◆−小さな夜の物語−蝶塚未麗(ハイドラント、試験的改名) (2005/10/16 18:48:00) No.31960 ┣Re:小さな夜の物語−蛇乃衣 (2005/10/21 17:23:40) No.31980 ┃┗Re:小さな夜の物語−蝶塚未麗 (2005/10/22 00:08:08) No.31985 ┣小さな夜の物語☆−蝶塚未麗 (2005/10/22 00:17:48) No.31986 ┃┗Re:小さな夜の物語☆−唯梨 (2005/10/22 23:42:16) No.31990 ┃ ┗Re:小さな夜の物語☆−蝶塚未麗 (2005/10/23 11:55:02) No.31991 ┣胡蝶の夢――小さな夜の物語特別編−蝶塚未麗 (2005/10/25 22:28:42) No.32001 ┣小さな夜の物語★−蝶塚未麗 (2005/11/6 00:29:54) No.32025 ┃┗頑張ってください。−羅城 朱琉 (2005/11/10 10:56:38) No.32028 ┃ ┗Re:ありがとうございます−蝶塚未麗 (2005/11/15 15:19:16) No.32049 ┗小さな夜の物語☆☆−蝶塚未麗 (2005/11/15 16:42:02) No.32050
31960 | 小さな夜の物語 | 蝶塚未麗(ハイドラント、試験的改名) | 2005/10/16 18:48:00 |
マエガキ 試験的に改名してみることにしました。 気に入らなかったらまた戻します。 そうなるとややこしくなるかも知れませんが、よろしくお願いしますです。 ちなみに読み方はチョウヅカミレイ。 どこで区切るかは秘密です(笑)。 あっ、ちなみにこのお話、一気に下にスクロールしすぎるとあんまりよくないかも知れません。 ――小さな夜の物語―― ▽星空 ウイスキーを飲みすぎてしまったせいでお月様は道に迷ってしまいました。 夜が明けてしまったので仕方なく木のうろに避難することにしました。 そこでうつらうつらとまどろんで浅い夢を見ていると、誰かに木の棒のようなもので突かれました。 少しして目を覚ましたお月様は、うろの中から外をうかがってみましたが誰もいません。 こんぺいとうのような星がしんとつめたい冬の空にたくさん輝いていました。 ▽二人のお月様 サボテンが荒れ野で月光浴をしながら読書をしていると、突然空から大きな手が降りてきてサボテンを掴むと空高く放り投げてしまいました。 サボテンは天幕を突き抜け、それから地面に叩きつけられたのですがその間、一瞬だけですがお月様が天幕裏の休憩室でタバコを吸っているところを見ました。 小さな穴の開いた空を見上げてサボテンは思いました。 あそこにいるお月様はお月様ではないのでしょうか。 ▽流れ星 町を見下ろす丘の上に座り込んでサボテンは流れ星を待っていました。 しんと静かな月夜、町に散りばめられた水銀灯の明かりは少しさみしげです。 きっと起きている者は誰もいません。 サボテンの足元辺りには乳白色のとても綺麗な花が咲いていました。 でもサボテンは空を見つめるだけで、花のことなど気にも留めません。 だんだんと寒くなってきました。 流れ星はなかなか現れません。 もうそろそろ帰ろうと思います。 * サボテンの乗せて流れ星は宇宙を飛んでいました。 ▽水の踊り 真夜中ひとりで海を見ていると、私は私ではなくなりました。 私ではなくなった私は、両の手のひらで海の水をすくい上げるとそれを空に放り投げて一本の短いステッキを作り、それを海の方向に向けて一振りしました。 すると海の水たちがでたらめに踊り始め、その踊りは朝まで続けられました。 私は途中で帰りましたが、お月様はずっと見つめていました。 ▽サボテンを捕まえた話 鳥かごの中に飼っていたお月様がいなくなった夜、私は螢を捕まえにいきました。 螢は捕まえ損ないましたが、代わりにサボテンを捕まえました。 そのサボテンはじいっと空を見つめていました。 アトガキ 稲垣足穂の「一千一秒物語」という作品に影響を受けてこんなものを作ってみました。 タイトルは2の方に昔投稿した「小さな国の物語」と対になるように「小さな夜の物語」。 とりあえず5つお話書いてみましたが、この後続くかどうかは分かりません。 読んでくださった方どうもありがとうございます。 気に入っていただけたら嬉しいです。 気に入っていただけなかったらすみませんです。 |
31980 | Re:小さな夜の物語 | 蛇乃衣 | 2005/10/21 17:23:40 |
記事番号31960へのコメント こんにちは、蝶塚さん(勝手に区切ってしまいました;) タイトルを見て「おや?」と思ったのですが、やはり「一千一秒物語」に影響を受けた作品なのですね! 淡々としていて良いですねぇ。なんだか金平糖を食べているみたいでした。 タバコを吸って休憩しているお月様と、サボテンが好きです。 蛍ではなくて、最初からサボテンを探しにいきたいと思います。 では、短いですがこの辺で失礼します。 |
31985 | Re:小さな夜の物語 | 蝶塚未麗 | 2005/10/22 00:08:08 |
記事番号31980へのコメント >こんにちは、蝶塚さん(勝手に区切ってしまいました;) どうも蛇乃さん、こんばんはです。 ほんの少し前までは蝶塚未だったかも知れない蝶塚です。 >タイトルを見て「おや?」と思ったのですが、やはり「一千一秒物語」に影響を受けた作品なのですね! まさかチャットでお話した後、こんなものを書くことになるとは夢にも思わなかったです。 思えば翌日なんですよね、一日で書き上げて一日で投稿となりました。 >淡々としていて良いですねぇ。なんだか金平糖を食べているみたいでした。 ありがとうございます。 そういえば最近こんぺいとうを食べました。 お腹がすいている状態で少しずつ食べていくのはなかなか美味しかったです。 >タバコを吸って休憩しているお月様と、サボテンが好きです。 タバコとお月様は「一千一秒物語」では切っても切り離せない関係ですね。 サボテンはなんでしょう……ポルノグラフィティの歌かな。 >蛍ではなくて、最初からサボテンを探しにいきたいと思います。 もっと素敵なものが見つかるといいですね。 ……そういえばホタルの季節とっくに終わってるんだよなあ。 >では、短いですがこの辺で失礼します。 > ご感想どうもありがとうございました。 PS.「コウモリ」読み始めました。 |
31986 | 小さな夜の物語☆ | 蝶塚未麗 | 2005/10/22 00:17:48 |
記事番号31960へのコメント マエガキ こんばんは、チョウヅカ・ミレイです。 チョウヅカミ・レイでもいいかなあと思ってましたけど、やっぱりやめました。 普通が一番ですね。 ちなみに前回説明し忘れていたので今回します。 稲垣足穂の「一千一秒物語」というのは、月や星などがいっぱいでてくるとっても不思議なショートショート集です。 本当に数行程度の短い作品がいっぱいあって(もちろんもう少し長いのもありますけど)、割と気楽に読めます。 わけの分かんないのが多いですけど、それが逆に愉しかったり。 結構古い作品なのですが凄く独特な雰囲気と感覚で、今読んでも新鮮なくらいです。 何か説明というよりは感想になってしまいましたね。 詳しいことは「稲垣足穂」や「一千一秒物語」で検索してみることをおすすめします。 実際に作品が引用されているページもありますので。 ――小さな夜の物語☆―― ▽笛の音 遠くから笛の音色が聴こえてきました。 ほんとうにかすかで今にも消え入りそうな、しかしとても素敵な音でした。 目を覚ますと月が沈んでいくところでした。 ▽星の声 カーペットの上に座ってサボテンはあらかじめ冷やし眠らせておいた星を食べていました。 さすがに20個も食べると少し酔いがまわってきます。 眠たくなったサボテンは歯を磨きに洗面所へ向かいました。 何となく鏡に映った自分の姿を眺めながら歯ブラシを前後左右斜めに動かしていると、どこからともなく声が聴こえました。 内容はうまく聞き取れませんでしたが、多分さっき食べた星のどれかが目を覚ましてサボテンに抗議をしたのでしょう。 ベッドで眠っていると流れ星になって宇宙を飛び回る夢を見ました。 ▽お月様を突っついた話 私が道に迷っていると、お月様が木のうろですやすや眠っていたのでそこら辺にあった木の棒で突っついてみました。 そのせいで大切ななにかをなくしてしまったのですが、こぼれたミルクは元には戻りません。 ▽ただそれだけの話 意味なんてないのですが、そこにはまな板がありました。 ▽風船物語 風船であることをやめた風船は夜の街を歩いていました。 暗い天幕の下、生ぬるい風を浴びて街を歩くのは何となく魚になって海の中を泳いでいるような気分です。 街を彩るイルミネーションがきらきらととても綺麗でした。 高いビルがたくさんあり、色々なお店がありました。 何となく本物の海を見たくなって、そちらの方向に向かっていくとだんだんと人気がなくなってきました。 たどり着いたのは倉庫街でした。 赤レンガの建物がたくさん並んでいて、風船をどこか懐かしい気持ちにさせました。 でも風船が肉眼で赤レンガの倉庫を見るのはこれがはじめてです。 おそらくテレビかコミックの仕業でしょう。 そう思うことにしました。 倉庫街はほんとうに誰もいないしんと静かな場所でした。 時々遠くで自動車の音がする程度です。 ですからそこを歩いていくのは少し勇気のいる行為でした。 どこに怪しい人が潜んでいるか分かったものではありませんから。 倉庫街を抜けると波止場でした。 風船は真っ黒な海の中に飛び込み、ぷかぷかと浮きながらはるかな沖の方へと泳いでいきました。 やがて潮に流されて異邦の土地にたどり着き、カラスか何かに突かれて死んでしまいました。 アトガキ このシリーズ書いててとても面白いです句点 内容がもろ自分好みなのです句点 自画自賛しまくれます句点 読者の方にとってどうかは分かりませんし読点それにしばらくすると恥ずかしくなってくるかも知れませんが三点リーダ三点リーダ ちなみにまだまだ続くと思います句点 |
31990 | Re:小さな夜の物語☆ | 唯梨 | 2005/10/22 23:42:16 |
記事番号31986へのコメント >こんばんは、チョウヅカ・ミレイです。 こんばんは、唯梨です。(覚えていらっしゃいます?) >ほんとうにかすかで今にも消え入りそうな、しかしとても素敵な色でした。 フルートっぽい音でしょうか。あれって、綺麗な音だけど、他の音に混じって聞こえにくくなってしまうんですよ。 >ベットで眠っていると流れ星になって宇宙を飛び回る夢を見ました。 羨ましい・・見たくても見れない素敵な夢・・・。 >そのせいで大切ななにかをなくしてしまったのですが、こぼれたミルクは元には戻りません。 なんとなく、妙に納得するものがありますね。 >風船は真っ黒な海の中に飛び込み、ぷかぷかと浮きながらはるかな沖の方へと泳いでいきました。 だ、大丈夫なのだろうか・・・(汗) >やがて潮に流されて異邦の地にたどり着き、カラスか何かに突かれて死んでしまいました。 ・・ああ。・・・悲しいのと、ああそう。って感じの人に分かれると思います。私は・・中間くらいでしょうか。 実際友人に見てもらったら、ふーん。くらいの反応でした。 感じ方や好みの違いですかね。 >内容がもろ自分好みなのです句点 同じくそうです。主人公もなく、ほわんとしているのに、何故か・・・って感じです。・・・うまく表現できません私にはっ。なんか歯がゆいです。 ・・意味不明な文を失礼しました。では。 |
31991 | Re:小さな夜の物語☆ | 蝶塚未麗 | 2005/10/23 11:55:02 |
記事番号31990へのコメント >>こんばんは、チョウヅカ・ミレイです。 > こんばんは、唯梨です。(覚えていらっしゃいます?) どうもこんばんはです。 もちろん覚えていますとも! > >>ほんとうにかすかで今にも消え入りそうな、しかしとても素敵な色でした。 > フルートっぽい音でしょうか。あれって、綺麗な音だけど、他の音に混じって聞こえにくくなってしまうんですよ。 フルートはあんまり聴いたことないですねえ。 鍵盤楽器っぽい音ならお隣とかから聴こえてきますけど。 > >>ベットで眠っていると流れ星になって宇宙を飛び回る夢を見ました。 > 羨ましい・・見たくても見れない素敵な夢・・・。 私もこういう気持ちよさそうな夢見たいです。 朝起きれなくなりそうですが(笑)。 > >>そのせいで大切ななにかをなくしてしまったのですが、こぼれたミルクは元には戻りません。 > なんとなく、妙に納得するものがありますね。 後悔先に立たずの方が切れがよかったかも知れません。 > >>風船は真っ黒な海の中に飛び込み、ぷかぷかと浮きながらはるかな沖の方へと泳いでいきました。 > だ、大丈夫なのだろうか・・・(汗) 風船ですから(笑)。 > >>やがて潮に流されて異邦の地にたどり着き、カラスか何かに突かれて死んでしまいました。 > ・・ああ。・・・悲しいのと、ああそう。って感じの人に分かれると思います。私は・・中間くらいでしょうか。 > 実際友人に見てもらったら、ふーん。くらいの反応でした。 > 感じ方や好みの違いですかね。 私はふーん、だろうなあと思います。 > >>内容がもろ自分好みなのです句点 > 同じくそうです。主人公もなく、ほわんとしているのに、何故か・・・って感じです。・・・うまく表現できません私にはっ。なんか歯がゆいです。 > >・・意味不明な文を失礼しました。では。 いえ、とっても嬉しかったです。励みになります。 どうもありがとうございました。 > > > > |
32001 | 胡蝶の夢――小さな夜の物語特別編 | 蝶塚未麗 | 2005/10/25 22:28:42 |
記事番号31960へのコメント マエガキ 夢を見るのが好きです。 とても面白いからです。 私にとって夢は最高のエンタテイナーであり、最も尊敬するクリエイターの一人でもあります。 そんな彼の作品を拙いながらも文章にしてみました。 できる限り原作に忠実に書いたつもりですが、記憶があやふやなところは捏造しました。文章にし難い箇所も省くか作り変えるかしています。本当はそんなことしたくなかったのですけれど……。 文章も簡潔さを第一に考えて書いたので雰囲気の面ではもの足りないと思いますが、その代わり短いので読んでもそれほど時間の浪費にはなりませんし(よほど熟読しない&よほど忙しい人でない限りは)、肩も凝らないでしょう(よほど熟読しない&よほど疲れる体勢で読まない&よほど文章を読むことに慣れていない人でない限りは)。 それでは楽しんでいってください。 楽しむ姿勢さえあれば大抵のものからは楽しさを引き出すことができると思います。 もちろん楽しむ姿勢がなくても楽しめるもので楽しむ方がずっと楽だし楽しいでしょうけれど。 ちなみに中国の故事とは何の関係もありませんので驚天動地の大仕掛けとか期待しないように(笑)。 ――胡蝶の夢―― ▽氷の国のM 遠足で氷の洞窟にいきました。 氷の洞窟というのは、氷でできている洞窟のことではなく、岩でできているけどあちこちが凍っている洞窟のことです。 先生の指示を無視して、友人何人かと一緒に勝手に奥の方に進んでいくと、一定の時間が経つごとに地形の変わるエリアに入ってしまいました。なぜかそのことが分かった私は、まずいと思ってすぐに引き返そうとしましたが、すでに地形が変化していて帰り道が分からなくなっていました。 迷いに迷ってやっと外に出られたかと思ったらそこは出口ではなく、周りを高い岩壁に囲まれていて、そのうえ空から軍用ヘリコプターが襲ってきました。幸いなことにジャンプ台があったので、私はそれを使って雲の上の世界にいき、ブロックを叩いてコインを稼ぎました。 友人達がどこにいったのかは分かりません。 ▽見知らぬGrandma 寝たきりの祖母を見舞いに病院(現実では老人ホームにいます)にいくと祖母が入り口の近くにいて、元気な姿で出迎えてくれました。祖母は二十歳近く若返っていて顔は別人のようになっていました。理由は聞きましたが忘れました。 すでに母が到着していたので三人で病院の食堂へいきました。食事はとても豪華でした。 祖母は元々は小食だったのですが、とても大食らいになっていたので、私は大丈夫かなあと思いました。 ▽異世界スーパー 私は大型スーパーマーケットにやってくると、エレベータに乗りました。 エレベータの中は化け物の内臓のようなもので出来ていて、とても不気味でした。夢の中の私の知識によると、悪魔の死骸を使って造ったものだそうです。 二階に上がり、ベンチに座って人を待っていると、サングラスをかけた怖そうな人がやってきました。二十代半ばくらいの割と若い人です。その人は私に話しかけてきました。 その人が私の待ち人だったのかどうかは分かりません。 ▽不思議なテロ事件 私の家がテロリストに占拠されました。 夢の中の私の家は現実のものよりも遥かに広く、海に面した崖の上にあり、奥の方には大きな時計塔がそびえ立っていました。テロリスト達はそこに立てこもっていました。 人質は誰もいないのに、なぜか警察は手を出すことができずにいました。 私はライフル銃を持って正面から時計塔に突入していきました。なぜ警察ができないことを私がするのかは分かりませんが、その結果、あっさりと捕らえられてしまいました。 彼らの話を聞くとどうやら正しいのは彼らの方らしく、私は彼らに寝返ることにしました。 ▽お別れ 夢の中の私の家の二階の廊下はまっすぐにとても長くのびていて、たくさんの部屋があり、アパートになっていました。現実の廊下には、私の部屋と弟の部屋、それに物置の三部屋しかありません。 たくさんの部屋の内、私は階段側から数えて五番目か六番目くらいの部屋に入りました。畳の部屋です。入った途端、私のからだはとても小さくなりました。 その部屋で床に無造作におかれていた自分よりも大きな漫画雑誌を読んでいると、住人が帰ってきたのでベッドの下に隠れました。住人はすぐに部屋を出て行きました。 しばらくして私も廊下に出ました。すると大きさは元に戻りました。 天井近い高さにある窓から外を見ると、建物が砂に沈んでいくところでした。取り壊しが始まっているようです。 私は慌ててその窓から脱出しました。 アトガキ ヘンな作品ばかりだったかと思います。 でも夢なのですから当たり前です。 現実的で理路整然としていておかしいところが一つもない夢なんて見たことありません。もしそれで面白かったらそのまま小説にできるので大歓迎なのですが。 各話について軽くコメントします。 ▽氷の国のM 私の夢は私の身近な場所を舞台にすることが多いですが、これは例外。だからとてもお気に入りな夢です。 いつ見たのかは覚えてないけど、少なくとも1年以上は前。2年以上は前かも。 色んなところからネタをパクっている大胆不敵さに感心。 ところでMが何のことかお分かりでしょうか? ▽見知らぬGrandma これはつい最近の作品。 本当はもっとヘンなお話で、入り口で祖母に会い祖母だと分かったのにそのまま祖母の病室までいこうとしました。その辺を夢の世界の私の思考も合わせてうまく書くのは難しいと判断したので削りましたが。 他にも削った箇所はたくさんあります。純度はかなり低いでしょう。 それにしても老人ホームってあんまりいい名称じゃないような気が。検索してみると表示件数が多かったので採用したんですが。 ▽異世界スーパー ラストの怖そうな人よりもエレベータの中身の方がインパクトが強いという特異な構成になっていたため、タイトルで悩みました。つまりどちらをメインにするか、ということです。 結局、エレベータがメインっぽくなりつつも、エレベータだけではないといった感じの今のタイトルに。まあセンスには欠けるのですけど。 ちなみに大型スーパーマーケットを舞台にした夢の作品はこれ以外にもいくつか見た記憶があります。どれも断片的な記憶ばかりで物語にはなりえないものの、これとは違って心地いい温かさを持ったものが多く、創作する際にもそういう雰囲気を出せたらなあと思う時があります。 ▽不思議なテロ事件 テロリストに寝返った記憶はありますけど、彼らの思想を聞いた覚えはありません。 テロリズムも考えようによっては正しいのかも知れませんが、私は嫌いです。 だから現実では脅されて仕方なくなことはあっても(ないと思う)、よろこんで寝返ろうなんて思わないでしょう。 それにしても時計塔というものにはあこがれます。 テロよりもそっちの方で印象に残っていました。 ▽お別れ 不思議で楽しい(のかな?)お家とのお別れという意味でこんなタイトルになりました。 文章ではさらっとしていますが、原作はちょっぴりせつない作風でした。 こういうせつない作品は他にもいくつか記憶しています。。 たとえば家の隣の空き地(今はアパートが建ちました)が湿地帯になって、キリンやカバなどの動物がたくさん生息するようになったけど、数日後には、元の空き地に戻り動物たちはいなくなったというお話。 小学校の頃に見たのですが、これは本当に泣ける作品でした。いや、泣きはしませんでしたけどね。 ちなみにこれらの文章をネットの夢判断にかけてみたら、どれも例外なく悪い運勢ばかりでした(笑)。不穏な単語が多いからかも知れませんね。 夢占いサイトを紹介してくださった、あささん。ここを読んでることはまあないと予想しますが、どうもありがとうございました。 もちろん、読んでくださった方もありがとうございます。嬉しいです。 ……それにしても長いあとがきだ。 |
32025 | 小さな夜の物語★ | 蝶塚未麗 | 2005/11/6 00:29:54 |
記事番号31960へのコメント マエガキ 推薦試験がほぼ一週間後に迫っています。 面接と基礎学力試験に対する対策が必要なので、物語書いてる暇なんてありません。 だから書いていません。 今回投稿するのは全部作り置きです。 冷蔵庫入れといたのをレンジでチンするような感覚です。 だから時間使っているのはこの文章を書くことにだけ。 しかも割と急いで書いてる。 アトガキは多分省くことになるでしょう。 ――小さな夜の物語★―― ▽屋上世界 夕暮れ時の誰もいないデパートの屋上で空を見上げて子どもの頃を思い出していると、後ろから何者かに肩をぽんと叩かれました。 後ろを振り向くと、それはエレベータでした。 私はエレベータに乗り込み、1Fと書かれたボタンを押しました。 エレベータはゆっくりと下降していき、やがて1Fに到着しました。 1Fは屋上になっていました。 誰もいない屋上で空を見上げて子どもの頃を思い出していると、後ろから何者かに肩をぽんと叩かれました。 ▽天使の落し物 おそらくはヨーロッパのどこかの街の話です。 ひらひらと粉雪の舞う夕暮れの街は活気に溢れていました。 通りを歩く人たちは誰もしあわせそうな表情をしています。 そんな中、お腹をすかせた天使はじいっと古びた時計塔の時計の文字盤を見つめていました。 やがて夜になり天使の回りには誰もいなくなりましたが、それでも天使は動こうとしません。 真夜中零時の鐘が鳴った途端に天使はすうっと消えてしまい、後にはきらきらと輝く大粒の青い宝石だけが残りました。 誰もその石を発見することはできませんでした。 ▽悲惨な人生 子どもの頃はロボットだったせいでしょっちゅういじめられていました。 両親にねだって肉のからだを買ってもらったのですが、それが安物だったせいでその後もたくさんいじめられました。 つい昨日、自分でためたお金で新しいからだを買いましたが、不良品でしかも業者に逃げられてしまいました。 今、私は遺書を文面を考えているところです。 今夜はとても月が綺麗です。 ▽世界の果て 魚にとって雨の夜の世界の果ては少し不思議でとても恐ろしくそこはかとなく素敵な実によいところでしたおしまい。 ▽稲垣足穂を見かけた噂 稲垣足穂を見かけた人がいるという噂話を友人の稲垣足穂氏から聞きました。 でもそれは夢でした残念。 アトガキ 予定通り省きます。 読んでくださった方どうもありがとうございます。 こんな状況でも感想などいただけるととても嬉しいのですが、それに対する返信は遅れると思います、というか遅れます。 感想を書いてやろうという方はご了承くださいませ。 |
32028 | 頑張ってください。 | 羅城 朱琉 | 2005/11/10 10:56:38 |
記事番号32025へのコメント > > >マエガキ >推薦試験がほぼ一週間後に迫っています。 >面接と基礎学力試験に対する対策が必要なので、物語書いてる暇なんてありません。 >だから書いていません。 >今回投稿するのは全部作り置きです。 >冷蔵庫入れといたのをレンジでチンするような感覚です。 >だから時間使っているのはこの文章を書くことにだけ。 >しかも割と急いで書いてる。 >アトガキは多分省くことになるでしょう。 こんにちは、こちらの名前でははじめまして。羅城 朱琉です。 推薦試験はそろそろシーズン到来ですね。私は内申よりもテストの成績に賭けていましたので、全部一般入試でしたから、推薦の苦労はよくわからないんですよね・・・・。 ありきたりですが、試験頑張ってください。とりあえず、出来うる限り平常心でいけば、大抵のことは何とかなります。 では、長々と失礼しました。本題のレスに参ります。 > > > > > ――小さな夜の物語★―― > > > > >▽屋上世界 >夕暮れ時の誰もいないデパートの屋上で空を見上げて子どもの頃を思い出していると、後ろから何者かに肩をぽんと叩かれました。 >後ろを振り向くと、それはエレベータでした。 >私はエレベータに乗り込み、1Fと書かれたボタンを押しました。 >エレベータはゆっくりと下降していき、やがて1Fに到着しました。 >1Fは屋上になっていました。 >誰もいない屋上で空を見上げて子どもの頃を思い出していると、後ろから何者かに肩をぽんと叩かれました。 不思議・・・・というよりは奇妙な世界ですが、なぜか想像できてしまうのは夢だからでしょうか?哀愁漂う感じが素敵です。 > > > > >▽天使の落し物 >おそらくはヨーロッパのどこかの街の話です。 >ひらひらと粉雪の舞う夕暮れの街は活気に溢れていました。 >通りを歩く人たちは誰もしあわせそうな表情をしています。 >そんな中、お腹をすかせた天使はじいっと古びた時計塔の時計の文字盤を見つめていました。 >やがて夜になり天使の回りには誰もいなくなりましたが、それでも天使は動こうとしません。 >真夜中零時の鐘が鳴った途端に天使はすうっと消えてしまい、後にはきらきらと輝く大粒の青い宝石だけが残りました。 >誰もその石を発見することはできませんでした。 悲しくも美しい話ですね・・・・。こういうのは好きです。 > > > > > > > > > > > >アトガキ >予定通り省きます。 >読んでくださった方どうもありがとうございます。 >こんな状況でも感想などいただけるととても嬉しいのですが、それに対する返信は遅れると思います、というか遅れます。 >感想を書いてやろうという方はご了承くださいませ。 はい、とても面白かったです。 せっかくですので、私の見た夢などもひとつ。 「Dead or Alive?」 そこは、大きな劇場でした。 ロビーで友達と話していると、私たちの目の前を、黒い服を着た少女が、光る玉を集めながら通り過ぎていきます。友達は、少女の取り損ねた光の玉を少女に渡しました。 しばらくして、私たちの目の前を、白い服を着た少年が、光る玉を撒きながら通り過ぎていきます。私は、光の玉をひとつ、少年からもらいました。 やがて、少女に玉を渡した人は2階のホールへ、少年から玉をもらった人は1階のホールへ入っていきます。私は、そこで友達と別れました。 その後、二度と友達は現れません。 光る玉の正体は、生命だったようです。 |
32049 | Re:ありがとうございます | 蝶塚未麗 | 2005/11/15 15:19:16 |
記事番号32028へのコメント > >> >> >>マエガキ >>推薦試験がほぼ一週間後に迫っています。 >>面接と基礎学力試験に対する対策が必要なので、物語書いてる暇なんてありません。 >>だから書いていません。 >>今回投稿するのは全部作り置きです。 >>冷蔵庫入れといたのをレンジでチンするような感覚です。 >>だから時間使っているのはこの文章を書くことにだけ。 >>しかも割と急いで書いてる。 >>アトガキは多分省くことになるでしょう。 > こんにちは、こちらの名前でははじめまして。羅城 朱琉です。 どうもこんばんは。こちらこそ(この名前では)はじめまして。蝶塚未麗です。 > 推薦試験はそろそろシーズン到来ですね。私は内申よりもテストの成績に賭けていましたので、全部一般入試でしたから、推薦の苦労はよくわからないんですよね・・・・。 推薦で受かってしまった方が早く楽になれるので推薦受けることにしました。 これに落ちたら同じ学校の一般受けることになります。 > ありきたりですが、試験頑張ってください。とりあえず、出来うる限り平常心でいけば、大抵のことは何とかなります。 受けてきました。 焦りや緊張でいくつかミスをしてしまいましたが、やれる限りのことはやったという感じです。 ……帰りの電車で財布落としましたが(見つかったけど)。 励ましのお言葉、ありがとうございます。 読んだとき、少し勇気がわきましたよ。 > では、長々と失礼しました。本題のレスに参ります。 > >> >> >> >> >> ――小さな夜の物語★―― >> >> >> >> >>▽屋上世界 >>夕暮れ時の誰もいないデパートの屋上で空を見上げて子どもの頃を思い出していると、後ろから何者かに肩をぽんと叩かれました。 >>後ろを振り向くと、それはエレベータでした。 >>私はエレベータに乗り込み、1Fと書かれたボタンを押しました。 >>エレベータはゆっくりと下降していき、やがて1Fに到着しました。 >>1Fは屋上になっていました。 >>誰もいない屋上で空を見上げて子どもの頃を思い出していると、後ろから何者かに肩をぽんと叩かれました。 > 不思議・・・・というよりは奇妙な世界ですが、なぜか想像できてしまうのは夢だからでしょうか?哀愁漂う感じが素敵です。 哀愁、一応は出てるようで安心しました。 結構悪夢めいた感じですけどね。 ちなみに残念ながら、今回の投稿分は夢の文章化ではなく完全なフィクションです。 夢の方はもうネタ切れです(あんまり覚えてられないので)。 > >> >> >> >> >>▽天使の落し物 >>おそらくはヨーロッパのどこかの街の話です。 >>ひらひらと粉雪の舞う夕暮れの街は活気に溢れていました。 >>通りを歩く人たちは誰もしあわせそうな表情をしています。 >>そんな中、お腹をすかせた天使はじいっと古びた時計塔の時計の文字盤を見つめていました。 >>やがて夜になり天使の回りには誰もいなくなりましたが、それでも天使は動こうとしません。 >>真夜中零時の鐘が鳴った途端に天使はすうっと消えてしまい、後にはきらきらと輝く大粒の青い宝石だけが残りました。 >>誰もその石を発見することはできませんでした。 > 悲しくも美しい話ですね・・・・。こういうのは好きです。 今思えば天使じゃなくて普通の少年とかでよかったような…… でもまあそういうイメージが浮かんだんだから仕方ないといえば仕方ないような…… それにしてもヨーロッパいきてえ。 ……なんかズレた返しですみません。 > >> >> >> >> >> >> >> >> >> >> >> >>アトガキ >>予定通り省きます。 >>読んでくださった方どうもありがとうございます。 >>こんな状況でも感想などいただけるととても嬉しいのですが、それに対する返信は遅れると思います、というか遅れます。 >>感想を書いてやろうという方はご了承くださいませ。 > はい、とても面白かったです。 どうもありがとうございます。そのお言葉が何より嬉しいです。 > せっかくですので、私の見た夢などもひとつ。 > > 「Dead or Alive?」 > そこは、大きな劇場でした。 > ロビーで友達と話していると、私たちの目の前を、黒い服を着た少女が、光る玉を集めながら通り過ぎていきます。友達は、少女の取り損ねた光の玉を少女に渡しました。 > しばらくして、私たちの目の前を、白い服を着た少年が、光る玉を撒きながら通り過ぎていきます。私は、光の玉をひとつ、少年からもらいました。 > やがて、少女に玉を渡した人は2階のホールへ、少年から玉をもらった人は1階のホールへ入っていきます。私は、そこで友達と別れました。 > その後、二度と友達は現れません。 > 光る玉の正体は、生命だったようです。 > 劇場って時点でうらやましいです。 私の夢に出てきたことは多分一度もないです。 幻想的でかつグロテスクでじんわりと怖さがくる感じ? 小川未明の「金の輪」という童話を連想しました。 ご感想どうもありがとうございました。 |
32050 | 小さな夜の物語☆☆ | 蝶塚未麗 | 2005/11/15 16:42:02 |
記事番号31960へのコメント アトガキ 推薦試験いってきました。 試験一週間前から「嫌だよお、怖いよお」と周り+自分に言ってたんですが、いざ本番となるとそれほどでもなく、開始30分前くらい、気づけば笑っていたくらいです。 手は緊張でしっかりと震えていましたけどね。 試験はとても難しかったです。 特に国語。 得点源のはずが、漢字以外、どれも答えが特定し難い(マーク方式)問題ばかりで、しかも時間がなくて焦る。 何が基礎学力試験だ、これなら本試の方が楽なのではと思ったくらいです。 面接の方も思ったよりもずっと話しやすい雰囲気でしたが、逆に戸惑って礼儀面がややおろそかになってしまったかと。 先頭だったのもありますし。 それにしても隣の方、話の内容も態度も凄いしっかりしていて凄かったなあ。 また受験旅行中(県外なのです)、萩尾望都の「ポーの一族」全巻ほか、色々と本&CDをゲット。 しかもNという試験とは関係ない土地で何やらイベントをやっており、エスカルゴなど珍しいものを食べれました。 それから帰り道、電車の中で財布落としてパニック状態になりました。 となりに座っていた方が拾って車掌さん(?)に届けてくださったお陰で戻ってきましたが、もし運が悪ければ…… 何せ財布の中には切符も入っていたのですから。 ――小さな夜の物語☆☆―― ▽お月様殺害事件 夜風が気持ちよさそうだったので夜の散歩に繰り出してみると、水銀灯の下アスファルトの地面に血だまりができていてその中でお月様が殺されているのを見つけました。 お月様の背中には大きなナイフが冷たく光っていました。 その時、後ろに何者かの気配! 軽く助走をつけてえいっとジャンプするとそのままばたばた羽ばたいて夜の闇の中に消えていきました。 ▽月の迷路 月の中は途方もなく巨大な立体迷路になっているので毎日のように人が迷い込み出られなくなっています。 彼らがが食糧にしているのはあちこちにたくさん生えている乳白色のコケで正直に言いますとあまり美味しくはないのですがとても栄養価が高く量さえ取れば副食物がなくてもからだは健康でいられます。 水はあちこちに泉があるので心配いりません。 お酒の湧く泉もあります。 そのせいで酔っ払いが増え治安が悪化しているのですが政府は見て見ぬふりをしています。 ▽蝶塚未麗をぶん殴った話 昨夜、蝶塚未麗氏にお会いました。一発ぶん殴ってやりましたワハハ! ▽月になった話 アンデルセンの童話を読んでいるとだんだんと私のからだは月になっていき、いつの間にか空から街を見下ろしていましたが私は高所恐怖症です、助けて! でも誰も助けてはくれません。 私はゆっくりと空を昇っていきます。 これは本当の私じゃない、これは夢なんだと思ってほっぺたをつねってみましたが痛いだけ。 次に顔をぶん殴ってみましたがやはり痛いだけ。 そうこうしているうちに、私は海の中に沈んで溺れ死に夢から覚めました。 恐ろしい夢でした。 でもこうも考えられます。 月になった私は実は前世の私で、私はたった今生まれたばかりなのでは? ▽卵と鶏の物語 卵の中に住んでいた鶏はある日、卵の殻を突っついて破ってしまいました。 卵の外から黄身が流れてきて大変なことになりました。 具体的にどうなったのかはまだ聞いていないので分かりません。 マエガキ またもや作り置き+レンジでチンで、結構前に書いた話なんですけれども、読み返してみて結構悪くないなあと自画自賛気分に陥ったりします。 まあ独りよがりな作品集なのはシリーズはじめた時から自覚してます。 自覚しているだけなんですけど。 オマケ これまでの各作品についてのコメント書きました。 やたら長くて固有名詞が多いです。 読み物としての面白さは保証しかねますので読みたい方だけ読んでください。 敬称は基本的には全部省略。 ▽星空 初書きなので割と気合入ってます。 それが出来に反映してるかどうかは別として。 イメージ源は小川未明の牛が出てくる童話(名前忘れた、ネットに載ってない)。 ▽二人のお月様 最初主人公はサボテンではなくお月様でした。 だから三人のお月様だったのですが、さすがにやりすぎだと思って変えました。 なぜサボテンなのかは自分でも分かりません。 ポルノグラフィティの影響か? ちょっとだけサーカスなイメージ? ▽流れ星 イラストレータ(長音抜き表記が気に入ってしまったみれいちゃん)のたむらしげるのイラストのイメージ。 ちょっと漫画化に挑戦してみました。 凄い絵が下手なせいでしょうもないものが出来上がってしまったのですが、でも雰囲気はあるなあと客観力不足な自画自賛。 ネットで発表する機会は恐らく一生ないでしょう。 ちなみに流れ星の上にいたら普通の星が流れ星みたいに見えるんじゃないかって疑問もあると思いますが、この流れ星っていうのは実は普通名詞ではなくて固有名詞なのです。 ▽水の踊り 富士見ファンタジア大賞受賞作家の貴子潤一郎の著作に「眠り姫」というのがあります。 その中に「水たちがあばれる」が暴れるという作品が収録されているのですが、そも「水たちがあばれる」というタイトルがイメージ源。 内容は全くの別物でした。 ▽サボテンを捕まえた話 これは単なるおまけですね。 ▽笛の音 月が沈むところって見えるんでしょうか。 ▽星の声 江國香織の「きらきらひかる」がイメージ源なんですが、既読の方にはどこが?って話ですね。 ▽お月様を突っついた話 最初の一文で茶目っ気爆発。 慌てて一行追加しました。 ▽ただそれだけの話 ただそれだけの話です。 深読みしても無駄だと思われます。 ▽風船物語 この辺りから地が出てきたかな。 まあ別に模倣してるわけじゃないからいいんですけどね。 赤レンガ倉庫といえば今年の初春頃、函館にいってきました。 いいところでしたけれど、見所が少なかったですねえ。 ちなみに「一千一秒物語」の舞台のモデルは神戸だとか。 神戸はいったことあるんですが、とても素敵な街だった記憶があります。 絶対に住みたくないです。 住むのがもったいないという意味。 それにしてもこの風船ちゃん、カラスにやられる前に、海鳥とか魚にやられていそうなものだけど。 あるいは岩とか? ▽屋上世界 SF作家の北野勇作の「どーなつ」の最初の方のシーンをイメージしながら書き始めました。 1Fは屋上になっていました、みたいな感覚は好きなんだけど、雰囲気が足りないせいで薄っぺらな感じ? 松浦寿輝「半島」に出てくる不思議なお風呂かな、イメージ源は。 でも読んだのとこれ書いたの、どっちが先だっけ? ▽天使の落し物 元々はGacktの「Last Song」って歌の雰囲気を文にしたかったのですが、全然違いますね。 ちなみにあの歌は個人的にはヨーロッパの古い街のイメージです。 天使が出てくるのはミステリ作家の森博嗣の「悪戯王子と猫の物語」という作品集に天使の出てくる作品があって割と印象に残っていたからだと思います。 内容も少し似てるかも知れません。 ▽悲惨な人生 差別問題を扱っています(笑)。 いかにも自分らしいつくりだなあと思います。 でもあんまり好きじゃないですねえ。 ▽世界の果て あまりにも短いけどお気に入り。 でも書いた本人だけだろうなあ。 ▽稲垣足穂を見かけた噂 おかしなお話ですね。 タルホ氏に失礼かも。 ▽お月様殺人事件 割と「一千一秒物語」度が高いのではないかと。 血なまぐさいのはちょっと違うけど。 ラストが大好きな作品。 それにしても主人公は助走をつける時、血だまりをうまくよけられたのだろうか。 血だまりでも平気(物理的+心理的に)で走れたのだろうか。 そもそも血だまりの大きさはどれくらいなのか。 もしかしたらお月様自体とても小さいのかも知れない。 疑問がたくさん湧きあがってきて、夜も眠れません(朝なら眠れます)。 ▽月の迷路 月の迷路はちょっと前に書いた「王宮」って話に登場させました。 お気に入りな設定なのでまた使いたくなりました。 読点がないことが特徴ですが、意味はないです。 迷路好きとしてはいっぺん迷い込みたいですけど、退屈そうだなあ。 お酒苦手だし(未成年)。 ▽蝶塚未麗をぶん殴った話 ワハハ!辺りが好きです。 ▽月になった話 谷山浩子の「空に吊るされたあやつり人形」という歌がイメージ源。 収録されているアルバムの中では現時点で最高にフェイバリットな一曲です。 アンデルセンの童話というのは「絵のない絵本」のこと。 お話の中では最後の一話が好きです。 全体的にはそんなに面白いとも思わなかったけど、それでもあんなものを書けるアンデルセンは偉大だと思います。 アイデアや描写は秀逸。 それにしても最近まで南米出身だと思ってました。 なぜそう思っていたかは多分お分かりになると思います。 お馬鹿な勘違いですね。 ちょっと失礼かも。 ▽卵と鶏の物語 夜とは関係のないお話でした。 |