◆-また、ガウリナ書きました。-明美(8/16-15:22)No.4065
 ┣眠りの森のリナ・その1-明美(8/16-16:43)No.4066
 ┣眠りの森のリナ・その2-明美(8/16-18:07)No.4068
 ┃┗Re:眠りの森のリナ-ちび☆(8/16-19:45)No.4071
 ┃ ┗ありがとうございます。-明美(8/16-22:26)No.4073
 ┣アメリアの結婚騒動・その1&その2-明美(8/19-01:06)No.4113
 ┣アメリアの結婚騒動その3&その4-明美(8/19-02:41)No.4114
 ┃┗読みに来ました-AKIE(8/20-07:42)No.4125
 ┃ ┗読みに来てくれたんですね。-明美(8/20-10:01)No.4127
 ┣アメリアの結婚騒動・その5-明美(8/20-09:42)No.4126
 ┃┗また、読みに来ました-AKIE(8/21-07:42)No.4135
 ┃ ┗どーも、ありがと-明美(8/21-23:13)No.4138
 ┣いい題、思いつかないけど少しシリアスな感じで-明美(8/23-00:19)No.4143
 ┃┗またまた読みに来ました〜-AKIE(8/23-06:36)No.4153
 ┃ ┗またまたありがとう-明美(8/23-18:55)No.4156
 ┣災難(または人災)-明美(8/25-00:43)No.4189
 ┃┗Re:災難(または人災)-つと(8/25-02:35)No.4190
 ┃ ┗ありがとう(うるうる)-明美(8/26-01:11)No.4202
 ┣一日保母さん・その1-明美(8/28-01:29)No.4222
 ┣一日保母さん・その2-明美(8/28-02:39)No.4223
 ┣一日保母さん・その3-明美(8/29-09:54)No.4240
 ┃┗またまたまた読みに来ました-AKIE(8/30-06:08)No.4247
 ┃ ┗またまたまたありがとう-明美(8/30-23:16)No.4257
 ┗一日保母さん・その4(解決編)-明美(8/31-18:59)No.4267
  ┗またまたまたまた読みに来ました-AKIE(9/1-07:01)No.4275
   ┗:またまたまたまた読みに来てくれてありがとう-明美(9/1-23:50)No.4282


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4065また、ガウリナ書きました。明美 E-mail 8/16-15:22

人の迷惑顧みず、またまた、書いてしまいました。

今回の話では、リナたち現代の高校生か大学生という設定です。(別にこだわってませんが)
ボランティアで、福祉施設かどっかで劇をするので練習をするという話です。(設定に無理が……)

まあ、題を見れば分かるんですが、
「眠りの森の美女」をするんです。
なぜ↑これかと言うと
ただ単にこーいう設定で、わ・た・し・が書きたかったからです。(きっぱり)
ああっ、そこの人ごめんなさい。石投げないでー。もし投げるなら、漬け物石じゃなくて軽石にしてください。

では、書いちゃいます。お暇ならコメント書いてくれるとうれしいな(はあと)

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4066眠りの森のリナ・その1明美 E-mail 8/16-16:43
記事番号4065へのコメント
では、さっそく始めます。

―――――――――――――――――――――――――――――――

  眠りの森のリナ

――ボランティアをする。
そう言ったら親は、内容を聞きもしないでOKを出した。
「まあ、夏休み中、家でゴロゴロされるよりいいわ」
姉ちゃんは
「ボランティアしたって言うと、就職のとき有利かもよ」
と、ほんとかうそか分かんないよーな事を言ってもっともらしくうなずいた。
あたしも打算で動いたといえない事もない。

でも……

「これは、あんまりよっ」
あたしは、脚本化兼演出家のゼロスに詰め寄った。
「どうしたんですか、リナさん。なにか不都合でも?」
「あたしは、この役辞めるっ」
「どうしてですか?主役なのに」
アメリアが不思議そうに言った。
「だって、こいつが王子様役になるとは思わなかったのよ」
「いやあ、照れるなあ」
「照れるなっ」
あたしは、そいつの顔面をぶん殴って沈黙させた。
――王子様役のガウリイを

練習が終わって家に帰りながら、あたしはアメリアに不満をぶちまけていた。
「みんな、薄情なんだからっ」
「リ、リナさん、落ち着いてください」

王子様役を、誰か他の人と交代できないか?
あの後、あたしはそう提案した。
でも、返ってきた答えは

「俺は目立つのは嫌だ」
――ゼル……なら、劇に参加するなよ。
「僕は脚本と演出ですし」
――あんたの腐った演出なんとかならんのかっ。
「俺は、めんどうはごめんだな」
――ヴァルガーヴ……だから楽そうな王様の役にしたのね。
「オレは別にこのままでも」
――あんたに聞いてないって。

じゃあ、お姫様役は?

「若い方がお姫様役なんでしょう」
――そりゃ、ゼロスは最初そう言ったけど、そんなに年違わないのに。
フィリア完全にすねてるし。
それを言うならアメリアの方が……
「私は正義を広める役しかしませんっ」
――正義ってあんた、まあ、いい魔法使いの役だけど。

結局誰も交代しなかった。

「大体なんで福祉施設で劇するのが眠りの森の美女になるの。子供向けだったら、ポケ○ンの着ぐるみショーでも良かったんじゃないの?」
「それは」
答えたのはアメリアではなく、いつのまにか後ろにいたぜロスだった。
「ボランティアだから、お金かけられないんですよ。ポケモ○の着ぐるみなんて借りれませんよ」
「じゃあ、あのひらひらフリフリの衣装はどうしたのよ」
舞台のセット(そうたいしたもんじゃないけど)は自分たちで作ったが、衣装はゼロスが持ってきたのだ。
「あれは、趣味で」
ずざざざざざっ
あたしとアメリアは一気に1メートルぐらい後ろに引いてしまった。
「いえ、違いますよ。僕の趣味じゃなくて、母の趣味なんです」
「あ……そう」
「よかったですう」
しかし、こいつの母親って一体……?
「とにかく、もう日にちがありませんから、このままでいくしかないんですよ」
このままで?
あのセリフ覚えの悪いやつ相手に?

あたしは、ぼーぜんと道の真中で立ち尽くした。

――次の日

本日何度目かのパンチがガウリイの顔面に炸裂した。
「リナさんいいかげんにしてください」
「いくらがウリイさんでも、あまり殴られたら脳に良くないんじゃないかしら」
アメリアが珍しく疲れた声を出し、フィリアはセットの向こうに倒れたガウリイを起こしに行った。
「リナさん」
後ろから声がする。――ゼロス。
あんたは後ろから声をかけて人を驚かすのが趣味なんかいっ。
「なによ」
「本当にキスするんじゃないんですから、そんなに恥ずかしがらなくてもいいですよ」
「誰が恥ずかしがってるって?」
こめかみ辺りがピクピクしてるのが自分でも良く分かった。
「いやー、今のパンチは強烈でしたねえ。セット壊れてしまいましたよ」
「あたしのせいじゃないわよ」
ガウリイがぜんぜんせりふ覚えてないのが悪いのよ。
「今日はもう練習できないな」
セットの様子を見ていたヴァルガーヴが不意にこちらを振り向いて言った。

―――――――――――――――――――――――――――
中途半端なんですけど長いから切ります。

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4068眠りの森のリナ・その2明美 E-mail 8/16-18:07
記事番号4065へのコメント
じゃあ、さくさく続きを書きます。
――――――――――――――――――――――――――――

「仕方ありませんねえ。じゃあ、リナさんがんばって一人で直してくださいね」
「へ?」
そんな、あっさりと言われても。
あ……みんな帰る用意してるし。
「ちょっと、みんな待ってよ」
「しょうがないだろ、自分が壊したんだからな」
「ゼルぅ」
ひえー怒ってる。
えーっと他にはっと。
「アメリアちゃーん」
びくうっ
ゼルの影に隠れるように出て行こうとしていたアメリアは、体を震わせてゆっくりと振り向いた。
「あの、私、人と約束があるんです」
「ふうぅぅーん約束ねえ」
「えーと、えーと、えーと。ゼルガディスさん行きましょう」
「お、おい」
アメリアは強引にゼルを引っ張って出ていってしまった。
じゃあ。
「フィリアー」
「あ、私も約束がありますから」
ふっ、見え透いたうそを。
「へえー、だ・れ・と?」
フィリアは慌てて周りを見まわした。
後、残っているのはヴァルガーヴとゼロスとガウリイだ。
フィリアは人差し指をあごに当て天井を見上げるとなにか考え込んだ。
「ねえフィリアー」
フィリアをなんとか説得して手伝わそうとしていると、視界の隅にこそこそ逃げようとしている金髪が目に写った。
逃がすかっ。
フィリアは後で説得する事にして、あたしは、ガウリイの前に回りこんだ。
「ガ・ウ・リ・イっ」
にっこり。
「もちろん、手伝ってくれるわよね?」
あたしの笑顔の奥に隠れた殺気に気づいたのか、ガウリイは慌てて首をこくこくと縦に振った。
よしっ。次はフィリアとヴァルガーヴと……

あれ、もう誰もいないじゃないの。

ひゅるるるるる〜

この真夏になぜかあたしの周りだけ木枯らしが吹いたような気がした。

「なあ、リナ。ぼーっとしてると日が暮れるぞ」
はっ、そうだ。こんな事してる場合じゃない。
早くしないと夕飯に遅れてしまふ。
それだけは、絶対に避けなければ。
「しょうがない。さくさくっと直そうか」
「おうっ」


夕暮れの光が窓の外から差し込んでくる。
その光が、部屋の中を赤く染め始めた。

あたしはパンパンと服の埃を払って立ち上がった。
今から帰れば余裕でご飯に間に合う。
帰る用意をするあたしに、ガウリイは慌てたように声をかけた。
「ちょっとだけ、練習に付き合ってくれないか?」
「へ?なんで?」
「いいから、な?」
うーん、ま、いっか。ガウリイのおかげで案外早く直ったし。
「で、あたしは何をすればいいの?」
あくまで不本意な態度を崩さずに言うあたしに、ガウリイは苦笑した。
「それでは、お姫様。こちらで眠っていてくださいませんか?」
あたしの手を取り優雅にお辞儀をする。
なんだ、やればできるんじゃない。いつもそーゆーふうにすればいいのに。
あたしはころんと横になると目を閉じた。
でも、あーは言ったものの、やっぱりお腹すいたなあ。
ガウリイがふうっとため息をつくのが耳元で聞こえた。
「リナ。お姫様がそんな仏頂面して眠ってるか?」
「なによっ」
付き合ってあげてるのに。
ぱっと目を開けたあたしは、驚くほど近くにあるガウリイの顔を見て、慌てて目を閉じた。
胸がどきどきいってる。
落ち着けリナ、ほんとにキスするわけじゃないんだから。
「リナ」
今度は何なの?
思ったとたん、唇に一瞬何かが触れた。

ガウリイにキスされた?!

「ちょっと何するのよっ」
あたしは、叫んで起きあがると、ガウリイの首を締め上げた。
「ごほっ、何って……キス」
「なんで練習で、そんな事するのよ」
「じゃあ、ごほごほっ、本番でした方がよかったのか?」
ああっ、そうじゃなくて。
あたしは思わず頭を抱えた。
どう説明すればいいんだろうか。
ゼロスから聞いてなかったの?
それにしてもこんなにあっさり……されるなんて、あたし。
「何、頭抱えてるんだよ。冗談だって」
「……何が冗談なのよ」
そんな簡単に冗談にされちゃたまんないわ。
「いや、その……キスは冗談じゃないんだが」
何か言ってけど、取り合うつもりはない。
「いきなし、んな事するなんてひどいじゃない」
「じゃあ、一言断ればいいのか?」
そういうものじゃないんだけど、でも、心の準備ができた方が……
でも、うーん……
「どっちでもいいわ」
あたしは、ガウリイの顔を真っ直ぐに見て言った。
「断っても、断らなくても。ガウリイだから」
「リナ」
そんなうれしそうな顔しないでよ。なんか恥ずかしいし……
「リナ。もう一回目をつぶっててくれないか?」
真剣な瞳、真剣な声。
あたしは答えのかわりに目を閉じた。
「あ、でも」
一言言っておかなくちゃ。
あたしは、目を開けて、ガウリイの唇の前に人差し指を当てた。
「人前では、しないでね」
「別にオレは気にしないぞ」
言って人の悪い笑みを浮かべる。
「あ、あたしは気にするのっ」
あたしは、ぱっと両手で顔を隠した。熱がある時のように顔が熱く、真っ赤になっているのがよく分かった。
「リナが、嫌だって言うならしないよ」
「うん」
あたしは手を下ろして、また目を閉じた。

「好きだよ、リナ。愛してる」
あたしの言葉は、唇から出られなくなった。
さっきよりも、長く、やさしく重なった唇で……。

―――――――――――――――――――――――――――――
終わりです。
どーでしょうか。
ついこの前に書いた「旅する理由」よりも、もーちょっとキスシーン書いて見ました。
あんまし変わんない?あははは。
では、また。

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4071Re:眠りの森のリナちび☆ E-mail URL8/16-19:45
記事番号4068へのコメント

はじめまして。ちび☆という者です。
お話、面白かったです。感想、行きます!

>「俺は目立つのは嫌だ」
>――ゼル……なら、劇に参加するなよ。
アメリアに誘われたのかな?

>「僕は脚本と演出ですし」
>――あんたの腐った演出なんとかならんのかっ。
ゼロス、絶対楽しんでますよね(笑)。

>「若い方がお姫様役なんでしょう」
>――そりゃ、ゼロスは最初そう言ったけど、そんなに年違わないのに。
>フィリア完全にすねてるし。
う〜ん、一体何歳離れているのでしょうね。
はっ!そう言えば、彼女は一体何の役でしょう?気になる……。

>それを言うならアメリアの方が……
>「私は正義を広める役しかしませんっ」
>――正義ってあんた、まあ、いい魔法使いの役だけど。
なるほど。……ところで、いい魔女の役って事は、アメリアは1人3役?(笑)

>「じゃあ、あのひらひらフリフリの衣装はどうしたのよ」
>舞台のセット(そうたいしたもんじゃないけど)は自分たちで作ったが、衣装はゼロスが持ってきたのだ。
>「あれは、趣味で」
>ずざざざざざっ
>あたしとアメリアは一気に1メートルぐらい後ろに引いてしまった。
>「いえ、違いますよ。僕の趣味じゃなくて、母の趣味なんです」
>「あ……そう」
>「よかったですう」
>しかし、こいつの母親って一体……?
ゼラス様、そういう趣味があったんですね。フリフリドレスのゼラス様……ぷぷっ(笑)。

>「とにかく、もう日にちがありませんから、このままでいくしかないんですよ」
>このままで?
>あのセリフ覚えの悪いやつ相手に?
ミスキャストですかねぇ……確かに顔はいいのだけど(笑)。

>うーん、ま、いっか。ガウリイのおかげで案外早く直ったし。
>「で、あたしは何をすればいいの?」
>あくまで不本意な態度を崩さずに言うあたしに、ガウリイは苦笑した。
素直じゃないなぁ、リナってば♪

>でも、あーは言ったものの、やっぱりお腹すいたなあ。
>ガウリイがふうっとため息をつくのが耳元で聞こえた。
>「リナ。お姫様がそんな仏頂面して眠ってるか?」
空腹状態ではそんな事気にしていられないのでしょう、彼女は。

>「ちょっと何するのよっ」
>あたしは、叫んで起きあがると、ガウリイの首を締め上げた。
……そういう態度にでるか……リナ……。

>あたしは、目を開けて、ガウリイの唇の前に人差し指を当てた。
>「人前では、しないでね」
>「別にオレは気にしないぞ」
>言って人の悪い笑みを浮かべる。
言わなきゃ彼は本番でもそうしたのかも……?
そうしたら、観客にも被害が出そう(笑)。

2人がラブラブでいいですねぇ♪
次回作、楽しみにしています!

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4073ありがとうございます。明美 E-mail 8/16-22:26
記事番号4071へのコメント
>はじめまして。ちび☆という者です。
どもども、はじめまして。
>お話、面白かったです。感想、行きます!
ありがとう!!

>>「俺は目立つのは嫌だ」
>>――ゼル……なら、劇に参加するなよ。
>アメリアに誘われたのかな?
おおっなるほど、そう言う考え方もあるか。ゼルが参加する理由は考えてなかった(殴)

>>「僕は脚本と演出ですし」
>>――あんたの腐った演出なんとかならんのかっ。
>ゼロス、絶対楽しんでますよね(笑)。
それは秘密です(笑)

>>「若い方がお姫様役なんでしょう」
>>――そりゃ、ゼロスは最初そう言ったけど、そんなに年違わないのに。
>>フィリア完全にすねてるし。
>う〜ん、一体何歳離れているのでしょうね。
>はっ!そう言えば、彼女は一体何の役でしょう?気になる……。
何歳はなれているか?この設定では2歳ぐらいのつもりです。ちなみにフィリアは
お妃様役です。

>>それを言うならアメリアの方が……
>>「私は正義を広める役しかしませんっ」
>>――正義ってあんた、まあ、いい魔法使いの役だけど。
>なるほど。……ところで、いい魔女の役って事は、アメリアは1人3役?(笑)
いえ、人数少ないんでいい魔女1人のつもりで。ゼロスが、脚本で登場人物少なくてもできるようにしたんです。(ほんとか?)

>>「じゃあ、あのひらひらフリフリの衣装はどうしたのよ」
>>舞台のセット(そうたいしたもんじゃないけど)は自分たちで作ったが、衣装はゼロスが持ってきたのだ。
>>「あれは、趣味で」
>>ずざざざざざっ
>>あたしとアメリアは一気に1メートルぐらい後ろに引いてしまった。
>>「いえ、違いますよ。僕の趣味じゃなくて、母の趣味なんです」
>>「あ……そう」
>>「よかったですう」
>>しかし、こいつの母親って一体……?
>ゼラス様、そういう趣味があったんですね。フリフリドレスのゼラス様……ぷぷっ(笑)。
かわいくていいでしょう?

>>「とにかく、もう日にちがありませんから、このままでいくしかないんですよ」
>>このままで?
>>あのセリフ覚えの悪いやつ相手に?
>ミスキャストですかねぇ……確かに顔はいいのだけど(笑)。
だってー、ガウリナだもん。この配役しかない!

>>うーん、ま、いっか。ガウリイのおかげで案外早く直ったし。
>>「で、あたしは何をすればいいの?」
>>あくまで不本意な態度を崩さずに言うあたしに、ガウリイは苦笑した。
>素直じゃないなぁ、リナってば♪
素直じゃなくって、どこかかわいいんですよね。

>>でも、あーは言ったものの、やっぱりお腹すいたなあ。
>>ガウリイがふうっとため息をつくのが耳元で聞こえた。
>>「リナ。お姫様がそんな仏頂面して眠ってるか?」
>空腹状態ではそんな事気にしていられないのでしょう、彼女は。
リナじゃなくても、お腹すくと機嫌悪くなるよね。私もそう。

>>「ちょっと何するのよっ」
>>あたしは、叫んで起きあがると、ガウリイの首を締め上げた。
>……そういう態度にでるか……リナ……。
いや、こうしたらちょっと面白いかなと(殴)

>>あたしは、目を開けて、ガウリイの唇の前に人差し指を当てた。
>>「人前では、しないでね」
>>「別にオレは気にしないぞ」
>>言って人の悪い笑みを浮かべる。
>言わなきゃ彼は本番でもそうしたのかも……?
>そうしたら、観客にも被害が出そう(笑)。
忘れて、しちゃうかも(笑)

>2人がラブラブでいいですねぇ♪
>次回作、楽しみにしています!
あははははは、また、そのうちにと言う事で。

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4113アメリアの結婚騒動・その1&その2明美 E-mail 8/19-01:06
記事番号4065へのコメント
ふふふ、自分でもよくここまでつまんない話が出てくるのか不思議です。(爆)
今回、ちょっとシリアス入ってます。
アメリアの話ですが……主役は一体誰?(笑)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
  アメリアの結婚騒動

 その1(リナ)

「リナさん、これって正義なんでしょうか?」
アメリアの言葉にあたしは絶句した。

アメリアから『結婚するので、ぜひ式に出席して欲しい』という知らせを受けたのが、5日前。
ゼフィーリアのあたしの実家で、さんざんからかわれていたあたしとガウリイは渡りに船とばかりに、セイルーンに向かって出発した。

幸せなアメリアをからかってやろうと思っていたあたしは、彼女の顔を見て驚いた。とても、2日後に結婚する人の顔には見えないぐらい憔悴しきっていたのだ。
「リナさん」 
アメリアは、あたしを自分の私室に招き入れると同時に、あたしに抱きついて泣き出した。
アメリアの結婚は、政治的な意味合いが大きいものだった。
古くから付き合いのある国から縁談をすすめられて、どうしても断れなくなったと言うことらしい。
「もちろん、私最初断ったんですけど、お爺様がもう長くは持たないって」
以前から寝こんでいた国王が、どうしても死ぬ前に孫娘の花嫁姿が見たいと言ったのだそうだ。
「でも、だからって、アメリアの気持ちは……」
「もう、いいんです。……ゼルガディスさんにも使いを出したんですけど、見つからないんです」
「アメリア」
「リナさん、これって正義なんでしょうか?」
あたしは何も言えない。
「自分の気持ちを殺して、結婚して……相手の事を不幸にするかもしれないのに…」
「あたし、フィルさんに話しつけてくるっ」
アメリアを見ていられなくなったあたしは、部屋から飛び出した。なんとかしなくちゃ、そんな思いに駆られて、王宮の廊下を走る。
廊下を曲がったところで、誰かとぶつかった。
あたしは誰か確かめもせず、慌てて頭を下げた。
「すみません。ごめんなさい。急いでたものですから」
「リナ、どうしたんだ?」
聞きなれたのほほんとした声。見なれたブーツ。
「なんだ、ガウリイだったの。あんた、ちゃんと前見て歩きなさいよね」
「今のは、リナがぶつかって来たんじゃないか」
「なによっ」
相手を軽くにらむ。
「リナ、どうした。泣いたりして」
あたしの頬の涙をそっとぬぐってくれる大きな暖かい手。
「どこか痛かったのか?」
心配そうな顔で、頭をよしよしとなでる。
あたしは、小さな子供かっ。
「ちがうっ、アメリアが……」
言いかけて、はっとした。
そうだ、あたしフィルさんに話があるんだわ。
「あたし、ちょっとフィルさんのとこ行ってくる」
ガウリイの手を頭から振り払い、走り出そうとしたあたしは腕をつかまれて止められた。
「リナ、待てよ。アメリアの事なら、さっきフィルさんから話を聞いたんだが……」
ガウリイは、あたしの耳元に口をよせて話し始めた。

 その2(アメリア)

私は、リナさんが出ていった後ぼんやりと窓の外を眺めていた。
いいお天気に、ほっとする。
いつも天気がいいと安心する。――あの人が旅立ってから、そうなった。
セイルーンの天気が良くても、あの人の旅する空はわからないけれど。
旅が順調に進むように祈らずにはいられない。
リナさんには、諦めたように言ったけれど、本当は、あの人が迎えに来ることを待っている。
「でも、お爺様を悲しませる事はできないわ」
そっとつぶやく。

コンコン

ノックの音に我に返った。
「誰?」
「アメリア様、クロフェルです」
「じい?入っていいわ」
「アメリア様、申し訳ありません。使いの者からまだ見つからないとの返事がありました」
「そうですか」
「アメリア様」
静かに答えた私に、じいは複雑な表情で言った。
「アメリア様のお相手は、アメリア様にもっともふさわしいお方と存じます」
「そう、ありがとう」

――――――――――――――――――――――――――――――――
アメリア暗いぞ。暗い、暗すぎる〜。
アメリアらしくない。そう思ったあなた……ごめんなさーい。
最後は、絶対ハッピーエンドですので、お付き合いください。

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4114アメリアの結婚騒動その3&その4明美 E-mail 8/19-02:41
記事番号4065へのコメント
また見に来てくれてありがとうございます!
じゃあ、早速いきます。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
 その3(三人称のつもり)

―式の当日―

アメリアは朝から用意のため散々引っ張りまわされ、疲れた様子で座っていた。
そのアメリアとは対照的な真っ白く輝くようなウエディングドレス。
そばで何人もの侍女が、花嫁の世話を焼いていた。

「アメリア、きれいね」
リナが声をかけると、アメリアは以前のような元気一杯の声を出した。
「リナさんもきれいです」
「あ、あたしは今日脇役だから、そんなに……」
まるで今日の空のような水色のドレスを着たリナは、まんざらでもない様子でそのスカートのすそを押さえた。
「そう言う割には、こいつ着替えに2時間もかけたんだぜ」
言うなり、ガウリイは顔を青くして口をつぐんだ。
なぜか、リナのハイヒールのかかとが、彼の靴にめり込んでいる。
「リナさん」
「アメリア、もし逃げるんなら手伝うわよ」
リナは真剣な顔をして、アメリアの耳元に小さな声でささやいた。
「おい、リナ」
その声が聞こえたガウリイは慌てて周りを見まわした。
誰にも聞こえてなかったらしく、皆忙しく立ち働いていた。
「いえ、もう、いいんです」
吹っ切れたようにアメリアは笑い、神殿に――式場に向かった。

アメリアを見送った2人は顔を見合わせてこっそり意味ありげな含み笑いをもらした。
「リナ、お前アメリアが逃げるって言ったらどうするつもりだったんだ」
「その時は、その時よ」
リナは、にっこりと笑うと、がウリイと腕を組んで歩き出した。
「さ、早く行かないと見せ場が終わっちゃうわ」

花嫁が、父親と腕を組んでバージンロードを俯きがちに歩いてくる。
花婿の前まで来ると彼女は何かを待っているかのように立ち止まり、後ろの入り口の方を振り向いた。
「アメリア」
彼女の父親が声をかけた。
「アメリア、ただいま」
花婿も声をかけた。
その声は以前と変わってなかったが、体は以前の岩のような体ではなくなっていた。
アメリアは信じられないと言う顔をして、花婿の顔を見た。
次の瞬間、アメリアは父親に抱きついた。
「ありがとう、父さん」
「おいおい、抱きつく相手が違うぞ」
父親は笑いながら娘を花婿の前に抱き下ろした。
「お帰りなさい。ゼルガディスさんっ」
花嫁は今度こそ本当に花婿に抱きついた。

アメリアは、この瞬間、世界で一番幸せな花嫁になった。

 その4(リナ)

式の後は披露宴。
あたしとガウリイはこの時とばかりに食べまくっていた。

「お、アメリア。どうしたんだ?」
不意にがウリイが食べる手を止めて振り向いた。
あたしもつられて振り向くと、お酒が入っているのか少し顔を赤くしたアメリアが立っていた。
「リナさんも、ガウリイさんも、知ってたんですね」
「何のことよ」
あたしはとぼけて、次の料理に手を伸ばした。
「あ、ガウリイそれあたしのよっ」
「知ってて、逃げるなら手伝う、って言うなんて、ひどいじゃないですか」
「まーいいじゃないの、アメリア。あんたがもしあそこで逃げたとしてもゼルが追いかけて行ったわよ」
アメリアはさらに顔が真っ赤になった。
「でも」
なおも言い募ろうとするアメリアの肩にゼルがなだめるようにぽんと手を置いた。
「アメリア。花嫁がそんなに怒ると祝いの席が台無しになるぞ」
「大体、ゼルガディスさんもひどいですよ。私がどんな気持ちでいたか分かってるんですか?」
「分かってるよ」
「分かってません」
お、痴話喧嘩になった。あ、夫婦喧嘩か。
「夫婦喧嘩は犬も食わないってね。行こうか、ガウリイ」
「どこ行くんだ。まだ、料理残ってるぞ」
あのなぁ。
「夫婦喧嘩に巻き込まれたいの?」
「……いやだ」
横目でちらりと2人を眺めるとそおっと立ちあがった。

――――――――――――――――――――――――――――――――――
ははははは。読まなくても話のあらすじ分かりましたか?
分かった人はコメントください。きっと私と同じ思考回路の持ち主です。
次は、おまけです。(ガウリナになります)
明日か、明後日書きこみます(はあと)

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4125読みに来ましたAKIE E-mail 8/20-07:42
記事番号4114へのコメント
AKIEです。読みに来ましたよ
それでは、感想です


>「あ、あたしは今日脇役だから、そんなに……」
>まるで今日の空のような水色のドレスを着たリナは、まんざらでもない様子でそのスカートのすそを押さえた。
>「そう言う割には、こいつ着替えに2時間もかけたんだぜ」
>言うなり、ガウリイは顔を青くして口をつぐんだ。
>なぜか、リナのハイヒールのかかとが、彼の靴にめり込んでいる。
うわーご愁傷様です・・・


>「リナ、お前アメリアが逃げるって言ったらどうするつもりだったんだ」
>「その時は、その時よ」
相変わらず無責任ですね・・・(^^;;

>「アメリア、ただいま」
>花婿も声をかけた。
>その声は以前と変わってなかったが、体は以前の岩のような体ではなくなっていた。
どんな人に、なってるのかな〜?

>あたしとガウリイはこの時とばかりに食べまくっていた。
こっちも、相変わらず・・・

>「アメリア。花嫁がそんなに怒ると祝いの席が台無しになるぞ」
>「大体、ゼルガディスさんもひどいですよ。私がどんな気持ちでいたか分かってるんですか?」
>「分かってるよ」
>「分かってません」
>お、痴話喧嘩になった。あ、夫婦喧嘩か。
らぶらぶっていいですねー

面白かったです!
次回もがんばって下さい、楽しみにしてます!!
それでは、また。

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4127読みに来てくれたんですね。明美 E-mail 8/20-10:01
記事番号4125へのコメント
>AKIEです。読みに来ましたよ
>それでは、感想です
ありがとお

>>なぜか、リナのハイヒールのかかとが、彼の靴にめり込んでいる。
>うわーご愁傷様です・・・
こんぐらい、どおってことないですよ。

>>「リナ、お前アメリアが逃げるって言ったらどうするつもりだったんだ」
>>「その時は、その時よ」
>相変わらず無責任ですね・・・(^^;;
ゼルがいるから大丈夫。(はあと)

>どんな人に、なってるのかな〜?
わかんない。(無責任)
きっとカッコイイと思うけど。

>>あたしとガウリイはこの時とばかりに食べまくっていた。
>こっちも、相変わらず・・・
周りの雰囲気関係なく、食欲が勝ってます。

>>お、痴話喧嘩になった。あ、夫婦喧嘩か。
>らぶらぶっていいですねー
新婚さんの喧嘩は端で見ている方が恥ずかしいです。

>面白かったです!
>次回もがんばって下さい、楽しみにしてます!!
>それでは、また。
ありがとねー。AKIEさんのとこにもまた読みにいきますよー。
がんばって書いてね。(はあと)

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4126アメリアの結婚騒動・その5明美 E-mail 8/20-09:42
記事番号4065へのコメント
アメリアの話なのにアメリア目立ってませんね。(笑)
今回はさらに目立ってません。(殴殺)
―――――――――――――――――――――――――――

 その5(リナ)

結婚式が始まったのはお昼過ぎだったのに、もう外は暗くなりかけていた。
まだ外には、明り(ライティング)の呪文がかけられていない。
薄暗い中庭を歩いていると、時々人々のざわめきが風に乗って聞こえてくる。

「あの2人、喧嘩してるのかじゃれてるのか分からなかったな」
ふと、後ろを歩いていたガウリイがそうつぶやいた。
「まーそんなもんでしょ」
新婚だからね。
あたしはひょいと肩をすくめた。
「オレたちが」
「へ?」
「喧嘩してるときもああ言う感じなのかな」
「はあ?」
何言ってるんだこの男は。
酔ってるとか、熱があるとか?
振り向いてガウリイの顔を見上げた。暗くて良く分かんないや。
「あたしたちは夫婦じゃないわよ」
「そりゃ、そうだが」
何か考えてるガウリイ。
そのくらげ頭で、何を考えるって言うんだろう。
変ね、お酒飲んでないし、さっきパカパカ食べてたから熱があるって言うわけでもないだろうし。
「おーい、ガウリイー、どうしたのー」
ガウリイの腕をつかんでゆさゆさ揺すぶってみた。
「ああいう喧嘩は横で見てるより、する方がいいな」
「なに寝ぼけたこと言ってんのよ」
あ、ボケてるのはいつもの事か。
あたしはくすくす笑いながら、さっときびすを返して歩き出した。
「今は喧嘩したくない」
「いや、別に今すぐ喧嘩したいわけじゃないんだが」
「こーんなきれいなドレス着てるからね」
ドレスのスカートをちょっとつまんでくるりと回って見せた。
「きれいな格好で喧嘩したり、暴れたくない、と」
「うん、そう」
「へえ、リナも女の子なんだな」
ぴぴくぅっ
あー言った手前、すぐには暴れられない。
ふん、いいわよ。後で、覚えときなさいよ。
「ほんとに暴れないなあ」
「……試したわね」
「さあな」
こ…こひつ。
「もう少し試しても大丈夫かな」
「この上何を試すって、えっ」
ガウリイの腕がさっと伸びてきて、あたしをぎゅっと抱きしめた。
ちょっと、これって……
こんなの……暴れられないじゃないの。
あたしは呪文をこっそり唱える。
「スリーピ……」
呪文は唇でふさがれた。

どおん

王宮の裏の方から大きな音が響いてきた。
夜空に色とりどりの光の花が咲き、ようやくガウリイは唇を離した。
「あ、花火よ。花火」
あたしの出した大声に、ガウリイは耳をふさいだ。
「耳元でそんな大きな声出すなよ」
「あたし、もっと近くで見てくるっ」
まともに顔を見られないし、顔も見せられない。
返事もまたずに駆け出した。

何人もの人々がテラスから花火を眺めている。
そのなかにアメリアの姿を探した。
「リナさん」
また、アメリア後ろにいるし。でもなんで後ろにいるんだろう。
「さっきは、いい雰囲気でしたね」
「え゛っ」
ちょっと待て
「のぞきは正義じゃないわよ」
「のぞきじゃありません。黙って陰から見守っていただけですっ」
そんなの胸はって言う事か?
「リナさんも結婚式します?」
アメリアはうれしそうに、にっこりと笑った。

―――――――――――――――――――――――――――――
はい、終わりました。めちゃくちゃです。
私これから、墓穴を掘って掘って掘りまくって、地球の裏側まで行ってきます。
さよーならー

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4135また、読みに来ましたAKIE E-mail 8/21-07:42
記事番号4126へのコメント
AKIEです。また読みに来ました
それでは、感想です

>そのくらげ頭で、何を考えるって言うんだろう。
>変ね、お酒飲んでないし、さっきパカパカ食べてたから熱があるって言うわけでもないだろうし。
ちょっと、言い過ぎでは・・・まぁここが、リナちゃんの、いいところだが・・・

>「へえ、リナも女の子なんだな」
>ぴぴくぅっ
これは、酷い・・・

>あー言った手前、すぐには暴れられない。
>ふん、いいわよ。後で、覚えときなさいよ。
後が、恐ろしいですね・・・

>「のぞきは正義じゃないわよ」
>「のぞきじゃありません。黙って陰から見守っていただけですっ」
それを、のぞきと、言うのでは・・・?

>はい、終わりました。めちゃくちゃです。
>私これから、墓穴を掘って掘って掘りまくって、地球の裏側まで行ってきます。
>さよーならー
面白かったですよー
地球の裏側って、ちょっと・・・おみやげ、よろしくです(笑)
次回作楽しみにしてますよー(けど、私はゼロ×リナ派(笑))
それでは、また。

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4138どーも、ありがと明美 E-mail 8/21-23:13
記事番号4135へのコメント
>AKIEです。また読みに来ました
>それでは、感想です
ありがとねー。

>>そのくらげ頭で、何を考えるって言うんだろう。
>>変ね、お酒飲んでないし、さっきパカパカ食べてたから熱があるって言うわけでもないだろうし。
>ちょっと、言い過ぎでは・・・まぁここが、リナちゃんの、いいところだが・・・
相手はガウリイだからね。

>>「へえ、リナも女の子なんだな」
>>ぴぴくぅっ
>これは、酷い・・・
ガウリイ、あんまり考えずに言ってるんでしょう。

>>あー言った手前、すぐには暴れられない。
>>ふん、いいわよ。後で、覚えときなさいよ。
>後が、恐ろしいですね・・・
ドラ・スレかな?

>それを、のぞきと、言うのでは・・・?
そうよねえ。

>>私これから、墓穴を掘って掘って掘りまくって、地球の裏側まで行ってきます。
>>さよーならー
>面白かったですよー
>地球の裏側って、ちょっと・・・おみやげ、よろしくです(笑)
いやいや、海外なんて……新婚旅行ぐらいですよ。

>次回作楽しみにしてますよー(けど、私はゼロ×リナ派(笑))
>それでは、また。
あら、ゼロリナ派でしたか……でも、わざわざコメントしてくれてありがとね!

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4143いい題、思いつかないけど少しシリアスな感じで明美 E-mail 8/23-00:19
記事番号4065へのコメント
こっそり、こそこそ。
ふかーい深い、自分の掘った墓穴の底からちょこっと帰ってきました。
またまた、駄文を書きました。(いいかげんにしろっ)あはははっ
これは、上のアメリアの結婚騒動でゼフィーリアからセイルーンに向かう途中の話のつもりです。

―――――――――――――――――――――――――――――――

セイルーンまで後2日ほどの距離にある、小さな村の小さな宿屋の裏で、満月の光に照らされ佇む一人の傭兵。
彼は30分程前から、一人の少女を待っていた。

「遅いな」
彼にしては珍しく少しいらいらしていた。
だが、それも無理はないと言えるだろう。
少女が
「剣の稽古するから付き合ってね」
と言うので、待っているのだから。

――しょうがないな。
彼は少女の部屋に行ってみる事にした。

部屋の前に立ってノックをしたが返事は返ってこない。
しかし、中から確かに人の気配は感じられる。
「リナ、何してるんだ」
ノブに手をかけるとあっさりとドアが開いた。
あっさり開いたドアに驚きながら部屋に入ると、その部屋の主はベットの上でこちらに背を向け、横になっていた。

「眠ってるのか?」
リナは、昼間の服装――マンとやショルダーガードは外していたが――で眠っていた。
なぜかショートソードを大事に抱えている。
もちろん、剣の稽古にそれを使うわけではないのだが。
一応稽古はするつもりだったんだな……。
彼は、軽く微笑むとリナの手からショートソードをそっとはずした。
「うー…ん」
リナはぼんやりと目を開けて、目の前の彼の顔を見た。
彼はリナの背中の方から覆い被さるような体勢だったので、顔がすぐ近くにあったのだ。
「ガウリイ?」
まだどこかぼーっとしているリナにガウリイは慌てて言う。
「ずっと裏で待ってたんだが、来ないから」
「うん」
「今日はもう止めるのか?」
「うん……ごめん」
えらく素直に謝ったな、それに、部屋に無断で――ノックはしたが――入った事を怒らない。
いつもなら呪文のひとつでも飛んできそうなもんだが。
彼はそう思いつつ、顔を覗き込んでみると、少女はさっきしゃべったのがうそのように静かに寝入っている。
強い意志の光でいつも輝いているその赤いひとみは閉じられ、栗色の長い髪が枕の上でゆるやかなウエーブを描いている。
顔にかかった髪の一房を払ってやると、くすぐったそうに少し顔をしかめた。
そのまま優しく髪をなでる。

――日々、刻々と変わるその表情――それをずっと眺めていたいと思う。
――次々と彼女の周りで起きるトラブル――それから守りたいと思う。
安らかな寝息を立てる少女に彼はいつのまにかいらいらしていたのを忘れていた。

ずっと側にいるよ。――リナがもうオレを必要ないと言うまで。 

彼は眠っている少女の唇を盗んで静かに部屋から出て行った。

―――――――――――――――――――――――――――――――
うーん、最近私ってばラブラブな話ばっかりですねえ。もー日常生活でラブラブな事がないもんで……さびしー。(笑)
もう一つギャグのを考えてるので、また見てくださいね。(はあと)

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4153またまた読みに来ました〜AKIE E-mail 8/23-06:36
記事番号4143へのコメント
>こっそり、こそこそ。
>ふかーい深い、自分の掘った墓穴の底からちょこっと帰ってきました。
おおっ!それは、それは(笑)

>えらく素直に謝ったな、それに、部屋に無断で――ノックはしたが――入った事を怒らない。
>いつもなら呪文のひとつでも飛んできそうなもんだが。
確かに・・・・

>ずっと側にいるよ。――リナがもうオレを必要ないと言うまで。 
>
>彼は眠っている少女の唇を盗んで静かに部屋から出て行った。
やー・・・らぶらぶですねー
ガウリィ君も、なかなかやるなー・・・

>うーん、最近私ってばラブラブな話ばっかりですねえ。もー日常生活でラブラブな事がないもんで……さびしー。(笑)
>もう一つギャグのを考えてるので、また見てくださいね。(はあと)
もちろん読みます!!楽しみにしてますよ(^^)
それでは、また。

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4156またまたありがとう明美 E-mail 8/23-18:55
記事番号4153へのコメント
AKIEさんどもどもありがとね。
>>こっそり、こそこそ。
>>ふかーい深い、自分の掘った墓穴の底からちょこっと帰ってきました。
>おおっ!それは、それは(笑)
いやーまた、墓穴に戻りました。(笑)

>>えらく素直に謝ったな、それに、部屋に無断で――ノックはしたが――入った事を怒らない。
>>いつもなら呪文のひとつでも飛んできそうなもんだが。
>確かに・・・・
リナちゃん寝ぼけてるんです。

>>ずっと側にいるよ。――リナがもうオレを必要ないと言うまで。 
>>
>>彼は眠っている少女の唇を盗んで静かに部屋から出て行った。
>やー・・・らぶらぶですねー
>ガウリィ君も、なかなかやるなー・・・
すみません、私病気なんです。こう言う話ばっかりで……。

>もちろん読みます!!楽しみにしてますよ(^^)
>それでは、また。
家の人に内緒でこっそり書いてます。

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4189災難(または人災)明美 E-mail 8/25-00:43
記事番号4065へのコメント
またまた、墓穴の底から戻ってきました。(もぐらか私は)
今回はギャグの話です。あいかわらず駄文ですが、短いのですぐ読めます。
読んでみてね(はあと)

―――――――――――――――――――――――――――――――

 災難(または人災)

さらさらとそよぐ風、ごとごとと響く規則的なゆれ、ふわふわと柔らかいクッション、そして、横で気持ちよさそうに眠るガウリイ。

うームカムカするっ。

今回あたしたちが引き受けた仕事は、テルモードシティの魔道士協会から復興しつつあるサイラーグへ手紙と荷物を運ぶ事だった。
今日までの道のりは順調に進み、やたらと絡んでくる盗賊たちをぶちのめし、後一日の距離までやってきた。
さくさく仕事をすませて、いっぱいご飯を食べようと朝から張り切っていた。
そんで、街道を歩いている途中で干し草を積んだ荷馬車の後ろに乗せてもらったまでは良かったのだが……。

気分悪い、気分悪い、気持ち悪い、気持ち悪い、悪いよー。
それにしても気持ちよさそうに寝てるわね、ガウリイ。
関係ないけどむちゃくちゃ腹立つ。
これで、『ふふ…こいつぅ』なんてこと言った日には……(TRY15話参照)

その時ガウリイがにまっと笑った。
「へへ……こいつぅ」

めきっ

あたしのひじが眠っているガウリイのみぞおちに食い込んだ。
「くっ……げほっ、いきなり何するんだ」
「おっちゃん、もう、降りるわありがとう」
さすがに苦しそうな顔で、お腹を押さえて起きあがり抗議する彼。
それを無視して、あたしは荷馬車から飛び降りた。
「おいっリナ」
あたしは近くの木にもたれて目をつぶり深呼吸を繰り返した。
「リナ?気分悪いのか?」
「どうって事ないわよ」

さわさわさわさわ

風が木の葉を鳴らして吹きすぎる。
あー、やっと治ってきたかな。

ややあってガウリイが口を開く。
「ひょっとして、つわりか?」
……………………………………………………………をひ。
「いっぺん死んでこーい。爆裂陣(メガ・ブランド)!!」
「冗談なのにぃぃぃぃ」

ひゅるひゅると空高く飛んでいくガウリイを眺めながら、あたしは次はどの呪文を使おうか考えていた。

―――――――――――――――――――――――――――――
ね、ギャグだったでしょ。あまり面白くなかったですか?あはははは(ごまかし)
私、自分で書いてて思ったんですけど、ガウリイ君、つわりって言葉の意味を知ってるんでしょうか?(殴殺)
あ、あのー読んだ人、こんな駄文ですが、コメント一言でもいいからくださいっ。ほんと一言でいいんですぅ(涙)

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4190Re:災難(または人災)つと E-mail 8/25-02:35
記事番号4189へのコメント

>あ、あのー読んだ人、こんな駄文ですが、コメント一言でもいいからくださいっ。ほんと一言でいいんですぅ(涙)
こうかかれると何故か書いてしまうROMらーです(^^)

そんなぁガウリイがつわりの意味を知ってるかって・・・・あの日を知ってるぐらいですから知ってるでしょう(^^)
で、父親は・・・深読みしてしまいますね(^^;)

また、お話読ませて下さいね♪

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4202ありがとう(うるうる)明美 E-mail 8/26-01:11
記事番号4190へのコメント
つとさんどーもですう。
ありがとう(うるうる)めちゃうれしいです。

>こうかかれると何故か書いてしまうROMらーです(^^)
ううっ、こんなあほな内容の話にコメントくれてありがとう。

>そんなぁガウリイがつわりの意味を知ってるかって・・・・あの日を知ってるぐらいですから知ってるでしょう(^^)
そうそう、あの日を知ってるんだ、たぶんつわりも知ってるだろう(笑)

>で、父親は・・・深読みしてしまいますね(^^;)
いや、まあ、ははは。(赤面)
色々そーぞーしてみてください。
私あまり、色っぽい話は書けないんで……

>また、お話読ませて下さいね♪
ありがとね!
また、思いついたら、書きます。

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4222一日保母さん・その1明美 E-mail 8/28-01:29
記事番号4065へのコメント
なんかほのぼのした題ですが、そんなにほのぼのしてない話です。(笑)
今回はらぶらぶガウリナって話じゃないんです。(他のカップリングって訳でもないんですけど)

――――――――――――――――――――――――――――――――

 一日保母さん・その1

「すみません。ちょっと、お願いです」
どこか焦っているような女性の声は、あたしとガウリイが道端でたこ焼きの取り合いをしている最中に聞こえてきた。

「ふぁぃ、何でふ?」
見ると、長い金髪をポニーテールにした綺麗な女の人――おそらく20代後半だろう――が、女の子を抱いて立っていた。
「あの、ちょっと、この子を」
「すきありっ」
「あ゛っ、ひどーい。ならこれ貰いっ」
「それ、オレのだぞ」
ばくばくばくばく
「あのっ、ちょっと、この子をっ」
「あたしがお金出したんでしょ」
「忘れた」
「あのー、ちょっとお、聞いてよー」
ばくばくばくばく
「あ、のっ、ねえ」

あたしが最後の1個を口に入れて振り向くと、さっき声をかけてきた女の人が肩で息をしていた。
ありゃ、ちょーっと待たせちゃったかな。
あたしは営業スマイルを浮かべた。
「はい、何ですか?」
「ちょっと、この子預かっててください」
有無を言わさず、ぱっと、その女の人は抱いていた女の子をあたしに渡す。眠っているその子を落とすわけにもいかず、反射的に受け取った。
え……と。
「お願いしますね。必ず迎えに来ますからー」
オレンジ色の長いフレアスカートの裾をひるがえして、その子のお母さんは走って行ってしまった。
え、ちょっとお……。いつ迎えに来るんだろうか?

「どうするんだ、リナ」
あまりの展開にぼーぜんとしていたあたしに、ガウリイもぼーぜんとした様子で声をかけてきた。
「どうするったて、ここで待ってるしかないわね。置いてく訳にもいかないし、どこかに連れて行ったら誘拐になっちゃうわ」
女の子は3、4才ぐらいだろう。お母さんと同じ金髪で白い肌、白いブラウスにオレンジ色のミニのフレアスカートをはいている。
なかなか可愛らしい子なんだけど、ちょっと重いんだけど。

「ガウリイ、この子重い。かわってよ」
「おや、リナさん、ガウリイさん。お久しぶりですね」
『ゼロス?!』
あたしとガウリイの声がハモり、突然のゼロスの出現に驚いたあたしは、女の子を落としそうになった。
「いやあ、しばらく会わない間に、おふたりの間にお子さんができていたとは」
『ちがーうっ』
また声がハモった。
「さっきこの子の母親から預かったのよ」
と言うより、押し付けられたんだけどね。
「何だ、違うんですか。でも、ガウリイさんに似てると思ったんですが」
そう言ってゼロスは、まじまじとあたしに抱かれた女の子を眺めた。
「あたしの子供じゃないけど、ガウリイの子供かも」
「オ、オレは知らないぞ」
「もしかして、この子の母親って」
「知ってるの?ゼロス」
「いえ、親かどうかは分かりませんけど、さっき、湖の側で襲われてた女の人が子の子と同じスカートを」
「ゼロスっ、この子預かってて。ガウリイ行くわよ」
「おうっ」
「預かるのはかまいませんけど、もう遅いと思いますよ」
走り出したあたしたちの背中にゼロスの声が届いた。
分かってるけど、ほっておけないじゃないの。

―――――――――――――――――――――――――――――――
一応ここで切っておこうっと。
まだ続きまーす。次も読んでくれないと暴れちゃわないけど……拗ねますよ(笑)

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4223一日保母さん・その2明美 E-mail 8/28-02:39
記事番号4065へのコメント
今度の話、私の話にしては謎が多いでしょ?(笑)
あのお母さんはなぜ子供を置いて行ったのか?襲われてたのはなぜか?
この子は一体何者なのか?なんでゼロスが突然現れたのか?それから、保育料は一体いくらなのか?(笑)
ぜーんぶ読めば分かります。では、いきますよ。

―――――――――――――――――――――――――――――――

 その2

ゼロスの言ったとおり、湖の側にはもう人影はなく、ただ争いの跡だけが残されていた。なかには、明らかに爆発系の呪文の跡もあった。
最悪の場合、あの人の死体があると言うのも考えたが、それはなかった。――もっとも、ここで襲われていた人があの人とは限らないし、死体が運ばれたという可能性もある。連れ去られたということも考えられるし……。

「ママ、どこ?」
色々可能性を考えていると、泣きそうな女の子の声が聞こえてきた。
すっかり目がさめたらしく、ゼロスと一緒に歩いてくる。
「ゼロス、なんでここに連れてくるのよっ」
あたしは近寄ってきたゼロスの胸倉をつかんで、女の子に聞こえないように小さな声で言った。
「もう、さっきから大泣きでして、僕の言う事なんか聞いてくれませんよ」
「ねえ、ママは?」
辺りをきょろきょろ見まわしていた女の子は、あたしのマントを引っ張った。
困ったなあ。
「ママは、ちょっとご用事で出かけてるから、お姉ちゃんと一緒に待ってようね」
あたしは、しゃがみこんで女の子と目線をあわし、優しくゆっくり言って聞かせた。
「う……ん」
「いい子ね。あなたお名前はなんて言うの?」
「おなまえ?」
「そう、名前は?」
「セイラ」
「じゃ、セイラちゃん。行こうか」

手をつないで立ちあがると、辺りを調べていたガウリイがあたしの横――セイラの反対側――に来た。
「これ、向こうで見つけたんだが」
セイラに聞こえないように小声で言って、金のブレスレットを差し出す。
あの人ブレスレットなんてしてたかなあ……よく覚えてないんだけど。

「あ、ママの」
話し声は聞こえなかったらしいが、ブレスレットが見えたのかうれしそうにぴょんぴょんするセイラ。
「そう……じゃ、セイラちゃんが持ってて」
「うんっ。ここに入れて」
にこにこしてポケットを広げた。
「ママね。これ、だいじ、から。セイラにさわっちゃだめっていうの」
「ふーん、そうなんだ」
ブレスレットをそっとポケットに落とし込むと、大事そうにポケットの上から手で押さえた。
「ありがとう、おねえちゃん」
「じゃあ、行こっか」
「うん!」

「いやー、リナさんにすっかりなついちゃいましたね」
「子供同士で気が合うんだろ」
「そうですねえ」
んっふっふっふっ。
「あ、セイラちゃん。あそこにウサギ(はあと)」
「あーっ、うさちゃーん(はあと)」
よしっ。セイラは走って行ったと。

「烈閃槍(エルメキア・ランス)………炸弾陣(ディル・ブランド)」
烈閃槍(エルメキア・ランス)はゼロスの横をすり抜け、炸弾陣(ディル・ブランド)はガウリイの側の地面に炸裂した。
「分かってるだろうけど、今のはわざと外してあげたのよ」
当たってもそんなにダメージのある術じゃないのに、男二人は顔色を変えてこくこくとうなずいた。

「きゃーうさちゃーん(はあと)」
「ほんと、かわいいウサギさんねえ(はあと)」
「かあーいー(はあと)」

しばらく、ウサギとたわむれる声が湖面に響き渡っていた。

――――――――――――――――――――――――――――――――
まだ、謎が解けていませんねえ。(笑)
もうしばらくお付き合いください。
続きは、2、3日中に書くでしょう。(他人事のように言う私)

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4240一日保母さん・その3明美 E-mail 8/29-09:54
記事番号4065へのコメント
えーと、その3書けました。まだ、じっちゃんの名にかけてでも、謎は解けないんですねえ。
え?そんなにたいした謎じゃない?(笑)
もし、書き終わるまでに謎が解けたらコメントください。
今後の参考にしますので。(まだ書くんかお前はっ)
―――――――――――――――――――――――――――――――

 その3

夕方になって、セイラを預けられた場所の近くの宿屋に落ち着いた。
まあ、あれから、ジュース飲みたい、アイス買って、風船欲しい、とあちこち引っ張りまわされた。
引っ張りまわされながら、聞き込みをしたんだけど、どうもこの親子はこの町にすんでいる人ではないらしい、ということだけが分かった。
どうしても、セイラが騒いでしまって、聞きこみが十分できない。

ゼロスは途中で音を上げてどこかに消えてしまうし。セイラを肩車していたガウリイは、肩が痛いみたい……そーいう、あたしもさすがに疲れたけど。
その、みんなを疲れさせた張本人はあたしのベットですやすや眠っている。
寝てるとかわいいんだけどなあ……案外この子の親って、トラブルに巻き込まれたんじゃなくて、このわがままに付き合いきれなくなったんじゃあ……?
そんな訳ないか。

あたしとガウリイは、疲れた顔を突き合わせて打ち合わせをしていた。
「どうするんだ、この子?」
「うーん」
あたしは腕組みをして考え込んだ。
「親、迎えに来ないじゃないか」
「来ないと言うか、来れないのかもね」
「じゃあ、リナは」
「しーっ、大きな声出さないで、起きるわよ。ま、死んだと決まったわけじゃないし、連れて行かれただけならいくらでも手のうちようがあるわよ」
「うーん」
今度はガウリイが考え込んだ。珍しく難しい顔しちゃって。
あたしは何か言ってやろうと口を開いたら、言葉のかわりにあくびが出た。
「眠いなら、無理しなくていいぞ」
「眠くないってば」
また、あくび。
「はい、はい」
ガウリイはあたしの頭を軽くぽんぽんたたくと笑いながら部屋を出て行った。
まーた、子供扱いするっ。

あたしのお腹にセイラの足がどさっと乗っかった。
またか。
さっきは顔に、次は足に、という具合で、あたしがセイラの横で寝出したときから5回ぐらい乗られたり蹴られたりしている。
これじゃあ、とてもじゃないけど寝られない。
あたしはため息をついて起き上がった。

窓の外から照らす月の明りが不意に、ふっと途切れた。
なんとなく窓の外を眺める、と、月がかげった原因と目が合った。
それは、暗殺者のような黒い服で身を包み、顔も黒い布で目以外の部分を隠している男だった。もしかして昼間この子の母親を襲っていたやつ……?
表情は読み取れないし、殺気も気配も伝わってこない。
窓が音もなく開けられた。
あたしはセイラを抱きかかえて、窓から離れ間合いをとった。

――そう言えば、前にズーマに狙われていたときにもこんなことがあった、でも
「ん…おねえちゃん?」
「いい子だから静かにしてて」
――その時には子供を抱えてはいなかった。

口の中で急ぎ呪文を唱える。
「明り(ライティング)」
手の中に生まれた光を相手の目に向かって投げる。
男は予想以上にすばやい動きで明りをよけ、床でくるりと1回転して間合いを一気に詰める!
「振動弾(ダム・ブラス)」
男は、至近距離から放たれた術をよけず、手に持ったナイフではじいた。
魔法剣か?
ナイフを油断なく構えて、男は初めて声を出した。
「子供を渡せ」
低い、くぐもった声。
「この子をどうするつもり?母親はどうしたのっ?」
「母親がどうかしたのか?」
男はひどく驚いたようだ。ナイフを持っている手に隙ができた。小さな声でまた呪文を唱える。ショート・ソードがあればいいのだが、セイラを抱きかかえるので精一杯で、今は素手なのだ。

ドンドンドン
「リナっ大丈夫かっ」
ドアの向こうでガウリイの声。
「氷の矢(フリーズ・アロー)!」
「ちっ」
男はこれをあっさりかわし、あたしの足元にナイフを投げつけ窓から逃げて行った。

「リナっ」
「大丈夫よ」
あたしはドアの掛け金をはずした。
「何だったんだ?」
「分かんない、母親が襲われてたことは知らなかったみたいだから、昼間のとは別のやつみたい」
「おねえちゃん……」
「あ、セイラちゃん、もう大丈夫だからね」
「おしっこ」
がくっ
あたしとガウリイは思いっきし力が抜けてしまった。

――――――――――――――――――――――――――――――
まだ、続きます。
セイラってかわいいでしょ。家の4才の次女がモデルです。(親ばか)

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4247またまたまた読みに来ましたAKIE E-mail 8/30-06:08
記事番号4240へのコメント
どうも、お久しぶりAKIEです
明美さん、しつこいですが、読みに来ましたよ(^^)

>まあ、あれから、ジュース飲みたい、アイス買って、風船欲しい、とあちこち引っ張りまわされた。
>引っ張りまわされながら、聞き込みをしたんだけど、どうもこの親子はこの町にすんでいる人ではないらしい、ということだけが分かった。
>どうしても、セイラが騒いでしまって、聞きこみが十分できない。
それは・・・かなり、大変ですね・・・(^^;;

>寝てるとかわいいんだけどなあ……案外この子の親って、トラブルに巻き込まれたんじゃなくて、このわがままに付き合いきれなくなったんじゃあ……?
>そんな訳ないか。
いや、そーかもしれないぞー(笑)

>さっきは顔に、次は足に、という具合で、あたしがセイラの横で寝出したときから5回ぐらい乗られたり蹴られたりしている。
>これじゃあ、とてもじゃないけど寝られない。
人のことは、言えないぞ・・・(^^;;


>「おねえちゃん……」
>「あ、セイラちゃん、もう大丈夫だからね」
>「おしっこ」
>がくっ
>あたしとガウリイは思いっきし力が抜けてしまった。
この、間がいいですね〜

>まだ、続きます。
>セイラってかわいいでしょ。家の4才の次女がモデルです。(親ばか)
がんばって下さい!!
次回も読みますよー!!
それでは、また。

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4257またまたまたありがとう明美 E-mail 8/30-23:16
記事番号4247へのコメント
>どうも、お久しぶりAKIEです
>明美さん、しつこいですが、読みに来ましたよ(^^)
いえいえ、しつこいなんてそんな、読みに来てくれてうれしーです。

>それは・・・かなり、大変ですね・・・(^^;;
いやいや、子供なんてそんなもんです。家の子より、少しわがままに書いてみました。

>いや、そーかもしれないぞー(笑)
あははっ、そーじゃないんですねえ。

>>これじゃあ、とてもじゃないけど寝られない。
>人のことは、言えないぞ・・・(^^;;
ああ、NEXTでありましたねえ。

>>「おねえちゃん……」
>>「あ、セイラちゃん、もう大丈夫だからね」
>>「おしっこ」
>>がくっ
>>あたしとガウリイは思いっきし力が抜けてしまった。
>この、間がいいですね〜
間、よかったですか?この前から文章の間をよくしようとがんばってるんですが、どうも、思ったようにはいかなくて。ちょっと自信がつきました。

>がんばって下さい!!
>次回も読みますよー!!
>それでは、また。
次は解決編になります。と思う(笑)

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4267一日保母さん・その4(解決編)明美 E-mail 8/31-18:59
記事番号4065へのコメント
では、待ちに待った(誰も待ってないって)解決編いきまーす。
―――――――――――――――――――――――――――――
 その4(解決編)

次の朝、宿屋の食堂であたしは影を背負ってご飯を食べていた。

ううう……ねむひ……

あれからまた襲撃がないとも限らないので、あたしとガウリイは朝まで交代で見張りをしていたのだが……結局朝までなーんもなくて余計に疲れただけだった。

疲れてると思うのにガウリイはいつもと変わりなく、黙々とフォークを動かしていた。
そして、この騒動の元凶とも言えるセイラは、朝から元気にホットケーキを食べている。
あたしは影を背負ったまま、セイラのおしゃべりに耳を傾けていた。
「あのね、あのね、セイラちゃん、ホットケーキすき」
「あ、そう」
「あとねー、チョコとー、アイスとー」
「はいはい」
アイス好きなのは昨日わかったって。
「ママとー、パパとー」
おいおい食べ物と一緒なんかい。
「おねえちゃんとおにいちゃんもすき」
………………………。
「よかったな、リナ」
「ガウリイもね」
あたしたちはそっと顔を見合わせて微笑んだ。
「あとねー」
セイラはいったん言葉を切ると、ぱあっと顔を輝かせて叫んだ。
「ママっ、パパっ」
「セイラ」
入り口の方を振り返ってみると、そこにはセイラの母親と、背の高い黒髪の男の人が立っていた。
「ママぁ」
セイラは椅子から飛び降りて母親に抱きついた。
「長い時間ありがとうございました」
セイラの背中をぽんぽんたたきながらお辞儀をするその様子は、とても、襲われてた人とは思えない。
ガウリイもきょとんとした顔を……って、これは顔を覚えてないからか。
「え、いえ。いーんですけど」
「昨夜はすみませんでした」
今度は男の人の方が……ん?この声。
「夜、襲ってきた暗殺者もどきっ?」
「はい、てっきり、娘が誘拐されたんだとばかり、はっはっは」
をいをい、笑い事じゃないってば。
「でも確か、昼間お母さんも襲われてたんでしょ?」
「ええ、それがなかなかしつこい借金取りでねえ」
『借金取り?』
あたしとガウリイの声がハモった。まさか借金取りに襲われてたなんて……。
セイラのお母さんはにこにこしたまま、
「半年ほど返済が遅れただけなのにねえ。あんまりしつこいから、私、呪文で吹き飛ばしたんですよ」
あたし、借金取りに同情するかも。
「やっと、返すめどがついたんで、借金取りも何も言わなくなったんです」
「あ、そーですか」
それって、この人に呪文で吹っ飛ばされるのが怖いだけなんじゃあ……?

「あの、昨日のナイフなんですが」
「はい、ここにあります」
あたしはナイフをセイラの父親に差し出す。
「いえ、セイラを預かってくれたお礼に差し上げます」
「え、いいんですか?」
「是非、受け取ってください」
やったー、お父さん太っ腹っ。このナイフ魔法剣みたいだし、高く売れるかも。
「それじゃあ、本当にありがとうございました。さ、セイラ、お兄さんとお姉さんにバイバイは?」
「バイバーイ」
母親にうながされ、にこにこして手を振るセイラ。
「セイラちゃん、バイバイ」
「元気でな」
「おにいちゃん、おねえちゃん、また、あそぼうねー」
あたしとガウリイは、仲良く去っていく3人を見送った。

「あーあ、行っちゃった」
あたしは遠ざかって行く3人、いや、セイラを見ながらポツリとつぶやいた。
「寂しいんだろ?」
ガウリイも一点を見つめたままだ。
「なーんか、寂しいって言うか、気が抜けたって言うか……」
「そうだなあ」

   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆

平凡などこにでもいるような3人の親子は、人目に付かないところまでくると、パッと姿が変わった。

1人はつややかな金髪を腰まで伸ばし、手には金のブレスレット、白いゆったりとした服を身に着けた若い女性。
もう1人は黒いおかっぱ頭で、手には錫杖、黒い法衣を身に着けた若い男性。

「どうでした、ゼラス様」
「うーん、最後、1人2役は面倒だったわね」
獣王ゼラス=メタりオムは腕組みをしながら言った。
「いえ、そういう事をお聞きしてるんじゃないんですが」
「分かってるわよ。リナ=インバースとガウリイ=ガブリエフの事でしょ?」
「はい」
「子供に甘い!」
「は?それだけ……ですか?」
「なに?ゼロス。なにか文句があるの?」
「いいえ、とんでもない」
ゼロスは、こっそりため息をついた。
「なかなか面白かったわよ」

ゼロスはこの上司様の命令(思いつきとも言う)で色々させられた。その、結果がこれである。

ゼロスが思い切り疲れまくったのは言うまでもない。

――――――――――――――――――――――――――――
終わりました。
えーと、今度はどこに墓穴掘ろうかな。この前、地球の裏側まで掘っちゃったし(笑)
いっそのこと、アリの巣のよーにしてそこに住むとか(笑)

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4275またまたまたまた読みに来ましたAKIE E-mail 9/1-07:01
記事番号4267へのコメント
明美さんまたまたまたまた読みに来ましたよー(かなりしつこい・・・^^;;)

>あれからまた襲撃がないとも限らないので、あたしとガウリイは朝まで交代で見張りをしていたのだが……結局朝までなーんもなくて余計に疲れただけだった。
お疲れさまです(^^;;


>「ママっ、パパっ」
>「セイラ」
>入り口の方を振り返ってみると、そこにはセイラの母親と、背の高い黒髪の男の人が立っていた。
>「ママぁ」
>セイラは椅子から飛び降りて母親に抱きついた。
おおっ、感動ですぅ〜!
セイラちゃん、かわゆい(はぁと)


>「半年ほど返済が遅れただけなのにねえ。あんまりしつこいから、私、呪文で吹き飛ばしたんですよ」
>あたし、借金取りに同情するかも。
これには、同感です・・・・


>「バイバーイ」
>母親にうながされ、にこにこして手を振るセイラ。
>「セイラちゃん、バイバイ」
>「元気でな」
>「おにいちゃん、おねえちゃん、また、あそぼうねー」
う〜ホントこーゆーとこ、かわい〜ですね、セイラちゃん

>1人はつややかな金髪を腰まで伸ばし、手には金のブレスレット、白いゆったりとした服を身に着けた若い女性。
>もう1人は黒いおかっぱ頭で、手には錫杖、黒い法衣を身に着けた若い男性。
この人達でしたか(笑)


>ゼロスはこの上司様の命令(思いつきとも言う)で色々させられた。その、結果がこれである。
>
>ゼロスが思い切り疲れまくったのは言うまでもない。
ご苦労様です(^^;;)

>終わりました。
>えーと、今度はどこに墓穴掘ろうかな。この前、地球の裏側まで掘っちゃったし(笑)
>いっそのこと、アリの巣のよーにしてそこに住むとか(笑)
面白かったですよ(^^)
それと、地球の裏側は、どうでした?(笑)
それと、明美さんは、これだけの文を、どの位の時間で書いてしまうんですか?
私なんかどれだけかかるか・・・(;;)
それでは、また次回作、楽しみにしてますよ(^^)

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4282:またまたまたまた読みに来てくれてありがとう明美 E-mail 9/1-23:50
記事番号4275へのコメント
>明美さんまたまたまたまた読みに来ましたよー(かなりしつこい・・・^^;;)
しつこいなんてそんなあ、コメントがあってめちゃうれしいー。

>お疲れさまです(^^;;
リナが影背負うぐらいですから、よっぽどです。

>>「ママぁ」
>>セイラは椅子から飛び降りて母親に抱きついた。
>おおっ、感動ですぅ〜!
>セイラちゃん、かわゆい(はぁと)
でしょ〜。ちなみに家の子は、んなことしません(しくしく)さびしー

>>あたし、借金取りに同情するかも。
>これには、同感です・・・・
借金取りには人権はないのか?かわいそうに(笑)

>>「おにいちゃん、おねえちゃん、また、あそぼうねー」
>う〜ホントこーゆーとこ、かわい〜ですね、セイラちゃん
また、あそぼうねー。が、かわいーでしょ。

>>1人はつややかな金髪を腰まで伸ばし、手には金のブレスレット、白いゆったりとした服を身に着けた若い女性。
>>もう1人は黒いおかっぱ頭で、手には錫杖、黒い法衣を身に着けた若い男性。
>この人達でしたか(笑)
ふふっ、ここに来るまで分かりませんでしたか?

>>ゼロスはこの上司様の命令(思いつきとも言う)で色々させられた。その、結果がこれである。
>>
>>ゼロスが思い切り疲れまくったのは言うまでもない。
>ご苦労様です(^^;;)
ゼロスの災難って題にすれば良かったかも(笑)

>>えーと、今度はどこに墓穴掘ろうかな。この前、地球の裏側まで掘っちゃったし(笑)
>>いっそのこと、アリの巣のよーにしてそこに住むとか(笑)
>面白かったですよ(^^)
>それと、地球の裏側は、どうでした?(笑)
>それと、明美さんは、これだけの文を、どの位の時間で書いてしまうんですか?
>私なんかどれだけかかるか・・・(;;)
>それでは、また次回作、楽しみにしてますよ(^^)
地球の裏側は、寒いです(笑)
専業主婦なので、書く時間はあります。夏休みの子供たちをほっといて(おいおい)家事のあいまに書きました。(話を書くあいまに家事してた、とも言う)
広告の裏(笑)に下書きして、今回のは全部で5日ぐらいかかったかなあ。