段以上にストレス溜まるかも……。その場での販売だけなら、むしろ幹部クラスの方は 良いお客様の分類に入りますが(某百貨店でのバイト経験より)、注文などになると…… 通常以上に気を遣いますしね。お仕事お疲れさまでした。 (^_^;) 今回の「ある愛の光景」は、男の浪漫炸裂ですね。 振り回されまくるルナさんとリナ。そしてある意味ではかわいいけれど、やはりおバカなガウリイに 大爆笑しました。……タイタスさん……最高です(笑) ああ本当に……春ですねぇ……(笑) >そう、もう季節は春なのだ。 >道行く人々の服装も、春らしい色合いのソレに替わっている。 >脳みそクラゲ、脳みそプリンなどと呼ばれているガウリイといえども、やはり目の前の少女の春物衣装を見てみたいと思うのだ。 露骨に女の子女の子した格好やノリは嫌がると知っていても、たまには普段と少し違う服装の リナを見てみたいvと思うガウリイにとって、非情なまでにすれ違いを見せるリナの返事。 本人、激しく嫌がってますが、何気にリナはピンク色が似合うと思う(色白だし)ので、 どピンクはともかく、薄い上品な桜色の服とか着たら、かなり可愛いでしょうに……。 この辺り、ガウリイには思いっきり同情してしまうかも。 >「は〜〜い皆さん、元気ですかぁ!!」 >勢いよく扉を開けて、1人の青年が入ってきた。 >どこぞのハードゲイのように、リッキー・マーティンの曲をBGMに背負っている。 >「あ、タイタス」 タイタスさん……日に日にパワーアップしていますね……。(^_^;) 「フーーーーー」とか声を上げられたら、私はその場からダッシュで逃げますね(汗) >「自分をそんなに卑下してはいけません。貴女のその美しさに何が似合わないというのですか。それに愛しい人に更に美しくなってもらうようにするのが、男の甲斐性というものです」 >ガシッとルナの両手を握り締めながら、真摯な瞳を向け、熱弁を振るうタイタス。 >「タ・・タイタス・・・・・・」 >その瞳に当てられ、頬を赤らめながら瞳を潤ませるルナ。 >「ガウリイ君!君もそう思うだろ?」 >「え・・?あ、はい、そう思います!」 >いきなり自分に振られて、不意を突かれたが、ビッと受け応える。 さすがだ……タイタスさん……。 そして、まるでガウリイの願望を見抜いたかのような行動が(笑) 渡りに船とばかり、きっちり応えるガウリイ。さすが修羅場をくぐり抜けてきた戦士だけに、 チャンスは逃さないのですね。 >「タ、タイタス!?な、なによこれっ!?」 >「ちょっとタイタスさんっ!?」 >血相を変えて二人が飛び込んできた。 >「うおっ!リナ、それは――――」 >「いや〜〜〜〜、お似合いですよ、お二人とも」 >ふたりが着ている服―――それぞれ白と黒のゴスロリ調の服であった。 文句言いながらも、しっかり着てくるところが(笑) >「ルナさん!先程も言いましたが自分を卑下してはいけません!!人の美しさは外面だけではありません!!真に美しい人は、着ている物に負けたりなどしません!!先入観だけで自分を貶めることは返って悪徳です!!!」 >まるで独裁者のようなカリスマ力を放つタイタスの熱弁に、ルナは「そ、そう?」とあっさり引き込まれてゆく。 >流石はゴーメンガースト城の当主といったところか。伊達に超個性的な集団をまとめてはいない。 >「リナちゃんもわかったね!?」 >「え、あ、は、はい!」 >なし崩し的にリナにも認めさせる。 >(流石です・・・・お義兄さん!!) >その手練にガウリイが感嘆の念を浮かべる。 確かに……この姉妹を言いくるめるなんて凄すぎる……。 ガウリイ、二十三重の意味で感動していますね。 >くるりとガウリイがタイタスのほうを振り向いた。 >目があうと、タイタスがフッと笑みを浮かべた。 >「お義兄さん!!」 >「義弟よ!!」 >ガシッとハイタッチよろしく、天高く腕を組み合わせる。 >そう、リナとルナの着ている服は、ピチッと体のラインが強調された超ミニスカ服だったのだ。胸元も大きく開いている。 >ちょっとでも動くとスカートの中の魅惑の代物が見えそうだった。 ……何と言いますか……(汗) 「世の殿方が、一度は実際に女の子に着せて目の前で見てみたい服v」ですね(汗) そして、また文句言いつつちゃんと着てくるルナさんとリナ……。 素直すぎるのか、おまぬけなのか、愛故に着てみたけれど、やはり文句は言いたい、 というところなのか……。 そして再びルナさんをあっさり抑え、リナすら簡単にいなす……。 現在の言動はともかく、確かに尊敬し崇拝の念を持っても仕方のない偉業ですね。 ガウリイ、いろんな意味で義兄を心の師匠と仰ぎそうです。 >「痛ぅぅぅ!!って姉上!?」 >「タ〜〜イ〜〜タ〜〜ス〜〜〜、な〜〜にやってるのかしら〜〜〜〜〜?」 >某世紀末覇王の如きオーラを発しながら、拳をバキベキと鳴らすフューシャが立っていた。 >「い、いや何をしていると訊ねられたら・・・・・・・・・・・男の浪漫?」 >「死ね」 さらにとんでもない代物を取り出したところへご登場のお姉さま。 ルナさんと(特に)リナにとっては、まさに救いの女神様ですね。 半分母親代わりのようなフューシャ姉さん相手では、さすがのタイタスさんも精神的に勝てませんね。 タイタスさんとガウリイの男の浪漫……ここに眠る……。(チーン♪) >「ふっふっふ、これは映像記録用のオーブ。姉上もこれは見つけられなかったようだ」 >ニィッと笑みを浮かべるタイタス。 >「記録用?ま、まさか――――」 >「そう!これにはあのときの彼女達の御宝映像がきっちりばっちり収まっているよ!!」 >「お義兄さん!!」 >「お義弟よ!!」 >バカの宴はまだまだ止まらないようだった・・・・・・・ さすがというか、懲りないと言うか……さすがタイタスさん。 そして……ガウリイ、すっかりタイタスさんの信奉者になりましたね……。 ああ、春ですねぇ……(遠い目) >リナが出て行った後も、ルナのひとりファッションショーはしばらく続いたという。 > >「こ、これもどうかな?―――――きゃっ、タイタスったら♪」 > >訂正―――しばらく妄想が続いたようだった。 ……ルナさん……。(もくもくもく……。←口からエクトプラズム) すっかりタイタスさんの思惑にハマってしまって……(汗) まあ、本人達が幸せならそれでいいですよね。……多分……(^_^;) >ひと月ぶりの執筆でした。 >このシリーズでは、タイタスはベルミスと並ぶ攻めキャラです。 >セクハラ親父になってましたね・・・・・・ >それではまた長編で。 楽しませていただきました〜!! タイタスさん、凄すぎです(笑) フューシャ姉さんというストッパーがいなければ、本当に誰も止められないのでは(笑) ガウリイもさりげなく影響受けていきそうですし、これから大変ですね、リナ。 それでは、今日はこの辺で失礼します。 長編を楽しみにお待ちしていますね。 |
31354 | 風の中のす〜〜ばる〜〜♪ | 棒太郎 | 2005/4/5 21:19:37 |
記事番号31351へのコメント >……ちなみにSはスレイヤーズの略。 > >棒太郎様、こんばんはです。 >年度末ですからお忙しいのだろうと思っておりましたが……お客様にヤのつく自由業の方ですか……。 >普段以上にストレス溜まるかも……。その場での販売だけなら、むしろ幹部クラスの方は >良いお客様の分類に入りますが(某百貨店でのバイト経験より)、注文などになると…… >通常以上に気を遣いますしね。お仕事お疲れさまでした。 (^_^;) > >今回の「ある愛の光景」は、男の浪漫炸裂ですね。 >振り回されまくるルナさんとリナ。そしてある意味ではかわいいけれど、やはりおバカなガウリイに >大爆笑しました。……タイタスさん……最高です(笑) >ああ本当に……春ですねぇ……(笑) こんばんは、エモーションさん。 いや〜〜、もう先月は大変でした。特に最後が・・・・・・・ 金がでかくてもやりたくないです、ホント。 今回はもう、はっちゃけさせました。これまでのなかでも3本の指に入るハイテンションだと思います。 >>脳みそクラゲ、脳みそプリンなどと呼ばれているガウリイといえども、やはり目の前の少女の春物衣装を見てみたいと思うのだ。 > >露骨に女の子女の子した格好やノリは嫌がると知っていても、たまには普段と少し違う服装の >リナを見てみたいvと思うガウリイにとって、非情なまでにすれ違いを見せるリナの返事。 >本人、激しく嫌がってますが、何気にリナはピンク色が似合うと思う(色白だし)ので、 >どピンクはともかく、薄い上品な桜色の服とか着たら、かなり可愛いでしょうに……。 >この辺り、ガウリイには思いっきり同情してしまうかも。 桜色みたいなほんのりした色合いなら似合いそうですね。 どピンクな服は・・・・・・林家パ○子を思い浮べたのはここだけの話・・・・・ >>どこぞのハードゲイのように、リッキー・マーティンの曲をBGMに背負っている。 >>「あ、タイタス」 > >タイタスさん……日に日にパワーアップしていますね……。(^_^;) >「フーーーーー」とか声を上げられたら、私はその場からダッシュで逃げますね(汗) 最近噂のハードゲイの影響で、ここまでハイテンションになってしまいました。 >>その瞳に当てられ、頬を赤らめながら瞳を潤ませるルナ。 >>「ガウリイ君!君もそう思うだろ?」 >>「え・・?あ、はい、そう思います!」 >>いきなり自分に振られて、不意を突かれたが、ビッと受け応える。 > >さすがだ……タイタスさん……。 >そして、まるでガウリイの願望を見抜いたかのような行動が(笑) >渡りに船とばかり、きっちり応えるガウリイ。さすが修羅場をくぐり抜けてきた戦士だけに、 >チャンスは逃さないのですね。 伊達に修羅場を潜り抜けていません。 どんな事態にもすぐに状況を把握します。 >>「うおっ!リナ、それは――――」 >>「いや〜〜〜〜、お似合いですよ、お二人とも」 >>ふたりが着ている服―――それぞれ白と黒のゴスロリ調の服であった。 > >文句言いながらも、しっかり着てくるところが(笑) やっぱりそこらへんはお約束、ということで。 >>「リナちゃんもわかったね!?」 >>「え、あ、は、はい!」 >>なし崩し的にリナにも認めさせる。 >>(流石です・・・・お義兄さん!!) >>その手練にガウリイが感嘆の念を浮かべる。 > >確かに……この姉妹を言いくるめるなんて凄すぎる……。 >ガウリイ、二十三重の意味で感動していますね。 伊達にゴーメンガーストの頂点に立っていません。 アクの強すぎる連中相手と比べると、この二人は可愛いものなんでしょう。 >>ガシッとハイタッチよろしく、天高く腕を組み合わせる。 >>そう、リナとルナの着ている服は、ピチッと体のラインが強調された超ミニスカ服だったのだ。胸元も大きく開いている。 >>ちょっとでも動くとスカートの中の魅惑の代物が見えそうだった。 > >……何と言いますか……(汗) >「世の殿方が、一度は実際に女の子に着せて目の前で見てみたい服v」ですね(汗) >そして、また文句言いつつちゃんと着てくるルナさんとリナ……。 >素直すぎるのか、おまぬけなのか、愛故に着てみたけれど、やはり文句は言いたい、 >というところなのか……。 >そして再びルナさんをあっさり抑え、リナすら簡単にいなす……。 >現在の言動はともかく、確かに尊敬し崇拝の念を持っても仕方のない偉業ですね。 >ガウリイ、いろんな意味で義兄を心の師匠と仰ぎそうです。 もう、男の浪漫全開です(笑) ルナとリナは最後のやつですね。着ては見たけれど――― タイタスはこの瞬間、もはや神の領域に達しているでしょう。 >>「い、いや何をしていると訊ねられたら・・・・・・・・・・・男の浪漫?」 >>「死ね」 > >さらにとんでもない代物を取り出したところへご登場のお姉さま。 >ルナさんと(特に)リナにとっては、まさに救いの女神様ですね。 >半分母親代わりのようなフューシャ姉さん相手では、さすがのタイタスさんも精神的に勝てませんね。 >タイタスさんとガウリイの男の浪漫……ここに眠る……。(チーン♪) ある意味、身内の恥ですから(笑) >>「そう!これにはあのときの彼女達の御宝映像がきっちりばっちり収まっているよ!!」 >>「お義兄さん!!」 >>「お義弟よ!!」 >>バカの宴はまだまだ止まらないようだった・・・・・・・ > >さすがというか、懲りないと言うか……さすがタイタスさん。 >そして……ガウリイ、すっかりタイタスさんの信奉者になりましたね……。 >ああ、春ですねぇ……(遠い目) 懲りない面々です。 これから先もこのバカ義兄弟の活躍は続くことでしょう。 >>「こ、これもどうかな?―――――きゃっ、タイタスったら♪」 >> >>訂正―――しばらく妄想が続いたようだった。 > >……ルナさん……。(もくもくもく……。←口からエクトプラズム) >すっかりタイタスさんの思惑にハマってしまって……(汗) >まあ、本人達が幸せならそれでいいですよね。……多分……(^_^;) 大体思惑通りに運んだようです。 これなにもかも、人の心を流し動かす策士の技なり――― >>ひと月ぶりの執筆でした。 >>このシリーズでは、タイタスはベルミスと並ぶ攻めキャラです。 >>セクハラ親父になってましたね・・・・・・ >>それではまた長編で。 > >楽しませていただきました〜!! >タイタスさん、凄すぎです(笑) >フューシャ姉さんというストッパーがいなければ、本当に誰も止められないのでは(笑) >ガウリイもさりげなく影響受けていきそうですし、これから大変ですね、リナ。 > >それでは、今日はこの辺で失礼します。 >長編を楽しみにお待ちしていますね。 最初にタイタスからのセクハラに振り回されるルナ、というのが浮かんで、その次に「お義兄さん!!」「義弟よ!!」という台詞が思い浮かんで、こんな話になりました。 ルナとタイタスは、まあダルフィンとデイルの逆バージョンのような感じですので、これからもルナは色々振り回されることでしょう。 長編のほうも頑張っていきたいと思います。 それでは、どうもありがとうございました。 |
31387 | ある愛の光景〜人の恋路を邪魔する奴は――編〜 | 棒太郎 | 2005/4/19 11:37:41 |
記事番号31347へのコメント こんにちは、棒太郎です。 え〜〜、長編の続きを書かずにこんなん書いてますが、お許しください。 とあるマンガのパロです。ご了承ください。 ************************************* 「奴が動く」 いつになく真剣な面持ちで、ダルフィンはそう言った。 「ダルフィン・・・・・・それは確かか?」 対面に座るゼラスが、その言葉を受け、問い返した。 とあるカフェテラスの一角、そこを陣取っているのは赤眼の魔王の腹心、海王ダルフィンと獣王ゼラス=メタリオム、そしてゼラスのお供のゼロスというそうそうたるメンバーだった。 「間違いないわ。奴の周りには常に私の部下が張ってるわ。奴もそれに感づいてナリを潜めていたけど―――」 女は忍耐強いのよ――――そう言って、目の前のパフェを一口掬って口に運ぶ。 「私はもう後手に回るつもりはないわ。ガーヴやグラウにも協力を要請しといたわ」 スプーンを置き、強い決意を漲らせる瞳を向け、 「決戦よ。奴も、奴の企てもすべて潰す」 「・・・・・そうか。ダルフィン、お前がそのつもりなら私の命もお前に預ける」 ダルフィンの言葉にゼラスは、なんら迷いなくそう言った。 「頼りにしてるわ」 ダルフィンは会計表を手に取ると、席を立ち去っていった。 そのダルフィンを見送って、 「・・・・・・・・ゼロス、一つ確認しておきたい事がある」 「なんでしょうか、ゼラス様?」 「・・・・奴って誰かな?」 「知らんのかい!!」 ある愛の光景 〜人の恋路を邪魔する奴は――編〜 蒼く晴れ渡った晴天。周りには様々な遊具・施設が見え、人々の歓声が響く。 ここは某国T県U市、某マウス・ザ・ドリームランド前 そこに一人の少女が立っていた。春らしい衣服に身を包んだ彼女は、どうやら人を待っているようだ。そこへ――― 「ニーヤちゃん!」 息せきって一人の少年が駆け寄ってきた。 「フィブリゾ君」 「ご、ごめん、結構早く来てたんだね。大分待った?」 「ううん、私が早く着すぎただけだから。だってまだ約束の時間の15分前じゃない」 どうやらニーヤが早く来すぎてしまったようだが、 「野郎・・・・ふざけやがって」 少し離れた物陰から、その光景を見ていた者がいた。 「ニーヤはねぇ、待ち合わせの1時間前からそこに来てあんたを待ってたのよ」 男なら半日前からそこにスタンバッとけ―――と、その人物――ダルフィンが憎々しげに呟いた。 「どーしてくれんのよ。私が手塩に掛けて育てた娘の人生を1時間も無駄にしてくれやがって・・・・・・残りの人生全てで償ってもらいましょ。ゼロス、あなたちょっと土台になりなさい」 「ちょっと待てェェェェ!!!」 カチャリとアサルトライフル・アーマライトM16カスタムを取り出したダルフィンに、グラウシェラーが大声で突っ込んだ。 ちなみに上記のライフルは某ゴ○ゴ13も使用しているものである。 「お前何だァァァァ!?奴ってアレかァァ!?娘の彼氏ィ!?ってかフィブリゾじゃないかァァァ!!」 「彼氏じゃないわよォォ!認めないわよ、あんな陰険、ママは絶対認めないわよ!」 「やかましい!我もお前を魔王様の腹心なんて認めないぞ!」 「グラウ、私はお前がヘタレだと認めるぞ!」 「ゼラス、貴様は黙ってろ(怒&泣)!」 喧々囂々と怒鳴りあいが巻き起こる。 その中、ゼロスはさわらぬ神になんとやらでなるべく被害を受けないように控え、ガーヴはあさっての方向を向いて、カップ酒を開けていた。 「冗談じゃない。決戦だというので来てやったというのに。娘のデートの邪魔をするだと?やってられん、帰る。」 憤懣やるかたない顔のグラウシェラー。 「ちょっと待ちなさいよ。私がいつそんなこと頼んだのよ。私はただフィブリゾを抹殺して欲しいだけよ」 「もっとできるか!」 「アレがニーヤを幸せにできると思う?・・・・いえ、私だってね、娘の好きになった人は認めてやりたいわ・・・・・・悩んで・・・・・・いろいろ考えて・・・・・それで・・・・・・・・・抹殺しかないな、っていう結論に――――」 「いろいろ考えすぎだろ!!マフィアかお前は!!」 「娘のためなら神にもマフィアにもなるのが親ってものよ。”愛”ってものよ」 「魔族がとんでもないこと言ったよ・・・・・・・・・ガーヴ、このバカになんとか言ってやってくれ」 ハァーッと溜息をつき、眉間を押さえながら、同僚に助け舟を求める。が――― 「誰がガーヴだ・・・・・・・・・・殺し屋ドラゴン13と呼べ」 グラサンかけて、同じくアサルトライフルを構えるバカがいた。 「・・・・・なにやってんの、お前・・・・・13ってなに?」 「不吉の象徴。今年に入ってアクア(※水竜王)に13回ボコられた・・・・・・・オイ、ダルフィン俺も手伝うぜ。あんな陰険にあんなカワイコちゃんはやれん」 「よし・・・・・なら、いくわよっ!!」 「おっ・・おい!!」 ダッと殺る気マンマンで飛び出してゆく二人。 「あのバカものどもが。ゼラス、奴らを止めに行くぞ」 「誰がゼラスだ」 慌てて振り向くと、 「私は殺し屋ゼラス13。面白そうだからいってくるわ」 「おいいィィィィ!!」 グラサンとアサルトライフルを構え、後に続くゼラス。 そんな主の姿を、ゼロスは達観したような清々しい諦めの表情で見送っていた。 ディ○ニーの名曲に乗せて、90頭の白馬が軽快に回る。 そのアトラクションの中で、ニーヤとフィブリゾは隣り合い、楽しげに微笑んでいる。その光景はまさに甘い恋人同士。 そしてその少し後ろで、アサルトライフルを構え馬にまたがる3人組の姿があった。 なんというかこのアトラクションの中でその姿は、異様というか、シュールというか、アホというかアホ以外の何者でもない。 「野郎・・・・・やりやがるわね、これを選ぶなんて。馬が上下に動くもんだから狙いが定まらないわ・・・なんか気持ち悪くなってきた」 「オイ、それよりいつになったらコレ、奴らに追いつけるんだ?一向に距離が縮まらねーぞ」 「縮まるかァァァ!!この土台ごと一緒に回ってるんだぞ!永遠に回り続けてろこのバカ!!」 その3人組の後ろで、同じく馬にまたがったグラウシェラーがツッコんだ。 「なんだ、そうなの?遊園地なんて来たことねーからよくわかんねーよ。大人の遊園地はあるけどな」 「いいからアホなことするんじゃないぞ。あの二人の仲を引き裂くなら他にいくらでも方法はあるだろ」 ガーヴの言葉は無視して、グラウシェラーは溜息をつきながら諭す。 「何?あなたも仲間に入りたいの?殺し屋同盟に入りたいの?」 「だから貴様らがアホな事しないように見張りに来たんだろーが!!!」 「大体、愛だの恋だのは幻想に過ぎん!あの娘もフィブリゾにあらぬ幻想を抱いているようだが、それが壊れれば夢から覚める!!」 アトラクションを降りたグラウシェラーが、3人を正座させてガミガミと説教をしていた。 「そうだ、幻想だ!!貴様らもいつもいつもそんなくだらん幻想に引きずられて、くだらん事をしおってからに、このバカチンが!!そんなものは袋詰めにして厳重に封印して燃えないゴミの日に出せ!出してしまえ!!」 これまでの鬱憤が溜まりに溜まっているのか、どんどんヒートアップしてゆくグラウシェラー。 あまりの興奮のせいか地雷原に金メダル級で飛び込んだことに気が付いていない。 「・・・・・・・・グラウ・・・」 ぼそりと呟いたダルフィンの声に、ビクリと背筋に寒気が走った。 「・・・・・まだ教育が足りなかったようだな・・・・・」 続くゼラスの声にだらだらと冷や汗が流れる。 慌てて、ガーヴにヘルプのアイ・コンタクトを送ったが、ただガーヴは静かに十字を切っていた。 「今一度!徹底的に!教育してやる!!ダルフィン、私に力を!!」 「ええ!!」 ガシリと二人が両手を合わせ、ビシッとポーズを取る。 「開けゲートよ!熱き漢の魂を今ここへ!超・究・極・召・喚!!出でよーーーーーっっ!!!!」 カッと眩い閃光が巻き起こり、空間を次元を打ち破り、今ここに顕現する! 「わしが男○塾長、江○島○八である!!!」 「「すごいひと来たーーーーーーっっ!!??」」 目玉が飛び出んばかりに驚くグラウシェラーとガーヴ。 「塾長、奴をよろしくお願いします」 「うむ、任せておけい!来る者は拒まず、逃げる者は地獄の果てまで追っていく。それが○塾じゃ!!!」 「うぎゃあああああぁぁぁぁっ!!!」 グワシッと○田○平○に掴まれ、グラウシェラーは連れ去っていかれた。 「ふん、これで静かになったわね・・・・・!アレは!?」 「どうした、ダルフィン?」 見ると二人がとあるアトラクションに向かっていた。 「ヤバいわ、お空に上がる系ねあれは・・・・・間違いない。チューするつもりね」 「何?そうなのか?」 「人間、高いところでゆったりいい雰囲気になるとチューするのよ」 「そうなの!?知らなかった!それは危ない!」 「こうしちゃいられねェ!!四の五の考えるのは後だ!!行くぞ!!」 「もしもし、ヴェルミス!大至急アレ用意して!!」 ツッコミ役がいなくなったため、暴走度は加速してゆく。 「ニーヤちゃん・・・・今日は楽しかった?」 「うん・・・・・楽しかったよ」 「それならよかった・・・・」 「フィブリゾ君と二人なら・・・・どこだって――――」 二人の瞳がお互いを見つめ、そしてその顔がゆっくりと近づいてくる。 と、そのとき! バラバラバラバラバラバラバラ!!!! 「な、なにいぃぃぃぃぃっ!!??」 二人の横に爆音を上げながら、最強の攻撃ヘリAH−64D アパッチ・ロングボウが現われた。 ヘリの扉が開くと、グラサン3人組がアサルトライフルを構えていた。 『殺し屋腹心13。お命ちょうだいする』 「な、なんだってぇーーーっっ!!??」 一気に天国から地獄への階段を駆け下るフィブリゾ。 あわや絶体絶命か――――と思われたとき、 「人の恋路を邪魔する奴は、馬に蹴られて死んでしまえ――――か」 遠く離れた場所から、その呟きとともに手にしていたM72A2対戦車ロケットランチャーが火を噴いた。 狙い違わず、それはアパッチヘリのプロペラに命中した。 「なっ!?プロペラが!?」 「落ちるぞっ!?」 炎を上げながらヘリは、園内の湖に落ちていった。 「な、なにか知らないけど・・・・・助かった」 「やれやれ・・・・なんとか間に合いましたか」 ロケットランチャーを抱えたその人物は苦笑とともに呟いた。 「いいのか?後のことは知らんぞ、デイル君」 男――デイルの背後に現われた黒の外套の男、ヴェルミスが笑って言った。 「アパッチ用意した貴方が言う台詞じゃないと思うんですけど・・・・」 「それはそれ、これはこれ、だ。で、どうするんだ?」 「はは・・・・・ま、なんとかやりますよ。また1週間ぐらいしっぽりとすれば、機嫌は納まると思いますし」 渇いた笑みを浮かべながら、デイルはそう言った。 「ま、頑張りたまえ。・・・・・・それにしても、やはり父親というのは娘に甘いものだな」 「ははは、そう言われると返す言葉がありませんね」 その後―――― 「もうーーーーっっ!!デイルのバカ、バカ!!!なんで邪魔するのよ!!もう、私のこと愛してないのね!!!」 「い、いえ、落ち着いて、ダルフィンさん!そ、そんなことありませんよ!だからその出刃包丁を下ろしてください!わあっ!」 しばらく修羅場が続いたという。 そして1週間後、姿を現したダルフィンはツヤツヤとしたエエ顔をしており、対するデイルはげっそりとやせ細っていたという。 ちゃんちゃん♪ ************************************* え〜〜、分かる人には分かる某マンガのパロでした。 読んで思いっきり笑ったので(特にメリーゴーランドのところ)、「うちのダルフィンさんにも流用できるんじゃないか」と思い、やってしまいました。反省。 早いところ、長編の続き書きます。 それでは。 |
31390 | 「お客様。園内でのコスプレはご遠慮下さいませ」 | エモーション E-mail | 2005/4/21 21:58:13 |
記事番号31387へのコメント 棒太郎様、こんばんは♪ 今回の「ある愛の光景」は史上最強の愛の使徒(……いいのか魔族がそれで……(汗))ダルフィン様の、 愛娘についた害虫駆除作戦……。 元ネタは分かりませんでしたが、楽しめました。 また、まさかあの某塾長様がでてくるとは……(笑)無敵ですね、あの方は。 ラストの意外な展開に驚き、でも、いつものお二人のご様子には「お幸せに」ですね。 >ダルフィンは会計表を手に取ると、席を立ち去っていった。 >そのダルフィンを見送って、 >「・・・・・・・・ゼロス、一つ確認しておきたい事がある」 >「なんでしょうか、ゼラス様?」 >「・・・・奴って誰かな?」 >「知らんのかい!!」 シリアスに展開していた……のに、いきなりこれですか、ゼラス様(笑) >蒼く晴れ渡った晴天。周りには様々な遊具・施設が見え、人々の歓声が響く。 >ここは某国T県U市、某マウス・ザ・ドリームランド前 某ネズミーランド(仮名)で待ち合わせをするニーヤちゃんとフィブリゾ様。 ほのぼのとしたカップルの、爽やかなデート……。 でも、しっかりマークしているのはダルフィン様。そうは問屋が下ろしてくれないのですね。 >「お前何だァァァァ!?奴ってアレかァァ!?娘の彼氏ィ!?ってかフィブリゾじゃないかァァァ!!」 >「彼氏じゃないわよォォ!認めないわよ、あんな陰険、ママは絶対認めないわよ!」 >「やかましい!我もお前を魔王様の腹心なんて認めないぞ!」 >「グラウ、私はお前がヘタレだと認めるぞ!」 >「ゼラス、貴様は黙ってろ(怒&泣)!」 >喧々囂々と怒鳴りあいが巻き起こる。 >その中、ゼロスはさわらぬ神になんとやらでなるべく被害を受けないように控え、ガーヴはあさっての方向を向いて、カップ酒を開けていた。 「奴」が誰なのか、確認もせずに参加する覇王様も凄いですが……。 何が凄いって、この会話、全員真面目に話しているところでしょうか。 すっかり悟りきっているゼロスとガーヴ様の態度が、一番正しいかもしれませんね。 >「アレがニーヤを幸せにできると思う?・・・・いえ、私だってね、娘の好きになった人は認めてやりたいわ・・・・・・悩んで・・・・・・いろいろ考えて・・・・・それで・・・・・・・・・抹殺しかないな、っていう結論に――――」 何故でしょう。抹殺までに達するまでの途中経過が、かなり短縮されているような気がします(笑) それ以上に何を「いろいろ考えた」のかが、激しく気になる……(汗) >「誰がガーヴだ・・・・・・・・・・殺し屋ドラゴン13と呼べ」 >グラサンかけて、同じくアサルトライフルを構えるバカがいた。 >「・・・・・なにやってんの、お前・・・・・13ってなに?」 >「不吉の象徴。今年に入ってアクア(※水竜王)に13回ボコられた・・・・・・・オイ、ダルフィン俺も手伝うぜ。あんな陰険にあんなカワイコちゃんはやれん」 えーっと、ガーヴ様……?(汗)もの凄く八つ当たりと嫌がらせが交じった台詞に 思えるのですが……。 それ以前に水竜王さまに13回ボコられたって……(^_^;) 一体何をしたのやら(汗)そしてどこで会ったのか、激しく気になります。 (実は飲み仲間で何故か必ず最後は殴り合いになるとか、会ってみたらもろ好みだったので、 口説きに行ってはボコられているとか……(妄想炸裂中)) >「オイ、それよりいつになったらコレ、奴らに追いつけるんだ?一向に距離が縮まらねーぞ」 >「縮まるかァァァ!!この土台ごと一緒に回ってるんだぞ!永遠に回り続けてろこのバカ!!」 >その3人組の後ろで、同じく馬にまたがったグラウシェラーがツッコんだ。 何だかんだ言いつつ、しっかりメリーゴーランドに乗っている覇王様が(笑) しかし……ゴ○ゴ13の格好をした3人組がメリーゴーランド……。 異様な光景のはずなのに、何故か「ネズミー(笑)は客がコスプレするのは禁止ですよ、お三方」 という言葉しか浮かんでこないです(笑) >「今一度!徹底的に!教育してやる!!ダルフィン、私に力を!!」 >「ええ!!」 >ガシリと二人が両手を合わせ、ビシッとポーズを取る。 >「開けゲートよ!熱き漢の魂を今ここへ!超・究・極・召・喚!!出でよーーーーーっっ!!!!」 >カッと眩い閃光が巻き起こり、空間を次元を打ち破り、今ここに顕現する! > >「わしが男○塾長、江○島○八である!!!」 >「「すごいひと来たーーーーーーっっ!!??」」 自爆テロをしようとして、地雷を踏んだような覇王様。どんなお仕置きになるのかと思ったら……。 まさかこの御方がでてくるとは思いませんでしたーーーーー!!!(爆笑) 凄すぎです! まさに「超究極召喚」の名にふさわしい御方です!! ああ、本当に……。気分は伝説の同人ゲーム「魁!メモリアル」(笑) 覇王様、是非とも桃や邪○さまをゲットしてください(笑) (ちなみに○石先輩は仲良くはなれるが、ゲットできない相手らしい(笑)) > バラバラバラバラバラバラバラ!!!! > >「な、なにいぃぃぃぃぃっ!!??」 >二人の横に爆音を上げながら、最強の攻撃ヘリAH−64D アパッチ・ロングボウが現われた。 >ヘリの扉が開くと、グラサン3人組がアサルトライフルを構えていた。 >『殺し屋腹心13。お命ちょうだいする』 >「な、なんだってぇーーーっっ!!??」 それは……まあ、驚きますよね(汗) フィブリゾ様も妨害は入るかもなあ、と思っていても、ここまでするとは 思わないでしょうし。 >「いいのか?後のことは知らんぞ、デイル君」 >男――デイルの背後に現われた黒の外套の男、ヴェルミスが笑って言った。 >「アパッチ用意した貴方が言う台詞じゃないと思うんですけど・・・・」 >「それはそれ、これはこれ、だ。で、どうするんだ?」 >「はは・・・・・ま、なんとかやりますよ。また1週間ぐらいしっぽりとすれば、機嫌は納まると思いますし」 >渇いた笑みを浮かべながら、デイルはそう言った。 >「ま、頑張りたまえ。・・・・・・それにしても、やはり父親というのは娘に甘いものだな」 >「ははは、そう言われると返す言葉がありませんね」 フィブリゾ様に差し延べられた救いの手はデイルさんでしたか。 娘の恋を密かに手助けしたのですね。良いお父さんです。(うんうん) ……あとが大変そうですが(汗) >「もうーーーーっっ!!デイルのバカ、バカ!!!なんで邪魔するのよ!!もう、私のこと愛してないのね!!!」 >「い、いえ、落ち着いて、ダルフィンさん!そ、そんなことありませんよ!だからその出刃包丁を下ろしてください!わあっ!」 >しばらく修羅場が続いたという。 >そして1週間後、姿を現したダルフィンはツヤツヤとしたエエ顔をしており、対するデイルはげっそりとやせ細っていたという。 >ちゃんちゃん♪ 拗ねているだけとはいえ、その拗ね方がかなり激しいものあるダルフィン様と、 何だかんだ言いつつも、最終的にはきちんとあしらえるデイルさん。 やはりこのお二人はお似合いなのでしょうね。 ラストはいつものお二人。「愛があればLove is OK!」ですね。 >え〜〜、分かる人には分かる某マンガのパロでした。 >読んで思いっきり笑ったので(特にメリーゴーランドのところ)、「うちのダルフィンさんにも流用できるんじゃないか」と思い、やってしまいました。反省。 >早いところ、長編の続き書きます。 >それでは。 思いっきり笑わせていただきました〜! 愛する者のためなら、どこまでも一直線なダルフィン様。 純粋故に……限度を知らないのですね(笑) 頑張れ、デイルさん!! それでは、今日はこの辺で失礼します。 次作を楽しみにお待ちしています。 |
31391 | 「これはきちんとしたスタイルなので無問題です」 | 棒太郎 | 2005/4/22 09:05:09 |
記事番号31390へのコメント >棒太郎様、こんばんは♪ > >今回の「ある愛の光景」は史上最強の愛の使徒(……いいのか魔族がそれで……(汗))ダルフィン様の、 >愛娘についた害虫駆除作戦……。 >元ネタは分かりませんでしたが、楽しめました。 >また、まさかあの某塾長様がでてくるとは……(笑)無敵ですね、あの方は。 >ラストの意外な展開に驚き、でも、いつものお二人のご様子には「お幸せに」ですね。 こんにちは、エモーションさん。 今回の話は、某少年ジャ○プの『銀○』というマンガをパロッてます。 あと某塾長も、最近マンガを読み返したので、つい出してしまいました。 >>「・・・・・・・・ゼロス、一つ確認しておきたい事がある」 >>「なんでしょうか、ゼラス様?」 >>「・・・・奴って誰かな?」 >>「知らんのかい!!」 > >シリアスに展開していた……のに、いきなりこれですか、ゼラス様(笑) ベタながら、ピシリと効いたジャブです。 >>蒼く晴れ渡った晴天。周りには様々な遊具・施設が見え、人々の歓声が響く。 >>ここは某国T県U市、某マウス・ザ・ドリームランド前 > >某ネズミーランド(仮名)で待ち合わせをするニーヤちゃんとフィブリゾ様。 >ほのぼのとしたカップルの、爽やかなデート……。 >でも、しっかりマークしているのはダルフィン様。そうは問屋が下ろしてくれないのですね。 ネズミーランドは行った事ないので、中のアトラクションとかは資料情報だけで書いてます。ネズミーシーは一度行った事あるんですが。 >>喧々囂々と怒鳴りあいが巻き起こる。 >>その中、ゼロスはさわらぬ神になんとやらでなるべく被害を受けないように控え、ガーヴはあさっての方向を向いて、カップ酒を開けていた。 > >「奴」が誰なのか、確認もせずに参加する覇王様も凄いですが……。 >何が凄いって、この会話、全員真面目に話しているところでしょうか。 >すっかり悟りきっているゼロスとガーヴ様の態度が、一番正しいかもしれませんね。 覇王も地雷踏み属性持ってますからね(笑) 家族のことに関しては、ダルフィンはいつもマジです。 >>「アレがニーヤを幸せにできると思う?・・・・いえ、私だってね、娘の好きになった人は認めてやりたいわ・・・・・・悩んで・・・・・・いろいろ考えて・・・・・それで・・・・・・・・・抹殺しかないな、っていう結論に――――」 > >何故でしょう。抹殺までに達するまでの途中経過が、かなり短縮されているような気がします(笑) >それ以上に何を「いろいろ考えた」のかが、激しく気になる……(汗) どの道を考えても、行き着く先は抹殺だったと思います(笑) >>「不吉の象徴。今年に入ってアクア(※水竜王)に13回ボコられた・・・・・・・オイ、ダルフィン俺も手伝うぜ。あんな陰険にあんなカワイコちゃんはやれん」 > >えーっと、ガーヴ様……?(汗)もの凄く八つ当たりと嫌がらせが交じった台詞に >思えるのですが……。 >それ以前に水竜王さまに13回ボコられたって……(^_^;) >一体何をしたのやら(汗)そしてどこで会ったのか、激しく気になります。 >(実は飲み仲間で何故か必ず最後は殴り合いになるとか、会ってみたらもろ好みだったので、 >口説きに行ってはボコられているとか……(妄想炸裂中)) はい、妬みと嫌がらせが存分にブレンドされて入ってます。 水竜王とのことは、機会があれば書きたいと思います。 >>「縮まるかァァァ!!この土台ごと一緒に回ってるんだぞ!永遠に回り続けてろこのバカ!!」 >>その3人組の後ろで、同じく馬にまたがったグラウシェラーがツッコんだ。 > >何だかんだ言いつつ、しっかりメリーゴーランドに乗っている覇王様が(笑) >しかし……ゴ○ゴ13の格好をした3人組がメリーゴーランド……。 >異様な光景のはずなのに、何故か「ネズミー(笑)は客がコスプレするのは禁止ですよ、お三方」 >という言葉しか浮かんでこないです(笑) 人間は凄まじい恐怖の前には、ただ笑うしかないように、あまりに異様過ぎて、そんな言葉しか浮かばないのでしょう(笑) >>カッと眩い閃光が巻き起こり、空間を次元を打ち破り、今ここに顕現する! >> >>「わしが男○塾長、江○島○八である!!!」 >>「「すごいひと来たーーーーーーっっ!!??」」 > >自爆テロをしようとして、地雷を踏んだような覇王様。どんなお仕置きになるのかと思ったら……。 >まさかこの御方がでてくるとは思いませんでしたーーーーー!!!(爆笑) >凄すぎです! まさに「超究極召喚」の名にふさわしい御方です!! >ああ、本当に……。気分は伝説の同人ゲーム「魁!メモリアル」(笑) >覇王様、是非とも桃や邪○さまをゲットしてください(笑) >(ちなみに○石先輩は仲良くはなれるが、ゲットできない相手らしい(笑)) 最近、『魁!男○』『暁!○塾』『江○島○八伝』を読んだものですからつい・・・・・ 『魁!メモリアル』・・・・・・やってみてぇーーーっっ!!! >>ヘリの扉が開くと、グラサン3人組がアサルトライフルを構えていた。 >>『殺し屋腹心13。お命ちょうだいする』 >>「な、なんだってぇーーーっっ!!??」 > >それは……まあ、驚きますよね(汗) >フィブリゾ様も妨害は入るかもなあ、と思っていても、ここまでするとは >思わないでしょうし。 まあ、いきなり攻撃ヘリが来て、『死んでください』って言われたら誰だってそう思いますね。 >>渇いた笑みを浮かべながら、デイルはそう言った。 >>「ま、頑張りたまえ。・・・・・・それにしても、やはり父親というのは娘に甘いものだな」 >>「ははは、そう言われると返す言葉がありませんね」 > >フィブリゾ様に差し延べられた救いの手はデイルさんでしたか。 >娘の恋を密かに手助けしたのですね。良いお父さんです。(うんうん) >……あとが大変そうですが(汗) 中立的な立場についてはいますが、行き過ぎた暴走行為を止めるのはやはり旦那しかいないだろうと。 >>そして1週間後、姿を現したダルフィンはツヤツヤとしたエエ顔をしており、対するデイルはげっそりとやせ細っていたという。 >>ちゃんちゃん♪ > >拗ねているだけとはいえ、その拗ね方がかなり激しいものあるダルフィン様と、 >何だかんだ言いつつも、最終的にはきちんとあしらえるデイルさん。 >やはりこのお二人はお似合いなのでしょうね。 >ラストはいつものお二人。「愛があればLove is OK!」ですね。 なんだかんだ言いつつ、なんとか手綱は握ってます。 ダルフィンも思い込んだら一直線ですし。 >>え〜〜、分かる人には分かる某マンガのパロでした。 >>読んで思いっきり笑ったので(特にメリーゴーランドのところ)、「うちのダルフィンさんにも流用できるんじゃないか」と思い、やってしまいました。反省。 >>早いところ、長編の続き書きます。 >>それでは。 > >思いっきり笑わせていただきました〜! >愛する者のためなら、どこまでも一直線なダルフィン様。 >純粋故に……限度を知らないのですね(笑) >頑張れ、デイルさん!! > >それでは、今日はこの辺で失礼します。 >次作を楽しみにお待ちしています。 まったく本編と異なり(反動?)、こちらのダルフィンは突っ走りまくります。 愛の暴走機関車です。 機関士に頑張ってなんとか制御してもらいましょう。 それでは、どうもありがとうございました。 |