◆−孤独な涙 U]−十叶夕海 (2005/10/14 19:52:31) No.31949 ┣ディス嬢編。レスさせt頂きますね!−月読 乾 (2005/10/15 12:08:57) No.31951 ┃┗ありがとうございます。−十叶夕海 (2005/10/15 20:03:20) No.31958 ┣ご無沙汰です−羅城 朱琉 (2005/10/17 08:26:05) No.31962 ┃┗やった☆−十叶夕海 (2005/10/17 21:15:01) No.31963 ┣孤独な涙 U]T−十叶夕海 (2005/10/25 23:18:20) No.32003 ┃┣こちらもこちらですごいことに・・・・−羅城 朱琉 (2005/10/27 09:48:26) No.32006 ┃┃┗そして、夢は終わり・・・・・目覚める−十叶夕海 (2005/10/27 21:46:47) No.32008 ┃┗Re:孤独な涙 U]T−月読乾 (2005/11/27 22:41:08) No.32094 ┃ ┗いえいえ、ありがとうですv−十叶夕海 (2005/11/27 23:22:11) No.32095 ┣孤独な涙 U]U −十叶夕海 (2005/11/10 23:23:56) No.32030 ┃┣「シンクロニシティの不思議編」ですね!(違) −羅城 朱琉 (2005/11/14 08:33:56) No.32044 ┃┃┗Re:人間って本当に面白い。 −十叶夕海 (2005/11/14 20:52:04) No.32046 ┃┣Re:誤読な涙 U]U −蝶塚未麗 (2005/11/21 21:41:01) No.32069 ┃┃┗うひぃあ・・・・・・・(驚きの声)−十叶夕海 (2005/11/21 22:07:39) No.32070 ┃┗Re:孤独な涙 U]U −月読乾 (2005/11/28 22:43:54) No.32097 ┃ ┗Re:孤独な涙 U]U −十叶夕海 (2005/11/29 23:43:45) No.32099 ┗孤独な涙 U]V−十叶夕海 (2005/11/23 21:42:35) No.32074 ┗一日ズレましたが…−月読乾 (2005/11/30 22:28:26) No.32100 ┗・・あと二話で二十五話ですね。(しみじみ)−十叶夕海 (2005/11/30 23:19:37) No.32102
31949 | 孤独な涙 U] | 十叶夕海 | 2005/10/14 19:52:31 |
ユア;今回のみ、語り部は、ディス嬢となります。 それに留意してお楽しみくださいませ。 タイトルは、滅茶苦茶漢語で、『風が滅んだ時 私の心は悲しみに満たされるが故に嘆く』 という意味合いのつもりで書きました。 *+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+ U] 過去の夢I +風去滅時 我心満哀故嘆+ それから、幾百年かして私は、正気に戻った。 私は セレス兄様との寝室のベッドに仰向けになっている・・・・ 正気に戻っても何もする気がしない・・・・・ ・・・・・・・セレス兄様がこの世から消えた・・・・・・・ それは『死』や『滅び』とは少し違う・・・・・ 気まぐれに輪郭や自我(こころ)を与えられた風があるべき姿に戻っただけ・・・・・・・・・・・・・・・ あの時セレスは、すでに死を覚悟していたの・・・・・・・ それ以外に予兆と呼べるものなどないあまりにも突然のサヨウナラ・・・・・ 最後まで、心配させないようにしていたよね。 「いつも私を泣かせないようにしていた兄様らしいわ。」 独り言なった私の苦笑混じりに呟きもセレス兄様の瞳と同じ薄闇の空に消えた。 ・・・・・・・それから幾日が過ぎただろう・・・・・・・・ 私はまだ、寝室の鍵を閉ざしベットの上で哀しみと自分を抱いている・・・・・ だけどその瞳には、涙はない・・・・・・・・・ セレスが最後の時は 心穏やかに在れたか・・・・ それだけが唯一の気がかりだった私は・・・・・・・ 嘆きの涙を流さない事をせめてもの餞(はなむけ)として送りたかった 届かないと思いつつも・・・・・・・・送りたかったのだ 届かないと思いつつも・・・・・・・・・・・・・・・・・ そして 「セレス兄様・・・・・・私は・・・。」 ゆっくりと寝台をは離れセレス兄様の定位置であった窓を開けその場に立った瞬間、 月の光に抱かれた私はセレス兄様の広い胸に擁かれているかのような感覚に思わず目を閉じた。 兄様は消えているだけなのか・・・・ 透明な腕でこの方を抱いてくれているのか・・・・ 大気に還った今も・・・・・変わらず私を・・・・・・好きでいてくれているのか・・・・・・・・・? 「私は、今は兄様と一緒ににあると思ってもいいのよね?」 夜の風に『もちろんだ、今だけだが。』という聞き慣れた声がしたような気がした。 ・・・・・・・・・不思議と涙が出てきた・・・・・・・・・・ 正気に戻ってからも一度も涙なんて流さなかったのに・・・・・・。 涙は流せなかったのに・・・・・・・。 私は、眠りに入るまで蒼白き月の光に寄り添いつづけた・・・・・。 そして、神族との戦争の戦線に復帰した私は ≪赤き天翼≫と呼ばれ 同胞からは、畏敬の念で 神族からは、畏怖の念で 口によく昇った・・・・・・・・・。 ――+―+―+―+―+―+―+―+―+ ユア;昔の原稿ほぼそのままです。 モイラ;完成稿だけ、残っていたんだよね。 ユア;この場面とそのあとに、ディスが幸せになる場面から、『兄と妹』書き始めて・・・・・・・。 書き直して、昔の設定もそんなに残ってないですけど。 この場面だけは書きたかった。 モイラ;たしか、十回だったな。 書き直した数。 ユア;モイラ、言ってはいけないことがあること知っている? モイラ;そうだな。 ユア;では、大人しく捕まりなさい。 モイラ;ヤダ。 (ユアが、モイラを追いかけ、袖に入る そして、モイラの悲鳴のみが舞台に響く ) ユア;それでは、また次回。 (異様なくらいに朗らかな微笑で) |
31951 | ディス嬢編。レスさせt頂きますね! | 月読 乾 URL | 2005/10/15 12:08:57 |
記事番号31949へのコメント むむ…、昨日は昨日でレスするつもりでいて結局今日まで延ばしてしまった有言不実行男の月読です(汗)。 さて、言い訳は置いといて(←ならするな!)特別編であるディス嬢の話、早速レスさせて頂きます。 >それから、幾百年かして私は、正気に戻った。 > > >私は セレス兄様との寝室のベッドに仰向けになっている・・・・ >正気に戻っても何もする気がしない・・・・・ > > >・・・・・・・セレス兄様がこの世から消えた・・・・・・・ 思いを馳せる時、いつも過ぎる… 目を背けなきゃならないのにどこかで心から願う想い… 思い出の中で流れる、『大好き』な兄との無邪気な『幸せ』は、いつのまにか永遠に流れない筈の時間のほんの一部だけが流れ、幼い『妹』の『ディスティア』だけが、いつも気が付いたら今の『赤き天翼』の『ディスティア』に変わっている… そして、その度にあの無邪気な想い出の中に、『時間』と言う多くの数え切れない感情の要素が『大好き』な兄様を… もう一度手に入れ、独占し、二度とその心も体も離したくない… そんな、もう醜く、激しく、それでも否定してはならないと想う、もう無邪気では無い『大好き』と言う願いを抱く今の『ディスティア』が居る事に気付く… 私は唯、そのどうにもならない感情に涙を今日も流して、夜は更けていく… >それは『死』や『滅び』とは少し違う・・・・・ >気まぐれに輪郭や自我(こころ)を与えられた風があるべき姿に戻っただけ・・・・・・・・・・・・・・・ >あの時セレスは、すでに死を覚悟していたの・・・・・・・ >それ以外に予兆と呼べるものなどないあまりにも突然のサヨウナラ・・・・・ >最後まで、心配させないようにしていたよね。 >「いつも私を泣かせないようにしていた兄様らしいわ。」 >独り言なった私の苦笑混じりに呟きもセレス兄様の瞳と同じ薄闇の空に消えた。 > > > >・・・・・・・それから幾日が過ぎただろう・・・・・・・・ 『存在』と言う物に何かのきっかけで目を向けた時… それは『当たり前』の世界に潜む、永遠に出口の無い迷路の罠に落ちたと言う事… 『存在』はどこまで続き、同時にどこにもそんな物は無い… そして、分かっている筈なのにいつまでもそれを求め続けて深淵の迷路を彷徨い続けさせる… 私は…、甘美な漆黒い罠に望んで堕ちて行く… >私はまだ、寝室の鍵を閉ざしベットの上で哀しみと自分を抱いている・・・・・ >だけどその瞳には、涙はない・・・・・・・・・ >セレスが最後の時は 心穏やかに在れたか・・・・ >それだけが唯一の気がかりだった私は・・・・・・・ >嘆きの涙を流さない事をせめてもの餞(はなむけ)として送りたかった >届かないと思いつつも・・・・・・・・送りたかったのだ >届かないと思いつつも・・・・・・・・・・・・・・・・・ 傷ついている筈なのに… 苦しい筈なのに… どこか、甘美で美しさすら感じる孤独な夜は… それでも、いずれは日が昇る。 そして、闇に溶けて癒えた闇の心は、陽に晒され再びその傷口を開かせる。 それでも、日が昇る以上は私は進まなきゃならない… 『ルール』の無い『定められた事』。 『義務』の無い『必然性』。 残酷だけど… 自分からそれを望んでるのだから… >そして >「セレス兄様・・・・・・私は・・・。」 >ゆっくりと寝台をは離れセレス兄様の定位置であった窓を開けその場に立った瞬間、 >月の光に抱かれた私はセレス兄様の広い胸に擁かれているかのような感覚に思わず目を閉じた。 >兄様は消えているだけなのか・・・・ >透明な腕でこの方を抱いてくれているのか・・・・ >大気に還った今も・・・・・変わらず私を・・・・・・好きでいてくれているのか・・・・・・・・・? > > > >「私は、今は兄様と一緒ににあると思ってもいいのよね?」 >夜の風に『もちろんだ、今だけだが。』という聞き慣れた声がしたような気がした。 >・・・・・・・・・不思議と涙が出てきた・・・・・・・・・・ >正気に戻ってからも一度も涙なんて流さなかったのに・・・・・・。 >涙は流せなかったのに・・・・・・・。 >私は、眠りに入るまで蒼白き月の光に寄り添いつづけた・・・・・。 この幻を生み出すのは… 『兄様』? 『私』? それとも、この場に居る『私』自体が既に私の『幻』? 肉体を失った人は生き続ける… 血と肉を作っていた養分の代わりに、その人の魂を養分として… その人の『悲しみ』を肉体の代わりとして… 『仮初』の『癒し』でも、今この瞬間だけは『真実』… >そして、神族との戦争の戦線に復帰した私は > >≪赤き天翼≫と呼ばれ > >同胞からは、畏敬の念で > >神族からは、畏怖の念で > >口によく昇った・・・・・・・・・。 『仮初』の『癒し』が、今ここに居る私の体を実体を与えてくれる… |
31958 | ありがとうございます。 | 十叶夕海 | 2005/10/15 20:03:20 |
記事番号31951へのコメント > むむ…、昨日は昨日でレスするつもりでいて結局今日まで延ばしてしまった有言不実行男の月読です(汗)。 > > さて、言い訳は置いといて(←ならするな!)特別編であるディス嬢の話、早速レスさせて頂きます。 いえいえ。 レスじたいしてくれる方が、少のうございますので、嬉しいです > >>それから、幾百年かして私は、正気に戻った。 >> >> >>私は セレス兄様との寝室のベッドに仰向けになっている・・・・ >>正気に戻っても何もする気がしない・・・・・ >> >> >>・・・・・・・セレス兄様がこの世から消えた・・・・・・・ > >思いを馳せる時、いつも過ぎる… >目を背けなきゃならないのにどこかで心から願う想い… > >思い出の中で流れる、『大好き』な兄との無邪気な『幸せ』は、いつのまにか永遠に流れない筈の時間のほんの一部だけが流れ、幼い『妹』の『ディスティア』だけが、いつも気が付いたら今の『赤き天翼』の『ディスティア』に変わっている… > > そして、その度にあの無邪気な想い出の中に、『時間』と言う多くの数え切れない感情の要素が『大好き』な兄様を… > > もう一度手に入れ、独占し、二度とその心も体も離したくない… >そんな、もう醜く、激しく、それでも否定してはならないと想う、もう無邪気では無い『大好き』と言う願いを抱く今の『ディスティア』が居る事に気付く… > > 私は唯、そのどうにもならない感情に涙を今日も流して、夜は更けていく… 良くも悪くも、セレスを初代冥王を失ったことで、ディスティアは超一流の将軍になれました。 しかし、この後、来る現実に、子供の部分を残した彼女は、道夜を過ごすのでしょうね。 > >>それは『死』や『滅び』とは少し違う・・・・・ >>気まぐれに輪郭や自我(こころ)を与えられた風があるべき姿に戻っただけ・・・・・・・・・・・・・・・ >>あの時セレスは、すでに死を覚悟していたの・・・・・・・ >>それ以外に予兆と呼べるものなどないあまりにも突然のサヨウナラ・・・・・ >>最後まで、心配させないようにしていたよね。 >>「いつも私を泣かせないようにしていた兄様らしいわ。」 >>独り言なった私の苦笑混じりに呟きもセレス兄様の瞳と同じ薄闇の空に消えた。 >> >> >> >>・・・・・・・それから幾日が過ぎただろう・・・・・・・・ > > 『存在』と言う物に何かのきっかけで目を向けた時… >それは『当たり前』の世界に潜む、永遠に出口の無い迷路の罠に落ちたと言う事… > > 『存在』はどこまで続き、同時にどこにもそんな物は無い… >そして、分かっている筈なのにいつまでもそれを求め続けて深淵の迷路を彷徨い続けさせる… > > 私は…、甘美な漆黒い罠に望んで堕ちて行く… ディス嬢が、どう動くかわかりませんが、私の予定表では≪人形≫画登場すれば、ディス嬢は髪族が環に行く可能性もなきもあらずです。 > >>私はまだ、寝室の鍵を閉ざしベットの上で哀しみと自分を抱いている・・・・・ >>だけどその瞳には、涙はない・・・・・・・・・ >>セレスが最後の時は 心穏やかに在れたか・・・・ >>それだけが唯一の気がかりだった私は・・・・・・・ >>嘆きの涙を流さない事をせめてもの餞(はなむけ)として送りたかった >>届かないと思いつつも・・・・・・・・送りたかったのだ >>届かないと思いつつも・・・・・・・・・・・・・・・・・ > >傷ついている筈なのに… > >苦しい筈なのに… > >どこか、甘美で美しさすら感じる孤独な夜は… >それでも、いずれは日が昇る。 > >そして、闇に溶けて癒えた闇の心は、陽に晒され再びその傷口を開かせる。 > >それでも、日が昇る以上は私は進まなきゃならない… > >『ルール』の無い『定められた事』。 > >『義務』の無い『必然性』。 > >残酷だけど… > >自分からそれを望んでるのだから… ・・・ですね、この過去の夢が終われば、否応もなしに神魔戦争最終章に巻き込まれ行くことになりますので。 > >>そして >>「セレス兄様・・・・・・私は・・・。」 >>ゆっくりと寝台をは離れセレス兄様の定位置であった窓を開けその場に立った瞬間、 >>月の光に抱かれた私はセレス兄様の広い胸に擁かれているかのような感覚に思わず目を閉じた。 >>兄様は消えているだけなのか・・・・ >>透明な腕でこの方を抱いてくれているのか・・・・ >>大気に還った今も・・・・・変わらず私を・・・・・・好きでいてくれているのか・・・・・・・・・? >> >> >> >>「私は、今は兄様と一緒ににあると思ってもいいのよね?」 > >>夜の風に『もちろんだ、今だけだが。』という聞き慣れた声がしたような気がした。 >>・・・・・・・・・不思議と涙が出てきた・・・・・・・・・・ >>正気に戻ってからも一度も涙なんて流さなかったのに・・・・・・。 >>涙は流せなかったのに・・・・・・・。 >>私は、眠りに入るまで蒼白き月の光に寄り添いつづけた・・・・・。 > >この幻を生み出すのは… > >『兄様』? > >『私』? > >それとも、この場に居る『私』自体が既に私の『幻』? > > 肉体を失った人は生き続ける… > > 血と肉を作っていた養分の代わりに、その人の魂を養分として… > >その人の『悲しみ』を肉体の代わりとして… > >『仮初』の『癒し』でも、今この瞬間だけは『真実』… ディス嬢にしろ、次回のアルくんにしろ、人間らしすぎるんですね、人外にしては。 > >>そして、神族との戦争の戦線に復帰した私は >> >>≪赤き天翼≫と呼ばれ >> >>同胞からは、畏敬の念で >> >>神族からは、畏怖の念で >> >>口によく昇った・・・・・・・・・。 > >『仮初』の『癒し』が、今ここに居る私の体を実体を与えてくれる… それが、私が創った『鎧』となる。 |
31962 | ご無沙汰です | 羅城 朱琉 | 2005/10/17 08:26:05 |
記事番号31949へのコメント > > >ユア;今回のみ、語り部は、ディス嬢となります。 > それに留意してお楽しみくださいませ。 > タイトルは、滅茶苦茶漢語で、『風が滅んだ時 私の心は悲しみに満たされるが故に嘆く』 > という意味合いのつもりで書きました。 > 朱琉:こんにちは!しばらくレスできなくて申し訳ありません。羅城 朱琉です。 語り部:同じく、今回も相方の語り部だよ。・・・・毎回読んでるんだから、毎回レスしなよ、朱琉・・・・。 朱琉:・・・・返す言葉もございません。と、謝り倒すわけにもいかないので、レスへ入りましょう。 > >*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+ > > > U] 過去の夢I +風去滅時 我心満哀故嘆+ > > > >それから、幾百年かして私は、正気に戻った。 > > >私は セレス兄様との寝室のベッドに仰向けになっている・・・・ >正気に戻っても何もする気がしない・・・・・ > > >・・・・・・・セレス兄様がこの世から消えた・・・・・・・ > >それは『死』や『滅び』とは少し違う・・・・・ >気まぐれに輪郭や自我(こころ)を与えられた風があるべき姿に戻っただけ・・・・・・・・・・・・・・・ >あの時セレスは、すでに死を覚悟していたの・・・・・・・ >それ以外に予兆と呼べるものなどないあまりにも突然のサヨウナラ・・・・・ >最後まで、心配させないようにしていたよね。 >「いつも私を泣かせないようにしていた兄様らしいわ。」 >独り言なった私の苦笑混じりに呟きもセレス兄様の瞳と同じ薄闇の空に消えた。 > > > >・・・・・・・それから幾日が過ぎただろう・・・・・・・・ > > > > >私はまだ、寝室の鍵を閉ざしベットの上で哀しみと自分を抱いている・・・・・ >だけどその瞳には、涙はない・・・・・・・・・ >セレスが最後の時は 心穏やかに在れたか・・・・ >それだけが唯一の気がかりだった私は・・・・・・・ >嘆きの涙を流さない事をせめてもの餞(はなむけ)として送りたかった >届かないと思いつつも・・・・・・・・送りたかったのだ >届かないと思いつつも・・・・・・・・・・・・・・・・・ 朱琉:ディス嬢・・・・・・・・ 語り部:朱琉、泣くな。君が泣いたら、ディスティア嬢の想いが無駄になる。だから・・・・ここは、泣くな。 朱琉:(タオル片手に頷く) > > > >そして >「セレス兄様・・・・・・私は・・・。」 >ゆっくりと寝台をは離れセレス兄様の定位置であった窓を開けその場に立った瞬間、 >月の光に抱かれた私はセレス兄様の広い胸に擁かれているかのような感覚に思わず目を閉じた。 >兄様は消えているだけなのか・・・・ >透明な腕でこの方を抱いてくれているのか・・・・ >大気に還った今も・・・・・変わらず私を・・・・・・好きでいてくれているのか・・・・・・・・・? > > > >「私は、今は兄様と一緒ににあると思ってもいいのよね?」 > > > >夜の風に『もちろんだ、今だけだが。』という聞き慣れた声がしたような気がした。 >・・・・・・・・・不思議と涙が出てきた・・・・・・・・・・ >正気に戻ってからも一度も涙なんて流さなかったのに・・・・・・。 >涙は流せなかったのに・・・・・・・。 >私は、眠りに入るまで蒼白き月の光に寄り添いつづけた・・・・・。 > 朱琉:ディス嬢・・・・・・・・・・・・ 語り部:だから、泣くなって。『傍観者』たる僕たちが泣いてどうする?・・・・そして、ディスティア嬢。月並みだけど、きっと、君の感じた感覚は『真実』だろうよ。・・・・『泣くことができる』という強さもある。今の涙は、未来の笑顔に繋がる。・・・・僕は、そう信じてるよ。 > > > > >そして、神族との戦争の戦線に復帰した私は > >≪赤き天翼≫と呼ばれ > >同胞からは、畏敬の念で > >神族からは、畏怖の念で > >口によく昇った・・・・・・・・・。 > > > > > >――+―+―+―+―+―+―+―+―+ > >ユア;昔の原稿ほぼそのままです。 >モイラ;完成稿だけ、残っていたんだよね。 >ユア;この場面とそのあとに、ディスが幸せになる場面から、『兄と妹』書き始めて・・・・・・・。 > 書き直して、昔の設定もそんなに残ってないですけど。 > この場面だけは書きたかった。 >モイラ;たしか、十回だったな。 > 書き直した数。 >ユア;モイラ、言ってはいけないことがあること知っている? >モイラ;そうだな。 >ユア;では、大人しく捕まりなさい。 >モイラ;ヤダ。 > >(ユアが、モイラを追いかけ、袖に入る > そして、モイラの悲鳴のみが舞台に響く ) > >ユア;それでは、また次回。 > (異様なくらいに朗らかな微笑で) 朱琉:久々のレスですが、またしても短くて申し訳ありません。 語り部:では、今回はこの辺で失礼するよ。 二人:それでは、また! > > > > > > > |
31963 | やった☆ | 十叶夕海 | 2005/10/17 21:15:01 |
記事番号31962へのコメント > >> >> >>ユア;今回のみ、語り部は、ディス嬢となります。 >> それに留意してお楽しみくださいませ。 >> タイトルは、滅茶苦茶漢語で、『風が滅んだ時 私の心は悲しみに満たされるが故に嘆く』 >> という意味合いのつもりで書きました。 >> >朱琉:こんにちは!しばらくレスできなくて申し訳ありません。羅城 朱琉です。 >語り部:同じく、今回も相方の語り部だよ。・・・・毎回読んでるんだから、毎回レスしなよ、朱琉・・・・。 >朱琉:・・・・返す言葉もございません。と、謝り倒すわけにもいかないので、レスへ入りましょう。 ユア;ありがとうございます。 モイラ;謝り倒す必要なんて無いよ。 とにかく、返レスに行こう。 > >> >>*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+ >> >> >> U] 過去の夢I +風去滅時 我心満哀故嘆+ >> >> >> >>それから、幾百年かして私は、正気に戻った。 >> >> >>私は セレス兄様との寝室のベッドに仰向けになっている・・・・ >>正気に戻っても何もする気がしない・・・・・ >> >> >>・・・・・・・セレス兄様がこの世から消えた・・・・・・・ >> >>それは『死』や『滅び』とは少し違う・・・・・ >>気まぐれに輪郭や自我(こころ)を与えられた風があるべき姿に戻っただけ・・・・・・・・・・・・・・・ >>あの時セレスは、すでに死を覚悟していたの・・・・・・・ >>それ以外に予兆と呼べるものなどないあまりにも突然のサヨウナラ・・・・・ >>最後まで、心配させないようにしていたよね。 >>「いつも私を泣かせないようにしていた兄様らしいわ。」 >>独り言なった私の苦笑混じりに呟きもセレス兄様の瞳と同じ薄闇の空に消えた。 >> >> >> >>・・・・・・・それから幾日が過ぎただろう・・・・・・・・ >> >> >> >> >>私はまだ、寝室の鍵を閉ざしベットの上で哀しみと自分を抱いている・・・・・ >>だけどその瞳には、涙はない・・・・・・・・・ >>セレスが最後の時は 心穏やかに在れたか・・・・ >>それだけが唯一の気がかりだった私は・・・・・・・ >>嘆きの涙を流さない事をせめてもの餞(はなむけ)として送りたかった >>届かないと思いつつも・・・・・・・・送りたかったのだ >>届かないと思いつつも・・・・・・・・・・・・・・・・・ >朱琉:ディス嬢・・・・・・・・ >語り部:朱琉、泣くな。君が泣いたら、ディスティア嬢の想いが無駄になる。だから・・・・ここは、泣くな。 >朱琉:(タオル片手に頷く) ユア;このデキゴトは、ディス嬢の少女から大人となる変換期なのでしょうね。 モイラ;このあとも、主人公ディス嬢にこれでもかこれでもかってほどの試練与えるくせに、なにいってんだか。 ユア;でも、ディス嬢の為にありがとうございます。 > >> >> >> >>そして >>「セレス兄様・・・・・・私は・・・。」 >>ゆっくりと寝台をは離れセレス兄様の定位置であった窓を開けその場に立った瞬間、 >>月の光に抱かれた私はセレス兄様の広い胸に擁かれているかのような感覚に思わず目を閉じた。 >>兄様は消えているだけなのか・・・・ >>透明な腕でこの方を抱いてくれているのか・・・・ >>大気に還った今も・・・・・変わらず私を・・・・・・好きでいてくれているのか・・・・・・・・・? >> >> >> >>「私は、今は兄様と一緒ににあると思ってもいいのよね?」 >> >> >> >>夜の風に『もちろんだ、今だけだが。』という聞き慣れた声がしたような気がした。 >>・・・・・・・・・不思議と涙が出てきた・・・・・・・・・・ >>正気に戻ってからも一度も涙なんて流さなかったのに・・・・・・。 >>涙は流せなかったのに・・・・・・・。 >>私は、眠りに入るまで蒼白き月の光に寄り添いつづけた・・・・・。 >> >朱琉:ディス嬢・・・・・・・・・・・・ >語り部:だから、泣くなって。『傍観者』たる僕たちが泣いてどうする?・・・・そして、ディスティア嬢。月並みだけど、きっと、君の感じた感覚は『真実』だろうよ。・・・・『泣くことができる』という強さもある。今の涙は、未来の笑顔に繋がる。・・・・僕は、そう信じてるよ。 > ユア;『真実』ではある。 しかし、この後の事を考えれば、『残酷な真実』ではある。 モイラ;たしかにね。 でも、まあ、語り部さんの言うことももっともだね。 >> >> >> >>――+―+―+―+―+―+―+―+―+ >> >>ユア;昔の原稿ほぼそのままです。 >>モイラ;完成稿だけ、残っていたんだよね。 >>ユア;この場面とそのあとに、ディスが幸せになる場面から、『兄と妹』書き始めて・・・・・・・。 >> 書き直して、昔の設定もそんなに残ってないですけど。 >> この場面だけは書きたかった。 >>モイラ;たしか、十回だったな。 >> 書き直した数。 >>ユア;モイラ、言ってはいけないことがあること知っている? >>モイラ;そうだな。 >>ユア;では、大人しく捕まりなさい。 >>モイラ;ヤダ。 >> >>(ユアが、モイラを追いかけ、袖に入る >> そして、モイラの悲鳴のみが舞台に響く ) >> >>ユア;それでは、また次回。 >> (異様なくらいに朗らかな微笑で) >朱琉:久々のレスですが、またしても短くて申し訳ありません。 >語り部:では、今回はこの辺で失礼するよ。 >二人:それでは、また! > ユア;いいえ、ありがとうございました。 二人;ではまた。 >> >> >> >> >> >> >> > |
32003 | 孤独な涙 U]T | 十叶夕海 | 2005/10/25 23:18:20 |
記事番号31949へのコメント U]T 過去の夢 J +紅月の死神と呼ばれる男+ アルティアのほうはと言うと。 ウテナによって、妹弟の元から引き離された後。 アル=シルヴィアと言う名前を付けられた。 ウテナを養母、スィフィ−ドを祖母として、育てられ成長した。 そして、神界の軍人を育てる ≪竜神士官学校≫に入学した。 まだ、入学年齢に達していない、10歳のときの事である。 そして、入学年齢に形態年齢が到達するころ・・・人間で言うところ、12歳の頃には、8年の家庭のうち、4年分が終わっていた。 そのとき、同じ科目をとったのが、通常で入ったケイトとラディハルト、イリストリスであった。 特に、ケイトとラディハルトは長い付き合いになった二人であった。 祖母や養母と言っても、スィフィ−ドは『コマ』として、ウテナにしても、主の命令だから、そう言うことで家族らしい感情はあっても家族の情は二人からアルティアは貰わなかった。 しかし、ケイトとラディハルトは、アルティアにとっては実の兄以上に慕える存在だった。 ・・・・しかし、あの出会いと別れが無ければ、『紅月の死神』と呼ばれる男は生れ落ちる事は無かった。 奇しくも、物心付いて以来会った事も無い妹・ディスティアと同じ存在の思惑と、同じ理由で生れ落ちた。 ≪ホストリオ≫ 弟1529期・竜神士官学校の卒業生の中で、アルとケイトとラディハルトの3人を総称してそう呼ばれる事になった。 そして、3人は、赤の竜神第七師団に配属された。 その総司令官が、レイリア=フォルトナ。 女性で軍人で、司令官と言うと女傑を思い浮かべるだろう。 しかし、彼女は、淡く輝く水色の髪とエメラルドの瞳の穏やかな雰囲気の女性だった。 彼女は、風ノ特務将軍・・・・通称;『風司神』の位置にその当時いたのであった。 ≪ホストリオ≫ハ、可愛がられたが、中でもアルティアは特に目を掛けられていた。 アルティアの抱いていた尊敬の念が、恋慕に変わるのは、そう長くは掛からなかった。 ・・・・・・・レイリアもまた、同じく恋慕の年のような物を抱き始めていた。 熱も交わさず、『好き』の一言も無いような、そんなままごとのような恋。 赤の竜神にとって好ましくもなんとも無い二人の関係−。 いや、むしろ必要で必要ではない恋だった。 『コマ』としてのアルティアしかいらない赤の竜神にとっては、有能な部下を一人失ってでも、アルティアを腑抜けに死する必要は無かった。 赤の竜神・スィフィ−ドは、レイリアの師団を魔族の一段に襲われたかのように見せかけて殲滅した。 煙濛々と立ち込め、阿鼻叫喚とも言うべき様相の殲滅の後−。 「レイリア様!!」 「・・アルくん? 目がもう見えませんが、その声はアルくんの声ですね。」 紺色の法衣を着ていたが、その何処を触ってもわかるほどに、彼女は傷付き血を流していた。 彼女を抱えるアルティア・・・いや、アルも僅かながら怪我をしていた。 「はい、レイリア様。 アル=シルヴィアです。 すぐに、ケイトを呼びますから、治療しますから・・・滅びないでください。」 「ごめんなさい。 それは無理のようです。 ・・・・もう私は・・・・。 言った事無かったですけど・・・アルくんのこと大好きでした・・・・。 いつか・・・・この任を解かれて・・・・・一緒になりたかった・・・です・・・・・。」 「なれます。なれますから。 レイリアはそう言いながら、アルをあやすように撫でている。 そのアルの言葉には、大好きな人に生きていて欲しいと言う願いが込められていた。 「・・・・・しあ・・・・・・ごめん・・・・」 そう、その当時ですら、先代となっていた雷の特務将軍・・・雷司神であった親友であり、ケイトの姉の名前を呼び、レイリアは逝った。 糸が切れるように、唐突に事切れた。 「レイリアサマ・・・・・・?」 そのあと、親友たちや友人のおかげで 現実からこそ 乖離する事は無かったが ≪紅月の死神≫と呼ばれる存在は 魔族に恐れられた。 +−−+−+−+−+−+−+ すみません。 今回は・・・今回は後書き割愛させてください。 ちょっと、今の精神状態でこの話はハ−ドでした。 ともあれ、次回で、夢は終わり、まだ現実が動き出す。 それでは、また次回。 |
32006 | こちらもこちらですごいことに・・・・ | 羅城 朱琉 | 2005/10/27 09:48:26 |
記事番号32003へのコメント 朱琉:こんにちは。一日遅れましたが、レスに参りましょう。 > > > U]T 過去の夢 J +紅月の死神と呼ばれる男+ > > >アルティアのほうはと言うと。 > >ウテナによって、妹弟の元から引き離された後。 >アル=シルヴィアと言う名前を付けられた。 >ウテナを養母、スィフィ−ドを祖母として、育てられ成長した。 >そして、神界の軍人を育てる ≪竜神士官学校≫に入学した。 >まだ、入学年齢に達していない、10歳のときの事である。 >そして、入学年齢に形態年齢が到達するころ・・・人間で言うところ、12歳の頃には、8年の家庭のうち、4年分が終わっていた。 >そのとき、同じ科目をとったのが、通常で入ったケイトとラディハルト、イリストリスであった。 >特に、ケイトとラディハルトは長い付き合いになった二人であった。 >祖母や養母と言っても、スィフィ−ドは『コマ』として、ウテナにしても、主の命令だから、そう言うことで家族らしい感情はあっても家族の情は二人からアルティアは貰わなかった。 >しかし、ケイトとラディハルトは、アルティアにとっては実の兄以上に慕える存在だった。 朱琉:きゃあvイリストリスってば、アル君の同級生だったんですねv 語り部:まずそれかい。・・・・しかし、アルティア少年・・・・いや、アル少年と言うべきかな・・・・も、暗い生活送っているね。兄といえる人がいて、本当に良かったよ。 朱琉:確かに。・・・・家族に愛情を与えられないのは、悲しすぎますよね・・・・。 > > > > > > >≪ホストリオ≫ > >弟1529期・竜神士官学校の卒業生の中で、アルとケイトとラディハルトの3人を総称してそう呼ばれる事になった。 朱琉:美形が三人集まった時点で、そう呼ばれるのはもはや宿命です。 語り部:・・・・・・・・それは、どうかなぁ? >そして、3人は、赤の竜神第七師団に配属された。 >その総司令官が、レイリア=フォルトナ。 >女性で軍人で、司令官と言うと女傑を思い浮かべるだろう。 >しかし、彼女は、淡く輝く水色の髪とエメラルドの瞳の穏やかな雰囲気の女性だった。 >彼女は、風ノ特務将軍・・・・通称;『風司神』の位置にその当時いたのであった。 >≪ホストリオ≫ハ、可愛がられたが、中でもアルティアは特に目を掛けられていた。 >アルティアの抱いていた尊敬の念が、恋慕に変わるのは、そう長くは掛からなかった。 >・・・・・・・レイリアもまた、同じく恋慕の年のような物を抱き始めていた。 >熱も交わさず、『好き』の一言も無いような、そんなままごとのような恋。 >赤の竜神にとって好ましくもなんとも無い二人の関係−。 >いや、むしろ必要で必要ではない恋だった。 >『コマ』としてのアルティアしかいらない赤の竜神にとっては、有能な部下を一人失ってでも、アルティアを腑抜けに死する必要は無かった。 >赤の竜神・スィフィ−ドは、レイリアの師団を魔族の一段に襲われたかのように見せかけて殲滅した。 朱琉:・・・・(怒りに震えて声も出ない) 語り部:・・・・ある意味では、『神』ほど傲慢なものはないからね。狂うことで、それがむき出しになっても、何の不思議があろうか? 朱琉:そうかもしれないけれど、『人間』としては、怒りたくもなりますよ。 > > >煙濛々と立ち込め、阿鼻叫喚とも言うべき様相の殲滅の後−。 > >「レイリア様!!」 >「・・アルくん? > 目がもう見えませんが、その声はアルくんの声ですね。」 >紺色の法衣を着ていたが、その何処を触ってもわかるほどに、彼女は傷付き血を流していた。 >彼女を抱えるアルティア・・・いや、アルも僅かながら怪我をしていた。 >「はい、レイリア様。 > アル=シルヴィアです。 > すぐに、ケイトを呼びますから、治療しますから・・・滅びないでください。」 >「ごめんなさい。 > それは無理のようです。 > ・・・・もう私は・・・・。 > 言った事無かったですけど・・・アルくんのこと大好きでした・・・・。 > いつか・・・・この任を解かれて・・・・・一緒になりたかった・・・です・・・・・。」 >「なれます。なれますから。 >レイリアはそう言いながら、アルをあやすように撫でている。 >そのアルの言葉には、大好きな人に生きていて欲しいと言う願いが込められていた。 >「・・・・・しあ・・・・・・ごめん・・・・」 >そう、その当時ですら、先代となっていた雷の特務将軍・・・雷司神であった親友であり、ケイトの姉の名前を呼び、レイリアは逝った。 >糸が切れるように、唐突に事切れた。 >「レイリアサマ・・・・・・?」 > > > >そのあと、親友たちや友人のおかげで > >現実からこそ 乖離する事は無かったが > >≪紅月の死神≫と呼ばれる存在は > >魔族に恐れられた。 朱琉:・・・・(感情が入り乱れて、声が出せない代わりに頭を抱える) 語り部:現実から乖離したディスティア嬢、友と言う名の楔で、現実に繋ぎとめられたアル氏。・・・・一体、どちらが幸福なんだろうね・・・・いや、『幸福』ではなく、『まだマシ』、かな? 朱琉:・・・・どっちもどっち、似たり寄ったり、五十歩百歩でしょう?・・・・正確には、五十歩五十歩だと思いますけど。 > > > > > > > >+−−+−+−+−+−+−+ > >すみません。 >今回は・・・今回は後書き割愛させてください。 >ちょっと、今の精神状態でこの話はハ−ドでした。 > >ともあれ、次回で、夢は終わり、まだ現実が動き出す。 > > >それでは、また次回。 朱琉:はい。今回も身悶えしつつ楽しく読ませていただきました。続きが気になって仕方がありません。 語り部:とはいえ、書き物は精神状態に左右されること、朱琉はよくわかっているだろう? 朱琉:う・・・・はい。『時の旅人』アリエスサイドは、毎回難航していますです・・・・。 語り部:ほらね。・・・・と、いうわけで、気長に待たせてもらうよ。 朱琉:では、今回はこの辺で。 二人:それでは、また! > > |
32008 | そして、夢は終わり・・・・・目覚める | 十叶夕海 | 2005/10/27 21:46:47 |
記事番号32006へのコメント > >朱琉:こんにちは。一日遅れましたが、レスに参りましょう。 ユア;こんにちは、では返レス参ります。 >> >> >> U]T 過去の夢 J +紅月の死神と呼ばれる男+ >> >> >>アルティアのほうはと言うと。 >> >>ウテナによって、妹弟の元から引き離された後。 >>アル=シルヴィアと言う名前を付けられた。 >>ウテナを養母、スィフィ−ドを祖母として、育てられ成長した。 >>そして、神界の軍人を育てる ≪竜神士官学校≫に入学した。 >>まだ、入学年齢に達していない、10歳のときの事である。 >>そして、入学年齢に形態年齢が到達するころ・・・人間で言うところ、12歳の頃には、8年の家庭のうち、4年分が終わっていた。 >>そのとき、同じ科目をとったのが、通常で入ったケイトとラディハルト、イリストリスであった。 >>特に、ケイトとラディハルトは長い付き合いになった二人であった。 >>祖母や養母と言っても、スィフィ−ドは『コマ』として、ウテナにしても、主の命令だから、そう言うことで家族らしい感情はあっても家族の情は二人からアルティアは貰わなかった。 >>しかし、ケイトとラディハルトは、アルティアにとっては実の兄以上に慕える存在だった。 >朱琉:きゃあvイリストリスってば、アル君の同級生だったんですねv >語り部:まずそれかい。・・・・しかし、アルティア少年・・・・いや、アル少年と言うべきかな・・・・も、暗い生活送っているね。兄といえる人がいて、本当に良かったよ。 >朱琉:確かに。・・・・家族に愛情を与えられないのは、悲しすぎますよね・・・・。 ユア;イリストリスは、学友というよりは、悪友ですね。 モイラ;・・・そうだね。 それが救いでもあるのは、否定できない。 ユア;二人やイリストリスの交流が、その代わりに少なからずなっているんですよね。 > >> >> >> >> >> >> >>≪ホストリオ≫ >> >>弟1529期・竜神士官学校の卒業生の中で、アルとケイトとラディハルトの3人を総称してそう呼ばれる事になった。 >朱琉:美形が三人集まった時点で、そう呼ばれるのはもはや宿命です。 >語り部:・・・・・・・・それは、どうかなぁ? ユア;それもうそうですが、結構モテモテだったんですよね、参人は。 モイラ;それを相手にするかはどうか別として。 ユア:ノリとしては、女子高生あたりの「○くみの××君ってカッコイイ」的な。 > >>そして、3人は、赤の竜神第七師団に配属された。 >>その総司令官が、レイリア=フォルトナ。 >>女性で軍人で、司令官と言うと女傑を思い浮かべるだろう。 >>しかし、彼女は、淡く輝く水色の髪とエメラルドの瞳の穏やかな雰囲気の女性だった。 >>彼女は、風ノ特務将軍・・・・通称;『風司神』の位置にその当時いたのであった。 >>≪ホストリオ≫ハ、可愛がられたが、中でもアルティアは特に目を掛けられていた。 >>アルティアの抱いていた尊敬の念が、恋慕に変わるのは、そう長くは掛からなかった。 >>・・・・・・・レイリアもまた、同じく恋慕の年のような物を抱き始めていた。 >>熱も交わさず、『好き』の一言も無いような、そんなままごとのような恋。 >>赤の竜神にとって好ましくもなんとも無い二人の関係−。 >>いや、むしろ必要で必要ではない恋だった。 >>『コマ』としてのアルティアしかいらない赤の竜神にとっては、有能な部下を一人失ってでも、アルティアを腑抜けに死する必要は無かった。 >>赤の竜神・スィフィ−ドは、レイリアの師団を魔族の一段に襲われたかのように見せかけて殲滅した。 >朱琉:・・・・(怒りに震えて声も出ない) >語り部:・・・・ある意味では、『神』ほど傲慢なものはないからね。狂うことで、それがむき出しになっても、何の不思議があろうか? >朱琉:そうかもしれないけれど、『人間』としては、怒りたくもなりますよ。 > > ユア;スィフィ−ドは・・・・・・・・ モイラ;楽しみがなくなるって。 まあ、狂っているんですよ。 >> >> >>煙濛々と立ち込め、阿鼻叫喚とも言うべき様相の殲滅の後−。 >> >>「レイリア様!!」 >>「・・アルくん? >> 目がもう見えませんが、その声はアルくんの声ですね。」 >>紺色の法衣を着ていたが、その何処を触ってもわかるほどに、彼女は傷付き血を流していた。 >>彼女を抱えるアルティア・・・いや、アルも僅かながら怪我をしていた。 >>「はい、レイリア様。 >> アル=シルヴィアです。 >> すぐに、ケイトを呼びますから、治療しますから・・・滅びないでください。」 >>「ごめんなさい。 >> それは無理のようです。 >> ・・・・もう私は・・・・。 >> 言った事無かったですけど・・・アルくんのこと大好きでした・・・・。 >> いつか・・・・この任を解かれて・・・・・一緒になりたかった・・・です・・・・・。」 >>「なれます。なれますから。 >>レイリアはそう言いながら、アルをあやすように撫でている。 >>そのアルの言葉には、大好きな人に生きていて欲しいと言う願いが込められていた。 >>「・・・・・しあ・・・・・・ごめん・・・・」 >>そう、その当時ですら、先代となっていた雷の特務将軍・・・雷司神であった親友であり、ケイトの姉の名前を呼び、レイリアは逝った。 >>糸が切れるように、唐突に事切れた。 >>「レイリアサマ・・・・・・?」 >> >> >> >>そのあと、親友たちや友人のおかげで >> >>現実からこそ 乖離する事は無かったが >> >>≪紅月の死神≫と呼ばれる存在は >> >>魔族に恐れられた。 >朱琉:・・・・(感情が入り乱れて、声が出せない代わりに頭を抱える) >語り部:現実から乖離したディスティア嬢、友と言う名の楔で、現実に繋ぎとめられたアル氏。・・・・一体、どちらが幸福なんだろうね・・・・いや、『幸福』ではなく、『まだマシ』、かな? >朱琉:・・・・どっちもどっち、似たり寄ったり、五十歩百歩でしょう?・・・・正確には、五十歩五十歩だと思いますけど。 > ユア:結局、ディスティアもアルティアも、赤の竜神・・・・・お祖母様に、不幸にさせられてるんですね。 モイラ;ともかく、どちらも幸福とはいえないね。 ユア;しかも、その狂気も・・・・・ モイラ;スットプ。 > >> >> >> >> >> >> >> >>+−−+−+−+−+−+−+ >> >>すみません。 >>今回は・・・今回は後書き割愛させてください。 >>ちょっと、今の精神状態でこの話はハ−ドでした。 >> >>ともあれ、次回で、夢は終わり、まだ現実が動き出す。 >> >> >>それでは、また次回。 >朱琉:はい。今回も身悶えしつつ楽しく読ませていただきました。続きが気になって仕方がありません。 >語り部:とはいえ、書き物は精神状態に左右されること、朱琉はよくわかっているだろう? >朱琉:う・・・・はい。『時の旅人』アリエスサイドは、毎回難航していますです・・・・。 >語り部:ほらね。・・・・と、いうわけで、気長に待たせてもらうよ。 >朱琉:では、今回はこの辺で。 >二人:それでは、また! ユア;一応、半分書き直し終わってるので、どようには投稿できると思います。 モイラ;・・・・・・・コリウス・・・・・・・ ユア;それでは、また(冷汗) > >> >> > |
32094 | Re:孤独な涙 U]T | 月読乾 | 2005/11/27 22:41:08 |
記事番号32003へのコメント いや… ……… ……… ……… 本ッッッ当にご無沙汰してて申し訳ありません…(滝汗) ようやく、レスが出切る状況になりましたので、早速(例によって、自分勝手な…)、感想を言わせてもらいます。 >アルティアのほうはと言うと。 > >ウテナによって、妹弟の元から引き離された後。 >アル=シルヴィアと言う名前を付けられた。 >ウテナを養母、スィフィ−ドを祖母として、育てられ成長した。 >そして、神界の軍人を育てる ≪竜神士官学校≫に入学した。 >まだ、入学年齢に達していない、10歳のときの事である。 >そして、入学年齢に形態年齢が到達するころ・・・人間で言うところ、12歳の頃には、8年の家庭のうち、4年分が終わっていた。 >そのとき、同じ科目をとったのが、通常で入ったケイトとラディハルト、イリストリスであった。 >特に、ケイトとラディハルトは長い付き合いになった二人であった。 >祖母や養母と言っても、スィフィ−ドは『コマ』として、ウテナにしても、主の命令だから、そう言うことで家族らしい感情はあっても家族の情は二人からアルティアは貰わなかった。 >しかし、ケイトとラディハルトは、アルティアにとっては実の兄以上に慕える存在だった。 あれ? ウテナはともかく、スィーフィードが一応とは言え『お祖母さん』って、そう言う概念のあり得る存在できたっけ? スィーフィードって… 後、新キャラ2人の具体的描写は無しですね。『兄』…と、慕うのはアルティアが2人の存在に一方的な兄性を投影してるのか、それとも、相手からも、その感情があるのか… 運命の分岐点の予感がします。 >・・・・しかし、あの出会いと別れが無ければ、『紅月の死神』と呼ばれる男は生れ落ちる事は無かった。 > >奇しくも、物心付いて以来会った事も無い妹・ディスティアと同じ存在の思惑と、同じ理由で生れ落ちた。 鏡よ…(…よ鏡) 鏡よ…(…よ鏡) 鏡さん…(…んさ鏡) この世で一番残酷なのはだあれ?(?れあだはのな酷残で世でのこ) それは… >≪ホストリオ≫ > >弟1529期・竜神士官学校の卒業生の中で、アルとケイトとラディハルトの3人を総称してそう呼ばれる事になった。 >そして、3人は、赤の竜神第七師団に配属された。 >その総司令官が、レイリア=フォルトナ。 >女性で軍人で、司令官と言うと女傑を思い浮かべるだろう。 >しかし、彼女は、淡く輝く水色の髪とエメラルドの瞳の穏やかな雰囲気の女性だった。 >彼女は、風ノ特務将軍・・・・通称;『風司神』の位置にその当時いたのであった。 >≪ホストリオ≫ハ、可愛がられたが、中でもアルティアは特に目を掛けられていた。 >アルティアの抱いていた尊敬の念が、恋慕に変わるのは、そう長くは掛からなかった。 >・・・・・・・レイリアもまた、同じく恋慕の年のような物を抱き始めていた。 >熱も交わさず、『好き』の一言も無いような、そんなままごとのような恋。 >赤の竜神にとって好ましくもなんとも無い二人の関係−。 >いや、むしろ必要で必要ではない恋だった。 >『コマ』としてのアルティアしかいらない赤の竜神にとっては、有能な部下を一人失ってでも、アルティアを腑抜けに死する必要は無かった。 >赤の竜神・スィフィ−ドは、レイリアの師団を魔族の一段に襲われたかのように見せかけて殲滅した。 智将… そんな形容詞がピッタリ来る気がします! 戦いにそぐわない雰囲気は、恐らく本当に戦いを好まないその気性が、皮肉にも、郡市のしての突出した判断に繋がってしまうのでは…? その、『悲しみの補償』が悲劇にならないと… >煙濛々と立ち込め、阿鼻叫喚とも言うべき様相の殲滅の後−。 > >「レイリア様!!」 >「・・アルくん? > 目がもう見えませんが、その声はアルくんの声ですね。」 >紺色の法衣を着ていたが、その何処を触ってもわかるほどに、彼女は傷付き血を流していた。 >彼女を抱えるアルティア・・・いや、アルも僅かながら怪我をしていた。 >「はい、レイリア様。 > アル=シルヴィアです。 > すぐに、ケイトを呼びますから、治療しますから・・・滅びないでください。」 >「ごめんなさい。 > それは無理のようです。 > ・・・・もう私は・・・・。 > 言った事無かったですけど・・・アルくんのこと大好きでした・・・・。 > いつか・・・・この任を解かれて・・・・・一緒になりたかった・・・です・・・・・。」 >「なれます。なれますから。 >レイリアはそう言いながら、アルをあやすように撫でている。 >そのアルの言葉には、大好きな人に生きていて欲しいと言う願いが込められていた。 >「・・・・・しあ・・・・・・ごめん・・・・」 >そう、その当時ですら、先代となっていた雷の特務将軍・・・雷司神であった親友であり、ケイトの姉の名前を呼び、レイリアは逝った。 >糸が切れるように、唐突に事切れた。 >「レイリアサマ・・・・・・?」 > > > >そのあと、親友たちや友人のおかげで > >現実からこそ 乖離する事は無かったが > >≪紅月の死神≫と呼ばれる存在は > >魔族に恐れられた。 もう、馴れてしまった事に気付いた… どうするか… このまま悲しみと絶望を売り、冷徹に堕ちるも… このまま悲しみと絶望と抱え、愛に堕ちるも… 全ては刹那の覚めた時に、覆いかかる… あの女性の存在… それをリアルに思い出すときだけ、僕は生きた一つの魂になれる… |
32095 | いえいえ、ありがとうですv | 十叶夕海 | 2005/11/27 23:22:11 |
記事番号32094へのコメント >いや… > >……… > >……… > >……… > > > > > > >本ッッッ当にご無沙汰してて申し訳ありません…(滝汗) > >ようやく、レスが出切る状況になりましたので、早速(例によって、自分勝手な…)、感想を言わせてもらいます。 いえいえ、私もこっちの方、停滞気味ですしね。 ともあれ、返レス行きます。 > >>アルティアのほうはと言うと。 >> >>ウテナによって、妹弟の元から引き離された後。 >>アル=シルヴィアと言う名前を付けられた。 >>ウテナを養母、スィフィ−ドを祖母として、育てられ成長した。 >>そして、神界の軍人を育てる ≪竜神士官学校≫に入学した。 >>まだ、入学年齢に達していない、10歳のときの事である。 >>そして、入学年齢に形態年齢が到達するころ・・・人間で言うところ、12歳の頃には、8年の家庭のうち、4年分が終わっていた。 >>そのとき、同じ科目をとったのが、通常で入ったケイトとラディハルト、イリストリスであった。 >>特に、ケイトとラディハルトは長い付き合いになった二人であった。 >>祖母や養母と言っても、スィフィ−ドは『コマ』として、ウテナにしても、主の命令だから、そう言うことで家族らしい感情はあっても家族の情は二人からアルティアは貰わなかった。 >>しかし、ケイトとラディハルトは、アルティアにとっては実の兄以上に慕える存在だった。 > > あれ? >ウテナはともかく、スィーフィードが一応とは言え『お祖母さん』って、そう言う概念のあり得る存在できたっけ? >スィーフィードって… いえ、スィ−フィ−ド・・・これ以降は、ルナと呼びますが。 ルナは、生きてるのだけですと、娘が一人います。 娘は、今風に言えば、クロ−ニングのフィメ−ル・・女性タイプなのです。 その娘の子供が、アルティアであり、ディスティアであり、アシュレイなので。 ルナの孫にアルティアになります。 > >後、新キャラ2人の具体的描写は無しですね。『兄』…と、慕うのはアルティアが2人の存在に一方的な兄性を投影してるのか、それとも、相手からも、その感情があるのか… 過去返以前にも、ケイトとラディハルトは、登場済みです。 乾さんにもレスをいただきました。 まあ、いつか語られるですが、二人から、あるの面倒を良く見ていたので、アル少年は、ふたりを兄のようにみていたと。 > >運命の分岐点の予感がします。 ですね。 彼らがいたからこそ・・・・・ですから。 > >>・・・・しかし、あの出会いと別れが無ければ、『紅月の死神』と呼ばれる男は生れ落ちる事は無かった。 >> >>奇しくも、物心付いて以来会った事も無い妹・ディスティアと同じ存在の思惑と、同じ理由で生れ落ちた。 > >鏡よ…(…よ鏡) > >鏡よ…(…よ鏡) > >鏡さん…(…んさ鏡) > >この世で一番残酷なのはだあれ?(?れあだはのな酷残で世でのこ) > >それは… しかし、ルナもあの≪森羅ノ記憶表≫(次話参照)の計略に引っかかっただけですし。 しかし、今の段階では、彼女が残酷なのでしょうけど。 > >>≪ホストリオ≫ >> >>弟1529期・竜神士官学校の卒業生の中で、アルとケイトとラディハルトの3人を総称してそう呼ばれる事になった。 >>そして、3人は、赤の竜神第七師団に配属された。 >>その総司令官が、レイリア=フォルトナ。 >>女性で軍人で、司令官と言うと女傑を思い浮かべるだろう。 >>しかし、彼女は、淡く輝く水色の髪とエメラルドの瞳の穏やかな雰囲気の女性だった。 >>彼女は、風ノ特務将軍・・・・通称;『風司神』の位置にその当時いたのであった。 >>≪ホストリオ≫ハ、可愛がられたが、中でもアルティアは特に目を掛けられていた。 >>アルティアの抱いていた尊敬の念が、恋慕に変わるのは、そう長くは掛からなかった。 >>・・・・・・・レイリアもまた、同じく恋慕の年のような物を抱き始めていた。 >>熱も交わさず、『好き』の一言も無いような、そんなままごとのような恋。 >>赤の竜神にとって好ましくもなんとも無い二人の関係−。 >>いや、むしろ必要で必要ではない恋だった。 >>『コマ』としてのアルティアしかいらない赤の竜神にとっては、有能な部下を一人失ってでも、アルティアを腑抜けに死する必要は無かった。 >>赤の竜神・スィフィ−ドは、レイリアの師団を魔族の一段に襲われたかのように見せかけて殲滅した。 > >智将… >そんな形容詞がピッタリ来る気がします! >戦いにそぐわない雰囲気は、恐らく本当に戦いを好まないその気性が、皮肉にも、郡市のしての突出した判断に繋がってしまうのでは…? 確かに、そうです。 戦闘能力は、≪風司神≫である以上、そこそこありますが、郡市としての・・・・戦略家としてその役職ついていました。 > >その、『悲しみの補償』が悲劇にならないと… 『森羅ノ記憶表』がひいた『≪悲しみの補償≫と言う名』の運命のレ−ルですが。 > >>煙濛々と立ち込め、阿鼻叫喚とも言うべき様相の殲滅の後−。 >> >>「レイリア様!!」 >>「・・アルくん? >> 目がもう見えませんが、その声はアルくんの声ですね。」 >>紺色の法衣を着ていたが、その何処を触ってもわかるほどに、彼女は傷付き血を流していた。 >>彼女を抱えるアルティア・・・いや、アルも僅かながら怪我をしていた。 >>「はい、レイリア様。 >> アル=シルヴィアです。 >> すぐに、ケイトを呼びますから、治療しますから・・・滅びないでください。」 >>「ごめんなさい。 >> それは無理のようです。 >> ・・・・もう私は・・・・。 >> 言った事無かったですけど・・・アルくんのこと大好きでした・・・・。 >> いつか・・・・この任を解かれて・・・・・一緒になりたかった・・・です・・・・・。」 >>「なれます。なれますから。 >>レイリアはそう言いながら、アルをあやすように撫でている。 >>そのアルの言葉には、大好きな人に生きていて欲しいと言う願いが込められていた。 >>「・・・・・しあ・・・・・・ごめん・・・・」 >>そう、その当時ですら、先代となっていた雷の特務将軍・・・雷司神であった親友であり、ケイトの姉の名前を呼び、レイリアは逝った。 >>糸が切れるように、唐突に事切れた。 >>「レイリアサマ・・・・・・?」 >> >> >> >>そのあと、親友たちや友人のおかげで >> >>現実からこそ 乖離する事は無かったが >> >>≪紅月の死神≫と呼ばれる存在は >> >>魔族に恐れられた。 > >もう、馴れてしまった事に気付いた… > >どうするか… > >このまま悲しみと絶望を売り、冷徹に堕ちるも… > >このまま悲しみと絶望と抱え、愛に堕ちるも… > >全ては刹那の覚めた時に、覆いかかる… > >あの女性の存在… > >それをリアルに思い出すときだけ、僕は生きた一つの魂になれる… 彼は、この後、魔族とは和解はしませんが。 妹弟たちとは、仲良くなります。 ある出来事をきっかけにして。 それでは、レスありがとうございました。 |
32030 | 孤独な涙 U]U | 十叶夕海 | 2005/11/10 23:23:56 |
記事番号31949へのコメント U]U 夢の終わり +過去と現在(いま)と未来と・・・・+ おそらく広い地下室―。 少年が、やや段差の高い会談にひざを抱え佇み。 女性が、水鏡の表面を眺めならが、佇んでいる。 「さて、終わったね、ミリル。」 「モイラは、これからどう動く? ≪森羅ノ記録表≫・・・・・あの××××の×××××も気が付いているわ。」 ≪神魔の双子≫とその弟及び、親友二人みせた過去の夢が終わり、然程時間をおかずに五人は目覚めるだろう。 ・・・・それにしても、ミリル? 『××××の×××××』って、人間界の職業軍人でも、年に一回使うか使わないような罵倒語だよ。 気持ちは、わかるけど。 「かまわないよ。 僕は、そのために、『神魔戦争』を誘発させた。 ≪森羅ノ記録表≫が、直接動く程度で、この赤の世界と他の三つの均衡を崩させない程度のね。」 この場合の『均衡を崩す』と言うのは、『崩壊させて無に返す』と言うのとほぼ同義語である。 「≪愛≫に生きると? あのコリウスをそんなに取り返したい。」 「取り返したいさ。 僕の唯一の大切な人だからね。」 「凸凹カップル。」 コリウス・・・・コリウス・コロナ=ディモティ−ナ。 僕とは正反対で、黒く彼女の気質のように真っ直ぐで膝裏まで伸ばされた長い髪、鳶色のア−モンド形の意志の強い瞳、ミルクたっぷりのコ−ヒ−のような褐色の肌、そしてその背中には、瞳と同じ鳶色の六枚の羽根が会った。 いつも来ていた異世界のギリシャの冥界の女神が着るような漆黒のドレスがよく似合っていた。 清廉潔白とは、決していえないが、自分の正しいと思ったことは意地でもやりぬきとおすとても強い女性だった。 ・・・・得物の大鎌は怖かったけど。 しかし、≪森羅ノ記録表≫のせいで、行方すらわからないのだ。 「・・・何するんだ。」 ミリルは、思考の海にはまりかけてた僕の頭を少々乱暴に撫でまわした。 それは、コリウスも僕によくやっていた仕草だった。 「一つ、今更ながら聞いてもいいか?」 「何を?」 「泣いたか? コリウスがいなくなってから、今まで一度でも泣いた?」 「・・・・っ。」 「別に、自分のためになけとは言わないが・・・」 パシン 僕は、ミリルに『力』の固まりを投げつけていた。 人間風に言うならば、平手を食らわせたようなものだ。 ミリルは、僕のフレテホシクナイことを言った。 ・・でも、僕が、此処まで素の感情を揺らしたのも、コリウスがいなくなってから初めてだな。 「でもな、モイラ。 私にも覚えがある感情だ。 私も、妹と甥をあいつらのせいで・・・・」 妹とは、メリル・・メリルティ−エと言う名前のミリルの双子の妹だ。 その彼女と息子は、メリルはパ−ツごとに分解され、息子もいまも行方がわからない。 「それにな、悲劇の主人公ぶってるのじゃないなら、泣け。 泣いて、泣いて、みっともないほどに泣け。 涙が空っぽになるくらいに泣いて。 泣きやんだら、また立ち上がればいい。」 ミリルは、水鏡の側に立ったまま、熱のない声でそう言った。 彼女も、コリウスも、本当に強かった。 それから、僕はミリルの名前を呼びながら、座っていた階段から彼女に向かって飛び降りた。 「うわぁ。」 そして、彼女の肩に僕の頭を置き、また手を首に回し、足を腰に絡ませ、抱きついた。 「・・・モイラ?」 「言葉に甘えるね。 ・・・その間、そばにいて抱き締めててくれない。」 「わかった・・・・そう言いたいが、ベッドにして。 いい加減眠いし。」 「うん。」 僕は、さらにミリルを抱き締めた。 ―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+ 今回は、相方泣き泣きタイムですので、私一人の後書きです。 今回で、序章が終わり、次回から本格的に動き始めるというわけです。 真実を夢で知らされた五人はどうするのでしょうか。 それでは、短いですが次回で。 |
32044 | 「シンクロニシティの不思議編」ですね!(違) | 羅城 朱琉 | 2005/11/14 08:33:56 |
記事番号32030へのコメント > 朱琉:こんにちは!遅くなりましたが、レスに参ります。 > > > U]U 夢の終わり +過去と現在(いま)と未来と・・・・+ > > > >おそらく広い地下室―。 >少年が、やや段差の高い会談にひざを抱え佇み。 >女性が、水鏡の表面を眺めならが、佇んでいる。 > >「さて、終わったね、ミリル。」 >「モイラは、これからどう動く? > ≪森羅ノ記録表≫・・・・・あの××××の×××××も気が付いているわ。」 >≪神魔の双子≫とその弟及び、親友二人みせた過去の夢が終わり、然程時間をおかずに五人は目覚めるだろう。 >・・・・それにしても、ミリル? >『××××の×××××』って、人間界の職業軍人でも、年に一回使うか使わないような罵倒語だよ。 >気持ちは、わかるけど。 語り部:ミリル嬢、いいねぇ! 朱琉:どこがどうツボにはまったのでしょうか・・・・ 語り部:性格が。 朱琉:・・・・ >「かまわないよ。 > 僕は、そのために、『神魔戦争』を誘発させた。 > ≪森羅ノ記録表≫が、直接動く程度で、この赤の世界と他の三つの均衡を崩させない程度のね。」 >この場合の『均衡を崩す』と言うのは、『崩壊させて無に返す』と言うのとほぼ同義語である。 >「≪愛≫に生きると? > あのコリウスをそんなに取り返したい。」 >「取り返したいさ。 > 僕の唯一の大切な人だからね。」 >「凸凹カップル。」 >コリウス・・・・コリウス・コロナ=ディモティ−ナ。 >僕とは正反対で、黒く彼女の気質のように真っ直ぐで膝裏まで伸ばされた長い髪、鳶色のア−モンド形の意志の強い瞳、ミルクたっぷりのコ−ヒ−のような褐色の肌、そしてその背中には、瞳と同じ鳶色の六枚の羽根が会った。 >いつも来ていた異世界のギリシャの冥界の女神が着るような漆黒のドレスがよく似合っていた。 >清廉潔白とは、決していえないが、自分の正しいと思ったことは意地でもやりぬきとおすとても強い女性だった。 >・・・・得物の大鎌は怖かったけど。 朱琉:おお!シンクロニシティの人ですね! 語り部:朱琉・・・・その言い方、変だよ。 朱琉:いやでも、ねえ・・・・。どんな方かと楽しみにしてましたし・・・・。 >しかし、≪森羅ノ記録表≫のせいで、行方すらわからないのだ。 朱琉:・・・・・・・・ 語り部:どうしたんだい? 朱琉:・・・・・・・・シンクロニシティ再びです。 語り部:??? 朱琉:『中枢予定表』のせいで行方不明な人が一人いるんです・・・・ 語り部:・・・・・・・・似たような存在同士、考えることも似ているんじゃないのかな? >「・・・何するんだ。」 >ミリルは、思考の海にはまりかけてた僕の頭を少々乱暴に撫でまわした。 >それは、コリウスも僕によくやっていた仕草だった。 >「一つ、今更ながら聞いてもいいか?」 >「何を?」 >「泣いたか? > コリウスがいなくなってから、今まで一度でも泣いた?」 >「・・・・っ。」 >「別に、自分のためになけとは言わないが・・・」 > >パシン > >僕は、ミリルに『力』の固まりを投げつけていた。 >人間風に言うならば、平手を食らわせたようなものだ。 >ミリルは、僕のフレテホシクナイことを言った。 >・・でも、僕が、此処まで素の感情を揺らしたのも、コリウスがいなくなってから初めてだな。 >「でもな、モイラ。 > 私にも覚えがある感情だ。 > 私も、妹と甥をあいつらのせいで・・・・」 >妹とは、メリル・・メリルティ−エと言う名前のミリルの双子の妹だ。 >その彼女と息子は、メリルはパ−ツごとに分解され、息子もいまも行方がわからない。 >「それにな、悲劇の主人公ぶってるのじゃないなら、泣け。 > 泣いて、泣いて、みっともないほどに泣け。 > 涙が空っぽになるくらいに泣いて。 > 泣きやんだら、また立ち上がればいい。」 朱琉:この台詞に惚れました! 語り部:僕も、拍手を送りたいな。・・・・泣けるのも、強さだと思うよ。 >ミリルは、水鏡の側に立ったまま、熱のない声でそう言った。 >彼女も、コリウスも、本当に強かった。 >それから、僕はミリルの名前を呼びながら、座っていた階段から彼女に向かって飛び降りた。 >「うわぁ。」 >そして、彼女の肩に僕の頭を置き、また手を首に回し、足を腰に絡ませ、抱きついた。 >「・・・モイラ?」 >「言葉に甘えるね。 > ・・・その間、そばにいて抱き締めててくれない。」 >「わかった・・・・そう言いたいが、ベッドにして。 > いい加減眠いし。」 >「うん。」 >僕は、さらにミリルを抱き締めた。 > > > > > > > >―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+ > > > >今回は、相方泣き泣きタイムですので、私一人の後書きです。 > > >今回で、序章が終わり、次回から本格的に動き始めるというわけです。 >真実を夢で知らされた五人はどうするのでしょうか。 > > > >それでは、短いですが次回で。 朱琉:楽しく読ませていただきました。次回も楽しみです。 語り部:じゃあ、短いけれど、この辺で失礼するよ。 二人:では、また! > |
32046 | Re:人間って本当に面白い。 | 十叶夕海 | 2005/11/14 20:52:04 |
記事番号32044へのコメント > >> >朱琉:こんにちは!遅くなりましたが、レスに参ります。 ユア;返レス参ります。 > >> >> >> U]U 夢の終わり +過去と現在(いま)と未来と・・・・+ >> >> >> >>おそらく広い地下室―。 >>少年が、やや段差の高い会談にひざを抱え佇み。 >>女性が、水鏡の表面を眺めならが、佇んでいる。 >> >>「さて、終わったね、ミリル。」 >>「モイラは、これからどう動く? >> ≪森羅ノ記録表≫・・・・・あの××××の×××××も気が付いているわ。」 >>≪神魔の双子≫とその弟及び、親友二人みせた過去の夢が終わり、然程時間をおかずに五人は目覚めるだろう。 >>・・・・それにしても、ミリル? >>『××××の×××××』って、人間界の職業軍人でも、年に一回使うか使わないような罵倒語だよ。 >>気持ちは、わかるけど。 >語り部:ミリル嬢、いいねぇ! >朱琉:どこがどうツボにはまったのでしょうか・・・・ >語り部:性格が。 >朱琉:・・・・ ミリル;少し複雑・・・・・。 ユア;好かれた方がいいじゃない? ミリル;一応な、私も恋した乙女だ。 罵倒語は・・・・少々いただけないだろう、女性として。 > >>「かまわないよ。 >> 僕は、そのために、『神魔戦争』を誘発させた。 >> ≪森羅ノ記録表≫が、直接動く程度で、この赤の世界と他の三つの均衡を崩させない程度のね。」 >>この場合の『均衡を崩す』と言うのは、『崩壊させて無に返す』と言うのとほぼ同義語である。 >>「≪愛≫に生きると? >> あのコリウスをそんなに取り返したい。」 >>「取り返したいさ。 >> 僕の唯一の大切な人だからね。」 >>「凸凹カップル。」 >>コリウス・・・・コリウス・コロナ=ディモティ−ナ。 >>僕とは正反対で、黒く彼女の気質のように真っ直ぐで膝裏まで伸ばされた長い髪、鳶色のア−モンド形の意志の強い瞳、ミルクたっぷりのコ−ヒ−のような褐色の肌、そしてその背中には、瞳と同じ鳶色の六枚の羽根が会った。 >>いつも来ていた異世界のギリシャの冥界の女神が着るような漆黒のドレスがよく似合っていた。 >>清廉潔白とは、決していえないが、自分の正しいと思ったことは意地でもやりぬきとおすとても強い女性だった。 >>・・・・得物の大鎌は怖かったけど。 >朱琉:おお!シンクロニシティの人ですね! >語り部:朱琉・・・・その言い方、変だよ。 >朱琉:いやでも、ねえ・・・・。どんな方かと楽しみにしてましたし・・・・。 ユア;一応、彼女自身は、リコリス嬢・・に近い状況で登場予定。 ミリル:神魔戦争と降魔戦争の間のあたりだろう? > >>しかし、≪森羅ノ記録表≫のせいで、行方すらわからないのだ。 >朱琉:・・・・・・・・ >語り部:どうしたんだい? >朱琉:・・・・・・・・シンクロニシティ再びです。 >語り部:??? >朱琉:『中枢予定表』のせいで行方不明な人が一人いるんです・・・・ >語り部:・・・・・・・・似たような存在同士、考えることも似ているんじゃないのかな? ミリル;・・うんうん、面白いわね、人間って。 > >>「・・・何するんだ。」 >>ミリルは、思考の海にはまりかけてた僕の頭を少々乱暴に撫でまわした。 >>それは、コリウスも僕によくやっていた仕草だった。 >>「一つ、今更ながら聞いてもいいか?」 >>「何を?」 >>「泣いたか? >> コリウスがいなくなってから、今まで一度でも泣いた?」 >>「・・・・っ。」 >>「別に、自分のためになけとは言わないが・・・」 >> >>パシン >> >>僕は、ミリルに『力』の固まりを投げつけていた。 >>人間風に言うならば、平手を食らわせたようなものだ。 >>ミリルは、僕のフレテホシクナイことを言った。 >>・・でも、僕が、此処まで素の感情を揺らしたのも、コリウスがいなくなってから初めてだな。 >>「でもな、モイラ。 >> 私にも覚えがある感情だ。 >> 私も、妹と甥をあいつらのせいで・・・・」 >>妹とは、メリル・・メリルティ−エと言う名前のミリルの双子の妹だ。 >>その彼女と息子は、メリルはパ−ツごとに分解され、息子もいまも行方がわからない。 >>「それにな、悲劇の主人公ぶってるのじゃないなら、泣け。 >> 泣いて、泣いて、みっともないほどに泣け。 >> 涙が空っぽになるくらいに泣いて。 >> 泣きやんだら、また立ち上がればいい。」 >朱琉:この台詞に惚れました! >語り部:僕も、拍手を送りたいな。・・・・泣けるのも、強さだと思うよ。 > ユア;ある種、実体験が元です。 ミリル;たしかにね、本当に悲しい時は涙なんて出ないもの。 ユア;でも、泣いて痛みを・・・静めるのも手ですしね。 >> >> >>―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+ >> >> >> >>今回は、相方泣き泣きタイムですので、私一人の後書きです。 >> >> >>今回で、序章が終わり、次回から本格的に動き始めるというわけです。 >>真実を夢で知らされた五人はどうするのでしょうか。 >> >> >> >>それでは、短いですが次回で。 >朱琉:楽しく読ませていただきました。次回も楽しみです。 >語り部:じゃあ、短いけれど、この辺で失礼するよ。 >二人:では、また! >> ユア;はい、次回をお楽しみに。 二人;それでは。 > |
32069 | Re:誤読な涙 U]U | 蝶塚未麗 | 2005/11/21 21:41:01 |
記事番号32030へのコメント こんばんは、みれいです。 受験受かったので読めました。 レスは相当お久しぶりです。 面白くて一話が短いので、サクサク読めました。 文章も夕海さん独特の雰囲気があってとても好みです。 結構お時間無い中で書いている様子でしたが、そんな状況で自分も書けるかと言われるとクエスチョン。 ディスティア可愛いです。 特に水浴びのシーンとか。 何か重いシーンや残酷なシーンもあるシリアスなお話なのに、こことか、本が重くて階段から落ちたところとか、そういうところが印象に残るのはどうしてでしょう。 シリアスなストーリーの中ではちっちゃな笑いがとても面白く感じられるという情報を、漫画の描き方に関するページとか回っていた時(本格的に描くつもりは毛頭ないのですが)に見つけたのですが、まさにそれなのかな? 単に私の感性の問題だったりして(ヤだなあ)。 それはさておき、なかなか期待持てる作品です。 今後どんな壮大なドラマが繰り広げられていくのでしょう。 「兄と妹」のストーリーを忘れてしまった(ゴメンナサイ)私にはすごく楽しみです。 と、まとめるつもりもないのにまとまってしまいましたが、今回の感想も書いときます。 >「さて、終わったね、ミリル。」 >「モイラは、これからどう動く? > ≪森羅ノ記録表≫・・・・・あの××××の×××××も気が付いているわ。」 >≪神魔の双子≫とその弟及び、親友二人みせた過去の夢が終わり、然程時間をおかずに五人は目覚めるだろう。 >・・・・それにしても、ミリル? >『××××の×××××』って、人間界の職業軍人でも、年に一回使うか使わないような罵倒語だよ。 >気持ちは、わかるけど。 >「かまわないよ。 > 僕は、そのために、『神魔戦争』を誘発させた。 > ≪森羅ノ記録表≫が、直接動く程度で、この赤の世界と他の三つの均衡を崩させない程度のね。」 >この場合の『均衡を崩す』と言うのは、『崩壊させて無に返す』と言うのとほぼ同義語である。 >「≪愛≫に生きると? > あのコリウスをそんなに取り返したい。」 彼らの何を言っているか分からない思わせぶりな会話が好きです。 意味の分からない詩の方が分かる詩より魅力的に感じられることがあるというのと同じ理屈でしょうか(変なたとえですね)。 >「泣いたか? > コリウスがいなくなってから、今まで一度でも泣いた?」 >「でもな、モイラ。 > 私にも覚えがある感情だ。 > 私も、妹と甥をあいつらのせいで・・・・」 一体何があったのでありましょう。 それに、あいつらって一体誰ら(変な表現)のなんでしょう。 ちょっとずつジワジワッと明らかになっていって欲しいです。 読み落としてるだけで、すでに明らかになってたりして(苦笑)。 >「それにな、悲劇の主人公ぶってるのじゃないなら、泣け。 > 泣いて、泣いて、みっともないほどに泣け。 > 涙が空っぽになるくらいに泣いて。 > 泣きやんだら、また立ち上がればいい。」 割と共感です。 泣くのはストレス解消にもなるそうですし、いっぱい泣いた後の方が立ち上がりやすそう。 でも悲劇のヒーローごっこも好きです。 周りにうざったがられるのは目に見えていますから独りの時しかやりませんけどね。 ……ってこれ、何か大きな壁にぶつかったことのない人間のセリフかも。でもいいもん、これからぶつかるし(笑)。 普通に書いてるつもりですがテンションがおかしくなってるかも知れません。 不快に思われたらすみません。 それでは失礼致します。 |
32070 | うひぃあ・・・・・・・(驚きの声) | 十叶夕海 | 2005/11/21 22:07:39 |
記事番号32069へのコメント >こんばんは、みれいです。 >受験受かったので読めました。 >レスは相当お久しぶりです。 こんばんは、ユアです。 合格おめでとうございます。 いえいえ、嬉しいです。 > > >面白くて一話が短いので、サクサク読めました。 >文章も夕海さん独特の雰囲気があってとても好みです。 >結構お時間無い中で書いている様子でしたが、そんな状況で自分も書けるかと言われるとクエスチョン。 そう言ってもらえると本当に嬉しいです。 昼間とかのほうが、割合時間あるので。 少し前までは、講義を受けつつ、書いてました。 >ディスティア可愛いです。 >特に水浴びのシーンとか。 >何か重いシーンや残酷なシーンもあるシリアスなお話なのに、こことか、本が重くて階段から落ちたところとか、そういうところが印象に残るのはどうしてでしょう。 >シリアスなストーリーの中ではちっちゃな笑いがとても面白く感じられるという情報を、漫画の描き方に関するページとか回っていた時(本格的に描くつもりは毛頭ないのですが)に見つけたのですが、まさにそれなのかな? >単に私の感性の問題だったりして(ヤだなあ)。 前のディスティアのコプセントは、『戦える女将軍』なのですが、このディスティアは、『戦えるお姫様』で言ってますので。 いわゆる、漫画もですが、時折ちょっと気の抜けるエピソ―ドを作るのが長い話のコツです。 >それはさておき、なかなか期待持てる作品です。 >今後どんな壮大なドラマが繰り広げられていくのでしょう。 >「兄と妹」のストーリーを忘れてしまった(ゴメンナサイ)私にはすごく楽しみです。 でも、『兄と妹』のスト−リ−は、次回か次々回まで。 そこから、新しいスト−リ−が。 > >と、まとめるつもりもないのにまとまってしまいましたが、今回の感想も書いときます。 ありがとうございます。 > >>「さて、終わったね、ミリル。」 >>「モイラは、これからどう動く? >> ≪森羅ノ記録表≫・・・・・あの××××の×××××も気が付いているわ。」 >>≪神魔の双子≫とその弟及び、親友二人みせた過去の夢が終わり、然程時間をおかずに五人は目覚めるだろう。 >>・・・・それにしても、ミリル? >>『××××の×××××』って、人間界の職業軍人でも、年に一回使うか使わないような罵倒語だよ。 >>気持ちは、わかるけど。 >>「かまわないよ。 >> 僕は、そのために、『神魔戦争』を誘発させた。 >> ≪森羅ノ記録表≫が、直接動く程度で、この赤の世界と他の三つの均衡を崩させない程度のね。」 >>この場合の『均衡を崩す』と言うのは、『崩壊させて無に返す』と言うのとほぼ同義語である。 >>「≪愛≫に生きると? >> あのコリウスをそんなに取り返したい。」 >彼らの何を言っているか分からない思わせぶりな会話が好きです。 >意味の分からない詩の方が分かる詩より魅力的に感じられることがあるというのと同じ理屈でしょうか(変なたとえですね)。 > そうかもしれないですね。 彼らは、多分現段階では一番、情報を持っている人物でしょうから。 > > >>「泣いたか? >> コリウスがいなくなってから、今まで一度でも泣いた?」 >>「でもな、モイラ。 >> 私にも覚えがある感情だ。 >> 私も、妹と甥をあいつらのせいで・・・・」 >一体何があったのでありましょう。 >それに、あいつらって一体誰ら(変な表現)のなんでしょう。 >ちょっとずつジワジワッと明らかになっていって欲しいです。 >読み落としてるだけで、すでに明らかになってたりして(苦笑)。 いえいえ、まだ今回登場したばっかりです。 彼女とモイラが、節目にしか登場しないので。 > > > >>「それにな、悲劇の主人公ぶってるのじゃないなら、泣け。 >> 泣いて、泣いて、みっともないほどに泣け。 >> 涙が空っぽになるくらいに泣いて。 >> 泣きやんだら、また立ち上がればいい。」 >割と共感です。 >泣くのはストレス解消にもなるそうですし、いっぱい泣いた後の方が立ち上がりやすそう。 >でも悲劇のヒーローごっこも好きです。 >周りにうざったがられるのは目に見えていますから独りの時しかやりませんけどね。 >……ってこれ、何か大きな壁にぶつかったことのない人間のセリフかも。でもいいもん、これからぶつかるし(笑)。 そう言って貰えて、感無量です。 人間、毎日大なり小なり壁にブチあってますよ。 > > >普通に書いてるつもりですがテンションがおかしくなってるかも知れません。 >不快に思われたらすみません。 >それでは失礼致します。 いえいえ、ありがとうございました。 こちからこそ、短いですが。 それでは。 > > |
32097 | Re:孤独な涙 U]U | 月読乾 | 2005/11/28 22:43:54 |
記事番号32030へのコメント >おそらく広い地下室―。 >少年が、やや段差の高い会談にひざを抱え佇み。 >女性が、水鏡の表面を眺めならが、佇んでいる。 『おそらく』? 肉眼では把握できないほど、暗い空間なのでしょうか? 2人は、お互いがしっかり確認できる様ですが、どうも、ここは感覚的…と言う観念からでも、物質的な意味での『部屋』では無い様ですね。 >「さて、終わったね、ミリル。」 >「モイラは、これからどう動く? > ≪森羅ノ記録表≫・・・・・あの××××の×××××も気が付いているわ。」 >≪神魔の双子≫とその弟及び、親友二人みせた過去の夢が終わり、然程時間をおかずに五人は目覚めるだろう。 >・・・・それにしても、ミリル? >『××××の×××××』って、人間界の職業軍人でも、年に一回使うか使わないような罵倒語だよ。 >気持ちは、わかるけど。 な…なんなんスかね…(滝汗) 色々と意味を考えて見ましたが(←ある意味、現実を直視する事を本能的に避けた気が…)、結局シンプルに隠語を言ってる様ですね…(汗) それだけにディープなんですけど… 後、蛇足ですが現実の職業軍人って、やっぱり『×××の××××』な人が本当に多いのかな…(汗)? >「かまわないよ。 > 僕は、そのために、『神魔戦争』を誘発させた。 > ≪森羅ノ記録表≫が、直接動く程度で、この赤の世界と他の三つの均衡を崩させない程度のね。」 >この場合の『均衡を崩す』と言うのは、『崩壊させて無に返す』と言うのとほぼ同義語である。 >「≪愛≫に生きると? > あのコリウスをそんなに取り返したい。」 >「取り返したいさ。 > 僕の唯一の大切な人だからね。」 >「凸凹カップル。」 >コリウス・・・・コリウス・コロナ=ディモティ−ナ。 >僕とは正反対で、黒く彼女の気質のように真っ直ぐで膝裏まで伸ばされた長い髪、鳶色のア−モンド形の意志の強い瞳、ミルクたっぷりのコ−ヒ−のような褐色の肌、そしてその背中には、瞳と同じ鳶色の六枚の羽根が会った。 >いつも来ていた異世界のギリシャの冥界の女神が着るような漆黒のドレスがよく似合っていた。 >清廉潔白とは、決していえないが、自分の正しいと思ったことは意地でもやりぬきとおすとても強い女性だった。 >・・・・得物の大鎌は怖かったけど。 >しかし、≪森羅ノ記録表≫のせいで、行方すらわからないのだ。 >「・・・何するんだ。」 >ミリルは、思考の海にはまりかけてた僕の頭を少々乱暴に撫でまわした。 >それは、コリウスも僕によくやっていた仕草だった。 >「一つ、今更ながら聞いてもいいか?」 >「何を?」 >「泣いたか? > コリウスがいなくなってから、今まで一度でも泣いた?」 >「・・・・っ。」 >「別に、自分のためになけとは言わないが・・・」 > >パシン > >僕は、ミリルに『力』の固まりを投げつけていた。 >人間風に言うならば、平手を食らわせたようなものだ。 >ミリルは、僕のフレテホシクナイことを言った。 >・・でも、僕が、此処まで素の感情を揺らしたのも、コリウスがいなくなってから初めてだな。 >「でもな、モイラ。 > 私にも覚えがある感情だ。 > 私も、妹と甥をあいつらのせいで・・・・」 >妹とは、メリル・・メリルティ−エと言う名前のミリルの双子の妹だ。 >その彼女と息子は、メリルはパ−ツごとに分解され、息子もいまも行方がわからない。 >「それにな、悲劇の主人公ぶってるのじゃないなら、泣け。 > 泣いて、泣いて、みっともないほどに泣け。 > 涙が空っぽになるくらいに泣いて。 > 泣きやんだら、また立ち上がればいい。」 >ミリルは、水鏡の側に立ったまま、熱のない声でそう言った。 >彼女も、コリウスも、本当に強かった。 >それから、僕はミリルの名前を呼びながら、座っていた階段から彼女に向かって飛び降りた。 >「うわぁ。」 >そして、彼女の肩に僕の頭を置き、また手を首に回し、足を腰に絡ませ、抱きついた。 >「・・・モイラ?」 >「言葉に甘えるね。 > ・・・その間、そばにいて抱き締めててくれない。」 >「わかった・・・・そう言いたいが、ベッドにして。 > いい加減眠いし。」 >「うん。」 >僕は、さらにミリルを抱き締めた。 『世界』に価値があるって思ってた… 『創る』事も 『壊す』事も たやすいから… だからかつては大事に思い、それが、自分が壊す力と同じくらいの負の力を、あの矮小な存在たちが僕の中の『僕』に与えた時、僕の中の築き上げた信じる物が崩れて行った… でも、捨てきれない物がある… それが、頼りなく、不安定で、まったく先が見えなくても… その先の『君』を信じたいから… |
32099 | Re:孤独な涙 U]U | 十叶夕海 | 2005/11/29 23:43:45 |
記事番号32097へのコメント >>おそらく広い地下室―。 >>少年が、やや段差の高い会談にひざを抱え佇み。 >>女性が、水鏡の表面を眺めならが、佇んでいる。 > >『おそらく』? >肉眼では把握できないほど、暗い空間なのでしょうか? >2人は、お互いがしっかり確認できる様ですが、どうも、ここは感覚的…と言う観念からでも、物質的な意味での『部屋』では無い様ですね。 そうですね。 一応、座標上は、精神界にある一室なんですが、その少しずれた世界になるのです。 > >>「さて、終わったね、ミリル。」 >>「モイラは、これからどう動く? >> ≪森羅ノ記録表≫・・・・・あの××××の×××××も気が付いているわ。」 >>≪神魔の双子≫とその弟及び、親友二人みせた過去の夢が終わり、然程時間をおかずに五人は目覚めるだろう。 >>・・・・それにしても、ミリル? >>『××××の×××××』って、人間界の職業軍人でも、年に一回使うか使わないような罵倒語だよ。 >>気持ちは、わかるけど。 > > な…なんなんスかね…(滝汗) > > 色々と意味を考えて見ましたが(←ある意味、現実を直視する事を本能的に避けた気が…)、結局シンプルに隠語を言ってる様ですね…(汗) > > それだけにディープなんですけど… > > 後、蛇足ですが現実の職業軍人って、やっぱり『×××の××××』な人が本当に多いのかな…(汗)? ミリルは、それだけに、≪森羅ノ記憶表≫を憎んでいます。 また、伏字の部分は、映画『ああ、同期の桜』などを参照にしますと。 『タマが、付いてるんだったら,もうちとマシに走らんかい。』的ない気を上げるものであります。 > >>「かまわないよ。 >> 僕は、そのために、『神魔戦争』を誘発させた。 >> ≪森羅ノ記録表≫が、直接動く程度で、この赤の世界と他の三つの均衡を崩させない程度のね。」 >>この場合の『均衡を崩す』と言うのは、『崩壊させて無に返す』と言うのとほぼ同義語である。 >>「≪愛≫に生きると? >> あのコリウスをそんなに取り返したい。」 >>「取り返したいさ。 >> 僕の唯一の大切な人だからね。」 >>「凸凹カップル。」 >>コリウス・・・・コリウス・コロナ=ディモティ−ナ。 >>僕とは正反対で、黒く彼女の気質のように真っ直ぐで膝裏まで伸ばされた長い髪、鳶色のア−モンド形の意志の強い瞳、ミルクたっぷりのコ−ヒ−のような褐色の肌、そしてその背中には、瞳と同じ鳶色の六枚の羽根が会った。 >>いつも来ていた異世界のギリシャの冥界の女神が着るような漆黒のドレスがよく似合っていた。 >>清廉潔白とは、決していえないが、自分の正しいと思ったことは意地でもやりぬきとおすとても強い女性だった。 >>・・・・得物の大鎌は怖かったけど。 >>しかし、≪森羅ノ記録表≫のせいで、行方すらわからないのだ。 > > >「・・・何するんだ。」 >>ミリルは、思考の海にはまりかけてた僕の頭を少々乱暴に撫でまわした。 >>それは、コリウスも僕によくやっていた仕草だった。 >>「一つ、今更ながら聞いてもいいか?」 >>「何を?」 >>「泣いたか? >> コリウスがいなくなってから、今まで一度でも泣いた?」 >>「・・・・っ。」 >>「別に、自分のためになけとは言わないが・・・」 >> >>パシン >> >>僕は、ミリルに『力』の固まりを投げつけていた。 >>人間風に言うならば、平手を食らわせたようなものだ。 >>ミリルは、僕のフレテホシクナイことを言った。 >>・・でも、僕が、此処まで素の感情を揺らしたのも、コリウスがいなくなってから初めてだな。 >>「でもな、モイラ。 >> 私にも覚えがある感情だ。 >> 私も、妹と甥をあいつらのせいで・・・・」 >>妹とは、メリル・・メリルティ−エと言う名前のミリルの双子の妹だ。 >>その彼女と息子は、メリルはパ−ツごとに分解され、息子もいまも行方がわからない。 >>「それにな、悲劇の主人公ぶってるのじゃないなら、泣け。 >> 泣いて、泣いて、みっともないほどに泣け。 >> 涙が空っぽになるくらいに泣いて。 >> 泣きやんだら、また立ち上がればいい。」 >>ミリルは、水鏡の側に立ったまま、熱のない声でそう言った。 >>彼女も、コリウスも、本当に強かった。 >>それから、僕はミリルの名前を呼びながら、座っていた階段から彼女に向かって飛び降りた。 >>「うわぁ。」 >>そして、彼女の肩に僕の頭を置き、また手を首に回し、足を腰に絡ませ、抱きついた。 >>「・・・モイラ?」 >>「言葉に甘えるね。 >> ・・・その間、そばにいて抱き締めててくれない。」 >>「わかった・・・・そう言いたいが、ベッドにして。 >> いい加減眠いし。」 >>「うん。」 >>僕は、さらにミリルを抱き締めた。 > >『世界』に価値があるって思ってた… >『創る』事も >『壊す』事も > > たやすいから… >だからかつては大事に思い、それが、自分が壊す力と同じくらいの負の力を、あの矮小な存在たちが僕の中の『僕』に与えた時、僕の中の築き上げた信じる物が崩れて行った… > > でも、捨てきれない物がある… > > > > > > > > > > > > > > > それが、頼りなく、不安定で、まったく先が見えなくても… > > その先の『君』を信じたいから… ああ、モイラの心情もこんな感じです。 コリウスがいるかもしれないから・・・・・・・そう信じて。 レスありがとうございました。 |
32074 | 孤独な涙 U]V | 十叶夕海 | 2005/11/23 21:42:35 |
記事番号31949へのコメント U]V 醒めた夢から 現し世(うつしよ)へ SIDE : 魔族 「懐かしい夢だった。 ・・・・セレス兄さんの生きてた頃の・・・・・。 ・・・・・ディス姉さんに双子のお兄さんいたなんて。 まあ・・・・僕が末っ子に変りないけど。」 アシュレイは、起床したあと寝惚け半分で、そう呟く。 「いやぁああああ」 「ディス姉さん!!」 アシュレイの隣りの寝室は、姉であり、上司でもあるディスティアの居室である。 そこから、悲鳴が響いた。 彼は、急いで、その部屋に入った。 ディスティアは、ベッドの上で膝を抱え、半狂乱でいた。 「姉さん、ディス姉さん、大丈夫だから。」 「アシュレイ様、ディスティア様は?」 アシュレイが、姉の身体を抱き締めると同時に、ディスティアの副官の妖鳳族のシャル−ニがやっと着た。 「シャルか。 鎮静剤と睡眠薬、調合したの僕の部屋にある。 ああと、睡眠薬は赤いラベルと青いラベル両方。」 「了解です。」 「・・・いや・・・・いや・・・・失うのは・・・いや。」 「・・ねえさん。」 魔族サイドの覚醒はこんな具合・・・・・。 SIDE; 神族 過去の夢を見せられたディスティアの双子の兄・アルティアの場合 「魔族が、私の妹? ・・・・・・認めない、認めたくない。 レイリア様を殺した・・・・・殺した魔族と同じ・・・・・・」 いまだに、彼は信じていた。 一番初めの司令官・レイリア=フォルトナを殺したのが、魔族の一団だということを。 彼が、本当のことを知るのは何時になるのか。 レイリアを殺したのが、『祖母』であり、『敬愛する主』だということを・・・・・。 アルティアの親友その一・ラディハルトの場合 「やっぱり、そないなことなんかい。 ディスティアちゃんとアルが、兄妹なんて。 会わせたいわ。 兄弟は、いっしょにおるもんや。 一緒におるもんや・・・・・そやよな、ビヴァリ−・・・」 ラディハルトは、そう言って沈黙する。 それは、自分と妹・ビヴァり−を二人に重ね合わせているのだろうか。 アルティアの親友その二・ケイト 「アルとあの女が、双子・・・」 ケイトは、それからたっぷり180秒、考え込んだ後、こう言葉を漏らす。 「あのアシュレイってのが、その弟だろ? ・・・・・あのアルが、双子の兄か。 二人もいるのか、あの女に求愛する為の障害もとい、小舅か。 ・・・・なかなか、大変そうだ。」 −+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+ これにて、序章はおしまい。 え?本編じゃないのかって? いやいや、まだまだ、これから。 前身作では、もっと長かったのが、これだけになったんだ。 これでも、冗長と考えないと。 まあ、これからも、『孤独な涙』にお付き合いくださいませ。 それでは、今回もおしまい。 |
32100 | 一日ズレましたが… | 月読乾 | 2005/11/30 22:28:26 |
記事番号32074へのコメント さて、続きのレスをさせてもらいます。 何か、夕海さんの作品って、決して明るくない…むしろ、ショッキングなシーンが多いのに、静かな『癒し』を感じてしまいます。 >SIDE : 魔族 > > >「懐かしい夢だった。 > ・・・・セレス兄さんの生きてた頃の・・・・・。 > ・・・・・ディス姉さんに双子のお兄さんいたなんて。 > まあ・・・・僕が末っ子に変りないけど。」 >アシュレイは、起床したあと寝惚け半分で、そう呟く。 >「いやぁああああ」 >「ディス姉さん!!」 >アシュレイの隣りの寝室は、姉であり、上司でもあるディスティアの居室である。 >そこから、悲鳴が響いた。 >彼は、急いで、その部屋に入った。 >ディスティアは、ベッドの上で膝を抱え、半狂乱でいた。 >「姉さん、ディス姉さん、大丈夫だから。」 >「アシュレイ様、ディスティア様は?」 >アシュレイが、姉の身体を抱き締めると同時に、ディスティアの副官の妖鳳族のシャル−ニがやっと着た。 >「シャルか。 > 鎮静剤と睡眠薬、調合したの僕の部屋にある。 > ああと、睡眠薬は赤いラベルと青いラベル両方。」 >「了解です。」 >「・・・いや・・・・いや・・・・失うのは・・・いや。」 >「・・ねえさん。」 > > >魔族サイドの覚醒はこんな具合・・・・・。 > 『貴女は、運命の中で大事な物を落としました。 貴女が落としたのは、この黄金の焼ける様な情熱的で悲しみを寄せ付けない 強い運命ですか? それとも、この白銀の凍りつく様な合理的で傷つく事を避ける運命ですか?』 いいえ、私が落としたのは唯の兄を慕う想いです… 『貴女は正直ですね。ご褒美に、その想いの代わりに、この2つの運命を同時に譲りましょう。』 >SIDE; 神族 > > >過去の夢を見せられたディスティアの双子の兄・アルティアの場合 > >「魔族が、私の妹? > ・・・・・・認めない、認めたくない。 > レイリア様を殺した・・・・・殺した魔族と同じ・・・・・・」 >いまだに、彼は信じていた。 >一番初めの司令官・レイリア=フォルトナを殺したのが、魔族の一団だということを。 >彼が、本当のことを知るのは何時になるのか。 >レイリアを殺したのが、『祖母』であり、『敬愛する主』だということを・・・・・。 『グレーテル、悪い魔女のお婆さんは死んだよ!僕らがやっつけたんだ! さあ、お父さんのいる家に帰ろう!』 お父さん、僕の死んだお母さんの娘は… 『魔族だよ。』 お父さんは、愛情たっぷりに微笑みました… >アルティアの親友その一・ラディハルトの場合 > >「やっぱり、そないなことなんかい。 > ディスティアちゃんとアルが、兄妹なんて。 > 会わせたいわ。 > 兄弟は、いっしょにおるもんや。 > 一緒におるもんや・・・・・そやよな、ビヴァリ−・・・」 >ラディハルトは、そう言って沈黙する。 >それは、自分と妹・ビヴァり−を二人に重ね合わせているのだろうか。 むむ…関西弁キャラですか。 この台詞からすると、表面的な境遇は同じでも、ディスと違い彼の場合は純粋に兄妹の仲は美しい『想い』になってる様ですね。 これが、かなり最悪なすれ違いにならないといいのですが… >アルティアの親友その二・ケイト > >「アルとあの女が、双子・・・」 >ケイトは、それからたっぷり180秒、考え込んだ後、こう言葉を漏らす。 >「あのアシュレイってのが、その弟だろ? > ・・・・・あのアルが、双子の兄か。 > 二人もいるのか、あの女に求愛する為の障害もとい、小舅か。 > ・・・・なかなか、大変そうだ。」 ウルトラマンが地球を守れないんですけど…(汗) こっちのケイト君は、ラディハルト君に比べると、言葉が普通なせいか、印象が薄く感じますが、さり気にとんでもない事を言いますね…(汗) 結構、わが道を行くタイプ? 追記、これで『ケイト君が実は女性』…ってオチを考えたのは禁句でしょうか…(滝汗)? |
32102 | ・・あと二話で二十五話ですね。(しみじみ) | 十叶夕海 | 2005/11/30 23:19:37 |
記事番号32100へのコメント >さて、続きのレスをさせてもらいます。 >何か、夕海さんの作品って、決して明るくない…むしろ、ショッキングなシーンが多いのに、静かな『癒し』を感じてしまいます。 友人曰くですが、『見守る・・・当事者の視点じゃないからじゃないかな。』。 まあ、お褒めの言葉ありがとうございます。 > >>SIDE : 魔族 >> >> >>「懐かしい夢だった。 >> ・・・・セレス兄さんの生きてた頃の・・・・・。 >> ・・・・・ディス姉さんに双子のお兄さんいたなんて。 >> まあ・・・・僕が末っ子に変りないけど。」 >>アシュレイは、起床したあと寝惚け半分で、そう呟く。 >>「いやぁああああ」 >>「ディス姉さん!!」 >>アシュレイの隣りの寝室は、姉であり、上司でもあるディスティアの居室である。 >>そこから、悲鳴が響いた。 >>彼は、急いで、その部屋に入った。 >>ディスティアは、ベッドの上で膝を抱え、半狂乱でいた。 >>「姉さん、ディス姉さん、大丈夫だから。」 >>「アシュレイ様、ディスティア様は?」 >>アシュレイが、姉の身体を抱き締めると同時に、ディスティアの副官の妖鳳族のシャル−ニがやっと着た。 >>「シャルか。 >> 鎮静剤と睡眠薬、調合したの僕の部屋にある。 >> ああと、睡眠薬は赤いラベルと青いラベル両方。」 >>「了解です。」 >>「・・・いや・・・・いや・・・・失うのは・・・いや。」 >>「・・ねえさん。」 >> >> >>魔族サイドの覚醒はこんな具合・・・・・。 >> > >『貴女は、運命の中で大事な物を落としました。 > >貴女が落としたのは、この黄金の焼ける様な情熱的で悲しみを寄せ付けない >強い運命ですか? > >それとも、この白銀の凍りつく様な合理的で傷つく事を避ける運命ですか?』 > >いいえ、私が落としたのは唯の兄を慕う想いです… > >『貴女は正直ですね。ご褒美に、その想いの代わりに、この2つの運命を同時に譲りましょう。』 これからの、ディス嬢も決して楽ではないですが。 そんな運命だといいですね。 > >>SIDE; 神族 >> >> >>過去の夢を見せられたディスティアの双子の兄・アルティアの場合 >> >>「魔族が、私の妹? >> ・・・・・・認めない、認めたくない。 >> レイリア様を殺した・・・・・殺した魔族と同じ・・・・・・」 >>いまだに、彼は信じていた。 >>一番初めの司令官・レイリア=フォルトナを殺したのが、魔族の一団だということを。 >>彼が、本当のことを知るのは何時になるのか。 >>レイリアを殺したのが、『祖母』であり、『敬愛する主』だということを・・・・・。 > >『グレーテル、悪い魔女のお婆さんは死んだよ!僕らがやっつけたんだ! >さあ、お父さんのいる家に帰ろう!』 > >お父さん、僕の死んだお母さんの娘は… > >『魔族だよ。』 > >お父さんは、愛情たっぷりに微笑みました… > このあと、彼は妹弟に再会します。 その再会が何を意味するのかは秘密ですが。 >アルティアの親友その一・ラディハルトの場合 >> >>「やっぱり、そないなことなんかい。 >> ディスティアちゃんとアルが、兄妹なんて。 >> 会わせたいわ。 >> 兄弟は、いっしょにおるもんや。 >> 一緒におるもんや・・・・・そやよな、ビヴァリ−・・・」 >>ラディハルトは、そう言って沈黙する。 >>それは、自分と妹・ビヴァり−を二人に重ね合わせているのだろうか。 > > むむ…関西弁キャラですか。 > > この台詞からすると、表面的な境遇は同じでも、ディスと違い彼の場合は純粋に兄妹の仲は美しい『想い』になってる様ですね。 > > これが、かなり最悪なすれ違いにならないといいのですが… いいえ、ラディは、二度とビヴァリ−に会うことはないのです。 それゆえの感情。 > >>アルティアの親友その二・ケイト >> >>「アルとあの女が、双子・・・」 >>ケイトは、それからたっぷり180秒、考え込んだ後、こう言葉を漏らす。 >>「あのアシュレイってのが、その弟だろ? >> ・・・・・あのアルが、双子の兄か。 >> 二人もいるのか、あの女に求愛する為の障害もとい、小舅か。 >> ・・・・なかなか、大変そうだ。」 > >ウルトラマンが地球を守れないんですけど…(汗) > >こっちのケイト君は、ラディハルト君に比べると、言葉が普通なせいか、印象が薄く感じますが、さり気にとんでもない事を言いますね…(汗) > ディスティアの水浴びを覗いた方ですから。(過去編前) そのときに、一目惚れしました。 >結構、わが道を行くタイプ? というより、思い込んだから、一直線なひとです。 > >追記、これで『ケイト君が実は女性』…ってオチを考えたのは禁句でしょうか…(滝汗)? いいえ、破戒しまくりな人間年齢二十代の健康な男子です。 |