◆−『くらげの脳みそ』−桜牙 (2007/1/21 05:37:47) No.32975 ┣Re:『くらげの脳みそ』−。。。 (2007/1/21 11:33:46) No.32976 ┃┗Re:『くらげの脳みそ』−桜牙 (2007/3/24 04:41:38) No.33051 ┗『くらげと大人』−桜牙 (2007/3/24 05:08:42) No.33053 ┗Re:『くらげと大人』−。。。 (2007/3/28 17:37:18) No.33060
32975 | 『くらげの脳みそ』 | 桜牙 E-mail | 2007/1/21 05:37:47 |
何年ぶりにここへ書き込むんでしょう・・・・。 こんにちは、そして初めまして相当昔にここへ投稿していました「桜牙」(おうが)と申します。 ついふらっと寄ったら懐かしくて投稿したくなっちゃいました♪ ガウリナです(*^▽^*) **************************** 『くらげの脳みそ』 あたしは今日も思う。 ・・・ずるい、と。 「ねぇ、ガウリイ?あんた肌の手入れなんてしてないわよね?」 遠慮なしでぐいっとガウリイのあごをつかみ、背の小さいあたしに合わせてかなり下まで引っ張りながらきくあたし。 その際にもこれまたずるいほどさらっさらな綺麗な髪がふわりと顔にかかる。 それにむっとしながら、困った顔をして答えないガウリイへもう一度。 「ねぇ、ずるくない?」 顔をさらに近づけて、目を覗き込んだらガウリイは困った顔からびっくりした顔へ。 なによ、男の癖にっ! びっくりしなくったっていいじゃない。 少しくらいドキッとかしないわけ!? そういうあたしの顔はおそらく、顔が近すぎて赤くなっている事だろう。 「あのなぁ、何回目だよそれ。お前さんと違って俺はなんもしてないの」 「だって何よこの肌!男なのにずるい!」 「ずるいってお前・・・・・顔が毛だらけで鼻毛とか出てたり顔が汚かったりした方がいいのか?」 あごから手を離されて、あたしの髪をわしゃわしゃ。 「あ〜!髪の毛くずれる!!!」 「はいはい、くずれてもかわいいかわいい♪」 「子供扱いしないでってば!!」 そういって頭の上の手を振り払った。 まったく!! 振り払われた手を見て苦笑いするガウリイ。 今度はこちらから、と。 リナのあごをつかんでくいっと自分のほうへ向けた。 「じゃぁ、お嬢さん?」 「な、なによ」 「もう一回聞くけど毛だらけだったりしたほうがいいのかな?」 「それは嫌」 「だろ?」 「うん」 「ずるくないだろ?」 「・・・うん」 「この方がいいだろ?」 「・・・うん」 少し早口でガウリイは質問を繰り返した。 そして最後はにやっとしながら間をあけず・・・。 「俺が好きだろ?」 「う・・・んっ!?ってあんた!!だからずるいのよ!!!」 |
32976 | Re:『くらげの脳みそ』 | 。。。 | 2007/1/21 11:33:46 |
記事番号32975へのコメント 初めまして 今日は。 恐れ多くも自分なんかがコメント入れさせてもらいます。 今回のガウリナを拝見し、 とても勉強になりました 二人とも積極的でドキドキしちゃいますねっ(ォィ 自分はリナを書くのが苦手なので、本当に参考になります こんなラヴAなスレも良いですね リナがマジ可愛いですv この様な桜牙さんの作品、 また拝見したいものです。 時間がおありでしたら、また投稿してみて下さい お待ちしております。 それでは。 |
33051 | Re:『くらげの脳みそ』 | 桜牙 | 2007/3/24 04:41:38 |
記事番号32976へのコメント コメントありがとうございます(*^▽^*) 投稿したまますっかり忘れてました・・・・( ̄ー ̄)ノ たまぁに投稿させていただくのでよかったらまた見てください。 ではでは(*- -)(*_ _)ペコリ |
33053 | 『くらげと大人』 | 桜牙 URL | 2007/3/24 05:08:42 |
記事番号32975へのコメント コメント頂いていたので、うかれてまた投稿しちゃいました♪ お暇な方はどうぞご覧ください(*^▽^*) ******************************** 『くらげと大人』 バチ・・・・・・バチバチ・・・・ 目の前で焚き火の爆ぜる音だけが響く夜。 あたしは交代で火の番をしていた。 でもどうせあんた、ちょこっと寝たらすぐに交代するんでしょう? 少しはあたしだって心配して、まだ寝てていいって言ってるのに・・・。 昔なら子ども扱いして!って怒ったところなのよねぇ。 でもあたしだって大人になったし? 少しぐらいは優しさに甘えることも覚えたんだから。 一人で火を見つめていると考え事ばっか。 今日だって火の前でひざを曲げて座って、あご乗せて、ガウリイ見つめて考え事。 ・・・・女の子みたいだわ、うわっ・・・ なんだか寒気がしてぶるっと体を震わせると、ガウリイから目を背けた。 でも目の端にどうしても金色は見えてしまう。 一緒にこうやって夜を明かしていると実感する。 あたしはこいつが好きなんだなぁ、と。 でも言わないし、言いたくもないし・・・・。 ただ、たぶん・・・・いや、絶対ね。 ばれてるんだと・・・・思うのよ。 ちらり、と目を戻すとちょうどガウリイと目が合った。 ・・・・び・・・びっくりしたぁ・・・ったくくらげのくせに 「なによ、もう起きたの?あんたすぐ腹減るんだから寝ときなさいよ」 「・・・ん、もう十分寝たし。それよりなんか考え事か?」 たまに鋭いガウリイ。 なにもこんな時に発揮しなくても、と思うのはあたしだけか? それでも何もないふりで首を振る。 「ん〜ん、何も?」 「ふ〜ん?もしかしておまえさん・・・・・」 いつものいじわるそうな余裕な笑みで含ませるガウリイに一瞬ひるむ。 「な、なによ」 「・・・・・・・・あの日か♪」 バチ・・・・・バチッ・・・・・ 一瞬、焚き火の音だけになり。 「ま・・・まてその呪文は・・・・・」 おびえるガウリイとは対照的に、満面の笑みを浮かべるあたし。 力を集めた手のひらを前にかざす。 「ドラグスレイブ〜ッ!!!!」 凄まじい炎とともにガウリイはどこかへと飛び去った・・・。 残ったのは焚き火とこげ後のみ。 「加減してあげたんだから感謝しなさいよね」 加減するなんてあたしも大人になったもんだ、とやっぱり思う。 大人なリナちゃんは朝になったらちゃんとガウリイを回収予定。 こうして今日も夜がふける・・・・・。 |
33060 | Re:『くらげと大人』 | 。。。 | 2007/3/28 17:37:18 |
記事番号33053へのコメント 今日は。お久しぶりですねv 余りに返事が来ないので、もう来てくれナイのかと思っちゃいましたょ >コメント頂いていたので、うかれてまた投稿しちゃいました♪ >お暇な方はどうぞご覧ください(*^▽^*) ええ、では暇なので 今一度コメントさせて貰いましょうか。 >『くらげと大人』 イキナリですがタイトル酷ィッ!! >バチ・・・・・・バチバチ・・・・ >目の前で焚き火の爆ぜる音だけが響く夜。 >あたしは交代で火の番をしていた。 > >でもどうせあんた、ちょこっと寝たらすぐに交代するんでしょう? >少しはあたしだって心配して、まだ寝てていいって言ってるのに・・・。 >昔なら子ども扱いして!って怒ったところなのよねぇ。 >でもあたしだって大人になったし? >少しぐらいは優しさに甘えることも覚えたんだから。 良いですね・・・何か、お互い気遣っている感じが でも好意に沿えるなんて、とても大人ですね(ヮラ 多分、ガウリイはお祖母ちゃんの言い付けを守っての事でしょうしねェ(遠い目 >なんだか寒気がしてぶるっと体を震わせると、ガウリイから目を背けた。 >でも目の端にどうしても金色は見えてしまう。 >一緒にこうやって夜を明かしていると実感する。 >あたしはこいつが好きなんだなぁ、と。 >でも言わないし、言いたくもないし・・・・。 > >ただ、たぶん・・・・いや、絶対ね。 >ばれてるんだと・・・・思うのよ。 うぅーン・・切ないですね まァ、あのラヴラヴっぷりじゃあ、バレても仕方ないかと・・; >「なによ、もう起きたの?あんたすぐ腹減るんだから寝ときなさいよ」 >「・・・ん、もう十分寝たし。それよりなんか考え事か?」 >たまに鋭いガウリイ。 >なにもこんな時に発揮しなくても、と思うのはあたしだけか? >それでも何もないふりで首を振る。 >「ん〜ん、何も?」 >「ふ〜ん?もしかしておまえさん・・・・・」 >いつものいじわるそうな余裕な笑みで含ませるガウリイに一瞬ひるむ。 >「な、なによ」 >「・・・・・・・・あの日か♪」 あぁ・・・2秒前までは王子様だったのに・・ あまりシツコイと嫌われちゃいますよねぇ >「ま・・・まてその呪文は・・・・・」 >おびえるガウリイとは対照的に、満面の笑みを浮かべるあたし。 >力を集めた手のひらを前にかざす。 >「ドラグスレイブ〜ッ!!!!」 >凄まじい炎とともにガウリイはどこかへと飛び去った・・・。 >残ったのは焚き火とこげ後のみ。 > >「加減してあげたんだから感謝しなさいよね」 >加減するなんてあたしも大人になったもんだ、とやっぱり思う。 >大人なリナちゃんは朝になったらちゃんとガウリイを回収予定。 > > >こうして今日も夜がふける・・・・・。 ハイ。すっかり何時もの調子に戻りましたね うん、今日もとても逞しいです。 これからも頑張って下さいw お待ちしております。 それでは |