◆−光への憧憬 シリーズ外伝  凍れる鎖 +縛るモノ+−十叶 夕海 (2006/7/9 16:17:22) No.32614
 ┣光への憧憬 シリーズ外伝  胸に響く言葉 +守りたい 思うモノ+−十叶 夕海 (2006/7/9 21:59:47) No.32617
 ┃┗日の下で、ほんの僅かに思える時は…−月読 乾 (2006/7/13 08:36:18) No.32627
 ┃ ┗わずかな、平穏か?−十叶 夕海 (2006/7/13 10:45:16) No.32628
 ┣光への憧憬 シリーズ外伝 残酷な嘘 +ただ 貴女の傍に在りたかっただけ+−十叶 夕海 (2006/7/10 20:06:34) No.32618
 ┃┗Re:光への憧憬 シリーズ外伝 残酷な嘘 +ただ 貴女の傍に在りたかっただけ+−月読 乾 (2006/7/13 13:21:43) No.32629
 ┃ ┗それでも・・・・願う。−十叶 夕海 (2006/7/13 21:49:32) No.32630
 ┣光への憧憬 シリーズ外伝 差し出された手 +想い出の欠片に縋り付く+−十叶 夕海 (2006/7/11 00:28:02) No.32620
 ┃┣それでも、真実は流れ続ける…−月読 乾 (2006/7/17 22:39:21) No.32635
 ┃┃┗だからこそ、思うのか?−十叶 夕海 (2006/7/18 15:16:34) No.32639
 ┃┗それでも、真実は流れ続ける…−月読 乾 (2006/7/17 22:39:24) No.32636
 ┣光への憧憬 シリーズ外伝 狂気めいた愛情 +主 何故そいつに微笑む?+−十叶 夕海 (2006/7/11 18:06:29) No.32621
 ┣冷たい檻から見える先は…−月読 乾 (2006/7/11 22:12:01) No.32623
 ┃┗希望か絶望か?−十叶 夕海 (2006/7/11 23:06:34) No.32624
 ┗光への憧憬 シリーズ外伝  運命によほど嫌われているらしい +誰の記憶のカケラ?+−十叶 夕海 (2006/7/18 17:35:01) No.32641
  ┗Re:光への憧憬 シリーズ外伝  運命によほど嫌われているらしい +誰の記憶のカケラ?+−月読 乾 (2006/7/19 10:08:48) No.32646
   ┗今しばらくは、平穏を・・・・・。−十叶 夕海 (2006/7/19 21:17:13) No.32648


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32614光への憧憬 シリーズ外伝  凍れる鎖 +縛るモノ+十叶 夕海 2006/7/9 16:17:22






         凍れる鎖 +縛るモノ+ 




私は 開け放った窓の枠に腰掛け、思索に没頭していた・・・



私は、過去に縛られているのかもしれない。
私のせいで、義理の両親は死んだ?
私が居たから、クロイツは居なくなった。
私とサラ師匠は、よかったと思える?
私に造られてよかった、神影?
ソラは、私と出会って、人間じゃなくなったけど幸せ?
ウルージ、ウルージは本当に私を好きだった?
アビゴル、ウルージとも想い出をなくさせてごめんね?
ランディ、ランディは、安らかに逝けた?
エド、ごめんね、ちゃんとお別れ言えなくて。
メリー、救えなくて、ごめんなさい。
レッド、私のこと怨んでない?
司乃、私のこと拾ってよかった?
グロリア、あんたは強かった。
俊、なんで、私のところに捨てられていたのかな。
天春、お前のこと、父親みたいに思ってる。
そして、詠太郎、こいつはよくわからない。
だけど、私は、多分あいつのことが好きなのかもしれない。
そもそも、友人と恋人の『好き』の違いが分からない。
そもそも、私にそういうモノを与えてくれた人は、ほとんど居亡くなっている。
だから、区別もつかないし、つきなたくものない。
私は、私のせいで、死んだ人たちへの償いと言う名の・・・・
言う名の『凍れる鎖』に縛られている。
だから、考えようも無い。
「ジュリさん。」
「ソラ・・・・」
「風邪・・・引きますよ?」
ソラに、声を掛けられて、思索を中断した。
白い湯気の立つ紅茶のカップを受け取り、指先を温めながら、会話をする。
「・・・・・・・すこし、思索をしててね。
・ ・・どうしようかなって・・・ね。」
「僕は、ジュリさんが幸せになればいいですよ?」
「そ、ありがと。」
そう言って、ソラは立ち去った。
思索を再会しようとも思ったけど、私は、素直に窓を閉めた。
時計を確認すると、もう午前四時。
少し、早いけど、寝るか。
(ああ、そういえば、午後に詠太郎に、原稿出しに行かなくちゃ・・・・)
と思いつつ、私は眠りに身を委ねた。







@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@



はい、自作の荒廃的かつ陰鬱な六つのお題で ssを書こう。
その一です。
その二は、アビゴルか、マリヤ嬢でしょうか。

それでは、次回で。

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32617光への憧憬 シリーズ外伝  胸に響く言葉 +守りたい 思うモノ+十叶 夕海 2006/7/9 21:59:47
記事番号32614へのコメント





胸に響く言葉 +守りたい 思うモノ+



あの事件から、約半年―。
夏の太陽がサンサンと輝いていて、洗濯日和の昼下がりー。


『ゆっくり、教えてあげる。
 ・・・教えてあげるから・・・・』
僕には、嫌いなものがある。
ジュリ様の『涙』。
ジュリ様の『哀しい笑顔』。
その二つ、嫌い。
でも、僕の一番古い記憶は、その二つから始まる。
僕は、人間だった頃の記憶は無い。
そのことが、ジュリ様に『哀しい顔』をさせてると思う。
だから・・・こそ、ジュリ様には、笑っていて欲しい。
僕が好きなのは、ジュリ様の『手の平』
僕が好きなのは、ジュリ様の『明るい笑顔』
日輪草のようにとは言わないけど、
明るく微笑んでくれてるんのが一番うれしい
だから、ジュリ様が微笑めてるなら、他はどうでもいい
そうおもってしまう。
口には出さないけど。
だしたら、ジュリ様が哀しそうにするから、
絶対に、口に出さない
ジュリ様は、あの雪山の山荘の事件で、
『大事だったモノ』を『壊されて』しまって、
『大事なモノ』を『壊して』しまって。
何時かみたいに、ご飯食べなくなったこともあった。
今は、無理矢理に近いけれど、
微笑めているから、いいんだと思う。
ジュリ様が、微笑めるのなら、
それで、僕は何も聞かない。
ただ、こうやって、日常を
・ ・・平穏な日常を過ごせればいいなと思う。
「アビゴルさん、こっち手伝ってくれませんか?」
ソラが、台所から、そう声をかけて来た。
「わかる。
 何手伝う?」
「ええとですね・・・」
喋るのは苦手だけど、こういう日常と
『ジュリ様の微笑み』が、続けばいいな。
ほんとうに そう思う。




@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

なんか、微妙に、みじかいですねな、アビゴル編。

次は、ソラさんあたりですね。
それでは、次回。

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32627日の下で、ほんの僅かに思える時は…月読 乾 2006/7/13 08:36:18
記事番号32617へのコメント

おはようございます。

キャラクター別エピソード編(?)
第2弾ですね。


>あの事件から、約半年―。
>夏の太陽がサンサンと輝いていて、洗濯日和の昼下がりー。
>
>
>『ゆっくり、教えてあげる。
> ・・・教えてあげるから・・・・』
>僕には、嫌いなものがある。
>ジュリ様の『涙』。
>ジュリ様の『哀しい笑顔』。
>その二つ、嫌い。
>でも、僕の一番古い記憶は、その二つから始まる。
>僕は、人間だった頃の記憶は無い。
>そのことが、ジュリ様に『哀しい顔』をさせてると思う。
>だから・・・こそ、ジュリ様には、笑っていて欲しい。
>僕が好きなのは、ジュリ様の『手の平』
>僕が好きなのは、ジュリ様の『明るい笑顔』
>日輪草のようにとは言わないけど、
>明るく微笑んでくれてるんのが一番うれしい
>だから、ジュリ様が微笑めてるなら、他はどうでもいい
>そうおもってしまう。
>口には出さないけど。
>だしたら、ジュリ様が哀しそうにするから、
>絶対に、口に出さない
>ジュリ様は、あの雪山の山荘の事件で、
>『大事だったモノ』を『壊されて』しまって、
>『大事なモノ』を『壊して』しまって。
>何時かみたいに、ご飯食べなくなったこともあった。
>今は、無理矢理に近いけれど、
>微笑めているから、いいんだと思う。
>ジュリ様が、微笑めるのなら、
>それで、僕は何も聞かない。
>ただ、こうやって、日常を
>・ ・・平穏な日常を過ごせればいいなと思う。
>「アビゴルさん、こっち手伝ってくれませんか?」
>ソラが、台所から、そう声をかけて来た。
>「わかる。
> 何手伝う?」
>「ええとですね・・・」
>喋るのは苦手だけど、こういう日常と
>『ジュリ様の微笑み』が、続けばいいな。
>ほんとうに そう思う。

今が変わらなければいい…

そう思うのは、失いたくなかった物を失ってきたから…?

今の何気ない時間に平穏に幸せを感じるのは、

掛け替えのない物をまた得たから…?

奥深くに刻まれた呪縛(かこ)は決して消える事は無く、
記憶から無くなっても、その身に刻まれて時々、苛め

この先に起こり得る…起こって欲しくない可能性を見せる…

でも、それを知ると同時にそれに抗うのも、きっと…

>なんか、微妙に、みじかいですねな、アビゴル編。
>
>次は、ソラさんあたりですね。
>それでは、次回。

その分、ストレートに考えてることが伝わりました。

では、僕も次の話楽しみにしています!


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32628わずかな、平穏か?十叶 夕海 2006/7/13 10:45:16
記事番号32627へのコメント


>おはようございます。
>
>キャラクター別エピソード編(?)
>第2弾ですね。

おはよう〜、といつつもう今日はな時間ですが。

はい、第二弾は、あびごるくんなのです。

>
>
>>あの事件から、約半年―。
>>夏の太陽がサンサンと輝いていて、洗濯日和の昼下がりー。
>>
>>
>>『ゆっくり、教えてあげる。
>> ・・・教えてあげるから・・・・』
>>僕には、嫌いなものがある。
>>ジュリ様の『涙』。
>>ジュリ様の『哀しい笑顔』。
>>その二つ、嫌い。
>>でも、僕の一番古い記憶は、その二つから始まる。
>>僕は、人間だった頃の記憶は無い。
>>そのことが、ジュリ様に『哀しい顔』をさせてると思う。
>>だから・・・こそ、ジュリ様には、笑っていて欲しい。
>>僕が好きなのは、ジュリ様の『手の平』
>>僕が好きなのは、ジュリ様の『明るい笑顔』
>>日輪草のようにとは言わないけど、
>>明るく微笑んでくれてるんのが一番うれしい
>>だから、ジュリ様が微笑めてるなら、他はどうでもいい
>>そうおもってしまう。
>>口には出さないけど。
>>だしたら、ジュリ様が哀しそうにするから、
>>絶対に、口に出さない
>>ジュリ様は、あの雪山の山荘の事件で、
>>『大事だったモノ』を『壊されて』しまって、
>>『大事なモノ』を『壊して』しまって。
>>何時かみたいに、ご飯食べなくなったこともあった。
>>今は、無理矢理に近いけれど、
>>微笑めているから、いいんだと思う。
>>ジュリ様が、微笑めるのなら、
>>それで、僕は何も聞かない。
>>ただ、こうやって、日常を
>>・ ・・平穏な日常を過ごせればいいなと思う。
>>「アビゴルさん、こっち手伝ってくれませんか?」
>>ソラが、台所から、そう声をかけて来た。
>>「わかる。
>> 何手伝う?」
>>「ええとですね・・・」
>>喋るのは苦手だけど、こういう日常と
>>『ジュリ様の微笑み』が、続けばいいな。
>>ほんとうに そう思う。
>
>今が変わらなければいい…
>
>そう思うのは、失いたくなかった物を失ってきたから…?

或いは、思い出に変えたくないから?

そうかも知れない、そうじゃないかもしれない。

>
>今の何気ない時間に平穏に幸せを感じるのは、
>
>掛け替えのない物をまた得たから…?

一度失い、再び得れば、そう臆病になってしまう。
笑わないで、人と人であるものは、皆そうなるかもしれないのだから。

>
>奥深くに刻まれた呪縛(かこ)は決して消える事は無く、
>記憶から無くなっても、その身に刻まれて時々、苛め
>
>この先に起こり得る…起こって欲しくない可能性を見せる…
>
>でも、それを知ると同時にそれに抗うのも、きっと…


決して消えることは無いけれど、それでも、彼を苛み
覚えていないけれど、時折ちらつく過去の残像。

怒って欲しくないこと・・・・・辛い運命にも立ち向かえる。

主がいれば・・・・・

>
>>なんか、微妙に、みじかいですねな、アビゴル編。
>>
>>次は、ソラさんあたりですね。
>>それでは、次回。
>
>その分、ストレートに考えてることが伝わりました。
>
>では、僕も次の話楽しみにしています!
>

ありがとうございます。

一応、ラストの乾詠太郎氏以外は、投稿できましたので、よろしくです。

それでは。

>

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32618光への憧憬 シリーズ外伝 残酷な嘘 +ただ 貴女の傍に在りたかっただけ+十叶 夕海 2006/7/10 20:06:34
記事番号32614へのコメント





   残酷な嘘 +ただ 貴女の傍に在りたかっただけ+



春の最中。
《ブラックコール》で、俊くんと世間話をしながら。


「あ、錦上添花少しだけ手に入ったんだ。
 入れるね。」
「ありがとうございます。俊くん。」
「もぉ、ソラさん、俺も一応二十五歳ってことになってんだからくん付けはやめてくれない?」
「それでも、私に取っては、俊くんですよ。」
『ジュリさん』さんは、私の主。
宗教吟遊詩人だった私に取って。 
『神』に代わる『存在』。
だから、何物にも代え難い存在。
私の『全て』。
私の『存在理由』。
だから、その笑顔を曇らせたり、
あまつさえ、泣かせたりするようならば、
たとえ、神影・・・いえ、シャドウであっても。
許しません。
私の『全存在』を賭けて、
その人を『抹殺』します。
ジュリさんが、悲しむ結果になっても
・ ・・たぶん、私はそれをしてしまうのだろう。
この執着は、恋?
この執着は、忠?
どちらなんでしょうね?
どちらであっても、
ジュリさんを大切で、
ジュリさんを守りたくて、
ジュリさんの傍に在りたくて。
ジュリさんの横で微笑んでいたくて。
ただ、それだけで。
それだけは、人であった頃と変わらなくて。
それだけは、人であった頃と変えたくなくて。
人は、これを恋というかもしれない。
人は、これを狂気というのかもしれない。
だけど、私はジュリさんの傍に平穏でありたい。
それだけのことだけど、ジュリさんの経歴が、
ジュリさんの血筋が、ジュリさんの種族が
許さないかもしれない。
だけど、私が、抹殺します。
まだまだ、攻撃力なんて、四人の使い魔の中で
三番目だけど、
それでも、私は、ジュリさんの為に
ジュリさんを傷つけるモノを
ジュリさんを傷つけようとするモノを
私が抹殺します。
笑顔のまま
紅い血に濡れようと
腑(はらわた)を浴びようと
脳漿に塗れても
笑顔のまま
ジュリさんの敵対者を
ジュリさんに仇なすモノを
微笑みのまま、抹殺します。
それは、ジュリさんに対する嘘になるけれど
それは、残酷な嘘だけど、
私の貫き通す信条とも言える嘘。
これだけは、突き通してみせる。
「ソラさん。
 錦上添花入ったよ。」
「ああと、ありがとうございます。」
「・・・で、なに黒いこと考えたでしょ?」
「さあ?」
「またそれぇ?」
危ない、危ない。
だけど、誰にも言うつもりは在りませんよ。





@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

はい、普通にソラさんは、怒らせちゃいけないですよ?な感じです。
そして、ソラさん、ブラックストマックなのです。

次回は、マリヤ嬢です。
それでは。

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32629Re:光への憧憬 シリーズ外伝 残酷な嘘 +ただ 貴女の傍に在りたかっただけ+月読 乾 2006/7/13 13:21:43
記事番号32618へのコメント

こんにちは、乾です。

今回も、連想して返答する形で。

春の最中。
>《ブラックコール》で、俊くんと世間話をしながら。
>
>
>「あ、錦上添花少しだけ手に入ったんだ。
> 入れるね。」
>「ありがとうございます。俊くん。」
>「もぉ、ソラさん、俺も一応二十五歳ってことになってんだからくん付けはやめてくれない?」
>「それでも、私に取っては、俊くんですよ。」
>『ジュリさん』さんは、私の主。
>宗教吟遊詩人だった私に取って。 
>『神』に代わる『存在』。
>だから、何物にも代え難い存在。
>私の『全て』。
>私の『存在理由』。
>だから、その笑顔を曇らせたり、
>あまつさえ、泣かせたりするようならば、
>たとえ、神影・・・いえ、シャドウであっても。
>許しません。
>私の『全存在』を賭けて、
>その人を『抹殺』します。
>ジュリさんが、悲しむ結果になっても
>・ ・・たぶん、私はそれをしてしまうのだろう。
>この執着は、恋?
>この執着は、忠?
>どちらなんでしょうね?
>どちらであっても、
>ジュリさんを大切で、
>ジュリさんを守りたくて、
>ジュリさんの傍に在りたくて。
>ジュリさんの横で微笑んでいたくて。
>ただ、それだけで。
>それだけは、人であった頃と変わらなくて。
>それだけは、人であった頃と変えたくなくて。
>人は、これを恋というかもしれない。
>人は、これを狂気というのかもしれない。
>だけど、私はジュリさんの傍に平穏でありたい。
>それだけのことだけど、ジュリさんの経歴が、
>ジュリさんの血筋が、ジュリさんの種族が
>許さないかもしれない。
>だけど、私が、抹殺します。
>まだまだ、攻撃力なんて、四人の使い魔の中で
>三番目だけど、
>それでも、私は、ジュリさんの為に
>ジュリさんを傷つけるモノを
>ジュリさんを傷つけようとするモノを
>私が抹殺します。
>笑顔のまま
>紅い血に濡れようと
>腑(はらわた)を浴びようと
>脳漿に塗れても
>笑顔のまま
>ジュリさんの敵対者を
>ジュリさんに仇なすモノを
>微笑みのまま、抹殺します。
>それは、ジュリさんに対する嘘になるけれど
>それは、残酷な嘘だけど、
>私の貫き通す信条とも言える嘘。
>これだけは、突き通してみせる。

今は蕾の中…

周りに何があるのか分からなくて、今実になっているものしか分からない…

咲きたいから、貪欲になり…
咲きたいから全てを食い尽くし…

その先には…

やっぱり分からない…

>「ソラさん。
> 錦上添花入ったよ。」
>「ああと、ありがとうございます。」
>「・・・で、なに黒いこと考えたでしょ?」
>「さあ?」
>「またそれぇ?」
>危ない、危ない。
>だけど、誰にも言うつもりは在りませんよ。

でも、それだけじゃないのかも…

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32630それでも・・・・願う。十叶 夕海 2006/7/13 21:49:32
記事番号32629へのコメント


>こんにちは、乾です。
>
>今回も、連想して返答する形で。

こんにちは、ゆあです。
はい、ではこちらも、さらに返答を。


>
>春の最中。
>>《ブラックコール》で、俊くんと世間話をしながら。
>>
>>
>>「あ、錦上添花少しだけ手に入ったんだ。
>> 入れるね。」
>>「ありがとうございます。俊くん。」
>>「もぉ、ソラさん、俺も一応二十五歳ってことになってんだからくん付けはやめてくれない?」
>>「それでも、私に取っては、俊くんですよ。」
>>『ジュリさん』さんは、私の主。
>>宗教吟遊詩人だった私に取って。 
>>『神』に代わる『存在』。
>>だから、何物にも代え難い存在。
>>私の『全て』。
>>私の『存在理由』。
>>だから、その笑顔を曇らせたり、
>>あまつさえ、泣かせたりするようならば、
>>たとえ、神影・・・いえ、シャドウであっても。
>>許しません。
>>私の『全存在』を賭けて、
>>その人を『抹殺』します。
>>ジュリさんが、悲しむ結果になっても
>>・ ・・たぶん、私はそれをしてしまうのだろう。
>>この執着は、恋?
>>この執着は、忠?
>>どちらなんでしょうね?
>>どちらであっても、
>>ジュリさんを大切で、
>>ジュリさんを守りたくて、
>>ジュリさんの傍に在りたくて。
>>ジュリさんの横で微笑んでいたくて。
>>ただ、それだけで。
>>それだけは、人であった頃と変わらなくて。
>>それだけは、人であった頃と変えたくなくて。
>>人は、これを恋というかもしれない。
>>人は、これを狂気というのかもしれない。
>>だけど、私はジュリさんの傍に平穏でありたい。
>>それだけのことだけど、ジュリさんの経歴が、
>>ジュリさんの血筋が、ジュリさんの種族が
>>許さないかもしれない。
>>だけど、私が、抹殺します。
>>まだまだ、攻撃力なんて、四人の使い魔の中で
>>三番目だけど、
>>それでも、私は、ジュリさんの為に
>>ジュリさんを傷つけるモノを
>>ジュリさんを傷つけようとするモノを
>>私が抹殺します。
>>笑顔のまま
>>紅い血に濡れようと
>>腑(はらわた)を浴びようと
>>脳漿に塗れても
>>笑顔のまま
>>ジュリさんの敵対者を
>>ジュリさんに仇なすモノを
>>微笑みのまま、抹殺します。
>>それは、ジュリさんに対する嘘になるけれど
>>それは、残酷な嘘だけど、
>>私の貫き通す信条とも言える嘘。
>>これだけは、突き通してみせる。
>
>今は蕾の中…

この時は、殻の中


>
>周りに何があるのか分からなくて、今実になっているものしか分からない…

飛び出る世界に何が在るのか解らなくて
今在るものしか目に写らない。

>
>咲きたいから、貪欲になり…
>咲きたいから全てを食い尽くし…

出会いたいから、強引になり
出会いたいから、全てを受け入れる。

>
>その先には…
>
>やっぱり分からない…

未来(さき)は解らない。

>
>>「ソラさん。
>> 錦上添花入ったよ。」
>>「ああと、ありがとうございます。」
>>「・・・で、なに黒いこと考えたでしょ?」
>>「さあ?」
>>「またそれぇ?」
>>危ない、危ない。
>>だけど、誰にも言うつもりは在りませんよ。
>
>でも、それだけじゃないのかも…

それでも、それしか無い訳じゃないのかも。

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32620光への憧憬 シリーズ外伝 差し出された手 +想い出の欠片に縋り付く+十叶 夕海 2006/7/11 00:28:02
記事番号32614へのコメント



   差し出された手 +想い出の欠片に縋り付く+




秋のある日。
ソラとアビゴルとお茶しながら・・・・。


今日のチョコックッキーもおいしいね。
微糖タイプのココアとベストマッチってヤツ。
私は、マリヤ=ブランカって名乗ることが多い。
本当は、ただのマリヤ。
ロマの娘だかららしいね。
自分のことなのに、らしいは変だろうけど、
実際、覚えてないんだから、しょうがない。
・ ・・・正確に言えば、欠片はある。
『ジュリと誰かと話してるとこ』
『誰かと母さんに見守られて、踊りの練習してるとこ』
『誰かと何か喜んでいるとこ』
本当に、映画のワンシーンだけを
数個だけ、しか覚えていない。
全部の欠片に居る人。
それは、どうでもいいとは言わない。
思い出せたらいいな。
その程度。
私が、『私』で在ると確信できる
一番最初の記憶は、
『ジュリが、手を差し出している』
そういう記憶。
『ジュリの顔が、涙でぐちゃぐちゃになっている』
そう言う記憶。
『しょうがないな、ジュリは。
 私が居ないと、無いてばかりなんだから。』
最初に出たのは、そんな言葉。
なんでだか分からないけど。
私は、ジュリを主というより、
友達だと思っている。
私は、四人の中で、一番弱い。
だけど、全力で闘ったこと何て、
三年前のエクソシストの人と
他何人しか居ない。
ジュリが、争いごとが隙じゃないってのもあると思う。
でも、この前の二月のあの出来事の後のジュリをみたら、
ジュリに止められても、その出来事を起こした人を
八つ裂きにしてもいいとまで思ってしまった。
その人は、もう死んだらしいけど。
でもね、その時のある人のことを話すジュリは
とてもとても、幸せそうだし、
ま、いいかとか思ってしまう。
今は、とても穏やかで。
季節の秋みたいに、
暑くもなく
寒くもなく
そういう、単調だけど
私達には貴重な時間。
ずっとずっと・・・・・・
続かないって分かってはいるけどね。
それでも、望みたいんだ。
それでも、願いたいんだ。
それでも、祈りたいんだ。
単調だけど、平穏な日々。
だって、その方が、
ジュリは、笑っていてくれる。
泣き顔なんて大嫌いだから
笑ってくれる方が好きだから。
だから、平穏な日々が続いてくれるといいな。
「・・・・マリヤ、どうしましたか?」
「ううん、なんでもない。」
「クッキー、味、ダメ?」
「そんなこと無い。
 すこし、考え事してただけ。」
「なら、いいんですけどね。」



@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@


一番明るめだと思います。

次は、神影です。
それでは、次回。

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32635それでも、真実は流れ続ける…月読 乾 2006/7/17 22:39:21
記事番号32620へのコメント

こんばんは。少し間が空きましたが、レスを

秋のある日。
>ソラとアビゴルとお茶しながら・・・・。
>
>
>今日のチョコックッキーもおいしいね。
>微糖タイプのココアとベストマッチってヤツ。
>私は、マリヤ=ブランカって名乗ることが多い。
>本当は、ただのマリヤ。
>ロマの娘だかららしいね。
>自分のことなのに、らしいは変だろうけど、
>実際、覚えてないんだから、しょうがない。
>・ ・・・正確に言えば、欠片はある。
>『ジュリと誰かと話してるとこ』
>『誰かと母さんに見守られて、踊りの練習してるとこ』
>『誰かと何か喜んでいるとこ』
>本当に、映画のワンシーンだけを
>数個だけ、しか覚えていない。
>全部の欠片に居る人。
>それは、どうでもいいとは言わない。

時々、ふと振り返って自分が今ここに存在する事に、どれだけの代償を支払って、その今の自分がどれだけの価値があるのかと…

作った自分に価値は無い…

こうあろうとする事を放棄したらそこで終わり…

そのジレンマの合間に、自分を感じられたら…

思い出せたらいいな。
>その程度。
>私が、『私』で在ると確信できる
>一番最初の記憶は、
>『ジュリが、手を差し出している』
>そういう記憶。
>『ジュリの顔が、涙でぐちゃぐちゃになっている』
>そう言う記憶。
>『しょうがないな、ジュリは。

> 私が居ないと、無いてばかりなんだから。』
>最初に出たのは、そんな言葉。
>なんでだか分からないけど。
>私は、ジュリを主というより、
>友達だと思っている。
>私は、四人の中で、一番弱い。
>だけど、全力で闘ったこと何て、
>三年前のエクソシストの人と
>他何人しか居ない。
>ジュリが、争いごとが隙じゃないってのもあると思う。
>でも、この前の二月のあの出来事の後のジュリをみたら、
>ジュリに止められても、その出来事を起こした人を
>八つ裂きにしてもいいとまで思ってしまった。
>その人は、もう死んだらしいけど。
>でもね、その時のある人のことを話すジュリは
>とてもとても、幸せそうだし、
>ま、いいかとか思ってしまう。
>今は、とても穏やかで。
>季節の秋みたいに、
>暑くもなく
>寒くもなく
>そういう、単調だけど平穏な日々。
>だって、その方が、
>ジュリは、笑っていてくれる。
>泣き顔なんて大嫌いだから
>笑ってくれる方が好きだから。
>だから、平穏な日々が続いてくれるといいな。

自分が考えてる事に関係なく世界は動き続ける…

自分が考えてるより、世界はずっと許容している…

唯、逃れられない代わりに嘘を付かないところで、答えを求め続けていれば…

>「・・・・マリヤ、どうしましたか?」
>「ううん、なんでもない。」
>「クッキー、味、ダメ?」
>「そんなこと無い。
> すこし、考え事してただけ。」
>「なら、いいんですけどね。」
>
>

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32639だからこそ、思うのか?十叶 夕海 2006/7/18 15:16:34
記事番号32635へのコメント


>こんばんは。少し間が空きましたが、レスを

こんにちは、では返レスを。

>
>秋のある日。
>>ソラとアビゴルとお茶しながら・・・・。
>>
>>
>>今日のチョコックッキーもおいしいね。
>>微糖タイプのココアとベストマッチってヤツ。
>>私は、マリヤ=ブランカって名乗ることが多い。
>>本当は、ただのマリヤ。
>>ロマの娘だかららしいね。
>>自分のことなのに、らしいは変だろうけど、
>>実際、覚えてないんだから、しょうがない。
>>・ ・・・正確に言えば、欠片はある。
>>『ジュリと誰かと話してるとこ』
>>『誰かと母さんに見守られて、踊りの練習してるとこ』
>>『誰かと何か喜んでいるとこ』
>>本当に、映画のワンシーンだけを
>>数個だけ、しか覚えていない。
>>全部の欠片に居る人。
>>それは、どうでもいいとは言わない。
>
>時々、ふと振り返って自分が今ここに存在する事に、どれだけの代償を支払って、その今の自分がどれだけの価値があるのかと…
>
>作った自分に価値は無い…
>
>こうあろうとする事を放棄したらそこで終わり…
>
>そのジレンマの合間に、自分を感じられたら…

どんな代償でも、今の私が全て

本音じゃない自分なんて意味が無いけど

だけど、私であることを捨てたら、意味が無い

それでも、この時、私だと思えるのが私だから。

>
>思い出せたらいいな。
>>その程度。
>>私が、『私』で在ると確信できる
>>一番最初の記憶は、
>>『ジュリが、手を差し出している』
>>そういう記憶。
>>『ジュリの顔が、涙でぐちゃぐちゃになっている』
>>そう言う記憶。
>>『しょうがないな、ジュリは。
>> 私が居ないと、無いてばかりなんだから。』
>>最初に出たのは、そんな言葉。
>>なんでだか分からないけど。
>>私は、ジュリを主というより、
>>友達だと思っている。
>>私は、四人の中で、一番弱い。
>>だけど、全力で闘ったこと何て、
>>三年前のエクソシストの人と
>>他何人しか居ない。
>>ジュリが、争いごとが隙じゃないってのもあると思う。
>>でも、この前の二月のあの出来事の後のジュリをみたら、
>>ジュリに止められても、その出来事を起こした人を
>>八つ裂きにしてもいいとまで思ってしまった。
>>その人は、もう死んだらしいけど。
>>でもね、その時のある人のことを話すジュリは
>>とてもとても、幸せそうだし、
>>ま、いいかとか思ってしまう。
>>今は、とても穏やかで。
>>季節の秋みたいに、
>>暑くもなく
>>寒くもなく
>>そういう、単調だけど平穏な日々。
>>だって、その方が、
>>ジュリは、笑っていてくれる。
>>泣き顔なんて大嫌いだから
>>笑ってくれる方が好きだから。
>>だから、平穏な日々が続いてくれるといいな。
>
>自分が考えてる事に関係なく世界は動き続ける…
>
>自分が考えてるより、世界はずっと許容している…
>
>唯、逃れられない代わりに嘘を付かないところで、答えを求め続けていれば…


大きな流れで 私の意思なんて ちっぽけだろうけど

大きな流れに 私達の存在を許してもらうだけでも

だけど、この生活が、大好きで

その中で、答えを望んでしまう。




ありがとうございました、

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32636それでも、真実は流れ続ける…月読 乾 2006/7/17 22:39:24
記事番号32620へのコメント

こんばんは。少し間が空きましたが、レスを

秋のある日。
>ソラとアビゴルとお茶しながら・・・・。
>
>
>今日のチョコックッキーもおいしいね。
>微糖タイプのココアとベストマッチってヤツ。
>私は、マリヤ=ブランカって名乗ることが多い。
>本当は、ただのマリヤ。
>ロマの娘だかららしいね。
>自分のことなのに、らしいは変だろうけど、
>実際、覚えてないんだから、しょうがない。
>・ ・・・正確に言えば、欠片はある。
>『ジュリと誰かと話してるとこ』
>『誰かと母さんに見守られて、踊りの練習してるとこ』
>『誰かと何か喜んでいるとこ』
>本当に、映画のワンシーンだけを
>数個だけ、しか覚えていない。
>全部の欠片に居る人。
>それは、どうでもいいとは言わない。

時々、ふと振り返って自分が今ここに存在する事に、どれだけの代償を支払って、その今の自分がどれだけの価値があるのかと…

作った自分に価値は無い…

こうあろうとする事を放棄したらそこで終わり…

そのジレンマの合間に、自分を感じられたら…

思い出せたらいいな。
>その程度。
>私が、『私』で在ると確信できる
>一番最初の記憶は、
>『ジュリが、手を差し出している』
>そういう記憶。
>『ジュリの顔が、涙でぐちゃぐちゃになっている』
>そう言う記憶。
>『しょうがないな、ジュリは。

> 私が居ないと、無いてばかりなんだから。』
>最初に出たのは、そんな言葉。
>なんでだか分からないけど。
>私は、ジュリを主というより、
>友達だと思っている。
>私は、四人の中で、一番弱い。
>だけど、全力で闘ったこと何て、
>三年前のエクソシストの人と
>他何人しか居ない。
>ジュリが、争いごとが隙じゃないってのもあると思う。
>でも、この前の二月のあの出来事の後のジュリをみたら、
>ジュリに止められても、その出来事を起こした人を
>八つ裂きにしてもいいとまで思ってしまった。
>その人は、もう死んだらしいけど。
>でもね、その時のある人のことを話すジュリは
>とてもとても、幸せそうだし、
>ま、いいかとか思ってしまう。
>今は、とても穏やかで。
>季節の秋みたいに、
>暑くもなく
>寒くもなく
>そういう、単調だけど平穏な日々。
>だって、その方が、
>ジュリは、笑っていてくれる。
>泣き顔なんて大嫌いだから
>笑ってくれる方が好きだから。
>だから、平穏な日々が続いてくれるといいな。

自分が考えてる事に関係なく世界は動き続ける…

自分が考えてるより、世界はずっと許容している…

唯、逃れられない代わりに嘘を付かないところで、答えを求め続けていれば…

>「・・・・マリヤ、どうしましたか?」
>「ううん、なんでもない。」
>「クッキー、味、ダメ?」
>「そんなこと無い。
> すこし、考え事してただけ。」
>「なら、いいんですけどね。」
>
>

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32621光への憧憬 シリーズ外伝 狂気めいた愛情 +主 何故そいつに微笑む?+十叶 夕海 2006/7/11 18:06:29
記事番号32614へのコメント




    狂気めいた愛情 +主 何故そいつに微笑む?+


あの出来事から、一ヶ月―。
ある日の昼下がり。


「天春!!
 あの馬鹿は、何処だ!!」
「お、珍しいな。
・ ・・あの馬鹿?」
「乾詠太郎とかいう、元エクソシストの怪物嫌いだ。」
「・・・・あー、あいつな。
 蛇侯爵んとこに、出張とインタビューしに、フランスの方行ってるわ。
・ ・・・で、何の用よ?」
「主の為だ。」
「・・・ジュリちゃんの?」
「主は、あの事件の後、生きては居る・・!!」
約一ヶ月前、オフ会で怒った殺人事件は。
実行犯の自殺と言う最悪の結末と
主の心に深い傷痕を残した。
主の心は、彼岸に行ってはいない。
行ってはいないが、それだけだ。
表向きは、微笑んでいる。
表向きは、いつも通りだ。
だけど、何かが違う。
でも、何度か。
ほんの何度かだけ、
訪れたあの男がいるときだけは、
事件の前と変わらない。
『違う』という違和感が無くなる。
私は、主から生まれた。
主以外の寄る辺が無い。
だから、主には強くて
主には、優しく、
ともかく、変わらずにいて欲しい。
それに、私は、主のことをこう言うのは
不敬かもしれないが、
主を『娘』のように思っている。
だから、あの男に主が関心を寄せているのは、
はっきり言って、気に入らない
『はんりゅうどらま』でいうなら、
『娘は、やらん』と公言している頑固親父のようなもので・・・・
「嫉妬してんのか?」
「は?」
「大好きなヤツが、別のヤツ求めってけど、そいつが元気になって欲しいから。
 だから、乾を探してるように思うがな?」
「な、何を。」
そうかも知れない。
そうじゃないかもしれない。
だけど、私は、主のことが好きだ。
私の心に沿わずとも、
絶対に、主が選んだことについて行こう。
たとえ、アイツに微笑むのは、気に入らなくても。




@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

ちょっと短い上に、予定の中では、黒くなるはずだったのですが、白いと言ってもいいかもしれないです。

では、次は最後で、乾詠太郎。


次回で。

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32623冷たい檻から見える先は…月読 乾 2006/7/11 22:12:01
記事番号32614へのコメント

こんばんは。
今回は自分にも重ねる事が多いので、レスの形式もそういう気持ちに合わせて見ました。


私は 開け放った窓の枠に腰掛け、思索に没頭していた・・・
>
>
>
>私は、過去に縛られているのかもしれない。

過去に縛られるのは…
変わる事を恐れるから…?

>私のせいで、義理の両親は死んだ?

時間が経つほど、真実ははっきりと見えなくなっていく…
唯、存在する物は消えることは無い。

>私が居たから、クロイツは居なくなった。

翼についた傷は消えない…
唯、それが既に動ける様になってるかもしれない…

>私とサラ師匠は、よかったと思える?

想いを馳せる時、忘れてしまいがちなのは
大事な人は自分の意思で無いから大事な人だった事…

>私に造られてよかった、神影?

相手と相手を隔てる傷は、邪魔な変わりに確かな繋がり…

>ソラは、私と出会って、人間じゃなくなったけど幸せ?

それは、お互いの記憶を近くて遠くする


>ウルージ、ウルージは本当に私を好きだった?

時々、離れてみないと見えないものはある

>アビゴル、ウルージとも想い出をなくさせてごめんね?

だから、自分の意識を一旦周りの流れに任せて

>ランディ、ランディは、安らかに逝けた?

答えを期待しないのもいい

>エド、ごめんね、ちゃんとお別れ言えなくて。

多分、誰だって同じ事を考える

>メリー、救えなくて、ごめんなさい。

人の事に口は出せても、自分も同じ事で悩む愚かさ

>レッド、私のこと怨んでない?

でも、同時に答えはひとつじゃない自由

>司乃、私のこと拾ってよかった?

今、この場にいる真実

>グロリア、あんたは強かった。

魂は何度でも再生する

>俊、なんで、私のところに捨てられていたのかな。

唯、前に進んでいる事は許される

>天春、お前のこと、父親みたいに思ってる。

答えは今は何も出さない

>そして、詠太郎、こいつはよくわからない。

先に絶対の何かも期待しない

>だけど、私は、多分あいつのことが好きなのかもしれない。

自分の枠は、自分の存在のほんの氷山の一角

>そもそも、友人と恋人の『好き』の違いが分からない。

自分も、相手も運命の中のほんのひとつの歯車

>そもそも、私にそういうモノを与えてくれた人は、ほとんど居亡くなっている。

でも、それを実感できる凄さ

>だから、区別もつかないし、つきなたくものない。

気が済むまでやっていい

>私は、私のせいで、死んだ人たちへの償いと言う名の・・・・

気が済んだら、また動けばいい

>言う名の『凍れる鎖』に縛られている。

自分は、結局自分でしかないし、自分でありつづけられる

>だから、考えようも無い。
>「ジュリさん。」
>「ソラ・・・・」
>「風邪・・・引きますよ?」
>ソラに、声を掛けられて、思索を中断した。
>白い湯気の立つ紅茶のカップを受け取り、指先を温めながら、会話をする。
>「・・・・・・・すこし、思索をしててね。
>・ ・・どうしようかなって・・・ね。」
>「僕は、ジュリさんが幸せになればいいですよ?」
>「そ、ありがと。」
>そう言って、ソラは立ち去った。
>思索を再会しようとも思ったけど、私は、素直に窓を閉めた。
>時計を確認すると、もう午前四時。
>少し、早いけど、寝るか。
>(ああ、そういえば、午後に詠太郎に、原稿出しに行かなくちゃ・・・・)
>と思いつつ、私は眠りに身を委ねた。
>

シンクロ形式でレスさせて頂きました

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32624希望か絶望か?十叶 夕海 2006/7/11 23:06:34
記事番号32623へのコメント


>こんばんは。
>今回は自分にも重ねる事が多いので、レスの形式もそういう気持ちに合わせて見ました。

こんばんは。
はい、わかりました。
では、同じような形式で。

>
>
>>
>>
>>
>>私は、過去に縛られているのかもしれない。
>
>過去に縛られるのは…
>変わる事を恐れるから…?

或いは、忘れてしまうことが
ただただ、子どものように怖いだけ/・・・・?

>
>>私のせいで、義理の両親は死んだ?
>
>時間が経つほど、真実ははっきりと見えなくなっていく…
>唯、存在する物は消えることは無い。

時間の流れの中で、風化して行って。
だけど、私の中のものだけは消えない。

>
>>私が居たから、クロイツは居なくなった。
>
>翼についた傷は消えない…
>唯、それが既に動ける様になってるかもしれない…

見えないものについた傷は、癒えることは無い。
だからこそ、動けるのかもしれない。

>
>>私とサラ師匠は、よかったと思える?
>
>想いを馳せる時、忘れてしまいがちなのは
>大事な人は自分の意思で無いから大事な人だった事…

想い出にまどろむ時、朧げになるのは、
大事な人は、他人だということ。

>
>>私に造られてよかった、神影?
>
>相手と相手を隔てる傷は、邪魔な変わりに確かな繋がり…

相手とつなぐものは、曖昧だけどしっかりしたもの。

>
>>ソラは、私と出会って、人間じゃなくなったけど幸せ?
>
>それは、お互いの記憶を近くて遠くする
>

一番近く在るのに、一番遠い。

>
>>ウルージ、ウルージは本当に私を好きだった?
>
>時々、離れてみないと見えないものはある

近すぎると、見えないものが在る。

>
>>アビゴル、ウルージとも想い出をなくさせてごめんね?
>
>だから、自分の意識を一旦周りの流れに任せて

だけど、自分は貴方の分まで忘れない。

>
>>ランディ、ランディは、安らかに逝けた?
>
>答えを期待しないのもいい

答えなんか望んでいない。

>
>>エド、ごめんね、ちゃんとお別れ言えなくて。
>
>多分、誰だって同じ事を考える

アイツだって、後悔してるだろう。

>
>>メリー、救えなくて、ごめんなさい。
>
>人の事に口は出せても、自分も同じ事で悩む愚かさ

まだ、思えるようになったのは、いいかもしれない。

>
>>レッド、私のこと怨んでない?
>
>でも、同時に答えはひとつじゃない自由

自由と束縛は紙一重。

>
>>司乃、私のこと拾ってよかった?
>
>今、この場にいる真実

だから、考えることが出来る

>
>>グロリア、あんたは強かった。
>
>魂は何度でも再生する

また会えるといいな。

>
>>俊、なんで、私のところに捨てられていたのかな。
>
>唯、前に進んでいる事は許される

理由なんか、どうでもいい

>
>>天春、お前のこと、父親みたいに思ってる。
>
>答えは今は何も出さない

それが 正解なのかもしれない

>
>>そして、詠太郎、こいつはよくわからない。
>
>先に絶対の何かも期待しない

だからこそ、些細なことが嬉しい

>
>>だけど、私は、多分あいつのことが好きなのかもしれない。
>
>自分の枠は、自分の存在のほんの氷山の一角

ほんとうは、どうかなんて分からない。

>
>>そもそも、友人と恋人の『好き』の違いが分からない。
>
>自分も、相手も運命の中のほんのひとつの歯車
>

そうだとしても、足掻き抜く。

>>そもそも、私にそういうモノを与えてくれた人は、ほとんど居亡くなっている。
>
>でも、それを実感できる凄さ

だけど、わずかな実感。

>
>>だから、区別もつかないし、つきなたくものない。
>
>気が済むまでやっていい

気は済まないかもしれない。

>
>>私は、私のせいで、死んだ人たちへの償いと言う名の・・・・
>
>気が済んだら、また動けばいい

泣き止んだから、行動すればいい。

>
>>言う名の『凍れる鎖』に縛られている。
>
>自分は、結局自分でしかないし、自分でありつづけられる

それが、私。
だから、歩き続ける。

>
>>だから、考えようも無い。
>>「ジュリさん。」
>>「ソラ・・・・」
>>「風邪・・・引きますよ?」
>>ソラに、声を掛けられて、思索を中断した。
>>白い湯気の立つ紅茶のカップを受け取り、指先を温めながら、会話をする。
>>「・・・・・・・すこし、思索をしててね。
>>・ ・・どうしようかなって・・・ね。」
>>「僕は、ジュリさんが幸せになればいいですよ?」
>>「そ、ありがと。」
>>そう言って、ソラは立ち去った。
>>思索を再会しようとも思ったけど、私は、素直に窓を閉めた。
>>時計を確認すると、もう午前四時。
>>少し、早いけど、寝るか。
>>(ああ、そういえば、午後に詠太郎に、原稿出しに行かなくちゃ・・・・)
>>と思いつつ、私は眠りに身を委ねた。
>>
>
>シンクロ形式でレスさせて頂きました

言い返す形?にしました。

ありがとうございました。

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32641光への憧憬 シリーズ外伝  運命によほど嫌われているらしい +誰の記憶のカケラ?+十叶 夕海 2006/7/18 17:35:01
記事番号32614へのコメント






運命によほど嫌われているらしい +誰の記憶のカケラ?+




上条先生の・・・ジュリさんのコラム連載が終わって・・・。
あの風邪騒動も終わって。
・ ・・あのときは、真面目に東北かロシアか、コロンビアに逃げようかって考えたっけ。
そう言えば、このごろ、誰かの解らないけど誰かの記憶が、断片的に浮かんでくる。
何故、気になるのか。
そう聞かれれば、ジュリさんがその記憶の多くにいるからだ。
それも、俺にも、見せたことが無いような明るくて、可愛い笑顔で。
その記憶の中の俺に見せているということは、この記憶の主にむけられたものだろうか。
声が聞こえないから、よくわからないけど。
『鮮血微笑のサラ』やその七人の部下や青年にも、その微笑みは見せていたけど。
・ ・・・・ともかく、あの事件から、もう丸1年か。
あの記憶のことを知ってそうにしてた《地獄の吟遊詩人》も、自殺してしまったし。
俺の手で殺したかった。
俺から、家族を奪ったアイツをこの手で殺せなかった。
それが、不満と言えば不満か。
一応、あのサイトは続いている。
何人かが、入れ替わっているけど、それは仕方ない。
天春さんに、拾われてから、9年前のあの生活は、完全じゃない。
完全じゃないけど、この手に戻って来たような気がする。
まあ、あの六年間で、血にまみれたこの手は、もう二度と白くはならない。
だけど、後悔だけはしてないな。
うん、それだけは、してない。
だって、あの六年間が無ければ、ジュリさんとも、天春さんとも出会わなかった。
あの六年間を。
あの事件を。
人は、不幸だというかもしれないけど。
でも、他人が決めつけるな。
俺は、はっきり言える。
俺は 、あの『不幸』と出会えて、今は『幸せ』なんだ。
とやかく言われることはない。
ま、この生活が気に入っているということだ。
これから、どうなっても、なるべく逃げずに行きたい。
・ ・・・・・その前に、神影に、殺されるかなんかしそうだけど。
それも、ここ1年半近くの間に、日常になっている。
・ ・・よくも悪くも、慣れたというのが、正しいかな。
あの企画が通れば、もしかしたら、他の三人の使い魔にも会えるとイイナと思う。
・ ・・『企画』なんて、理由が無ければ、ジュリさんの過去も聞けないなんて。
自分でも、情けない鶏(チキン)野郎だと思う。
だけど、それでも、あのフラッシュのヒントのカケラでも、手に入れられるかもしれない。
そう思っちまう。
理由なんて解らない。
あの記憶のカケラが、俺に宿っているのも。
あの記憶のカケラが、俺の過去だろうと思うのも。
なんか、そのことで、もやもやするのをはらしたいと思うのも。
理由なんて解らない。
だけど、それでも、俺が向き合って行かなくては行けないことなのかもしれない。
そう素直に思える。
『乾、例の企画。
 OKだ、ちゃんと根回しもきちんとやれよ。』
「はい、はい。
 ありがとうございます、天春さん。」
『いろいろと大変だろうけどな。
 ・・・ああ、そうだ、もう少し詳しい企画書、明後日くらいまでに頼む。』
「了解。
 そんじゃ、また。」
『おう、明日な。』
天春さんからの電話だった。
確かに、忙しくなりそうだけど。
訳の分からない記憶のカケラのヒントも得れると思うとなんか嬉しかった。
俺自身が、ジュリさんをどう思っているか解らなかったけど。
ともかく、嬉しかった。





@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@


乾詠太郎氏は、結構心配事があっても、いっぱいいっぱいになるまで話さないですよ?な一回です。
少々、文章量は多いですよ。
一番少ない人の倍近く在りますから。

では、どうだったでしょうか。
読んでいただいてありがとうございます。
それでは。

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32646Re:光への憧憬 シリーズ外伝  運命によほど嫌われているらしい +誰の記憶のカケラ?+月読 乾 2006/7/19 10:08:48
記事番号32641へのコメント

おはようございます。
今回は、未だ明らかになていない謎の伏線編?

上条先生の・・・ジュリさんのコラム連載が終わって・・・。
>あの風邪騒動も終わって。
>・ ・・あのときは、真面目に東北かロシアか、コロンビアに逃げようかって考えたっけ。
>そう言えば、このごろ、誰かの解らないけど誰かの記憶が、断片的に浮かんでくる。
>何故、気になるのか。
>そう聞かれれば、ジュリさんがその記憶の多くにいるからだ。
>それも、俺にも、見せたことが無いような明るくて、可愛い笑顔で。
>その記憶の中の俺に見せているということは、この記憶の主にむけられたものだろうか。
>声が聞こえないから、よくわからないけど。
>『鮮血微笑のサラ』やその七人の部下や青年にも、その微笑みは見せていたけど。
>・ ・・・・ともかく、あの事件から、もう丸1年か。
>あの記憶のことを知ってそうにしてた《地獄の吟遊詩人》も、自殺してしまったし。
>俺の手で殺したかった。
>俺から、家族を奪ったアイツをこの手で殺せなかった。
>それが、不満と言えば不満か。
>一応、あのサイトは続いている。
>何人かが、入れ替わっているけど、それは仕方ない。
>天春さんに、拾われてから、9年前のあの生活は、完全じゃない。
>完全じゃないけど、この手に戻って来たような気がする。
>まあ、あの六年間で、血にまみれたこの手は、もう二度と白くはならない。
>だけど、後悔だけはしてないな。
>うん、それだけは、してない。
>だって、あの六年間が無ければ、ジュリさんとも、天春さんとも出会わなかった。
>あの六年間を。
>あの事件を。
>人は、不幸だというかもしれないけど。
>でも、他人が決めつけるな。
>俺は、はっきり言える。
>俺は 、あの『不幸』と出会えて、今は『幸せ』なんだ。
>とやかく言われることはない。
>ま、この生活が気に入っているということだ。
>これから、どうなっても、なるべく逃げずに行きたい。

人がどうこう言っても…
むしろ、人がどうこう言うから気づく面もある?

彼の過去の断片が、また見えてきましたね。



>・ ・・・・・その前に、神影に、殺されるかなんかしそうだけど。
>それも、ここ1年半近くの間に、日常になっている。

いや、それは普通に問題でしょう(汗

>・ ・・よくも悪くも、慣れたというのが、正しいかな。
>あの企画が通れば、もしかしたら、他の三人の使い魔にも会えるとイイナと思う。
>・ ・・『企画』なんて、理由が無ければ、ジュリさんの過去も聞けないなんて。
>自分でも、情けない鶏(チキン)野郎だと思う。
>だけど、それでも、あのフラッシュのヒントのカケラでも、手に入れられるかもしれない。
>そう思っちまう。

『手段を選ばない』と言う『手段』を選ばないといけないと言う、
ジレンマ…?

>理由なんて解らない。
>あの記憶のカケラが、俺に宿っているのも。
>あの記憶のカケラが、俺の過去だろうと思うのも。
>なんか、そのことで、もやもやするのをはらしたいと思うのも。
>理由なんて解らない。
>だけど、それでも、俺が向き合って行かなくては行けないことなのかもしれない。
>そう素直に思える。
>『乾、例の企画。
> OKだ、ちゃんと根回しもきちんとやれよ。』
>「はい、はい。
> ありがとうございます、天春さん。」
>『いろいろと大変だろうけどな。
> ・・・ああ、そうだ、もう少し詳しい企画書、明後日くらいまでに頼む。』
>「了解。
> そんじゃ、また。」
>『おう、明日な。』
>天春さんからの電話だった。
>確かに、忙しくなりそうだけど。
>訳の分からない記憶のカケラのヒントも得れると思うとなんか嬉しかった。
>俺自身が、ジュリさんをどう思っているか解らなかったけど。
>ともかく、嬉しかった。

まだ、伏線が明らかになるのは遠い?

今はまだ、彼はこの生活のまま行くのでしょうか?

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32648今しばらくは、平穏を・・・・・。十叶 夕海 2006/7/19 21:17:13
記事番号32646へのコメント


>おはようございます。
>今回は、未だ明らかになていない謎の伏線編?

こんにちは。
そうですね、それと詠太郎氏の心情ですかね。

>
>上条先生の・・・ジュリさんのコラム連載が終わって・・・。
>>あの風邪騒動も終わって。
>>・ ・・あのときは、真面目に東北かロシアか、コロンビアに逃げようかって考えたっけ。
>>そう言えば、このごろ、誰かの解らないけど誰かの記憶が、断片的に浮かんでくる。
>>何故、気になるのか。
>>そう聞かれれば、ジュリさんがその記憶の多くにいるからだ。
>>それも、俺にも、見せたことが無いような明るくて、可愛い笑顔で。
>>その記憶の中の俺に見せているということは、この記憶の主にむけられたものだろうか。
>>声が聞こえないから、よくわからないけど。
>>『鮮血微笑のサラ』やその七人の部下や青年にも、その微笑みは見せていたけど。
>>・ ・・・・ともかく、あの事件から、もう丸1年か。
>>あの記憶のことを知ってそうにしてた《地獄の吟遊詩人》も、自殺してしまったし。
>>俺の手で殺したかった。
>>俺から、家族を奪ったアイツをこの手で殺せなかった。
>>それが、不満と言えば不満か。
>>一応、あのサイトは続いている。
>>何人かが、入れ替わっているけど、それは仕方ない。
>>天春さんに、拾われてから、9年前のあの生活は、完全じゃない。
>>完全じゃないけど、この手に戻って来たような気がする。
>>まあ、あの六年間で、血にまみれたこの手は、もう二度と白くはならない。
>>だけど、後悔だけはしてないな。
>>うん、それだけは、してない。
>>だって、あの六年間が無ければ、ジュリさんとも、天春さんとも出会わなかった。
>>あの六年間を。
>>あの事件を。
>>人は、不幸だというかもしれないけど。
>>でも、他人が決めつけるな。
>>俺は、はっきり言える。
>>俺は 、あの『不幸』と出会えて、今は『幸せ』なんだ。
>>とやかく言われることはない。
>>ま、この生活が気に入っているということだ。
>>これから、どうなっても、なるべく逃げずに行きたい。
>
>人がどうこう言っても…
>むしろ、人がどうこう言うから気づく面もある?

そうですね。
あのエクソシスト時代に、さんざん言われたので、こういう風に落ち着きました。

>
>彼の過去の断片が、また見えてきましたね。
>

そうですね。
彼も、覚えていない過去も含めて。

>
>
>>・ ・・・・・その前に、神影に、殺されるかなんかしそうだけど。
>>それも、ここ1年半近くの間に、日常になっている。
>
>いや、それは普通に問題でしょう(汗

人間とは、動物の中で、最高に適応能力が在るのです。

>
>>・ ・・よくも悪くも、慣れたというのが、正しいかな。
>>あの企画が通れば、もしかしたら、他の三人の使い魔にも会えるとイイナと思う。
>>・ ・・『企画』なんて、理由が無ければ、ジュリさんの過去も聞けないなんて。
>>自分でも、情けない鶏(チキン)野郎だと思う。
>>だけど、それでも、あのフラッシュのヒントのカケラでも、手に入れられるかもしれない。
>>そう思っちまう。
>
>『手段を選ばない』と言う『手段』を選ばないといけないと言う、
>ジレンマ…?

そうですね。
それでも、知りたいというココロは捨てれませんし。
知っちゃ行けないというココロも捨てきれません。


>
>>理由なんて解らない。
>>あの記憶のカケラが、俺に宿っているのも。
>>あの記憶のカケラが、俺の過去だろうと思うのも。
>>なんか、そのことで、もやもやするのをはらしたいと思うのも。
>>理由なんて解らない。
>>だけど、それでも、俺が向き合って行かなくては行けないことなのかもしれない。
>>そう素直に思える。
>>『乾、例の企画。
>> OKだ、ちゃんと根回しもきちんとやれよ。』
>>「はい、はい。
>> ありがとうございます、天春さん。」
>>『いろいろと大変だろうけどな。
>> ・・・ああ、そうだ、もう少し詳しい企画書、明後日くらいまでに頼む。』
>>「了解。
>> そんじゃ、また。」
>>『おう、明日な。』
>>天春さんからの電話だった。
>>確かに、忙しくなりそうだけど。
>>訳の分からない記憶のカケラのヒントも得れると思うとなんか嬉しかった。
>>俺自身が、ジュリさんをどう思っているか解らなかったけど。
>>ともかく、嬉しかった。
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>まだ、伏線が明らかになるのは遠い?
>
>今はまだ、彼はこの生活のまま行くのでしょうか?

もうしばらく、ですね。
一応、『どうか忘れないで』の数ヶ月前なので。

一つの季節が過ぎ去るまでは、この生活ですね、最低限。



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