◆−ヤミトヒカリ(短歌と掌歌)−ハイドラント (2005/8/21 14:06:18) No.31732 ┣お久しぶりですvvv−ソエル (2005/8/21 20:44:17) No.31733 ┃┗Re:どうもv復活しました−ハイドラント (2005/8/25 00:49:54) No.31744 ┃ ┗ふり仮名いりましたね^^;−ソエル (2005/8/25 19:12:55) No.31756 ┃ ┗Re:ふり仮名いりましたね^^;−ハイドラント (2005/8/26 11:39:26) No.31760 ┣Re:ヤミトヒカリ(短歌と掌歌)−唯梨 (2005/8/21 22:34:59) No.31734 ┃┗Re:はじめまして。ありがとうございます−ハイドラント (2005/8/25 00:59:26) No.31745 ┣琥珀のなかの夢(短歌と掌歌)−ハイドラント (2005/8/25 18:47:11) No.31753 ┣ロマンチスト・ニヒリスト(掌歌集)−ハイドラント (2005/9/3 23:06:34) No.31786 ┣ある宇宙の記憶(短歌と掌歌)−ハイドラント (2005/9/4 17:25:51) No.31794 ┃┗やっとレスかけますーv−ソエル (2005/9/4 23:26:58) No.31795 ┃ ┗Re:やっとレスかけますーv−ハイドラント (2005/9/5 20:12:52) No.31798 ┣詩的な死体(短歌と掌歌)−ハイドラント (2005/9/5 21:14:48) No.31800 ┣猫世界旅行(短歌と掌歌)−ハイドラント (2005/9/11 00:23:45) No.31824 ┃┣遅れました^^;−ソエル (2005/9/15 18:36:19) No.31843 ┃┃┗Re:いくらでも遅れてください(笑)−ハイドラント (2005/9/18 19:20:01) No.31856 ┃┗はじめまして−羅城 朱琉 (2005/9/16 13:20:22) No.31846 ┃ ┗Re:どうも、はじめまして−ハイドラント (2005/9/18 19:25:46) No.31857 ┣竜塚(短歌と掌歌)−囚鳳(ハイドラント) (2005/9/18 19:32:37) No.31858 ┃┣また来てしまいましたv−羅城 朱琉 (2005/9/20 12:47:58) No.31871 ┃┃┗Re:また来てしまいましたv−囚鳳 (2005/9/21 23:39:31) No.31883 ┃┗竜だーvv−ソエル (2005/9/24 23:27:43) No.31898 ┃ ┗Re:竜です−囚鳳 (2005/9/26 00:04:29) No.31904 ┗綺腐人−囚鳳 (2005/9/26 00:17:28) No.31905 ┗Re:綺腐人−羅城 朱琉 (2005/9/27 08:20:35) No.31910 ┗Re:綺腐人−囚鳳 (2005/9/27 17:50:01) No.31911
31732 | ヤミトヒカリ(短歌と掌歌) | ハイドラント | 2005/8/21 14:06:18 |
マエガキ 携帯購入で手に入れたNOVAうさぎクッションが愛しくてたまらない今日この頃です。 英語の神様として勝手に奉り、受験合格のために祈っています(半嘘)。 言い忘れていましたが、ハイドラントは今年受験生。 大したとこ受けるわけじゃないんですが、現在の英語のレベルがかなり低いのでピンチなのです。 本当ならこんなことしてる場合じゃないんですが、まあ息抜きということで。 ちなみに今回から五七五で構成されている作品(もちろん字余り字足らずあるのも含む)を「俳句モドキ」ではなく、「掌歌(しょうか)」と呼ぶことにしました。 しました。 その理由は、こうすると五七五の作品と五七五七七の作品の両方を「歌」という言葉で一括りにすることが出来、非常に便利だからです。 「掌歌」は私が勝手に作った言葉なので、「モドキ」はつきません。 同時に語呂の問題で「短歌モドキ」からも「モドキ」を取ることにしました。 それではごゆっくりどうぞ。 ――ヤミトヒカリ―― 1 鉄の枷、食い込む両手に、ナイフを握り、向かう先には、<死者の行進> 2 月光の、射し込める部屋、安らかに、魚の眠る、海底の泡 3 光射す、古き校舎の、階段の、礼拝堂の、ごとき沈黙 4 曇り空、紫陽花(あじさい)の葉に、腰掛けて、口笛を吹く、さびしい音色 5 剥製の、竜が見つめる、遠い場所 6 七階の、窓に毎月、やってくる、イギリスゆきの、空飛ぶクジラ 7 恐竜の、骨の記憶に、潜りこみ、太古の草原、駆け抜ける風 8 白亜紀の、破片をいくつ、集めても、あの記憶はまだ、遠く離れて 9 兄様を、鎖につないだ、地下室に、愛していますの、言葉は届かず 10 遠い日の、歌が聴こえる、海水に、濡れた彼氏の、背中は大きく 11 マリンスノウ、死ほど綺麗な、ものはなく 12 オリオンの、冴ゆる星空、寒々と、草笛を吹く、君の横顔 13 流氷を、見る時いつも、思い出す、斜めに建ってる、奇妙なお屋敷 14 黄緑の、うさぎの跳ねる、古い森、少女の幻影、逃げてゆく音 15 兄さんの、彼氏は素敵な、美少年、あきらめなさいと、姉さんはいう 16 兄さんを、汚(けが)した夜の、胸の傷、カミソリの刃(は)の、静かな輝き 17 意味なんて、いらない捨てて、しまえばいい、ただきらびやかな、ひとつの言葉 18 アイデアを、せっせと運ぶ、妖精さん、自給が安いと、不満をこぼして 19 銀色の、雨の降る朝、裏庭を、眺めるわたしは、ひとりぼっちで 20 スモッグに、閉ざされた空、ロボットの、働く音だけ、……<私>の世界 21 ワタクシハ、ワタクシノタメニ、イキテイル、アナタノタメデハ、ナイノデスヨ 22 生意気な、掃除ロボット、壊した日、古いオイルの、ような雨降る 23 一人しか、住めない世界に、わたくしが、生まれた理由を、わたくしに問う 24 生命は、進化の果てに、神となり、時さかのぼり、創る宇宙 25 さよならを、洋盃(こっぷ)一杯、飲み干して、銀河鉄道、見送る背中 26 僕は僕、あなたはあなた、彼は彼、そんな常識、通じない国 27 銀の猫、ひたすら走る、雨の中、もうすぐ閉じる、<扉>に向かって 28 捨てられて、さめざめと泣く、パンの耳 29 歯車に、なる喜びを、噛み締めて、ワタシは働く、世界の片隅 30 ふわふわと、漂っている、パンの船、カリフォルニアの、夕焼け空に 31 マチマショウ、ドンヨリトシタ、クライミライ、クルシミコソガ、ワレラノヨロコビ 32 ビル群に、亀裂が走り、流れ出す、クリームの海、溺れる人々 33 夜よりも、暗き世界に、ともる燈(ひ)の、六億年の、孤独を詠(うた)う 34 ゆっくりと、死んでゆきたい、この場所で、母なる闇と、父なる光 アトガキ 縦書きの本の活字ってさかさまにすると凄く綺麗です。 句点やルビがグロテスクなものに見えるところがまた良いです。 日本語って素晴らしいなと変なところで思う今日この頃。 気づけば携帯に歌のストックが推定300個以上溜まってました。 これを全部パソコンに打ち込むのにどれだけ時間が掛かるのでしょうね。 解約した携帯なのでメールで送るという技も使えません。 それでは、読んでくださった方、ありがとうございました。 |
31733 | お久しぶりですvvv | ソエル E-mail | 2005/8/21 20:44:17 |
記事番号31732へのコメント きゃーお待ちしてました〜(ぇ パソコン復活したんですね! レスさせていただきます! > ちなみに今回から五七五で構成されている作品(もちろん字余り字足らずあるのも含む)を「俳句モドキ」ではなく、「掌歌(しょうか)」と呼ぶことにしました。 >しました。 へぇーおもしろいですね > ――ヤミトヒカリ―― > 1 > 鉄の枷、食い込む両手に、ナイフを握り、向かう先には、<死者の行進> ダークですね・・・映像が頭に浮かんで怖くなりました > 2 > 月光の、射し込める部屋、安らかに、魚の眠る、海底の泡 綺麗です。一枚の絵みたいですね。 ――海の底 月の光が 射し込めて 揺れる泡沫 眠る命 > 3 > 光射す、古き校舎の、階段の、礼拝堂の、ごとき沈黙 荘厳、です。 ――静寂の 占める階段 天の光 > 4 > 曇り空、紫陽花(あじさい)の葉に、腰掛けて、口笛を吹く、さびしい音色 素敵ですーーーvv物寂しい感じがいいですね > 5 > 剥製の、竜が見つめる、遠い場所 ――時止めた 龍の目映す 悠遠を > 8 > 白亜紀の、破片をいくつ、集めても、あの記憶はまだ、遠く離れて 何か切ないですね・・・ ――古の 欠片を集め 探す記憶 > 10 > 遠い日の、歌が聴こえる、海水に、濡れた彼氏の、背中は大きく 上手、だと思いました > 11 > マリンスノウ、死ほど綺麗な、ものはなく ああ、そういえばあれって死骸でしたね・・・ > 12 > オリオンの、冴ゆる星空、寒々と、草笛を吹く、君の横顔 映画の一場面を切り取ったって感じですね。いいなぁ。 > 15 > 兄さんの、彼氏は素敵な、美少年、あきらめなさいと、姉さんはいう うー・・・これ、つっこんだ方がいいんでしょうか・・・・ > 19 > 銀色の、雨の降る朝、裏庭を、眺めるわたしは、ひとりぼっちで 物語が見えます。叙情的、ていうのかな。情景も綺麗ですが。 ――内苑を 一人眺める 慈雨の朝 > 25 > さよならを、洋盃(こっぷ)一杯、飲み干して、銀河鉄道、見送る背中 うーん・・・なんて言えばいいのかわかりませんが、素敵です。 > 31 > マチマショウ、ドンヨリトシタ、クライミライ、クルシミコソガ、ワレラノヨロコビ これ、誰の声なんでしょう・・・ > 33 > 夜よりも、暗き世界に、ともる燈(ひ)の、六億年の、孤独を詠(うた)う L様がとっさに浮かんできました。 ――漆黒に 浮かぶ篝火 ただ一つ・・・ > 34 > ゆっくりと、死んでゆきたい、この場所で、母なる闇と、父なる光 再びL様が・・・ > アトガキ > 縦書きの本の活字ってさかさまにすると凄く綺麗です。 > 句点やルビがグロテスクなものに見えるところがまた良いです。 へぇぇ・・・私は逆さから読めるようにしてるため、そう見れません^^; > 気づけば携帯に歌のストックが推定300個以上溜まってました。 わおvすごいですね なんとなく、雰囲気が変わったような気がしました。全体的に哀切を纏ってるというか・・・。あ、後歌詞になりそうなのがあるなと思いました。 今回は10、12、19が特にいいなぁと思いましたv |
31744 | Re:どうもv復活しました | ハイドラント | 2005/8/25 00:49:54 |
記事番号31733へのコメント >きゃーお待ちしてました〜(ぇ どうもー、お久しぶりです。 すいません、凄く嬉しいです。 >パソコン復活したんですね! >レスさせていただきます! パソコンは復活したというより買い替えました(私が買ったわけじゃないが)。 >> ちなみに今回から五七五で構成されている作品(もちろん字余り字足らずあるのも含む)を「俳句モドキ」ではなく、「掌歌(しょうか)」と呼ぶことにしました。 >>しました。 >へぇーおもしろいですね 他にも「超短歌」とか「ミニ短歌」とかいろいろ考えましたけど、これが一番風雅な感じかと思い、これにしました。 俳句と短歌をひとまとめにして呼ぶことが出来ないのはすごく不便でした。 >> ――ヤミトヒカリ―― >> 1 >> 鉄の枷、食い込む両手に、ナイフを握り、向かう先には、<死者の行進> >ダークですね・・・映像が頭に浮かんで怖くなりました アクションファンタジー的なものを意識して作りました。最後の〈死者の行進〉は敵の特殊技みたいな感じで。 でも確かにホラーな感じもあるかも。嬉しい誤算ですね(笑)。 >> 2 >> 月光の、射し込める部屋、安らかに、魚の眠る、海底の泡 >綺麗です。一枚の絵みたいですね。 ありがとうございます。 >――海の底 月の光が 射し込めて 揺れる泡沫 眠る命 うわあ、ロマンチックですねえ。やわらかく包み込まれるような優しさを感じます。上の自作より遥かに良いなあ(割と気に入ってる方なんだけどな)。ソエルさんもどんどん上達されているのではないでしょうか。 >> 3 >> 光射す、古き校舎の、階段の、礼拝堂の、ごとき沈黙 >荘厳、です。 古びた建物を眺めている時に着想しました。結局、何の建物だったのか分かりませんでしたけど。 >――静寂の 占める階段 天の光 「天の光」というところがどことなく印象的に感じられました。 でもどう読めば良いのでしょうか。 >> 4 >> 曇り空、紫陽花(あじさい)の葉に、腰掛けて、口笛を吹く、さびしい音色 >素敵ですーーーvv物寂しい感じがいいですね 花を実際に見て、花の歌を作ったのはこれが初めてかも知れません。 >> 5 >> 剥製の、竜が見つめる、遠い場所 >――時止めた 龍の目映す 悠遠を 永遠を感じさせる良い作品だと思います。 >> 8 >> 白亜紀の、破片をいくつ、集めても、あの記憶はまだ、遠く離れて >何か切ないですね・・・ なぜ白亜紀なのかというと説明できませんけどね(笑)。ノリでやっただけで。 >――古の 欠片を集め 探す記憶 記憶を探しているのは、何者なのか、想像しつつ詠みました。 それにしても何かを集める物語とか歌というのは問答無用で好きです。 子ども時代ゲームばっかりしていたせいか。 >> 10 >> 遠い日の、歌が聴こえる、海水に、濡れた彼氏の、背中は大きく >上手、だと思いました いつの間にか、歌の語り手が子どもになっているという歌なんですが……これじゃあ伝わりませんよねえ。実力不足でした。 >> 11 >> マリンスノウ、死ほど綺麗な、ものはなく >ああ、そういえばあれって死骸でしたね・・・ 見たことはないですけど。 >> 12 >> オリオンの、冴ゆる星空、寒々と、草笛を吹く、君の横顔 >映画の一場面を切り取ったって感じですね。いいなぁ。 なるほど映画ですか。確かにそうかも知れません。 >> 15 >> 兄さんの、彼氏は素敵な、美少年、あきらめなさいと、姉さんはいう >うー・・・これ、つっこんだ方がいいんでしょうか・・・・ この歌は同姓愛が奨励されるようになった超多子化社会を舞台にしています。って今考えたんですけどね(笑)。 >> 19 >> 銀色の、雨の降る朝、裏庭を、眺めるわたしは、ひとりぼっちで >物語が見えます。叙情的、ていうのかな。情景も綺麗ですが。 叙情的なSFなのか、あるいは現代小説なのか、私的にはそんな感じです。 >――内苑を 一人眺める 慈雨の朝 雅というか何と言うか…… それでいて、感情を押し殺した文章の中に、一抹の切なさが見え、まったりとして口当たり良く、ジューシーでかつ味わい深いです{後半は冗談ですのでご安心を(笑)}。 >> 25 >> さよならを、洋盃(こっぷ)一杯、飲み干して、銀河鉄道、見送る背中 >うーん・・・なんて言えばいいのかわかりませんが、素敵です。 ありがとうございます。 「銀河鉄道の夜」を読んだ時に感じた「さびしさ」が少しでも表現されていると良いんですけど。 >> 31 >> マチマショウ、ドンヨリトシタ、クライミライ、クルシミコソガ、ワレラノヨロコビ >これ、誰の声なんでしょう・・・ こういう考えの人とはあまり係わり合いになりたくないですね(笑)。 >> 33 >> 夜よりも、暗き世界に、ともる燈(ひ)の、六億年の、孤独を詠(うた)う >L様がとっさに浮かんできました。 私も「夜よりも」のところでは浮かびましたが、「燈=L様」とまではいきませんでした。 でも6億年以上生きてるだろうなあ…… >――漆黒に 浮かぶ篝火 ただ一つ・・・ 良いですねえ、ものすごく綺麗な作品だと思います。 >> 34 >> ゆっくりと、死んでゆきたい、この場所で、母なる闇と、父なる光 >再びL様が・・・ うーん、私はこっちからはL様の気配は感じませんけど。イメージの違いですかね。 >> アトガキ >> 縦書きの本の活字ってさかさまにすると凄く綺麗です。 >> 句点やルビがグロテスクなものに見えるところがまた良いです。 >へぇぇ・・・私は逆さから読めるようにしてるため、そう見れません^^; うわっ凄いですね。私はそれ挑戦してすぐ脱落しました。気持ち悪くなるんです。 >> 気づけば携帯に歌のストックが推定300個以上溜まってました。 >わおvすごいですね 浮かばないときは全然浮かばないんですが、一個浮かぶと連鎖的にどんどん出来ていきます。 五十個くらい一気に出来た時も。大半が駄作で消したい衝動で駆られて、でも貧乏性だからもったいなくて消せないという…… > >なんとなく、雰囲気が変わったような気がしました。全体的に哀切を纏ってるというか・・・。あ、後歌詞になりそうなのがあるなと思いました。 確かに後半はイメージ変わってると思います。多分SF的なイメージに支配されていたからでしょう(SFというと暗く切なく悲しいというイメージがあります。ちなみにあんまり読んだり観たりしないので全然詳しくはありません)。 >今回は10、12、19が特にいいなぁと思いましたv 実はその三つ、全部少々時間掛けて作ったものなので、嬉しいです(一番掛かったのは4だけどその次くらい)。 では、どうもありがとうございました。 |
31756 | ふり仮名いりましたね^^; | ソエル E-mail | 2005/8/25 19:12:55 |
記事番号31744へのコメント 少しだけ レスレスなので軽くいきますね。 >>――海の底 月の光が 射し込めて 揺れる泡沫 眠る命 泡沫はうたかたです。念のため >うわあ、ロマンチックですねえ。やわらかく包み込まれるような優しさを感じます。上の自作より遥かに良いなあ(割と気に入ってる方なんだけどな)。ソエルさんもどんどん上達されているのではないでしょうか。 だとしたら、間違いなくハイドさんのおかげです^^何というか、いい歌にたくさん触れさせてもらってるので。それ以前に、ハイドさんの着眼点というか見方がすごいんです。私は単にくっついてるだけで(苦笑 >>――静寂の 占める階段 天の光 これですね。「せいじゃくの しめるかいだん あめのひかり」です。 天 はストレートに てん でもOKです。字余りなんです^^;えぇ。 無理やり そら と読むのもありますね。無理やり俳句にしたため歪みが・・・。 >>> ゆっくりと、死んでゆきたい、この場所で、母なる闇と、父なる光 >うーん、私はこっちからはL様の気配は感じませんけど。イメージの違いですかね。 えーとまずこれ見て思ったのが魔族です。そして母なる闇からL様って感じで・・・すっかり染まってますね、私 >>へぇぇ・・・私は逆さから読めるようにしてるため、そう見れません^^; >うわっ凄いですね。私はそれ挑戦してすぐ脱落しました。気持ち悪くなるんです。 えー実を言うと、他のクラスの人のノートを皆で写してるときに覚えた代物です。私の先生が黒板を取らなかったのかな、確か。 ではv |
31760 | Re:ふり仮名いりましたね^^; | ハイドラント | 2005/8/26 11:39:26 |
記事番号31756へのコメント >少しだけ >レスレスなので軽くいきますね。 どうも、こちらも軽くいきます。 > >>>――海の底 月の光が 射し込めて 揺れる泡沫 眠る命 >泡沫はうたかたです。念のため 残念ながら、ほうまつと読んでました。 >>うわあ、ロマンチックですねえ。やわらかく包み込まれるような優しさを感じます。上の自作より遥かに良いなあ(割と気に入ってる方なんだけどな)。ソエルさんもどんどん上達されているのではないでしょうか。 >だとしたら、間違いなくハイドさんのおかげです^^何というか、いい歌にたくさん触れさせてもらってるので。それ以前に、ハイドさんの着眼点というか見方がすごいんです。私は単にくっついてるだけで(苦笑 毎回、全然思いつかなかったようなアイデアが追加されていたり、全然違うものに変わっていたり、文が凄く綺麗になっていたりして(私、文章に自信ないんです)、はっとさせられます。 >>>――静寂の 占める階段 天の光 >これですね。「せいじゃくの しめるかいだん あめのひかり」です。 > 天 はストレートに てん でもOKです。字余りなんです^^;えぇ。 >無理やり そら と読むのもありますね。無理やり俳句にしたため歪みが・・・。 響きは確かにちょっとおかしいかも知れませんけど、これくらいならかえって個性になるのではないでしょうか(え、ならない?)。 読み方はどちらにしても、凄く綺麗だと思います。ほんと、自分の短歌のやつが、贅肉だらけの肥満体質のようで、もっと推敲しときゃ良かったなあって思いました。 ところで「雨の光」というのはどうでしょう?(光んないけど) >>>> ゆっくりと、死んでゆきたい、この場所で、母なる闇と、父なる光 >>うーん、私はこっちからはL様の気配は感じませんけど。イメージの違いですかね。 >えーとまずこれ見て思ったのが魔族です。そして母なる闇からL様って感じで・・・すっかり染まってますね、私 良いですね、それ。語り手が誰なのかってところまでは考えが及びませんでした。 >>>へぇぇ・・・私は逆さから読めるようにしてるため、そう見れません^^; >>うわっ凄いですね。私はそれ挑戦してすぐ脱落しました。気持ち悪くなるんです。 >えー実を言うと、他のクラスの人のノートを皆で写してるときに覚えた代物です。私の先生が黒板を取らなかったのかな、確か。 そういえば、私の家庭教師の先生もそれ出来ました、慣れてくると普通に出来るものなのでしょうか? > >ではv どうも、質問にお答えいただき、ありがとうございます。 |
31734 | Re:ヤミトヒカリ(短歌と掌歌) | 唯梨 | 2005/8/21 22:34:59 |
記事番号31732へのコメント 初めまして、唯梨と言う者です。 4 曇り空、紫陽花の葉に、腰掛けて、口笛を吹く、さびしい音色 −私の勝手な妄想だと、さらにしゃぼんだまが入ったり・・・。 7 恐竜の、骨の記憶に、潜り込み、太古の草原、駆け抜ける風 −恐竜になってはしゃぎたいなぁ。 19 銀色の、雨の降る朝、裏庭の、眺める私は、ひとりぼっちで −切ない・・・でもいいなぁ・・・。 33 夜よりも、暗き世界に、ともる燈の、六億年の、孤独を詠う −同じくL様を連想しました。 短歌とか大好きですvなんかしっとり?するような気が・・・。日本語万歳ですねっ! |
31745 | Re:はじめまして。ありがとうございます | ハイドラント | 2005/8/25 00:59:26 |
記事番号31734へのコメント >初めまして、唯梨と言う者です。 どうも初めまして、ハイドラントと申します。 感想頂けて嬉しいです。 この嬉しさが伝えられないのが悔しい(笑)。 >4 >曇り空、紫陽花の葉に、腰掛けて、口笛を吹く、さびしい音色 >−私の勝手な妄想だと、さらにしゃぼんだまが入ったり・・・。 あっ良いですねえ。紫陽花の葉に腰掛けた人(小人?)がそれを目で追っているシーンが浮かんできました。 >7 >恐竜の、骨の記憶に、潜り込み、太古の草原、駆け抜ける風 >−恐竜になってはしゃぎたいなぁ。 私もしたいです。勉強ばっかでストレス溜まってますし。もちろん肉食恐竜で。 ゴジラとかでも良いかも。あっ、でもビルとか壊してると攻撃されちゃうのでは? それに怪物と戦ったりしなきゃなんないし……。 恐竜の時代って自由で良いですねえ(何か違う)。 >19 >銀色の、雨の降る朝、裏庭の、眺める私は、ひとりぼっちで >−切ない・・・でもいいなぁ・・・。 どうもありがとうございます。 >33 >夜よりも、暗き世界に、ともる燈の、六億年の、孤独を詠う >−同じくL様を連想しました。 呪文のワンフレーズ借りて、作ってみたらいつの間にか、L様自身の歌っぽく…… でも正確には「夜よりも深き」なんですよね。 > >短歌とか大好きですvなんかしっとり?するような気が・・・。日本語万歳ですねっ! 文字数が限られているというのが面白いです。詠むにしても作るにしても。良い歌だと英単語と違ってバンバン覚えられます。 日本語って凄い言葉だと思います。意味と響き以外に見た目という要素もあって、それが意外と重要だったりして。 日本語万歳です。 では、どうもありがとうございました。 |
31753 | 琥珀のなかの夢(短歌と掌歌) | ハイドラント | 2005/8/25 18:47:11 |
記事番号31732へのコメント 今日の一言 差別主義者差別主義(早口言葉) マエガキ こんばんは、先日、英語の長文問題をやっていた時、SNAKEをスネーク(蛇)ではなくスナック(軽食)と訳してしまい、後が無茶苦茶になってしまったハイドラントです。 もう八月も終わりだというのに、暑いですね。 昔はエアコンなしで過ごせた年もあったのですが、今年はもう頼りまくってます。地球温暖化のせいでしょうか、それとも単なる堕落? 今回は増量版です。2〜3倍のボリュームになっているので詠むのが大変かも知れません。 適当に流していって、目に止まったのだけ詠めば良いと思います(一個も止まらなかったりして)。 私なんか、歌集を最初のページから順番に読んでいったことなんて一度もありません。 ――琥珀のなかの夢―― 1 輝ける、素敵な無駄を、かき集め、快楽(けらく)にふける、朽ち果てるまで 2 旅人は、砂漠の月に、恋をして、足元の砂に、なりたいと思う 3 妖精を、琥珀に入れて、持ち歩く 4 死の香る、冷たい部屋は、閉ざされて、ふるえる君を、抱いたぬくもり 5 楽園を、ポケットの中、腐らせて、異臭騒ぎの、懐かしい夏 6 ラプラスの、悪魔の亡骸、抱きしめて、確率世界の、曇天の下 7 あの山は、巨人の死骸で、できている 8 悪魔ほど、神を愛した、者はなく 9 魔の島に、魔導師ひとり、住んでいて、アップルパイと、ピザしか食べない 10 星の船、どこまでもゆく、どこまでも……、とっくに死んでる、乗員乗客 11 ただ昏い、大地の裂け目を、見下ろせば、微かに聴こえる、誰かの呼び声 12 トンネルを、抜けた先には、一面の、お花畑が、あるという嘘 13 もし君に、愛といふもの、あるならば、僕を殺して、飾っておくれ 14 迷宮の、底なる泉に、住まう君、いつまでも待とう、不死なるこの身 15 無駄なこと、いつまでも待つ、愚か者、私はとうに、この世にいない 16 雨降る夜(よ)、峠の道を、横切った、あの影はきっと、ドードー鳥で 17 猫たちに、愛され眠る、王子様、町外れの森、秘密の場所で 18 弟に、恋した夏の、冷たさよ、醜き罪の、うつくしき罰 19 少年の、剥製並ぶ、この部屋に、僕は住んでる、つながれた腕 20 一昨年(おととし)と、一昨々年(さきおととし)の、夏の風、カクテルにして、夜空に流す 21 地球儀の、表面部分に、住む人を、プチプチ潰して、遊ぶ弟 22 マグロピザ、マタタビポテトに、えーっと後は、ネコカコーラを、ミドルサイズで 23 同じ場所、延々と回る、竜巻を、当博物館では、展示してます 24 屋根裏を、サンタクロースに、貸している 25 青い闇、洞窟の底に、あるそれを、瓶詰めにする、時給は高め 26 ライオンを、コインロッカに、閉じ込めて、伝説になる、さだめの少女 27 ドラゴンの、飛んでいく空、山間(やまあい)に、ぽつんと立ってる、虹色ポスト 28 死した街、荒れた公園、光射し、地霊(ゲニウス・ロキ)の、寝息が聴こえる 29 僕たちは、ワイングラスの、中のよな、ふたりの世界で、静かに死のうね 30 トウキョウに、いってみたいね、いつかはさ、シリウス星の、少年ふたり 31 脳内で、宇宙旅行を、する少女、今はデネブで、バイトをしている 32 常識を、家に忘れて、来た人は、スペアがあります、取りに来なさい 33 才能を、凡人に売り、大儲け、そいつは才能、枯らして首吊り 34 万博が、開かれた年の、夏の夜(よ)で、もう一回だけ、キスをしようね 35 会いたいよ!、会えない?やだよ!、会いたいよ!、高次(メタ)世界から、彼氏の電話 36 裏側の、世界の扉が、開く時、僕はミスドで、ドーナツ買ってる 37 だんだんと、腐り始める、永遠を、燃やしてしまった、苦い思い出 38 魂が、夜汽車に乗るのは、タダだから、どこでもいけるよ、割と楽しい 39 人間に、対する天使の、ジェラシィが、彗星となり、宇宙をめぐる 40 〈プリズン〉の、外なる世界の、最果てに、〈海〉といふもの、あるといふけど 41 老人は、岬に立てる、〈海〉を見る、鳥になる夢、見たまま墜ちる 42 神様と、じゃんけんをして、勝った日に、競馬で大穴、当たった偶然 43 背中から、翼を生やした、男の子、ペットにしている、女の子の家 44 オネエサマ、ドウシテソンナニ、キレイナノ、もうしゃべれない、わたしに向かって 45 〈少年〉が、不作の年は、あるけれど、〈少女〉が不作の、年は知らない 46 廃園に、天使は降りる、音もなく、雪降る夜の、詩人の夢に 47 わたくしが、あなたのために、できること、差し上げましょう、あなたの世界 48 愚かだな、僕がほんとに、欲しいのは、世界ではなく、お前のその首 49 だめでした、お許しください、わたくしに、世界を手にする、力はなかった 50 幸せだ、お前がずっと、そばにいる、僕が死ぬまで、ずっとそばにいる 51 三ヶ月、経ちましたがまだ、慣れません、あなたのいない、静かなお屋敷 52 三ヶ月、経ちましたがまだ、慣れません、お前のいない、冷たい世界 53 中世の、ラブロマンスを、抜け出して、ベガかデネブで、クールに恋する 54 楽園で、死んでゆくこと、幸福を、捨てた男の、惨めな妥協 55 楽園で、死んでゆくこと、幸福を、捨てた女の、一つの選択 56 偏差値を、表すグラフで、できた街、踏み潰している、宇宙怪獣 57 道端に、落とした僕が、見つからず、とぼとぼ歩く、夕日の沈黙 58 独断と、偏見だけで、出来ている、架空世界は、それなりに綺麗 59 猫だらけ、誰もが猫を、飼っている、都会の不思議に、多少戸惑う 60 千年を、くれてやるから、鶴になれ 61 兄さんは、掃除ロッカで、暮らしてる、いじめられっこ、だったせいかな 62 やる気ない、ダルいよ眠いよ、死にたいよ、もう聞き慣れてる、ロボットの愚痴 63 姉嫁の、首を絞めてる、無意識に 64 もし僕に、超能力が、あったなら、マジシャンになる、インチキマジシャン? 65 夜空より、僕より彼より、彼女より、先生よりも、素敵なお店 66 グニャグニャの、世界をさまよう、僕よりも、幸せな人を、僕は知らない 67 私より、僕より俺より、彼が好き?、彼は抜け殻、誰でもないのに 68 肉まんに、よく似た惑星、暑すぎて、酔狂者しか、住んでいません 69 文字列で、出来た少年、あっけなく、バックスペースで、消えてなくなる 70 サファイア、エメラルドだけで、作られた、地球のレプリカ、地球と交換 71 有名に、なりたいけれど、歴史には、残りたくない、恥ずかしいもん 72 輝ける、男性蔑視の、世の中の、トランスジェンダー、達の沈黙 73 現実を、ゴミ箱に捨て、夢を見る 74 いつまでも、一緒にいようね、うさぎさん、千年王子の、まなざし遠く 75 十二時に、綺羅星波止場で、待ってます、お月様から、届いたお手紙 76 お空には、卵の黄身が、浮かんでる、ねえお月様、どうもありがとう 77 十年に、一度一気に、年を取る、不思議な契約、誰と交わした? 78 月光は、いろんなものの、原料(もと)になる、お酒に石鹸、リノリウムなど 79 月の舟、あなたに会える、波止場まで、まどろむような、スピードでゆく 80 幽霊は、実は幽霊、ではなくて、私が幽霊、だったの……ありがち? 81 仏壇を、鑑賞していた、少年に、出会った夏は、偽物の夏 82 流星は、宇宙のピザ屋の、乗る船と、戯言をいう、兄ちゃんの口 83 こいつらは、サッカーボールで、出来ている、だから蹴っても、いいのと姉さん 84 公園に、少女の死体が、ふたつだけ、スラム少年、達のたまり場 85 釣り人を、迎えにくるよ、月の舟、焼きたてパンの、香りを乗せて 86 おとといに、デートをしましょう、約束ね、時間が原初へ、逆戻りする 87 廃都にて、光戴(いただ)く、大聖堂(カテドラル)、我らが聖戦、祝福する風 88 あなたより、十一月が、好きだから、ここでお別れ、来年会おうね 89 足音が、むなしく聴こえる、回廊の、壁・床・天井、あまりに白く 90 永遠に、朝が続けば、お寝坊な、あなたのことなど、忘れるだろう 91 わたくしを、暗い夜道で、見つけたら、殺してください、後生ですから 92 歯車の、廻り出す音、〈わたくし〉が、この世に生まれて、初めて聴く音 93 永遠に、よく似た時間を、過ごした夜(よ)、枕の中に、いつまでも残り アトガキ 普通に読まれた方も、飛ばし読みされた方も、どうもありがとうございます。お疲れ様です。 ほんの少しでも楽しんでいただけていると嬉しいです。 「時間返せ」と言われても困りますので(笑)。 ちなみに、75の「綺羅星波止場」というのは、長野まゆみ氏の小説のタイトルから勝手に取らせて頂きました。 また72の「輝ける」は無論皮肉ですので、誤解なきよう。 |
31786 | ロマンチスト・ニヒリスト(掌歌集) | ハイドラント | 2005/9/3 23:06:34 |
記事番号31732へのコメント マエガキ 今回は掌歌(575の歌のこと)のみの投稿です。 数は18個と少ない上にちと中途半端。 ――ロマンチスト・ニヒリスト―― 1 シーソーで、遊んだ記憶は、にせもので 2 肉まんの、中の世界で、死にかける 3 たい焼きが、唯一の友達、だった頃 4 石ころで、代用できるよ、たましいは 5 東京へ、行ってわたしは、猫になる 6 王国へ、手紙を届ける、大樹の根 7 妄想が、作った宇宙で、しあわせに 8 牛さんと、人間さんの、ボクシング 9 北風が、あなたの財布を、ねらってる 10 木犀と、結婚をする、夢を見た 11 忠犬と、呼んでくれても、よいのだぞ 12 父さんの、墓標に雨は、似合わない 13 長月と、葉月のけんかが、長引いて 14 つまらない、本の世界に、連れてかれ 15 脳だけが、偉そうにする、未来都市 16 輝きを、なくした彼女が、好きなんだ 17 絶対の、正義を探して、十億年 アトガキ せっかく読んでくださったのに、こんなこと言うのもなんですが、何かパッとしない歌ばっかりのような気がします。 18個目を作ったせいでしょうか。 何にせよ、読んでくださった方、どうもありがとうございました。 |
31794 | ある宇宙の記憶(短歌と掌歌) | ハイドラント | 2005/9/4 17:25:51 |
記事番号31732へのコメント マエガキ 無駄な努力というものに惹かれます。 惹かれてなかったら多分、お勉強なんてしてなかったと思います。 ネガティヴを楽しむというのもなかなか悪いものじゃないです。 ずっとそれだとさすがに辛いけど。 ――ある宇宙の記憶―― 1 救済の、その日が決して、来ないこと、あなたは知ってる、それでも祈る 2 高原に、ノスタルジックな、花を見て、つかの間忘れる、人の終末 3 砂漠より、おおきなねこが、言いました、かみさまよりも、あなたがすきと 4 上弦の、月が静かに、つぶやいた、俺は神より、人が怖いと 5 方舟を、追放された、ノアたちは、水族とともに、復讐を果たす 6 人間を、助けてください、お願いだ、犬の種族は、あなたのために 7 人類が、滅んだわけを、追い求め、不毛の大地を、さまようキリン 8 星気体(アストラル)、兵団はゆく、夜の中、誰かの夢を、撫でてゆく風 9 風寒く、うさぎを食べる、淡々と……、千年王子の、渇いた瞳 10 どうしても、誰かに会いたい、夢を見る、誰かが誰だか、けして分からない 11 砂浜を、歩いているとき、思い出す、俺のからだが、沈んでいる場所 12 一粒の、砂が見る夢、それが僕、もうすぐ終わるね、さよならメアリー 13 人形を、ガラスケースに閉じ込めた、現実世界の、私を許せぬ 14 エジプトの、古代の王に、恋をした、彼女にどうして、私が見えよう 15 一年に、一枚仮面を、脱いでいく、最後の仮面の、……いったんCM 16 マンモスが、たくさんいる星、もし君が、もう少しだけ、長生きしてたら…… 17 ドードーを、たくさん飼ってる、脳細胞 18 猫缶の、中の世界の、人たちは、光を浴びると、溶けてしまうの 19 空は海、子どもがたくさん、泳いでる、でも僕は大人、そこへはいけない 20 繊細な、ガラスのような、文体を、ハンマーひとつで、粉々にする 21 あなたより、あなたが好きなの、あなたより、あなたが好きなの、あなたは何者 22 ロボットの、掃除係が、眠ってる、観覧車の下、ただ風だけが…… 23 見てました、あの日あなたは、神様と、ふたり抱き合い、そしてキスした 24 忘れねば、ならないわたしは、あの日々を、これがわたしの、選んだ道ゆえ 25 大天使(ミケーレ)の、黄金の髪、風が撫で、まなざし語る、ああお前もか…… 26 王様の、格好をした、少年や、少女を神樹に、吊るすお祭り 27 王様は、仮面をつけてる、……あいつはね、ほんとの王様、殺した男さ 28 博物館、その言葉には、眠ってる、計り知れない、夢と時間が 29 王族ヲ、機械デ代用、スル時代、民衆モヤガテ、ろぼっとニナリ…… 30 五年後に、出した詩集を、読み返し、思わず頭で、加筆修正 31 天使様、あなたの翼を、くださいな、連続天使、虐殺事件 32 飛行船、飛んでいく空、嬉しくて、あなたを殺した、ことさえ忘れる 33 亡き友の、ピアノがきこえる、夜の中、私の時間を、止めている月 34 楽園を、買うのはすっごく、高いのに、売ると安いの、何だか変よね 35 ニンゲンが、いっぱいいる星、そんな星、ホントにあるのぉ、信じらんない 36 熾天使(セラフィム)の、翼を使った、扇風機、ルチフェロ反逆、後の情けなさ 37 まな板の、急な坂道、上ってく、小人の兵隊、はちまきと汗 38 移動式、キャンパス学生、たちを乗せ、ナゴヤシティの、上空を飛ぶ 39 朝露に、濡れた草木の、ささやきが、僕を遺跡の、方へと導く 40 夕霧に、じっとたたずむ、老人が、すうっと消えて、気づけば後ろに 41 老人は、タバコを吸うたび、現れる、いつでもどこでも、同じ老人 42 山猫と、一緒に遊んだ、土曜日を、インターネットで、販売してます 43 幸せな、夢を見るのが、目的で、この世に生まれた、ことにしておく 44 六月の、次に四月が、来ることの、何がヘンなの?、ぼくわかんない 45 夏休み、十二年分、当たります、詳しくは当社、ホームページにて 46 三階の、トイレに住んでる、白鳥は、スペイン語ならば、しゃべれるという 47 満月と、コンタクトレンズ、間違えて、違和感だらけの、一日過ごした 48 この町の、夢で作った、菩提樹は、毎年ひつじを、産み落とすという 49 遥かなる、ふるさとの星、空青く、エアコン畑を、耕した鍬(くわ) 50 三日月を、パーティに誘う、弟を、じっと横目で、睨んでいる風 51 あの星へ、飛んでゆくのと、あの星がやってくるのと、どっちがお好み 52 砂漠には、たくさん時計が、捨ててあり、ときどき死人が、おもちゃにしている 53 瓶詰めの、アラビア数字を、売る女、漢数字しか、売れないのにね 54 フィボナッチ、数列のよな、ビル群の、遥か彼方に、夢の大陸 55 箱詰めの、ジェニファー、毎晩鳥になり、知人の夢に、現れては啼く 56 フルートの、音色が響く、高原に、降る雨微かに、光を孕んで 57 幽霊で、できた大地は、不安定、物理法則、何それ?な星 58 太陽を、栽培している、おじさんは、100℃のサウナを、寒いと言ってた 59 トカゲから、つくったチーズの、美味しさを、伝えたくても、誰も食べない 60 空に窓、ぽっかり浮かぶ、カーテンが、開いてあの子が、月を見下ろす 61 ラジオから、流れる声だけ、手がかりに、あなたの遺伝子、作ってみました 62 図書館の、片隅にある、エレベータ、「宇宙」と書かれた、ボタンがあるけど…… アトガキ これまでは貧乏性ゆえ、作ったものは全部投稿してましたが、今回からあまりに出来のひどい歌は、ボツにすることにしました。 今のところ、20〜30個くらいボツになっているんではないかと。 ストックはまだまだあるんですが、新しい歌が全然できません。 9月入ってまだ一個しかできてない。 もうネタ切れ近いのかも。 まだ三ヶ月なのにぃ。 まあそれはおいといて、読んでくださった方どうもありがとうございます。 追伸 雅号でも作ってみようかしらん、と生意気にも思う最近。 追伸2 私家版歌集を作ろうと思っていた矢先にプリンタ故障。 修理に出すも直らず。 神さまはよっぽど私に歌集を作らせたくないようです(笑)。 |
31795 | やっとレスかけますーv | ソエル E-mail | 2005/9/4 23:26:58 |
記事番号31794へのコメント えー夏休みの課題と、先日でた課題を片付けるのに今までかかってレス返せませんでした^^;情けなや・・・ > 1 > 救済の、その日が決して、来ないこと、あなたは知ってる、それでも祈る ――救われぬ 運命(さだめ)と知るも なお願う 諦めきれず あがき続けて > 2 > 高原に、ノスタルジックな、花を見て、つかの間忘れる、人の終末 ――高原で 故郷を歌う 白き花 ――紅き花 咲き零れては 時を止めて・・・ > 4 > 上弦の、月が静かに、つぶやいた、俺は神より、人が怖いと 確かに^^; ――氷輪は 人の狂気を 照らし出す > 8 > 星気体(アストラル)、兵団はゆく、夜の中、誰かの夢を、撫でてゆく風 ファンタジーvで素敵です > 10 > どうしても、誰かに会いたい、夢を見る、誰かが誰だか、けして分からない 切ないですねー・・・もどかしいというか。 ――手を伸ばす その瞬間に 夢は消え 彼の姿さえ 霧の彼方に > 24 > 忘れねば、ならないわたしは、あの日々を、これがわたしの、選んだ道ゆえ 切ないです・・・。こういうの好きなんでしょうか、私・・・ ――置いてゆく 振り返らずに あの時を ――軋む心 押さえこんで 消す記憶 > 28 > 博物館、その言葉には、眠ってる、計り知れない、夢と時間が はっとしました。凄くいいなと思います。 > 30 > 五年後に、出した詩集を、読み返し、思わず頭で、加筆修正 昔の作品が出てくると思わず直したくなりますよねー^^; > 33 > 亡き友の、ピアノがきこえる、夜の中、私の時間を、止めている月 物悲しい、というか切ないというか・・・綺麗です。 ――朧月 幻魅せて 時奪う ――過ぎし日を 甦らせる 夕月夜 > 39 > 朝露に、濡れた草木の、ささやきが、僕を遺跡の、方へと導く 綺麗ですねー・・・感銘を受けました ――風過ぎて 蒼樹に煌めく 雫散る > 40 > 夕霧に、じっとたたずむ、老人が、すうっと消えて、気づけば後ろに 怖っっ うっかり叫びかけました^^;雰囲気たっぷりですね > 52 > 砂漠には、たくさん時計が、捨ててあり、ときどき死人が、おもちゃにしている ――死者たちは 砂に埋もれた 時計探し > 56 > フルートの、音色が響く、高原に、降る雨微かに、光を孕んで わーーー・・・綺麗です・・・ > 60 > 空に窓、ぽっかり浮かぶ、カーテンが、開いてあの子が、月を見下ろす ――天空の 窓より見下ろす 夜の街 今回は28・39・56が特にいいなぁとおもいました。削っただけあって全体的に質がいいと思います。 > 雅号でも作ってみようかしらん、と生意気にも思う最近。 つかぬ事をお聞きします。あの、雅号って何なんでしょう? |
31798 | Re:やっとレスかけますーv | ハイドラント | 2005/9/5 20:12:52 |
記事番号31795へのコメント >えー夏休みの課題と、先日でた課題を片付けるのに今までかかってレス返せませんでした^^;情けなや・・・ こんばんは。 一気にするのは大変ですよね。かといって夏休み中に出来るかといえば、そうでもなく……。 お疲れ様です。 > 1 > 救済の、その日が決して、来ないこと、あなたは知ってる、それでも祈る >――救われぬ 運命(さだめ)と知るも なお願う 諦めきれず あがき続けて 「あがき続ける」など必死さが伝わってきますね。 私のほうは、惰性で続けているような感じか、祈る自分に酔っているというような感じです。 > 2 > 高原に、ノスタルジックな、花を見て、つかの間忘れる、人の終末 >――高原で 故郷を歌う 白き花 >――紅き花 咲き零れては 時を止めて・・・ どっちも素敵です。 赤と白の組み合わせがまた良い。 自分のはちょっと長いなあ。 > 4 > 上弦の、月が静かに、つぶやいた、俺は神より、人が怖いと >確かに^^; 上に乗られたりしてますからね。 >――氷輪は 人の狂気を 照らし出す 良いですね。氷輪ていうのが、何なのか想像させられます。 > 8 > 星気体(アストラル)、兵団はゆく、夜の中、誰かの夢を、撫でてゆく風 >ファンタジーvで素敵です 自分でも割と気に入ってたりして。 > 10 > どうしても、誰かに会いたい、夢を見る、誰かが誰だか、けして分からない >切ないですねー・・・もどかしいというか。 現実だったら、もっともどかしいでしょうね。 >――手を伸ばす その瞬間に 夢は消え 彼の姿さえ 霧の彼方に もどかしさが出てますねえ。 「彼の姿さえ」は「かのすがたさえ」と読めば良いのでしょうか。 > 24 > 忘れねば、ならないわたしは、あの日々を、これがわたしの、選んだ道ゆえ >切ないです・・・。こういうの好きなんでしょうか、私・・・ >――置いてゆく 振り返らずに あの時を >――軋む心 押さえこんで 消す記憶 上が良いなあと思いました。 下の「軋む心」というのもなかなか。 > 28 > 博物館、その言葉には、眠ってる、計り知れない、夢と時間が >はっとしました。凄くいいなと思います。 博物館の出て来る小説を読んだ直後に書きました。 > 30 > 五年後に、出した詩集を、読み返し、思わず頭で、加筆修正 >昔の作品が出てくると思わず直したくなりますよねー^^; 初句(最初の五字)に注目(笑)。 > 33 > 亡き友の、ピアノがきこえる、夜の中、私の時間を、止めている月 >物悲しい、というか切ないというか・・・綺麗です。 ある意味ホラーですけどね(笑)。 >――朧月 幻魅せて 時奪う >――過ぎし日を 甦らせる 夕月夜 日本的な妖しい綺麗さがあって素敵です。 素敵だとか良いだとか本当に同じようなことしか言えませんね、私(苦笑)。 > 39 > 朝露に、濡れた草木の、ささやきが、僕を遺跡の、方へと導く >綺麗ですねー・・・感銘を受けました 家の近くに遺跡があるとなんか素敵ですよね(?)。 >――風過ぎて 蒼樹に煌めく 雫散る 俳句って実はあんまりよく分からないんですが、本格的な感じがします。蒼樹は季語になるんでしょうか。なるなら夏でしょうかね。 > 40 > 夕霧に、じっとたたずむ、老人が、すうっと消えて、気づけば後ろに >怖っっ うっかり叫びかけました^^;雰囲気たっぷりですね 昔の作家みたいなひらがなの表現を使うのが夢(?)でした。 > 52 > 砂漠には、たくさん時計が、捨ててあり、ときどき死人が、おもちゃにしている >――死者たちは 砂に埋もれた 時計探し イメージを刺激されます。 「時計探し」を「時探す」とするのはどうでしょう。 字数的にはよくなりますけど、うーん、ちょっと違うかなあ。やっぱり「時計」の方が…… > 56 > フルートの、音色が響く、高原に、降る雨微かに、光を孕んで >わーーー・・・綺麗です・・・ 頭の中にパッと浮かんだものを文にしてみました。 意外とこのやり方でつくった歌は少ないです。 たいていは「始めに言葉ありき」。 > 60 > 空に窓、ぽっかり浮かぶ、カーテンが、開いてあの子が、月を見下ろす >――天空の 窓より見下ろす 夜の街 ファンタジーの中に都会を自然な感じで持ち込んでくるところがいいなあと思います。 >今回は28・39・56が特にいいなぁとおもいました。削っただけあって全体的に質がいいと思います。 ありがとうございます。 やっぱり駄作を削ったからでしょうかね。 一応、水準より下のも結構残してるんですが。 > 雅号でも作ってみようかしらん、と生意気にも思う最近。 >つかぬ事をお聞きします。あの、雅号って何なんでしょう? 書道とか短歌とかをやっている人がつける(風流な)ペンネームみたいなもののことです。 私も最近知りました(偶然辞書で見つけた)。 ちなみに俳句の時に使う雅号を特に俳号などといったりします(こちらは聞いたことあるかも知れませんね)。 読んでくださってどうもありがとうございます。 |
31800 | 詩的な死体(短歌と掌歌) | ハイドラント | 2005/9/5 21:14:48 |
記事番号31732へのコメント マエガキ 小さい頃、私は、大きくなったらうさぎになりたかったそうです。 でもよく考えてみると、その頃私はすでにうさぎより大きなからだをしていたはず。 大きくなったら、というのはヘンですね。 小さくなったらうさぎになりたい、なら分かるんですが…… ――詩的な死体―― 1 シリウスの、洞窟図書館、いきたくて、教授に変装、しようと企む 2 マエストロ、ようやくあなたに、会えました、……銀河の辺境、寂れたバーで 3 神様は、淡水ではだめ、海水よ、海水でもだめ?、お酒じゃなくっちゃ 4 その国は、栄螺(さざえ)の中に、ありまして、本がたくさん、あったといいます 5 酔狂で、宇宙を作った、僕ですが、今は立派な、サラリーマンです 6 洞窟に、書斎を作る、夢を見て、本の散らかる、部屋に目覚める 7 ヒト族の、生き残り達、月を見て、吠える獣の、ようなまなざし 8 大地(ほし)を打つ、あめの粒ほど、盲目に、だれかをあいした、ことはなかった 9 ごめんねと、謝る君が、みたいから、無茶な時刻に、待ち合わせする 10 十月の、右斜め上、何月だ 11 果樹園の、土になる夢、たまに見る、頭で果実が、笑っている声 12 三月が、終わらない夢、見るために、古夢ショップを、十軒まわった 13 夢売りが、やってくる時、八月の、夕日はしずんで、風なまぬるく 14 五七五、七七という、夜いくつ、越えればゆけるか、あかつきの国 15 青空に、さかさに浮かんだ、植木鉢、たくさんあるけど、みなチューリップ 16 読書はね、魚になれない、ヒトがする、とても哀しい、行為なんだよ 17 夕暮れの、海を見つめる、懐かしい、クロールする君、少年の僕 18 最近は、時間の調子が、おかしいね、きのうは5時間、おととい3秒 19 図書館の、天井あたりを、およいでる、ナイトキャップを、かぶった少年 20 バカ女、そんなあだなで、呼ばれると、一瞬忘れる、カバであること 21 赤い空、たくさん浮かんだ、ピラミッド、人類滅亡、3時間前 22 ミサイルの、飛んでゆく空、茫洋と、おのれの無力が、映し出される 23 「幽霊を、狙った犯罪、多発する」、22世紀、末の新聞 24 両親の、墓を見つめる、少年は、両手両足、腐って動けず 25 六月の、雨の降る夜、開かれる、古い幽霊、たちの集会 26 野良猫が、いない町には、あやかしが、たくさん住んでる、ほらあそこにも 27 魂を、揺さぶる言葉の、養殖に、挑戦する人、住んでいた星 28 アルタイル、シティの殺し屋、裏路地で、死体になってた、猫が食べてた 29 闇空に、三日月の舟、浮かべたら、旅に出ようよ、支度はいらない 30 しあわせの、かたちをした猫、見つけたら、逃がさず捕まえ、殺しておしまい 31 地下室の、秘密の扉、開くとき、変わり始める、あなたの世界 アトガキ 「電車男」読みました。 ドラマは面白いんだけど、こちらはあんまり好みじゃないなあ。 確か実話のはずだけど、妙にネタっぽいところ多いような。 掲示板という性質上そう見えるだけかも知れませんけど、どちらにせよ、リアリティが感じられなければ意味がないわけで…… それにしても異性に恋をするなんてこと、20年近く生きてきて一度もないなあ。 同性愛者なんじゃないかと自分で自分を疑ったりして、でも同性にも恋したことないから、そういうわけでもなさそう。 文章やうさぎに恋をすることはあるんですけどね。 ああ、根暗な自分が愛おしい(壊)。 ……失礼いたしました。 読んでくださった方どうもありがとうございました。 追伸:雅号(ハンドルネームとは別の歌作りとしての名前)の件については保留 |
31824 | 猫世界旅行(短歌と掌歌) | ハイドラント | 2005/9/11 00:23:45 |
記事番号31732へのコメント マエガキ 猫のでてくる歌がいくつかあったのでこういうタイトルになりました。 安易ですねー。 それじゃあはじめます。 ――猫世界旅行―― 1 暗い部屋、たくさん並んだ、剥製が、時折動いて、いたずらをする 2 亜人種や、竜の剥製、展示した、博物館に、差し込む夕日 3 屋根裏に、棲んでる何かが、母さんに、とてもよく似た、人形くれた 4 月光を、遠くの星まで、運ぶのは、割と儲かる、……だけど虚しい 5 呪われろ、私に向かって、そう言った、私の操る、操り人形 6 月虹(げっこう)の、橋の向こうに、空き地あり、銀木犀の、香り漂う 7 フーコーの、振り子を抱く、ビルの上、地球が夜へと、向かっていく音 8 あのひとの、ベートーヴェン弾く、指先は、月の光に、ぼやけて見えず 9 歪んでく、狂っていくよ、この世界、きっと読者が、誤読をしたのだ 10 美しさ、それは歪みと、君は言い、首をなくした、いもうと愛でる 11 月光の、静かに降れる、公園に、遠い目をした、さむらいがいて 12 衛星の、地下シェルターに、ロボットの、電子音だけ、永劫の夜 13 われわれが、あの星にまで、いた頃の、思い出映す、コーヒーの湯気 14 冷蔵庫、開けるときには、ノックする、母は卵と、話せるという 15 精霊が、子どもに化けて、やってきて、一緒に遊んだ、子どもをさらう 16 ねこの目の、中の宇宙が、ふくらめば、それにつられて、ねこもふくらむ 17 新しい、世界が生まれる、土曜日に、<お城>の地下で、待っているから 18 さみしいと、壊れてしまう、ウサギ型、ロボット作った、私の親父 19 天を突く、巨大な塔の、屋上に、老人がいて、星を釣ってる 20 あのひとの、こころの海に、潜り込み、出逢った頃の、記憶を探す 21 雪のよな、毛並みを持てる、うちのネコ、その背中にも、無数の世界 22 静寂が、包む公園、鉄くずが、錯乱していて、わたしの死骸 23 朝焼けの、浜辺に僕と、猫がいる、誰が撮ったか、分からぬ写真 24 赤い空、窓辺に歌う、自動人形(オートマタ)、うつろな瞳を、のぞき込む猫 25 色あせた、世界を見おろす、ぬるい風、手すりを越えて、落ちてゆく僕 26 秋の朝、塔へと続く、小道には、目には見えない、精霊がいる 27 空っぽの、宇宙を見つめる、神様を、歌にしている、私は誰なの? 28 そよ風は、キツツキみたいに、木の中に、おうちを持ってる、見たことないけど 29 たましいは、冷凍しとくと、石になる、ダイヤモンドの、ように綺麗さ 30 鳴かぬなら、遺伝子いじろう、ホトトギス 31 蝋人形、みたいな子どもを、抱き上げて、星の記憶を、たどっていく旅 32 階段が、たくさんあるけど、二階へと、続いているのは、ひとつかふたつで 33 魔王なら、しゃきっとしなさい、いい加減、ソリティアばっかり、するのもダメです 34 この星は、死でできている、わたくしの、からだの肉も、こころの水も アトガキ 新しいプリンタがいきなり現れて驚き。 これで歌集が作れます。 けど、表紙が問題なんですよねえ。 白地に黒の文字でタイトルなんて地味だし、そもそも薄っぺらい紙じゃあまりにもチープすぎる。 前途多難です。 ともあれ、詠んでくださった方、どうもありがとうございます。 |
31843 | 遅れました^^; | ソエル | 2005/9/15 18:36:19 |
記事番号31824へのコメント 遅れました(ーー;風邪引いて連日37度の熱が出てて・・・今日はあきらめて学校休んだので書いてます。(ぇ ではレスいきますー > 6 > 月虹(げっこう)の、橋の向こうに、空き地あり、銀木犀の、香り漂う きれいですv幻想的で、いろいろ想像させていただきました。 ――玉響の 現(うつつ)の夢幻 宵の虹 夜半(よは)の海 芳香纏い 架かる虹 > 11 > 月光の、静かに降れる、公園に、遠い目をした、さむらいがいて ――音もなく 月のしずくが 降る夜に 幽鬼は惑い 曾てを探す > 19 > 天を突く、巨大な塔の、屋上に、老人がいて、星を釣ってる 絵本のようです。ファンタジーvv > 20 > あのひとの、こころの海に、潜り込み、出逢った頃の、記憶を探す 素敵です。ほのかな切なさがいいですね ――あの頃の 想い出探す 夢の海 ――忘れたの? 心を覗く 悲しさに 記憶の砂に 埋もれる想い出 > 23 > 朝焼けの、浜辺に僕と、猫がいる、誰が撮ったか、分からぬ写真 ほのぼのしてて、それでも綺麗で・・・いいなぁ ――夕影に 照らされ染まる その時を 切り取る写真 映る白猫 ――暁の 海にすわれる 魂を 猫はとどめる やさしく鳴いて ↑いろいろ考えてたらかけ離れました・・・ > 26 > 秋の朝、塔へと続く、小道には、目には見えない、精霊がいる ――林道を 紅葉踏みしめ 歩く朝 ――涼風と 精霊渡る 秋の道 歌集作るんですか?すごいです!! 欲しいですけど、さすがに無理ですかね^^; 表紙は誰かに頼むとか・・・和紙っぽいのに印刷するのもありますし。 プリンタの性能によるかもしれませんが。 まぁでもワードで結構いろいろできると思いますよーご存知かもしれませんが・・・ あ、今回挙げたのは全部好きですv返歌が不調でかけ離れてしまいましたが。うー。大目に見てください(ぇ ではw(逃避 |
31856 | Re:いくらでも遅れてください(笑) | ハイドラント | 2005/9/18 19:20:01 |
記事番号31843へのコメント >遅れました(ーー;風邪引いて連日37度の熱が出てて・・・今日はあきらめて学校休んだので書いてます。(ぇ >ではレスいきますー こんばんは。 お久しぶりです。 お体大丈夫ですか。 最近暑かったり寒かったりですのでお気をつけてくださいね。 > >> 6 >> 月虹(げっこう)の、橋の向こうに、空き地あり、銀木犀の、香り漂う >きれいですv幻想的で、いろいろ想像させていただきました。 そんなあなたには「銀木犀」(長野まゆみ著、河出文庫刊)がオススメ……かも。 >――玉響の 現(うつつ)の夢幻 宵の虹 > 夜半(よは)の海 芳香纏い 架かる虹 どちらも綺麗ですねえ。 でも「玉響」ってどう読むんでしょう? 凄く良い言葉だと思うんですが。 >> 11 >> 月光の、静かに降れる、公園に、遠い目をした、さむらいがいて >――音もなく 月のしずくが 降る夜に 幽鬼は惑い 曾てを探す 幻想的ですねえ。 「曾て」の読みと意味が分かりませんけど(すみません、またですね)。 >> 19 >> 天を突く、巨大な塔の、屋上に、老人がいて、星を釣ってる >絵本のようです。ファンタジーvv たむらしげるさんという方のイラストがイメージ源になってます。 >> 20 >> あのひとの、こころの海に、潜り込み、出逢った頃の、記憶を探す >素敵です。ほのかな切なさがいいですね ありがとうございます。 >――あの頃の 想い出探す 夢の海 >――忘れたの? 心を覗く 悲しさに 記憶の砂に 埋もれる想い出 「記憶の砂に 埋もれる想い出」だなんて良いですねえ! 何て素敵なフレーズ。 >> 23 >> 朝焼けの、浜辺に僕と、猫がいる、誰が撮ったか、分からぬ写真 >ほのぼのしてて、それでも綺麗で・・・いいなぁ 誰が撮ったのかは分かりませんけどね(笑)。 >――夕影に 照らされ染まる その時を 切り取る写真 映る白猫 >――暁の 海にすわれる 魂を 猫はとどめる やさしく鳴いて >↑いろいろ考えてたらかけ離れました・・・ 猫が魂をとどめる、何か異様なのにすんなりと受け入れられるのが不思議です。 謎の動作(空中を引っかくなど)をよくするからですかねえ。 >> 26 >> 秋の朝、塔へと続く、小道には、目には見えない、精霊がいる >――林道を 紅葉踏みしめ 歩く朝 >――涼風と 精霊渡る 秋の道 秋のさわやかな空気が伝わってきます。 > >歌集作るんですか?すごいです!! 自己満足のためのものなので、大したことないですよ。 >欲しいですけど、さすがに無理ですかね^^; うーん、難しいかと(苦笑)。 >表紙は誰かに頼むとか・・・和紙っぽいのに印刷するのもありますし。 >プリンタの性能によるかもしれませんが。 >まぁでもワードで結構いろいろできると思いますよーご存知かもしれませんが・・・ 色々とアイデアありがとうございます。 > >あ、今回挙げたのは全部好きですv返歌が不調でかけ離れてしまいましたが。うー。大目に見てください(ぇ >ではw(逃避 不調でこれだけ作れるって凄いと思いますよ。 特に「記憶の砂に 埋もれる想い出」なんて……。 っていうかあんまり無理しないでください。 それでは、どうもありがとうございました。 |
31846 | はじめまして | 羅城 朱琉 | 2005/9/16 13:20:22 |
記事番号31824へのコメント こんにちは、はじめまして。専らNOBEL2にばかり投稿しています、羅城 朱琉と申します。読み方は、「らじょう あける」です。よろしくお願いします。 > > > > > 9 > 歪んでく、狂っていくよ、この世界、きっと読者が、誤読をしたのだ 面白い視点ですね。・・・・拙いですが、返歌など。 「指ひとつ、思いひとつで、揺らぐ世に、歪んだ哂いの、道化が踊る」 > > > > 11 > 月光の、静かに降れる、公園に、遠い目をした、さむらいがいて 読んだ瞬間、そのシーンが浮かびました。静かで、綺麗で、かっこよくて、でもなぜか切ない雰囲気が好きです! 「月に問う、夢へと散った、同じ夜に、月影降れども、答えは降らず」 > > > > > 15 > 精霊が、子どもに化けて、やってきて、一緒に遊んだ、子どもをさらう 一瞬、神隠しだー、とか思ってしまいました。 「向こうには、友達待つと、笑う子に、二度と出られぬ、扉は開く」 > > > > > 29 > たましいは、冷凍しとくと、石になる、ダイヤモンドの、ように綺麗さ 綺麗なのに、悲しいです。 「石は溶け、きらめき戻らぬ、夢の果て、人の殻だけ、世界に溢れて」 > > > > > 30 > 鳴かぬなら、遺伝子いじろう、ホトトギス 身もふたもないな、と思いつつ、思いついたのがこれです。 「歌うだけ、つぎはぎだらけの、ホトトギス」 綺麗だけど物悲しい詩や、思わず笑いそうになるけど意味の深い詩で、とても感動しました。正直、五七五七七の31文字でここまでいろいろ考えたことは初めてです。 今後も続きがありましたら、楽しみにしています。 では、この辺で。 |
31857 | Re:どうも、はじめまして | ハイドラント | 2005/9/18 19:25:46 |
記事番号31846へのコメント > > こんにちは、はじめまして。専らNOBEL2にばかり投稿しています、羅城 朱琉と申します。読み方は、「らじょう あける」です。よろしくお願いします。 どうもはじめましてです。 ハイドラントと申します。 遠路はるばるお疲れ様です(笑)。 > >> >> >> >> >> 9 >> 歪んでく、狂っていくよ、この世界、きっと読者が、誤読をしたのだ > 面白い視点ですね。・・・・拙いですが、返歌など。 > 「指ひとつ、思いひとつで、揺らぐ世に、歪んだ哂いの、道化が踊る」 うーん、うまくいえませんけど、日本の伝統芸能的な雰囲気の中にそこはかとなく妖気が感じられて素敵です。 文も巧みだと思います。 >> >> >> >> 11 >> 月光の、静かに降れる、公園に、遠い目をした、さむらいがいて > 読んだ瞬間、そのシーンが浮かびました。静かで、綺麗で、かっこよくて、でもなぜか切ない雰囲気が好きです! ありがとうございます。 > 「月に問う、夢へと散った、同じ夜に、月影降れども、答えは降らず」 先ほどのと同様素敵です。 私にはこういう文は無理ですねえ。 綺麗すぎ。 >> >> >> >> >> 15 >> 精霊が、子どもに化けて、やってきて、一緒に遊んだ、子どもをさらう > 一瞬、神隠しだー、とか思ってしまいました。 多分神隠しですね。 割とシンプルな歌かと。 > 「向こうには、友達待つと、笑う子に、二度と出られぬ、扉は開く」 わー、これすっごく良いです。なんかこわいし。 >> >> >> >> >> 29 >> たましいは、冷凍しとくと、石になる、ダイヤモンドの、ように綺麗さ > 綺麗なのに、悲しいです。 > 「石は溶け、きらめき戻らぬ、夢の果て、人の殻だけ、世界に溢れて」 うーん、無常観(?)。 >> >> >> >> >> 30 >> 鳴かぬなら、遺伝子いじろう、ホトトギス 品種改良、でもよかったかな。 > 身もふたもないな、と思いつつ、思いついたのがこれです。 > 「歌うだけ、つぎはぎだらけの、ホトトギス」 からくり人形的なものを想像しました。哀愁があって良いと思います。 > > > 綺麗だけど物悲しい詩や、思わず笑いそうになるけど意味の深い詩で、とても感動しました。正直、五七五七七の31文字でここまでいろいろ考えたことは初めてです。 うーん、基本的には出て来る言葉をそのまま書き留めてるか、簡単なストーリーを要約して書いてるだけですねえ。 完成作見て、31文字でこんなことも出来るんだなあと書いてる自分で驚いてるくらいです。 > 今後も続きがありましたら、楽しみにしています。 ご安心ください。(質はともかく)量だけはまだたっぷりありますので。 > では、この辺で。 ええ、どうもありがとうございました。 |
31858 | 竜塚(短歌と掌歌) | 囚鳳(ハイドラント) | 2005/9/18 19:32:37 |
記事番号31732へのコメント マエガキ 何か知能も痛覚も持ってない生き物になりたいなあと思います。 人間ってちょっと苦しみとか多すぎるような気がします。 どこが高等生物なんでしょう(高等だなんて一度も思ったことないですが)。 まあ冗談なので、気にしないでください。 ――竜塚―― 1 争いに、力尽きたる、竜達を、むさぼり喰らえ、野に咲く花よ 2 いにしえの、竜の頭蓋を、抱(いだ)く神子(みこ)、歩いてゆくたび、世界を呪う 3 間抜けにも、地上に落ちた、星達を、空へと還す、果てなき旅路 4 あと何歩、歩けば朽ちるか、このからだ、竜が砂漠の、砂へと還る 5 アパートで、ひそかに飼ってる、毒竜(ニドホッグ)、餌は木材、ボリボリかじる 6 日曜は、飛竜(リンドブルム)の、背に乗って、海の向こうの、大陸へいく 7 吾(わ)が旅路、もうじき終わる、黄昏の、砂漠のなかに、まぼろしの虹 8 砂の書は、永き時間を、生きてゆく、竜の種族の、暇つぶしとなる 9 暗闇を、愛してやまない、僕たちは、毎晩瞳に、ハサミを向ける 10 ねこさんが、たくさんいました、こうえんの、となりのとなりの、けんきゅうじょのなか 11 ロボットが、地下迷宮を、下りてゆく、悪魔の復活、阻止するために 12 竜王が、森を歩けば、花が咲き、砂漠を歩けば、星屑が散る 13 十年が、一秒みたいに、過ぎていく、竜の血すすった、女の悲劇 14 地底へと、続く洞窟、下りていく、竜がいること、分かっているのに 15 青白い、月と無数の、星達が、砂に沈んだ、わたしを見つける 16 潮風が、そっとわたしを、撫でていく、九十年間、海を見つめる 17 真夜中の、森に大きな、きのこいて、柄杓で泉の、水を飲んでる 18 蛮族が、ベジタリアンなら、いいのにな、牛のこどもは、冒険に出る 19 海臨む、窓辺の夢は、とわの冬、宿泊客へと、笛は語れり 20 最近は、座敷童子も、チャットする、きっとひとりじゃ、さみしいのだろう 21 人だけが、枯れた大地に、生きている、罪持つゆえに、生きているのか 22 意地悪な、螺旋階段、各階へ、続く通路を、閉ざすことあり 23 手作りの、時間ロケット、乗り込んで、冬を突き抜け、お花見にいく 24 傲慢で、あるがゆえヒト、罰として、私の庭から、出してやらない 25 灼熱の、トウキョウシティに、降りる雪、今度は寒さが、彼らを殺す 26 死ぬ前に、ナポリが見たいと、いう祖母は、スパゲッティを、作り始めた 27 いけないよ、私は死神、いつの日か、君を殺さな、ければならない 28 雪だけが、私の心を、癒すから、いつしかこんなに、遠くへ来ていた 29 太陽の、代わりにトマトが、浮いていて、巨大なカラスに、突かれていた 30 ロボットの、うなじにこだわる、父さんの、小さな工場、いつも黄昏 31 海猫と、猫の会話を、聞いている、猫型ロボット、たぶん捨てロボ 32 血液を、調べられたら、片親が、魔族があると、分かってしまう 33 11時、53分、17秒、コーヒーカップが、異世界になる 34 シリウスに、いこうよ兄さん、あそこなら、兄弟婚さえ、認められてる 35 天井に、無数の知らない、文字浮かぶ、それを読むふり、するのが仕事 36 にせものの、森をさまよう、どこまでも、月が腐って、溶けてなくなる 37 今もなお、泳ぐあなたは、わたくしの、掲げたランプの、見る夢の中 38 とらわれて、湿った空気を、浴び続け、ようやく腐った、君を頂く 39 王国の、ありかを示す、ともし火は、万年雨に、さらされたまま 40 辺境の、勇者を名乗る、男いて、わたしを殺して、つるぎを奪った 41 わたくしに、とじこめられた、たましいは、おつきさまより、きれいにひかる 42 ロクガツノ、オバケヤシキニ、イキマシタ、イツモトチガッテ、カアサンガデタ 43 コノヌマニ、タクサンシズンダ、コドモタチ、ミンナキレイナ、カオヲシテイタ 44 ナツヤスミ、ナノニヒトリデ、サミシイヨ、ハクブツカンノ、チカロウノナカ 45 扇風機、みたいな仕事を、してる父、動物園に、化けている母 46 少年と、少女の狭間に、生きていて、ときどき天使に、なる夢を見る 47 あの道の、向こうに何が、待ってるか、知らないふりして、夢想にふける 48 一枚の、写真のような、夕暮れの小道に、幽霊、配置してみる 49 年上の、実弟みたいな、夜らしい、どんな夜かは、俺も知らんよ 50 極東の、田舎の海岸、吹く風を、ギリシャの風だと、言い張ってみる 51 十月も、半ばをすぎれば、公園も、月も子どもも、かの国の色 52 公園に、いっぱい群れてる、動物の、ほんとの名前を、誰も知らない 53 階段を、のぼっていく音、それだけを、頼りに描いた、彼の横顔 54 この星が、文字でできてる、証拠なら、ここにあります、これは<誤植>だ 55 ラ・フランス、みたいな世界が、窓の外、ふわふわ浮かんで、雨に紛れる 56 あの子なら、とうに死んだわ、中庭で、遊んでいるのは、あの子の人形 57 辞書を引き、知らないことばを、知るたびに、君の世界は、遠ざかってく 58 あの森に、名前を落として、きたせいで、誰もが僕を、認識できない 59 百年の、迷路を抜けて、僕たちは、虚無という名の、永遠を得る 60 輝ける、シンボルタワーの、地階には、無数の死体が、夢さえ奪われ 61 東京が、増殖していく、列島を、飲み込み、海越え、触手を伸ばす 62 延々と、上下に連なる、世界たち、上位を壊せば、下位も壊れる アトガキ 今回、試験的に雅号使ってみました。 囚鳳と書いてシュウホウを読みます。 まあそのままなんですけどね。 これでいくかも知れませんし、元のままでいーやってことになるかも知れませんし、別の雅号考えるかも知れません。 それでは詠んでくださった方どうもありがとうございます。 |
31871 | また来てしまいましたv | 羅城 朱琉 | 2005/9/20 12:47:58 |
記事番号31858へのコメント こんにちは!美しい詩の数々に引かれて、またやって来ました。 > > 1 > 争いに、力尽きたる、竜達を、むさぼり喰らえ、野に咲く花よ これぞまさに諸行無常、盛者必衰の定め、というやつですね。 「骸朽ち、花咲き乱れ、時は過ぐ、昔を知らぬ、竜の遊ぶ野」 > 4 > あと何歩、歩けば朽ちるか、このからだ、竜が砂漠の、砂へと還る 富士見ファンタジアで発売されている『天華無敵!』の1巻が、一瞬頭によぎりました。 「竜眠る、砂を抱きて、ここに問う、その身に悔いの、ありやなしやと」 > > > > > 9 > 暗闇を、愛してやまない、僕たちは、毎晩瞳に、ハサミを向ける 怖っ!と思いつつ。 「明けない夜、叶わぬならば、僕だけで、行くよと翳す、瞳に刃を」 > > > > > 10 > ねこさんが、たくさんいました、こうえんの、となりのとなりの、けんきゅうじょのなか なんと言うか・・・・かなりぐさっときましたね。将来の職業柄、実験動物とは縁が深いですから。 「許してと、言えない私を、許してね、命の礎、大樹の墓標」 「無機物の、罪人の目には、映らない、君の首筋に、爪たてる猫」 > > > > > 13 > 十年が、一秒みたいに、過ぎていく、竜の血すすった、女の悲劇 うちのアリエスちゃんみたいなものでしょうか?望まない不老不死。 「果てしなき、時を流れる、心には、無限の廃墟が、ただ続くだけ」 > > > > > 15 > 青白い、月と無数の、星達が、砂に沈んだ、わたしを見つける こういう雰囲気、大好きです! 「人知れず、砂に抱かれ、眠りゆく、青き月影、射す奥津城で」 > > > > > 20 > 最近は、座敷童子も、チャットする、きっとひとりじゃ、さみしいのだろう 何故か納得してしまいつつ。 「いつの日か、妖怪世界も、言葉忘れ、キー打つ指だけ、速くなるのかな?」 > > > > > 21 > 人だけが、枯れた大地に、生きている、罪持つゆえに、生きているのか 考えさせられますね。 「木々もなく、生物死に絶え、なお人は、豊かな大地と、思い続ける」 > > > > > 27 > いけないよ、私は死神、いつの日か、君を殺さな、ければならない 死神さんの苦悩がダイレクトに伝わってきます。 「人は皆、死にゆくものだ、ならせめて、愛しき君の、その手の鎌で」 > > > > > 28 > 雪だけが、私の心を、癒すから、いつしかこんなに、遠くへ来ていた 「安息を、求めて雪を、追いかけて、ここには誰も、いないというのに」 > > > > > 39 > 王国の、ありかを示す、ともし火は、万年雨に、さらされたまま 虚しさがいいです。 「時の果て、王国目指す、旅人は、ともし火尽きた、廃墟を見つける」 > > > > > 47 > あの道の、向こうに何が、待ってるか、知らないふりして、夢想にふける その気持ちが、ほんの少しだけわかる気がします。 「道の先、知らないふりして、ここにいる、大人と子供の、境界線にて」 > > > > > 58 > あの森に、名前を落として、きたせいで、誰もが僕を、認識できない ファンタジー風味で、少し怖いのがいいです。 「人々は、認識出来ない、彼のこと、いないことにした、彼が消えるまで」 > > > > > 59 > 百年の、迷路を抜けて、僕たちは、虚無という名の、永遠を得る 「永遠を、求めて手にした、虚無という、果て無き深淵、全てを消して」 > > > アトガキ > 今回、試験的に雅号使ってみました。 > 囚鳳と書いてシュウホウを読みます。 > まあそのままなんですけどね。 > これでいくかも知れませんし、元のままでいーやってことになるかも知れませんし、別の雅号考えるかも知れません。 > それでは詠んでくださった方どうもありがとうございます。 改めまして、こんにちは。今回も楽しく読ませて頂きました。 雅号をつけられたということで、改めてよろしくお願いしますね。 では、今回はこの辺で。 |
31883 | Re:また来てしまいましたv | 囚鳳 | 2005/9/21 23:39:31 |
記事番号31871へのコメント > > こんにちは!美しい詩の数々に引かれて、またやって来ました。 どうもこんばんは。 ご来店ありがとうございます。 > >> >> 1 >> 争いに、力尽きたる、竜達を、むさぼり喰らえ、野に咲く花よ > これぞまさに諸行無常、盛者必衰の定め、というやつですね。 もしかしたら、国の興亡とかの比喩だったりして(違うと思うけど)。 > 「骸朽ち、花咲き乱れ、時は過ぐ、昔を知らぬ、竜の遊ぶ野」 過ぎてしまった時間のはかなさが感じられるようです。 大好きです、こういうの。 > >> 4 >> あと何歩、歩けば朽ちるか、このからだ、竜が砂漠の、砂へと還る > 富士見ファンタジアで発売されている『天華無敵!』の1巻が、一瞬頭によぎりました。 名前は知ってますが、読んだことないですねえ。 なんか興味わいてきたな。 > 「竜眠る、砂を抱きて、ここに問う、その身に悔いの、ありやなしやと」 これもかなり好みです。 何と言っていいのか分かりませんが、とにかくいいです。 > >> >> >> >> >> 9 >> 暗闇を、愛してやまない、僕たちは、毎晩瞳に、ハサミを向ける > 怖っ!と思いつつ。 うーん、毎晩ハサミ向けてるってことはこの人たち、結局単に向けてるだけなのでしょう。暗闇を愛しているくせに意気地なしかと思われます。 そういう分析(?)も可? > 「明けない夜、叶わぬならば、僕だけで、行くよと翳す、瞳に刃を」 文自体が刃物みたいに鋭くて、怖カッコいい(?)です。 >> >> >> >> >> 10 >> ねこさんが、たくさんいました、こうえんの、となりのとなりの、けんきゅうじょのなか > なんと言うか・・・・かなりぐさっときましたね。将来の職業柄、実験動物とは縁が深いですから。 無関係な私でもこういうのは怖いです。 > 「許してと、言えない私を、許してね、命の礎、大樹の墓標」 > 「無機物の、罪人の目には、映らない、君の首筋に、爪たてる猫」 うーん、難解ですね。 特に下の作品。 でもその分、逆に色々とイメージが浮かんできていいなあと思います。 是非、枕元においておきたいです(待て)。 > >> >> >> >> >> 13 >> 十年が、一秒みたいに、過ぎていく、竜の血すすった、女の悲劇 > うちのアリエスちゃんみたいなものでしょうか?望まない不老不死。 うーん、残念ながら未読です。 時間と気力に余裕があれば、読んでみようかと思うのですが……(「時の旅人」ですよね)。 > 「果てしなき、時を流れる、心には、無限の廃墟が、ただ続くだけ」 他の作品と比べて一見シンプルだなあと思いましたけど、じっと見つめていると、何とも言えないものがあります。 > >> >> >> >> >> 15 >> 青白い、月と無数の、星達が、砂に沈んだ、わたしを見つける > こういう雰囲気、大好きです! 私も好きです。 > 「人知れず、砂に抱かれ、眠りゆく、青き月影、射す奥津城で」 うーん、夜のひんやりとした空気が伝わってくるような…… >> >> >> >> >> 20 >> 最近は、座敷童子も、チャットする、きっとひとりじゃ、さみしいのだろう > 何故か納得してしまいつつ。 環境によっては音を立てずにキーボードを打つ技術が必要かも知れませんね。 > 「いつの日か、妖怪世界も、言葉忘れ、キー打つ指だけ、速くなるのかな?」 一見ユーモラスな歌かと思いきや…… >> >> >> >> >> 21 >> 人だけが、枯れた大地に、生きている、罪持つゆえに、生きているのか > 考えさせられますね。 微生物すら生きていない状態っていうのは凄いですね。 どうやって生きているのでしょう。 ……本質と関係ないこと言ってみたり。 > 「木々もなく、生物死に絶え、なお人は、豊かな大地と、思い続ける」 ヴァーチャルリアリティとかによる欺瞞があったりするのでしょうかね。 むなしいというか、かなしいというか…… > > >> >> >> >> >> 27 >> いけないよ、私は死神、いつの日か、君を殺さな、ければならない > 死神さんの苦悩がダイレクトに伝わってきます。 絶対美形ですね(笑)。 > 「人は皆、死にゆくものだ、ならせめて、愛しき君の、その手の鎌で」 おお、またもや怖カッコいい(笑)作品が。 羅城さんが歌うと雰囲気たっぷりです。 >> >> >> >> >> 28 >> 雪だけが、私の心を、癒すから、いつしかこんなに、遠くへ来ていた > 「安息を、求めて雪を、追いかけて、ここには誰も、いないというのに」 うーん、この後、この人はどうするんだろうと妙に現実的なこと考えてしまいました(笑)。 自作は一応、北国の町のイメージでしたので。 >> >> >> >> >> 39 >> 王国の、ありかを示す、ともし火は、万年雨に、さらされたまま > 虚しさがいいです。 > 「時の果て、王国目指す、旅人は、ともし火尽きた、廃墟を見つける」 自作の方の続きと勝手に解釈しました。 多分、雨は上がっているのでしょうね。 そして旅人にももう帰る場所はなくて…… > >> >> >> >> >> 47 >> あの道の、向こうに何が、待ってるか、知らないふりして、夢想にふける > その気持ちが、ほんの少しだけわかる気がします。 これは実体験に近いですね。 > 「道の先、知らないふりして、ここにいる、大人と子供の、境界線にて」 今を精一杯楽しもうって感じですかね。 なんかゴーインな解釈。 > >> >> >> >> >> 58 >> あの森に、名前を落として、きたせいで、誰もが僕を、認識できない > ファンタジー風味で、少し怖いのがいいです。 一応、SFモドキな解釈も可能……かも? > 「人々は、認識出来ない、彼のこと、いないことにした、彼が消えるまで」 童話みたいな雰囲気がいいです。 かなしくて残酷…… >> >> >> >> >> 59 >> 百年の、迷路を抜けて、僕たちは、虚無という名の、永遠を得る > 「永遠を、求めて手にした、虚無という、果て無き深淵、全てを消して」 うーん、「虚無という果て無き深淵」が何なのか考えてしまいます。 > >> >> >> アトガキ >> 今回、試験的に雅号使ってみました。 >> 囚鳳と書いてシュウホウを読みます。 >> まあそのままなんですけどね。 >> これでいくかも知れませんし、元のままでいーやってことになるかも知れませんし、別の雅号考えるかも知れません。 >> それでは詠んでくださった方どうもありがとうございます。 > 改めまして、こんにちは。今回も楽しく読ませて頂きました。 どうもありがとうございます。 私の方も返歌で楽しませていただきました。 > 雅号をつけられたということで、改めてよろしくお願いしますね。 ええ、こちらこそよろしくお願いします。 > では、今回はこの辺で。 > それでは、どうもありがとうございました。 |
31898 | 竜だーvv | ソエル | 2005/9/24 23:27:43 |
記事番号31858へのコメント 雅号、囚鳳ですかー格好いいですv私もそのうち考えようかなぁ(>< > 1 > 争いに、力尽きたる、竜達を、むさぼり喰らえ、野に咲く花よ 忌まわしき過去を消すためか、それとも鎮魂か・・・「むさぼり食らえ 野に咲く花よ」が印象的です ―― 古戦場 竜の死骸を 蔽う花 ――竜の血を 吸って咲く花 幾千と > 3 > 間抜けにも、地上に落ちた、星達を、空へと還す、果てなき旅路 ――星屑が 天へと還る 夢の路 路=みち > 4 > あと何歩、歩けば朽ちるか、このからだ、竜が砂漠の、砂へと還る こういうの、結構好きです。 ――呪われて 熱砂を歩む 紅き龍 その身がいつか 燃え尽きるまで 誓いゆえ 熱砂を進む 歩は止めぬ この身がいつか 燃え尽きようと > 6 > 日曜は、飛竜(リンドブルム)の、背に乗って、海の向こうの、大陸へいく ――旅のなか 飛竜の翼で 越える海 > 7 > 吾(わ)が旅路、もうじき終わる、黄昏の、砂漠のなかに、まぼろしの虹 ――旅の果て 砂漠の夢幻 夕虹を 捕らえて悟る 我が終焉を 無理やりですね^^; > 15 > 青白い、月と無数の、星達が、砂に沈んだ、わたしを見つける 幻想的でとても綺麗ですv ――月明かり 白砂に沈む 星の船 最後が適当だったり(ぇ > 21 > 人だけが、枯れた大地に、生きている、罪持つゆえに、生きているのか いろいろ考えてしまいますね。 ――人は皆 地球とともに 滅びゆく 終末決した その咎ゆえに 地球=ほし > 27 > いけないよ、私は死神、いつの日か、君を殺さな、ければならない 死神の悲哀と切なさですね・・・ ――離れてと 告げる私と 君の涙 ――裏腹に 別れを告げる この想い どうかわかって 君が為だと > 28 > 雪だけが、私の心を、癒すから、いつしかこんなに、遠くへ来ていた 悲しみと虚しさ・・・ぐっときます。「雪だけが 私の心を 癒すから」・・・上の句最高です。 ――純白の 凍れる優しさ 求めては 陽春逃れて 僻遠の地へ 傷ついて 白き悪魔に 囚われた 離れられずに 最果ての地に > 39 > 王国の、ありかを示す、ともし火は、万年雨に、さらされたまま なんとなく、その国が荒らされないように守ってるって感じもします。世界から隔たれたまま、ゆっくりと朽ちていく・・・。 ――降り続く 雨の林に 覆われて 隔たれたまま 朽ち逝く砦 > 40 > 辺境の、勇者を名乗る、男いて、わたしを殺して、つるぎを奪った DRAG ON DARAGOON2 を思い出しました(ご存知じゃなかったらごめんなさい。 その剣のエピソードを読んだ時の衝撃が蘇ってきました。 案外本当はこうみたいですね・・・ > 41 > わたくしに、とじこめられた、たましいは、おつきさまより、きれいにひかる ひらがながいい感じですv柔らかくて。内容的には怖いんですが(^^; > 43 > コノヌマニ、タクサンシズンダ、コドモタチ、ミンナキレイナ、カオヲシテイタ 静謐・・・狂気を感じますねぇ ――意を決し 泉に降りる 子の顔を 眺めて狂う 母の笑声 笑声=しょうせい > 47 > あの道の、向こうに何が、待ってるか、知らないふりして、夢想にふける 現実逃避・・・私もたまにやってますねぇ。 > 48 > 一枚の、写真のような、夕暮れの小道に、幽霊、配置してみる 黄昏に幽霊・・・雰囲気たっぷりですね。・・・配置するってことは閻魔か何かですか? ――黄昏の 人なき小道に 浮かぶ影 > 56 > あの子なら、とうに死んだわ、中庭で、遊んでいるのは、あの子の人形 母としての未練、悲哀からか・・・たとえ人形でも代わりとなるものが欲しいんでしょうね。いくら現実を理解していても。 ――わかってる あの子がもう いないこと それでも壊せぬ 代わりの傀儡 傀儡=くぐつ > 57 > 辞書を引き、知らないことばを、知るたびに、君の世界は、遠ざかってく えーなんかドキッとしました。いろんな意味で怖いです・・・ > 58 > あの森に、名前を落として、きたせいで、誰もが僕を、認識できない ファンタジーですが、切ないですね。 ――迷い子の 名前を奪う 竹林に 惑ひて失う 姿と絆 > 59 > 百年の、迷路を抜けて、僕たちは、虚無という名の、永遠を得る 魔族みたいな見方ですね。それを幸せととるか、虚しいと感じるか・・・ ――永遠を 求めて翔ける 時の路 辿りつくのは 空漠の闇 今回はいいのが多かったですねぇ。好きな感じのが多かったですvvよってレスが大量になりましたw で、1,4,7,15,28,59は特に良かったです。やはり全体的にレベルが上がってるというか、高いままキープしてるみたいで凄いです。 テーマの竜は私も好きですしv まぁ、今回はこんなところで。 |
31904 | Re:竜です | 囚鳳 | 2005/9/26 00:04:29 |
記事番号31898へのコメント こんばんは。 > >雅号、囚鳳ですかー格好いいですv私もそのうち考えようかなぁ(>< ありがとうございます。 いい名前が思いつくといいですね。 >> 1 >> 争いに、力尽きたる、竜達を、むさぼり喰らえ、野に咲く花よ >忌まわしき過去を消すためか、それとも鎮魂か・・・「むさぼり食らえ 野に咲く花よ」が印象的です あんまり深い意味はないつもりなんですけどね(笑)。 >―― 古戦場 竜の死骸を 蔽う花 うーん、相変わらずいいです。 鮮やかに場面が浮かびます。 >――竜の血を 吸って咲く花 幾千と こちらはちょっと妖しい感じもしますね。 >> 3 >> 間抜けにも、地上に落ちた、星達を、空へと還す、果てなき旅路 >――星屑が 天へと還る 夢の路 綺麗ですねえ。 >路=みち あっ、わざわざありがとうございます。 >> 4 >> あと何歩、歩けば朽ちるか、このからだ、竜が砂漠の、砂へと還る >こういうの、結構好きです。 どうもです。 >――呪われて 熱砂を歩む 紅き龍 その身がいつか 燃え尽きるまで 「その身がいつか 燃え尽きるまで」というところが格好いいです。 > 誓いゆえ 熱砂を進む 歩は止めぬ この身がいつか 燃え尽きようと こちらは人間かも知れませんね。 旅人とか。 強い意志が感じられます。 >> 6 >> 日曜は、飛竜(リンドブルム)の、背に乗って、海の向こうの、大陸へいく >――旅のなか 飛竜の翼で 越える海 ヒロイックファンタジーの一場面みたいでいいです。 >> 7 >> 吾(わ)が旅路、もうじき終わる、黄昏の、砂漠のなかに、まぼろしの虹 >――旅の果て 砂漠の夢幻 夕虹を 捕らえて悟る 我が終焉を >無理やりですね^^; これも綺麗です。 「捕らえて」というのを、虹を捕まえて、と考えると不思議な感じがしていいです。 >> 15 >> 青白い、月と無数の、星達が、砂に沈んだ、わたしを見つける >幻想的でとても綺麗ですv ありがとうございます。結構自分好みです。 >――月明かり 白砂に沈む 星の船 >最後が適当だったり(ぇ イマジネーションを刺激されました。 適当っていうのは適切って意味ですよね。 >> 21 >> 人だけが、枯れた大地に、生きている、罪持つゆえに、生きているのか >いろいろ考えてしまいますね。 いろいろ考えずに作りました(笑)。 >――人は皆 地球とともに 滅びゆく 終末決した その咎ゆえに >地球=ほし でも宇宙船とか作って逃げ出しそう、とか考えてしまう私は多分あまりマジメな人間ではないのでしょうね。 >> 27 >> いけないよ、私は死神、いつの日か、君を殺さな、ければならない >死神の悲哀と切なさですね・・・ 辛い職業(?)ですねえ。 >――離れてと 告げる私と 君の涙 >――裏腹に 別れを告げる この想い どうかわかって 君が為だと 「どうかわかって」っていうところが悲痛でいいです。 >> 28 >> 雪だけが、私の心を、癒すから、いつしかこんなに、遠くへ来ていた >悲しみと虚しさ・・・ぐっときます。「雪だけが 私の心を 癒すから」・・・上の句最高です。 傷心旅行でしょうかねえ。 私的には北海道の都市の雑踏の中で歌っているイメージ。 >――純白の 凍れる優しさ 求めては 陽春逃れて 僻遠の地へ > 傷ついて 白き悪魔に 囚われた 離れられずに 最果ての地に どちらの歌からも冷たさが感じられていいです。 >> 39 >> 王国の、ありかを示す、ともし火は、万年雨に、さらされたまま >なんとなく、その国が荒らされないように守ってるって感じもします。世界から隔たれたまま、ゆっくりと朽ちていく・・・。 どういうわけか、セント・エルモの火(雷が近づいた時に、船のマストなどに発生する光。実物は見たことない)から連想。 ……何の関係もないのに。 >――降り続く 雨の林に 覆われて 隔たれたまま 朽ち逝く砦 映像が浮かびます。 BGMまで流れてきます(笑)。 >> 40 >> 辺境の、勇者を名乗る、男いて、わたしを殺して、つるぎを奪った >DRAG ON DARAGOON2 を思い出しました(ご存知じゃなかったらごめんなさい。 その剣のエピソードを読んだ時の衝撃が蘇ってきました。 名前だけは知ってました。 ちょっと検索してみました。 麻薬捜査の話かと思ったら(笑)、ドラゴンがでてくるファンタジーRPGのようですね。 >案外本当はこうみたいですね・・・ プレイステーションに「MOON」っていう、勇者に倒された魔物の魂を救っていくゲームがあります。 多分、そこからのイメージでしょうね。 >> 41 >> わたくしに、とじこめられた、たましいは、おつきさまより、きれいにひかる >ひらがながいい感じですv柔らかくて。内容的には怖いんですが(^^; 表記はいつも気にしているのですが、一応迷いつつも「まあこれでいいか」と投げやりに決めることが多いです。 今回はうまくいっていたようなので、嬉しいです。 >> 43 >> コノヌマニ、タクサンシズンダ、コドモタチ、ミンナキレイナ、カオヲシテイタ >静謐・・・狂気を感じますねぇ 「夜啼く鳥は夢を見た」(長野まゆみ著)という小説がイメージ源です。 綺麗な話です。 >――意を決し 泉に降りる 子の顔を 眺めて狂う 母の笑声 >笑声=しょうせい 一体何が起こっているのでしょう。 母と子がどんな人物なのか色々想像したくなります。 >> 47 >> あの道の、向こうに何が、待ってるか、知らないふりして、夢想にふける >現実逃避・・・私もたまにやってますねぇ。 どうも現実って趣味じゃないんですよねえ(笑)。 まあ良いところはいっぱいありますけど。 美味しい食べ物とか、面白いゲームとか、綺麗な物語とか……。 >> 48 >> 一枚の、写真のような、夕暮れの小道に、幽霊、配置してみる >黄昏に幽霊・・・雰囲気たっぷりですね。・・・配置するってことは閻魔か何かですか? うーん、そうきましたか。 そういうのも面白いですね。 私としては、「そこに幽霊がいたらさぞ雰囲気があっていいだろうなあ」などとぼんやりと考えている人のイメージです。 上の歌とほぼ同じ時間帯に作りました。 >――黄昏の 人なき小道に 浮かぶ影 シンプルなのにすっごく雰囲気出ていて素敵です。 一枚の絵画のよう。 >> 56 >> あの子なら、とうに死んだわ、中庭で、遊んでいるのは、あの子の人形 >母としての未練、悲哀からか・・・たとえ人形でも代わりとなるものが欲しいんでしょうね。いくら現実を理解していても。 「あの子なら、とうに死んだわ」に込められている感情がどのようなものかによって、解釈が違ってくるんじゃないかと思います。 ちなみに、「あの子」が死んだのが「中庭」なのか、「中庭」で遊んでいるのが「あの子」の「人形」なのかに通りの解釈が楽しめます(笑)。 >――わかってる あの子がもう いないこと それでも壊せぬ 代わりの傀儡 >傀儡=くぐつ ソエルさんの解釈がうまく表現されていると思います。 ひらがなが印象的ですね。 >> 57 >> 辞書を引き、知らないことばを、知るたびに、君の世界は、遠ざかってく >えーなんかドキッとしました。いろんな意味で怖いです・・・ うーん、どんなイメージをされたのか気になります。 >> 58 >> あの森に、名前を落として、きたせいで、誰もが僕を、認識できない >ファンタジーですが、切ないですね。 森だから拾いにいくのも大変ですしね(笑)。 もしかしたら、名前って言うのはIDカードみたいなものなのかも…… >――迷い子の 名前を奪う 竹林に 惑ひて失う 姿と絆 和風ですね。 雰囲気が出てますよ。 >> 59 >> 百年の、迷路を抜けて、僕たちは、虚無という名の、永遠を得る >魔族みたいな見方ですね。それを幸せととるか、虚しいと感じるか・・・ 普通に人が生きて死ぬっていうだけの歌なんですが、結構色々とイメージできるみたいですね。 >――永遠を 求めて翔ける 時の路 辿りつくのは 空漠の闇 むなしさがかもし出されていていいです。 > >今回はいいのが多かったですねぇ。好きな感じのが多かったですvvよってレスが大量になりましたw >で、1,4,7,15,28,59は特に良かったです。やはり全体的にレベルが上がってるというか、高いままキープしてるみたいで凄いです。 ありがとうございます。 正直レベル上がってるのかどうか不安でした。 >テーマの竜は私も好きですしv 私もドラゴン大好きです。 小さな子どもの時からずっと好きでした。 強くって、かっこよくて、賢くて、リッチ(何か違う)で…… >まぁ、今回はこんなところで。 どうもありがとうございました。 |
31905 | 綺腐人 | 囚鳳 | 2005/9/26 00:17:28 |
記事番号31732へのコメント マエガキ アガサ・クリスティが我が家にやってきて、「スーパーマリオワールド」(古っ!)で素晴らしいテクニックを披露するという夢を見ました。 私は結構ヘンな夢を見ることが多いのですが、一言でうまく説明できるヘンな夢を見たのはかなり久しぶりです。 今回は短いので軽い気持ちでお読みくださいませ。 ――綺腐人―― 1 廃屋は、森の奥底、人形の、家族が住まう、在りし日の影 2 貴婦人の、肖像画(ポートレイト)が、ぼんやりと、浮かんでいるだけ、世界は溶ける 3 せかいって、どうしてこんなに、うるさいの?、みんなころせば、しずかになるかな 4 君の血を、もしも一滴、くれたなら、わたしはそれを、薔薇に変えよう 5 恋人を、形成している、演奏が、けして終わらぬ、ように祈った 6 永遠の、エキスを吸って、僕たちは、とっても綺麗に、腐ってゆくんだ 7 時々ね、不安になるんだ、何となく、ちょうどあなたに、なった頃から 8 溶けていく、ろうそくみたいね、私たち、素敵な香りね、アロマキャンドル? 9 やっぱりね、自分が一番、気付いたよ、僕のからだを、返してください 10 首じゃなく、首から下が、欲しかった、少女の首には、価値なんてない 11 少年の、目玉と少女の、内臓を、交換だなんて、君は正気か? 12 猫目石、確かに宝石、なんだけど、猫の目からも、一応作れる 13 夏休み、ぼくは人魚に、捕まった、首輪をはめられ、目玉をとられた 14 壁という、壁に描かれた、らくがきが、兄のいたこと、証明している 15 あの人は、私を愛しているけれど、私は酒瓶、愛などいらない 16 わたくしは、おまえを食べて、生きている、どうしておまえは、減らないのだい 17 うめく声、聞こえないふり、呪う声、聞こえないふり、君はいらない アトガキ 現在、オスカー・ワイルドの童話集「幸福な王子」を何冊かの別の本と同時進行で読んでいます。 なかなか味わい深い作品集です。 ワイルドの他の著作にも興味を持った私は、ネット書店で検索してみたのですが、そこである発見をしました。 「ゲイ短編小説集」というアンソロジー本があって、その中に「幸福な王子」が収められていたのです。 ゲイというのはもちろん男性同性愛のこと。 確かに考えても見れば、「幸福な王子」のラスト付近には、王子とツバメ(♂)のキスシーンが。 読んでいた時は全然気づかなかったので、驚かされました。 歌集のタイトルは「意味脱出」にするか「宇宙うさぎのご飯」にするかで目下、脳内協議中。 違うタイトルになる可能性もまだまだ。 販売とかできたらいいなあ、とか思いますけど、まあ夢でしょうね。 それではどうもありがとうございました。 |
31910 | Re:綺腐人 | 羅城 朱琉 | 2005/9/27 08:20:35 |
記事番号31905へのコメント > > マエガキ > アガサ・クリスティが我が家にやってきて、「スーパーマリオワールド」(古っ!)で素晴らしいテクニックを披露するという夢を見ました。 > 私は結構ヘンな夢を見ることが多いのですが、一言でうまく説明できるヘンな夢を見たのはかなり久しぶりです。 > 今回は短いので軽い気持ちでお読みくださいませ。 こんにちは!どうやら「ハイドラント」様に戻されたようですね。 変な夢といえば、私は少し前、滅多なことでは人が入っていけなさそうな山奥の川の源流で、延々たい焼きを釣り続けるという、わけの分からない夢を見ました。 と、まあ、そんな話はさておき、レスに参りたいと思います。 > > > > > 3 > せかいって、どうしてこんなに、うるさいの?、みんなころせば、しずかになるかな 狂気じみた感じが素敵です。 「みなごろし、ひとりのこった、このせかい、ぼくのしんぞう、いがいとうるさい」 「骸骨が、転がる世界に、吹く風は、髑髏(されこうべ)揺らして、やっぱり煩い」 > > > > > 4 > 君の血を、もしも一滴、くれたなら、わたしはそれを、薔薇に変えよう 読んだ瞬間、何故か一つの話が出来あがってしまいました。私のイメージの中では、不死者の王と人間の女性の恋物語が展開されています(笑) 「君の血が、姿を変えた、この薔薇を、縁(よすが)に王は、久遠を生きる」 > > > > > 5 > 恋人を、形成している、演奏が、けして終わらぬ、ように祈った 恋人がお亡くなりになって後、彼女の好きだった音楽(クラシックというイメージが強いですが)を聞き、彼女を偲んでいる、という脳内解釈が。 「君思い、無限に続く、旋律よ、冥府に至れ、反魂呪として」 > > > > > 6 > 永遠の、エキスを吸って、僕たちは、とっても綺麗に、腐ってゆくんだ 意味の深い詩だと思います。体が腐るのか、心が腐るのか・・・・?一応、心と解釈して。 「腐り落ちた、心の残滓を、抱きつつ、生き人形は、おめかしをして」 > > > > > 12 > 猫目石、確かに宝石、なんだけど、猫の目からも、一応作れる 何となく、出来そうだよな、と思いました。猫の目とキャッツアイって、実際良く似てますからね。(参考:我が家の猫) 「深みある、黄色の目の猫、捕まえて、あなたと私の、指輪を作ろう」 > > > > > 17 > うめく声、聞こえないふり、呪う声、聞こえないふり、君はいらない ホラー系な雰囲気で、空想が広がります。 「耳塞ぎ、聞こえないふり、してるけど、君呪う声は、世界に染み込む」 「目を閉じて、耳も塞いで、いればいい、君が無くとも、世は変わらない」 > > > > > > > > > アトガキ > 現在、オスカー・ワイルドの童話集「幸福な王子」を何冊かの別の本と同時進行で読んでいます。 > なかなか味わい深い作品集です。 > ワイルドの他の著作にも興味を持った私は、ネット書店で検索してみたのですが、そこである発見をしました。 > 「ゲイ短編小説集」というアンソロジー本があって、その中に「幸福な王子」が収められていたのです。 > ゲイというのはもちろん男性同性愛のこと。 > 確かに考えても見れば、「幸福な王子」のラスト付近には、王子とツバメ(♂)のキスシーンが。 > 読んでいた時は全然気づかなかったので、驚かされました。 > > > > > 歌集のタイトルは「意味脱出」にするか「宇宙うさぎのご飯」にするかで目下、脳内協議中。 > 違うタイトルになる可能性もまだまだ。 > 販売とかできたらいいなあ、とか思いますけど、まあ夢でしょうね。 > > > > > それではどうもありがとうございました。 今回も、楽しませていただきました。 時間の都合上、今回は短めで失礼します。 では、また! > |
31911 | Re:綺腐人 | 囚鳳 | 2005/9/27 17:50:01 |
記事番号31910へのコメント > >> >> マエガキ >> アガサ・クリスティが我が家にやってきて、「スーパーマリオワールド」(古っ!)で素晴らしいテクニックを披露するという夢を見ました。 >> 私は結構ヘンな夢を見ることが多いのですが、一言でうまく説明できるヘンな夢を見たのはかなり久しぶりです。 >> 今回は短いので軽い気持ちでお読みくださいませ。 > こんにちは!どうやら「ハイドラント」様に戻されたようですね。 どうも、こんばんはです。 名前がハイドラントになっているのはちょっと間違えただけです。 > 変な夢といえば、私は少し前、滅多なことでは人が入っていけなさそうな山奥の川の源流で、延々たい焼きを釣り続けるという、わけの分からない夢を見ました。 ファンタジーな設定で素敵ですねえ。 たい焼きといえばたい焼きアイスは美味しいです。 > と、まあ、そんな話はさておき、レスに参りたいと思います。 > > >> >> >> >> >> 3 >> せかいって、どうしてこんなに、うるさいの?、みんなころせば、しずかになるかな > 狂気じみた感じが素敵です。 テレビの音がうるさかったのです(笑)。 > 「みなごろし、ひとりのこった、このせかい、ぼくのしんぞう、いがいとうるさい」 > 「骸骨が、転がる世界に、吹く風は、髑髏(されこうべ)揺らして、やっぱり煩い」 上の作品はこの後、を考えると……。 下の作品はラストの「やっぱり煩い」が印象的です。こちらはちょっと冷めた感じもしますね。 > > >> >> >> >> >> 4 >> 君の血を、もしも一滴、くれたなら、わたしはそれを、薔薇に変えよう > 読んだ瞬間、何故か一つの話が出来あがってしまいました。私のイメージの中では、不死者の王と人間の女性の恋物語が展開されています(笑) そうだとすると、薔薇は何かの比喩かも知れませんね。書いてる時は考えもしなかったけど。 > 「君の血が、姿を変えた、この薔薇を、縁(よすが)に王は、久遠を生きる」 うーん、高貴な感じがします。 > > >> >> >> >> >> 5 >> 恋人を、形成している、演奏が、けして終わらぬ、ように祈った > 恋人がお亡くなりになって後、彼女の好きだった音楽(クラシックというイメージが強いですが)を聞き、彼女を偲んでいる、という脳内解釈が。 CDだったらリピート再生ができますね(笑)。 > 「君思い、無限に続く、旋律よ、冥府に至れ、反魂呪として」 力強い感じがします。夜な夜な唱えてみたくなりますねえ(危)。 > > >> >> >> >> >> 6 >> 永遠の、エキスを吸って、僕たちは、とっても綺麗に、腐ってゆくんだ > 意味の深い詩だと思います。体が腐るのか、心が腐るのか・・・・?一応、心と解釈して。 > 「腐り落ちた、心の残滓を、抱きつつ、生き人形は、おめかしをして」 ゾッとする歌でした。 「おめかしをして」というところが怖すぎます。 > >> >> >> >> >> 12 >> 猫目石、確かに宝石、なんだけど、猫の目からも、一応作れる > 何となく、出来そうだよな、と思いました。猫の目とキャッツアイって、実際良く似てますからね。(参考:我が家の猫) 猫目石ってどんな石なのか知りません(なら書くなよ)。 > 「深みある、黄色の目の猫、捕まえて、あなたと私の、指輪を作ろう」 こういうの好きです。 > > >> >> >> >> >> 17 >> うめく声、聞こえないふり、呪う声、聞こえないふり、君はいらない > ホラー系な雰囲気で、空想が広がります。 私的には、任務に失敗した人を化け物の餌にして自分は涼しい顔をしていて、でも心の奥底ではちょっとやりすぎかなって感情が芽生えていて、それを振り払おうと心で「君はいらない」って呟いた、って感じですかね。 恋愛がらみかも知れないなあと思いつつ。 > 「耳塞ぎ、聞こえないふり、してるけど、君呪う声は、世界に染み込む」 「君」が不思議な力の持ち主で、呪いによって世界に異変が起こるって感じですかねえ。思いっ切り誤読している予感。 > 「目を閉じて、耳も塞いで、いればいい、君が無くとも、世は変わらない」 感情を凍らせようとしている、って感じですかね。実に痛々しいです。 > >> >> >> >> >> >> >> >> >> アトガキ >> 現在、オスカー・ワイルドの童話集「幸福な王子」を何冊かの別の本と同時進行で読んでいます。 >> なかなか味わい深い作品集です。 >> ワイルドの他の著作にも興味を持った私は、ネット書店で検索してみたのですが、そこである発見をしました。 >> 「ゲイ短編小説集」というアンソロジー本があって、その中に「幸福な王子」が収められていたのです。 >> ゲイというのはもちろん男性同性愛のこと。 >> 確かに考えても見れば、「幸福な王子」のラスト付近には、王子とツバメ(♂)のキスシーンが。 >> 読んでいた時は全然気づかなかったので、驚かされました。 >> >> >> >> >> 歌集のタイトルは「意味脱出」にするか「宇宙うさぎのご飯」にするかで目下、脳内協議中。 >> 違うタイトルになる可能性もまだまだ。 >> 販売とかできたらいいなあ、とか思いますけど、まあ夢でしょうね。 >> >> >> >> >> それではどうもありがとうございました。 > 今回も、楽しませていただきました。 > 時間の都合上、今回は短めで失礼します。 > では、また! ご感想、どうもありがとうございました。 > > >> > |