◆−スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!前書き8−RIN (2008/2/14 22:05:59) No.33483 ┣スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!=その3―3−RIN (2008/2/14 22:14:56) No.33484 ┗スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!=その3―4−RIN (2008/2/15 22:56:45) No.33485
33483 | スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!前書き8 | RIN URL | 2008/2/14 22:05:59 |
スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!―前書き― ハッピーバレンタインv 皆様お久し振りです、RINです。 最近結構スランプでなかなか書けません… …御陰で今回もまたギリギリに…でもまあ…それはともかく…恒例のバレンタイン企画発動して頑張って書いていこうと思います。 …それでは駄文ではございますが、スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!『エピソードその3』続きをどうぞお読み下さい! ―それではまたの機会に―RIN― |
33484 | スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!=その3―3 | RIN | 2008/2/14 22:14:56 |
記事番号33483へのコメント 「……なあ…現実逃避は止めて真面目に捜そうぜ…」 …ラグ・セレイスは不意に聞こえたその声に眉を顰めた… …『捜す?』… …あれは…確か…バレン殿の… 「…はあ…」 「…ハア…」 「…なあ…やっぱこうなったらグレン様に報告した方が…」 …グレン殿に報告?… 「げっ!俺は嫌だぞ!あの方に言ったら自分がやるとか言いそうじゃないかっ!」 …ふむ…なるほど… 「うっ!それは…確かに…」 …つまりバレン殿がギリギリで逃げ出したと… …まあ…無理もないかも知れませんね… 「…確かに…今回はマズイ…よな…」 …ですが…今回の式典にはバレン殿の『力』が必要… 「何が不味いんですか?」 …にっこり笑って、慌てる『彼等』に私は声を掛ける… 『…ラ…ララララ…ラグ・セレイス水竜神官様ー!!?』 ゼフィール王宮・大神殿の回廊にその音声多重の叫びが響き渡った… スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!=その3 『…ラ…ララララ…ラグ・セレイス水竜神官様ー!!?』 …どこからともなく聞こえたその叫び声に…銀髪に黒いドレスを纏った少女は眉を顰める… 「…ラグ・セレイス?…この声はバレン付きの神官達よね…確か…」 ―はあ… …呆れも露わに嘆息を吐き… 「…この忙しい時に…神官からかって遊ぶなんて…相変わらず悪趣味な…だからあいつは嫌いなのよ…」 …苦虫を噛み潰したような表情でそう言うと… 「…まあ…あいつだって神族には違いないし…今回のこのイベントの重要さはようく解ってるだろうから、いつまでも神官で遊んだりはしないわよね…」 …正直…あたしも止めてに行くような暇は無いし… 「…なんせ久し振りに『永遠の女王(エターナル・クイーン)』が『表』に出てくるんですものね…」 ―はあ… …疲れたように嘆息を吐き… 「…にしても…なんだってこんな急に『外』に出るなんて言い出したのかしら…『黄金の女王』は…御陰であたしは……ああもう!『祀り』が終わったら即行で盗賊いじめに行こうっと!!」 …獣王がゼロスを連れてきたら…ゼロスのヤツに『特製』を食べさせてやろうと思ってたのに… …堪った恨みを晴らせるチャンスだったのにー! 「…まあいいわ…どうせ『彼女』が出てきたらゼロスのやつ十分すぎる程にダメージ受けるでしょうし…そう言う意味ではあたしには被害はこないから安心よね」 …そう言って頷きあたしは本来の目的地である『黄金宮殿』へと向かった… ―続く― ―あとがき― 皆様こんばんはRINです。 今回書き始めてから書き上がるのに結構時間が掛かってしまい、結果またしても当日になってしまいました… …ですが…まあ済んでしまったことは仕方がないと言うことで…気を取り直して続きを書いていこうと思います… …予定通りに話が進めば今回の企画発動中にL様がお出ましになられると思います… ―それではまたの機会に―RIN― |
33485 | スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!=その3―4 | RIN | 2008/2/15 22:56:45 |
記事番号33483へのコメント …雲上人と言ってもいい…神族の神官の突然の登場に…ゼフィール王宮・大神殿に勤める神官達に戦慄が奔った… …いま現在の状況も重なったがために… スレイヤーズのドキドキ!バレンタイン!=その3 ―カチャカチャカチャ… 「……ああ…もう…やだなー…なんで僕がやらないといけないんだろう…」 …ブツブツと呟きながらバレンはボウルの中の白いクリームを泡立て続ける… 「…大体なんだってテミスねえさんは『あんなこと』言い出したのかなー…それになんでイシュタルねえさんは反対しなかったのかな?そりゃリナねえはルナねえに弱いけど…でも…テミスねえさんが今回言い出したことはどう考えても『神族』の…いくら『イン・バース=ゼフィール』が『赤の竜神の騎士(スィーフィード・ナイト)』の後見だって言っても、基本『一族』は中立が原則なのに…肩入れしすぎなんじゃないかなー…『インバース』家はそりゃ仕方ないかも知れないけれど…なんで僕らまで…」 …巻き込まないで欲しいよ…そう言いかけた時だった… 『…ラ…ララララ…ラグ・セレイス水竜神官様ー!!?』 耳をつんざくようなその声にバレンは驚き、危うくボウルを取り落としかけた… ―続く― |