◆-金色なりし、闇の王-ルビーアイ様(8/31-12:38)No.4263
 ┣Re:金色なりし、闇の王-さぼてん(9/1-20:12)No.4277
 ┣Re:金色なりし、闇の王-嵐 瞳々(9/2-11:43)No.4286
 ┗読んで頂いた方、ありがとうございます。-ルビーアイ様(9/9-22:20)No.4391


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4263金色なりし、闇の王ルビーアイ様 E-mail URL8/31-12:38

我が意志こそ、我が力・・・我が力こそ、我が意志・・・
故に我はここにある。在りし日の姿に変えることを夢見て・・・・・・

その名は金色の魔王「ロード・オブ・ナイトメア」
ある者により自らを召還された。そして、その者の願いと引き替えにその姿を得た。
だがそれは、自らの意志でその姿・・・いや、器を捨てた。
そして、再び混沌の海へと還っていく。

「やぁ、久しぶりだね、ロード・オブ・ナイトメア。長いし、面倒だから『ロード』って呼ぶよ、昔みたいにさ。」
「・・・・・・・・・・・汝か。」

一人の者が、金色の魔王に話しかける。それはは人間の男らしき姿をしている。
お互い、古い知り合いなのだろうか、男は親しげに話しかける。

「ロード、君はさっき現世に召還されたね。今までも何度か君の力を感じてたけど、今回は君そのものを
 感じたからもしや、と思って来てみたんだ。それで・・・・」
「我が何故、あの器を手放したか、それを聞きに来たのか。」

相変わらずさえている。彼の考えていることはすべて見透かされているようだ。
やはりすべての物の母だからだろうか。それとも・・・・

「それは・・・我にも解らぬ。」
「はぁ?解らないのに器を捨てたのかい?せっかく君を受け止められる程の器だったのだよ。」

しばらく沈黙が続き、ふと重い口を開くように金色の魔王が呟く。

「強いて言うなれば・・・・・・・・・『想い』だ。」
「想い?どういう意味だい?僕には解らないよ、ちゃんと説明してくれ。」

「我は・・・我を召還せし者・・・リナと呼ばれし者の、その純粋な意志により現世に現れた。
 我はその器をもって、還ろうとした。だがその時、その器・・・いや、その娘を人間の男が追いかけて来た。」
「その男が原因なのかい?でも、人間になにができる?君ほどの存在がたかが人間の男一人に
 何を惑わされたっていうのかい?」

「その男は娘を助けたいという、ただそれだけの理由で我を追ってきた。我に恐怖することなく。
 そして我が混沌のうちにあった娘の意識が、この男の名を叫んだ、そしてその想いを。」
「なるほど。つまり、恋人関係の二人を引き離すのが可哀想になったんだ。 だから器を捨てたのか。」

その言葉に金色の魔王は答えなかった。しかし、男には解っていた。
それの想いを、その優しさを。

「君は昔からそうだね、これで3回目だよ。せっかく器を手にしても、すぐ手放すんだから。
 しかも3回とも同じ理由だし。君は器を手に入れる気があるのかい、全く。」

男はあきれ口調で言うが、不思議と悪意は感じられない。
そして、金色の魔王は、再びその意識を混沌に向けて沈め始めた。

「ロード、最後に一つ聞いてもいいかな。」
「・・・・・・何をだ。」
「本当は・・・今の状況を気に入ってるんじゃないのかい?混沌の海としての存在を、さ。」

その質問に答えようとはしない。男も敢えてそれ以上、聞こうとはしなかった。

「それじゃあ、君が再び現世に現れるその日まで。それまでお元気で。」

男がこの場を立ち去ろうとしたとき、不意に金色の魔王が声をかける。

「・・・・・・汝もな」

男は振り向いて手を振る。
そしてこう思う。

「僕は、待ってるからね。いつまでも・・・・・・」

____________________________________________________________________________________________________________

ちょっと思いついたものを、一気に文章化してしまいました。
でも、よく分からない結果になってしまいました。

ここまで読んでくれた方、ありがとうございます。それでは、またいつか・・・・・・




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4277Re:金色なりし、闇の王さぼてん 9/1-20:12
記事番号4263へのコメント
ルビーアイ様さん
たぶんはじめましてだと思うので、初めまして。

ここしばらく、まともに小説を読んでいないせいか、
よく理解できませんでした。

で、金色の魔王(ロード・オブ・ナイトメア)
に話しかけたのは一体誰なのでしょう?
魔族方でしょうか神族方でしょうか?
全てのものの母と対等に話をしているところから見て、
地位の高い方だという予想は付くのですが・・・?

これを読んで、なんかやっぱり「全てのものの母」だなぁって思いました。
「やさしい」という所なんて母という言葉にぴったしですもんね。
なんか混沌だとかという言葉だと、魔族系?って思いがちなんですけどね・・・

なんか感想になってなくてすみません。
でもinteresting(スペルあってる?)な作品でした。


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4286Re:金色なりし、闇の王嵐 瞳々 E-mail 9/2-11:43
記事番号4263へのコメント
面白かったです☆
はじめましてっっ

>「やぁ、久しぶりだね、ロード・オブ・ナイトメア。長いし、面倒だから『ロード』って呼ぶよ、昔みたいにさ。」
>「・・・・・・・・・・・汝か。」

いいですねぇっ
なんていうんですか、魔族ギャグにあるような身近なL様もいいですがこの感じも私は好きですねぇ(はぁと)

>一人の者が、金色の魔王に話しかける。それはは人間の男らしき姿をしている。
>お互い、古い知り合いなのだろうか、男は親しげに話しかける。
L様と古い知り合い・・・あんたいくつや?

>「その男は娘を助けたいという、ただそれだけの理由で我を追ってきた。我に恐怖することなく。
> そして我が混沌のうちにあった娘の意識が、この男の名を叫んだ、そしてその想いを。」
>「なるほど。つまり、恋人関係の二人を引き離すのが可哀想になったんだ。 だから器を捨てたのか。」
この男のひと、好きですねぇ(笑)

>男は振り向いて手を振る。
>そしてこう思う。
>
>「僕は、待ってるからね。いつまでも・・・・・・」
・・くぅっいい感じっっっ
すみません、一辺倒な感想で・・・(^^;

>ちょっと思いついたものを、一気に文章化してしまいました。
>でも、よく分からない結果になってしまいました。
L様の具体化はとても難しいでしょうから、この話はとてもうまく出来ていると思います・・・

というわけで意味不明でしたが、またどこかで・・・とんとん。

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4391読んで頂いた方、ありがとうございます。ルビーアイ様 9/9-22:20
記事番号4263へのコメント
読んで頂いた方、ありがとうございます。

これはアニメの「スレイヤーズNEXT」をベースにしてます。
だから結構いいお方にしてみました。(どんなんや)

ここに出てくるあのお方と、男との関係ですが・・・
1:力関係が互角。
2:昔の彼氏、彼女関係。
3:思いつき。

の、どれかです。(いい加減?)
個人的には2にしたいなぁ。彼は器に還るのを待ち続けてますから。

それでは失礼します。