◆-いつでも・・・。-ほっとみるく(9/10-15:06)No.4411
 ┗感想ですぅ!-ルビーアイ様(9/10-22:09)No.4424
  ┗ルビーアイ様へ-ほっとみるく(9/11-03:52)No.4430


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4411いつでも・・・。ほっとみるく 9/10-15:06

さっそく出来ちゃいましたっ、ルビーアイ様の言われてた「ゼロリナ」。
かなり都合の良い物になってます(特に姉ちゃんの性格やら強さやらが)。
何はともあれ、どうぞお読みください^^。



「ねぇ、ゼロス。あんた何でこんな所にいるの?」
「はい?それは・・・。」
いつものごとく右手の人差し指を立て、
「秘密?」
ゼロスの決めゼリフを一足先に私が言う。
「はい。」
「で・・・、どーして‘そこ’に座ってるの?」


今、私はゼフィーリアに里帰り中。
もちろん、ガウリイも一緒に。
そのガウリイは今、姉ちゃんに剣の稽古をしてもらってる・・・。
で、私はと言うと・・・姉ちゃんに命令された通り、夕ご飯の準備中。
食器が所狭しと並べてある机のイスに、ゼロスは現れたのだった・・・。


「で・・・、どーして‘そこ’に座ってるの?」
料理をこげつかす訳にもいかず、手を動かしながら尋ねる。
「リナさんの手料理を食べる機会はそんなにないと思いまして。」
「そりゃそーだけど・・・。姉ちゃんのこと、知ってるんでしょ?」
「はい。有名なスィーフィード・ナイトですから。」
「・・・大丈夫なの?」
「心配してくださるんですか?」
「・・・そりゃー、ね。」
私にとって・・・ゼロスは‘特別な存在’だから・・・。
「ありがとうございます、リナさん。」
「・・・ん。」
「平気ですよ。彼女が来る前に消えますから。」
「本っ当に何しに来た?!」
思わずつっこみを入れてしまふ。
「それは・・・。」
‘秘密です’の言葉がなく、不信に思ってゼロスがいた方を振り返る・・・と。
私のすぐ後ろでゼロスが真面目な顔をして立っていた・・・。
「ゼロス?」
いつものニコニコ笑いではなく、優しく微笑んで一言。
「リナさん、あなたに逢う為です・・・。」
軽い口付けを残し、ゼロスは闇へと帰る。
「また・・・来ます。あなたに逢いに。」
小さなささやきが、耳に入る。
「うん。」
私は・・・嬉しくて、きっと・・・見ているであろうゼロスに向かって微笑み、
「待ってる・・・。」
小さく、つぶやいた。

と、同時に勢い良く扉が開けられる。
思わずビクッとなるが・・・あぁ・・・。
怖い顔した姉ちゃんが立ってる・・・。
「リナッ?!今、魔族いなかった?」
「・・・いたけど帰った。ガウリイは?」
さすがは姉ちゃん。
消してたはずのゼロスの気配に気付いたらしい・・・。
「1人で訓練してる。・・・で、リナ、この臭いは何?」
「え・・・?げ・・・こげてるぅぅぅぅぅ。」
「リィーーナァーー?!」
あう・・・殺気が・・・。
「あのっ、あのっ・・・姉ちゃん、ごめーーーんっ!!」
「ごめんじゃ済まないでしょ!この分の材料費、あんたが出してね!」
「えーー・・・そんなぁ。」
「つべこべ言わないっ!ほらっ!ちゃっちゃと作り直すっ!」
「・・・はぁい。」

「クスクス。」
ゼロスの笑い声が頭に響く。
「リナさん、あなたを見守ってますよ・・・いつでも。」

・・・いつでも、見守ってますよ・・・。

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4424感想ですぅ!ルビーアイ様 E-mail URL9/10-22:09
記事番号4411へのコメント
>今、私はゼフィーリアに里帰り中。
>もちろん、ガウリイも一緒に。
>そのガウリイは今、姉ちゃんに剣の稽古をしてもらってる・・・。
>で、私はと言うと・・・姉ちゃんに命令された通り、夕ご飯の準備中。
>食器が所狭しと並べてある机のイスに、ゼロスは現れたのだった・・・。
姉ちゃんって、何でもできるお方。(^_^)

>「で・・・、どーして‘そこ’に座ってるの?」
>料理をこげつかす訳にもいかず、手を動かしながら尋ねる。
>「リナさんの手料理を食べる機会はそんなにないと思いまして。」
リナの手料理・・・旨いのかなぁ。その前に作れるの?

>「・・・大丈夫なの?」
>「心配してくださるんですか?」
>「・・・そりゃー、ね。」
>私にとって・・・ゼロスは‘特別な存在’だから・・・。
ガウリィを故郷に連れてきておいて、なんて大胆な発言を(きゃ!)

>いつものニコニコ笑いではなく、優しく微笑んで一言。
>「リナさん、あなたに逢う為です・・・。」
>軽い口付けを残し、ゼロスは闇へと帰る。
>「また・・・来ます。あなたに逢いに。」
>小さなささやきが、耳に入る。
>「うん。」
>私は・・・嬉しくて、きっと・・・見ているであろうゼロスに向かって微笑み、
>「待ってる・・・。」
>小さく、つぶやいた。
ああ〜、もうたまらないっす!(爆発じゃあ〜)


>「1人で訓練してる。・・・で、リナ、この臭いは何?」
>「え・・・?げ・・・こげてるぅぅぅぅぅ。」
>「リィーーナァーー?!」
>あう・・・殺気が・・・。
>「あのっ、あのっ・・・姉ちゃん、ごめーーーんっ!!」
>「ごめんじゃ済まないでしょ!この分の材料費、あんたが出してね!」
>「えーー・・・そんなぁ。」
商売人の子ですねぇ。お金には厳しいものがあります。(^_^)

>「クスクス。」
>ゼロスの笑い声が頭に響く。
>「リナさん、あなたを見守ってますよ・・・いつでも。」
リナのしあわせもの〜って、このお話、二股なんでしょうか?

まさか「ゼロリナ」を書いて下さるとは・・・脱帽ですぅ〜!
「ガウリナ」「ゼロリナ」に限らず、どんどん書いていって下さい。

それでは失礼を。

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4430ルビーアイ様へほっとみるく 9/11-03:52
記事番号4424へのコメント
>>「で・・・、どーして‘そこ’に座ってるの?」
>>料理をこげつかす訳にもいかず、手を動かしながら尋ねる。
>>「リナさんの手料理を食べる機会はそんなにないと思いまして。」
>リナの手料理・・・旨いのかなぁ。その前に作れるの?
作れますよー。姉ちゃんに叩き込まれたらしく、かなりおいしいらしいですー。

>>「・・・大丈夫なの?」
>>「心配してくださるんですか?」
>>「・・・そりゃー、ね。」
>>私にとって・・・ゼロスは‘特別な存在’だから・・・。
>ガウリィを故郷に連れてきておいて、なんて大胆な発言を(きゃ!)
今回のガウリイ君はたんなる‘旅の連れ’のつもりですぅー。

>>「クスクス。」
>>ゼロスの笑い声が頭に響く。
>>「リナさん、あなたを見守ってますよ・・・いつでも。」
>リナのしあわせもの〜って、このお話、二股なんでしょうか?
違いますぅ〜。・・・やっぱり根が「ガウリナ」だからそんな雰囲気出ちゃうんでしょうか・・・?

>まさか「ゼロリナ」を書いて下さるとは・・・脱帽ですぅ〜!
>「ガウリナ」「ゼロリナ」に限らず、どんどん書いていって下さい。
>
>それでは失礼を。

ルビーアイ様、またまたありがとうございますっ!
こちらこそ、ルビーアイ様の新作、心よりお待ちしてます^^。