◆−おざなりスレイヤーズ 第十一話 失われた都市での戦い ダブルリーダ−kou (2009/7/16 10:42:07) No.34204 ┣おざなりスレイヤーズ 第十一話 失われた都市での戦い ダブルリーダ−kou (2009/7/18 08:53:27) No.34210 ┣おざなりスレイヤーズ 第十一話 失われた都市での戦い ダブルリーダ−kou (2009/7/19 14:06:43) No.34213 ┣おざなりスレイヤーズ 第十一話 失われた都市での戦い ダブルリーダ−kou (2009/7/22 16:45:51) No.34235 ┣おざなりスレイヤーズ 第十一話 失われた都市での戦い ダブルリーダ−kou (2009/7/23 17:18:01) No.34236 ┗おざなりスレイヤーズ エピローグ それぞれの未来へ−kou (2009/7/26 11:18:55) No.34242
34204 | おざなりスレイヤーズ 第十一話 失われた都市での戦い ダブルリーダ | kou | 2009/7/16 10:42:07 |
k やぁぁと最終話目前です。 L様 本当にやっとね。 部下S これで身も蓋もない戦闘シーンの終わりだったらL様のお仕置きコース行き決定ですね。 助っ人G ちなみに、おざなりダンジョンコミックスはめでたく全巻発売されました。 k 全十巻にギルドの町編のモカの過去を収録したスペシャルをつけての十一冊を呼んでみてください。 L様 あのね。誰が宣伝しろと言ったのよ。 k ちなみにおざなりよりちょっと過去の話なおざりダンジョン七巻も発売中。 L様 部下S。例の物を 部下S ここに その後にぶい音が響いた後沈黙が落ちる。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「本当に、何もないね。」 と、言うのがブルマンの感想だった。 でっかいクレーターだけでほかには木も草も生えて無い。 その代わりがれきの山と壊れた建物だと思われる物が、クレーターからかなり離れた所にわずかにある程度だった。 「………まぁ、こうなったのもあたしがちょっと関わっているんだけど………、悪いのはぐれたコピー賢者やあの性悪フェブリゾよ。」 と、リナが言う。 「で、ここのどこにいるん」 と、モカが言って全員が黙る。 「……こ、………こういう場所では、そのうち 『ふっふっふ。わざわざ来るとはありがたい』とか、何とか言って敵さんが向こうからやってくるのよ。」 と、リナがとっさに言う。 「でも、そう言うのを言われた後だと来たくてもこれないんじゃないか。」 と、ガウリィに言われ再度沈黙が落ちる。 ……… しばしの沈黙の後 「一番。リナ=インバース。ドラグスレイブいっきまーす。」 と、リナのやけくそドラグスレイブが炸裂した。 爆発後にさらにクレーターができあがった後でとりあえず作戦会議を始めることにした。 「とにかく、フィアルとレイを狙っているのは間違いないんだから、ほっとけば向こうからやってくるのよ。 だからこっちは耐魔族用の武器ね。 こっちの魔族対策ではゼルとアメリアの魔力を込める呪文の耐魔強化の武器と魔法とあたしの魔法にガウリィの光の剣にモカの無名の魔力剣。 ………キリマンの魔法。そしてゼロス。」 「………呪文を唱えれば何にでも魔力を込められるんだよね。」 と、リナの言葉にブルマンは考え込んでこういった。 「そうだが………。どうかしたか?」 と、ゼルガディスに聞かれ 「………じゃ、こういう手段はどうかな。」 と、ブルマンが言った言葉に全員が目を合わせた。 |
34210 | おざなりスレイヤーズ 第十一話 失われた都市での戦い ダブルリーダ | kou | 2009/7/18 08:53:27 |
記事番号34204へのコメント k さてさて、サイラーグへ言ったのは良いけれどどういう風に敵を出せばいいのか困った。 L様 おおい。 部下S 何も考えずに書いたんですか! 助っ人G 無計画な………。 k いや、ある程度考えているんだけど………。ちょっと行き詰まったというか何というか………大丈夫。もう決まったから。 L様 まぁ、良いけれどね。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ がれきの中かじろうて形を保っている建物だった物へ近づく者達が居た。 「たっく。来るならさっさと正々堂々こねえのか。」 と、近づく物の一人ガーウがうめく。そもそも、滅んだ後むりやり蘇ってむかつく奴の手下となった自分すらもいらだっていた。 しかし、よみがえったときになにか細工をされたらしく自分やその部下当たり所か封印されていたらしい魔法使いや冥王フェブリゾまで逆らえなくなっているのだ。 ふと、ガーウが足下を見るとそこには看板に【罠があります。】と、書かれていた。 「……誰がかかるんでしょうな。」 と、側にいたラシャートが看板を壊すと、 ガッシャン と、わりとありがちな罠の一つ。真ん中を踏むと留め金が外れて横のぎざぎざのサメの歯のような部分が、元に戻ろうとして踏んだ物の足を挟む。 と、言う物が作動した。 「あぎゃ」 と、うめき声を上げるラシャートだが魔族にはそんな物は聞かないはずである。 「何やっているんですか。」 と、冥将軍の一人が小馬鹿にした笑いを浮かべて言う。 なるほど上司に似ていて性格が悪い。と、ガーウは思う。昔っから自分が純粋な魔族だった頃から冥王が嫌いでその影響で冥王の直属の部下も嫌いだったが、やっぱり気に入らない。と、ガーウは思った。 それを遠くから見ている者が居た。 直接見ているわけではなくリナの発案によるクリスタルレンズと鏡を使って遠くの映像を光の屈折を使ってみているのだ。 声を移動させる魔法があるが魔族あたりに気づかれると思いそれはあきらめたのだ。 魔力を使わないからくりのため魔族はわりと気づかない物だ。 その光景を見ているブルマンは 「………せっかく書いといたのに………。」 と、ため息をついた。とはいえ、あの罠にもゼルガディスのかけたアストラル・ヴァインで魔族にも効果があるようになっているのだ。 ブルマンは、自分の前にあるこの建物の造りとその周辺を罠付きで書いた地図を見て、ため息をついた。 「どうやら魔力が込められて居るみたいだね。」 と、フェブリゾがため息をつきながら言う。 「……魔力を込める呪文をこういう風に使うとはなぁ。」 と、ガーウがうめく。 そこに、 『ラ=ティルト』 ゼルガディスとアメリアの呪文が重なった。 「どぉぉりゃぁぁぁ」 と、建物の屋根で上から空を飛んできた魔族やヴァヴァラウドと戦っているのはモカとリナだった。 「エルメキア・ランス」 リナの呪文が炸裂し魔族の有象無象は倒される。 上空ではゼロスが戦っている。 「まったく、リナさんもモカさんも人使い………じゃ、なかった。 魔族扱いがわるい。………これじゃエスプリさんも大変でしょうね。」 と、ゼロスはため息をつきながら下級魔族を一度に数体滅ぼした。 「で、俺はいつまでここにいれば良いんだ。」 と、ガウリィが言うと 「そんなこと言ったて、ガウリィさん何処にどんな罠があるか覚えて居ないじゃないか。 下手に動くと僕が仕掛けた罠にかかるよ。……モカだって罠がどこにあるのか覚えてくれるのに、………。 しょうがないから空間移動を封じているキリマンの護衛を頼んだんだよ。」 と、ブルマンが言う。 その隣にはブルマンがでっかい魔方陣の中央でなにやらぶつぶつと唱えている。真剣な顔だが手でなにやら絵を描いているのが間抜けである。 その側にはフィアルとレイがいた。 戦いは、今まさに始まっていた。 |
34213 | おざなりスレイヤーズ 第十一話 失われた都市での戦い ダブルリーダ | kou | 2009/7/19 14:06:43 |
記事番号34204へのコメント k トラップに魔力を込めるという方法を思いついたのは、戦いではまったく役立たずのブルマンを生かすために考えました。 L様 たしかに、こうでもしない限り出番がない物ね。 部下S しっかし、罠に魔力を込めるとは………。 助っ人G 目新しいと言う言葉だけでは証言しきれませんね。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 激戦の中で、モカとリナはフィアルとレイをつれて向かっていた。 昔、神聖樹がありそれの根が張ってあった空洞の中心部へ向かって フィディアートが言ったのだ。 世界を作り替えるにはなるだけ大量のゆがみ………そして、なるだけ大量の魔力や力のあと……と、 「あそこは、金色の魔王が降臨した場所。 大量の魔力があってもおかしく無いわ。」 と、リナは言う。 「よーするに、決戦の場所はそこやということやろ」 と、モカが言う。 建物での立てこもりは、ただのおとりなのだ。 最初リナ達が建物の場所に現れて、ここにいるとわからせるのだ。 そして、リナとモカは水晶を飲んだ。 そして、空間を移動して目指すのはパラドックスのいる場所だった。 「しっかし、この爆発は一体何なんだ。」 と、ゼルガディスが聞くと 「ん?………普通の火薬だけど?」 と、ブルマンが言う。 「火薬?」 と、ゼルガディスは眉をひそめる。そこに、 「ああ。この結界の中では知られていませんけれど、結界の外ではわりとありますよ。 調合すれば、ファイヤー・ボールレベルの爆発を起こせるんですけれど……、火をつけないと爆発しないという欠点があるんですよ。」 と、ゼロスが言った。 「っま。超一流の腕前をもつ方なら、リナさんのドラグ・スレイブ並の爆弾を創ることができるんですけど………。 まず、あう事なんて無いでしょうね。」 と、ゼロスが笑う。 後にリナ達が冒険する先に、そのドラグ・スレイブ並の爆弾を創るような相手と戦うことになるのは、………ゼロスは知らない。 「……来ましたか。」 と、大地の奥深くのところでパラドックスは現れたリナとモカとレイとフィアルに言った。 「もう一度聞きます。わたしと共に世界を作り替えませんか?」 その言葉にリナは言う。 「本気で聞いていないでしょ。 ここまで来といて今更世界を作り替えようとすると本気で思っているの? あたしは、怒っているのよ。そもそも、あたしと無関係な事件をどうしてあたしが関わるのよ。」 と、リナが言う。 「たとえば、昔ぶちのめした相手の子分か手下が生き延びていてその人の敵討ちのためにあたしの命を狙う。 って、言うのも逆恨みみたいなものだけど………。まだ、納得できるわよ。 なんで、無関係のしかも異世界でしんだ女性のうらみや悲しみまであたしがあいてしなきゃ行けないのよ。」 と、リナが言う。後に、リナがさっき言ったような昔ぶちのめした相手の子分か手下が生き延びて………と、言う状態で戦わなければならないことになると言うことは、まだちょっと先である。 「どうかんや。」 と、モカは言う。 「わてはけんかは好きやけど、戦争は嫌いや。 戦いたい奴だけがたたかえばいいんや。 お前の考えもそうや、無関係の戦いを繰り返してどうするんや。 そもそも、世界云々ちゅーけんかなんかなんでわてがかかわるんや。」 と、モカが言う。 しかし、モカのそう遠くない未来では世界の未来を大きく動かす存在になると言うことはまだ知らないから言えるのだ。 「……なら、力尽くで従ってもらいますよ。」 と、パラドックスは笑っていった。 |
34235 | おざなりスレイヤーズ 第十一話 失われた都市での戦い ダブルリーダ | kou | 2009/7/22 16:45:51 |
記事番号34204へのコメント モカの手にしている剣=エスプリはもはや剣の形ではなくでっかい大きな鎌となっていた。 おそらく、ロード・オブ・ナイトメアの力の影響なのだろう。 リナも今や、力ある言葉だけで魔法を使っている。 パラドックスは、それらと互角に戦っていた。 「狂っているんですよ。 わたしが最初手にしたゆがみによって見たのは歴史ですよ。 狂った者ですよ。この世界もわたしがいた世界も………。 金色の魔王という存在に運命づけられた永遠の神と魔の戦いが繰り返されているんです。 永遠に………魔王が幾度滅びようと………いつか神と魔は復活してまた戦いを繰り返すんですよ。 真竜の戦いとも言えない破壊からできた血によって作れた文明に、真竜の戦いが未だ続いている現在………そして、真竜の血脈が引き続ける世界。」 「それが、どうしたって言うのよ。」 と、リナが叫ぶ。 「所詮人間生きて百年よ。 そんな途方もない過去や未来なんてどうでも良いのよ。」 「まったくや。」 と、モカも言う。 「ケンカが続いていたって別にええねん。つーか、それが別にどうしたちゅうんや。」 と、叫ぶ。 そして、 「ようは、あんたは」 「ようは、おまえは、」 『タダ単に、死んだ相手が居ない世界を生きる自信が無いだけ』 と、リナとモカの言葉にただパラドックスは雄叫びを上げた。 そこに、 リナとモカは水晶が入った瓶を投げた。 瓶は地面にたたきつけられそして、……… 『ギガ・スレイブ』 リナの力ある言葉が解放された。 混沌の魔力と赤い魔王の魔力に慈母神の魔力が混ざり合い大きく地面を揺らした。 夢を見た。夢の中にパラドックスが現れて言う。 「………それが………君たちの『今』の答えか………。 だけど………『未来』は、………どうかな……。 いつか………君たちは………選ぶ。」 リナとモカが目を覚ますと光が見えた。 そして、 「リナ!」 と、リナの名前を呼ぶガウリィが居た。 「あー。ガウリィ。」 と、リナが起き上がり周りを見る。 周りは、来たときと変わらない廃墟だ。魔族もいなくただ荒れ果てたという言葉がぴったりの場所だった。 リナがモカを見るとキリマンがなんでも気付け薬を『口移し』で、飲まそうとしていた寸前に気づいたらしくキリマンを蹴りつけていた。 ………当然だろう。 そしてレイが言った。 「欠片は全部回収したよ。」 そして、フィアルが言う。 「これで、さようならだね。」 と、………。 |
34236 | おざなりスレイヤーズ 第十一話 失われた都市での戦い ダブルリーダ | kou | 2009/7/23 17:18:01 |
記事番号34204へのコメント レイとフィアルに言われなくてもだいたい予測できていたことだった。 欠片を集め終わった以上、この世界にこれ以上干渉しては、いけないのだろう。 そこに、フィディアートの声が響いた。 『では、わたしの元に来てください。』 そして、遺跡が目の前に現れた。 「………異世界の知識を伝えるのは危険なのです。」 と、フィディアートが言う。 「どういうこと?」 と、ブルマンが聞くと 「………異界の知識を手にしてはいけないので、………あなた方の記憶を消させてもらいます。 ………もちろん、お約束通りの情報が手に入るようにしときます。」 と、フィディアートが言うと、 「よーするに、この冒険の思い出を無くしてしまうという訳か?」 と、モカが聞くと 「記憶を消すだけではなく、あえて言うなら消去ですね。 時を巻き戻し、あなた方が見つけた場所以外にあったらと言う………すなわちゆがみが起きなかったと言うことにしてしまうのです。」 と、フィディアートが言うと 「………えーと、つまりはどういうことなんだ?」 と、ガウリィがリナに聞くと、 「……つまり、ぜーんぶ無かったことにしちゃうのよ。」 と、リナがこめかみを押さえて言うと 「なーんだ、そうならそうと最初っから説明してくれよ。」 と、ガウリィの言葉にリナが切れて蹴り倒したのは当然である。 そして、 「……まぁ、しゃーないと言うことやな。 まぁ、楽しかったで」 「まぁ、忘れるのがもったいないけど………モカみたいな人がこれ以上いるかもしれないという可能性は忘れたいしね。」 【………さようなら………。】 と、モカ、ブルマン、キリマンが言い、 「………ま、退屈しのぎにはなったわ。」 「おー。絶対忘れないようにするぞ。」 「………ガウリィの旦那が言っても信用できないぞ。」 「ゼルガディスさんひどいですよ!………でも、信用できませんね。」 と、リナ、ガウリィ、ゼルガディス、アメリアが言い。 そして、視界が白く光り輝いた。 |
34242 | おざなりスレイヤーズ エピローグ それぞれの未来へ | kou | 2009/7/26 11:18:55 |
記事番号34204へのコメント k なんだかんだで最終回です。あまりにも知られていない漫画と一緒に書いてしまってつまらなかったら申し訳ありません。 これで、おざなりスレイヤーズ最終回です。 戦闘シーンがめちゃくちゃ苦手だと言うことが書いていてようやっとわかりましたが、………つまんなかったら本当に申し訳ありません。 今現在書き続けている話や今後書くかもしれない話をまた読んでくれたら、幸いです。 それでは、エピローグ開幕です。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 森をどのくらい歩き続けたのだろうか、四人組はただたんに歩き続けて 「だっぁぁぁぁ。やっぱり無いじゃないのよ。 あの魔道士なにが、間違いなく高確率でここに現れるよ。 絶対に慰謝料請求してやる。」 と、叫ぶリナ。 「まぁ、そもそも本当に存在するのかどうかあやしい遺跡だからな。」 と、ゼルガディスに言われリナはため息をついて 「全く、なぞの遺跡だからとんでもないお宝や、もしくは未知の魔道書とかがあるかもしれないと思っていたのに………。」 と、うめく。 「じゃぁ、そろそろあたしはセイルーンに帰りますね。」 と、アメリアが言う。 すると、 「そういや、フェルさんがそろそろかえって来いって言っていたな。」 と、ガウリィが言う。 「俺もそろそろ、また一人旅にでも戻るか。」 と、ゼルガディスが言う。 「ごめんねー。フィディアートの遺跡が見つかれば、あんたの体を元に戻す方法が見つかるかもしれなかったのに」 と、リナが言うと 「なぁに、そんなに期待はしていなかったさ。」 と、言う。 「あ、途中まで一緒に行きませんか。」 と、アメリアに言われ 「……まぁ、いいだろう。」 と、ゼルガディスが言う。そして、 「リナさんとガウリィさんはどうするんですか。」 と、アメリアが聞くと 「んー。どうするんだリナ。」 と、ガウリィが聞きリナは 「まったく。少しは自分で考えなさいよね。」 と、リナが苦笑混じりに言い 「そうね。たしか近くの町においしいキノコのシチューを出す店があるらしいからとにかくそこに行きましょ。」 と、リナが笑顔で言った。 しばらくして、彼らが異界の魔王ダーク・スターと魔竜王ガーウの部下のヴァルガーウと黄金竜フィリアと出会い、世界の命運をかけた戦いをすることになるのは、すこし後のことだった。 そして、タフォーラシアという疫病によりなぞの消失を迎えた国家の命運とリナ達が出会うきっかけとなった事件の黒幕赤法師レゾの遺産を交えた戦い。 そして、新たに出会う二人の宝探し屋と出会い人と魔、そして人の正の心と負の心を交えた戦いの末に現れた巨大な力を持つ敵との対面。 そのたびにリナは、決断を迫られるだろう。 だが、彼女たちはまだそれを知らない………。 「あらへんやんかー。」 と、言う雄叫びともとれる叫び声と同時にドガシャァと音が響いた。 「そもそも、野菜を切っていて野菜の切りくずの飛び方がこう出ていたなんてうさんくさいんや。」 と、モカが言うと 「………まぁ、それを信じてここまで来た僕たちも僕たちだけどね。」 と、ブルマンがため息をついた。 「良いから、そろそろ別の町へ行こうよ。」 と、ブルマンに言われモカは 「しゃーないな。」 と、ため息をついて歩き始めた 「ちょっと、モカ。さくさく行くけど目的地なんてあるの?」 と、ブルマンが言うと 「そんなもん、風任せや。」 と、モカは笑っていった。 現代に残った二匹の真竜、黒竜ロゴスと白竜ナーガ。 そして、白竜の子アベル。それらは世界の運命とそして歴史に大きく関わっている。 そして、それらと深く関わる事になるモカ達。 それは、ゴンドワナ大陸を飛び出して紡ぎ出される物語となるだろう。 だが、彼女たちはまだそれを知らない。 未来はわからないことだからこそおもしろく、そして予測不可能である。 なぜなら未来は選択によって選ぶ物ではない。 未来は切り開いて自分で創っていく物なのだ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ k 後書きです。 何というか、こう説教くさいエピローグになりました。偉そうなこと書いてるんじゃねえよ。 と、思った方申し訳ありません。 いや、ここまで説教くさい事を書くつもりは無かったんですよ。 なぜかこういう風に書かれちゃったんです。 以上、ここまで読んでくれて幸いです。不詳、kouでした。 ここまで読んでくれた方々どうもありがとうございました。 |