◆−桜月梓さまへ−星村さゆる (2005/5/28 22:27:08) No.31469 ┗Re:お久しぶりですv−桜月梓 (2005/5/31 20:57:50) No.31483 ┗お詫びの言葉もないです・・・;;−星村さゆる (2005/6/25 21:44:22) No.31561
31469 | 桜月梓さまへ | 星村さゆる | 2005/5/28 22:27:08 |
梓さん、こんばんは。覚えてらっしゃいますか?星村です。 かなり前になるのですが、拙作「答え」にレスをくださりありがとうございました。その時に、「この話の姫サイドが読みたいです」と仰ってくださり、わかりましたやってみます!とかお答えしたのですが・・・ですが・・・(滝汗) 言い訳は致しません。できなかったのですorz 書こう書こうと思ってはいたのですが、慢性スランプと言うかまったく文章が浮かんでこなくて;;本当に本当に本当に申し訳ございません。 その代わりと言ってはなんですが、このお話を梓さんに捧げさせて下さい。久々に話を書いたので、ズタボロで突っ込みドコロが満載でしょうけど;少しでもお気に召されれば幸いです。 「そこにいたのか」 振り向くと、彼が静かに立っていた。 「こんにちは、ゼルガディスさん」 細めた目の前を黒髪が流れた。 目を細めたのは、彼に向かって微笑んだのと、空が眩しかったから。 空が誰かが描いた絵だとするのなら、これ以上の傑作はないだろう。 高い木の上や物見の塔、それに今いるような屋根の上。 魔法で飛ぶことはできても絶対に手が届かない、空に近づく瞬間。 こんなにも、こんなにも心は躍る。 風が舞う青い空はどこまでも光に満ちて。 冷たい水と空はなんて似ているんだろう、と思った。 ここでなら。 この世界でなら、誰も哀しむことはない。 きっと、隣にいる彼も。 ゼルガディスさんは不機嫌そうな顔をして空を見上げていた。 こんなにステキな青空なのに。 でもその彼の表情は、本当に不機嫌だから、じゃなくて、ただ眩しさに顔をしかめているだけってこと、私は知ってる。 彼に気づかれないように笑う。 ふと、彼に聞いてみたくなった。 「空には哀しみがないと思いますか?」 不機嫌そうに空を見上げていたゼルガディスさんが、怪訝な顔をして私を見下ろす。 「お前は空に行きたいのか」 低い声でぼそり、と訊かれる。 硬い声だけど怖くはなかった。 なぜか少しだけ哀しくなって、目を細めた。 それからすぐに笑顔になって。 「いいえ。行きません」 ゼルガディスさんの瞳が僅かに動く。 私のこと、空で暮らせたら、なんて夢見てる能天気な子供だと思ってるんでしょう。 残念ですけど、違いますよ。 だから、教えてあげます。 「空に哀しみはないのかも知れませんけど、そこには貴方がいないから」 ゼルガディスさんの瞳が揺れた。 「『愛』はそこにはないんですよ」 あああああああああああああああもぉぉぉぉこんなんですみません!!!! 本当にヘボヘボMAXで!!!うぎょおおおお逃げたいぃぃ(NOT獄中) おこがましいとは思うのですが、もしご覧になっておられましたら、見たよぅとだけレス下されば安心致します。 それでは、失礼します。誠に勝手な行動をお許しくださいm(_ _)m |
31483 | Re:お久しぶりですv | 桜月梓 | 2005/5/31 20:57:50 |
記事番号31469へのコメント どうもこんばんは、さゆるさん。 もちろん覚えていますよ♪ こちらこそ覚えていて下さってありがとうございますv 最近ずっとここに来れていなく久しぶりに顔を覗かせて・・・みたら私の名前発見。 作者・・・さゆるさんっ?!投稿は3日前っ!? 慌ててクリックしましたが・・・コメント遅れてすみません(汗 いえいえ、私は全然大丈夫ですよ。 こちらこそ無理を言ってしまってすみませんでした。 改めてゼルアメ読ませてもらいましたv >ゼルガディスさんは不機嫌そうな顔をして空を見上げていた。 >こんなにステキな青空なのに。 >でもその彼の表情は、本当に不機嫌だから、じゃなくて、ただ眩しさに顔をしかめているだけってこと、私は知ってる。 >彼に気づかれないように笑う。 ゼルは眩しいからと言って、それを自ら言葉にしたり 表情ではっきり表したりとはしませんよね。 それは、長年一緒にいたアメリアにもちゃんと分かっている事。 リナ達とは違う意味で彼の事を知っているのは、少しだけ優越感を感じる。 思わず口元がほころんでしまう。 でも笑っているのを見られたら怪訝そうな顔されちゃいますからね。 >「いいえ。行きません」 >ゼルガディスさんの瞳が僅かに動く。 >私のこと、空で暮らせたら、なんて夢見てる能天気な子供だと思ってるんでしょう。 >残念ですけど、違いますよ。 >だから、教えてあげます。 > >「空に哀しみはないのかも知れませんけど、そこには貴方がいないから」 > > >ゼルガディスさんの瞳が揺れた。 > > >「『愛』はそこにはないんですよ」 光に満ちて無限に広がっている綺麗な青空。 誰もが一度はその世界に憧れる。行きたいと焦がれる。 哀しみがない世界。 それでも、アメリアは絶対に行かないでしょうね。 哀しみがなかろうと、ぜルがいない事でアメリアは哀しみを感じる。 その世界には愛する人がいない哀しみがある。 だからアメリアはそこに行かない。 もちろんゼルも、アメリアに行ってほしくないでしょうけれど。 何を言うのかと思った。 「空には哀しみがないと思いますか?」 上に広がるこの青い空の中。 俺を見上げて聞くお前の目には何が映っている? 「お前は空に行きたいのか」 自然と俺の声は硬く、低くなる。 そこに行きたいのか? お前の言う哀しみがない世界へ。 それとも“空で暮らしたい”なんて言うんじゃないだろうな。 少なくとも、俺はまっぴらだな・・・。 そこには 「いいえ。行きません」 少し悲しげな目をしてからすぐに笑顔でそう言った。 お前は行きたかったんじゃないのか? ・・・哀しみがない世界に。 「空に哀しみはないのかも知れませんけど、そこには貴方がいないから」 一瞬、俺は何を言うんだと驚いて凝視した。 「『愛』はそこにはないんですよ」 俺はそんな世界まっぴらだ。 そこには お前がいないから――― 何故か無断でゼルサイド、おおおおお目汚しすみません(土下座 さゆるさんのゼルアメに異常にテンションが上がりまくってしまいました・・・ ああああ勝手にこんなの書いてしまってすみませんっ!!! しかもコメント纏まってなくて、さらにさらにすみません・・・。 あうう(撃沈 こんな私めのために姫とゼルありがとうございました。 私もスランプ真っ只中ですが、お互いにゼルアメ根性で(何)困難を乗り越えていきましょう! ではでは桜月梓でした。 |
31561 | お詫びの言葉もないです・・・;; | 星村さゆる | 2005/6/25 21:44:22 |
記事番号31483へのコメント 梓さん、今晩は。レスありがとうございました!すごく早くレス下さって、うわぁやったぁ嬉しいーvv梓さん私のこと忘れてなかったんだうふふーvvと悦に入っていたのです・・・が・・・ その・・・お返事が・・・え?もう一ヶ月近く経 つ の・・・? うわあああああああ本当にごめんなさい!!!!! 梓さんがあんなに温かく素晴らしいレスを下さったのにこの醜態。本当に本当に本当にすみませんm(_ _;)m仕事が忙しくてなかなか書けなかったのです・・・;見苦しい言い訳ですみません。本当にすみませんでした。 こんな私にお返事ありがとうございました><梓さんのレスはなんと言うか、本当に「わかってくださってる」ことが滲み出ていて、拝読していて本当に嬉しくなりますvv >ゼルは眩しいからと言って、それを自ら言葉にしたり >表情ではっきり表したりとはしませんよね。 >それは、長年一緒にいたアメリアにもちゃんと分かっている事。 >リナ達とは違う意味で彼の事を知っているのは、少しだけ優越感を感じる。 >思わず口元がほころんでしまう。 >でも笑っているのを見られたら怪訝そうな顔されちゃいますからね。 ほら!こんな風に!うんうんそーなんですよと頷いてしまいます。アメリアがなぜ気づかれないように笑ったのか、理由書いてなくてもちゃんと汲み取ってくださっていて・・・! >光に満ちて無限に広がっている綺麗な青空。 >誰もが一度はその世界に憧れる。行きたいと焦がれる。 >哀しみがない世界。 >それでも、アメリアは絶対に行かないでしょうね。 >哀しみがなかろうと、ぜルがいない事でアメリアは哀しみを感じる。 >その世界には愛する人がいない哀しみがある。 >だからアメリアはそこに行かない。 >もちろんゼルも、アメリアに行ってほしくないでしょうけれど。 土から離れては人は生きられない、というセリフが、私の大好きな映画にあります。人に翼があれば、もしかしたら空で生活することも可能かも知れませんが。でも、人は地上を住処として与えられました。人が生きる地上を。そしてそこには愛する人がいます。哀しみはあっても、お互いがいないという哀しみはないんです。 梓さんのレスを読んでるとこちらまで言いたかったことが言葉になって出てきちゃいます(笑)ありがとうございますーv そしてそして!!!さらにこれですよ!!↓ >何を言うのかと思った。 >「空には哀しみがないと思いますか?」 >上に広がるこの青い空の中。 >俺を見上げて聞くお前の目には何が映っている? >「お前は空に行きたいのか」 >自然と俺の声は硬く、低くなる。 >そこに行きたいのか? >お前の言う哀しみがない世界へ。 >それとも“空で暮らしたい”なんて言うんじゃないだろうな。 >少なくとも、俺はまっぴらだな・・・。 >そこには >「いいえ。行きません」 >少し悲しげな目をしてからすぐに笑顔でそう言った。 >お前は行きたかったんじゃないのか? >・・・哀しみがない世界に。 >「空に哀しみはないのかも知れませんけど、そこには貴方がいないから」 >一瞬、俺は何を言うんだと驚いて凝視した。 >「『愛』はそこにはないんですよ」 > >俺はそんな世界まっぴらだ。 >そこには >お前がいないから――― ああああああああああああああああああーーーーー!!!!!! 梓さんは私にどうしろと!??今なら42.195km走れそうですよ!(やめとけ死ぬぞ確実に)もうもうもう!!! あ り が と う ご ざ い ま し た ! ! すんごく嬉しいです!!!バッチリですよ!言うことありませんにょ!(興奮のあまり語尾がヤバ)特にラスト三行!!くぅぅぅぅ〜〜〜〜キターーーーーーー!!!もう本当ありがとうございました。>▼< テンションが・テンションもやばいです(ほかも色々ヤバ)(語尾とか) 理解してくださってるからゼルサイドを書かれることがお出来になるんですよね!自分の作品を理解していただけるのって、本当に嬉しいです。 梓さん本当に本当にありがとうございました!!!! またの機会がございましたら、ぜひ宜しくお願いします♪ そしてまた梓さんのゼルアメを拝見したいです^^ |