◆−蒼き衣を纏いし存在−特に菜塩 (2005/5/11 01:50:26) No.31442
 ┣いきなりタイトル変更?の巻−特に菜塩 (2005/5/14 11:57:48) No.31450
 ┃┗甘々杏仁豆腐と極辛マーボナスの巻−特に菜塩 (2005/5/15 00:54:56) No.31453
 ┃ ┗トレイン・トレインの巻−特に菜塩 (2005/5/15 02:19:25) No.31454
 ┣スレイヤーズVSドラえもん−特に菜塩 (2005/5/27 21:22:19) No.31466
 ┣腹黒魔剣士の秘策の巻−特に菜塩 (2005/5/29 10:08:00) No.31471
 ┣スレイヤーズ のび太の悲しみのドラグスレイム巻−特に菜塩 (2005/5/29 20:56:52) No.31476
 ┣深淵の主−特に菜塩 (2005/5/30 00:38:02) No.31479
 ┣第2部 復讐の序曲−特に菜塩 (2005/5/30 02:15:48) No.31480
 ┗−第2部 復讐の序曲−その2−特に菜塩 (2005/5/30 03:34:32) No.31481


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31442蒼き衣を纏いし存在特に菜塩 2005/5/11 01:50:26


  NASIO TOKUNI PRESENT

  ◆世界か?一人の人間か?◆
  
  ◆絶対的な力の持ち主の命令◆

  ◆リナ=インバース究極の決断!◆

  ◆徐々に崩壊する世界◆

  ◆追い詰められた魔族の秘策◆

  ◆新たな侵略者の脅威◆
 
  ◆混沌を望みし存在◆

  ◆決戦前夜、世界の命運は一人の少女の手の平に◆

  ◆そしてあわれなる魔剣士の結末◆

  ◆訪れる仲間の死◆

  ◆ 無 ◆ 

  ◆特に菜塩が戦いを忘れた全ての人に送る◆


___________________________________

    特に菜塩
      名作劇場:予告編
    ___________
  
     蒼き衣を纏いし存在
    ___________


    原作:神坂一 スレイヤーズより
    監督:特に菜塩
    脚本:特に菜塩
    内容:期待しないでね^^
___________________________________

 ◆近日公開

   

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31450いきなりタイトル変更?の巻特に菜塩 2005/5/14 11:57:48
記事番号31442へのコメント

※このお話は特に菜塩が個人的な趣味で書き上げた物です。
大変つまらない作品ですが「馬鹿じゃねえの」とか言いながら読んでいただければ幸いです。
物語の主軸にはスレイヤーズを採用していますが、一部に「んっ?これはどこかで……」的な展開を迎えますが、気にしないで下さい。
なお、読んでる内に「パクリじゃん!」とか思うかもしれませんが

        その通りです!

なおこの物語を読んで精神または肉体的に被害をこうむっても特に菜塩はなんら責任を取る気がないことを明記します。
それでは魅惑の菜塩ワールドへどうぞ!







「ねえ……ゼロス……あれ、友達?」

「さっさあ?あんな人、魔族にはいませんが……」
ぽかぽかとした午後のひととき。
ガウリイ、ゼルガディス、アメリアそしてゼロス。
いつものメンバーで一騒ぎして次の町へ移動(逃亡)していた時、そいつはあたし達に声を掛けてきた。

「貴様がリナ=インバースか?」
あっ怪しい……
全身を青と白で塗りたくり、その顔には真っ赤な鼻と謎のひげ。
下腹部に白いポケットを縫い付けてある全身タイツのような服を着ていて、その手には指の無い手袋をはめ、お尻に赤い尻尾が付いている。

「はあ……そうですけど……」
あたしは困惑しつつもいちおう返事だけはする。
蒼き衣を纏いし者が重い口を開く。

「貴様には協力してもらう。

   ロード・オブ・ナイトメア様を召還して世界を無に帰すことを」

なっ!?
世界を無に帰せ?
冗談じゃないわ!
こういう時は……

「先手必勝!行くわよ」
あたしの一声でゼロスを含む全員が同時に謎の男にかかる。
最初に切りかかるのはガウリィー。

「もらったぁーーー」

気合一閃!ガウリィーの薙ぎ払いが謎の男を捕らえる……かに見えたが、ガウリイの放った一撃は謎の男の短い首を捕らえる直前に見えない力に抑えられたかのように中空で動きを停止させる。

「なぁっ!?」
驚きの声を出すガウリィーを謎の男の放った回し蹴りが捕らえる!
謎の男の一撃を喰らい数メートルほど転がるガウリィー。

「喰らえ!エルメキア・ランス(烈閃槍)」
謎の男がガウリィーを蹴り飛ばしたその一瞬、その隙を歴戦の魔剣士は見逃さなかった。
技を放った直後、硬直状態の謎の男をゼルガディスの放った烈閃槍が襲う!
しかし!?

「ひらりマントぉぉーーー」

謎の男は下腹部のポケットから縦横50センチほどの布切れを取り出しゼルの放った烈閃槍を跳ね返す!
跳ね返った烈閃槍は呪文を詠唱中であったアメリアに命中する。

「きゃあぁぁ!」
「アメリア!」
おもわずアメリアの方を見るゼル。

「戦いの最中によそ見をするなぁぁーーーー」
再び謎の男が下腹部のポケットに手を突っ込む。
すると先ほどの布切れに変わり小型の拳銃が謎の男の手に貼りついていた。

「ショックガァァーン」
衝撃筒から飛び出したエネルギーの塊がゼルの体を弾き飛ばす。
10メートル近く吹き飛ばされたゼルは地面に倒れたまま苦痛の声をもらしている。
次にかかるはゼロス。
ゼロスが謎の男に向かって魔力の塊で出来た黒い槍のような物を投。
謎の男が
「無駄だぁぁぁー。ーーひらりマントォォォォーーーー」
再び取り出した布切れでゼロスの攻撃を受け流す謎の男。
そんな時あたしの呪文が完成する。
ゼロスが顔の前で指を振りながら言う。

「ゲームオーバーですよ!!」

「なんだと!?」
謎の男が唸ると同時にあたしが必殺の一撃を放つ!

   ドラグスレイム

しかも今回放ったのはタリスマンを使った増幅版である。

増幅版ドラグスレイムを喰らって無事なはずが無い……
けどさっきの一撃で砂埃が舞い上がり視界が恐ろしく悪い為確認はできない……
それにわからない事が山ほど残っている。
まず奴の目的。
あたしの命を狙って襲ってきたのとは違う……
奴の狙いは世界の破壊。
どこで聞いたのかロード・オブ・ナイトメアの事まで知っていたし、おそらくギガ・スレイブの事も調査済みだろう。
それにわざわざ人気の無い空き地で待ち伏せする必要は無い……
まるでワザとあたし達が戦いやすいように仕組んであるみたい……
次に奴の使った得たいの知れない武器の数々!
ゼルのエルメキアランスならともかく、ゼロスの一撃をはじくなど並みのマジックアイテムでは不可能!
それにあの武器、攻撃の際、精霊や魔力の働いた気配が一切しなかった……
それにあたしはそれと良く似た武器に心あたりがあった……

「いやぁ〜〜〜さすがリナさん。
    いつもながら素晴らしい一撃ですね」

「ありがとう……それとみんな大丈夫?」
皆の口々から無事を知らせる言葉が聞こえる。
ひとまず安心。
その瞬間!あいつの声があたりに木霊する!

  どこでもドアァァァーーーーーーーー

「ぐがぁぁぁぁぁーーーーーーーーー」
とっ突然ゼロスの背後に『ドア』が出現し、その『ドア』が バタン と開かれる!
なんと!?さっき倒したはずの謎の男がゼロスの背後に出現したドアから現れ、ゼロスの体をその右腕で貫く!
突然の攻撃にゼロスの絶叫が響き渡る!

「フフフフ。その程度の攻撃では私を倒すことはできない!」
ゼロスに致命傷を与えた奴はそうつぶやく。

「あっ……あとは任せます……」

  ヒュッッ

「あっ!?ちょっと待っ……あのゴキブリィ〜〜〜〜〜」
あのゴキブリ、逃げやがった!
「リナ〜〜〜いくらなんでも酷くないか?」
人権(?)を無視したあたしの発言にガウリイがそう言う。
そんなガウリイにあたしはさも当然といった口調でこういう。

「魔族に人権は無いのよ!」

「そうですよガウリイさん」
あたしの一言にアメリアが賛成の声を上げる。

(もともと人間じゃないだろうがぁ!)
ゼルガディスが頭の中で冷静に突っ込みを入れるも事態の深刻さに気が付いたようだ。

「しかし……あのゼロスを倒した相手だ……普通に戦っては勝ち目が無いぞ」
そう……ゼルの発言はもっともだ……
獣王ゼラス・メタリオムの部下であり、高位魔族でもあるゼロスが……
千年前の降魔戦争で竜族を壊滅寸前まで追い込んだ男がやられたのだ……
このドラえもんと名乗る謎の存在に……

「さあ、私の命令を聞いてもらう」

あたしはこの男のいいなりになる気は無い!
けど、あたしが逆らえば奴はためらう事なくガウリイ達を殺すだろう……

「あなたの目的はなに……」
あたしは奴に尋ねてみる。

「私の……私の世界を滅ぼして欲しい……」

「なっ!?×4」

ほぼ同時に4人が声を上げる。

「貴様……やはり魔族だったのか」
ガウリイが謎の男に対してこういう。
だがゼロスはこう言ったはずだ……『あんな人魔族にはいません』と。
魔族は嘘をつかない。
ゼロスは完全に謎の男を魔族と言い切っている。
でも、滅びを求めるのは魔族以外に存在しないはず……
あれこれ思考する内に奴が衝撃の事実を語る。

「そういえば自己紹介がまだ途中だった。私の名前はドラえもん……っていってもわからないだろうな」
一呼吸おいて……

「ドラえもん……この世界の言葉に直すと……

  蒼穹の王(カオティックブルー)

私の目的は、リナ=インバース。
君を私の世界に招待して、あの御方を私の世界に呼び出して欲しい……そんなところだ」

なななななっ!?
こいつ唯もんじゃない!っと思ってたが、まさかここまで大物とは……
蒼穹の王……

    赤眼の魔王    蒼穹の王(ドラえもん)

        金色の魔王 

    闇を撒くもの    白霧

この世界をつかさどる4体の魔王のひとつ……

「さあ、答えてもらう。私に従うか?それとも……」
どうする……
あたしが蒼穹の王に逆らえば奴は容赦なくこの世界を破壊するだろう……
相手は魔王。
この世界を破壊する事に一寸のためらいも無いはず……
奴に従いあたしが『あっちの世界』に出向き、金色の魔王 ロードオブナイトメアを召還すれば犠牲になるのはあたしだけで済む……
この世界の人間にはなんの危害もないはずだ……

「君の答えを聞かせて貰おう。私に従いあの御方を呼び出し、私の世界を滅ぼすのに力を貸すか?それとも君達が滅びるか?君が選んだのはどっちなんだ?」

「答えはNOよ!」
あたしの出した結論はNO。
この世界を救う為にあたし一人が犠牲になる?そんなのごめんだわ。
…………心ない人はあたしの事を『悪魔』だの、『滅びをもたらすもの』とかいいうんだろーなぁー。
嗚呼、あたひってあはれ……

「リナ!」

「よく言ったぞリナ!」

「さすがリナさんです!」

っかぁ〜〜〜。やっぱ持つべきものは仲間よね。
てな事を思ってたとき、蒼穹の王は意外な事を口走る。

「今、決めることが出来ないなら……そうだ!…うん、それがいい、そうしよう! 」

はぁ?
いきなりドラえもんがわけのわからない事をいいだした。
はっきりいって意味不明だ。
こういう事は本人に聞いてみるに限る!
って事で……

「あんたの目的はなんなの……」

「目的など存在しない。唯の暇つぶしだ」

「っな!?唯のひつまぶしだと!?」
ガウリイが驚きの声を上げる。
なんか変だけど……
「そうだ。うなぎとごはんを、こうくねくねまぜまぜしっ……てお前は暇つぶしとひつまぶしの区別もつかんのか!」
出番が少ないゼルガディス、突っ込みの時だけは重宝する。(作者の心境)
そんなことを気にしない様子でドラえもんが話を続ける。

「わざわざこの世界に来て、なにも無いままで帰ってきたら面白くないじゃないか。」

「ゼルガディスさん、あの人やっぱり変です……」
「だから人じゃないって……ぶつぶつ……」
この二人、アメリアとゼルガディス。
こうでもしないと出番がない。(作者の心)

困惑するあたし達を尻目にドラえもんが話を進める。
「本日正午からの魔導師協会の有料放送を見ろ」
魔導師協会の有料放送。
水晶やなんかに念を増幅して遠くにある水晶玉なんかに映像を写す。その原理を利用した一種の娯楽だ。
まあ、魔導師協会が金の為にやってるサービスで、今時少し小さめな町でも映像端末がおいてある。
そして一瞬の間をおいてドラえもんがあたしにこう告げる。

「君が私に従う事に決めたならこの世界に手を出さないと誓おう。だが、私に従う気が無いならこの世界の保障はしない…くくくっ」

   「どこでもドアァァァ」

ドラえもんはポケットから取り出したドアを使いどこかへ消えていった。







 「明日も来てくれるかな?」

 「いいと…びょぅぼうぁぁーーーーー」 ……びちゃびちゃびちゃ……   きゃぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜

 「なっ……なんだ!?お前は……ぎゅっぬたたぁぁぁ〜〜〜〜〜」……どちゃっ…………

【……えぇ〜〜、おはよう。赤の竜神スィーフィードの世界の諸君。

 私の名前はドラえもんニグドゥ。

 またの名を『蒼穹の王(カオティク・ブルー』と呼ばれる存在(もの)だ。

 お昼休みの楽しい時間、ほんのわずかだけお邪魔させていただく。

 実は、平和に暮らしている君達にすばらしい知らせを届けに来た。

 今さっき、『西の魔海』を攻撃し、『海王ダルフィン』なる蛆虫を滅ぼしてきた。

 魔海に面した海岸線の住人は津波に注意してくれたまえ。

 君達、人類の敵である魔族の拠点を一つ滅ぼしたのは、私からのあいさつみたいなものだ。

 そして海王ダルフィンを滅ぼした存在(もの)はこれだ!

 この筒状の存在(もの)は、ショックガン、『撃ち砕きし存在(もの)ショックガン』だ。

 そしてこの白いポケットは、『取り出せし存在(もの) 四次元ポケット』

 次にこの唯の布切れに見える存在(もの)が『受け流せし存在(もの) ヒラリマント』

 そして……よいしょっと。これが『空間(そら)渡りし存在(もの) どこでもドア』

 これらはすべて私の分身、私自身なのだ。

 この世界の赤眼は五人の腹心を自らの部下とし…おおっと!話がずれていた。これは失礼。

 さて、君達にお届けする素晴らしい知らせとはなにか?
 
 本日より3日後の正午より、猫遊戯(ドラ・ゲーム)という武道大会を開催する。

 場所は滅びの砂漠の特設会場だ。
 
 対戦相手は私一人。
 
 君達の人数は自由だ。たくさんの方がいいぞ。いくら私でもたくさん戦えば疲れるからな。
 
 判定はどちらかの死亡、もしくは降参だ。
 
 これから私はカタート山脈の『兄弟』を滅ぼそうと思う。
 
 周辺の住民は素早く避難したまえ。無関係の人を巻き添えにしたくないからな。

 『カタート山脈』の次は『群狼の島』。次は『竜たちの峰(ドラゴンズ・ピーク)』を攻め、残りわずかな竜族を葬ろう。
 
 この三日間で君達、人類の敵となりそうな種族すべてを葬る。

 だがそれでは私一人が損をしてしまうじゃないか!?

 それは困ったな………そうだ!決めたぞ。この武道大会、私が勝ったら

        世界中すべての人類を殺す事にした

 恐怖に引きつった顔を眺めながら最後の一人たりとも逃さずに徹底的に…な。くくくっ………】

  ガガッガッッッ………ザァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーー…………


――――――――――――――――――――――――――――

こんにちわ。今回投稿させていただいた スレイヤーズVSドラえもん 楽しんでいただけましたか?
今回のお話を書いた理由、それは

『ただ馬鹿なお話を書きたかったから』

それだけです。
ドラえもんを主人公にした理由は、ただ『取り出せし存在(もの) 四次元ポケット』っとか言いたかっただけで、蒼穹おう=猫えもんの理由は、

蒼穹の王=ドラえもん=ただ蒼いから同じ になっています。

これでも白霧(デス・フォッグ)=おばQよりはマシでしょう。
次回はセルじゃなくてドラえもんの開催する猫遊戯(ネコゲーム)の日までスレイヤーズのメンバーがどう過ごすかのお話を書きます。



 

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31453甘々杏仁豆腐と極辛マーボナスの巻特に菜塩 2005/5/15 00:54:56
記事番号31450へのコメント

甘々杏仁豆腐と極辛マーボナスの巻

「ドラグスレイム?無駄だな。そんなものドラえもんにとって、せいぜい蚊に刺されたぐらいにしかならないだろう」
ゼルガディスとアメリアが夜の森の中で二人きりでなにやら話し合っている。
「でも……でもっ何もしないよりかはマシです!」
そう言い、コブシを握り締め熱血ポーズを決めるアメリア。
どうやらアメリアは黒魔法最強の呪文を習得しようとしているようだ。
その様子を『やれやれ』といった表情で眺めるゼルガディス。
食事を取っていた時にアメリアに『夜、用事ありますか?』とか言われた時は思わず『ドキッ』としたが、誘われるままに付いて行って見れば、『ドラえもんの野望を打ち砕く為、最強の黒魔法『ドラグスレイム』をぉぉぉ』とかいいだす始末。

「しかし、いくら奴を倒す為とはいえ、魔王シャブラニクドゥの力を借りてもいいのか?」
この質問にはアメリアも困った顔をする。
そう。1に正義、2に正義!3、4が無くて5に正義なアメリアにとって悪の親玉である魔王の力を借りるなど許されない行為なのだ。

「う〜〜ん……そうだ!毒をもって毒を制す!っていうじゃないですか」
そう言ったアメリアがゼルガディスの普段と違う気配に気が付く。
なんというか自分の瞳を見つめてくるのだ。
普段とは違うゼルガディスに少し戸惑うアメリアに……

「アメリア。今回の戦い、勝ち目があるとは思えん……」
ゼルガディスが突然、弱気な発言をする。

「なにを言っているんですか!あきらめたらそこで終わりです!正義を信じて頑張りましょ!」
当然アメリアも得意の正義あれば全て良しな台詞を言う。
そんなアメリアにゼルガディスがこう告げる。

「俺はお前の事を特別な存在だと感じている」

「えっ!?」
おもわず動揺の声を漏らすアメリア。

「今は……今はそんな事……」「未来があるとは限らないだろう」
今はドラえもんとの戦いが……そう言うよりも早くゼルガディスが言葉を続ける。
ゼルガディスがアメリアの手を握り締め、さきほどよりも激しく瞳を見つめる。

「ゼルガディスさん……ガバッ……」
ゼルガディスの一言に思わず抱きつくアメリア。

「安心しろ。お前を死なせたりはしない……俺には秘策がある」
そう言い不敵な笑みを浮かべる魔剣士だった。





※ 厳重注意!
この先には俗に言う『ゼルアメ』好きが『特に菜塩ぶっ殺す!』とか思うストーリーが書いてあります(Hネタじゃないよ)。
特に菜塩が大胆な解釈で↑のファンに殺される事を覚悟して書いたものです。
書いている本人はギャグだと思ってますが、一部の熱狂的ファンの怒りに触れる事は確実です。
自分のイメージと違うゼルガディス様を見たくない方、特に菜塩に殺意を覚える方はどうか右上の×ボタンを押してページを閉じてください。







「ドラグスレイム?無駄だな。そんなものドラえもんにとって、せいぜい蚊に刺されたぐらいにしかならないだろう」
どうやらこのバカ娘は黒魔術系最強の呪文を習得しようとしているらしい。
頭が弱い奴はこれだから困る。

「でも……でもっ何もしないよりかはマシです!」
どうやら例の正義の血とかが騒いでいるらしいな。
だが……

「しかし、いくら奴を倒す為とはいえ、魔王シャブラニクドゥの力を借りてもいいのか?」
このバカ娘にはこの程度のこともわからんのか。

当のアメリアはさきほどから『う〜〜ん……』と唸り声を上げている。
かわいい奴め。

  ニヤリ

おっといけない!
クールなイメージを持つ俺が顔をニヤケさせるなどあってはならない。
俺は残酷な魔剣士なのだ。
暗い過去を持ち、自らの存在に悩み、人と積極的に関わろうとしない孤高の男。
それが俺だ!
皆は驚くだろう。
こんな俺ではあるが実は暗い過去など気にしてなく、この体も個性があって気に入っていて、さらに『アメリアに財産目的で近ずいている』とは。

「毒を持って毒を制す!って言うじゃないですか」
フンッ。適当なことを抜かしやがる。
カタート山脈の魔王本体ですらドラえもんの前に滅んだのだぞ。
負け犬の力を借りた魔法であのドラえもんを倒せるはずがない。
奴を倒せるのはあのリナ=インバースだけだ。
正確に言えば奴の召還する存在だがそう言い切って良いだろう。
あとなによりも奴の世界に行って奴ごと滅んでもらうのが望ましい。
くくくっ。そして俺は生き残り、セイルーンの王になり、世界を制するのだ!
その為には……

「アメリア。今回の戦い、勝ち目があるとは思えん……」

「なにを言っているんですか!あきらめたらそこで終わりです!正義を信じて頑張りましょ!」
また精神論か。
この頭の弱いお姫様の相手は本当に疲れる。
この女に国を任せるより、俺が指導者になるほうがいいだろう。
そのためにも俺がセイルーンの王にならなくてはならない。
そして、国の王になるのにもっとも手っ取り早い方法は……

「アメリア……お前は俺のことをどう思っている?」

「えっ!?」
くくくっ。予想通りの反応だ。

「俺はお前の事を特別な存在だと感じている」
そう。
この国の王になるにはお姫様を頂いちまうに限る。
幸いな事にこの女、顔は悪くない。
まあ頭のほうは救いようが無いがな。

「今は……今はそんな事……」「未来があるとは限らないだろう」
決まった!
ここでアメリアに近寄り手を握り締め、瞳を見つめればフィニッシュだ!
もうこのバカ娘の瞳には俺以外写らない。

「ゼルガディスさん……ガバッ……」
俺の胸に飛び込んできたアメリアを俺は強く抱きしめる。

「安心しろ。お前を死なせたりはしない……俺には秘策がある」
そう。俺は死ぬ気はない。
死ぬのはあの貧乳魔導師だけで十分だ。



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
こんにちは。特に菜塩です。
全国のゼルアメファンに対して

    宣戦布告

に等しい行為をしてしまいました。
この話は『今後にどうしても必要か?』といわれると『どうかな?』って感じです。
ただ腹黒ゼルガディスを書いてみたかっただけです。
ちなみにこの時リナとガウリイは『3日じゃなんもできねえよ!』とかいいながら飯を食ってます。
余裕な奴ですね。
次回はオリキャラが活躍する話です。
どんな話かといいますと

  苦痛 恐怖 密室 

といった感じです。
乞う御期待。

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31454トレイン・トレインの巻特に菜塩 2005/5/15 02:19:25
記事番号31453へのコメント

トレイン・トレインの巻

※この話は精神年齢の低い特に菜塩が書いた世にも汚いお話です。
内容については語りませんが、物語には必要ない上に糞な内容なので鑑賞には
ある程度の覚悟をしてください。
それではどうぞ


俺の名前はロン=ハサウェイ。
幼少の頃から剣を生活の糧として生き、自らの命を商売道具にしていままで生きてきた。
当然今までに何人もの人を切ってきた。
今まで風呂に入った数よりも人を切った回数の方が多いくらいだ。
そんな俺でも一生に一度は人の役に立ちたいと思う時がある。
そんな時に起こった今回の騒動。
俺は気が付くと相棒を担いで滅びの砂漠に向かっていた。





今、俺は滅びの砂漠に向かって走る電車に乗っている。
なんでも古代技術の粋を集めて魔導師協会が建設したものらしい。
電車の中には俺と同じ目的の者達であふれている。
戦士、魔導師、格闘家。なかにはヨガの使い手なんかもいる。
運良く俺は個室に入ることができた。
しかし生と死の狭間で鍛えた俺の第6感は気が付かなかった。
このあとに起こる悲劇を……

今、このあまり広くない個室には俺を含めて5人の男女がいる。
まず一人は魔導師風の女。
そして白い巫女の服を着た少女。
金髪の背の高い剣士。
そして白い法衣に身を包んだ怪しい男……
たしかにあまり係わり合いたくない人種だがそれは向こうも同じ。
だが今回は別だ。

「おしっこしたい……」

「ぎもじわるいですぅぅー」

「ZZZZZzzzzz〜〜〜〜」

「…………………………」

この電車にトイレは無い!
しかも一歩個室の外に出れば人がぎゅうぎゅうに詰まった通路があるだけだ。
さらに不幸は重なる。
この密室は5人が入るには相当せまい。
この状態で仮に巫女風の女の子が盛大にゲロを撒き散らしたらどうなるだろうか?
俺は簡単なシュミレーションをしてみた。
まず、巫女風の少女が盛大に自分の体で創造したスライムを床にぶちかます。
すると室内には魔族ですらも逃げ出す臭気に包まれる。
そのVXガスは、おそらく少女と同じで懸命に吐き気をこらえていると思われる男をも無残なスライム製造機に変貌させるだろう。
寝ている金髪男は問題ない。
だが魔導師風の女は別だ!
彼女は今、けなげにも人として生きる以上必ず起こる生理現象と戦っているのだ。
それはほんの少しの環境の変化でパワーバランスが崩れる。
結果、この広くない室内は魔族にトロル、ゴキブリさえも寄り付かない暗黒の世界へと変貌するだろう。
あと1時間。あと1時間耐えてくれ。
俺がそう思っていたときに物語は急展開を迎える。

   ぎゅるるるるる〜〜〜〜〜〜

すべての闇を統べる王がその咆哮を上げる。
そう!私の横に座る怪しい男は吐き気をこらえていたのではなく

  肛門の括約筋によって封印されし黒き存在と孤独な戦いを繰り広げていたのだ。

しかしそのような事実を知っても俺にはどうすることもできない。
俺に出来るのはただ神に祈る事だけ、とも考えたが、『この男がうんこを我慢できますように』などとお願いしたら

  赤の竜神スィーフィードの逆鱗に触れそうなのでやめておいた。

しかし、そうなると先ほどのシュミレーションとは結果が異なる。
よってもう一度今後十分に起こりうる悲劇をシュミレートーとしてみた。

まず、男が我慢できずに自らの体内の黒き存在をこの世界に召還する。
異界の魔王はあらん限りの産声とともに強烈な瘴気をこの密室に充満させる。
この瘴気の攻撃にまず少女が屈する。
少女はスライム製造機へと変貌を遂げさらなる瘴気を室内に蔓延させる。
この時点で闇の勢力の攻勢は終わらない。
次に魔導師風の少女が最期の攻撃にでる可能性が高い。
圧倒的な闇の勢力の前に少女の意思が屈するのは時間の問題だろう……
よって密室の中はあの魔王の中の魔王ロード=オブ=ナイトメアでさえも拒むような汚れた空間へと変貌する。
ここで男に眼をやる。
今、彼の体内では孤独な戦いが繰り広げられている。
その時に『ふと』おもう。これは魔族と神族の戦いなのではないかと
自らの体という小さな世界で滅びを望む黒い存在とそれを阻止せんとする勢力が肛門付近、直腸で衝突している。
滅びはすなわち安息だ。だがその安息は世界の崩壊をも意味する。
そうこの世界、赤の竜神スィーフィードが魔王シャブラニクドゥに敗れる時にこの世界が終焉を迎えるかのように。


         ―――悪夢の王の一片よ―――

       ―――肛門いましめ解き放たれし―――

   ―――猛烈くさし地獄の刃よ 我が人生 我が身となりて 共に滅びの道を歩まん―――

          ――神々の魂さえも打ち砕き―――


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
こんにちわ。特に菜塩です。
この話はネット上で見つけたおもろい話を自分の作品に合うように改造したものです。

   その通り。パクリです!

この後ロン=ハサウェイはどうなったのでしょうか?
私はこの話の続きを書くつもりはありません。
これを見てくれた皆さんがかってに続きを考えてください。まあ

  精神衛生上大変有害ではありますが

次回は恐怖のセルゲ……じゃなくて猫遊戯に突入します。
楽しみにしていてください。

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31466スレイヤーズVSドラえもん特に菜塩 2005/5/27 21:22:19
記事番号31442へのコメント

恐怖のネコ・ゲームの巻

世界は恐怖に包まれていた。
ドラえもんの声明発表の後、魔族の本拠地『カタート山脈』は蒼い閃光に包まれた。
その光は遠く離れたセイルーンの一部でも確認され、当然カタート山脈は地図から消滅した。
その後もドラえもんは魔族、神族の拠点を次々と攻撃、そのたびに大地に蒼い火柱が立ち上った。
世界の人々は絶望し、各地で暴動が発生した為、少なくない数の国が戒厳令を出す事態にまで発展していた。
そんな中、唯一つ救いを与えてくれる『魔神ゾアメルグースター』にすがる人々が急増し、宗主の『マルチナ=ゾアナ=メル=ナブラチロワ』氏いわく

    笑いが止まらない

そうだ。
会場である滅びの砂漠『ラッキスタジアム』ではドラえもんの野望を阻止せんがため1000人を超える猛者が集結していた。
その中に魔王の中の魔王『ロード=オブ=ナイトメア』の力を借りた呪文を唱えられる人間、リナ=インバースがいた。
ネコ・ゲーム開始まで後15分。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


「チャオ!リナ。元気してた?」
その瞬間にあたしの体を流れる血液全てが凍る。そんな感覚が走った。
この声は忘れたくても忘れようが無い。
赤の竜神スィーフィードの力を持ち、田舎のレストランでバイト生活しているその者の名は……

「ネッ姉ちゃん……なんでここに……」
ルナ=インバース。
リナ=インバースの実の姉にして赤竜騎士の女……
包丁一つでプラズマドラゴン倒したり、中位魔族を鼻くそほじりながら滅ぼしたりとトランプでいうジョーカーみたいな奴だ。
けどその姉ちゃんがいるってことは……
「ネッ姉ちゃんもネコ・ゲームに出るの?」
「うん。なんか出演依頼があってね♪」
よっしゃぁぁぁあーーーーーーーー
これで世界は救われた。
この人の前ではたとえドラえもんであろうとも敵ではない!
これでひとまず安心だね♪

「ふ〜〜ん。それで横の金髪君はリナの彼氏?」

「なななななっ!?なに言ってんの!ガウリイは唯の旅の仲間でそんな関係じゃ……」「わがままな娘で困ってんでしょ?」

「いやぁぁ〜〜〜そうなんですよ。あはははは」
なにが『あはははは』だ!
殺されても知らんぞ!
その時!3人の後ろから聞きなれた声が聞こえる。

「……リナさ〜〜〜ん……」
声は間違いなくゼロス。
でも少々服装が違っていた。
白装束を身に付け、頭には鉢巻、脇差(わきざし)を懐に差し絶望にあふれた表情でたたずんでいる……

「……どうしたの……」
こいつ……

「……実は……この3日間で私達魔族の兵力は12%にまで衰弱しました。」
そう語るゼロスの顔には疲労の色が濃い。

「そっ……それで……」
とりあえず続きが気になる。

「カタートの魔王様は滅んでしまい、海王様は重傷を負って現在、唯の金魚状態。覇王様は「……もう……限界……」といったきり帰ってきません。」
どうやら魔族はドラえもんに徹底的にボコされた様子だ。
無理も無いか。こちらの世界で神々との戦いで疲弊した魔族が、異界のそりゃあもうパワービンビンの魔王に勝てなくても。
ホームグラウンドで負けたんだから自信を失ってもおかしくわない。
そこで

「……でっ、その格好は……」
一番気になるのはこれだ。
ゼロスが語る。

「うううぅ……獣王様が……獣王様が……「あたい達が負けたのは全部お前達が悪いのよ!」とか言って……」
涙でよく聞き取れないがようするに『八つ当たり』を喰らったらしい……魔族もいろいろあんだなぁ〜〜。
ゼロスのグチは続く。

「それで私達は獣王様指揮の下、レジスタンス(抵抗組織)を作ってドラえもんに対して抵抗を続ける事になったんですが、あろうことかあの御方は……

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「動ける兵はこれだけかしら?」
「はい……これだけです……」
獣王ゼラス・メタリオムの問いかけにゼロスが申し訳なさそうに答える。


わずか十名ばかりの魔族を前にゼラスは落胆の表情でため息を一つ。そしてゼロスにこう告げる。
「そう……仕方が無いわね。それじゃあ今から『そよ風特攻隊』を組織するから希望者は一歩前にでなさい♪」

  ざわざわ ざわざわ ざわざわ

魔族の間にざわめきが走る!
「そっ『そよ風特攻隊』!?それは一体……」
「まあ、わかりやすく言うと自分の存在と引き換えにドラえもんに体当たり攻撃を仕掛けるって言えばわかりやすいかな?」
ゼロスの問いかけにとんでもない事を言い出すゼラスたん♪

「……なっ!?……なぜそんな事を……」
「嫌がらせよ」
「えっ!?」
「だから唯の嫌がらせよ!ダルフィンちゃんが復活してシェラーちゃんが自信を取り戻すまで時間稼ぎ兼、嫌がらせでネチネチ、ブチュブチュ死ぬまで攻撃を続けるのよ♪」
まさに外道!
そんな事を語るゼラスはとても楽しそうだが、『人間爆弾』ならぬ『魔族ミサイル』にされてはたまらないと一人(匹?)の魔族が前に出る。

「あの〜〜……うぎゃあぁぁぁぁぁ〜〜〜〜…………」
あはれなる魔族はゼラスの一撃でこの世から消え去る。
ジャイアンも真っ青な暴虐ぶりに生き残った魔族の顔が青ざめる。

「ってことで、『そよ風特攻隊』に志願する人は一歩前♪」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「ってな事があったんですよぉ〜〜〜〜〜」
語るゼロスの顔は絶望に包まれていた。
たぶんこの衣装もゼラスの趣味かなんかなんだろう。
しかし、こいつはいいとしてもほかのグロテスクな魔族達もこんな白装束なんか着てるのかなぁ〜なんて想像してみたが

『気持ち悪くなったのでやめておいた』。

「お前らも大変なんだなぁ〜〜〜」
ガウリイがまるで『ひとごと』のような顔でそう言う。
人じゃ無いけどね!

「ううう………今まで獣王様に尽くしてきたのに、いきなり『パッて散りなさい♪』なんてひどすぎる……」
「おっおい、そんな泣かなくても…「いいや!もう我慢なりません!いままで獣王様の『石焼ビビンバが食べたい♪』とか『ディカプリオに会いたい♪』とか『ギター侍、つまんないから殺して♪』とか、挙句の果てに『ハンター×ハンターの連載、再開させなさい!』とかいろいろな無茶聞いてきたのに『パッて散りなさい♪』なんて酷すぎます!」
ここでゼロスは禁断のカオスワーズを口にする。

「あの糞ババアァーーーーァ!?…………ごめんなさい……いえっ!そんな事は……はいっ……すぐに散ります……」
どうやら途中で誰かに話しかけられたようだが、

   誰かは聞かないでおこう!

そう固く誓うガウリイ&リナ=インバース。
ネコゲーム開始まで後、五分。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

おまけ
猫遊戯のパンフレット

 ―猫遊戯― 

1 開会宣言
2 国歌斉唱(君がYO!)
3 代表による演説

    『世界の滅亡と私』(ドラえもん)
    『ここがヘンだよ ドラえもん』(ゾマホン)
    『ハァ〜イ。バァ〜ブ!チャイア!」(イクラちゃん)

6 作文の朗読『父さんが女になった』
7 大会テーマソングの紹介
8 審判長注意
9 試合開始

以降:試合展開に付き変化する予定       
                        
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


「プログラムナンバー8番。審判長注意」

「こんにちわぁ〜〜〜〜今回ネコ・ゲームで審判を勤める事になったルナ=インバースでぇーーーす、ヨロピク〜〜〜。それじゃあ、あたしをサポートしてくれる助手を紹介します!ガウリイ=ガブリエフ君!」

ガウ「どうも〜〜ガウリイ=ガブリエフです。」

ルナ「どうですか?今回のネコ・ゲームの優勝者とか?」

ガウ「そんな事よりもなんで俺がこんなことをしてんのかなぁ〜〜〜って思ったんですけど、あはは。わかんない」

ルナ「も〜〜〜〜★しょうがない奴☆そんなガウリイ君の質問に答えていただきましょう!『特に菜塩さん』どうぞ!」

菜塩「どうもぉ〜〜〜特に菜塩でぇ〜〜す」

ガウ「菜塩さんよお、なんで俺がこんな役なんだ?」

菜塩「役に立たないから!」

ガウ「えっ!?」

菜塩「考えても見ろ!剣振るしか能のないお前が魔王との戦いで活躍できるか?」

ガウ「そっそれは」

菜塩「みんなが戦ってる中、無視されるのはつらいだろ!だからせめて台詞だけは与えてやろうと思ってここに出したんだよ」

ガウ「………………」

菜塩「じゃあな!」







「……馬鹿だ……」
リナは思わず呟く。
「否定はしない……確かに馬鹿だ……」
「ため息がでるくらい馬鹿ですね……」
リナの意見に同調するゼルアメ。
そんな空気の中、司会は進行していく。






ルナ「それでは試合を開始しましょう!まず最初の挑戦者はこの人!」

  ――正義を愛して悪を憎む――

  ――悪魔のマスクに天使の心――

  ――己の信念『悪・即・斬』を貫き通す――

  ――その名も『ミスターサタン』―― 



  Q:ドラえもんについて

 「んhん?lfmくぁクヌgp@c、kg;、(ドラえもん?はんっ。そんな奴、正義の前には『ケツの穴にこびりついたトイレットペーパーに過ぎん』)」

  Q:なにかドラえもんに言いたい事は?

 「アクkdンcqmw、;pmンmんf;うおmfぅんwx;ん(おいっ!ドラえもんとやら、この俺様、ミスターサタンが元の肥溜めみたいな世界に送り返してやるぜ!覚悟しな)」


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

こんばんわ、特に菜塩です。
本来ならもう少し早く続きを投稿する予定でしたが

  『労働基準法なんてクソくらえ』

な会社に勤めている為なかなか投稿できませんでした。ゴメンなさい
最近の事を一言!
仕事先で昼休みに同期の奴と軽い

  『殴り合い(ボクシング)』

していたら、会社の先輩が

  『俺を殴れ!そうすれば会社を休める!』

とかいってました。
殴らなかった私は間違っていないですよね?

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31471腹黒魔剣士の秘策の巻特に菜塩 2005/5/29 10:08:00
記事番号31442へのコメント

前回までのあらすじ☆
ただ理由も無く(作者が考えてない)次の町へと向かうリナ=インバースと愉快な仲間達。
そこに突然現れたのは、ドラえもんと名乗る『蒼き衣を纏いし怪しい男』だった。
戦いの火蓋は突然開かれ、圧倒的な力を持つドラえもんの前にゼロスが深傷を負う。
そしてドラえもんは自らの正体を明かす。
蒼穹の王『ドラえもんニクドゥ』と。
蒼穹王の目的は『自らの世界を混沌の海に沈める』事。
その為にリナ=インバースの力を借り、魔王の中の魔王、『ロード・オブ・ナイトメア』を召還しようと企んでいたのだ!
そして蒼穹王の気まぐれか、物語の都合か、ドラえもんは突然武道大会『猫遊戯(ドラ・ゲーム)』を開くと言い出す。
優勝商品は『全ての人類』。
今ここに人類史上、もっとも過酷な戦いが始まろうとしていた。

_________________________________________________

    特に菜塩
      名作劇場:第5話
    ___________
  
     腹黒魔剣士の秘策
    ___________


    原作:神坂一 スレイヤーズより
    監督:特に菜塩
    脚本:特に菜塩
    内容:キャラさえ普通ならマジメ
_________________________________________________

ルナ「それではミスターサタンの入場です!」

 サーターン! サーターン! サーターン!

スタジアム内に響き渡る『サタンコール(けして悪魔の電話では無い!)』の中、アメリアは呟く。

  「……あれ……父さんです……」

その通りだアメリア君!
正義を愛し悪を憎む!ミスターサタンの正体はなんと『セイルーン王国の第一王位継承者フィリオネル・エル・ディ・セイルーン』なのである!
顔全体を覆う真っ赤なマスク、胸に大きくXと書かれたシャツを着て変装してはいるものの、さすがに実の娘には判ったらしい。
もといこんな事するのは父親しかいないと悟っているのかもしれない。
どちらにしろ不幸な奴だ。

ルナ「さあ試合開始です!ガウリイ君♪ゴ〜ング!」

   カアァァァ〜〜〜〜〜ン

ルナ「おおぉぉぉっと!ミスターサタン選手いきなりドラえもんに飛び込みました!」

 「ダイナマイトキック!」

ルナ「出ました!必殺ダイナマイトキック!」

 ビシ ビシ ビシ ビシ ビシ

ルナ「ミスターサタンの連続攻撃は続きます。」

ドラ「邪魔だ!」

  ひゅーーーーーー→ん   ど〜〜〜ん

ルナ「あぁぁ〜〜〜、サタン選手、ドラえもんの一撃に無残にも吹き飛びました。生存は絶望でしょう……」
ガウ「酷ぇ……」
ルナ「気にしない☆気にしない★さあ次の方ど……(ええぇぇぇ〜〜!?なにそれえぇぇ〜〜)……先ほどの試合を見た挑戦者の方達が相次いで試合を棄権しています……よって次の挑戦者はアメリア=ウィル=テスラ=セイルーンさんです!どうぞ」
ガウ「お!アメリアか」
ルナ「ガウリイさん。アメリアさんの戦力についてなにか?」
ガウ「ああ。アメリアは結構強いんだけどドラえもん相手にはちょっと分が悪いじゃないかな〜〜〜?」
ルナ「貴重な意見をありがとうございました。では、アメリア選手の入場です!」

「ほう?次の相手は貴様か」
ドラえもんが自分の前に歩み出てきた少女にそう言い放ちにやりと顔を緩める。
アメリアの激しい怒りを心より楽しむ残酷な笑みであった。
そんなドラえもんに対してアメリアが言い放つ。

「……あなたが……あなたがあたしの父さんを……」
うつむいたまま拳を握り締めるアメリア。
そう。ギャグで死んだとはいえミスターサタンはアメリアの父親であり、唯一の家族でもあったのだ。
アメリアの心に幼い頃の父親と最近あっていない姉との思い出が蘇るが

    『気分が悪くなったので中断した』

アメリアのシリアスモードは姉の悲惨な思い出により一気に崩壊する。
結果……

「異界より参りし呼ばれざる者よ!あなた達の世界の崩壊の手助けをリナさんに手伝わせるなど言語道断!あなた達の世界の神に変わりこのアメリア=ウィル=テスラ=セイルーンがあなたの愚かな野望を正義の拳で打ち砕いて見せます!」
ようするに『お前の好きにはさせない』ってことらしい。
ゼルガディスもまた

 (……下等生物め……)

とか思ってたりする。

「打ち砕く?笑わせるな。貴様程度の実力では、この私に毛程の傷も付けられないだろう」
自信に満ちた表情でそう答えるドラえもん。
アメリアは呪文の詠唱を始める。

―――黄昏よりも暗きもの―――

「ふん。なにかと思えばゴミの魔法か」
そう。ドラえもんは猫遊戯を始める前、魔族に対して無差別攻撃を行っており、そのさい7分の1とはいえ、この世界の魔王『シャブラニクドゥ』を滅ぼしていたのだ。
ゴミと発言するのもおかしくない。
ドラグスレイムとは魔王シャブラニクドゥの力を借りた呪文。
この前、そのシャブラニクドゥがドラえもんによって滅ぼされたのにそのシャブラニクドゥの力を借りた呪文を放とうとしているのだ。
ドラえもんでなくても鼻で笑いたくなるものだ。
しかしゼルガディスには秘策があった。

   ドラグスレイム

ルナ「おおぉぉぉっと!アメリア選手の放ったドラグスレイムがドラえもんを直撃!純粋な破壊エネルギーが赤い閃光となってドラえもんを襲います』
ガウ「やったのか?」
ルナ「いえ、この程度の攻撃、ドラえもんにとって『輪ゴムでパチン』ぐらいのダメージでしかないでしょう」
ガウ「嘘だろ!?」
ルナ「ほんとでーーーーす♪」
ガウ「のぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜。俺達人類もここまでか〜〜〜〜〜!?うん?」

    「俺に任せろ!」

そう無駄にタイミング良く現れたゼルガディスがドラえもんに対して構える。

  ―――天空よりもなお尊き存在――― (そら よりもなお たか き もの)

  ―――蒼穹よりもなお深き存在――― (そうきゅう よりもなお ふか き もの)

  ―――凍れる水面にたゆたいし――― (こお れる みなも にたゆたいし)

  ―――偉大なる汝の名において―――― 

  ―――我ここに闇に誓わん 我に逆らうすべての愚かなるものに―――

  ―――我と汝が力持て 等しく滅びを与えんことを――― 

「なんだと!?」
「貴様の力、利用させてもらう!」

      ―――カオティク・スレイブ(蒼破斬)―――

    ぐおおおおぉぉぉぉぉーーーーーーーーーー

ルナ「おおぉぉぉぉぉっと!突然乱入したゼルガディス選手。彼の唱えた魔法はなななーーーんと蒼穹の王ドラえもんニクドゥの力を借りた魔法だぁぁぁぁぁぁーーーーー!ゼルガディス選手の放った一撃がドラグ・スレイムの紅い閃光に包まれたままのドラえもんを直撃!彼の双嘗から飛び出した蒼い閃光がドラえもんの胴をやすやすと貫く!そして貫通した閃光は10に満たない程度に分裂しドラえもんに背後から襲い掛かる!世界の違う二つの魔王の力を借りた合体攻撃!名ずけて


       【魔神双破斬】


と言った所でしょうか、これは効いたはずだぁぁぁぁぁーーーーーーー!」
ガウ「ちょっと待てよ?今の魔法ドラえもんの力を借りた魔法なんだろ。前にその……シャブなんとかっていう魔王にそのシャブなんとかの力を借りた魔法を当てた時は全然効いてなかったと思うんだけどなぁ〜〜〜〜〜〜〜」
ルナ「おお!?いつに無く鋭いねぇ〜〜〜ガウリイ君」
ガウ「えへへぇ」
ルナ「そんな君の疑問にこのお姉さんが答えてあげましょう!」
ガウ「え〜〜〜と、頼む!」
ルナ「まず、カオティク・スレイブ唱える前にドラグ・スレイムを当ててたわよね?」
ガウ「ああ」
ルナ「性質の違う二つの魔王の力がぶつかり合うと魔法の威力は何倍にも増幅されるのよ!」
ガウ「へぇ〜〜〜」
ルナ「さらに!ドラグ・スレイムは広域攻撃魔法だけどカオティク・スレイブは1つの目標を重点的に攻撃してるわよね?」
ガウ「なんかそうだったな〜〜」
ルナ「その破壊力はドラ・スレのなんと4倍!相乗効果を入れると最終的な破壊力は、なななーーんとドラ・スレの31倍」
ガウ「それって凄いのか?」
ルナ「焦点温度40万度」
ガウ「わかんない」
ゼロス「焦点温度が40万度もあればこの世に破壊できないものはありませんよ」
ガウ「おわぁ!?突然なんだよ」
ゼロス「……セリフが無いのでつい……」
ガウ「気持ちは判るけどなぁ……」
ルナ「っま、いいんじゃないの?」
ゼロス「ありがとうございます赤竜の騎士さん」
ルナ「お互い仲良くやりましょう☆」
ゼロス「はい☆」
ガウ「でも、なんでゼルガディスの奴がドラえもんの呪文なんか知ってたんだ?」
ルナ「なんでだろ?」
ゼロス「その疑問には私がお答えしましょう。ゼルガディスさんは自分の体を元に戻す為、世界各地のクレアバイブルを集めていたのは……覚えて……」
ガウ「無い!」
ゼロス「……そうですか……まあ、実際に手に入れた写本の中に異界の魔王の力を借りる秘法が書いてあっても不思議じゃないですよね?」
ルナ「まあね」
ゼロス「そこまで判っていただければ。しかし……」
ルナ「打撃力が足りないわよね!」
ガウ「大変だ!ゼロス、今すぐお前も『バババーーーーン』と一発……」
ルナ「必要ないみたい♪」
ガウ&ゼロス「えっ!?」

     ―――悪夢の王の一片よ――― 

     ―――天空の戒め解き放たれし 凍れる黒き虚無の刃よ―――

     ―――我が力 我が身となりて 共に滅びの道を歩まん―――

     ―――神々の魂すらもうち砕き―――



         ラグナ・ブレード(神滅斬)


   ぬおぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ルナ「なんと!?リナ=インバース選手もこの戦いに乱入!ロード=オブ=ナイトメアの力を借りた呪文『ラグナ・ブレード(神滅斬)』の虚無の刃がドラえもんを真一文字に切り裂く!っさすが我が妹!これは名ずけるなら

   ジェット・ストリーム・アタック(三連星破斬)

といった所でしょうか?」
ゼロス「ヤバイでしょ、それは……」
ガウ「……同感……」
ルナ「OK☆OK☆ジェット・ストリーム・アタックの噴煙が消えドラえもんのすが……おおおおぉぉぉぉぉっと!ドラえもん、無事です!『ドラえもん健在ナリ』、しかし、見たところでは大変深傷をを追っている様子です!」

_________________________________________________

「はぁ……はぁ……殺ったの?……」
リナ=インバースが2人の仲間に尋ねる。
「……わかりません……でも……あの攻撃を喰らって無事なはずが……」
アメリアがリナの問いかけに答えていたその時!噴煙が晴れ、ドラえもんがその姿を露わにする。
体が崩れかけ、下腹部のポケットは跡形もなく解け、無残にも尻尾が溶けたその姿は、ドラえもんにもはや力が残っていない事を用意に予想させた。
リナ達がこの異世界の暴君に止めを誘うと悲鳴を上げる体に力を入れたその時ドラえもんが苦しそうな声を上げる。

「……貴様ら……貴様らを甘く見た俺が愚かであった……もはや貴様達に生存権は無い!皆殺しにしてやる」

ルナ「ドラえもん選手健在です!あろうことか皆殺しとか言ってます!今の発言に対してゼロスさん、なにか?」
ゼロス「打つ手なしですね♪」
ガウ「おいおい……」
ルナ「このまま人類は滅びてしまうのでしょうか?……おやっ?ゼルガディス選手がドラえもんに突撃し……おおぉぉっと抱きつきました!ゼルガディス選手ドラえもんに『がぶりより』!がっちり咥えました!」

ゼルガディスが叫ぶ。
 「俺の体には、昔『レゾによって仕掛けられた爆弾が埋め込まれている』俺に……俺にドラグスレイムをぶち当てろ!竜破斬なら俺と共に爆弾が誘爆するはずだ!」

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この駄文の作者、特に菜塩です。
ええぇ〜〜〜今回のお話で

 ドラえもん=蒼穹の王=セル

に加えまして。

 ミスターサタン=フィリオネル王子

 赤法師のレゾ=Drゲロ

 ゼルガディス=人造人間

なる新たな設定が完成しました。
今回はバトル多めのギャグ率低めなお話に仕上がりました。
次回はギャグの多い話にしようと思ってます。
そんじゃあこれから教習所行って車乗ってきます。

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31476スレイヤーズ のび太の悲しみのドラグスレイム巻特に菜塩 2005/5/29 20:56:52
記事番号31442へのコメント

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    特に菜塩
      名作劇場:第6話
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     スレイヤーズ 
         のび太の悲しみの
              ドラグスレイム
    _________________


    原作:神坂一 スレイヤーズより
    監督:特に菜塩
    脚本:特に菜塩
    内容:くそにしてキャラ崩壊
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ゼル「俺の体には、昔『レゾによって仕掛けられた爆弾が埋め込まれている』俺に……俺にドラグスレイムをぶち当てろ!竜破斬なら俺と共に爆弾が誘爆するはずだ!」
リナ「何言ってんのよ!そんな事が出来るはずが無いじゃない!」
アメ「馬鹿なことを言うのはやめて下さい!」
ゼル「しかし……これ以外に方法が……」
リナ「………あなたが死ぬ事はないわ……死ぬのはあたし一人で十分よ……」
アメ「リナさん……」
ゼル「リナ……」
リナ「さあ!あなたの世界にあたしを連れて行きなさい……悔しいけど……あなたの望みどおりにしてあげるわ……」
ドラ「ふはははははーーーーようやく決心したか。さあ来い!我が世界に破滅をもたらす姫君よ!」
リナ「………二人とも幸せにネ……」
ゼル「リナ……」
アメ「リナさん……」
リナ「ばいばいガウリイ。あたし………

(的な内容で話が進むはずだ、ふふふふふ……)
以上!ゼルガディス氏の妄想でした。
彼の予想通りに話は進み世界は救われるのか?
それでは本編をどうぞ!

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「俺の体には、昔『レゾによって仕掛けられた爆弾が埋め込まれている』。俺に……俺にドラグスレイムをぶち当てろ!竜破斬なら俺と共に爆弾が誘爆するはずだ!」

「……ゼル……まかせて♪」「ちょっとまてぇぇぇーーーーーー」
思わずゼルガディスがリナに突っ込む。
「お前は!今まで一緒に戦ってきたじゃないか!」
「うん♪」
「うん♪じゃなぁーーーーーーーい!」
どうやらゼルガディスが想像していたよりもリナは非情なようだ。
(こうなったら……)
おやおやどうやらゼルガディスたんがまた悪巧みを始めたようですね。

「アメリア……お前は俺が死んだとしても哀しまないか……」
この鬼畜野朗!恋する乙女心を利用しやがった!
そんな乙女心を利用されたアメリアは……

「悲しみません!ゼルガディスさんはあたし達の心の中で生き続けます!」
残念!ゼルガディス、貴様はもう死ぬ以外道は無い!

「ちょっと待ってくれ!あの時、星空の下で二人の愛を確かめ合ったじゃないか」
しつこいぞゼルガディス君。
さあアメリア止めをさせ。
「ああ〜〜〜あの時の事。まさか本気にしてたんですか?」
えっ!?
「アメリア、なんの話?」
「この前ゼルガディスさんに告白されたんですけど、その時遊びで付き合うって言っちゃったらなんか本気にしてるみたいで………」
「ええ〜〜〜〜馬鹿じゃないの?」
「本当ですよね。王族の身である私が平民出の気持ち悪いキメラ野朗と遊び以外で付き合うわけないじゃないですか」
マリー・アントワネットみたいな奴だ!
なんかゼルガディスが本気でかわいそうになってきたぞ……

「それじゃあ……黄昏よりも……」「まままっ待ってくれ!」
ゼルガディスがドラスレを唱えようとしたリナをあわてて制止する。
「なによ……」「待ってくれ……とりあえず待ってくれ……」
「……もしかしてあんた死ぬのが怖いの?」
「そっそんなわけじゃ……」
「じゃあ死になさいよ!」
「……ごめんなさい………死にたく……ないです……」

   BUUUUUUUU〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

会場にいる全ての人間がゼルガディスに対して罵声を浴びせる。
ルナ「観客の皆さん、会場に物を投げないで下さい!気持ちは判りますがどうかこらえてください!」
ガウ「今まであいつのことを仲間だとおもってたけど、それも今日までだな」
ゼロス「魔族にもあんな腐りきった奴はいませんよ!」
ルナ「ほんと!最低な奴よね……えっ!?ゼルガディス選手の弟から魔法通信が?……会場の皆さん!たった今、ゼルガディス選手の弟からこの会場に魔法通信が入ってます。今、会場のスピーカーに流します」

    ―――……お兄ちゃん?……―――

「おぉぉ!ミニゼルか?なんなんだ?」

    ―――……お兄ちゃん……お兄ちゃんの……馬鹿!―――

「…………………………」

    ―――……お兄ちゃんなんて死んじゃえばいいんだぁーーーーーーーー……ガチャッ……―――

ルナ「なんと実の弟から痛烈な言葉を浴びせられました。かわいそうに、明日からミニゼル君は学校でいじめにあうでしょう……」

    ―――……ゼルガディスか?父さんだよ……ははは……今のお前の発言で父さん、左遷されちゃったよ……ペンギン村勤務ってなにやるんだろうな〜〜〜―――

    ―――……ゼルなの?母さんだよ。あんたの部屋のベッドの下にあるいやらしい本全部処分したからね!……何よ、

      『マッチョ熊三の毛深いメンズビーム』と『花びら少女7歳』と『女王様と奴隷』

ってエロ本は!あんた、どんな趣味してるのよ!―――

その瞬間、ゼルガディスは悟る。
(……俺は全てを失った……仲間を失い、家族を失い、輝かしい未来も消えた……そのうえ

  『ホモでロリコンでおまけにハードM』

である事も暴露され、世界中の人間を敵に回してしまった……もはや俺には死しかない……)
ゼルガディスは決心する。

「……やれ……俺ごとドラえもんを……」

ルナ「それでは逝ってもらいましょう♪会場の皆さんご一緒に☆」

  KILL KILL KILL KILL KILL KILL(コ・ロ・セ・。コ・ロ・セ・。)

   ドラグスレーーーーーイム


「くそぉぉぉぉーーーーーーーー……………………


_________________________________________________

この駄文の作者、特に菜塩です。

まあ最初にも宣言したのですが……

  パクリに関しては眼をつぶって下さい

なにが『スレイヤーズ のび太の悲しみのドラグスレイム』なんでしょうか?
書いてる私もわかりません。
悲惨すぎるぜ!ゼルガディス。
今回の話はゼルガディスを徹底的にいじりまくります。
今のゼルガディスの自爆でドラえもんは滅びました。
しかし!この話はまだ続きます。
そうです、セルは…………次回に続く

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31479深淵の主特に菜塩 2005/5/30 00:38:02
記事番号31442へのコメント

_________________________________________________

    特に菜塩
      名作劇場:第7話
    ______________
  
      深淵の主
    ______________


    原作:神坂一 スレイヤーズより
    監督:特に菜塩
    脚本:特に菜塩
    内容:どことなくベルセルクっぽい
_________________________________________________















……
…………
………………
……………………
…………………………
………………………………
……………………………………こ……こは…………

    ……不思議な感覚だ……上も下も感じられない…………

    
    ―――このまま終わっていいのか?―――――――――


    ……誰…………だ……………………………………………

    ―――深淵の主―――深き闇を統べる王―――暗黒―――
      
    ……たいそうな奴だ…………一体何のようだ………………

    ―――お前の未来を予想してやろう――――――――――

    ……未来……俺は死んだ……未来など無い………………

    ―――死とはすなわち終わりではない―――――――――

    …………なん……だと………………………………………………

    ―――お前の死後もゼルガディスの意思は存在し続ける―――

    …………教えてくれ……おれは………おれは一体どうなる………………………

    ―――2つある―――1つは未来永劫、負の感情の渦巻く濁流の中で魂の苦痛を味わい―――

    ―――その中で自我を失い、自らを闇に同化させ闇の一部になるか――――――――――――

    …………いっいやだ…………俺はそん ――もう一つの道がある―――――――――――――

    ―――お前の望む世界を手に入れよ――――――――――――――――――――――――――

    …………どういう意味だ…………………………………………………………………………………

    ―――言葉の通りだ―――お前を迫害し、死に追いやった世界を灰燼と化し、望む世界を手に入れよ――

    …………俺は…………どうすればいい…………………………………

    ―――――――――――――――――望むがいい―――――――――――――――――――――――――

    …………のぞ……む…………………………………………………………………………………………

    ―――いま――――お前の欲する願いを―――――――――――――――――――――――――――――

    …………おれは…………おれは生きたい…………おれは死にたくない!…………………………………………

    ――――汝に問う―――なにを望む―――――――――――――――――――――――――――――――

    …………ちからを…………だれにも負けないちからを……………………………………………………………















……
…………
………………
……………………
…………………………
………………………………
……………………………………こ……こは…………

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この駄文の作者です。
今から頑張ってばんばん続きを書いていきます。

   明日の仕事なんて知りません

筋トレの時間を削り、暗い部屋で眼を悪くし、会社の先輩から『明日、悪いが13時間労働頑張ってくれ』とメールが来ようと

  たぶん3人ぐらいいる、この話を見ている皆さんが(そう君が!)いるかぎり

特に菜塩はキーボードを叩く手を止めません!

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31480第2部 復讐の序曲特に菜塩 2005/5/30 02:15:48
記事番号31442へのコメント


……
…………
………………
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…………………………
………………………………
……………………………………こ……こは…………

意識がはっきりした俺の目の前に広がる光景は平和そのものといった光景だった………

活気に満ちた市場。

道端で無邪気に遊ぶ幼い子供。

笑顔の絶えない人々。

その時俺の頭の中で、知るはずの無い情報が再生される。
異世界の魔王ドラえもんの侵略………
その歴史的な事件からすでに10年の月日が経過している事………
人々は世界を救ったリナ=インバース一味を英雄と崇め、そしてこの俺、ゼルガディス=グレイワーズは

   『ホモでロリコンでハードMな根性なし』

と伝わっている事……
たしかに俺は死ぬのが怖かった………
それに男にも興味があり、幼い子供を愛し、自らの体を傷つけられる事を快感とした事も間違っていない。
だが、それは人類共通の事ではないか?
聖者でもない俺が自らの命を犠牲にしてこの世界を救うなど出来るはずも無い。
だが世間の目はそうは見ていなかった。
世界の人々は俺に対して過剰なまでの期待をし、俺を追い詰めた。
そして俺は、すべての人類の為ドラえもんと共に心中し、その結果、得た称号が

   『ホモでロリコンでハードMな根性なし』

だ。
そんな事を考えていたその時、俺の目の前に一人の子供が飛び出してきた。
何人かの子供に追いかけ回されている様子だ。
子供を追う多数の子供達は追い回した子供に対し

  『このゼルガディス野朗』

と言っている。
どうやらイジメのようだ。
俺も以前『金にがめつい』リナに対して

   『お前よりアニータの方がまだマシだ!』

などと言ってファイアーボールを喰らった事もあるが自分が悪口のネタにされるとは………
いじめっ子が俺を見詰める。
俺は軽く睨み返してやった。
しばらくは睨み合いが続いたが、子供の方が根負けして足早に俺の前から走り去っていった。
追い掛け回されていた子供が俺を見詰め『ありがとう』と礼を言う。
その姿が弟の『ミニゼル』を連想させた。
その瞬間、俺の体の奥から抑える事のできない黒い存在がせり上がってきて気が付くと子供の胴と首は離れ離れになっていた。

   『俺が殺したのだ』

平和そのもの市場に耳障りな悲鳴が上がる。
たちまち俺は10人近い兵士に囲まれ、絶体絶命の危機に陥った。
10人か………少々めんどうだな………
そう思った時に俺は自らの体の異常に気が付く。
変化はまず視覚に現れた。
いままでに無く視界が鮮明で自分の背後までも見渡せる………いや感じる事ができ360度の視界を持つ、そのような感覚が俺を襲った。
そして兵士に眼をやる。
俺の目には怒りに燃える兵士の姿が見える。
目が血走っているな……
見えるのは兵士の目のみならず見ようと思えば眼球の毛細血管を流れる赤血球の数でさえも確認することが出来た。
時間がゆっくり進んでいる。
兵士の動きがまるでスローモーションのようだ………
ためしに一人殺してみた。
確かに手で切り裂いたはずなのに血が吹き出る事は無かった………
そして忘れた頃に真っ赤な噴水が立ち昇った。
恐怖の色を見せる兵士達………
俺はこれ以上無駄な殺生をする気は無かった。
しかし何人かの兵士は俺に向かいサーベルを抜き放つ。
……彼らは自分の死んだ事さえわからなかったのかもしれない………
足元に転がる人間の形をした肉塊を踏みしめながら俺はもはや普通の人間ではない事に気が付く。
否、前から普通の人間では無かった………
幼い頃、赤法師のレゾによって岩に覆われたおぞましい体にされていたからな………
思えばあの体のせいで俺は付き合っていた『Nさん』に捨てられ以来、女に対して不審感を覚え

   『結果、男色に走るようになった』

そして俺の体を恐れない純粋な子供に出会い
 
   『俺はロリコンに変身した』

さらに、体がボロボロになるまで修行を繰り返す内に俺は

   『痛み=快感という考えに気が付いた』

どうやら生と死の狭間で出会ったあいつは本当に天使か悪魔だったようだ………
もはや迷う事は無い。
自分の中にある人間性を排斥し、憎しみにその全てを委ねる。
俺は決心した。

   『かつての仲間に……この世界に復讐を…………』

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特に菜塩です。
なんかとんでもないストーリーになっちゃいました。
たぶん深淵の奥底で出会った存在は

  L様で間違いないでしょう

L様の気まぐれで新たな命と力を手に入れたゼルガディスの復讐劇が始まります。
憎悪の塊と化したゼルガディスの圧倒的な力に25歳ぐらいになったリナ達はどのように戦うのか?
疲弊した魔族達の出方は?
そしてドラえもんの意志を継ぐもの……
今までに無い発想で(こんなアホな事誰も考えない)特に菜塩が送る、大興奮の一大スペクタルス

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     特に菜塩
      名作劇場:復讐の巨編

    END OF SLAYERS

    原作:神坂一 スレイヤーズより
    脚本:特に菜塩
    出演:巨匠の作品に登場する皆様(予定)

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 特別企画:没カット紹介   



もはや迷う事は無い。
自分の中にある人間性を排斥し、憎しみにその全てを委ねる。
俺は決心した。

   『ホモでロリコンでハードMな世界を作ると…………』…………没

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31481−第2部 復讐の序曲−その2特に菜塩 2005/5/30 03:34:32
記事番号31442へのコメント

俺が再びこの世界に舞い戻り1年の月日が経っていた。
この俺が深淵の底で手に入れた新たな力を使えばリナ=インバースを殺す事などたやすいがそれでは少々味気ない。
やはり復讐劇は一流の舞台を用意しなくてならない。
平和な社会……そんな一見幸せそうな中にも不満を持つ者が多々いる。

 虐げられし者 差別されし者 誰からも忘れ去られた者 ほかにも色々だ……

そんな奴らを味方につけ、あるいは従わせ、歯向かう者を始末する……
そんな事をしている内に同士は増え、やがて一つの組織となり、大国が影で怯えるほどの力を蓄えていった……
人事上の問題から階級というものができ、その中でも選りすぐった精鋭を

   十本刀(JULTUPON GATANA)

と呼ぶことにした。
これは俺の持つ10本の刀……直属の組織として組織されたらしいが、あいにく俺は興味が無い。
俺が興味を持つのは復讐の一文字。
組織はあくまで復讐の為の道具にすぎない……
……そう……俺はこいつらを利用しているだけなのだ。
仲間を信じれば裏切られる……俺はそう信じていた……
中には絶対の忠誠を誓う者も多いが俺はもはや誰も信じる事が出来なくなっていた……
そんな彼らが持ち帰った情報を紹介しよう。
まずリナ=インバースだ。
予想通り奴はガウリイと所帯を持ち、幸せそうに暮らしている。
なぜかガウリイが婿入りし現在彼は

  ガウリイ=インバース

と名乗っている。
どうやら男としてのプライドの入る脳みそすらないらしい。
二人の間には一人の娘が誕生している。
名前は

  レイ=インバース

伝説の魔導師『レイ=マグナス』と同じ名前を持つ……情報によると『レイ=マグナスって男じゃねえか!』という些細な事で離婚の危機にまで発展したそうだが『某ロボット活劇』に同じ名前の少女がいる、という事で話はまとまったらしい。
余談だがその少女、『ミニリナ』そのまんまらしい。
この『ミニリナ』については一つおもしろい情報が入っているのだが、それは今回の計画の重要な部分なので今回の公開は控えよう。
次にあのアメリアについてだ。
アメリア……俺がこの手でもっとも殺したい人物の一人……
幼い彼女との出会いから10年を超える月日……
成熟した女性へと変貌した彼女は大きく変わっていた。
もとい声すら出なかった……

  体重なんと100キロオーバー

結局、政略結婚で好きでもない『ブサMen』と結婚したアメリアはそのストレスからか暴飲暴食に励み、着実に体重を増やし続け、ついには『海洋性哺乳類』も敗北する分厚い脂肪をその体に溜め込んだのである。
かつて

  『白き姫』

と呼ばれた彼女だが現在は

  『セイルーンのアザラシ』

と呼ばれている。
むろん動物園のアザラシと違い愛くるしさの欠片も無い。
にっこり笑うと二重顎がふるえ、公務で民衆の前に出ると汗でドレスの色が変わり、悪党を懲らしめようと木に登れない……
なんか復讐する気が起きないのは気のせいだろうか?

  気のせいだという事にしとこう!

あとゼロスについてだがこいつだけは何の情報も入っていない。
こいつの力は確かに脅威ではあるが俺の力には遠く及ばない。
問題なのはほかの高位魔族だ。
海王ダルフィン、獣王ゼラス、覇王グラウシェラー……こいつらもほかにもあの『シャブラニクドゥ』が存在するが、彼らの働きが俺の『計画』の重要な部分を担っている事だけを話しておこう。
しかし!真に重要なカードはまだ存在する。
それが何かを語るにはまだ早すぎるようだ。
その重要なカードがこの計画を見守るあなた……そう、お前に驚きと興奮をお届けする事を約束しよう。
最期に『和月伸広』先生の『るろうに剣心』と当駄文が

       何の関係も無い

事を明記しておく。
本作品は基本的にギャグだ。そこの所を忘れないで頂くと俺ことゼルガディスが少しばかり安心する。
では序唱はお終いだ。いつになるか判らない本編第2章を楽しみにしてくれたまえ。