◆-初投稿挑戦します-八極(11/4-12:43)No.5533
 ┣想いの届く先は  その2-八極(11/4-16:46)No.5535
 ┃┗想いの届く先は  その3-八極(11/4-19:44)No.5539
 ┃ ┗その想いの届く先は  完結-八極(11/5-13:26)No.5545
 ┃  ┗読みました-明美(11/11-23:37)No.5614
 ┃   ┗Re:明美さんへ-八極(11/12-15:44)No.5616
 ┣告白  リナの場合-八極(11/5-16:55)No.5546
 ┃┣Re:告白  リナの場合-丸丸(11/6-02:46)No.5549
 ┃┃┗丸丸さんへ-八極(11/6-05:59)No.5550
 ┃┣告白  ゼルガディスの場合  ゼルアメっす-八極(11/6-11:06)No.5552
 ┃┃┗笑いました!-穂波(11/8-00:33)No.5569
 ┃┃ ┗穂波さんへ-八極(11/8-05:34)No.5572
 ┃┗また、コメント書き-明美(11/11-23:52)No.5615
 ┃ ┗Re:再び 明美さ〜ん-八極(11/12-15:54)No.5617
 ┣花火   ガウリナです-八極(11/7-20:03)No.5561
 ┃┣Re:花火-丸丸(11/8-00:37)No.5570
 ┃┃┗丸丸さーん-八極(11/8-05:14)No.5571
 ┃┗花火 (裏)  ゼルアメです  -八極(11/8-13:14)No.5575
 ┃ ┗花火 (裏) 拝見しました! -穂波(11/9-00:03)No.5581
 ┃  ┗穂波さ〜ん-八極(11/9-15:48)No.5582
 ┣正義戦隊 ジャスティスV ープロローグー -八極(11/8-08:52)No.5573
 ┃┗第壱話 「誕生!正義戦隊 ジャスティスV」 -八極(11/9-20:17)No.5583
 ┃ ┗くっくっくっくっく-アップル(11/13-23:12)No.5629
 ┃  ┗Re:アップルさんへ-八極(11/14-05:27)No.5631
 ┣お知らせ & お尋ねします-八極(11/12-16:16)No.5618
 ┃┗Re:お知らせ & お尋ねします-アップル(11/13-23:30)No.5630
 ┃ ┣Re:有り難う、アップルさん-八極(11/14-05:48)No.5632
 ┃ ┗追加します-アップル(11/25-19:54)No.5688
 ┃  ┗Re:追加情報感謝です♪-八極(11/26-22:14)No.5696
 ┗相棒    ガウリナでやんす-八極(11/13-19:47)No.5625
  ┗選びしもの   ゼルアメだす-八極(11/14-19:25)No.5634
   ┗kissネタ2連発(笑)-穂波(11/15-00:26)No.5639
    ┗Re:kissネタ2連発もアリでしょう。(笑)-八極(11/15-05:59)No.5642
     ┗Re:その穂波です(^^;)-穂波(11/16-00:33)No.5651


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5533初投稿挑戦します八極 E-mail 11/4-12:43

初めまして、八極と申す物です。ここに在る面白い小説群を見ていたら「八極も書いて見ようかな」
等と言う大それた野望が沸いて来てしまい、取りあえず投稿させていただきました。因みに八極は、
純ガウリナ&ゼルアメの人です。それでは、八極の駄文をお楽しみ下さい。

*********************************************

「想いの届く先は」その1

慈母の様に光り輝く満月が優しく闇を照らす中、アタシとガウリイは湖に向かって
歩いていた。暫くは黙って歩いていたのだが、やがて沈黙に耐え切れなくなったの
か、自称保護者ことガウリイがアタシに向かって口を開く。
「なあ、リナぁ」
「何よ、ガウリイ目的地ならまだ先よ」
「いやあ、そうじゃなくって、何でこんな夜中に俺達湖に行くんだ?」 ぴぴっく。思わず
こめかみが痙攣を起こす。ったくこのクラゲは毎度毎度 「何言ってんのよ!今日の夕リナ方に
アタシ達は村長さんから、依頼されたじゃない。」
キッパリと言い切ったアタシに流石のクラゲも納得したかと思ったら、まだ甘かった。
「なあ、その村長て誰?」
瞬間、己の意識がOFFするのを感じたアタシは思わず声荒げてしまう。
「うにょうわあああ。この脳味噌フリーズドライ男。アンタは今日の夕方に会った人も
憶えられんのかぁ! 良い、もう一回だけ説明したげるから、ちゃんと憶えなさいよ。
要約すると300年程前にこの地方で栄えた貴族の娘に、フェミリアと言う人がいたの。
彼女は、自家に仕えている騎士のオルファリウスの事が、好きだったんだけど、素直に
想いを伝えずにいたの。そんな時、城主で有る父の命令で湖に巣食う魔物退治に出かけた
彼は、使命の達成と引き換えに命を落としたわ。そして、それを知ったフェミリアも
悲しみの余りに病に倒れ亡くなったわ。それからよ、一年に一度丁度この日の夜に湖に
フェミリアの亡霊が現れる様になったのは。別に人に害を為すと言う分けじゃなくて、
ただ一晩中湖をさ迷うらしいけどね。 アタシ達に依頼した村長さんそのフェミリアの
いた貴族の末裔なのよ。 そして、依頼の内容は「彼女の300年の悲しみを癒し天に
帰すよ」分かった!!」
これでも、理解しない時の為にアタシが唱え始めた呪文に気づいたのか、
ガウリイが顔を真っ青にして返答する。
「わぁー。よせ!リナぁ!よーく分かった完璧にインプットしたから!!」
取りあえず、その言葉を聞いて詠唱を止めるアタシって何て寛大(はあと)
そうやって、いつもの漫才をやっている内にアタシ達は目的の湖に到着した。辺りを
見回して見ても、満月を反射する鏡のような湖面以外何も見当たらない。
「うーん 取り合えず今の所は何も無いみたいね、ちょっと早すぎたかしら?」
そう呟くアタシに向かって何時の間にか鷹の様に鋭い眼光をしたガウリイが
「いやあ、ちょうどお客さんとかち合ったみたいだぜ。」
と言う。このガウリイ脳味噌は古代に存在した恐竜と言う生物とタイマン張れる位
お粗末だが、それに反比例して第六感つまり野性の感と言う奴はほとんど本物のケダモン
並みである。まあ、ほとんど本能で生きてるガウリイだからこそであろうが。
確かにガウリイの言った通り、さっきまで何も無かった湖上からこちらに近づきつつある
うす緑の光に包まれた人影が見えた。
「おい、リナどうするんだ。」
この状況でもノンビリと訊ねて来るガウリイに少し緊張していたアタシは、微笑みながら
「そうね、害は無いはずだから、様子を見ましょう。ガウリイが落ち着いているって事は
取り合えず今は大丈夫て事だもんね。」
そして、うす緑の人影はアタシ達の直ぐ前までやって来て止まった。ここまで来てやっと
分かったのだが、彼女はとても奇麗なひとだった。淡く輝く緑の体が白い月光に包まれ
まるで、エメラルドの彫像がそこに立っている様だった。しばしの間見とれていたアタシ
に彼女が話し掛けて来た。
「初めまして、私の名はフェミリア・バル・シークスィンと申します。失礼ながら、貴方達
にお願いしたい事がございます。」

−To be continued−

*********************************************
だああああぁ すんませんーーーー初投稿の癖に中途半端なとこで切ってしまって
もっと短くなるはずが、書き始めたら色々書き足した仕舞って、指や俺の指が悪いんやーーー
この続きは大至急upしますので、見捨てないで待っていて下さいね。
ご意見、御感想、大歓迎です。それでは皆さんまた「その2」でお会いしましょう

BGM「Pleasure 91」by B’Z を聞きながら




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5535想いの届く先は その2八極 E-mail 11/4-16:46
記事番号5533へのコメント
どうも八極です。いやあ、あれから続きが書きたくて書きたくて、課題をとっとと
片づけて来ちゃいました。すみません今回のupでも、未だ完結しません。でも、
この次かその次で終わると思いますので、笑って許してやって下さい。それでは
どうぞお楽しみ下さい。

************************************

想いの届く先は その2

エメラルドの女性、フェミリアは瞳を伏せたまま静かに語り始めた。300年前に
起こった彼女の悲劇の発端を、
「オルファは私が、14歳の時父が附けてくれた護衛騎士でした。それからの4年間
私達は何時も一緒でした。
300年前のあの日、父に命じられたオルファは出発する前に、話があると言って
私を呼び出しました。彼の所に行った時、最初は照れていた彼がやがて、意を決した
様に「私には愛する人がいます。」と言いました。それを、聞いた時私は思わず彼の
元から逃げ出してしまいました。私は何の根拠も無いのに、彼はこれからも居てくれる
守ってくれると思い込んでいました。でも、それがただの思い込みだと言う事を、
彼から示された時。私は事実を受け入れずそこから逃げ出したのです。
そして、彼はそのまま帰らぬ人となってしまいました。私は悔やみました。私は身勝手
な思い込みに満足し自らの言葉を、想いを伝えると言うことを、怠りました。もし、
彼に拒否されたらと、それを知るのが恐くて自分を誤魔化していました。
もう二度と会えないと分かった時、私は絶望の海にその身を沈めました。そして、失意
と後悔を抱えた、私の魂はこうして、伝えられなかった想いを胸に1年に1度、彼が
眠るこの湖をさ迷うのです。
お願いです。旅の魔道士に猛き剣士よ、この湖は魔物が死んだ時に残された瘴気が薄く
膜を張っていて、貴方達の様な力有るものならともかく、私の様な霊体は弾かれ下手
をすれば、消滅してしまいます。どうかこの湖のどこかに眠るオルファを引き上げて
下さい。私はもう逃げません彼に、この想いを届けるまでは、たとえどの様な答えが
でても。彼が天に帰れるなら、それで私は満足です。私には何も差し上げれる物が無い
のが、心苦しいのですが、どうかお願いします。」
語り終えた、彼女のグリーンに輝く瞳から涙が零れ落ちる。しかし、実体の無い彼女故に
その涙も又、湖面に落ち波紋を広げることなく、まるで、淡雪の様に消えてしまう。それでも
彼女の涙が尽きる事はないだろう。その行き場の無い想いが届くまで。
ガウリイが何か言おうとするのを遮ってアタシは微笑みながら答えを出す。
「心配しないで。貴方の家人の子孫の方から料金は頂いているから。第一、此処で貴方を
見捨てるなんて、同じ女として、うぅん、このアタシ「リナ・インバース」の名が許しゃ
しないわ。」
それに、これは心の内で呟くが(好きな人にハッキリと言えずに後悔するなんて、まるで
アタシ見たいじゃない) そう思いながら、ガウリイの方を見る。無論にぶーいクラゲに
その意味が伝わる分けないけど、アタシの目を見つめ返して、ニコッと太陽の様な笑みを
見せてくれたのが嬉しかった。
そして、嬉しそうに微笑む彼女に、私達は夜明け前、つまり彼女が消えるまでに彼を
引き上げる事を約束した。


ーTO be continuedー


******************************************

うーみゅ 思ったよりも展開が遅い。しかも、もうちょっとガウリナになる積もりだったのに。
次回はもうちょっと早い展開にするように頑張って見ますので又見て下さい。
ご意見、ご感想死ぬほど楽しみにして待って居ります。それでは又 その3 で

「Celtic Moon」By FFIV

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5539想いの届く先は その3八極 E-mail 11/4-19:44
記事番号5535へのコメント
すんませーーーん。前の2作を何気なくチェックして見たら、目茶苦茶読みにくいっす。
次からは出来るだけ読みやすくしますので、もし前の2作を見て続きを見てやろうと言う
人がいたら嬉しいです。しかし、投稿の道は険しいですな(しみじみ)。
それでは、ちょっとは、読みやすくなった その3 を楽しんで下さい。

****************************************

想いが届く先 その3


湖を、探索することになったアタシは、ガウリイを抱えて、レイ・ウィングの呪文を
発動させて 飛び込む。本来ならこの術は、風の結界を其の身に 纏い移動する 高速
飛行呪文なのだが、ある事を切っ掛けにアタシは レイ・ウィングなら そのまま、
水中に突っ込んでも風の防御結界の為に、大丈夫な事を発見した。
その 切っ掛けに付いては、余り興味を持たないで欲しい。本当に些細な事なのだ。
お願い信じて ぷりーず。

ちなみに 通常のレイ・ウィングで、2人乗りダイブを仕様もんなら やった奴等は
まず 間違いなく轟沈する。アタシは と有る事件で知り合った 秘密主義の僧侶から
買い取った 「タリスマン」 を使った 増幅版レイ・ウィングを使っているのである。

しかし、せっかく連れてきた ガウリイの野生の感と禿げ鷹並みの視力を駆使しても
何も 発見できない。 それほど広い湖でも無いのに これが 数回目のサルベージと
なると さすがの アタシも文句の一つも言いたくなる。

「もう駄目ーー。ひょっとしたら 実は昔 誰かが知らずに釣っちゃたりして そのまま
どっかに 埋めちゃったんじゃないの?」

アタシの鋭い指摘に苦笑しながら ガウリイが

「そんな分けないだろう。 しかし、お前さんが 愚痴をこぼすなんて 珍し・・・ いや、
何時もの事か 夜明けまで まだ 時間が有るし上に上がって少し休むか?」

多少、引っかかる部分があるが 取り合えず浮上しようとした時 ガウリイの緊張した声が
耳を打つ

「おい! リナぁ! 何か知らんが 紫の光がこっちに来るぞ!!」

確認しようとした アタシの視界にフヨフヨと近づいて来る紫の光玉が映った。

「あれが オルガンなんとかか リナ?」

何時まで経っても変わらない クラゲな発言に 思わず膝蹴りを叩き込んで沈黙させ
その場で静止して 紫玉が近づくのを待つ。 暫くして 此方に辿り着いた 玉は一瞬 その
輝きを増したかと思うと、次の瞬間 アメジストを嵌め込んだ 見事な装飾の宝剣を佩いた
憂い顔の美青年に変わった。

しばらく、黙って此方を 観察していた彼は、それにも厭きたのか口を開く

「あなた方は 何の為に この様な場所にまで来たのですか? ここは、300年前より
誰もいない死の・・・」

皆まで言わさずに此方の用件を伝える 時間が勿体無い。

「貴方は、オルファウスね。アタシ達はフェミリアに頼まれて 貴方を助けに来たの」

フェミリアの名を聞いた途端 憂いの騎士の顔に驚きが現れる。

「確かに 私はオルファウス、 オルファウス・ダイム・シュートだが フェムが フェムが
いるのか! 馬鹿な! 彼女は300年前に死んだはずだ。」

「ええそうよ。 確かに 彼女はとっくに死んでるわ でも 貴方と同じ様に霊体と成って
300年間 貴方を待ち続けているのよ。さあ 彼女が待ってるわ 行きましょう。」

紫光の涙を流しながら 何度もうなづく騎士であった。


ーto be continuedー


*****************************************

うーん 今度は前より見やすいような気がする。どうも詰めて書く癖が有るようで。
困ったもんです。何とか次回で完結しそうです。前回はツリー作成に失敗して一坪
さんに 助けて頂きました。一坪さん有り難うございます。
皆様のご意見、ご感想待ってまーす。 それでは又。

BGM「オリオン」By 米米Clubを聞きながら



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5545その想いの届く先は 完結八極 E-mail 11/5-13:26
記事番号5539へのコメント
やっと、書き上げました。本当は2ページ位の予定だったのに
小説とは、奥が深い物ですね。それ以前に八極が下手ちゅうのが
有りますけど。

****************************************

想いの届く先は 完結


騎士と姫の再会は、その間に流れた時間を無視する様にアッサリ果たされた。ガウリイに
憑いた オルファリウスを抱えて戻るだけで良かったのである。
思わず拍子抜けしてしまうが、2人にそんな事は 些細な事らしく お互いを見つめ逢った
まま動かない。

「フェム ずっと逢いたかった。こんなに長い間待たしてすまない。あの時の続きを
言わせてくれ。」
「ええ、オルファ。私も貴方に伝えたい事があるの。」

少しの間 瞑目してから、やがて 決意を秘めた眼差しで彼は言葉を紡ぐ

「フェム、私の愛する人は君だ。今でも、この想いは変わらない」
「オルファ、私も貴方が好き。・・・馬鹿ね 私・・あの時・勇気が足りなかったから
こんなにも長い回り道をして。」

泣きじゃくる彼女の肩を優しく抱きしめて彼がささやく

「・・・もう 離さない これからはずっと・・・・・」
「ええ 永遠に・・・・・・」

抱きしめ合う2人の体が青白の光柱に包まれる。おそらく 天に帰るのだろう。

「お幸せに。もう二度と離れない様にね!」

祝福を送るアタシに彼等は笑いながら

「有り難う リナさん、ガウリイさん 本当に感謝しています。些細な物ですが 私の剣を
差し上げます。 私には、もう 必要の無い物ですから。」

差し出された剣をガウリイが礼を言って受け取る。

「・・・・・・」 「ちょ・・・ちょっと!!!*******!!」

フェミリアの言葉に 思わず顔を赤らめてガウリイの方を見る。だが 彼は不思議そうに こっちを
見ている。 どうやら 今の会話は彼には聞こえなかったようだ。 ホット胸を撫で下ろす。

「さようなら」 「・サ・ヨ・ウ・ナ・・・・・」

別れの言葉を交しながら 彼等は光の中に消えた。

「さてと、アタシ達も帰りますか。ガウリイ、その剣はどうすんの 結構良い魔法剣だから
良い値が付くわよ。」
「いや、これは フェミリアの墓に埋葬してやろう。これからも ずっと一緒にいられる様に
どの道 お前さんもそのつもりだろう。」
「まあね。 そんじゃ行きましょう。」

帰り道を戻り始めた時、

「なあ リナ さっき フェミリアと何をしゃべっていたんだ?」

又、顔が熱くなるのが分かった。

「・べ・・別にいいでしょ! ・・大した事じゃ無いわよ!!」
「ふーん そっか」

納得したのか、又歩き始める。アタシも歩きながら彼女との会話を思い返す。

「リナさん 余計な事ですが ちゃんと彼に想いを伝えたらどうですか?」
「・・ちょ・・ちょっと アタシは別にガウリイの事なんて何とも・・・・・」
「私は 一言もガウリイさんにとは言ってませんよ」
「・・・・・・・あう・・・・・・・・」
「言えなくなってから 後悔するのは私一人で充分ですから」
「分かってるわよ」

そうね、後悔はアタシの一番嫌いな事だし。・・でも 今は・・今はまだ駄目・・
全てが片付いたその時 ・・必ず・・ そして 絶対「好き」って言わせてやる。
だから・・振り向いてこちらに向かって来る 彼にそっと呟く

「覚悟して待ってなさい!」

「何か 言ったか」
「早く来なさいって 言ったのよ。朝食が食べれなくなるわよ!」

歩き去る2人の頭上を 山間から登りつつある朝日が 祝福するかの様に黄金の光を
投げかけていた。


ーThe Endー


*****************************************

終わったああああああ。 無駄に長い この話に最後まで付き合ってくれた
人たち、有り難うううぉぉぉぉ。次は今度こそ短い短編を書いて見ようと
思いますので、「見てやろう」 と思うのなら、見てやって下さい。
アドバイス、ご意見、ご感想等を貰えれば 非常に嬉しいです。
それでは

BGM 「TIME]By B’Z を聞きながら




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5614読みました明美 E-mail 11/11-23:37
記事番号5545へのコメント
八極さん、はじめまして。
最近私、読みまくれ2のほうに出現しておりまして。そっちの方ばかり見てたんで、こっちでこーんなお話があるのに気がつきませんでした(大馬鹿)。

最初のほうは少し読みにくかったけど、ちゃんと読みやすくなってましたね。

リナの『絶対「好き」って言わせてやる』って言うのが、いいなあ〜〜って思いました。

さてっと、今から下のお話も読みにいきまーす。

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5616Re:明美さんへ八極 E-mail 11/12-15:44
記事番号5614へのコメント
>八極さん、はじめまして。
こちらこそ、初めまして。一番最初に書いた作品に、頂いた感想に、喜びすぎて
馬鹿みたいに、踊っちゃいました。・・(汗)

>最近私、読みまくれ2のほうに出現しておりまして。そっちの方ばかり見てたんで、こっちでこーんなお話があるのに気がつきませんでした(大馬鹿)。
>
いえいえ、気が付いて、頂いただけで。

>最初のほうは少し読みにくかったけど、ちゃんと読みやすくなってましたね。
>
あぅー そう 言って貰えると、嬉しい限りです。(^ー^)

>リナの『絶対「好き」って言わせてやる』って言うのが、いいなあ〜〜って思いました。
>
いずれ、ガウリイの方から、ちゃんと言ってくれると、いいですね。

>さてっと、今から下のお話も読みにいきまーす。
ぜひ、ぜひ見てください。 いってらっしゃ〜い。

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5546告白 リナの場合八極 E-mail 11/5-16:55
記事番号5533へのコメント
どうも 今度 短めの話にチャレンジしたくなって スレイヤーズ 見てて思ったけど、
実際 リナが告白する場合、一体どんな物になるんでしょう? この話は、リナの
告白ですが、ガウリイ サイドで進みます。因みに全然 真面目じゃないです。

**************************************

告白 リナの場合


のどかな昼下がり、俺とリナは次の目的地へ向かっていた。ゼルとアメリアは 買い出し
の為 後から合流するそうだ。
さっきから、リナは俯き何かブツブツ言いながら歩いている。普段なら 心配してフォロー
を入れるのだが、今回は 俺は原因を知っているし、俺もその事に尽いて悩んでいる為
沈黙の中歩き続けている。
事の始まりは、昨夜 寝付けなかった俺が水を飲もうと廊下に出た時に 偶然 リナと
アメリアの話が聞こえてしまってからだ。話の内容は「明日 、つまり今日 リナが 俺に
告白する」と言う事だ。部屋に戻ってから今に至るまで、まだ 俺は悩んでいる。

・・・・うーむ リナが 俺の事を 好きでいてくれるのは非常に嬉しい。だが、やはり・・・
・・・・こういうのは やはり こっちから告白すべきだろう。でも せっかく ・・・
・・・・リナが決心してくれたんだし。 ・・・ ・・・
(つくづく 幸せな悩みですなあ)(T_T)

余り 人気の無い山道に差し掛かった時、リナがついに口を開く。

「・・あ・あのね。 ガウリイ ・・だ・・・大事な話があるんだ。」
「おう。{ついに来たか} 何だい?」
「アタシね。ガウリイの事が・・・・・・」
「俺の事が? {やっぱり 惚れた奴に 告白されるのは嬉しい物だなぁ}」
「・・ガウリイが、ダ・ダ・ダ・ダ・ダ・ダ・・・・・・」

顔を真っ赤にして モジモジしながら ひたすら「ダ」を連発する 彼女を見て
・・・・可、可愛いぞぉぉぉぉー・・・・ と幸せに浸る俺の耳に とんでもない言葉が聞こえる。

「・ダ・ダ・ダ・・・・・ダッ ダムブラス!!! (振動弾)」
「なぁ 何ぃーーーーー」

慌てて回避行動に移るが、一足遅く 巻き上がる膨大な土砂に吹き上げられる。

「やっぱり ダメェーーー!! 恥ずかしくて言えないーーーー」

等と言いつつ走り去る 彼女の声聞きながら 俺は {ゼル達、発見してくれるかな?}
そう 考えながら 落下する土砂にのしかかられた 俺は意識を失った。


追記
2時間後に到着した。ゼルガディスとアメリア、 及び 親切な村人達の突貫作業により
ガウリイは 無事救出された。


ーお終いー


****************************************

今回は、ちゃんと短く出来た。 うーん全然 「告白」じゃ無い様な気が。 まあ その
話は置いときましょう。 でも、実際 もし告白するなら どっちからでしょうね?
次も 又 短編でゼルで行って見様かな。宜しければ、又 お付き合い下さい。
ご意見、ご感想 楽しみにしています。
それでは!


BGM「死の舞踏」By 少女革命ウテナ を聞きながら


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5549Re:告白 リナの場合丸丸 11/6-02:46
記事番号5546へのコメント
 八極さん、はじめまして。

 照れまくるリナが可愛いです〜♪ かなり過激ではありますが(笑)
 ガウリイには災難でしたが、気にするな! リナの気持ちがわかっただけでも
幸せやん♪
 でもこの調子だと、ガウリイから告白しても結局、真っ赤になったリナから
照れ隠しの攻撃呪文をくらってしまう気が……やっぱ、ガウリイくらい
体力と生命力がなきゃ、リナの相手はできませんね。

>でも、実際 もし告白するなら どっちからでしょうね?
 私が思うに、ガウリイの方から手を出さないとこの二人は進展しそうにない
です(笑)。それを承知で、今の状態を楽しんでいるガウリイ、というのが
私の理想…というか妄想です。

>次も 又 短編でゼルで行って見様かな。宜しければ、又 お付き合い下さい。
 ゼルアメですか? 頑張って下さい!

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5550丸丸さんへ八極 E-mail 11/6-05:59
記事番号5549へのコメント
丸丸さんは No.5549「Re:告白 リナの場合」で書きました。
初めまして、丸丸さん 感想有り難うございます。投稿して、初めて頂いた 感想に
思わず 画面の前で 喜びのガッツポーズを決めてしまいました。
・・喜びのガッツポーズって 何やねん?・・

>>照れまくるリナが可愛いです〜♪ かなり過激ではありますが(笑)
>>ガウリイには災難でしたが、気にするな! リナの気持ちがわかっただけでも
>>幸せやん♪
>あの状況でも、幸せだと思える(多分) 彼だからこそ、リナが
好きなのでしょう

>>…やっぱ、ガウリイくらい
>>体力と生命力がなきゃ、リナの相手はできませんね。
>うーん さり気なく 知力が抜けてますね。さすがガウリイ(笑)

>>>でも、実際 もし告白するなら どっちからでしょうね?
>>私が思うに、ガウリイの方から手を出さないとこの二人は進展しそうにない
>>です(笑)。それを承知で、今の状態を楽しんでいるガウリイ、というのが
>>私の理想…というか妄想です。
>八極も その限りなく 妄想に近い理想の賛同者です。


>>>次も 又 短編でゼルで行って見様かな。宜しければ、又 お付き合い下さい。
>> ゼルアメですか? 頑張って下さい!
>はい!勿論 ゼルアメです。気合満タンで 頑張りますので 楽しみにしてて下さい。
・・・気合が空回りしない様に気を附けねば・・・

トップに戻る
5552告白 ゼルガディスの場合 ゼルアメっす八極 E-mail 11/6-11:06
記事番号5546へのコメント
こんちはー 今回も懲りずに 沸いて出た 八極です。今回はゼルアメで ゼルの視点で
進みます。 やっぱり これも 真面目じゃないです。それでは どうぞ!

**************************************


告白 ゼルガディスの場合


・・・俺の名はゼルガディス。魂の荒野を流離う悲しき改造人間だ・・・

今 俺は、無人の草原に立ちある人を待っている。その人物とは この俺に生まれて初めて
希望を 光を与えてくれた 大事な女だ。
微かな気配に 顔を上げた俺の目に こちらに来る人影が映る。
・・彼女だ・・
暫くして こちらに辿り着いた 彼女に俺は話し掛ける

「済まなかったな。 アメリア、急に呼び出して」
「いいえ、別に構いません。で、話って何ですか?」

僅かの間 二人の間に沈黙が訪れる。

・・チッ! 俺らしくないぜ 今言わないで、いつ 言うつもりだ。・・・・

覚悟を決めた俺は 再び彼女に話し掛ける。

「アメリア・・俺はお前の事が好き・・いや 愛している! 俺は これから先の人生を
お前と共に歩みたい。・・頼む・・出来れば 今、返事を聞かせて欲しい。」

薄く頬を染めた彼女が、少し泪目になりながら答えを出す。

「ゼルガディスさん。・・私・私 今、すごく幸せです。 ゼルガディスさんの方から
言ってくれて。 もちろん 私も大好きです! 私の隣には 貴方以外居て欲しく
ありません!!」

膨れ上がる 想いに満たされた 俺は、彼女を力一杯抱きしめる。

・・・暫くして 彼女が震えているのに気づいた 俺は不安になり、問いただそうと 身を
屈めた時、少し捻り気味のボディ・ブローが鳩尾に突き刺さる。
本来なら、この呪われた体にそんな物は効きはしないが、今回は 全く無防備だった上に
自ら拳に向かっていく形になった為、威力が何倍増もされてしまった。所謂 「無空波」や
「二重の極み」(笑)と言う奴だ。

・・フッ、アメリア その拳・世・・世界を狙・え・・る・・・・ゼ・・・・・

何故か 夕日の輝く土手をアメリアと 二人で走る幻を見ながら、俺は落ちた。
そんな ゼルには気付かずに、熟したトマトの様な顔をした アメリアはしゃべり続ける。

「ゼルガディスさん 貴方は間違っています!!いきなり抱きしめるなんて!・・・そりゃぁ
・・嬉しかったですけど・・・でも! やはり 正しい男女交際は まず交換日記からです。
でないと 正義じゃありません!!」

平和な日の平和な風景であった。


追記
真っ白に燃え尽きたゼルに気付かないまま、アメリアの「正義の男女交際法」は
約5時間に渡って続けられた。


******************************************

終わったー やはり 今回も正統なラブラブは無理でした。くくう 修行不足だなあ。
でも、近い内に砂吐き物にも挑戦するつもりです。

さぁて次回の内容はーー

どうも 八極です。最近 熱くなって来ましたね。(注 八極は国外在住です。)
皆さんは如何お過ごしでしょうか?
次の犠牲者は 又も ガウリイとゼルの予定です。

ああーん・・ありゃ・・・・わはははははははー
それでは 皆さん次回も又読んで下さいねー ンガッ ググッ。



すんません 一遍でいいから やって見たかったんです。某番組風予告
さすが オンライン小説。 ご意見、ご感想待ってまーす。

BGM「I Don’t Wanna Miss Thing」
By AERO SMITH を聞きながら





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5569笑いました!穂波 11/8-00:33
記事番号5552へのコメント
初めまして、八極さん。

わ、笑わせてもらいました・・・こーゆー話、大好きです(^_^)

最初の改造人間云々で、既にうけていたのですが、

>・・チッ! 俺らしくないぜ 今言わないで、いつ 言うつもりだ。・・・・

・・・この一文・・・チッ! って・・・ああ、おかしい(笑)!!
なんか一昔前の青春漫画みたいですねぇ、夕日に向かってバカヤローの世界・・・(笑)・・・ゼルらしいと言うか、らしくないというか、とにかく笑いました。


>自ら拳に向かっていく形になった為、威力が何倍増もされてしまった。所謂 「無空波」や
>「二重の極み」(笑)と言う奴だ。

ふたえのきわみ・・・(笑)。ゼル、身体砕けなくてよかったですね(笑)。
岩だから、ボロッといきそうだもんなぁ(笑)。

>何故か 夕日の輝く土手をアメリアと 二人で走る幻を見ながら、俺は落ちた。

た、楽しい、この幻・・・面白すぎます・・・(笑)!!

>「ゼルガディスさん 貴方は間違っています!!いきなり抱きしめるなんて!・・・そりゃぁ
> ・・嬉しかったですけど・・・でも! やはり 正しい男女交際は まず交換日記からです。
> でないと 正義じゃありません!!」

交換日記・・・(笑)。
アメリア・・・そりゃないぜ(笑)ってかんじですね。

>次の犠牲者は 又も ガウリイとゼルの予定です。
楽しみです、あ、でも花火の新作も拝見しました♪
こちらのゼルアメサイドも楽しみにしてます♪♪

では、穂波でした。

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5572穂波さんへ八極 E-mail 11/8-05:34
記事番号5569へのコメント
>初めまして、穂波さん 感想有り難うございます。
>
>わ、笑わせてもらいました・・・こーゆー話、大好きです(^_^)
>>いやぁ 受け入れて下さって大感謝です。八極はこう言う話大好き人間なの
ですが、「ひょっとして俺だけ?」なんて思っていたので

>・・・この一文・・・チッ! って・・・ああ、おかしい(笑)!!
>なんか一昔前の青春漫画みたいですねぇ、夕日に向かってバカヤローの世界・・・(笑)・・・ゼルらしいと言うか、らしくないというか、とにかく笑いました。
>>て事は、ゼルは黒の詰め襟か学ランで、アメリアはセーラー服を着込んで 場所はどっかの
胡散臭い伝説のある大木の下で告白ってな(笑)シチュエーションですか?

>ふたえのきわみ・・・(笑)。ゼル、身体砕けなくてよかったですね(笑)。
>岩だから、ボロッといきそうだもんなぁ(笑)。
>大丈夫です。彼「極み外し」が出来るから(笑)。

>た、楽しい、この幻・・・面白すぎます・・・(笑)!!
>>因みに、八極的イメージでは(妄想とも言う)二人ともお揃いのトレーニング・ウエァ
何かを着込んで走ってます。

>交換日記・・・(笑)。
>アメリア・・・そりゃないぜ(笑)ってかんじですね。
>>でも、彼女が 納得しても 今度はあの親父が言いそうでしょう?「アメリアー 早まっては
イカンぞー!」とか叫んじゃったりして。

>楽しみです、あ、でも花火の新作も拝見しました♪
>こちらのゼルアメサイドも楽しみにしてます♪♪
>>有り難うございます。誰かが楽しみにしてくれているのって良い物ですねー。
気合満タンで頑張りますので、穂波さん 又読んで下さいね。
それでは。


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5615また、コメント書き明美 E-mail 11/11-23:52
記事番号5546へのコメント
はいっまた、コメントです(←しつこい)。

かんそーは、この一言に尽きます。

リナちゃん可愛い!!!

告白の練習するところといい、言えなくてダムブラスぶちかますところといい……(笑)。
私個人としては、やっぱり男の人から告白してほしいかなあ。と思います。

では、また。

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5617Re:再び 明美さ〜ん八極 E-mail 11/12-15:54
記事番号5615へのコメント
>はいっまた、コメントです(←しつこい)。
はっはっはっは。 八極は、感謝こそすれ、「しつこい」なぞと、
思いませんぞ。思ったら罰が当たります。

>かんそーは、この一言に尽きます。
>
>リナちゃん可愛い!!!
うーみゅ。今 書いてて良かったぁ♪ 何て、幸せ感じちゃいました。

>告白の練習するところといい、言えなくてダムブラスぶちかますところといい……(笑)。
ぶちかまされる方は、命懸けでしょうな。(笑)

>私個人としては、やっぱり男の人から告白してほしいかなあ。と思います。
そう言う事を書かれると、ほんじゃ、ガウリイ・バージョン書いてみようかなぁ
何て、思っちまう単純物体八極です。って、もし、僕の作品で宜しければですけど。

>では、また。
はい! また ぜひ お越しください。心よりお待ち申し上げております。
・・旅館の仲居さん調で・・・・

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5561花火 ガウリナです八極 E-mail 11/7-20:03
記事番号5533へのコメント
毎度 前回の予告では、ゼルとガウでやりたいなぁ 等と申しておりましたが。 実は
今日 花火大会を見に行ってきまして、(こちらは今 夏です)思い浮かんだネタが
有るので、そちらを先に書かせて貰います。 楽しんでくれりゃぁ 幸いです。今回は
真面目にトライっす。

**************************************


花火 ガウリナ バージョン


外世界の内に存在する、小さな島「ヤマト」。この島では、年に一度 神への感謝の印に
盛大な祭りを開く習慣がある。 もちろん、祭り好きの彼女達が、この話を聞き逃す筈も
無く。彼女達も、この祭りに参加する為に来ていた。

その夜、祭りも最高潮に達し様とする頃、混雑する人込みを避け、裏通りで休む リナ達の
姿が見られた。珍しく 何時もの格好では無く、リナは うす紫の生地に弓の様な三日月が
描かれた浴衣を着込み、ガウリイは紺色の着流しを着込んでいた。

「アアァン! もう 歩きにくいわねぇ。 この「下駄」って履き物は おまけに、この「鼻緒」
とか言うのが切れちゃったから、もう 歩けないじゃない どうすりゃ良いのよ?」

ブツブツと愚痴をこぼす彼女に ガウリイは

「そんな事言ったって、宿屋で浴衣を「借りたい」って言ったのは、お前さんだろう。この
「下駄」って奴は、浴衣とセットだからしょうがないさ。」

「だって、これが こんなに歩きにくい物だなんて、思わなかった物。それに、この凄い
人込みで、ゼル達も見失ちゃったし。」

「なーに。 ゼル達なら、大丈夫だろぅ。 それより、その下駄を貸しな。俺が直してやるよ。」

そう言って、リナから受け取った下駄の鼻緒を、手際良く締め直すガウリイ。

「アンタって、クラゲの癖に 変なとこで器用よね。」

「人が折角直してやってんのに、それが礼の言葉か?」

少しムッとした 彼の声に慌ててパタパタと手を振りながら

「・や・・やーねぇ。冗談よ じょ・う・だ・ん! ちゃんと 感謝してるって」

応急処置を終え、再び表通りに戻って見ると、何処かへ移動する集団に会う。中の一人に
聞いてみると、これから 河原の方で、ヤマト名物「花火」があるらしい。

「どうする ガウリイ。その「花火」ってを見に行く?」小首を傾げ訊ねるリナに

「うーん まぁ お前が見たいんなら行こうぜ!」と即答するガウリイ。

人込みに附いていき、着いた河原で待つ事暫し、やがて 轟音と共に夜空に大輪の花が
咲き乱れる。

・・・ヒューーン・・・・・ドォーーーン・・・・パチパチパチパチパチパチパチ・・・・

「すっげえ!」 「本当に凄いわね!」

初めて見た花火に興奮し、子供の様にはしゃぐ二人。
ふと、リナの方を見たガウリイは 夜空の華に照らされ輝く、彼女の横顔に見惚れ呟く

「・・・きれいだ・・・・」

それを聞いた リナが振り向き相づちを打つ。

「ええ ・・本当に奇麗ね「花火」って。」

その答えに、ガウリイは首を振り、照れながらも

「いやぁ 「花火」も奇麗だけど・・・お前の方が もっときれいだ・・・その・・・
何だ・・・・・浴衣もとても似合ってる。」

いきなりの不意打ちに、顔を紅に染めながらつつ 彼女も

「・い・いきなり 何を言うのよ・・ でも・・・嬉しい 有り難う ガウリイ!・ガウリイに
誉められたのが一番嬉しい。」

・・・ヒューン、ヒューン・・・・・・ドォーン・・・・パチパチパチ・・・・・・・・

花火も、もうすぐ終わりなのか、ポツポツと帰り始める人々。リナも立ち上がり、そして
ガウリイの左腕に自分の腕を絡ませながら

「さあ、ガウリイ帰りましょう。ゼル達も もう 宿に帰ってるだろうしね。」

「そうだな。」

色取り取りの、炎の粉雪が夜空を舞う中、二人はしっかりと寄り添い帰路に着いた。



ー終わりー



****************************************

ふっ 今回は真面目にガウリナが出来たかな? 季節感が狂ってますけど こちらは今は夏
なので、八極的には正常です。ご了承下さい。タイトルにある通りーガウリナ バージョンー
って事は、ゼルアメ バージョンも書く積もりです。宜しければ 又読んで下さい。 もし
八極に何ぞリクエストでもあれば遠慮無くお申しつけ下さい。「書くのやめろ」っうのは
勘弁して下さい。うーん 自分で言ってて洒落になっとらん様な気が くわばら くわばら。
ご意見、ご感想お待ちしちょります。それでは


BGM「Jade」By THE ROCK




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5570Re:花火丸丸 11/8-00:37
記事番号5561へのコメント
「花火」読ませていただきました。

浴衣姿のガウとリナって新鮮ですね!
着流しのガウリイと聞いて、遊び人の金さんみたいなイメージが湧いたのは
私だけですか?(笑)

リナがずいぶん素直ですね。いつもの暴れん坊リナもいいけど、
こんなリナも可愛いです。
ガウリイもタイミング外さずに言う言う(笑)
私もガウリイにこんなこと言われたいです。リナが羨ましい。

どこかでオチがつくんじゃ…と身構えてたんですが、考えすぎでした。
(ふつー身構えないって)
いや、やっぱ「告白」のインパクトが強くて……(笑)
あーゆーギャグも好きですんで、また書いて下さい。

それでは失礼します。ゼルアメも楽しみにしてます。
ところで今夏って、どこから投稿されてるんでしょう?

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5571丸丸さーん八極 E-mail 11/8-05:14
記事番号5570へのコメント

>「花火」読ませていただきました。
> 有り難うございます!二回も感想を送ってくれて。(T_T)あぁ 感涙
>
>着流しのガウリイと聞いて、遊び人の金さんみたいなイメージが湧いたのは
>私だけですか?(笑)
>>いいえ、少なくとも、僕はその積もりで書きました(笑)金髪だから、「金さん
でいいや。」って、超イージーな脳味噌で。僕もガウリイ並みっす。

>リナがずいぶん素直ですね。いつもの暴れん坊リナもいいけど、
>こんなリナも可愛いです。
>そう 言って下さるとハッピーです。

>ガウリイもタイミング外さずに言う言う(笑)
>そりゃあ もう 金さんですから (爆)

>どこかでオチがつくんじゃ…と身構えてたんですが、考えすぎでした。
>オチを附けようかと言う 誘惑に駆られましたが、僕も真面目な物が
書けるのかなぁと思いまして。

>あーゆーギャグも好きですんで、また書いて下さい。
>では、今晩にでも 早速・・って イカン、イカン調子に乗ってきている。

>それでは失礼します。ゼルアメも楽しみにしてます。
>ところで今夏って、どこから投稿されてるんでしょう?
>僕はニュージーランドに留学して*年目を迎えた大学生です。何年滞在して
いるかは、秘密です。 って言うか、長すぎて考えたくありません。もお直ぐ
滞在年数が二桁になってしまいます。こちらは南半球の為、日本とちょうど季節
が逆なのです。もし、何かこの国について、お知りになりたい事が、あったら
遠慮無く聞いて下さい。知っている範囲ならお答えできますので。
それでは 次でお会いしましょう。

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5575花火 (裏) ゼルアメです 八極 E-mail 11/8-13:14
記事番号5561へのコメント
一日眠って、元気充電完了の八極です。これは、「花火」の裏バージョンです。 リナ達と
別れてから、ゼル達が何をしていたか? 一応ホノボノ物です。それでは お楽しみを。

****************************************

花火 (裏) ゼルアメ バージョン


祭りの混雑に巻き込まれ、リナ達と離れた ゼルガディスとアメリアは、屋台で買った「冷やし飴」を
飲みながら、広場で休んでいた。

「リナさん達、どこに行っちゃったんでしょうね?」

チビチビと冷やし飴を飲みながら、訊ねる彼女に

「さあな。だが、どうせ あいつらの事だ。「屋台巡り食い倒れツアー」でも、やってるんだろう。
俺達は俺達で行動しよう。」

そう 言って、空になった紙コップを、握り潰すゼルガディス。

「そうですね。それじゃぁ、もう直ぐ「花火」って言うのが始まるから、それを見に行きましょう。」

広場を去る二人。だが、一瞬 名残惜しそうな視線を後ろに向けた アメリアに気付いた彼が
その視線の向いた方を見ると、そこに小さな小物の屋台が出ていた。

人伝に聞きながら「花火」が、一番良く見えると評判の丘に辿り着く二人。既に丘には、大勢の人達が
花火の開始を待っていた。
やがて、大砲の様な音を轟かせながら、夜空に咲き始める華。

「うわぁ!奇麗ですね。」 「確かに見る価値はあるな。」

やや冷めた意見を出す 彼にも気付かずに花火に見惚れるアメリア。
暫くして、我に返ると、何時の間にかゼルガディスが居ない。慌てて周りを見ても、それらしき影は
見当たらない。仕方なく捜しに行こうとした時、背後から聞こえる声

「・・ゼーッ、ゼーッ・・何処へ・・ハーッ・・行くんだ?・・・ゼーッ・俺は此処にいるぜ。」

何処かで走ってきたのか、息も荒げに声を絞り出すゼルガディス。

「何処へ 行ってたんですか?」 問い掛ける彼女に

「何、ヤボ用だ。それより、そろそろ花火が終わるぜ。」

その言葉で、空を見上げたアメリアの目に、この日最後の大仕掛けが、空に舞い上がる。

・・・ヒューーーン・・・・・・ドドォーーーン・・・・・・シューー、パチパチパチパチ・・・・・

「ひゃああぁぁぁー まるで星屑の様ですね。」

感動に浸る 彼女の右手にゼルガディスがそっと小箱を渡す。

「何ですかコレ?」 「開けてみろよ」

小箱を開けてみると、中から銀鎖に天使と月が彫られた、小さなペンダントが出てきた。

「えぇー! コッ、コレ どうしたんですか?」

「さっき、広場で休んでいた時に、お前が欲しそうに見ていたからな。」

「じゃぁ、わざわざ、走って買って来てくれたんですか?」

「・・な・・何の事だ。 あれは ヤボ用で!・・」

照れてしまい、少しぶっきらぼうに話す彼に笑いながら

「ありがとうございます。私・・・これ 一生大事にしますね。それで、ゼルガディスさん、良かったら
これを私に附けてくれませんか?」

そう言って、背中を向けたアメリアに、微笑を浮かべながら

「ああ。 喜んで・・・俺の姫・・・」

花火は終わったが、夜空に輝く満天の星たちが、二人を優しく照らしていた。


ー終わりー



**********************************************

ふぃー。終わった 終わった。前回ガウリイとゼルを「告白」で酷い目に逢したので、罪滅ぼしのつもりで。
これで、差し引きゼロと言う事で、また 何か企もうかなぁ って全然懲りてませんね。
次からは暫く「正義戦隊 ジャスティスV」を書こうかななんて思ってます。何か、八極の書く「こんな物でも
見てやろう」なリクエストがあれば、どうぞ 遠慮無く。
それでは。


BGM「真夏のイブ」By 永井真理子


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5581花火 (裏) 拝見しました! 穂波 11/9-00:03
記事番号5575へのコメント
こんばんは、拝見しました。裏(笑)・・・おぉ、ホントだほのぼのですね。(^_^)

>「さあな。だが、どうせ あいつらの事だ。「屋台巡り食い倒れツアー」でも、やってるんだろう。
> 俺達は俺達で行動しよう。」

食い倒れツアーって・・・ああ、ありそうだけど(笑)、今回はガウリナもロマンス路線だったのにこの言われよう(笑)。

>「うわぁ!奇麗ですね。」 「確かに見る価値はあるな。」

ガウリナもそうでしたが、花火に見とれるのは女の子、花火よりも隣の彼女を気にしているゼルやガウリイというのがなかなかいいなぁと思います、はい(^_^)

>「・・ゼーッ、ゼーッ・・何処へ・・ハーッ・・行くんだ?・・・ゼーッ・俺は此処にいるぜ。」

ゼル・・・全力疾走して戻ってきたのか?(笑)
それでもどこかカッコつけてるところが、笑えます(は、いや笑える話というわけでもないんですが、ほのぼのと・・・笑えます)

>「さっき、広場で休んでいた時に、お前が欲しそうに見ていたからな。」

ちゃんと、チェック入れてる辺り・・・いいですね(^_^)

>「・・な・・何の事だ。 あれは ヤボ用で!・・」

・・・じゃぁ、一体いつ買ってきたんだ・・・(笑)。
と言う突っ込みは入れず、御礼を言うアメリアも可愛いです(^_^)

>「ああ。 喜んで・・・俺の姫・・・」

おお、俺のときたか(笑)!
最後はロマンス路線ですね、こちらも(^_^)

前回のレスで、「伝説の樹の下」で〜というのを見てから、どーにもセーラ服のアメリアが、樹の下で待っているのを期待して行ったゼルが肩すかし食うシュチエーションが頭をグルグルしてます(笑)。(見たことのないブロンドねーちゃんが出てきて、その正体は・・・笑、とか)
・・・なんか思いついたら、書いていただけませんか(笑)?

>次からは暫く「正義戦隊 ジャスティスV」を書こうかななんて思ってます。
プロローグ拝見しました。
続き、楽しみにしてますね。

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5582穂波さ〜ん八極 E-mail 11/9-15:48
記事番号5581へのコメント
どうも、穂波さん♪ 又 感想なんて頂いて、画面の前で、一人舞い上がってる八極です。
・・一人暮らしで良かった。・・・

>>こんばんは、拝見しました。裏(笑)・・・おぉ、ホントだほのぼのですね。(^_^)

おぉ! ほのぼのに見えますか? そうかぁ やっぱり ほのぼのだったんだ、良かった!
・・自分で書いときながら、ちょっぴり不安でした。

>>食い倒れツアーって・・・ああ、ありそうだけど(笑)、今回はガウリナもロマンス路線だったのにこの言われよう(笑)。

こういう時こそ、普段の態度が反映するんでしょうねぇ? でも、無条件で「あいつら 絶対いちゃついているぞ」って言われる
のも嫌ですね。(笑)

>>ガウリナもそうでしたが、花火に見とれるのは女の子、花火よりも隣の彼女を気にしているゼルやガウリイというのがなかなかいいなぁと思います、はい(^_^)

この場合はそうしないと、又 おふざけ路線に行っちゃうので。・・一度その、誘惑に迷いました・・

>>ゼル・・・全力疾走して戻ってきたのか?(笑)
>>それでもどこかカッコつけてるところが、笑えます(は、いや笑える話というわけでもないんですが、ほのぼのと・・・笑えます)

僕のイメージでは、彼は たとえ死ぬ間際でもポーズを取りそうですから。(TV版に限ってですが)

>>ちゃんと、チェック入れてる辺り・・・いいですね(^_^)

彼は気配りの人ですから♪

>>・・・じゃぁ、一体いつ買ってきたんだ・・・(笑)。
>>と言う突っ込みは入れず、御礼を言うアメリアも可愛いです(^_^)

突っ込んだら、リナとの区別が出来なくなっちゃいますね。(^▽^)

>>おお、俺のときたか(笑)!
>>最後はロマンス路線ですね、こちらも(^_^)

って言うか、ゼル君「ジャイアニズム」爆発です。(爆)

>>前回のレスで、「伝説の樹の下」で〜というのを見てから、どーにもセーラ服のアメリアが、樹の下で待っているのを期待して行ったゼルが肩すかし食うシュチエーションが頭をグルグルしてます(笑)。(見たことのないブロンドねーちゃんが出てきて、その正体は・・・笑、とか)
>>・・・なんか思いついたら、書いていただけませんか(笑)?

それじゃぁ、「スレイヤーズめもりある」なんて、やって見ましょうか♪嘘臭い伝説の樹は「祝福樹(フラグーン)」
って事で。(大笑)謎の金髪はガウリイか?うぅむ。 何て嫌過ぎるシチュエーション(T_T)
・・・・でも それも結構面白いかも・・・・(七割型乗り気です)

>>続き、楽しみにしてますね。

有り難うございます。 ジャスティスは、死ぬ程お馬鹿な話にし様と画策してます。
クスッっと笑って貰えりゃぁ 八極的には大ハッピーです。
それじゃぁ 又 次回で。

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5573正義戦隊 ジャスティスV ープロローグー 八極 E-mail 11/8-08:52
記事番号5533へのコメント
ちーっす!「 八極はどこの物や?」 と言うご質問が有りましたので、お答えします。
僕は、現在 ニュージーランド留学生活*年目の大学生です。*に入る数字は
聞かないで下さい。長すぎて数えるのも嫌です。家族は日本に居ます。ヒントは、
もう直ぐ二桁に突入します。こちらは、南半球に位置するので、日本と季節が
丁度逆になります。又 現在 サマータイムですので、日本と4時間の時差があります。
今こちらは、12:15PMですので、日本は08:15AMですね。もし、何か
NZに附いて質問があれば、遠慮無く聞いて下さい。知っている範囲なら喜んでお答えします。
さて、又も 懲りずに新シリーズに着手する僕ですが、今回は、戦隊物のパロディを八極の
悪ノリで書いていく積りなので、皆様の評判が悪けりゃ とっと止めますので、ご安心を。
一応 各話完結で進めるつもりです。それでは、プロローグへ。

*****************************************


正義戦隊 ジャスティスV ープロローグー


闇の中に浮かぶ異界黙示録。虚数空間の中心に位置する故に、力無き者が彼の存在を 知る事
もなければ、会う事も無い。

だが、今 一人の人間が 彼の居る空間に近づきつつあった。

・・・時間にして数刻の後・・・・・

突如、空間を渡り 彼の元に辿り着いた客人に、挨拶も無しに問い掛ける。

「・ほう・・ 前に来たも人の子も女であったが、今回も女性の客人か。・・まあ、良い。
それで、汝は我にどのような知識を望む。」

その問いに少女は純真な瞳を向け

「正義、正義の戦士の在り方について、出来るだけ詳しい情報を!」

無茶苦茶 抽象的な質問に呆れる事もなく、それは 己の内に眠る無限に近く点在する情報を検索
する。

・・・待つ事 暫し・・・・

やがて、サルベージした情報を書物の形に変換させ 少女に手渡す。

「これは、異界より来た物。だが、汝の求めし答えは全てこの中にある。」

厳かに答える彼に、感謝の言葉を返し、彼女は彼女の在るべき場所に帰る。

・・今、ここから、大多数の人間を巻き込むプロジェクトが発動するのだが、諸悪の根元である・・
・・異界黙示録に取っては、そんな事は知ったこちゃなく。又 次の客が訪れるまで フヨフヨと・・
・・闇の中を浮かぶ続けるのだった。 ・・


ー続いてしまうのか?ー


*********************************************

どうも えらく短めで終わりましたが、まあ プロローグですから、これから ドンドン馬鹿馬鹿しく
なって来ます。 「結構笑えるじゃないか」なんて思ってくれたら、ハッピーです。
直ぐに第壱話を書き上げるつもりです。それでは 予告をどうぞ。

ー予告ー

迫り来る悪の帝国に立ち向かう為に
今、5人の戦士が立ち上がる
次回「誕生 正義の戦士ジャスティスV」
をお楽しみに!


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5583第壱話 「誕生!正義戦隊 ジャスティスV」 八極 E-mail 11/9-20:17
記事番号5573へのコメント
どうも、取り合えず書き上げました。楽しんでくれたら嬉しいっす。

********************************************

第壱話 「誕生!正義戦隊 ジャスティスV」


・・謎(?)の女性が、クレアバイブルの元を訊ねてから、数日後・・

リナ、ガウリイ、ゼルガディス、おまけのゼロス。
いつもの懲りない面々が、ここ セイルーンの王宮内に、アメリアからの、緊急要請を受けて来て
いた。
しかし、呼び付けた アメリアの姿は無く、彼女の父親のフィル王子が、幸せそうに茶を啜って
いるばかりである。

「ちょっと、急に人を、非常事態宣言で呼び出して。一体何の用よ?」
「そうだ。しかも、俺達を呼んだ、アメリアが居ないのは、何故だ?」

苛ただしげに、問う リナとゼルガディス。
その横で、自分には関係ないと思っているゼロスが、いつもの如く、なーんも考えてない
ムッシュ・クラゲ ことガウリイと談笑している。
・・・ズズッ・・・
カップのお茶を、飲み干してから、やっとしゃべり始める、フィル王子

「ああ、アメリアなら、もう直ぐ来るじゃろう。何の用かは、あの子から聞いてくれ。」

バンッ!
派手な音と共に扉が開き、アメリアが現れる。 実に良いタイミングだ。
・・・いや、実際 扉に張り付いて出るタイミングを計っていたのだろう。彼女の頬には、扉の
模様がハッキリと写っていたのだから。・・
しかし、そんな事を、彼女が気にする筈もなく、慣れている5人も、いちいち突っ込まない。
シュタッ! と手を上げながら、挨拶する彼女にリナは

「挨拶はいいわ。それで、アタシ達を呼んだ理由は?まさか、又 魔族に?」
「いいえ、そんな事よりも、もっと恐ろしい事です。」
「魔族よりも恐ろしい物?一体 それは何だ。」

ディープな雰囲気に気付いたのか、茶菓子を食っていた二人も、話の輪に加わる。
フィル王子は、先を知っているのか、苦い顔をしている。
・・一通り皆の顔を見回してから、話を再開するアメリア

「私は、先日 魔竜王ガーブによって、崩された正義のアイデンティティを、癒すべく。クレア
バイブルの元を訊ね、異界の教典を手に入れました。そして、その本には、恐るべき内容が
記されていたのです。それは・・・」
「それは・・・・」

話に引き込まれ、先を促す一同

「それは、この世界には、闇に隠れ、世界征服を企む、悪の組織が有るらしいのです!!」

フィル王子とアメリアを除く全員その場で、爆死。

・・・・・・・・・・20分経過・・・・・・・・・

「「「「はぁ?」」」」
余りにも腐った話に、脳が麻痺し、その程度の反応しか返せない4人。
更に30分程して、ようやく現世に帰って来たリナが、アメリアに訊ねる。

「それって、その異界の本に書いてあるの?」
「はぃ! それだけじゃ無く、正義の戦士の在り方についてなども。宜しければ、リナさんも
見ます?」

手渡された本を見つめるリナ。
重厚な作りの外装を裏切るかの様な、チンケなタイトルが見られる。

・・「正義のヒーロー伝説 98」 著者:八極 出版社:民〇書房刊・・

「うっだああぁあぁー!こんな、嘘臭い、腐った本の言った事を、真に受けてんじゃないわよ!」

そのまま、本を地面に叩き付けようとする リナから、慌てて奪い返す。

「何て事するんですか!信じられないのは、仕方在りません。でも。大丈夫です!皆で旅をしている
内に奴等の方から現れます!」

自信満々に胸を張るアメリアに、
髪を掻きむしりながら叫ぶリナ

「うにょれわー!そんな、非生産的な旅。アンタ一人で、行って来なさい。」
「駄目です。ここに、こう書いて有りますから。」

目の前に出されたページを読むと、又 しょうも無い事を、偉そうに書いてある。
・・一つ! ヒーローは5人で一人!! 男女比は4:1が理想だが、3:2でも良しだ!!!・・

「OKだそうです。良かったですね♪♪」 「「「「何がだああぁぁぁー」」」」

何時の間にか正気に戻った3人と一緒に再び叫ぶリナ。
そんな4人の前に、5色のボードを出し、好みの色を訊ねるアメリア。
意図する所が分からないまま、取り合えず 各事で答える。

「アタシは灼熱の赤!」
「俺は瞳と同じブルー」
「じゃあ、僕は闇の色と言う事で黒と」
「別に緑で構わん」
「分かりました。残った白は私と言う事で、それじゃあ、皆さん又後で」

ボードを抱え何処かへ消え去るアメリア

呆然としていた4人だが、我に返ると同時に、フィル王子にダッシュで詰め寄り、文句をたれまくる。

「ワシも知らんよ。アメリアの奴、帰って来てから、ずっと ああじゃ。
まあ、その内飽きると思うから、我慢してくれ。」

勿論、その答えに納得する程、この4人が悟っているはずも無く
まず、ゼロスが
「冗談じゃないですよ!何で魔族の僕がボランティアを?」
ーシュンー
そのまま、虚数空間に逃げ去る。
そんな特技も無い3人は、慌てて逃げ支度を始める。
何だかんだ言って、親馬鹿なフィル王子、仕方なしに3人の説得を試みる。
一体、どんな手を使ったのか、
数十分後には、協力を約束した3人。幸せそうな顔をし、ブツブツと呟いてる。

「ついてくだけで、一日金貨5枚、十日で50枚 うふふふふっふ・・・・」
「飯食い放題、飯、飯、・・ダラ、ダラ、ダラ(ヨダレ)・・・・・」
「王家秘蔵の魔道書、これで俺も人間に・・・・・・」

さすが、王家弱みを突くのは上手い。
ーシュンー
何故か、戻って来たゼロス。皆に問われる前に自分から

「いやあ、獣王様が、魔族にも感知出来ない奴等が、居るのなら行って、調査してこいって 見つかる
まで、帰って来るなって。」

あいも変わらず、お茶目な上司の心づかいに、ルルーと涙を流す。

そうこうしている内に、戻って来るアメリア。

「これが、皆さんのコードネームです。正体がばれない様にする為に、これから仲間内では、この名で
呼び合いましょう。」

そう言って、渡されたメモを見て、凍り付く4人 その内容は、

リナ・インバース = ドラグ・レッド
ガウリイ・ガブリエフ = クラゲ・ブルー
ゼルガディス・グレイワーズ = ニヒル・グリーン
アメリア・ウィル・テスラ・セイルーン = ガッツ・ホワイト
ゼロス = 謎・ブラック

余りにイカれたネーミングセンス。その上、変装用にと渡された、悲しいまでにダサい原色のマスクに
血相を変え、抗議する4人 しかし、スポンサーや上司に逆らえる筈も無く、結局、妥協案として、
名前を呼ぶ時は、フルネームでは無く、お互いの色を呼ぶと言う事で、納得せざるを得なかった。

ここに、史上初、欲や義理の絆で結ばれた、前代未聞のヒーローが誕生した。

頑張れジャスティスV ・・・己の欲の為に・・・
負けるなジャスティスV ・・・ご近所の噂に・・・


ー続くのか?ー


***********************************************

はぁー。壱話終わりました。いかがでしようか? 長くなりすぎてスンマセン。 次回はもっと短めに。
しかし、これから、どうなるんでしょうかね?ネタ的には
*乗り物 はどうするのか?
*やはり、悪の帝国のボスは、ガ〇フ、女幹部はナー〇様なのか?(笑)
*敵は巨大化するのか?その前に敵はいるのか?
などの問題を片づけなければなりません。何方か一緒に考えてくれたら、嬉しいですね。
今週はレポートの提出は有るので、次のUPは少し遅れます。もし、こんな、八極の作品を楽しみにしていて
くれている人がいたら、申し訳有りません。でも、ちゃんと書きますので。お楽しみに それでは

BGM「サヨナラなんかは言わせない」By B’Zを聞きながら




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5629くっくっくっくっくアップル E-mail 11/13-23:12
記事番号5583へのコメント
初めまして、アップルといいます。

もう面白すぎます!笑いすぎてお腹が痛いです!肩がふるえてます。
くっくっくっくっく(失礼!夜中なんで声を出して笑えないんです)

アメリアがアメリアしていてもう最高!続き、頑張ってください。

言いたいことだけ言って逃げます(殴)

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5631Re:アップルさんへ八極 E-mail 11/14-05:27
記事番号5629へのコメント
>>初めまして、アップルといいます。
こちらこそ、初めまして。 駄文書きの八極どぇーす。

>>もう面白すぎます!笑いすぎてお腹が痛いです!肩がふるえてます。
>>くっくっくっくっく(失礼!夜中なんで声を出して笑えないんです)
にゃははははは。 そうですか。面白かったですか。良かったー。
自分で書きながら、これって、面白いのか、どうか不安でしたから
・何気に、翻訳して、友達の反応を伺ったりした。根性無しです・

>>アメリアがアメリアしていてもう最高!続き、頑張ってください。
ええ、勇気100倍頑張りま〜す♪

>>言いたいことだけ言って逃げます(殴)
逃げてもいいから、又 来てねー。

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5618お知らせ & お尋ねします八極 E-mail 11/12-16:16
記事番号5533へのコメント
お久し振りで〜す。
先日、酔っ払いに、空き瓶を投げられ、また、心が荒んだ八極です。
今週、漸く学校が終了し、後はテストが残るのみ!
それが終われば日本だーーーーーーーーーー♪
1998年11月21日から、1999年2月上旬まで、夏休みの為帰国します。\(^▽^)/
久し振りの日本、あぁぁぁぁー 早く本屋に行きたい。・・禁断症状が・・
と言う訳で、日本に帰っている間、メールを送って頂いても、八極はお返事が
だせません。すみません。m(_ _)m
・・流石に、返事が2ヶ月後って、「なめんな!」と言う感じですよね。・・
投稿の方は、親のパソコンが有るので、バイトの合間を縫って、しつこく、送り
続ける積りです。
そこで、掲示板にも書いたのですが。
今、日本でやっている、面白いアニメって、何でしょうか?
そう言う情報は絶対に、こちらでは手に入りませんので、現在、何を放映して
いるのかも知りません。
もし、宜しければ、オススメなどを教えて下さい。お願いします。
いきなり、分けの分からない事を、書いてすみません。
明日、レポートの提出がすんだら、又 新作を出します。
って誰も待って無かったら、寂しすぎる・・(T_T)。

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5630Re:お知らせ & お尋ねしますアップル E-mail 11/13-23:30
記事番号5618へのコメント
ここにも書きます。

>先日、酔っ払いに、空き瓶を投げられ、また、心が荒んだ八極です。
たっ大変でしたね。怪我はしませんでしたか?

>久し振りの日本、あぁぁぁぁー 早く本屋に行きたい。・・禁断症状が・・
わかります!!その気持ち!こういう時ってまとめ買いしちゃうんですよね。

>今、日本でやっている、面白いアニメって、何でしょうか?
>そう言う情報は絶対に、こちらでは手に入りませんので、現在、何を放映して
>いるのかも知りません。
>もし、宜しければ、オススメなどを教えて下さい。お願いします。
えー私のオススメは、
日本テレビ月曜夜12時50分(たまに移動あり)からのマスターキートン。
テレビ東京水曜日25時45分 EAT-MAN98’
TBS  土曜日17時00分 魔術師オーフェン
ってところです。オススメというよりも完全に趣味なので、合わないようだったら、ごめんなさい。

>明日、レポートの提出がすんだら、又 新作を出します。
>って誰も待って無かったら、寂しすぎる・・(T_T)。
私は待ってます!(というか、もう読みました。これも良いです)


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5632Re:有り難う、アップルさん八極 E-mail 11/14-05:48
記事番号5630へのコメント
>ここにも書きます。
お帰りなさい。アップルさん(笑)

>たっ大変でしたね。怪我はしませんでしたか?
幸いにも、酔っ払いは、ノーコンな為、私の頭上を超えていきましたので、
体は無事です。こんな事は、慣れっこな自分が悲しいですけど。
心配して下さって有り難う御座います。

>わかります!!その気持ち!こういう時ってまとめ買いしちゃうんですよね。
分かって頂けますか!そうなんです。なんせ、集めてるコミクッスなんかが、
かなりの数で発売されているので、帰るたびに、ダンボール箱、二箱分程
購入してしまい、親に邪魔だと、文句を言われます。

>えー私のオススメは、
>日本テレビ月曜夜12時50分(たまに移動あり)からのマスターキートン。
>テレビ東京水曜日25時45分 EAT-MAN98’
>TBS  土曜日17時00分 魔術師オーフェン
>ってところです。オススメというよりも完全に趣味なので、合わないようだったら、ごめんなさい。
貴重な情報感謝します。
EATーMAN 98 って事は、新シリーズで、復活したんですね。前作のビデオを
友達の見せてもらい、ハマッタ私には、嬉しいニュースです。
へえ、オーフェンもアニメ化したんですか。
何か、最近 富士見のアニメ化が、激しいっすね。

>私は待ってます!(というか、もう読みました。これも良いです)
謝謝。 これからも、宜しくお付き合いの程を。
では。


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5688追加しますアップル E-mail 11/25-19:54
記事番号5630へのコメント
アニメ情報、追加します。

WOWOW 金曜日25時から「COWBOY BEBOP」
なにが良いって、内容もさることながら音楽が良い!
(はっきり言って趣味です。『そうか?』と言う人もいます。)

先日書いたオーフェンですが、かなり原作とかけ離れているので、
注意が必要です。(別物と見るのが良いかと)

では。新しい小説待ってます♪

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5696Re:追加情報感謝です♪八極 11/26-22:14
記事番号5688へのコメント
>アニメ情報、追加します。
有り難うございます。感謝の言葉もありません

>WOWOW 金曜日25時から「COWBOY BEBOP」
>なにが良いって、内容もさることながら音楽が良い!
>(はっきり言って趣味です。『そうか?』と言う人もいます。)
ええ!僕も友人にビデオを借りて嵌まりきってます。
スパイクがかっこいいーー!
後、音楽もブルースを基調にした渋目の路線で大好きです。

>先日書いたオーフェンですが、かなり原作とかけ離れているので、
>注意が必要です。(別物と見るのが良いかと)
友人の評価は最悪でしたが、取りあえず今週末に挑戦してみます。

>では。新しい小説待ってます♪
有り難うございます。
時差ボケが直り次第、すぐに取り掛かります。

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5625相棒 ガウリナでやんす八極 E-mail 11/13-19:47
記事番号5533へのコメント
ふはははははははははぁ! 学校が終わった。残るはテストが三つぅ!
意味も無けりゃぁ、埒も無い近況報告終了。
今回、八極はキス物に挑戦。 出来るのだろうか? その結果は本文で (^_^)

********************************************


相棒 ガウリナです


薄暗く、日の光も余り届かない、そんな山の中
アタシは1人で歩いていた。
何時もは、必ずアタシの横にいる、自称保護者も、今は居ない。
・・原因はアタシにある・・

始まりは些細な事だった。
宿屋で、遅めの夕食を終え。ガウリイと談笑していた時、ウェイトレスの姉ちゃんが、
ガウリイに話し掛けて来たのだった。おしゃべりを邪魔され「ムッ」としたが、
その内に終わるだろうと思って待っていたら、ガウリイが「もう、寝る時間だ」等と
言った。彼の子供扱い等 毎度の事なのに、その時のアタシは、何故か頭にきてしまい
「アタシは、もう18よ! 自分の事位もう出来る。保護者なんて、いまさら 必要ない!!」
我に返った時は遅かった。皆がこちらに、注目する中、今まで見せた事の無い、恐い顔をした
ガウリイは、そのまま宿を出て行き・・今も行方知れず・・
彼を3日待ったアタシは、次の日 抱え切れぬ後悔と共に、慣れたはずの一人旅に戻った。

ガサ、ガサ ガサッ ガサ

回想に沈んでいた頭が、現実に戻される。
気配の隠し方の下手さから見ると、2流半の山賊と言った所か。
・・それなら、ちょうどいい。このリナ・インバースの気晴らしになって貰おう・・
戦闘態勢に入ったアタシに気付いたのか、森の中から、殺気が吹き出す。
ヒュッ カカッ
余裕を持って下げた 頭の上を通過した矢が、後ろの樹に突き刺さる。
大きく、バックスッテプを取りながら、彼に号令する。
「お願い。ガウリイ時間をか・・・・・」
そこまで言ってから気付く
・・・・・ソウナノダ カレハ モウ イナイ・・・・・

シュッ ズサッ
「くっ!」
思わず立ち止まり、その隙をつかれ 右肩に深々と刺さる矢。
普段のアタシなら、考えられないミスだ。
「けっ、何でえ。久し振りの獲物かと思ったら。餓鬼かよ。」
「どうしやす、頭領?」
「餓鬼に使い道はねえ。 殺りな!」
好き勝手な事を言いながら、獲物を手に近づいて来る山賊達。
・・あ〜あ この美少女天才魔道士が、よりによって、こんな雑魚にね〜・・
アタシが覚悟を決めた その時
「ちょっと 待った!」
絶妙のタイミングで、黄金の剣士が現れる。
「何モンだぁ? でしゃばってんじゃねえ!」
個性も知性も無い問いに、腰の剣を抜きながら、
「そこの、女の相棒さ。お前達みたいな屑に、大切な人を傷つけられて堪るか!」

・・え?・・今・・今、何て言った?・・・・

悩むアタシを余所に、戦いは呆気なく終わりを告げる。 まあ、当然の結果ね。
リカバリィで、傷を癒したアタシに、ガウリイが近づいて来る。
「リナ・・」
「・な・・何よ! 何しに来たのよ。」
・・・チガウ・・・
「アタシは、もう自分の事は、自分で、出来るの!」
・・・チガウ ソンナコトジャナイ・・・
「保護者なら要らないって、言ったでしょ!」
・・・チガウ イイタイノハ ソンナコトジャナイノ・・・
「もう、ついてこないでーーーーーーーーー」
・・・オネガイ トメテ コレイジョウ キズツケタクナイ・・・
フワッ
涙を流して叫ぶアタシを 後ろから彼が抱きしめる。
優しく涙を拭いながら、彼が言う
「確かに、お前さんは、もう大人だ。保護者は必要ない。だから、俺も用済みだな。」
・・・イヤ ヤメテ ソンナコト イワナイデ・・・
アタシの心の悲鳴を余所に、彼の言葉は続く
「けれど、俺は・ 俺はお前と一緒に居たいんだ。お前が望ならと、別れてみたが・・駄目だ。
たったの二日も、もたない。」
そこで、彼はアタシと向き合う。
珍しく、顔を赤くしながら、ガウリイは最後の言葉を出す。
「だから・・リナ。 俺にはお前が必要だ。お前の居ない人生なんて考えたくない。出来れば
これからは、人生の相棒として、俺の側に居て欲しい。」

ずっと・・ずっと、待っていた答えに心が震える。
でも、それとは別に、照れるガウリイの顔を見ていると、イタズラ心も、ムクムクと沸いて来る。
「ねぇ〜 ガウリイ。人生の相棒って?」
「そ、そんな事、言わなくっても分かるだろう!」
「う〜ん。でも、やっぱり ちゃんとガウリイの口から聞きたいし〜」
しつこくイジメるアタシ。
やがて、何か思い付いたのか
「よし!んじゃぁ 証明してやる。」
言った途端に、彼に抱き寄せられ、そのままキスされる。
更に、彼の舌がアタシの口内に侵入してくる!
「んんっ〜・・・・むぅう・・」
ジタバタしてみたが全くの無駄。
やがて、満足したのか解放される。
「ちょ、ちょっと! イキナリ何て事するのよ!大体、ファーストキスがディ、ディープで
なんて・・・・・・・」
熱で脳がボウッとしてしまい、論点のずれた文句を言うアタシに、
意地悪な笑みを浮かべたまま
「心配すんな。これからは、どんなキスでも、お前の望むままにしてやるさ♪」
ボンッ!!
この答えに、完全にショートしたアタシは、ガウリイに抱えられて、次の町に降りていった。


・・・・もしかして、とんでもない人を好きになっちゃたのかも?・・・・



ーお終いー



********************************************
終わりました。「ちっ、全然らぶらぶじゃないぞ!]と思った、そこの貴方。
俺もそう思う。(オイ) やはり、まだまだ修行不足。皆が、砂を吐く様な
作品を目指したのに、作者の八極が、実力不足に血反吐を吐いただけだった。
うるうるうるるるるーーーーー(T_T)
でも、懲りず、めげずに、今度は、ゼルアメ・バージョンだい!
後、今回の話のガウリイ・サイドも書いてみようかな。
何はともあれ、又次回でお会いしましょう。
それでは!



BGM「Flag!]By SHOOT BYTEを聞きながら




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5634選びしもの ゼルアメだす八極 E-mail 11/14-19:25
記事番号5625へのコメント
お今晩は〜。 現在、我がパソコンの、パワーアップを考えている八極です。
今回も懲りずにゼルアメのキス物で、そんな大層な物じゃないです。
真面目物です。

******************************************


選びしもの ゼルガディス・サイド


ジャリ、ジャリ ジャリ

「それにしても、何も無い所ですね。」
「全くだ。だから 言ったんだ。伝説なんぞハッタリだとな。」
「もう!駄目ですよ。ゼルガディスさん。「信じる者は救われる」って言うでしょう。」
「・・アメリア。 それは、違うと思うぞ。」

俺達は、湿った臭いのする洞窟を歩いている。
ここに来た理由は、二日前に立ち寄った村の古老から聞いた話の所為だ。
その話では、この洞窟の奥には、異界の存在が在り、資格の有る者が試練を越えた時
願い事をかなえてくれるらしい。
くだらん話だと思ったが
「駄目で元々!」と主張する アメリアに押し切られここに来た。
そのまま進んでいると、やがて、一寸した大きさの場所に出た。
・・どうやら、ここが終着点見たいだな。・・
周りを見渡してみても、何も見当たらない。
予想通りの結果に、落胆する筈もなく
帰り道を戻ろうとした時、
突如、空間に声が響く
「ほほおぅ。160年振りの挑戦者か。・ふむ・・なかなか 面白い力を持っとる様じゃな、
ま、良かろう。そなたらの資格、認めてやるぞい。」
何者かが、話し終えると同時に前方の壁に穴が開く。
事態が飲み込めず立ち尽くす。
だが、背後に強烈な殺気が現れるが、突然の為 体が反応しない。
・・しまった!・・
「危ない!!ゼルガディスさん!!!」

ドンッ

ザシュッ! 「くうあぁぁー!」

突如出現した化け物から、俺を庇ったアメリアの背中が血に染まる。
忙いでアメリアを背中に背負う。そのまま退却しようとするが、数を増やした化け物達が
出口を塞ぎ、それ以上進めない。
・・進むしかないか。しかし、この状態では剣は使えん。・・
・・ならば!・・
「ゴズヴロー!」
ズシャアアアァァァーーー ルオオォォォーン
「クッ! 邪魔臭い。貴様ら何ぞに構っている暇はない。失せろ!」
仕方なしに、更に奥を目指す。
激しい出血の為か、アメリアは意識を失っているようだ。
手後れと言う程では無いが、リカバリィで癒せない以上、このままでは命に関わる。
・・俺のミスで。・・スマン・アメリア・・
しつこく追って来る化け物を蹴散らしながら走り続ける。
いい加減 足の感覚が怪しくなってきた時。奥の方に光が見えた。
・・どうやら、今度こそ本物のゴールのようだな・・
最後の力を振り絞って光を目指す。

そこは、形容の仕様が無い不思議な場所だった。
無理に例えるなら、光で構成された神殿といった所だ。
ボボウッ
音と共に、見た事の無いデザインの服を来た老人がこちらに降りて来る。
「ほっほっ。来おったか。なら、合格じゃ。好きな願いを言え。何でもかなえてやるぞ、
人であり人でなき物よ。」
「だったら、アメリアの傷を癒してくれ。そ、それから、俺を人間に戻してくれ!」
だが、俺の願いに彼は冷たく答える。
「駄目じゃ。ワシが、かなえてやれる願いは一つだけじゃ。それが、あのお方との約定故な。
気の毒じゃが、どちらか一つを選ぶんじゃな。」
俺の心が揺れ動く。
・・数年前の俺なら迷わなかっただろう。・だが、現在の俺は・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
背中にアメリアの重みを感じながら、迷いを振り切り願いを言う。
出された選択に満足したのか、温かい笑みを浮かべ老人は願いをかなえる。
去り際に彼は、俺に一言だけ告げる。
「ほんに、お主はあの方によう似とる。もし、あの方に出会えれば、奇跡が起こるかものぅ。」



「・・うっ・・・ひっく・・ひっく・・・」
あれから、洞窟を出て、宿に辿り着いてから
アメリアは無事に意識を取り戻した。だが、状況から全てを察した彼女は、俺の前で自分を
責め続けて泣いている。
そんな 彼女の髪を撫でながら、今までに無い静かな心で語り掛ける。
「聞け。アメリア・・俺が人に戻らなかったのはお前の所為じゃない。
お前は、俺を助けてくれたんだから。」
「・・うっ・・・で、でも・私の所為で、ゼルガディスさんの悲願が・・」
・・悲願か・・・何時からだろう、その思いが薄まったのは・・
「気にやむな。それに仮に人に戻れた所で、お前が居なけりゃ無意味だ。」
何時の間にか泣き止み、こちらを驚いた顔で見ている。
構わずに話を続ける。
「もちろん、人に戻るのを諦めた分けじゃない。だが、現在の俺が人に戻りたい理由は、アメリア
お前と同じ時間を生きる為だ。だから、お前が居なけりゃ 何の意味もない。俺は欲張りだから
必ず両方手に入れて見せる。覚悟をしておくんだな。」
・ギュッ・
全てを言い終えた俺に、アメリアが抱き着いて来る。
「・・・・・・・覚悟なんて・・とっくに出来ています・・・・・」
愛しさを覚えた俺は、彼女の顎に指を這わせ上を向ける。
そして、そのまま彼女と接吻を交す。
「・・・・んっ・・・・」
最初は驚いていた彼女だが、オズオズとそれに答えてくれる。
お互いに選んだものを手放さない様に、俺達は何度も接吻を交わし合うのだった。



・・レゾよ、今だけ、今だけ この出会いの機会を与えた貴様に感謝したやるぜ・・



ーお終いー




******************************************
ふうっ〜。終わり、終わり。
何か前回もリナが、怪我しとったような。ハッ! 八極ってこう言うシチュエーションが
好きだったんだ。うーみゅ、自分で書いて自分で気付いてりゃ世話がないっすな。
この話でチラッと出てきたあの方は、某L様でありません。
その内、書こうと思っている長編のキーパーソンです。L様に関係があるっちゃあ在りますが。
ガウリイとゼルが良い目を見たので、次はちょっとヒドイ目に会って貰いましょう。
でも、イタイ話じゃないです。 僕自身そっち系の話を書く才能はないし、ハッピー・エンド
主義者ですから。
それでは また 次回で。


BGM「もう一度キスしたかった」By B’Zを聞きながら






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5639kissネタ2連発(笑)穂波 11/15-00:26
記事番号5634へのコメント
 こんばんは、八極さん。
 ガウリナ、ゼルアメ、キスネタ(・・・寿司のようですね)拝見しました!
 共にアナザーサイドがあるのかな? 楽しみです。

 では、感想行きます(^^)!

>「もう!駄目ですよ。ゼルガディスさん。「信じる者は救われる」って言うでしょう。」
>「・・アメリア。 それは、違うと思うぞ。」
・・・確かに、それは違うような(笑)。

>突如出現した化け物から、俺を庇ったアメリアの背中が血に染まる。
ゼルガディス、ミスりましたね〜。
逆なら、アメリアがリザレクション使えたのですが・・・。
でもそうすると、話がラブラブにならないな(笑)。

>・・俺のミスで。・・スマン・アメリア・・
>しつこく追って来る化け物を蹴散らしながら走り続ける。
蹴散らし、ってあたりゼルの焦りが伺えますね(笑)。

>「だったら、アメリアの傷を癒してくれ。そ、それから、俺を人間に戻してくれ!」
よかった、とりあえず先に口にしたのはアメリアのことなんですね(笑)。

>・・数年前の俺なら迷わなかっただろう。・だが、現在の俺は・・
ゼルにとって、この二者択一は悩むとこでしょうね。
結論は、でていたとしても。 

>「ほんに、お主はあの方によう似とる。もし、あの方に出会えれば、奇跡が起こるかものぅ。」
あの方って誰でしょう?
・・・レゾだったらイヤだな(笑)。

>アメリアは無事に意識を取り戻した。だが、状況から全てを察した彼女は、俺の前で自分を
>責め続けて泣いている。
アメリア、そういうとこ可愛くて好きですね(^_^)
うう、なんていいこなんだ!!

>「気にやむな。それに仮に人に戻れた所で、お前が居なけりゃ無意味だ。」
そうそう、そのとーりっ!
戻った後のことまで考えたら、やっぱりね(^_^)

>「もちろん、人に戻るのを諦めた分けじゃない。だが、現在の俺が人に戻りたい理由は、アメリア
> お前と同じ時間を生きる為だ。だから、お前が居なけりゃ 何の意味もない。俺は欲張りだから
> 必ず両方手に入れて見せる。覚悟をしておくんだな。」
ををっ! 言い切ったなゼルやん(笑)!!
ヒトに戻りたい理由、闇雲なモノからアメリアにちゃんと変わっていたんですね!

>「・・・・・・・覚悟なんて・・とっくに出来ています・・・・・」
おおおおっ、こちらも爆弾発言(笑)!
ゼルガディスってば果報者〜(笑)!

>愛しさを覚えた俺は、彼女の顎に指を這わせ上を向ける。
這わせ、って表現がいいですね(笑)。
なんか時間かけてそうで(笑)。

>お互いに選んだものを手放さない様に、俺達は何度も接吻を交わし合うのだった。
両想いでよかったね〜(笑)

>何か前回もリナが、怪我しとったような。ハッ! 八極ってこう言うシチュエーションが
>好きだったんだ。うーみゅ、自分で書いて自分で気付いてりゃ世話がないっすな。
私も結構好きです、怪我させるシュチエーション。
ゼルが怪我するより、アメリア怪我した方が盛り上がりますね・・・癒せないから(笑)。ガウリナだと、どっちが怪我しても治すのはリナかその他ですし。

>その内、書こうと思っている長編のキーパーソンです。L様に関係があるっちゃあ在りますが。
長編! 楽しみにしていますね。

>ガウリイとゼルが良い目を見たので、次はちょっとヒドイ目に会って貰いましょう。
あはは、ギャグなお話しも期待しています!

とっても面白かったです、はい。

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5642Re:kissネタ2連発もアリでしょう。(笑)八極 E-mail 11/15-05:59
記事番号5639へのコメント
> こんばんは、八極さん。
> ガウリナ、ゼルアメ、キスネタ(・・・寿司のようですね)拝見しました!
> 共にアナザーサイドがあるのかな? 楽しみです。
お久し振りです穂波さん。 す・寿司! ぶははははは。言われてみれば確かに。
ガウリイ「何握りやしょう?」
リナ「アタシ シャコ!」
ガウリイ「へい、お待ち!」
リナ「って、これは車庫よ、馬鹿クラゲ〜」ってな感じですかね。(笑)

> では、感想行きます(^^)!
はい!言って下さい。

>・・・確かに、それは違うような(笑)。
ああ・・・すれ違う二人。でも、意気投合なんかされたら・・汗

>ゼルガディス、ミスりましたね〜。
>逆なら、アメリアがリザレクション使えたのですが・・・。
>でもそうすると、話がラブラブにならないな(笑)。
そうなんです。そうすると、キスシーンに挑戦するという
八極の野望が・・・・(^▽^)

>蹴散らし、ってあたりゼルの焦りが伺えますね(笑)。
走れ〜ゼル。愛しき者の為に・・(走れメロス調で)


>よかった、とりあえず先に口にしたのはアメリアのことなんですね(笑)。
でないと、嘘臭いでしょう。
この後、いけしゃあしゃあと告白しても。

>ゼルにとって、この二者択一は悩むとこでしょうね。
>結論は、でていたとしても。 
究極の選択でし・・わんわん。 (ネタ分かります?)


>あの方って誰でしょう?
>・・・レゾだったらイヤだな(笑)。
僕だって嫌です(笑)。
実は生きていたレゾなんて、ターミネーターですね。

>アメリア、そういうとこ可愛くて好きですね(^_^)
>うう、なんていいこなんだ!!
これが、リナなら素直になれずに、逆切れですかね。

>そうそう、そのとーりっ!
>戻った後のことまで考えたら、やっぱりね(^_^)
そうです! 一人で生きても空しいだけです。

>ををっ! 言い切ったなゼルやん(笑)!!
>ヒトに戻りたい理由、闇雲なモノからアメリアにちゃんと変わっていたんですね!
やはり、彼ならここは強気な発言をかましてくれないと。

>おおおおっ、こちらも爆弾発言(笑)!
>ゼルガディスってば果報者〜(笑)!
この台詞を打っていた時、自分でも
「にゅうわああー ゼルの幸せ者め!」
なぞと、騒いでいました。

>這わせ、って表現がいいですね(笑)。
>なんか時間かけてそうで(笑)。
何か、お昼にやってる「花〇愛の劇場」みたいですね。(爆)

>私も結構好きです、怪我させるシュチエーション。
>ゼルが怪我するより、アメリア怪我した方が盛り上がりますね・・・癒せないから(笑)。ガウリナだと、どっちが怪我しても治すのはリナかその他ですし。
おお、理解者がおられましたか。
ゼルが怪我してもリザレクションで速効直って、
「助かったアメリア」 「はい」
で終わりそうですもんね。

>長編! 楽しみにしていますね。
感謝です。その言葉が、リゲインよりも効きます。

>あはは、ギャグなお話しも期待しています!
>とっても面白かったです、はい。
ぶっ壊れ物で良かったら、今晩upしますので。

後、一つお聞きしたいのですが、穂波さんて、ひょっとして、
そ〜らさんのHPに投稿してらしゃいませんか?
穂波さんと同じ名前の方の作品があったもので。・・それもゼルアメの所に・
違っていたらすいませんが、
あの作品群は大好きです。 読んでで、何かホットします。
またこれからも、宜しくお願いします。
それでは

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5651Re:その穂波です(^^;)穂波 11/16-00:33
記事番号5642へのコメント
今晩は、八極さん。

そーらさんのHP、投稿させて貰ってます(^^;)
読んで頂いたみたいで、どうもです。
わたしも、あそこの作品群はとても好きです(^_^)
鬼畜の種シリーズは絶品です!
あ、八極さんの新作笑えました!