◆−セイルーン姉妹珍道中 44−神高 紅 (2005/8/2 23:18:22) No.31646
 ┣Re:セイルーン姉妹珍道中 44−夢月なつか (2005/8/5 21:53:05) No.31662
 ┃┗Re:セイルーン姉妹珍道中 44−神高 紅 (2005/8/8 17:01:52) No.31683
 ┣セイルーン姉妹珍道中 45−神高 紅 (2005/8/16 14:16:39) No.31709
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 ┃ ┗Re:セイルーン姉妹珍道中 45−神高 紅 (2005/8/22 00:52:47) No.31737
 ┗セイルーン姉妹珍道中 46−神高 紅 (2005/8/29 15:04:06) No.31774
  ┗Re:セイルーン姉妹珍道中 46−夢月なつか (2005/8/31 20:05:22) No.31775
   ┗Re:セイルーン姉妹珍道中 46−神高 紅 (2005/9/3 00:47:17) No.31785


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31646セイルーン姉妹珍道中 44神高 紅 2005/8/2 23:18:22


紅:どーもー。約一ヶ月ぶり以上ですいませんした。紅です。いろいろ言いたいことがあるかもしれませんがとりあえず今日は前書き無しで始めます。

<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

暗い、暗い、森の奥、頭上では月が頼りなく淡い輝きを放っていた。
朦朧としてきた意識の中、頭の奥のどこかが狼の遠吠えを聞く。
今少女は・・・アメリア=ウィル=テスラ=セイルーンという名の少女は闇の中、たった一人で歩きつづけていた。
まあ・・・・・・・・・ようするに・・・・・・・・・迷子である。そこ!消そうとすんな!!こっちも言っててあれなんだから!!
どちらかというとナーガ、レミーの方が迷子といえるかもしれないが、今この状況ではその二つのことにたいした違いはないし。
ことの始まりはほんのほんのしばらく前、三人はある村に立ち寄った。そこではある噂が流れていたのだった。
『ねえねえ知ってる?森の奥の幽霊の話?』
『知ってるわ。私の父さんも見たって言ってたもの』
『一体なんの話?』
『あら知らないの?今話題の幽霊の話』
『知らないわ。教えて』
『森の奥にね・・・出るらしいのよ、幽霊が・・・それでね―――


第44話『ホーンテッドタウン! 前編』


窓から光がアメリアに差し込んだ。鳥の鳴く声も聞こえる。

「ここは・・・?」

目覚めたのは森の奥・・・ではなく見知らぬどこか古ぼけた質素な部屋だった。
安っぽいベッドから身を起こし、あたりをきょろきょろと見回しながら、アメリアは思考を少しずつ活性化させてゆく。

「あー!目覚めたんだー!よかったよう。とりあえずもう安心だねー」

まだおぼろげな頭をフル回転させながら、唐突にドアから現れた水色の髪の少女のほうに目をやる。
言動からすると彼女がアメリアを助けたようだが・・・

??????なんだ?なにか違和感がある。しかしそれが何かわからない・・・

少女は『大丈夫ー?』と声をかけてくるが今のアメリアの頭にはほとんど届いていない。
あっ・・・と小さく声に出し、アメリアは違和感の正体に気付いた。
確かに少女はドアから現れた。しかし彼女はドアを開けてはいない。
なんだか一休さんのとんちのようだが別になんてことではない。
少女は今、見た目にはドアから首だけ生えた格好になっている。そう、ようするに首だけの鹿の剥製のように。
そのまま少女はしゅるんという擬音が聞こえてきそうな感じでドアをすり抜け部屋に入ってきた。
その足元はおぼろげで儚い、

「どーも初めましてー!歓迎するっすよ人間の方」

わかってる人はわかってるだろうが・・・そう、少女は幽霊だった。

「えええええぇぇえええぇ!!!?」

この事態にアメリアは思わず『え』を連発していたのだった。



「落ち着いたかなー?」

「え・・・ええなんとか・・・」

あの後、ひとしきり騒いで、近所の人が苦情を言いに来てアメリアと少女が平謝りをした後、とりあえず2人?は一階の広間に来ていた。
なかなかこの屋敷は大きいようだ。ここは一見するとどこかの食堂のようにも見える。

「いやいきなりなんで驚いてしまいまして・・・すいません」

まあ人生において幽霊に助けられるなんて経験をした人そういないし。
あと彼女みたいにここまで世界に具現化している幽霊もなかなかお目にかかれるものじゃないというのも合っただろうが。

「ああ別にいいっていいって。これっぽっちも気にしてないよー。人生明るく生きなきゃ」

けらけら笑っているがなんか間違ってる。

「と、自己紹介してなかったすね。私の名前はヨミ」

「私はアメリアです」

「アメっちですか?コンゴトモヨロシク」

アメっちって・・・それになんか某悪魔ゲームみたいな挨拶だ。

「・・・そういえばお礼も言ってませんでしたね」

「律儀っすねー。てゆーか順応力高い人だ」

「そうかもしれません」

うっすらと頭に浮かぶのは姉とリナの顔。

「では助けていただきどうもありがとうございました」

「あははー。どーいたしましてー」

「それでですね、聞きたいんですけど、ここどこなんですか?」

「ここ?うーん特に名前はないんだけどね。半端者たちの町ってとこかにゃ」

「私たしか森の中を歩いてたはずなんですけど・・・」

普通森の中にこのような町があるはずはない。しかも結構いわく付きの森である。
小屋くらいならあるかもしれないが、さっき確かに隣の住人が文句を言いに来た。
それはとりもなおさず、ここが規模はわからないが町ないし村ということになる。

「森の奥なのは間違いないよ。ああーまあ見てもらえば一番手っ取り早いか」

「へ?ちょちょっと・・・」

ヨミは言うなりアメリアの手をつかみ、外へ連れて行こうとする。

「ぴぎゃ!?」

言わずもがな・・・ドアをすり抜けたヨミに対してアメリアはドアに思いっきり顔を打ち付けていた。



その町はアメリアが思っていたよりずっと大きかった。
時間は正午前といったところだろうか、町の中は活気で溢れ、あちらこちらから人々の語らいも聞こえる。
ただ・・・その町を普通の町、と呼ぶには決定的に普通の町と違う点があった。
ちらと目をむけるとゴブリンが道路沿いで行商をしている。
なにやら綺麗な宝石のようなものを売っているのは魔道死霊である。
視界の端ではわざわざ日傘を差した吸血鬼と食人鬼、ミイラ男がなにやら談笑している。


「こ、これは・・・」

「驚いた?ねえ驚いた?」

なにが嬉しいのかにこにこふよふよしながらヨミが尋ねてくる。

「この町ははぐれモンスターたちの町。通称ホーンテッドタウンなのだー」

いまだ唖然とした表情のアメリアを見ながら、ヨミは実に楽しそうにニコニコしている。
そこで唐突にアメリアは思い出す。ふもとの町で聞いた噂を。

「なるほど噂とはそういうことでしたか・・・」

ふもとの町で流れていた噂。それは幽霊、モンスターたちの話。
森の奥で迷った人は不思議な光景を見る。
それは水色の髪をした幽霊、その後ろにはたくさんの多種多様なモンスターたち。
その光景に怯えていると何時の間にか人は森の出口にいた。



「ああそれあたしあたし!」

「やっぱりですか。で一体何故そのようなことを?」

「ええとね、実はこの町はまあ結界みたいなので外界から隔離されてるのよ」

「なるほど」

「その結果が年に何回か緩んじゃうんだなこれが。んでもってこの町近くに迷い込んできた人を外に出したげるのが私の仕事なんだにゃー」

「えっとじゃあ・・・何故私をここへ?」

それは当然の疑問である。アメリアだけがここに運ばれる理由がないのだから。

「んーそれは・・・」

「おーいヨミー!」

そのヨミの返答を遮って誰かが声をかけてきた。
アメリアは視線をそちらに向ける。
走ってきたのは少女だった。黒い髪をポニーテールにした掛け値無しの美少女である。
ただし・・・本来頭がある位置にはなにもない。肝心の頭は左手で持たれており腰には鉈をさしている。全身を纏うのは血のように赤い服。
世間一般で言ういわゆる死告女というやつである。

「あーシャロっち!おいっす!」

「シャロっちっていうなっていつも言ってんだろ!」

「あて!たたかなくてもいいじゃん」

和気藹々と言った様子の2人。
言っちゃなんだが異様な光景だ。

「あのー・・・あなたは?」

「ああ、あんたがねえ・・・ヨミ、ほんとに大丈夫なのかい?」

シャロっちと呼ばれた死告女は怪訝そうな表情でアメリアの顔を下から覗き見る。
まあ顔の位置が下にあるからそう見えるのだが。

「町長が選んだんだから大丈夫だよーきっと」

「あの・・・なんのことですか?」

アメリアの台詞に死告女は再びアメリアを見た後、ヨミの方に向き直り、

「あんたまだ言ってなかったのかい?」

その言葉には呆れの色が混じっている。

「うぐう・・・今から言おうとしてたんだよ。急にシャロっちが来るから・・・」

「シャロっちて言うなってば!あたしの名前はシャロンだよ!」

「いいじゃんかわいいんだから!それよりシャロっちは何か用があるんでしょー」

「はあ・・・まあいい。とにかく町長が呼んでるぞ。とっとと行け。あの人怒らせると怖いんだから」

なにか諦めたようにため息をついた後、シャロンは用件を投げやりに伝える。
まあこの町の特性上、町長も人じゃないんでしょうが。

「はーいわかったよう。んじゃアメっち行こうか」

「へ?どこに?」

「町長ん家」

言うなりヨミはまたもアメリアの手を取って走り、もとい滑空しだす。
いまだなにがなんだかわからぬままとりあえずアメリアはヨミに着いて行くのであった。


(つづくのだ)

<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

あとがき

紅:とりあえずいきなりですが謝罪から入りましょう。2月以上も遅れてすいませんでした。
コ:とりあえず理由を聞いといてやろう。それによって刑の重さも変わるからな。
ク:ちなみに・・@コウに虚無剣で斬られるA私に神滅斬で斬られるB2人にぼこられる・・の三つですけど・・
紅:刑の重さの違いは!?てゆーか僕死刑確定!?
コ:うるさい。いいからとっとと話せ。
紅:はい・・・まあ端的に言うと、大学の課題とテストが・・・てゆーか一番の問題はネタが・・・
コ:答えB・・・答えB・・・答えB・・・
紅:ジョ○ョ3部のヴァニラ○イス戦かよ!!
ク:だれもわからないと思いますけど・・
紅:知らん!とにかくまじでテストでアップアップだったんですよ。つーか半分死んでたし。やっと夏休みに入って時間が取れたというに。
コ:散々遊び倒してたヤツの台詞かよ。
ク:しかも現在進行形でパワ○ロ12やりまくってますし・・
紅:耳が痛いことを・・・
コ:・・・・・・判決を言い渡す!被告『神高!』被告『紅!』判決は!死刑!死刑だ!死刑死刑死刑死刑死刑死刑!貴様は哀れだ!だが許せぬ!実を結ばぬ烈火のごとく散れ!蝶のように舞い蜂のように死ね!
紅:ちょ・・・それはマクスウ・・・(完全に沈黙)
ク:うわ・・思いっきりヘルシ○グのパクリだ・・
コ:うっさい。あーそーそーここまで見てくれた奇特なヤツ、ありがとーな。じゃあまたな。
ク:またいつか会えれば・・さよなら・・

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31662Re:セイルーン姉妹珍道中 44夢月なつか 2005/8/5 21:53:05
記事番号31646へのコメント

ネタがないのと忙しいので大変なのはよくわかります。
私なんかHPで手一杯でこちらに全然書いてませんから

スティ:そんな清清しく言わないでください・・・(ぐでぇ

ティック:・・暑い・・・(ぐったり

・・・。二人とも夏ばてですか?
どうせなら私も仲間にいれて欲しいな。ほんとうに暑いですからとともかく、
お久しぶり?です。(書き込みみたけど)大学も大変そうですねぇ(専門学生が何を言う)
私も夏休み(七月中)は実習と学校(帰校日)でぶっつぶれてますよ
しかもその後テスト勉強しなきゃいけないし・・・さいっあく。



>ヨミは言うなりアメリアの手をつかみ、外へ連れて行こうとする。
>
>「ぴぎゃ!?」
>
>言わずもがな・・・ドアをすり抜けたヨミに対してアメリアはドアに思いっきり顔を打ち付けていた。


 お約束ですよねコレ。

ティック:・・・ですね・・・

スティ:冷たいものぷりーず・・


>「この町ははぐれモンスターたちの町。通称ホーンテッドタウンなのだー」

 
 狼いないんですか? ・・肉球は?

スティ:涼しそうですねぇ・・・(にんまり

ティック:逆に暑苦しいかもしれませんけどぉ・・・(ぐってり



>「へ?どこに?」
>
>「町長ん家」
>
>言うなりヨミはまたもアメリアの手を取って走り、もとい滑空しだす。
>いまだなにがなんだかわからぬままとりあえずアメリアはヨミに着いて行くのであった。
>


 町長ん家いかないことには始まりませんよね
 
スティ:・・・アメっちって・・美味しそうな愛称・・v

ティック:(スティ姉さんが暑さにやられてる・・?)

 

>コ:・・・・・・判決を言い渡す!被告『神高!』被告『紅!』判決は!死刑!死刑だ!死刑死刑死刑死刑死刑死刑!貴様は哀れだ!だが許せぬ!実を結ばぬ烈火のごとく散れ!蝶のように舞い蜂のように死ね!
>紅:ちょ・・・それはマクスウ・・・(完全に沈黙)
>ク:うわ・・思いっきりヘルシ○グのパクリだ・・
>コ:うっさい。あーそーそーここまで見てくれた奇特なヤツ、ありがとーな。じゃあまたな。
>ク:またいつか会えれば・・さよなら・・


スティ:さようなら・・・。

ティック:・・・姉さん?

スティ:・・・奇特。文字かえると危篤ですよね

ティック:・・・・うん・・・・

スティ:・・・危篤で死亡した某さんが幽霊となって復活して某所に住み着き着た者達を呪い殺す・・・

ティック:!?

 ・・・・・・。会談話? 
 ・・涼しくなりましたかスティさん・・・(棒読み

スティ:・・・全然

ティック:・・・次回アメっちの活躍期待してます

 ちゃっかり愛称ですかい

スティ:ヨミりん≠焜Vャロっちもがんばってください

 (ヨミりんかよ・・)では熱中症に気をつけてください。
 なんか暑さと疲労でおもいっきりずれてるような気がしないでもありませんが楽しみに待ってます。

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31683Re:セイルーン姉妹珍道中 44神高 紅 2005/8/8 17:01:52
記事番号31662へのコメント

紅:どもー。更新速度どころかレス返しの段階ですで遅いよ!な紅です。
コ:その一切の反省点のない挨拶はなんだこのやろう。
ク:しかししぶといですね・・
紅:それが僕の保有スキルだ。しからばレス返しと参りませう。
>・・・。二人とも夏ばてですか?
>どうせなら私も仲間にいれて欲しいな。ほんとうに暑いですからとともかく、
>お久しぶり?です。(書き込みみたけど)大学も大変そうですねぇ(専門学生が何を言う)
>私も夏休み(七月中)は実習と学校(帰校日)でぶっつぶれてますよ
>しかもその後テスト勉強しなきゃいけないし・・・さいっあく。
コ:確かに暑いからな。俺なんか髪伸びてきたからポニテにしてるよ。あそうそう紅、テストどうだった?
紅:聞くなコノヤロウ!死ぬかと思ったわ!
ク:計画立てて勉強しないからですよ・・
> お約束ですよねコレ。
>
>ティック:・・・ですね・・・
>
>スティ:冷たいものぷりーず・・
紅:お約束・・・それは太古より伝わりし、決して抗えない運命の檻・・・
コ:たらいとかバナナの皮とかか・・・
ク:自転車で蕎麦の出前をする人とか・・
> 狼いないんですか? ・・肉球は?
>
>スティ:涼しそうですねぇ・・・(にんまり
>
>ティック:逆に暑苦しいかもしれませんけどぉ・・・(ぐってり
紅:えー今はいないようです。猫人間はいますね(名簿見つつ)
コ:何だその名簿?
紅:つっこむな。あと年中涼しいみたいです。
ク:ゾンビとかも安心・・
> 町長ん家いかないことには始まりませんよね
> 
>スティ:・・・アメっちって・・美味しそうな愛称・・v
>
>ティック:(スティ姉さんが暑さにやられてる・・?)
コ:この町長がまた一筋縄じゃ行かないやつなんだよな。あと病院行け。
ク:は、確かにおいしそうかも・・
>ティック:・・・次回アメっちの活躍期待してます
>
> ちゃっかり愛称ですかい
>
>スティ:ヨミりん≠焜Vャロっちもがんばってください
>
> (ヨミりんかよ・・)では熱中症に気をつけてください。
> なんか暑さと疲労でおもいっきりずれてるような気がしないでもありませんが楽しみに待ってます。
シャロン:シャロっちて呼ぶなー!!!
コ:どわあ!いきなり現れんじゃねえ!
ヨミ:ヨミりんもいいけどよっちゃんて呼んでくれてもいいよー。
ク:イカみたいですね・・
紅:後ろが騒がしいですが・・・ではまた次回で。近いうちに書きますので。

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31709セイルーン姉妹珍道中 45神高 紅 2005/8/16 14:16:39
記事番号31646へのコメント

紅:ども。最近暑い日が続いてますねえ、皆様いかがお過ごしですか?年中夏ばてな神高紅です。
コ:突っ込み兼進行役のコウだ。
ク:同じく進行役(兼ボケ)のクロスです・・
紅:はいはーいではさっそく行って見よー!
ク:第45話『ホーンテッドタウン! 後編』始まり始まり・・
コ:つーかこの町長どっかで見たことあるような気が・・・
紅:はいスタート!ちょっとシリアスになったりしたらいいなあと思う今日この頃。

<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

文字通り飛んでいったヨミたちを眺めながらシャロンは誰に言うでなく一人呟いた。

「行ったか。しかしほんとにいつもながら幽霊っぽくないやつだな。まあ・・・」

あたしも・・・いやこの町のもの皆が変わり者だけどね。と心の中で皮肉った。

「「シャローン!大変だよー!」」

とそこへ二人の少年少女が現れる。無論人間ではなく、その最たる特徴といえば頭の上にある猫の耳とおしりに生えている尻尾だろうか。

「なんだウェル、マック?」

「「それがね・・・」」

マック、ウェルと呼ばれた二人の猫獣人は声を揃えて話し始める。律儀なことに二人の台詞はぴたりと一致する。
どうやらこの二人は双子の姉弟のようだ、それにしても見事に言葉から動きまでユニゾンしている。

「なに・・・?変な服着た人間と剣持った人間が結界の外で怪しい事してるって?」


第45話『ホーンテッドタウン! 後編』


それは正しく御伽噺に出てくるかのような古い洋館。
家の周りをツタが張り、手入れされずに伸びっぱなしの雑草たち。
アメリアは思わず息を呑む。町長の家、そのあまりの禍々しさに。
それは下級魔族の瘴気にすら匹敵しているのではないか?と思わせる。

「ちょうちょー!入りますよー!」

そんなアメリアの内心を無視するように、ヨミは大声を張り上げる。
もっともその行為自体にはたいした意味はないのだろうが。まあ通過儀礼のようなものであろう。

きい・・・・・・

まるで入れといわんばかりにその重々しいドアはゆっくりと開く。
それからいくばく経ち、二人は屋敷の奥にたどり着く。

「よく来たな。人間・・・・・・」

ランプの一つすら灯らない屋敷の奥で棺の上に男は座っていた。
赫い瞳がアメリアを射抜く、掛けられた声が脳を揺さぶる。
まるでヒロイックサーガに登場する化物のような吸血鬼。

「あいにくこの屋敷にはこの棺しかない・・・すまないが立ったまま話を聞いてもらおうか」

確かにこれだけ広い屋敷にもかかわらずここには何もない、あるのは彼が座っている黒い黒い棺だけ。

「くはは・・・私にとって町長という役職もこの屋敷にもなんの意味はない・・・。ただの成り行きでそうなったにすぎん。わたしの唯一の居場所こそがこの棺なのだよ」

アメリアには到底理解しがたいことを話す町長。

「だが責務は全うしよう・・・それが大昔にした彼の者との約束だからな」

ふっと町長はその視線をどこか遠くに定める。

「あの、ひとついいですか?」

「なんだ人間?」

どうやら町長にはアメリアの名前を覚える気はないらしい。

「なぜ・・・私をこの町に?」

その問いに町長はヨミに対して一瞬怪訝そうな視線をかけるが、すぐにアメリアのほうに向き直り語り始める。

「そうだな、その結論は・・・貴様が魔道師だからだ。それもとびきりの」

「それは・・・どうゆう、ことですか?」

「この町が結界によって外界から閉ざされているということは知っているか?」

「はい・・・聞きました」

「その結界は大昔、ある人間が造ったものだ、だが今それが崩れかかっている。老朽化だ。だが我々ではその結界を修復できん」

「だから私をここに呼んだと?結界の修復のために」

「そうだ。そのとおりだ。待ったぞ。我々は待った、長き時をな。アレは稀代の魔道師だった。アレの張った結界だ、並みの魔道師では修復などできんよ」

『アレ』の事を思い出しているのか愉快そうに笑いながら話を続ける。

「少なくとも十年は待ったぞ人間。もう結界の維持も限界にきていた所だ。普通ならばこの結界は一年二年で綻びはしないのだ」

「そーなんだよねー。ここ最近は一月どころか週に一回は綻んじゃうからねー」

とまるで他人事のようにヨミが話す。

「ここから先は現物を見てもらおうか」

言うなり町長の体が薄くぼやけ、そして霧になり消え去る。
あっけに取られるアメリアの耳に声が響く。

『ヨミ・・・人間を案内してやれ。あの部屋にだ』

「わかったっすよ町長!」

びしっと敬礼のようなポーズをとるヨミ。本気でポーズだけであろうが。

「じゃあ行こっかアメっち」

「はは・・・ヨミさん町長って何者なんですか?」

「さあ?この町で一番の古株なのは間違いないんだけどにゃー?わかってるのはものすごく強い吸血鬼だってことだけで皆名前も知らないし」

その返答にアメリアは言いようも知れぬ不安感を味わっていたとかいないとか。



それからアメリアはヨミに屋敷の地下室に案内された。
そこは広場ほどあろうかという広い部屋で見た事もないような魔方陣の中心に大きなクリスタルの柱が立っていた。

「じゃっじゃじゃーん!とーちゃくー!」

「なるほどこれは確かに・・・」

漏れ出す魔力の欠片だけを感じても素晴らしいの一言。
アメリアはその結界の凄さを改めて実感し、畏敬の念すら覚えていた。
もはや一流と言う言葉すら安っぽく聞こえるほどの超魔術。
これで崩壊寸前だというのだからなお恐ろしい。
これを造った魔道師はかの大賢者レイ=マグナスにすら比肩しうるのではないか?とアメリアは思わずにいられなかった。

「確かにあれだけの広範囲の空間を外界と完全に隔てるほどのものですからね。これくらいの魔力は必要でしょうが」

「下級中級の魔族にすら匹敵する所業だろうよ。例え大掛かりな装置を用いてあるとしても、な」

いつのまにかアメリアの隣には町長がいた。

「さて、そういえばまだ返答を聞いていなかったが・・・この結界、修復してくれるな?無論幾許かの謝礼は惜しまない」

あくまでも尋ねてはいるがその語調に否定を許さない色が感じられた。

「あなたたちは悪い人ではなさそうですね」

「さあどうだかな?」

「困った人たちを助けるのが正義の味方たる私の仕事です。やりましょう」

「くはは・・・正義の味方と来たか。ではでは改めてお願いしようヒーロー殿」

膝を降りしゃがみながら深々と頭を下げる。
その様子にアメリアは思わず苦笑する。

「そういえば一つ聞いていいですか?」

「なんだ?」

「どうして大昔の魔道師はこの結界を造ったんですか?」

「さて・・・私には計り知れんところだが・・・アレは何かを護るためだと言っていたがな・・・っと侵入者のようだ」

唐突に地上の方を向いて町長は笑みを浮かべる。

「確かに綻んでいるとはいえ、この結界を破るか・・・並ではないな」

「え!?まじですか町長!この結界が破られたことなんて初めてっすよ!」

「気にするな、何も・・・問題はない。私は少々遊んでくる。気にせず結界の修復に当たれ」

まるで玩具を見つけた子供のように嬉々とした表情を浮かべながら、またしても町長の体が霧となりこの場からいなくなる。

「まあ・・・とりあえず修復を始めましょうか。ヨミさん手伝ってくれますか」

「もちろん。んじゃあ、あたしはなにすればいいのかなー?」

なんだかもうアメリアはあの町長だったらリナ相手でも善戦するんじゃないかと思い始めてたりした。




町長が消えて程なく、ホーンテッドタウンを歩く二人の女性がいた。
もちろん暴走魔女ナーガと切り裂き魔レミーの二人である。
まだ日は高いのだが町には人影が見当たらない。

「ねえほんとにこの町にアメリアがいるの?」

「間違いないわよレミー。アメリアには魔力感知できるように昔、首飾りを渡したのよ」

「へえ・・・でもじゃあなんで今まではぐれた時にそれしなかったの?」

「うぐ・・・いや、その・・・なんでかしらねほーっほっほっほっほ!」

今の今まで忘れてたなおい・・・

「でもなんなのかしらここは・・・やけに魔の気配がするわね」

「あんだけ大掛かりな結界が張ってあったのもおかしな話よね」

「ちょっとあんたたち!」

そこへシャロンが声をかける。
突然の死告女の登場に二人は即座に戦闘態勢を取る。

「どうやって入ってきたか知らないが、ここはあまり人間のいていい場所じゃない。出て行ってもらおうか」

「「あのー・・・シャロン怒りっぽいから言うとおりにしたほうがいいよ」」

「・・・・・・」

がん!ごん!

「「はうーーー」」

シャロンの後ろから覗き込むようしていたウェルとマックは鉈の柄で思いっきり小突かれる。

「魔物・・・!?なるほど・・・あんたたちがアメリアをさらったって訳ね・・・」

「はあ?あんたらなに言って・・・」

とそこでシャロンは今日ここに来た人間の名前が確か『アメリア』であった事を思い出す。
つまりこいつらはその知人か何かであの人間を探しに来たという事か・・・とそこまで考え、


「もし・・・そうならどうする?」

突如現れた町長のその一言で思考を中断させられる。

「ちょ、町長!?なに言って・・・」

そこまで言ってシャロンは思わず口を紡ぐ。
町長がこちらに振り向いてにこりと笑ったからだ。
その笑顔にシャロンは背骨に覇王氷河烈をぶち込まれたかの感覚に陥る。

「黙っておけよシャロン・・・これほど楽しそうな相手は久しぶりなのだ・・・」

さらにナーガたちに聞こえないように小声でそんなことをのたまう。

「(わかってる!!町長全部わかってて楽しんでる!!)」

どうやら町長はかなり戦い好きで嫌な性格のようだ。あとシャロンは苦労人属性を持っているようで。

「ふっ愚問ね!!ぼこぼこにしてあげるに決まってるじゃない!」

「その後切り刻んであげるわ・・・」

「ならばやってみたまえ。大言は吐くだけでは意味はな―――

「氷の矢!!」

がぎいぃぃん!

その台詞が終わるより早く不意打ちで放った氷の矢が町長を氷像とかす。が、

きぃぃいいぃいいん!

やたらと澄んだ音を立て氷の像はいともたやすく砕け散る。

「―――い。が貴様らには無用の言葉だったな。くはは!人と戦うのはかれこれ数百年ぶりだ・・・せいぜい楽しませてくれよ」

ばさっと着ている黒い外套の端を翻し、ニヤリと笑う。

「・・・!?その目、その牙あんた吸血鬼ね」

「え?吸血鬼って昼間は外に出れないんじゃないの?」

「普通はな・・・だが私にとって日の光は天敵ではない。ただ大嫌いなだけだ」

言いながらもその両手には黒い魔力が渦巻いていく。
その魔力量たるや軽く家を消し飛ばしそうなほどはある。

「さて、小手調べだ。防げよ」

無慈悲にそう言い放ち、黒の吸血鬼はその手を交差させる。

「なんとお!!」

「くあ!!」

放たれた絶対なる暴力の塊をナーガは変なポーズでレミーはすんでの所でかわす。
あっ・・・後ろにいたシャロンたちが泣きながら回避してる。なんか文句も言ってるし。

「ふむやるな・・・なら次は・・・」

「させないわよ!」

町長が次の攻撃に移る前にレミーがすかさず切り込んでいく。

ぎゃう・・・・!!

「ひょう・・・へ?ふひはひょうふる?」(ほう・・・で?次はどうする?)

「んな・・・でたらめな・・・」

レミーの正確に首筋を狙った一撃をあろう事か噛みついて歯で受け止める。
そのまま首を振り刃を歯で噛み切る。
ほんっとにでたらめだな。おい・・・

「ああああぁあああ!!!私のジャック君がぁぁーー!!!」

「石霊呪!!」

涙まで流して驚いているレミーを傍目にナーガがゴーレミ作成呪文を唱える。
その魔力を込めた言葉に呼応し、地面が盛り上がり竜の形をなす。
大きさは人間より少し小さいくらいだがその数実に十体!
やたら不恰好なのはこのさい気にしないで下さい。

「ほう・・・これはこれは・・・サイズを小さくすることで数・機動性とも増したか。流石にやるな、そうでなくては」

周りをゴーレムに囲まれたこの状況においてさえ、いやこうなったからこそか町長は実に嬉しそうな表情を作る。

「小さいからって嘗めない事ね!行くのよゴーレムたち!」

そんなナーガのアバウト極まりない命令を受けて何体かは町長に向かう。
ちなみにやっぱり残りの何体かはシャロンたちの方へ向かってたりします。

「くはは・・・ゴーレムでは血も吸えんしなあ。さてどうしたものか」

ひょいひょいとゴーレムの攻撃をかわす町長だったが、死角から入った一撃を喰らってしまう。
その一撃で町長の腕が千切れ飛ぶ。
その時、一瞬だが町長の動きが止まり隙ができた。

「黒狼刃!」

その隙を逃すナーガではない。
ゴーレムをも巻き込み、黒い羽虫の塊のような、輪郭のない魔力弾は町長の腹部を抉り取る。

「・・・っはあ!!」

だがそれすら意に介さず、町長は左腕を振るい残っていたゴーレムを一瞬で土に返す。

「はああぁぁぁああ!!」

そこへ間!髪!いれずにレミーが上から切りかかる。
『ざむ』という音をたて、町長の体を袈裟懸けに切り裂く。
そして即座にレミーは剣を残したまま後退し、そこへ・・・

「崩霊裂!」

ナーガのとどめの一撃が叩き込まれる。

「ぐ、おおぉぉおお・・・!!!」

蒼い光に包まれた町長は大きく吼え、次の瞬間嫌な音を立てて四散した。
からんと音をたて、町長がいた場所に剣が転がる。

「ちょ・・・町長・・・」

「「!?」」

シャロン・ウェル・マックの三人はそれぞれ呆然とした顔をする。

「ふっ私たちにかかればこんなものよ!ほーっほっほっほっ「やるなあ・・・本当にやるなあ・・・」

突然響いてきた声に高笑いをしていたナーガ、剣を回収していたレミーの表情がぴきっと固まる。
最悪の想像をしながら恐る恐る声のしたほうを振り返ると。

「だがまだまだだ・・・私を殺し尽くすにはまだまだ到底足りんよ・・・」

四散していた黒いもやが集まっていき形をとり、やがてそれは人の形となった。
だがその輪郭はひどく曖昧で全身に大量の目を手を口を生やし、けたけたと笑っていた。

「そんな・・・馬鹿なことって・・・魔族クラスだって言うの・・・?」

「さあな。そんなことは私は知らん。では始めようか。第二ラウンドというヤツだ」

そのまましゅうと音を出しながら町長の体は元通りになっていく。否、元通りではなくその手には黒き長剣が握られていた。
二人はさすがに流れ出る冷や汗を止められない。
シャロンたちですら唖然としている。

「なにやってんすか町長!?」

「姉さんたちなんでここに!?」

そこにこのたたかいをの終わりを告げるゴングが鳴る。
町長の体から殺気が見る見るうちに霧散していく。

「ヨミ・・・か。ちっ時間切れという訳か」

「アメリア!?あんたなんで・・・さらわれたんじゃなかったの?」

「いや、あながち間違ってもないですが。えっとお・・・『かくかくしかじか』というわけで」

アメリアからの事情説明を聞き、ナーガとレミーの二人はしばし考えた後。

『じゃあ私たちが戦う必要なかったんじゃん!!』

とってもステキな結論に気付いて、大声を張り上げる。

「まあ気にするな」

「町長・・・家やら何やらが壊れてるんですけど」

「だから気にするなシャロン。てゆーか後のことは任せた。で修復は終わったのか人間?まあ聞くまでもないが一応な」

ちっとも反省してないよこの吸血鬼は・・・
シャロンさめざめと泣いてますし、ウェルとマックに慰められてるよ。

「私が出来るところまではやりました。これでしばらくは大丈夫でしょう」

「それは重畳。さっそく報酬も用意しよう。ヨミ、お前の家でそこの人間たちと共に待っているがいい」

すうっとまたも町長の体が霧とかし、とけ消える。





その後実は宿屋だったヨミの家でしばし食事しつつ談笑した後、約束どおり町長から報酬を貰い、今町の唯一の出口に来ていた。

「じゃーねーアメっち。また暇だったら遊びに来てねー!」

「はい。またこの近くに来ることが会ったら必ず来ます」

いつのまにか人間と幽霊という種族?の差を越えて仲良くなった二人だった。
あと報酬としてかなりの量の金貨やジャック君の代わりにと魔剣を貰ってゴキゲンなナーガとレミーがいたりした。


最後に
今回一番楽しんだ人・・・町長
今回一番不幸だった人・・・シャロン


(終わりなのか?これで・・・)

<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

あとがき

紅:落ち弱えええええ!!!
コ:うるせえええ!!!第一声がそれかいぃぃぃ!!!
紅:仕方ないでしょう。こんな落ちにする気はなかったんだから。とゆーかこのままじゃ終わらなかったから無理やり終わらせたんだよ!
ク:偉そうに言うことじゃないですねえ・・
コ:大体町長!あいつ思いっきりアー○ードじゃねえか!!
ク:しかも劣化コピーですし・・
紅:書きたかったんだよ!仕方ねえだろ!
ク:うわ・・開き直った・・
コ:いいかげんこりねえやつだなお前も。斬るぞ?
紅:ごめん。おまけつけるから勘弁してくれ。
コ:おまけ?
紅:うん。でも全く必要のない蛇足だけど。見る必要も意味もまったくないしね。まあ裏設定のようなもん。
コ:じゃあ別に書かなくていいだろーが。
紅:自己満足だから別にいいんだよ!見たい人だけ見てください!
ク:そこまで言い切れるって・・いっそ清々しいですねえ・・
紅:やかましい。んじゃあ今日はこの辺でさよーなら。
コ:ったく・・・じゃあ、またな。
ク:ばいばい・・








おまけ(又の名を大蛇足)


奇妙な魔方陣が描かれた中心のクリスタルの柱の前で、黒い外套を着た長身の男は静かに佇んでいた。
まるで昔を懐かしむかのような表情を浮かべた吸血鬼はじっとクリスタルの中を見つめていた。

「やはり・・・気付きはしなかったか。あの人間は・・・」

吸血鬼は静かに目を閉じる。



『―――よ。お前にマギウス=フォン=ランスの名において命じる。この娘を護れ』

もはや息をしていない少女をその手に抱えた壮年の魔道師は、彼の配下の吸血鬼にそう告げた。

『了解したマイマスター』

『期間は・・・この娘の内にある呪いが解け、また命の火が灯るまでだ』

壮年の魔道師はその手に抱いた少女を魔法陣の中心へ横たえ呪文を唱える。
蒼い蒸気が立ち上った後、そこには少女を入れた蒼いクリスタルの柱があった。
それと同時にまるで体中全ての力を使い果たしたかのように魔道師はその場に崩れ落ちる。

『この・・・結界がこの娘の呪い・・・を中和し、外との繋がりを・・・希薄にする・・・』

『だがその呪いは内にある娘の魂を狂わしかねんぞ』

『魂だけを・・・外に出しておけばよい・・・さ。お前の魔力なら・・・それができるだろう。だがそれよりも・・・この結界だけではあの娘の・・・呪いを癒し・・・きれんかもしれん・・・』

『ならばどうする?』

『その時は・・・また力のあるものに・・・魔力を補充してもらえばよい・・・』

『やつらはどうする?お前が集めた変わり者どもは?』

魔道師は吸血鬼の背後に目をむけ。そこに佇む魔物たちを見据える。

『どうするかは・・・お前が決めろ―――よ。もはや・・・そいつらはお前の配下だ・・・』

『ならば記憶を排除し、我が娯楽にでも付き合ってもらうとするか。こいつらに惹かれて変わり者どもが又集まるかもしれんな』

『・・・好きにしろ・・・私はよい主ではなかったが・・・お前ならよい主になるだろう・・・』

『まあせいぜい楽しませてもらうさ。他でもない我がマスターの最後の命令だ。あの娘は必ず護り通してみせよう』

『ああ頼んだぞ―――。私が生み出した・・・最強の吸血鬼よ・・・必ずあの娘を護り通せ・・・』

それきり、魔道師は動かなくなる。



吸血鬼は再び目を開け、クリスタルを見つめる。

「ああ頼まれたぞマイマスター。お前が娘ヨミ=フォン=ランスは必ず護り通そう。この世界が終わろうともな・・・」

クリスタルの奥、水色の髪の少女が眠るように佇んでいた。

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31727Re:セイルーン姉妹珍道中 45夢月なつか 2005/8/19 12:19:43
記事番号31709へのコメント

>「なに・・・?変な服着た人間と剣持った人間が結界の外で怪しい事してるって?」

>もちろん暴走魔女ナーガと切り裂き魔レミーの二人である。

 文がつながりましたぁー!

スティ:・・だから?

 ちょっと嬉しかった。

スティ:なにが?

 なにかが

ティック:・・・。暴走魔女と切裂き魔・・いやな組み合わせですね・・

 なにを今更

>「黙っておけよシャロン・・・これほど楽しそうな相手は久しぶりなのだ・・・」
>
>さらにナーガたちに聞こえないように小声でそんなことをのたまう。
>
>「(わかってる!!町長全部わかってて楽しんでる!!)」
>
>どうやら町長はかなり戦い好きで嫌な性格のようだ。あとシャロンは苦労人属性を持っているようで。

 どこにでもいますよね。苦労人属性のひと。(人じゃないけど)
 町長も困った人ですねぇ・・(人じゃないけど)

>そのまま首を振り刃を歯で噛み切る。
>ほんっとにでたらめだな。おい・・・
>
>「ああああぁあああ!!!私のジャック君がぁぁーー!!!」

 弁償しろー!

スティ:使ってたのジャック君なんですね

ティック:頑丈な歯ですね・・・

>「まあ気にするな」
>
>「町長・・・家やら何やらが壊れてるんですけど」
>
>「だから気にするなシャロン。てゆーか後のことは任せた。で修復は終わったのか人間?まあ聞くまでもないが一応な」
>
>ちっとも反省してないよこの吸血鬼は・・・
>シャロンさめざめと泣いてますし、ウェルとマックに慰められてるよ。

 がんばれ苦労人。負けるな苦労人。そして町長ジャック君弁償しろ

スティ:・・・あなたのものじゃないでしょうに

ティック:たぶん・・ジャック君っていう名前の響きが気に入ったじゃないかと・・・

>あと報酬としてかなりの量の金貨やジャック君の代わりにと魔剣を貰ってゴキゲンなナーガとレミーがいたりした。

 あ、ジャック君二号♪

二人:(二号!?)

>「ああ頼まれたぞマイマスター。お前が娘ヨミ=フォン=ランスは必ず護り通そう。この世界が終わろうともな・・・」
>
>クリスタルの奥、水色の髪の少女が眠るように佇んでいた。

 世界が終わったら護るもなにも・・・

スティ:ああぁぁ! それ言ったらだめですよぉー!

ティック:・・それほど強い思いで護るという例えですから・・たぶん
     
 ・・あ、じゃぁあのヨミちゃん(アメっちと話してた)に崩霊裂とかかましたら・・・

スティ:だめですってそういうこと言ったら

ティック:というか・・町長さんが許さないでしょ・・たぶん

 
 町長さんってお盆にはどこにいくんですかね?

二人:・・・幽霊じゃないから

 吸血鬼がにんにく食べたらどうなるんでしょうねぇ・・

スティ:1人で考えてろ

ティック:(二人見てため息)。楽しみに待ってます。

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31737Re:セイルーン姉妹珍道中 45神高 紅 2005/8/22 00:52:47
記事番号31727へのコメント

紅:ちわーっす。いちいちレス返しが遅い紅です。つーか個性にします。
コ:自分の非を正当化するんじゃねえよ。
ク:毎回毎回そんなこと言って・・見捨てられたらどうするんですか・・
紅:そん時はそん時・・・嘘です見捨てないで下さい。
コ:急に卑屈になるなよ。ったく・・・とっととレス返し行くぞ。
> 文がつながりましたぁー!
>
>スティ:・・だから?
>
> ちょっと嬉しかった。
>
>スティ:なにが?
>
> なにかが
>
>ティック:・・・。暴走魔女と切裂き魔・・いやな組み合わせですね・・
>
> なにを今更
紅:まったくですよねえ。なつかさん。ねえ?
コ:俺らに同意を求めるな。
ク:まあノーコメントで・・
> どこにでもいますよね。苦労人属性のひと。(人じゃないけど)
> 町長も困った人ですねぇ・・(人じゃないけど)
紅:ちなみにコウも苦労人属性です。
ク:なんだかんだ言って・・厄介事に首突っ込んじゃうんだよねえ・・
コ:クーロースー余計な事言うんじゃねえよ。
ク:いたいいたいいたい・・(頭をグリグリされてます)
> 弁償しろー!
>
>スティ:使ってたのジャック君なんですね
>
>ティック:頑丈な歯ですね・・・

> がんばれ苦労人。負けるな苦労人。そして町長ジャック君弁償しろ
>
>スティ:・・・あなたのものじゃないでしょうに
>
>ティック:たぶん・・ジャック君っていう名前の響きが気に入ったじゃないかと・・・
ク:シャロンさんに報告したところ・・同情するなら手伝え・・とのことです・・
コ:あと町長いわく別の剣をやったので良いだろうらしいぜ?
> 世界が終わったら護るもなにも・・・
>
>スティ:ああぁぁ! それ言ったらだめですよぉー!
>
>ティック:・・それほど強い思いで護るという例えですから・・たぶん
>     
> ・・あ、じゃぁあのヨミちゃん(アメっちと話してた)に崩霊裂とかかましたら・・・
>
>スティ:だめですってそういうこと言ったら
>
>ティック:というか・・町長さんが許さないでしょ・・たぶん
>
> 
> 町長さんってお盆にはどこにいくんですかね?
>
>二人:・・・幽霊じゃないから
>
> 吸血鬼がにんにく食べたらどうなるんでしょうねぇ・・
>
>スティ:1人で考えてろ
>
>ティック:(二人見てため息)。楽しみに待ってます。
紅:次回はレミーが主役です。
コ:聞いてねえってんなこと。
紅:うっさいわい。ではこのへんでさよーならー。
コ:じゃあな。
ク:さよなら・・

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31774セイルーン姉妹珍道中 46神高 紅 2005/8/29 15:04:06
記事番号31646へのコメント

紅:こんばんは。最近レミーの口調とか性格が良く掴めない紅です。
コ:しょっぱなから何言ってんだお前は。
ク:爆弾発言にも程がありますよ・・
紅:いや久しぶりすぎて忘れちゃいましたよ。前回もあんま出てないし。
コ:お前のキャラ愛のなさはよっくわかったよこの馬鹿阿呆が。
紅:というわけで今回はレミーの話です。
ク:なにその強引な展開・・!?
紅:自分でもわかってるからそれくらい。ちょっとオリジナルっぽいですが気にしないで下され。では第46話始めます。

<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

「ねえ。レミーさんって兄弟とかいるんですか?」

とある宿屋のとある部屋。
就寝前の談笑の中で、アメリアは不意にそんなことを聞いた。
そのなんでもない疑問にレミーは剣を手入れする手を止める。

「いきなりなによ?」

「なんとなくです」

その返答にそう、と答えて、レミーは懐かしそうに語りだす。

「いるわ・・・兄さんが一人」

それからぽつぽつと、レミーは昔を語りだした。


第46話『少女レミーの憂鬱』(注:このお話はレミーの一人称です)


私はレミー。レミー=マーティンだ。只今十二歳のちょっと刃物が好きな花の乙女だ。
そして私の目の前にいる男の人が私の四つ上の兄さんで剣の師匠で人斬りマニアなロッド=マーティンだ。
私たちは只今手合わせの真っ最中である。まあ私が一方的に押されてるだけなんだけど。

ぎゃいん!

私の剣が宙を舞う。そのまま私も地面に叩きつけられる。
ああー地面が揺れてるよ・・・

「いたたた・・・もう!少しは手加減してよ兄さん」

「それでは意味がない。馴れ合いでは力など付きはしない。それにこれが我ら兄妹のスキンシップだろう」

「それはそうだけど」

ぼろぼろになって倒れている私に向かってそんな事言ってくれる兄さん。
まだ私が生きてる頃を考えると少しは手加減してくれたんだろうがそれにしても、もう少し何とかならないのだろうか。
はあ・・・それにしても最近モチベーションもあがらないのよね。

「お前の剣には迷いがある。故に切れ味も鈍り動きも鈍る」

なにを迷っている?そう兄さんは尋ねてきた。
なにをって言われても・・・

「では・・・お前は何のために剣を握るのだ?」

答えあぐねる私に向かって再度兄さんは尋ねてきた。

「それは・・・

答えようとして・・・言葉に詰まった。
ない・・・私が剣を持つ理由が思いつかない。
『貴方ハ本当ニ剣士ニナリタイノ?』誰かが、私の中でそう呟いた気がした。




「剣を握る理由かあ・・・」

あれから兄さんにさらにぼっこぼこにされた後、なんだか寝付けなくて私は屋根の上で寝転がりながら月を眺めていた。
今日は綺麗な三日月だ。

「兄さんの理由はわかりやすいんだけど」

兄さんの剣を握る理由。そんなのはわかりきっている。人が斬りたいからだ。
以前珍しく仕事帰りに上機嫌な兄さんが私に嬉々としてそのことを語ったことがある。
私も目をきらきらさせて聞いていた思い出がある。後にも先にもあんなに穏やかな顔をした兄さんの顔は見たことない。
まあこれが兄妹のふれあいというやつだろう。違うかもしれないわね。

「私は・・・何で剣を握るんだろう」

自分自身に問い掛けるかのように私は呟く。
最近心の内にあったいいようも知れぬ不安感。
迷い・・・そうだ私は迷っているんだ。剣士になりたいのかどうかを。
私の剣を持つ理由がわからないから。
そこで・・・不意に思い出すのは幼い頃のある光景。


あれは?そうだ・・・剣士だった母さんが兄さんに剣を教えている。
私はそれをじっと見つめていた。
『あら?レミーもやってみる?』
そんな事言って私に剣を持たせた母さんもかなり変わった人よね。今考えれば。
満足に振れもしなかったけど、あの時、練習用の人形を斬ったのがなんか不思議と嬉しかったのを覚えてる。


・・・・・・ああそうだ!考えてみれば凄く単純なことじゃない。
幼かったあの日私は母さんや兄さんに憧れていた。だから剣士になりたかった。
そして私が剣を握るのはあの幼い日に感じたあの気持ち、何かを斬る喜びを味わいたいからだ。
私は剣が好きで、何かを斬るのも大好きなんだ。
何故こんな単純なことを忘れてたんだろう。

「迷いは解けたか」

唐突に後ろから声がする。

「ひわあ!!!?あっ・・・」

つるん!ごっがっがどすん!

その声に驚いた拍子に足を滑らせ屋根から転げ落ちる私。
さすがに・・・不意打ちは効いたわ・・・

「騒がしいやつだな」

そんなことのたまってくれました。なんで気配まで消して佇んでるかな・・・

「兄さんのせいでしょーが!脅かさないでよ!」

「む?それはすまなかったな。しかしその様子なら大丈夫のようだな」

全然謝罪になってない謝罪をしながら目を閉じ頷く兄さん。
・・・もしかして兄さんは兄さんなりに心配してくれたんだろうか?

「ねえ兄さん、ちょっと付き合ってくれない?」

「いいだろう・・・」

剣を構える二つの影。互いの剣に月光が反射して微かに煌く。
一合目   互いに剣がはじかれる。
二合目   兄さんの剣が下から切り上げてくる。それを上から叩きつける。
三合目   弾かれた反動を利用して、一回転して横に薙ぐ。それを苦もなく受けられる。
それから数合・・・打ち合うたびに今までになく体が切れた。
私は笑っていた。それは久しく出てなかった会心の笑み。
・・・結局私はぼこぼこにされたわけだけど、兄さんの顔も心なしか笑ってるように見えた。




「それでそれから数年後、私は旅に出ることになって、兄さんとは一年に一度約束した場所でお互いの腕を確かめ合おうってなったんだけど・・・」

「けど・・・?」

どん!!

レミーは思いっきり腕をテーブルに叩きつける。
いきなりのことにアメリアは体をびくっと震わせる。

「こなかったのよ!去年は!兄さんが!」

いつのまにか目が据わってきているレミー。
怖いから低く小さく『ふふふふふ』って笑わないで下さい。
アメリアも涙目になってるから。

「絶対に見つけ出してやるんだから。そして新たに手に入れたこの『マルチ君(仮)』で今度こそはすぱあって切り裂いてあげるわ。勝ち逃げなんて許さないんだから」

剣をいとおしげに見つめ舐めながら言うその姿は恐怖以外の何者でもない。
つーか今晩夢に出そうだ。子供は間違いなく泣く。

その後一晩の間、その宿屋では女の笑い声と剣を研ぐ音が絶えなかったとか。
寝不足のアメリアとその宿屋に『怪奇!剣を研ぐ妖女』な怪談話が残ってしまったのは言うまでもなく。


(おしまい)

<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

あとがき

紅:レミー外伝『その刃の理由』をお送りしました。
コ:タイトル替わってるぞおい・・・
ク:ちょっと・・オリジナル色出しすぎですしね・・
紅:ちなみにマルチ君(仮)は前回貰った魔剣でかなりのレベルだったりします。
コ:レミー母勝手に出していいのかよ。
紅:もしかしたら今後出る可能性も無きにしも非ず!キャラだけは決まってたり。
コ:もう・・・好きにしろよ。
紅:それと今現在のレミーの強さは原作時よりかなりレベルアップしています。
コ:ロッドとはれる位らしいな?確か?
紅:そんなもんです。あれから死に物狂いで特訓した模様。ナーガ達との旅でも鍛えられました。
ク:わーご都合主義ー・・
紅:黙れ。では今日のところはこの辺で。また会いませう。
コ:じゃあな。
ク:ばいばい・・

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31775Re:セイルーン姉妹珍道中 46夢月なつか 2005/8/31 20:05:22
記事番号31774へのコメント

レミーの過去(捏造)話しですね?
レミーが一人称ってなんか新鮮。で、つい最近レミーが出てくる文庫ふくしゅうの刃でしたっけ?
見ました。久しぶりにスレイヤーズすぺしゃるの文庫をひっぱりだし、一冊100円(税込み105円)のブック○フで買ったちょっと古いのを眺めつつ・・・

・・・。なんかちっこい無視がよく発見しました。さすがに古本は古い。

などというエピソードを思い出しました。

スティ:・・・まぁよくあることですね

ティック:レミーさんレベルアップということは・・・そのうちゼロスさんとかもスパァっと殺っちゃうとか・・・?

スティ:魔族すぱぁって? まぁあの村長さんからもらった魔剣だけにすぱぁっといきそうですね・・・

 つか私がやってみたい。

二人:・・・・。おい



>満足に振れもしなかったけど、あの時、練習用の人形を斬ったのがなんか不思議と嬉しかったのを覚えてる。


スティ;血は争えないといいますか・・・

ティック:ご先祖様は・・何をやってらしたんでしょうね・・・


>そして私が剣を握るのはあの幼い日に感じたあの気持ち、何かを斬る喜びを味わいたいからだ。
>私は剣が好きで、何かを斬るのも大好きなんだ。
>何故こんな単純なことを忘れてたんだろう。


 ・・・なんか色々間違ってるような間違ってないような

ティック:レミーさんのお兄さんは人斬りマニアですし・・・

スティ:似たもの兄妹・・?

 でもお兄さんすぱぁっと殺られちゃったんですよねぇ本編で


>その後一晩の間、その宿屋では女の笑い声と剣を研ぐ音が絶えなかったとか。
>寝不足のアメリアとその宿屋に『怪奇!剣を研ぐ妖女』な怪談話が残ってしまったのは言うまでもなく。


 そういうのって段々尾ひれがつくんですよね!

二人:(何故嬉しそう?)


 それでは、次回楽しみに待ってます。


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31785Re:セイルーン姉妹珍道中 46神高 紅 2005/9/3 00:47:17
記事番号31775へのコメント

コ:どうもこんばんは。久しぶりにレス返しを乗っ取ってみたコウだ。
ク:同じく・・クロスです・・てへ・・
?:・・・・・・(袋詰めされた何か)
コ:んじゃあ早速レス返しするぞ。
>ティック:レミーさんレベルアップということは・・・そのうちゼロスさんとかもスパァっと殺っちゃうとか・・・?
>
>スティ:魔族すぱぁって? まぁあの村長さんからもらった魔剣だけにすぱぁっといきそうですね・・・
>
> つか私がやってみたい。
>
>二人:・・・・。おい
コ:まあ流石にそれは無理だな。俺の虚無剣でもない限りな。
ク:ってことは・・コウの虚無剣なら斬れるってことですね・・
コ:まあな。俺もクロスも冥王よりかはぎりぎり強いからな。
ク:でもルナさんには負ける・・
コ:うっさい。
>スティ;血は争えないといいますか・・・
>
>ティック:ご先祖様は・・何をやってらしたんでしょうね・・・
コ:ご先祖云々というより母親の遺伝だな二人とも。
ク:まあオリジナル設定ですが・・二人の母親は『赤い悪魔』の異名をとるとか・・
> ・・・なんか色々間違ってるような間違ってないような
>
>ティック:レミーさんのお兄さんは人斬りマニアですし・・・
>
>スティ:似たもの兄妹・・?
>
> でもお兄さんすぱぁっと殺られちゃったんですよねぇ本編で
コ:確かに似た者だな。あとロッドについてだけどな、最終回あたりでなにかあるらしいぜ。
ク:一応ネタバレなんで・・それ以上は言えませんが・・
コ:まあそこまでたどり着けるかどうかが問題なんだけどな(何かを入った袋を蹴っ飛ばす)
ク:だらだらやってますしね・・番外編とか・・はさもうか考えてるみたいですし・・
> そういうのって段々尾ひれがつくんですよね!
>
>二人:(何故嬉しそう?)
>
>
> それでは、次回楽しみに待ってます。
コ:ある意味宿屋は有名になったみたいだぞ?
ク:いいんだか悪いんだか・・
コ:まあ今日はこの辺でな。じゃあまたな。
ク:さよなら・・
?:・・・・!?(何かもがいてる様子)