◆-SnowBall(1)-T−HOPE(11/4-08:32)No.5532
 ┣Re:SnowBall(1)-ひなた(11/4-18:34)No.5538
 ┃┗Re:SnowBall(1)-T−HOPE(11/4-22:01)No.5541
 ┣SnowBall(2)-T−HOPE(11/4-22:10)No.5542
 ┃┗SnowBall(3)-T−HOPE(11/5-08:12)No.5544
 ┃ ┗SnowBall(4)-T−HOPE(11/6-07:51)No.5551
 ┃  ┣Re:SnowBall(4)-珠波 雅璃愛(11/6-16:40)No.5553
 ┃  ┃┗有り難うございました(^^)-T−HOPE(11/7-08:17)No.5559
 ┃  ┗SnowBall(終)-T−HOPE(11/7-08:12)No.5558
 ┃   ┣Re:SnowBall(終)-ひなた(11/7-22:39)No.5568
 ┃   ┃┗有り難うございました(^^)-T−HOPE(11/8-11:32)No.5574
 ┃   ┣Re:SnowBall(終)-Merry(11/9-22:03)No.5584
 ┃   ┃┗有り難うございました〜(^^)-T−HOPE(11/10-08:52)No.5597
 ┃   ┗Re:SnowBall(終)-リオナ(11/11-17:15)No.5607
 ┃    ┗有り難うございました〜(^^)-T−HOPE(11/11-17:52)No.5608
 ┗Diamond(1)-T−HOPE(11/9-22:04)No.5585
  ┗Diamond(2)-T−HOPE(11/10-22:08)No.5600
   ┗Diamond(3)-T−HOPE(11/11-21:56)No.5611
    ┣Re:Diamond(3)-ひなた(11/12-17:26)No.5619
    ┃┗いつも、どうもです〜(^^)-T−HOPE(11/12-23:14)No.5621
    ┗Diamond(4)-T−HOPE(11/12-22:16)No.5620
     ┣Re:Diamond(4)-ゆかり(11/13-00:36)No.5624
     ┃┗有り難うございます☆-T−HOPE(11/13-21:37)No.5627
     ┗Diamond(5)-T−HOPE(11/13-22:20)No.5628
      ┣Re:Diamond(5)ですぅ!!-祝もとむ(11/14-12:16)No.5633
      ┃┗有り難うございました☆-T−HOPE(11/14-22:55)No.5638
      ┣しっかり読んでます(笑)-水城守(11/16-23:18)No.5655
      ┃┗有り難うございますっ☆-T−HOPE(11/17-22:02)No.5658
      ┣Diamond(6)-T−HOPE(11/24-12:09)No.5682
      ┃┗Diamond(終)-T−HOPE(11/25-09:10)No.5685
      ┃ ┣Re:Diamond(終)-結城(11/25-11:01)No.5686
      ┃ ┃┗有り難うございました〜☆-T−HOPE(11/25-21:50)No.5689
      ┃ ┣Re:Diamond(終)読んじゃいました!-祝もとむ(11/25-18:52)No.5687
      ┃ ┃┗読んでいただき、有り難うございましたっ☆-T−HOPE(11/25-22:47)No.5690
      ┃ ┣Re:Diamond(おーる)-ひなた(11/26-21:36)No.5695
      ┃ ┃┗感想、有り難うございましたっ☆-T−HOPE(11/26-22:31)No.5697
      ┃ ┗Re:Diamond-めたとろん★(11/27-17:44)No.5700
      ┃  ┗有り難うございます〜☆-T−HOPE(11/27-21:29)No.5702
      ┗参りました-庵 瑠嬌(11/28-20:24)No.5708
       ┗有り難うございます〜☆-T−HOPE(11/28-21:36)No.5710


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5532SnowBall(1)T−HOPE E-mail URL11/4-08:32

 気分を変えようというわがままな理由のもとに、新ツリー作っちゃいました。
 すみません〜。
 いえ・・・もうすぐ落ちちゃうだろうし・・・というのが、もう一つの理由。
 というわけで、ゼロリナ〜(だからこれしか書いてないってば(^^;)で、少しは甘さを増やしてみようかと思った代物
・・・です。
 ・・・失敗したかもしれない(−−;)

▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼

    SnowBall(1)

「……あ……」
 宿の窓から、まだ夜も明けやらない空を見上げていた少女の手が、ふと、雨を待つように差し伸べられた。
 けれど、柔らかな掌に落ちてきたのは、雨粒ではなく、白い結晶。
「……雪……」
「初雪ですか?」
 急に後ろから声をかけられ、目を丸くしながら、栗色の髪の少女は振り返った。
「……ゼロス」
「その年一番の雪を手にすると、願いごとが一つ叶うと言いますよ。リナさんも何か願ってみます?」
 何処からともなく現れた漆黒の法衣をまとった神官は、人のよさそうな笑みを浮かべながら、そう言った。
 リナは、ほんの少し呆れた顔になって、肩をすくめた。
 どう考えても、魔族の台詞ではない。
「……願いごと、ねぇ」
 温かい掌の上で、見る間に溶け、水滴と変わった雪を見つめ……リナは、ふと、瞳を陰らせた。
 ――消したくて消えない思い出が一つ……心に、蘇ったのだ。
「……ねぇ。それ、他の人に譲ってあげることも……できる?」
 急に真剣な表情になったリナを見て、ほんの少し目を見張ったゼロスだが、「さぁ?」と、首をかしげてみせた。
「結局、気持ちの問題ですから……大丈夫じゃないんですか?」
「ふぅん……」
 暫く何やら考えこんでいたリナだが、おもむろに一つ頷くと、ごそごそと荷物から親指サイズの小瓶を一つ引っ張り出
してきた。慎重に、その中へと、水滴を流しこむ。
「……これで、いいかな。
 で……ゼロス。今、暇……よね。こんなとこで油売ってるんだから」
「いや、僕は油売ってるんじゃなくって、ですね……」
「いーからっ。ちょっと付き合ってよ!」
 くいとゼロスの襟首をひっつかみ、リナは、にっこりと実に可愛らしく微笑んでみせた。
「……まさか、嫌とは言わないわよね?」
「…………。……はぁ」
 ゼロスは、こくこくと頷いた。
「……で、リナさん。何処へ……?」
 リナは、真剣な表情になって、宿の窓から目の前の山を真っ直ぐに指差した。
「あそこの中腹に、小さな村があるの。
 ……そこまで、連れてって」
 ――あんたなら、一瞬で行けるでしょ?
 請われ、ゼロスは何か問いかけるように口を開いたが……結局、ただ、頷いた。
「……判りました」
 言って、伸ばした手に、リナの小さな手が重ねられた。
 まるで、壊れ物であるかのようにそうっと握りしめ……引き寄せ、ローブのうちに抱きとめると、ゼロスはリナを抱え、
空間を渡っていった。

▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼

 あ、話がわけわからない・・・(^^;)
 ・・・どーも現在スランプみたいなんで、文章が・・・下手(;;)
 いや、んなもんになるほど才能はなかった筈だから・・・これが地???(^^;)
 えと・・・できるだけ早く続き書きますんで・・・お気が向かれましたら、続きも読んでやって下さいませ。

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5538Re:SnowBall(1)ひなた E-mail 11/4-18:34
記事番号5532へのコメント

こんにちわーっっ!!ひなたでーっす♪

おもしろかったです〜。リナは言ったい何のことをいっているのか!?願い事を譲るのはいったいだれっ!?
そしてそしてっっ!!らぶらぶ〜(はあと)(意味不明)

> 気分を変えようというわがままな理由のもとに、新ツリー作っちゃいました。
> すみません〜。

かなり長くなってましたからね。前のツリー(笑)
すっごいですね〜。あんなにいっぱい書いて・・・(尊敬の眼差し)


> あ、話がわけわからない・・・(^^;)
> ・・・どーも現在スランプみたいなんで、文章が・・・下手(;;)

えっ・・・?スランプ・・・?嘘・・・(笑)これでスランプったら全国5千万のスランプで悩んでおられる方が泣きますよ?(分からん×2)
しかもどこが悪いのかしら・・・わからない・・・(笑)

でわわっっ続きも楽しみにしてます☆



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5541Re:SnowBall(1)T−HOPE E-mail URL11/4-22:01
記事番号5538へのコメント
>こんにちわーっっ!!ひなたでーっす♪

 わーい、いつも感想、有り難うございます〜m(_)m

>おもしろかったです〜。リナは言ったい何のことをいっているのか!?願い事を譲るのはいったいだれっ!?
>そしてそしてっっ!!らぶらぶ〜(はあと)(意味不明)

 いえ・・・またオリキャラが・・・出る、かな。
 なんか、私、全然他のスレイキャラ出してませんよねぇ。・・・ゼロスとリナだけ・・・あうぅ・・・(−−;)
 でも、ゼルはともかく、ガウリィ出そうとするの、結構大変なんですよ・・・精神的に。
 アメリアは、もっとかな。
 割とあっさり使っちゃうのが、ゼラス様と姉ちゃん。・・・何故でしょう・・・(^^;;;
 ラブラブに関しては・・・一応、入ると思います。今回、殺し合いにはならないから・・・(笑)

>かなり長くなってましたからね。前のツリー(笑)
>すっごいですね〜。あんなにいっぱい書いて・・・(尊敬の眼差し)

 ・・・現実逃避の結晶です(死)
 つまり、アレが多ければ多いだけ、本来やるべきことから逃げているという・・・証拠(殴)
 あははは・・・・(ひきつりっ)

>> あ、話がわけわからない・・・(^^;)
>> ・・・どーも現在スランプみたいなんで、文章が・・・下手(;;)
>
>えっ・・・?スランプ・・・?嘘・・・(笑)これでスランプったら全国5千万のスランプで悩んでおられる方が泣きますよ?(分からん×2)
>しかもどこが悪いのかしら・・・わからない・・・(笑)

 いえ、上手く話が流れてかないんですよー。
 力技でとにかくすすめたから、文章下手だしっ。
 途中、自主没出そうかと思いましたからねぇ・・・ひっかかってたんで、とにかく書いちゃいましたけど。
 とゆーことで、下手な部分は見逃してやって下さいませ(;;)

>でわわっっ続きも楽しみにしてます☆

 ありがとうございますっ。
 早めに形にしたいなぁ・・・と思ってますが、どーなるかな?

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5542SnowBall(2)T−HOPE E-mail URL11/4-22:10
記事番号5532へのコメント
 ついついオリキャラ動かしちゃうあたり・・・やっぱし、進歩ないようです(^^;)
 他の面々動かす話は・・・浮かばない限り書けないんですよね。
 いっぱいキャラ動かしていらっしゃる方・・・尊敬。

●●●●●●●●●●

  SnowBall(2)


「……つきましたよ」
 リナを優しく抱きしめたまま、ゼロスは言った。
 何の変哲もない村外れ。貧弱な木が一本だけ立っている。
 リナの瞳が、ゆっくりとその木に……そして、村に向けられた。
「全然……変わってない……」
 リナの顔が、一瞬だけしかめられた。大きな瞳が、いつもより大きく見開かれる。……何かを、堪えるように。
「……リナさん?」
 ゼロスが、澄んだ冬の空気をすり抜けるような柔らかな声で問うと、リナは、ハッとしたように瞬きをした。
「あ……ゼロス。こっち」
 珍しく、ゼロスが握って放さない手をそのままに、リナは村を抜けていった。
 早朝と言うにもまだ早い時間なためか、細い通りには人の姿がない。
 リナは、そびえる山への道を、真っ直ぐ辿った。
 そして、あと少しで、村と山の境界、という辺りで……不意に、リナは、足を止めた。
「…………。……ここ」
 ゼロスは、リナの視線の先に目をやった。
 苔蒸した、小さな石、一つ。
「……どなたのお墓なんですか……?」
 リナの唇が僅かに震えているのを見ないように、半歩後ろに下がって、ゼロスは静かに尋ねた。
「……あたしに弟子入りしたいって言ってきた、ちっちゃな男の子」
「ずいぶんと……寂しいお墓のようですけど……」
 ただ一つ、訪れる者を待つこともなく置き去りにされた、小さな小さな墓標。
 リナは、ゆっくりと膝を折って、その墓標を撫ぜた。
「だって……この子、村の子じゃなかったんだもの……」
 紅の瞳を伏せ、リナは、呟くように答えた。
 そして、心の中で、そっと、墓標に語りかけた。
 ――ごめん……会いに来ないで……。
 それでも……なかなか、来る決心がつかなかったのだ。
「……旅芸人かなんかしてた家族がこの村で流行病に罹って、この子一人を残して、全員……。
 だから……独りぼっちだったのよ」
 小さな小さな村。
 閉ざされた社会は、頑強に異物を拒む。
「……で……だから、どーしてもあたしについてきたいって、言ってたの。
 あたしと一緒に、世界を見て回るんだって……」
「リナさんは……それで?」
 リナは、小さく笑った。
「ま、あたしも郷里出たばっかの時で、人恋しかったしさ。いいよー、なんて、言っちゃったんだわ」
 ゼロスが、くすっと笑った。
「リナさんてば、そーは見えないのに、実は人がいいですからねぇ……」
「…………やーめーてーよっっっ。
 ……だいったい、そーは見えないって、どーゆーことよ!?」
 リナは、頬をうっすらピンクに染めて、ゼロスを睨んだ。
「まぁまぁ。……で?」
 ゼロスに続きを促され、リナの頬から一気に色がうせた。
「……で……この村で依頼された、山のオーガ退治が終わったら、一緒に連れてってあげるって言ったのよ。
 先刻見た、あの、村外れの木。あそこで見送られて。
 ……で……」
 リナは、続ける言葉を見失ったように、瞳を見開き、唇を震わせた。
「……リナさん、言いたくなければ……」
 ゼロスの声を遠くに聞きながら、リナは、ぎゅっと瞳を閉じた……。

 ――まだ、忘れられない。
 オーガどもをあっさり倒して村に戻ってきたリナを待っていたのは、村外れの木の下、降り初めた雪にうっすらと覆わ
れ、横たわるその子……だった。
 生意気な口調で喋り続けていた唇は、もう、開かない。
 くるくるとはしっこく興味をひくものを追いかけていた目も、もう、動かない。
 閉じられた村の中、親も家もないその子を案じる者は、誰もいなかった。
 ただリナを、待って、待って……そして、そのまま雪の褥に眠った少年。
 ――弟を持ったみたいだと思っていた。
 ……なのに、守ることもできなかったことが、リナをいまだに苦しめる。
 雪が降りそうな空を見ているだけで、眠りから放り出されてしまうくらいに……。

●●●●●●●●●●

 ・・・だから何で、こーゆーところで切れるかな?(^^;;;
 しかも、雰囲気また薄暗くなるし・・・まぁ、いいや。
 えーと、書いてるうちにプロットも何もしっちゃかめっちゃかになりつつある気がするので、非常に哀しかったりします
が・・・お気が向かれましたら、また読んでいただけると、嬉しいです(^^)

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5544SnowBall(3)T−HOPE E-mail URL11/5-08:12
記事番号5542へのコメント

    SnowBall(3)


 ふと、柔らかく背後から抱きとめられて、リナは我に返った。
「……それで……このお墓の方に、願いを叶える権利を譲ろうと?」
「…………。……まーね。大きく強くなって叶えたい願いがあるって、言ってたから。
 ……何なのか、教えてくんなかったけどさ」
「成程」
 頷くゼロスの手を静かに払って、リナは小瓶の水滴を、その墓へと振りかけた。
 ……けれど、紅の瞳は、まだ哀しげに潤んでいた。
「…………。……それで、満足なんですか?」
「……判ってるわよ。自己満足だって……っ。
 ……でも……っ」
 淡々とした声に、リナは僅かに激した口調で答えた。
「……他に……あたしがこの子にしてやれることって……」
「何だ。簡単ですよ」
 ゼロスはあっさり答えると、手にした錫杖を、軽く、墓標に触れさせた。
「何……」
 ――途端、粉微塵に砕け散る……石。
 さらに、ゼロスが小さく手を振ると、それは吹きすぎる一陣の突風に乗って、何処かへ……消えて、いった。
 追うように伸ばされたリナの手をすり抜けて。
「ち、ちょっとゼロス、何するのよ、あんた!?」
 なお、とどめようと伸ばしかけた手も、ゼロスに制され、リナは、瞳を燃え上がらせながら、闇色の神官を睨みつけた。
「……どーして!?」
 が、ゼロスはにっこりと笑ってみせた。
「この子供は、世界を見たいと言ったのでしょう?」
「……そーだけど……」
「なら、風に乗って世界へ広がっていくようにしてあげるのは……いけないことでしたか?」
「……あ……」
 リナは、ハッとしたように目を見張った。
 砕け散った墓標のあった場所を見、まだ明けぬ空を見る。
 ……吹きすぎる風を追うように。
「……そっか」
 何処か吹っ切れたような顔で、リナは、大きく頷いた。
「そーよね。そーゆー風にしてあげるのも、ありだったのよね」
「納得していただけましたか?」
「うん。
 ……そっかぁ……」
 明ける空に合わせるかのように明るくなった少女の顔を、柔らかな微笑みでゼロスは見つめていた。
 そんな相手にくるりと振り返り、リナは、いつも通りの晴れやかな笑顔を見せた。
「ありがと、ゼロス!」
「いやぁ、お礼だなんて……今度お食事おごって下されば、それで結構ですよ(にっこり)」
「……をい」
 半眼になって睨むリナに対し、ゼロスはなおも、にこにこ笑顔で応じた。
「駄目ですか?」
「魔族のあんたに、何で食べ物なんておごんなきゃなんないのよっっっ!?」
「いーじゃないですかー、たまには」
「よくないっっっ。
 ……――ったく。
 ……そーねぇ……あんたの分を半分出す程度でよければ、妥協したげるけど?」
 ふいっとそっぽをむいて、リナは、小さい声でそう言った。
「…………。
 ……リナさん。ケチだって言われたこと、ありません?」
「なぁぁぁんか、言ったかしらぁぁぁぁっっっ!?」
「いえぇっ、ありがとうございます、とっ」
 今にも呪符を発動させかねないポーズを取るリナを見て、ゼロスははたはたと手を振り、引きつった笑顔を見せた。
「たとえ僅かでも、リナさんにおごっていただけるなんて、驚天動地なできごとですからねぇ。
 ……こんな凄いことって、滅多にありませんよね?」
「…………。……やっぱしあんた、喧嘩売ってない?
 ……もーいーけどねっ。
 ほらっ。お腹減ったから、早く帰るわよっ!」
 ぐいっとゼロスのローブを引っ張ると、拗ねた表情のまま、リナは言った。
「はいはい」
 ――僕ってば、すっかり、リナさんの便利なアイテムと化してますよねぇ……。
 ぼやきながら、ゼロスはまた、優しくリナを引き寄せた。
 そして、漆黒の法衣が栗色の髪の少女を抱きこみ……射し始めた最初の陽光から逃れるように、消えた。
 後にはただ、墓標の後に、小さな窪みが残るだけ、だった――。

■■■■■■■■■■

 ゼロス君が優しそうに見える・・・けど、この人(じゃないですが)がただ優しいだけなわけがない(^^;)
 ・・・というより、私が書くと、そーなっちゃうんですけどね・・・。
 ま、リナちゃんが元気になったからいーや(^^)

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5551SnowBall(4)T−HOPE E-mail URL11/6-07:51
記事番号5544へのコメント
 こーゆーシーンの人称って、毎回悩むんですよねぇ。
 名前出すと雰囲気崩れる気がして・・・今回は、出してみましたが。
 どんなもんでしょう?

★★★★★★★★★★

       SnowBall(4)


 その日の太陽が山の端に重なるのと同時に、墓標があった筈のその地その場所に、再び影が凝った。
 漆黒の法衣をまとった闇の神官は、手にした錫杖を、まだ人の通りの消えていない村にむかい、静かにかざした。
 ――その、瞬間。
 ぐがぁぁぁぁんっっっっ。
 凄まじい音とともに、村の中心部と思われる場所が、大爆発を起こした。
 その衝撃波が、周囲の家々の屋根や扉、窓などを吹き飛ばしていく。
 驚いたのか、あちこちの窓や扉が開き、ばらばらと人が飛び出してきた。
「……さて。始めましょうか」
 穏やかな笑みを浮かべたまま、まとう空気を触れれば切れそうな凍える妖気に変え、ゼロスは、村を見据えた。
「……あの人に哀しみを思い出させる村。そんなもの……いりません」
 声と同時に、村が、無明の闇に包まれる。
 ――人を、貪り食う、闇に似た生き物に。
「せいぜい、踊り狂って下さい」
 ……救いの来ない夜が始まった。
 泣き叫ぶ声。
 身体を食い千切られ、溶かされ、絶叫する声。
 恐怖に、大事な者を失った痛みに、正気を何処かへ放り投げ、ただただ笑い出す声。
 そして……その声に付随する、大量の、負の感情。
 それを取りこみながら、殺戮の余韻すら感じさせないほど端然と、彼はその場に佇んでいた。
「……そろそろ、ですか」
 ふと、夜を秘めた瞳が、山の端にとうとう消えゆこうとする、誰かの瞳を思わせるような真紅の太陽に向けられた。
 ゆっくりと指が闇を裂くように動く……と、村を覆い隠していた闇が、きれいに消え去った。
 後にはただ……大小様々な白骨が、通りを埋めているだけ。
「ま、こんなものですかね」
 やや不満げに首をかしげると、ゼロスは、再び錫杖をかざした。
 すると、今度は……。
 さらさらさらさら…………。
 白骨が、家が、通りが……村を構成する全てが砂と化し、灰となり……その場に降り積もった。まるで、雪のように。
「悲しみは全て雪の中に……」
 歌うような声は、この場にはいない、この光景を知らせることができない少女へ向けて。
 さっと振った錫杖の動きに合わせるかのように、全ての灰は、夕闇の濃くなる空へ向けて舞い上がり……消えた。
 ……そして、村は。消滅した。
 それら全てを見届けると、空を見上げたまま、ゼロスは、明らかにこの場にいる誰かに声をかけた。
「……満足ですか?」
『……別に。おれ、村の奴ら、恨んじゃいねーもん』
 こまっしゃくれた響きの宿る少年の声が、風とともに、何処からともなく流れてきた。
「僕も別に、あなたの望みを叶える為にこんなことしたわけじゃありませんけどね」
 笑顔で振り返りながら、ゼロスは言った。
 その視線の先――かつて墓標があった位置に、彼の目にだけ映る少年が、肩をすくめていた。
『だろーと思ったけどさ』
 茶色のくりくりした巻毛が愛らしい、利発そうな顔立ちの少年だった。
 けれど、その身体は透け、不安定に揺らめいている。
「何だってまだこんなところにとどまっているんです?」
 たいして興味なさそうな声と変わらぬ笑みで、彼は少年の前に立ち、問うた。
 少年は、気まずそうに顔を背けたが……ややあって、溜息一つこぼすと、真っ直ぐゼロスを見据えた。
『…………。
 ……ねーちゃんが、気になったから……』
「ほぉ?」
『ねーちゃん、めっちゃ強いし、いつも強気だけど……でも、時々、すんごく脆いだろ。
 ……折れちまうんじゃないかと思うくらい……』
「………………」
 ゼロスは、何も言わず、ただ夜色の瞳を伏せた。
『おれ、ねーちゃん好きだったから……だから……』
「……でも、あなたも、あの人を悲しませる存在に変わりありませんよね」
 少年は、さばさばした顔で、男を見上げていた。
『おれも、消すの?』
「……この期に及んで、世界を見にいきたいだなどと、戯言は言わないでしょう?」
 柔らかく笑んだまま、ゼロスは、あっさり言い切った。
 リナとともにこの場にあった時のあの台詞は、単なる方便だ。
 この少年がこの場にとどまっていることを知りながら、あえて、リナが二度とこの場所にこだわることないよう、墓標を
壊した。
 世界に広がっていったのは、単なる墓標の欠片。
「……あなたは、いりません」
 上位者の傲慢にたった、宣言。
 けれど、少年は、僅かに躊躇った後……こくんと頷いた。
『いーよ。別に……最後にねーちゃんに会えたし……』
「物わかりがいいですね」
 ゼロスは、にっこりと微笑むと、静かに手をかざした。
「そういえば……あなたの願いって、何だったんですか?」
『あぁ、あれ』
 少年は、小さく笑った。
『ねーちゃんを守れるようになること』
「やれやれ。じゃ、結局、願いは叶わなかったことになるんですね……?」
『でも、あんたが守ってくれるだろ?』
 純粋な信頼の瞳が、夜色の瞳をのぞきこむように見た。
 その、瞬間。
「守る……?
 僕が、リナさんを……?」
 くすくすと、喉の奥にかするような声で、実に楽しそうにゼロスは笑い出した。
「……僕が、守る……ですか……」
『……何だよ。違うのかよっっっ?』
 なおも笑いながら……ムキになったように頬を染める少年に、ゼロスは手をかざした。
 少年が消えさる刹那。
「……僕は、リナさんを守る者じゃありませんよ。
 ……滅ぼす者、です」
 少年の瞳が見開かれ、唇が何か言葉を紡ぎ出そうと動き……そして、全ては消え去った。
 後にはただ、魔族の笑い声だけが、風に紛れ……それもまた、やがて、消えた……。

★★★★★★★★★★

 ・・・やっぱし人死に出てるし〜(^^;)
 えー・・・次は、ちょっとばっかし甘めに・・・なる、予定です(^^;;;
 で、終わり、と。
 お気が向かれましたら、読んでやって下さいませ。

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5553Re:SnowBall(4)珠波 雅璃愛 11/6-16:40
記事番号5551へのコメント
T−HOPEさんは No.5551「SnowBall(4)」で書きました。



 初めまして、珠波 雅璃愛ともうします。

 ゼロスがとってもかっこよくて、ちゃんと魔族で、とってもすてきでした。

> お気が向かれましたら、読んでやって下さいませ。

 続き楽しみにしています。

 短くてすみませんでした。それでは、この辺で。


                 11/6 珠波 雅璃愛

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5559有り難うございました(^^)T−HOPE E-mail URL11/7-08:17
記事番号5553へのコメント
> 初めまして、珠波 雅璃愛ともうします。

 はじめまして、T-HOPEです(^^)

> ゼロスがとってもかっこよくて、ちゃんと魔族で、とってもすてきでした。

 かっこよかった・・・ですか、あぁ、よかった。
 何か、私が書くと、ゼロス君、結構わがまま極悪になるものですから(^^;)
 素敵と言っていただけて、嬉しかったです。

> 続き楽しみにしています。

 ありがとうございます。
 ・・・というわけで、載っけました。最終話。
 まぁ・・・予定通り、少しは甘くなった・・・かもしれません(笑)

> 短くてすみませんでした。それでは、この辺で。

 いえ・・・感想いただけて嬉しかったです。
 ありがとうございました。

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5558SnowBall(終)T−HOPE E-mail URL11/7-08:12
記事番号5551へのコメント
 さぁ、甘くするぞ・・・と思ったけど、この程度・・・かも。
 
●●●●●●●●●●

       SnowBall(終)

 前夜いた村から山半分ほど移動した町。宿の窓を開け、リナはぼんやり外を眺めていた。
 ここから、あの村は見えない。
 冷たい夜の空気に身を震わせ、窓を閉めようとした時だった。
「また、眠れないんですか?」
 暗い夜に溶ける声が、柔らかく響いた。
「ゼロス」
 振り向きながら、リナは、少しだけ眉を寄せた。
 気持ちを見透かされているようなのは、どうにも、居心地が悪い。
「誰が眠れないって?
 そーんーなーことよりっ。あんた、夕飯の時、何処行ってたのよ。約束通りおごったげようと思ったのにっ!」
 睨む視線の先にいるゼロスは、変わらぬ人のよさそうな表情を浮かべていた。
「それは、今度またゆっくり。
 ちょっと、野暮用がありましてねー。
 ……で、これ、リナさんにお土産です」
 片手に布で包まれた何かをのせ、にっこりとゼロスは笑った。
「……あによ?」
「ちょっと目をつぶってみてくれませんか?」
「…………?」
 首をかしげながら、リナは、一応、言われた通り目をつぶってみる。
 と、片手を取られ、その掌に、何か丸っこい形のものが置かれた。
「……はい、いいですよ」
 ぱちっと開いた紅の瞳に、まず、ゼロスの整った顔が至近で映り、リナは慌てて視線を掌に落とした。
 ……と。
「――スノウ・ボール?」
 それは、丸い硝子の珠を台座に据えた、片手に収まる大きさのスノウ・ボールだった。
「へぇぇ……可愛い……」
 リナは嬉しそうに目を和ませると、それを軽く振ってみた。
 教会の前で寄り添う花嫁と花婿。その情景の上に、白いパウダーがゆらゆら揺れながら降り積もっていく。
 ――冷たくない、雪。
 眠れぬ夜に何度も見る夢とは違う……優しい、雪。
「気にいっていただけましたか?」
 囁くようなゼロスの声に、リナは、儚くすら見える微笑で応えた。
「ありがと、ゼロス。……色々と」
 ゼロスは、ゆっくりとかぶりを振った。
「リナさんがリナさんらしくないと……僕も、調子が狂っちゃいますからね」
「あっそ」
 冷淡に言いながらも、リナの頬に浮かぶ笑みは消えなかった。
 戯れるようにスノウ・ボールを振り、サラサラと揺れる光景に見入っていた。
 そんな視線が、ふと、何かに気づいたように動く。
「あ……」
 開かれた窓の外、闇を四角く区切る光の中、何かが細かく落ちていた。
「……本物の雪、ですね」
 くすっと笑うと、リナは、手を窓の外に伸べた。
「こっちは冷たい……」
「……リナさん。風邪ひいちゃいますよ?」
 ふわりと、少女の華奢な身体をローブの中に閉じこめて、ゼロスは耳元で囁いた。
「いーじゃない。綺麗なんだからー」
 ゼロスの腕の中に包みこまれたまま、リナはスノウ・ボールをかざした。
 ちらちらと降る雪を、そのまま、ボールに閉じこめようとでもするかのごとく。
「うん。綺麗」
「……そうですね」
 雪景色より、スノウ・ボールより、それらを眺め、微笑む少女の表情を見つめたまま、ゼロスは頷いた。
 ――おそらく、ゼロスが作り出した灰が上空で冷え、凝ったのだろう、雪。
 リナに哀しみを与えた村の、成れの果て。
 それが今、彼女に一時の慰めを、喜びを与えている。
 皮肉な巡り合わせに、僅かな毒を笑みに含ませつつ、ゼロスは、それでもリナから目が離せなかった。
 人間。
 いつか……彼が滅ぼすだろう、少女。
 それでも、その瞬間まで、喜びも哀しみも自分だけが与えたいと、何処かで願う己に、彼は既に気づいていた。
「それまでは……暫く……」
「ん? ゼロス、何か言った?」
 きょとんとした顔で、リナが、ゼロスの顔を見上げた。
 リナを抱きしめたままで、優しげな笑みが、それに返された。
「暫くはこのままでいて下さいと……言ったんですよ」
 リナは頬を染め……それを隠すように、また、窓の外を見つめた。
 ただ……白く塗りかえられる時を、とどめるように……。


 ……闇に生きる魔族は、柔らかく温かな少女の身体を抱きしめて、時をとどめ二人を閉じこめるような雪が降るのを、ただ、見つめていた。
 ――まるで、スノウ・ボールに写しとられたように。
 ――それが一時の夢だとしても。

        『……僕が、あなたを滅ぼす者だとしても……』

●●●●●●●●●●

 えー、とりあえず終わりました。
 結局最後まで、いまいちスランプ状態から抜けられなかったような・・・あぅあぅ(;;)
 ・・・話を変えよう・・・(−−;)
 えっと、ゼロス君が持ってきたスノウ・ボール。モデルは、もとなおこさんの「リエギエンダ物語」。
 魔女さんが初めて登場する回の、あの、王子と姫が封印されたスノウ・ボールです・・・って、わかる人いったい何人いるかしら〜?(死)
 ・・・えー、いらしたらご一報下さいませ・・・誰もいないかも・・・(^^;;;
 とにかく、ロマンティックだなぁ・・・という代物なんです。
 (教会はないけど)雪の中二人よりそっている花婿と花嫁。二人の裳裾に積もる雪〜・・・(はぁと)
 しかし・・・んなもんゼロス君、どっから持ってきたのでしょうね?(笑)

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5568Re:SnowBall(終)ひなた E-mail 11/7-22:39
記事番号5558へのコメント

よみました〜〜っっひなたです☆

> さぁ、甘くするぞ・・・と思ったけど、この程度・・・かも。

この程度とかいいつつあたしの書くのよりもよっぽど甘いですって(笑)
これが実力の差なのかしら・・・?(笑)
>

>
> ……闇に生きる魔族は、柔らかく温かな少女の身体を抱きしめて、時をとどめ二人を閉じこめるような雪が降るのを、ただ、見つめていた。
> ――まるで、スノウ・ボールに写しとられたように。
> ――それが一時の夢だとしても。
>
>        『……僕が、あなたを滅ぼす者だとしても……』

あうあうあうーーっっ!!ここ好きですよーーうっっ!!
はくぅ・・・。良いです・・・。切なすぎ・・・胸キュンものですね(古っっ(笑))


> えっと、ゼロス君が持ってきたスノウ・ボール。モデルは、もとなおこさんの「リエギエンダ物語」。
> 魔女さんが初めて登場する回の、あの、王子と姫が封印されたスノウ・ボールです・・・って、わかる人いったい何人いるかしら〜?(死)

わ・・・わかんないです・・・すいません〜っっ(血)
面白いんですか???おもしろそーですね♪今度読んでみたいです〜☆
図書館とかにありますかね・・・?今、本がむっしょーに読みたいんです(笑)

T-HOPEさんの書かれるゼロスって魔族やってて羨ましいです。かぁっこえぇぇぇっっ!!
あたしの・・・なんか違いますもの(笑)

でわわ♪次回作期待してます(笑)失礼しました〜☆

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5574有り難うございました(^^)T−HOPE E-mail URL11/8-11:32
記事番号5568へのコメント

>よみました〜〜っっひなたです☆

 有り難うございます〜m(_)m

>> さぁ、甘くするぞ・・・と思ったけど、この程度・・・かも。
>
>この程度とかいいつつあたしの書くのよりもよっぽど甘いですって(笑)
>これが実力の差なのかしら・・・?(笑)

 そ、そですか?
 だって、ほら、「地球の王様」とか、結構甘いじゃないですか〜。
 ・・・あーゆー純情系ラブラブが書けない私・・・(;;)
 これは実力の差なのでしょうか。それとも私の性格が破綻しているせいなのでしょうか・・・?(^^;)

>> ……闇に生きる魔族は、柔らかく温かな少女の身体を抱きしめて、時をとどめ二人を閉じこめるような雪が降るのを、ただ、見つめていた。
>> ――まるで、スノウ・ボールに写しとられたように。
>> ――それが一時の夢だとしても。
>>
>>        『……僕が、あなたを滅ぼす者だとしても……』
>
>あうあうあうーーっっ!!ここ好きですよーーうっっ!!
>はくぅ・・・。良いです・・・。切なすぎ・・・胸キュンものですね(古っっ(笑))

 わーい、切ないと言っていただけて、嬉しいです。
 いえ、今回はそれ狙いですから・・・一応(^^;;;

>> えっと、ゼロス君が持ってきたスノウ・ボール。モデルは、もとなおこさんの「リエギエンダ物語」。
>> 魔女さんが初めて登場する回の、あの、王子と姫が封印されたスノウ・ボールです・・・って、わかる人いったい何人いるかしら〜?(死)
>
>わ・・・わかんないです・・・すいません〜っっ(血)
>面白いんですか???おもしろそーですね♪今度読んでみたいです〜☆
>図書館とかにありますかね・・・?今、本がむっしょーに読みたいんです(笑)

 うーーーん・・・・・・。
 マンガ、ですから・・・ねぇ。
 ほのぼのしてて面白いんですが、入手は・・・難しいかもしれませんねぇ・・・(^^;)
 ちなみに出版社は偕成社です。

>T-HOPEさんの書かれるゼロスって魔族やってて羨ましいです。かぁっこえぇぇぇっっ!!
>あたしの・・・なんか違いますもの(笑)

 でも、ゼロス君優しくっていーじゃないですかーっっっ。
 私が書くのは・・・なぁんか我が儘で独占欲ばりばりで・・・うぅっ。
 本当に、アレ、魔族・・・なんでしょうか? 最近ちょっと謎です(^^;)

>でわわ♪次回作期待してます(笑)失礼しました〜☆

 ありがとうございます〜。
 今度こそ・・・こんっどこそ、も少し明るいのが書きたいと思ってるんですけど・・・どーなるかなぁ・・・。

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5584Re:SnowBall(終)Merry E-mail 11/9-22:03
記事番号5558へのコメント
感想書くのが遅くなってしまいました。
ゼロス良いですね。魔族してて・・・。
私も、どちらかというと、魔族しているゼロスのほうが好きなので、
読んでてくらくらしてしまいました。
あと、スノーボールという小道具が光っていたと思います。
最後の情景描写がよかったですよ。

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5597有り難うございました〜(^^)T−HOPE E-mail URL11/10-08:52
記事番号5584へのコメント
>感想書くのが遅くなってしまいました。

 いえいえ、有り難うございますっっっ。

>ゼロス良いですね。魔族してて・・・。
>私も、どちらかというと、魔族しているゼロスのほうが好きなので、
>読んでてくらくらしてしまいました。

 魔族・・・それに比例するように、人死にが出るんですけどね(^^;)
 魔族なゼロス君、お好きですか?
 それは良かった♪

>あと、スノーボールという小道具が光っていたと思います。

 スノウ・ボール出したくて書いたようなものでしたから・・・(笑)
 結構、こーゆー話の作り方しますねぇ、私・・・(^^;)
 小道具が無駄に見えなかったようで、嬉しいです。 

>最後の情景描写がよかったですよ。

 わーい、有り難うございます。
 最後のあたり、既に自分の手を離れちゃってたんですよ・・・(^^;;;
 ・・・こーなると、先を黙って見守るしかない・・・と。
 無事着地してました? そう言っていただけると嬉しいですぅぅぅ・・・。

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5607Re:SnowBall(終)リオナ 11/11-17:15
記事番号5558へのコメント
こんにちは!T−HOPE様。リオナと申します。
いいですね〜魔族なゼロス様・・うふふ(妄想もぉ〜ど)
ゼロス様は一体」どこでスノウボール調達したのでしょう
(^−^
ではでは、これからも頑張って下さい。

妄想モード爆進中のリオナでした

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5608有り難うございました〜(^^)T−HOPE E-mail URL11/11-17:52
記事番号5607へのコメント
>こんにちは!T−HOPE様。リオナと申します。

 こんにちは。メール下さいましたよね?
 えぇっと、こちらからのメール、無事着いているでしょうか。何か、最近エラーが出まくっているようなので、心配なんですが・・・。

>いいですね〜魔族なゼロス様・・うふふ(妄想もぉ〜ど)

 魔族=執着心、らしいです。
 私に書かせると・・・・・・(^^;)

>ゼロス様は一体」どこでスノウボール調達したのでしょう
>(^−^

 私も謎です(笑)
 それ以上に謎なのが、真っ当にお金払ったかどうか・・・(爆) 

>ではでは、これからも頑張って下さい。

 有り難うございます〜。
 頑張り・・・たいです、はい(^^)

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5585Diamond(1)T−HOPE E-mail URL11/9-22:04
記事番号5532へのコメント
 えと、スレイ学園物・・・です。多分、最終的にはゼロリナになる・・・筈。
 というより、ゼロス→リナになるといった方が正解なんですが・・・ま、それはそれ(笑)
 ただ、完全に趣味だけで書き散らしている途中なので、どう転がるかは思いきり不明です(「楔」より先が見えてない・・・(;;)
 で、これ、自分のHPのキリ番記念で人様に捧げたものの前日譚にあたる・・・かも、しれません(詰めて考えてない(^^;)
 ゼロスとリナの出会い編(・・・かな?)・・・で、中学生な理由を納得してやって下さいませ(笑)
 でも、ゼロス君、どー考えても中学生じゃないですけどねぇ(^^;;;

△△△△△△△△△△

     Diamond(1)


 幼い頃から華やかすぎる女性達に囲まれていた。
 艶やかで、したたか。
 女性の持つ正の面と負の面を、あますところなく体現した人達。
 その中で一際輝いていた美しい女性(ひと)
 群を抜いた美貌、肢体。それだけではない。
 彼女は誰よりも強くしなやかで……狡かった。その狡さすら魅力に変えられる、最上級の妖華。あるいは……謎めい
た輝きを宿す、蒼い金剛石。
 そんな存在を生まれた瞬間から傍らでずっと見続けて、どうして、惹かれずにいられよう?
 ――けれど、彼女は手に入らない。
 ……だから今更、誰にも心動かされたりはしない……。


 くすくすと、何とも楽しそうに、そんな少年の台詞を聞いた男は笑った。
 一見軽そうに見えながら――それだけで済まない雰囲気を奥に隠し持っている。
「……本当に、そんな真似、できるかな?」
「……何故ですか?」
 にっこり、と、実に優等生めいた笑みを、少女と見間違うばかりに整った顔立ちに浮かべ、黒より深い闇色の髪の少
年は問い返した。
 が、夜空に似た瞳は、笑っていない。
 ……時に似たような笑みを浮かべる少年の姉を思い出したのか、男は、笑いを苦笑に移行した。
「……似たようなこと、昔、考えてた、人生の先輩からの忠告、だな」
「へぇ?」
 柔らかく響く声は、人懐っこいようでいながら、実は決して心を許していない。
 が、男は、それに気づいていながら、肩をすくめて立ち上がった。
「ま、もし、十年後まだそういうこと言ってたなら、今度は笑わずに聞いてやるさ」
 ――それはそれで不幸な話だと思うがな。
 それだけ言うと、男は、くるりと背を向けてひらひらと手を振り、立ち去っていった。
 残された少年は、一瞬だけ不快げな表情を横切らせたが、すぐに、常と変わらぬ笑みを仮面とした。
 ふと、唇が、歪むように笑む。
「……十年経とうが二十年経とうが……あれ程の女性が現れる筈、ないでしょうに?
 ……そうでしょう、グラウシェラーさん?」
 ……だから、誰にも心動かされたりはしない……。
 そう呟くと、少年は、ふと天井を見上げ、溜息をこぼした……。

△△△△△△△△△△

 あぁぁぁ・・・のっけからなんか違うしっっっ。
 少年が誰なのかは・・・わかってやって下さいませ(死)
 少年のお姉様が誰なのかも・・・まぁ、その辺りで・・・(って、わかります、よね?(^^;;;)
 ちなみに、何でグラウシェラーが出てきたかというと・・・ガーヴでもフィブでもないし・・・。じゃ、どっちかだよね。
 鉛筆倒しちゃえ〜・・・という、結果です(殴)
 い、いえ、一応、こっちにしとけばシェーラが使える程度のことは考えましたがっ(でも、とりあえず、今のところ出演予定なし(−−;)
 あ、あの・・・もし、お気が向かれましたら、続きも読んで・・・いただけるのでしょうか(不安・・・)
 えと、読んで下さると、嬉しいです(^^)

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5600Diamond(2)T−HOPE E-mail URL11/10-22:08
記事番号5585へのコメント
 何か・・・学園物ってよく判らなかったりします。
 どんどん変になっていくよーな気がするのは何故〜???
 ・・・しくしくしく。

〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇

   Diamond(2)


「……おい」
 新学期。
 新しいクラス発表のせいでいまだごたついているの教員室の前。無愛想な声に呼び止められて、闇色の髪の少年
は穏やかな笑みで振り返った。
「あぁ、ゼルガディスさん、おはようございます。二年もまた同じクラスですね」
 年齢に似合わぬ鋭い目付きが印象的な少年に、にこにこと声をかけると……思いきり不快そうにしかめられた顔が
返ってきた。
「……生憎なことに、な。ゼロス」
「おやぁ?
 そう言われてしまうと、僕としては、大層残念ですねぇ」
 実のところ、この反応が見たくてやっている行動なのだが……勿論、ゼロスは、そんな素振りは露とも見せない。
 もっとも、勘のいいゼルガディスは、玩具替わりにされていることを、察してはいるようだ。
 今も、さらに嫌そうな顔になっている。
「……ぬかせ。
 そんなことより、今日も混じってたぞ、お前の分」
「あぁ。それはどうもわざわざ有り難うございます」
 軽く頭を下げ、鷲掴みにされている封筒の束を受け取った。
 下駄箱が隣り合っているため、間違ってゼルガディスの所へ突っ込まれていた、ゼロス宛の……いわゆる、ラブレタ
ーの類だ。
 この中学校で人気を三分するうちの一角だけあって……毎日、それなりの量が入っている。
 別の一角は、というと……。
「で、僕のところに混ざっていたゼルガディスさん宛のものは……いつも通り、捨てちゃえばいいんですか?」
「おれはいらないからな」
「やれやれ……。
 手紙の差出人が、可哀そうですねぇ……」
「おれの知ったことか」
 見慣れた反応に、ゼロスは肩をすくめながら、封筒の束を鞄にしまいこんだ。
「……で、これだけのために、僕のところまで来て下さったんですか?」
 ――それならそれで、なかなか嬉しいですねぇ……などと、やはり相手が嫌がるのを承知で、にこにことゼロスが言
う。と……。
「あ?
 あぁ……いや……」
 珍しく、ゼルガディスが、何か躊躇う素振りを見せた。
「そう……じゃなくて、だ。お前耳が早いから……。
 ……その、だな。今日、何か、何処かで騒ぎが起こったとかいう噂、知らないか?」
「……は?」
(騒ぎ、ですか?)
 ゼロスは、首をかしげた。
「いえ……とりあえず、何も聞いてませんけど……?」
「そうか……なら、いいんだ」
 いいと言いながら、何故かその顔色はさえない。
「ゼルガディスさん?」
 不思議に思ってゼロスが声をかけた時。
「……おーい、ゼルぅー」
 人込みの中、一際目立つ長身長髪の男子生徒が走ってきた。
「ガウリィ」
「おや、ガウリィさん。おはようございます」
「何だ。ゼロスもいたのか。おはよう」
 のほほんとした笑みで挨拶をしてくるのは、(これでも)人気を三分する一角の一人である(筈の)ガウリィだった。
 にこにこと、ゼロスもその笑みに応じる。
 何やら、表向きはのんびりした雰囲気に、ゼルガディスは、苛立ったような声をあげた。
「何呑気なことをしてるんだ。
 それで、いたのか!?」
「いやー。何処にもいないみたいだぞ?」
 ちっと、ゼルガディスが舌打ちする。
「ったく……。
 “あれ”を野放しにしとくと、何が起こるか判ったもんじゃないのは、お前さんだって知ってたろう?」
「……ま、もっともだな……」
 こちらは何処か苦笑ぎみなガウリィ。
「でも、そのうち騒ぎが起こって、居場所が知れると思うぞ?」
「騒ぎが起こってからじゃ、遅いだろうが……。
 行くぞ」
 疲れたような口調で言うと、ゼルガディスは、ガウリィを促すように、くるりとゼロスに背を向けた。
 が、すぐ、首だけ振り返る。
「ゼロス。騒ぎが起こったら、知らせてくれ」
「騒ぎ……ですか……?」
 ゼロスは、また首をかしげた。
(ゼルガディスさんも、ガウリィさんも……どうしちゃったんでしょうねぇ……?)
 騒ぎ……と言うが、
(たかだか新入生が入るくらいで、どうやったら騒ぎが起こるというんでしょう?)
 もっとも、集団生活からはみ出ている、ある種独特な位置にいる人間が、教師の目を盗み、新たなる獲物を探してい
るだろうことは、否定しないが……。
 ふむ、と、ゼロスは考えこんだ。
 ガウリィならばともかく、ゼルガディスがそんなものに一々目くじらを立てるほど正義感に溢れているわけがない。
 そんなことを思いながら、教師に頼まれていたプリントを受け取り、教室への渡り廊下を歩いていた。
 その足が、ふと、廊下を渡り終え、階段に足をかけたところで止まる。
「**っ!」
「……××××!」
「…………。
 ……騒々しい、ですね」
 どうやら不幸な子羊が、狼に捕まっているらしい。
 特別教室の多いこの棟の一階は、人気がないため、確かにそーゆー用途には絶好だろう。
 ゼロスはこんな時、わざわざ厄介事に関わろうとは思わない。
 ――災難でしたね。
 これに無意味な笑顔をつけて、全部、終わりにしてしまう。
 が……。
「……ゼルガディスさん逹の言っていた騒ぎって……“これ”なんでしょうかねぇ?」
(一応、教えてさしあげた方がいいんでしょうか?)
 それだけを迷って、視線をそちらに向けた……時。
「……ざっけてんじゃないわよっ! あたしはねぇ、あんたらみたいな人間にやれるよーなお金、一銭だってもっちゃい
ないわ!」
 ひっじょうに元気のいい声が、廊下の端からぶっとんできた。
 続けて、大変お決まりな、
「ふざけんなっ」
「痛いめ見せてやる……っ」
 との声が響いてきたのだ……が……。
「ぐぅっっっ」
「ってぇぇぇっっっ」
 ……直後に響いたのは、景気よく叫んだ少女の声ではなく、柄の悪そうな男の声だったり、した。
(…………。……ふむ?)
 実のところ、好奇心では人後に落ちない自覚のあるゼロスは、ほんの一瞬躊躇った後、そちらへ真っ直ぐに歩いて
いった。
「あのー、もしもし、そこの人。大丈夫ですか?」
 大きな窓から落ちる光が、その場に立つ小柄な人間をシルエットにしていた。
 ぱんぱんと、手をはたくようにしていたその人物は、かけられた声に、くるりと振り返った。ゼロスが一歩踏み出すの
と同時に。
 ……途端。
 角度が変わり、陽光が鮮やかにその少女を照らし出した。
 艶やかな長い栗色の髪。
 人目をはっと惹きつける、愛らしい顔立ち。
 小柄ながら、はちきれんばかりの生気に溢れた肢体。
 そして何より印象的なのは、やはり、真っ直ぐに相手を見据えてたじろぎもしない、強い光放つ、紅の瞳……だった。
(へぇぇぇ…………)
 ゼロスは、僅かに目を細めて微笑った。
 姉の商売が、デザイナーだったりしたおかげで、極上の女性は数多く見てきたが……。
 これ程の逸品には、滅多にお目にかかれない。
 ――面白いと思った。
 最初は、確かに、それだけだったのだ……。

〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇

 さて、主要人物は全部出しましたね。良かった良かった。
 ・・・内容的には、別に良くないんですが。
 今時、こーんなありがちな真似するヤン兄さんってば、いるんでしょうか?
 私が出た中学、かなり田舎だったし、昔のことだしなぁぁぁ・・・。
 ・・・ま、いいんですけど・・・フィクションですからっ(^^;)

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5611Diamond(3)T−HOPE E-mail URL11/11-21:56
記事番号5600へのコメント
 何か、書いてて、いかにも**年前の学園物少女漫画ってー気がしてきたのは・・・何故なんでしょう(^^;;;
 路線変更が上手くいかないようなので、このまま行っちゃうんでしょうけど・・・。
 ・・・うぅぅぅぅ〜〜〜ん・・・。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

    Diamond(3)

 生徒会室の椅子の一つに腰かけ、ゼロスは目の前でしめあげられている少女を、楽しげに見つめていた。
 ちなみに、ゼロス、ガウリィ、ゼルガディスの三名は、勝手に推薦され、勝手に選ばれ、生徒会役員を押しつけられ
ているため、この部屋を自由に使うことができる。
 一人部外者の少女は……。
「ったく! 妙なやり取りがすると思って行ってみりゃ、やっぱりお前か、リナ!」
「オレ達が迎えに行くから、おとなしく待ってろって言っただろう?
 どうしてお前は、いつもそう無茶ばかりしたがるんだ?」
 ……と、あの後すぐやってきたゼルガディスとガウリィの二人に、ステレオでお説教されていた。
「だぁってぇ……あたしだってもう子供じゃないんだから、今更“送り迎え〜”だなんて情けなくてやってらんないしさー」
「それもこれもどれも、みーんな、お前さんが無茶するからだろう?」
「あたしに喧嘩売ってくる方が悪いのよっ!
 そんな馬鹿どもに、人権なんてあるもんですかっっっ」
「いや、だからってなぁ……」
「再起不能にしなかっただけ、感謝して欲しいもんだわっ!」
(……成程。これは……騒ぎの元、ですね)
 感心しながら、ゼロスは黙って笑っていた。
 容姿だけではない。この少女の中身は……嵐に似た強い光。
 ……いや。中身がこうだから、外見までも、光り輝いているのだろうか?
(…………。……ゼルガディスさん、ガウリィさんの、幼馴染み。リナさん、ね……)
 そこで、ゼロスはおもむろに、視線を時計に移した。
「……ところでそろそろHRの時間ですけど?」
「えっ」
「あ……」
「ちょっと待ってよ。あたしまだ、教室の場所、きっちし覚えてないっ!」
 ゼロスの声に慌てて立ち上がる三人。特にリナは、鞄を抱え、今にもダッシュしようかと言う体勢になっている。
「リナさんは……1Cですよね。
 ここからだと、ちょうど僕の教室までの通り道になりますから、ご案内しますよ」
 す、と、立ち上がり、片手を優雅にリナに差し伸べるゼロス。
「……行きましょう?」
「…………。
 ……あのね」
 リナは、完全に呆れた表情になった。
 何ら含みがない。怖けることも、恥じらうこともしない……ある意味少年めいた真っ直ぐな瞳が、ゼロスに向けられて
いた。
 ゼロスは、にっこり笑顔をそれに返した。
 ――実に、面白かった。
 リナから、好意を期待しています的なありがち反応が返らなかったことも……。
(ガウリィさん、ゼルガディスさんの気持ちの方も……ね)
 二人の顔に走った、僅かな不快の感情。
(恋敵は、多い方が楽しいというものですよ……)
 全てはゲーム。
 ゼロスは、内心くすくす笑いながら……そんなことを、考えていた。

 そして、平穏(?)な学生生活が幕を開け、一年強ほどが過ぎた……。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 ゼロス・・・ホントにこんな中学生いたら、私、泣きます(;;)
 とーりーあーえーずっ、リナちゃん逆ハーレム状態(自覚なし)が、ちょっとは書けたかなぁ・・・と思うんですけど・・・
えと、いかがでしょうか?
 アメリアは、高校から出現するので、ゼルはまだリナちゃんが・・・・・・かな?(笑)
 あ、そだ。ゼル、ガウリィ、リナの関係が舌足らずかもしんない・・・すみません。
 詳しく書き込むのメンドーなんで、飛ばしてしまった・・・幼なじみの一言で、納得してやって下さいませ(・・・駄目?(^^;)

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5619Re:Diamond(3)ひなた E-mail 11/12-17:26
記事番号5611へのコメント

わぁぁぁいっっ!!テスト終わったんで(他にも色々終わりましたが・・・えーいーごーがぁぁっっ・・・(血))感想いきまーすっっ!!

まずっっ!!一言・・・(笑)
ゼロス性格悪っっ(失礼)・・・いや、実は誉めてるんですけど・・・(笑)
やーん、こんなの大好きですよう☆

・・・でも、あたしもこんな中学生いたら泣きます(笑)
まぁ、ゼロスだから良いんではないかとおもっちゃったりもしましたけど(笑)
それに、大人びてるのは小さい頃の経験がものを言ってるのかも・・・ですし。

> とーりーあーえーずっ、リナちゃん逆ハーレム状態(自覚なし)が、ちょっとは書けたかなぁ・・・と思うんですけど・・・
>えと、いかがでしょうか?
とっっっっっ・・・・・ても(笑)良かったです♪

> あ、そだ。ゼル、ガウリィ、リナの関係が舌足らずかもしんない・・・すみません。
> 詳しく書き込むのメンドーなんで、飛ばしてしまった・・・幼なじみの一言で、納得してやって下さいませ(・・・駄目?(^^;)

違和感感じませんでした〜☆のでおっけーですよぅ。
あたしが許します(何様。)(笑)

さ、ではこのへんでっっ!!感想短くてすいませんーっっ!!
いっつももらってるのに・・・(笑)
でわまたっっ!!

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5621いつも、どうもです〜(^^)T−HOPE E-mail URL11/12-23:14
記事番号5619へのコメント
>わぁぁぁいっっ!!テスト終わったんで(他にも色々終わりましたが・・・えーいーごーがぁぁっっ・・・(血))感想いきまーすっっ!!

 英語・・・既に二年前に縁を切った代物・・・(笑)
 でも、私、数学と真っ向から渡り合うよりは、英語の方がまだ可愛げがあると信じます(^^;)
 ・・・って、だからそーじゃなくって!
 感想、いつもどうも有り難うございます(^^)

>まずっっ!!一言・・・(笑)
>ゼロス性格悪っっ(失礼)・・・いや、実は誉めてるんですけど・・・(笑)
>やーん、こんなの大好きですよう☆

 性格・・・悪いですよねぇ・・・(笑)
 まぁ、性格いいゼロスなんて、笑い話にしかなりませんから、いーんですけど・・・。
 お好きですか? なら良かったです〜♪

>・・・でも、あたしもこんな中学生いたら泣きます(笑)
>まぁ、ゼロスだから良いんではないかとおもっちゃったりもしましたけど(笑)

 やですよね〜。
 ゼロスだから・・・の一言で、私も、押し通してますが(笑)

>それに、大人びてるのは小さい頃の経験がものを言ってるのかも・・・ですし。

 ・・・ま、ゼラス様の側にずっっっといたせいで・・・多少・・・(^^;)

>> とーりーあーえーずっ、リナちゃん逆ハーレム状態(自覚なし)が、ちょっとは書けたかなぁ・・・と思うんですけど・・・
>>えと、いかがでしょうか?
>とっっっっっ・・・・・ても(笑)良かったです♪

 それは良かった(^^)
 リナちゃんがみんなに好かれてる話・・・が、好きなんです、私。

>> あ、そだ。ゼル、ガウリィ、リナの関係が舌足らずかもしんない・・・すみません。
>> 詳しく書き込むのメンドーなんで、飛ばしてしまった・・・幼なじみの一言で、納得してやって下さいませ(・・・駄目?(^^;)
>
>違和感感じませんでした〜☆のでおっけーですよぅ。
>あたしが許します(何様。)(笑)

 許して下さいます?(^^)
 ・・・ひなたさんのOKがでたから、このまま直行・・・ってことでっ!

>さ、ではこのへんでっっ!!感想短くてすいませんーっっ!!
>いっつももらってるのに・・・(笑)
>でわまたっっ!!

 いえいえ。こちらこそ、いつも感想いただけて・・・嬉しいです(^^)
 今後もお見捨てなく〜(笑)
 それでは。

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5620Diamond(4)T−HOPE E-mail URL11/12-22:16
記事番号5611へのコメント
 何でこんな書きにくいかなぁ・・・と思ったんですけど、答えなんて判りきってましたねぇ。
 ゼロス視点で書いてるから・・・(^^;)
 ・・・今さら変えようがないんですけど・・・あぅあぅ(;;)

■■■■■■■■■■

    Diamond(4)

「ねーねー、ゼロスー」
 生徒会室に入った途端、珍しくリナから声をかけられ、ゼロスは軽く首をかしげた。
 ちなみにこの学校、生徒会選挙とは名ばかりの、半ば人気投票が公然とまかり通っており……やたら目立つガウリ
ィ、ゼルガディス、ゼロスは継続で、さらにリナまで生徒会に放り込まれてしまっていた。
「今、暇?」
 会計の仕事を、テキトーに片付けてしまったらしい少女に小首をかしげて問われ、ゼロスは副会長の机に書類を置き
ながら、笑ってみせた。
「暇じゃありませんけど、リナさんのためならば、幾らだって時間なんて作り出しますよ?」
「…………。
 ……あっそ」
 人選間違えたかなー……などとぶつぶつ言っている少女を見て、ゼロスは口の端に、演技とは異なる小さな笑みを
よぎらせた。
 そういう方面に、些かどころでなく鈍いこの少女は、出会って以来ずっっっと繰り返されているゼロスのこの手の言動
を、全部、“悪ふざけ”で括ってしまっている。
(ま、簡単になびいて下さるようじゃ、つまらないんですけどねー……)
「……それでリナさん。何か、相談事ですか?」
「ゼロスに相談事?
 リナ、お前、どうかしたのか?」
 今日は暇らしく、書記の机に足を引っかけて本を読んでいたゼルガディスが、顔をしかめながら口を挟んできた。
「あーっ、ゼルガディスさん。
 そーゆー風に言われると、僕としては悲しいですよっ?」
「いや、あたしも、ちょっと相談相手に問題あるかなーっ、とは、思うけどぉ……」
「リナさぁぁぁん……」
 泣き真似をするゼロスに、リナはちょっと困った顔で頭をかきながら近寄り、ひょいとその顔をのぞきこんだ。鮮やかな
瞳が、正面からゼロスに据えられる。
「ねー、ゼロスー」
 ……これが無意識だから、始末に負えないような気がする。
 ゼロスは内心、苦笑した。
 リナは、その姿勢のままで、
「ラブレター貰った場合の対処って、どーすんの?」
 ………………。
「…………。
 ……はい?」
 ゼロスは、常にまとう笑顔の仮面が、一瞬引きつったのを、感じた気がした。
 何やら派手な音にふと視線をずらすと……ゼルガディスと、昼寝していた筈の会長席のガウリィまでもが、椅子から
転げ落ちている。
(ということは、僕が聞いたのは空耳じゃ……ないん……ですよね?)
「…………。
 ……ラブレター貰った場合……です、か?」
「……何か、反応に腹立つもの感じるんだけど……。……そう、よっ」
「いえ、でもぉ……それならリナさん、今までにもいっっっぱい貰ってるじゃないですか。
 ね?
 今更……」
「あーれーはーっ、女の子からでしょぉぉぉっっっ!?
 あたしがきーてんのは、つまりっ、……そのぉ……いわゆる付き合って下さい系の申し込みがきた場合、どー対処す
んのかってことよっっっ!」
 顔を真っ赤にして怒鳴るリナを、なだめるように手で制しながら、ゼロスは引きつり笑いと疑問符を、同時に顔に浮か
べ、後ずさった。
 何といってもリナは、趣味が何故か武道一般で、その辺の並の男など平気で吹っ飛ばせる程度の能力を持っていた
りする。
 そしてまた、そーゆー女の子に、いくら可愛かろうとも、並の男はなかなか手を出しにくいらしく……『お姉様(はぁと)』
な人気がリナにあることは知られていたが、一方で、『ドラまたリナ』なる渾名も定着しており……。
「……ってことは、その……ラブレターって、男の人からだったんです……か?」
(……もし、そうだとすると……かなり、いー度胸した人ですよね、それって……)
 この場にいる三人にだけは言われたくないだろうが……生憎と、ここにいる面々は、どう転んでも並の男ではなかっ
たりする。
「女の子と付き合うよーな趣味、あたしにはないわよっっっ!
 男よ、お・と・こっっっ!」
「「嘘だろーーーっっっ!?」」
 ぎぎいぃぃ……。
 同時に放たれた叫びに、リナは、ゆぅぅぅっくりと振り返った。
「…………。
 ……どーゆー意味かしらぁぁぁ?
 ゼルぅ? ガウリィ……?」
 にっこり、と、実に可愛らしく笑っているものの……目がブリザードである。
 さすがにゼルガディスはまずいと思ったらしく、口をつぐんで目をそらした。
 が。
「リナにラブレター?
 物好きもい……ぐぇぇっぇっぇっ」
 呑気な台詞を吐いたガウリィの襟首を締め上げつつ、リナはなおも、にっっっこりと笑っていた。
「なぁにか言ったかしらぁ?
 ねぇ、ゼルぅ。ゼロスぅ。何か聞こえたー?」
「い、いえ、僕には何もっ。
 ねぇ、ゼルガディスさん?」
「あ……あぁ……」
 ガウリィを見殺しに、青ざめた笑いを浮かべる二人に満足したのか、リナはぽいと手を放し、普通の表情に戻った。
「ま、ガウリィの戯言は置いておくとして……で、ゼロス。対処方法は?」
 ゼロスは、笑みを絶やさぬまま、軽く頭をかいた。
「……それで、聞くのが何で僕なんですか?」
「だぁって、あんた、ラブレターなんて貰いまくってるじゃない。
 ま、それはゼルやガウリィも同じことだけど、クラゲなガウリィや貰った端から捨ててるゼルと違って、あんた、あしらい
慣れてるみたいだしっ」
「…………。
 ……慣れてる……ですかぁ?」
 ゼロスは、ふと目を伏せ、小さく笑った。
「ま、普通、面と向かってが世間一般での礼儀じゃないかとは思いますけど……でも、リナさん。
 その申し出、受ける気じゃないんでしょう?」
 ゼロスは首をかしげながら、一応――本当に、一応、尋ねてみた。
 ……と、リナは。
「……さぁ?」
「…………。
 ……リナ、さん?」
 リナは、ふむと一瞬考えこむと、にっこり微笑った。
「ま、付き合ってもよさそうな奴だったら、考えてみないこともないけどねっ」
「……ちょっと待って下さいってば」
 ゼロスは、慌て始めた自分を何処か遠くで見ながら、いつも通りの言葉を紡ぎ続けようとしていた。
「付き合うって……リナさん。意味、判って言ってます?」
「……ゼロス。
 馬鹿にしてる?」
「あ、いえ。そーゆー意味じゃないんですけど……」
 否定しながらも、ゼロスは困惑していた。
(……おかしい……)
 ゼロスから見たリナは、まだ、“少女”なのだ。
 堅く閉ざされた蕾。色づいた花びらすら、いまだ、萼の内に閉じこめて。
 なのに……。
(――いえ……)
 本当におかしいのは、そのことではない。
 開こうとしていく蕾を目の当たりにして、こんなにも動揺してしまっている……まるで“らしく”ない、自分、だった。
(リナさんが誰かと付き合ってより美しく変わっていくなら、それはそれで一興。……ゲームがますます楽しくなるだけ
……の、筈……)
 その、筈だった。
 今まで彼がこなしてきたゲームでは……ずっと、そうだったのだ。
 だが……。
(……僕は……)
 リナが、困惑したように軽く眉を寄せ、ゼロスの顔をのぞきこんだ。
「……どしたの、ゼロス?」
 何気なく頬にあてられる白く温かい手。
 それを感じとった瞬間、ゼロスは、夜に向けて開かれた瞳を……そっと、閉ざした。
(…………。……成程、ね)
 形のよい唇に、薄く、常と異なる微笑が佩かれる。
 ゼロスの手が、そっと、頬にあてられたリナの手を包みこんだ。
 ゆっくりと夜空のように深い瞳が開き、優しくリナを見つめ返す。
「……何でも。
 何でもありませんよ?」
「あっそ……?」
 リナはあっさり言うと、ゼロスから手をもぎ離し、くるりと背を向けた。
 平然として見えるが、色白なため、耳が微かに赤く染まったのが見て取れてしまった。
「……とりあえず、会ってみるつもり、だから」
 プリーツスカートのポケットから引っ張りだした手紙をひらりと振って、もう普段の表情に戻ったリナは言い切った。
「とりあえず、妥当なところじゃないですか?」
 にこにこといつものように笑いながら、ゼロスは言った。
 ――リナが既に決めたことを、やめさせることは、誰にもできない。
 だからこそ、ゼルガディスもガウリィも、何も言わずにいるのだろう。
(もっとも、だからといって……何もしないってわけにもいきませんけどね?)
 ゼロスは、軽く言葉を取り繕うと、書類をそのままに、生徒会室を出ていった……。

■■■■■■■■■■

 ふっ、ゼロス。あんたの余裕もこれまでよっっっ! 
 ・・・あ、何か私壊れてますね・・・(^^;;;
 とゆーことで、ゼロス君、リナちゃんにごろごろと・・・・・・(笑)
 1年もリナちゃんの側にいて影響受けない筈はありません。少なくとも、私の求めるところのゼロス君においてはっ!
 ・・・ところで、よくよく考えると、私の卒業した中学、会計なかったんですよね。
 普通、中学生にお金任せないよなぁ・・・。リナちゃんに合いそうなんで、勝手に作っちゃいましたね(^^;)
 あ、ちなみに、他にもちゃんと役員います。この4人の側にいるの怖いし、放っといても仕事が完璧に進むので、現れ
ないだけです(笑)

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5624Re:Diamond(4)ゆかり E-mail 11/13-00:36
記事番号5620へのコメント
T−HOPEさん、はじめまして♪

小説いつも拝見させて頂いてます。
毎回壊れさせていただいちゃったりしてます(笑)

>(もっとも、だからといって……何もしないってわけにもいきませんけどね?)
> ゼロスは、軽く言葉を取り繕うと、書類をそのままに、生徒会室を出ていった……。
いけいけ!!ゼロス!!!!

> ふっ、ゼロス。あんたの余裕もこれまでよっっっ! 
> ・・・あ、何か私壊れてますね・・・(^^;;;
> とゆーことで、ゼロス君、リナちゃんにごろごろと・・・・・・(笑)
あああ、妄想が・・・・・(爆)

何か、めちゃくちゃ怪しさかもしだしちゃってますね、私(^^;;

続き楽しみにしてます♪♪

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5627有り難うございます☆T−HOPE E-mail URL11/13-21:37
記事番号5624へのコメント
 こんにちは、はじめまして〜。

>小説いつも拝見させて頂いてます。
>毎回壊れさせていただいちゃったりしてます(笑)

 有り難うございます〜m(_)m
 私自身、既にゼロリナで壊されてますので・・・同志を増やすのが、昨今の目的だったりします(・・・って、嘘ですが(^^;)

>>(もっとも、だからといって……何もしないってわけにもいきませんけどね?)
>> ゼロスは、軽く言葉を取り繕うと、書類をそのままに、生徒会室を出ていった……。
>いけいけ!!ゼロス!!!!

 あ、あはははは・・・。
 そーですよね。何もしないで見守るゼロス君なんて・・・私の書くゼロス君じゃないですっ(笑)
 ・・・つーか、書けない・・・・・・(死)

>> ふっ、ゼロス。あんたの余裕もこれまでよっっっ! 
>> ・・・あ、何か私壊れてますね・・・(^^;;;
>> とゆーことで、ゼロス君、リナちゃんにごろごろと・・・・・・(笑)
>あああ、妄想が・・・・・(爆)

 行っちゃって下さいませ〜♪
 ・・・と、悪の道へと誘う私(笑)

>何か、めちゃくちゃ怪しさかもしだしちゃってますね、私(^^;;

 いえ、私の怪しさに比べれば・・・えぇ、本当に。

>続き楽しみにしてます♪♪

 有り難うございます〜・・・頑張り・・・たいんですが・・・(^^;;;

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5628Diamond(5)T−HOPE E-mail URL11/13-22:20
記事番号5620へのコメント
 ・・・しばらく続きが書けなそうなんですが・・・諸般の事情で・・・。
 にもかかわらず、終わってないです。ヤバ〜・・・(^^;)

●●●●●●●●●●

    Diamond(5)


 放課後、体育館横の古い銀杏の木の横。
 焼却炉が見えていたりもするが、それはともかく、ここが校内で一番の告白スポットなのは周知の事実だったりする。
 ここで、男女がいかにもな様子で向かい合っていた場合、遠慮するのが一応のマナーなのだが……はっきりいって、
そんなもの、意に介そうとしない人間も、いるには、いた。
「リナさん♪」
 まさに、という瞬間を見計らったかのように――実際、見計らったのだが――現れ、後ろからへばりついたゼロスに、
へばりつかれたリナは溜息をついた。
「……何してんのよ、ゼロス」
「いえ、会計処理で、ちょぉっとリナさんの手を借りなきゃいけないところが出ちゃいまして……」
 こそこそとリナの耳元で囁きながら、ゼロスは、目の前の男子生徒を観察していた。
 クラス章からすると、リナと同じ二年。
 顔は、まぁ、いいものの……ゼロスの登場にもろにペースを崩される辺りまだまだ修行が足りない。
 ……ま、13、4歳でゼロス程スレていたら、末が怖いという意見もあるかもしれないが、それはそれ。
 ゼロスは内心くすくす笑いながら、リナの注意を引けるだけの内緒話を続けることにした。
「まぁった、不正行為しろってーの……?」
 事が生徒会内部の……しかも人の耳をはばかる内容なだけに、リナもゼロスの耳元で小さく囁いてくる。
「リナさん達の、お茶代お菓子代の支出に関わる部分なんですけど……?」
「う゛……」
 思わずといったように、ゼロスを見つめたまま、リナが固まった。
 そこへ……。
「お、おい……」
「あ、ごめん。今ちょっと取り込んでて……」
 既に何のためにここへ来たのか忘れたような様子で、リナは考えこんでいる。頭の中で、電卓をフル回転させている
らしい。
 いきなり現れた男――それも、極上品――に抱きつかれ、怒る様子もなく耳元で何やら親密そうに会話する少女と
その男の仲が人様からどう見えるか……その辺り、さっぱり意識にのぼっていないようだった。
 ……かくて、忘れ去られた可哀そうな少年は、小さく肩を落とした。
「あの、もう、いいよ。忘れてくれて……」
「あ、そぉ?」
 今度はメモ帳に何やら計算式を書き始めたリナは、完璧、あさってに思考をやったまま、答えた。
 ……不幸な少年である。
「じ、じゃぁ、また……その……」
「うん、じゃ、またね」
「邪魔しちゃって、すみませんね」
 全く誠意のない声で、ゼロスはリナを腕の中におさめたまま、笑顔を返した。
 が、その瞳が、一瞬だけ、脅しつけるような冷たい光を孕む。
 “普通”の少年は、まず感じたこともないだろう、凍えるような、完全なる殺気を孕んだ色と光。……当然、リナには見
えない位置で、だ。
 ……おそらく、この少年が再びリナにちょっかいを出すことは、ないであろう……。
 合掌…………。

●●●●●●●●●●

 煮詰まってます。私、ぐつぐつともぉ・・・。
 シチューと違って、人間の脳みそ煮詰めても、大して美味しいものはできあがらないよーです。
 どんどん変になってくし。やでやで。
 で、続きなんですが・・・多分、結構後になるかと・・・はい。
 ツリーが落ちちゃうまでには・・・と思ってますけど、もしかしなくても危ないです(^^;)
 一応、ガウリィとゼロス君の対決(になるのか?)・・・の予定ですが・・・はて。
 えっと・・・復活した際、忘れ去られてなかったら、読んでやって下さいませ(^^)

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5633Re:Diamond(5)ですぅ!!祝もとむ E-mail 11/14-12:16
記事番号5628へのコメント
初めまして!!T-HOPE様!!
祝もとむ、といいます。

いやぁぁぁん最高ですね。
くすくすくす・・・・・いいですねぇ
ゼロスくんノリノリッ!!(どーゆー意味だ?)
しかし・・・・・今回はガウリイとゼルが
出てきませんでしたね・・(ポソッ)
実はガウリナ派なんですが・・・・後ろから抱きつく・・と言うのには
もう私もメロメロ(おいおい)!!!!!!

一昨日何故か、ゼロリナの夢を見ちゃったからなぁ・・・。
この小説の影響か!?(何でやねん)

速く続きが読みたいなぁ・・。(催促するなよ・・・私)

そ・・それでわぁ。

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5638有り難うございました☆T−HOPE E-mail URL11/14-22:55
記事番号5633へのコメント
>初めまして!!T-HOPE様!!
>祝もとむ、といいます。

 初めまして、こんにちは〜。
 感想、どうも、有り難うございますっっっ。

>いやぁぁぁん最高ですね。
>くすくすくす・・・・・いいですねぇ
>ゼロスくんノリノリッ!!(どーゆー意味だ?)

 あはは・・・まぁ、ゼロス君ですから・・・(笑)

>しかし・・・・・今回はガウリイとゼルが
>出てきませんでしたね・・(ポソッ)

 はうっっっ。
 い、いえ、私これが常態なんで、あんまし気にしてませんでしたが・・・(^^;)
 ・・・ほっとんど、ゼロスとリナだけで話書いてる奴・・・(−−;)
 あうぅ・・・次は頑張りますっ・・・ガウリィだけでも・・・多分・・・。

>実はガウリナ派なんですが・・・・後ろから抱きつく・・と言うのには
>もう私もメロメロ(おいおい)!!!!!!

 後ろからって、好きなんですよ(^^)
 ま、一番の理由に、前からだとリナちゃんに吹っ飛ばされるからとゆーのがあるんですが・・・(笑)

>一昨日何故か、ゼロリナの夢を見ちゃったからなぁ・・・。
>この小説の影響か!?(何でやねん)

 ふふふ・・・徐々に染められてきているのですねっっっ(^^)
 ・・・いえ、冗談です。
 ガウリナ、読む分には私も好きなんですけどねぇ・・・。
 ・・・かっこいいガウリィ君書けないからなぁ・・・(^^;)

>速く続きが読みたいなぁ・・。(催促するなよ・・・私)

 う゛っ・・・。
 ど、努力はします・・・一応・・・。

>そ・・それでわぁ。

 また・・・お気が向かれましたら、読んでやって下さいませ。
 ・・・と言うその前に、書けとゆー感じですね(^^;;;
 しくしくしく・・・。

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5655しっかり読んでます(笑)水城守 11/16-23:18
記事番号5628へのコメント
水城です。
感想書くのかなり遅れちゃってますが、読ませていただいてます。
もう、最高です!!
学園ものはやっぱりいいなぁ(笑)

> 煮詰まってます。私、ぐつぐつともぉ・・・。
> シチューと違って、人間の脳みそ煮詰めても、大して美味しいものはできあがらないよーです。
> どんどん変になってくし。やでやで。

いえいえ、とっても美味しい☆☆
ゼロスかっこいいし、甘めだし、でも侮れないし(笑)

> で、続きなんですが・・・多分、結構後になるかと・・・はい。
> ツリーが落ちちゃうまでには・・・と思ってますけど、もしかしなくても危ないです(^^;)
> 一応、ガウリィとゼロス君の対決(になるのか?)・・・の予定ですが・・・はて。
> えっと・・・復活した際、忘れ去られてなかったら、読んでやって下さいませ(^^)

ガウリイとゼロスの絡みって、なるべく避けたくなるのは水城だけかなー?
だって難しいから(涙)・・・水城にとってはかなり・・・。
でも、ぞくぞくして良いですよね。頑張って下さい。楽しみにしてます。


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5658有り難うございますっ☆T−HOPE E-mail URL11/17-22:02
記事番号5655へのコメント

>感想書くのかなり遅れちゃってますが、読ませていただいてます。

 有り難うございます〜。嬉しいです☆

>もう、最高です!!
>学園ものはやっぱりいいなぁ(笑)

 自分で書くんでなきゃ、もっといいんですけど・・・(笑)

>> 煮詰まってます。私、ぐつぐつともぉ・・・。
>> シチューと違って、人間の脳みそ煮詰めても、大して美味しいものはできあがらないよーです。
>> どんどん変になってくし。やでやで。
>
>いえいえ、とっても美味しい☆☆
>ゼロスかっこいいし、甘めだし、でも侮れないし(笑)

 まぁ・・・性格がいいゼロス君、少なくとも私には書けないようです。
 うぅ・・・書いてみたいのにっっっ。
 煮詰まって変になっていく以上、後は調味料で誤魔化すしかないっ・・・て感じで書いてる以上、無理な話ですが(笑)

>> 一応、ガウリィとゼロス君の対決(になるのか?)・・・の予定ですが・・・はて。
>> えっと・・・復活した際、忘れ去られてなかったら、読んでやって下さいませ(^^)
>
>ガウリイとゼロスの絡みって、なるべく避けたくなるのは水城だけかなー?
>だって難しいから(涙)・・・水城にとってはかなり・・・。
>でも、ぞくぞくして良いですよね。頑張って下さい。楽しみにしてます。

 書かずに逃げられるものなら、逃げたいです・・・私っ。
 ガウリィ書くのも難しいのに・・・書けるのかなぁ???
 しかし、流れはそちらへ向かってどんどんどんと・・・あうぅ・・・(;;)
 ゼルとなら、割合楽に書けそうなんですけどねぇ・・・んで、ゼロス君が勝つ(とーぜん(笑)
 とりあえず、頑張ってみます・・・そのうち(^^;;;
 それでは、感想、有り難うございました。
 忘れ去られないうちに、続き・・・書きたい、です(−−;)

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5682Diamond(6)T−HOPE E-mail URL11/24-12:09
記事番号5628へのコメント
 いーかげんにしないと、冗談抜きでツリーが落ちそうなので・・・無理矢理復帰いたしました(^^;)
 しっかし今回、私、スレイパロじゃやるまいと思ったことをしてるみたいな気が・・・しくしくしく。
 ストーリー(というほどの筋はないのに(^^;)流すために、キャラ捨てたかなぁ・・・とか。
 ・・・要は、似てないんですよぉぉぉ・・・あぅあぅ(;;)
 そんなんでも、とりあえずは読んで下さるという方・・・どうぞ、お進み下さいませ(^^;)

●●●●●●●●●●

    Diamond(6)


「おーい、リナ」
 しょんぼり去っていく少年をにこにこ笑いで見送るゼロスと、その腕の中でなおも計算を続けるリナに、後ろから、のんびりした声がかけられた。
 ――告白スポットでぴったりひっついている、お似合いに見えないこともない、二人。
 見た人間誰もが、横目で視線を投げつつ近寄ろうとしないというのに、あっさり呼びかけられるとは、なかなか大した度胸の持ち主であろう。
 それはともかく、その声に、二人は同時に振り返った。
「ガウリィ」
 きょと、と、自分を見てくるリナに、変わらぬ穏やかな笑みを向けながら、ガウリィは、ちょいちょいと、上の階に通じる階段を指差していた。
「ゼルが呼んでたぞ。えーと……何だか判らん書類のことで」
「何だか判らん書類って……」
 首をかしげるリナに、ガウリィは、やはり穏やかで呑気な表情のまま、あっさりと、
「聞いたけど忘れた」
「馬鹿たれぇぇぇっっっ!」
 すぱーーーんっっっ。
 リナの手の中のメモ帳が、気持ちいい音を立て、ガウリィの頭に炸裂した。
「それっくらいの伝言、きっちし覚えときなさいよ。仮でもなんでもせーと会長でしょうが、あんたわぁぁぁっっっ。
 ……って、あぁぁ、んじゃ、ちょっと、行ってこなきゃっ!」
 ゼロスの腕の中からあっさり抜け出したリナは、盛大に怒鳴り散らすと、そのまま走り出そうとして……はたと気づいたように振り返った。
「そだ。ゼロス。この会計調節、いつまでにやればいいの!?」
 ゼロスはにっこりと人のよさそうな笑みを浮かべ、
「一か月くらい後でも、十分間に合いますよ?」
「…………。
 ……んじゃ、何だって、わざわざ……」
「さぁ?
 それより、リナさん。ゼルガディスさんの方は、さすがに一か月も待たせておくわけにはいかないんじゃないですか?」
 ――勿論、リナさんが、今ここで僕と一緒にいたいと思って下さるその心を、無にするつもりなんて、欠片もありませんけどねぇ。
 にこにこ笑いながら言われるゼロスの言葉に、リナはげんなりした顔をすると、はたはたっと手を振った。
「……あー、もーいーからっ。
 ……んじゃねっ」
 それっきり、後ろもみずに全力疾走を始めた少女を見送って、ゼロスは、僅かに苦笑した。
(……いっそ、僕がここに来た意味を悟って下さるようでしたら、楽は楽なんですけどねぇ……)
 他のことには、鋭すぎるほど勘がいいくせに、何故かこういう方面には疎すぎる少女。
(ま……気長にいくしかないんでしょうか……)
 ……だから……。
 きゅっと、唇をつりあげるように笑みを顔にはりつけ、ゼロスはガウリィを振り返った。
 いかにも人のよさそうな、優等生の笑顔。
 ――彼の、仮面。
「……よく、ここが、お判りになりましたね?」
 静かに響く柔らかな声。
 そこから何を感じ取ったものか、ガウリィは、ちょっと困ったように頭をかいた。
「なぁんか、怖いな。お前さん」
「…………。……そうですか?」
 にこにこと、互いに笑みを交わす二人。
「にしても……ゼロス。オレは、勘でテキトーに歩いてたらここに着いたんだけど……お前さん、よく、ここが判ったよなぁ」
「あのー。勘で判る方が、よっぽど凄いと思いますけど?」
 和やかな会話……に見えるものが、続く。
「……で、何をしにいらしたんですか?」
 問いに問いでもって返しながら、ゼロスはなおも笑顔を浮かべ続けた。
 もっとも、実のところ、ゼロスがリナを見つけるのに、それ程大したことをしたわけではない。知り合いの女生徒数人に聞いたところ、あっさり答えが返ってきた。
 何といっても、対象はリナだし、ゼロスに対して情報を惜しむような女子は殆どいない。
「何を……って……ゼルが呼んでるって、教えに、だが?」
「……ゼルガディスさんが、自分で来ずに、わざわざあなたに頼んで……ですか」
 そこで言葉を切ったゼロスは、続けては何も言わなかった。
「ま、そーだな」
 ガウリィは、小さく笑った。
「それはそれは……。
 ……一刻を争うような、よほどの大事らしいですね」
「さぁ? 詳しくは知らないな。
 考えるのは、オレの仕事じゃないから」
「無事、そして早く、勘でリナさんを見つけてゼルガディスさんのところへ行かせるのが、あなたの仕事……な、わけですね」
「……そーゆーこと、だなぁ」
 にこにこにこ。
 端で見ている分には大変にこやかな会話のようだった。
「……で、ゼロスは、いったい何だってここに?」
「僕は、リナさんに、会計処理のことでちょっと相談があったものですから」
「……ふーん。
 ……一か月後でいいような、相談か?」
「えぇ、そうですよ?」
 にこにこにこ。
 やはり会話は笑顔で進められていく。
 ……それを断ち切ったのは、ガウリィの方だった。
「ま、いいか……。
 ……にしても、お前さんがこうまで諦め悪いとは、予想外だったな……」
 ぽつりともらされた言葉に、ふと、ゼロスの瞳が開いた。
 深い夜の色が、春の暖かさを宿す青の瞳と力量を競う。
「……諦めが悪い、とは?」
 柔らかな声に、冷ややかなものが一瞬だけ混ざった。
 が、ガウリィの笑みは、まるで変わりがなかった。
「深みに嵌まる……の方が、いいか?」
 僅かに、ゼロスの眉が跳ね上がった。
 瞳が、先程の少年に見せたものとは桁が違うほど凍れる殺気を浮かべる。
 ――空気の一分子すらとどまるのではないかと思えるような緊張感が、辺りを支配した。
「…………。
 ……やれやれ」
 が、一拍間をおいて……ゼロスは、わざとらしく肩をすくめると、常の仮面を纏いなおした。
「僕としたことが、どうやらあなたを計り間違えていたようですね。
 ……この頃失態続きで、情けないですよ、ほんと」
「仕方ないさ……あいつに関わっちゃ、な」
「まったくです」
 苦笑を交わす二人の脳裏に浮かぶのは、ただ一人の、光とも嵐ともつかぬ、周囲全て巻き込める程の力持つ少女。
「本当に……あなたも、ゼルガディスさんも……ずいぶんと、注意深く、守っていらしたようですね」
「……ゼロスだって、似たようなことしてるだろう?」
「似た“ような”こと、ですよ。“今”は、ね」
「“今”は、な」
 あっさり頷くガウリィの態度から、どうやら、今までのゲーム全て見抜かれていたらしいと知り、ゼロスは軽く頬をかいた。
「まったく……かないませんね、あなたには」
「……そうでもないだろう?」
「おや、そうですか?
 僕の存在をこれまで放っておいたということは、歯牙にもかけてもらってないということかと思ったんですけどねぇ」
 その言葉に対する回答を、ゼロスは既に知っていた。
 だが、ガウリィが、何処まで判っているのか確かめたくて、あえて、挑発してみたのだ。
 案の定、ガウリィは、困った顔で笑った。
「別に、そんなわけじゃ……。
 お前さんが本気じゃなきゃ、あいつはんなもんには引っかからんだろうし、お前さんが本気なら……」
 複雑な表情が、一瞬だけ、呑気な笑みの上を通り過ぎた。
「……あいつをきっちり理解してるから……止める筋合いじゃなし……」
「……成程?」
 予想通りの言葉を引き出し、ゼロスは、にっこりと楽しそうに微笑んだ。
「つまり、僕が本気であの人を見据え手に入れようとするなら……邪魔はなさらない、と、そういうことですよね?」
「…………。……あいつが決めることだろ?」
 ガウリィは、苦笑しながらそう応じた。
 ――言質を取られたことに、気づいているのかいないのか。
 ゼロスは、くすくすと笑い出した。
「……理想的な保護者ですよね。あなた達――いえ、あなたは」
「ま、あれだけ無茶する奴だ。そんくらいのつもりじゃなきゃ、長く、付き合えっこないだろう?」
 揶揄する口調に、ほんの僅か笑みを硬くしながらも、ガウリィは穏やかに答えた。
「“お兄さん”ですか」
 ――保護者。……兄。
 絶対的な信頼を寄せられると同時に、決して、恋愛対象とはならないだろう……存在。
(僕ならごめんですけどね……そんな役柄)
「オレは……」
 不意に、ガウリィの表情から……笑みが、消えた。
「……あいつがあいつらしく笑ってられるようにしてやりたいんだ。そのために、今、側にいる。
 ……それだけだ」
 ――悪くないだろう?
 にっと笑うガウリィに、ゼロスは……唇を歪め、背を向けた。
「確かに……ね」
 少女の背の翼をもがず、誰よりも何よりも優しく側にあるためには、一番いい方法だろう。
 たとえ彼女が誰かを選んでも……側には、いられる。
(でも、それは……)
 ゼロスは、一瞬だけ、その夜の瞳でガウリィを振り返った。
「それでも僕は、あの人を手に入れますけどね」
 ――それが僕の方法ですから。
 にこやかに微笑みを浮かべなおすと、ゼロスはそのまま彼に背を向け、歩き出した――。

●●●●●●●●●●

 だから・・・もぉ・・・何か違いすぎます・・・(;;)
 ガウリィ君が賢そうすぎるよぉっ(をいをい(^^;)
 書いててしみじみ、こいつら幾つだぁっ!? ・・・と・・・(死)
 あぁぁぁ・・・呆れ果ててなかったら、申し訳ありませんが、も少しお付き合い下さいませ。
 次で、一応、ケリはつくと思います・・・多分・・・(でも、あれでケリがついたと言えるのかなぁ???(^^;;;)

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5685Diamond(終)T−HOPE E-mail URL11/25-09:10
記事番号5682へのコメント
 なぁんとか、ツリー落ちる前に終わりましたね。めでたしめでたし(^^)
 内容考えると、ちっっっともめでたくないんですけど・・・うーむ。

▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼

    Diamond(終)


 かたんと音を立て、少年の隣の椅子が引かれた。
 ふとあがった夜色の瞳が、知己を見つけて、微かにすがめられた。
「……おいおい。そんな、嫌そうな顔をしなくともいいだろう?」
「そんな顔、していましたか?」
 苦笑を含んだ声に、見事な優等生スマイルで応じながら、少年は尋ねた。
「さぁて……ね」
「今日は、わざわざ僕に、何のご用ですか?」
 首をかしげながらも、既に答えを知っている。そんな落ち着きを孕んだ少年に、相手をする青年は、苦笑を深めた。
「知っているんだろう?」
「……姉さんに心配をかけるつもりは、なかったんですけどね」
 その言葉通り、少年の姉に、様子が変わったから、一応、確かめておいてほしいと頼まれていた青年は、肩をすくめた。
「ま、面白半分と見たがね」
「それはいつものことですから」
「そりゃぁ、そうだ」
 笑いながら、視線を目の前の少年にはわす。
 確かに――何処がどうと言えるわけではないが、以前と雰囲気が異なるのが、彼にも見て取れた。
「……で?」
「で、とは?」
「原因は?」
「さぁ?」
 正攻法で答えるとも思えなかったが、こうまで淡泊な反応だと、つい、苛めたくなるのが人の性というものだろう。
 青年は、少年を煽る筈の話題を口にした。
「時に……らしくもなく長引かせていたゲームは、結局、どうなった?」
 ふと、少年の表情が、初めて……はっきりと、動いた。
 笑みが、優等生めいたそれから、苦笑へと、移行する。
「……終わりましたよ」
「へぇ? ついに落としたか?」
「いいえ?」
「んじゃ、別の奴に取られた」
「それも、違います」
「ほおぉ……。……そりゃ、予想外の答えだな。で?」
 興味津々と言わんばかりの青年に、少年は、僅かに困ったような笑みを浮かべてみせた。
「ゲーム自体が、意味をなさなくなってしまったんですよ」
 笑う夜色の瞳が、一瞬だけ、深い色を横切らせた。
 青年は、ふと、笑みを消した。
「……そりゃ、凄い」
「目茶苦茶な人を相手にしてたことに、ようやく気づきましてね」
「どのくらい?」
 その言葉に、少年は、初めて見せる柔らかな笑みを浮かべた。
 おそらく、脳裏に、その少女の像を結んでいるのだろうと……判ってしまう、表情。
「……ダイアモンド級」
 何にも侵されない強さと、負けることなき輝きを有する……と、惚気以外の何物にも聞こえない台詞を言い放ち、少年は笑った。
「おめでとうと言うべきか?」
 明らかに変化を遂げた少年に、青年が問うと、夜の瞳がかぶりを振った。
「……その言葉は、僕があの人を手に入れてからにして下さい」
「えらく弱気じゃないか?」
 からかうような言葉に対し、少年は、一瞬だけ生真面目な表情をのぞかせた。
「ダイアモンドと言ったでしょう?」
 誰もが目を奪われ、手を伸べるだろう……美しさ。
「まだ、原石ですけどね」
「磨いていくのか? それも、楽しそうだな」
「磨き手は、もうたくさんいますよ。ダイヤはダイヤを惹きつけますからね。
 ……僕は、手に入れることしか望んでません」
 ――それだけの価値がある宝石ですよ。
 紡がれる言葉は、青年に、もう一人別の女性を想起させた。
「誰の手も触れることなき輝き……とは、言わないんだ?」
 少年は、微笑った。
「あの人は、姉さんじゃない。……僕はそれほど馬鹿じゃないですよ?」
 子供じゃあるまいし、はりぼてで我慢するほどいい子じゃないです、と。
 その言葉に、青年は小さく苦笑した。
「なーるほど」
「姉さんは、ホープ・ダイヤでしょう? 僕は……あの人を、そうするつもりは、ないです」
 ――たとえ誰が咎めようとも。
 笑顔は、ここにはいない誰かに向けられているかのように、辛辣だった。
「勝算は?」
「それのない勝負を、僕がすると思います?」
「だろうと思った」
 穏やかな笑みが、互いに交わされる。
 青年は、ゆっくりと立ち上がった。
「んじゃ、ま、そう伝えておくか」
「よろしくお願いします」
 丁寧に一礼する少年を、ほんの僅か呆れを孕んだ瞳が、見下ろした。
「……とりあえず、十年も待たずにすんで、よかったな」
 きょとんと見返した少年だが……かつて、青年に言われた言葉を思い出したのだろう。にっこりと、笑みが返ってきた。
「えぇ、本当に」
 微笑む夜色の瞳が……伏せられる。
「……もっとも、一生苦労しそうなことには、変わりありそうにないんですけどね……」
 呟かれた言葉は……何処にも届かず、散った……。

▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼

 やっぱし、スレイキャラっぽくないよーな〜(;;)
 まぁ、とにかく終わって良かったなぁ・・・と・・・。
 ・・・どーしよう・・・高校生編再び、そのうち書こうと思ってたんですけど、ここでこんだけ滅茶苦茶になるということは・・・やるなという神の啓示?(笑)
 ま、まぁ、も少し考えてみるでせう。
 また、何か駄文を書き散らしましたら・・・よろしくお願いします(^^)

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5686Re:Diamond(終)結城 E-mail 11/25-11:01
記事番号5685へのコメント
初めましてじゃないですけど、こんにちは結城です。
レスを書くのが非常に苦手なんで今まで書いたこと無いんですけど、
でも、今回は書かせていただきます。

高校生編・・・読みたいです。すごく書いて欲しいです。
ゼロス君がリナちゃんを落とせたかどうか知りたいですし・・・
どうか宜しくお願いしますです。

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5689有り難うございました〜☆T−HOPE E-mail URL11/25-21:50
記事番号5686へのコメント
>初めましてじゃないですけど、こんにちは結城です。

 こんにちは〜結城さん(^^)

>レスを書くのが非常に苦手なんで今まで書いたこと無いんですけど、
>でも、今回は書かせていただきます。

 あぁぁ・・・有り難うございます〜m(_)m
 毎回反応怖いんで、感想いただけると喜びます・・・半分以上、踊って(^^;)

>高校生編・・・読みたいです。すごく書いて欲しいです。
>ゼロス君がリナちゃんを落とせたかどうか知りたいですし・・・
>どうか宜しくお願いしますです。

 うにゅぅ〜・・・嬉しいです〜(^^)
 クリスマスネタなんで、新年までには・・・書きたいです(・・・普通、クリスマスと言わんか!?<自分(^^;)
 もっとも、このままいくと、はっきりいって何処が学園物・・・?
 ・・・いえ、ゼラス様出張ってきそうなんです・・・何故か・・・(^^;;;
 そんなんでもよろしければ、気長に待ってやって下さいませ〜。

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5687Re:Diamond(終)読んじゃいました!祝もとむ E-mail 11/25-18:52
記事番号5685へのコメント
こんにちわ!!祝もとむです!!
とうとう終わっちゃいましたね・・・。
なんだか寂しいな・・・。
なんだかガウリイVSゼロス(←ゼルも)ってかんじで
よかったですぅ!!
火花ちってたし・・・。ふふふっ
いやぁ。もうんふふふふふふ。(←何が言いたいかわからない)
やっぱりゼロリナになったんですね。
しかし・・・リナがけっこう鈍感でおもしろかったです。
気づきそうなところでなかなか気づかない。
そこがまたいいんですけど。
うんうん。
あぁっまたわけのわからん文章を書いてしまったぁ!!!
に・・逃げます!!
感想もつもりだったのにぃぃぃぃぃ!!
それでわ!!

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5690読んでいただき、有り難うございましたっ☆T−HOPE E-mail URL11/25-22:47
記事番号5687へのコメント
>こんにちわ!!祝もとむです!!

 こんにちは〜。
 またも感想下さり、どうも有り難うございました〜m(_)m

>とうとう終わっちゃいましたね・・・。
>なんだか寂しいな・・・。

 あぅ・・・こーんな代物の終了を寂しがっていただけるだなんてっ。
 嬉しいお言葉です〜(^^)

>なんだかガウリイVSゼロス(←ゼルも)ってかんじで
>よかったですぅ!!
>火花ちってたし・・・。ふふふっ
>いやぁ。もうんふふふふふふ。(←何が言いたいかわからない)

 なんか、ガウリィ君、賢くなりすぎです(・・・って、どーゆーイメージなんでしょう。私の中のガウリィ(^^;)
 火花散ってました? そのつもりでしたが・・・顔では笑ってるんですよね、こいつら。
 ほんっとに、中学生なんでしょうか・・・(笑)
 ゼルとゼロスだと、私書くと、かんっぺきゼルが負けるので・・・ガウリィに頑張ってもらいました。
 したら、なんかもぉ・・・やだなぁ、こんな中学生いたら〜(^^;)

>やっぱりゼロリナになったんですね。

 一応、今のところ、ゼロス→リナです。
 んで、高校で、ゼロリナ(予定)です・・・が・・・学園物ですからね〜。
 成長したリナちゃんが誰を選ぶかなんて、私、知りません。ゼロス君泣くこともあり・・・かも(ふふふ・・・(笑)
 だから、ゼロス君、一生苦労することになるんです〜(^^)

>しかし・・・リナがけっこう鈍感でおもしろかったです。
>気づきそうなところでなかなか気づかない。
>そこがまたいいんですけど。
>うんうん。

 フツー気づくぞ!? というレベルで鈍感にしてみました(笑)
 ガウリィとゼルが過保護にしすぎたんですよ、きっと。
 で・・・こーなった、と(^^;)
 でもでも、リナちゃんだし・・・可愛いですよね?(自分の下手を棚に上げて、同意を求めてどーするっ(^^;)

>あぁっまたわけのわからん文章を書いてしまったぁ!!!
>に・・逃げます!!
>感想もつもりだったのにぃぃぃぃぃ!!
>それでわ!!

 あ、待って下さいよぉぉぉ・・・・・・(と、追いかけていく(笑)
 いえ、ホント、少しでも楽しんでいただけたなら、幸いです。
 またお気が向かれましたら、駄文ですが・・・読んでやって下さいませ(^^)

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5695Re:Diamond(おーる)ひなた E-mail 11/26-21:36
記事番号5685へのコメント

はーいっっよみましたーーっっ!!ひなたです♪
おもしろかったですーーっっ!!

(ぼそっ・・・)・・・いいな完結して・・・(笑)ってゆーかどうしよう・・・(血)

はいっっんで感想っっ!!
ガウリイがぁぁぁっっ!!カッコイイですよう☆
・・・実は、こんなの(頭悪そうに見えてかしこい)に弱いんです♪
はう・・・幸せ♪


> ・・・どーしよう・・・高校生編再び、そのうち書こうと思ってたんですけど、ここでこんだけ滅茶苦茶になるということは・・・やるなという神の啓示?(笑)

いえ、むしろやってください(笑・文変)
ゼラス様が見たいです・・・(笑)
・・・とか言ってみたりして♪(死)

> ま、まぁ、も少し考えてみるでせう。
> また、何か駄文を書き散らしましたら・・・よろしくお願いします(^^)

駄文なんてっっ!!もったいないですわっっあたしはこんなに気に入っていますのにっっ(笑)
ってことで、次回作期待してますねん☆でわわ♪



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5697感想、有り難うございましたっ☆T−HOPE E-mail URL11/26-22:31
記事番号5695へのコメント

>はーいっっよみましたーーっっ!!ひなたです♪
>おもしろかったですーーっっ!!

 うきゅーっ。有り難うございます〜m(_)m
 もぉ・・・ふっ、こんなものっ・・・とかって皆様に無視されたらどーしようかと・・・(笑)

>(ぼそっ・・・)・・・いいな完結して・・・(笑)ってゆーかどうしよう・・・(血)

 いえぇ・・・「薬指姫」、楽しませていただいてますから、できれば長く続いてほしいですよ〜私。
 続き、楽しみに待ってます(^^)←悪魔の笑顔(笑)

>はいっっんで感想っっ!!
>ガウリイがぁぁぁっっ!!カッコイイですよう☆
>・・・実は、こんなの(頭悪そうに見えてかしこい)に弱いんです♪
>はう・・・幸せ♪

 っつーか・・・ガウリィじゃないよ、こんなんっっっ・・・て感じじゃなかったですかぁ?(((^^;
 いえ、私も、実は賢いって好きなんですけど・・・何か、私が書くと違う〜〜〜っ(;;)
 ・・・カッコイイと言っていただけて、少し安心しましたけどね(笑)


>> ・・・どーしよう・・・高校生編再び、そのうち書こうと思ってたんですけど、ここでこんだけ滅茶苦茶になるということは・・・やるなという神の啓示?(笑)
>
>いえ、むしろやってください(笑・文変)
>ゼラス様が見たいです・・・(笑)
>・・・とか言ってみたりして♪(死)

 う・・・うーん・・・。
 クリスマス絡みになりそうなので、新年までには(って、何故クリスマスと言わないのだらう・・・(^^;)
 許可がでると、書きたいなぁ・・・という気分になるのでした(人はそれをお調子者と呼ぶ・・・かも(笑)

>> ま、まぁ、も少し考えてみるでせう。
>> また、何か駄文を書き散らしましたら・・・よろしくお願いします(^^)
>
>駄文なんてっっ!!もったいないですわっっあたしはこんなに気に入っていますのにっっ(笑)
>ってことで、次回作期待してますねん☆でわわ♪

 しくしく・・・こんな代物に、そんな温かいお言葉・・・有り難うございます。
 次回・・・どーしませう???
 書きたい話は、あれにこれにそれに・・・で、でも、締め切りが迫ってるしっっっ。うぅっ(−−;)

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5700Re:Diamondめたとろん★ E-mail 11/27-17:44
記事番号5685へのコメント
お久しぶりです〜♪(って言っても忘れ去られてるかも知れませんが)めたとろん★です。

ちょっと勉強が忙しくて、ここに来るのもすっかり御無沙汰になっちゃいました。(って言っても、まだテスト期間中)
そんなわけで、ゼロリナ小説読むのも御無沙汰だったんですが……
案の定、叫びました☆(爆)
何せ、数週間振りのゼロリナですからね〜…嬉しさの余り、ってヤツです♪
何とゆーか、煩悩をくすぶられる、とゆーか…(謎)

もぉ、ゼロスがカッコ良すぎです〜♪ホントに中学生?ってカンジなところが、またゼロスっぽくてぇ〜♪♪
でも、中学生ってコトは、やっぱし制服は学ラン・セーラー服なんでしょーかね?
学ラン姿のゼロスってどんなんだろ〜?見てみたいなぁ〜♪…などと思いつつ想像して、また叫んでました☆(爆)
まぁ、通常通りの格好してるゼロスもカッコイイんですが、
たまにはそーゆー格好するのもまた一興♪(何言ってんだか)

セーラー服姿のリナってのも見てみたいなぁ…カワイイから似合うんだろーなぁ……♪

何かもー訳わからんですね(苦笑)すみませんです。
そんでわ、これからも頑張って下さい♪

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5702有り難うございます〜☆T−HOPE E-mail URL11/27-21:29
記事番号5700へのコメント
>お久しぶりです〜♪(って言っても忘れ去られてるかも知れませんが)めたとろん★です。

 感想ありがとうございます〜。
 忘れるなんてとんでもない。感想下さった方は、消去不能モード入りますよ、もぉ(とか言いつつ、時々故障しますが・・・(^^;)
 勿論、覚えているに決まってます〜(^^)

>ちょっと勉強が忙しくて、ここに来るのもすっかり御無沙汰になっちゃいました。(って言っても、まだテスト期間中)
>そんなわけで、ゼロリナ小説読むのも御無沙汰だったんですが……
>案の定、叫びました☆(爆)
>何せ、数週間振りのゼロリナですからね〜…嬉しさの余り、ってヤツです♪
>何とゆーか、煩悩をくすぶられる、とゆーか…(謎)

 煩悩・・・ですか?
 ま、まぁ・・・趣味で書きましたから。かんっっっぺき!(笑)
 でも、そのせいで今悩んでたりして・・・あぁぁ、スレイの新刊〜。
 某キャラさん出さなきゃよかった・・・口調が・・・違う・・・(しくしくしく・・・)

>もぉ、ゼロスがカッコ良すぎです〜♪ホントに中学生?ってカンジなところが、またゼロスっぽくてぇ〜♪♪

 あ〜んな中学生いたら、嫌すぎですよねぇ?(笑)
 ゼロスだから・・・ってことですけど(^^;)

>でも、中学生ってコトは、やっぱし制服は学ラン・セーラー服なんでしょーかね?
>学ラン姿のゼロスってどんなんだろ〜?見てみたいなぁ〜♪…などと思いつつ想像して、また叫んでました☆(爆)
>まぁ、通常通りの格好してるゼロスもカッコイイんですが、
>たまにはそーゆー格好するのもまた一興♪(何言ってんだか)

 ブレザーよりは、学ラン・・・でしょうか?
 黒だし(笑)

>セーラー服姿のリナってのも見てみたいなぁ…カワイイから似合うんだろーなぁ……♪

 えぇーと・・・高校生バージョンでしたら、私のHPに頂きもののイラストがあります〜♪
 ・・・って、客寄せしてどーする(殴)
 ま、まぁ、お暇でお気が向かれましたら、どうぞいらして下さいませ。可愛いですよ〜リナちゃんが!
 私の文章はどーでもいいんですけどね(笑)

>何かもー訳わからんですね(苦笑)すみませんです。
>そんでわ、これからも頑張って下さい♪

 いえいえ。感想、どうも有り難うございました〜m(_)m

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5708参りました庵 瑠嬌 11/28-20:24
記事番号5628へのコメント

 庵 瑠嬌でございます。
 えっと、わたくし、ここまでしかまだ読んでおりませんので、ここでレス付けさせていただきますわ。

> ここで、男女がいかにもな様子で向かい合っていた場合、遠慮するのが一応のマナーなのだが……はっきりいって、
>そんなもの、意に介そうとしない人間も、いるには、いた。

 それは、相手がリナさんの時のみでしょうけどね。

>「リナさん♪」
> まさに、という瞬間を見計らったかのように――実際、見計らったのだが――現れ、後ろからへばりついたゼロスに、
>へばりつかれたリナは溜息をついた。
>「……何してんのよ、ゼロス」

 ああ、なんか、慣れていますわね。リナさん。
 さすがゼロスさんと一年過ごしただけありますわ。

> 顔は、まぁ、いいものの……ゼロスの登場にもろにペースを崩される辺りまだまだ修行が足りない。
> ……ま、13、4歳でゼロス程スレていたら、末が怖いという意見もあるかもしれないが、それはそれ。

 わたくしの知り合いに、こんな方はおりません。(ああっ、年齢がっ!)


> ゼロスは内心くすくす笑いながら、リナの注意を引けるだけの内緒話を続けることにした。
>「まぁった、不正行為しろってーの……?」

 また、ですか……。


>「リナさん達の、お茶代お菓子代の支出に関わる部分なんですけど……?」
>「う゛……」
> 思わずといったように、ゼロスを見つめたまま、リナが固まった。

 お茶代お菓子代……、日頃、生徒会室でリナさんたちが何をやっているのか、なんとなくうかがえますわね(笑)



> いきなり現れた男――それも、極上品――に抱きつかれ、怒る様子もなく耳元で何やら親密そうに会話する少女と
>その男の仲が人様からどう見えるか……その辺り、さっぱり意識にのぼっていないようだった。

 そういう周囲に対する無頓着さが好きですわ。

>「あの、もう、いいよ。忘れてくれて……」
>「あ、そぉ?」
> 今度はメモ帳に何やら計算式を書き始めたリナは、完璧、あさってに思考をやったまま、答えた。
> ……不幸な少年である。

 この少年……、真剣に可哀想ですわね。
 ゼロスさんにリナさんへの告白邪魔されて……、リナさんに放っとかれて……。
 T−HOPEさん、似たような状況に自分が置かれたとき、そんなことをしちゃいけませんからね。
 ……もう、今時そんなことをする人は少ないでしょうけれど……(笑) 



> 全く誠意のない声で、ゼロスはリナを腕の中におさめたまま、笑顔を返した。
> が、その瞳が、一瞬だけ、脅しつけるような冷たい光を孕む。
> “普通”の少年は、まず感じたこともないだろう、凍えるような、完全なる殺気を孕んだ色と光。……当然、リナには見
>えない位置で、だ。

 まぁぁぁぁっ。
 やっぱり、これがなければいけませんわっ!
 そうですわ、そうやって、リナさんに言い寄る男は、すべて撃墜していくのですわっ!



> 合掌…………。
 ご冥福を祈ります……。


>
> 煮詰まってます。私、ぐつぐつともぉ・・・。
> シチューと違って、人間の脳みそ煮詰めても、大して美味しいものはできあがらないよーです。
 
 わたくしはとっても、美味しかったですわ。
 特に微妙に入った魔族なゼロスというスパイスが……。

> どんどん変になってくし。やでやで。
> で、続きなんですが・・・多分、結構後になるかと・・・はい。
> ツリーが落ちちゃうまでには・・・と思ってますけど、もしかしなくても危ないです(^^;)
> 一応、ガウリィとゼロス君の対決(になるのか?)・・・の予定ですが・・・はて。

 見たいですわっ!



> えっと・・・復活した際、忘れ去られてなかったら、読んでやって下さいませ(^^)

 読みますわっ!
 

 変な妙な、おかしな、面妖な感想ですいませんが……。
 それでは……失礼をば。



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5710有り難うございます〜☆T−HOPE E-mail URL11/28-21:36
記事番号5708へのコメント

> 庵 瑠嬌でございます。
> えっと、わたくし、ここまでしかまだ読んでおりませんので、ここでレス付けさせていただきますわ。

 こんにちは〜。わざわざ有り難うございます(^^)
 まぁ・・・もう少しで落ちそうですしね(笑)

>> ここで、男女がいかにもな様子で向かい合っていた場合、遠慮するのが一応のマナーなのだが……はっきりいって、
>>そんなもの、意に介そうとしない人間も、いるには、いた。
>
> それは、相手がリナさんの時のみでしょうけどね。

 ちなみにゼロス君は、この状況で(自分が告白されてて)、リナちゃんが近く通りかかったら、迷わず呼び止めます(笑)
 ・・・どっちにしろ、リナちゃん絡むと嫌な奴かも・・・(^^;)

>>「リナさん♪」
>> まさに、という瞬間を見計らったかのように――実際、見計らったのだが――現れ、後ろからへばりついたゼロスに、
>>へばりつかれたリナは溜息をついた。
>>「……何してんのよ、ゼロス」
>
> ああ、なんか、慣れていますわね。リナさん。
> さすがゼロスさんと一年過ごしただけありますわ。

 まぁ・・・慣れざるを得ないと言うか・・・(^^;)
 とりあえず、今回のリナちゃんは、恋愛方面にはとことん疎いので、へばりつかれたくらいでは、鬱陶しい程度にしか感じておりません(鈍いんです〜(^^;;;)

>> 顔は、まぁ、いいものの……ゼロスの登場にもろにペースを崩される辺りまだまだ修行が足りない。
>> ……ま、13、4歳でゼロス程スレていたら、末が怖いという意見もあるかもしれないが、それはそれ。
>
> わたくしの知り合いに、こんな方はおりません。(ああっ、年齢がっ!)

 お若いですね〜(しみじみ・・・(sigh)
 ・・・って、話が違う(笑)
 多分、あと十歳程度年齢重ねても、こーゆー奴は滅多にいないことでしょう(^^;)
 いてたまるかというか・・・(笑)

>> ゼロスは内心くすくす笑いながら、リナの注意を引けるだけの内緒話を続けることにした。
>>「まぁった、不正行為しろってーの……?」
>
> また、ですか……。

 でも、先生達の信頼度は抜群(笑)

>>「リナさん達の、お茶代お菓子代の支出に関わる部分なんですけど……?」
>>「う゛……」
>> 思わずといったように、ゼロスを見つめたまま、リナが固まった。
>
> お茶代お菓子代……、日頃、生徒会室でリナさんたちが何をやっているのか、なんとなくうかがえますわね(笑)

 それはもぉ・・・(笑)
 だって、リナちゃんとがウリィいるんですよ?
 並の量で足りるわけがありません!

>> いきなり現れた男――それも、極上品――に抱きつかれ、怒る様子もなく耳元で何やら親密そうに会話する少女と
>>その男の仲が人様からどう見えるか……その辺り、さっぱり意識にのぼっていないようだった。
>
> そういう周囲に対する無頓着さが好きですわ。

 とこっとん、鈍いです(^^;)
 ガウリィとゼルが、散々(影で)庇いまくったもんで・・・うーん。

>>「あの、もう、いいよ。忘れてくれて……」
>>「あ、そぉ?」
>> 今度はメモ帳に何やら計算式を書き始めたリナは、完璧、あさってに思考をやったまま、答えた。
>> ……不幸な少年である。
>
> この少年……、真剣に可哀想ですわね。
> ゼロスさんにリナさんへの告白邪魔されて……、リナさんに放っとかれて……。
> T−HOPEさん、似たような状況に自分が置かれたとき、そんなことをしちゃいけませんからね。
> ……もう、今時そんなことをする人は少ないでしょうけれど……(笑) 

 まぁ、確かに今時こーゆー真似する人は、滅多にいないでしょう(笑)
 この少年が、古典的な手に出た理由は・・・さりげなく邪魔されて、リナに近づけなかったから、だったりします。
 ・・・ま、あの三人にあの手この手で邪魔されたら、そりゃ、直接行くしかなくなりますよ〜。
 ついでに、このリナちゃんほど鈍い人も、滅多にいないのではないかと・・・(笑)

>> 全く誠意のない声で、ゼロスはリナを腕の中におさめたまま、笑顔を返した。
>> が、その瞳が、一瞬だけ、脅しつけるような冷たい光を孕む。
>> “普通”の少年は、まず感じたこともないだろう、凍えるような、完全なる殺気を孕んだ色と光。……当然、リナには見
>>えない位置で、だ。
>
> まぁぁぁぁっ。
> やっぱり、これがなければいけませんわっ!
> そうですわ、そうやって、リナさんに言い寄る男は、すべて撃墜していくのですわっ!

 ということで、この二人の行くところ、背後に死屍累々と・・・(笑)
 ・・・いえ、冗談です(^^;)

>> 合掌…………。
> ご冥福を祈ります……。

 まぁ・・・やばい相手に手を出そうとしたことを、悔やんでいただくしかないでしょう(^^;)

>> 煮詰まってます。私、ぐつぐつともぉ・・・。
>> シチューと違って、人間の脳みそ煮詰めても、大して美味しいものはできあがらないよーです。
> 
> わたくしはとっても、美味しかったですわ。
> 特に微妙に入った魔族なゼロスというスパイスが……。

 魔族というか・・・悪魔というか・・・(笑)

>> どんどん変になってくし。やでやで。
>> で、続きなんですが・・・多分、結構後になるかと・・・はい。
>> ツリーが落ちちゃうまでには・・・と思ってますけど、もしかしなくても危ないです(^^;)
>> 一応、ガウリィとゼロス君の対決(になるのか?)・・・の予定ですが・・・はて。

> 見たいですわっ!

>> えっと・・・復活した際、忘れ去られてなかったら、読んでやって下さいませ(^^)
>
> 読みますわっ!
 
 有り難うございます〜。
 ちょっっっと・・・スレイキャラじゃなくなっちゃったようなんですけど・・・(死)
 特にガウリィ・・・あぅぅ(;;)

> 変な妙な、おかしな、面妖な感想ですいませんが……。
> それでは……失礼をば。

 そんなことはありませんよ〜。
 本当に、感想どうも有り難うございました(^^)
 さらに、メールも有り難うございました。
 いえ、アドレス不明なので、とりあえずここで・・・(何か違う気がする・・・(^^;)