◆−光への憧憬 +どうか忘れないで+ 7−十叶夕海 (2006/2/17 23:29:28) No.32298 ┣Re:光への憧憬 +どうか忘れないで+ 7−氷室 相良 (2006/2/18 13:56:00) No.32300 ┃┗あああ〜。タイトルミスしてもうた〜(大ミス)−十叶夕海 (2006/2/18 14:17:24) No.32301 ┃ ┗Re:あああ〜。タイトルミスしてもうた〜(大ミス)−氷室 相良 (2006/2/18 21:15:38) No.32303 ┃ ┗受け取り方の違いでしょう−十叶夕海 (2006/2/19 00:37:12) No.32309 ┣Re:続きですねーv−みい (2006/2/19 02:38:34) No.32312 ┃┗そうですーv−十叶夕海 (2006/2/20 00:14:25) No.32317 ┣レポート(あの時のレストランから。)−月読 乾 (2006/2/19 19:48:39) No.32315 ┃┗いいレストランだろう?−十叶夕海 (2006/2/20 00:28:19) No.32318 ┣光への憧憬 +どうか忘れないで+ 8−十叶夕海 (2006/2/25 23:41:35) No.32328 ┃┣今回は感想レス形式で。−月読 乾 (2006/3/1 21:54:39) No.32329 ┃┃┗ありがとうございますv−十叶夕海 (2006/3/2 22:25:52) No.32330 ┃┗Re:光への憧憬 +どうか忘れないで+ 8−氷室 相良 (2006/3/3 16:52:37) No.32331 ┃ ┗お疲れ様です。−十叶夕海 (2006/3/4 00:19:52) No.32332 ┃ ┗ありがとうございますー。−氷室 相良 (2006/3/5 13:05:20) No.32336 ┃ ┗私も通った道だからですよ。−十叶夕海 (2006/3/7 23:55:09) No.32343 ┗光への憧憬 +どうか忘れないで+ 9−十叶夕海 (2006/3/12 23:57:08) No.32357 ┣現在、真夜中に返レス中。−月読 乾 (2006/3/14 04:00:11) No.32360 ┃┗普段のは、『演擬』だよ、ほとんど、『演技』に近いです。−十叶夕海 (2006/3/14 23:09:29) No.32363 ┗Re:光への憧憬 +どうか忘れないで+ 9−氷室 相良 (2006/3/18 13:19:40) No.32374 ┗いえいえ、そういうもんだと割り切ってもらえれば。−十叶夕海 (2006/3/18 22:53:44) No.32375
32298 | 光への憧憬 +どうか忘れないで+ 7 | 十叶夕海 | 2006/2/17 23:29:28 |
7 神影の知ること 「パスタは、嫌いだったかな?」 「嫌いじゃないけど。」 「なら、何故そんな不機嫌そうに?」 ここは、樹里のビルから、徒歩数分の割合有名なイタリアンレストラン。 舵などの帆船系のインテリアが小洒落た感じで、個室もあるそんなレストランである。 『シェフのオススメランチ』を前にして、二人は居た。 ちなみに、内容は、ポ―クカツレツにパン、サラダ、ミニパスタ(この日はカルボナ−ラ)、選べるデザ−トに、コ−ヒ−orワインである。 それで、2380円。 「・・・・まぁ、食べなさい。 ・・・・・・どうせ、主におごらされて、今月は、表向きピ−ピ−なのだろう?」 「まあな。」 「・・・・・やめたとはいえ、引く手数多なのに、勿体無いものだね。」 「・・るさい。」 「・・・・はいはい。 食べ終わったら、話そう。 ・・・・オ−ナ−は、いつでも、此処だけはあけていてくれるからな。」 「ちょっと、待った。 なぜ、そこまで?」 「・・・・葛城幻士(かつらぎ・げんし)というフリライタ―を知っているかね?」 「確か、主にパソコン関係のコラムを多く書き、また多彩なコラムを書く正体・・・・・・お前か?」 「・・・そうだね。 私が、この店が開店する少し前の、とある事件を解決してね。 それで、オ−ナ−が、感謝として・・・・・・というわけさ。 ・・・料金は、払うよ。 それが、仕事への最低限の礼儀だからね。」 そして、このランチセットがあらかた片付くまで、黙々と二人は食事をした。 コ−ヒ−に、手をつけながら、神影は、こう切り出した。 「さて、話すとするかね。 私だけが知るあの術のことと私の裏切りを。」 君は不自然に想わなかったかね? 【強制使い魔変換】 『生前の記憶』が、無くなる・・・そう言及しているのに、何故ソラの記憶が残ったのか。 ・・・そうだ。 いくつかの抜け道があるのだよ。 サラ様は、主に教えはしなかったが、私に幾つかの抜け道を教えていた。 全部を教えられないが、二つ教えよう。 『最低でも、施術の3ヶ月前に、施術者の全てを被施術者に話しておくこと』 『その上で、施術者・被施術者が、ある程度の好意を互いに持っていること。 また、それは、ピッタリ同じ分量でなくてはならない。』 といった所だ。 ・・・・なんて、顔をしている詠太郎氏? 確かに、分の悪い賭けだったね。 だけどね、あの男なら、主を任せてもいいと思ったんだ。 『娘』或いは、『年の離れた妹』を『嫁』にいかせる気分というのが、人間の感情で一番、その時の私の気分に近い気分だね。 おかしいかね? 創られたモノが、創造者を心配するなどと。 それでもね、私は、主に心穏やかに、過ごしてほしいと思ったのさ。 長く若いままで、人は生きたいと願い。 そんな研究をしてきたようだけどね。 私からすれば、何故そんなに長生きをしたい?と思うね。 長生きしたって、姿が変わらなければ、怪しまれて、同族から追われるだけだよ? 実際、主は、最初の頃は、吸血鬼らしい弱点もあった。 太陽光が苦手だとか、塩が苦手だとか、十字架が苦手だとか、盛衰が苦手だとか、そんなヤツだね。 それに、ソラに会う少し前だって、不審に思われて火あぶりにされたしね。 人間は、不老不死を望むくせに、そういう存在が居れば、迫害して殺してしまうそんな種族だ。 ・・・・・・・・私はね、人間が大嫌いだ。 まあ、ソラと三人目とマリヤとお前と天春(あまかす)ぐらいだね、好きなのは。 マシなのも居るけど、好きじゃない事には変りない。 でもね、ソラは、その好きの中でも別格だ。 ・・・・・・・・それでも・・・・ 「・・・・・・・・それでも・・・・それでも、私の裏切りは、主には許しがたいだろう。」 「裏切りっていうのは?」 「・・・・すこし、待ってくれないかね。 感情を少し、整理したい」 そう言った神影の顔には、明らかに後悔のような、諦念のような、疲労感のような、そんな表情が、明るさとは無縁のその顔にのかっていた。 「・・・もう、一杯、コ−ヒ−でも、どうかね? ここのは、結構いけるのだが。」 ―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+ ちょっと、短いですが、キリがいいところので切らせていただきました。 神影は、『人間が嫌い』と明言してますが、そうでもないような。 主を・・・樹里を任せられるという人間が少ないせいもあって、『人間嫌い』に繋がっているような気がします。 誰かが、この氷を溶かしてくれるといいのですが。 それでは、次回 『神影の勝手な行動という名の裏切り』で。 では、また。 |
32300 | Re:光への憧憬 +どうか忘れないで+ 7 | 氷室 相良 | 2006/2/18 13:56:00 |
記事番号32298へのコメント こんにちは。 タイトル変更されましたね。「決して」と。「どうか」より強気な感じですね。 > 7 神影の知ること > > >「パスタは、嫌いだったかな?」 >「嫌いじゃないけど。」 >「なら、何故そんな不機嫌そうに?」 >ここは、樹里のビルから、徒歩数分の割合有名なイタリアンレストラン。 >舵などの帆船系のインテリアが小洒落た感じで、個室もあるそんなレストランである。 >『シェフのオススメランチ』を前にして、二人は居た。 >ちなみに、内容は、ポ―クカツレツにパン、サラダ、ミニパスタ(この日はカルボナ−ラ)、選べるデザ−トに、コ−ヒ−orワインである。 >それで、2380円。 >「・・・・まぁ、食べなさい。 > ・・・・・・どうせ、主におごらされて、今月は、表向きピ−ピ−なのだろう?」 >「まあな。」 >「・・・・・やめたとはいえ、引く手数多なのに、勿体無いものだね。」 >「・・るさい。」 表向きピーピー…生活が苦しいのですか; 勿体ない勿体なくないは、考えによる違いですかね。 >「・・・・はいはい。 > 食べ終わったら、話そう。 > ・・・・オ−ナ−は、いつでも、此処だけはあけていてくれるからな。」 >「ちょっと、待った。 > なぜ、そこまで?」 >「・・・・葛城幻士(かつらぎ・げんし)というフリライタ―を知っているかね?」 >「確か、主にパソコン関係のコラムを多く書き、また多彩なコラムを書く正体・・・・・・お前か?」 >「・・・そうだね。 > 私が、この店が開店する少し前の、とある事件を解決してね。 > それで、オ−ナ−が、感謝として・・・・・・というわけさ。 > ・・・料金は、払うよ。 > それが、仕事への最低限の礼儀だからね。」 >そして、このランチセットがあらかた片付くまで、黙々と二人は食事をした。 >コ−ヒ−に、手をつけながら、神影は、こう切り出した。 >「さて、話すとするかね。 > 私だけが知るあの術のことと私の裏切りを。」 とある事件…それについてのエピソードも何時か分かるんでしょうか。 神影さんだけが知る術、裏切りとは…? >君は不自然に想わなかったかね? >【強制使い魔変換】 >『生前の記憶』が、無くなる・・・そう言及しているのに、何故ソラの記憶が残ったのか。 >・・・そうだ。 >いくつかの抜け道があるのだよ。 >サラ様は、主に教えはしなかったが、私に幾つかの抜け道を教えていた。 >全部を教えられないが、二つ教えよう。 >『最低でも、施術の3ヶ月前に、施術者の全てを被施術者に話しておくこと』 >『その上で、施術者・被施術者が、ある程度の好意を互いに持っていること。 > また、それは、ピッタリ同じ分量でなくてはならない。』 >といった所だ。 確かに。記憶がなくなっているはずの術なのに、ソラさんの記憶は消えてなかったですもんね。 ぴったり同じ分量の好意を持っていなくては成功しない…確かに、分が悪いですね。 どちらかがどちらか以上に好意を抱いていたら、成功しなかったんですから。(…成功という表現が正しいのかは分かりませんが。) >・・・・なんて、顔をしている詠太郎氏? >確かに、分の悪い賭けだったね。 >だけどね、あの男なら、主を任せてもいいと思ったんだ。 >『娘』或いは、『年の離れた妹』を『嫁』にいかせる気分というのが、人間の感情で一番、その時の私の気分に近い気分だね。 >おかしいかね? >創られたモノが、創造者を心配するなどと。 >それでもね、私は、主に心穏やかに、過ごしてほしいと思ったのさ。 >長く若いままで、人は生きたいと願い。 >そんな研究をしてきたようだけどね。 >私からすれば、何故そんなに長生きをしたい?と思うね。 >長生きしたって、姿が変わらなければ、怪しまれて、同族から追われるだけだよ? >実際、主は、最初の頃は、吸血鬼らしい弱点もあった。 >太陽光が苦手だとか、塩が苦手だとか、十字架が苦手だとか、盛衰が苦手だとか、そんなヤツだね。 >それに、ソラに会う少し前だって、不審に思われて火あぶりにされたしね。 神影さん…。 確かに、吸血鬼らしい欠点ですね。 不審に思われて火あぶり…今ではないからこそ、その惨さ、非常さを想像するしかないです。 >人間は、不老不死を望むくせに、そういう存在が居れば、迫害して殺してしまうそんな種族だ。 >・・・・・・・・私はね、人間が大嫌いだ。 >まあ、ソラと三人目とマリヤとお前と天春(あまかす)ぐらいだね、好きなのは。 >マシなのも居るけど、好きじゃない事には変りない。 >でもね、ソラは、その好きの中でも別格だ。 >・・・・・・・・それでも・・・・ > > >「・・・・・・・・それでも・・・・それでも、私の裏切りは、主には許しがたいだろう。」 >「裏切りっていうのは?」 >「・・・・すこし、待ってくれないかね。 > 感情を少し、整理したい」 >そう言った神影の顔には、明らかに後悔のような、諦念のような、疲労感のような、そんな表情が、明るさとは無縁のその顔にのかっていた。 >「・・・もう、一杯、コ−ヒ−でも、どうかね? > ここのは、結構いけるのだが。」 人間は、いつでも自分の利害しか気にしないんでしょうか。 果たして、神影さんの裏切りとは、どういうものなのか。 どう許し難いのでしょうか。 >―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+ > > >ちょっと、短いですが、キリがいいところので切らせていただきました。 > > >神影は、『人間が嫌い』と明言してますが、そうでもないような。 >主を・・・樹里を任せられるという人間が少ないせいもあって、『人間嫌い』に繋がっているような気がします。 >誰かが、この氷を溶かしてくれるといいのですが。 > > >それでは、次回 『神影の勝手な行動という名の裏切り』で。 >では、また。 樹里さん思いなんですね。 …氷を溶かせるような方、現れてください。 勝手な行動が、裏切りに繋がってしまったのでしょうか。 次も楽しみにしています。 |
32301 | あああ〜。タイトルミスしてもうた〜(大ミス) | 十叶夕海 | 2006/2/18 14:17:24 |
記事番号32300へのコメント >こんにちは。 >タイトル変更されましたね。「決して」と。「どうか」より強気な感じですね。 こんにちは。 タイトル変更してません。 っていうか、新しいファイルにする時、ミスしました。 ・・・・・元々、『決して〜』は、最終話副題でしたが。 > > >> 7 神影の知ること >> >> >>「パスタは、嫌いだったかな?」 >>「嫌いじゃないけど。」 >>「なら、何故そんな不機嫌そうに?」 >>ここは、樹里のビルから、徒歩数分の割合有名なイタリアンレストラン。 >>舵などの帆船系のインテリアが小洒落た感じで、個室もあるそんなレストランである。 >>『シェフのオススメランチ』を前にして、二人は居た。 >>ちなみに、内容は、ポ―クカツレツにパン、サラダ、ミニパスタ(この日はカルボナ−ラ)、選べるデザ−トに、コ−ヒ−orワインである。 >>それで、2380円。 >>「・・・・まぁ、食べなさい。 >> ・・・・・・どうせ、主におごらされて、今月は、表向きピ−ピ−なのだろう?」 >>「まあな。」 >>「・・・・・やめたとはいえ、引く手数多なのに、勿体無いものだね。」 >>「・・るさい。」 > 表向きピーピー…生活が苦しいのですか; > 勿体ない勿体なくないは、考えによる違いですかね。 此処のやりとりは、予告だけをしている『ファ―ストコンタクト(仮)』を読めば、理解できます。 今は、意味ワカメでいいのです。 > >>「・・・・はいはい。 >> 食べ終わったら、話そう。 >> ・・・・オ−ナ−は、いつでも、此処だけはあけていてくれるからな。」 >>「ちょっと、待った。 >> なぜ、そこまで?」 >>「・・・・葛城幻士(かつらぎ・げんし)というフリライタ―を知っているかね?」 >>「確か、主にパソコン関係のコラムを多く書き、また多彩なコラムを書く正体・・・・・・お前か?」 >>「・・・そうだね。 >> 私が、この店が開店する少し前の、とある事件を解決してね。 >> それで、オ−ナ−が、感謝として・・・・・・というわけさ。 >> ・・・料金は、払うよ。 >> それが、仕事への最低限の礼儀だからね。」 >>そして、このランチセットがあらかた片付くまで、黙々と二人は食事をした。 >>コ−ヒ−に、手をつけながら、神影は、こう切り出した。 >>「さて、話すとするかね。 >> 私だけが知るあの術のことと私の裏切りを。」 > とある事件…それについてのエピソードも何時か分かるんでしょうか。 > 神影さんだけが知る術、裏切りとは…? 状況見て、ですね。 その二つは、これからと言うわけで。 > >>君は不自然に想わなかったかね? >>【強制使い魔変換】 >>『生前の記憶』が、無くなる・・・そう言及しているのに、何故ソラの記憶が残ったのか。 >>・・・そうだ。 >>いくつかの抜け道があるのだよ。 >>サラ様は、主に教えはしなかったが、私に幾つかの抜け道を教えていた。 >>全部を教えられないが、二つ教えよう。 >>『最低でも、施術の3ヶ月前に、施術者の全てを被施術者に話しておくこと』 >>『その上で、施術者・被施術者が、ある程度の好意を互いに持っていること。 >> また、それは、ピッタリ同じ分量でなくてはならない。』 >>といった所だ。 > 確かに。記憶がなくなっているはずの術なのに、ソラさんの記憶は消えてなかったですもんね。 > ぴったり同じ分量の好意を持っていなくては成功しない…確かに、分が悪いですね。 > どちらかがどちらか以上に好意を抱いていたら、成功しなかったんですから。(…成功という表現が正しいのかは分かりませんが。) > あとの幾つかの条件もうまくクリアしていたので、『記憶が残っている状況』2なったんですよね。 ・・・・・実際の魔術と呼ばれる分野でもこれくらい厳しい条件らしいので、こうなりました。 >>・・・・なんて、顔をしている詠太郎氏? >>確かに、分の悪い賭けだったね。 >>だけどね、あの男なら、主を任せてもいいと思ったんだ。 >>『娘』或いは、『年の離れた妹』を『嫁』にいかせる気分というのが、人間の感情で一番、その時の私の気分に近い気分だね。 >>おかしいかね? >>創られたモノが、創造者を心配するなどと。 >>それでもね、私は、主に心穏やかに、過ごしてほしいと思ったのさ。 >>長く若いままで、人は生きたいと願い。 >>そんな研究をしてきたようだけどね。 >>私からすれば、何故そんなに長生きをしたい?と思うね。 >>長生きしたって、姿が変わらなければ、怪しまれて、同族から追われるだけだよ? >>実際、主は、最初の頃は、吸血鬼らしい弱点もあった。 >>太陽光が苦手だとか、塩が苦手だとか、十字架が苦手だとか、盛衰が苦手だとか、そんなヤツだね。 >>それに、ソラに会う少し前だって、不審に思われて火あぶりにされたしね。 > 神影さん…。 > 確かに、吸血鬼らしい欠点ですね。 > 不審に思われて火あぶり…今ではないからこそ、その惨さ、非常さを想像するしかないです。 ぞれも、時間が解決したと。そういうわけです。 ・・・・火あぶりは、焼死というよりは、窒息死になりますので、結構苦しいみたいです。 >> >>「・・・・・・・・それでも・・・・それでも、私の裏切りは、主には許しがたいだろう。」 >>「裏切りっていうのは?」 >>「・・・・すこし、待ってくれないかね。 >> 感情を少し、整理したい」 >>そう言った神影の顔には、明らかに後悔のような、諦念のような、疲労感のような、そんな表情が、明るさとは無縁のその顔にのかっていた。 >>「・・・もう、一杯、コ−ヒ−でも、どうかね? >> ここのは、結構いけるのだが。」 > 人間は、いつでも自分の利害しか気にしないんでしょうか。 人間だから、そうとしか私には言えません。 > > 果たして、神影さんの裏切りとは、どういうものなのか。 > どう許し難いのでしょうか。 残酷なわけでもなく、非情なわけでもなく、ただ話してはいけないことを話した。 それだけなんですが。 どんなに、暗かろうと陰湿であろうと、皮肉屋であろうと、神影は、その時はよちよち歩きの幼児に等しいわけですので、それゆえの・・・・ということになります。 > > >>―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+ >> >> >>ちょっと、短いですが、キリがいいところので切らせていただきました。 >> >> >>神影は、『人間が嫌い』と明言してますが、そうでもないような。 >>主を・・・樹里を任せられるという人間が少ないせいもあって、『人間嫌い』に繋がっているような気がします。 >>誰かが、この氷を溶かしてくれるといいのですが。 >> >> >>それでは、次回 『神影の勝手な行動という名の裏切り』で。 >>では、また。 > 樹里さん思いなんですね。 > …氷を溶かせるような方、現れてください。 > 現れるといいですね、本当。(アンタの役目でしょ?) > > 勝手な行動が、裏切りに繋がってしまったのでしょうか。 > > 次も楽しみにしています。 > はい、次回もお楽しみに。 |
32303 | Re:あああ〜。タイトルミスしてもうた〜(大ミス) | 氷室 相良 | 2006/2/18 21:15:38 |
記事番号32301へのコメント こんばんは。 …タイトル変更じゃなかったんですね; >>>「パスタは、嫌いだったかな?」 >>>「嫌いじゃないけど。」 >>>「なら、何故そんな不機嫌そうに?」 >>>ここは、樹里のビルから、徒歩数分の割合有名なイタリアンレストラン。 >>>舵などの帆船系のインテリアが小洒落た感じで、個室もあるそんなレストランである。 >>>『シェフのオススメランチ』を前にして、二人は居た。 >>>ちなみに、内容は、ポ―クカツレツにパン、サラダ、ミニパスタ(この日はカルボナ−ラ)、選べるデザ−トに、コ−ヒ−orワインである。 >>>それで、2380円。 >>>「・・・・まぁ、食べなさい。 >>> ・・・・・・どうせ、主におごらされて、今月は、表向きピ−ピ−なのだろう?」 >>>「まあな。」 >>>「・・・・・やめたとはいえ、引く手数多なのに、勿体無いものだね。」 >>>「・・るさい。」 >> 表向きピーピー…生活が苦しいのですか; >> 勿体ない勿体なくないは、考えによる違いですかね。 > >此処のやりとりは、予告だけをしている『ファ―ストコンタクト(仮)』を読めば、理解できます。 >今は、意味ワカメでいいのです。 今は意味ワカメどもいいんですね。 『ファーストコンタクト(仮)』は、いつ頃見れるのでしょうか。 >>>「・・・・はいはい。 >>> 食べ終わったら、話そう。 >>> ・・・・オ−ナ−は、いつでも、此処だけはあけていてくれるからな。」 >>>「ちょっと、待った。 >>> なぜ、そこまで?」 >>>「・・・・葛城幻士(かつらぎ・げんし)というフリライタ―を知っているかね?」 >>>「確か、主にパソコン関係のコラムを多く書き、また多彩なコラムを書く正体・・・・・・お前か?」 >>>「・・・そうだね。 >>> 私が、この店が開店する少し前の、とある事件を解決してね。 >>> それで、オ−ナ−が、感謝として・・・・・・というわけさ。 >>> ・・・料金は、払うよ。 >>> それが、仕事への最低限の礼儀だからね。」 >>>そして、このランチセットがあらかた片付くまで、黙々と二人は食事をした。 >>>コ−ヒ−に、手をつけながら、神影は、こう切り出した。 >>>「さて、話すとするかね。 >>> 私だけが知るあの術のことと私の裏切りを。」 >> とある事件…それについてのエピソードも何時か分かるんでしょうか。 >> 神影さんだけが知る術、裏切りとは…? > >状況見て、ですね。 >その二つは、これからと言うわけで。 これから明かされるんですか。 >>>『最低でも、施術の3ヶ月前に、施術者の全てを被施術者に話しておくこと』 >>>『その上で、施術者・被施術者が、ある程度の好意を互いに持っていること。 >>> また、それは、ピッタリ同じ分量でなくてはならない。』 >>>といった所だ。 >> 確かに。記憶がなくなっているはずの術なのに、ソラさんの記憶は消えてなかったですもんね。 >> ぴったり同じ分量の好意を持っていなくては成功しない…確かに、分が悪いですね。 >> どちらかがどちらか以上に好意を抱いていたら、成功しなかったんですから。(…成功という表現が正しいのかは分かりませんが。) >> > >あとの幾つかの条件もうまくクリアしていたので、『記憶が残っている状況』2なったんですよね。 >・・・・・実際の魔術と呼ばれる分野でもこれくらい厳しい条件らしいので、こうなりました。 魔術って、そんなに難しいんですか…実際の所。 リナ達がほいほい使っていたので…。 >>>私からすれば、何故そんなに長生きをしたい?と思うね。 >>>長生きしたって、姿が変わらなければ、怪しまれて、同族から追われるだけだよ? >>>実際、主は、最初の頃は、吸血鬼らしい弱点もあった。 >>>太陽光が苦手だとか、塩が苦手だとか、十字架が苦手だとか、盛衰が苦手だとか、そんなヤツだね。 >>>それに、ソラに会う少し前だって、不審に思われて火あぶりにされたしね。 >> 神影さん…。 >> 確かに、吸血鬼らしい欠点ですね。 >> 不審に思われて火あぶり…今ではないからこそ、その惨さ、非常さを想像するしかないです。 > >ぞれも、時間が解決したと。そういうわけです。 >・・・・火あぶりは、焼死というよりは、窒息死になりますので、結構苦しいみたいです。 ち…窒息死…一番嫌な死に方ですね(冷や汗) >>>「・・・・・・・・それでも・・・・それでも、私の裏切りは、主には許しがたいだろう。」 >>>「裏切りっていうのは?」 >>>「・・・・すこし、待ってくれないかね。 >>> 感情を少し、整理したい」 >>>そう言った神影の顔には、明らかに後悔のような、諦念のような、疲労感のような、そんな表情が、明るさとは無縁のその顔にのかっていた。 >>>「・・・もう、一杯、コ−ヒ−でも、どうかね? >>> ここのは、結構いけるのだが。」 >> 人間は、いつでも自分の利害しか気にしないんでしょうか。 > >人間だから、そうとしか私には言えません。 人間だから…ですか。 >> 果たして、神影さんの裏切りとは、どういうものなのか。 >> どう許し難いのでしょうか。 > >残酷なわけでもなく、非情なわけでもなく、ただ話してはいけないことを話した。 >それだけなんですが。 >どんなに、暗かろうと陰湿であろうと、皮肉屋であろうと、神影は、その時はよちよち歩きの幼児に等しいわけですので、それゆえの・・・・ということになります。 残酷でも、非常でもない裏切りとは、痛くなくて、痛いのでしょう。 若さ故、ってやつですか?(なんかずれているような…?) >>>それでは、次回 『神影の勝手な行動という名の裏切り』で。 >>>では、また。 >> 樹里さん思いなんですね。 >> …氷を溶かせるような方、現れてください。 >> > >現れるといいですね、本当。(アンタの役目でしょ?) 現れさせてください。(え) それでは。レスのレスでした。 |
32309 | 受け取り方の違いでしょう | 十叶夕海 | 2006/2/19 00:37:12 |
記事番号32303へのコメント >こんばんは。 >…タイトル変更じゃなかったんですね; はい。 ワ―ドのファイル名間違えていたようですf^−^;) > >>>>「パスタは、嫌いだったかな?」 >>>>「嫌いじゃないけど。」 >>>>「なら、何故そんな不機嫌そうに?」 >>>>ここは、樹里のビルから、徒歩数分の割合有名なイタリアンレストラン。 >>>>舵などの帆船系のインテリアが小洒落た感じで、個室もあるそんなレストランである。 >>>>『シェフのオススメランチ』を前にして、二人は居た。 >>>>ちなみに、内容は、ポ―クカツレツにパン、サラダ、ミニパスタ(この日はカルボナ−ラ)、選べるデザ−トに、コ−ヒ−orワインである。 >>>>それで、2380円。 >>>>「・・・・まぁ、食べなさい。 >>>> ・・・・・・どうせ、主におごらされて、今月は、表向きピ−ピ−なのだろう?」 >>>>「まあな。」 >>>>「・・・・・やめたとはいえ、引く手数多なのに、勿体無いものだね。」 >>>>「・・るさい。」 >>> 表向きピーピー…生活が苦しいのですか; >>> 勿体ない勿体なくないは、考えによる違いですかね。 >> >>此処のやりとりは、予告だけをしている『ファ―ストコンタクト(仮)』を読めば、理解できます。 >>今は、意味ワカメでいいのです。 > 今は意味ワカメどもいいんですね。 > 『ファーストコンタクト(仮)』は、いつ頃見れるのでしょうか。 これのケリがつきかけ・・・多分、四人目のお話に入ったら、プロロ−グ投稿予定 > >>>>「・・・・はいはい。 >>>> 食べ終わったら、話そう。 >>>> ・・・・オ−ナ−は、いつでも、此処だけはあけていてくれるからな。」 >>>>「ちょっと、待った。 >>>> なぜ、そこまで?」 >>>>「・・・・葛城幻士(かつらぎ・げんし)というフリライタ―を知っているかね?」 >>>>「確か、主にパソコン関係のコラムを多く書き、また多彩なコラムを書く正体・・・・・・お前か?」 >>>>「・・・そうだね。 >>>> 私が、この店が開店する少し前の、とある事件を解決してね。 >>>> それで、オ−ナ−が、感謝として・・・・・・というわけさ。 >>>> ・・・料金は、払うよ。 >>>> それが、仕事への最低限の礼儀だからね。」 >>>>そして、このランチセットがあらかた片付くまで、黙々と二人は食事をした。 >>>>コ−ヒ−に、手をつけながら、神影は、こう切り出した。 >>>>「さて、話すとするかね。 >>>> 私だけが知るあの術のことと私の裏切りを。」 >>> とある事件…それについてのエピソードも何時か分かるんでしょうか。 >>> 神影さんだけが知る術、裏切りとは…? >> >>状況見て、ですね。 >>その二つは、これからと言うわけで。 > これから明かされるんですか。 一つは、今回話した術の事。 もう一つは、裏切りのことですね。 > >>>>『最低でも、施術の3ヶ月前に、施術者の全てを被施術者に話しておくこと』 >>>>『その上で、施術者・被施術者が、ある程度の好意を互いに持っていること。 >>>> また、それは、ピッタリ同じ分量でなくてはならない。』 >>>>といった所だ。 >>> 確かに。記憶がなくなっているはずの術なのに、ソラさんの記憶は消えてなかったですもんね。 >>> ぴったり同じ分量の好意を持っていなくては成功しない…確かに、分が悪いですね。 >>> どちらかがどちらか以上に好意を抱いていたら、成功しなかったんですから。(…成功という表現が正しいのかは分かりませんが。) >>> >> >>あとの幾つかの条件もうまくクリアしていたので、『記憶が残っている状況』2なったんですよね。 >>・・・・・実際の魔術と呼ばれる分野でもこれくらい厳しい条件らしいので、こうなりました。 > 魔術って、そんなに難しいんですか…実際の所。 > リナ達がほいほい使っていたので…。 実際の魔術は、哲学的な要素の強いそんなモノなのです。 精神論が多くなると言うか。 例えば、錬金術の『鉛から黄金を作る』というのも、『鉛のような魂を遠言如く輝く魂に昇華させる』というように。 メジャ−な火球だって、数分かかるっぽいです。 わかりにくい答えですみません。 > >>>>私からすれば、何故そんなに長生きをしたい?と思うね。 >>>>長生きしたって、姿が変わらなければ、怪しまれて、同族から追われるだけだよ? >>>>実際、主は、最初の頃は、吸血鬼らしい弱点もあった。 >>>>太陽光が苦手だとか、塩が苦手だとか、十字架が苦手だとか、盛衰が苦手だとか、そんなヤツだね。 >>>>それに、ソラに会う少し前だって、不審に思われて火あぶりにされたしね。 >>> 神影さん…。 >>> 確かに、吸血鬼らしい欠点ですね。 >>> 不審に思われて火あぶり…今ではないからこそ、その惨さ、非常さを想像するしかないです。 >> >>ぞれも、時間が解決したと。そういうわけです。 >>・・・・火あぶりは、焼死というよりは、窒息死になりますので、結構苦しいみたいです。 > ち…窒息死…一番嫌な死に方ですね(冷や汗) だから、最初から、槍で串刺しにしたり、顔を覆い隠すぐらいに艪積んだりと早く殺してあげる工夫がされたそうです。 しかし、かの有名な『ジャンヌダルクの火あぶり』ではそういう処置される事無く、数時間掛けて、彼女は天に召されました。 > >>>>「・・・・・・・・それでも・・・・それでも、私の裏切りは、主には許しがたいだろう。」 >>>>「裏切りっていうのは?」 >>>>「・・・・すこし、待ってくれないかね。 >>>> 感情を少し、整理したい」 >>>>そう言った神影の顔には、明らかに後悔のような、諦念のような、疲労感のような、そんな表情が、明るさとは無縁のその顔にのかっていた。 >>>>「・・・もう、一杯、コ−ヒ−でも、どうかね? >>>> ここのは、結構いけるのだが。」 >>> 人間は、いつでも自分の利害しか気にしないんでしょうか。 >> >>人間だから、そうとしか私には言えません。 > 人間だから…ですか。 ええ、人間だからです。 答えになってないかもしれないですが、それが適当な答えだと思います。 > >>> 果たして、神影さんの裏切りとは、どういうものなのか。 >>> どう許し難いのでしょうか。 >> >>残酷なわけでもなく、非情なわけでもなく、ただ話してはいけないことを話した。 >>それだけなんですが。 >>どんなに、暗かろうと陰湿であろうと、皮肉屋であろうと、神影は、その時はよちよち歩きの幼児に等しいわけですので、それゆえの・・・・ということになります。 > 残酷でも、非常でもない裏切りとは、痛くなくて、痛いのでしょう。 > 若さ故、ってやつですか?(なんかずれているような…?) 多分、樹里は、知っていても、許すんでしょうけど。 それすら、神影には辛いと。 それにちかいですね。 > >>>>それでは、次回 『神影の勝手な行動という名の裏切り』で。 >>>>では、また。 >>> 樹里さん思いなんですね。 >>> …氷を溶かせるような方、現れてください。 >>> >> >>現れるといいですね、本当。(アンタの役目でしょ?) > 現れさせてください。(え) 人気次第ということで。 > >それでは。レスのレスでした。 はい、ありがとうございました。 |
32312 | Re:続きですねーv | みい E-mail URL | 2006/2/19 02:38:34 |
記事番号32298へのコメント どうもこんばんは、みいです。 お待ちしてましたよーv ではでは、レスいきまっす。 >『シェフのオススメランチ』を前にして、二人は居た。 >ちなみに、内容は、ポ―クカツレツにパン、サラダ、ミニパスタ(この日はカルボナ−ラ)、選べるデザ−トに、コ−ヒ−orワインである。 >それで、2380円。 ランチでワインですか……珍しいですねえ。 >「・・・・まぁ、食べなさい。 > ・・・・・・どうせ、主におごらされて、今月は、表向きピ−ピ−なのだろう?」 >「まあな。」 あはー。鉄板焼きですものね。 でも、鉄板焼きステーキなら安い方です。高級店に連れてかれなくて良かったね、乾さん(笑 ……って、夜中はやってませんね、そういうお店は(苦笑 >「・・・・・やめたとはいえ、引く手数多なのに、勿体無いものだね。」 >「・・るさい。」 何に引く手数多なんでしょう……? >「・・・・葛城幻士(かつらぎ・げんし)というフリライタ―を知っているかね?」 >「確か、主にパソコン関係のコラムを多く書き、また多彩なコラムを書く正体・・・・・・お前か?」 パソコン関係……。 神影さんが、っていうの、ちょっと意外でした。 脳内で勝手に某名前のある怪異とかぶせていたので。(笑 >君は不自然に想わなかったかね? >【強制使い魔変換】 >『生前の記憶』が、無くなる・・・そう言及しているのに、何故ソラの記憶が残ったのか。 思いました。何か抜け道があるのかと。 >・・・そうだ。 >いくつかの抜け道があるのだよ。 あ、やっぱり。(笑 >『最低でも、施術の3ヶ月前に、施術者の全てを被施術者に話しておくこと』 >『その上で、施術者・被施術者が、ある程度の好意を互いに持っていること。 > また、それは、ピッタリ同じ分量でなくてはならない。』 ……中々に難しい条件ですね。 ぴったり同じなんて、目で見えないのに。 >確かに、分の悪い賭けだったね。 本当です。 >だけどね、あの男なら、主を任せてもいいと思ったんだ。 >『娘』或いは、『年の離れた妹』を『嫁』にいかせる気分というのが、人間の感情で一番、その時の私の気分に近い気分だね。 >おかしいかね? >創られたモノが、創造者を心配するなどと。 >それでもね、私は、主に心穏やかに、過ごしてほしいと思ったのさ。 これも1つの愛の形ですよね。親愛、っていうんでしょうか……。 大好きなんですねえ。 >私からすれば、何故そんなに長生きをしたい?と思うね。 長生きを望む……って事は、少なからず生きている事が楽しかったって事なんですよね。 楽しいから長く続けたい。楽しかったから、また楽しくなりたい。 羨ましい限りです。 >長生きしたって、姿が変わらなければ、怪しまれて、同族から追われるだけだよ? そうですねえ。他と大して変わらない者ですら迫害する生き物ですし。 >実際、主は、最初の頃は、吸血鬼らしい弱点もあった。 >太陽光が苦手だとか、塩が苦手だとか、十字架が苦手だとか、盛衰が苦手だとか、そんなヤツだね。 あれ。吸血鬼って塩苦手なんですか? 流れる水が駄目って言うのは聞いた事あるんですが……。 >・・・・・・・・私はね、人間が大嫌いだ。 >まあ、ソラと三人目とマリヤとお前と天春(あまかす)ぐらいだね、好きなのは。 >マシなのも居るけど、好きじゃない事には変りない。 人間が溢れる世界で人間が嫌いとなると、生き難そうですね。 僕もそんなに好きじゃありませんが(苦笑 >「・・・・・・・・それでも・・・・それでも、私の裏切りは、主には許しがたいだろう。」 ソラを好きでも、裏切りは許しがたい……。 ソラの為を思って何か行動を起こしたのに、それが裏目にでちゃったりとか、ですかね……? >神影は、『人間が嫌い』と明言してますが、そうでもないような。 >主を・・・樹里を任せられるという人間が少ないせいもあって、『人間嫌い』に繋がっているような気がします。 >誰かが、この氷を溶かしてくれるといいのですが。 成る程。でも、好きな人間もいるのですからいつかきっと溶けるんでしょうね。 >それでは、次回 『神影の勝手な行動という名の裏切り』で。 >では、また。 はい、お待ちしてます。 ではでは、何だか良く解らないレスでしたがこの辺りで。 みいでしたー。 |
32317 | そうですーv | 十叶夕海 | 2006/2/20 00:14:25 |
記事番号32312へのコメント > >どうもこんばんは、みいです。 >お待ちしてましたよーv >ではでは、レスいきまっす。 どうも、ユアです。 ありがとうございますv では、返レス行きます。 > > >>『シェフのオススメランチ』を前にして、二人は居た。 >>ちなみに、内容は、ポ―クカツレツにパン、サラダ、ミニパスタ(この日はカルボナ−ラ)、選べるデザ−トに、コ−ヒ−orワインである。 >>それで、2380円。 >ランチでワインですか……珍しいですねえ。 昔、郷里の液ビルにそういうイタリアンレストランあったんです。 確かに、珍しいですね。 > > >>「・・・・まぁ、食べなさい。 >> ・・・・・・どうせ、主におごらされて、今月は、表向きピ−ピ−なのだろう?」 >>「まあな。」 >あはー。鉄板焼きですものね。 >でも、鉄板焼きステーキなら安い方です。高級店に連れてかれなくて良かったね、乾さん(笑 >……って、夜中はやってませんね、そういうお店は(苦笑 そうですね。 一応、高級と言われる部類でも午前一時がラストオ−ダ−という店もあります。 東京の大学に行っていたときに,見かけました。(流石に、学生の身分では・・・・) > >>「・・・・・やめたとはいえ、引く手数多なのに、勿体無いものだね。」 >>「・・るさい。」 >何に引く手数多なんでしょう……? 『ファ−ストコンタクト(仮)』までお待ちください。 少なくとも、ライタ−業ではないですが。 > > >>「・・・・葛城幻士(かつらぎ・げんし)というフリライタ―を知っているかね?」 >>「確か、主にパソコン関係のコラムを多く書き、また多彩なコラムを書く正体・・・・・・お前か?」 >パソコン関係……。 >神影さんが、っていうの、ちょっと意外でした。 >脳内で勝手に某名前のある怪異とかぶせていたので。(笑 > あの人が、モデルと言うか、文章化するときの目安でした(苦笑 コラムライタ−の他に、クラッカ−もやっていると言う設定です。 > >>君は不自然に想わなかったかね? >>【強制使い魔変換】 >>『生前の記憶』が、無くなる・・・そう言及しているのに、何故ソラの記憶が残ったのか。 >思いました。何か抜け道があるのかと。 >>・・・そうだ。 >>いくつかの抜け道があるのだよ。 >あ、やっぱり。(笑 > そうなんです。 魔術というのは、数学の定理に似て、『こうすれば,こうなる』というものだしね。 > >>『最低でも、施術の3ヶ月前に、施術者の全てを被施術者に話しておくこと』 >>『その上で、施術者・被施術者が、ある程度の好意を互いに持っていること。 >> また、それは、ピッタリ同じ分量でなくてはならない。』 >……中々に難しい条件ですね。 >ぴったり同じなんて、目で見えないのに。 そこのへンは,誰かの采配のおかげでもありますしね。 > >>確かに、分の悪い賭けだったね。 >本当です。 > 本当に。(作者が言うな!!) > >>だけどね、あの男なら、主を任せてもいいと思ったんだ。 >>『娘』或いは、『年の離れた妹』を『嫁』にいかせる気分というのが、人間の感情で一番、その時の私の気分に近い気分だね。 >>おかしいかね? >>創られたモノが、創造者を心配するなどと。 >>それでもね、私は、主に心穏やかに、過ごしてほしいと思ったのさ。 >これも1つの愛の形ですよね。親愛、っていうんでしょうか……。 >大好きなんですねえ。 どれかと言えば、『忠愛』かな。 ええ、神影は、樹里が一番大事なんです。 > > >>私からすれば、何故そんなに長生きをしたい?と思うね。 >長生きを望む……って事は、少なからず生きている事が楽しかったって事なんですよね。 >楽しいから長く続けたい。楽しかったから、また楽しくなりたい。 >羨ましい限りです。 或いは,人よりも、誰よりも、長く生きたいという欲望ですかね・・・。 みいさんみたいな理由の人だけだと平和なんですけどね。 > > >>長生きしたって、姿が変わらなければ、怪しまれて、同族から追われるだけだよ? >そうですねえ。他と大して変わらない者ですら迫害する生き物ですし。 そうですね、そう言うのって,人間だけですけど。 > >>実際、主は、最初の頃は、吸血鬼らしい弱点もあった。 >>太陽光が苦手だとか、塩が苦手だとか、十字架が苦手だとか、盛衰が苦手だとか、そんなヤツだね。 >あれ。吸血鬼って塩苦手なんですか? >流れる水が駄目って言うのは聞いた事あるんですが……。 > 世界中に『吸血鬼』伝説が散らばってますけど、その中のアジア・中近東辺りのは、特に苦手とするのが多いです。 多分、ゾンビの要素も入ってるのかもしれないです。 それも、正解ですね。 > >>・・・・・・・・私はね、人間が大嫌いだ。 >>まあ、ソラと三人目とマリヤとお前と天春(あまかす)ぐらいだね、好きなのは。 >>マシなのも居るけど、好きじゃない事には変りない。 >人間が溢れる世界で人間が嫌いとなると、生き難そうですね。 >僕もそんなに好きじゃありませんが(苦笑 そうですね。 だから、人にあまり会わなくても済むような職業?をしているんです。 > > >>「・・・・・・・・それでも・・・・それでも、私の裏切りは、主には許しがたいだろう。」 >ソラを好きでも、裏切りは許しがたい……。 >ソラの為を思って何か行動を起こしたのに、それが裏目にでちゃったりとか、ですかね……? 他人から見れば,『そんな事が,裏切り行為?』と思われるようなことですが、『ジュリ命』な神影にとって、結果オ−ライでも、『裏切り』になるんです。 > > > >>神影は、『人間が嫌い』と明言してますが、そうでもないような。 >>主を・・・樹里を任せられるという人間が少ないせいもあって、『人間嫌い』に繋がっているような気がします。 >>誰かが、この氷を溶かしてくれるといいのですが。 >成る程。でも、好きな人間もいるのですからいつかきっと溶けるんでしょうね。 そうですね、そんな話も書くかも知れません。 書かないかも知れないですが・・・分かりません。 > > >>それでは、次回 『神影の勝手な行動という名の裏切り』で。 >>では、また。 >はい、お待ちしてます。 >ではでは、何だか良く解らないレスでしたがこの辺りで。 >みいでしたー。 はい、ありがとうございました。 では、次回で。 |
32315 | レポート(あの時のレストランから。) | 月読 乾 | 2006/2/19 19:48:39 |
記事番号32298へのコメント 結局、何なんだろう…あれから昼食の時間帯になったので、まともに外で原稿は書けない事は最初からある程度は覚悟していたとは言え、とりあえずノートをいじれそうなとこをしらみつぶしに当たって行ったら、気が付いたらまたあの時のレストランの席にこうして座って、ポークカツレツにパン、サラダ、ミニパスタを待っている…(で、まさか出てくるパスタまでカルボナーラなんじゃないだろうな…?) 違うのは、とりあえず今日は俺の座ってる席は孤立していて、一人で食事を取ってる事か。 「パスタは、嫌いだったかな?」 >「嫌いじゃないけど。」 >「なら、何故そんな不機嫌そうに?」 >ここは、樹里のビルから、徒歩数分の割合有名なイタリアンレストラン。 >舵などの帆船系のインテリアが小洒落た感じで、個室もあるそんなレストランである。 >『シェフのオススメランチ』を前にして、二人は居た。 >ちなみに、内容は、ポ―クカツレツにパン、サラダ、ミニパスタ(この日はカルボナ−ラ)、選べるデザ−トに、コ−ヒ−orワインである。 >それで、2380円。 >「・・・・まぁ、食べなさい。 > ・・・・・・どうせ、主におごらされて、今月は、表向きピ−ピ−なのだろう?」 >「まあな。」 >「・・・・・やめたとはいえ、引く手数多なのに、勿体無いものだね。」 >「・・るさい。」 >「・・・・はいはい。 > 食べ終わったら、話そう。 > ・・・・オ−ナ−は、いつでも、此処だけはあけていてくれるからな。」 >「ちょっと、待った。 > なぜ、そこまで?」 >「・・・・葛城幻士(かつらぎ・げんし)というフリライタ―を知っているかね?」 >「確か、主にパソコン関係のコラムを多く書き、また多彩なコラムを書く正体・・・・・・お前か?」 >「・・・そうだね。 > 私が、この店が開店する少し前の、とある事件を解決してね。 > それで、オ−ナ−が、感謝として・・・・・・というわけさ。 > ・・・料金は、払うよ。 > それが、仕事への最低限の礼儀だからね。」 >そして、このランチセットがあらかた片付くまで、黙々と二人は食事をした。 >コ−ヒ−に、手をつけながら、神影は、こう切り出した。 >「さて、話すとするかね。 > 私だけが知るあの術のことと私の裏切りを。」 やっぱりお前だったか! まあ、薄々予感はしてたんだがな… それと、別にパスタは嫌いじゃないが(って、言うか好物だ。)、とりあえずこの状況じゃな… そう言う訳で、俺の方はいずれまた、美味いパスタを食べたいと思ってるよ。 後、俺は別に『復職』は二度としない!…って行ってる訳でもないんだ。 >君は不自然に想わなかったかね? >【強制使い魔変換】 >『生前の記憶』が、無くなる・・・そう言及しているのに、何故ソラの記憶が残ったのか。 >・・・そうだ。 >いくつかの抜け道があるのだよ。 >サラ様は、主に教えはしなかったが、私に幾つかの抜け道を教えていた。 >全部を教えられないが、二つ教えよう。 >『最低でも、施術の3ヶ月前に、施術者の全てを被施術者に話しておくこと』 >『その上で、施術者・被施術者が、ある程度の好意を互いに持っていること。 > また、それは、ピッタリ同じ分量でなくてはならない。』 >といった所だ。 >・・・・なんて、顔をしている詠太郎氏? おいおい…お互いのプライバシーを話す事で、回避できる? ああ、もちろん俺が理不尽だって言ってるのは、プライバシーを話す事そのものじゃない。 そう言う、一番自分で決めなきゃならない行為を、例え相手の為とは言え…と、言うよりまるでそれを餌にしたみたいに、『強制』されなきゃならない『現実』にだ。 後、ジンの言葉からは少なくとも『他の手段』は当然他にも(少なくとも)結構な数の方法ある様なのだが、話の本題には必要ない事だったしな。 どっち道、こう言う事に踏み込むとしたら、それは『人の心に対する侮辱』だ。 >確かに、分の悪い賭けだったね。 >だけどね、あの男なら、主を任せてもいいと思ったんだ。 >『娘』或いは、『年の離れた妹』を『嫁』にいかせる気分というのが、人間の感情で一番、その時の私の気分に近い気分だね。 >おかしいかね? >創られたモノが、創造者を心配するなどと。 >それでもね、私は、主に心穏やかに、過ごしてほしいと思ったのさ。 >長く若いままで、人は生きたいと願い。 >そんな研究をしてきたようだけどね。 >私からすれば、何故そんなに長生きをしたい?と思うね。 >長生きしたって、姿が変わらなければ、怪しまれて、同族から追われるだけだよ? >実際、主は、最初の頃は、吸血鬼らしい弱点もあった。 >太陽光が苦手だとか、塩が苦手だとか、十字架が苦手だとか、盛衰が苦手だとか、そんなヤツだね。 >それに、ソラに会う少し前だって、不審に思われて火あぶりにされたしね。 >人間は、不老不死を望むくせに、そういう存在が居れば、迫害して殺してしまうそんな種族だ。 >・・・・・・・・私はね、人間が大嫌いだ。 >まあ、ソラと三人目とマリヤとお前と天春(あまかす)ぐらいだね、好きなのは。 >マシなのも居るけど、好きじゃない事には変りない。 >でもね、ソラは、その好きの中でも別格だ。 >・・・・・・・・それでも・・・・ いや、ハッキリ言って『おかしくない』どころか、俺はむしろ『自然に湧き上がる感情。』だとすら思うけど。 『人間の英知の及ばない神』を、勝手に教義で解釈しようとしたり、逆にそれを否定したり、そこまで行かなくても、別に人が好きな人や信頼する友人を、ふとしたきっかけから、いつのまにか自分の思い通りにしようとするなんて、別に珍しくも無いじゃないか(ついでに言うと、人間は無自覚な事が多いぞ。)? 何、本当は取るに足らない筈の物を、『手に入らないから。』って言う、それだけの理由で固執するのは、ある意味人の歴史そのものだ。 でも、だから自らの過ちに気づき、『何か』に気づいてる人間だって居るよ。 ソラさんは、多分既にそうだった筈だ。 >「・・・・・・・・それでも・・・・それでも、私の裏切りは、主には許しがたいだろう。」 >「裏切りっていうのは?」 >「・・・・すこし、待ってくれないかね。 > 感情を少し、整理したい」 >そう言った神影の顔には、明らかに後悔のような、諦念のような、疲労感のような、そんな表情が、明るさとは無縁のその顔にのかっていた。 >「・・・もう、一杯、コ−ヒ−でも、どうかね? > ここのは、結構いけるのだが。」 すまん、お前にマジでシンパシー感じるわ… 嫌味じゃなくてね。 俺も、すぐに同様する癖をついこの間指摘された。 結局、俺も誰かを好きになりたいんだろうな… |
32318 | いいレストランだろう? | 十叶夕海 | 2006/2/20 00:28:19 |
記事番号32315へのコメント >結局、何なんだろう…あれから昼食の時間帯になったので、まともに外で原稿は書けない事は最初からある程度は覚悟していたとは言え、とりあえずノートをいじれそうなとこをしらみつぶしに当たって行ったら、気が付いたらまたあの時のレストランの席にこうして座って、ポークカツレツにパン、サラダ、ミニパスタを待っている…(で、まさか出てくるパスタまでカルボナーラなんじゃないだろうな…?) あのランチのは、日替わりだから,心配ないだろう,多分。 ああ、今回のは、主が、関知していない部分だから、私・神影だけで行くぞ。 > >違うのは、とりあえず今日は俺の座ってる席は孤立していて、一人で食事を取ってる事か。 まあ、返レスとやらに行くか。 > >「パスタは、嫌いだったかな?」 >>「嫌いじゃないけど。」 >>「なら、何故そんな不機嫌そうに?」 >>ここは、樹里のビルから、徒歩数分の割合有名なイタリアンレストラン。 >>舵などの帆船系のインテリアが小洒落た感じで、個室もあるそんなレストランである。 >>『シェフのオススメランチ』を前にして、二人は居た。 >>ちなみに、内容は、ポ―クカツレツにパン、サラダ、ミニパスタ(この日はカルボナ−ラ)、選べるデザ−トに、コ−ヒ−orワインである。 >>それで、2380円。 >>「・・・・まぁ、食べなさい。 >> ・・・・・・どうせ、主におごらされて、今月は、表向きピ−ピ−なのだろう?」 >>「まあな。」 >>「・・・・・やめたとはいえ、引く手数多なのに、勿体無いものだね。」 >>「・・るさい。」 >>「・・・・はいはい。 >> 食べ終わったら、話そう。 >> ・・・・オ−ナ−は、いつでも、此処だけはあけていてくれるからな。」 >>「ちょっと、待った。 >> なぜ、そこまで?」 >>「・・・・葛城幻士(かつらぎ・げんし)というフリライタ―を知っているかね?」 >>「確か、主にパソコン関係のコラムを多く書き、また多彩なコラムを書く正体・・・・・・お前か?」 >>「・・・そうだね。 >> 私が、この店が開店する少し前の、とある事件を解決してね。 >> それで、オ−ナ−が、感謝として・・・・・・というわけさ。 >> ・・・料金は、払うよ。 >> それが、仕事への最低限の礼儀だからね。」 >>そして、このランチセットがあらかた片付くまで、黙々と二人は食事をした。 >>コ−ヒ−に、手をつけながら、神影は、こう切り出した。 >>「さて、話すとするかね。 >> 私だけが知るあの術のことと私の裏切りを。」 > >やっぱりお前だったか! >まあ、薄々予感はしてたんだがな… ふむ、やはり,文章にも性格が出るものなのかな。 > >それと、別にパスタは嫌いじゃないが(って、言うか好物だ。)、とりあえずこの状況じゃな… >そう言う訳で、俺の方はいずれまた、美味いパスタを食べたいと思ってるよ。 ここのは、かなりオススメできる。 ジュリが、あのビルを買ったのも、この店ができる事を知っていたかららしいな。 > >後、俺は別に『復職』は二度としない!…って行ってる訳でもないんだ。 だけど、渋っているそうじゃないか。 先輩が、いくら誘っても断っている様だし。 > >>君は不自然に想わなかったかね? >>【強制使い魔変換】 >>『生前の記憶』が、無くなる・・・そう言及しているのに、何故ソラの記憶が残ったのか。 >>・・・そうだ。 >>いくつかの抜け道があるのだよ。 >>サラ様は、主に教えはしなかったが、私に幾つかの抜け道を教えていた。 >>全部を教えられないが、二つ教えよう。 >>『最低でも、施術の3ヶ月前に、施術者の全てを被施術者に話しておくこと』 >>『その上で、施術者・被施術者が、ある程度の好意を互いに持っていること。 >> また、それは、ピッタリ同じ分量でなくてはならない。』 >>といった所だ。 >>・・・・なんて、顔をしている詠太郎氏? > >おいおい…お互いのプライバシーを話す事で、回避できる? >ああ、もちろん俺が理不尽だって言ってるのは、プライバシーを話す事そのものじゃない。 > >そう言う、一番自分で決めなきゃならない行為を、例え相手の為とは言え…と、言うよりまるでそれを餌にしたみたいに、『強制』されなきゃならない『現実』にだ。 > >後、ジンの言葉からは少なくとも『他の手段』は当然他にも(少なくとも)結構な数の方法ある様なのだが、話の本題には必要ない事だったしな。 >どっち道、こう言う事に踏み込むとしたら、それは『人の心に対する侮辱』だ。 では、乾氏。 君は,『等価代返』を知っているかね。 あの術のためには・・・・ソラをソラのままに留め置くには、ああするしかなかった。 ・・・・話したこと自体、主は知らぬよ。 私が、勝手に、ソラを試すために話したことだ。 > >>確かに、分の悪い賭けだったね。 >>だけどね、あの男なら、主を任せてもいいと思ったんだ。 >>『娘』或いは、『年の離れた妹』を『嫁』にいかせる気分というのが、人間の感情で一番、その時の私の気分に近い気分だね。 >>おかしいかね? >>創られたモノが、創造者を心配するなどと。 >>それでもね、私は、主に心穏やかに、過ごしてほしいと思ったのさ。 >>長く若いままで、人は生きたいと願い。 >>そんな研究をしてきたようだけどね。 >>私からすれば、何故そんなに長生きをしたい?と思うね。 >>長生きしたって、姿が変わらなければ、怪しまれて、同族から追われるだけだよ? >>実際、主は、最初の頃は、吸血鬼らしい弱点もあった。 >>太陽光が苦手だとか、塩が苦手だとか、十字架が苦手だとか、盛衰が苦手だとか、そんなヤツだね。 >>それに、ソラに会う少し前だって、不審に思われて火あぶりにされたしね。 >>人間は、不老不死を望むくせに、そういう存在が居れば、迫害して殺してしまうそんな種族だ。 >>・・・・・・・・私はね、人間が大嫌いだ。 >>まあ、ソラと三人目とマリヤとお前と天春(あまかす)ぐらいだね、好きなのは。 >>マシなのも居るけど、好きじゃない事には変りない。 >>でもね、ソラは、その好きの中でも別格だ。 >>・・・・・・・・それでも・・・・ > >いや、ハッキリ言って『おかしくない』どころか、俺はむしろ『自然に湧き上がる感情。』だとすら思うけど。 > >『人間の英知の及ばない神』を、勝手に教義で解釈しようとしたり、逆にそれを否定したり、そこまで行かなくても、別に人が好きな人や信頼する友人を、ふとしたきっかけから、いつのまにか自分の思い通りにしようとするなんて、別に珍しくも無いじゃないか(ついでに言うと、人間は無自覚な事が多いぞ。)? > >何、本当は取るに足らない筈の物を、『手に入らないから。』って言う、それだけの理由で固執するのは、ある意味人の歴史そのものだ。 > >でも、だから自らの過ちに気づき、『何か』に気づいてる人間だって居るよ。 >ソラさんは、多分既にそうだった筈だ。 ・・・・・真面目に言えるのは、若さ故と言う奴かな。 そこまで、はっきり言われると,立場がないと言うか・・・・。 たしかにな、それが、『人間の歴史』だね。 そう言ってもらえてすごく嬉しい。 > >>「・・・・・・・・それでも・・・・それでも、私の裏切りは、主には許しがたいだろう。」 >>「裏切りっていうのは?」 >>「・・・・すこし、待ってくれないかね。 >> 感情を少し、整理したい」 >>そう言った神影の顔には、明らかに後悔のような、諦念のような、疲労感のような、そんな表情が、明るさとは無縁のその顔にのかっていた。 >>「・・・もう、一杯、コ−ヒ−でも、どうかね? >> ここのは、結構いけるのだが。」 > >すまん、お前にマジでシンパシー感じるわ… >嫌味じゃなくてね。 >俺も、すぐに同様する癖をついこの間指摘された。 >結局、俺も誰かを好きになりたいんだろうな… そういうもモノか。 確かに、人間と言うものは、誰かといっしょではないといきれない存在だからな。 ではな、楽しかったぞ。 |
32328 | 光への憧憬 +どうか忘れないで+ 8 | 十叶夕海 | 2006/2/25 23:41:35 |
記事番号32298へのコメント 8 神影の勝手な行動という名の裏切り 「では、話そうか。」 先刻、最後に言葉を発してから、小三十分。 やっと、神影は続きを話せるようになった。 「先に断っておこう。 乾氏も、含めて誰が聞いても・・・・・主が聞いても、たぶん、『咎・罪』には成らないだろうね。 それでも、私にとっては、主へ対する明確な裏切りだ。 少なくとも、『道具』が、『使い手』を裏切るなどと言うことは、明確にあってはならないことだよ。」 今までとは違い−いままでは、冷笑であっても、嘲りであっても、些少ながら感情らしきものはあった−、完全無欠の・・・人形のような無表情であり、静謐さであった。 外見こそ、二十歳そこそこの神影だったが、今の彼には、ただひたすら長い時を重ねた老練な雰囲気しかなかった。 それに、圧倒されたのか、ただ、言葉なく、その場にいた。 「・・・・・・私の裏切りとは・・・・・」 私の裏切りとは・・・・・・主のジュリの命令を聞かなかった時だ。 それ以外は、命令の範囲で柔軟に解釈したが、アレは、完全に命令違反だ。 それは、『ソラに、私とお前の正体を絶対に話さないこと。』だ。 でもね、ソラは、誉め言葉で言うんだが、『純粋無垢』というか、サラ様以外で、主を任せれそうなそんな人間だった。 主が、ソラに会ってから、二年目の冬の日の事だ。 その日は、雪が降っていて、夏や秋までは猟師が使う山小屋に止まった。 山越えの途中で、運悪く吹雪いてきたところだったから、ある意味ですごく助かった。 主も、新月のせいか、普通の十四歳並に体力も落ちていたしね。 交代で、火見番をして居たようだけど、途中で主が熟睡してしまってね。 ソラもうとうとし始めて・・・・私はチャンスだと思った。 『ソラ、ソラ、ソラ!!』 「はい、どうしました? ・・・・・というか、誰ですか?」 初めは、寝惚けていたようだけどね。 それでも、自分とマリアン・・主以外の人間・・人型の気配を感じたのか、すぐに完全に目を覚ました。 『・・・・・私だ。 といっても、分からないだろうが、今、主の横に居る黒い大犬が、私だ。 今、人型になる。』 絶句するソラを置いて、私は、黒髪の何時もの人間の姿に戻った。 もちろん、黒いロ−ブ姿でだ。 『初めまして。 私は、この方に創られた使い魔のシャドウ。』 「・・・・・・魔女なのですか、マリアンは。」 『違う。 聞いてくれるか、流浪の詩人・ソラ。』 「ええ・・・」 そして、私は、話した。 主は、百年少し前は、人間だった事。 しかし、あることが原因で、吸血鬼のクロイツに拾われた事。 そのクロイツも、主を仲間にした直後、人間に殺された事。 サラという師匠の元を出て以来、人間不信で、年を取らない事もあって、欧州中を回って過ごしてきた事。 『たぶん、主は、長くても後二年かそこらで、貴方とは、別れるつもりだろう。 だけど、それでも、私は、話しておきたかった。』 「・・・・それでは、今日のことは、シャドウと私の秘密ですね。」 『・・・・・・・は?』 「私は、貴方の話を聞いたことをマリアンに話しません。 だから、貴方も、正直にマリアンにこのことは、話さなくてもいいですよ。」 『いいのか。』 「ええ。」 というわけで、あの条件は、満たされた。 さっきも言ったが、主もこれは知らない。 でも、理由も分からない違和感を抱えているよりいいだろう。 「・・・・・というわけだ。 ・・・・・・・・・私はね、お前になら、主を任せれるのでは、と思っている。」 「書かない。」 「?」 「書かないけど、不文で匂わせるぐらいだな。 あれで、樹里さん、結構感イイから。」 どうやら、詠太郎は、『物書きモ−ド』(他に、『戦闘モ−ド』『日常モ−ド』などがある。) 「・・・そっちにいくのは、主の残りの話を聞いてからにしてくれ。 それに、もう三時になる。 急がぬと、主の雷が落ちてしまう。」 神影は、いつも通りのどろりとしたような微笑で、そう締めくくった。 午後二時−。 「・・・やだ・・・・死にたくない・・・・・やだってば・・・・」 寝台に、眠るジュリは、うなされていた。 過去に、過去の亡霊に、うなされていた。 「アビゴル、そんなに、引っ張らないでください。」 「ジュリ様、うなされる。 いけない、ソラ、側に居る。 うなされない、それいい。」 黒髪・藍瞳で、十人並みより、やや上の容貌で、身長は7尺余りという巨体で、かなりの筋肉質で褐色の肌で、黒い革ジャンという服装の男が、全体的に白い印象の男−ソラを引き摺るようにして、主であるジュリのそばに来た。 「・・分かりました。 側に居ますよ、だから、安心してください、アビゴル。」 ソラがそう言うと、アビゴルと呼ばれた褐色の肌の巨漢は、嬉しそうに微笑む。 アビゴルは、大きい身体に似合わず、争いを好まない穏やかな男なのだ。 そして、彼は、その部屋から出て行った。 その後、ソラは、ただジュリの手を握って、側に居た。 そうすると、不思議とジュリはうなされなかった。 −+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+ どうも、ユアです。 八回目です。 予定通り、十三回で終わるか、少し不安です。 ともあれ、また次回で。 それでは。 |
32329 | 今回は感想レス形式で。 | 月読 乾 | 2006/3/1 21:54:39 |
記事番号32328へのコメント こんばんは、乾です。 いよいよ、話も佳境になってきた様子。 自分も、早速コメントに移らせてもらいます。 >「では、話そうか。」 >先刻、最後に言葉を発してから、小三十分。 >やっと、神影は続きを話せるようになった。 >「先に断っておこう。 > 乾氏も、含めて誰が聞いても・・・・・主が聞いても、たぶん、『咎・罪』には成らないだろうね。 > それでも、私にとっては、主へ対する明確な裏切りだ。 > 少なくとも、『道具』が、『使い手』を裏切るなどと言うことは、明確にあってはならないことだよ。」 >今までとは違い−いままでは、冷笑であっても、嘲りであっても、些少ながら感情らしきものはあった−、完全無欠の・・・人形のような無表情であり、静謐さであった。 >外見こそ、二十歳そこそこの神影だったが、今の彼には、ただひたすら長い時を重ねた老練な雰囲気しかなかった。 >それに、圧倒されたのか、ただ、言葉なく、その場にいた。 >「・・・・・・私の裏切りとは・・・・・」 道端の草木は、その存在が全くその場にあり続けても、吹き付ける風や、差し込む陽射しによって見るものへの姿を変える… そして、人がそれを感じる時、それは見ている者の心の奥底にある者が一刹那、その『主」の蓋から這い出る事の出来た瞬間… そして、それを既に『纏っている』者は、引き返せない無邪気な世界の残酷さを見る代わりに、『真実』を知る力も得る事が出来る… 神影君の纏う者も、或いは… >私の裏切りとは・・・・・・主のジュリの命令を聞かなかった時だ。 >それ以外は、命令の範囲で柔軟に解釈したが、アレは、完全に命令違反だ。 >それは、『ソラに、私とお前の正体を絶対に話さないこと。』だ。 自分の判断で行動できる事は、その主に対しての信頼を示す事でもありますし…皮肉ですが、『命令に背く』と言う行為は、主に対しての信頼を超えた感情の証拠ですらあるんですよね… もしも、最初から信頼関係のない、無機質な関係なら最初から重大な事を任せたりしないし… 例え、それが一方的な思い違いだったとしても… >でもね、ソラは、誉め言葉で言うんだが、『純粋無垢』というか、サラ様以外で、主を任せれそうなそんな人間だった。 >主が、ソラに会ってから、二年目の冬の日の事だ。 >その日は、雪が降っていて、夏や秋までは猟師が使う山小屋に止まった。 >山越えの途中で、運悪く吹雪いてきたところだったから、ある意味ですごく助かった。 >主も、新月のせいか、普通の十四歳並に体力も落ちていたしね。 >交代で、火見番をして居たようだけど、途中で主が熟睡してしまってね。 >ソラもうとうとし始めて・・・・私はチャンスだと思った。 >『ソラ、ソラ、ソラ!!』 >「はい、どうしました? > ・・・・・というか、誰ですか?」 >初めは、寝惚けていたようだけどね。 >それでも、自分とマリアン・・主以外の人間・・人型の気配を感じたのか、すぐに完全に目を覚ました。 >『・・・・・私だ。 > といっても、分からないだろうが、今、主の横に居る黒い大犬が、私だ。 > 今、人型になる。』 >絶句するソラを置いて、私は、黒髪の何時もの人間の姿に戻った。 >もちろん、黒いロ−ブ姿でだ。 >『初めまして。 > 私は、この方に創られた使い魔のシャドウ。』 >「・・・・・・魔女なのですか、マリアンは。」 >『違う。 > 聞いてくれるか、流浪の詩人・ソラ。』 >「ええ・・・」 誰にも言えない事がある… 同じくらい、誰かに言いたい事がある… 或いは、愛する気持ちは、どこかで拒絶される事を望む気持ちが常に付き纏う者なのかも知れない… 知らない間に、それが明らかになるのはとても怖いけど… >そして、私は、話した。 >主は、百年少し前は、人間だった事。 >しかし、あることが原因で、吸血鬼のクロイツに拾われた事。 >そのクロイツも、主を仲間にした直後、人間に殺された事。 >サラという師匠の元を出て以来、人間不信で、年を取らない事もあって、欧州中を回って過ごしてきた事。 >『たぶん、主は、長くても後二年かそこらで、貴方とは、別れるつもりだろう。 > だけど、それでも、私は、話しておきたかった。』 >「・・・・それでは、今日のことは、シャドウと私の秘密ですね。」 >『・・・・・・・は?』 >「私は、貴方の話を聞いたことをマリアンに話しません。 > だから、貴方も、正直にマリアンにこのことは、話さなくてもいいですよ。」 >『いいのか。』 >「ええ。」 >というわけで、あの条件は、満たされた。 >さっきも言ったが、主もこれは知らない。 >でも、理由も分からない違和感を抱えているよりいいだろう。 全てを包み込む包容力は、時にとても怖い… でも、ソラさんの優しさも紛れも無い真実。 それは、お互いの心で真実を見つけるしかない… >「・・・・・というわけだ。 > ・・・・・・・・・私はね、お前になら、主を任せれるのでは、と思っている。」 >「書かない。」 >「?」 >「書かないけど、不文で匂わせるぐらいだな。 > あれで、樹里さん、結構感イイから。」 >どうやら、詠太郎は、『物書きモ−ド』(他に、『戦闘モ−ド』『日常モ−ド』などがある。) >「・・・そっちにいくのは、主の残りの話を聞いてからにしてくれ。 > それに、もう三時になる。 > 急がぬと、主の雷が落ちてしまう。」 >神影は、いつも通りのどろりとしたような微笑で、そう締めくくった まあね…いろいろとあるんだ…この人…(汗) >午後二時−。 >「・・・やだ・・・・死にたくない・・・・・やだってば・・・・」 >寝台に、眠るジュリは、うなされていた。 >過去に、過去の亡霊に、うなされていた。 >「アビゴル、そんなに、引っ張らないでください。」 >「ジュリ様、うなされる。 > いけない、ソラ、側に居る。 > うなされない、それいい。」 >黒髪・藍瞳で、十人並みより、やや上の容貌で、身長は7尺余りという巨体で、かなりの筋肉質で褐色の肌で、黒い革ジャンという服装の男が、全体的に白い印象の男−ソラを引き摺るようにして、主であるジュリのそばに来た。 >「・・分かりました。 > 側に居ますよ、だから、安心してください、アビゴル。」 >ソラがそう言うと、アビゴルと呼ばれた褐色の肌の巨漢は、嬉しそうに微笑む。 >アビゴルは、大きい身体に似合わず、争いを好まない穏やかな男なのだ。 >そして、彼は、その部屋から出て行った。 >その後、ソラは、ただジュリの手を握って、側に居た。 >そうすると、不思議とジュリはうなされなかった。 きっと、慣れたら安心出来る人なんでしょうが…(汗) 何か、個人的に『サムライ7』のキクチヨ君を思い出しました。 |
32330 | ありがとうございますv | 十叶夕海 | 2006/3/2 22:25:52 |
記事番号32329へのコメント >こんばんは、乾です。 こんばんは、ユアです。 > >いよいよ、話も佳境になってきた様子。 >自分も、早速コメントに移らせてもらいます。 そうですね。 これまでの7話と違い、此処からは駆け足風味になっていくでしょう。 > >>「では、話そうか。」 >>先刻、最後に言葉を発してから、小三十分。 >>やっと、神影は続きを話せるようになった。 >>「先に断っておこう。 >> 乾氏も、含めて誰が聞いても・・・・・主が聞いても、たぶん、『咎・罪』には成らないだろうね。 >> それでも、私にとっては、主へ対する明確な裏切りだ。 >> 少なくとも、『道具』が、『使い手』を裏切るなどと言うことは、明確にあってはならないことだよ。」 >>今までとは違い−いままでは、冷笑であっても、嘲りであっても、些少ながら感情らしきものはあった−、完全無欠の・・・人形のような無表情であり、静謐さであった。 >>外見こそ、二十歳そこそこの神影だったが、今の彼には、ただひたすら長い時を重ねた老練な雰囲気しかなかった。 >>それに、圧倒されたのか、ただ、言葉なく、その場にいた。 >>「・・・・・・私の裏切りとは・・・・・」 > >道端の草木は、その存在が全くその場にあり続けても、吹き付ける風や、差し込む陽射しによって見るものへの姿を変える… > >そして、人がそれを感じる時、それは見ている者の心の奥底にある者が一刹那、その『主」の蓋から這い出る事の出来た瞬間… > >そして、それを既に『纏っている』者は、引き返せない無邪気な世界の残酷さを見る代わりに、『真実』を知る力も得る事が出来る… > >神影君の纏う者も、或いは… 神影くんは、すこし、繊細な面もあるんですよ。 ああいう憎まれ口をよく叩いていますが。 乾詠太郎には、結構なついていますが。 > >>私の裏切りとは・・・・・・主のジュリの命令を聞かなかった時だ。 >>それ以外は、命令の範囲で柔軟に解釈したが、アレは、完全に命令違反だ。 >>それは、『ソラに、私とお前の正体を絶対に話さないこと。』だ。 > >自分の判断で行動できる事は、その主に対しての信頼を示す事でもありますし…皮肉ですが、『命令に背く』と言う行為は、主に対しての信頼を超えた感情の証拠ですらあるんですよね… > >もしも、最初から信頼関係のない、無機質な関係なら最初から重大な事を任せたりしないし… > >例え、それが一方的な思い違いだったとしても… > そうですね。 だけど、神影は、よちよち歩きの赤ん坊と言うか、そんな感じなのです。 ・・・・・『完全な自我』だと気が付いてないだけなのかも知れませんが。 >>でもね、ソラは、誉め言葉で言うんだが、『純粋無垢』というか、サラ様以外で、主を任せれそうなそんな人間だった。 >>主が、ソラに会ってから、二年目の冬の日の事だ。 >>その日は、雪が降っていて、夏や秋までは猟師が使う山小屋に止まった。 >>山越えの途中で、運悪く吹雪いてきたところだったから、ある意味ですごく助かった。 >>主も、新月のせいか、普通の十四歳並に体力も落ちていたしね。 >>交代で、火見番をして居たようだけど、途中で主が熟睡してしまってね。 >>ソラもうとうとし始めて・・・・私はチャンスだと思った。 >>『ソラ、ソラ、ソラ!!』 >>「はい、どうしました? >> ・・・・・というか、誰ですか?」 >>初めは、寝惚けていたようだけどね。 >>それでも、自分とマリアン・・主以外の人間・・人型の気配を感じたのか、すぐに完全に目を覚ました。 >>『・・・・・私だ。 >> といっても、分からないだろうが、今、主の横に居る黒い大犬が、私だ。 >> 今、人型になる。』 >>絶句するソラを置いて、私は、黒髪の何時もの人間の姿に戻った。 >>もちろん、黒いロ−ブ姿でだ。 >>『初めまして。 >> 私は、この方に創られた使い魔のシャドウ。』 >>「・・・・・・魔女なのですか、マリアンは。」 >>『違う。 >> 聞いてくれるか、流浪の詩人・ソラ。』 >>「ええ・・・」 > >誰にも言えない事がある… > >同じくらい、誰かに言いたい事がある… > >或いは、愛する気持ちは、どこかで拒絶される事を望む気持ちが常に付き纏う者なのかも知れない… > >知らない間に、それが明らかになるのはとても怖いけど… > それでも、主が話して受け入れてもらいたいと切に切に願っていたのを彼は知っていたから。 裏切りと知っていても、彼は、詩人に全てを話した。 >>そして、私は、話した。 >>主は、百年少し前は、人間だった事。 >>しかし、あることが原因で、吸血鬼のクロイツに拾われた事。 >>そのクロイツも、主を仲間にした直後、人間に殺された事。 >>サラという師匠の元を出て以来、人間不信で、年を取らない事もあって、欧州中を回って過ごしてきた事。 >>『たぶん、主は、長くても後二年かそこらで、貴方とは、別れるつもりだろう。 >> だけど、それでも、私は、話しておきたかった。』 >>「・・・・それでは、今日のことは、シャドウと私の秘密ですね。」 >>『・・・・・・・は?』 >>「私は、貴方の話を聞いたことをマリアンに話しません。 >> だから、貴方も、正直にマリアンにこのことは、話さなくてもいいですよ。」 >>『いいのか。』 >>「ええ。」 >>というわけで、あの条件は、満たされた。 >>さっきも言ったが、主もこれは知らない。 >>でも、理由も分からない違和感を抱えているよりいいだろう。 > >全てを包み込む包容力は、時にとても怖い… >でも、ソラさんの優しさも紛れも無い真実。 > >それは、お互いの心で真実を見つけるしかない… > それもそうですね。 だけど、このせいもあって、ソラと神影は、無二の親友と・・・或いは背中を預けれるそんな仲になれたのかもしれませんね。 >>「・・・・・というわけだ。 >> ・・・・・・・・・私はね、お前になら、主を任せれるのでは、と思っている。」 >>「書かない。」 >>「?」 >>「書かないけど、不文で匂わせるぐらいだな。 >> あれで、樹里さん、結構感イイから。」 >>どうやら、詠太郎は、『物書きモ−ド』(他に、『戦闘モ−ド』『日常モ−ド』などがある。) >>「・・・そっちにいくのは、主の残りの話を聞いてからにしてくれ。 >> それに、もう三時になる。 >> 急がぬと、主の雷が落ちてしまう。」 >>神影は、いつも通りのどろりとしたような微笑で、そう締めくくった > >まあね…いろいろとあるんだ…この人…(汗) ノリだけなら、お母さんに怒られるのを怖がる子供ですね。 > >>午後二時−。 >>「・・・やだ・・・・死にたくない・・・・・やだってば・・・・」 >>寝台に、眠るジュリは、うなされていた。 >>過去に、過去の亡霊に、うなされていた。 >>「アビゴル、そんなに、引っ張らないでください。」 >>「ジュリ様、うなされる。 >> いけない、ソラ、側に居る。 >> うなされない、それいい。」 >>黒髪・藍瞳で、十人並みより、やや上の容貌で、身長は7尺余りという巨体で、かなりの筋肉質で褐色の肌で、黒い革ジャンという服装の男が、全体的に白い印象の男−ソラを引き摺るようにして、主であるジュリのそばに来た。 >>「・・分かりました。 >> 側に居ますよ、だから、安心してください、アビゴル。」 >>ソラがそう言うと、アビゴルと呼ばれた褐色の肌の巨漢は、嬉しそうに微笑む。 >>アビゴルは、大きい身体に似合わず、争いを好まない穏やかな男なのだ。 >>そして、彼は、その部屋から出て行った。 >>その後、ソラは、ただジュリの手を握って、側に居た。 >>そうすると、不思議とジュリはうなされなかった。 > >きっと、慣れたら安心出来る人なんでしょうが…(汗) >何か、個人的に『サムライ7』のキクチヨ君を思い出しました。 慣れたら・・・・確かにそうですね。 分かるような、分からないような。 それでは。 |
32331 | Re:光への憧憬 +どうか忘れないで+ 8 | 氷室 相良 | 2006/3/3 16:52:37 |
記事番号32328へのコメント お久しぶりです〜。 テストが今日やっと終わりました。 短いですが、レス行きます。 > 8 神影の勝手な行動という名の裏切り > > >「では、話そうか。」 >先刻、最後に言葉を発してから、小三十分。 >やっと、神影は続きを話せるようになった。 >「先に断っておこう。 > 乾氏も、含めて誰が聞いても・・・・・主が聞いても、たぶん、『咎・罪』には成らないだろうね。 > それでも、私にとっては、主へ対する明確な裏切りだ。 > 少なくとも、『道具』が、『使い手』を裏切るなどと言うことは、明確にあってはならないことだよ。」 『道具』『使い手』…確かに、ジュリさんが『創った』事になるんでしょうけど…。ジュリさんはどう思っているのでしょうか。 >私の裏切りとは・・・・・・主のジュリの命令を聞かなかった時だ。 >それ以外は、命令の範囲で柔軟に解釈したが、アレは、完全に命令違反だ。 >それは、『ソラに、私とお前の正体を絶対に話さないこと。』だ。 >でもね、ソラは、誉め言葉で言うんだが、『純粋無垢』というか、サラ様以外で、主を任せれそうなそんな人間だった。 >主が、ソラに会ってから、二年目の冬の日の事だ。 >その日は、雪が降っていて、夏や秋までは猟師が使う山小屋に止まった。 >山越えの途中で、運悪く吹雪いてきたところだったから、ある意味ですごく助かった。 >主も、新月のせいか、普通の十四歳並に体力も落ちていたしね。 >交代で、火見番をして居たようだけど、途中で主が熟睡してしまってね。 >ソラもうとうとし始めて・・・・私はチャンスだと思った。 >『ソラ、ソラ、ソラ!!』 >「はい、どうしました? > ・・・・・というか、誰ですか?」 あら、初対面だったのですか。 ソラさん冷静ですね(笑)見ず知らずの人(?)がいるのに。 >初めは、寝惚けていたようだけどね。 >それでも、自分とマリアン・・主以外の人間・・人型の気配を感じたのか、すぐに完全に目を覚ました。 >『・・・・・私だ。 > といっても、分からないだろうが、今、主の横に居る黒い大犬が、私だ。 > 今、人型になる。』 >絶句するソラを置いて、私は、黒髪の何時もの人間の姿に戻った。 >もちろん、黒いロ−ブ姿でだ。 >『初めまして。 > 私は、この方に創られた使い魔のシャドウ。』 >「・・・・・・魔女なのですか、マリアンは。」 >『違う。 > 聞いてくれるか、流浪の詩人・ソラ。』 >「ええ・・・」 >そして、私は、話した。 >主は、百年少し前は、人間だった事。 >しかし、あることが原因で、吸血鬼のクロイツに拾われた事。 >そのクロイツも、主を仲間にした直後、人間に殺された事。 >サラという師匠の元を出て以来、人間不信で、年を取らない事もあって、欧州中を回って過ごしてきた事。 過去を話してしまったんですね…。 >『たぶん、主は、長くても後二年かそこらで、貴方とは、別れるつもりだろう。 > だけど、それでも、私は、話しておきたかった。』 >「・・・・それでは、今日のことは、シャドウと私の秘密ですね。」 >『・・・・・・・は?』 >「私は、貴方の話を聞いたことをマリアンに話しません。 > だから、貴方も、正直にマリアンにこのことは、話さなくてもいいですよ。」 >『いいのか。』 >「ええ。」 >というわけで、あの条件は、満たされた。 >さっきも言ったが、主もこれは知らない。 >でも、理由も分からない違和感を抱えているよりいいだろう。 神影さん、驚いておりますね♪(何故楽しそう) 言いたいことがあるなら、はっきり言って欲しいですもんね。 >「・・・・・というわけだ。 > ・・・・・・・・・私はね、お前になら、主を任せれるのでは、と思っている。」 >「書かない。」 >「?」 >「書かないけど、不文で匂わせるぐらいだな。 > あれで、樹里さん、結構感イイから。」 >どうやら、詠太郎は、『物書きモ−ド』(他に、『戦闘モ−ド』『日常モ−ド』などがある。) >「・・・そっちにいくのは、主の残りの話を聞いてからにしてくれ。 > それに、もう三時になる。 > 急がぬと、主の雷が落ちてしまう。」 >神影は、いつも通りのどろりとしたような微笑で、そう締めくくった。 多種多様なモードですね。 >午後二時−。 >「・・・やだ・・・・死にたくない・・・・・やだってば・・・・」 >寝台に、眠るジュリは、うなされていた。 >過去に、過去の亡霊に、うなされていた。 >「アビゴル、そんなに、引っ張らないでください。」 >「ジュリ様、うなされる。 > いけない、ソラ、側に居る。 > うなされない、それいい。」 >黒髪・藍瞳で、十人並みより、やや上の容貌で、身長は7尺余りという巨体で、かなりの筋肉質で褐色の肌で、黒い革ジャンという服装の男が、全体的に白い印象の男−ソラを引き摺るようにして、主であるジュリのそばに来た。 >「・・分かりました。 > 側に居ますよ、だから、安心してください、アビゴル。」 >ソラがそう言うと、アビゴルと呼ばれた褐色の肌の巨漢は、嬉しそうに微笑む。 >アビゴルは、大きい身体に似合わず、争いを好まない穏やかな男なのだ。 >そして、彼は、その部屋から出て行った。 >その後、ソラは、ただジュリの手を握って、側に居た。 >そうすると、不思議とジュリはうなされなかった。 悪夢…。 ソラさんパワー? >どうも、ユアです。 >八回目です。 >予定通り、十三回で終わるか、少し不安です。 > >ともあれ、また次回で。 >それでは。 次はどんなお話でしょうか。 それではまた。 |
32332 | お疲れ様です。 | 十叶夕海 | 2006/3/4 00:19:52 |
記事番号32331へのコメント > >お久しぶりです〜。 >テストが今日やっと終わりました。 >短いですが、レス行きます。 お疲れ様です。 はい、では返レスを。 > > >> 8 神影の勝手な行動という名の裏切り >> >> >>「では、話そうか。」 >>先刻、最後に言葉を発してから、小三十分。 >>やっと、神影は続きを話せるようになった。 >>「先に断っておこう。 >> 乾氏も、含めて誰が聞いても・・・・・主が聞いても、たぶん、『咎・罪』には成らないだろうね。 >> それでも、私にとっては、主へ対する明確な裏切りだ。 >> 少なくとも、『道具』が、『使い手』を裏切るなどと言うことは、明確にあってはならないことだよ。」 > 『道具』『使い手』…確かに、ジュリさんが『創った』事になるんでしょうけど…。ジュリさんはどう思っているのでしょうか。 ジュリとしては、『子供』であり、『兄』であり、『部下』であり、戦友と思っているのでしょう。 一番、近い関係は、ハガレンのマスタング大佐とヒュ−ズ中佐の関係でしょうか? > >>私の裏切りとは・・・・・・主のジュリの命令を聞かなかった時だ。 >>それ以外は、命令の範囲で柔軟に解釈したが、アレは、完全に命令違反だ。 >>それは、『ソラに、私とお前の正体を絶対に話さないこと。』だ。 >>でもね、ソラは、誉め言葉で言うんだが、『純粋無垢』というか、サラ様以外で、主を任せれそうなそんな人間だった。 >>主が、ソラに会ってから、二年目の冬の日の事だ。 >>その日は、雪が降っていて、夏や秋までは猟師が使う山小屋に止まった。 >>山越えの途中で、運悪く吹雪いてきたところだったから、ある意味ですごく助かった。 >>主も、新月のせいか、普通の十四歳並に体力も落ちていたしね。 >>交代で、火見番をして居たようだけど、途中で主が熟睡してしまってね。 >>ソラもうとうとし始めて・・・・私はチャンスだと思った。 >>『ソラ、ソラ、ソラ!!』 >>「はい、どうしました? >> ・・・・・というか、誰ですか?」 > あら、初対面だったのですか。 > ソラさん冷静ですね(笑)見ず知らずの人(?)がいるのに。 人間型では、初めてです。ずっと、黒大犬型で同行してましたから。 黒大犬と同じ様な雰囲気のせいもありますが。 > >>初めは、寝惚けていたようだけどね。 >>それでも、自分とマリアン・・主以外の人間・・人型の気配を感じたのか、すぐに完全に目を覚ました。 >>『・・・・・私だ。 >> といっても、分からないだろうが、今、主の横に居る黒い大犬が、私だ。 >> 今、人型になる。』 >>絶句するソラを置いて、私は、黒髪の何時もの人間の姿に戻った。 >>もちろん、黒いロ−ブ姿でだ。 >>『初めまして。 >> 私は、この方に創られた使い魔のシャドウ。』 >>「・・・・・・魔女なのですか、マリアンは。」 >>『違う。 >> 聞いてくれるか、流浪の詩人・ソラ。』 >>「ええ・・・」 >>そして、私は、話した。 >>主は、百年少し前は、人間だった事。 >>しかし、あることが原因で、吸血鬼のクロイツに拾われた事。 >>そのクロイツも、主を仲間にした直後、人間に殺された事。 >>サラという師匠の元を出て以来、人間不信で、年を取らない事もあって、欧州中を回って過ごしてきた事。 > 過去を話してしまったんですね…。 ええ、『命令』・・・『使い手の意思』に反して。 > >>『たぶん、主は、長くても後二年かそこらで、貴方とは、別れるつもりだろう。 >> だけど、それでも、私は、話しておきたかった。』 >>「・・・・それでは、今日のことは、シャドウと私の秘密ですね。」 >>『・・・・・・・は?』 >>「私は、貴方の話を聞いたことをマリアンに話しません。 >> だから、貴方も、正直にマリアンにこのことは、話さなくてもいいですよ。」 >>『いいのか。』 >>「ええ。」 >>というわけで、あの条件は、満たされた。 >>さっきも言ったが、主もこれは知らない。 >>でも、理由も分からない違和感を抱えているよりいいだろう。 > 神影さん、驚いておりますね♪(何故楽しそう) > 言いたいことがあるなら、はっきり言って欲しいですもんね。 そうですね、かなり珍しい事に、驚いています。 そうですね、それがどんなものであっても。 > >>「・・・・・というわけだ。 >> ・・・・・・・・・私はね、お前になら、主を任せれるのでは、と思っている。」 >>「書かない。」 >>「?」 >>「書かないけど、不文で匂わせるぐらいだな。 >> あれで、樹里さん、結構感イイから。」 >>どうやら、詠太郎は、『物書きモ−ド』(他に、『戦闘モ−ド』『日常モ−ド』などがある。) >>「・・・そっちにいくのは、主の残りの話を聞いてからにしてくれ。 >> それに、もう三時になる。 >> 急がぬと、主の雷が落ちてしまう。」 >>神影は、いつも通りのどろりとしたような微笑で、そう締めくくった。 > 多種多様なモードですね。 > モ−ドと言うか、その時その時の切り替えですかね・・うん。 > >>午後二時−。 >>「・・・やだ・・・・死にたくない・・・・・やだってば・・・・」 >>寝台に、眠るジュリは、うなされていた。 >>過去に、過去の亡霊に、うなされていた。 >>「アビゴル、そんなに、引っ張らないでください。」 >>「ジュリ様、うなされる。 >> いけない、ソラ、側に居る。 >> うなされない、それいい。」 >>黒髪・藍瞳で、十人並みより、やや上の容貌で、身長は7尺余りという巨体で、かなりの筋肉質で褐色の肌で、黒い革ジャンという服装の男が、全体的に白い印象の男−ソラを引き摺るようにして、主であるジュリのそばに来た。 >>「・・分かりました。 >> 側に居ますよ、だから、安心してください、アビゴル。」 >>ソラがそう言うと、アビゴルと呼ばれた褐色の肌の巨漢は、嬉しそうに微笑む。 >>アビゴルは、大きい身体に似合わず、争いを好まない穏やかな男なのだ。 >>そして、彼は、その部屋から出て行った。 >>その後、ソラは、ただジュリの手を握って、側に居た。 >>そうすると、不思議とジュリはうなされなかった。 > 悪夢…。 > ソラさんパワー? 過去の追想夢ですね。 それに近いです。 彼は、『癒し系お兄様』ですので。 > >>どうも、ユアです。 >>八回目です。 >>予定通り、十三回で終わるか、少し不安です。 >> >>ともあれ、また次回で。 >>それでは。 > 次はどんなお話でしょうか。 魔女狩り最盛期の末期。 > >それではまた。 > はい、では。 > > |
32336 | ありがとうございますー。 | 氷室 相良 | 2006/3/5 13:05:20 |
記事番号32332へのコメント こんにちは。 返返レスをば。 >お疲れ様です。 >はい、では返レスを。 誰もが経験しているテストなので、いたわりの言葉かけてもらえませんでした。(特に期待はしてなかったんですけど。) ありがとうございます。 >>>「では、話そうか。」 >>>先刻、最後に言葉を発してから、小三十分。 >>>やっと、神影は続きを話せるようになった。 >>>「先に断っておこう。 >>> 乾氏も、含めて誰が聞いても・・・・・主が聞いても、たぶん、『咎・罪』には成らないだろうね。 >>> それでも、私にとっては、主へ対する明確な裏切りだ。 >>> 少なくとも、『道具』が、『使い手』を裏切るなどと言うことは、明確にあってはならないことだよ。」 >> 『道具』『使い手』…確かに、ジュリさんが『創った』事になるんでしょうけど…。ジュリさんはどう思っているのでしょうか。 > >ジュリとしては、『子供』であり、『兄』であり、『部下』であり、戦友と思っているのでしょう。 >一番、近い関係は、ハガレンのマスタング大佐とヒュ−ズ中佐の関係でしょうか? たくさんの感情ですね。 大佐と中佐…なんとも、言葉に表しにくい関係ですよね。 >>>『ソラ、ソラ、ソラ!!』 >>>「はい、どうしました? >>> ・・・・・というか、誰ですか?」 >> あら、初対面だったのですか。 >> ソラさん冷静ですね(笑)見ず知らずの人(?)がいるのに。 > >人間型では、初めてです。ずっと、黒大犬型で同行してましたから。 >黒大犬と同じ様な雰囲気のせいもありますが。 犬と同じ雰囲気… >>>というわけで、あの条件は、満たされた。 >>>さっきも言ったが、主もこれは知らない。 >>>でも、理由も分からない違和感を抱えているよりいいだろう。 >> 神影さん、驚いておりますね♪(何故楽しそう) >> 言いたいことがあるなら、はっきり言って欲しいですもんね。 > >そうですね、かなり珍しい事に、驚いています。 >そうですね、それがどんなものであっても。 年に何回ぐらい驚くんでしょうかねぇ。 自分の望んだ事の裏側でも。 >>>どうやら、詠太郎は、『物書きモ−ド』(他に、『戦闘モ−ド』『日常モ−ド』などがある。) >>>「・・・そっちにいくのは、主の残りの話を聞いてからにしてくれ。 >>> それに、もう三時になる。 >>> 急がぬと、主の雷が落ちてしまう。」 >>>神影は、いつも通りのどろりとしたような微笑で、そう締めくくった。 >> 多種多様なモードですね。 >> > >モ−ドと言うか、その時その時の切り替えですかね・・うん。 TPOみたいな感じですか。 >>>ソラがそう言うと、アビゴルと呼ばれた褐色の肌の巨漢は、嬉しそうに微笑む。 >>>アビゴルは、大きい身体に似合わず、争いを好まない穏やかな男なのだ。 >>>そして、彼は、その部屋から出て行った。 >>>その後、ソラは、ただジュリの手を握って、側に居た。 >>>そうすると、不思議とジュリはうなされなかった。 >> 悪夢…。 >> ソラさんパワー? > >過去の追想夢ですね。 >それに近いです。 >彼は、『癒し系お兄様』ですので。 過去をみて苦しむのですか…。 癒し系お兄様…いいなぁ…。 >>>ともあれ、また次回で。 >>>それでは。 >> 次はどんなお話でしょうか。 > >魔女狩り最盛期の末期。 魔女狩り…。 どんな展開になるのでしょうか。 それでは。 |
32343 | 私も通った道だからですよ。 | 十叶夕海 | 2006/3/7 23:55:09 |
記事番号32336へのコメント > >こんにちは。 >返返レスをば。 こんにちは。 さらに返します。 > > >>お疲れ様です。 >>はい、では返レスを。 > 誰もが経験しているテストなので、いたわりの言葉かけてもらえませんでした。(特に期待はしてなかったんですけど。) > ありがとうございます。 通ってきた道だからです。 そして、私も、昔期待していなかったのに、お疲れ様と言われて、嬉しかったので。 > >>>>「では、話そうか。」 >>>>先刻、最後に言葉を発してから、小三十分。 >>>>やっと、神影は続きを話せるようになった。 >>>>「先に断っておこう。 >>>> 乾氏も、含めて誰が聞いても・・・・・主が聞いても、たぶん、『咎・罪』には成らないだろうね。 >>>> それでも、私にとっては、主へ対する明確な裏切りだ。 >>>> 少なくとも、『道具』が、『使い手』を裏切るなどと言うことは、明確にあってはならないことだよ。」 >>> 『道具』『使い手』…確かに、ジュリさんが『創った』事になるんでしょうけど…。ジュリさんはどう思っているのでしょうか。 >> >>ジュリとしては、『子供』であり、『兄』であり、『部下』であり、戦友と思っているのでしょう。 >>一番、近い関係は、ハガレンのマスタング大佐とヒュ−ズ中佐の関係でしょうか? > たくさんの感情ですね。 > 大佐と中佐…なんとも、言葉に表しにくい関係ですよね。 ロイとヒュ−ズのは、友人でもあり、戦友でもあり、上下関係でもあるかんけいですね。 言葉に出来ないですが、互いを大切に思っているのは、間違いなんです。 > >>>>『ソラ、ソラ、ソラ!!』 >>>>「はい、どうしました? >>>> ・・・・・というか、誰ですか?」 >>> あら、初対面だったのですか。 >>> ソラさん冷静ですね(笑)見ず知らずの人(?)がいるのに。 >> >>人間型では、初めてです。ずっと、黒大犬型で同行してましたから。 >>黒大犬と同じ様な雰囲気のせいもありますが。 > 犬と同じ雰囲気… 正確に言えば、神影の化けていた大犬の雰囲気です。 > >>>>というわけで、あの条件は、満たされた。 >>>>さっきも言ったが、主もこれは知らない。 >>>>でも、理由も分からない違和感を抱えているよりいいだろう。 >>> 神影さん、驚いておりますね♪(何故楽しそう) >>> 言いたいことがあるなら、はっきり言って欲しいですもんね。 >> >>そうですね、かなり珍しい事に、驚いています。 >>そうですね、それがどんなものであっても。 > 年に何回ぐらい驚くんでしょうかねぇ。 > 自分の望んだ事の裏側でも。 そこまで、驚くのは、年に一回あるかないか。 微笑みだと、十年に一回とか(苦笑) まさに、そのとおり。 > >>>>どうやら、詠太郎は、『物書きモ−ド』(他に、『戦闘モ−ド』『日常モ−ド』などがある。) >>>>「・・・そっちにいくのは、主の残りの話を聞いてからにしてくれ。 >>>> それに、もう三時になる。 >>>> 急がぬと、主の雷が落ちてしまう。」 >>>>神影は、いつも通りのどろりとしたような微笑で、そう締めくくった。 >>> 多種多様なモードですね。 >>> >> >>モ−ドと言うか、その時その時の切り替えですかね・・うん。 > TPOみたいな感じですか。 そんな感じです。 氷室さんでも、勉強やらなきゃいけないときは、集中しますよね? そんな感じです。 > >>>>ソラがそう言うと、アビゴルと呼ばれた褐色の肌の巨漢は、嬉しそうに微笑む。 >>>>アビゴルは、大きい身体に似合わず、争いを好まない穏やかな男なのだ。 >>>>そして、彼は、その部屋から出て行った。 >>>>その後、ソラは、ただジュリの手を握って、側に居た。 >>>>そうすると、不思議とジュリはうなされなかった。 >>> 悪夢…。 >>> ソラさんパワー? >> >>過去の追想夢ですね。 >>それに近いです。 >>彼は、『癒し系お兄様』ですので。 > 過去をみて苦しむのですか…。 > 癒し系お兄様…いいなぁ…。 殺して、殺されそうになって、平坦な過去じゃなかったですし。 ちなみに、彼は四人の使い魔の中では、『お母さん』担当です。 > >>>>ともあれ、また次回で。 >>>>それでは。 >>> 次はどんなお話でしょうか。 >> >>魔女狩り最盛期の末期。 > 魔女狩り…。 > どんな展開になるのでしょうか。 魔女狩りの中央ではなくて、十字軍のノリですね。 ともかく、お楽しみに。 > >それでは。 > はい。それでは。 『貴方だから欲しい』『哀しみよ こんにちは』 上気二編もよろしくお願いします。 |
32357 | 光への憧憬 +どうか忘れないで+ 9 | 十叶夕海 | 2006/3/12 23:57:08 |
記事番号32298へのコメント 9 有名ではないけれどあのときの真実 +三人目のこと+ 「遅かったね。 まあ、いい、続きを話そう。」 そういって、主は、私と乾氏を座るように言った。 怒っているねぇ、主。 より、正確に言うなら、不機嫌だ。 かなり久し振りだねぇ、ここまで不機嫌になるのは、怒ったのは六十年前だけど、不機嫌になったのは、数百年ぶりか。 ・・・・となると、アビゴル辺りかな。 17世紀のオスマントルコ帝国の王様だかが、『アフメット一世』だったから、1600年代頭だった。 うむ、そうだった。 「じゃ、話そうか。 三人目の『蒼白のアビゴル』の事を話そうか。」 やっぱり、アビゴルの事か。 ・・・・・あの時は、その少し前に、退魔師とやりあって滅びる寸前だったから、私は関わっていなかったな。 「神影?」 「いいや、始めてくれ。」 1600年代初頭−。 このころはと言うと、一番記憶に鮮明の残っているのは、二つ。 一つは、激しくなっていった魔女狩りだね。 少しでも怪しければ、魔女審判に掛けられる。 誰かに密告されれば、魔女審判に掛けられる。 ソラとであった頃より、激しくなっていて。 ・・・・この頃は、まだ、『ソラが記憶を失っていないか』って、一度も呼び出さなかった頃のお話。 『魔女狩り』って言うけど、実際には、『異教徒狩り』『土着信仰者狩り』『異端者狩り』『姥捨て』『口減らし』に近い。 このせいで、『ドルドイド』とかも滅びかけてたし、黒死病で大変な時期だったから。 家族の中で運良く・・・いや、運悪く生き残ってでもしたら、魔女に仕立て上げられた。 そういう意味では、数百年後のナチスドイツの『ユダヤ人狩り』に近いわね。 それで、私も何回か火あぶりに掛けられたし、或いは、『鉄の処女』に代表される拷問にも掛けられたしね。 そんなのに、80年ぐらいの間に10回以上あえば、欧州がイヤになってね。 トルコの方に逃げた。 トルコは、当時は、オスマントルコって言って、結構大きな国だった。 その国と欧州の境目に、小さな自治地区・・・元々独立した国だったけど、長いオスマントルコの歴史の中で、併合されたみたい。 中国と香港の関係ね。 大きなオアシスが二つと小さなオアシスが幾つか、後は砂漠と鉱山が在るきりの小さな国だった。 私が来た頃から、少しきな臭かったね。 帝国から、独立しようとしたのか、帝国を滅ぼそうとしたのか。 どちらかは分からないね。 そこでお世話になったのは、元・王族の・・・当時の統治者の三男だったかな。 色々な意味で、『オウジサマ』らしくないヤツだった。 ウル−ジって言ってね、何とか系トアレグ人だかのお母さんを持った男だった。 お母さんは、王様風に言うなら、皇后とか言う地位にいた。 だから、嫡男ではなかったけど、王太子のような立場だった。 会った時は、15かそこらのガキだったよ。 身長も、従者のアビゴルよりも、小さくてね。 まぁ、アビゴルの方が、十二歳にしちゃ、大きかったから、そのせいかもね。 ウル−ジの方は、あの辺の人間には割合珍しい白い肌に、黒髪青目のヤツ。 最後に分かれる事になった時点で、身長は、175センチかそこら。 あの辺の服の白い巻頭衣に青の上着を着ていることが多かったね。 アビゴルは、褐色の肌にくりくりした瞳と大柄でがっしりしていたのに、『怖い』とか思わせない感じの顔ヤツだった。 こいつは、近くの日本語で『蒼白の』を意味する部族の出身でね。 そこの部族長の親族で、ウル−ジの世話役だった。 こいつは、黒地に刺繍の入ったチョッキに白の裾の膨らんだズボンスタイルだったね。 あと、仲良くなったのに、ララっていうドジな侍女もいた。 結構楽しかったし、穏やかに過ごせた。 この後で、ここまで穏やかに何もなく過ごせた十年は、南洋の小島に結界を張ってこもった時か、この町にこの事務所を構えてからだろう。 そう、私が、この場所にいたのは、十年間ほどだ。 正確には、十二年と少し。 その間に、統治者は、ウル−ジの父・シナ−ンから、ウル−ジに変わっていた。 アレが起こったのは、現地の呼び方で、火の季節が終わり、風の季節に変わってすぐだった。 今なら、9月の半ば過ぎぐらいだね。 夜襲があった。 同じ地域の服装のヤツらと欧州系の服装のヤツらだった。 その時に、ウル−ジも、ララも死んだ。 他の顔見知りの奴も死んだ。 私の事を『ジン(魔霊)』じゃないかって疑ってたやつも死んだ。 私の事を『ジン(善霊)』じゃないかって拝んでいたやつもしんだ。 最期を看取れたのは、アビゴルだけだった。 他にも看取れて、生き残りたいと望めば、【強制使い魔変換】の発展版を施術するつもりだった。 そのアビゴルも、『アビゴル』だった時の最期まで、主のウル−ジのことを心配していた。 『ウル−ジ様が、心配。だから、生きたい』ってね。 それで、私は、彼を使い魔にした。 ・・・・・・・・・笑うなよ、動転して発展版じゃないソラにかけたのと同じノ−マル版をかけたんだ。 だから、アビゴルは、私の使い魔になった。 これは、どっちの歴史書にも載ってないし、私しか、今は知る人がいないけどね。 それに、ありえないというかもしれない。 だけど、これは真実だ。 その領地が欲しいオスマントルコと神の威光をしめしたい欧州の十字聖騎士団が、手を組んで、あの夜襲を行なったらしい。 らしいというのは、そういう噂が、その夜襲の後、手をつけられなかった城下町で広まった。 噂といって、馬鹿にするなよ? そういうのは、たいてい何らかの真実があるもんだ。 これで、三人目が、仲間になったお話はおしまい。 「・・・・・書けない事多すぎますね。」 「例えば?」 「その自治地区のことにしても、その夜襲にしても。」 詠太郎のもっともなことに、ジュリは、あっさりとこう提案した。 「自治地区ではなく、一支配地域の為政者だとかにして、夜襲は、偶然二つのグル−プが襲った事にすればいい。」 「なるほど、嘘ではないが、真実すべてではないという事か。」 その提案を受けて、詠太郎は、少々困惑していた・・・。 −+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+ どうも、ユアです。 ベルばらのような華やかなパリなどを舞台にしてよかったのですが、よい資料に恵まれず、たまたま持ち合わせの資料にあったトルコが舞台になりました。 このお話は、基本フィクション・・・虚構です。(魔女狩り等は、資料をそのままにしましたが。) 虚構ですが、今の歴史は、所詮、強者・・勝者が自分の都合の良いように書き残したものに過ぎないかもしれないので、このお話のような出来事が本当にあったかもしれません。 なかったかも知れません、どちらかは分かりませんが、本当かもしれない『IF』なのです。 もちろん、吸血鬼だの何打のはヌキにしてですが。 それはさておいて、魔女狩りについて。 魔女狩り・・・・魔女殺しと呼ばれていますが、本当の意味での魔法使いが、当時の人口比率から考えて、何十万人もいるわけありません。 作中のような理由というか、そういう人たちが多いと思いますが、それでも、『人を殺すのはいけない』という『不幸な良識者』モいないわけでもないと思います。 待っているのは、火あぶりでしょうが。 結局の所、魔女狩りの火あぶりに限らず、中世の犯罪者を裁く処刑は、二十世紀前後までは、庶民の娯楽であり、鬱憤晴らしであり、為政者からすれば、庶民の鬱憤の矛先をずらす為のものでしょう。 場所と時間も飛びますが、亜米利加の『ハレムの魔女裁判』がいい例だと思います。 やはり、死んだ人間や妖怪ではなく、生きている人間が一番怖いですね。 では、次回で。 |
32360 | 現在、真夜中に返レス中。 | 月読 乾 | 2006/3/14 04:00:11 |
記事番号32357へのコメント こんばんは、月読です。 うう…これを打ち込んでる時点で、夜中の3時を廻った頃か… こっちはこっちで、夜の一番深い時期に書き込んでます。 >「遅かったね。 > まあ、いい、続きを話そう。」 >そういって、主は、私と乾氏を座るように言った。 >怒っているねぇ、主。 >より、正確に言うなら、不機嫌だ。 >かなり久し振りだねぇ、ここまで不機嫌になるのは、怒ったのは六十年前だけど、不機嫌になったのは、数百年ぶりか。 >・・・・となると、アビゴル辺りかな。 >17世紀のオスマントルコ帝国の王様だかが、『アフメット一世』だったから、1600年代頭だった。 >うむ、そうだった。 >「じゃ、話そうか。 > 三人目の『蒼白のアビゴル』の事を話そうか。」 >やっぱり、アビゴルの事か。 >・・・・・あの時は、その少し前に、退魔師とやりあって滅びる寸前だったから、私は関わっていなかったな。 >「神影?」 >「いいや、始めてくれ。」 ジュリさんが『不機嫌』になるのは400年ぶり!? それで、怒るのも60年ぶり!!? もちろん、吸血鬼になったからって感情そのものがスローペースになる筈が無んだけど… それに、『数日前』のあれは『怒ってる』と言って良いと思うし… これってつまり、男性陣2人はかなり無神経に相手の心に踏み込んだって事なんでしょうか…? 何で、ジュリさんが感情を表に出さないかを忘れている辺り、男の無神経さって、ある意味ゾンビの痛覚の鈍さより性質が悪いかも… >1600年代初頭−。 >このころはと言うと、一番記憶に鮮明の残っているのは、二つ。 >一つは、激しくなっていった魔女狩りだね。 >少しでも怪しければ、魔女審判に掛けられる。 >誰かに密告されれば、魔女審判に掛けられる。 >ソラとであった頃より、激しくなっていて。 >・・・・この頃は、まだ、『ソラが記憶を失っていないか』って、一度も呼び出さなかった頃のお話。 >『魔女狩り』って言うけど、実際には、『異教徒狩り』『土着信仰者狩り』『異端者狩り』『姥捨て』『口減らし』に近い。 >このせいで、『ドルドイド』とかも滅びかけてたし、黒死病で大変な時期だったから。 >家族の中で運良く・・・いや、運悪く生き残ってでもしたら、魔女に仕立て上げられた。 >そういう意味では、数百年後のナチスドイツの『ユダヤ人狩り』に近いわね。 神への神秘への畏れが形になった時… 悪魔への怖れが形になった時… 得体の知れない不安は、積を切った様に溢れ出し本来持ってた筈の全ての『人間らしさ』を崩壊させる… 『悪』は目に見えて人を貶め、『悪魔』は目に見えず人を欺き、『天使』は目に見えず素直に人を導き、『悪意』は更にそれら全てをも欺き続ける『この世の存在』が持つメビウスの輪… >それで、私も何回か火あぶりに掛けられたし、或いは、『鉄の処女』に代表される拷問にも掛けられたしね。 >そんなのに、80年ぐらいの間に10回以上あえば、欧州がイヤになってね。 >トルコの方に逃げた。 まあ、僕は多分一回で嫌になると思います(汗)。 命があれば…の話ですが… >トルコは、当時は、オスマントルコって言って、結構大きな国だった。 >その国と欧州の境目に、小さな自治地区・・・元々独立した国だったけど、長いオスマントルコの歴史の中で、併合されたみたい。 >中国と香港の関係ね。 >大きなオアシスが二つと小さなオアシスが幾つか、後は砂漠と鉱山が在るきりの小さな国だった。 >私が来た頃から、少しきな臭かったね。 >帝国から、独立しようとしたのか、帝国を滅ぼそうとしたのか。 >どちらかは分からないね。 >そこでお世話になったのは、元・王族の・・・当時の統治者の三男だったかな。 >色々な意味で、『オウジサマ』らしくないヤツだった。 >ウル−ジって言ってね、何とか系トアレグ人だかのお母さんを持った男だった。 >お母さんは、王様風に言うなら、皇后とか言う地位にいた。 >だから、嫡男ではなかったけど、王太子のような立場だった。 >会った時は、15かそこらのガキだったよ。 >身長も、従者のアビゴルよりも、小さくてね。 >まぁ、アビゴルの方が、十二歳にしちゃ、大きかったから、そのせいかもね。 どこに行っても、『悠久の楽園』は地上にはあり得ない… ただ、そこに受け入れる人がいる事、受け入れる事が出来る事… 2つのほんの小さな条件があれば、そこは楽園なのかも知れないけど… 個人的には、ウルージ訓との出会いの経緯にも興味があります。 >ウル−ジの方は、あの辺の人間には割合珍しい白い肌に、黒髪青目のヤツ。 >最後に分かれる事になった時点で、身長は、175センチかそこら。 >あの辺の服の白い巻頭衣に青の上着を着ていることが多かったね。 >アビゴルは、褐色の肌にくりくりした瞳と大柄でがっしりしていたのに、『怖い』とか思わせない感じの顔ヤツだった。 >こいつは、近くの日本語で『蒼白の』を意味する部族の出身でね。 >そこの部族長の親族で、ウル−ジの世話役だった。 >こいつは、黒地に刺繍の入ったチョッキに白の裾の膨らんだズボンスタイルだったね。 >あと、仲良くなったのに、ララっていうドジな侍女もいた。 >結構楽しかったし、穏やかに過ごせた。 >この後で、ここまで穏やかに何もなく過ごせた十年は、南洋の小島に結界を張ってこもった時か、この町にこの事務所を構えてからだろう。 >そう、私が、この場所にいたのは、十年間ほどだ。 >正確には、十二年と少し。 何となく、自分に特徴が似てるかも…ウルージ君。 アビゴルさん(この時は君か?)や、ララさんみたいな相手とは自分も会ってみたいかな。 >その間に、統治者は、ウル−ジの父・シナ−ンから、ウル−ジに変わっていた。 >アレが起こったのは、現地の呼び方で、火の季節が終わり、風の季節に変わってすぐだった。 >今なら、9月の半ば過ぎぐらいだね。 >夜襲があった。 >同じ地域の服装のヤツらと欧州系の服装のヤツらだった。 >その時に、ウル−ジも、ララも死んだ。 >他の顔見知りの奴も死んだ。 >私の事を『ジン(魔霊)』じゃないかって疑ってたやつも死んだ。 >私の事を『ジン(善霊)』じゃないかって拝んでいたやつもしんだ。 >最期を看取れたのは、アビゴルだけだった。 >他にも看取れて、生き残りたいと望めば、【強制使い魔変換】の発展版を施術するつもりだった。 >そのアビゴルも、『アビゴル』だった時の最期まで、主のウル−ジのことを心配していた。 >『ウル−ジ様が、心配。だから、生きたい』ってね。 >それで、私は、彼を使い魔にした。 >・・・・・・・・・笑うなよ、動転して発展版じゃないソラにかけたのと同じノ−マル版をかけたんだ。 >だから、アビゴルは、私の使い魔になった。 >これは、どっちの歴史書にも載ってないし、私しか、今は知る人がいないけどね。 >それに、ありえないというかもしれない。 >だけど、これは真実だ。 >その領地が欲しいオスマントルコと神の威光をしめしたい欧州の十字聖騎士団が、手を組んで、あの夜襲を行なったらしい。 >らしいというのは、そういう噂が、その夜襲の後、手をつけられなかった城下町で広まった。 >噂といって、馬鹿にするなよ? >そういうのは、たいてい何らかの真実があるもんだ。 >これで、三人目が、仲間になったお話はおしまい。 しかしねえ…何か災いが起きた時に、現実を見極める前に偶像に権威を付けて、『神』だの『悪魔』だの… こう言う簡単な事に、結局僕も惑わされている… それは誰にでもあって、どうしようも無い事なんだろうか… でも、それでも何とかやってきたいのも事実だけど… 『答え』は、まださっぱり分からなくても結局そうしないと生きて行けないってのも『真実』だろうし… >「・・・・・書けない事多すぎますね。」 >「例えば?」 >「その自治地区のことにしても、その夜襲にしても。」 >詠太郎のもっともなことに、ジュリは、あっさりとこう提案した。 >「自治地区ではなく、一支配地域の為政者だとかにして、夜襲は、偶然二つのグル−プが襲った事にすればいい。」 >「なるほど、嘘ではないが、真実すべてではないという事か。」 >その提案を受けて、詠太郎は、少々困惑していた・・・。 うん、何かね… 小説書いてて捏造騒ぎで叩かれたら災難ですしね…(苦笑) さて、もう少しで4時か… 夜が明けるのは、もう少し後だし、一日がどうなるかも分からないけど… まあ、このまま寝て起きたら考えます。 |
32363 | 普段のは、『演擬』だよ、ほとんど、『演技』に近いです。 | 十叶夕海 | 2006/3/14 23:09:29 |
記事番号32360へのコメント >こんばんは、月読です。 > >うう…これを打ち込んでる時点で、夜中の3時を廻った頃か… > >こっちはこっちで、夜の一番深い時期に書き込んでます。 こんばんは、十叶です。 ご苦労様です。 草木も眠る丑三つ時ですか・・・。 > >>「遅かったね。 >> まあ、いい、続きを話そう。」 >>そういって、主は、私と乾氏を座るように言った。 >>怒っているねぇ、主。 >>より、正確に言うなら、不機嫌だ。 >>かなり久し振りだねぇ、ここまで不機嫌になるのは、怒ったのは六十年前だけど、不機嫌になったのは、数百年ぶりか。 >>・・・・となると、アビゴル辺りかな。 >>17世紀のオスマントルコ帝国の王様だかが、『アフメット一世』だったから、1600年代頭だった。 >>うむ、そうだった。 >>「じゃ、話そうか。 >> 三人目の『蒼白のアビゴル』の事を話そうか。」 >>やっぱり、アビゴルの事か。 >>・・・・・あの時は、その少し前に、退魔師とやりあって滅びる寸前だったから、私は関わっていなかったな。 >>「神影?」 >>「いいや、始めてくれ。」 > >ジュリさんが『不機嫌』になるのは400年ぶり!? >それで、怒るのも60年ぶり!!? 本当の意味での・・・『生』の感情で怒ったりするのがですね。 > >もちろん、吸血鬼になったからって感情そのものがスローペースになる筈が無んだけど… > >それに、『数日前』のあれは『怒ってる』と言って良いと思うし… > >これってつまり、男性陣2人はかなり無神経に相手の心に踏み込んだって事なんでしょうか…? というより、普段の感情は、『理性』が、『こう感情を動かす』べきだと感じれば、それにあった『演擬』をするわけなのです。 もし、心に踏み込んでいても、許すでしょう。 四人と乾氏と天春氏は、数少ないそれをしても怒らない相手ですので、ジュリにとって。 > >何で、ジュリさんが感情を表に出さないかを忘れている辺り、男の無神経さって、ある意味ゾンビの痛覚の鈍さより性質が悪いかも… > >>1600年代初頭−。 >>このころはと言うと、一番記憶に鮮明の残っているのは、二つ。 >>一つは、激しくなっていった魔女狩りだね。 >>少しでも怪しければ、魔女審判に掛けられる。 >>誰かに密告されれば、魔女審判に掛けられる。 >>ソラとであった頃より、激しくなっていて。 >>・・・・この頃は、まだ、『ソラが記憶を失っていないか』って、一度も呼び出さなかった頃のお話。 >>『魔女狩り』って言うけど、実際には、『異教徒狩り』『土着信仰者狩り』『異端者狩り』『姥捨て』『口減らし』に近い。 >>このせいで、『ドルドイド』とかも滅びかけてたし、黒死病で大変な時期だったから。 >>家族の中で運良く・・・いや、運悪く生き残ってでもしたら、魔女に仕立て上げられた。 >>そういう意味では、数百年後のナチスドイツの『ユダヤ人狩り』に近いわね。 > >神への神秘への畏れが形になった時… >悪魔への怖れが形になった時… > >得体の知れない不安は、積を切った様に溢れ出し本来持ってた筈の全ての『人間らしさ』を崩壊させる… > >『悪』は目に見えて人を貶め、『悪魔』は目に見えず人を欺き、『天使』は目に見えず素直に人を導き、『悪意』は更にそれら全てをも欺き続ける『この世の存在』が持つメビウスの輪… そうかも知れませんね。(微苦笑) 或いは、それによって、人間本来の動物らしさが出るのかもしれませんね。 > >>それで、私も何回か火あぶりに掛けられたし、或いは、『鉄の処女』に代表される拷問にも掛けられたしね。 >>そんなのに、80年ぐらいの間に10回以上あえば、欧州がイヤになってね。 >>トルコの方に逃げた。 > >まあ、僕は多分一回で嫌になると思います(汗)。 >命があれば…の話ですが… それは・・・ 神影;ユア、それは私に言わせてくれないかね? はいはい。 神影;月詠氏、主はね、あんな目にあっても、結局は人の子なのさ。 要するに、人間が好きで好きでたまらない。 ・・・・それでも、いい加減、イヤになったと? 神影;そうだね。 > >>トルコは、当時は、オスマントルコって言って、結構大きな国だった。 >>その国と欧州の境目に、小さな自治地区・・・元々独立した国だったけど、長いオスマントルコの歴史の中で、併合されたみたい。 >>中国と香港の関係ね。 >>大きなオアシスが二つと小さなオアシスが幾つか、後は砂漠と鉱山が在るきりの小さな国だった。 >>私が来た頃から、少しきな臭かったね。 >>帝国から、独立しようとしたのか、帝国を滅ぼそうとしたのか。 >>どちらかは分からないね。 >>そこでお世話になったのは、元・王族の・・・当時の統治者の三男だったかな。 >>色々な意味で、『オウジサマ』らしくないヤツだった。 >>ウル−ジって言ってね、何とか系トアレグ人だかのお母さんを持った男だった。 >>お母さんは、王様風に言うなら、皇后とか言う地位にいた。 >>だから、嫡男ではなかったけど、王太子のような立場だった。 >>会った時は、15かそこらのガキだったよ。 >>身長も、従者のアビゴルよりも、小さくてね。 >>まぁ、アビゴルの方が、十二歳にしちゃ、大きかったから、そのせいかもね。 > >どこに行っても、『悠久の楽園』は地上にはあり得ない… >ただ、そこに受け入れる人がいる事、受け入れる事が出来る事… >2つのほんの小さな条件があれば、そこは楽園なのかも知れないけど… そうですね。 でも、ゆえに脆い・・・と。 > >個人的には、ウルージ訓との出会いの経緯にも興味があります。 ・・・・これの番外編に書くつもりです。 短編扱いになるのかな。 > >>ウル−ジの方は、あの辺の人間には割合珍しい白い肌に、黒髪青目のヤツ。 >>最後に分かれる事になった時点で、身長は、175センチかそこら。 >>あの辺の服の白い巻頭衣に青の上着を着ていることが多かったね。 >>アビゴルは、褐色の肌にくりくりした瞳と大柄でがっしりしていたのに、『怖い』とか思わせない感じの顔ヤツだった。 >>こいつは、近くの日本語で『蒼白の』を意味する部族の出身でね。 >>そこの部族長の親族で、ウル−ジの世話役だった。 >>こいつは、黒地に刺繍の入ったチョッキに白の裾の膨らんだズボンスタイルだったね。 >>あと、仲良くなったのに、ララっていうドジな侍女もいた。 >>結構楽しかったし、穏やかに過ごせた。 >>この後で、ここまで穏やかに何もなく過ごせた十年は、南洋の小島に結界を張ってこもった時か、この町にこの事務所を構えてからだろう。 >>そう、私が、この場所にいたのは、十年間ほどだ。 >>正確には、十二年と少し。 > >何となく、自分に特徴が似てるかも…ウルージ君。 >アビゴルさん(この時は君か?)や、ララさんみたいな相手とは自分も会ってみたいかな。 そうかも。 この時点でも、いつでも、『君』のほうが、合っているかも。 結構、チャ−ミングです、ララ嬢。 > >>その間に、統治者は、ウル−ジの父・シナ−ンから、ウル−ジに変わっていた。 >>アレが起こったのは、現地の呼び方で、火の季節が終わり、風の季節に変わってすぐだった。 >>今なら、9月の半ば過ぎぐらいだね。 >>夜襲があった。 >>同じ地域の服装のヤツらと欧州系の服装のヤツらだった。 >>その時に、ウル−ジも、ララも死んだ。 >>他の顔見知りの奴も死んだ。 >>私の事を『ジン(魔霊)』じゃないかって疑ってたやつも死んだ。 >>私の事を『ジン(善霊)』じゃないかって拝んでいたやつもしんだ。 >>最期を看取れたのは、アビゴルだけだった。 >>他にも看取れて、生き残りたいと望めば、【強制使い魔変換】の発展版を施術するつもりだった。 >>そのアビゴルも、『アビゴル』だった時の最期まで、主のウル−ジのことを心配していた。 >>『ウル−ジ様が、心配。だから、生きたい』ってね。 >>それで、私は、彼を使い魔にした。 >>・・・・・・・・・笑うなよ、動転して発展版じゃないソラにかけたのと同じノ−マル版をかけたんだ。 >>だから、アビゴルは、私の使い魔になった。 >>これは、どっちの歴史書にも載ってないし、私しか、今は知る人がいないけどね。 >>それに、ありえないというかもしれない。 >>だけど、これは真実だ。 >>その領地が欲しいオスマントルコと神の威光をしめしたい欧州の十字聖騎士団が、手を組んで、あの夜襲を行なったらしい。 >>らしいというのは、そういう噂が、その夜襲の後、手をつけられなかった城下町で広まった。 >>噂といって、馬鹿にするなよ? >>そういうのは、たいてい何らかの真実があるもんだ。 >>これで、三人目が、仲間になったお話はおしまい。 > >しかしねえ…何か災いが起きた時に、現実を見極める前に偶像に権威を付けて、『神』だの『悪魔』だの… > >こう言う簡単な事に、結局僕も惑わされている… > >それは誰にでもあって、どうしようも無い事なんだろうか… >でも、それでも何とかやってきたいのも事実だけど… > >『答え』は、まださっぱり分からなくても結局そうしないと生きて行けないってのも『真実』だろうし… 人間っていうのは、多かれ少なかれ、そういう事がありますよ。 だからこそ、人間は人間だったんでしょうけど。 > >>「・・・・・書けない事多すぎますね。」 >>「例えば?」 >>「その自治地区のことにしても、その夜襲にしても。」 >>詠太郎のもっともなことに、ジュリは、あっさりとこう提案した。 >>「自治地区ではなく、一支配地域の為政者だとかにして、夜襲は、偶然二つのグル−プが襲った事にすればいい。」 >>「なるほど、嘘ではないが、真実すべてではないという事か。」 >>その提案を受けて、詠太郎は、少々困惑していた・・・。 > >うん、何かね… >小説書いてて捏造騒ぎで叩かれたら災難ですしね…(苦笑) と言うか、『死海の聖書』と同様、バチカンの暗部ですしね。 第一、正規の歴史文書は、否定してますしね。 > >さて、もう少しで4時か… >夜が明けるのは、もう少し後だし、一日がどうなるかも分からないけど… >まあ、このまま寝て起きたら考えます。 それがいいでしょう。 ・・・・と、十時間後にいっても、説得力ゼロですね。 それでは。 |
32374 | Re:光への憧憬 +どうか忘れないで+ 9 | 氷室 相良 | 2006/3/18 13:19:40 |
記事番号32357へのコメント >「遅かったね。 > まあ、いい、続きを話そう。」 >そういって、主は、私と乾氏を座るように言った。 >怒っているねぇ、主。 >より、正確に言うなら、不機嫌だ。 >かなり久し振りだねぇ、ここまで不機嫌になるのは、怒ったのは六十年前だけど、不機嫌になったのは、数百年ぶりか。 >・・・・となると、アビゴル辺りかな。 >17世紀のオスマントルコ帝国の王様だかが、『アフメット一世』だったから、1600年代頭だった。 >うむ、そうだった。 >「じゃ、話そうか。 > 三人目の『蒼白のアビゴル』の事を話そうか。」 >やっぱり、アビゴルの事か。 >・・・・・あの時は、その少し前に、退魔師とやりあって滅びる寸前だったから、私は関わっていなかったな。 >「神影?」 >「いいや、始めてくれ。」 専門的な事はよく分かりませんが、すごいことなのでしょうか。 …私もまだまだ勉強が足りませんね。 >1600年代初頭−。 >このころはと言うと、一番記憶に鮮明の残っているのは、二つ。 >一つは、激しくなっていった魔女狩りだね。 >少しでも怪しければ、魔女審判に掛けられる。 >誰かに密告されれば、魔女審判に掛けられる。 >ソラとであった頃より、激しくなっていて。 >・・・・この頃は、まだ、『ソラが記憶を失っていないか』って、一度も呼び出さなかった頃のお話。 >『魔女狩り』って言うけど、実際には、『異教徒狩り』『土着信仰者狩り』『異端者狩り』『姥捨て』『口減らし』に近い。 『姥捨て』は、小説で似たようなものを見た記憶が… でも、日本の話でしたし…違うでしょうね。 >このせいで、『ドルドイド』とかも滅びかけてたし、黒死病で大変な時期だったから。 >家族の中で運良く・・・いや、運悪く生き残ってでもしたら、魔女に仕立て上げられた。 >そういう意味では、数百年後のナチスドイツの『ユダヤ人狩り』に近いわね。 >それで、私も何回か火あぶりに掛けられたし、或いは、『鉄の処女』に代表される拷問にも掛けられたしね。 >そんなのに、80年ぐらいの間に10回以上あえば、欧州がイヤになってね。 >トルコの方に逃げた。 >トルコは、当時は、オスマントルコって言って、結構大きな国だった。 >その国と欧州の境目に、小さな自治地区・・・元々独立した国だったけど、長いオスマントルコの歴史の中で、併合されたみたい。 >中国と香港の関係ね。 生きることすら、運が悪いことになってしまう時代…。 死ぬ方が楽なくらい、辛いんですね… >大きなオアシスが二つと小さなオアシスが幾つか、後は砂漠と鉱山が在るきりの小さな国だった。 >私が来た頃から、少しきな臭かったね。 >帝国から、独立しようとしたのか、帝国を滅ぼそうとしたのか。 >どちらかは分からないね。 >そこでお世話になったのは、元・王族の・・・当時の統治者の三男だったかな。 >色々な意味で、『オウジサマ』らしくないヤツだった。 >ウル−ジって言ってね、何とか系トアレグ人だかのお母さんを持った男だった。 >お母さんは、王様風に言うなら、皇后とか言う地位にいた。 >だから、嫡男ではなかったけど、王太子のような立場だった。 >会った時は、15かそこらのガキだったよ。 >身長も、従者のアビゴルよりも、小さくてね。 >まぁ、アビゴルの方が、十二歳にしちゃ、大きかったから、そのせいかもね。 >ウル−ジの方は、あの辺の人間には割合珍しい白い肌に、黒髪青目のヤツ。 >最後に分かれる事になった時点で、身長は、175センチかそこら。 >あの辺の服の白い巻頭衣に青の上着を着ていることが多かったね。 >アビゴルは、褐色の肌にくりくりした瞳と大柄でがっしりしていたのに、『怖い』とか思わせない感じの顔ヤツだった。 体が大きくて褐色の肌なのに、恐怖を感じさせないなんて、珍しいタイプですね… でも、なんとなく人望はありそう。 >アレが起こったのは、現地の呼び方で、火の季節が終わり、風の季節に変わってすぐだった。 >今なら、9月の半ば過ぎぐらいだね。 >夜襲があった。 >同じ地域の服装のヤツらと欧州系の服装のヤツらだった。 >その時に、ウル−ジも、ララも死んだ。 >他の顔見知りの奴も死んだ。 >私の事を『ジン(魔霊)』じゃないかって疑ってたやつも死んだ。 >私の事を『ジン(善霊)』じゃないかって拝んでいたやつもしんだ。 >最期を看取れたのは、アビゴルだけだった。 >他にも看取れて、生き残りたいと望めば、【強制使い魔変換】の発展版を施術するつもりだった。 >そのアビゴルも、『アビゴル』だった時の最期まで、主のウル−ジのことを心配していた。 >『ウル−ジ様が、心配。だから、生きたい』ってね。 >それで、私は、彼を使い魔にした。 >・・・・・・・・・笑うなよ、動転して発展版じゃないソラにかけたのと同じノ−マル版をかけたんだ。 >だから、アビゴルは、私の使い魔になった。 夜襲で亡くなってしまうのですか…。 自分が死にかけているのに、他人を心配し、行きたいと願う… なかなか、できるもんじゃないですよ。 そこまで、大切に思っていて初めて、自分が追い込まれても人を助けられると思うんですよ。(…あんまし関係なかったかもしれませんね;) >これは、どっちの歴史書にも載ってないし、私しか、今は知る人がいないけどね。 >それに、ありえないというかもしれない。 >だけど、これは真実だ。 >その領地が欲しいオスマントルコと神の威光をしめしたい欧州の十字聖騎士団が、手を組んで、あの夜襲を行なったらしい。 >らしいというのは、そういう噂が、その夜襲の後、手をつけられなかった城下町で広まった。 >噂といって、馬鹿にするなよ? >そういうのは、たいてい何らかの真実があるもんだ。 >これで、三人目が、仲間になったお話はおしまい 噂があるから真実があり、真実があるから噂が付きまとうものですか。 三人目、終了ですね。 >「・・・・・書けない事多すぎますね。」 >「例えば?」 >「その自治地区のことにしても、その夜襲にしても。」 >詠太郎のもっともなことに、ジュリは、あっさりとこう提案した。 >「自治地区ではなく、一支配地域の為政者だとかにして、夜襲は、偶然二つのグル−プが襲った事にすればいい。」 >「なるほど、嘘ではないが、真実すべてではないという事か。」 >その提案を受けて、詠太郎は、少々困惑していた・・・。 ゼロスっぽい…。 困ってますね。乾氏 >どうも、ユアです。 >ベルばらのような華やかなパリなどを舞台にしてよかったのですが、よい資料に恵まれず、たまたま持ち合わせの資料にあったトルコが舞台になりました。 >このお話は、基本フィクション・・・虚構です。(魔女狩り等は、資料をそのままにしましたが。) >虚構ですが、今の歴史は、所詮、強者・・勝者が自分の都合の良いように書き残したものに過ぎないかもしれないので、このお話のような出来事が本当にあったかもしれません。 >なかったかも知れません、どちらかは分かりませんが、本当かもしれない『IF』なのです。 >もちろん、吸血鬼だの何打のはヌキにしてですが。 本当にあったかもしれないと思うと、なんだか楽しい気分ですね。 新事実を知った! みたいな感じで。 そうじゃない可能性もありますが、そうである可能性もゼロではないですから。 >それはさておいて、魔女狩りについて。 >魔女狩り・・・・魔女殺しと呼ばれていますが、本当の意味での魔法使いが、当時の人口比率から考えて、何十万人もいるわけありません。 >作中のような理由というか、そういう人たちが多いと思いますが、それでも、『人を殺すのはいけない』という『不幸な良識者』モいないわけでもないと思います。 >待っているのは、火あぶりでしょうが。 >結局の所、魔女狩りの火あぶりに限らず、中世の犯罪者を裁く処刑は、二十世紀前後までは、庶民の娯楽であり、鬱憤晴らしであり、為政者からすれば、庶民の鬱憤の矛先をずらす為のものでしょう。 >場所と時間も飛びますが、亜米利加の『ハレムの魔女裁判』がいい例だと思います。 >やはり、死んだ人間や妖怪ではなく、生きている人間が一番怖いですね。 死んだ人間は何も出来ませんが、生きている人間は感情に左右されれば、なにをするかわかりませんからね。 >では、次回で。 はい。 後、目が最近疲れ気味なので、『貴女だから欲しい』にはまた後ほどレスしたいと思います。 それではまた。 |
32375 | いえいえ、そういうもんだと割り切ってもらえれば。 | 十叶夕海 | 2006/3/18 22:53:44 |
記事番号32374へのコメント >>「遅かったね。 >> まあ、いい、続きを話そう。」 >>そういって、主は、私と乾氏を座るように言った。 >>怒っているねぇ、主。 >>より、正確に言うなら、不機嫌だ。 >>かなり久し振りだねぇ、ここまで不機嫌になるのは、怒ったのは六十年前だけど、不機嫌になったのは、数百年ぶりか。 >>・・・・となると、アビゴル辺りかな。 >>17世紀のオスマントルコ帝国の王様だかが、『アフメット一世』だったから、1600年代頭だった。 >>うむ、そうだった。 >>「じゃ、話そうか。 >> 三人目の『蒼白のアビゴル』の事を話そうか。」 >>やっぱり、アビゴルの事か。 >>・・・・・あの時は、その少し前に、退魔師とやりあって滅びる寸前だったから、私は関わっていなかったな。 >>「神影?」 >>「いいや、始めてくれ。」 > 専門的な事はよく分かりませんが、すごいことなのでしょうか。 > …私もまだまだ勉強が足りませんね。 私も、これを書く段階になって決めましたから。 人生一生、これ勉強なり!!です。 > >>1600年代初頭−。 >>このころはと言うと、一番記憶に鮮明の残っているのは、二つ。 >>一つは、激しくなっていった魔女狩りだね。 >>少しでも怪しければ、魔女審判に掛けられる。 >>誰かに密告されれば、魔女審判に掛けられる。 >>ソラとであった頃より、激しくなっていて。 >>・・・・この頃は、まだ、『ソラが記憶を失っていないか』って、一度も呼び出さなかった頃のお話。 >>『魔女狩り』って言うけど、実際には、『異教徒狩り』『土着信仰者狩り』『異端者狩り』『姥捨て』『口減らし』に近い。 > 『姥捨て』は、小説で似たようなものを見た記憶が… > でも、日本の話でしたし…違うでしょうね。 ようするに、『民衆の怒り』の矛先を『社会的弱者』或いは、『社会的異端者』に向けてそらしただけというわけです。 それに、魔女と言われると『よぼよぼで腰の曲がっている物知りの老人』が、思い浮かべられたので、それで・・・・・。 世間一般様の『キリスト教』の犠牲者と言うのも、間違いじゃ在りませんが、正確には、『時代の犠牲者』だと思いますよ。 > >>このせいで、『ドルドイド』とかも滅びかけてたし、黒死病で大変な時期だったから。 >>家族の中で運良く・・・いや、運悪く生き残ってでもしたら、魔女に仕立て上げられた。 >>そういう意味では、数百年後のナチスドイツの『ユダヤ人狩り』に近いわね。 >>それで、私も何回か火あぶりに掛けられたし、或いは、『鉄の処女』に代表される拷問にも掛けられたしね。 >>そんなのに、80年ぐらいの間に10回以上あえば、欧州がイヤになってね。 >>トルコの方に逃げた。 >>トルコは、当時は、オスマントルコって言って、結構大きな国だった。 >>その国と欧州の境目に、小さな自治地区・・・元々独立した国だったけど、長いオスマントルコの歴史の中で、併合されたみたい。 >>中国と香港の関係ね。 > 生きることすら、運が悪いことになってしまう時代…。 > 死ぬ方が楽なくらい、辛いんですね… こう言う時代、行きやすく幸せだったのは、ごく一部の『高貴な方々』でしょうね。 > >>大きなオアシスが二つと小さなオアシスが幾つか、後は砂漠と鉱山が在るきりの小さな国だった。 >>私が来た頃から、少しきな臭かったね。 >>帝国から、独立しようとしたのか、帝国を滅ぼそうとしたのか。 >>どちらかは分からないね。 >>そこでお世話になったのは、元・王族の・・・当時の統治者の三男だったかな。 >>色々な意味で、『オウジサマ』らしくないヤツだった。 >>ウル−ジって言ってね、何とか系トアレグ人だかのお母さんを持った男だった。 >>お母さんは、王様風に言うなら、皇后とか言う地位にいた。 >>だから、嫡男ではなかったけど、王太子のような立場だった。 >>会った時は、15かそこらのガキだったよ。 >>身長も、従者のアビゴルよりも、小さくてね。 >>まぁ、アビゴルの方が、十二歳にしちゃ、大きかったから、そのせいかもね。 >>ウル−ジの方は、あの辺の人間には割合珍しい白い肌に、黒髪青目のヤツ。 >>最後に分かれる事になった時点で、身長は、175センチかそこら。 >>あの辺の服の白い巻頭衣に青の上着を着ていることが多かったね。 >>アビゴルは、褐色の肌にくりくりした瞳と大柄でがっしりしていたのに、『怖い』とか思わせない感じの顔ヤツだった。 > 体が大きくて褐色の肌なのに、恐怖を感じさせないなんて、珍しいタイプですね… > でも、なんとなく人望はありそう。 雰囲気的なモデルは、『ボブ・サップ』です。 ああいうのをもう少し大きくした感じ? そうですね、嫌う人は殆どいなかったでしょう。 > >>アレが起こったのは、現地の呼び方で、火の季節が終わり、風の季節に変わってすぐだった。 >>今なら、9月の半ば過ぎぐらいだね。 >>夜襲があった。 >>同じ地域の服装のヤツらと欧州系の服装のヤツらだった。 >>その時に、ウル−ジも、ララも死んだ。 >>他の顔見知りの奴も死んだ。 >>私の事を『ジン(魔霊)』じゃないかって疑ってたやつも死んだ。 >>私の事を『ジン(善霊)』じゃないかって拝んでいたやつもしんだ。 >>最期を看取れたのは、アビゴルだけだった。 >>他にも看取れて、生き残りたいと望めば、【強制使い魔変換】の発展版を施術するつもりだった。 >>そのアビゴルも、『アビゴル』だった時の最期まで、主のウル−ジのことを心配していた。 >>『ウル−ジ様が、心配。だから、生きたい』ってね。 >>それで、私は、彼を使い魔にした。 >>・・・・・・・・・笑うなよ、動転して発展版じゃないソラにかけたのと同じノ−マル版をかけたんだ。 >>だから、アビゴルは、私の使い魔になった。 > 夜襲で亡くなってしまうのですか…。 > 自分が死にかけているのに、他人を心配し、行きたいと願う… > なかなか、できるもんじゃないですよ。 > そこまで、大切に思っていて初めて、自分が追い込まれても人を助けられると思うんですよ。(…あんまし関係なかったかもしれませんね;) そう言った意味では、四人の使い魔の中でも一番強く優しいでしょう。 例え、そのときの記憶を失っていても。 それが一つの理想ですね。 > >>これは、どっちの歴史書にも載ってないし、私しか、今は知る人がいないけどね。 >>それに、ありえないというかもしれない。 >>だけど、これは真実だ。 >>その領地が欲しいオスマントルコと神の威光をしめしたい欧州の十字聖騎士団が、手を組んで、あの夜襲を行なったらしい。 >>らしいというのは、そういう噂が、その夜襲の後、手をつけられなかった城下町で広まった。 >>噂といって、馬鹿にするなよ? >>そういうのは、たいてい何らかの真実があるもんだ。 >>これで、三人目が、仲間になったお話はおしまい > 噂があるから真実があり、真実があるから噂が付きまとうものですか。 > 三人目、終了ですね。 > 半分、『ニワトリと卵』ですね。 そして、時代は一気に近代に。 四人目の前に、少しお話入れますが。 >>「・・・・・書けない事多すぎますね。」 >>「例えば?」 >>「その自治地区のことにしても、その夜襲にしても。」 >>詠太郎のもっともなことに、ジュリは、あっさりとこう提案した。 >>「自治地区ではなく、一支配地域の為政者だとかにして、夜襲は、偶然二つのグル−プが襲った事にすればいい。」 >>「なるほど、嘘ではないが、真実すべてではないという事か。」 >>その提案を受けて、詠太郎は、少々困惑していた・・・。 > ゼロスっぽい…。 > 困ってますね。乾氏 歴史というのは、ある種そういうもんですよ。 ですね、一応、『正義と真実を報道する雑誌記者』ということですし。 > >>どうも、ユアです。 >>ベルばらのような華やかなパリなどを舞台にしてよかったのですが、よい資料に恵まれず、たまたま持ち合わせの資料にあったトルコが舞台になりました。 >>このお話は、基本フィクション・・・虚構です。(魔女狩り等は、資料をそのままにしましたが。) >>虚構ですが、今の歴史は、所詮、強者・・勝者が自分の都合の良いように書き残したものに過ぎないかもしれないので、このお話のような出来事が本当にあったかもしれません。 >>なかったかも知れません、どちらかは分かりませんが、本当かもしれない『IF』なのです。 >>もちろん、吸血鬼だの何打のはヌキにしてですが。 > 本当にあったかもしれないと思うと、なんだか楽しい気分ですね。 > 新事実を知った! みたいな感じで。 > そうじゃない可能性もありますが、そうである可能性もゼロではないですから。 『歴史の本と言ういうのは、ある種のパッチワ−クだ、本当かどうか分からない切れ端をそれらしく並べてあるだけのね。』 どっかの作家の言葉ですが、私が歴史モノ系統を書くときの至言にしております。 それに、実際想像しながら書くのは楽しいですしね。 > >>それはさておいて、魔女狩りについて。 >>魔女狩り・・・・魔女殺しと呼ばれていますが、本当の意味での魔法使いが、当時の人口比率から考えて、何十万人もいるわけありません。 >>作中のような理由というか、そういう人たちが多いと思いますが、それでも、『人を殺すのはいけない』という『不幸な良識者』モいないわけでもないと思います。 >>待っているのは、火あぶりでしょうが。 >>結局の所、魔女狩りの火あぶりに限らず、中世の犯罪者を裁く処刑は、二十世紀前後までは、庶民の娯楽であり、鬱憤晴らしであり、為政者からすれば、庶民の鬱憤の矛先をずらす為のものでしょう。 >>場所と時間も飛びますが、亜米利加の『ハレムの魔女裁判』がいい例だと思います。 >>やはり、死んだ人間や妖怪ではなく、生きている人間が一番怖いですね。 > 死んだ人間は何も出来ませんが、生きている人間は感情に左右されれば、なにをするかわかりませんからね。 死んだ人間が変質すると怖いですよ?(何故疑問形?) そうですね、だからこそ、面白いとかいう部分があるでしょう。 > >>では、次回で。 > はい。 > 後、目が最近疲れ気味なので、『貴女だから欲しい』にはまた後ほどレスしたいと思います。 了解しました。 > >それではまた。 > > はい、それでは。 |