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34831	赤と赤の狭間　ⅩⅩⅩⅰ	ホリ	2009/11/11 21:52:25
『ある巫女が信託を受けた　　その巫女は妹に神託の内容を言った　　妹はそれを聞いて微笑んだ　　その人はその光景を過去を見るように眺めていた』　「で、どうやって屋敷を調べるかだ」　傷だらけのゼル達。無論、やったのはあたしだ！　殺さなかっただけ誉めて欲しいところだ　人をドッペルゲンガーが化けきれない程凶悪だの、胸はえぐれているだの、女に見えないなどほざいた奴らなのだから！　「いったんあたし達だけで進入して、お宝やそれらしきものを盗む。　見つからなければ、進入した時のことも入れて計画を立てればいいんじゃないの？」　「一度進入したら、警戒が厳しくなるんじゃないのか？」　「ばれなきゃいいでしょ。　人数を出来るだけ少なくしていけば、気の抜いている騎士達には気付かれないんじゃないの？　あたし達は魔法を使えるんだから」　「そうだな」　頷くゼル。よし、お宝が最初に手に入る!! 　「ってことは、問題は何人で行くかよね」　少なくともあたしは行くぞ!!　　「俺が受けた依頼だからな、俺は行くぞ」　ゼルがそう言った。そらまあ、そうだ。　「ルレア、フィアは除外。シルフィールはそう言うのは嫌でしょ？」　ちなみに、フィアは戦力とかになりそうにないからだ。足手まといなだけ　「ええ。私にはなんの関係もありませんからね」　「問題はガウリイとアメリアよね。戦力にはなるんだけど、人数が多すぎると色々大変だし」　「二組に分かれて調査したりしてはどうですか？」　アメリアがそう提案をする。どうやら行くつもりらしい　「じゃあ、その場合あたしは一人で進入するわ!」　「へ？」　「だって、もしもガウリイと組むことになったら、移動とかに問題があるし、お宝は運べなくなっちゃうじゃない！」　少し、いやかなり呆れた顔でアメリアはあたしを見る。　別にどう思われてもいいけど。　「それなら、屋敷に行くのは俺かリナかで後で別の調査をした方がいいだろ。人数も少なくってすむ」　ゼルは呆れた顔でそう提案した。　確かにそれがいい! 　あたしはその提案に乗るのであった。　最初に進入する計画は、まずあたしが今日の夜に進入する。　間取りがあっているか、騎士達の情報があっているかなどを確かめるのだ。　なんであたしが進入するかというと、翔封界【レイ・ウイング】が出来るのがあたしだけだからだ。　情報が間違っていたら、逃げたりするのが非常に厄介だからである。　んで、確かめた後はあらかたのお宝を奪う! 　・・・・・・と言うところである。　ちなみにお宝を奪うのはあたしの計画には入っているが、みんなの計画には入っていない。　で、次にゼルがあたしが確認した、情報以外の情報を集める。要するに裏の情方を集めるのだ。　こういうのはお金がかかるから、そう言う費用を無駄に使わないために、あたしが先に屋敷で調査するのである。　フィアの盗まれた物を取り戻すのはその後考える、という事になった。　「本当に今回は良かったですよ」　銀髪の碧の目をした女性がそう言った。　「そうですか」　にっこりと微笑むゼロス　「ただ、まだ不明なところがあります。私はそこを調査し直してきますので」　「よろしくお願いしますよ」　「そちらもお願いします」　彼等は一件穏やかな会話をしているのであった　リナ達が調査をしていた時、ゼロスと女性はとある食堂でそんな会話をしていたのであった。

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34833	Re:赤と赤の狭間　ⅩⅩⅩⅰ	kou	2009/11/13 19:28:43
記事番号34831へのコメント　こんばんは。ホリさん。kouです。 ^{>　『ある巫女が信託を受けた} 　信託というとキャベツの値段から世界の命運までわかるというあれ（笑い） ^{>　　その巫女は妹に神託の内容を言った} ^{>　　妹はそれを聞いて微笑んだ} 　微妙に気になるな。 ^{>　　その人はその光景を過去を見るように眺めていた』} 　過去？　未来ではなくて過去ですか。 ^> ^> ^{>　「で、どうやって屋敷を調べるかだ」} ^{>　傷だらけのゼル達。無論、やったのはあたしだ！} 　威張って言うことではないと思いまふ ^{>　殺さなかっただけ誉めて欲しいところだ} ^{>　人をドッペルゲンガーが化けきれない程凶悪だの、胸はえぐれているだの、女に見えないなどほざいた奴らなのだから！} 　いや……そこまでは、言っていないような……。 ^{>　「いったんあたし達だけで進入して、お宝やそれらしきものを盗む。　見つからなければ、進入した時のことも入れて計画を立てればいいんじゃないの？」} 　んな、行き当たりばったりな。 ^{>　「一度進入したら、警戒が厳しくなるんじゃないのか？」} ^{>　「ばれなきゃいいでしょ。　人数を出来るだけ少なくしていけば、気の抜いている騎士達には気付かれないんじゃないの？　あたし達は魔法を使えるんだから」} ^{>　「そうだな」} ^{>　頷くゼル。よし、お宝が最初に手に入る!!} 　お前の目的はあくまでそれか……。 ^{>　「ってことは、問題は何人で行くかよね」} ^{>　少なくともあたしは行くぞ!!} 　と、言うか絶対だろ ^{>　「俺が受けた依頼だからな、俺は行くぞ」} ^{>　ゼルがそう言った。そらまあ、そうだ。} ^{>　「ルレア、フィアは除外。シルフィールはそう言うのは嫌でしょ？」} ^{>　ちなみに、フィアは戦力とかになりそうにないからだ。足手まといなだけ} ^{>　「ええ。私にはなんの関係もありませんからね」} ^{>　「問題はガウリイとアメリアよね。戦力にはなるんだけど、人数が多すぎると色々大変だし」} ^{>　「二組に分かれて調査したりしてはどうですか？」} ^{>　アメリアがそう提案をする。どうやら行くつもりらしい} ^{>　「じゃあ、その場合あたしは一人で進入するわ!」} ^{>　「へ？」} ^{>　「だって、もしもガウリイと組むことになったら、移動とかに問題があるし、お宝は運べなくなっちゃうじゃない！」} 　タリスマンがあった頃は、一人でも大丈夫だったんでしょうけれど……。 ^{>　少し、いやかなり呆れた顔でアメリアはあたしを見る。} ^{>　別にどう思われてもいいけど。} ^{>　「それなら、屋敷に行くのは俺かリナかで後で別の調査をした方がいいだろ。人数も少なくってすむ」} ^{>　ゼルは呆れた顔でそう提案した。} ^{>　確かにそれがいい!} ^{>　あたしはその提案に乗るのであった。} 　お宝も手に入るからか？ ^{>　最初に進入する計画は、まずあたしが今日の夜に進入する。} ^{>　間取りがあっているか、騎士達の情報があっているかなどを確かめるのだ。} ^{>　なんであたしが進入するかというと、翔封界【レイ・ウイング】が出来るのがあたしだけだからだ。} 　アニメじゃゼルやアメリアもつかえたのにね……。 ^{>　情報が間違っていたら、逃げたりするのが非常に厄介だからである。} ^{>　んで、確かめた後はあらかたのお宝を奪う!} ^{>　・・・・・・と言うところである。} ^{>　ちなみにお宝を奪うのはあたしの計画には入っているが、みんなの計画には入っていない。} 　そりゃなぁ……。 ^{>　で、次にゼルがあたしが確認した、情報以外の情報を集める。要するに裏の情方を集めるのだ。} ^{>　こういうのはお金がかかるから、そう言う費用を無駄に使わないために、あたしが先に屋敷で調査するのである。} ^{>　フィアの盗まれた物を取り戻すのはその後考える、という事になった。} 　しかし、やっぱりやっていることは不法侵入だよな……。この世界には、不法侵入は罪にならないみたいだけれど……。 ^> ^> ^{>　「本当に今回は良かったですよ」} ^{>　銀髪の碧の目をした女性がそう言った。} ^{>　「そうですか」} ^{>　にっこりと微笑むゼロス} ^{>　「ただ、まだ不明なところがあります。私はそこを調査し直してきますので」} ^{>　「よろしくお願いしますよ」} ^{>　「そちらもお願いします」} ^{>　彼等は一件穏やかな会話をしているのであった} 　一見な。だけれども、その雰囲気そのままで殺人方法とか虐殺の方法を話し合ったとしてもおどろきはしないな……。　以上、kouでした。

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34838	Re:赤と赤の狭間　ⅩⅩⅩⅰ	ホリ	2009/11/14 12:54:43
記事番号34833へのコメント ^{>　こんばんは。ホリさん。kouです。} 　こんにちは、ｋｏｕさん。 ^{>>　『ある巫女が信託を受けた} ^{>　信託というとキャベツの値段から世界の命運までわかるというあれ（笑い）} 　そうですねぇ。でも、私はすぐにそれは思い出せませんでしたねぇ。　とっても印象的なはずなのに・・・・・・。 ^{>>　　その巫女は妹に神託の内容を言った} ^{>>　　妹はそれを聞いて微笑んだ} ^{>　微妙に気になるな。} ^{>>　　その人はその光景を過去を見るように眺めていた』} ^{>　過去？　未来ではなくて過去ですか。} 　過去です。私の打ち間違いではありませんよ。 ^>> ^>> ^{>>　「で、どうやって屋敷を調べるかだ」} ^{>>　傷だらけのゼル達。無論、やったのはあたしだ！} ^{>　威張って言うことではないと思いまふ} 　でも、リナなら威張る。 ^{>>　殺さなかっただけ誉めて欲しいところだ} ^{>>　人をドッペルゲンガーが化けきれない程凶悪だの、胸はえぐれているだの、女に見えないなどほざいた奴らなのだから！} ^{>　いや……そこまでは、言っていないような……。} 　一巻で似たような事思っていましたよね・・・・・・。 ^{>>　「いったんあたし達だけで進入して、お宝やそれらしきものを盗む。　見つからなければ、進入した時のことも入れて計画を立てればいいんじゃないの？」} ^{>　んな、行き当たりばったりな。} 　リナはお宝が手に入れば良いんですよ。 ^{>>　「一度進入したら、警戒が厳しくなるんじゃないのか？」} ^{>>　「ばれなきゃいいでしょ。　人数を出来るだけ少なくしていけば、気の抜いている騎士達には気付かれないんじゃないの？　あたし達は魔法を使えるんだから」} ^{>>　「そうだな」} ^{>>　頷くゼル。よし、お宝が最初に手に入る!!} ^{>　お前の目的はあくまでそれか……。} 　そうです。 ^{>>　「ってことは、問題は何人で行くかよね」} ^{>>　少なくともあたしは行くぞ!!} ^{>　と、言うか絶対だろ} ^{>>　「俺が受けた依頼だからな、俺は行くぞ」} ^{>>　ゼルがそう言った。そらまあ、そうだ。} ^{>>　「ルレア、フィアは除外。シルフィールはそう言うのは嫌でしょ？」} ^{>>　ちなみに、フィアは戦力とかになりそうにないからだ。足手まといなだけ} ^{>>　「ええ。私にはなんの関係もありませんからね」} ^{>>　「問題はガウリイとアメリアよね。戦力にはなるんだけど、人数が多すぎると色々大変だし」} ^{>>　「二組に分かれて調査したりしてはどうですか？」} ^{>>　アメリアがそう提案をする。どうやら行くつもりらしい} ^{>>　「じゃあ、その場合あたしは一人で進入するわ!」} ^{>>　「へ？」} ^{>>　「だって、もしもガウリイと組むことになったら、移動とかに問題があるし、お宝は運べなくなっちゃうじゃない！」} ^{>　タリスマンがあった頃は、一人でも大丈夫だったんでしょうけれど……。} 　やる気のない騎士達を相手にするのは大丈夫でしょう。　魔族相手なら話は違いますが。　でも、ここでは魔族とは戦わない予定ですがね。 ^{>>　少し、いやかなり呆れた顔でアメリアはあたしを見る。} ^{>>　別にどう思われてもいいけど。} ^{>>　「それなら、屋敷に行くのは俺かリナかで後で別の調査をした方がいいだろ。人数も少なくってすむ」} ^{>>　ゼルは呆れた顔でそう提案した。} ^{>>　確かにそれがいい!} ^{>>　あたしはその提案に乗るのであった。} ^{>　お宝も手に入るからか？} 　その通りです。 ^{>>　最初に進入する計画は、まずあたしが今日の夜に進入する。} ^{>>　間取りがあっているか、騎士達の情報があっているかなどを確かめるのだ。} ^{>>　なんであたしが進入するかというと、翔封界【レイ・ウイング】が出来るのがあたしだけだからだ。} ^{>　アニメじゃゼルやアメリアもつかえたのにね……。} 　アニメと混ざると難しいんですよ、書くのが。 ^{>>　情報が間違っていたら、逃げたりするのが非常に厄介だからである。} ^{>>　んで、確かめた後はあらかたのお宝を奪う!} ^{>>　・・・・・・と言うところである。} ^{>>　ちなみにお宝を奪うのはあたしの計画には入っているが、みんなの計画には入っていない。} ^{>　そりゃなぁ……。} ^{>>　で、次にゼルがあたしが確認した、情報以外の情報を集める。要するに裏の情方を集めるのだ。} ^{>>　こういうのはお金がかかるから、そう言う費用を無駄に使わないために、あたしが先に屋敷で調査するのである。} ^{>>　フィアの盗まれた物を取り戻すのはその後考える、という事になった。} ^{>　しかし、やっぱりやっていることは不法侵入だよな……。この世界には、不法侵入は罪にならないみたいだけれど……。} 　でも、先に盗みをしたのは彼ですから。 ^>> ^>> ^{>>　「本当に今回は良かったですよ」} ^{>>　銀髪の碧の目をした女性がそう言った。} ^{>>　「そうですか」} ^{>>　にっこりと微笑むゼロス} ^{>>　「ただ、まだ不明なところがあります。私はそこを調査し直してきますので」} ^{>>　「よろしくお願いしますよ」} ^{>>　「そちらもお願いします」} ^{>>　彼等は一件穏やかな会話をしているのであった} ^{>　一見な。だけれども、その雰囲気そのままで殺人方法とか虐殺の方法を話し合ったとしてもおどろきはしないな……。} 　そーゆーは無しは今はしていないと思う。　でもしていそうですね・・・・・・。 ^{>　以上、kouでした。} 　レス、ありがとうございました

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34839	赤と赤の狭間　ⅩⅩⅩⅱ	ホリ	2009/11/14 13:02:35
記事番号34831へのコメント　フクロウが静に囀り、月は雲に隠れてしまった。　まあ、これから屋敷に侵入しようとする奴には非常に便利なのだかが。　　空から、ゴヴァルという奴の屋敷を見てみたが、あらかたは騎士の言っていたとおりである。まあ、あくまで空から見た等の話であって中はどうかは知らないけれど。　　警備をしている奴らは火を灯して、辺りを見渡しているが警戒心はみじんもない。　騎士から情報を聞いていた時通りである。　『ゴヴァルの屋敷を警備している時は暇で暇で仕方がない』　暇で暇でって事は警戒心のかけらもないって事。　『ただ、宝物庫だけはしっかりしていないと、ぐちぐち言われるから辺りを気にしなくてはいけないんだよなぁ』　文句を言われるのが嫌なのだから、そこは警備が他よりもしっかりしているって事になる。で、あたしはそこに用事がある。　宝物庫は用心が必要である。　あくびをしている外の奴らには微塵にも気づかれずに、あたしは中には居る事が出来た。　屋敷の中はわりと質素。まあ、先代の伯爵がそうであったと聞いたから、そうなだけかもしれない。　ちなみに、今の伯爵、つまりゴヴァルは成金趣味らしい。昔はそうじゃなかったという話はあるらしいが、伯爵になって舞い上がったんだろう。　屋敷にも質素の中に成金趣味が混ざっている。　こんな屋敷、見た事がないぞ・・・・・・　ある程度の間取りを確かめる。　騎士が言っていたとおりの間取りであった。それ以外のことも少しだけ調べたが、騎士の言っていたことはほとんどあっていた。　唯一違っていたこと、それは宝物庫の警備である。　しっかりとした警備どころじゃない!　異常な程しっかりとした警備であった。　何でも、今日の夕方頃に伯爵が宝物庫の様子を見た時に、本が一冊なくなってしまったらしい。　で、こういう状態だそうだ。　金にがめつい伯爵であった、という所である。　宝物庫には一流の奴らが警備していた。　ただ、ゴヴァルはとてもがめつい伯爵のようだから、一週間程度で警備の奴らはいなくなるであろう。　けど、・・・・・・あたしはお宝を盗むことが出来ない・・・・・・・・・・・・。　あくまで一流であって、超一流ではないのだが、人数が人数だし強行突破したらゼル達になんて言われるか分からない。　けど、諦められない！　と言うわけで、フィアの盗まれた物を取りに行く時に取りに行こう。　「ガーハッハッハッハ、267、268，269，270・・・・・・」　天井裏を通って帰ろうとしたら、そんな馬鹿笑いが聞こえた。　「275，276，277・・・・・・」　ゴヴァルはお金の量を数えていた。　本当にがめつい・・・・・・　「280・・・・・・しかし、異世界黙示録【クレアバイブル】の写本が無くなるとは、警備の奴ら何してんだ。わしの大切な宝が無くなってしまたではないか！　雇うだけでどれぐらいの金がかかると思ってんだ！　しっかり警備しろってんだ！　」　おっさんがグチグチ文句言ってる・・・・・・　「あの写本を手に入れるのにどんな苦労をしたと思ってんだ!　奪うのは難しいだぞ!」　奪う・・・・・・　「まあいいさ、今のわしは伯爵なのだからな！　ガーハッハッハッハ！」　「ってな事を言ってたわよ。本当に爵位を早く奪いなさないよね!」　「悪です!　権力をいいように使っている、非常に悪い者です!　私は許さない!!」　「おお～、燃えるアメリアも久しぶりだな～」　ガウリイ、懐かしんでどうする・・・・・・　「ゴヴァル伯爵は昔は一流の騎士だったんだ」　「今は騎士のきの時も感じさせないわよ」　ジェイドを見習え!　っと思う。　ジェイドはもういないのだが。　「伯爵の爵位を貰って数年ぐらいしたら、こんなに傲慢になったらしい。よくある話で、権力を手に入れたら人が変わったって所だろう」　「まあ、よくある話なんですか～？」　「よくありますよ。本当に物知らずのエルフさんですね。もう少し勉強なされたらどうですか？」　シルフィール、性格が本当にいい。確かにそうなのだが

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34841	赤と赤の狭間　ⅩⅩⅩⅲ	ホリ	2009/11/15 20:17:42
記事番号34831へのコメント　「そうですか～。分かりました～」　怒りそうな言葉をかけられて、素直に受け取れるのは性格が良いからだろうか？それともあたしよりも歳を取っているからだろうか？　　その後、ルレアとフィアが外に出た後にシルフィールが尋ねてきた。　「あの、リナさん・・・・・・」　「なによ？　シルフィール」　「少しお尋ねしたいことがあるんですけど・・・・・・」　シルフィールはそう言った。いつもよりもしっかりとした口調で。　「ルレアさんが言っていた【憎悪】の事です」　「・・・・・・場所を変えましょ」　「セレンティアの話の時の事よね？」　「ええ。リナさんも知っていると思いますが、私はルレアさんが【憎悪】と言ったときに【醜聞】ではないかといったのは覚えていますよね」　「確かにそう言っていたわね」　「私はその時、リナさん達もそう思っていると思いました」　あの事件はどういうものだったかは、事件の中心部にいた人しか分からない。　シルフィールがそう思うのも仕方がない。ルレアがそう思うのがおかしいのだから。　「でも、そう思っていたのはリナさん達の顔を見るまでした。リナさん達はセレンティアの事件について詳しく知っていますよね？」　言葉が詰まる。確かにあの事件をよく知っている。　でも、あの事件・・・・・・嫌、あの事件から繋がった事を思うと話して良い物かと悩んでしまう。　「リナさん、言いにくい事だっていうのは分かります。ただ、あれは【憎悪】だったんですよね」　「・・・・・・そうよ」　「じゃあ、何故ルレアさんは知っていたんでしょうか？」　「それは分からないわ」　「ゼロスさんもちらほらと影を見せています。ルレアさんが【憎悪】であった事を知っているのであれば、何らかの関係があると思うのです」　シルフィールはその【憎悪】が『魔王復活』に繋がっているとうすうす分かっているようであった。　「ですから、話せる時に私たちに話してください。アメリアさんもゼルガディスさんもそして私もあなたと一緒に旅をしたんですから」　「分かったわ。ただ、今はフィアの依頼の方が先よ」　「分かっています」　そう、いつかは話さなくてはいけない。　確実にルレアの依頼には、それに関するところがあるのだろうから。　シルフィールはそう言って部屋を去っていった。　シルフィールと話していて、少し分かった事がある。　あたしはまだ、あの時の事を素直に受け入れる事が出来ない。　少し、少し、暗い気持ちになる。　静かな部屋の中に、ドアをノックする音が聞こえた。　「って所です。私が知っているのは」　「そうか」　ゼルガディスとアメリアが会話しているところへ、シルフィールがやってくる。　「ちょうど良い。シルフィール、ルレアはどんな奴なんだ？」　「ルレアさんですか？　そうですね、とても博識ですね。寡黙でもあります」　「博識か？」　「・・・・・・魔道の知識や植物の知識など私たちが知らないような事を知っているところがあります。ただ、年齢よりも幼い印象を受ける面もあります。前はそうじゃなかったんですが、今はそう強く思う時が多くなりましたね」　「依頼を受けたリナ達にも目的をきちんと話してはいないようだが、シルフィールは聞いているのか？」　「いいえ、私も聞いていません」　首を振るシルフィール。　「よく依頼を受けたな、リナが」　「・・・・・・私たちと別れた後の旅の中で何かあったのかもしれません」　シルフィールはそう言うしかなかったのであった。　そこにいる三人は何も言えなくなるのであった。　『彼女と彼の間には長らく子はいなかった　　けれど女性は信じていた　　数年後、彼女の体の中には鼓動が二つに聞こえるようになった　　彼女は涙を流すのであった　　土に帰った彼の事を思いながら　　その人はその日そう話してくれた』

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34846	赤と赤の狭間　ⅩⅩⅩⅳ	ホリ	2009/11/17 11:30:20
記事番号34831へのコメント　「ん～♪　ん～ん～～♪」　スキップをしながらフィアは散歩していた。　道行く人々は彼女の綺麗さに見とれる者も居る。　しかし、端から見るととても幼いように感じる　エルフ族は見ため以上にかなりの年を取っているが、彼女は見た目よりも幼いところがある。　「でも、なんでリナさん怒ったのかな～？　私、悪い事言ったかなぁ～？」　リナの容姿の事をいったので怒られた事の理由がまだ分かっていないフィアは指を唇に当てて、悩んでいた。　いつまでそれに悩んでいるかと思えるが、それは人間の感覚であって、彼女の感覚とは違う。彼女にとってはほんの少し前の事である。　「リナさんに聞いても、殴られるだけでしたし～。人間の事はさっぱり分からないですね～」　フィアが特殊なのであるが、そこら辺は気づいていないようであった。　「さてと、ここですね～」　フィアはとある料理店へと入っていくのであった。　「・・・・・・どこだ？」　外に出た後、ルレアは迷っていた。　ルレアは買い物に行く予定があったのだが、店が見つからないのだ。　「・・・あれがないと・・・・・・なぁ」　頭をかきながら、辺りを見渡すルレア。　「・・・やっぱり、誰かと一緒の方が良いな・・・・・・うん」　セイルーンならもう住んで何年も経っているので、店などすぐに見つけられるのなのだが、ここはセイルーンではない。　それは分かっていたルレアなのだが、あの時誰かと一緒に行くのはよした方が良いと思ったのだ。　「・・・悔やんでも仕方がない。あれは必要だから買わなくては・・・・・・」　溜息をつきながらも、ルレアはフードを深く被って店を探す。　「そちらの準備はどうですか？」　ゼロスが尋ねる　「・・・・・・ええ、準備は上手くいっているようです」　銀髪の女性はそう言った。　「そうですか。それは良かったですよ。でも、準備が上手く行ったからと言って安心してはダメですがね」　「冥王様の事を思い出されているのですか？」　「ええ、冥王様の計画は準備・・・・・・いや、後一歩の所までは完璧に順調にいっていました」　「そうらしいですね」　「おや、あなたは詳しい事を知りませんでしたね」　困った顔をした女性に対して、ゼロスは説明を加える。　「冥王様は後一歩という時に、ちょっとしたミスをしてしまいました。そのミスは『あの御方』を攻撃してしまった事」　「『あの御方』がどうしてこの世界に？」　「リナさん、あなたもお会いしましたね。あの人は『あの御方』の力を使った魔法が出来ます。冥王様の目的はその魔法を暴走させる事だったんですよ」　自分には決してみる事も出来ない、強大な力の方々の名が出るだけで訳が分からなくなる女性であった。　「でも、『あの御方』の力とは『あの御方』自身の事でした。コントロールが出来なかったリナさんをとおして、『あの御方』は召喚されたんです。その事を知らない冥王様は・・・・・・」　「無に帰られたのですね」　「ええ」　ゼロスの顔はいつものように微笑んでいた。　「お客様、紅茶です」　ウエイターが彼等の目の前に紅茶をおく。　紅茶を飲むゼロスを見ながら、女性は首をかしげて尋ねるのであった。　「これは嗜好品で、私たちには必要もないのにゼロス様は飲まれるのですね」　「ええ。ちなみに人間にとっても紅茶は嗜好品ですよ」　女性は紅茶を一口飲んだ後、呟くのであった。　「私は、人間の事がさっぱり分かりませんね」　「・・・・・・分からない」　未だに道に迷っていたルレアは辺りをきょろきょろと見渡していた。　　近くの料理店で会話をしている、ゼロスと銀髪の碧の瞳をした女性がすぐそばにいたのだが、ルレアは気付かなかったのであった。

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34861	赤と赤の狭間　ⅩⅩⅩⅴ	ホリ	2009/11/20 14:56:29
記事番号34831へのコメント　【憎悪】か・・・・・・。　あの事件が起きて一年が過ぎた。　一年というのは短いのか長いのか分からなくなった。　記憶に残っているのが、数少ないだけだからかもしれないけど。　そろそろいい加減、話さなくっちゃね。　ルレアの依頼に魔族が暗躍しているのは確か。今の内に言っていた方が良い。　ん？　「・・・・・・しまったぁぁぁ！」　「ん？　葡萄はもう喰っちまたぞ」　「あたし、半分しか食べてなかったのに・・・・・・!」　葡萄は見事に枝だけになっていた。　　先程、部屋へノックしたのはガウリイで　「リナ、葡萄食うか？」　と言ったのである。　本当に何考えているのかわかんなくなった時であった。　葡萄は食べたけど! 　美味しかったけど! 　元気でたけど! 　暗い話で人が落ち込んでいる時にそれかい! 　っと思ったあたしがいる。　ただ、その時のガウリイの顔は飼い主を気にしてくれている、大型犬に似ていると思った。　　　「そう言えばガウリイさん、葡萄を持って何処行ったんでしょうね？」　「さあな」　アメリアとゼルガディスの会話に、むせるシルフィール。　「ぶ、葡萄？」　「ええ。葡萄ですよ」　「葡萄だな」　リナの部屋を出た後、ガウリイにあった。　きっとリナあのところに行く。姿が見えなくっても何となく分かったんだと思った。　ただ、それが自分ではない事に少し悲しみを覚えながら。　けれど、葡萄を持って行くって・・・・・・？　訳が分からなくなるシルフィールが居た。　あたしが下へと降りてくると、首をかしげているシルフィールが居た。　どうして首をかしげていうるのかはおいといて、っと　あたしは、「冥王の一件」から「魔王復活」について話をした。　きちんと伝えた。ルークもミリーナの名も　「って言うわけ。だからシルフィール、あれは【憎悪】なのよ。本質を知っている者にとっては」　「ルレアさんは何故【憎悪】だって知っていたのかしら？　やっぱりルレアさんは悪!　悪は許さない!」　どっか飛んでいくな、アメリア。それにやっぱりって・・・・・・　「勝手な推測はやめておいた方が良いわ。後で混乱するだろうし」　「でも、悪だった時も考えて正義の賛美歌を歌っておきましょう」　「いや、悪じゃなくても嫌だから」　「ええ～。とっても良いと思いますよ～」　あんただけだ、んなもん! 　「ああ、そうですね。リナも悪事を働いているところがありますから、正義の賛美歌がいやなのでしょう」　「氷結弾【フリーズ・ブリット】」　カキーン　凍り付くアメリア。　「あの、正義の賛美歌ってなんなんでしょうか？」　そういや、その時はシルフィールいなかったな。まあ、シルフィールと旅を共にしたのは少ないからね。　「前、ゼロスの脅迫に使った方法よ。耳元でずっと『人生ってスバラシイ』ってささやき続けるもの。アメリア曰く、魔族は人間の負の感情を食べているのだから、そう言うのは嫌だろうっていってたわ」　「それって、誰でも嫌じゃないでしょうか・・・・・・？」　「アメリアは分かっていないけれどね。でも、フィルさん辺りは平気そう」　ガ～ハッハッハっと笑っているフィルさんが頭の中によぎる。　まあ、ナーガの馬鹿笑いよりかはアメリアの『正義の賛美歌』の方がマシ・・・・・・か？　「・・・コレとアレとソレを2コください」　「はい。銀貨１０枚」　買った物を受け取り、銀貨１０枚を払う。　道行く人々とすれ違う。小さな子供達や家族連れ、親子連れ・・・・・・　「・・・・・・・・・・・・。」　『その人がやってきた　　その人は何とも言えない顔をした　　その後、家を出た　　その人が言った事はよく分からなかった　　ただ、その人は分からないと聞いたら、不思議な顔をした』

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34872	赤と赤の狭間　ⅩⅩⅩⅵ	ホリ	2009/11/23 12:21:55
記事番号34831へのコメント　「紅茶は飲んではみましたが～♪　私の好みではありませんでした～♪」　スキップしながら、宿屋に入ってくるフィア。　「・・・あんたそんな歌を歌いながら帰ってきたの？」　「変ですか～？」　かわいく首をかしげるフィア　「変。それに紅茶ならここでも飲めるでしょ？」　「ここの紅茶の味がダメだったので、紅茶が美味しいと有名なところでもう一度飲んでみたんですけど～」　「ダメであったっと」　エルフ族って、人間と味覚が違うのであろうか？　まあ、ありえそうだが。こいつの場合、こいつが例外のような気がする。　「フィアが帰ってきたところで、依頼の件だが」　「はい～？」　「まあ、順を追って話を付けよう」　ゼルが今までの情報をまとめたのを説明する。　「ゴヴァル伯爵、正確にはヴェントゥス＝ゴヴァル伯爵は伯父から爵位を相続。他にも候補はいたらしいが、騎士としてかなりの実力と格を持っていた事からゴヴァルが選ばれたそうだ」　ゴヴァルは名字だったのか・・・・・・。てっきり名前かと思った。　「まあ、よくある話ではあるが、いきなし金持ちとかになったら真面目だった奴が傲慢になる・・・・・・ゴヴァルも同じ事だったらしい」　「そりゃぁ、ちがうぜぇ！　にぃちゃん」　そんな時、酔っぱらいの親父があたし達に絡んできた。　「あいつぅは傲慢になったんじゃねぇ」　酔っぱらいの親父の話を聞くだけ無駄である　「おっちゃん、あたし達おっちゃんの話を聞く暇は・・・」　「あいつぅの性格からして、傲慢になる奴じゃねぇよ。だいたい、２年前までは質素な屋敷だったんでぜぇ～？　５年間も質素なせえかつしてた奴がぁ、２年前のある日パッタリと変わるわけがねぇだろ～」　呂律の回らない口調で彼はそう話す。　「・・・ちょっと、おっちゃん少し話を聞かせてくれる？　その、ゴヴァルについて」　しかし、興味のある話ではある。　前、調べた時に知ったのだが、２年以上前の話をしてくれる奴はいなかった。　「良いぜ、嬢ちゃん。俺はこう見えても騎士の隊長だ」　「なんで騎士の隊長がここにいるのよ」　「今日は休暇なんだよ。それになぁ、騎士だろうが、なんだろうが、たまには昼間っから酒飲みてぇんだよ」　「ふーん」　あたしにはよく分からない。・・・・・・・やけ酒か？　「本題に戻るぜ。俺の歳で隊長になるってのは色々努力しなきゃぁならねえんだ」　「おっちゃん、自慢話は良いから」　俺ぐらいの歳って何歳だか。　「話は最後まで聞け、嬢ちゃん。俺とあいつは同期で２年前までは俺と同じように隊長だったんだ」　「貴族なのに？」　「貴族になったからってあいつは変わりゃあしねぇよ。まあ、確かに２年前にパッタリと騎士の仕事を止めたがな」　「傲慢になったんじゃないの？」　「だぁかぁら、話を最後まで聞けっつーの。止めるのに関しては俺もどうも思わねぇさ。だがな、昨日まであった体力や力がすっかり無くなっちまったらおかしいと思わねぇか？」　無くなった？　「嬢ちゃんは知らねえかもしれねえがな、騎士の鎧ってのはかなりの重さがあるんだ。それを来て動くだけで結構苦しいんだ。だがな、それを乗り越えて隊長になるんだ」　そりゃあ、そうだ。　「だが、一日経っただけで奴は鎧も持ち運べなくなるようになった」　「確かにね、おかしな話ね」　筋肉ってのは使わなければどんどん衰えていくものだが、一日ではそうはならない。　「だぁろ？　しかも見た目はしっかりと体は鍛えられているのに。ありゃ、人間が違うんだよ。ドッペルゲンガーの化けぞこないのような・・・・・・な」　ドッペルゲンガーの化けぞこない・・・・・・よく聞くなぁ　「おかしいと思ったのならどうして、おっちゃんは何も調べないの？」　話を聞く限り、おっちゃんとゴヴァルは仲の良い同僚であったのであろう。　そんなにさわ変わり事が分かっているのなら、何か行動してもおかしくないのに・・・・・・。　「はっ。その後から、知り合いにさっぱり会わなくなってな。こっちから会いに行っても追い返される始末だよ」　「で、なんにもしてないわけ？」　「いんや、行動はしているさ。俺は何もしてないけどな」　酒を飲みつつ、外を見ている、おっちゃん。　「ラルイドさん」　「ここ最近は良い情報がえられだぜ！」　真面目な、読書家のような青年とその青年とは正反対の性格を持っていそうな青年が、おっちゃんに話しかけてきたのであった。

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34874	Re:赤と赤の狭間　ⅩⅩⅩⅵ	kou	2009/11/23 17:03:36
記事番号34872へのコメント　お久しぶりです。ホリさん ^{>　エルフ族って、人間と味覚が違うのであろうか？} 　でも、偏食とはいえメフィは、紅茶を飲んでいましたよ。 ^{>　まあ、ありえそうだが。こいつの場合、こいつが例外のような気がする。} 　それが、正しいと思う。 ^{>　「フィアが帰ってきたところで、依頼の件だが」} ^{>　「はい～？」} ^{>　「まあ、順を追って話を付けよう」} ^{>　ゼルが今までの情報をまとめたのを説明する。} 　こういうのは、ゼルが得意だな。アメリアは暴走しがちだし、リナはちょっと自分に都合が良いように言うし、ガウリィは………論外だし。 ^{>　「ゴヴァル伯爵、正確にはヴェントゥス＝ゴヴァル伯爵は伯父から爵位を相続。他にも候補はいたらしいが、騎士としてかなりの実力と格を持っていた事からゴヴァルが選ばれたそうだ」} ^{>　ゴヴァルは名字だったのか・・・・・・。てっきり名前かと思った。} 　たしかに、…… ^{>　「まあ、よくある話ではあるが、いきなし金持ちとかになったら真面目だった奴が傲慢になる・・・・・・ゴヴァルも同じ事だったらしい」} ^{>　「そりゃぁ、ちがうぜぇ！　にぃちゃん」} ^{>　そんな時、酔っぱらいの親父があたし達に絡んできた。} 　真っ昼間から外で飲むなよ。 ^{>　「あいつぅは傲慢になったんじゃねぇ」} ^{>　酔っぱらいの親父の話を聞くだけ無駄である} ^{>　「おっちゃん、あたし達おっちゃんの話を聞く暇は・・・」} ^{>　「あいつぅの性格からして、傲慢になる奴じゃねぇよ。だいたい、２年前までは質素な屋敷だったんでぜぇ～？　５年間も質素なせえかつしてた奴がぁ、２年前のある日パッタリと変わるわけがねぇだろ～」} ^{>　呂律の回らない口調で彼はそう話す。} ^{>　「・・・ちょっと、おっちゃん少し話を聞かせてくれる？　その、ゴヴァルについて」} ^{>　しかし、興味のある話ではある。} ^{>　前、調べた時に知ったのだが、２年以上前の話をしてくれる奴はいなかった。} ^{>　「良いぜ、嬢ちゃん。俺はこう見えても騎士の隊長だ」} ^{>　「なんで騎士の隊長がここにいるのよ」} ^{>　「今日は休暇なんだよ。それになぁ、騎士だろうが、なんだろうが、たまには昼間っから酒飲みてぇんだよ」} 　まぁ、確かに休暇中犯罪さえ起こさなければどうのこうの言われないわな ^{>　「ふーん」} ^{>　あたしにはよく分からない。・・・・・・・やけ酒か？} ^{>　「本題に戻るぜ。俺の歳で隊長になるってのは色々努力しなきゃぁならねえんだ」} ^{>　「おっちゃん、自慢話は良いから」} ^{>　俺ぐらいの歳って何歳だか。} ^{>　「話は最後まで聞け、嬢ちゃん。俺とあいつは同期で２年前までは俺と同じように隊長だったんだ」} ^{>　「貴族なのに？」} ^{>　「貴族になったからってあいつは変わりゃあしねぇよ。まあ、確かに２年前にパッタリと騎士の仕事を止めたがな」} ^{>　「傲慢になったんじゃないの？」} ^{>　「だぁかぁら、話を最後まで聞けっつーの。止めるのに関しては俺もどうも思わねぇさ。だがな、昨日まであった体力や力がすっかり無くなっちまったらおかしいと思わねぇか？」} ^{>　無くなった？} ^{>　「嬢ちゃんは知らねえかもしれねえがな、騎士の鎧ってのはかなりの重さがあるんだ。それを来て動くだけで結構苦しいんだ。だがな、それを乗り越えて隊長になるんだ」} ^{>　そりゃあ、そうだ。} 　騎士のくせに、鎧が重くて動けないなんてそんなんジェフェリーくんだけだ。 ^{>　「だが、一日経っただけで奴は鎧も持ち運べなくなるようになった」} ^{>　「確かにね、おかしな話ね」} ^{>　筋肉ってのは使わなければどんどん衰えていくものだが、一日ではそうはならない。} ^{>　「だぁろ？　しかも見た目はしっかりと体は鍛えられているのに。ありゃ、人間が違うんだよ。ドッペルゲンガーの化けぞこないのような・・・・・・な」} ^{>　ドッペルゲンガーの化けぞこない・・・・・・よく聞くなぁ} 　あれは、前振りだったのか？ ^{>　「おかしいと思ったのならどうして、おっちゃんは何も調べないの？」} ^{>　話を聞く限り、おっちゃんとゴヴァルは仲の良い同僚であったのであろう。} ^{>　そんなにさわ変わり事が分かっているのなら、何か行動してもおかしくないのに・・・・・・。} ^{>　「はっ。その後から、知り合いにさっぱり会わなくなってな。こっちから会いに行っても追い返される始末だよ」} 　入れ替わったら、ヘンにぼろが出ないようにしているとも思えますな。 ^{>　「で、なんにもしてないわけ？」} ^{>　「いんや、行動はしているさ。俺は何もしてないけどな」} ^{>　酒を飲みつつ、外を見ている、おっちゃん。} ^{>　「ラルイドさん」} ^{>　「ここ最近は良い情報がえられだぜ！」} ^{>　真面目な、読書家のような青年とその青年とは正反対の性格を持っていそうな青年が、おっちゃんに話しかけてきたのであった。} 　なるほど、騎士は情報収集は得意じゃないからそう言うのが得意な人達に頼んだんですか。　以上、kouでした

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34879	Re:赤と赤の狭間　ⅩⅩⅩⅵ	ホリ	2009/11/24 08:23:50
記事番号34874へのコメント ^{>　お久しぶりです。ホリさん} 　お久しぶりです、ｋｏｕさん。　なんか最近、ｋｏｕさんぐらいしかレスをくれなくなりました。　まあ、皆さん色々と忙しいのでしょうね。　今回の話はちょっと失敗してますし・・・・・・ ^{>>　エルフ族って、人間と味覚が違うのであろうか？} ^{>　でも、偏食とはいえメフィは、紅茶を飲んでいましたよ。} ^{>>　まあ、ありえそうだが。こいつの場合、こいつが例外のような気がする。} ^{>　それが、正しいと思う。} 　その通りです。 ^{>>　「フィアが帰ってきたところで、依頼の件だが」} ^{>>　「はい～？」} ^{>>　「まあ、順を追って話を付けよう」} ^{>>　ゼルが今までの情報をまとめたのを説明する。} ^{>　こういうのは、ゼルが得意だな。アメリアは暴走しがちだし、リナはちょっと自分に都合が良いように言うし、ガウリィは………論外だし。} 　ガウリイがもしもそういう事が出来るようになったら・・・・・・それこそドッペルゲンガーの化け底無いですねぇ。 ^{>>　「ゴヴァル伯爵、正確にはヴェントゥス＝ゴヴァル伯爵は伯父から爵位を相続。他にも候補はいたらしいが、騎士としてかなりの実力と格を持っていた事からゴヴァルが選ばれたそうだ」} ^{>>　ゴヴァルは名字だったのか・・・・・・。てっきり名前かと思った。} ^{>　たしかに、……} ^{>>　「まあ、よくある話ではあるが、いきなし金持ちとかになったら真面目だった奴が傲慢になる・・・・・・ゴヴァルも同じ事だったらしい」} ^{>>　「そりゃぁ、ちがうぜぇ！　にぃちゃん」} ^{>>　そんな時、酔っぱらいの親父があたし達に絡んできた。} ^{>　真っ昼間から外で飲むなよ。} 　家の中でも、店の中でも迷惑は迷惑ですがね。 ^{>>　「あいつぅは傲慢になったんじゃねぇ」} ^{>>　酔っぱらいの親父の話を聞くだけ無駄である} ^{>>　「おっちゃん、あたし達おっちゃんの話を聞く暇は・・・」} ^{>>　「あいつぅの性格からして、傲慢になる奴じゃねぇよ。だいたい、２年前までは質素な屋敷だったんでぜぇ～？　５年間も質素なせえかつしてた奴がぁ、２年前のある日パッタリと変わるわけがねぇだろ～」} ^{>>　呂律の回らない口調で彼はそう話す。} ^{>>　「・・・ちょっと、おっちゃん少し話を聞かせてくれる？　その、ゴヴァルについて」} ^{>>　しかし、興味のある話ではある。} ^{>>　前、調べた時に知ったのだが、２年以上前の話をしてくれる奴はいなかった。} ^{>>　「良いぜ、嬢ちゃん。俺はこう見えても騎士の隊長だ」} ^{>>　「なんで騎士の隊長がここにいるのよ」} ^{>>　「今日は休暇なんだよ。それになぁ、騎士だろうが、なんだろうが、たまには昼間っから酒飲みてぇんだよ」} ^{>　まぁ、確かに休暇中犯罪さえ起こさなければどうのこうの言われないわな} 　まあ、そうですね。　ただ、彼はただ酒を飲みたいと思って飲んでいるわけではないんですよ。 ^{>>　「ふーん」} ^{>>　あたしにはよく分からない。・・・・・・・やけ酒か？} ^{>>　「本題に戻るぜ。俺の歳で隊長になるってのは色々努力しなきゃぁならねえんだ」} ^{>>　「おっちゃん、自慢話は良いから」} ^{>>　俺ぐらいの歳って何歳だか。} ^{>>　「話は最後まで聞け、嬢ちゃん。俺とあいつは同期で２年前までは俺と同じように隊長だったんだ」} ^{>>　「貴族なのに？」} ^{>>　「貴族になったからってあいつは変わりゃあしねぇよ。まあ、確かに２年前にパッタリと騎士の仕事を止めたがな」} ^{>>　「傲慢になったんじゃないの？」} ^{>>　「だぁかぁら、話を最後まで聞けっつーの。止めるのに関しては俺もどうも思わねぇさ。だがな、昨日まであった体力や力がすっかり無くなっちまったらおかしいと思わねぇか？」} ^{>>　無くなった？} ^{>>　「嬢ちゃんは知らねえかもしれねえがな、騎士の鎧ってのはかなりの重さがあるんだ。それを来て動くだけで結構苦しいんだ。だがな、それを乗り越えて隊長になるんだ」} ^{>>　そりゃあ、そうだ。} ^{>　騎士のくせに、鎧が重くて動けないなんてそんなんジェフェリーくんだけだ。} 　ああ～、そいえばそう言う騎士がいましたね。　・・・・・・騎士と言っちゃあいけないか。 ^{>>　「だが、一日経っただけで奴は鎧も持ち運べなくなるようになった」} ^{>>　「確かにね、おかしな話ね」} ^{>>　筋肉ってのは使わなければどんどん衰えていくものだが、一日ではそうはならない。} ^{>>　「だぁろ？　しかも見た目はしっかりと体は鍛えられているのに。ありゃ、人間が違うんだよ。ドッペルゲンガーの化けぞこないのような・・・・・・な」} ^{>>　ドッペルゲンガーの化けぞこない・・・・・・よく聞くなぁ} ^{>　あれは、前振りだったのか？} 　いや、ふっと思い出して使ってみっちゃっただけ。　でも、前振りとしておきましょう。 ^{>>　「おかしいと思ったのならどうして、おっちゃんは何も調べないの？」} ^{>>　話を聞く限り、おっちゃんとゴヴァルは仲の良い同僚であったのであろう。} ^{>>　そんなにさわ変わり事が分かっているのなら、何か行動してもおかしくないのに・・・・・・。} ^{>>　「はっ。その後から、知り合いにさっぱり会わなくなってな。こっちから会いに行っても追い返される始末だよ」} ^{>　入れ替わったら、ヘンにぼろが出ないようにしているとも思えますな。} 　入れ替わっていたとしても、姿は変化していませんよ。　まあ、二年の内にずいぶん変わりまして、中年太りになりましたね。　・・・・・・設定では３５歳なのに ^{>>　「で、なんにもしてないわけ？」} ^{>>　「いんや、行動はしているさ。俺は何もしてないけどな」} ^{>>　酒を飲みつつ、外を見ている、おっちゃん。} ^{>>　「ラルイドさん」} ^{>>　「ここ最近は良い情報がえられだぜ！」} ^{>>　真面目な、読書家のような青年とその青年とは正反対の性格を持っていそうな青年が、おっちゃんに話しかけてきたのであった。} ^{>　なるほど、騎士は情報収集は得意じゃないからそう言うのが得意な人達に頼んだんですか。} 　いや、仲間の騎士ですよ。正し信用の出来る人ですが。　まあ、どちらの青年も２年間の内にそういう事が得意にはなりましたが ^{>　以上、kouでした} 　ｋｏｕさん、ありがとうございます。

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34889	赤と赤の狭間　ⅩⅩⅩⅶ	ホリ	2009/11/27 09:55:55
記事番号34831へのコメント　「よぉ、おめぇら」　この反応からして、このおっちゃんはライルドという名らしい　「・・・・・・もしかして、イグニス＝ライルドか？」　ゼルがそうおっちゃんに聞いた。　「おぉ？　にぃちゃん、俺の事知っているのかぁ」　「ゼル、知ってんの？」　ゴヴァルについて調べていたはずなのに？　「ゴヴァルについて調べていたら名が出て来たんだ。ゴヴァルと同じく２８歳で隊長になった、と」　「隊長って騎士の中でトップなんでしょ？　なんで二人もいるのよ？」　「ここは３０人ぐらいでチームを組んで、チームの中の一人が隊長になるんだ。一年程前に魔族が街を襲っただろ？　その時にも活躍したんだんだぜ。ちなみにトップは総隊長だ」　へぇ。　「ここの街には２つの騎士のチームがありましたよ。ところでライルドさん、この人達は？」　「ああ。まあ、上手くいったら協力してもらえそうだぜ？」　あたしは補佐はする気はないけど、話が良かったら協力したも良いともう。　強いて問題と言えば・・・・・・お宝を頂くのに文句を言ってきそうな気がするだけ。　気にはしないが。　「紹介するぜ。こいつらは俺とヴェントゥスの部下だ。裏切りはしねぇようにさせているから安心しろ」　裏切りを堂々と宣言する奴はいないような・・・・・・。　裏切る奴も大抵そう言うような気がしゅる　「僕はアレス＝エネレシィアです」　騎士って言うより、神官が似合いそうな人が丁寧にお辞儀をした。　「ガレット＝ラグノスだ。まっ、よろしくな」　こっちは騎士って言うより、剣士が似合いそうな兄ちゃんがそう言った。　「で、ライルドさん。この方達は旅人のようですが、どうしてゴヴァル元隊長について調べているのですか？」　「まっ、確かに旅人が国の伯爵について調べるなんかあまり考えられないなぁ」　「それを言ったら、あんた達だってあたし達の話に乗った振りをして、あたし達を捕まえるかもしれないじゃない!」　「ハッ!　捕まえられるかもって後ろぐれぇ事でもしたんだろ!」　「騎士よりも盗賊の格好が似合うあんたに言われたくないわよ!!」　なぁにが騎士だ。ハッ! 　「なんだが、ガレットさんはリナと性格が似ているようね」　「ああ。リナの言い分も分からないわけではないんだがな」　「あの二人組を見てると誰かを思い出すんだよなぁ～。誰だっけ？」　みんなが好き勝手に話す。　一気に騒がしくなる　「黙れ」　おっちゃんがそう言った。　その途端、ピッタッと静まりかえった。　声はそんなに凄い物ではないのだが、何というか雰囲気がさっきとはバッと変わったのだ。　さっきまでの雰囲気だとしら、その光景を笑いながら酒を飲んでいそうだった。　けど、今の雰囲気は・・・・・・。　「ガレット、こいつらは依頼を受けただけだ。疑うのはよせ」　「・・・はい」　さっきまで威勢の良かったのに、今はしかられた子犬のようだ。　ここまで変わると凄い。　おっちゃんはあたしの方を見る。　「嬢ちゃん、こいつは喧嘩腰でな、おちょくるのは楽しいかもしれないがほどほどにしてくれ」　「おちょくってはいないわよ。人をおちょくるのは好きだけど、今回は本心を言ったまでよ」　「まあ、そう思われても仕方がないな。・・・・・・だがな」　呂律はきちんと回っている。さっきまで酔っぱらっていたのが嘘のようだ。　「俺はあいつと約束があるんだよ。その約束を果たさなくてはいけねぇんだ」　そう言って、どこか遠くを見つめる　「騎士の誇りにかけて」　その瞳は、穏やかに燃える炎のようであった。　後でアレスさんが説明してくれたのだが、『騎士の誇り』ってのは命よりも重い物らしい。　あたしにはあんましよく分からないけど、それが彼等の考えなら協力しても良いと思った。　正し、そちらさんがなんと言おうと、あたしはお宝を頂くのだけど!

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34910	赤と赤の狭間　ⅩⅩⅩⅷ	ホリ	2009/12/3 10:50:23
記事番号34831へのコメント　おっちゃんことライルドさんとあたし達は協力する事になった。　裏切られたとしても、人数とか魔法とかであたし達の方が分が良い。　お宝を奪って、竜斬破【ドラグ・スレイブ】などをぶっ放せばあたし達はそれで良いのだ。　ライルドさん達はわりと良い情報を持っていて、色々便利な物である。　作戦をじっくりと考えるが、寝不足はお肌の敵なので今日は寝る！　正し、用事を一つ片付けてからであるが。　黄色と表現できる事は出来るが、金と表現した方がしっくりとくる月　寒さが身にしみる夜風に吹かれても、ただ笑っている　聖母の微笑みのような優しさもなければ、悪魔の微笑みとも違う　ただただ笑っている　決して瞳を見せる事もなく　瞳は見せる。　その時の思いも、考え事も。　一番分かり難くて、一番分かり易い。　彼にあるかは知らない。でも、自分には無い。　「何のようだ？」　扉の向こうで声が聞こえる。　気配を感じるのが上手いとしても、どうして用事があるかないかが分かるのかなぁ？　あたしはドアノブにも触れていないのだが・・・・・・。　「そりゃあ、依頼主の目的がなんなのかを確認しに来たのよ」　ルレアの部屋に入りながら、先程の返事をする。　シルフィールが施したであろう魔方陣の上で、いつものようにベットの上に座っている。　窓は開いていて、夜風が部屋の中に吹き込んでくる。　・・・・・・こいつ、１時間程前に寝ると言って部屋に入ったんじゃなかったのか？　そのはずなのに、服や髪は乱れていない　やっぱり訳の分からん奴だ　「それは私が竜族やエルフ族に会う理由か？」　よぉ～く分かっているじゃない！　「そうよ！それにもう一つ聞きたい事があるわよ!」　「答えられない、と言ってもあなたは聞くだろうな」　「分かっているなら、とっとと吐け!」　あんたに拒否権はない! 　溜息をつきつつ、ルレアは渋々口を開く。　「あなたが疑問に持っているように、私には魔族とかに関わりが深い」　それはだいたい分かっていた。　「それは分かっていたわよ。魔族が人間に変身できる事は普通は知らないはずだし、魔道を研究している人達でも、魔王とかはお話だけの世界と思う人が多い。・・・・・・それなりに高位の魔族に会わない限り」　ルレアはゼロスにあった時、魔族が人間に化けられる事知っていたような対応をした。　「だから、他の種族に会わなければならない。私のために」　きちんと答えてくれていないではないか・・・・・・　「もう一つ質問、あんたは何で歯切れの悪い答え方しかしない」　今の答えもとても歯切れの悪く、勘違いしやい答えだ。　「あなたも信用できない物に、大切な事を伝える事は出来ないだろう。あなたと私の関係は依頼した方とされた方というだけ」　―――――――信用なんて出来ないっということか　「この旅は、私という人間の問題。私の事をあれこれ疑っている貴女達に話せる事ではない」　そう言って、部屋を追い出されてしまった。　ルレアだけはどうも思うようにはいかない。　しかし、思った以上の情報を得たと思っても良いだろう　腑が煮立つぐらい怒ってはいるけど。　「ん～♪　ん～♪」　ベットの上で、寝っ転がりながら本を読んでいる。　「あともう少し～、あともう少し～」　あともう少しである。　あともう少しでなくした物が取り返す事が出来る。　「・・・・・・少しはリナさん達に協力しなくてはいけませんね～」　言いつけで、あまり魔法とかは使うなと言われているのだが、ここで取り逃がしては元も子もない。　「でも～」　大丈夫だろう。『人間相手には人間が一番良い』と聞いた。　何もしなくても、きっと取り戻してくれる。　それに、魔法を使ったら・・・・・・

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34912	Re:赤と赤の狭間　ⅩⅩⅩⅷ	セス	2009/12/5 11:08:07
記事番号34910へのコメントこんにちは、ホリさん。 ^> ^{>　おっちゃんことライルドさんとあたし達は協力する事になった。} ^{>　裏切られたとしても、人数とか魔法とかであたし達の方が分が良い。} ^{>　お宝を奪って、竜斬破【ドラグ・スレイブ】などをぶっ放せばあたし達はそれで良いのだ。} ・・・そんなことばっかりしているから怖がられるんだぞ、リナ。 ^> ^> ^{>　「何のようだ？」} ^{>　扉の向こうで声が聞こえる。} ^{>　気配を感じるのが上手いとしても、どうして用事があるかないかが分かるのかなぁ？} ^{>　あたしはドアノブにも触れていないのだが・・・・・・。} ^> ^{>　「そりゃあ、依頼主の目的がなんなのかを確認しに来たのよ」} ^{>　ルレアの部屋に入りながら、先程の返事をする。} ^{>　シルフィールが施したであろう魔方陣の上で、いつものようにベットの上に座っている。} ^{>　窓は開いていて、夜風が部屋の中に吹き込んでくる。} ^{>　・・・・・・こいつ、１時間程前に寝ると言って部屋に入ったんじゃなかったのか？} ^{>　そのはずなのに、服や髪は乱れていない} ^{>　やっぱり訳の分からん奴だ} ^{>　「それは私が竜族やエルフ族に会う理由か？」} ^{>　よぉ～く分かっているじゃない！} ^{>　「そうよ！それにもう一つ聞きたい事があるわよ!」} ^{>　「答えられない、と言ってもあなたは聞くだろうな」} ^{>　「分かっているなら、とっとと吐け!」} ^{>　あんたに拒否権はない!} ^{>　溜息をつきつつ、ルレアは渋々口を開く。} ^{>　「あなたが疑問に持っているように、私には魔族とかに関わりが深い」} ^{>　それはだいたい分かっていた。} ^{>　「それは分かっていたわよ。魔族が人間に変身できる事は普通は知らないはずだし、魔道を研究している人達でも、魔王とかはお話だけの世界と思う人が多い。・・・・・・それなりに高位の魔族に会わない限り」} ^{>　ルレアはゼロスにあった時、魔族が人間に化けられる事知っていたような対応をした。} ^{>　「だから、他の種族に会わなければならない。私のために」} ^{>　きちんと答えてくれていないではないか・・・・・・} ^{>　「もう一つ質問、あんたは何で歯切れの悪い答え方しかしない」} ^{>　今の答えもとても歯切れの悪く、勘違いしやい答えだ。} ^{>　「あなたも信用できない物に、大切な事を伝える事は出来ないだろう。あなたと私の関係は依頼した方とされた方というだけ」} ^{>　―――――――信用なんて出来ないっということか} ^{>　「この旅は、私という人間の問題。私の事をあれこれ疑っている貴女達に話せる事ではない」} ルレアさん・・・人間なんですね ^{>　そう言って、部屋を追い出されてしまった。} ^{>　ルレアだけはどうも思うようにはいかない。} ^{>　しかし、思った以上の情報を得たと思っても良いだろう} ^{>　腑が煮立つぐらい怒ってはいるけど。}

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34913	Re:赤と赤の狭間　ⅩⅩⅩⅷ	ホリ	2009/12/5 15:30:53
記事番号34912へのコメント ^{>こんにちは、ホリさん。} 　お久しぶりです、セスさん。 ^{>>　おっちゃんことライルドさんとあたし達は協力する事になった。} ^{>>　裏切られたとしても、人数とか魔法とかであたし達の方が分が良い。} ^{>>　お宝を奪って、竜斬破【ドラグ・スレイブ】などをぶっ放せばあたし達はそれで良いのだ。} ^{>・・・そんなことばっかりしているから怖がられるんだぞ、リナ。} 　でも、この性格は死んでも直らないでしょうね。 ^>> ^{>>　「何のようだ？」} ^{>>　扉の向こうで声が聞こえる。} ^{>>　気配を感じるのが上手いとしても、どうして用事があるかないかが分かるのかなぁ？} ^{>>　あたしはドアノブにも触れていないのだが・・・・・・。} ^>> ^{>>　「そりゃあ、依頼主の目的がなんなのかを確認しに来たのよ」} ^{>>　ルレアの部屋に入りながら、先程の返事をする。} ^{>>　シルフィールが施したであろう魔方陣の上で、いつものようにベットの上に座っている。} ^{>>　窓は開いていて、夜風が部屋の中に吹き込んでくる。} ^{>>　・・・・・・こいつ、１時間程前に寝ると言って部屋に入ったんじゃなかったのか？} ^{>>　そのはずなのに、服や髪は乱れていない} ^{>>　やっぱり訳の分からん奴だ} ^{>>　「それは私が竜族やエルフ族に会う理由か？」} ^{>>　よぉ～く分かっているじゃない！} ^{>>　「そうよ！それにもう一つ聞きたい事があるわよ!」} ^{>>　「答えられない、と言ってもあなたは聞くだろうな」} ^{>>　「分かっているなら、とっとと吐け!」} ^{>>　あんたに拒否権はない!} ^{>>　溜息をつきつつ、ルレアは渋々口を開く。} ^{>>　「あなたが疑問に持っているように、私には魔族とかに関わりが深い」} ^{>>　それはだいたい分かっていた。} ^{>>　「それは分かっていたわよ。魔族が人間に変身できる事は普通は知らないはずだし、魔道を研究している人達でも、魔王とかはお話だけの世界と思う人が多い。・・・・・・それなりに高位の魔族に会わない限り」} ^{>>　ルレアはゼロスにあった時、魔族が人間に化けられる事知っていたような対応をした。} ^{>>　「だから、他の種族に会わなければならない。私のために」} ^{>>　きちんと答えてくれていないではないか・・・・・・} ^{>>　「もう一つ質問、あんたは何で歯切れの悪い答え方しかしない」} ^{>>　今の答えもとても歯切れの悪く、勘違いしやい答えだ。} ^{>>　「あなたも信用できない物に、大切な事を伝える事は出来ないだろう。あなたと私の関係は依頼した方とされた方というだけ」} ^{>>　―――――――信用なんて出来ないっということか} ^{>>　「この旅は、私という人間の問題。私の事をあれこれ疑っている貴女達に話せる事ではない」} ^{>ルレアさん・・・人間なんですね} 　人間ですよ。少し変わった人間です。 ^{>>　そう言って、部屋を追い出されてしまった。} ^{>>　ルレアだけはどうも思うようにはいかない。} ^{>>　しかし、思った以上の情報を得たと思っても良いだろう} ^{>>　腑が煮立つぐらい怒ってはいるけど。} ^> 　セスさん、レスをありがとうございます。

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34915	Re:赤と赤の狭間　ⅩⅩⅩⅷ	フィーナ	2009/12/5 20:20:16
記事番号34910へのコメントこんばんは。おひさしぶりですホリさん。 ^{>　彼にあるかは知らない。でも、自分には無い。} ^{>　「何のようだ？」} ^{>　扉の向こうで声が聞こえる。} ^{>　気配を感じるのが上手いとしても、どうして用事があるかないかが分かるのかなぁ？} ^{>　あたしはドアノブにも触れていないのだが・・・・・・。} リナから放たれるそこはかとない邪気（笑）を感じ取ったからでしょうか？ ^{>　「それは分かっていたわよ。魔族が人間に変身できる事は普通は知らないはずだし、魔道を研究している人達でも、魔王とかはお話だけの世界と思う人が多い。・・・・・・それなりに高位の魔族に会わない限り」} そう考えてみると、ルレアよりリナのほうが人間ばなれしてる…なんでもないです。 ^{>　「あなたも信用できない物に、大切な事を伝える事は出来ないだろう。あなたと私の関係は依頼した方とされた方というだけ」} ^{>　―――――――信用なんて出来ないっということか} リナさんリナさん。あなたの日ごろの行いを見てみれば無理からぬことだと。 ^{>　「ん～♪　ん～♪」} ^{>　ベットの上で、寝っ転がりながら本を読んでいる。} ^{>　「あともう少し～、あともう少し～」} ^{>　あともう少しである。} ^{>　あともう少しでなくした物が取り返す事が出来る。} 取り返すということは、フィアですか彼女は。 ^{>　「・・・・・・少しはリナさん達に協力しなくてはいけませんね～」} ^{>　言いつけで、あまり魔法とかは使うなと言われているのだが、ここで取り逃がしては元も子もない。} 取り逃がす？『なに』を取り逃がすのか。それとも『誰』かを？ ^{>　「でも～」} ^{>　大丈夫だろう。『人間相手には人間が一番良い』と聞いた。} ^{>　何もしなくても、きっと取り戻してくれる。} ^{>　それに、魔法を使ったら・・・・・・} 魔法を使ったら彼女のみに異変が起きる？それとも『今は』使えないのでしょうか。重要な何かを奪われたといっていましたが。展開が読めなくなってきました。楽しみにしています。

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34916	Re:赤と赤の狭間　ⅩⅩⅩⅷ	ホリ	2009/12/5 23:22:59
記事番号34915へのコメント ^{>こんばんは。おひさしぶりですホリさん。} 　こんばんは、フィーナさん。お久しぶりですね。 ^{>>　彼にあるかは知らない。でも、自分には無い。} ^{>>　「何のようだ？」} ^{>>　扉の向こうで声が聞こえる。} ^{>>　気配を感じるのが上手いとしても、どうして用事があるかないかが分かるのかなぁ？} ^{>>　あたしはドアノブにも触れていないのだが・・・・・・。} ^{>リナから放たれるそこはかとない邪気（笑）を感じ取ったからでしょうか？} 　そう言われるとそうな気がするのは、リナだからでしょうね(笑) ^{>>　「それは分かっていたわよ。魔族が人間に変身できる事は普通は知らないはずだし、魔道を研究している人達でも、魔王とかはお話だけの世界と思う人が多い。・・・・・・それなりに高位の魔族に会わない限り」} ^{>そう考えてみると、ルレアよりリナのほうが人間ばなれしてる…なんでもないです。} 　全く、その通りです!(きっぱり)　あいたぁぁ！ ^{>>　「あなたも信用できない物に、大切な事を伝える事は出来ないだろう。あなたと私の関係は依頼した方とされた方というだけ」} ^{>>　―――――――信用なんて出来ないっということか} ^{>リナさんリナさん。} ^{>あなたの日ごろの行いを見てみれば無理からぬことだと。} 　むしろ、信頼をしているガウリイの方が凄い。 ^{>>　「ん～♪　ん～♪」} ^{>>　ベットの上で、寝っ転がりながら本を読んでいる。} ^{>>　「あともう少し～、あともう少し～」} ^{>>　あともう少しである。} ^{>>　あともう少しでなくした物が取り返す事が出来る。} ^{>取り返すということは、フィアですか彼女は。} 　フィアです。 ^{>>　「・・・・・・少しはリナさん達に協力しなくてはいけませんね～」} ^{>>　言いつけで、あまり魔法とかは使うなと言われているのだが、ここで取り逃がしては元も子もない。} ^{>取り逃がす？} ^{>『なに』を取り逃がすのか。それとも『誰』かを？} 　フッフッフッフ～。この質問は意味ありげに笑っていましょう。 ^{>>　「でも～」} ^{>>　大丈夫だろう。『人間相手には人間が一番良い』と聞いた。} ^{>>　何もしなくても、きっと取り戻してくれる。} ^{>>　それに、魔法を使ったら・・・・・・} ^{>魔法を使ったら彼女のみに異変が起きる？} ^{>それとも『今は』使えないのでしょうか。} 　『今は』使えないんですよ。 ^{>重要な何かを奪われたといっていましたが。} ^{>展開が読めなくなってきました。楽しみにしています。} 　フィーナさん、ありがとうございます。　ただ、直接的なところは王道というか、ありがちな話です。　間接的なところをうま～くさせ、話をこらすのに時間が掛かっているところではあります。　続きを気長に待っていてください。　以上、ホリでした。

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34924	赤と赤の狭間　ⅩⅩⅩⅸ	ホリ	2009/12/7 17:29:50
記事番号34831へのコメント　「おっちゃん」　朝食を頼み終えた後、あたし自身でもどうかと思う顔でおっちゃんに質問する。　「あ？　嬢ちゃんどうかしたのか？」　どうかしたもこうもしたもじゃない！　「今日が休日だってのも昨日聞いた！　だけどね、朝っぱらから酒を飲むのはどうなのよ!」　トローンとした顔、ほのかに赤みを帯びている。　「アル中か、あんたは!」　騎士の隊長がそれで良いのか! 　「あんな、ヴェントゥスの事を一番知っていて、何かしら行動をしそうなのは誰だ？」　「あんたじゃないわね!」　すっごくイライラしてくる。　「そう、相手にそう思わせるためだよ」　酒を飲みながら、おっちゃんはそう言った。　「調べている事をばれてしまえば、こっちにとってかなり不利。だから、ばれねぇように俺は二年間酒飲み野郎になってんだよ。まあ、仕事はしっかりとしているけどな」　「はい？」　「あんな、ヴェントゥスには両親がいねぇ。育て親もだ。あいつの事を心配する奴なんて騎士の仲間ぐらいだ」　おっちゃんがいちいち最初から説明してくれる。　「でもな、騎士の仲間のほとんどが別の街に住んでいる。ってことは、ゴヴァルを調べる奴は俺ぐらいしかいねぇんだよ」　長い話を聞いている間に朝食が届いた　「ふぉふぇふぇ？」　軽い食事をとりながらおっちゃんの話を聞く。　「・・・・・・嬢ちゃん、35にもなって結婚もしてねぇおれが言える立場じゃないがな、それじゃあ結婚できねぇぞ」　「あんふぁにいふぁふぇふぁふふぁひ!　ふぉふぇふぃ、あふぁひふぁあひふぉふぁふぁふぉあひゃひふぉふふぃにふぁるふぃふぉふぁふぃふぃ」　「そりゃそうだが、マナーは守った方が良いと思うぞ」　隣に座っていたアメリアがおっちゃんを見る。　「よく会話が通じますね。私は何が何だかさっぱりですよ」　「ああ、まあ何となくだがな」　「お？　アメリアは分からないのか？　普通に分かるだろ」　ガウリイが首をかしげる。　「私は一般の人ですから」　苦笑いをするアメリア。王族が何を言う！　「・・・・・・話を戻そう。ゴヴァルの奴は知られたくねぇんだ。なら、どうするかはだいたい分かるだろ」　「あんたを探る」　頷きながらおっちゃんは水を飲む。　「一年間ぐらいは調べていたぜ。休みも仕事中もなぁ」　「誰も不審に思わなかったのですか？」　「相手は一流のようだったぜ？　気づいた奴は数少ない。こいつらも気づいていなかったしな」　と、アレスとガレットの二人を見る。　少し、恥ずかしそうな顔をしている二人がいた。　「あれを気づいた人って本当に腕の良い方々だけでしたよ」　「ハッ!　あれぐらい気づけ。お前等と側にいる時は分かり易かったんだぜ？」　「んな、無茶な～」　どうやら、おっちゃんはそれなりに強いらしい。　「そんな間はこいつらを使っていたんだよ。ま、こいつらは騎士だから、情報集めは下手くそだし、かといって他に信用できる奴はいねぇし」　「そしってあっという間に二年が過ぎた・・・・・・とでも？」　「その通り。いやぁ、我ながら情けない」　「あのさ、ゴヴァルはもう剣をまともに使えないんでしょ？　なら、やっつけられるのって簡単じゃないの？」　それを忘れていたのではないかと思ったのだが、おっちゃんは意味ありげに笑うのであった。　「あともう少しで情報のほとんどをてにいれられます。準備もほとんど完成しました」　操り人形のように表情が変わらない。　「あともう少しですね」　「ええ。しかし、こんな三流の話を混ぜれた事で私という存在を消し、準備期間を与えてくれます」　そして残酷で無表情。　「しかし、リナさん達が依頼を受けるとよく分かりましたね」　確かにあのがめついリナさんなら・・・・・・とは思っているのだが、会ってしばらくの人が分かるとは思えない。分かり易い人ではあるが　「人間の感情って言うのは瞳を見れば分かります。それに、どんなに過去を隠したとしても私の力を使えばいいのです」　「そうですね。あなた・・・あなた程魔族の中で人間の感情を知るものはいないでしょうね」　「私という存在はそう言う道具ですから」　自分よりも明らかに劣っているものを知る・・・・・・魔族の中でも変な存在であろう。　しかし、自分を知っていたとしても、敵を知らなければ作戦は上手くはいかない。　こういう存在も必要であろう　「では、ウェスさん。また『次』に会いましょう」

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34927	Re:赤と赤の狭間　ⅩⅩⅩⅸ	セス	2009/12/7 22:40:07
記事番号34924へのコメントこんばんは、ホリさん。 ^{>　「・・・・・・嬢ちゃん、35にもなって結婚もしてねぇおれが言える立場じゃないがな、それじゃあ結婚できねぇぞ」} ^{>　「あんふぁにいふぁふぇふぁふふぁひ!　ふぉふぇふぃ、あふぁひふぁあひふぉふぁふぁふぉあひゃひふぉふふぃにふぁるふぃふぉふぁふぃふぃ」} ・・・何か・・・人外の言語で喋っているみたいですね ^{>　「そりゃそうだが、マナーは守った方が良いと思うぞ」} ^{>　隣に座っていたアメリアがおっちゃんを見る。} ^{>　「よく会話が通じますね。私は何が何だかさっぱりですよ」} ^{>　「ああ、まあ何となくだがな」} ^{>　「お？　アメリアは分からないのか？　普通に分かるだろ」} ^{>　ガウリイが首をかしげる。} さすが、知性と引き換えにケダモノの直感を手にした男（笑 ^> ^{>　「あともう少しで情報のほとんどをてにいれられます。準備もほとんど完成しました」} ^{>　操り人形のように表情が変わらない。} これは相手の女性の姿をした魔族のほうでしょうか？ ^{>　「あともう少しですね」} ^{>　「ええ。しかし、こんな三流の話を混ぜれた事で私という存在を消し、準備期間を与えてくれます」} ^{>　そして残酷で無表情。} ^{>　「しかし、リナさん達が依頼を受けるとよく分かりましたね」} ^{>　確かにあのがめついリナさんなら・・・・・・とは思っているのだが、会ってしばらくの人が分かるとは思えない。分かり易い人ではあるが} ^{>　「人間の感情って言うのは瞳を見れば分かります。それに、どんなに過去を隠したとしても私の力を使えばいいのです」} ^{>　「そうですね。あなた・・・あなた程魔族の中で人間の感情を知るものはいないでしょうね」} そーゆー君も人間の感情読んだりするのはうまいと思うが・・・ ^{>　「私という存在はそう言う道具ですから」} ^{>　自分よりも明らかに劣っているものを知る・・・・・・魔族の中でも変な存在であろう。} ^{>　しかし、自分を知っていたとしても、敵を知らなければ作戦は上手くはいかない。} ^{>　こういう存在も必要であろう} ^> ^{>　「では、ウェスさん。また『次』に会いましょう」} ^> ^>

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34929	Re:赤と赤の狭間　ⅩⅩⅩⅸ	ホリ	2009/12/8 11:23:17
記事番号34927へのコメント ^{>こんばんは、ホリさん。} 　こんにちは、セスさん。 ^{>>　「・・・・・・嬢ちゃん、35にもなって結婚もしてねぇおれが言える立場じゃないがな、それじゃあ結婚できねぇぞ」} ^{>>　「あんふぁにいふぁふぇふぁふふぁひ!　ふぉふぇふぃ、あふぁひふぁあひふぉふぁふぁふぉあひゃひふぉふふぃにふぁるふぃふぉふぁふぃふぃ」} ^{>・・・何か・・・人外の言語で喋っているみたいですね} 　そうですね。書いていた時には何を言っていたのか分かったのですが、一晩過ぎたら何を言っているのかさっぱり・・・・・・ ^{>>　「そりゃそうだが、マナーは守った方が良いと思うぞ」} ^{>>　隣に座っていたアメリアがおっちゃんを見る。} ^{>>　「よく会話が通じますね。私は何が何だかさっぱりですよ」} ^{>>　「ああ、まあ何となくだがな」} ^{>>　「お？　アメリアは分からないのか？　普通に分かるだろ」} ^{>>　ガウリイが首をかしげる。} ^{>さすが、知性と引き換えにケダモノの直感を手にした男（笑} 　笑うところか苦笑いするところか分からない所ですね。 ^> ^> ^>> ^{>>　「あともう少しで情報のほとんどをてにいれられます。準備もほとんど完成しました」} ^{>>　操り人形のように表情が変わらない。} ^{>これは相手の女性の姿をした魔族のほうでしょうか？} 　そうです。そう言えば書き忘れていましたね。 ^{>>　「あともう少しですね」} ^{>>　「ええ。しかし、こんな三流の話を混ぜれた事で私という存在を消し、準備期間を与えてくれます」} ^{>>　そして残酷で無表情。} ^{>>　「しかし、リナさん達が依頼を受けるとよく分かりましたね」} ^{>>　確かにあのがめついリナさんなら・・・・・・とは思っているのだが、会ってしばらくの人が分かるとは思えない。分かり易い人ではあるが} ^{>>　「人間の感情って言うのは瞳を見れば分かります。それに、どんなに過去を隠したとしても私の力を使えばいいのです」} ^{>>　「そうですね。あなた・・・あなた程魔族の中で人間の感情を知るものはいないでしょうね」} ^{>そーゆー君も人間の感情読んだりするのはうまいと思うが・・・} 　まあ、ゼロスよりも知っていると言う意味です ^{>>　「私という存在はそう言う道具ですから」} ^{>>　自分よりも明らかに劣っているものを知る・・・・・・魔族の中でも変な存在であろう。} ^{>>　しかし、自分を知っていたとしても、敵を知らなければ作戦は上手くはいかない。} ^{>>　こういう存在も必要であろう} ^>> ^{>>　「では、ウェスさん。また『次』に会いましょう」} ^>> 　セスさん、レスをありがとうございます。

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34936	赤と赤の狭間　ⅩＬ	ホリ	2009/12/10 20:17:28
記事番号34831へのコメント　「あ、ゴヴァルの奴は警備を普段通りに戻したようだぜ？」　「はやっ!」　警備の金の方が惜しくなったらしい。　「ま、ゴヴァルらしいな」　「最近はどんだけ金にがめついのよ？」　「あ？　嬢ちゃんとどっこいどっこい？　いや、あいつの方が汚ねぇだろうな」　「ふ～ん？」　右手を固く握りしめ、左手に打ち込む。かなり、乾いた良い音が辺りに響く　「あんな、嬢ちゃんはそう言われて腹立っているの走ってるが訂正するつもりはないぜ。第一、嬢ちゃんの狙いはゴヴァルが今まで奪ってきた宝を奪う事だろ。似たり寄ったりじゃねえか」　「なっ！」　「リナ、今更驚く事じゃないじゃない。リナが強欲なのは当たり前の事なのに」　「うんうん、そうだぞ!」　アメリアとガウリイはあたしの一言に違う方向で抗議をする。腑が煮立っているが、　「何で、お宝を頂戴する事を知っているのよ!」　あたしはおっちゃん達には一言も言ってない。　「あ？　嬢ちゃん、俺は伊達に年はとってないって事だよ」　「それ以前にリナは何を考えているのか顔に出ている時がありますよ。特に良からぬ事を考えている時に」　大きなお世話だ! 　「ゴヴァルの性格と騎士達の警護の仕切り・・・あとはあそこのチームの指揮からして・・・・・・、2・・・いや、3日後だな」　「・・・・・・何がだ？」　質問をするガウリイ。　「兄ちゃん、脳みそを使わねえと色々大変だぞ。剣を使えなくなってみろ、お前なんぞ飯喰うだけの迷惑野郎だ」　「・・・・・・？　・・・・・・おお、大変だ!」　分かっているのだろうか？　「脳みそがサビちまってるぞ、こいつ」　「ガウリイさんの事は今更の事なので気にしなくて良いですよ、イグニスさん」　「・・・・・・そうか」　哀れなものを見るようにガウリイを見るおっちゃんであった。　「で、話を戻すが、三日後の夜・・・深夜４時辺りがいいな」　「ずいぶん遅い時間帯ね」　「交代時間の１・２時間前になるとどうも上手くいかないんだよ。それに朝近くだから安心しちまってる奴もいるからな」　「へえ」　こういうのは現場で体験した奴しか分からない事だ。　「必要な物は・・・・・・基本的な物とお菓子を用意してくれ」　「お菓子ぃ？」　「ああ、日持ちするお菓子」　なぜに？　「・・・・・・あんたがお金を払え！」　「ああ、良いぜ。ただ、俺は買いには行けねぇからな」　よし、基本的な物もおっちゃんの金で買おう！　「ゴヴァル様、ライルドのしっぽをつかみました」　「やっとしっぽを出したか！」　身を乗り出して、あさはかな笑みを浮かべる。　「ええ。旅人と一緒ではありましたが」　「チッ」　あからさまに舌打ちをする。　「まあいいさ」　「ええ。旅人は追い出せばいいでしょう」　お互いに笑みを浮かべ合う。　腹黒い事を考えているのは一目で分かるのは言うまでもない。　ガウリイとアメリアとあたしは買い物に。お菓子と基本的な物を持ち運びするのはきついのだ。それに、店を見つけるのはガウリイの目があった方が早い。　アレスとガレットは最終調査。　お馬鹿なフィアはシルフィールと人間世界のお勉強している。　ゼルとおっちゃんと・・・・・・ルレアはなにやら話していた。何を話しているかは知らない、教えてくれなかった。　「別にスケベな話とか、嬢ちゃんとかの文句を言ってる訳じゃねえから安心しろ」　と言っていたのだが。

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34948	赤と赤の狭間　ⅩＬⅰ	ホリ	2009/12/15 14:27:52
記事番号34831へのコメント　『【何かを得るには何かを失わなければならない　　何かを失ったのなら、いつか何かを得られる】　　そう聞いた事がある　　　　―――貴方は何を得たのでしょうね？　　その人はそう呟いた　　得たものが良いものなのかは個体それぞれの考え方だ』　買い物から帰ってくると、　「寿命短い～」　「え゛」　フィアにいきなしンな事を言われた。　「魔力少ない～・・・・・・」　「・・・・・・。」　となにやら言いながら、こめかみを指で押さえているフィアがいた。　「・・・・・・何してるの？」　「お勉強の復習です」　にっこりと微笑むシルフィール。　「リナさんは短気、大食らい、盗賊殺し～【ロバーズ・キラー】・・・・・・」　「な・に・を・し・て・い・る・の!!」　「普通の人とリナさんの違いについてですよ」　今度は少し邪悪気味に微笑むシルフィール　「フィアさん、普通の人がリナさんのような人物だと勘違いをしていまして。・・・・・・さすがにゼルガディスさんの姿に関してはきちんとした理解はしていましたが」　「ほぉぅ？」　「メンフィスさんの尊敬している人物はたぶん人間、人間じゃないかもしれない～・・・・・・」　あれは人間じゃないと思う。　「その方は話を聞いた時は何か新しい生命物体かと思いました。リナさんも話を聞けば分かりますよ」　「あー」　対応に困ったのでおっちゃんの方へと行く。　「お菓子に基本的なものを買ってきたわよ。おっちゃんの金で買ったから良いけど、お菓子を何に使うのよ」　お菓子を机の上に置く。ドンッと音が鳴ったので、少し多すぎたようだ　「忍び込んだ後、宝物庫手前になったら渡してくれ」　「今、自分で持っとけばいいでしょうが!」　何であたしがしなくちゃいけないのよ！　「・・・・・・基本的なものをこっち持ちにしてやったんだぜ？　それに、宝物庫にある奴をお前等がどうしようと止めやしないとまで言ったんだぜ？　利益を考えれば、それぐらい軽いんじゃないのか」　うぐぅ！　気付いていたのか・・・‥。　「で、でも、いたいけな乙女にこんなに多いお菓子の量を持たせるのはどうかと思うわよ!　騎士道がちっとも感じられないわよ!」　「・・・・・・食事を３０人前ぺろりと食べて、凶悪な盗賊をぶちのめして宝を奪っている奴がいたいけな乙女なら、盗人だっていたいけな奴さ」　「はい～！　先生、『いたいけ』って何ですか～？」　フィアが頭をかしげる。　「えっとですね、『いたいけ』とは幼くて可愛らしい様、痛々しさを感じさせる様の事です。リナさんが言った『幼気』は幼くて可愛らしい様の事です」　シルフィールがわざわざ教える。　「後、お前が倒した盗賊もそうだろうな」　「この場合の『いたい気』は痛々しさを感じさせる様の事です」　「はい～。わかりました～」　授業をしてどうする。頭の中でチャイムが鳴る。・・・・・・聞いた事はないのだが。　「ライルドさん、なにか色々と話が脱線しているようですよ」　「おお、アレスか」　「こっちは隊長に頼まれて調べていたのに、隊長は暢気にしていますねぇ」　溜息をつきながらあたし達とおっちゃんを見るガレット。　「そうかぁ？」　間の抜けた声、これでは暢気を言われても仕方がない。　「しかし、協力し合おうってのにお互いを出し抜こうとしている面があって大丈夫でしょうかね？」　アレスが尋ねる。　「ま、大丈夫じゃないか？　一番アレなのは話を付けておいたし」　頭をかきながらあたし達を見る。　「・・・・・・アレって何よ？」　何故、ハッキリと言わない？　「面倒な奴」　「リナの事ですね」　「だな」　うんうんと頷き合う、アメリア達。　・・・・・・あたしの日頃の行いは悪いと言ってるが、それならこいつらも悪いと思う。

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35003	赤と赤の狭間　ⅩLⅱ	ホリ	2010/1/12 15:29:07
記事番号34831へのコメントすっごくおひさしぶりのような気がするホリです。なかなか、ネタが浮かばなくなって困っていたのと行事が重なっていました。 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 　①囮組（ガウリイ・アメリア・ルレアの三人。何故かおっちゃんがルレアを入れた）が屋敷の外で大暴れをする。　②あたし達（フィア・ゼル・おっちゃん・あたし）達が中を捜索、目的のものを手に入れる　③アレスとガレットは警備の方で周りを混乱させる。　と言う辺りである。　もっと細かい計画なのだが、そこら辺は省略する。　「なんでルレアを入れるわけ？」　「囮が二人は少ないだろうが」　そ、それはそうなのだが、　「おっちゃんとかアレスとかガレットがいるでしょうが!」　「俺達に仕事を失えって言うのか？　あ゛？」　うーみゅ。ゼルが囮では目立つしなぁ・・・・・・　「なら、嬢ちゃんが囮組に入れば良いんだが？　派手な魔法は嬢ちゃんが上手いだろ？」　「いや！」（即答）　目の前にあたしのお宝が待っているのに、それをみすみす捨てるなんて商人の魂が廃る！　「だろ？　なら、あいつが無難だろ。エルフの嬢ちゃんも問題があるし」　「で、でも、おっちゃんは知らないだろうけど、あいつアッサリとさらわれるような奴よ」　ここで依頼人が捕まったら、報酬が・・・・・・　「あれは・・・・・・貴方の相棒を囮にされていたから・・・・・・少し・・・・・・無」　「おお、すまんな!」　ガウリイがルレアに言う。　そうだった。こいつ、眠れない人用の食事を食べて爆睡していたたんだった・・・・・・。　「で、でも、強くはなさそうよ」　「あ？　こいつ、剣も魔法もかなり使えるぞ」　へ？　どういう事？　あんた神官の勉強をしているはず　「・・・・・・神官の勉強をしているのは育て親からの薦め。・・・・・・こんな身体だからもある・・・だろうな・・・・・・」　ああ、白魔法が必要だって言ってたな。　「魔道は知識欲に駆られて・・・・・・だろうな。カオス・ワーズの意味も分かるからそれなりに腕はあるらしいが、あまり黒魔法は得意ではないな」　へえ、黒魔法も使えるって事か。　「剣は・・・・・・魔道よりも白魔法よりも・・・・・・得意・・・かな？」　「ガレットやアレスより剣の腕は確かだぜ？」　「「え！」」　ショックを受けている二人。　まあ、１７・８そこらで一般人のルレアが２５・６の剣と盾で生活を立てている二人よりも上なのは・・・・・・彼等は悲しい事であろう。　「で、これでも文句があるか？」　「まあ、それなら良いけど・・・」　ただ、あまり信用が出来ないのは確かだけど。　「じゃ、ちょっくら外に散歩へ行く」　おっちゃんは手を振って店の外へと出る。　「・・・・・・作戦会議中だったんではないんでしょうか？」　アメリアが首をかしげる　「だいたいは話し合ったから、後は俺達だけでも良いだろう」　「あ！　買い物言ってた時に話していたことってそれの事？」　頷くゼル。　ルレアがいたのは、協力をお願いしたのだろう。　「大まかな説明は先程をしたから良いだろう。次は細かなところだ」　「おっちゃんは知っているの？」　「ああ、だいたいはな。変更部分は後で伝えればいいだろう」　「そうね」　と言うより、何でおっちゃんはいきなし散歩をしているのか　「囮組は派手で殺傷性の少ない魔法などを使う。ライルドの話によると、騎士達が持っている剣や防具はあまり良くないらしい。ま、兵士達がやる気がないからそうらしい」　「俺はどうするんだ？」　手を挙げるガウリイ　「旦那は兵士の剣とかを破壊すればいいだろ。魔法は近距離ですると自分も危ないからな」　「おう、それなら俺でも出来るな」　ま、ガウリイには魔法は無理だな。素質以前に記憶力が問題だ　「囮組はあらかた派手に攻撃したら、最後辺りにアレス達がやってくる。そしたら逃げればいい」　「アレスさん達が来た時にすぐ分かるかは分からないんですけど・・・・・・」　「それは心配しなくて良いですよ。ガレットは戦闘する時は凄く目立ちますから」　ちろっとガレットを見るアレス。　素知らぬ顔で口笛を吹くガレット。　「・・・・・・俺達の方は宝物庫に言って、必要なものを見つけ出す。ライルドの方は後は自分でどうかするそうだ。アレス達はどうすればいいか知っているだろ？」　「ええ。なので僕等は普段通りに戻りますよ。あまり長居していると怪しまれますから」　「じゃあな～」　騎士二人組はそのまま店を去っていった。　夕日が店の中に入ってきた。

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35005	Re:赤と赤の狭間　ⅩLⅱ	kou	2010/1/12 21:37:41
記事番号35003へのコメント ^{>すっごくおひさしぶりのような気がするホリです。} 　お久しぶりです。ホリさん。kouです。　中々、更新されなくて寂しかったですよ。 ^{>なかなか、ネタが浮かばなくなって困っていたのと行事が重なっていました。} 　たしかに、年末年始は忙しいですから……。　kouは、きっちり書いていたけれど……。 ^{>　うーみゅ。ゼルが囮では目立つしなぁ・・・・・・} 　おとりは目立つからこそ意味があるのでは？ ^{>　「なら、嬢ちゃんが囮組に入れば良いんだが？　派手な魔法は嬢ちゃんが上手いだろ？」} ^{>　「いや！」（即答）} ^{>　目の前にあたしのお宝が待っているのに、それをみすみす捨てるなんて商人の魂が廃る！} 　いや、リナのお宝じゃないし…… ^{>　「だろ？　なら、あいつが無難だろ。エルフの嬢ちゃんも問題があるし」} ^{>　「で、でも、おっちゃんは知らないだろうけど、あいつアッサリとさらわれるような奴よ」} ^{>　ここで依頼人が捕まったら、報酬が・・・・・・} ^{>　「あれは・・・・・・貴方の相棒を囮にされていたから・・・・・・少し・・・・・・無」} ^{>　「おお、すまんな!」} ^{>　ガウリイがルレアに言う。} 　ガウリィ……元気よくいうなよ

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35014	Re:赤と赤の狭間　ⅩLⅱ	ホリ	2010/1/22 08:56:43
記事番号35005へのコメント ^{>>すっごくおひさしぶりのような気がするホリです。} ^{>　お久しぶりです。ホリさん。kouです。} 　そしてレスもずいぶん更新しなかったという酷いホリです。　すいません・・・・・・。 ^{>　中々、更新されなくて寂しかったですよ。} ^{>>なかなか、ネタが浮かばなくなって困っていたのと行事が重なっていました。} ^{>　たしかに、年末年始は忙しいですから……。} ^{>　kouは、きっちり書いていたけれど……。} ^{>>　うーみゅ。ゼルが囮では目立つしなぁ・・・・・・} ^{>　おとりは目立つからこそ意味があるのでは？} 　でも、捕まったら元も子もないですし、依頼を受けたのはゼルなんですから。 ^{>>　「なら、嬢ちゃんが囮組に入れば良いんだが？　派手な魔法は嬢ちゃんが上手いだろ？」} ^{>>　「いや！」（即答）} ^{>>　目の前にあたしのお宝が待っているのに、それをみすみす捨てるなんて商人の魂が廃る！} ^{>　いや、リナのお宝じゃないし……} 　まあ・・・・・・ ^{>>　「だろ？　なら、あいつが無難だろ。エルフの嬢ちゃんも問題があるし」} ^{>>　「で、でも、おっちゃんは知らないだろうけど、あいつアッサリとさらわれるような奴よ」} ^{>>　ここで依頼人が捕まったら、報酬が・・・・・・} ^{>>　「あれは・・・・・・貴方の相棒を囮にされていたから・・・・・・少し・・・・・・無」} ^{>>　「おお、すまんな!」} ^{>>　ガウリイがルレアに言う。} ^{>　ガウリィ……元気よくいうなよ} 　ガウリイは場の雰囲気が読めません。　レス、ありがとうございました。

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35015	Re:赤と赤の狭間　ⅩLⅲ	ホリ	2010/1/22 09:05:07
記事番号34831へのコメント　屋敷に入る方法をだいたい決めた後、　「あたしが何をとろうと何も言わないでよ」　「私に言う権利はないでしょう～。私の物さえ取らなければいいですよ～」　にこりと笑顔で言うフィア　物わかりの良い奴は使いやすい　「・・・・・・その話より作戦の話が先だ」　「ガウリイ達が騒ぎ始めたら潜入する。その後は宝物庫へと向かって宝物を手に入れる」　「ま、だいたいその辺りだ」　なら説明をしなくても分かるような・・・・・・　「あ、おっちゃんにお菓子渡すよう頼まれた」　いちいちそんな事を聞きたいのか？　と思うのだが一応言っておく　「俺はそういう事を聞きたい訳じゃない。変更したい部分とかはないかと聞こうとしたんだ」　「ん～、まあ変更しなくても良いんじゃないの？　どんなに細かく決めていたとしても、どうしようもならない事も起こるかもしれないし」　要は臨機応変である　「そういうのは分かっているさ。一応確認しただけだ」　「じゃ、作戦会議終了って事で」　その後、おっちゃんが帰ってきた。　ゼルとなにやら色々と話していたが、先程の分だろう。　その後の数日の間、アレスとガレットは一度もこなかった。　あたし達はそれぞれのんびりと過ごした。　強いて忙しかったのはシルフィールとフィアで、授業をしていた。　ガウリイにも聞かせたようなのだが、若ボケしたエルフよりも記憶力が低いので、あまり意味はなかったようである。　何とか覚えた事は　「エルフやでかいトカゲ達は長生きなんだな」　と言う、基本的な事であった。　シルフィールはそんな事も知らないとは思ってもみなかったようで、ポカーンとしていた。　「すべて分かりました」　銀の髪、碧の目。綺麗な顔立ちの女性・・・・・・の姿をした魔族　「では、もう僕はここにいなくても良いわけですね」　「ええ、ありがとうございました。で、どうでしたか？」　能面を被ったように、表情の変化は全くみられない。　「調べているときはとても冷静なんですね」　「人間の感情を持ったまま調べると、正しい情報を得る事が出来なくなりますからね。演技とわけるためにもこうしているんですよ、私は」　魔族の感情を持ったままでも大変ですし・・・・・・とぽつりと呟く。　「さて、準備もすんだ事ですし」　ちろっと宿屋をみる。　人々のほとんどは寝静まっている。　何部屋かが灯りをついているが、それは彼女等であろう。　「あとは、気長に待ちましょう。準備はいくらしてもいいんですから。思わぬ方向へと行ってしまう事もあるんですし」　「まあ、いくら準備をしていても、実際は思うようにいきませんがね」　「そうですね」　淡々と話す。　「・・・・・・ところで私の存在は気づかれていないですよね？」　「それはないと思いますよ。強いて今、リナさん達が魔族を気にしているとしたら僕でしょうし」　「そうですね。私は見ているだけですから」　そう、私という存在を消す必要がある。　いや、気づいてはいる者も居るだろうが、あくまで一輪の花のように無害な存在にしなければ。　「そろそろ、私も表で動いた方がいいですね」　さて、目的のためにも・・・・・・

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35019	Re:赤と赤の狭間　ⅩLⅲ	フィーナ	2010/1/23 22:14:22
記事番号35015へのコメントこんばんは。ホリさん。おひさしぶりです。 ^{>　「ん～、まあ変更しなくても良いんじゃないの？　どんなに細かく決めていたとしても、どうしようもならない事も起こるかもしれないし」} ^{>　要は臨機応変である} 臨機応変とかいて、いーかげんと読む。 ^{>　ガウリイにも聞かせたようなのだが、若ボケしたエルフよりも記憶力が低いので、あまり意味はなかったようである。} ^{>　何とか覚えた事は} ^{>　「エルフやでかいトカゲ達は長生きなんだな」} ^{>　と言う、基本的な事であった。} ガウリイさん……知識が少し増えてよかったですね（呆）すぐ忘れそうな気がしますけど。 ^{>　「すべて分かりました」} ^{>　銀の髪、碧の目。綺麗な顔立ちの女性・・・・・・の姿をした魔族} ^{>　「では、もう僕はここにいなくても良いわけですね」} ^{>　「ええ、ありがとうございました。で、どうでしたか？」} ^{>　能面を被ったように、表情の変化は全くみられない。} ^{>　「調べているときはとても冷静なんですね」} ^{>　「人間の感情を持ったまま調べると、正しい情報を得る事が出来なくなりますからね。演技とわけるためにもこうしているんですよ、私は」} ^{>　魔族の感情を持ったままでも大変ですし・・・・・・とぽつりと呟く。} 人間と魔族の感情を持つ…ということでしょうか。 ^{>　「さて、準備もすんだ事ですし」} ^{>　ちろっと宿屋をみる。} ^{>　人々のほとんどは寝静まっている。} ^{>　何部屋かが灯りをついているが、それは彼女等であろう。} リナやフィア。それにルレアたちですか。 ^{>　いや、気づいてはいる者も居るだろうが、あくまで一輪の花のように無害な存在にしなければ。} 気づいてはいる！消去法でいけばルレアあたりでしょうか。それかガウリイ。魔族が動き始めてきましたね。次回を楽しみにしています。

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35022	Re:赤と赤の狭間　ⅩLⅲ	ホリ	2010/1/27 12:11:27
記事番号35019へのコメント　 ^{>こんばんは。ホリさん。} ^{>おひさしぶりです。} 　本当にお久しぶりですね・・・。フィーナさん ^{>>　「ん～、まあ変更しなくても良いんじゃないの？　どんなに細かく決めていたとしても、どうしようもならない事も起こるかもしれないし」} ^{>>　要は臨機応変である} ^{>臨機応変とかいて、いーかげんと読む。} 　その通りです。 ^{>>　ガウリイにも聞かせたようなのだが、若ボケしたエルフよりも記憶力が低いので、あまり意味はなかったようである。} ^{>>　何とか覚えた事は} ^{>>　「エルフやでかいトカゲ達は長生きなんだな」} ^{>>　と言う、基本的な事であった。} ^{>ガウリイさん……知識が少し増えてよかったですね（呆）} ^{>すぐ忘れそうな気がしますけど。} 　たぶん１時間ぐらいには忘れています。 ^{>>　「すべて分かりました」} ^{>>　銀の髪、碧の目。綺麗な顔立ちの女性・・・・・・の姿をした魔族} ^{>>　「では、もう僕はここにいなくても良いわけですね」} ^{>>　「ええ、ありがとうございました。で、どうでしたか？」} ^{>>　能面を被ったように、表情の変化は全くみられない。} ^{>>　「調べているときはとても冷静なんですね」} ^{>>　「人間の感情を持ったまま調べると、正しい情報を得る事が出来なくなりますからね。演技とわけるためにもこうしているんですよ、私は」} ^{>>　魔族の感情を持ったままでも大変ですし・・・・・・とぽつりと呟く。} ^{>人間と魔族の感情を持つ…ということでしょうか。} 　ん～、持っているし、持っていないし・・・・・・という事です。 ^{>>　「さて、準備もすんだ事ですし」} ^{>>　ちろっと宿屋をみる。} ^{>>　人々のほとんどは寝静まっている。} ^{>>　何部屋かが灯りをついているが、それは彼女等であろう。} ^{>リナやフィア。それにルレアたちですか。} 　そうです。 ^{>>　いや、気づいてはいる者も居るだろうが、あくまで一輪の花のように無害な存在にしなければ。} ^{>気づいてはいる！} ^{>消去法でいけばルレアあたりでしょうか。それかガウリイ。} 　ルレアは気付いてはいるという設定ですが、ガウリイも存在は気付いていそうです。 ^{>魔族が動き始めてきましたね。次回を楽しみにしています。} 　ええ。でも、その前にフィア達の話です。レスありがとうございます。

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35023	赤と赤の狭間　ⅩLⅳ	ホリ	2010/1/27 12:37:39
記事番号34831へのコメント　「・・・・・・あふ」「アクビしたい気持ちは分かるけど、緊張感はないの？」　「リナと一緒にいると、こんな事も緊張しなくなるさ。ましてや、今は歩いているだけなんだしな」手を左右に振り、暢気に返事をするガウリイ。「嬢ちゃん達、そろそろ黙っていた方が良いと思うぜ」おっちゃんがあたし達の会話を止める。　茂みの先に、松明の火が灯っている。門の近くには５，６人の警備員がいて、壁を沿うように一定間隔で２，３人の警備員がいる。厳重に見えるかも知れないがそうでもない。どの警備員にも眠気と疲れ、そして何よりやる気のなさが見えている。１０メートル先の茂みに隠れているあたし達に気づいている者も居なく、暢気にアクビをしている奴らもいる。他にも、やたらと時間を気にしていたり、楽しげに仲間と会話をしていたり、交代交代で寝ている奴らもいた。「警戒心の一欠片も感じさせない警備ですね。いつもこうなのでしょうか？」　茂みから様子をうかがっていたアメリアが呟く。「あたしが一度進入した時もそうだったわよ。まあ、宝物庫は異常な程警備が凄かったけど、もう解かれたようだし」「こんなのでいいのかしら？」問題があるような・・・・・・と言いかけようとしているアメリアの言葉を奪い、「いいんじゃないの？　お城の警備でもないんだし、居るのはがめつくって人の物を平気で奪う奴なんだから」「そう聞いているとリナとそんなに変わらないような気がするなぁ」にこにこと笑いながら言うガウリイ。こいつはいつでも何処でもあたしに喧嘩を売っているようだ・・・・・・。しかし、ここで騒げばあたしのお宝が手に入らなくなる。ここは堪えて、堪えて・・・・・・。　「・・・さて、計画通りに行動をして貰う」溜息をついてゼルはあたし達にそう言った。「前にはなしたから、いちいち確認をしなくてもいいと思う。では・・・・・・」　あたし達がいる茂みから離れたところから、少々強い風が吹いた。松明の火が揺らぎ、フッと消えた。松明の火を消すためにアメリアかルレアがしたのであろう。火が消えた事により、辺りは暗くなった。頼りになる月も、三日月ぐらいであって影が薄く見えるぐらいの暗さ。松明の近くにいた警備員達は闇に目が慣れていない。よって、いきなしの事に警備員の奴らは混乱をする。混乱は指揮を乱れさせ、相手に隙を見せる。「爆裂陣【メガ・ブランド】」土砂が吹き上がり、何名かの警備員の悲鳴が聞こえる。先程とは別の方向から声が聞こえたので、一人だけ別の位置にいるのであろう。さて、そろそろ闇から目が慣れてくる。そして、あたしとフィアは翔封界【レイ・ウィング】を使ってゼルとおっちゃん共に屋敷の中へと入っていく。下は決して見ないようにしながら、ある程度の高さを保って。「明り【ライティング】!」警備員達の目が闇に慣れたころをはかって、持続時間がゼロの、強烈な明かり【ライティング】をアメリアかルレアかが放ったようだ。ガウリイ達が警備員達の目を一時潰し、その隙にあたし達はゴヴァルの屋敷へと忍び込んだ。あたし達が中に入った事を確認した後、ガウリイ達は時間稼ぎをし始める音が聞こえた。　その後、何人かの警備員達が外の増援で通り過ぎる事はあったが、あたし達の存在はばれないまま先へと進む事が出来た。ちなみに、警備員達の目に入らなければ彼等に気づかれる事はなかった。いきなし夜襲された事や疲れなどが原因だろう。しかし、ここまで上手くいくとおっちゃんの観察力や分析力のすごさに驚いた。単なる、熱血系のアル中親父かと思っていたのだが。「確か、ここを左に曲がってその後右に曲がったらすぐに宝物庫だったわよ」「そうか。・・・・・・しかし、話には聞いていたが・・・・・・・なんだこの屋敷の趣味・・・と言うか何というか」ゼルが辺りを見渡してもごもごという「インテリアとは呼べない代物ですね～。変な成金趣味って言うんですか、こういうの～？」「んー、そうかも」　変人(？)エルフにそんな事を言われるのだから、ゴヴァルの感覚はかなりおかしくなっているのだろう。　「兵士達はいませんか・・・・・・。演技をするのは大変なんですよね」にっこりと笑う男性の姿はゴヴァル氏ではある。しかし、声は穏やかでありリナが聞いたような品の無い声では無い。「この奇妙な屋敷も嫌だったんですよね・・・・・・。かなり狂った感覚のインテリア」周りにある装飾品を嫌そうに見る。「あの男は切れ者ですからね・・・・・・。気付かれないように、気付かれているように」そう呟きながら、手のひらにある緑色の水晶を見る。「これを調べながら・・・・・・ね」

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35071	赤と赤の狭間　ⅩLⅴ	ホリ	2010/3/30 16:38:30
記事番号34831へのコメント　何だがずいぶん書かなず、サボり気味なホリです。　屋敷の中はだいぶ静かになっていた。　静かと言っても、外の騒音を入れたら話は別なのであろうが。　宝物庫付近は奇妙な静けさがあった。　緊張感とか警備がしっかりしているとかではなく、ただただ恐怖に駆られているような……そんな雰囲気があった。　「奇妙だな。いつもは宝物庫といえどこんな雰囲気はないぞ」　おっちゃんはそう言う。それはそうだろう。　これは警備の雰囲気ではない。　人が恐怖して、恐れている……そんな感じだ　――――――声にもならない悲鳴が聞こえた　驚いて、宝物庫を見た　ブシャァァァ　血が顔にかかった。　短い文章だが、かかった本人はそんな短い文章での感覚ではない。　近くにあった布で顔を拭きつつ、何が起こったのかを見る。　宝物庫の近くは真っ赤な血で染まっていた。