◆−冬のお花畑−囚鳳 (2006/5/4 22:01:15) No.32495
| 32495 | 冬のお花畑 | 囚鳳 | 2006/5/4 22:01:15 |
マエガキ 落ちそうなのでツリー変えです。 ――冬のお花畑―― 夏空を横切ってゆく飛行機が「世界にふたり」ごっこ終わらす ――天野慶「短歌のキブン」（ディスカヴァー）より 人生の目的自動発行機 将来の夢決めるくじ引き 生きるため翼を黒く塗り替えた ほんとは天使でいたかったのに たまねぎと名付ける ひとりでいる時もわたしの演技をしているわたし あの夏のひまわりのような印象を残してどこか遠くへ去りたい シカトならいくらされてもかまわない あたまにともだち１００人いるから 瞬間に射した朝日が遠くへとゆけると告げた通勤途中 声真似のスキルを高めて恋人のアリバイ作りに協力したい さみしさで死ぬうさぎしか飼いません だってわたしがそうなのだから 将来の夢と他人は呼んでいる汚れを落としてきれいになりたい 人形は目をあけたまま眠るからきっとあんなに目つきが怖い 飛行機が来ようがチャリが通ろうが「世界にふたり」ごっこは続ける ガス灯も星も襲ってこない街 それでもタルホの記憶を探して くだらないひとりごとだけ降りつもる部屋には電話もメールもこない 幸せの階段（きざはし）上る 首に縄つけられていることなど気付かず あなたには届かないから／永遠が隔てようとも越えていくから たどりつくことは二の次 もう少し迷路で迷っていようと思う 芸人のネタやトークの巧拙にランクをつける 男の子だもの アトガキ 大抵そうですがタイトルにあんまり意味はありません。 冬と言っている割には夏っぽい歌とかあったりして（引用の歌も夏だし）。 それにしてもそろそろちゃんとした短歌の作法とか学びたいと思う今日この頃。 そうすれば他人の歌ももっと分かるようになると思うし。 | |||