◆-もう一度ご挨拶&ヴァルフィリ小説-ミナハ(10/9-15:30)No.5254
 ┗プロローグ-ミナハ(10/9-16:00)No.5255
  ┣うわぁい! ヴァルフィリ!!-にあ(10/12-19:23)No.5342
  ┃┗Re:うわぁい、にあさんだー!!-ミナハ(10/16-16:25)No.5375
  ┃ ┗こうえいです〜-にあ(10/16-19:04)No.5377
  ┃  ┗Re:にあさんへ-ミナハ(10/19-16:45)No.5417
  ┃   ┗うれしいです〜〜-にあ(10/19-19:19)No.5418
  ┃    ┣時間ないので伝言だけ-ミナハ(10/21-17:25)No.5441
  ┃    ┗にあさんへ・気になって・・-ミナハ(10/28-17:52)No.5481
  ┃     ┗怒ってたわけじゃないんですぅぅぅ-にあ(10/29-16:05)No.5488
  ┃      ┗安心しました-ミナハ(10/31-20:11)No.5500
  ┗空の青・金の雨 Ep・1「過去からの来訪者」-ミナハ(10/23-18:09)No.5458
   ┣空の青・金の雨 Ep・1「過去からの来訪者」(2)-ミナハ(10/23-18:44)No.5459
   ┃┗ヴァルフィリだああああッッ!!!-ちとちくに(10/25-11:13)No.5471
   ┃ ┗ちとちくにさんへ・ありがたや・・-ミナハ(10/27-18:06)No.5479
   ┗空の青・金の雨 Ep・1「過去からの来訪者」(3)-ミナハ(10/28-18:54)No.5482
    ┣Re:空の青・金の雨 Ep・1「過去からの来訪者」(3)-ちとちくに(10/28-20:14)No.5483
    ┗なんか色っぽい、、、-にあ(10/29-16:20)No.5489


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5254もう一度ご挨拶&ヴァルフィリ小説ミナハ 10/9-15:30

改めましてこんにちは。以前挨拶だけして消えたミナハと言うものです。
あの時から考えていたヴァルフィリ小説もどきを書きに来ました・・ドキドキ。
はぁ、緊張するーー!!私がこのHPを知ったのは9月ごろだったと思います。
その時見た、ももじさんの小説がきっかけで自分でも書いてしまいました。ヴァルフィリ大家の
ももじさんや、他のファンの方々に怒られないかだけが今心配・・。
結構長いんで連載になっちゃうんですが、どうかよろしくお付き合い下さい。
今回はプロローグです。題は今迷ってるんで・・とりあえず無題。それではどうぞ。










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5255プロローグミナハ 10/9-16:00
記事番号5254へのコメント
最近、夢を見る。ひどく不安な夢だ。
上下左右何もない真っ暗でだだっ広い空間に、オレは一人きりで浮かんでいる。

うおお・・・ん おおおお・・ん

オレの頭上はるかかなたで、風が吹いているらしいのが判る。ぬるま湯みたいな暗闇の中を、
オレはただ漂っている。そのうちに、風だと思っていた音がそうでないと気づくんだ。
「ヴァル・・・」 それはオレの名を呼ぶ。男か女か、子どもか大人かわからない、それらすべてが混じったような声で。
そして何か言う。でも声は遠すぎて、何を言っているのか判らない。
オレは聞きたいと思う。同時に、なぜか聞きたくないと思う。それでも聞かなくちゃならない気がして、耳をそばだてる。
でも判らない。聞こえない。聞きたくない。ああでも聞かなくちゃならない。
「ヴァル・・・」
聞かなくちゃ・・。

気がつくと目を見開き、ヴァルガーヴは天井を見つめていた。深く息を吐き出し、ひたいに手をあてる。
「ヴァルー・・?いいかげんに起きないと間に合いませんよー・・」
小鳥のさえずりに混じって、階下からカチャカチャという音とフィリアの呼ぶ声がする。
ヴァルガーヴはベッドから降りると、部屋を横切って窓の側へ行った。戸を開けると、朝の光が彼の体を包む。
ヴァルガーヴは目を閉じ、しばらくそこにたたずんだ。
肌に残る、夢の感触が消えるまで・・



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5342うわぁい! ヴァルフィリ!!にあ E-mail 10/12-19:23
記事番号5255へのコメント
こんにちは、ミナハさん。
ヴァルフィリが出てくると顔を出す女、にあと申します。

ヴァルフィリはひさしぶりですね〜〜。
わたしは、これでTRYにころんだと言っても過言ではないので、嬉しいです!!
内容からすると、シリアス??
続き、楽しみに待ってます〜〜〜〜

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5375Re:うわぁい、にあさんだー!!ミナハ 10/16-16:25
記事番号5342へのコメント
にあさんは No.5342「うわぁい! ヴァルフィリ!!」で書きました。
>こんにちは、ミナハさん。
>ヴァルフィリが出てくると顔を出す女、にあと申します。
>ヴァルフィリはひさしぶりですね〜〜。
>わたしは、これでTRYにころんだと言っても過言ではないので、嬉しいです!!
>内容からすると、シリアス??
>続き、楽しみに待ってます〜〜〜〜

 こんにちは、にあさん!初めまして!!ミナハと申します。
コメントありがとうございました。にあさんの小説も読んでたので、ツリー表示見
て「にあ」とあったときにはもう!びっくりするやら嬉しいやらでしたよ!!
 あ、それとお返事が遅れてごめんなさい。しばらく大学休んでたんで、パソコン
なくてこちらに来れなかったんです。家にパソコンないんで・・。
 その上大学のパソコンは、使用時間制限まである・・。台数ないから仕方ないけ
ど、キー打つの遅い私にはつらい。時間との戦い(泣)。
 今日ももう時間なくて、続き打てないんですけど、絶対!続きのせます!!
だから気長に待っててください、お願い・・(泣)。読者がいると思うのと思わない
のとじゃ、張り合いが断然違うんですよ。
長いのに少しずつしか載せられませんが、どうぞよろしくおつきあい下さい。
それでは今日はこれで失礼を・・もうタイムアップだー、きゃーごめんなさいー。

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5377こうえいです〜にあ E-mail 10/16-19:04
記事番号5375へのコメント
こんにちは〜ミナハさん。

>にあさんの小説も読んでたので、ツリー表示見て「にあ」とあったときにはもう!びっく
>りするやら嬉しいやらでしたよ!!
 
 こ、こうえいです〜。私の、、、ってことは、みいしゃさんとこの小説のことですか?
ありがとうございます〜〜。
 続編も書いてますので、そのうちのっけてもらう予定です。
 すでに、あの小説の長さを超えました、、、、。
 
 あ、それとお返事が遅れてごめんなさい。しばらく大学休んでたんで、パソコン
>なくてこちらに来れなかったんです。家にパソコンないんで・・。

 あ、私もです。会社のパソコンしかないので、勤務時間中にやってます(^^"")
 大学のってことは、個人的なメールはお持ちじゃないんですか?
 もしお持ちだったらメールください〜。
 ヴァルフィリについて熱く語り合いましょう〜〜。

>絶対!続きのせます!!
>だから気長に待っててください、お願い・・(泣)。読者がいると思うのと思わない
>のとじゃ、張り合いが断然違うんですよ。

 その気持ち、よく分かります。何日でも何週間でも何ヶ月でも何年でも、待っております
ので、がんばってください〜〜!!!!
 それではっ。
 

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5417Re:にあさんへミナハ 10/19-16:45
記事番号5377へのコメント
にあさんこんにちは。お返事ありがとうございました。
私が読んだにあさんの小説は、こちら(書き殴り)の「過去の小説」にあった「真実と偽善」です。いまさらですが、感想書かせてくださいな。
私、あの小説を読んだとき、3・4章のヴァルに対するフィリアの言葉に思い切り頷いてしまいました。今書いてるヴァルフィリも、結構影響受けてます。
TRY最終回のエンディングで、フィリアたちが4人で暮らしはじめてますよね。あれ見て、この4人は幸せになれるのかな、なってほしいなって思って。こちらで皆さんの小説見てるうちに自分でも
書きたくなって、「TRY後の4人が幸せになる話」を考えはじめました。で、プロット立ててる時に、成長したヴァルが記憶を取り戻し、それを乗り越えられない時のことを考えたんですよ。
その時残った3人はどうするだろう、特にフィリアの気持ちは・・って考えて、そこでにあさんのフィリアの言葉がぱっと浮かんだんです。
「なぜ全てを否定してしまうの、なぜ過去にしか生きられないの」
「お願いです、自分を見捨ててしまわないで・・」
これだぁーっと、思わず大学のパソに走って読み返し、プリントアウトしてファイルしました(あっでもイヤですか?)。なんか、にあさんの書いたフィリアと、私がその時イメージしてたフィリアが
重なったというか、何というか・・。うまく言えない、もどかしい・・(泣)。あー、とにかく影響されたんです(それで済ませるかい私!)。私が書いてるフィリアはもーちょい素直で前向きですけど。
なんか長々とらちもない感想でごめんなさい。
あ、肝心のこと書き忘れてました。えーと、「真実と偽善」以外にも、にあさんの小説あるんですか? あるなら、それはどこに載ってるんでしょう?
みいしゃさんてここでお見掛けしますけど、みいしゃさんのHPがあって、そちらに載ってるとかなんでしょーか。
それと、私メールは持ってません。アドレスを発行してくれるネットカフェがあるそうなんですが、行ったことないし・・。
こちらに私書箱作れば、にあさんとやりとり出来るのかな?作り方覗いてみますね。
それから、小説の続編、楽しみにしてますから。私も今度は小説書きにきますぅー・・。
それでは、ここらへんで。


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5418うれしいです〜〜にあ E-mail 10/19-19:19
記事番号5417へのコメント
こんにちは、みなはさん。

> 私が読んだにあさんの小説は、こちら(書き殴り)の「過去の小説」にあった「真実と偽善」です。いまさらですが、感想書かせてくださいな。

 あああああああ!!! ちゃんと読者さん、いてくれたのね!!
 あれは私の知ってる人の中でも、気づいた人はなかなかいません。
 うれしいなぁぁぁぁぁぁぁぁ。(感涙にむせんでます)

>「なぜ全てを否定してしまうの、なぜ過去にしか生きられないの」
>「お願いです、自分を見捨ててしまわないで・・」
> これだぁーっと、思わず大学のパソに走って読み返し、プリントアウトしてファ
>イルしました(あっでもイヤですか?)。
>なんか、にあさんの書いたフィリアと、私がその時イメージしてたフィリアが
>重なったというか、何というか・・。うまく言えない、もどかしい・・(泣)。

 ぜんっぜん、いやじゃないですぅ。 そんな風に思って頂いてうれしい限りです。
 そうなんです。このセリフを言わせたくて書いたようなもんですから!!


> あ、肝心のこと書き忘れてました。えーと、「真実と偽善」以外にも、にあさん
>の小説あるんですか? あるなら、それはどこに載ってるんでしょう?
>みいしゃさんてここでお見掛けしますけど、みいしゃさんのHPがあって、そちらに載ってるとかなんでしょーか。

 そうです。みいしゃさんの「StardustCompany」というHPに私の小説のっけてます。
 「休暇旅行」って、かなりドリーム入ってるのが。みいしゃさんへのHPへは書きなぐりのリンクから行けますよ!!(ようするにアドレス覚えてない、、、)


>こちらに私書箱作れば、にあさんとやりとり出来るのかな?作り方覗いてみます
>ね。
 それなら私も私書箱作らないといけないのかも。
 他に私書箱しか持ってない人いるから、作ろうかしら。

それでは、続き、楽しみに待ってます!!!

 

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5441時間ないので伝言だけミナハ 10/21-17:25
記事番号5418へのコメント
 にあさん、今日私書箱作りましたので、なんかあったらそちらにどうぞ。
あと、私がにあさんにお便りしたい場合はどしたらいいんでしょ。
 それと、続編って「真実と偽善」の続きじゃなかったんですね。
でも、休暇旅行のほうも、今日見つけてプリントしました。
お家でゆっくり、お茶のみつつ読ませていただきます。
あーーーっもう時間ないーーーっっ、ちくしょーパソコン買いたいよう!!
唐突ですがさよーならーっっ!!伝言かーこれー?長いぞーっ。
それでは失礼しましたーっ!

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5481にあさんへ・気になって・・ミナハ 10/28-17:52
記事番号5418へのコメント
 こんばんは、にあさん。ミナハです。
「休暇旅行」読みました。けど、その感想じゃなくてちょっと気になってることが
あって書きました。聞くの怖いし、私の気にしすぎだったら恥ずかしいんですけど・・。

 前に書いた「時間ないので伝言だけ」というコメントなのですが。そのコメントの
ことで、気分を害されてないか心配で。
単に「にあさんへ」と付け忘れたから読んでない、というのなら安心できるんですが、
お返事がないのに不安になって読み返したら、「これは失礼だったかも」と思える
部分があって、それで怒っているのでは、と気になって書きました。
 その部分は、「今日私書箱作りましたので、なんかあったらそちらにどうぞ」と
いうのと、それに続く文。最初の二行です。
 互いの作品の感想とか、ヴァルフィリ話とかやりとりしたかったから
「私書箱作りました」って書いたんですが、「なんかあったらどうぞ」じゃなく、
「そういう話したいので、良かったらお便り下さい&私もお便りしたいので私書箱
作って下さると嬉しいです」って気持ちを、ちゃんと書けば良かったと思って。
言葉が足りなかったです。怒ってても怒ってなくても、それは失礼しました。
 パソコンでのやりとりは文字だけだし、ましてにあさんとは知り合ったばかりだし、
マナーには気をつけようって思ってたのに・・。ごめんなさい。
 本当は個人的にお便りしたかったのですが、私はメール持ってないしにあさんの私書箱
もないようなので、スペース取り&他の方も見ることを承知でこちらにのせました。
読んでらっしゃったら、どうぞ、お返事下さい。それでは失礼します。

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5488怒ってたわけじゃないんですぅぅぅにあ E-mail 10/29-16:05
記事番号5481へのコメント
こんにちは、ミナハさん。
ご無沙汰してました、にあです。

>前に書いた「時間ないので伝言だけ」というコメントなのですが。そのコメントの
>ことで、気分を害されてないか心配で。

 ごめんなさい〜 あやまるのはこちらの方です。
 お返事遅くなってしまったせいで、ご心配をおかけしてしまいまして、ホントにすみません。
 返事が遅れたのは、純粋に私がしばらくネットを利用できない環境にあったせいですから、ご心配なさらず(^ ^;;;)
 私は会社のパソコンを使ってメールしてるのですが、10月から新しい人が入って、その人と共有することになったので思うようにメールできない状態だったのです。それと出張が重なったせいもあるのですが。
 ホント、ごめんなさい。

> 互いの作品の感想とか、ヴァルフィリ話とかやりとりしたかったから
>「私書箱作りました」って書いたんですが、「なんかあったらどうぞ」じゃなく、
>「そういう話したいので、良かったらお便り下さい&私もお便りしたいので私書箱
>作って下さると嬉しいです」って気持ちを、ちゃんと書けば良かったと思って。
>言葉が足りなかったです。怒ってても怒ってなくても、それは失礼しました。

 そんなことないです。私こそ気配りが足りませんで。
 メール持ってない人もいるってことに気がついてしかるべきなのに、最初から「メール下さい」って、いうのは気配りが足りなかったと反省してます。
 私が返事書くの遅いから余計な心配をおかけしてしまいました。
 これは私のミスです。ホントにごめんなさい。

 私書箱作られたら教えて下さいね。
 数少ないヴァルフィリファン同士、ぜひとも仲良くさせてくださいませ。

 今回は、ホントに失礼しました。

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5500安心しましたミナハ 10/31-20:11
記事番号5488へのコメント
にあさんこんばんは。お返事ありがとうございました。怒ってないってわかって
安心しましたー!良かったぁ・・。

> ごめんなさい〜 あやまるのはこちらの方です。
> お返事遅くなってしまったせいで、ご心配をおかけしてしまいまして、ホントにすみません。
> 返事が遅れたのは、純粋に私がしばらくネットを利用できない環境にあったせいですから、ご心配なさらず(^ ^;;;)
> 私は会社のパソコンを使ってメールしてるのですが、10月から新しい人が入って、その人と共有することになったので思うようにメールできない状態だったのです。それと出張が重なったせいもあるのですが。
> ホント、ごめんなさい。

いいえこちらこそ。私だって前、一週間あいだあけてお返事返ししたし(一坪さんに)。
今回も、にあさん都合が悪いのかな、と思いもしたんです。が、なまじ自分に
思い当たるところがあったんで、不安がふくらみまして。
で、この前のお便りを出す事に至ったということです。ああ小心者・・。

私こそ気配りが足りませんで。
> メール持ってない人もいるってことに気がついてしかるべきなのに、最初から「メール下さい」って、いうのは気配りが足りなかったと反省してます。
> 私が返事書くの遅いから余計な心配をおかけしてしまいました。
> これは私のミスです。ホントにごめんなさい。

そんなふうに言わないでくださいな、お互い様です。それに私、にあさんからのレスにメール下さいって
あった時は、すっごく嬉しかったんですよ!こうしてやり取りするのも楽しいし、そのためだけに休みに大学行ったり
して(学生の本分?笑ってごまかせ)。今も実は、ネットカフェからお便りしてます。
うちの大学今学祭なんですが、その間私愛用のパソがある図書館がしまってるんで。
ああ、パソコンほしい・・。

> 私書箱作られたら教えて下さいね。
> 数少ないヴァルフィリファン同士、ぜひとも仲良くさせてくださいませ。

こちらこそ!そう言って頂けてうれしいですー!ちなみに私書箱はもう作ってしまいました。
私の方はそれでいいとして、にあさんに私的にお便りするのはどうしたらいいんでしょう?教えてくださいな。

それでは今日はこれで失礼します。これからもよろしく!


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5458空の青・金の雨 Ep・1「過去からの来訪者」ミナハ 10/23-18:09
記事番号5255へのコメント
 こんにちは、ミナハです。やっと続きです。
プロローグから二週間してやっと一章のはじめ。どーしよう、もう・・。
 何とか短くしようとしたんですけど、どうしても出来なくて、ものすごい長編に
なっちゃいそうです(一坪さん、ごめんなさいっ!!)。あらためて自分の文章能力のなさを感じた・・。
 とりあえず、あのプロローグのあと、ヴァルが目を覚まして部屋を出たとこからの
始まりです。暇があって気持ちの広い方、興味があったら読んでやってください・・。

「空の青・金の雨」 Ep1【過去からの来訪者】

「ヴァルガーヴさま、おめでとーございまーす!!」
 ヴアルガーヴは階段の途中で立ち止まり、目の前に差し出された花を見つめた。にこにこ笑いながらこちらを見上げているジラスと、その手の花を
見比べ、「・・ありがとよ」、とりあえず受け取る。
「・・で、何がめでたいんだ?」
 がたごろごろごろ・・。笑顔のまま、ジラスが一番下まで転げ落ちていった。

「っはははは!!そ、そりゃないっすよヴァルガーヴ様・・っくくく」
 一階の食堂。テーブルに食器を並べながら、グラボスが笑った。ジラスは台所から料理を運ぶのに忙しそうだ。
部屋の明るさと二人がいることに、ヴァルガーヴは何となくほっとしていた。

 

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5459空の青・金の雨 Ep・1「過去からの来訪者」(2)ミナハ 10/23-18:44
記事番号5458へのコメント
「いくら最近仕事が忙しかったからって、自分の誕生日まで忘れちまうってのは・・」
グラボスの話はまだ続いていたらしい。ジラスが恨めしそうにヴァルガーヴを見た。
「そう、オレとーってもがっかりした!!せっかくお祝いしようと思ったのに本人忘れてる、つまらない!!」
「んなこと言われてもな・・だいたいどうして、男のオレに花束なんだよ?」
 ぶつぶつ言いながらヴァルガーヴが自分の席につこうとしたとき、白い手が横から伸びてイスをひっさらった。
どべちいいいっっっ!!痛そうな音に、グラボスたちは顔をしかめる。
「ーーっっ!!なぁにしやがるフィリアっっ!!舌っ舌噛んだだろぉーーっっ!!!」
 ハデに尻餅をついたヴァルガーヴは、いつの間にか横にいたフィリアを涙目で見上げて叫ぶ。
「あら、でも目が覚めたでしょう?」
 シンプルなワンピースに白いエプロン、艶やかな金髪をきりっとまとめ上げたフィリアは、片手にイスを持ったまま
いたずらっぽく笑った。もう片方の手には、ベーコンエッグが入ったままのフライパンを持っている。
「顔も洗わずにテーブルにつこうとするからです。さ、早く身じたくしてらっしゃい、仕事に遅れますよ」
 彼女の笑顔に、「もたもたしてたらあのフライパンで殴られる!!」、そんな気がして、
ヴァルガーヴは洗面所に走った。
 その後ろ姿を、グラボスとジラスは笑いをこらえて見送る。
彼ら”FILIA’S ANTIQUES”の面々の一日は、いつもこんな感じに始まるのだった。

(3)に続く
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 なんか中途半端なのっけ方でごめんなさい・・次回はもーちょっとなんとかします。それでは。

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5471ヴァルフィリだああああッッ!!!ちとちくに E-mail 10/25-11:13
記事番号5459へのコメント
こんにちは、はじめましてミナハ様!ちとちくにと申します〜(*^-^*)
今まで数々の小説をただ盗み見ては喜んでいた自分を悔い改め、
できるだけ感想をつけることにしようと固く心に誓った次第であります。
…とゆーわけで、実はコメントつけるのって初めてなんですよ〜。
不慣れな所はお見逃しを♪てへ♪♪
…あ、にあ様だ〜!こんにちは〜っス!!

さぁて。ヴァルフィリですねッ!!!嬉しいよ〜う!!!
最近ヴァル君の話が少なくて、涙で枕を濡らしていたとこだったんですっ(T〜T)
しかもシリアス(っぽい)!!私は萌えますぜ!ふふふ。

>「ヴァル・・・」 それはオレの名を呼ぶ。男か女か、子どもか大人かわからな
>い、それらすべてが混じったような声で。

こ…これはもしやガーヴ様かしらん?そうだったらいいな〜わくわく♪
…って、あの野太い声で男か女か分からないってコトはないか…(TヮT)

>「ヴァルガーヴさま、おめでとーございまーす!!」
> ヴアルガーヴは階段の途中で立ち止まり、目の前に差し出された花を見つめた。>にこにこ笑いながらこちらを見上げているジラスと、その手の花を
>見比べ、「・・ありがとよ」、とりあえず受け取る。
>「・・で、何がめでたいんだ?」
> がたごろごろごろ・・。笑顔のまま、ジラスが一番下まで転げ落ちていった。

ヴァル…すばらしく大ボケっすね…
笑いながら階段転がり落ちていくジラス、激ラヴリーです♪

>「いくら最近仕事が忙しかったからって、自分の誕生日まで忘れちまうっての
>は・・」

仕事!?もしや新婚アツアツのサラリーマン!?(どんなんや…)
フィリアの店の手伝いのことでしょうか?

> ぶつぶつ言いながらヴァルガーヴが自分の席につこうとしたとき、白い手が横か>ら伸びてイスをひっさらった。
>どべちいいいっっっ!!痛そうな音に、グラボスたちは顔をしかめる。
>「ーーっっ!!なぁにしやがるフィリアっっ!!舌っ舌噛んだだろぉーーっっ!!!」
> ハデに尻餅をついたヴァルガーヴは、いつの間にか横にいたフィリアを涙目で見上げて叫ぶ。

…かっ…かわいい…なんてほのぼのしてるの…(はぁと)
それにしても…ったく…朝っぱらからラヴラヴだよこの二人は(*TヮT*)

> 彼女の笑顔に、「もたもたしてたらあのフライパンで殴られる!!」、そんな気がして、
>ヴァルガーヴは洗面所に走った。

やっぱし最強キャラはフィリアだった…
完全に尻に敷かれてますね、ヴァル夫君(^っ^)


は〜…続き楽しみです〜〜♪
私もにあ様と同じく、何万年でも待ってます〜〜!!(*^〜^*)

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5479ちとちくにさんへ・ありがたや・・ミナハ 10/27-18:06
記事番号5471へのコメント

>こんにちは、はじめましてミナハ様!ちとちくにと申します〜(*^-^*)
 ちとちくにさん、初めまして。感想ありがとうございます。もう嬉しくて嬉しくて・・うっうっ(感涙)。

>今まで数々の小説をただ盗み見ては喜んでいた自分を悔い改め、
>できるだけ感想をつけることにしようと固く心に誓った次第であります。

 誓ってくれてありがとー!!書き手にとって、こうして感想いただくのって本当に嬉しい&心強いこと
なんです!(これは絶対、他の方たちも同じだと思う。)何の反応もないと、書き続けるのしんどくなっ
ちゃうし・・・。とか言いつつ私自身、他の方たちの小説読んでもコメントつけないでいたけど(汗)。
いやっ、つけたいとは思うんですよ!?でも私が使ってる大学のパソコン、時間制限があって、一回一時
間なんだもんー(泣)、自分の小説打ってお返事返すのが精一杯ー(泣)。
ああ・・。でも私もちとちくにさんを見習って、今度からできるだけコメントつけるようにします(反省)。

さぁて。ヴァルフィリですねッ!!!嬉しいよ〜う!!!
>最近ヴァル君の話が少なくて、涙で枕を濡らしていたとこだったんですっ(T〜T)
>しかもシリアス(っぽい)!!私は萌えますぜ!ふふふ。

ええ、一応シリアスですが、そんなもえてもらう程のものかどうか・・(ドキドキ)。うーん、がんばろ。

>「いくら最近仕事が忙しかったからって、自分の誕生日まで忘れちまうってのは・・・」
>仕事!?もしや新婚アツアツのサラリーマン!?(どんなんや…)
>フィリアの店の手伝いのことでしょうか?

そうです。TVを元に、あれこれ設定考えて書いてます。どんな店かは読んでのお楽しみ(笑)

>> 彼女の笑顔に、「もたもたしてたらあのフライパンで殴られる!!」、そんな気がして、
>>ヴァルガーヴは洗面所に走った。
>
>やっぱし最強キャラはフィリアだった…
>完全に尻に敷かれてますね、ヴァル夫君(^っ^)

 ええもちろん(笑)。ヴァルにとっては育ての親(それだけじゃないけど)ですし・・。
グラボスたちも彼女には頭があがらない(笑)。

>は〜…続き楽しみです〜〜♪
>私もにあ様と同じく、何万年でも待ってます〜〜!!(*^〜^*)
 ありがとうございますぅー。パソコン家にないんで、感想頂いてもすぐにお返事出来ませんが、
これからもよろしくお願いします。
申し訳ないことにもう時間切れで、小説書けないんですが、明日にでも必ず書き込みにくるので
読んでやって下さい・・。それでは。










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5482空の青・金の雨 Ep・1「過去からの来訪者」(3)ミナハ 10/28-18:54
記事番号5458へのコメント
 皆様こんばんは。ミナハです。突然ですが、昨日初めてあることに気づきました。
今まで私、小説投稿のためのスペースって、コメント欄の枠の分しかないと思ってました。
他の人のを見ていて、おかしいと思ってもいたけど、大学のパソは設備そんな整ってない
らしいしそのせいか・・なんて納得してました。が。
 昨日ちとちくにさんにお返事書いてたら、改行キー使えば24行(これが限度だと思ってた)
以上出てくる・・。それまで矢印クリックしてただけだったから、気づかなんだ・・。
24行以上書けないと思ってたから、(1)(2)もあんな載せかたになったのに・・。
あ゛あ゛ーっっなんてまぬけ!!私のバカー(泣)。
・・気を取り直して・・。続きです。興味ある方、読んでやって下さい・・。ふぅ・・(ため息)。

「空の青・金の雨」 Ep1 【過去からの来訪者】(3)

 こぽこぽこぽ・・。こうばしい茶の香りが部屋の中にただよう。
フィリアのいれた食後の紅茶を一口すすり、「いつっ」口元に手をやって
「で、今日は何をオレに運べと?」
ヴァルガーヴは不機嫌に聞いた。
 ヴァルガーヴたち4人の店・・正確には店長であるフィリアの店かもしれないが・・
”FILIA’S ANTIQUES”は一応その名の通りアンティークショップで、
単に骨董品を売り買いするだけでなく、修繕や配達も請け負っている。
そしてそういった外回りの仕事は、主にヴァルガーヴとグラボスの仕事だった。

 ヴァルガーヴの様子に、フィリアは小さく笑うと手をのばして彼の頬にかざす。
あたたかな光が波のように頬をなで、それが消えると舌の痛みはなくなっていた。
「昨日リストを渡したでしょう?なくしたの?」
「・・・そうだっけ」
フィリアは軽く目を見はり、ヴァルガーヴの額に手をあてた。
「ヴァル、誕生日だけじゃなくて、自分の年まで忘れてないでしょうね?ちゃんと言えますか?」
「ボケジジイみてーに言うなっ!オレは今日で17才!合ってるだろっ!?」
良くできました、とおかしそうに笑うフィリアに、「くそ、いつまでも子ども扱い
しやがって」ヴァルガーヴはつぶやき、
「あとな、さっきも言ったがなんで男のオレに花束なんだ?ええジラス!」
テーブルの上の花束を指さした。のんびりお茶を飲んでいたジラスは、あわてたように首を振った。
「それ、オレが集めたんじゃない。けさ、牛乳取りに行ったら門のとこで知らない
女の子に渡された。お祝いのときは花束あげるのキマリって誰かが言ってたから、
オメデトウ言うときいっしょに渡した、それだけ」
「じゃあこれって・・・」妙な沈黙が広がる。
「・・何だその期待に満ちた目は・・。オレじゃなくてジラスがもらったんだろ!?」
「オレ心あたりない」
「オレだってねーよ!あ゛ーっんな誰かわからん奴のよこした花なんぞ捨てちまえ!」
「だめよそんなの。それでジラスさん、その女の子どんな子でした?」
「ええと、背はオレよりちょっと低くて、髪と目があねさんと・・」
「だーっっ!!面白がってんじゃねーよっ!!オレ仕事行くからなっ!」
 足音荒く部屋を出ていったヴァルガーヴの後を、グラボスがあわてて追いかけていった。
後に残ったフィリアとジラスは、顔を見合わせてくすくす笑った。
「ヴァルガーヴさまテレてる」
「そうね、あの子ももうお年頃だもの」
言いながらフィリアは、ヴァルガーヴが放っていった花束を手に取る。早咲きの野の花を
集めた感じの素朴な花束だ。
「あら・・?」コップにいけてやってから、フィリアはその中に見覚えのある花を見つけた。
そっとその花をつまみあげる。
「あねさん、その花どうかした?」ジラスが手元をのぞき込む。
 ひなぎくを華奢にしたような花だ。繊細な葉。澄んだ青の花びらには、一筋白がはいっている。
「・・・・」
 黙り込んだフィリアの手の中の花と、顔をかわるがわる見ていたジラスだったが、
「おーいジラスー・・!弁当忘れちまった、もってきてくれー・・!」
「はーい、今もってくー!」
グラボスの声に外に駆け出していった。にわかに静かになった部屋に、フィリアは立ちつくす。
「・・セレスティアル・・天上の青。どうしてこの花が・・」
 青い花を見つめるフィリアの目には、懐かしむような、それでいて何かを恐れるような色が浮かんでいた。

 続く。










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5483Re:空の青・金の雨 Ep・1「過去からの来訪者」(3)ちとちくに E-mail 10/28-20:14
記事番号5482へのコメント
ををっ!続きがUPされている!!早いや〜ん!(*^o^*)
とゆーわけでさっそくコメントなど。
にあ様よりも先に書いちゃっていいのかしら〜っていいよね別に…にあ様?(^〜^)

>24行以上書けないと思ってたから、(1)(2)もあんな載せかたになったのに・・。

くす…おちゃっぴーですねミナハ様。
てっきり学校のパソ室の制限時間のせいだと思ってました。

> ヴァルガーヴの様子に、フィリアは小さく笑うと手をのばして彼の頬にかざす。
>あたたかな光が波のように頬をなで、それが消えると舌の痛みはなくなっていた。

っっきゃーーーーっっ!!なんてイイ雰囲気なの〜〜〜(*@〜@*)
そーいや回復魔法使えたんでしたっけ、フィリア。
ってことはいくら激しい痴話喧嘩(笑)をしても、
後でちゃあんと傷を治してあげるんですね…ふふふ。

>「ヴァル、誕生日だけじゃなくて、自分の年まで忘れてないでしょうね?ちゃんと言えますか?」
>「ボケジジイみてーに言うなっ!オレは今日で17才!合ってるだろっ!?」

ボ…ボケジジイ…(TヮT)
でも確かに、こんな安穏な生活を送ってたら物忘れ激しくなるかも…
ヴァルってば17歳なんですね!TRYの時とどっちが若いのだろう…?

>「・・何だその期待に満ちた目は・・。オレじゃなくてジラスがもらったんだろ!?」
>「オレ心あたりない」
>「オレだってねーよ!あ゛ーっんな誰かわからん奴のよこした花なんぞ捨てちまえ!」
>「だめよそんなの。それでジラスさん、その女の子どんな子でした?」
>「ええと、背はオレよりちょっと低くて、髪と目があねさんと・・」
>「だーっっ!!面白がってんじゃねーよっ!!オレ仕事行くからなっ!」

ここの会話、いいですねぇ!
顔真っ赤にしてわめき散らしてるヴァル君が目に浮かぶよーだ(^ー^)
しかしそれにしても…花束持ってきた女の子、一体何者!?

>「そうね、あの子ももうお年頃だもの」

お年頃となッ!?そーか、そろそろ思春期か(^〜^)
フィリア…完全に母親のセリフですね…しみじみ。

>「・・セレスティアル・・天上の青。どうしてこの花が・・」
> 青い花を見つめるフィリアの目には、懐かしむような、それでいて何かを恐れるような色が浮かんでいた。

キレイな名前ですね〜!私のネーミングセンスとは大違い。
「フェアリーソウルフラワー」とか考えてたんですよ…ださ〜(TヮT)

さてさて、いいトコで引かれて続きが気になる所です。
楽しみにお待ちしてま〜〜す♪♪

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5489なんか色っぽい、、、にあ E-mail 10/29-16:20
記事番号5482へのコメント
こんにちは、ミナハさん。ご無沙汰してしまって、ごめんなさい。
にあです。
 まだ導入部、、、なんですよね?
 これからどんな展開になるのか、とっても楽しみ(はぁと)

> ヴァルガーヴの様子に、フィリアは小さく笑うと手をのばして彼の頬にかざす。
>あたたかな光が波のように頬をなで、それが消えると舌の痛みはなくなっていた。
>「昨日リストを渡したでしょう?なくしたの?」

 おおお、なんか色っぽいぞ、フィリア!! 
 「なくしたの?」のセリフなんて、ちょっと甘えた声で言ってくれればなおベター!
 
>「・・セレスティアル・・天上の青。どうしてこの花が・・」
> 青い花を見つめるフィリアの目には、懐かしむような、それでいて何かを恐れるような色が浮かんでいた。

 過去に何かあったのかな?
 謎の布石がまたひとつ、、、、らぶらぶの二人を楽しみにしてますよぉぉぉぉ!!

にあ