◆−バレンタインの喜悲劇（最初ラブコメっぽいけどあとは…）−のこもこ (2009/2/15 00:39:35) No.33939
トップに戻る
33939バレンタインの喜悲劇（最初ラブコメっぽいけどあとは…）のこもこ 2009/2/15 00:39:35



　　　まえがき


みなさんこんにちは、はたまたこんばんは。あるいはおはよう？バレンタインはどのようにお過ごしでしょうか？
私のこもこは、自分にご褒美のチョコを買いました。買いましたとも！！
え？本命はいるのか？って（きいてないし）・・・いる・・・・・・わけないでしょうが〜〜〜っ！！！（涙）
Ｌ　「あんた・・・・・・いったいなにがいいたいわけ？」
うぎゅっ・・・彼氏いない歴ウン億年のＬさま

ばきゃっ！！

Ｌ　「やかましいわ！」
Ｓ　「あの・・・・・・そうやって墓穴掘るのって、あなたの趣味ですか？」
ぐしゅっ・・・趣味じゃないの、習性なの
Ｓ　「・・・難儀な性格ですね」
Ｌ　「こいつのことはどうでもいいわよ。それよか、このタイトル」
うに・・・話しは短いですよ？一応バレンタインネタで、主演はＳさんとＬさま
Ｌ　「をををををっ！？とーとーあたしの時代がキターーっ！！！」
Ｓ　「おめでとうございます！Ｌさま・・・とうとう貴女の天下に（むせび泣き）」
あの、もしもし？そこまで嬉しいんですか？
Ｌ　「あったりまえでしょうが！あんたのくだらないクイズもネタ切れしてるみたいだし」
ぎぎくぅ！
そのことにはふれないでくれーー！
Ｌ　「このカッコのなかのラブコメっぽいけどあとは…の『…』って」
Ｓ　「なんか・・・・・・嫌な予感がするんですけど」
うん（にっこりと）ファイト★
Ｓ　「・・・・・・しくしくしく」























『いでよ！部下Ｓ！』
「は！ここに」
あたしの声に応じて、まいなぁ魔王こと部下Ｓがあらわれた。
「お呼びでしょうか？」
『んっと・・・ね』
「・・・・・・Ｌさま？」
今日は二月十四日・・・とある世界では『バレンタイン』なるイベントがおこなわれている。
なんでも、好きな人に・・・その、チョコというお菓子を渡して・・・ごにょごにょ
いえるわけないじゃないの！このあたしが愛の告白だなんて！しかもよりによって、部下Ｓなんかに！
「どうかなさったんですか？」
いつもと違うあたしに気づいたのか、控えめにいう部下Ｓ・・・いや、彼
『あ・・・・・・あのね』
え〜い！いつものあたしはどうした！
こんなの『らしく』ないぞ！あたし！
女は度胸だ！いけ、いくんだ『あたし』！
『これ！受け取って！』
ぽすん！と、彼の胸に隠していた箱を押し付ける！
「え？」
『べ・・・別にあんたのためじゃないからね！
今日バレンタインでしょ！？だから・・・ぎ・・・・・・義理よ、義理チョコ！』
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Ｌさま」

ち・・・沈黙が痛い。

「Ｌさま・・・・・・このチョコ、ありがたくいただきます」
『ふ・・・ふん！あったりまえでしょうが！！』
なんとなく胸の辺りがチクチクする
これは罪悪感だろうか？
「さっそくですから、いただいても宜しいでしょうか？」
『す・・・好きにすれば！』
彼の顔を見れず、あたしはぶっきらぼうにいう。
そう嬉しそうにされると、多少良心が痛まないでもない




















かさかさと、箱から取り出される甘い香りのチョコレート。
味はビター
にがい苦い大人の味

ぱく！

・・・・・・・・・・・ふっ
さらば、部下Ｓ









「うぐっ！？」
一口食べるなり、チョコを取り落とし倒れこむ部下Ｓ
「Ｌさま・・・・・・これ・・・？」
『あー、やっぱ気づかれたかー
ほら最近、あんたたち魔族って弱体化してるでしょ？不甲斐ないことにあんたは氷漬けのままだし、なんていうか・・・・・・運動不足？』

めきめきめきめきょ！

人間形態の姿から、口から牙やら長い舌やらコウモリっぽい翼が生えたりして、ほぼその原型はとどめていない
『運動不足は身体に毒だってよくいうでしょ？』

くけーーっ！
ばっさばっさ！

一声鳴いて翼をはためかせ、かつて部下Ｓだったモノは元気いっぱい羽ばたいていった
『たまにはシャバの空気もすってみたいだろうとおもって、奮発しちゃった♪くくうっ！お母さん優しいっ！！』
ハンカチ片手に、ひらひらふって異界の薬を混ぜたチョコを拾うあたし
強く生きるのよ！
部下Ｓ♪






　　　　　　　お・わ・り♪












　　　　　
　　　　　　　　　　　　　あとがき


Ｓさん・・・・・・あなたのことは、気が向いたら思い出すかもしれない
Ｌ　「気が向いたらねえ・・・それより、クイズは？」
うううううううううううう・・・・・・出題ネタが浮かばん！
Ｌ　「威張るなぁぁっ！」
だってだって〜！最後はシリアスな部分が多くって、雰囲気ぶち壊したくないもん
Ｌ　「一話ずつ十問出題じゃなくて、もうちょっと別の方法でも良いんじゃない？」
・・・・・・たとえば？
Ｌ　「あたしのこととか、降魔戦争くだりのこととか」
却下
Ｌ　「なんでよ」
クイズの趣旨はスレＲについてだし、それおもいっきし魔族ネタじゃん
Ｌ　「番外編として出題すれば問題なし！」
面白いかもしんないけど、ネタ考えるの私だぞ？
Ｌ　「それは気力と根性ガッツがあれば」
どれも一緒ジャン
Ｌ　「考えすぎるのもあんまりよくないわ。甘いものでも食べて心機一転リフレッシュしたら？」
わ〜いチョコレートだー！いいの？
Ｌ　「余りものだから気にせず食べて」
睡眠前に食べると、太っちゃうんだよねー・・・いっか！甘いものは別腹っていうし

ぱくっ！

Ｌ　「言い忘れてたけど、それ話しに出てきたチョコなのよー♪」

きしゃあぁぁっ！
ばっさばっさ！

Ｌ　「あでゅークソ女♪
　　　さてさて、それじゃあシメはやっぱりあたしがしないとね〜！お愛読いただき、ありがとうございました」