-朱に染まるは魔を使う者・後編 深紅の涙-桜我天秦(6/19-10:33)No.3144
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3144朱に染まるは魔を使う者・後編 深紅の涙桜我天秦 6/19-10:33

「……こんな日は嫌だな……」
 私はじっと空を見上げる。外には雨が降っていた。
 私はベッドで横になっていた。安静、それだけが医者から告知された言葉だった。
 先日、私は倒れた。倒れた原因はわからないが、とにかく安静に、との事らしい。
「安静って……私がねえ……」
 とにかく、魔道士協会の講師や院長からは寝てなさいと言われた。
 それから一週間。ずうっと寝かされっぱなし。
 はっきり言って暇。魔道士協会の近くにある女子寮で寝かされているけど。
 ずっと、日あたりの良いベットで寝ているのは良いんだけど……暇なのよねえ。
 魔法を使うな、なんて院長からは言われているけど……使えないわよ。
 あの日じゃなくて、だるくて使う気になれないの。疲れきっちゃってて。
 それだから、ずっとこんなところで横になっているの。
 ちょっかい出しに友達がたまに来るけど、すぐ帰っていくしね……
「寂しいね……」
『暇なの?レイファル。大丈夫?』
 もう一人の私が心配そうな声で話し掛けてきた。私はできるだけ元気な声で受け答えようと思った。
「大丈夫よ……大丈夫だから」
 だけど、私の口から発せられた声は普段の私とは信じられないような弱弱しい声だった。
 どうやら、思っていたより弱っているようだ……
『心配だよ……私は』
「大丈夫だって……魔法を唱えていきなり倒れただけだから……」
『魔法で……』
 もう一人の私は何かに気づいたように、言葉を濁す。
「安心して……まだ大丈夫、激しい消費や痛みはないから……」
『お願い。魔術はあんまり使用しないで。あなたには負担が掛かり過ぎる』
「……わかってるけど、魔法は便利だから……」
『命と便利、どっちが大事?それって天秤に掛ける程度なの?』
 命……って聞くとねえ……いくらなんでも便利に命を使う事もあるまいし。
「……わかった。最低限に留める」
『お願いね……』
 もう一人の私は満足したように、再び沈黙する。
 それにしても……無駄な魔法ってのはそんなに無いけどな……
 ……やっぱり私って戦闘とか、そんなのに不向きなのかな?


「はむっ」
 私は口に薬を投げ入れた。苦いんだけど、慣れちゃったよ。初めての人が飲んだら吐いちゃうんじゃないかな?
 それに、舌が触れなければ味なんかしないし。
 薬を飲まなければ?と言う無かれ。私は薬を飲まないとどっかでまた倒れちゃうんだから。
 もっとも、私みたいに魔法使って衰弱する人間じゃなければ、こんな薬なんて飲んでも苦い思いするだけだから。
 じゃあ一体薬はどうしてるのか?そんなの常時持参してるに決まっているでしょ。
 もっとも、私には薬剤師の知識がそんなにないから薬なんて作れないんだけどね。両親共に薬剤師の娘なのにね。
 それだから、知り合いの薬剤師に調合する薬草やら薬品をいくつか譲ってもらっている。
 もちろんお金払わされたんだけどさ。背に腹は変えられないから。ちなみにこれ、精力剤ね。
「これで、大きい魔法は二回ほど耐え切れるね」
 私はふう、と重いため息を付く。
 ……あの時、倒れてから私に魔法は危険な諸刃の剣となった。
 小さい魔法ならなんとかなるけど、やっぱり蓄積してしまうからそうしょっちゅう使う事が出来ない。
 大きい魔法なんて論外。竜破斬なんて唱えたらどうなるか……
 以前、崩霊裂と使った時に身体が裂けるような痛みにも襲われた。その後身体を見てみたら身体中自分の血で血塗れだった。
 その時は復活を唱えてなんとか持ちこたえたけど……さすがにあの時とどめさせてなかったらまずかったなあ。
 昔は魔族と戦ってもただ闇雲に精神系精霊魔法や黒魔術を唱えていただけど、今は違うけどね。
「そろそろ……依頼のあったセイラーグ・シティだよね?」
 私は確認の為に、私の一緒に話しを聴いていたもう一人の私に問いかける。
『この森を抜ければ、ね。そろそろ鳥の囀りが聞こえてくるよ』
「そう……何時間歩き続けたのかな?私」
『うーん……大体3時間じゃないかな?休憩は一時間三十分と、怪我の治療で使った体力の回復に三十分で、併せて五時間はこの森にいるね』
「長い時間いるもんだねえ」
『それだけこの森で迷っていたのよ』
「そうかあ……あれ?森が薄暗くなっていく……」
 私は魔法の光を消してその幻想的な光景を見る。朝日が木々の隙間を通り地面に突き刺さる光景を。
 だが、私は見た。その光の中にいる人影を。そして、それが……殺気を放っている事を。
「……誰?」
「誰でも良いだろう。ただ、俺はお前の依頼を成功させるな、と言われただけだ」
 人影はそう言い返す。だが、その声は聞いただけでは男か女か判別できなかった。
「それと……一応この森は破壊するな、と我が主に命令されてのでな……」
 そう言って、人影が姿が一瞬揺らぐ。すると、光は指し込んでくるのに、鳥の囀りが聞こえなくなった。
 どうやら、結界をはったらしい。いやに手際がいいな……もう何度も同じ事をしているって感じだ。
「ねえ、何人殺したの?」
「お前で丁度十人目だ」
 依頼を受けたのは私で十人目。つまり今まで依頼を受けた冒険者は全員殺したって事か……
「とりあえず、名前を聞きたいんだけど?」
「名乗る名前など存在せぬよ。在ったとしても、魔族として生きた数千年間、その間で忘れてしまった」
 やはり魔族か……数千年も生きられる人間などいない。それに、竜族がこんな所で邪魔する訳でもない。
 ひょっとしたらそんな意地悪な竜もいるかも知れないが、そんなのに遭遇する確立はたぶん街中でふんどし一枚で変な踊りを踊っておひねりを貰っているどこぞの旅芸人と遭遇する確立より少ないだろう。
「では、行くぞ」
 言ってすぐに、人影は私の真っ正面に飛び込んできたっ!
 いきなり空間転移だってえ?舐めるんじゃないっ!
 私は右腕を振り上げた魔族の右腕の肘を蹴り飛ばして攻撃を防ぐ。それだけじゃなく、軸足を素早く上げて魔族の身体を蹴り飛ばして間合いを開ける。
「私一人じゃやっぱり辛いっ!やはり一人旅にはこんな奴を遭遇しない様に祈るのをサボっていたのが恨めに出たの?」
『いや、それだけじゃなくて、こんな危険な依頼を受けたのがそもそもの間違いだと思うよ』
 もう一人の私が遠慮がちな声でツッコミを入れてくる。そんな場合じゃないってば。
「あいつの出てくる場所を教えてっ!絶対に微弱な音がするはずっ!」
 私は言い捨てるようにもう一人の私に叫び、詠唱に入る。もう一人の私は『わかった』と一個と呟いて静かになる。
 魔族に聞く魔法……早く決着をつけないと……やはりコレしかっ!
「永久と無限をたゆとうし、全ての心の源よ、尽きること無き蒼き炎よ、我が魂の内に眠りしその力、無限より来たりて裁きを今ここにっ!」
 私は詠唱を完成し、それを解き放つ瞬間を覗う。だが、魔族はいつのまにか姿を消している。
 ……結界と同化したか?
『右上から何か来るっ!』
「崩霊裂ッ!」
 もう一人の私の合図で、私はすぐに私を攻撃しようとした物にそれを解き放った。
 だが魔族の絶叫は聞こえない。
『……まだ来るっ!』
「なっ!」
 私は今度こそ、自分の目で向かって来たそれを見た。その直後、
 ドスッ。
 私の左肩に、長い木の枝が深々と突き刺さった。
 迂闊だった。魔族だからって魔族らしい自分自信を使った攻撃をすると思ったのに……
 まさかここにある物質で攻撃するとは。しかも自らの手で投げて。
 私は片膝を地面につけ、左肩を押さえながら蹲る。
 ちらっと左肩に突き刺さった木の枝を見てみると、枝分かれした枝が二本、肌に食い込んでいた。
 私は痛みを堪えて突き刺さった枝を抜き取る。枝は意外にもあっさりと引き抜けた。
「…………っ!!」
 傷口が空気に触れた事により、新たな痛みが私の身体を蝕む。
 けど、それを一応堪えて――痛みで涙か零れているのはとりあえずおいといて――立ちあがる。
「……今までの奴とは違うようだな。今の魔法で少しは削れたぞ」
 魔族は私の視線の先で腕組みをしながら立っている。その姿は、冷たい視線を持った騎士の恰好したヒゲ親父。
 おまけに何故か口ひげはカールが掛かっていて、頭にはでかいリボンが飾ってあってなんとも笑える。時と状況が違えばおおいに笑えたのに、まったくおしい奴。
 さすがに今を状況で笑える余力もないからね。
「まったく……少しは魔族らしい攻撃をしなさいよねっ!」
「魔族らしい攻撃ですか……残念ながら、もうちょっと楽しませてもらってからにしましょう」
 そう言って、名も無き魔族は姿を消す。
 ああ、可愛げのない魔族だことっ!
『どうするの?傷は大丈夫?』
 もう一人の私は心配そうな声で私に話し掛ける。
「大丈夫。幸い軽傷で済んでいるから……」
『それならいいけど……どうするの?あいつ、負の感情をゆっくりと味わってから殺すつもりだよ』
「いい根性じゃない……竜破斬唱えてやる」
『ちょ、ちょっとぉっ!』
 言い出したらもう止まらない。私は詠唱の準備に入った。

  黄昏よりも暗き存在――
  血の流れより紅き存在――

「それは……シャブラニグドゥ様のっ!?」
 始めて、名も無き魔族は驚いた。

  時の流れに埋もれし偉大なる汝の名において――
  我今ここに闇に誓わん――

「させるかあっ!」
 魔族の放った光の玉が私に牙を向く。だが、それは私に触れる前に弾けて消滅した……
「なっ!?」
 魔族の驚愕した声が私の耳に入る。

  我等の前に立ち塞がりし、全ての愚かなるものに――

『!まずいっ!止めてレイファルッ!』
 もう一人の私が慌てて、私に詠唱を止めさせようとする。そんな事できる訳がないじゃない。
 私は構わず詠唱を続ける。

  我と汝の力もて、等しく滅びを与えんことを――

 私は内部から何等かの力が沸きあがって来るのを感じた。
 行ける……行けるよ。これならっ!
『駄目っ!唱えないでっ!』
 もう一人の私の悲痛な叫びが聞こえるが、私はこれを無視する。
「竜破斬ッ!」
『駄目―――――っ!』
 もう一人の私の絶叫が最後、私は内からの力も一気に放たれた……


「…………」
 私は呆然としていた。だが、それだけじゃなかった……私は何故か血塗れだった。
『だから駄目って言ったでしょっ!あなたはそれとは相性が悪いのよっ!』
 もう一人の私の怒鳴り声が聞こえるが、私はただただ呆然としていた。
 私は血で染まった自分の右手を見る。その血はまだわずかながら流れ出ていた。
「魔法の反動……こんなに大きいのは始めて……」
『当たり前でしょ。私が念には念を押して唱えるなって言っていたんだからっ!』
「あはははは……」
 私は力無く笑う。
「とりあえず、あいつは倒せたんだから良いじゃない」
『良くないっ!良くないのよっ!』
 もう一人の私は泣き叫ぶような雰囲気で声を荒げる。
 もう一人の私に身体が在ったら頭でも撫でているんじゃないだろうか?私。
「まあ、後は“復活”を唱えれば……少しは」
 その時だった。私は身体が抉られ、貫かれる感触を感じた。
「え?」
「なかなか良かったが……諸刃の剣だったようだな……」
 ズボォッ、という音がして、私は地面にうつ伏せに倒れる。
 何が起こったのか私はわからなかった。
 血が流れて行く……身体が冷たくなって行く……
 私は死ぬのかな……
「放っておいても大丈夫だな……さらばだ」
 そう言って……魔族は空間を跳んで行った……


『……レイファル』
 私は悲しそうな声で朦朧とした意識のレイファルに話し掛けた……
「は……あはははは……やっぱりこんな依頼……受けるんじゃなかったよ」
『レイファル……』
「いいのよ……私が悪いんだから」
 レイファルは残った力で反転して、仰向けになる。
「あのさ……もう一人の私」
 レイファルは悲しそうな声で私に話し掛けた。もう彼女は死ぬしか無い。だから私はできる限り彼女の応用に答えるつもり……
 元々、私が原因なのだから……
『……なぁに?レイファル』
「私の変わりに生きてくれない……?」
『!それは……』
「そうだよね……できる訳ないわよね。言って見ただけだから……」
 確かに私にできる訳がない……でも、どうしても私は彼女と共にいたい。
 例え、魂が転生しても。
『……できるよ』
「……無理、しなくても良いよ」
『できるよ……もしできなくても、その努力はしてみるつもり』
「……定めを捨てるつもりなの?」
『レイファルの為なら、定めを捨てても良いよ。どうせ、私以外の誰かがやってくれる事だから……』
「じゃ……私の代わりをして生きてね……」
『でも、私が表に出ればあなたの魂は滅びるんだよ……』
「その時は、集めてね……あなたならできるでしょう?ねえ、レイファル=ライシア=シャブラニグドゥ」
 その言葉が、レイファルの最後の言葉だった……私は誰にも聞こえない声で絶叫した……声が続く限り。

 その日私は目覚めた。ただ私は赤眼の魔王として目覚めたのではなく、レイファル=ライシアとして。
 私はゆっくりと起き上がる。始めて『自分の目』で見る外の世界……音だけじゃない世界は、私に取って新鮮でもあった。
 私は取り合えず、あの魔族に貫かれた傷と、私の半覚醒による魔法の反動による傷を少し時間を掛けながら癒す。
 その間に私は泣いていた。悲しかった。どうしようもなく悲しかった。
「目覚めたく無かったよ……レイファル、あなたの時には」
 私はそう呟いて、初めて気づいた。私の声はレイファルと同じだったのだ。
 感化されていたのかわからないけど、私は彼女と喋ってた時と同じ声だった……
 それでも良いさ……少しでも彼女に繋がりがあるのだから。
 私は涙を手で拭って、すくっと立ち上がる。
「まずは復讐かな……やっぱり」
 そう言って、私は精神世界を見る。理由は無論の事、あの馬鹿魔族を滅ぼす為に。
 ……オヤオヤ、側にいますかぁ。滅ぼしてやる。
 私は初めて、空間を跳んだ。


 どもども、やっとこ書き終わりました朱に染まるは魔を使う者・後編ですが、結構無理矢理っぽかったですかね?(^^;
 とりあえず、これであのレイファルの誕生は終わりです。
 クルジャーナの誕生編は書きませんので(^^;書くと第二章に問題が(^^;
 色々な矛盾点もありますが、特にドラ・スレの所ですが、あれは内面から吹き出した力に人間の身体が耐え切れなかったと解釈してください。
 また、何故魔法を使って衰弱したりするのか?これは4stSがすでに覚醒していたからです。その為、魔族の方が強くなっていて、魔法を唱えるとダメージを受けていったのです。
 黒魔術もあんまり使用していなかったのは衰弱を押さえる為だったのです。もっとも、もう竜破斬以外、そんなに役に立たないとも言えるのですが(^^;
 ちなみにこのSはHPの小説を読んでいただければわかるのですが、四人目です。
 三人目じゃないのか?と言いますが、雰囲気的には凶悪な設定だったので、4としました。
 その為今回はいませんでしたが三人目もちゃんと考えています(^^;
 ちなみに、魔族らしくないなんて言われるでしょうが、それが彼女なのです。まあ、彼女は魔竜王ガーヴと同じ状況だと考えてください。
 ではでは、次はシリアスっぽい魔族小説でお会いいたしましょう。

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3157Re:朱に染まるは魔を使う者・後編 深紅の涙松原ぼたん E-mail 6/20-20:43
記事番号3144へのコメント
 面白かったです。完結おめでとう御座います。

> 先日、私は倒れた。倒れた原因はわからないが、とにかく安静に、との事らしい。
 それって為すすべもないって事じゃ・・・・(笑)。
> ずっと、日あたりの良いベットで寝ているのは良いんだけど……暇なのよねえ。
 そりゃあねぇ。
> 以前、崩霊裂と使った時に身体が裂けるような痛みにも襲われた。その後身体を見てみたら身体中自分の血で血塗れだった。
 ひぇぇー。
> ひょっとしたらそんな意地悪な竜もいるかも知れないが、そんなのに遭遇する確立はたぶん街中でふんどし一枚で変な踊りを踊っておひねりを貰っているどこぞの旅芸人と遭遇する確立より少ないだろう。
 どーゆー確率だ。
> まさかここにある物質で攻撃するとは。しかも自らの手で投げて。
 確かに意外な攻撃方法ですよね。
>「……定めを捨てるつもりなの?」
 定め?
>「その時は、集めてね……あなたならできるでしょう?ねえ、レイファル=ライシア=シャブラニグドゥ」
 定めって世界を滅ぼすことなのね。
> 色々な矛盾点もありますが、特にドラ・スレの所ですが、あれは内面から吹き出した力に人間の身体が耐え切れなかったと解釈してください。
 なるほど。

 本当に面白かったです。
 ではまた、ご縁がありましたなら。

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3167Re:朱に染まるは魔を使う者・後編 深紅の涙桜我天秦 6/21-03:49
記事番号3157へのコメント
> 面白かったです。完結おめでとう御座います。
 ありかどうございます(^^)少しばかり時間が掛かってしまいましたが完結しました。


>> ずっと、日あたりの良いベットで寝ているのは良いんだけど……暇なのよねえ。
> そりゃあねぇ。
  ベットでずっと寝てるのは暇ですよねえ。

>> 以前、崩霊裂と使った時に身体が裂けるような痛みにも襲われた。その後身体を見てみたら身体中自分の血で血塗れだった。
> ひぇぇー。
  これは魔族の力を借りるって奴ですね。俗に言う「課長、私だけじゃこの仕事できないんで手を貸してください」で、クビを切られる、と(笑)

>> ひょっとしたらそんな意地悪な竜もいるかも知れないが、そんなのに遭遇する確立はたぶん街中でふんどし一枚で変な踊りを踊っておひねりを貰っているどこぞの旅芸人と遭遇する確立より少ないだろう。
> どーゆー確率だ。
 私も書いてておもいっきりそう思いました。

>> まさかここにある物質で攻撃するとは。しかも自らの手で投げて。
> 確かに意外な攻撃方法ですよね。
  まあ、これは魔族らしからぬ攻撃ですけどね。少しは魔族も考え始めた事にしています。
  あの世界、腹心と部下S滅んでるって設定ですから(^^;
>>「……定めを捨てるつもりなの?」
> 定め?
>>「その時は、集めてね……あなたならできるでしょう?ねえ、レイファル=ライシア=シャブラニグドゥ」
> 定めって世界を滅ぼすことなのね。
  そゆことです。現在L様に反逆中って所ですね。ですが、L様の力を召喚できる奴もいないのが現状です。


> 本当に面白かったです。
> ではまた、ご縁がありましたなら。

 いつも感想をくださってありがどうございます。では、またです