◆-神魔歓談す?-翼月 星(10/2-00:38)No.5017
 ┗爆笑しましたわ-庵 瑠嬌(10/3-21:49)No.5051


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5017神魔歓談す?翼月 星 E-mail URL10/2-00:38

初のロストです
しかもギャグのD×Vです
よければどうぞ(笑)

神魔歓談す?

「………………………
 と、いうわけなんです」
 このソードブレイカー、いや、遺失船(ロスト・シップ)ヴォルフィードとナイトメアの関わりを全て話し終え、キャナルは一息つく。
「じゃあ…初めて会った時に、ケインがアルバート・ヴァン・スターゲイザーのことをくそぢぢいって言ったの……ホントのことなんだ…」
 おかしな納得の仕方をするミリィ。
 確かに、ケインのばーちゃんの兄なら身内である。くそぢぢいと呼んでもおかしくない。
「オレはんな事実知らんかったわい!」
 すごい勢いで反論するケイン。
 確かにケインはナイトメアが嫌いなようだ。…まあ、犯罪組織が好きなやつなんて、いたらいたでアブなそうだけど…
「ねぇ、でも本当のことなの? 兄妹で争っていたなんて…
 実は裏で手を結んでいるとか…」
 不審そうに問いかけるミリィ。
 戦い続けるには長すぎる時。お互いに疲弊したことだろう。
「あんなのと一緒にしないで下さい!!」
 間髪入れない反論。
 あくまでも神と魔。対極に位置する存在のためか…
「おいおい、いくらなんでも『あんなの』とはひどいんじゃないのか?」
 突如現れる1人の男。
 それを見てキャナルが、いや、ヴォルフィードが呟く。
「……デュグラディグドゥ……」
「ええっ?!」
「なにぃっ!!」
 慌てて身構えるミリィとケイン。
「まあ、待て。今回は何もする気はない」
 そんな2人を押しとどめるデュグラディグドゥ。
「ヴォルフィードがなつかしい話をしていたので、つい、な」
「あーっ! 人の会話傍受してたんですねーっ!?」
「まてぇぇぇぇぃぃぃぃぃっっっっっ!! んじゃなにか? オレ達の会話はナイトメアには筒抜けなのかっ?!」
 デュグラディグドゥのおちゃめ?な一言がキャナルとケインに波紋を投げかける。
「そんなわけありませんっ! いくら相手が『デュグラディグドゥ』でも、私は仮にも『ヴォルフィード』なんですよ? そんなことされたらわかります。それに、私たちにはそんな能力はないんです」
 説明するキャナル。
 そしてデュグラディグドゥの方に向き直る。
「デュグラディグドゥ! 本当の目的は何?
 場合によっては…この場で決着をつけることに…」
 語尾がなぜか弱い。
「本当にさっき話したとおりだ。会話の傍受は…
 今、これを書いてるやつがやったんだよ。そうしなきゃ話が出来ないからって…」
(ばらすなぁ〜!(笑))
「ゼロス語で言う、『それは秘密です(はぁと)』ってやつだな」
(なぜゼロス語…(笑) それに…D様、異界の魔族の研究でもしてるのだろうか…(笑)
 って、ホントのところただ単に俺が考えてないだけ(爆))
「…ヴォルフィード…場合によってはこの場で決着をつけると言ったな。
 ……そんなにその人間が大事か…?」
 静かに語るデュグラディグドゥ。
「ケインはマスターであって、大事ではあるけれど、あなたの言っている意味とは違います!」
 否定するキャナル。
「……一緒に来る気はないのか…?」
 やはり静かに問いかける。
 もしもこれが戦いだったならば、静かだからこそ大きな存在に見えたかもしれない。
「一緒にはなれません」
 悲しげに目を伏せて、それでもきっぱりと答えるキャナル。
「愛している。ヴォルフィード。私の気持ちは変わっていない」
 静かだからこそ、想いの深さが感じられる。
「昔のように、一緒にはなれないのか?」
 …それはまり、ダークスターとヴォルフィードが一緒にいたことがあるということか……
「でも、あの時は大きすぎる力だけが暴走しました。
 リナ=インバース、彼女がいなければどうなっていたことか…
 あの時の被害はお互い身にしみているでしょう?
 あなたと私は…一緒にはなれないんです」
 存在として2人は違いすぎるのだ。
 対極の同位置にあるがゆえに、2人がいっしょににることは許されないのだ。
 あの時、もしリナ=インバースが重破斬(ギガ・スレイブ)を使っていたならば、あの方に滅ぼされていたかもしれないほどのことなのだから。
 デュグラディグドゥもそのことはよくわかっているのだろう。
「私はいつでも待っている。ヴォルフィード」
 そう言い残し、その場から消えた。

「………つまり……痴話喧嘩のなれのはて……??」
と、ミリィはあきれ、
「………じゃあ……ばぁちゃんが死んだのって一体……」
と、ケインは放心し……
そしてキャナルは何も手につかず……

 結果、ソードブレイカーは、数日間動こうとはしなかった――

 ちなみに…ナイトメアも犯罪組織としての普通の動きはしていたが、ソードブレイカーにはいっさい関与しなかった。



やっと出来た…
なんか終わり方半端のような気がするけど…気にしないで下さい これで終わりです
元ネタ自体はけっこう前に思いついたんだけどねぇ…
確か、「悪夢 生まれる」が出たときに思いついたはず
元々、書きたかったのはデュグラディグドゥ×ヴォルフィードじゃなくて、アルバート・ヴァン・スターゲイザー=くそぢぢいが事実だったってことだから(笑)
なので、一応原作版をもとにしてるけど、アニメの方もけつこう入ってます(笑)
原作のケインはアルバート・ヴァン・スターゲイザーがアリシアの兄とかナイトメア様がアリシアの敵だとか知っていたんだろうか、とかね
結局思いついたのがそのころなのに、出来上がった今はアニメのロストも終わり近く…もとい、テレ東系は終わってるか… こっちは2週間遅れなので… 今晩やつと25話です(笑)ら
(ちなみに、コレ書いてる今は9/28 4限最中(核爆) 時間にして13:40)
入るのが月曜深夜25:30〜だから(笑)
とか言いつつ、就職試験が30日だったり…(核爆死)
もっとも、これをアップする頃にはロストの25話見終わってるでしょう(笑)
(と思ってたのに、頭痛で出来なくて、さすがに試験の日にやるのはまずいだろうし、終わったあとは文化祭の準備で忙しかった…今も忙しいけど、やっぱりやってる…(爆))
1日24時間じゃ全然足りない…(笑)
睡眠時間が削られてく…ゲームが出来ない…(笑)
とにかく、ホントにこれでこの先の予定ないので、何書くか全然わからないし、いつ出るかもわかんないし、当分でないかも、です 多分しばらくはオリジナル、かな…?
そんなわけで、皆様、もしも機会があればまたいつか〜(^^)/~~~

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5051爆笑しましたわ庵 瑠嬌 10/3-21:49
記事番号5017へのコメント
翼月 星さんは No.5017「神魔歓談す?」で書きました。
>「じゃあ…初めて会った時に、ケインがアルバート・ヴァン・スターゲイザーのことをくそぢぢいって言ったの……ホントのことなんだ…」
>「本当にさっき話したとおりだ。会話の傍受は…
> 今、これを書いてるやつがやったんだよ。そうしなきゃ話が出来ないからって…」
>(ばらすなぁ〜!(笑))
>「ゼロス語で言う、『それは秘密です(はぁと)』ってやつだな」
>(なぜゼロス語…(笑) それに…D様、異界の魔族の研究でもしてるのだろうか…(笑)
> って、ホントのところただ単に俺が考えてないだけ(爆))

  こんなところで、わたくし大笑いしてしまいましたわ。
  なんて失礼な女なんでしょう。どうかご容赦くださいませ。 



  わたくし、前々から思っていたのですけれど、ゴルンノヴァさんとか、ラグドメゼギスさんとかって……。
  ロストユニバースでは、ばたばたとお斃れになっていらしてますわよね。
  つまりは、TRYの出来事は、ロストユニバースから、ずっと昔のお話。
  なにせ、TRYではヴァルさんが武器集めなんてしてるんですもの。
  つまりは、ヴォルフィードさんも、ディグラディグドゥさんも、リナさんのことは、ご存じだと言うことですわね。
  あまりに意見に一致するので、わたくし、これを読みながら、思わず拳をにぎってしまいましたわ。
  とても、楽しく読ませていただきました。