◆-へっぽこ女医さんニーナ(リナ編)-LINA(9/14-19:30)No.4560
 ┣へっぽこ女医さんニーナ(ガウリイ編)-LINA(9/14-21:16)No.4562
 ┣へっぽこ女医さんニーナ(アメ・ゼル編)-LINA(9/14-21:49)No.4564
 ┗へっぽこ女医さんニーナ(自己葛藤編)-LINA(9/14-22:26)No.4567
  ┗おわび-LINA(9/14-22:31)No.4568


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4560へっぽこ女医さんニーナ(リナ編)LINA 9/14-19:30

基本的にはギャグ編として独立した話ですが前作の続編です。
興味ある方はそちらの方もご覧ください。一応ギャグですが私は笑えません・・・。ニーナと自己がかさなって・・・・・。(涙)


へっぽこ女医さんニーナ(被害者リストリナ編)
昔々、ドイツのブランデンブルクという所にリナちゃんと言う女公爵がおりました。リナちゃんの周りにはお兄さんのケイン君、お友達のゼルガディス君にアメリアちゃん、そして5歳年下の義理の妹キャナルちゃん、メイドのミリィちゃん、そして、最も信頼する保護者のガウリイ君がおりました。そして・・・・・。




「いやああああああ!!!!絶対いやああああああああああああ!!!」
リナちゃんは絶叫して大理石の大きなテーブルの足にしがみつきました。
「何も・・・。採って食おうって訳じゃねーだろ。ほら、出て来いリナ。」
「いやあああああ!!死にたくナイイイイイイイ!!!!!」
「たかがかすり傷消毒しに医務室に行くだけだろ!!ほら、来い!!」
「ナインダンケ!!(ノーサンキュー)よ!!」
「ばい菌はいるぞ!!」
「一億五千万倍ばい菌ちゃんのほーがタチがいいわ!!」
「たく、しょーがねーな。」
言ってガウリイは50キロはあろう重たいテーブルをしがみっついているリナごと
持ち上げ廊下を進む。

「リナさん、短いお付き合いでしたが楽しかったです・・・。
成仏してくださいね・・・・。」
「達者でナ、リナ。」
その光景を寂しげに見送るアメリアとゼルであった。

「ニーナ、リナのかすり傷を見てやってくれ。」
「いい、みなくってイイ!!唾着ければ治る!!だからお願い!ニーナ、寄らないで!!触らないで!!殺さないでええええええええええ!!!」
「何、訳のわからないこと言ってんだ?おーいニーナ俺が押さえてる間にこいつの
薬着けてくれ!!」
「ぎやアアアアアアアアアアア!!あんた!!アタシに死ねって言うのおお!!」
「何言ってるんですかリナ様。この女医ニーナにかかれば大丈夫です!!
そんな傷で死ぬような事はありません!!」
「よーし、良かったな、リナ。さーさっさとと治療してやってくれニーナ。」
「はい。」(傷口を消毒する脱脂綿を近づける)
「ぎやあああああああああああああああああああああああ!!!死ぬうウウウウウ!!!」
リナの絶叫が室内にこだまする。
「そんな、大げさな、てああ!!御免なさアアアアイ!!これ、消毒液じゃなくって塩酸でした。でも安心してくださいね薄めてありますから皮膚が一寸ただれるぐらいです。まあ、殺菌も出来たしこれでいいですよね。(汗)」
「いいわけないでしょおおおおおおおおおおおおおおお!!」
「じゃ、これで。」(再び脱脂綿を傷口に近づける。)
「ぴぎよおおおおおおおおおおおおおお!!!!??」
「ひええええ。リナの傷口紫になってる・・・。ニーナなにやったんだ?」
「いえ。水酸化ナトリウム水溶液の薄めたので中和しようと思ったんですウウウウ
、やっぱり逆効果でしたかあああああ!!!??ごめんなさあああああい!!
もうしませええええん、て、ああああ!!」
ばたばたさせていたニーナの肘がまともにテーブルの上に置いてあった熱い紅茶をひっくり返す!!リナの膝にバチャリと熱湯がかかる。
「ぎやあああああ!!あっちいいいいいいいいいいいいいいいい!!」
「あああああ!!ごめんなさいいいいいいい!!リナさまああああ!!
いま、お手当てしますううううう!!えと、火傷は冷やすのがいちばんで、え、と!!」
「びやあああああああああつめたあああああいいいいい!!」
「ああああああ!!ごめんなさいい!!やっぱり縦30センチ横30センチの巨大氷を直接乗っけちゃだめでしたかあああ?」
「う、わ・・・。ひでえ火傷と凍傷・・・。」
「あ、そうそう。傷の手当てしなくっちゃ!!火傷にも凍傷にも傷にもアロエが一番!!」
「いんぎゃあああああああああああ!!にぐああああああああああああい!!」
「駄目ですよ、リナ様。ほら、ちゃんとお口あーんして!!アロエを丸かじりしなきゃ、お怪我も火傷も凍傷も治りませんよ!!」
「食うんじゃなくって!!普通患部に塗るんでしょうが!!」
「え、そうなんですか・・・。そうとも知らずごめんなさいいいいい!!」
「もう、良い。自分でやる。ガウリイ、これもらったからもう大丈夫。帰ろう。」
「お、おう。それよりお前サンが嫌がった理由、良く解った。」
「嫌がったんですか?だめですよ、リナ様。子供みたいにお医者さんを嫌っちゃ。
じゃ、またのお越しをおまちしてます。」
「二度と来るかあああああああああああああ!!」



「なぜ、どうして。一生懸命頑張っているのになぜみんなあたしを怒るの?
あたしの何処が不満なの!?どうして・・・。何も悪い事してないのに!!
は、そうよ!!これは試練ね!!これに耐え抜いてこそ立派な女医サンになれるのね!!レイル王子様!!私、頑張ります!!」
かくして・・。ニーナの暴走と共に物語りは続く。
次回;被害者リストガウリイ編でお会いしましょう。
P・S  哀れなニーナに励ましのお言葉をいただければ光栄です。

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4562へっぽこ女医さんニーナ(ガウリイ編)LINA 9/14-21:16
記事番号4560へのコメント
「いやだあああああああああああああ!!俺は絶対行かんぞオオオオ!!」
いい年こいた大人の男が部屋の大黒柱に抱きつき絶叫している。
「往生際が悪いわね!!人には散々行くように言ってたクセに!!」
「あんなことされると解ればお前にも無理強いはしなかった!!だからお前も俺に無理強いするなああああああああああああ!!」
「そお〜ンナ事いってると風邪が悪化してますますノーミソブルガリアヨーグルトになっちゃうわよ。(はーと)」
「それでも構わん!!俺はまだ死にたくないいいいいいいいい!!」
「リナさん、どうします、あのひと・・・。」
「う〜〜ん。別にほっといてもガウリイだから死ぬことは無いとは思うんだけど・・・。言い換えればニーナの診察受けても死ぬことは無いって事なのよね。でもキャナル、あいつの馬鹿力を考えればあたしが大黒柱から引き離して医務室まで引きずってくって事はどう考えても不可能なのよ。」
「じゃ、道具とニーナをココに持ってきちゃってこの格好のままのガウリイさんを診察してもらいましょう。」
「あ、それめちゃくちゃ格好悪くっておもしろそう(ハート)。ついでに見世物にしてみんなからお金とっちゃおう(はあと)。」
「そーですね。じゃ、分け前は半々で。あ、ガウリイさんには出演料として今夜の晩御飯のおかず一品増やすようにミリィに言っといてあげますね。(はあと)。」
「・・・・。どちらにせよ同じ定めならお前らの玩具になるより潔く死んだ方がまだましだあああああああああああ。(涙)」


「ガウリイ、お前の犠牲は無駄にはしないぜ・・・。」
「さらばだ・・・。我が盟友・・・。」
キャナルとリナに両脇をきっちり固められトボトボと歩くガウリイにゼルとケインが最後の別れ(?)をした。





「ふ〜〜〜〜ん。ガウリイさんでも風邪ひくんですか〜〜〜。」
「おい・・・。ニーナ。そりゃ、どういう意味だ・・・・。」
「別に深い意味はありません。馬鹿は風邪をひかない、というのは迷信だったんだな〜って思ったと言う事、そのままの意味です。」
「・・・・・。おまえが女じゃなかったらゲンコツくれてるぞ・・・。」
「じゃ、ニーナ早速診察してね。キャナルもう、ワクワク〜〜。」
「キャナル・・・。お前が女じゃなければ蹴りいれてるぞ・・・。」
「あ、ニーナ、ついでにコイツのクラゲブルガリアヨーグルトな頭を治すためにも多少の荒療法しても今日はおこんないわ。」
「・・・。まだこの前の事根に持ってるだろ・・・。リナ。」
「は〜〜〜い。じゃあ、手始めにガウリイさん、喉みしてくださあああい。」
「ふんぎゃああああああああああああああああああ!!!!???」
「あ、ごめんなさい。良く見えなかったから蝋燭の明かりで奥の方みようとしたんですけど・・・。蝋燭の蝋・・・喉に垂れちゃいました・・・?ほんと、ごめんなしいいいいいいいいいい!!」
「い〜のい〜の。ちいいとはこれで賢くなったでしょう。」
「ヒナアアアアアオハヘガオフナデハハファハフォフォヒヘヒフホ!!(リナ、お前が女でなかったら殺してるぞ!!)」
「ねえ、でも・・・。喉火傷しちゃったんじゃありません?ガウリイさん。」
「う〜んそうねえ。キャナルの言うとおりだわ。よし、ニーナ、こういう時のアロエよ!!この際しょうがないわ!!風邪薬もかね、丸ごと一本100%アロエの苦味中ジュースにして飲ませちゃいなさい!!」
「はい!!」
「ぎええええええええええええええええええええにがああああああいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!」
(生のアロエは実際にとっても苦いらしい)
「治療終了、あれ、ガウリイさんかえって元気なくなっちゃたような・・。伸びてますね。」
「病は気から!!とにかくあたしとキャナルで部屋まで引きずってくから。ニーナ、今日はナイスだったわ!!」
「あ、有難うございます!!リナ様、キャナルさん!!」




「ああ、やっと報われたわ。もし今すぐ急患が来たとしてもさっきガウリイさんに
やったのと同じ治療をすれば大丈夫!!ああ、愛しのレイル王子様!!ニーナはまけません!!どうかこれからも見守っていてくださいね!!」

ニーナの妄想と共に・・。物語は続く・・・。

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4564へっぽこ女医さんニーナ(アメ・ゼル編)LINA 9/14-21:49
記事番号4560へのコメント
上の段Reつけっぱなしでしたね・・・。反省。



「駄目でスウウウウ、ニーナ姉さん絶対駄目、駄目だめえええええ!!」
激しく実の姉に抗議するアメリアの声。
「そんな・・・・。あめりあ。お願い、あたしのおしごとなの!!」「だからってええええええ!!ゼルガディスさんが殺されるかも知れないのをみすみす見逃すわけにはいきませえええん!!」
「そんな冷たいこと言わないで!!グレイシアが変態女装癖将軍、魔竜王軍団のガーヴの側近になっちゃってからはあたし達二人っきりの姉妹も同然なのよ!!」
「それとこれとは別問題です!!それに・・・、グレイシアねーさんの事はもう忘れようって父さんも含めて三人で誓ったじゃないですか!!」
「ああ。あたしがグレイシアのような威圧感を持った人間なら・・・。だれも私をいじめないのに!!一生懸命やっているのに!!、」
「一生懸命やっている事は認めます!!ついでに言えばだれもニーナ姉さんの事はいじめていません!!ただ思った事をハッキリと口にしているだけです!!むしろ恐怖の絶叫です。ついでに言っちゃえばグレイシアねーさんみたいにニーナ姉さんがその医者としての腕でなってしまったら世界はもうおしまいです!!」
「お取り込み中済まないが・・・。さっさと虫刺されのくすり、くれないか?」
「あ、はいはい・・。ごめんなさ〜い。」
ニーナから薬を受け取るゼル。
「気をつけて下さいゼルガディスさん!!そのお薬、アロンアルファ(瞬間接着剤)かもしれませんよ!!」
「まさかそんなはず・・・・う!!!アロンアルファだ・・・・・。」
「ええええええ!!そんなああああ!!あああ!!そのラベル!!さっきもリナ様に虫刺されの薬って言ってわたしちゃいましたああああ!!!」
「何ですてっええええええ!!本当ですか?ニーナ姉さん!!」
「おい、アメリア。リナに薬のラベルと使用方法みてから使うなんて言う甲斐性は・・・・。」
「あの短気なリナさんあるはずありません!!」
「と、言うこちは今頃リナ様は・・・・・。」
「ぎやああああああああああああああああああああああああ!!!!!なに〜〜
これはああああああ!!!!???」
「どうしたああああリナアアアアアアアアア!?」

しいいいいいいいいん。


「ああ。殺されます。リナ様に。でも、でも、ニーナは負けません!!レイル王子様、ニーナに力を貸して下さいね!!」


次回;最終回。

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4567へっぽこ女医さんニーナ(自己葛藤編)LINA 9/14-22:26
記事番号4560へのコメント
サブタイトル;;ぎゃああ!!まごころを、君に
(一応某人気アニメの映画版最終回とは無関係です。あしからず。)

「ぎやああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
「うるさああああい!!ニーナ!!どうしたの!!こんな夜中に!!」
「ああ、リナ様!!ど、ど、どうしたらいいんでしょう?」
「何が!!」
「そ、そ、それが!!急患が遂にきちゃったんですううう!!」
「そりゃ、医者なんて事やってるからには何時かはくるでしょう。まさか、
『初めての急患なんでスウウウウウ!!』なんて、事言いやしないでしょね!!」
「はい、そのまさかなんです・・・・。」
「え!!そーななの!!?」
「はい・・・。初めての・・・。」
「何なの・・・。黙りこくって。」
「初めての・・・。ハムスターの急患なんです!!!」
「はああああああああ?いま、何って!!」
「はい、ハムスターの急患、て言いました。」
「あんた、一応人間のお医者さんよねえ!?」
「はい・・。一応じゃなくって正真正銘の人間の女医サンです・・・。」
「とりあえず、獣医サンじゃないわよ、ね!?」
「はい・・。とりあえずじゃなくって事実獣医サンじゃないです・・・。」
「だったらさっさと獣医につれていかんかいいいいいいい!!あんたが手をもてあましていたってどーにもなんないでしょおおおが!!!」
「でも、急患は急患です!!滅多に動かしたりしたら大変ですし可哀想です!!
それに、わたしだって紛いなりにもお医者サンです。ハムスター一匹助けられなかったなんていったらブランデンブルク選定侯ご典医の名がなきます!!」
「・・・・・。そうね。わかったわ。あたしもつきあう。今日は寝ずにこのハムスターの看病よ!!」
「有難うございます!!リナ様!!」







「ねえ〜リナさあああん。眠いから帰っていいですかああ?」
「根性無い事いわないの、アメリア!!」
「俺も居なきゃだめかああああ?」
「あたりまえよ!!ケインはあたしの兄貴でしょ!!こら!!ガウリイ!!眠るな起きろ!!」
「ま、たまにはみんなで夜更かしもいっか。」
「流石はキャナル、良く解っているわね。」
「ったく・・・。」
「そりゃ〜ど〜ゆ〜意味よゼル!!」





「ああ、レイル王子様・・・。ニーナのために皆様が助けてくださっています。
待っていてくださいね!!ニーナは立派な女医サンになってみせます!!」
THEEND

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4568おわびLINA 9/14-22:31
記事番号4567へのコメント
同じ過ちをを二度までも・・・。見たくれ悪くてゴメンナサイ。
以後気をつけます・・・。
どーかニーナ共々頑張りますのでお許しを・・・・。