◆−孤独な涙 [−十叶夕海 (2005/9/3 00:08:40) No.31783 ┣孤独な涙 \−十叶夕海 (2005/9/4 00:04:37) No.31788 ┃┣大変ですね・・・・−羅城 朱琉 (2005/9/5 08:51:17) No.31796 ┃┃┗恋には、障害があって何ぼです。−十叶夕海 (2005/9/5 23:08:35) No.31802 ┃┗Re:孤独な涙 \−月読 乾 (2005/9/5 22:52:35) No.31801 ┃ ┗ちょっとした解説付き?−十叶夕海 (2005/9/5 23:21:03) No.31803 ┣孤独な涙 ]−十叶夕海 (2005/9/6 22:43:12) No.31807 ┃┗遅れましたが、レスを…−月読 乾 (2005/9/10 22:49:29) No.31819 ┃ ┗ありがとうですv−十叶夕海 (2005/9/10 23:33:36) No.31822 ┣孤独な涙 ]T−十叶夕海 (2005/9/8 22:26:13) No.31814 ┃┣本当だ・・・・−羅城 朱琉 (2005/9/10 15:47:18) No.31817 ┃┃┗彼女の決心なんです。−十叶夕海 (2005/9/10 22:09:08) No.31818 ┃┗続けて、レスを…−月読 乾 (2005/9/10 23:12:15) No.31820 ┃ ┗続けてありがとうですv−十叶夕海 (2005/9/10 23:40:40) No.31823 ┣孤独な涙 ]U−十叶夕海 (2005/9/10 23:13:53) No.31821 ┃┗遅くなりましたが…−月読 乾 (2005/9/18 21:49:23) No.31860 ┃ ┗狂喜乱舞超絶絶対狂喜−十叶夕海 (2005/9/18 23:11:01) No.31865 ┣孤独な涙 ]V −十叶夕海 (2005/9/15 23:39:27) No.31844 ┃┣短いですが・・・・−羅城 朱琉 (2005/9/16 08:42:50) No.31845 ┃┃┗ありがとうです。−十叶夕海 (2005/9/16 23:00:20) No.31848 ┃┗Re:孤独な涙 ]V −月読 乾 (2005/9/18 22:05:15) No.31861 ┃ ┗Re:孤独な涙 ]V −十叶夕海 (2005/9/18 23:21:42) No.31866 ┣孤独な涙 ]W−十叶夕海 (2005/9/18 00:19:21) No.31854 ┃┣ぃきゃぁぁっ(注:声になりそうでならない悲鳴)−羅城 朱琉 (2005/9/21 08:15:51) No.31877 ┃┃┗Re:ぃきゃぁぁっ(注:声になりそうでならない悲鳴)−十叶夕海 (2005/9/21 19:43:48) No.31880 ┃┗遅れてすいません。−月読 乾 (2005/9/27 23:20:35) No.31913 ┃ ┗いいえ、ありがとうございます。−十叶夕海 (2005/9/28 00:29:07) No.31914 ┣孤独な涙 ]X−十叶夕海 (2005/9/21 21:24:27) No.31881 ┃┣Re:孤独な涙 ]X−羅城 朱琉 (2005/9/22 08:31:42) No.31884 ┃┃┗Re:孤独な涙 ]X−十叶夕海 (2005/9/23 00:15:41) No.31885 ┃┣Re:孤独な涙 ]X−神高 紅 (2005/9/23 19:51:52) No.31888 ┃┃┗Re:孤独な涙 ]X−十叶夕海 (2005/9/23 23:58:44) No.31889 ┃┗相変わらずの遅いレス…申し訳無いです…(汗)−月読 乾 (2005/10/11 21:27:35) No.31941 ┃ ┗いえいえ、嬉しいです。−十叶夕海 (2005/10/12 22:53:44) No.31943 ┣孤独な涙 ]Z−十叶夕海 (2005/9/24 21:28:04) No.31896 ┣孤独な涙 ][−十叶夕海 (2005/10/6 22:18:27) No.31927 ┗孤独な涙 ]\−十叶夕海 (2005/10/9 21:55:14) No.31934
31783 | 孤独な涙 [ | 十叶夕海 | 2005/9/3 00:08:40 |
[ 互いに自覚した・・・してしまったココロ 「此処や。」 翌日、身体をすっぽりと覆えるマントをラディハルトに借り、ケイトの邸宅に案内されたディスティア。 そのケイトの寝室にて―。 「ケイト生きとるか?」 「ラディか・・・」 ベッドの上に、仰向けに身を投げ出しているケイト。 二人が、ベッドのすぐ横にきてやっと、ディスティアに気が付いたようだ。 まったく、少しは気配を探ったら、どうだ? 「誰・・・・・・あの時の湖の女か?」 「そうよ。 ペンダント返して。」 「・・・で、魔族が何故此処にいる?」 そうディスティアは魔族・・・。 そう此処は、神界。 相容れるはずの無い組み合わせ。 「事情話したろか?」 「・・・・・・・というわけだ。」 「・・・マジですか?」 「マジもマジ。大マジや。 イマドキ、おらへんで、こないなええ子。」 「・・・・・ともかく返す。」 「それとこれを読んで欲しい。」 そう言って、ディスティアは、亡きセレスティンの手紙を渡す。 ケイトはそれを受け取る 内容は秘密である。 しかし、自覚していないココロを自覚させるには充分だったとだけ言おう。 「・・・・・・・そこのチェストの二段目の箱に入っている。」 「ありがと。」 ディスティアは、取り出すと、逃げるように道具家の待つ店まで空間転移する。 「な、純でかわええやろ?」 「・・・・・・・」 ラディハルトの感想も、耳に入らずといった具合で呆けたままのケイト。 「惚れたんやな、ケイト?」 もちろん、その言葉もケイトの耳には入らない。 ――+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+ それでは、次回以降で。 |
31788 | 孤独な涙 \ | 十叶夕海 | 2005/9/4 00:04:37 |
記事番号31783へのコメント ケイトとディスティアが、お互いのココロを自覚して 精神体の感覚で、早半年―。 戦況にも、お互いにも進展はなかった・・・・・・・。 \ 通う想いと離れた身体 「ディス姉さん。 どうしたの? いつも以上にボ〜っとしてない?」 ディスティアは、弟のアシュレイ=ペシュテルにそう言われて、我に返った。 彼は、ディスティアよりも存在感のある『月』の雰囲気を持っていた。 銀髪をうなじで黒い革紐で結び、腰まで真っ直ぐに伸ばしている。 額に黒のバンダナを巻いているのは、褐色の肌。瞳は、金色に輝く茶色。 身体にフィットした黒い服のうえに、武器でもある青い縁取りのある白い大判の布をロ―マのト―ガのように巻きつけた服を着た16歳ぐらいの少年だ。 「少し考え事してたの。」 「・・・・・・ふ〜ん。 明るい顔だったから、片思いかと思った。」 「!!?」 「姉さん、正直すぎ・・・。」 ディスティアは、指摘どおり、茹でダコ如く真っ赤になっていた。 「えっ・・・・あ・・・・あの・・・あの人は違うもん。」 しどろもどろになり弁解するが、語尾は消えて聞こえなかった。 「あの陰険野郎じゃなよね?」 「あいつを男としてみることはないわ。 ・・・・・セレス兄様を・・・・ (でも、神族を・・・好きになるのはいけないことよね。)」 「ケイト?」 「ラディか。」 「ラディか。 やないやろ? ディスティアちゃんに会えんからくさっとんたんかい?」 ケイトも、ディスティアへの思いを募らせていた。 それに完全に『恋心』ではないが,『もう一度会いたい』と思っていたのは間違いなくて。 「そんなトコだ。 こんな風に女を思ったのは初めてだ。」 「・・・・・・プレイボ−イ・ケイトにしちゃ弱気やな。 攻めや、恋は攻めて何ぼやで?」 「・・・・・傷つけたくない。 ・・・・・・・・・・・守ってやりたい。」 酒場の隅で、そう呟くケイト。 酒を一気に呷る。 ケイトはかなわないことを知っている恋をしていた。 数百年前、姉と魔族の海王将軍が駆け落ちして最悪の結果で終わったのだ。 「伝えや。 伝えへんで、後悔しとうないやろ?」 「そうだな。 次に、会ったときに・・・・ (おれはどうしたいんだ?)」 +++++++++++++++++++++++++++++ ユア;と言うことでした。 モイラ;青春してるね。 ユア;それヅレてる。 モイラ;どう? ユア;青春って何処が? モイラ;恋に思い悩む。 それが青春だろう? ユア;そうですけどね。 次回予告して終わりましょうか。 モイラ;はいはい。 僕とミリルは 再び会談を持つ そして三兄弟と長兄の親友たちに何を見せるか・・・・。 そして何を見せるのか・・・。 次回で・・・・。 二人;ではまた次回で。 |
31796 | 大変ですね・・・・ | 羅城 朱琉 | 2005/9/5 08:51:17 |
記事番号31788へのコメント 朱琉:こんにちは、羅城 朱琉です。 語り部:じゃあ、早速レスといこうか。 > > >ケイトとディスティアが、お互いのココロを自覚して > >精神体の感覚で、早半年―。 > >戦況にも、お互いにも進展はなかった・・・・・・・。 > > > >\ 通う想いと離れた身体 > > > > >「ディス姉さん。 > どうしたの? > いつも以上にボ〜っとしてない?」 >ディスティアは、弟のアシュレイ=ペシュテルにそう言われて、我に返った。 >彼は、ディスティアよりも存在感のある『月』の雰囲気を持っていた。 >銀髪をうなじで黒い革紐で結び、腰まで真っ直ぐに伸ばしている。 >額に黒のバンダナを巻いているのは、褐色の肌。瞳は、金色に輝く茶色。 >身体にフィットした黒い服のうえに、武器でもある青い縁取りのある白い大判の布をロ―マのト―ガのように巻きつけた服を着た16歳ぐらいの少年だ。 >「少し考え事してたの。」 >「・・・・・・ふ〜ん。 > 明るい顔だったから、片思いかと思った。」 >「!!?」 >「姉さん、正直すぎ・・・。」 >ディスティアは、指摘どおり、茹でダコ如く真っ赤になっていた。 語り部:かわいいねぇ、ディスティア姫v 朱琉:うちは・・・・アリエスちゃんはあれだからねぇ。こういうの新鮮じゃない? 語り部:そうだね。好きだよ、こういう子。 >「えっ・・・・あ・・・・あの・・・あの人は違うもん。」 >しどろもどろになり弁解するが、語尾は消えて聞こえなかった。 >「あの陰険野郎じゃなよね?」 >「あいつを男としてみることはないわ。 > ・・・・・セレス兄様を・・・・ > (でも、神族を・・・好きになるのはいけないことよね。)」 > > > > > > >「ケイト?」 >「ラディか。」 >「ラディか。 > やないやろ? > ディスティアちゃんに会えんからくさっとんたんかい?」 >ケイトも、ディスティアへの思いを募らせていた。 >それに完全に『恋心』ではないが,『もう一度会いたい』と思っていたのは間違いなくて。 >「そんなトコだ。 > こんな風に女を思ったのは初めてだ。」 >「・・・・・・プレイボ−イ・ケイトにしちゃ弱気やな。 >攻めや、恋は攻めて何ぼやで?」 >「・・・・・傷つけたくない。 > ・・・・・・・・・・・守ってやりたい。」 >酒場の隅で、そう呟くケイト。 >酒を一気に呷る。 >ケイトはかなわないことを知っている恋をしていた。 >数百年前、姉と魔族の海王将軍が駆け落ちして最悪の結果で終わったのだ。 >「伝えや。 > 伝えへんで、後悔しとうないやろ?」 >「そうだな。 > 次に、会ったときに・・・・ > (おれはどうしたいんだ?)」 朱琉:お互い大変ですね。 語り部:神族と魔族だからね・・・・。相対する者同士は惹かれあう。より強い光がより濃い闇を生むごとく、共に存在はできるだろう。寄り添うことはできても、共にあろうとすれば食い潰しあう、悲しい宿命さ。 > > > > >+++++++++++++++++++++++++++++ > >ユア;と言うことでした。 >モイラ;青春してるね。 >ユア;それヅレてる。 >モイラ;どう? >ユア;青春って何処が? >モイラ;恋に思い悩む。 > それが青春だろう? >ユア;そうですけどね。 > 次回予告して終わりましょうか。 >モイラ;はいはい。 > > 僕とミリルは 再び会談を持つ > そして三兄弟と長兄の親友たちに何を見せるか・・・・。 > そして何を見せるのか・・・。 > 次回で・・・・。 > >二人;ではまた次回で。 朱琉:はい!今回も楽しませていただきました! 語り部:朱琉が、実習場所に移動しないといけないから、今回はこの辺で。 二人:では! > > |
31802 | 恋には、障害があって何ぼです。 | 十叶夕海 | 2005/9/5 23:08:35 |
記事番号31796へのコメント > > >朱琉:こんにちは、羅城 朱琉です。 >語り部:じゃあ、早速レスといこうか。 ユア;返レス行きますよ〜。 >> >> >>ケイトとディスティアが、お互いのココロを自覚して >> >>精神体の感覚で、早半年―。 >> >>戦況にも、お互いにも進展はなかった・・・・・・・。 >> >> >> >>\ 通う想いと離れた身体 >> >> >> >> >>「ディス姉さん。 >> どうしたの? >> いつも以上にボ〜っとしてない?」 >>ディスティアは、弟のアシュレイ=ペシュテルにそう言われて、我に返った。 >>彼は、ディスティアよりも存在感のある『月』の雰囲気を持っていた。 >>銀髪をうなじで黒い革紐で結び、腰まで真っ直ぐに伸ばしている。 >>額に黒のバンダナを巻いているのは、褐色の肌。瞳は、金色に輝く茶色。 >>身体にフィットした黒い服のうえに、武器でもある青い縁取りのある白い大判の布をロ―マのト―ガのように巻きつけた服を着た16歳ぐらいの少年だ。 >>「少し考え事してたの。」 >>「・・・・・・ふ〜ん。 >> 明るい顔だったから、片思いかと思った。」 >>「!!?」 >>「姉さん、正直すぎ・・・。」 >>ディスティアは、指摘どおり、茹でダコ如く真っ赤になっていた。 >語り部:かわいいねぇ、ディスティア姫v >朱琉:うちは・・・・アリエスちゃんはあれだからねぇ。こういうの新鮮じゃない? >語り部:そうだね。好きだよ、こういう子。 ディス;は・・う・・・え・・う。 ユア;今はこんなに丸くなってますが、『兄と妹』のほうだと、アリエス嬢みたいなお方です。 >> >> >> >> >>「ケイト?」 >>「ラディか。」 >>「ラディか。 >> やないやろ? >> ディスティアちゃんに会えんからくさっとんたんかい?」 >>ケイトも、ディスティアへの思いを募らせていた。 >>それに完全に『恋心』ではないが,『もう一度会いたい』と思っていたのは間違いなくて。 >>「そんなトコだ。 >> こんな風に女を思ったのは初めてだ。」 >>「・・・・・・プレイボ−イ・ケイトにしちゃ弱気やな。 >>攻めや、恋は攻めて何ぼやで?」 >>「・・・・・傷つけたくない。 >> ・・・・・・・・・・・守ってやりたい。」 >>酒場の隅で、そう呟くケイト。 >>酒を一気に呷る。 >>ケイトはかなわないことを知っている恋をしていた。 >>数百年前、姉と魔族の海王将軍が駆け落ちして最悪の結果で終わったのだ。 >>「伝えや。 >> 伝えへんで、後悔しとうないやろ?」 >>「そうだな。 >> 次に、会ったときに・・・・ >> (おれはどうしたいんだ?)」 >朱琉:お互い大変ですね。 >語り部:神族と魔族だからね・・・・。相対する者同士は惹かれあう。より強い光がより濃い闇を生むごとく、共に存在はできるだろう。寄り添うことはできても、共にあろうとすれば食い潰しあう、悲しい宿命さ。 >> ユア;逃げ道・・・・解決方法は一応ありますが、そこまでが大変。 久遠;・・・・・でも、それって、依代がないもの不安定になるわ。 >> >> >> >>+++++++++++++++++++++++++++++ >> >>ユア;と言うことでした。 >>モイラ;青春してるね。 >>ユア;それヅレてる。 >>モイラ;どう? >>ユア;青春って何処が? >>モイラ;恋に思い悩む。 >> それが青春だろう? >>ユア;そうですけどね。 >> 次回予告して終わりましょうか。 >>モイラ;はいはい。 >> >> 僕とミリルは 再び会談を持つ >> そして三兄弟と長兄の親友たちに何を見せるか・・・・。 >> そして何を見せるのか・・・。 >> 次回で・・・・。 >> >>二人;ではまた次回で。 >朱琉:はい!今回も楽しませていただきました! >語り部:朱琉が、実習場所に移動しないといけないから、今回はこの辺で。 >二人:では! >> >> ユア;はい、レスありがとうございました。 では次回で。 > |
31801 | Re:孤独な涙 \ | 月読 乾 URL | 2005/9/5 22:52:35 |
記事番号31788へのコメント こんばんは、オリジナルのお話ですね。 自分なりに感じたままのレスをさせてもらいます。 >ケイトとディスティアが、お互いのココロを自覚して > >精神体の感覚で、早半年―。 > >戦況にも、お互いにも進展はなかった・・・・・・・。 世界は動いているのに、周りの、そして自分達の『動かない時間…』。 もどかしいけど、どこかでお互いを感じるこのままの時間がずっと続いて欲しいような、そんな感じに思いました。 >「ディス姉さん。 > どうしたの? > いつも以上にボ〜っとしてない?」 >ディスティアは、弟のアシュレイ=ペシュテルにそう言われて、我に返った。 >彼は、ディスティアよりも存在感のある『月』の雰囲気を持っていた。 >銀髪をうなじで黒い革紐で結び、腰まで真っ直ぐに伸ばしている。 >額に黒のバンダナを巻いているのは、褐色の肌。瞳は、金色に輝く茶色。 >身体にフィットした黒い服のうえに、武器でもある青い縁取りのある白い大判の布をロ―マのト―ガのように巻きつけた服を着た16歳ぐらいの少年だ。 銀の髪に浅黒い肌と言う取り合わせに魅力を感じます。月明かりに照らされた、闇の中で光るエネルギーを持つ少年? >「少し考え事してたの。」 >「・・・・・・ふ〜ん。 > 明るい顔だったから、片思いかと思った。」 >「!!?」 >「姉さん、正直すぎ・・・。」 >ディスティアは、指摘どおり、茹でダコ如く真っ赤になっていた。 >「えっ・・・・あ・・・・あの・・・あの人は違うもん。」 >しどろもどろになり弁解するが、語尾は消えて聞こえなかった。 >「あの陰険野郎じゃなよね?」 >「あいつを男としてみることはないわ。 > ・・・・・セレス兄様を・・・・ > (でも、神族を・・・好きになるのはいけないことよね。)」 姉思い。でも、配慮に欠けた裏表の無い少年ですね。個人的に好きなタイプです。 >「ケイト?」 >「ラディか。」 >「ラディか。 > やないやろ? > ディスティアちゃんに会えんからくさっとんたんかい?」 >ケイトも、ディスティアへの思いを募らせていた。 >それに完全に『恋心』ではないが,『もう一度会いたい』と思っていたのは間違いなくて。 >「そんなトコだ。 > こんな風に女を思ったのは初めてだ。」 >「・・・・・・プレイボ−イ・ケイトにしちゃ弱気やな。 >攻めや、恋は攻めて何ぼやで?」 >「・・・・・傷つけたくない。 > ・・・・・・・・・・・守ってやりたい。」 >酒場の隅で、そう呟くケイト。 >酒を一気に呷る。 >ケイトはかなわないことを知っている恋をしていた。 >数百年前、姉と魔族の海王将軍が駆け落ちして最悪の結果で終わったのだ。 >「伝えや。 > 伝えへんで、後悔しとうないやろ?」 >「そうだな。 > 次に、会ったときに・・・・ > (おれはどうしたいんだ?)」 関西弁のプレイボーイ!そして、影のある相棒。だけど、関西弁の人も何だか因縁を背負ってる様ですね。プレイボーイなのは、ひょっとして心の傷を紛らわす為に刹那の関係の中にあえて本当の自分を隠そうとしているのでしょうか? >ユア;と言うことでした。 >モイラ;青春してるね。 >ユア;それヅレてる。 >モイラ;どう? >ユア;青春って何処が? >モイラ;恋に思い悩む。 > それが青春だろう? >ユア;そうですけどね。 > 次回予告して終わりましょうか。 >モイラ;はいはい。 > > 僕とミリルは 再び会談を持つ > そして三兄弟と長兄の親友たちに何を見せるか・・・・。 > そして何を見せるのか・・・。 > 次回で・・・・。 > >二人;ではまた次回で。 何だか奥深いストーリーになる気がします!これから欠かさずレスさせてもらいますね! |
31803 | ちょっとした解説付き? | 十叶夕海 | 2005/9/5 23:21:03 |
記事番号31801へのコメント >こんばんは、オリジナルのお話ですね。 >自分なりに感じたままのレスをさせてもらいます。 オリジナル・・・・・ではなく、神魔戦争のころですね、今の時期は。 > >>ケイトとディスティアが、お互いのココロを自覚して >> >>精神体の感覚で、早半年―。 >> >>戦況にも、お互いにも進展はなかった・・・・・・・。 > >世界は動いているのに、周りの、そして自分達の『動かない時間…』。 >もどかしいけど、どこかでお互いを感じるこのままの時間がずっと続いて欲しいような、そんな感じに思いました。 鋭いです。 魔族と神族は、敵対してますから、動く=戦闘ということになってしまいますから。 > >>「ディス姉さん。 >> どうしたの? >> いつも以上にボ〜っとしてない?」 >>ディスティアは、弟のアシュレイ=ペシュテルにそう言われて、我に返った。 >>彼は、ディスティアよりも存在感のある『月』の雰囲気を持っていた。 >>銀髪をうなじで黒い革紐で結び、腰まで真っ直ぐに伸ばしている。 >>額に黒のバンダナを巻いているのは、褐色の肌。瞳は、金色に輝く茶色。 >>身体にフィットした黒い服のうえに、武器でもある青い縁取りのある白い大判の布をロ―マのト―ガのように巻きつけた服を着た16歳ぐらいの少年だ。 > >銀の髪に浅黒い肌と言う取り合わせに魅力を感じます。月明かりに照らされた、闇の中で光るエネルギーを持つ少年? 姉を影ながら、支えるシスコン系の男の子? > >>「少し考え事してたの。」 >>「・・・・・・ふ〜ん。 >> 明るい顔だったから、片思いかと思った。」 >>「!!?」 >>「姉さん、正直すぎ・・・。」 >>ディスティアは、指摘どおり、茹でダコ如く真っ赤になっていた。 >>「えっ・・・・あ・・・・あの・・・あの人は違うもん。」 >>しどろもどろになり弁解するが、語尾は消えて聞こえなかった。 >>「あの陰険野郎じゃなよね?」 >>「あいつを男としてみることはないわ。 >> ・・・・・セレス兄様を・・・・ >> (でも、神族を・・・好きになるのはいけないことよね。)」 > >姉思い。でも、配慮に欠けた裏表の無い少年ですね。個人的に好きなタイプです。 ・・・兄と離れている今、互いが支えですから。 > >>「ケイト?」 >>「ラディか。」 >>「ラディか。 >> やないやろ? >> ディスティアちゃんに会えんからくさっとんたんかい?」 >>ケイトも、ディスティアへの思いを募らせていた。 >>それに完全に『恋心』ではないが,『もう一度会いたい』と思っていたのは間違いなくて。 >>「そんなトコだ。 >> こんな風に女を思ったのは初めてだ。」 >>「・・・・・・プレイボ−イ・ケイトにしちゃ弱気やな。 >>攻めや、恋は攻めて何ぼやで?」 >>「・・・・・傷つけたくない。 >> ・・・・・・・・・・・守ってやりたい。」 >>酒場の隅で、そう呟くケイト。 >>酒を一気に呷る。 >>ケイトはかなわないことを知っている恋をしていた。 >>数百年前、姉と魔族の海王将軍が駆け落ちして最悪の結果で終わったのだ。 >>「伝えや。 >> 伝えへんで、後悔しとうないやろ?」 >>「そうだな。 >> 次に、会ったときに・・・・ >> (おれはどうしたいんだ?)」 > >関西弁のプレイボーイ!そして、影のある相棒。だけど、関西弁の人も何だか因縁を背負ってる様ですね。プレイボーイなのは、ひょっとして心の傷を紛らわす為に刹那の関係の中にあえて本当の自分を隠そうとしているのでしょうか? ・・・・鋭いです。 関西弁と影のある相棒ともう一人で、≪ホストリオ≫と呼ばれてます。 女遊びが激しいのは・・・・・・。 そこは先の楽しみに。 > >>ユア;と言うことでした。 >>モイラ;青春してるね。 >>ユア;それヅレてる。 >>モイラ;どう? >>ユア;青春って何処が? >>モイラ;恋に思い悩む。 >> それが青春だろう? >>ユア;そうですけどね。 >> 次回予告して終わりましょうか。 >>モイラ;はいはい。 >> >> 僕とミリルは 再び会談を持つ >> そして三兄弟と長兄の親友たちに何を見せるか・・・・。 >> そして何を見せるのか・・・。 >> 次回で・・・・。 >> >>二人;ではまた次回で。 > >何だか奥深いストーリーになる気がします!これから欠かさずレスさせてもらいますね! はい。 できれば、前の話もあわせて読んでいただけ得るとなおさら楽しめます。 それでは。 |
31807 | 孤独な涙 ] | 十叶夕海 | 2005/9/6 22:43:12 |
記事番号31783へのコメント ] 過去の夢への誘い ―混沌奥底の全ての母の居城の一室―。 「・・・・・何故、此処にいる? ≪監視者(ウォッチャ―)≫・モイラ。」 「ん〜。 事態が動いたのと・・・・ミリルの寝顔を見に来た。」 居城の一室―ミリルの寝室である。 その天蓋付きベッドの脇に大きなアンティ−ク調のイスに掛けているのは、クルクル茶髪のパ−マが愛らしい道化服の少年―モイラである。 っていうか、僕である。 僕自身がこの話の語り部なのだ。 可愛いだの愛らしいだのそれくらいは言わせて貰おう。 「あのな・・・・」 そう言って、まだ眠そうな顔で睨むミリル。 かわいいね。 あのこにはかないわないけど、惚れそうなくらい可愛い。 「・・・・・一応依頼。 あの御方・・・・混沌の王には許可を貰っているよ。」 「なんのだ。 ・・・・・いや、待て。 軽食の準備をしてから行くから、隣りに行け。」 「・・・・いちゃダメ?」 「当たり前だ。 ・・お母様に滅ぼされたいか?」 「ジョウダンジョウダン・・・・」 僕は軽くお母様に何時も折檻されている弟の赤眼の魔王を思い出してしまった。 ああいう目にはあいたくないな、うん。 「で、何の用だ?」 用意されたのは、数種類のサンドイッチと数種類のお菓子、それに紅茶だ。 しかし、量は30人分はあるじゃないだろうか? ワゴンのも含めてだが、多すぎだろう、ミリル。 「あの≪神魔の双子≫とその弟。 長兄の親友・・・ケイトとラディハルト。 以上、五名に兄弟の今までを夢として見せてやって。 ・・・もちろん、最終的にああなることは仕方ないとしてだ。」 「わかった。 食べたら、やる。 今日のザッハ・トルテはな、チョコにこだわったし、フル−ツタルトは・・・」 「・・・・今でも滅びたい?」 嬉しそうに話す、ミリルの言葉を遮って、僕はミリルに問う。 「滅びたいよ。 メリルを妹をスィフィ―ドに滅ぼされたからね。 片翼の鳥は滅びのが筋だろう?」 さっきまでの表情は何処かへ消え、氷瞳に僕は射貫かれた。 「くすくす。 ・・・・・すまない。 ともかく早急に頼む。」 ミリルは、月と太陽をモノト―ンにデザインした自分よりも大きな杖を構えた。 「負担が多くて悪いね、ミリル。」 「・・・かまわん。」 そう言ってミリルは、詠唱を始める 「 其は夢 其は幻 されど 悠久の過去の夢 されど 遥かなる過去の幻 私と運命(モイラ)が見守り モイラと混沌の娘が傍観し 赤眼の王と赤の竜神の娘が契り 三兄弟が今に至る道を ≪赤き魔女≫―ディスティア=ペシュテル ≪風司神≫―アルティア=ペシュテル ≪布舞士≫―アシュレイ=ペシュテル ≪水司神≫―ラディハルト=レンスタ― ≪雷司神≫―ケイト=ジェスワン 彼らに 深き眠りの上での夢として見せよ 」 「さて、どう動くかな・・・・」 ―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+ ユア;次回予告して終わりたいです。 モイラ;いきなり、ネガティブだね。 ユア;最近不眠症で・・・・ モイラ;じゃあご希望どおり・・・ ユア;スル―しないでぷりいず。 モイラ;さてね。 偶然か 必然か 或いは全ての母の気紛れか あの二人は出会い そして結ばれた それが、双子とその弟の今へ至る道への序章 次回 孤独な夢]T 『過去の夢@ +紅玉と暖炎+』 ユア&モイラ;それではまた次回で。 |
31819 | 遅れましたが、レスを… | 月読 乾 URL | 2005/9/10 22:49:29 |
記事番号31807へのコメント こんばんは、レスをしようしようとして、今まで伸び伸びになってました。 早速感想を言わせてもらいますね。 >―混沌奥底の全ての母の居城の一室―。 > >「・・・・・何故、此処にいる? > ≪監視者(ウォッチャ―)≫・モイラ。」 >「ん〜。 > 事態が動いたのと・・・・ミリルの寝顔を見に来た。」 >居城の一室―ミリルの寝室である。 >その天蓋付きベッドの脇に大きなアンティ−ク調のイスに掛けているのは、クルクル茶髪のパ−マが愛らしい道化服の少年―モイラである。 >っていうか、僕である。 >僕自身がこの話の語り部なのだ。 >可愛いだの愛らしいだのそれくらいは言わせて貰おう。 道化… 葛藤、衝突、矛盾…全ての物事はその歯車の軋みが起こった時に初めて『存在』を持つ… 道化は唯、それを笑うだけ。厚い化粧とダブダブの服で、唯ひたすらに、残酷に、『自分自身』さえ捨てて『世界』を嘲笑う… それは、『世界』のバランスをかろうじて繋ぎ止めて調和するための、滑稽で、残酷で、悲しい行為… だから、せめて『嘘』と言う形でも愛させて欲しい… >「あのな・・・・」 >そう言って、まだ眠そうな顔で睨むミリル。 >かわいいね。 >あのこにはかないわないけど、惚れそうなくらい可愛い。 >「・・・・・一応依頼。 > あの御方・・・・混沌の王には許可を貰っているよ。」 >「なんのだ。 > ・・・・・いや、待て。 > 軽食の準備をしてから行くから、隣りに行け。」 >「・・・・いちゃダメ?」 >「当たり前だ。 > ・・お母様に滅ぼされたいか?」 >「ジョウダンジョウダン・・・・」 >僕は軽くお母様に何時も折檻されている弟の赤眼の魔王を思い出してしまった。 >ああいう目にはあいたくないな、うん。 道化… 愛情、憎しみ、矛盾…全ての物事はその歯車の軋みが起こったときに初めて『愛』を持つ… 道化は唯、それを欺くだけ。唯ひたすらに、残酷に、『自分自身』さえ捨てて『愛』を欺く… それは、『自分』のバランスをかろうじて繋ぎ止めて調和するための、滑稽で、残酷で、愚かな行為… だから、せめて『欺く』と言う形でも傍に居させて欲しい… |
31822 | ありがとうですv | 十叶夕海 | 2005/9/10 23:33:36 |
記事番号31819へのコメント > こんばんは、レスをしようしようとして、今まで伸び伸びになってました。 >早速感想を言わせてもらいますね。 > 返レス行きます。 >>―混沌奥底の全ての母の居城の一室―。 >> >>「・・・・・何故、此処にいる? >> ≪監視者(ウォッチャ―)≫・モイラ。」 >>「ん〜。 >> 事態が動いたのと・・・・ミリルの寝顔を見に来た。」 >>居城の一室―ミリルの寝室である。 >>その天蓋付きベッドの脇に大きなアンティ−ク調のイスに掛けているのは、クルクル茶髪のパ−マが愛らしい道化服の少年―モイラである。 >>っていうか、僕である。 >>僕自身がこの話の語り部なのだ。 >>可愛いだの愛らしいだのそれくらいは言わせて貰おう。 > > 道化… > > 葛藤、衝突、矛盾…全ての物事はその歯車の軋みが起こった時に初めて『存在』を持つ… > > 道化は唯、それを笑うだけ。厚い化粧とダブダブの服で、唯ひたすらに、残酷に、『自分自身』さえ捨てて『世界』を嘲笑う… モイラは、あざ笑いこそしないですが、ただ世界を見て、『己』をなくしてただ見守る存在です。 そう言う意味では、乾さん、鋭いです。 > > それは、『世界』のバランスをかろうじて繋ぎ止めて調和するための、滑稽で、残酷で、悲しい行為… > > だから、せめて『嘘』と言う形でも愛させて欲しい… ・・・・・あう。 乾さんのお話し楽しいですけど、鋭いです、後の展開にとって。 > >>「あのな・・・・」 >>そう言って、まだ眠そうな顔で睨むミリル。 >>かわいいね。 >>あのこにはかないわないけど、惚れそうなくらい可愛い。 >>「・・・・・一応依頼。 >> あの御方・・・・混沌の王には許可を貰っているよ。」 >>「なんのだ。 >> ・・・・・いや、待て。 >> 軽食の準備をしてから行くから、隣りに行け。」 >>「・・・・いちゃダメ?」 >>「当たり前だ。 >> ・・お母様に滅ぼされたいか?」 >>「ジョウダンジョウダン・・・・」 >>僕は軽くお母様に何時も折檻されている弟の赤眼の魔王を思い出してしまった。 >>ああいう目にはあいたくないな、うん。 > > 道化… > > 愛情、憎しみ、矛盾…全ての物事はその歯車の軋みが起こったときに初めて『愛』を持つ… > > 道化は唯、それを欺くだけ。唯ひたすらに、残酷に、『自分自身』さえ捨てて『愛』を欺く… > > それは、『自分』のバランスをかろうじて繋ぎ止めて調和するための、滑稽で、残酷で、愚かな行為… > > だから、せめて『欺く』と言う形でも傍に居させて欲しい… モイラもそういう存在です・・・・いえ存在でした。 ある欺きでもなんでもなく、ただ純粋に愛したい存在が居ました。 それが居なくなった今、モイラは、道化であっても道化ではなくなった存在です。 |
31814 | 孤独な涙 ]T | 十叶夕海 | 2005/9/8 22:26:13 |
記事番号31783へのコメント ]T 過去の夢 @ +紅玉と暖炎+ 「止まりやがれ〜!!」 ディスティアを柔らかくした雰囲気で、暖かいぬくもりある夕日色の長い髪と瞳の妙齢の女性が、ガラの悪い男たちに追いかけられていた。 しかし、『止まれ』と言われて止まるバカはガキでもいないだろう。 そうこうしている内に、女性は男たちに追いつかれてしまった。 もっとも、二十分ほどの全力疾走の後ならば仕方ないだろう。 「お嬢さん此処まで・・・・」 「お嬢さん、伏せて!!」 チンピラが何かをいい終わる前に、炎の翼が青年男性の声と共にチンピラを薙ぎ払う。 ついでに言うなら、そのせいで森に火がついた。 「アクア、エア、炎を消せ!!」 声の主は、女性と自分に風の繭。 雨で火を消し止める。 「えっと、大丈夫ですか?」 「えっ、あはい。」 これが出会い―。 それから半年。 約一万年程あとに、リナ=インバ―スが生まれる町となる集落に 二人は住居を構え、結婚をした 神魔戦争初期・・・・・晩秋のことだった さらに、三年 家族は増えていた・・・・ アルティア ディスティア アシュレイ その三人 その頃には、ディスティア&アルティアはヨチヨチ歩きができるようになっていたし、アシュレイもはいはいが出来るようになっていた頃。 それは起こった。 「ヘスティア。」 「おっ、お母様。」 その日訪ねて来たのは、女性―ヘスティアと違い燃え上がるよう髪と瞳で、赤の神官服を着た女性であった。 「さァ、帰るワよ。」 「嫌です。」 「じゃア、死ンでもいいノ? コの町の人と貴方ノ赤ん坊。」 そう、ヘスティアのお母さんは、『他の命』を盾にすると言っているのだ。 「・・・・・・わかりました。 少し待ってください。」 ヘスティアは、奥で遊んでいたディスティア達と眠っていたアシュレイの所に行く。 「まぁ-ま。」 「あぅ〜。」 二人は、無邪気にヘスティアに母にじゃれつく。 それに対してか、はたまた・・・・・ともかくヘスティアは涙した。 「私とあの人がいっしょにいたらダメなんだって・・・私もあの人もディスもアッシュもアルも・・・私といっしょにいたせいで幸せになれないのは間違っているよね。 ・・・・・・・だからお母さん貴方たちを育てれないの。 ・・・・・ごめんね・・・ごめんね・・・・・。」 そういうと、眠っているアシュレイも撫で、二人をその隣りのべビ−ベッドにおろした。 そして居間部分の机の上に伝言球(ワ―ド・オ―ブ)と4つのロケットを置いた。 「さァ、行きマしょう。」 「・・・・はい。」 それから、数時間後―。 青年が、一つの決心をし、家に帰ってきた。 「ただいま、ヘスティア。 ・・・・・ヘスティア?」 しかし、最愛の人の姿はない。 3人の愛児たちは、よく眠っていた。 そして、伝言球(ワ―ド・オ―ブ)を見つけた。 内容は、次のような感じ。 ≪愛しい貴方へ 私は、スィフィ―ドの娘です。 正体を隠していてごめんなさい。 だけど、あなたのことはとても愛していました。 これを聞いているときは、きっと私は母に連れ戻されているでしょう。 幸せになってください。 貴方たち 4人だけでも。 H ≫ ―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+ ユアが疲れているようなので、僕・モイラが次回予告のみして終わるよ。 ≪風司神≫と≪布舞士≫は、≪赤き魔女≫が大好きだった。 もう ≪風司神≫が覚えていないほど昔・・・・・。 まだ3人が一緒にいた頃は 二人は≪赤い魔女≫のナイトだった。 でも、≪赤の竜神≫の策略で≪風司神≫は妹弟と離れ離れに・・・・・・・ 次回、 ]U 過去の夢A +兄弟の絆と別れ+ では次回で、青年の正体もわかるよ。 それじゃ、バイバイ、また次回で(^.^)/~~~。 |
31817 | 本当だ・・・・ | 羅城 朱琉 | 2005/9/10 15:47:18 |
記事番号31814へのコメント > 朱琉:こんにちは!早速ですが、レスです。 > > ]T 過去の夢 @ +紅玉と暖炎+ > > >「止まりやがれ〜!!」 >ディスティアを柔らかくした雰囲気で、暖かいぬくもりある夕日色の長い髪と瞳の妙齢の女性が、ガラの悪い男たちに追いかけられていた。 >しかし、『止まれ』と言われて止まるバカはガキでもいないだろう。 >そうこうしている内に、女性は男たちに追いつかれてしまった。 >もっとも、二十分ほどの全力疾走の後ならば仕方ないだろう。 >「お嬢さん此処まで・・・・」 >「お嬢さん、伏せて!!」 >チンピラが何かをいい終わる前に、炎の翼が青年男性の声と共にチンピラを薙ぎ払う。 朱琉:おお!青年かっこいい(なにげにミーハー?) 語り部:おいおい、しっかりしようよ朱琉・・・・ >ついでに言うなら、そのせいで森に火がついた。 語り部:おや? >「アクア、エア、炎を消せ!!」 >声の主は、女性と自分に風の繭。 >雨で火を消し止める。 語り部:感心感心。 朱琉:あなたの好感ポイントって、一体・・・・ >「えっと、大丈夫ですか?」 >「えっ、あはい。」 > > >これが出会い―。 > >それから半年。 > >約一万年程あとに、リナ=インバ―スが生まれる町となる集落に > >二人は住居を構え、結婚をした > >神魔戦争初期・・・・・晩秋のことだった > > > >さらに、三年 > >家族は増えていた・・・・ > >アルティア > >ディスティア > >アシュレイ その三人 > >その頃には、ディスティア&アルティアはヨチヨチ歩きができるようになっていたし、アシュレイもはいはいが出来るようになっていた頃。 >それは起こった。 > > > >「ヘスティア。」 >「おっ、お母様。」 >その日訪ねて来たのは、女性―ヘスティアと違い燃え上がるよう髪と瞳で、赤の神官服を着た女性であった。 >「さァ、帰るワよ。」 >「嫌です。」 >「じゃア、死ンでもいいノ? > コの町の人と貴方ノ赤ん坊。」 >そう、ヘスティアのお母さんは、『他の命』を盾にすると言っているのだ。 >「・・・・・・わかりました。 > 少し待ってください。」 >ヘスティアは、奥で遊んでいたディスティア達と眠っていたアシュレイの所に行く。 >「まぁ-ま。」 >「あぅ〜。」 >二人は、無邪気にヘスティアに母にじゃれつく。 >それに対してか、はたまた・・・・・ともかくヘスティアは涙した。 >「私とあの人がいっしょにいたらダメなんだって・・・私もあの人もディスもアッシュもアルも・・・私といっしょにいたせいで幸せになれないのは間違っているよね。 > ・・・・・・・だからお母さん貴方たちを育てれないの。 > ・・・・・ごめんね・・・ごめんね・・・・・。」 朱琉:本当に・・・・アリエスと同じ決断を。 語り部:始まりは同じでも、別の心を持つ命である以上、結果は違ってくる。どうか、あまりに重い宿命の内でも、顔を上げて未来を見つめていられるように。・・・・ここで言っていいのかちょっと疑問だけど、僕から一言。 「惑いの道に踏み入らんとするものよ。強き力に翻弄されようとも、甘くも安易な絶望に心委ねることなきように。ここに、我『放浪の語り部』は祈りを捧げよう。」 ・・・・まあ、違う世界(話)に住む僕の祈りだから、効果のほどは定かじゃないけど、ね。 朱琉:通訳すると、語り部さんなりの応援、ってことです。 >そういうと、眠っているアシュレイも撫で、二人をその隣りのべビ−ベッドにおろした。 >そして居間部分の机の上に伝言球(ワ―ド・オ―ブ)と4つのロケットを置いた。 >「さァ、行きマしょう。」 >「・・・・はい。」 > > > > > >それから、数時間後―。 >青年が、一つの決心をし、家に帰ってきた。 >「ただいま、ヘスティア。 > ・・・・・ヘスティア?」 >しかし、最愛の人の姿はない。 >3人の愛児たちは、よく眠っていた。 >そして、伝言球(ワ―ド・オ―ブ)を見つけた。 >内容は、次のような感じ。 > >≪愛しい貴方へ > > 私は、スィフィ―ドの娘です。 > > 正体を隠していてごめんなさい。 > > だけど、あなたのことはとても愛していました。 > > これを聞いているときは、きっと私は母に連れ戻されているでしょう。 > > 幸せになってください。 > > 貴方たち 4人だけでも。 > > H ≫ > > > 朱琉:うわぁ・・・・続きがとても気になります・・・・。 > > > > > > > >―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+ > >ユアが疲れているようなので、僕・モイラが次回予告のみして終わるよ。 > > > ≪風司神≫と≪布舞士≫は、≪赤き魔女≫が大好きだった。 > > もう ≪風司神≫が覚えていないほど昔・・・・・。 > > まだ3人が一緒にいた頃は 二人は≪赤い魔女≫のナイトだった。 > > でも、≪赤の竜神≫の策略で≪風司神≫は妹弟と離れ離れに・・・・・・・ > > 次回、 ]U 過去の夢A +兄弟の絆と別れ+ > > >では次回で、青年の正体もわかるよ。 >それじゃ、バイバイ、また次回で(^.^)/~~~。 > 朱琉:はい!では、短くなりましたが、今回はこの辺で。・・・・あ!キャラはまだ募集していますか?しているのでしたら、オリジナルを書き溜めていたノートが出てきたので、また何人か投稿しようと思うんですけど・・・・ 語り部:じゃあ、まあ今度こそこの辺で。 > > > > |
31818 | 彼女の決心なんです。 | 十叶夕海 | 2005/9/10 22:09:08 |
記事番号31817へのコメント > >> >朱琉:こんにちは!早速ですが、レスです。 ユア;はい、返レス行きます。 >> >> ]T 過去の夢 @ +紅玉と暖炎+ >> >> >>「止まりやがれ〜!!」 >>ディスティアを柔らかくした雰囲気で、暖かいぬくもりある夕日色の長い髪と瞳の妙齢の女性が、ガラの悪い男たちに追いかけられていた。 >>しかし、『止まれ』と言われて止まるバカはガキでもいないだろう。 >>そうこうしている内に、女性は男たちに追いつかれてしまった。 >>もっとも、二十分ほどの全力疾走の後ならば仕方ないだろう。 >>「お嬢さん此処まで・・・・」 >>「お嬢さん、伏せて!!」 >>チンピラが何かをいい終わる前に、炎の翼が青年男性の声と共にチンピラを薙ぎ払う。 >朱琉:おお!青年かっこいい(なにげにミーハー?) >語り部:おいおい、しっかりしようよ朱琉・・・・ ユア;正体は・・・・・・・・ モイラ;・・・・バラすなよ、ゆあ。 > >>ついでに言うなら、そのせいで森に火がついた。 >語り部:おや? モイラ;一応火だから。 > >>「アクア、エア、炎を消せ!!」 >>声の主は、女性と自分に風の繭。 >>雨で火を消し止める。 >語り部:感心感心。 >朱琉:あなたの好感ポイントって、一体・・・・ > ユア;青年に曰く『人として当然です』 モイラ;人じゃないけど。 >>「えっと、大丈夫ですか?」 >>「えっ、あはい。」 >> >> >>これが出会い―。 >> >>それから半年。 >> >>約一万年程あとに、リナ=インバ―スが生まれる町となる集落に >> >>二人は住居を構え、結婚をした >> >>神魔戦争初期・・・・・晩秋のことだった >> >> >> >>さらに、三年 >> >>家族は増えていた・・・・ >> >>アルティア >> >>ディスティア >> >>アシュレイ その三人 >> >>その頃には、ディスティア&アルティアはヨチヨチ歩きができるようになっていたし、アシュレイもはいはいが出来るようになっていた頃。 >>それは起こった。 >> >> >> >>「ヘスティア。」 >>「おっ、お母様。」 >>その日訪ねて来たのは、女性―ヘスティアと違い燃え上がるよう髪と瞳で、赤の神官服を着た女性であった。 >>「さァ、帰るワよ。」 >>「嫌です。」 >>「じゃア、死ンでもいいノ? >> コの町の人と貴方ノ赤ん坊。」 >>そう、ヘスティアのお母さんは、『他の命』を盾にすると言っているのだ。 >>「・・・・・・わかりました。 >> 少し待ってください。」 >>ヘスティアは、奥で遊んでいたディスティア達と眠っていたアシュレイの所に行く。 >>「まぁ-ま。」 >>「あぅ〜。」 >>二人は、無邪気にヘスティアに母にじゃれつく。 >>それに対してか、はたまた・・・・・ともかくヘスティアは涙した。 >>「私とあの人がいっしょにいたらダメなんだって・・・私もあの人もディスもアッシュもアルも・・・私といっしょにいたせいで幸せになれないのは間違っているよね。 >> ・・・・・・・だからお母さん貴方たちを育てれないの。 >> ・・・・・ごめんね・・・ごめんね・・・・・。」 >朱琉:本当に・・・・アリエスと同じ決断を。 >語り部:始まりは同じでも、別の心を持つ命である以上、結果は違ってくる。どうか、あまりに重い宿命の内でも、顔を上げて未来を見つめていられるように。・・・・ここで言っていいのかちょっと疑問だけど、僕から一言。 >「惑いの道に踏み入らんとするものよ。強き力に翻弄されようとも、甘くも安易な絶望に心委ねることなきように。ここに、我『放浪の語り部』は祈りを捧げよう。」 > ・・・・まあ、違う世界(話)に住む僕の祈りだから、効果のほどは定かじゃないけど、ね。 >朱琉:通訳すると、語り部さんなりの応援、ってことです。 ユア;・・・・・アリエス嬢も、ヘスティア嬢も、ある意味優しいからね。 ・・・応援ありがとうです。 > >>そういうと、眠っているアシュレイも撫で、二人をその隣りのべビ−ベッドにおろした。 >>そして居間部分の机の上に伝言球(ワ―ド・オ―ブ)と4つのロケットを置いた。 >>「さァ、行きマしょう。」 >>「・・・・はい。」 >> >> >> >> >> >>それから、数時間後―。 >>青年が、一つの決心をし、家に帰ってきた。 >>「ただいま、ヘスティア。 >> ・・・・・ヘスティア?」 >>しかし、最愛の人の姿はない。 >>3人の愛児たちは、よく眠っていた。 >>そして、伝言球(ワ―ド・オ―ブ)を見つけた。 >>内容は、次のような感じ。 >> >>≪愛しい貴方へ >> >> 私は、スィフィ―ドの娘です。 >> >> 正体を隠していてごめんなさい。 >> >> だけど、あなたのことはとても愛していました。 >> >> これを聞いているときは、きっと私は母に連れ戻されているでしょう。 >> >> 幸せになってください。 >> >> 貴方たち 4人だけでも。 >> >> H ≫ >> >> >> >朱琉:うわぁ・・・・続きがとても気になります・・・・。 ユア;このあとすぐ投稿したします。 モイラ;打ち込み遅いから、一時間後になるだろうけど。 ユア;ちゃちゃ入れるな。 >> >> >> >> >> >> >> >>―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+ >> >>ユアが疲れているようなので、僕・モイラが次回予告のみして終わるよ。 >> >> >> ≪風司神≫と≪布舞士≫は、≪赤き魔女≫が大好きだった。 >> >> もう ≪風司神≫が覚えていないほど昔・・・・・。 >> >> まだ3人が一緒にいた頃は 二人は≪赤い魔女≫のナイトだった。 >> >> でも、≪赤の竜神≫の策略で≪風司神≫は妹弟と離れ離れに・・・・・・・ >> >> 次回、 ]U 過去の夢A +兄弟の絆と別れ+ >> >> >>では次回で、青年の正体もわかるよ。 >>それじゃ、バイバイ、また次回で(^.^)/~~~。 >> >朱琉:はい!では、短くなりましたが、今回はこの辺で。・・・・あ!キャラはまだ募集していますか?しているのでしたら、オリジナルを書き溜めていたノートが出てきたので、また何人か投稿しようと思うんですけど・・・・ >語り部:じゃあ、まあ今度こそこの辺で。 ユア;OKです。 もといくれると嬉しいです。 モイラ;ではまた次回で。 >> >> >> >> > |
31820 | 続けて、レスを… | 月読 乾 URL | 2005/9/10 23:12:15 |
記事番号31814へのコメント では、次の作品の感想を言わせてもらいますね。 >「止まりやがれ〜!!」 >ディスティアを柔らかくした雰囲気で、暖かいぬくもりある夕日色の長い髪と瞳の妙齢の女性が、ガラの悪い男たちに追いかけられていた。 >しかし、『止まれ』と言われて止まるバカはガキでもいないだろう。 >そうこうしている内に、女性は男たちに追いつかれてしまった。 >もっとも、二十分ほどの全力疾走の後ならば仕方ないだろう。 一体、何をやったんだろう…この人(汗)? いえ、この後の文章で、大体何をやって追われてるのかは、かなり容易に想像出切るんですが… >「お嬢さん此処まで・・・・」 >「お嬢さん、伏せて!!」 >チンピラが何かをいい終わる前に、炎の翼が青年男性の声と共にチンピラを薙ぎ払う。 >ついでに言うなら、そのせいで森に火がついた。 >「アクア、エア、炎を消せ!!」 >声の主は、女性と自分に風の繭。 >雨で火を消し止める。 >「えっと、大丈夫ですか?」 >「えっ、あはい。」 む!?某剣士と違い、何やら知性の漂いが。 これが一万年後の運命の螺旋には活かされてないのは微妙です…(ある意味、必然だから仕方が無いのですが…) >これが出会い―。 > >それから半年。 > >約一万年程あとに、リナ=インバ―スが生まれる町となる集落に > >二人は住居を構え、結婚をした > >神魔戦争初期・・・・・晩秋のことだった 『今』と言う、その世界… それは『現在』の一方に進もうとする時間の中だけの出来事なのか… 『過去』と『未来』に縛られ、気が付いたらもう二度と戻らない、『今』の時間… 果たして、『今』を支配している者は 『今』を生きている者? 過去から『今』を見ている者? 『未来』から『今』を振り返っている者? 答えはいつも混沌の中… >さらに、三年 > >家族は増えていた・・・・ > >アルティア > >ディスティア > >アシュレイ その三人 > >その頃には、ディスティア&アルティアはヨチヨチ歩きができるようになっていたし、アシュレイもはいはいが出来るようになっていた頃。 >それは起こった。 『自分』と言う肉体を通じて『造られた』、『自分』を継ぐ『物』 でも、それは『物』では無い… いつかは『者』になり、また『物』を『造り』、そして、『物』は『者』になって行く… >「ヘスティア。」 >「おっ、お母様。」 >その日訪ねて来たのは、女性―ヘスティアと違い燃え上がるよう髪と瞳で、赤の神官服を着た女性であった。 >「さァ、帰るワよ。」 >「嫌です。」 >「じゃア、死ンでもいいノ? > コの町の人と貴方ノ赤ん坊。」 >そう、ヘスティアのお母さんは、『他の命』を盾にすると言っているのだ。 >「・・・・・・わかりました。 > 少し待ってください。」 >ヘスティアは、奥で遊んでいたディスティア達と眠っていたアシュレイの所に行く。 >「まぁ-ま。」 >「あぅ〜。」 >二人は、無邪気にヘスティアに母にじゃれつく。 >それに対してか、はたまた・・・・・ともかくヘスティアは涙した。 >「私とあの人がいっしょにいたらダメなんだって・・・私もあの人もディスもアッシュもアルも・・・私といっしょにいたせいで幸せになれないのは間違っているよね。 > ・・・・・・・だからお母さん貴方たちを育てれないの。 > ・・・・・ごめんね・・・ごめんね・・・・・。」 >そういうと、眠っているアシュレイも撫で、二人をその隣りのべビ−ベッドにおろした。 >そして居間部分の机の上に伝言球(ワ―ド・オ―ブ)と4つのロケットを置いた。 >「さァ、行きマしょう。」 >「・・・・はい。」 『命』を『盾』にする?一体どういう意図があるのか… 今後が気になります。 >それから、数時間後―。 >青年が、一つの決心をし、家に帰ってきた。 >「ただいま、ヘスティア。 > ・・・・・ヘスティア?」 >しかし、最愛の人の姿はない。 >3人の愛児たちは、よく眠っていた。 >そして、伝言球(ワ―ド・オ―ブ)を見つけた。 >内容は、次のような感じ。 > >≪愛しい貴方へ > > 私は、スィフィ―ドの娘です。 > > 正体を隠していてごめんなさい。 > > だけど、あなたのことはとても愛していました。 > > これを聞いているときは、きっと私は母に連れ戻されているでしょう。 > > 幸せになってください。 > > 貴方たち 4人だけでも。 母… 神… 愛… 『愛』はそれが大きければ大きいほど、常に相手を包み込む『癒し』の裏に相手を『飲み込む』暗黒を秘めている… 『愛』ほど限りなく崇高で、限りなく危険な物は無い… |
31823 | 続けてありがとうですv | 十叶夕海 | 2005/9/10 23:40:40 |
記事番号31820へのコメント > では、次の作品の感想を言わせてもらいますね。 はい。 では、返レスです。 > >>「止まりやがれ〜!!」 >>ディスティアを柔らかくした雰囲気で、暖かいぬくもりある夕日色の長い髪と瞳の妙齢の女性が、ガラの悪い男たちに追いかけられていた。 >>しかし、『止まれ』と言われて止まるバカはガキでもいないだろう。 >>そうこうしている内に、女性は男たちに追いつかれてしまった。 >>もっとも、二十分ほどの全力疾走の後ならば仕方ないだろう。 > > 一体、何をやったんだろう…この人(汗)? >いえ、この後の文章で、大体何をやって追われてるのかは、かなり容易に想像出切るんですが… ええ、結構恐ろしいことをしてしまいました。 > > >「お嬢さん此処まで・・・・」 >>「お嬢さん、伏せて!!」 >>チンピラが何かをいい終わる前に、炎の翼が青年男性の声と共にチンピラを薙ぎ払う。 >>ついでに言うなら、そのせいで森に火がついた。 >>「アクア、エア、炎を消せ!!」 >>声の主は、女性と自分に風の繭。 >>雨で火を消し止める。 >>「えっと、大丈夫ですか?」 >>「えっ、あはい。」 > > む!?某剣士と違い、何やら知性の漂いが。 >これが一万年後の運命の螺旋には活かされてないのは微妙です…(ある意味、必然だから仕方が無いのですが…) > この話の約一万年後には微妙に活かされています。 ただし、かなりあとですが。 >>これが出会い―。 >> >>それから半年。 >> >>約一万年程あとに、リナ=インバ―スが生まれる町となる集落に >> >>二人は住居を構え、結婚をした >> >>神魔戦争初期・・・・・晩秋のことだった > > 『今』と言う、その世界… >それは『現在』の一方に進もうとする時間の中だけの出来事なのか… >『過去』と『未来』に縛られ、気が付いたらもう二度と戻らない、『今』の時間… > > 果たして、『今』を支配している者は > >『今』を生きている者? > >過去から『今』を見ている者? > >『未来』から『今』を振り返っている者? > > 答えはいつも混沌の中… あるいは、その三つを見ているものが支配者なのだろうか? > >>さらに、三年 >> >>家族は増えていた・・・・ >> >>アルティア >> >>ディスティア >> >>アシュレイ その三人 >> >>その頃には、ディスティア&アルティアはヨチヨチ歩きができるようになっていたし、アシュレイもはいはいが出来るようになっていた頃。 >>それは起こった。 > > 『自分』と言う肉体を通じて『造られた』、『自分』を継ぐ『物』 >でも、それは『物』では無い… > > いつかは『者』になり、また『物』を『造り』、そして、『物』は『者』になって行く… 哲学?的で素敵ですね。 > > >「ヘスティア。」 >>「おっ、お母様。」 >>その日訪ねて来たのは、女性―ヘスティアと違い燃え上がるよう髪と瞳で、赤の神官服を着た女性であった。 >>「さァ、帰るワよ。」 >>「嫌です。」 >>「じゃア、死ンでもいいノ? >> コの町の人と貴方ノ赤ん坊。」 >>そう、ヘスティアのお母さんは、『他の命』を盾にすると言っているのだ。 >>「・・・・・・わかりました。 >> 少し待ってください。」 >>ヘスティアは、奥で遊んでいたディスティア達と眠っていたアシュレイの所に行く。 >>「まぁ-ま。」 >>「あぅ〜。」 >>二人は、無邪気にヘスティアに母にじゃれつく。 >>それに対してか、はたまた・・・・・ともかくヘスティアは涙した。 >>「私とあの人がいっしょにいたらダメなんだって・・・私もあの人もディスもアッシュもアルも・・・私といっしょにいたせいで幸せになれないのは間違っているよね。 >> ・・・・・・・だからお母さん貴方たちを育てれないの。 >> ・・・・・ごめんね・・・ごめんね・・・・・。」 >>そういうと、眠っているアシュレイも撫で、二人をその隣りのべビ−ベッドにおろした。 >>そして居間部分の机の上に伝言球(ワ―ド・オ―ブ)と4つのロケットを置いた。 >>「さァ、行きマしょう。」 >>「・・・・はい。」 > > 『命』を『盾』にする?一体どういう意図があるのか… >今後が気になります。 此処では、ただ単純に『人質』の意味ですが、後々、意味があります。 神魔戦争が終わる頃には。 > > >それから、数時間後―。 >>青年が、一つの決心をし、家に帰ってきた。 >>「ただいま、ヘスティア。 >> ・・・・・ヘスティア?」 >>しかし、最愛の人の姿はない。 >>3人の愛児たちは、よく眠っていた。 >>そして、伝言球(ワ―ド・オ―ブ)を見つけた。 >>内容は、次のような感じ。 >> >>≪愛しい貴方へ >> >> 私は、スィフィ―ドの娘です。 >> >> 正体を隠していてごめんなさい。 >> >> だけど、あなたのことはとても愛していました。 >> >> これを聞いているときは、きっと私は母に連れ戻されているでしょう。 >> >> 幸せになってください。 >> >> 貴方たち 4人だけでも。 > > 母… > 神… > 愛… > > 『愛』はそれが大きければ大きいほど、常に相手を包み込む『癒し』の裏に相手を『飲み込む』暗黒を秘めている… > > 『愛』ほど限りなく崇高で、限りなく危険な物は無い… そうですね。 これからもよろしくです。 |
31821 | 孤独な涙 ]U | 十叶夕海 | 2005/9/10 23:13:53 |
記事番号31783へのコメント ]U 過去の夢A +兄弟の絆と別れ+ 愛する人を奪われ、呆然自失になっていた青年の元にある者が訪れた。 それは,魔族のように空間を綿って訪れた。 「魔王様・・【赤眼の魔王】様?」 呼ばれたのは,青年。 呼んだのは、訪問者。 ちなみに訪問者の容姿は、闇色の髪、薄闇色の瞳、褐色の肌。 髪を後ろで縛り背に流し、蒼いの法服の上から・・・・・浅葱色のマントというよりフード付きの上着を見に纏い頭にサークレットをして、その位置よりも下にフ−ドを降ろしている。 あと胸に自らの紋章―冥王の紋章を身に付けていた・・・革のベルトに通し、己を戒めるかのように。 肌が出ているのは,口元と指のみと言う服装だ。 「ああ、セレスですか。」 そう、青年は、赤眼の魔王・シャブラ二グラドゥであった。 それから、一ヶ月後 ― 。 「べろべろばぁ。」 アルティア達三人は、赤の魔王の元ではなく、陰の腹心と噂される≪赤の双子≫の亜空間に作られた住居で暮らしていた。 上記の科白は、≪赤の双子≫の弟のほうが3人をあやす為のものであった。 彼のほうは,黒髪を三つ編みにした赤い瞳の二十七歳程度の魔道士系の服の青年。 青年の姉は、赤髪をソバ―ジュにした黒い瞳の二十七歳程度のゆったりとした服装の女性。 青年の方は、カ−マ。 女性の方は、クリム。 彼らの元で、三人はしばらく穏やかにすごすことが出来た。 無論,あんな出来事もあったが・・・・・・。 「ぎゃあぁぁぁ〜。」 そんな悲鳴が二つ重なり,クリムの耳に届いた。 この日カ―マは、自分の父親の赤眼の魔王の下に報告に行き居なかった。 クリムが,自分と3人の御飯を作る為に少し目を話したときに起こったのだ。 備え付けのスト−ブに加湿のためにおいたやかんのお湯が幼児を襲ったのだ。 アルティアの背中上半分と二の腕、アシュレイの背中は、火傷でただれていた。 ディスティアは、二人に庇われ、小豆ほどの火傷もなかった。 「に−ちゃ、あ―しゅ。 たいのたいのとんで-。」 そう言って、ディスティアは泣いていた。 結局、クリムの不完全な回復呪文のせいでケロイド状の跡が二人には残ってしまった。 「でぃすてぃあね。 に−ちゃも、あ―しゅも、か―まも、くりゅむも、だいしゅきなの。」 そんな幸せで穏やかな日は長くは続かなかった。 それは、理(ことわり)であることかもしれないけど、長く続いて欲しかった日々だった。 一年後―。 ディスティア・アルティア 四歳 アシュレイ 三歳 それは、満月の日のことだった。 「クリム、ちび達頼む。」 カ―マは、畏怖され、忌まれるも、通り名である≪ミステリ・ポップ≫の衣装を虚空より呼び出し身に付ける。 それは、漆黒の闇色で筒状のマントと帽子、そして真紅に輝く鎖を身に巻きつけた格好。 カ―マは、家を飛び出した、父から託された自分の幼い兄弟を護らんがために。 「さて、お姉さん用件を聞こうか?」 上空には、カ―マと女性。 銀髪・銀眼の軍服の女性はただこう要求した。 「私は、ウテナ=シャ―ロット。 赤の竜神様より、赤の竜神様のお孫様のアルティア様を受け取りに来た。」 「誘拐でしょ。」 「行為上は。」 「帰れ。 木は森に魚は水に在るのが道理だろ?」 二人は睨み合う。 「アルティア様をお渡しいただければ、今日はこのまま帰る。」 「断ると言ったろ。」 そして、カ―マがスイカサイズの無数の泡を生み、ウテナがレイピアを構えた。 しかし、アルティアは攫われた。 目的が違うせいでの悲劇だった。 ≪アルティア様を攫い返る≫ ≪守り切ってウテナを抹殺する≫ その後には、 「に−ちゃ、に−ちゃ・・・」 と言う声がただ響く。 ―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+ モイラ;『文句が着そうなので、次回まで雲隠れします』 まったく、今回も作者が不在だよ。 次回予告に行って終わるね。 二人になった姉弟は、 父と歳はなれた兄と姉の元に そこで、ディスティアはセレスに出会った そこで、アシュレイはダルフに出会った その出会いは何を生み、何を奪うのか・・・・・・・ 次回 ]V 過去の夢B +生マレタココロ+ それじゃ、次回で。 |
31860 | 遅くなりましたが… | 月読 乾 URL | 2005/9/18 21:49:23 |
記事番号31821へのコメント レスさせて頂きますね。 > >愛する人を奪われ、呆然自失になっていた青年の元にある者が訪れた。 >それは,魔族のように空間を綿って訪れた。 >「魔王様・・【赤眼の魔王】様?」 >呼ばれたのは,青年。 >呼んだのは、訪問者。 >ちなみに訪問者の容姿は、闇色の髪、薄闇色の瞳、褐色の肌。 >髪を後ろで縛り背に流し、蒼いの法服の上から・・・・・浅葱色のマントというよりフード付きの上着を見に纏い頭にサークレットをして、その位置よりも下にフ−ドを降ろしている。 >あと胸に自らの紋章―冥王の紋章を身に付けていた・・・革のベルトに通し、己を戒めるかのように。 >肌が出ているのは,口元と指のみと言う服装だ。 >「ああ、セレスですか。」 >そう、青年は、赤眼の魔王・シャブラ二グラドゥであった。 はて?シャブラニグラドゥは公式な設定では既に7つの精神体に分かれ、その上で人間の体に普段は眠っている筈ですが… 彼は『目覚めた』シャブラニグラドゥなのでしょうか? もし、そうだとしたら妙に理性的な辺り、レゾやルークの時とは随分印象が違いますね。既に自分が魔王である事に精神的な乱れが一切感じられず、むしろその事で起きた宿命にに思いを馳せている様な… とりあえず、今後この疑問が明かされるのを楽しみにする事にします。 それと、セレスと言う青年…一見魔族の様な印象ですが、『魔族のような…』と言う記述がある事を考えると、彼は一応は人間なのでしょうか? >それから、一ヶ月後 ― 。 > >「べろべろばぁ。」 >アルティア達三人は、赤の魔王の元ではなく、陰の腹心と噂される≪赤の双子≫の亜空間に作られた住居で暮らしていた。 >上記の科白は、≪赤の双子≫の弟のほうが3人をあやす為のものであった。 >彼のほうは,黒髪を三つ編みにした赤い瞳の二十七歳程度の魔道士系の服の青年。 >青年の姉は、赤髪をソバ―ジュにした黒い瞳の二十七歳程度のゆったりとした服装の女性。 >青年の方は、カ−マ。 >女性の方は、クリム。 >彼らの元で、三人はしばらく穏やかにすごすことが出来た。 >無論,あんな出来事もあったが・・・・・・。 シャブラニグラドゥの腹心…二人は将軍、神官の役割として生まれた『息子と娘』なのでしょうか?それとも、もっと精神的な繋がりの意味を含む『息子と娘』? 双子が片方が男性、片方が女性と言うのも気になります。基本が同じ肉体の性を2つに分け、お互いを補い完璧に近づけようとする…何だか、本来は『完全として生まれ、不完全になろうとする』筈の魔族、神族が『不完全として生まれ、完全になろうとする』筈の人のベクトルに近づいてる事を暗示している様な… それと、この兄弟は亜空間にいる様ですが、やはり彼らには全く意識する事無く亜空間を行き来出切る力があるのでしょうか? >「ぎゃあぁぁぁ〜。」 >そんな悲鳴が二つ重なり,クリムの耳に届いた。 >この日カ―マは、自分の父親の赤眼の魔王の下に報告に行き居なかった。 >クリムが,自分と3人の御飯を作る為に少し目を話したときに起こったのだ。 >備え付けのスト−ブに加湿のためにおいたやかんのお湯が幼児を襲ったのだ。 >アルティアの背中上半分と二の腕、アシュレイの背中は、火傷でただれていた。 >ディスティアは、二人に庇われ、小豆ほどの火傷もなかった。 >「に−ちゃ、あ―しゅ。 > たいのたいのとんで-。」 >そう言って、ディスティアは泣いていた。 >結局、クリムの不完全な回復呪文のせいでケロイド状の跡が二人には残ってしまった。 亜空間とは言え、環境はほとんど以前の人間の住む家と変わらないようですね。しかし、クリムは少なくとも回復魔法は不完全なレベルなんですか? 仮にも、赤眼の魔王の娘の魔力のポテンシャルがそこまで低いとは思えないし、やはり生まれて日が浅いが故にでしょうか? >「でぃすてぃあね。 > に−ちゃも、あ―しゅも、か―まも、くりゅむも、だいしゅきなの。」 > > > > >そんな幸せで穏やかな日は長くは続かなかった。 >それは、理(ことわり)であることかもしれないけど、長く続いて欲しかった日々だった。 > > >一年後―。 > >ディスティア・アルティア 四歳 >アシュレイ 三歳 無邪気な日々は、それを感じる事が出来る様になった時にはもうどうやっても戻れない、エデンの園… 『成長』と言う、禁断の実を求めて『自分』を得る物だから… >それは、満月の日のことだった。 >「クリム、ちび達頼む。」 >カ―マは、畏怖され、忌まれるも、通り名である≪ミステリ・ポップ≫の衣装を虚空より呼び出し身に付ける。 >それは、漆黒の闇色で筒状のマントと帽子、そして真紅に輝く鎖を身に巻きつけた格好。 >カ―マは、家を飛び出した、父から託された自分の幼い兄弟を護らんがために。 やはり、彼らには明らかに本来あってはならない、『人間』の持つ感情が芽生えているようですね。一体、隻眼の魔王は何のために自分達の子供に本来あってはならない物を授けたのか… 後、『ミステリ・ポップ』がどういう意味えお指すのかも気になります。 >「さて、お姉さん用件を聞こうか?」 >上空には、カ―マと女性。 >銀髪・銀眼の軍服の女性はただこう要求した。 >「私は、ウテナ=シャ―ロット。 > 赤の竜神様より、赤の竜神様のお孫様のアルティア様を受け取りに来た。」 >「誘拐でしょ。」 >「行為上は。」 >「帰れ。 > 木は森に魚は水に在るのが道理だろ?」 >二人は睨み合う。 >「アルティア様をお渡しいただければ、今日はこのまま帰る。」 >「断ると言ったろ。」 >そして、カ―マがスイカサイズの無数の泡を生み、ウテナがレイピアを構えた。 > > > > >しかし、アルティアは攫われた。 >目的が違うせいでの悲劇だった。 >≪アルティア様を攫い返る≫ >≪守り切ってウテナを抹殺する≫ > > >その後には、 >「に−ちゃ、に−ちゃ・・・」 >と言う声がただ響く。 アルティア君…(あるいは他の兄弟も…)単なる一方の勢力の申し子では無い?そして、『攫う』と言う手段を取ってまで彼を手に入れる理由は…? 『彼は大切な存在』故に『守られなくて』はならない存在なのか… 『大切な存在』故に『抹殺』されなくてはならない存在のか… 一つ言えることは、アルティア君にはそれを選ぶ事も知ることも、まだ出来ないと言う事ですね。 |
31865 | 狂喜乱舞超絶絶対狂喜 | 十叶夕海 | 2005/9/18 23:11:01 |
記事番号31860へのコメント >レスさせて頂きますね。 はいありがとうございます。 > >> >>愛する人を奪われ、呆然自失になっていた青年の元にある者が訪れた。 >>それは,魔族のように空間を綿って訪れた。 >>「魔王様・・【赤眼の魔王】様?」 >>呼ばれたのは,青年。 >>呼んだのは、訪問者。 >>ちなみに訪問者の容姿は、闇色の髪、薄闇色の瞳、褐色の肌。 >>髪を後ろで縛り背に流し、蒼いの法服の上から・・・・・浅葱色のマントというよりフード付きの上着を見に纏い頭にサークレットをして、その位置よりも下にフ−ドを降ろしている。 >>あと胸に自らの紋章―冥王の紋章を身に付けていた・・・革のベルトに通し、己を戒めるかのように。 >>肌が出ているのは,口元と指のみと言う服装だ。 >>「ああ、セレスですか。」 >>そう、青年は、赤眼の魔王・シャブラ二グラドゥであった。 > > はて?シャブラニグラドゥは公式な設定では既に7つの精神体に分かれ、その上で人間の体に普段は眠っている筈ですが… > 彼は『目覚めた』シャブラニグラドゥなのでしょうか? >もし、そうだとしたら妙に理性的な辺り、レゾやルークの時とは随分印象が違いますね。既に自分が魔王である事に精神的な乱れが一切感じられず、むしろその事で起きた宿命にに思いを馳せている様な… > > とりあえず、今後この疑問が明かされるのを楽しみにする事にします。 ・・・オリジナル様です。 リナ達の時代より、この過去編及び本編は一万年前および六千年程前・・・・ 七つに分たれる前のお話になります。 一応、リナ達の時代にもこう言う性格の方は登場予定ですが。 > > それと、セレスと言う青年…一見魔族の様な印象ですが、『魔族のような…』と言う記述がある事を考えると、彼は一応は人間なのでしょうか? 「魔族のように・・・」です。 このときはまだ、正体を完全に明かしてはいないですし・・・。 > >>それから、一ヶ月後 ― 。 >> >>「べろべろばぁ。」 >>アルティア達三人は、赤の魔王の元ではなく、陰の腹心と噂される≪赤の双子≫の亜空間に作られた住居で暮らしていた。 >>上記の科白は、≪赤の双子≫の弟のほうが3人をあやす為のものであった。 >>彼のほうは,黒髪を三つ編みにした赤い瞳の二十七歳程度の魔道士系の服の青年。 >>青年の姉は、赤髪をソバ―ジュにした黒い瞳の二十七歳程度のゆったりとした服装の女性。 >>青年の方は、カ−マ。 >>女性の方は、クリム。 >>彼らの元で、三人はしばらく穏やかにすごすことが出来た。 >>無論,あんな出来事もあったが・・・・・・。 > > シャブラニグラドゥの腹心…二人は将軍、神官の役割として生まれた『息子と娘』なのでしょうか?それとも、もっと精神的な繋がりの意味を含む『息子と娘』? ・・・前者的な役割の後者ですね。 今は詳しく言えませんが。 > 双子が片方が男性、片方が女性と言うのも気になります。基本が同じ肉体の性を2つに分け、お互いを補い完璧に近づけようとする…何だか、本来は『完全として生まれ、不完全になろうとする』筈の魔族、神族が『不完全として生まれ、完全になろうとする』筈の人のベクトルに近づいてる事を暗示している様な… ・・・・補い合うと言うのは、考えてましたが。 後半までは考えていなかったです。 > > それと、この兄弟は亜空間にいる様ですが、やはり彼らには全く意識する事無く亜空間を行き来出切る力があるのでしょうか? ええと 人間がトンネルを抜けるようなものだと設定あります。 と言うより、亜空間こそが、彼らの故郷なのかな・・・? > >>「ぎゃあぁぁぁ〜。」 >>そんな悲鳴が二つ重なり,クリムの耳に届いた。 >>この日カ―マは、自分の父親の赤眼の魔王の下に報告に行き居なかった。 >>クリムが,自分と3人の御飯を作る為に少し目を話したときに起こったのだ。 >>備え付けのスト−ブに加湿のためにおいたやかんのお湯が幼児を襲ったのだ。 >>アルティアの背中上半分と二の腕、アシュレイの背中は、火傷でただれていた。 >>ディスティアは、二人に庇われ、小豆ほどの火傷もなかった。 >>「に−ちゃ、あ―しゅ。 >> たいのたいのとんで-。」 >>そう言って、ディスティアは泣いていた。 >>結局、クリムの不完全な回復呪文のせいでケロイド状の跡が二人には残ってしまった。 > > 亜空間とは言え、環境はほとんど以前の人間の住む家と変わらないようですね。しかし、クリムは少なくとも回復魔法は不完全なレベルなんですか? >仮にも、赤眼の魔王の娘の魔力のポテンシャルがそこまで低いとは思えないし、やはり生まれて日が浅いが故にでしょうか? > まあ、人間がまだ発明していない物品も幾つかありますが。 生まれてそれなりに時間経っています。 しかし、赤眼の魔王は彼女の能力の割り振りを≪短期決戦前衛&長期戦後衛≫として重点を置いたため、彼女の回復魔法は≪治癒(リカバリィ)≫より少しマシと言う程度。 >>「でぃすてぃあね。 >> に−ちゃも、あ―しゅも、か―まも、くりゅむも、だいしゅきなの。」 >> >> >> >> >>そんな幸せで穏やかな日は長くは続かなかった。 >>それは、理(ことわり)であることかもしれないけど、長く続いて欲しかった日々だった。 >> >> >>一年後―。 >> >>ディスティア・アルティア 四歳 >>アシュレイ 三歳 > > 無邪気な日々は、それを感じる事が出来る様になった時にはもうどうやっても戻れない、エデンの園… >『成長』と言う、禁断の実を求めて『自分』を得る物だから… ・・・確かにそうですね、認めたくも無いことですが。 > >>それは、満月の日のことだった。 >>「クリム、ちび達頼む。」 >>カ―マは、畏怖され、忌まれるも、通り名である≪ミステリ・ポップ≫の衣装を虚空より呼び出し身に付ける。 >>それは、漆黒の闇色で筒状のマントと帽子、そして真紅に輝く鎖を身に巻きつけた格好。 >>カ―マは、家を飛び出した、父から託された自分の幼い兄弟を護らんがために。 > > やはり、彼らには明らかに本来あってはならない、『人間』の持つ感情が芽生えているようですね。一体、隻眼の魔王は何のために自分達の子供に本来あってはならない物を授けたのか… この作品のテ−マ・・・・というほど大層なものじゃないですけど、指標の中には、 『人の形を持ったものの精神』『人間くさい魔族・神族』『人の感情故の過ち』 何がいい対価と言いますと。 感情は、授けてもらうものでなく芽生えるものです。・・・年上の人に言うには少々偉そうかもですけど。 > >後、『ミステリ・ポップ』がどういう意味えお指すのかも気になります。 > 『不思議な泡』 直訳すればの話ですが。 彼とクリムが使う攻撃方法に由来します。 >>「さて、お姉さん用件を聞こうか?」 >>上空には、カ―マと女性。 >>銀髪・銀眼の軍服の女性はただこう要求した。 >>「私は、ウテナ=シャ―ロット。 >> 赤の竜神様より、赤の竜神様のお孫様のアルティア様を受け取りに来た。」 >>「誘拐でしょ。」 >>「行為上は。」 >>「帰れ。 >> 木は森に魚は水に在るのが道理だろ?」 >>二人は睨み合う。 >>「アルティア様をお渡しいただければ、今日はこのまま帰る。」 >>「断ると言ったろ。」 >>そして、カ―マがスイカサイズの無数の泡を生み、ウテナがレイピアを構えた。 >> >> >> >> >>しかし、アルティアは攫われた。 >>目的が違うせいでの悲劇だった。 >>≪アルティア様を攫い返る≫ >>≪守り切ってウテナを抹殺する≫ >> >> >>その後には、 >>「に−ちゃ、に−ちゃ・・・」 >>と言う声がただ響く。 > >アルティア君…(あるいは他の兄弟も…)単なる一方の勢力の申し子では無い?そ して、『攫う』と言う手段を取ってまで彼を手に入れる理由は…? 前回を思い出してください。 彼らの母の母は誰なにか? そして、彼女のしようとすることを想像してください。 >『彼は大切な存在』故に『守られなくて』はならない存在なのか… >『大切な存在』故に『抹殺』されなくてはならない存在のか… >一つ言えることは、アルティア君にはそれを選ぶ事も知ることも、まだ出来ないと言う事ですね。 前者です。 普通に、どちらかの勢力の子供なら、得られるはずの物を得られない代わりにこうなったと。 そうですね。 もし、選ぶことも知ることもできるようになっても彼は・・・。 |
31844 | 孤独な涙 ]V | 十叶夕海 | 2005/9/15 23:39:27 |
記事番号31783へのコメント ]V 過去の夢B +生マレタココロ+ そのあとことをまずは、ディスティアとアシュレイの方から見ていこう。 アルティアが連れ去られたあと。 カ−マとクリムは、父である≪赤眼の魔王≫の元へと向かった。 「この子達が、貴方たちの妹と弟です。」 シャブラ二グドゥが、そう五人の腹心−当時は6人の腹心であるが−にふたりを紹介する。 「だぁう。」 「まぅあま」 「きゃあ、可愛いですわ。 そう思いませんこと、ゼラス?」 「そうは思うが、アシュレイ潰れるぞ。 お母さんって呼んでくれているのに。」 父の手から、二人の姉−ダルフィンとゼラス−とフィブリゾの手に二人は移っていた。 その五人は、とても仲の良い兄弟に見えた。 他の3人−セレスティン、グラウシェラ−、ガ−ヴの3人は・・・・。 「我には関係ない。」 「関係ないって、それはないんじゃねぇの、グラウ? 一応、可愛い妹たちだぜ。 なぁ、セレス。」 セレスティンと呼ばれた青年は、無言で、ゼラス達に近づき・・・ 二人を撫でようとした瞬間。 「ふわぁぁぁぁ〜ん。 まぅま、まぅま・・・・」 アシュレイの方は、腹心一背が大きいセレスを前にして泣いてしまい、ダルフィンにすがり付いて大泣きする。 「に-ちゃぁ?」 ディスティアの方は、少し思案顔になって、小首をかしげていた。 「・・・・可愛いものだな。」 それから、人の感覚で、千年余り。 時を重ねるごとに、神魔戦争は激しくなっていた。 その頃のディスティアの形態年齢は、14歳。アシュレイは、11歳ぐらいになっていた。 ちょうど、ディスティアは、≪妖鳳王(ホ−クキング)≫という役職を貰っていた。 このあとの降魔戦争が終わると同時に無くなる役職であり、言うなれば、第六の腹心である。 名前から判る通り、妖鳳族の長がディスティア以前はついていた役職である。 「セレス兄様。」 「・・・・どうした?」 その頃のディスティアは、精霊が変化した真紅の胸当てとカラ−の花のようなスカ−トという格好であった。 「先々代より前の≪妖鳳王≫の記録って何処ですか?」 「第三書庫か、第六書庫だな。 ・・・・捉まれ、移動する。」 そういうとディスティアを抱き上げ、空間移動をした。 数十分後−。 「この3冊か。 ディスティア、いらない本を渡してくれ。」 「はい。」 第六書庫の二階部分の方から、セレスがそう言い、一階部分の机からディスティアは何冊か持ってく。 しかし、一冊が、百科事典大の大きさと重さ。 ディスティアには少々重かった。 「・・・っきゃ。」 「あぶない。」 案の定、ディスティアはバランスを崩し本をやや後ろ方向に上に投げ。階段から落ちる。 その落下地点と本の落下地点はほぼ同じ。 セレスはとっさに、ディスティアを抱き締め一緒に落ちる。 ・・・ちゅ その間に何があったかなんてことは・・・・・・話さないでおこう。 「・・・大丈夫か、ディスティア?」 「・・・・・・・・・・・・・はい。」 それから、数日後のアシュレイ&ダルフィン 「ねえ、なんで、ディス姉さんとセレス兄さん。 ここ数日、ぎくしゃくしてんの?」 「・・・ふふふふ。 聞きたいんですの?」 アシュレイが、ダルフィンに膝枕をされている状態でそんな会話を交わされている。 「・・・・っていうか、仲がいいのに、急に・・。」 「・・二人は、きっと意識し始めてますの。 クロアちゃんみたいに?」 「クロアちゃんって?」 「・・・2000年前に神族に滅ぼされましたの。」 アシュレイの屈託無い問いにダルフィンは、此処ではない遠くを見たまま、そう寂しげに呟く。 「海王将軍さん?」 「そうですわ。 アッシュちゃんみたいでしたわ。 髪も瞳も服装も違っていましたけど、雰囲気が特に。 賢い子でした。」 「・・・・・・・・・」 「あら、寝てしまいましたの?」 −+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+ ユア;今回は、時間の都合上。 次回予告も無しです。 次回は、残酷シリアス警報が発令されますので、苦手な方はお気をつけください。 それでは。 |
31845 | 短いですが・・・・ | 羅城 朱琉 | 2005/9/16 08:42:50 |
記事番号31844へのコメント こんにちは!テスト開始約1時間前につき、解剖学ノートを広げつつパソ中の羅城 朱琉です。短いですが、感想をば。 前回から、いろいろと一気に動き出した感じですね。今回は、セレスティンさんがかっこよくて、でも、恐らくお亡くなりになってしまうことを考えると悲しくて。ディスティア嬢も、可愛いんですけど、どことなく物悲しさが漂いますね。 なかなかレスできませんが、毎回毎回楽しく、時には胸をじーんとさせながら読んでいます。次回は『残酷シリアス警報発令』だそうで、今からワクワクしているという、どこか間違っちゃっている私・・・・。 では、えらく散文的になってしまいましたが、今回はこの辺で。 |
31848 | ありがとうです。 | 十叶夕海 | 2005/9/16 23:00:20 |
記事番号31845へのコメント > こんにちは!テスト開始約1時間前につき、解剖学ノートを広げつつパソ中の羅城 朱琉です。短いですが、感想をば。 > そんなに寸前にありがとうございます。 返しますね。 > 前回から、いろいろと一気に動き出した感じですね。今回は、セレスティンさんがかっこよくて、でも、恐らくお亡くなりになってしまうことを考えると悲しくて。ディスティア嬢も、可愛いんですけど、どことなく物悲しさが漂いますね。 セレスの口調は、この前身ですと、敬語ですが、試験的に変えてみてそう言ってもらえると嬉しいです。 これから、もっと沈みますよ、彼女。 > > なかなかレスできませんが、毎回毎回楽しく、時には胸をじーんとさせながら読んでいます。次回は『残酷シリアス警報発令』だそうで、今からワクワクしているという、どこか間違っちゃっている私・・・・。 > では、えらく散文的になってしまいましたが、今回はこの辺で。 > そういってもらえると、こっちも張り合いあります。 では、次回で。 |
31861 | Re:孤独な涙 ]V | 月読 乾 URL | 2005/9/18 22:05:15 |
記事番号31844へのコメント >そのあとことをまずは、ディスティアとアシュレイの方から見ていこう。 でも、まだ物事を知るには幼すぎますね。ここで見た『事実』はこの後、どういう『真実』として成長した二人に残るのか… >アルティアが連れ去られたあと。 > >カ−マとクリムは、父である≪赤眼の魔王≫の元へと向かった。 > > >「この子達が、貴方たちの妹と弟です。」 >シャブラ二グドゥが、そう五人の腹心−当時は6人の腹心であるが−にふたりを紹介する。 >「だぁう。」 >「まぅあま」 >「きゃあ、可愛いですわ。 > そう思いませんこと、ゼラス?」 >「そうは思うが、アシュレイ潰れるぞ。 > お母さんって呼んでくれているのに。」 >父の手から、二人の姉−ダルフィンとゼラス−とフィブリゾの手に二人は移っていた。 >その五人は、とても仲の良い兄弟に見えた。 >他の3人−セレスティン、グラウシェラ−、ガ−ヴの3人は・・・・。 >「我には関係ない。」 >「関係ないって、それはないんじゃねぇの、グラウ? > 一応、可愛い妹たちだぜ。 > なぁ、セレス。」 >セレスティンと呼ばれた青年は、無言で、ゼラス達に近づき・・・ >二人を撫でようとした瞬間。 >「ふわぁぁぁぁ〜ん。 > まぅま、まぅま・・・・」 >アシュレイの方は、腹心一背が大きいセレスを前にして泣いてしまい、ダルフィンにすがり付いて大泣きする。 >「に-ちゃぁ?」 >ディスティアの方は、少し思案顔になって、小首をかしげていた。 >「・・・・可愛いものだな。」 あ!セレスはやっぱり魔族だった?しかも魔王の腹心… 彼にその後何が起きるのか… それにしても、他の5人も可愛い弟、妹には弱いんですね(笑)。 >それから、人の感覚で、千年余り。 >時を重ねるごとに、神魔戦争は激しくなっていた。 >その頃のディスティアの形態年齢は、14歳。アシュレイは、11歳ぐらいになっていた。 >ちょうど、ディスティアは、≪妖鳳王(ホ−クキング)≫という役職を貰っていた。 >このあとの降魔戦争が終わると同時に無くなる役職であり、言うなれば、第六の腹心である。 >名前から判る通り、妖鳳族の長がディスティア以前はついていた役職である。 精神的に最も感受性が高まり、強さと脆さが同居する精神… 戦争と言う舞台に彼らがその年になったのは偶然?必然? それと、『妖鳳王』とは具体的にはどういう世界を統括する存在なのでしょう?もちろん、何故この後この役職は消えるのかも気になります。 >「セレス兄様。」 >「・・・・どうした?」 >その頃のディスティアは、精霊が変化した真紅の胸当てとカラ−の花のようなスカ−トという格好であった。 >「先々代より前の≪妖鳳王≫の記録って何処ですか?」 >「第三書庫か、第六書庫だな。 > ・・・・捉まれ、移動する。」 >そういうとディスティアを抱き上げ、空間移動をした。 >数十分後−。 >「この3冊か。 > ディスティア、いらない本を渡してくれ。」 >「はい。」 >第六書庫の二階部分の方から、セレスがそう言い、一階部分の机からディスティアは何冊か持ってく。 >しかし、一冊が、百科事典大の大きさと重さ。 >ディスティアには少々重かった。 >「・・・っきゃ。」 >「あぶない。」 >案の定、ディスティアはバランスを崩し本をやや後ろ方向に上に投げ。階段から落ちる。 >その落下地点と本の落下地点はほぼ同じ。 >セレスはとっさに、ディスティアを抱き締め一緒に落ちる。 >・・・ちゅ >その間に何があったかなんてことは・・・・・・話さないでおこう。 >「・・・大丈夫か、ディスティア?」 >「・・・・・・・・・・・・・はい。」 むむ…!何か子供扱いしてた筈の妹が、気が付いたらほんの少しずつだけど、確実に『女性』としての魅力を持ち始めてる…複雑ですね…(汗) あ、もちろん何があったかは聞きませんから…(滝汗)。 >それから、数日後のアシュレイ&ダルフィン > > >「ねえ、なんで、ディス姉さんとセレス兄さん。 > ここ数日、ぎくしゃくしてんの?」 >「・・・ふふふふ。 > 聞きたいんですの?」 >アシュレイが、ダルフィンに膝枕をされている状態でそんな会話を交わされている。 >「・・・・っていうか、仲がいいのに、急に・・。」 >「・・二人は、きっと意識し始めてますの。 > クロアちゃんみたいに?」 >「クロアちゃんって?」 >「・・・2000年前に神族に滅ぼされましたの。」 >アシュレイの屈託無い問いにダルフィンは、此処ではない遠くを見たまま、そう寂しげに呟く。 >「海王将軍さん?」 >「そうですわ。 > アッシュちゃんみたいでしたわ。 > 髪も瞳も服装も違っていましたけど、雰囲気が特に。 > 賢い子でした。」 >「・・・・・・・・・」 >「あら、寝てしまいましたの?」 ほのぼのしてるだけに深刻さが増します。クロアとは一体…? 何故、滅びる事になったのか…? 運命の螺旋は続くのか…? 今のアッシュは唯、夢の中でまどろみ夢を見る… 夢の夢は現実? |
31866 | Re:孤独な涙 ]V | 十叶夕海 | 2005/9/18 23:21:42 |
記事番号31861へのコメント >>そのあとことをまずは、ディスティアとアシュレイの方から見ていこう。 > > でも、まだ物事を知るには幼すぎますね。ここで見た『事実』はこの後、どういう『真実』として成長した二人に残るのか… ・・・・後のお楽しみと言うことで。(少々意地悪めな微笑) > >>アルティアが連れ去られたあと。 >> >>カ−マとクリムは、父である≪赤眼の魔王≫の元へと向かった。 >> >> >>「この子達が、貴方たちの妹と弟です。」 >>シャブラ二グドゥが、そう五人の腹心−当時は6人の腹心であるが−にふたりを紹介する。 >>「だぁう。」 >>「まぅあま」 >>「きゃあ、可愛いですわ。 >> そう思いませんこと、ゼラス?」 >>「そうは思うが、アシュレイ潰れるぞ。 >> お母さんって呼んでくれているのに。」 >>父の手から、二人の姉−ダルフィンとゼラス−とフィブリゾの手に二人は移っていた。 >>その五人は、とても仲の良い兄弟に見えた。 >>他の3人−セレスティン、グラウシェラ−、ガ−ヴの3人は・・・・。 >>「我には関係ない。」 >>「関係ないって、それはないんじゃねぇの、グラウ? >> 一応、可愛い妹たちだぜ。 >> なぁ、セレス。」 >>セレスティンと呼ばれた青年は、無言で、ゼラス達に近づき・・・ >>二人を撫でようとした瞬間。 >>「ふわぁぁぁぁ〜ん。 >> まぅま、まぅま・・・・」 >>アシュレイの方は、腹心一背が大きいセレスを前にして泣いてしまい、ダルフィンにすがり付いて大泣きする。 >>「に-ちゃぁ?」 >>ディスティアの方は、少し思案顔になって、小首をかしげていた。 >>「・・・・可愛いものだな。」 > > あ!セレスはやっぱり魔族だった?しかも魔王の腹心… >彼にその後何が起きるのか… ・・・本編・・・現実の時にはいないですが。 > >それにしても、他の5人も可愛い弟、妹には弱いんですね(笑)。 赤ん坊の笑顔は、何よりも強いのです。 > >>それから、人の感覚で、千年余り。 >>時を重ねるごとに、神魔戦争は激しくなっていた。 >>その頃のディスティアの形態年齢は、14歳。アシュレイは、11歳ぐらいになっていた。 >>ちょうど、ディスティアは、≪妖鳳王(ホ−クキング)≫という役職を貰っていた。 >>このあとの降魔戦争が終わると同時に無くなる役職であり、言うなれば、第六の腹心である。 >>名前から判る通り、妖鳳族の長がディスティア以前はついていた役職である。 > > 精神的に最も感受性が高まり、強さと脆さが同居する精神… >戦争と言う舞台に彼らがその年になったのは偶然?必然? 偶さかに然るべく起こることと必ず然るべく起こることにどれだけの誓いがあるのでしょう? ある意味で、必然になるのでしょうけれど。 > > それと、『妖鳳王』とは具体的にはどういう世界を統括する存在なのでしょう?もちろん、何故この後この役職は消えるのかも気になります。 『冥王』が闇、『海王』が水ならば、『妖鳳王』は空を司っているのかな。 ・・・消える理由は、エルフが一番近いです。 数が少なくなり、種族としてのギリギリの危うさ・・・・・。 もちろん理由はまだ秘密です。 > >>「セレス兄様。」 >>「・・・・どうした?」 >>その頃のディスティアは、精霊が変化した真紅の胸当てとカラ−の花のようなスカ−トという格好であった。 >>「先々代より前の≪妖鳳王≫の記録って何処ですか?」 >>「第三書庫か、第六書庫だな。 >> ・・・・捉まれ、移動する。」 >>そういうとディスティアを抱き上げ、空間移動をした。 >>数十分後−。 >>「この3冊か。 >> ディスティア、いらない本を渡してくれ。」 >>「はい。」 >>第六書庫の二階部分の方から、セレスがそう言い、一階部分の机からディスティアは何冊か持ってく。 >>しかし、一冊が、百科事典大の大きさと重さ。 >>ディスティアには少々重かった。 >>「・・・っきゃ。」 >>「あぶない。」 >>案の定、ディスティアはバランスを崩し本をやや後ろ方向に上に投げ。階段から落ちる。 >>その落下地点と本の落下地点はほぼ同じ。 >>セレスはとっさに、ディスティアを抱き締め一緒に落ちる。 >>・・・ちゅ >>その間に何があったかなんてことは・・・・・・話さないでおこう。 >>「・・・大丈夫か、ディスティア?」 >>「・・・・・・・・・・・・・はい。」 > > むむ…!何か子供扱いしてた筈の妹が、気が付いたらほんの少しずつだけど、確実に『女性』としての魅力を持ち始めてる…複雑ですね…(汗) ・・・・・複雑です。 でも、このあと彼らは・・・・ > > あ、もちろん何があったかは聞きませんから…(滝汗)。 聞かないでぷりいず。なことですし。 > >>それから、数日後のアシュレイ&ダルフィン >> >> >>「ねえ、なんで、ディス姉さんとセレス兄さん。 >> ここ数日、ぎくしゃくしてんの?」 >>「・・・ふふふふ。 >> 聞きたいんですの?」 >>アシュレイが、ダルフィンに膝枕をされている状態でそんな会話を交わされている。 >>「・・・・っていうか、仲がいいのに、急に・・。」 >>「・・二人は、きっと意識し始めてますの。 >> クロアちゃんみたいに?」 >>「クロアちゃんって?」 >>「・・・2000年前に神族に滅ぼされましたの。」 >>アシュレイの屈託無い問いにダルフィンは、此処ではない遠くを見たまま、そう寂しげに呟く。 >>「海王将軍さん?」 >>「そうですわ。 >> アッシュちゃんみたいでしたわ。 >> 髪も瞳も服装も違っていましたけど、雰囲気が特に。 >> 賢い子でした。」 >>「・・・・・・・・・」 >>「あら、寝てしまいましたの?」 > > ほのぼのしてるだけに深刻さが増します。クロアとは一体…? >何故、滅びる事になったのか…? >運命の螺旋は続くのか…? ある意味で、神族・ケイトと魔族・ディスティアの前のケ−スですね。 > >今のアッシュは唯、夢の中でまどろみ夢を見る… >夢の夢は現実? 夢の夢は更なる夢幻。 |
31854 | 孤独な涙 ]W | 十叶夕海 | 2005/9/18 00:19:21 |
記事番号31783へのコメント ]W 過去の夢C −一つ目の忘れれないデキゴト− 「ボク、スティルって言います。 ディスティア様、よろしくお願いします。」 あの図書館の一件から、数ヵ月後。 妖鳳族の長の所の末の少年がディスティアの副官としてやってきた。 この時、彼の一番上の兄と姉にあたるシャル−ニとグェイランは、神族と魔族が住み空間の境の警備・・・・わかりやすく言えば、国境警備として遠くにいた。 そして、彼の外見は、その兄と姉にまったく似ていない容貌だった。 金髪でくるくるの髪をどうにかポニ−テ−ルにしていて、くりくりの青の瞳の可愛い系の10歳ぐらいの少年であった。 「こちらこそ、よろしく。 ・・・・それと、できれば、敬語止めてくれないかな? 歳近いんだし・・・・・」 「いいえ、それだけは。」 「とりますよ〜。」 ある日、写真を撮った。 全軍で、集合写真で撮ったり、各軍で撮ったりした。 或いは、ノ−ストとアシュレイなど、好きな物同士で取ったりした。 ディスティアが後に、ロケットに入れる写真はこの時撮られた。 まだ、外見に幼さが残るがかすみ草のように淡く笑うディスティア。 セレスティンも、僅かに見える口元は微笑んでいた。 スティルは、上官二人に挟まれガチガチになっていた。 「そんなにかたくなるな。」 「そうよ。 落ち着いてね、スティル。」 「セレスティン様、ディスティア様。 そう言われましても・・・・」 そんな微笑ましい・・・・だけども、失われた情景。 それから何年もした後のこと・・・・・・・・ そして、一つ目の忘れる事の出来ないデキゴトは起こった。 ディスティアの初陣で起こった。 岩壁の傍で、キャンプを張って数日後の早朝の事だった。 ディスティアと同じテントで眠っているはずのセレスティンとスティルの姿が無かった。 おまけに、外が騒がしかった。 ディスティアは、武器の一つである横笛を掴んだ。 ディスティアは、テントの外に出た。 ディスティアは、岩壁を見上げた。 ディスティアは、『何か』が逆十字に磔付けられているのを見た。 ディスティアは、それが何か気が付いた。 ディスティアは、・・・・・・ セレスティンは、外にいた。 セレスティンは、岩壁を見上げていた。 セレスティンは、逆十字に磔付けられているのは、誰か知っていた。 セレスティンは、ディスティアが外に出たのに気が付いた。 セレスティンは・・・・・・・・ ディスティアは、横笛である曲を素早く弾き、自分のもう九つの手足にもなる存在を呼び出した。 彼女達は、≪ワルキュ−レ・ヴァルキュリアス(九人の戦天使)≫。 精霊であるのに、魔族に着いた存在。 一人目は、藍の瞳で黒い髪を金属製の輪で止め、同じ様なものをヘアバンドにしていた。 二人目は、前髪を緑に染め、残りは鈍い金髪で、赤い瞳をしていた。 三人目は、濃い茶色のショ−とカットに、鋭いが穏やかな金茶の瞳をしていた。 四人目は、淡い茶色でボリュ−ムのある髪を腰まで伸ばし、お嬢様風のパ−マを前髪とサイドにかけていた。 五人目は、紫色の瞳で、薄紫色の髪をサイドに耳当てが伸びた額当てをしていた。 六人目は、淡紅色の瞳で、前の左右の一房づつを赤く染め、のこりは黄緑の髪をしていた。 七人目は、ディスティアと同じ、青く輝く銀髪と青灰色の瞳と褐色の肌をしていた。 八人目は、右に一本編みこんだ黒髪と残りは後ろに流したおとなしそうな表情をしていた。 九人目は、オレンジの髪を太い一本の蜜編みにして、紫色の瞳をしていた。 彼女達は、一様に、黒地に翼の模様の胸当て、それぞれの番号のついた肩当てとゴツイ篭手などの同じ鎧と銀色のランスをもっていた。 しかし、九人目だけは細部が違っていた。 ランスも持っていなかったし、篭手も他の八人よりも華奢なものであった。 「ブリュンヒルデ。 私を運んで。 皆も着いて来て。」 九人目に抱きかかえられ、ディスティアは、岩壁に向かう。 この頃のディスティアは、翼を持っていても飛べず、また空を術で飛べなかった。 だから、ワルキュ−レ達に運んでもらっていたんだった。 ・・・セレスティンは、後にこの時の事を後悔する。 ディスティアを止めなかった事を。 「・・・・スティル・・・・スティル? ・・どうして、どうしてよ。」 そう岩壁の『何か』は、スティルだった。 顔も腕も身体も足も、斬られ焼かれ千切られ・・・嬲りぬかれていた。 無事な部分は、血に染まった金髪だけと言うぐらいに嬲りぬかれていた。 その上で、手の甲、足の甲、ノドをナイフで固定され逆十字に磔つけられていた。 それなのに、何故、スティルなのかわかったのだ、そう聞かれるのならば・・・・・・それはディスティアの手作りのペンダントがあったからだ。 不恰好に星をかたどり、名前を彫金された暖かいペンダント・・・・それ故に残酷さを際立たせていた。 ディスティアの天まで響かんとする慟哭、ワルキュ−レ達の及ばぬ慰め。 そして、ただスティルのペンダントが揺れるだけであった。 数時間後−。 伝う涙を拭おうともせずに、ディスティアはこう『命令』した。 皮肉にも、彼女たちに下す初めての命令だったが。 「ゲルヒルデとヘルムウィ−ゲ、ワルトラウテは、人間界。 シュウェルトライテとオルトリンデは、神界付近。 ジ−クル−ネとグリムゲルデ、ロスワイセは、魔界全土。 スティルをこんな風にした奴をなんとしてでも私の前まで連れてきて。」 一人目からそう順番に命令を受けた。 『御意に。』 「散って。」 ディスティアを抱いているブリュンヒルデ以外、命令を受け、散開した。 ディスティアとスティル−。 出会ってから、人の感覚で、4年。 実際には、二百年と少しの魔族たちにとっては短い時間。 二人は、ディスティアが外見・十六歳。スティルが十二歳。 その春の別れだった。 早すぎる別れだった。 +++++−−+−+−+−+−+−+ どんな感想をレスされるのか少々怖いので、逃げます。 それでは、]Xで。 |
31877 | ぃきゃぁぁっ(注:声になりそうでならない悲鳴) | 羅城 朱琉 | 2005/9/21 08:15:51 |
記事番号31854へのコメント 羅城:こんにちは!少々遅れましたが、レスへ行きます。 > > ]W 過去の夢C −一つ目の忘れれないデキゴト− > > > >「ボク、スティルって言います。 > ディスティア様、よろしくお願いします。」 >あの図書館の一件から、数ヵ月後。 >妖鳳族の長の所の末の少年がディスティアの副官としてやってきた。 >この時、彼の一番上の兄と姉にあたるシャル−ニとグェイランは、神族と魔族が住み空間の境の警備・・・・わかりやすく言えば、国境警備として遠くにいた。 >そして、彼の外見は、その兄と姉にまったく似ていない容貌だった。 >金髪でくるくるの髪をどうにかポニ−テ−ルにしていて、くりくりの青の瞳の可愛い系の10歳ぐらいの少年であった。 >「こちらこそ、よろしく。 > ・・・・それと、できれば、敬語止めてくれないかな? > 歳近いんだし・・・・・」 >「いいえ、それだけは。」 > 羅城:スティル君、可愛いv 語り部:でもねぇ・・・・上下関係わきまえてると言えば聞こえはいいけど。 > > > > >「とりますよ〜。」 >ある日、写真を撮った。 >全軍で、集合写真で撮ったり、各軍で撮ったりした。 >或いは、ノ−ストとアシュレイなど、好きな物同士で取ったりした。 >ディスティアが後に、ロケットに入れる写真はこの時撮られた。 >まだ、外見に幼さが残るがかすみ草のように淡く笑うディスティア。 >セレスティンも、僅かに見える口元は微笑んでいた。 >スティルは、上官二人に挟まれガチガチになっていた。 >「そんなにかたくなるな。」 >「そうよ。 > 落ち着いてね、スティル。」 >「セレスティン様、ディスティア様。 > そう言われましても・・・・」 >そんな微笑ましい・・・・だけども、失われた情景。 語り部:過ぎ去った平穏な日々・・・・か。 羅城:楽しいはずが、しんみりとした雰囲気に思えますね・・・・ > > > > >それから何年もした後のこと・・・・・・・・ > > > >そして、一つ目の忘れる事の出来ないデキゴトは起こった。 >ディスティアの初陣で起こった。 >岩壁の傍で、キャンプを張って数日後の早朝の事だった。 >ディスティアと同じテントで眠っているはずのセレスティンとスティルの姿が無かった。 >おまけに、外が騒がしかった。 > > >ディスティアは、武器の一つである横笛を掴んだ。 >ディスティアは、テントの外に出た。 >ディスティアは、岩壁を見上げた。 >ディスティアは、『何か』が逆十字に磔付けられているのを見た。 >ディスティアは、それが何か気が付いた。 >ディスティアは、・・・・・・ > > >セレスティンは、外にいた。 >セレスティンは、岩壁を見上げていた。 >セレスティンは、逆十字に磔付けられているのは、誰か知っていた。 >セレスティンは、ディスティアが外に出たのに気が付いた。 >セレスティンは・・・・・・・・ > > >ディスティアは、横笛である曲を素早く弾き、自分のもう九つの手足にもなる存在を呼び出した。 >彼女達は、≪ワルキュ−レ・ヴァルキュリアス(九人の戦天使)≫。 >精霊であるのに、魔族に着いた存在。 >一人目は、藍の瞳で黒い髪を金属製の輪で止め、同じ様なものをヘアバンドにしていた。 >二人目は、前髪を緑に染め、残りは鈍い金髪で、赤い瞳をしていた。 >三人目は、濃い茶色のショ−とカットに、鋭いが穏やかな金茶の瞳をしていた。 >四人目は、淡い茶色でボリュ−ムのある髪を腰まで伸ばし、お嬢様風のパ−マを前髪とサイドにかけていた。 >五人目は、紫色の瞳で、薄紫色の髪をサイドに耳当てが伸びた額当てをしていた。 >六人目は、淡紅色の瞳で、前の左右の一房づつを赤く染め、のこりは黄緑の髪をしていた。 >七人目は、ディスティアと同じ、青く輝く銀髪と青灰色の瞳と褐色の肌をしていた。 >八人目は、右に一本編みこんだ黒髪と残りは後ろに流したおとなしそうな表情をしていた。 >九人目は、オレンジの髪を太い一本の蜜編みにして、紫色の瞳をしていた。 >彼女達は、一様に、黒地に翼の模様の胸当て、それぞれの番号のついた肩当てとゴツイ篭手などの同じ鎧と銀色のランスをもっていた。 >しかし、九人目だけは細部が違っていた。 >ランスも持っていなかったし、篭手も他の八人よりも華奢なものであった。 >「ブリュンヒルデ。 > 私を運んで。 > 皆も着いて来て。」 >九人目に抱きかかえられ、ディスティアは、岩壁に向かう。 >この頃のディスティアは、翼を持っていても飛べず、また空を術で飛べなかった。 >だから、ワルキュ−レ達に運んでもらっていたんだった。 >・・・セレスティンは、後にこの時の事を後悔する。 >ディスティアを止めなかった事を。 >「・・・・スティル・・・・スティル? > ・・どうして、どうしてよ。」 >そう岩壁の『何か』は、スティルだった。 >顔も腕も身体も足も、斬られ焼かれ千切られ・・・嬲りぬかれていた。 >無事な部分は、血に染まった金髪だけと言うぐらいに嬲りぬかれていた。 >その上で、手の甲、足の甲、ノドをナイフで固定され逆十字に磔つけられていた。 >それなのに、何故、スティルなのかわかったのだ、そう聞かれるのならば・・・・・・それはディスティアの手作りのペンダントがあったからだ。 >不恰好に星をかたどり、名前を彫金された暖かいペンダント・・・・それ故に残酷さを際立たせていた。 >ディスティアの天まで響かんとする慟哭、ワルキュ−レ達の及ばぬ慰め。 >そして、ただスティルのペンダントが揺れるだけであった。 羅城:・・・・・・・・嫌いじゃないけどね。むしろ、大好きだけどね、こういうシーン。・・・・やりきれないですね。 語り部:優しい思い出があるからこそ、失った時の悲しみは大きい、と言ったところか。 > > > >数時間後−。 >伝う涙を拭おうともせずに、ディスティアはこう『命令』した。 >皮肉にも、彼女たちに下す初めての命令だったが。 >「ゲルヒルデとヘルムウィ−ゲ、ワルトラウテは、人間界。 > シュウェルトライテとオルトリンデは、神界付近。 > ジ−クル−ネとグリムゲルデ、ロスワイセは、魔界全土。 > スティルをこんな風にした奴をなんとしてでも私の前まで連れてきて。」 >一人目からそう順番に命令を受けた。 >『御意に。』 >「散って。」 >ディスティアを抱いているブリュンヒルデ以外、命令を受け、散開した。 語り部:私怨で動くのかい?ディスティア嬢。 羅城:動くでしょう?普通。『心』があるものなら。割り切ろうとしても、無理だと思う。 語り部:・・・・まあ、それが、人に限らず『心』を持つものの反応なんだろうけどね。悪くは無いさ。 > > > > >ディスティアとスティル−。 >出会ってから、人の感覚で、4年。 >実際には、二百年と少しの魔族たちにとっては短い時間。 >二人は、ディスティアが外見・十六歳。スティルが十二歳。 >その春の別れだった。 >早すぎる別れだった。 > > > > > > > > > > >+++++−−+−+−+−+−+−+ > > >どんな感想をレスされるのか少々怖いので、逃げます。 >それでは、]Xで。 >羅城:次回がとても楽しみです。大変短いですが、この辺で。テスト期間真っ只中の羅城 朱琉でした。 > > |
31880 | Re:ぃきゃぁぁっ(注:声になりそうでならない悲鳴) | 十叶夕海 | 2005/9/21 19:43:48 |
記事番号31877へのコメント > > >羅城:こんにちは!少々遅れましたが、レスへ行きます。 ユア;はい、ありがとうです。 返レス行きます。 >> >> ]W 過去の夢C −一つ目の忘れれないデキゴト− >> >> >> >>「ボク、スティルって言います。 >> ディスティア様、よろしくお願いします。」 >>あの図書館の一件から、数ヵ月後。 >>妖鳳族の長の所の末の少年がディスティアの副官としてやってきた。 >>この時、彼の一番上の兄と姉にあたるシャル−ニとグェイランは、神族と魔族が住み空間の境の警備・・・・わかりやすく言えば、国境警備として遠くにいた。 >>そして、彼の外見は、その兄と姉にまったく似ていない容貌だった。 >>金髪でくるくるの髪をどうにかポニ−テ−ルにしていて、くりくりの青の瞳の可愛い系の10歳ぐらいの少年であった。 >>「こちらこそ、よろしく。 >> ・・・・それと、できれば、敬語止めてくれないかな? >> 歳近いんだし・・・・・」 >>「いいえ、それだけは。」 >> >羅城:スティル君、可愛いv >語り部:でもねぇ・・・・上下関係わきまえてると言えば聞こえはいいけど。 ユア;いいえ、上下関係を弁えてるのではなく。 久遠;アコガレのディスティア様が目の前にいるための恐縮なのよね。 > >> >> >> >> >>「とりますよ〜。」 >>ある日、写真を撮った。 >>全軍で、集合写真で撮ったり、各軍で撮ったりした。 >>或いは、ノ−ストとアシュレイなど、好きな物同士で取ったりした。 >>ディスティアが後に、ロケットに入れる写真はこの時撮られた。 >>まだ、外見に幼さが残るがかすみ草のように淡く笑うディスティア。 >>セレスティンも、僅かに見える口元は微笑んでいた。 >>スティルは、上官二人に挟まれガチガチになっていた。 >>「そんなにかたくなるな。」 >>「そうよ。 >> 落ち着いてね、スティル。」 >>「セレスティン様、ディスティア様。 >> そう言われましても・・・・」 >>そんな微笑ましい・・・・だけども、失われた情景。 >語り部:過ぎ去った平穏な日々・・・・か。 >羅城:楽しいはずが、しんみりとした雰囲気に思えますね・・・・ ユア;もう戻らない日々 久遠;だからこそ、愛しくも・・・・・・。 > >> >> >> >> >>それから何年もした後のこと・・・・・・・・ >> >> >> >>そして、一つ目の忘れる事の出来ないデキゴトは起こった。 >>ディスティアの初陣で起こった。 >>岩壁の傍で、キャンプを張って数日後の早朝の事だった。 >>ディスティアと同じテントで眠っているはずのセレスティンとスティルの姿が無かった。 >>おまけに、外が騒がしかった。 >> >> >>ディスティアは、武器の一つである横笛を掴んだ。 >>ディスティアは、テントの外に出た。 >>ディスティアは、岩壁を見上げた。 >>ディスティアは、『何か』が逆十字に磔付けられているのを見た。 >>ディスティアは、それが何か気が付いた。 >>ディスティアは、・・・・・・ >> >> >>セレスティンは、外にいた。 >>セレスティンは、岩壁を見上げていた。 >>セレスティンは、逆十字に磔付けられているのは、誰か知っていた。 >>セレスティンは、ディスティアが外に出たのに気が付いた。 >>セレスティンは・・・・・・・・ >> >> >>・・・セレスティンは、後にこの時の事を後悔する。 >>ディスティアを止めなかった事を。 >>「・・・・スティル・・・・スティル? >> ・・どうして、どうしてよ。」 >>そう岩壁の『何か』は、スティルだった。 >>顔も腕も身体も足も、斬られ焼かれ千切られ・・・嬲りぬかれていた。 >>無事な部分は、血に染まった金髪だけと言うぐらいに嬲りぬかれていた。 >>その上で、手の甲、足の甲、ノドをナイフで固定され逆十字に磔つけられていた。 >>それなのに、何故、スティルなのかわかったのだ、そう聞かれるのならば・・・・・・それはディスティアの手作りのペンダントがあったからだ。 >>不恰好に星をかたどり、名前を彫金された暖かいペンダント・・・・それ故に残酷さを際立たせていた。 >>ディスティアの天まで響かんとする慟哭、ワルキュ−レ達の及ばぬ慰め。 >>そして、ただスティルのペンダントが揺れるだけであった。 >羅城:・・・・・・・・嫌いじゃないけどね。むしろ、大好きだけどね、こういうシーン。・・・・やりきれないですね。 >語り部:優しい思い出があるからこそ、失った時の悲しみは大きい、と言ったところか。 ユア;これは、伏線の一つであります。 久遠;そうよね。 そうじゃなくても身近な人がいなくなるのは・・・ねぇ。 > >> >> >> >>数時間後−。 >>伝う涙を拭おうともせずに、ディスティアはこう『命令』した。 >>皮肉にも、彼女たちに下す初めての命令だったが。 >>「ゲルヒルデとヘルムウィ−ゲ、ワルトラウテは、人間界。 >> シュウェルトライテとオルトリンデは、神界付近。 >> ジ−クル−ネとグリムゲルデ、ロスワイセは、魔界全土。 >> スティルをこんな風にした奴をなんとしてでも私の前まで連れてきて。」 >>一人目からそう順番に命令を受けた。 >>『御意に。』 >>「散って。」 >>ディスティアを抱いているブリュンヒルデ以外、命令を受け、散開した。 >語り部:私怨で動くのかい?ディスティア嬢。 >羅城:動くでしょう?普通。『心』があるものなら。割り切ろうとしても、無理だと思う。 >語り部:・・・・まあ、それが、人に限らず『心』を持つものの反応なんだろうけどね。悪くは無いさ。 ユア;それでも、咎人見つからず・・・ 久遠;数千年を待って相対す・・・・・というわけね。 > >> >> >> >> >>ディスティアとスティル−。 >>出会ってから、人の感覚で、4年。 >>実際には、二百年と少しの魔族たちにとっては短い時間。 >>二人は、ディスティアが外見・十六歳。スティルが十二歳。 >>その春の別れだった。 >>早すぎる別れだった。 >> >> >> >> >> >> >> >> >> >> >>+++++−−+−+−+−+−+−+ >> >> >>どんな感想をレスされるのか少々怖いので、逃げます。 >>それでは、]Xで。 > >羅城:次回がとても楽しみです。大変短いですが、この辺で。テスト期間真っ只中の羅城 朱琉でした。 ユア;いいえ、ありがとうございました・ では次回で。 >> >> > |
31913 | 遅れてすいません。 | 月読 乾 URL | 2005/9/27 23:20:35 |
記事番号31854へのコメント メールで「レスします。」と言ってから、かなり経ってしまいました…(汗) 言い訳は置いといて、早速レスを… >「ボク、スティルって言います。 > ディスティア様、よろしくお願いします。」 >あの図書館の一件から、数ヵ月後。 >妖鳳族の長の所の末の少年がディスティアの副官としてやってきた。 >この時、彼の一番上の兄と姉にあたるシャル−ニとグェイランは、神族と魔族が住み空間の境の警備・・・・わかりやすく言えば、国境警備として遠くにいた。 >そして、彼の外見は、その兄と姉にまったく似ていない容貌だった。 >金髪でくるくるの髪をどうにかポニ−テ−ルにしていて、くりくりの青の瞳の可愛い系の10歳ぐらいの少年であった。 >「こちらこそ、よろしく。 > ・・・・それと、できれば、敬語止めてくれないかな? > 歳近いんだし・・・・・」 >「いいえ、それだけは。」 まずは、新キャラ登場…ですね。癖毛の髪をポニーテール風… かなりウェーブのかかった感じでしょうか…? 後、10歳くらいと言う歳は、当然人間の物理的な肉体のそれとは別なんですよね? 最も無邪気で愛情も、憎悪も、残酷さも感情が常に拮抗し、危ういバランスで成り立つ精神…愛情も、憎悪も、残酷さも、『真実』を受け入れる… 受け入れる事しか出来ない… 大人になる時には、それは力と理性と代償に失い、『嘘』を『真実』に塗り替えるズルさと言う免罪符が得られる…誰も責める権利は無いけど… 今までのみんなが、残酷な運命の訪れる時が一番『真実』を残酷で嘘に変えない…変えられない時なのは、残酷で限りなく慈しむ『創造主=親』の『愛』なのでしょうか? >「とりますよ〜。」 >ある日、写真を撮った。 >全軍で、集合写真で撮ったり、各軍で撮ったりした。 >或いは、ノ−ストとアシュレイなど、好きな物同士で取ったりした。 >ディスティアが後に、ロケットに入れる写真はこの時撮られた。 >まだ、外見に幼さが残るがかすみ草のように淡く笑うディスティア。 >セレスティンも、僅かに見える口元は微笑んでいた。 >スティルは、上官二人に挟まれガチガチになっていた。 >「そんなにかたくなるな。」 >「そうよ。 > 落ち着いてね、スティル。」 >「セレスティン様、ディスティア様。 > そう言われましても・・・・」 >そんな微笑ましい・・・・だけども、失われた情景。 運命がその役目を終えた時、その後には切なさと物悲しい序詞の欠片が刺さって行く… それが疼くから…負けない限り、人は進んでいく…理由は分からないけど、その闇の向こうから『やらないと…』と言う声が聞こえる限り… >それから何年もした後のこと・・・・・・・・ > > > >そして、一つ目の忘れる事の出来ないデキゴトは起こった。 >ディスティアの初陣で起こった。 >岩壁の傍で、キャンプを張って数日後の早朝の事だった。 >ディスティアと同じテントで眠っているはずのセレスティンとスティルの姿が無かった。 >おまけに、外が騒がしかった。 動き始めた…静かに、ゆっくりと、残酷に… >ディスティアは、武器の一つである横笛を掴んだ。 >ディスティアは、テントの外に出た。 >ディスティアは、岩壁を見上げた。 >ディスティアは、『何か』が逆十字に磔付けられているのを見た。 >ディスティアは、それが何か気が付いた。 >ディスティアは、・・・・・・ メシアが十字に張りつけ付けられた時、全ては肯定と否定の相反する柱で支えられ、全ての秩序がリセットされた… 魔族が逆十字に磔付けられた時、全ては否定と肯定の相反する柱が崩れ、全ての秩序がリセットされる… >ディスティアは、横笛である曲を素早く弾き、自分のもう九つの手足にもなる存在を呼び出した。 >彼女達は、≪ワルキュ−レ・ヴァルキュリアス(九人の戦天使)≫。 >精霊であるのに、魔族に着いた存在。 戦いと言う場で、『正義』と『大儀』の甘美なメロディーで誘う、笛吹き… >一人目は、藍の瞳で黒い髪を金属製の輪で止め、同じ様なものをヘアバンドにしていた。 金属製の輪で髪を止めると言うところに、彼女の激しさと強さを感じます。 >二人目は、前髪を緑に染め、残りは鈍い金髪で、赤い瞳をしていた。 前髪が緑…染めているのかな?何か、彼女も激しい性格と言う感じがします。 >三人目は、濃い茶色のショ−とカットに、鋭いが穏やかな金茶の瞳をしていた。 ボーイッシュな女性?でも、何だか激しいだけでは無さそうですね。 >四人目は、淡い茶色でボリュ−ムのある髪を腰まで伸ばし、お嬢様風のパ−マを前髪とサイドにかけていた。 先の3人とはかなり印象が違う様ですね。やはり性格も違うんでしょうか? >五人目は、紫色の瞳で、薄紫色の髪をサイドに耳当てが伸びた額当てをしていた。 頬当て?何だか戦士の装備ですね。直接戦闘タイプ? >六人目は、淡紅色の瞳で、前の左右の一房づつを赤く染め、のこりは黄緑の髪をしていた。 かなり変わったセンス(精霊としては普通?)ですね。黄緑の髪が地毛ですか? >七人目は、ディスティアと同じ、青く輝く銀髪と青灰色の瞳と褐色の肌をしていた。 ディスティアと同じ…ってのが気になります。何か関連性が? >八人目は、右に一本編みこんだ黒髪と残りは後ろに流したおとなしそうな表情をしていた。 おしとやかなタイプ?やはり、見た目じゃ分かりませんが… >九人目は、オレンジの髪を太い一本の蜜編みにして、紫色の瞳をしていた。 一番最後で、ちょっと目立った特長が感じれないかな?だから一番気になるのですが… >彼女達は、一様に、黒地に翼の模様の胸当て、それぞれの番号のついた肩当てとゴツイ篭手などの同じ鎧と銀色のランスをもっていた。 やはり戦士タイプなのかな? >しかし、九人目だけは細部が違っていた。 >ランスも持っていなかったし、篭手も他の八人よりも華奢なものであった。 やっぱり何かあったか…どういう能力を持ってるのか… >「ブリュンヒルデ。 > 私を運んで。 > 皆も着いて来て。」 >九人目に抱きかかえられ、ディスティアは、岩壁に向かう。 リーダータイプ?ポテンシャルはとても高い? >この頃のディスティアは、翼を持っていても飛べず、また空を術で飛べなかった。 >だから、ワルキュ−レ達に運んでもらっていたんだった。 >・・・セレスティンは、後にこの時の事を後悔する。 >ディスティアを止めなかった事を。 >「・・・・スティル・・・・スティル? > ・・どうして、どうしてよ。」 >そう岩壁の『何か』は、スティルだった。 >顔も腕も身体も足も、斬られ焼かれ千切られ・・・嬲りぬかれていた。 >無事な部分は、血に染まった金髪だけと言うぐらいに嬲りぬかれていた。 >その上で、手の甲、足の甲、ノドをナイフで固定され逆十字に磔つけられていた。 >それなのに、何故、スティルなのかわかったのだ、そう聞かれるのならば・・・・・・それはディスティアの手作りのペンダントがあったからだ。 >不恰好に星をかたどり、名前を彫金された暖かいペンダント・・・・それ故に残酷さを際立たせていた。 >ディスティアの天まで響かんとする慟哭、ワルキュ−レ達の及ばぬ慰め。 >そして、ただスティルのペンダントが揺れるだけであった。 目の前の光景…まるで何か分からなかった…その次に、劇を見ている様な錯覚を受けた…慰めの優しく冷酷な響きが、麻痺した心を狂気で目覚めさせる… >数時間後−。 >伝う涙を拭おうともせずに、ディスティアはこう『命令』した。 >皮肉にも、彼女たちに下す初めての命令だったが。 >「ゲルヒルデとヘルムウィ−ゲ、ワルトラウテは、人間界。 > シュウェルトライテとオルトリンデは、神界付近。 > ジ−クル−ネとグリムゲルデ、ロスワイセは、魔界全土。 > スティルをこんな風にした奴をなんとしてでも私の前まで連れてきて。」 >一人目からそう順番に命令を受けた。 >『御意に。』 >「散って。」 >ディスティアを抱いているブリュンヒルデ以外、命令を受け、散開した。 > > > > >ディスティアとスティル−。 >出会ってから、人の感覚で、4年。 >実際には、二百年と少しの魔族たちにとっては短い時間。 >二人は、ディスティアが外見・十六歳。スティルが十二歳。 >その春の別れだった。 >早すぎる別れだった。 ナンダッタンダロウ… あいつと出合った…例え、こんな状況でも、 あいつと出会い、あいつを感じ、その先の未来を普通に思っていた…疑わなかった… あいつは何だったんだろう…? ナンダッタンダロウ… |
31914 | いいえ、ありがとうございます。 | 十叶夕海 | 2005/9/28 00:29:07 |
記事番号31913へのコメント > メールで「レスします。」と言ってから、かなり経ってしまいました…(汗) >言い訳は置いといて、早速レスを… 返レス行きますね。 > >>「ボク、スティルって言います。 >> ディスティア様、よろしくお願いします。」 >>あの図書館の一件から、数ヵ月後。 >>妖鳳族の長の所の末の少年がディスティアの副官としてやってきた。 >>この時、彼の一番上の兄と姉にあたるシャル−ニとグェイランは、神族と魔族が住み空間の境の警備・・・・わかりやすく言えば、国境警備として遠くにいた。 >>そして、彼の外見は、その兄と姉にまったく似ていない容貌だった。 >>金髪でくるくるの髪をどうにかポニ−テ−ルにしていて、くりくりの青の瞳の可愛い系の10歳ぐらいの少年であった。 >>「こちらこそ、よろしく。 >> ・・・・それと、できれば、敬語止めてくれないかな? >> 歳近いんだし・・・・・」 >>「いいえ、それだけは。」 > >まずは、新キャラ登場…ですね。癖毛の髪をポニーテール風… >かなりウェーブのかかった感じでしょうか…? そうですね、押さえてないとボリュ−ムが3倍以上になるよう中身です。 > >後、10歳くらいと言う歳は、当然人間の物理的な肉体のそれとは別なんですよね? いいえ、外見的には十歳。精神的にも十歳。 実年齢は、六十歳ぐらい。 >最も無邪気で愛情も、憎悪も、残酷さも感情が常に拮抗し、危ういバランスで成り立つ精神…愛情も、憎悪も、残酷さも、『真実』を受け入れる… >受け入れる事しか出来ない… > >大人になる時には、それは力と理性と代償に失い、『嘘』を『真実』に塗り替えるズルさと言う免罪符が得られる…誰も責める権利は無いけど… > >今までのみんなが、残酷な運命の訪れる時が一番『真実』を残酷で嘘に変えない…変えられない時なのは、残酷で限りなく慈しむ『創造主=親』の『愛』なのでしょうか? うみゅ。 奥が深いです。 月読さんの感想は奥が深いです。 > >>「とりますよ〜。」 >>ある日、写真を撮った。 >>全軍で、集合写真で撮ったり、各軍で撮ったりした。 >>或いは、ノ−ストとアシュレイなど、好きな物同士で取ったりした。 >>ディスティアが後に、ロケットに入れる写真はこの時撮られた。 >>まだ、外見に幼さが残るがかすみ草のように淡く笑うディスティア。 >>セレスティンも、僅かに見える口元は微笑んでいた。 >>スティルは、上官二人に挟まれガチガチになっていた。 >>「そんなにかたくなるな。」 >>「そうよ。 >> 落ち着いてね、スティル。」 >>「セレスティン様、ディスティア様。 >> そう言われましても・・・・」 >>そんな微笑ましい・・・・だけども、失われた情景。 > >運命がその役目を終えた時、その後には切なさと物悲しい序詞の欠片が刺さって行く… >それが疼くから…負けない限り、人は進んでいく…理由は分からないけど、その闇の向こうから『やらないと…』と言う声が聞こえる限り… 詩的ですね。 でも、それが真実である限り・・・・・。 > >>それから何年もした後のこと・・・・・・・・ >> >> >> >>そして、一つ目の忘れる事の出来ないデキゴトは起こった。 >>ディスティアの初陣で起こった。 >>岩壁の傍で、キャンプを張って数日後の早朝の事だった。 >>ディスティアと同じテントで眠っているはずのセレスティンとスティルの姿が無かった。 >>おまけに、外が騒がしかった。 > >動き始めた…静かに、ゆっくりと、残酷に… 移ろわぬものなど在りはしないのに。 > >>ディスティアは、武器の一つである横笛を掴んだ。 >>ディスティアは、テントの外に出た。 >>ディスティアは、岩壁を見上げた。 >>ディスティアは、『何か』が逆十字に磔付けられているのを見た。 >>ディスティアは、それが何か気が付いた。 >>ディスティアは、・・・・・・ > >メシアが十字に張りつけ付けられた時、全ては肯定と否定の相反する柱で支えられ、全ての秩序がリセットされた… >魔族が逆十字に磔付けられた時、全ては否定と肯定の相反する柱が崩れ、全ての秩序がリセットされる… ・・・意図を察してもらえて嬉しいです。 どういう意図かは、これからですが。 > >>ディスティアは、横笛である曲を素早く弾き、自分のもう九つの手足にもなる存在を呼び出した。 >>彼女達は、≪ワルキュ−レ・ヴァルキュリアス(九人の戦天使)≫。 >>精霊であるのに、魔族に着いた存在。 > >戦いと言う場で、『正義』と『大儀』の甘美なメロディーで誘う、笛吹き… ・・・詩的です(さっきからこればっか) ちなみに、ワルキュ−レもヴァルキュリアも、北欧神話原産です。 > >>一人目は、藍の瞳で黒い髪を金属製の輪で止め、同じ様なものをヘアバンドにしていた。 > >金属製の輪で髪を止めると言うところに、彼女の激しさと強さを感じます。 そうですか。 そう言ってもらえて嬉しいです。 > >>二人目は、前髪を緑に染め、残りは鈍い金髪で、赤い瞳をしていた。 > >前髪が緑…染めているのかな?何か、彼女も激しい性格と言う感じがします。 この子と上の子は、9人の中では、攻撃の双璧になります。 > >>三人目は、濃い茶色のショ−とカットに、鋭いが穏やかな金茶の瞳をしていた。 > >ボーイッシュな女性?でも、何だか激しいだけでは無さそうですね。 オフェンスでも、でフィンすでもないのが彼女なのです。 > > >>四人目は、淡い茶色でボリュ−ムのある髪を腰まで伸ばし、お嬢様風のパ−マを前髪とサイドにかけていた。 > >先の3人とはかなり印象が違う様ですね。やはり性格も違うんでしょうか? 割合違いますね。 戦闘以外では、穏やかなム−ドを作る精霊さんです。 > > >>五人目は、紫色の瞳で、薄紫色の髪をサイドに耳当てが伸びた額当てをしていた。 > >頬当て?何だか戦士の装備ですね。直接戦闘タイプ? 耳当てです。 でも、最初の二人とまた違う子です。 > >>六人目は、淡紅色の瞳で、前の左右の一房づつを赤く染め、のこりは黄緑の髪をしていた。 >かなり変わったセンス(精霊としては普通?)ですね。黄緑の髪が地毛ですか? いいえ、結構変わってます。黄緑のが地毛です。 > >>七人目は、ディスティアと同じ、青く輝く銀髪と青灰色の瞳と褐色の肌をしていた。 > >ディスティアと同じ…ってのが気になります。何か関連性が? > ありますが、話中に出てくるかどうかは不明。 >>八人目は、右に一本編みこんだ黒髪と残りは後ろに流したおとなしそうな表情をしていた。 > >おしとやかなタイプ?やはり、見た目じゃ分かりませんが… 普段は、一番おしとやかな、両方できる子です。 > >>九人目は、オレンジの髪を太い一本の蜜編みにして、紫色の瞳をしていた。 > >一番最後で、ちょっと目立った特長が感じれないかな?だから一番気になるのですが… 色はともかく普通っぽいのにしました。 彼女の役目の特有さ故に。 > >>彼女達は、一様に、黒地に翼の模様の胸当て、それぞれの番号のついた肩当てとゴツイ篭手などの同じ鎧と銀色のランスをもっていた。 > >やはり戦士タイプなのかな? 戦士というか。 戦士をヴァルハラに連れて行くのが役目の天使が元ネタです。 > >>しかし、九人目だけは細部が違っていた。 >>ランスも持っていなかったし、篭手も他の八人よりも華奢なものであった。 > >やっぱり何かあったか…どういう能力を持ってるのか… 全員もっては居ますが、その役目に今九人目が付いているので。 > >>「ブリュンヒルデ。 >> 私を運んで。 >> 皆も着いて来て。」 >>九人目に抱きかかえられ、ディスティアは、岩壁に向かう。 > >リーダータイプ?ポテンシャルはとても高い? 高いですね。 単純な攻撃力ではない部分で。 > >>この頃のディスティアは、翼を持っていても飛べず、また空を術で飛べなかった。 >>だから、ワルキュ−レ達に運んでもらっていたんだった。 >>・・・セレスティンは、後にこの時の事を後悔する。 >>ディスティアを止めなかった事を。 >>「・・・・スティル・・・・スティル? >> ・・どうして、どうしてよ。」 >>そう岩壁の『何か』は、スティルだった。 >>顔も腕も身体も足も、斬られ焼かれ千切られ・・・嬲りぬかれていた。 >>無事な部分は、血に染まった金髪だけと言うぐらいに嬲りぬかれていた。 >>その上で、手の甲、足の甲、ノドをナイフで固定され逆十字に磔つけられていた。 >>それなのに、何故、スティルなのかわかったのだ、そう聞かれるのならば・・・・・・それはディスティアの手作りのペンダントがあったからだ。 >>不恰好に星をかたどり、名前を彫金された暖かいペンダント・・・・それ故に残酷さを際立たせていた。 >>ディスティアの天まで響かんとする慟哭、ワルキュ−レ達の及ばぬ慰め。 >>そして、ただスティルのペンダントが揺れるだけであった。 > >目の前の光景…まるで何か分からなかった…その次に、劇を見ている様な錯覚を受けた…慰めの優しく冷酷な響きが、麻痺した心を狂気で目覚めさせる… 夢なら良かった・・夢なら覚めなければ良かった。 > >>数時間後−。 >>伝う涙を拭おうともせずに、ディスティアはこう『命令』した。 >>皮肉にも、彼女たちに下す初めての命令だったが。 >>「ゲルヒルデとヘルムウィ−ゲ、ワルトラウテは、人間界。 >> シュウェルトライテとオルトリンデは、神界付近。 >> ジ−クル−ネとグリムゲルデ、ロスワイセは、魔界全土。 >> スティルをこんな風にした奴をなんとしてでも私の前まで連れてきて。」 >>一人目からそう順番に命令を受けた。 >>『御意に。』 >>「散って。」 >>ディスティアを抱いているブリュンヒルデ以外、命令を受け、散開した。 >> >> >> >> >>ディスティアとスティル−。 >>出会ってから、人の感覚で、4年。 >>実際には、二百年と少しの魔族たちにとっては短い時間。 >>二人は、ディスティアが外見・十六歳。スティルが十二歳。 >>その春の別れだった。 >>早すぎる別れだった。 > >ナンダッタンダロウ… >あいつと出合った…例え、こんな状況でも、 >あいつと出会い、あいつを感じ、その先の未来を普通に思っていた…疑わなかった… >あいつは何だったんだろう…? >ナンダッタンダロウ… 的確ですね。 この場面のディス嬢の心情をよく表しています。 |
31881 | 孤独な涙 ]X | 十叶夕海 | 2005/9/21 21:24:27 |
記事番号31783へのコメント ]X 過去の夢D −【赤の母】の忠告− スティルが、殺されてから何十年か過ぎても、ディスティアは自室から出てこなかった。 そして、スティルを殺した犯人も影すら踏むことは無かった。 ディスティアは、兄のセレスティン以外、ワルキュレでも中に入れることはなかった 「ディス姉さん。 ご飯おいとくよ。 一口でも良いから、食べてね。」 アシュレイは、ディスティアが引きこもってから、日に3度のご飯と薬湯を欠かさず、部屋に運んでいる。 もちろん、姉の妖鳳王としての仕事も肩代わりしている。 ・・・しかし、食事に手がつけられることがマレだった。 「アシュレイ。 私が渡しておこう。」 「・・・・お願イシマス。」 少々、シスコンのアシュレイとしては、セレスティンのこの申し出も少々腹立たしいのだろう。 「ディスティア?」 「・・・セレス兄様?」 泣きはらした顔で、セレスティンの方をディスティアは見た。 「少しは食べろ。 魔族といえど、体を壊すぞ?」 「・・・うん。」 兄に促されて、一割ほど食べる、ディスティア。 それで手を止めた。 「もう良いのか?」 「・・・・うん。」 ディスティアは、セレスティンが来たときしか、食事を取らなかったし、また眠ることもしなかった。 ディスティアが、せれすてぃんに寄りかかって完全に眠りにおちた頃・・・・。 「何て、ザマだい? 【氷の暗殺者】と呼ばれた小僧とあろうものが、子供の子守り?」 ふわふわの赤みの強いオレンジの髪と桧皮色(黒味がかった赤紫色)の大きな瞳でいわゆる可愛い系の十歳ぐらいの子供がゴスロ理系のドレス姿で何時の間にか傍にいた。 名前は、エシェルフィナ=シャオ=シージェ。 『一応』ルビ−アイサイドの魔族?である。 「悪いか。 エシェル殿?」 「悪か無いけど。 神族に、恐れられている魔族が・・・・ アナタだって分ってるんじゃないの、セ・レ・ス・くん?」 「どうしようもなく愛しい存在がいても良いだろう? ・・・・・・私にとって、ディスティアがそうだ。」 セレスティンは、ディスティアを愛しげに撫でながら、複雑な表情で彼女を見つめていた。 エシェルフィナは、外見不相応なあきれ果てた母のような表情を一瞬浮かべ、こう言った。 「全ての者の母・・・あの御方から、ルビ−ちゃん達を預かった者として、忠告するわ。 『生き残る』 それを優先なさい。 どんなに無様でも生き延びなさい。 どんな大軍でも、逃げるだけなら可能だろうに。 いいか、その小娘が大事なら、そうしなさいな。」 それだけを言うとエシェルフィナは、再び闇に消える。 そうして、部屋を闇と静寂が満たした。 セレスティンは、それに耐え切れなくなったかのようにこうポツリと呟く。 「・・・・わかっているよ。 エシェル殿。」 −+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+ ユア;では、さくさくと解説を。 モイラ;【赤の母】のことだね。 ユア;それぞれの世界にいる【乳母】の損傷です。 モイラ;尊称だろうに。 まあ、【赤の世界】は、【魔王】と【竜神】がある程度育つまで養育していた魔族に近い精神体だね。 ユア;・・・・・と言うわけです。 二人;では次回で。 |
31884 | Re:孤独な涙 ]X | 羅城 朱琉 | 2005/9/22 08:31:42 |
記事番号31881へのコメント 羅城:こんにちは!早速ですが、レスです。 > > > ]X 過去の夢D −【赤の母】の忠告− > > > >スティルが、殺されてから何十年か過ぎても、ディスティアは自室から出てこなかった。 >そして、スティルを殺した犯人も影すら踏むことは無かった。 >ディスティアは、兄のセレスティン以外、ワルキュレでも中に入れることはなかった 語り部:心の傷、深し、だね。いくら魔族がほぼ不死だと言っても・・・・何十年、って言うのは長いだろうし。 羅城:あぁ・・・・心は痛みつつ、パソの前でニヤけてる私って、いったい・・・・ > > > > > > > >「ディスティア?」 >「・・・セレス兄様?」 >泣きはらした顔で、セレスティンの方をディスティアは見た。 >「少しは食べろ。 > 魔族といえど、体を壊すぞ?」 >「・・・うん。」 >兄に促されて、一割ほど食べる、ディスティア。 >それで手を止めた。 >「もう良いのか?」 >「・・・・うん。」 >ディスティアは、セレスティンが来たときしか、食事を取らなかったし、また眠ることもしなかった。 羅城:ディスティアさんにとって唯一の慰め・・・・もとい希望・・・・も違うし・・・・支え(?)なんですね、セレスさんは。 語り部:一人に寄りかかると、その一人がいなくなったときに辛いだろうに・・・・ 羅城:わかっていても、それはどうしようもないかと。 >ディスティアが、せれすてぃんに寄りかかって完全に眠りにおちた頃・・・・。 >「何て、ザマだい? > 【氷の暗殺者】と呼ばれた小僧とあろうものが、子供の子守り?」 >ふわふわの赤みの強いオレンジの髪と桧皮色(黒味がかった赤紫色)の大きな瞳でいわゆる可愛い系の十歳ぐらいの子供がゴスロ理系のドレス姿で何時の間にか傍にいた。 >名前は、エシェルフィナ=シャオ=シージェ。 >『一応』ルビ−アイサイドの魔族?である。 羅城:わぁい!エシェル姫だ! 語り部:『姫』言わないの。・・・・でも、案の定毒舌全開だね。 >「悪いか。 > エシェル殿?」 >「悪か無いけど。 > 神族に、恐れられている魔族が・・・・ > アナタだって分ってるんじゃないの、セ・レ・ス・くん?」 >「どうしようもなく愛しい存在がいても良いだろう? > ・・・・・・私にとって、ディスティアがそうだ。」 >セレスティンは、ディスティアを愛しげに撫でながら、複雑な表情で彼女を見つめていた。 >エシェルフィナは、外見不相応なあきれ果てた母のような表情を一瞬浮かべ、こう言った。 >「全ての者の母・・・あの御方から、ルビ−ちゃん達を預かった者として、忠告するわ。 > 『生き残る』 > それを優先なさい。 > どんなに無様でも生き延びなさい。 > どんな大軍でも、逃げるだけなら可能だろうに。 > いいか、その小娘が大事なら、そうしなさいな。」 >それだけを言うとエシェルフィナは、再び闇に消える。 >そうして、部屋を闇と静寂が満たした。 >セレスティンは、それに耐え切れなくなったかのようにこうポツリと呟く。 >「・・・・わかっているよ。 > エシェル殿。」 羅城:エシェル、かっこいい・・・・ 語り部:元となったキャラの不真面目っぷりとは似ても似つかないくらいに。こんなにかっこよくしてくれてありがとう、だね。 > > > > > > > >−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+ > > >ユア;では、さくさくと解説を。 >モイラ;【赤の母】のことだね。 >ユア;それぞれの世界にいる【乳母】の損傷です。 >モイラ;尊称だろうに。 > まあ、【赤の世界】は、【魔王】と【竜神】がある程度育つまで養育していた魔族に近い精神体だね。 >ユア;・・・・・と言うわけです。 >二人;では次回で。 羅城:エシェル、さり気に偉い人? 語り部:かもね。 羅城:次回が楽しみです!・・・・では、短いですがこの辺で。 二人:では! > > > > > |
31885 | Re:孤独な涙 ]X | 十叶夕海 | 2005/9/23 00:15:41 |
記事番号31884へのコメント > >羅城:こんにちは!早速ですが、レスです。 > ユア:返レスいきます。 > >> >> ]X 過去の夢D −【赤の母】の忠告− >> >> >> >>スティルが、殺されてから何十年か過ぎても、ディスティアは自室から出てこなかった。 >>そして、スティルを殺した犯人も影すら踏むことは無かった。 >>ディスティアは、兄のセレスティン以外、ワルキュレでも中に入れることはなかった >語り部:心の傷、深し、だね。いくら魔族がほぼ不死だと言っても・・・・何十年、って言うのは長いだろうし。 >羅城:あぁ・・・・心は痛みつつ、パソの前でニヤけてる私って、いったい・・・・ 久遠;そうよね・・・。 それだけスティル君が好きだったんでしょうね。 ユア;・・・興味をもってくださってありがとうです。 > >> >> >> >> >> >> >> >>「ディスティア?」 >>「・・・セレス兄様?」 >>泣きはらした顔で、セレスティンの方をディスティアは見た。 >>「少しは食べろ。 >> 魔族といえど、体を壊すぞ?」 >>「・・・うん。」 >>兄に促されて、一割ほど食べる、ディスティア。 >>それで手を止めた。 >>「もう良いのか?」 >>「・・・・うん。」 >>ディスティアは、セレスティンが来たときしか、食事を取らなかったし、また眠ることもしなかった。 >羅城:ディスティアさんにとって唯一の慰め・・・・もとい希望・・・・も違うし・・・・支え(?)なんですね、セレスさんは。 >語り部:一人に寄りかかると、その一人がいなくなったときに辛いだろうに・・・・ >羅城:わかっていても、それはどうしようもないかと。 ユア;そうですね。 久遠;だからこそ、あの悲劇があったの。 > >>ディスティアが、せれすてぃんに寄りかかって完全に眠りにおちた頃・・・・。 >>「何て、ザマだい? >> 【氷の暗殺者】と呼ばれた小僧とあろうものが、子供の子守り?」 >>ふわふわの赤みの強いオレンジの髪と桧皮色(黒味がかった赤紫色)の大きな瞳でいわゆる可愛い系の十歳ぐらいの子供がゴスロ理系のドレス姿で何時の間にか傍にいた。 >>名前は、エシェルフィナ=シャオ=シージェ。 >>『一応』ルビ−アイサイドの魔族?である。 >羅城:わぁい!エシェル姫だ! >語り部:『姫』言わないの。・・・・でも、案の定毒舌全開だね。 ユア;悪い悪い。 本当に、遠慮なしにしました。 > >>「悪いか。 >> エシェル殿?」 >>「悪か無いけど。 >> 神族に、恐れられている魔族が・・・・ >> アナタだって分ってるんじゃないの、セ・レ・ス・くん?」 >>「どうしようもなく愛しい存在がいても良いだろう? >> ・・・・・・私にとって、ディスティアがそうだ。」 >>セレスティンは、ディスティアを愛しげに撫でながら、複雑な表情で彼女を見つめていた。 >>エシェルフィナは、外見不相応なあきれ果てた母のような表情を一瞬浮かべ、こう言った。 >>「全ての者の母・・・あの御方から、ルビ−ちゃん達を預かった者として、忠告するわ。 >> 『生き残る』 >> それを優先なさい。 >> どんなに無様でも生き延びなさい。 >> どんな大軍でも、逃げるだけなら可能だろうに。 >> いいか、その小娘が大事なら、そうしなさいな。」 >>それだけを言うとエシェルフィナは、再び闇に消える。 >>そうして、部屋を闇と静寂が満たした。 >>セレスティンは、それに耐え切れなくなったかのようにこうポツリと呟く。 >>「・・・・わかっているよ。 >> エシェル殿。」 >羅城:エシェル、かっこいい・・・・ >語り部:元となったキャラの不真面目っぷりとは似ても似つかないくらいに。こんなにかっこよくしてくれてありがとう、だね。 > ユア;いえいえ。 久遠;なんとなく、出したらこう動いたのよね。 >> >> >> >> >> >> >> >>−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+ >> >> >>ユア;では、さくさくと解説を。 >>モイラ;【赤の母】のことだね。 >>ユア;それぞれの世界にいる【乳母】の損傷です。 >>モイラ;尊称だろうに。 >> まあ、【赤の世界】は、【魔王】と【竜神】がある程度育つまで養育していた魔族に近い精神体だね。 >>ユア;・・・・・と言うわけです。 >>二人;では次回で。 >羅城:エシェル、さり気に偉い人? >語り部:かもね。 >羅城:次回が楽しみです!・・・・では、短いですがこの辺で。 >二人:では! ユア;偉い・・といっても実権は無いですが。 二人;では次回で。 >> >> >> >> >> > |
31888 | Re:孤独な涙 ]X | 神高 紅 | 2005/9/23 19:51:52 |
記事番号31881へのコメント 紅:どーもです夕海さん。こちらの作品にレスするのは初めてですかね。 よ:ういっす!お久しぶりカナー。よっちゃんだよー。 紅:ではではさっそくレスに参ります。 ・・・しかし、食事に手がつけられることがマレだった。 >「アシュレイ。 > 私が渡しておこう。」 >「・・・・お願イシマス。」 >少々、シスコンのアシュレイとしては、セレスティンのこの申し出も少々腹立たしいのだろう。 紅:もう少し大人になりませう。 よ:でもそんなもんなんじゃないのかにゃー?シスコンやブラコンってのは。あたしにはわかんないけど。 >名前は、エシェルフィナ=シャオ=シージェ。 >『一応』ルビ−アイサイドの魔族?である。 紅:含みがありますね。 よ:スパイ?スパイ?てゆーか『魔族?』ってのも気になるわよねー。 >「全ての者の母・・・あの御方から、ルビ−ちゃん達を預かった者として、忠告するわ。 > 『生き残る』 > それを優先なさい。 > どんなに無様でも生き延びなさい。 > どんな大軍でも、逃げるだけなら可能だろうに。 > いいか、その小娘が大事なら、そうしなさいな。」 >それだけを言うとエシェルフィナは、再び闇に消える。 >そうして、部屋を闇と静寂が満たした。 >セレスティンは、それに耐え切れなくなったかのようにこうポツリと呟く。 >「・・・・わかっているよ。 > エシェル殿。」 紅:逃げるって事はたぶん、ディスティア以外のもは捨てる覚悟が必要ということでしょう。 よ:でも譲れないものは誰にでもあるもんね >ユア;では、さくさくと解説を。 >モイラ;【赤の母】のことだね。 >ユア;それぞれの世界にいる【乳母】の損傷です。 >モイラ;尊称だろうに。 > まあ、【赤の世界】は、【魔王】と【竜神】がある程度育つまで養育していた魔族に近い精神体だね。 >ユア;・・・・・と言うわけです。 >二人;では次回で。 紅:ではまた次回以降お会いできれば。 よ:ぐっばーいー! |
31889 | Re:孤独な涙 ]X | 十叶夕海 | 2005/9/23 23:58:44 |
記事番号31888へのコメント >紅:どーもです夕海さん。こちらの作品にレスするのは初めてですかね。 >よ:ういっす!お久しぶりカナー。よっちゃんだよー。 >紅:ではではさっそくレスに参ります。 ユア:そうですね。 ありがとうです-。 久遠;返レスに行くの? ユア:では、参ります。 >>「アシュレイ。 >> 私が渡しておこう。」 >>「・・・・お願イシマス。」 >>少々、シスコンのアシュレイとしては、セレスティンのこの申し出も少々腹立たしいのだろう。 >紅:もう少し大人になりませう。 >よ:でもそんなもんなんじゃないのかにゃー?シスコンやブラコンってのは。あたしにはわかんないけど。 ユア;とは言っても、魔族としては幼児もいいとこのアシュレイ君には、ディス嬢が一番大事なんですね・・・・。 久遠;でもね、シスコンなら、これくらいは普通よ。 >>名前は、エシェルフィナ=シャオ=シージェ。 >>『一応』ルビ−アイサイドの魔族?である。 >紅:含みがありますね。 >よ:スパイ?スパイ?てゆーか『魔族?』ってのも気になるわよねー。 ユア;下の後書きにも説明しましたが。 久遠≪赤の母≫って言うのは、『竜神』『魔王』の育ての母で、魔族よりの精神体なので、こういう表現になったのよね。 >>「全ての者の母・・・あの御方から、ルビ−ちゃん達を預かった者として、忠告するわ。 >> 『生き残る』 >> それを優先なさい。 >> どんなに無様でも生き延びなさい。 >> どんな大軍でも、逃げるだけなら可能だろうに。 >> いいか、その小娘が大事なら、そうしなさいな。」 >>それだけを言うとエシェルフィナは、再び闇に消える。 >>そうして、部屋を闇と静寂が満たした。 >>セレスティンは、それに耐え切れなくなったかのようにこうポツリと呟く。 >>「・・・・わかっているよ。 >> エシェル殿。」 >紅:逃げるって事はたぶん、ディスティア以外のもは捨てる覚悟が必要ということでしょう。 >よ:でも譲れないものは誰にでもあるもんね ユア;・・・・・もしくは・・・が、次々回で明らかに。 久遠;過去編くらいまっくすって奴よ。 >>ユア;では、さくさくと解説を。 >>モイラ;【赤の母】のことだね。 >>ユア;それぞれの世界にいる【乳母】の損傷です。 >>モイラ;尊称だろうに。 >> まあ、【赤の世界】は、【魔王】と【竜神】がある程度育つまで養育していた魔族に近い精神体だね。 >>ユア;・・・・・と言うわけです。 >>二人;では次回で。 >紅:ではまた次回以降お会いできれば。 >よ:ぐっばーいー! ユア;はい。 では次回で。 |
31941 | 相変わらずの遅いレス…申し訳無いです…(汗) | 月読 乾 URL | 2005/10/11 21:27:35 |
記事番号31881へのコメント こんばんは! (いつもの如く)かなりレスが遅れてしまいましたが、早速感想をレスさせて頂きますね。 >スティルが、殺されてから何十年か過ぎても、ディスティアは自室から出てこなかった。 >そして、スティルを殺した犯人も影すら踏むことは無かった。 >ディスティアは、兄のセレスティン以外、ワルキュレでも中に入れることはなかった 何十年…『 あいつ』が生きた時間は12年。あいつを知り、『共有』した時間は… それなのに、その何倍もの時間を私は過ごし、のうのうと生きている… 失った者の記憶がおぼろげに感じ始めた時…あれだけ全ての色が鮮明だった『僅か』よりも、結局は空洞の灰色の『数十年』が私の生きた『事実』だと言う事に気付き、全てを壊したくなる… それでも、私は彼の為にやらなくてはならない… もう、それが最初は何の為の物だったのか、ほとんど思い出せなくなっていても… >「ディス姉さん。 > ご飯おいとくよ。 > 一口でも良いから、食べてね。」 >アシュレイは、ディスティアが引きこもってから、日に3度のご飯と薬湯を欠かさず、部屋に運んでいる。 >もちろん、姉の妖鳳王としての仕事も肩代わりしている。 >・・・しかし、食事に手がつけられることがマレだった。 >「アシュレイ。 > 私が渡しておこう。」 >「・・・・お願イシマス。」 >少々、シスコンのアシュレイとしては、セレスティンのこの申し出も少々腹立たしいのだろう。 これに何の意味があるんだろう… 慰めにも気休めにもなりはしない… それなのに、僕は気が付いたら心が泣けば泣くほど、顔を刹那に笑わせ、 唯、自分の心の一つがある『世界』の中心にある湖の中に入った巨大な亀裂に流れ行く水を、僅かな水を掬って枯れようとする激しい湖に虚しい『支え』をしている… 意味が無くても… それしか出来ない… >「ディスティア?」 >「・・・セレス兄様?」 >泣きはらした顔で、セレスティンの方をディスティアは見た。 >「少しは食べろ。 > 魔族といえど、体を壊すぞ?」 >「・・・うん。」 >兄に促されて、一割ほど食べる、ディスティア。 >それで手を止めた。 >「もう良いのか?」 >「・・・・うん。」 >ディスティアは、セレスティンが来たときしか、食事を取らなかったし、また眠ることもしなかった。 >ディスティアが、せれすてぃんに寄りかかって完全に眠りにおちた頃・・・・。 俺は何なんだ…? セレスは救いを求め、それに応えている… しかし、セレスが救いを求めているのは『俺』じゃない。『デスティア』そのものだ… 彼女の束の間の傷を癒して、支える『自分』を『俺』はまるで持て余して居る… もどかしい… >「何て、ザマだい? > 【氷の暗殺者】と呼ばれた小僧とあろうものが、子供の子守り?」 >ふわふわの赤みの強いオレンジの髪と桧皮色(黒味がかった赤紫色)の大きな瞳でいわゆる可愛い系の十歳ぐらいの子供がゴスロ理系のドレス姿で何時の間にか傍にいた。 >名前は、エシェルフィナ=シャオ=シージェ。 >『一応』ルビ−アイサイドの魔族?である。 む?新キャラですね。ゴスロリ風の衣装… しかし、ここではこの子、『女の子』とは一言も触れられてませんね。 ゴスロリ女装の美少年…む!もしそうなら新たな路線が…(笑) >「悪いか。 > エシェル殿?」 >「悪か無いけど。 > 神族に、恐れられている魔族が・・・・ > アナタだって分ってるんじゃないの、セ・レ・ス・くん?」 >「どうしようもなく愛しい存在がいても良いだろう? > ・・・・・・私にとって、ディスティアがそうだ。」 >セレスティンは、ディスティアを愛しげに撫でながら、複雑な表情で彼女を見つめていた。 >エシェルフィナは、外見不相応なあきれ果てた母のような表情を一瞬浮かべ、こう言った。 >「全ての者の母・・・あの御方から、ルビ−ちゃん達を預かった者として、忠告するわ。 > 『生き残る』 > それを優先なさい。 > どんなに無様でも生き延びなさい。 > どんな大軍でも、逃げるだけなら可能だろうに。 > いいか、その小娘が大事なら、そうしなさいな。」 >それだけを言うとエシェルフィナは、再び闇に消える。 >そうして、部屋を闇と静寂が満たした。 >セレスティンは、それに耐え切れなくなったかのようにこうポツリと呟く。 >「・・・・わかっているよ。 > エシェル殿。」 少なくとも、このエシェルさん精神は随分老成してますね。 からかいながらも、芯の篭ったメッセージを送る… このキャラの過去も楽しみです。 |
31943 | いえいえ、嬉しいです。 | 十叶夕海 | 2005/10/12 22:53:44 |
記事番号31941へのコメント > こんばんは! > >(いつもの如く)かなりレスが遅れてしまいましたが、早速感想をレスさせて頂きますね。 はいありがとうございます。 返レス行きますね。 > >>スティルが、殺されてから何十年か過ぎても、ディスティアは自室から出てこなかった。 >>そして、スティルを殺した犯人も影すら踏むことは無かった。 >>ディスティアは、兄のセレスティン以外、ワルキュレでも中に入れることはなかった > >何十年…『あいつ』が生きた時間は12年。あいつを知り、『共有』した時間は… > >それなのに、その何倍もの時間を私は過ごし、のうのうと生きている… >失った者の記憶がおぼろげに感じ始めた時…あれだけ全ての色が鮮明だった『僅か』よりも、結局は空洞の灰色の『数十年』が私の生きた『事実』だと言う事に気付き、全てを壊したくなる… > >それでも、私は彼の為にやらなくてはならない… > >もう、それが最初は何の為の物だったのか、ほとんど思い出せなくなっていても… ・・・・そういえば、あの設定再起動させても・・・・・。 ありがとうございます。 ディス嬢のココロを見事に表現してくださってうれしいです。 > >>「ディス姉さん。 >> ご飯おいとくよ。 >> 一口でも良いから、食べてね。」 >>アシュレイは、ディスティアが引きこもってから、日に3度のご飯と薬湯を欠かさず、部屋に運んでいる。 >>もちろん、姉の妖鳳王としての仕事も肩代わりしている。 >>・・・しかし、食事に手がつけられることがマレだった。 >>「アシュレイ。 >> 私が渡しておこう。」 >>「・・・・お願イシマス。」 >>少々、シスコンのアシュレイとしては、セレスティンのこの申し出も少々腹立たしいのだろう。 > >これに何の意味があるんだろう… >慰めにも気休めにもなりはしない… > >それなのに、僕は気が付いたら心が泣けば泣くほど、顔を刹那に笑わせ、 >唯、自分の心の一つがある『世界』の中心にある湖の中に入った巨大な亀裂に流れ行く水を、僅かな水を掬って枯れようとする激しい湖に虚しい『支え』をしている… >意味が無くても… >それしか出来ない… ・・見事としか。 アシュくんは。無駄だと理解はしてました。 > >>「ディスティア?」 >>「・・・セレス兄様?」 >>泣きはらした顔で、セレスティンの方をディスティアは見た。 >>「少しは食べろ。 >> 魔族といえど、体を壊すぞ?」 >>「・・・うん。」 >>兄に促されて、一割ほど食べる、ディスティア。 >>それで手を止めた。 >>「もう良いのか?」 >>「・・・・うん。」 >>ディスティアは、セレスティンが来たときしか、食事を取らなかったし、また眠ることもしなかった。 >>ディスティアが、せれすてぃんに寄りかかって完全に眠りにおちた頃・・・・。 > >俺は何なんだ…? >セレスは救いを求め、それに応えている… >しかし、セレスが救いを求めているのは『俺』じゃない。『デスティア』そのものだ… > >彼女の束の間の傷を癒して、支える『自分』を『俺』はまるで持て余して居る… > >もどかしい… みゅみゅみゅ。 正鵠的を射ているって感じです。 > >>「何て、ザマだい? >> 【氷の暗殺者】と呼ばれた小僧とあろうものが、子供の子守り?」 >>ふわふわの赤みの強いオレンジの髪と桧皮色(黒味がかった赤紫色)の大きな瞳でいわゆる可愛い系の十歳ぐらいの子供がゴスロ理系のドレス姿で何時の間にか傍にいた。 >>名前は、エシェルフィナ=シャオ=シージェ。 >>『一応』ルビ−アイサイドの魔族?である。 > >む?新キャラですね。ゴスロリ風の衣装… >しかし、ここではこの子、『女の子』とは一言も触れられてませんね。 >ゴスロリ女装の美少年…む!もしそうなら新たな路線が…(笑) 女性というか、精神体系は女性のものです。 彼女は、ミリルやモイラのように、受動的な傍観者ではなく、能動的な傍観者なのです。 > >>「悪いか。 >> エシェル殿?」 >>「悪か無いけど。 >> 神族に、恐れられている魔族が・・・・ >> アナタだって分ってるんじゃないの、セ・レ・ス・くん?」 >>「どうしようもなく愛しい存在がいても良いだろう? >> ・・・・・・私にとって、ディスティアがそうだ。」 >>セレスティンは、ディスティアを愛しげに撫でながら、複雑な表情で彼女を見つめていた。 >>エシェルフィナは、外見不相応なあきれ果てた母のような表情を一瞬浮かべ、こう言った。 >>「全ての者の母・・・あの御方から、ルビ−ちゃん達を預かった者として、忠告するわ。 >> 『生き残る』 >> それを優先なさい。 >> どんなに無様でも生き延びなさい。 >> どんな大軍でも、逃げるだけなら可能だろうに。 >> いいか、その小娘が大事なら、そうしなさいな。」 >>それだけを言うとエシェルフィナは、再び闇に消える。 >>そうして、部屋を闇と静寂が満たした。 >>セレスティンは、それに耐え切れなくなったかのようにこうポツリと呟く。 >>「・・・・わかっているよ。 >> エシェル殿。」 > >少なくとも、このエシェルさん精神は随分老成してますね。 >からかいながらも、芯の篭ったメッセージを送る… >このキャラの過去も楽しみです。 たぶん、L様以外で、この小説の登場キャラで一番長生きさんなので、その成果と。 はい、そのうちに・・・第二部が始ったら、また出てくるでしょう。 ではでは。 |
31896 | 孤独な涙 ]Z | 十叶夕海 | 2005/9/24 21:28:04 |
記事番号31783へのコメント ]Z 過去の夢F − 結婚 或いは 滅びへの道 − 「セレス兄様?」 「・・ええ・・・と・・・だな・・・・。 そ・・・・・そのぉ・・・・まぁ・・・・」 スティルが死んでから、約二百年後−。 どうにか、ぎこちないながらも笑顔を取り戻したディスティア。 むろん、≪魔族の華≫とまで謳われた晴れやかな笑顔は戻らなかったが・・・・・。 そんな、ある日の昼下がり−。 ゼラスとガ−ヴが、いつもの喧嘩も問い・・・稽古をしているのを前にして、ディスティアとどもりまくっているセレスティンは木陰にいた。 「その・・・・な・・・」 「なんだぁ、まだプロポ−ズしてねぇのかよ、セレスティン?」 「・・・・・・?」 「ガ−ヴ・・・・・・、久方ぶりに私が直々に稽古をつけてやろう。」 ガ−ヴが、セレスティンが言うはずのせりふを・・・というか言いたいことの要旨を言ってしまったせいか、セレスティンは怒った。 しかし、『稽古』と入ったけども、セレスティンはガ−ヴを追いかけるだけであった。 それこそ、トムとジェリ−のように。 「????」 ディスティアは、それでも不思議そうにしていた。 「・・セレス・・。 気の毒な奴・・・・・・・」 と言う、ゼラスの呟きが大気に散り消えた。 このあとのことを結果だけ言うならば、ディスティアとセレスティンの結婚が決まった。 異母兄弟だが、本人たちの気持ちが一致しているのだから、反対する理由もないだろう。 しかし、それは決定的な・・しかし緩やかな『滅び』をもたらすきっかけになってしまった。 今まで、出番らしい出番は無かったが、フィブリゾを覚えているだろうか。 この時は、赤軍師の役についていたセレスティンの双子である。 十歳前後の外見可愛い中身性悪であるが・・・・ディスティアに惚れているのだ。 古い言葉ならば、『ゾッコン』という奴だ。 ミリルを・・・・兄に取られたら・・・・・・。 そう思うと、素直にフィブリゾを怒れないのだ。 フィブリゾは嫉妬していた・・・・。 ディスティアと結ばれた兄を。 「・・・・・・どうして、あいつを選んだ? どうして、ボクじゃないの・・・・ディスティア。」 それが、本格的な神魔戦争が始まる少し前のことだった。 ディスティアが結婚して十数年後。 ディスティアとセレスティンは一人の男児をもうけた。 『ティアン』 その子は、二人には似ずに淡桜色の髪と淡い水色の瞳の可愛い男の子だった。 その子が、約二十年後突然滅んだ。 原因は現在に至るまで不明である。 それから、ディスティアが立ち直る前にあの悲劇があった・・・・。 −+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+ ユア;今回までですね・・・・・・。 わりかし、ドライにいけるのは。 モイラ;ここまでが、ドライと言う神経は何処の神経だ? ユア;ちょっぴり、ぶっ飛んだ私の神経です。 モイラ;頼むから、まともに答えるなよ。 ユア;でもね、ディスティアはこのままだと暗い夜道のまま人生・・もとい魔生を送ることになるようなこと・・・・・・・・・。 モイラ;・・・・ホントお前、天国だの極楽に行くつもり無いんだな。 ユア;おや? 聖書だの経典だのの基準で今の世の中、天国だの極楽にいけるのはいないだろう? モイラ;話ずれてる。 つまるところ、次回と次々回は、ドライにへヴィ−ではなく、へヴィ−にへヴィ−だということ。 ユア;そう、しかも。 まだこの部分は書いてないんだ。 モイラ;・・・・・・・お前は正真正銘のアホだ。 二人;ともかく、また次回。 |
31927 | 孤独な涙 ][ | 十叶夕海 | 2005/10/6 22:18:27 |
記事番号31783へのコメント 昇らない太陽がないように 沈まない太陽もまたない 時は常に移ろい 人によっては もっとも残酷な運命をもたらす事になる ][ 過去の夢G −逝ってしまう最愛者− 「暇かも・・・。」 息子を亡くしたディスティア。 どうにか、立ち直って・・・セレスティンを支えにそう見えるディスティア。 彼女とセレスティンの寝室の窓際に、彼女はいた。 セレスティンのお気に入りの窓際で、お気に入りの安楽椅子に揺られて本を読んでいたようだ。 「セレス兄様。 遅いな・・もう帰る頃は過ぎているのに。」 その日、セレスティンは、魔族が住む空間と神族のすむ空間の中間に出ていたのだった。 「・・・・迎えに行こうかな。」 ディスティアは、そう呟き、セレスティンを迎えに行った。 『ディスティア(さん)(様)(ちゃま)はどこ(だ)(です)(でしゅか)(に)〜。』 彼女が、城を抜け出して小一時間。 フィブリゾとその部下と初代の冥王神官将軍性質が右往左往して叫ぶ声が城に響いていた。 フィブリゾ以外は、純粋に心配をしていた。 しかし、彼だけは違っていた。 彼が、手引きした神族サイドの存在がセレスティンを襲うのがこの日のこの時間だった。 それにディスティアが、巻き込まれるのを危惧していた。 「セレス兄様?」 「・・・ディスティアか? 何故、此処にいる?」 セレスティンは、いきなり後ろから抱きつかれて、珍しく目をぱちくりさせてそう返した。 「セレス兄様に早く会いたかったから。」 「そうか。」 セレスティンは、ディスティアをその胸に抱き、キスを交わした。 「余裕だな。 冥王セレスティン。」 二人が声のする方−上のほうを見ると金髪の魔道士に変化した竜族の若者がいた。 彼は、その種族に似つかわしくない神力の強さを見せていた。 その男は、セレスティン達のいる場所のすぐ横に、何も宣言せずに火炎球を飛ばす。 それの炎風が届かない場所に、愛するものを抱え避けるセレスティン。 彼は、自分の魔力を練った生んだ風をディスティアをすっぽり包む球の形にし、≪護りの風(ガ−ディ−・ウィンド)≫とし、彼女を安全な場所まで送る事にした。 「・・・セレス兄様?」 「必ず、戻る。 だから、あの窓辺でこの間の甘くないクッキ−でも焼いて待っていろ。」 それだけ言うと、愛する人の返事も待たずに、セレスティンは球を操り、自分の城に行くように操作した。 それが、自分が自分である時に、交わす最愛の人との会話だいう事を覚悟しつつ・・・・・。 ディスティアが、遠く離れたのを確認し、それから竜族の若者に顔を向けた。 「さあ、やろうか。 ≪竜神の操り人形(スィフィ−ド・マリオネット)≫。」 「何のことだ。 俺は、竜族のウェルザ−が息子・エルレン=ア―クだ。」 「・・気が付いていないか。」 セレスティンは、エルレンと・・・いや、≪竜神の欠片≫を埋め込まれた擬似的≪赤の竜神≫と相対した。 ・・・・・・・そして・・・・・。 +−−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+ ユア;今回と次の二回は、この前身である『兄と妹』の同時期と同じ様な内容です。 ですが、伏線や設定が微妙に違うので、楽しんでいただけ得ると思います。 ともかく、感想及び苦情問うございましたら、レスお願いいたします それでは。 |
31934 | 孤独な涙 ]\ | 十叶夕海 | 2005/10/9 21:55:14 |
記事番号31783へのコメント ユア;今回は、珍しく、前書きです。 モイラ:何ヶ月ぶりだ? ユア;それは、言わないでぷりいず。 モイラ;・・・・で、何の為? ユア;今回・・・・・次回もなんですけど、『語り手』というか『視点』が変わります。 モイラ;今回、誰に? ユア;二つ目の固まりからですけど・・・。 【赤眼の魔王(ルビ−アイ)・シャブラ二グドゥ】の完全版さんです。 では、お楽しみください。 −+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+− ]\ 過去の夢 G + 風の想送歌 + 前回より、数時間後−。 「う・・・そ・・・・。 ・・・・・・兄様・・・?」 冥王城が見える丘の上で、驚きと信じたくないという感情がせめぎあい、放心したディスティアがいた。 『目的地』に着くまで、決して『解かれる』事が無いセレス兄様の術が『解けた』のだ。 そして、何処にいても、いつも感じていたセレスティンの気配も今は無い。 ディスティアは、すぐに、赤眼の魔王の元へと空間を渡った。 風が、私の身体を吹き抜ける 風ではない 風ではないはずだ それでも 風が歌うのが聞こえる 何かに心を揺さぶられる感覚 自分が腹心とした風・・・・・ 自分の身体の一部を喪失したかのような錯覚 「滅びましたか・・・・・・・・。」 それは錯覚ではなかった 今 この時自分が気まぐれに腹心にした・・心を与えた子が この赤の世界から消えた 『自身が滅びる』・・・そんな予感がした いや・・・それは遠い・・・・遠い日の・・・・・・・ この身であって この身ではないモノの滅び 滅びたほうがいい・・・・・・・・・ 消えたほうがいい・・・・・・・・・ 姉が救えないのなら・・・・・・・・ 「魔王様っ・・・・。」 やはり 我が愛しき娘・ディスティアが側に来ていた・・・・・・ 私とヘスティアの子供の片割れ・・・・・・・ 「どうしました?」 でも 彼女は、私からそれを聞くこともないだろう 今までも・・・・・・・そしてこれからも・・・・・・・・・・・ 気が付いていても 彼女はそれを黙っていてくれる 刻の刻みが遅くなればいい・・・・・・ だが万物に永遠はない 在り得ない 永遠がもしあっても それによる停滞はない・・・・・・ 刻は絶対に 刻まれるのだ・・・・ そしてあの言葉が来るはず あの子の事が・・・・・・ 「・・・・・セレス様が・・・・・・・。」 その夕日如くに輝くオレンジの瞳には泪 その雫は地に落ちては消えるが 枯れさせる事は感じさせない そしてまた風の唄を聴いた気がした ディスティアは肩を震わせ 泣く事しか出来ないようにそうしている この子に比べて私は小さき存在だと思う時すらある 「・・・・滅びてないといいのですが・・・・・・・・。」 と、呟く それが唯一無二の祈りであるかのように しかし それは否定されねばならぬ事 「いいえ、ディスティア。 セレスという存在は滅びました。 私が少し前に感じましたから・・・確実でしょう。」 ディスティアはその場に崩れ落ちる 「嘘ですよね・・・・・・。 嘘ですよね、魔王様。 セレス兄様が滅びたなんて・・・・・。」 誤魔化しても いずれは解る事 それならばここで教えた方が・・・・・・・・・・・・・ 「嘘ではありません ディスティア。 セレスは滅びました・・・・・・・・・。」 嘆きの声が風に乗る。 そして、我が愛娘・ディスティアの精神は 数百年 この世界と乖離したままだった。 風は歌う 高く低く歌う この時は弔いの歌を この時は嘆きの歌を この時は慰めの歌を そして 想送の歌を 風は歌う 高く低く歌い 心慰める −+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+「 ユア;あははははははははははは。 モイラ:前を知っていたら、これは刺されるんじゃないの? ユア:否定できません。 だけど・・・・ モイラ;だけど? ユア;『兄と妹』にしろ、この『孤独な涙』にしろ 今回と次回とこのあとの数羽目が書きたくて、書いた作品だし・・・・ モイラ;はいはい。 それじゃ終わるよ。 ユア;いい加減・・・モイラ。 二人;ともかく、また次回で。 |