◆-Monument-T−HOPE(12/1-22:35)No.5723
 ┣Re:Monument-雪菜 湖波(12/4-16:18)No.5725
 ┃┗感想、有り難うございました♪-T−HOPE(12/4-22:45)No.5726
 ┃ ┗こりずにまた来ちゃいました@-雪菜 湖波(12/6-00:23)No.5732
 ┃  ┗どうもです〜(^^)-T−HOPE(12/6-21:30)No.5735
 ┣Re:Monument-庵 瑠嬌(12/6-21:50)No.5736
 ┃┗有り難うございました♪-T−HOPE(12/7-23:38)No.5744
 ┣たどり着くために――もう一人の「私」へ――(1)-T−HOPE(12/9-09:56)No.5749
 ┃┗たどり着くために――もう一人の「私」へ――(2)-T−HOPE(12/9-21:30)No.5750
 ┃ ┗たどり着くために――もう一人の「私」へ――(3)-T−HOPE(12/10-22:06)No.5752
 ┗毛糸とリング(1)-T−HOPE(12/9-22:04)No.5751
  ┗毛糸とリング(2)-T−HOPE(12/10-22:14)No.5753
   ┣毛糸とリング(3)-T−HOPE(12/13-21:52)No.5769
   ┃┣Re:毛糸とリング(3)-水城守(12/20-01:03)No.5790
   ┃┃┗感想、有り難うございます♪-T−HOPE(12/20-22:50)No.5796
   ┃┗毛糸とリング(4)-T−HOPE(12/20-22:19)No.5793
   ┃ ┣毛糸とリング(5)-T−HOPE(12/20-23:25)No.5797
   ┃ ┃┗毛糸とリング(6)-T−HOPE(12/25-00:36)No.5820
   ┃ ┃ ┗毛糸とリング(7)-T−HOPE(12/25-00:42)No.5822
   ┃ ┃  ┗毛糸とリング(8)-T−HOPE(12/25-00:50)No.5823
   ┃ ┃   ┗毛糸とリング(終)-T−HOPE(12/25-00:56)No.5824
   ┃ ┃    ┗うきゃあぁ〜〜!!-理奈(12/25-04:36)No.5825
   ┃ ┃     ┗有り難うございます〜♪-T−HOPE(12/25-10:21)No.5826
   ┃ ┗Re:毛糸とリング(4)-桜井(12/23-01:01)No.5802
   ┃  ┗感想、有り難うございました♪-T−HOPE(12/23-23:33)No.5812
   ┗感想ですの-庵 瑠嬌(12/19-20:14)No.5784
    ┗有り難うございます♪-T−HOPE(12/20-22:42)No.5795


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5723MonumentT−HOPE E-mail URL12/1-22:35


 はっきし言って、こぉんなことしてる場合じゃない気がするんですけどねぇ・・・(^^;)
 つーか、んな暇があるならキリ番片付けるべきっ・・・なのに・・・変だなぁ。
 まぁ、短いからいいんですけどね。
 ふと思いついて、電車の中で走り書きした代物ですから・・・ほぼ、意味なし(笑)
 そんなもので良ければ、目を通してやって下さいませ。
 ・・・ツリー変えたのは、下まで辿ってくのが面倒だったから(^^;

◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎

        Monument


 そこに墓があった

 いつからあるのか誰も知らない
 誰もそのことを語らない
 こけむした小さな標
 刻まれた名は風雨に溶け消えた

 けれどそれは墓だった
 何故なら花が手向けられる
 決して絶えることなく毎日
 時が動き人が移ろい世界が姿を変えてもずっと

 手向ける者を誰も知らない
 手向けられる者を誰も覚えていない
 それでも墓はそこに在り続け
 花はただ墓を彩る

 ――小さな紅の花が――


◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎

 ・・・ということで・・・一応、ゼロリナなんですけど、これだけ読んでそれがわかる人って、果たしているのだろうか???(^^;)
 まだ書いてないんですけど(一応、次書く気ですが)、長くなりそうな話考えてて、かすったモノを捕まえようとしたら・・・こうなりました。全然関係なくなったなぁ・・・。
 最初に浮かんだ映像は、何処か町外れにぽつんとあるお墓とそれを見ているゼロス君だったんですけど・・・違うものになりましたね。
 とりあえず、リナちゃん死んだ後生き続けるゼロス君だわっっっ(いっつも殺してますからね(^^;)
 本気で走り書きなんで、深く追求しないでやって下さいませ・・・(^^;;;

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5725Re:Monument雪菜 湖波 12/4-16:18
記事番号5723へのコメント
T−HOPEさんは No.5723「Monument」で書きました。
>
> はっきし言って、こぉんなことしてる場合じゃない気がするんですけどねぇ・・・(^^;)
> つーか、んな暇があるならキリ番片付けるべきっ・・・なのに・・・変だなぁ。
> まぁ、短いからいいんですけどね。
> ふと思いついて、電車の中で走り書きした代物ですから・・・ほぼ、意味なし(笑)
> そんなもので良ければ、目を通してやって下さいませ。
> ・・・ツリー変えたのは、下まで辿ってくのが面倒だったから(^^;
>
>◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎
>
>        Monument

  これって、英語ってやつですよね。
  どういう意味でつけたんですか?
  無知なあたしをお許しください(汗)

> そこに墓があった

  おや、この出だしは……
  もしかして……

> いつからあるのか誰も知らない

  どのくらいたってるんでしょうねぇ。
  そもそも魔族って、どのくらい生きれるものなんでしょう?

> 誰もそのことを語らない
> こけむした小さな標
> 刻まれた名は風雨に溶け消えた
>
> けれどそれは墓だった
> 何故なら花が手向けられる
> 決して絶えることなく毎日
> 時が動き人が移ろい世界が姿を変えてもずっと

  ああっっ、いいわ。
  相手が死してもなお変わらぬ愛っっ!

> 手向ける者を誰も知らない
> 手向けられる者を誰も覚えていない
> それでも墓はそこに在り続け
> 花はただ墓を彩る
>
> ――小さな紅の花が――

  これはどういう意味がこめられているのでしょう?
  深読みって苦手……
  リナの瞳の色、とか……?

>◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎
>
> ・・・ということで・・・一応、ゼロリナなんですけど、これだけ読んでそれがわかる人って、果たしているのだろうか???(^^;)

  どぁいじょーぶっ!
  あたしには出だしからわかりましたっ!
  ゼロリナ派ですから。
  たとえ名前が出ていなくても分かる者にはわかるのですっ!
  分かったの、あたしだけじゃないはずですよ。

> まだ書いてないんですけど(一応、次書く気ですが)、長くなりそうな話考えてて、かすったモノを捕まえようとしたら・・・こうなりました。全然関係なくなったなぁ・・・。

  書いて書いてっっ!
  (何て自分勝手な……(笑))
  あたし、T−HOPEさまの小説、すごく好きです。
  がんばってください。

> 最初に浮かんだ映像は、何処か町外れにぽつんとあるお墓とそれを見ているゼロス君だったんですけど・・・違うものになりましたね。
> とりあえず、リナちゃん死んだ後生き続けるゼロス君だわっっっ(いっつも殺してますからね(^^;)
> 本気で走り書きなんで、深く追求しないでやって下さいませ・・・(^^;;;

  いやいや、良い感じがしました。
  あたしは好きですよ、この唄。

  初めまして。
  なんせ受験生なのにこんなとこに来てるものですから、しばらく来れないかも知れませんが、
  今後よろしく…ってなにをだろう……。
  では。

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5726感想、有り難うございました♪T−HOPE E-mail URL12/4-22:45
記事番号5725へのコメント
 初めまして、雪菜 湖波さん
 感想、どうも有り難うございました〜m(_)m
 つっこまれるの嫌なんですけど、感想いただけないのも寂しいなぁ〜とか、ワガママ極まりないこと考えてたんです(^^;)
 いただけて嬉しかったです。

>>        Monument
>
>  これって、英語ってやつですよね。
>  どういう意味でつけたんですか?
>  無知なあたしをお許しください(汗)

 いえ、それほど深い意味は・・・(^^;)
 記念碑・記念物という意味と、遺跡・遺物という意味があって・・・両方を併せ持つものって感じでつけてみました。
 他にも意味ありますけど、こめたかったのは・・・ゼロスにとっての記念の場所。そして、歴史という視点で見れば遺跡(遺物)・・・という感覚ですから。
 ・・・でも、走り書きですから、テキトーテキトー(殴)

>> そこに墓があった
>
>  おや、この出だしは……
>  もしかして……

 あれ、なんか似たのありましたっけ?
 今、脳みそ沸騰状態がさらに悪化して、メモリーが破壊されつつあります(^^;)
 ・・・ので、教えていただけると嬉しいです。

>> いつからあるのか誰も知らない
>
>  どのくらいたってるんでしょうねぇ。
>  そもそも魔族って、どのくらい生きれるものなんでしょう?

 どのくらいなんでしょうねぇ。
 神魔戦争って、どのくらい昔でしたっけ? 五人の腹心あたりは、確実にその頃からいるんですよね・・・うあぁ。凄すぎ。
 ゼロス君も、1000歳以上だし・・・。

>> けれどそれは墓だった
>> 何故なら花が手向けられる
>> 決して絶えることなく毎日
>> 時が動き人が移ろい世界が姿を変えてもずっと
>
>  ああっっ、いいわ。
>  相手が死してもなお変わらぬ愛っっ!

 愛・・・なのかな?
 その辺、考えてませんでした(笑)
 愛かもしれないし、敬意かもしれない。執着・・・は、勿論してるんですけどね・・・。

>> ――小さな紅の花が――
>
>  これはどういう意味がこめられているのでしょう?
>  深読みって苦手……
>  リナの瞳の色、とか……?

 紅・・・が、私にとってのリナのイメージなんですよ。
 透き通ったルビーみたいな色。瞳だけではなくて・・・全体的に。
 で、まぁ・・・花自体、リナちゃんを想起するものにしたくって、こんなんにしました。
 小さくて鮮やかで健気に咲いてる紅の花って・・・(夢見てますが(^^;)、凄くリナちゃんっ! て感じしません?(笑)
 ・・・いえ、リナちゃん好きなんで、私・・・(^^;;;

>> ・・・ということで・・・一応、ゼロリナなんですけど、これだけ読んでそれがわかる人って、果たしているのだろうか???(^^;)
>
>  どぁいじょーぶっ!
>  あたしには出だしからわかりましたっ!
>  ゼロリナ派ですから。
>  たとえ名前が出ていなくても分かる者にはわかるのですっ!
>  分かったの、あたしだけじゃないはずですよ。

 やっぱり、ゼロリナへの愛! が、成せる技ですか?(笑)
 まぁ・・・もっとも、私、これ以外のお話書いてませんけどね・・・(^^;)

>> まだ書いてないんですけど(一応、次書く気ですが)、長くなりそうな話考えてて、かすったモノを捕まえようとしたら・・・こうなりました。全然関係なくなったなぁ・・・。
>
>  書いて書いてっっ!
>  (何て自分勝手な……(笑))
>  あたし、T−HOPEさまの小説、すごく好きです。
>  がんばってください。

 有り難うございます〜。
 手をつけてないんですけど(というか、そんなことしてる場合じゃないってば(^^;)、何か・・・あんましゼロリナじゃなくなるかもしれない・・・あぅあぅ(;;)
 「ファウスト」な話にする気だったのに・・・。
 ・・・いえ、ゼロス君とリナちゃん出てくる予定は、変わってない筈なんですけどね・・・。

>> 最初に浮かんだ映像は、何処か町外れにぽつんとあるお墓とそれを見ているゼロス君だったんですけど・・・違うものになりましたね。
>> とりあえず、リナちゃん死んだ後生き続けるゼロス君だわっっっ(いっつも殺してますからね(^^;)
>> 本気で走り書きなんで、深く追求しないでやって下さいませ・・・(^^;;;
>
>  いやいや、良い感じがしました。
>  あたしは好きですよ、この唄。

 あはは・・・嬉しいです。
 いきなし電車の中でこんなのが頭をよぎって、慌ててノート引っぱり出して書き留めたのでした(^^;)
 ・・・変な人すぎる・・・(汗)

>  初めまして。
>  なんせ受験生なのにこんなとこに来てるものですから、しばらく来れないかも知れませんが、
>  今後よろしく…ってなにをだろう……。
>  では。

 受験ですか・・・大変ですねぇ。
 ・・・って、他人事みたく言ってる場合ぢゃなく、私も卒業やばかった筈・・・(^^;)
 い、いえ、その・・・こちらこそ、よろしくお願いしますね(^^)

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5732こりずにまた来ちゃいました@雪菜 湖波 12/6-00:23
記事番号5726へのコメント
>>>        Monument
>>
>>  これって、英語ってやつですよね。
>>  どういう意味でつけたんですか?
>>  無知なあたしをお許しください(汗)
>
> いえ、それほど深い意味は・・・(^^;)
> 記念碑・記念物という意味と、遺跡・遺物という意味があって・・・両方を併せ持つものって感じでつけてみました。
> 他にも意味ありますけど、こめたかったのは・・・ゼロスにとっての記念の場所。そして、歴史という視点で見れば遺跡(遺物)・・・という感覚ですから。
> ・・・でも、走り書きですから、テキトーテキトー(殴)

  じゅーぶん深いと思ってしまったのは、やはりあたしが未熟なせいなんでしょーねー。
  うーみゅ、もっと勉強しなければ……

>>> そこに墓があった
>>
>>  おや、この出だしは……
>>  もしかして……
>
> あれ、なんか似たのありましたっけ?
> 今、脳みそ沸騰状態がさらに悪化して、メモリーが破壊されつつあります(^^;)
> ・・・ので、教えていただけると嬉しいです。

  あ、気にしないで下さい。
  別にそういう意味じゃなかったんです。
  見たことがあるとか、そーゆーんじゃなくって……
  一応この時のあたしの思考回路を説明しておきますと、ですね。
  墓……ってことは魔族×人間もの……ってことはゼロリナ!
  ……って、なんて単純なぁぁぁああああああっっっっ(死)
  
>>> ――小さな紅の花が――
>>
>>  これはどういう意味がこめられているのでしょう?
>>  深読みって苦手……
>>  リナの瞳の色、とか……?
>
> 紅・・・が、私にとってのリナのイメージなんですよ。
> 透き通ったルビーみたいな色。瞳だけではなくて・・・全体的に。
> で、まぁ・・・花自体、リナちゃんを想起するものにしたくって、こんなんにしました。
> 小さくて鮮やかで健気に咲いてる紅の花って・・・(夢見てますが(^^;)、凄くリナちゃんっ! て感じしません?(笑)
> ・・・いえ、リナちゃん好きなんで、私・・・(^^;;;

  紅……確かにリナですねー。
  暖かい色…どの色の中でも必ず引き付けられる…紅
  他のどの色よりリナです。

>>> ・・・ということで・・・一応、ゼロリナなんですけど、これだけ読んでそれがわかる人って、果たしているのだろうか???(^^;)
>>
>>  どぁいじょーぶっ!
>>  あたしには出だしからわかりましたっ!
>>  ゼロリナ派ですから。
>>  たとえ名前が出ていなくても分かる者にはわかるのですっ!
>>  分かったの、あたしだけじゃないはずですよ。
>
> やっぱり、ゼロリナへの愛! が、成せる技ですか?(笑)

  そのとぉりっっ!

> まぁ・・・もっとも、私、これ以外のお話書いてませんけどね・・・(^^;)

  あたしもこれ以外のお話はあまり読んでないかも……  

>>> 最初に浮かんだ映像は、何処か町外れにぽつんとあるお墓とそれを見ているゼロス君だったんですけど・・・違うものになりましたね。
>>> とりあえず、リナちゃん死んだ後生き続けるゼロス君だわっっっ(いっつも殺してますからね(^^;)
>>> 本気で走り書きなんで、深く追求しないでやって下さいませ・・・(^^;;;
>>
>>  いやいや、良い感じがしました。
>>  あたしは好きですよ、この唄。
>
> あはは・・・嬉しいです。
> いきなし電車の中でこんなのが頭をよぎって、慌ててノート引っぱり出して書き留めたのでした(^^;)
> ・・・変な人すぎる・・・(汗)

  あ、あたしもよくバスん中で宿題したり駄文かいたりしています。
  ときおり妄想に浸ってにヘっと笑ったりなんかして……
  ははっ、怪しさ大爆発……

>>  初めまして。
>>  なんせ受験生なのにこんなとこに来てるものですから、しばらく来れないかも知れませんが、
>>  今後よろしく…ってなにをだろう……。
>>  では。
>
> 受験ですか・・・大変ですねぇ。
> ・・・って、他人事みたく言ってる場合ぢゃなく、私も卒業やばかった筈・・・(^^;)
> い、いえ、その・・・こちらこそ、よろしくお願いしますね(^^)

  ということは大学生さんですか?
  
  またこりずに来ちゃいました。
  てへっっ(はぁと)
  てへっっじゃねぇだろぉが。
  あんなこといってたくせにぃ。
  てへっっ(はぁと)
  では。
  あたし…何死に来たんだろ……

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5735どうもです〜(^^)T−HOPE E-mail URL12/6-21:30
記事番号5732へのコメント
 またもレスつけて下さり、有り難うございます(^^)

>> いえ、それほど深い意味は・・・(^^;)
>> 記念碑・記念物という意味と、遺跡・遺物という意味があって・・・両方を併せ持つものって感じでつけてみました。
>> 他にも意味ありますけど、こめたかったのは・・・ゼロスにとっての記念の場所。そして、歴史という視点で見れば遺跡(遺物)・・・という感覚ですから。
>> ・・・でも、走り書きですから、テキトーテキトー(殴)
>
>  じゅーぶん深いと思ってしまったのは、やはりあたしが未熟なせいなんでしょーねー。
>  うーみゅ、もっと勉強しなければ……

 英語タイトルは結構逃げてる時につけてます(そーじゃない時も、勿論ありますけど(^^;)
 誤魔化しききますしー(笑)
 日本語だと、語感と意味と見た目・・・一応、全部気になるんで・・・毎回泣きます。

>>>> そこに墓があった
>>>
>>>  おや、この出だしは……
>>>  もしかして……
>>
>> あれ、なんか似たのありましたっけ?
>> 今、脳みそ沸騰状態がさらに悪化して、メモリーが破壊されつつあります(^^;)
>> ・・・ので、教えていただけると嬉しいです。
>
>  あ、気にしないで下さい。
>  別にそういう意味じゃなかったんです。
>  見たことがあるとか、そーゆーんじゃなくって……
>  一応この時のあたしの思考回路を説明しておきますと、ですね。
>  墓……ってことは魔族×人間もの……ってことはゼロリナ!
>  ……って、なんて単純なぁぁぁああああああっっっっ(死)

 あ、良かった。無意識パクリ状態か!? と、一瞬思ってしまいました(^^;)
 前科者だし・・・(;;)
 感覚的に、夏目漱石の「夢十夜」の「こんな夢を見た」・・・あたりは頭にあったかもしれません。
 が、既に記憶は宇宙の彼方(笑)
 にしても・・・そーか、お墓ってことは、やぱし寿命の差。つったら、とーぜん(?)ゼロリナですねっ(笑)
 ・・・染まってる・・・?(^^;)

>> 紅・・・が、私にとってのリナのイメージなんですよ。
>> 透き通ったルビーみたいな色。瞳だけではなくて・・・全体的に。
>> で、まぁ・・・花自体、リナちゃんを想起するものにしたくって、こんなんにしました。
>> 小さくて鮮やかで健気に咲いてる紅の花って・・・(夢見てますが(^^;)、凄くリナちゃんっ! て感じしません?(笑)
>> ・・・いえ、リナちゃん好きなんで、私・・・(^^;;;
>
>  紅……確かにリナですねー。
>  暖かい色…どの色の中でも必ず引き付けられる…紅
>  他のどの色よりリナです。

 あぁぁ・・・賛同いただけて嬉しいです。
 ・・・趣味に走りすぎてる自覚は(一応(^^)、あるものですから(笑)

>>>  どぁいじょーぶっ!
>>>  あたしには出だしからわかりましたっ!
>>>  ゼロリナ派ですから。
>>>  たとえ名前が出ていなくても分かる者にはわかるのですっ!
>>>  分かったの、あたしだけじゃないはずですよ。
>>
>> やっぱり、ゼロリナへの愛! が、成せる技ですか?(笑)
>
>  そのとぉりっっ!

 なるほど・・・ってことは、私にお勉強が判らないのは、愛がないせいなんですね、きっと(笑)

>> あはは・・・嬉しいです。
>> いきなし電車の中でこんなのが頭をよぎって、慌ててノート引っぱり出して書き留めたのでした(^^;)
>> ・・・変な人すぎる・・・(汗)
>
>  あ、あたしもよくバスん中で宿題したり駄文かいたりしています。
>  ときおり妄想に浸ってにヘっと笑ったりなんかして……
>  ははっ、怪しさ大爆発……

 ついでに本を読んで、電車の中やホームで泣いたり笑ったり・・・。
 ・・・中央線や山の手線内で奇行に走ってる人間がいたら、かなりの確率で私です(死)

>> 受験ですか・・・大変ですねぇ。
>> ・・・って、他人事みたく言ってる場合ぢゃなく、私も卒業やばかった筈・・・(^^;)
>> い、いえ、その・・・こちらこそ、よろしくお願いしますね(^^)
>
>  ということは大学生さんですか?

 来春卒業予定(あくまでも、予定(^^;)です。
 あぁぁ・・・終わらないのは何故っっっ!(注:それは書かない・・・んで、書けないから(爆死)
  
>  またこりずに来ちゃいました。
>  てへっっ(はぁと)
>  てへっっじゃねぇだろぉが。
>  あんなこといってたくせにぃ。
>  てへっっ(はぁと)
>  では。
>  あたし…何死に来たんだろ……

 あはは・・・ここにいる私も、しっかり同罪(笑)
 まぁ、息抜きは大事ですよね(はぁと)
 ・・・・・・多分。
 それでは、またの機会がありましたら、また目を通していただけると嬉しいです(^^)
 って、その前に片付けることが・・・・・・(;;)

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5736Re:Monument庵 瑠嬌 12/6-21:50
記事番号5723へのコメント

 庵 瑠嬌でございます。
 狂喜乱舞のお話とか、油断大敵とか……、たくさんレス書いていただきながら、返していない者があることに気づき、蒼白に成りつつレスをお返しいたします。
 かーなーり、長いですので、面倒だと思われましたら、このまま素通りしていって下さいませ……。
 
 さて、狂喜乱舞のお返しですわ。 



∂∂∂∂∂∂∂∂

> こんばんは、T-HOPEです。
> 読ませていただきました〜・・・んで、ツリー落ちる前に感想書いてしまわねばっ(笑)
 
 落ちちゃったんですのよね。
 ここに書かせていただきますわ。


>> 今、読み終わったばかり!

> 私、金曜日に買ってきて、即読んで・・・頭抱えましたよ。
> 魔族像がぁぁー。違うー・・・ついでに、グラウシェラー登場しちゃって、私が書いたのじゃ口調に無理がありあり(笑)
> ・・・現代学園物とっとと終わらせとくか、いっそ出さなきゃ良かったかと・・・(^^;;;

 出して下さったこと自体は、とっても、嬉しいので、別にかまいませんわよ。
 まだ小説に出てない方は、こちらとしても勝手に想像するしか、なかったんですし……。



>> それでこそ魔族ですわ、さすが五人の腹心ですわっ!

>  まぁ、確かに魔族ですし・・・。

>> ……けれど、わたくし思いますに、ガーヴさんの方が、優しさというものがあったんですのね……。
>> ああ、ガーヴなんて、部下の名前、『ラーシャート』『ラルターク』……。よく考えてあるじゃないですかっ!
>> 今回のものを読んで、わたくし、ガーヴさんに好感抱きましたの。
>> 部下であるヴァルガーヴさんに、あそこまで入れ込ませるほどの待遇をしたんですのよねガーヴさん……。 

> 何か、あんまし、名前とかまともに考えるタイプじゃなさそうですけどねぇ・・・うーん(笑)
> ヴァルは・・・ほら、人間混ざってからの部下だし(^^)

 ガーヴさんの性格も、いろいろ複雑なんですのねぇ……
 

>> 今のわたくしの好きなキャラは、一位リナさん二位グラウシェラー様ですのっ!
>> ああっ、冷たすぎる冷ややかすぎる……!

> 部下=道具は・・・ま、あんまし衝撃覚えなかったんです、私は。
> でも・・・わざわざ言うか? と。
> 言わないで、適当に使った方が効率よさそうじゃないですか。それとも、そんな風に考える必要もないということなのか
> なぁ・・・と、そちらの方が、結構、くるものを感じましたね。

  ああ、そう言う考え方も……ありましたわね。
  あれ見てわたくし瞬間的に舞い上がりましたので。

> 魔族の主従関係って・・・うーん。
> ゼロスは、もう、その辺全部判って、納得して(というか、魔族というモノの存在意義をわきまえて)動いてるような・・・ド
> リーム入ってますけどね(^^;)

  千何年ものキャリアですものねぇ……

> シェーラちゃんはまだまだ可愛いのね、と(リナに翻弄されてるあたりから・・・だし(笑)
> その意味で、可哀想でしたねぇ。
> ・・・意味ない感想、書き連ねてますね。すみません〜〜〜。

 いいえいいえ、ごもっともで、新鮮でした。 
 でも、確かにシェーラさんはまだ可愛くて、まだちょっとリナの言葉に上手く切り返せない方。

>> シェーラは沈黙した。
>>(言えない……)
>> まさか、人間ごときの言葉が気になって気になってしょうがなくて、訊きにきたとは……言えるものではない。   

> シェーラは、やっぱしなんかこの辺、可愛いですね(^^)

  この話では、シェーラさんは、可愛い方なんです。
  リナさんの言葉が気になって、本当に覇王様に尋ねてしまう、可愛い方なんですの。

>>「わたしは……、わたしは道具なのですか!?グラウシェラー様のために使われる、道具と!?」
>>「そのとおりだ。名など、気にする必要はあるまい?固体の判別のため、便宜上に使うものなのだから」 

> あぁぁ・・・シェーラちゃん、お気の毒様(何処のスタンス立って読んでるんでしょう、私(^^;)
> ・・・今、ふと疑問に思ったこと。
> ゼラス様はいーんですよ。ゼロス一人だし。
> グラウシェラーさん、シェーラの他にあと三人も部下いるんですよねぇ?
>  シェーラとグラウ(グロウ?)はいいとして、ノートス(後書きより)って・・・どっから出てきたんでしょう?
> ・・・名前、考えてるぢゃん・・・(笑)

 いや、おそらく、シェーラさんとグラウさんを創った時点で、名前ネタがつきて、適当に考えたんでしょう。
 ……それより、グラウシェラー様って、五人も部下をお作りになったんですの?
 ノートスって部下がいらっしゃることは、どこかのあとがきで読んだ記憶がありますが……。
 五人の部下って言うのは……、うー、来年受験生の身分で、記憶力が減退しているようですわ……


>>「同族の負の感情も、悪くないな……」
>>
>> 傷つき、去っていった部下に対する、彼の感想であった……。

 それでシェーラちゃん、、再登場の時には、あ〜んなになっちゃってたんですねぇ・・・しみじみ。
 きっとこんな感じだったんだろうなぁ〜と、楽しませていただきました。
 何といっても、「凍える魂持ちたる覇王」様・・・ですからね(笑)
 結局のところ、彼ら五人の腹心も、部下S(ってかくと何か間抜けに響くな(^^;)の道具なわけですし。
 ・・・その辺りの感情って、どーなってるんでしょうねぇ・・・。
 ガーヴは特殊なケースだし・・・計りがたいです。やっぱり魔族って奥が深いですよね(^^)

 だから好きですわ。
 本当に、底が見えなくて……。


>> 誰でも書けるような代物で、無礼を致します。
>> それでは、このへんで、わたくしはしっぽを巻いて退散いたしましょう……。

> そんなことおっしゃらないで下さいませ。・・・それあてはめると、私、文章書けなくなります(^^;;;

 まぁ、謙遜。
 ゼロリナを、あれほどまでに、素晴らしく、実はわたくし好みに書いて下さる方が。
 
> それと・・・狂喜乱舞の続き(?)・・・しくしくしく。
> ゼロス君、結局リナちゃんを落とせなかったんですね〜〜〜(って、話が違うっっっ(−−;)
> ・・・悲恋で終わってしまって・・・まぁ、ゼロリナはそーゆーもんかとも思いますが・・・壊れるくらいリナちゃんを思ってた
> ゼロス君が・・・(;;)
> ・・・しくしくしく・・・暫く一人で泣いてますんで、無視してやって下さいませ・・・・・・。

 わたくし、ゼロスさんに関しては、結構ひどいこと出来ますの。
 ある期間、非常にこの方を嫌ってた経緯がございますので。
 それから落とせなかった……って言うのは。
 しょうがありませんわよ、リナさんは魔族になびいたりはいたしません!



>それでは、全然意味のない感想でした。さよーなら(・・・と、逃げる(^^;)

 ありがとうございました。
 それから――……。
 平謝り、ですわ!
 申し訳ございません、わたくしが試験勉強に燃えている間、実は密かに傾倒しているT-HOPEさんに、畏れ多くももったいなくもレスをつけていただいていたとは……ッ!
 存じておりませんでしたのっ!
 ツリーすら落ちてしまいましたが、遅れまして、返させていただきますわ!
 油断大敵、の感想のレス――……



∂∂∂∂∂∂∂∂∂

> こんばんは、T-HOPEです。
> いえ、こちらにコメント寄せるのは、電話代の関係で控えようと思ってたんですけど(いや、本気で ^^;)、つい・・・あんまり楽しかったものですから(^^)

 光栄ですわ!
 楽しいと言ってもらえるお話……ですのね。ああ嬉しい。
 でも、電話代って本当に馬鹿になりませんわよね。
 わたくしも長くて一時間程度しかできませんの。
 ですからいつも大急ぎ。



> ゼロス君、いいですね・・・病気のふりをする、ですか。
> リナちゃん騙しきるほどの演技力は・・・さすがっ、ですねっ!
> 思いっきり、押し切ってるし・・・(笑)
> まぁ、ゼロスですから、普通のラブラブ状態よりは、こーゆー引っかけるとか誘惑するとか・・・妖 しいのの方が似合いますしねぇ(既に色眼鏡装着状態(^^;)

 もぉ、いくらでも、色眼鏡かけてくださいませ。
 ゼロスさんは、押す方です。
 リナさんは、それをなんとか避けようとする方です。
 そして、結局は――……まあ……、やはり、年の功の勝利ですわね。
 やはり『引っかける』の『誘惑する』の、『妖しい』方、ですわ(笑)。




> で、ですからっ、
>>「来て下さい。お願いします」
> が、すっっっごぉぉぉく妖しく響いたのも、きっとそのせいで、私が邪なせいではない・・・と、思 いたい、です(駄目かも〜(笑)

 まあ、どのように、どのようにあやしく思われたのです?
 ちょっと、好奇心ですわ(どきどき)

> いえ、その後のシーンも、勿論、楽しく含み笑いしながら読ませていただきましたが(だーから、怪 しい奴だと思われるのですね・・・周囲に・・・(−−;)、何でここで深読みするかな、私っ、と ゆー感じでしょうか(死) 

 含み笑い……わたくしもやっておりますわ。呆れ果てたか、周囲はもうなにもおっしゃいませんが。
 それにしても、どのように、どのように深読みされたのです?
 ちょっと、いいえかなり、好奇心ですわ(わくわく) 
 ……どのようなものですの……?T-HOPEさんの深読み内容……。




> と、とにかく、美味しいお話でしたっ(^^)
> 最後、何か、ゼロス君リナちゃんラブ〜なのが伝わってきましたしね〜(はぁと)
> ・・・それが全てなよーです、私・・・・・・(^^;)

 わたくしもそれがすべてのような気が……(笑)
 でも、美味しい……ですか、ああ嬉しい、光栄ですわ(狂喜)。




>> ……これを載せたからには、もうわたくしに怖いものはございませんわ。
>> 殴られようが、蹴られようが、けなされようが――。

> えと・・・それでは、撫でてみる、とゆーのは・・・いかがでしょう。
> なでなでなで・・・(何か、変な人ですね、私・・・(−−;)

 きゃぁぁぁぁっ!
 ありがとうございますぅぅっ!
 大・感激ですわ!



>> わたくしはここに居着かせていただきますわっ!

> とゆーか、いていただいて、楽しいお話読ませていただけないと、私、哀しいんですけど・・・。
> あ、わがままを言いまくってる・・・(笑)

 いいえ!そんなお言葉をいただけるなんて、望外の喜びでございます!
 そういうわがままなら、もういくらでも、いっくらでもどうぞっ!




>> 毒喰らわば皿まで。
>> 今回、あの場面(恥ずかしくてずばりと言えない)を書いたとき、わたくし傍目ではっきりわかる ほど赤面していたでしょうけれど……。 
>> もう一度あのような場面を書くことがあったとしても、穏やかに微笑んでいられますわ!

> ってことでしたら、また書いて下さると嬉しいです〜(笑)
> この程度なら、全然大丈夫! ってことで(^^)
> 十八禁とかR指定とか、そーゆーんじゃありませんでしたものね(服着てたし(死)
> ・・・だって、あれ駄目だったら、私・・・(いえ、「書いて」はいませんけど・・・(^^;)

 考えてみればそうですわね(いや、ベッドに連れ込んでしまったので、人事不省になったようですわ)。
 読む分ならば、けっこう落ちついていられるのですが(あやしい笑みが深くなるだけで)、書くとなると、もう血が上る顔から火がふく体温が沸騰する、ともろもろの諸症状が……。
 ですがこの前、試験的に、あーいう場面を書いてみたのですけれども、割合平気のようですわ。
 また書けるかどうかは分かりませんけど……。
 けれど、あのような話は、本当にノリやすいんですの。
 書くのも楽しいですわ。部分的に、真っ赤になることもありますが。
 もう一度、思いついたら書いてみたいですわね、こういうの。   


 お返しが遅れて、失礼いたしました。
 さぞご不快な思いをされたと存じますわ。
 しかも、あそこまで、あそこまで嬉しすぎる感想でしたのに……。
 どうか、定期試験に免じて、許してくださいませ。
 少なくとも、故意ではございません!
 呆れ果てて、これ以後レス書かないなどとか思わないでくださいっ!



 さて、ここから本命の、この物語のレスでございます。
 つくづく長くて申し訳ございません。

∂∂∂∂∂∂∂∂∂

> はっきし言って、こぉんなことしてる場合じゃない気がするんですけどねぇ・・・(^^;)
> つーか、んな暇があるならキリ番片付けるべきっ・・・なのに・・・変だなぁ。
> まぁ、短いからいいんですけどね。

 希望では――、『両方とも励んで下さい』。
 T-HOPEさんの作品は、みんな大好きですわ。

> ふと思いついて、電車の中で走り書きした代物ですから・・・ほぼ、意味なし(笑)
> そんなもので良ければ、目を通してやって下さいませ。
> ・・・ツリー変えたのは、下まで辿ってくのが面倒だったから(^^;

 そろそろ落ちるでしょうし……ね。

>
>◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎
>
>        Monument
>
>
> そこに墓があった
>
> いつからあるのか誰も知らない
> 誰もそのことを語らない
> こけむした小さな標
> 刻まれた名は風雨に溶け消えた

 古い――お墓ですのね。どなたがたてられた……?
 風雨に溶け消えるって言う表現が、どこか寂しいですわね。

>
> けれどそれは墓だった
> 何故なら花が手向けられる
> 決して絶えることなく毎日
> 時が動き人が移ろい世界が姿を変えてもずっと

 そんなに長い間、その方は一途に思い続けておられるのですね……。
 といいつつも、その方、とは予想がついているわたくし。


>
> 手向ける者を誰も知らない
> 手向けられる者を誰も覚えていない
> それでも墓はそこに在り続け
> 花はただ墓を彩る
>
> ――小さな紅の花が――
>

 いまも残る、ただ一つぽつんと建った墓、という感じですわね。
 ずっと、あり続けるのですね――……。


>
>◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎
>
> ・・・ということで・・・一応、ゼロリナなんですけど、これだけ読んでそれがわかる人って、果たしているのだろうか???(^^;)

 わたくしは分かります。違ったとしても、思いこみますわ。


> まだ書いてないんですけど(一応、次書く気ですが)、長くなりそうな話考えてて、かすったモノを捕まえようとしたら・・・こうなりました。全然関係なくなったなぁ・・・。
> 最初に浮かんだ映像は、何処か町外れにぽつんとあるお墓とそれを見ているゼロス君だったんですけど・・・違うものになりましたね。
> とりあえず、リナちゃん死んだ後生き続けるゼロス君だわっっっ(いっつも殺してますからね(^^;)
> 本気で走り書きなんで、深く追求しないでやって下さいませ・・・(^^;;;

 いいえ、わたくしもいつも走り書きに等しいですし……。
 しかし、ゼロスさん生きる!ですか。
 がんばってくださいませ。
 リナさんの亡くなった後も、頑張って生き続けるゼロスさんって、想像つきにくいですけど、がんばってくださいませ!


 ほんっとうに、長々と失礼しました。
 どこか変なところもありますが、見逃して下さいませ。
 それでは――……。




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5744有り難うございました♪T−HOPE E-mail URL12/7-23:38
記事番号5736へのコメント

> 庵 瑠嬌でございます。
> 狂喜乱舞のお話とか、油断大敵とか……、たくさんレス書いていただきながら、返していない者があることに気づき、蒼白に成りつつレスをお返しいたします。
> かーなーり、長いですので、面倒だと思われましたら、このまま素通りしていって下さいませ……。

 あぁぁ・・・そぉんなもの、無視して下さっちゃって構いませんでしたのに・・・。
 わざわざ、すみません〜。

>> 私、金曜日に買ってきて、即読んで・・・頭抱えましたよ。
>> 魔族像がぁぁー。違うー・・・ついでに、グラウシェラー登場しちゃって、私が書いたのじゃ口調に無理がありあり(笑)
>> ・・・現代学園物とっとと終わらせとくか、いっそ出さなきゃ良かったかと・・・(^^;;;
>
> 出して下さったこと自体は、とっても、嬉しいので、別にかまいませんわよ。
> まだ小説に出てない方は、こちらとしても勝手に想像するしか、なかったんですし……。

 いえ、書いちゃった分はいいんですけど・・・再登場の予定あり、だったんですよー。
 シェーラとか・・・あぁぁ、どーしよう(;;)

>>> ……けれど、わたくし思いますに、ガーヴさんの方が、優しさというものがあったんですのね……。
>>> ああ、ガーヴなんて、部下の名前、『ラーシャート』『ラルターク』……。よく考えてあるじゃないですかっ!
>>> 今回のものを読んで、わたくし、ガーヴさんに好感抱きましたの。
>>> 部下であるヴァルガーヴさんに、あそこまで入れ込ませるほどの待遇をしたんですのよねガーヴさん……。 
>
>> 何か、あんまし、名前とかまともに考えるタイプじゃなさそうですけどねぇ・・・うーん(笑)
>> ヴァルは・・・ほら、人間混ざってからの部下だし(^^)
>
> ガーヴさんの性格も、いろいろ複雑なんですのねぇ……

 とゆーか、ガーヴは生い立ち(!?)が複雑じゃないですか。
 部下Sに捨て駒扱いされて、水竜王にちょっかいかけられて・・・ついにはグレちゃって(笑)

>> 部下=道具は・・・ま、あんまし衝撃覚えなかったんです、私は。
>> でも・・・わざわざ言うか? と。
>> 言わないで、適当に使った方が効率よさそうじゃないですか。それとも、そんな風に考える必要もないということなのか
>> なぁ・・・と、そちらの方が、結構、くるものを感じましたね。
>
>  ああ、そう言う考え方も……ありましたわね。
>  あれ見てわたくし瞬間的に舞い上がりましたので。

 多分、私が今まで読んだ本の中に、鬼畜状態の人(人間じゃない場合も多々あり(^^;)が、たぁぁぁくさんいらしたせいではないかと・・・(笑)
 「おまえは人形」とか、平気で言っちゃうような人が・・・ね。
 ・・・書いててふと思いましたけど、私、日頃、どーゆー趣味で本選んでるんでしょうね・・・。

>> 魔族の主従関係って・・・うーん。
>> ゼロスは、もう、その辺全部判って、納得して(というか、魔族というモノの存在意義をわきまえて)動いてるような・・・ド
>> リーム入ってますけどね(^^;)
>
>  千何年ものキャリアですものねぇ……

 いや、アレはきっと性格では?(笑)

>> シェーラちゃんはまだまだ可愛いのね、と(リナに翻弄されてるあたりから・・・だし(笑)
>> その意味で、可哀想でしたねぇ。
>> ・・・意味ない感想、書き連ねてますね。すみません〜〜〜。
>
> いいえいいえ、ごもっともで、新鮮でした。 
> でも、確かにシェーラさんはまだ可愛くて、まだちょっとリナの言葉に上手く切り返せない方。

 あれがゼロス君だと・・・リナちゃんの方が競り負けそうですものね(^^;)

>>> シェーラは沈黙した。
>>>(言えない……)
>>> まさか、人間ごときの言葉が気になって気になってしょうがなくて、訊きにきたとは……言えるものではない。   
>
>> シェーラは、やっぱしなんかこの辺、可愛いですね(^^)
>
>  この話では、シェーラさんは、可愛い方なんです。
>  リナさんの言葉が気になって、本当に覇王様に尋ねてしまう、可愛い方なんですの。

 素直っていいことですよね(^^)
 ・・・魔族の美徳にはなりそーにないですが・・・(笑)

>> ・・・今、ふと疑問に思ったこと。
>> ゼラス様はいーんですよ。ゼロス一人だし。
>> グラウシェラーさん、シェーラの他にあと三人も部下いるんですよねぇ?
>>  シェーラとグラウ(グロウ?)はいいとして、ノートス(後書きより)って・・・どっから出てきたんでしょう?
>> ・・・名前、考えてるぢゃん・・・(笑)
>
> いや、おそらく、シェーラさんとグラウさんを創った時点で、名前ネタがつきて、適当に考えたんでしょう。
> ……それより、グラウシェラー様って、五人も部下をお作りになったんですの?
> ノートスって部下がいらっしゃることは、どこかのあとがきで読んだ記憶がありますが……。
> 五人の部下って言うのは……、うー、来年受験生の身分で、記憶力が減退しているようですわ……

 あ、いえ。シェーラちゃん入れて、四人・・・と、「えんさいくろぺでぃあ」に書いてありました。
 何処まで本当かは知りませんけどね。
 ノートスさんは、確か、「仰げば・・・」の後書きでインタビュアーしてたと思いますよ。
 アメリアの所に行ったんですが・・・放り出されてしまった、と(笑)
 ・・・いーのか、覇王の部下達・・・(^^;)

> 結局のところ、彼ら五人の腹心も、部下S(ってかくと何か間抜けに響くな(^^;)の道具なわけですし。
> ・・・その辺りの感情って、どーなってるんでしょうねぇ・・・。
> ガーヴは特殊なケースだし・・・計りがたいです。やっぱり魔族って奥が深いですよね(^^)
>
> だから好きですわ。
> 本当に、底が見えなくて……。

 そーですね。その計り難さが、闇の美しさ・・・でしょうか?(^^)

>>> 誰でも書けるような代物で、無礼を致します。
>>> それでは、このへんで、わたくしはしっぽを巻いて退散いたしましょう……。
>
>> そんなことおっしゃらないで下さいませ。・・・それあてはめると、私、文章書けなくなります(^^;;;
>
> まぁ、謙遜。
> ゼロリナを、あれほどまでに、素晴らしく、実はわたくし好みに書いて下さる方が。

 しくしく・・・本気ですよぉ・・・いっつも死んでます。
 誰かから才能分けていただきたいです、もぉ。
 
> わたくし、ゼロスさんに関しては、結構ひどいこと出来ますの。
> ある期間、非常にこの方を嫌ってた経緯がございますので。
> それから落とせなかった……って言うのは。
> しょうがありませんわよ、リナさんは魔族になびいたりはいたしません!

 まぁ、私も、リナちゃんいぢめるよりはゼロス君いぢめる方がいいですけどね(^^;)
 に、しても・・・ゼロス君嫌いだったんですか? どの辺が・・・なんでしょう?
 リナちゃんが魔族になびかなかったのは・・・当然ですが・・・(と、私も思ってます(^^)、も少し幸せな死に方してほしかった〜・・・というのは、単なるワガママです(笑)

> それから――……。
> 平謝り、ですわ!
> 申し訳ございません、わたくしが試験勉強に燃えている間、実は密かに傾倒しているT-HOPEさんに、畏れ多くももったいなくもレスをつけていただいていたとは……ッ!
> 存じておりませんでしたのっ!
> ツリーすら落ちてしまいましたが、遅れまして、返させていただきますわ!
> 油断大敵、の感想のレス――……

 あの・・・ほんっきで無視して下さって構いませんでしたのに・・・(^^;)
 わざわざ、有り難うございます。
 変なところにレスふった気がしたんですよね〜、確か・・・(^^;;;
 ち、ちなみに傾倒って・・・あの?

>> こんばんは、T-HOPEです。
>> いえ、こちらにコメント寄せるのは、電話代の関係で控えようと思ってたんですけど(いや、本気で ^^;)、つい・・・あんまり楽しかったものですから(^^)
>
> 光栄ですわ!
> 楽しいと言ってもらえるお話……ですのね。ああ嬉しい。
> でも、電話代って本当に馬鹿になりませんわよね。
> わたくしも長くて一時間程度しかできませんの。
> ですからいつも大急ぎ。

 電話代は・・・親にもたせてますからねぇ。
 できる限り学校を使うようにはしてるんですけど・・・なかなか、怖い数字出てきます(笑)

>> まぁ、ゼロスですから、普通のラブラブ状態よりは、こーゆー引っかけるとか誘惑するとか・・・妖しいのの方が似合いますしねぇ(既に色眼鏡装着状態(^^;)
>
> もぉ、いくらでも、色眼鏡かけてくださいませ。
> ゼロスさんは、押す方です。
> リナさんは、それをなんとか避けようとする方です。
> そして、結局は――……まあ……、やはり、年の功の勝利ですわね。
> やはり『引っかける』の『誘惑する』の、『妖しい』方、ですわ(笑)。

 ですよね〜(^^)
 ・・・こうして、色眼鏡は身体に張り付いていくのでした・・・(笑) 

>> で、ですからっ、
>>>「来て下さい。お願いします」
>> が、すっっっごぉぉぉく妖しく響いたのも、きっとそのせいで、私が邪なせいではない・・・と、思 いたい、です(駄目かも〜(笑)
>
> まあ、どのように、どのようにあやしく思われたのです?
> ちょっと、好奇心ですわ(どきどき)

 あぅっっっ・・・い、いえ、そのぉ・・・((((^^;

>> いえ、その後のシーンも、勿論、楽しく含み笑いしながら読ませていただきましたが(だーから、怪 しい奴だと思われるのですね・・・周囲に・・・(−−;)、何でここで深読みするかな、私っ、と ゆー感じでしょうか(死) 
>
> 含み笑い……わたくしもやっておりますわ。呆れ果てたか、周囲はもうなにもおっしゃいませんが。
> それにしても、どのように、どのように深読みされたのです?
> ちょっと、いいえかなり、好奇心ですわ(わくわく) 
> ……どのようなものですの……?T-HOPEさんの深読み内容……。

 つ、つっこまれるとアレなんですけど・・・(笑)
 ・・・途中で、ブラックアウトしましたからね(^^;

>> と、とにかく、美味しいお話でしたっ(^^)
>> 最後、何か、ゼロス君リナちゃんラブ〜なのが伝わってきましたしね〜(はぁと)
>> ・・・それが全てなよーです、私・・・・・・(^^;)
>
> わたくしもそれがすべてのような気が……(笑)
> でも、美味しい……ですか、ああ嬉しい、光栄ですわ(狂喜)。

 美味しいですよ〜。
 ゼロス君アレ(^^;)だし、リナちゃんは・・・ちょっと鈍くて可愛いし(はぁと)

>>> ……これを載せたからには、もうわたくしに怖いものはございませんわ。
>>> 殴られようが、蹴られようが、けなされようが――。
>
>> えと・・・それでは、撫でてみる、とゆーのは・・・いかがでしょう。
>> なでなでなで・・・(何か、変な人ですね、私・・・(−−;)
>
> きゃぁぁぁぁっ!
> ありがとうございますぅぅっ!
> 大・感激ですわ!

 読み返しても、やっぱり私変な人ですね(^^;)

>>> わたくしはここに居着かせていただきますわっ!
>
>> とゆーか、いていただいて、楽しいお話読ませていただけないと、私、哀しいんですけど・・・。
>> あ、わがままを言いまくってる・・・(笑)
>
> いいえ!そんなお言葉をいただけるなんて、望外の喜びでございます!
> そういうわがままなら、もういくらでも、いっくらでもどうぞっ!

 お許しが出たってことでっ!(笑)
 是非是非是非是非、これからも頑張って書いて下さいませ(^^)
 ・・・あ、漢字並べると、怖い・・・。

>>> 毒喰らわば皿まで。
>>> 今回、あの場面(恥ずかしくてずばりと言えない)を書いたとき、わたくし傍目ではっきりわかる ほど赤面していたでしょうけれど……。 
>>> もう一度あのような場面を書くことがあったとしても、穏やかに微笑んでいられますわ!
>
>> ってことでしたら、また書いて下さると嬉しいです〜(笑)
>> この程度なら、全然大丈夫! ってことで(^^)
>> 十八禁とかR指定とか、そーゆーんじゃありませんでしたものね(服着てたし(死)
>> ・・・だって、あれ駄目だったら、私・・・(いえ、「書いて」はいませんけど・・・(^^;)
>
> 考えてみればそうですわね(いや、ベッドに連れ込んでしまったので、人事不省になったようですわ)。
> 読む分ならば、けっこう落ちついていられるのですが(あやしい笑みが深くなるだけで)、書くとなると、もう血が上る顔から火がふく体温が沸騰する、ともろもろの諸症状が……。
> ですがこの前、試験的に、あーいう場面を書いてみたのですけれども、割合平気のようですわ。
> また書けるかどうかは分かりませんけど……。
> けれど、あのような話は、本当にノリやすいんですの。
> 書くのも楽しいですわ。部分的に、真っ赤になることもありますが。
> もう一度、思いついたら書いてみたいですわね、こういうの。   

 なるほど〜。読む分には、平気なんですか。
 私の場合・・・読むのはまぁ平気で、書くのも平気ですが・・・読み返せません(^^;)
 ・・・ということなんで、是非書いて下さると嬉しいです〜(^^)
 自分の分は、あーんまし、なんですものー。

> お返しが遅れて、失礼いたしました。
> さぞご不快な思いをされたと存じますわ。
> しかも、あそこまで、あそこまで嬉しすぎる感想でしたのに……。
> どうか、定期試験に免じて、許してくださいませ。
> 少なくとも、故意ではございません!
> 呆れ果てて、これ以後レス書かないなどとか思わないでくださいっ!

 そんなことありません。お気になさらないで下さい。
 試験があったんじゃ、仕方ないですものね。
 学生の本分は・・・とーぜん、勉学の筈!(・・・筈って(^^;)です。

>> はっきし言って、こぉんなことしてる場合じゃない気がするんですけどねぇ・・・(^^;)
>> つーか、んな暇があるならキリ番片付けるべきっ・・・なのに・・・変だなぁ。
>> まぁ、短いからいいんですけどね。
>
> 希望では――、『両方とも励んで下さい』。
> T-HOPEさんの作品は、みんな大好きですわ。

 あはは・・・現在、両方とも止まってますね。
 ・・・の、割に、卒論進まない(;;)

>> そこに墓があった
>>
>> いつからあるのか誰も知らない
>> 誰もそのことを語らない
>> こけむした小さな標
>> 刻まれた名は風雨に溶け消えた
>
> 古い――お墓ですのね。どなたがたてられた……?
> 風雨に溶け消えるって言う表現が、どこか寂しいですわね。

 それだけの時間が経ってる・・・ということですね。
 ・・・で、その人の名も、歴史から薄れていく・・・と。

>> けれどそれは墓だった
>> 何故なら花が手向けられる
>> 決して絶えることなく毎日
>> 時が動き人が移ろい世界が姿を変えてもずっと
>
> そんなに長い間、その方は一途に思い続けておられるのですね……。
> といいつつも、その方、とは予想がついているわたくし。

 まぁ、私が書くと、あの二人以外は無視されることが多いですし・・・(笑)

>> 手向ける者を誰も知らない
>> 手向けられる者を誰も覚えていない
>> それでも墓はそこに在り続け
>> 花はただ墓を彩る
>>
>> ――小さな紅の花が――
>>
>
> いまも残る、ただ一つぽつんと建った墓、という感じですわね。
> ずっと、あり続けるのですね――……。

 その花が手向けられなくなった時、多分、その墓に眠る人は、完全に消え失せるんだと思います。
 ・・・多分(^^;)

>> ・・・ということで・・・一応、ゼロリナなんですけど、これだけ読んでそれがわかる人って、果たしているのだろうか???(^^;)
>
> わたくしは分かります。違ったとしても、思いこみますわ。

 あはは・・・判る人には判る! んで・・・しょうか?(笑)

>> まだ書いてないんですけど(一応、次書く気ですが)、長くなりそうな話考えてて、かすったモノを捕まえようとしたら・・・こうなりました。全然関係なくなったなぁ・・・。
>> 最初に浮かんだ映像は、何処か町外れにぽつんとあるお墓とそれを見ているゼロス君だったんですけど・・・違うものになりましたね。
>> とりあえず、リナちゃん死んだ後生き続けるゼロス君だわっっっ(いっつも殺してますからね(^^;)
>> 本気で走り書きなんで、深く追求しないでやって下さいませ・・・(^^;;;
>
> いいえ、わたくしもいつも走り書きに等しいですし……。
> しかし、ゼロスさん生きる!ですか。
> がんばってくださいませ。
> リナさんの亡くなった後も、頑張って生き続けるゼロスさんって、想像つきにくいですけど、がんばってくださいませ!

 ゼロス君、生きる・・・とは、ちょっと違うかもしれません。
 途中がぽっかり抜けるかもー・・・うーん。
 私が書くと、ゼロス君、どーっしてもなかなか生き続けてくれないんですよねぇ・・・。

> ほんっとうに、長々と失礼しました。
> どこか変なところもありますが、見逃して下さいませ。
> それでは――……。

 いえ、たくさん有り難うございました。
 また、お気が向かれましたら(の前に、書かねばっ(^^;)、目を通してやって下さいませ(^^)

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5749たどり着くために――もう一人の「私」へ――(1)T−HOPE E-mail URL12/9-09:56
記事番号5723へのコメント
 スレキャラが全然出てこない・・・(;;)
 どーしませう。
 あ、一応断っときます。サブタイトルどっかで見たぞと思われるそこの貴方(笑)
 ・・・えぇ、判ってるんです。判ってて使ってますんで・・・できればお見逃し下さいませ(^^;)
 本当は、こっちタイトルに使いたかったんですよ〜。でも、やばいからやめて、ついでにカッコなんかもつけてみて・・・。
 内容は、別に関係ないです(と・・・思います(^^;)
 にしても、何か・・・好みの形にならない・・・のは、いつものこととしても・・・。
 ・・・さくさく進めましょう・・・。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

        たどり着くために
           ――もう一人の「私」へ――


 ――白濁する視界
 ――いづこかへと剥離する、意識
 ――けれど……瞳は、そらさない
 ――諦めない。たとえ最期になるとしても

 ――……決めたゴールに、届くまでは……



 べりっ。
 束ねたテストを引き千切る景気のいい音が、夕暮れ間近な空気の中、響いた。
 びりびりばりっ。
 自棄になったようにしっちゃかめっちゃかに破ると、なかなか面白い。
 栗色の髪を長く伸ばした、制服姿の少女は、一瞬だけ子供のような瞳になった。
 もっとも、その裏にある一抹の後ろめたさは、幼児にはあり得ないもの。
 すっかりごみ屑と化したテストを睨みつけ、少女は溜息を吐いて、今座っている公園のベンチの脇にあるごみ箱へと、叩きこんだ。
 さすがに、もっと景気よくばらまくだけの踏ん切りは、つかなかったらしい。
(……こーのあたりに、わたしのイイコちゃんぶりが、表れてるかもねっ)
 ――あぁ、それにしても……。
 少女は、膝に置いた鞄から、模試の成績票を引っ張り出した。
 こればかりは、破るわけにもいかない。
(けど、この結果……)
「はぁぁぁぁぁ…………」
 少女は、何やら重いものでも背中に乗せられたように、深々と再び溜め息をもらした。
「――うー。……死ぬー…………」
 誓っていうが、彼女のこの台詞、この態度は、いつものことだった。
 テストのたびに繰り返される――というあたりに、進歩のなさが表れているが――、一種の行事のようなものだった。
 ……筈である。
 ともあれ、その瞬間……。
<あーんたねぇ。何、きゅーきょく的にお呑気な台詞吐いてんのよっ?>
 それはもぉ、たとえるならボリュームを最大にしたラジオのパーソナリティの声のように、非常に元気な女の子の声――らしきもの――が、少女の頭の中で、響き渡った。
 少女は、思わず動きを止めた。
(ち……ちょっと待ってよ。今のは何? 幻聴!?)
 テストのあまりのできなさに、瞬間的に発狂したかと、少女は青ざめた。
<にしても……ここいったい何処よ? 結界の外?>
 少女はとりあえず、ぶんぶん頭を振ってみた。
(――幻よ……。……わたしは何も、聞いてないっ)
<ねー。ちょっと、聞いてる!?>
(――幻聴なんだってばぁ!)
 必死になって、怪しい声から意識をそらそうとする少女。
 けれど、次の瞬間、その努力を完全に無視するような現象が起こった。
 少女の唇が、意思に反して勝手に動き……。
『ねぇってば……っ!』
(……何で勝手に喋るの!?)
 頭真っ白になりかけた少女だが、ふと気がつくと、いきなりの大声に、公園中の視線が集まっていた。
(や……やばいっ)
 少女は慌てて、再び言葉を紡ぎ出そうとしたらしい唇をふさいだ。
「お、お願いだから、いいって言うまで黙っててっ!」
 口を押さえ、下を向いて、小さくそれだけ呟くと――もっとも、これも十分すぎるほど変な行動だが――、少女は鞄を手に立ち上がり、周囲の冷たい目にひきつり笑いを浮かべながら、その場からダッシュした。
(ほ、ほんといったい、何が起こったっていうのよぉぉぉぉっっっ!?)

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 ほーらね(笑)
 スレキャラが・・・真っ当な形では、一人も出てきてません。
 ・・・しくしくしく・・・いつものこととはいえ・・・。
 えーと、このキャラが私を反映しているなぁんてことは・・・ない・・・かもしれません(^^;)
 テストひっちゃぶいたことなんて・・・えぇ、2,3回しかありませんからっ(爆)
 それでは・・・もしお気が向かれましたら、こんなんですが、読んでいただけると嬉しいです。
 ・・・多少、時間かかりそうですから。

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5750たどり着くために――もう一人の「私」へ――(2)T−HOPE E-mail URL12/9-21:30
記事番号5749へのコメント
 何か・・・書いても書いても終わらなそうなのは何故っ!?
 書きたいシーンは最後の方なので、頑張ってそこにたどり着きたいです。
 ・・・だからこのタイトルってわけじゃないんですけど・・・(^^;)

■■■■■■■■■■


      たどり着くために
         ――もう一人の「私」へ――


「おかえ……」
 ずどどどどど……ばたんっっっ!
 ちょうど台所から顔をのぞかせた母親の、目の前で階段を駆け上がり、自分の部屋に入るなり、慌てて少女はドアを閉めた。
「ちょっと、リカ!?」
 変に思われるのは承知の上。
 彼女には他に方法がなかったのだ……といっても、おそらく母親には判らないだろう。
 少女は恐る恐る口から手を離し、何かよく判らない代物が勝手に喋り出さないのを確認してから、
「ごめん、ちょっと、急ぎの宿題あってっ!」
 伝家の宝刀、“勉強”を持ち出して、何とか突っ込みを回避する。
 そして、人心地ついてから、溜息をつくと、少女はもう一度、しみじみ先程の現象について考え出した。
 いったい、何が起こったのか。
(も、もしかしてわたし、二重人格!? ――って、口だけが勝手に動く二重人格って、何なんだって感じだしなぁ)
 何とか、まともな答えを見つけ出そうとする。
(いっそ、先刻のは全部、夢――だと、公園にいた人達の視線が、納得いかないし……)
 などと、少女が悩みまくっているというのに……。
『へぇ。あんた、リカっていうんだ』
(あぁぁぁ……また唇が、勝手に喋ってるぅ……って)
「あ、あなたいったい……何なのっ? わたしの一部が勝手に動き出した――とかってわけじゃないみたいだし」
 リカがそう考えた理由は、自分の一部なら今さらしみじみと名前を確認する必要があるとも思えないから、だった。
 と、勝手に喋っている何者かは、
『あぁ、あたし? あたしは、リナよ。リナ=インバース』
「ふぅん?」
『ふぅん……って……それだけ?』
 リナと名乗るその女性の声は、何故だか、多少不満そうだった。
「それだけって?」
『あたしの名前聞いて、何も思いつかない?』
「……似た名前だなぁ……とは、思ったけど」
 呑気なリカの答えに、リナは、多少苛立ったようだ。
『じゃなくってっ。……と言っても、ここが結界の外だとしたら、あたしの令名が轟いてなくっても、不思議はないわね……』
「…………? ……結界って?」
 きょとんとしたリカに、リナは、おそらく、目の前にいたら肩を落としたような声音で、返した。
『あぅ……知んないの……か。んじゃ、とりあえず聞いてみるけど、ここって何処? 地名とか……』
 何やら訳のわからないことをぶつぶつ言う声に首をかしげ、リカは、半ば思考を停止したまま、おとなしく答えた。
「……ゼフィーリアだけど?」
『………………』
 リナと名乗った声は、その声に即座に反応を返さなかった。けれど、消えたわけではないのは、判った。
 重苦しい雰囲気が、リカの何処かにわだかまっている。
(……何なのよ?)
 尋ねようと口を開くより早く、先に使われた。
『…………をい…………ちょっと…………』
「な、何よ?」
『何よぢゃないっっっ。ゼフィーリアだぁっ!? いっっっっつからゼフィーリアが、こぉんな妙な異世界になっちゃったってのよっっっ!?』
「あぁぁぁぁ……ち、ちょっと音量下げてよっ! この家安普請なんだからっ。……それに、いつからって……わたしが物心ついた頃から、ゼフィーリア……つーか、この辺りの国って、みんな、こうだけど?」
『……………………』
 再び、重苦しく黙りこくった相手に、リカは一つ溜息をついた。
 とりあえず、自分の頭が変になったわけでも、人格が分裂したわけでもない。どうやら、幽霊のような代物に取り憑かれたようなものらしいと、判断したのだ。
(それはそれで、問題ありまくる気がするけど……)
 ともあれ、雰囲気ともども部屋まで暗くなってきたことだし……と、電気を点けた。
 と、黙っていた声が、ぽつりと、
『……何、あれ?』
「何って……。……電気のこと?」
『電気……。…………科学?』
「……そだけど」
 リカとしては、何を言っているのだろうという感じだったが、頷いてみた。
『へぇぇ……。……ランプより、ずっと明るいじゃない』
(――をい……)
「ら……ランプって、あのね……。……もしかしてリナって、すっごい昔の人!?」
『う゛……昔、な、わけ?』
 何となく困ったような調子のリナの声に、リカは、首を大きくぶんぶん縦に振った。
「だぁって、電気器具ないんでしょ? めっちゃくちゃ不便じゃない!」
『でも、ほら、魔法が……』
「…………へ?」
 いきなり飛び出たファンタジーな単語に、リカは、ひっくり返った声を出した。
「…………。……まほー?」
『……そぉ。……ってもしかしてあんた、魔法知らない?』
「い、いや、お伽話とかー、そーゆーのでだったら知ってるけど。……と、あぁ、そーいえば、いまだに伝統芸能として何かそーゆーの伝えてる国もあるらしいって、ニュースで言ってたかな?」
『で、伝統芸能……。……いーけど……』
 頭でも抱えていそうな声で、リナは弱く呟いた。
『……でも、ま、日常生活に役立つような魔法は、科学とかで代用できるでしょうけど……魔族とかは?』
「…………へ?」
『だーからぁっ。魔族とかと出くわしちゃったら――って、まぁ、普通の人間がそーそーんな目に遭うとも思えないけど――、どうやって身を守るのよって聞いてんのっ! それとも何? そーゆー精神世界面(アストラルサイド)にも効果あるような科学の武器ってーのがあるの?』
 まくし立てるリナに、リカは、眉を寄せた。
 頭の中でも声が反響して、頭痛がしてきそうだ。
「だ、だから……何言ってんのか……魔族って、あれ? お伽話の中のやられ役してる、魔物とかのこと?」
『………………をい』
 リナが、ぽつりと呟いた。
『……魔族を知らないっ? えと、んじゃ、竜族は!? エルフはっ?』
「……両方とも……お話の中でだったら……」
『……………………』
 再び黙りこむリナ。
 リカの方も、これだけ話がかみ合わないと……やはりこれは自分の妄想ではないかと、少々不安になってくる。
(……どーしよっかなぁ……)
 何か、確認する方法でもあればいいのだが。
 と、突然リナが、
『あぁぁぁぁ……もぉ、わけわかんないわねっ。こーゆー時は、ぱぁっと火炎球(ファイアー・ボール)でもぶちかまして、盗賊いぢめでもしたいとこだけど……。……この家に来るまでに見た感じだと、どっかに盗賊団のアジトがあるって可能性、低そうだし……』
(な……何なんだ……)
 ――と……。
「それよっ!」
『へ? どれ?』
「あなた、魔法使えるんでしょ? ちょっと使ってみせてよっ!」
 とりあえず、それが発動すれば、これが妄想でないという一つの証明になる……かも、しれない。
 リナは、驚いたように一瞬絶句したが、おそらくリカの考えを読み取ったのだろう。
 溜息まじりの声を返してよこした。
『いーけど……。んで、どんなのがお好み? あたしの好みだと、無差別型大規模攻撃魔方なーんてのがお勧めだけど』
「…………。……ちなみに、効果の程は……?」
『そーねぇ。街が一個、丸々ふっとぶかしら(はぁと)』
「………………」
(……を、をーいっ)
「も、もちょっとおとなしめの、ないの?」
 頭痛をこらえながらリクエストしてみると、リナはケラケラ笑い出した。
 ――といっても、苦悩しているのも笑っているのもリカの身体なので、端から見ると随分怪しい人だろう。
『やーねぇ。本気にしたわけ? いっくらあたしだって、こんなとこでそんな派手な真似、するわけないじゃない』
(こ、こいつ…………)
 落ち込んでいるかと思えば、けろっと立ち直って人をからかうあたり、大した神経の持ち主らしい。
「あ、あのねぇ…………。……んじゃ、も少し地味で、人様に“絶対!”迷惑かけないような魔法って……使えるわけ?」
『……“絶対!”に力いれたわね。とーぜん、できるわよ。なんたって、このあたし、天才美少女魔道士リナ=インバースだからねっ!』
「……あっそ。んじゃ、とにかく、やってみせてよ」
『なぁんか、気のない声ねぇ。ま、いっか。……つってもなぁ。屋内じゃさすがに火炎球使ったら火事になるし、かといって氷系も後が大変だし、爆裂系も……』
「ち、ちょっとちょっとぉっっっ」
『……というわけで、やっぱこれよね。――明り(ライティング)!』
 焦って止めようとするリカより早く、リナが早口に唱えた呪文が効力を現した。
 ふわりと、天井に、電気よりかなり眩い光が現れる。
「……うわ……」
 思わず、リカが目を覆う……より、先に。
「……あれ? 消えちゃった」
『持続0で、光量最大にしといたからね。保たせたい時は、もっと明るさを抑えるのよ』
「へぇぇぇぇぇ…………」
 リカは、しみじみと感心した声を上げた。
 どうやらこれで、全部妄想ということはなくなったようだ。……多分。
『と、まぁ、あたしの存在は確認してもらえたとして……いったい、何がどうなってるのかしらね?』
「う゛っ。そーよね。このままじゃわたし、日常生活も満足に送れなくなりそうだしっ」
『……いや、それはそれとしてね……』
「だってぇぇぇぇ……っ」
『あたしが何であんたの中に入りこんでるのか。んで、あたしのいた場所とこことの関係は。……この二つを、まず、調べるべきよね?』
 どうやらリナは、かなり物事の割り切りが早いらしい。
 リカは、思わずうんうんと頷きそうになって……はっとした。
「そ、その前にっ。リナって、わたしの中に入り込むまで、何処でどうしてたのっ? それが判れば……」
『判れば、ね』
「…………。……をい」
 あっさり返った答えに、リカは思わず脱力した。
 けれど、リナは、笑いながら平然と、
『いやぁ。すっからかーんっと、忘れてんだわ、これが。これじゃ、ガウリィのクラゲっぷりを、怒れないやねー』
「……たぁく、もぉっ。……んで、ガウリィって、誰?」
『旅の連れ』
「……そんだけ?」
『自称保護者』
「…………。……あなた、幾つ?」
『なくなってる記憶が何年分にも渡るものでないなら、この間十八になったわよ? っと、あんたは?』
「あたしは十七……って、じゃなくって! なのに、何で保護者がいるのよっ!?」
『ガウリィに言ってやってよ、それ。顔と剣の腕の割に、脳味噌タルタルソースだから、多分、んなこと判らないだろうけど』
(脳味噌タルタルソースって……)
 ――その前には、確か、クラゲとも言っていたような……。
「そ、そのガウリィとかって人、恋人とかじゃないわけ?」
 尋ねると、リナは、軽く笑った。
『違うってば。仲間だけどね』
「…………。……あ、そ」
 ともあれ、これ以上この話題に突っ込んでも収穫はないようなので、リカは切り上げることにした。
 それに、もっと重大なことは他にある。
「そ、それはいいとしてっ。……じゃ、残ってる記憶って、何処ら辺までなの?」
『んー…………』
 リナは、何か考え込むように沈黙を落とした。
『話してもいいんだけど……長くなりそうで……。……ね、この辺に、魔道士協会……は、ないか。えと、図書館とかって、ないわけっ?』
 いきなりの台詞に、リカは目を丸くしつつ、
「あるわよ。ちょっと遠いけど……ゼフィーリア国立中央図書館が。あそこなら、でっかいから、大抵の資料は閲覧できると思うけど……?」
 その言葉に、リナはほっと息をついたようだった。
『んじゃ、そこに行って、あたしのこととか、歴史的なこととか調べれば、少しは進展があるんじゃない?』
「いや、ま、そーかもしんないけど……」
『とにかくっ。魔法も魔族も竜族もエルフも知らないあんたに一から説明するよりかは、多分、絶対、そっちの方が早いのっ! いーから、言う通りにするっ!』
「わ、判ったわよ。んじゃ、今日はもう遅いから、明日ね……」
(……あうぅ……。明日、学校、あるんだけどなぁぁぁ……)
 サボリ決定……と、リカは、がっくり肩を落とした。
 と、その時……。
「リナ?」
『………………』
(……気の、せい?)
 ふわりと、リナの意識がかすめたような気がしたのだが。
(……降魔戦争……って、何……?)
 ――付随していたイメージは、全てを飲み込むような巨大な赤い何か。
 そして…………。
(誰……?)
 その一瞬、夜をまとった人影が、かすめたような……。
 けれどリナは答えない。
 リカは、諦めて、小さく一つ溜息をこぼした。
(とにかく、明日……ね……)

■■■■■■■■■■

 うあぁ・・・全然進んでませんね。
 謎が残ったまんま。リナちゃんが何で憑依霊(ってわけじゃないですが(^^;)してるのか、とか、何で魔法が衰退したか・・・とか。
 えぇ。んでもってラストの降魔戦争・・・自分で書いてて、嫌になってます。
 ・・・どーしよー。収拾つかない・・・(^^;)

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5752たどり着くために――もう一人の「私」へ――(3)T−HOPE E-mail URL12/10-22:06
記事番号5750へのコメント
 とっとと図書館行くぞーっ・・・の予定の筈が、夢ネタ入れちゃったんでさらに・・・あぅあぅ(;;)
 ま、他のキャラの方達が書けて良かったんですけどね(^^)

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

    たどり着くために
       ――もう一人の「私」へ――


 ――………ん。……さんっ。
 何処からか、必死になって誰かを呼ぶ声が聞こえる。
 ――……さん……起きて下さいっ……。
(……何……?)
 リカは、ゆっくりと眠りの内から浮上した。
 けれど……。
(…………あれ?)
 瞳を開けたそこは、ただ暗い闇の広がる世界で、リカはきょろきょろと辺りを見回した。
 すると、また。
 ――……ナさん……。
(声……)
 夢を認識した意識は、それを、同年代の少女の声らしいと捕らえた。
(だけど……何なの、いったい?)
<………………>
(………え?)
 何か、揺らぐ気配がした。
 既に馴染みかけたそれを追って、リカが、夢の視線を移動する……と。
(…………あれって、もしかして、リナ?)
 闇の中、唯一つだけ鮮やかに浮かび上がる少女の姿。
 風を受けているようにふわふわと揺れる長い艶やかな栗色の髪。
 華奢にも見える小柄な姿。愛らしいと言えそうな造作。それら全てを打ち壊す……きっと前を見据えた、激しい、紅の瞳。
 姿全体は、まとう漆黒のマントで紛れそうになるにもかかわらず、彼女が闇の中くっきりと浮かび上がるのは、おそらく、身の内に抱いている炎のため。
 そんな風に、見る者全てに思わせる。
(……リナ……?)
 呼びかける声は、栗色の髪の少女には届いていないようだ。
 仕方なくリカは、リナの視線の先を追った。
 ……と。
(あれは……何なの……?)
 リナ以外の全てが闇に閉ざされていることには変わりない。
 けれどその一角。
 闇の中にさらに深い闇が……いや、影があった。
 その影が、一幕の映像を描き出している――そう見えるのは、目の錯覚だろうか。
 リカがそれを認めた瞬間、先程から響いていた声が、さらにはっきりと届いた。
 ――しっかりして下さい、リナさんっ!
(…………え?)
 ――目を開けて下さい!
(誰……なの……?)
 うかがうようにリナに視線を投げるが、反応は返らない。
 動く影を見つめると……どうやら、小柄な少女のような影が、誰かを抱くようにして叫んでいると、判別できた。
(あれ……抱えられてるの……まさか、もしかして……?)
 そんな疑問を確かめる術を探すより早く。
 ――……ア、泣いてる暇があったら、急げ……!
 今度は、低い男の声が響いた。
 ――私もお手伝いします!
 続いて、大人びた女性の声。
 それに重ねるように、先程の男の声が、別の方向を向いて、
 ――リナが……戦列復帰するまで、少しでも時間を稼ぐぞ!
 ――判った!
 答えて、剣――だろうか、あれは?――をかまえる、もう一人の、背の高い男の影。
 それが、一瞬だけ、固まっている少女達を振り返った。
 ――……リナを、頼む……っ。
<…………っ>
 その声にダブるように、リナの意識が震えた。
 そして、男二人と、先程から動かずじっと何かを牽制するようにしていた女性らしいシルエット、呆然と立ち尽くしているように見えるやはり女性らしい影。それら全ての意識が……一点に、集約された。
 ……そこに、何かが、在った。
 いた、ではない。
 そんな言い方ができるような存在ではなかった。
(………………)
 リカは、意識から言葉を失い、それを認識することを拒絶した。
 ……それ程の……。
(…………あ………)
 ……圧迫感……。
 ……近づくことすら、本能的に拒まずにはいられない程の。
 “それ”は、どうやら、小さく笑ったようだった。
 ――諦めて逃げるかと思えば……。
(…………っ)
 リカは、その一瞬、耳を必死にふさいだ。
 声が届く。
 ただそれだけのことが、何故こんなに苦痛なのか、どうしても判らない。けれど……。
 ……怖くてたまらなかった。
 それだけは感覚的に判っていた。
 ……広がる…………。
 ――我が直接手を下すまでもあるまい。……来れ……。
 …………赤……い……。
 影であるというのにさらに深くその内に闇を抱いた何かが、手を動かした。
 ふわりと、何処から現れたのか、凝る影が浮かび上がる。
 その瞬間。
<…………っっっ>
 リナの意識が、先程より激しく、震えた。
 重なるように、リカの意識が、プレッシャーに逃げ出そうとする。
 ……そして…………。

「………はっ。……はぁっ、はぁ……」
 ベッドの上に起き上がり、リカは、冷たく汗に濡れた身体を震わせた。
「ち、ちょっと……何なの……あれは……?」
 今も自分の身体の中に存在する筈の、もう一つの意識に問うてみる。
 けれど……。
「ねぇ……リナ……?」
 答えは、返らなかった。
「……――消えたの……?」
<…………。……いるわよ……>
 リカの唇を使うことなく、ただ意識だけで、応えが返った。
「先刻のあれって……」
<……眠いの。…………寝る>
「ち、ちょっとぉっ!?」
<…………。…………疲れた…………>
「…………リナ?」
<………………>
 弱々しく届くその意識の様子に、さすがにリカも、言葉を続けられず、沈黙を落とした。
 小さく溜息をつき、悪夢を降り払おうとする。
「……判ったわよ。……また、朝以降に、ね……」
 今の彼女を問いつめても仕方ないと、リカはもう一度布団にもぐりこんだ。
 昨日見たテレビの内容。
 友達とのお喋り。
 無意味で楽しい記憶を引っ張り上げ、先程の恐怖――赤い何かを覆い隠そうとする。
 そして、もう一度、別の夢が訪れようとした刹那……。
<…………。……――ごめん……>
(――リナ……?)
 その声が、自分だけに向けられたものではないような、そんな気がして……。
 リカは、眠りの中、首をかしげた−……。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 ふ・・・ふふふふ・・・もー何が何やら(^^;)
 にしても、リカとリナって、見分けにくいですね。ちっ、名前も少し別のにすれば良かったかな?
 まぁ、以前やった二人か三人リナって名前が出てくるのよりは、マシかと思いますが・・・。
 さて、次はやっと図書館です。
 で、何で魔法が衰退したかとか、魔族は竜族はどーしたとか、そーゆーのが少しは判る・・・筈。
 あと、リカのいるのはいったいどの辺りの時代か・・・とか。
 ・・・戦闘シーン(書けないから書きたくないんだけど)までは、まだまだかかる・・・かなぁ。
 まだまだまだまだ・・・には、ならないようにしたいんですけど・・・うぅっ(;;)
 と、ともあれ、お気が長いお方・・・もしよろしければ、読んでやって下さいませ。

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5751毛糸とリング(1)T−HOPE E-mail URL12/9-22:04
記事番号5723へのコメント
 「たどり着くために」が終わってないですが、クリスマスに間に合わなそうなんで・・・とりあえず、書いてみました。
 ゼロリナ学園物、クリスマス編・・・です。
 ・・・けど、25日までに終わるか???
 謎ですねぇ・・・(笑)

□□□□□□□□□□

    毛糸とリング(1)


 教室の窓から見上げる空は、どの季節の空よりきんと澄んだ青い色をしていた。
 栗色の髪の少女が、しみじみとそれを見つめていると、
「リナさん。お腹でも空きました?」
 不意に、聞き慣れた女の子の声が、後ろからかけられた。
「アメリア〜? なぁんであたしがしみじみと空見上げてると、お腹減ってることになるのかしら〜?」
 くるりと振り返った紅の瞳にすごまれた黒髪の少女は、思わず一歩、後ずさった。
「い、いえ、その……リナさんが、何だか珍しく寂しそうにしてたんで……」
「ほおぉ? んで? なぁんであたしが珍しく寂しそうにしてると、そーなるのか、是非とも詳しく説明してもらおーじゃないのっ!」
 アメリアの、フォローになっていないフォローに、リナは、額に青筋を立てながら迫った。
 進退極まったアメリアは、
「あ、あの、リナさん。冬季限定発売のチョコレート持ってきたんですけど……っっっ」
「それを早く言いなさいよっっっ(はぁと)」
 ころりと見事に態度を変え、リナは、おねだりポーズでにっこり微笑んだ。
「は、はぁ……(助かりました……)」
 などと、胸をなで下ろすアメリアを尻目に、
「チョコレート、チョコレート♪」
 リナはもうご機嫌でチョコレートを食べている。
 ちなみに、周囲にはクラスメートが大勢いるが……はっきりいって、皆、この状態には慣れきっているため、奇異の目は向けられない。
「あ、あの、リナさん……そのチョコレート全部差し上げますから、ちょっと、お願いが……」
「……あに?」
 チョコをつまむ手は止めぬまま、リナは首をかしげた。
 そんなリナの前に。
 ばさっ。
「へっ?」
 現れたのは、色とりどりの毛糸の山。
「一緒に編み物して下さいっ!」
「……はぁ?」
 いきなりの展開に、さすがのリナも、チョコを食べるのをやめた。
「ち、ちょっと待ってよ。何? 編み物ぉ?」
「そーなんです。ほら、もうすぐクリスマスでしょう?」
「まぁ……って、あ、そーか。ゼルへのプレゼントでしょぉ?」
 にまぁっと笑いながらリナが言うと、アメリアは一気に首まで真っ赤にして、こっくり頷いた。
「え、えと……ゼルガディスさん……迷惑がるでしょうか……」
 恐る恐る、アメリアが、憧れの人物の幼馴染みにうかがいを立てると、
「喜ぶんじゃない? 表面は、ま、いっつものよーにクール気取って「くだらん」とか言うかもしんないけどさ。あれで結構、あいつ、古風な手に弱いから」
 ――何やら、散々に言われているようだが、とりあえず、選択に間違いはないらしいと、アメリアは胸をなで下ろした。
 リナの方はというと、どう考えても一人分には多すぎる毛糸の山を見て、
「にしても、あんたがゼルにマフラーだか手袋だか……」
「セーターですっ」
「……セーター編むのはいいとして、一緒にって何よ?」
「え? だから、リナさんは、ゼロスさんに、でしょう?」
「………………は?」
「は? って、だから。せっかく付き合ってるんですし。こーゆーイベントは、やっぱり手作りのプレゼントがいいじゃないですかぁ(うっとり)」
「あの……もしもし?」
 完璧、夢見る乙女の瞳をして、意識を何処かに飛ばしたらしいアメリアを見ながら、リナは頭を抱えた。
「だいたい、誰と誰が付き合ってるってっ?」
「リナさんとゼロスさん」
「……アメリア?」
「う゛っ。……は、はい?」
 実にひんやりしたリナの声に、さすがのアメリアも、引きつった顔になった。リナは声とは裏腹に、顔には実に機嫌よさそうな笑みを浮かべており――。
(……こ、怖い…………)
「あ、あの、だって……ゼロスさん自身が、そう……」
「…………。……とーにーかーくっ。このあたしが違うっつったら違うのっ!」
「はぁ……」
 リナは、頬を赤くして、そっぽをむいていた。
(この反応からして、脈がないわけじゃないと思うんだけどな……)
 などと思ったことは、当然リナには内緒にして、アメリアは作戦を変えることにした。
「ま、まぁ、付き合っていないならそれで……友達に、っていうんだって、いいじゃないですか」
「……んなら、ゼルやガウリィにあげるんだっていいじゃない」
「駄目ですよぉ。ゼルガディスさんには、わたしがあげるんですし、ガウリィさんには、絶対シルフィールさんがあげるでしょう? 重なっちゃう可能性があるじゃないですか!」
「なら、編まなくたって……」
「駄目です! 冬といえば編み物! それこそが女の子の定番なんですっ!」
 だんっ、と椅子を踏みつけ、天井を指差しながら、アメリアは叫んだ。
 ……が、やはり周囲は慣れているため、誰も視線を向けてこない。
「……別に、あたしは……」
「それともリナさん。……編み物できないんですか?」
「なっ……だ、誰がっ」
「いえ、編めない人にわざわざ……なぁんて正義に反するようなこと、このアメリアがするわけにはいきません。そうですか……編めないのなら、仕方ないですよね……」
「あ、編めるに決まってるでしょっ!? このあたしに、できないことなんてあるわけないじゃないっっっ!」
「いえ……そんな、無理をさせるような真似は……」
「判ったわよ。編むわよ。……編んでやろうじゃないのっっっ!」
「……じゃ、毛糸選びましょう」
「…………。……へ?」
 テンションをぶち上げていたリナは、そこでやっと冷静に戻ったようだ。
 じとりと紅の瞳がアメリアを睨む。
「……もしかしなくとも……ハメてない、あんた」
 洒落にならないその視線に、アメリアは、額に汗しながらはたはたと手を振り、
「い、いえ、そんな。とぉんでもない。ハメるだなんて、そんな、正義とは言えないようなこと……。……そ、それにっ。編むって言ったのは、リナさんですよね?」
「……そりゃ、言ったけどね……」
 リナは、諦めたように溜息を落とした。
「……にしても、なぁんだってあんた、そんなにあたしに編み物させたがんのよ」
「それは……そのぉ……」
「……ゼロスに買収されたとかって言ったら、友達の縁、金輪際切るわよ」
「そ、そんな。買収だなんて悪に染まったような真似っ! わ、わたしはただ……今までセーター編んだことないんで、一緒にペース合わせて編んでくれる人がいたらいいなぁって……」
 後半の方は、モゴモゴと口の中で呟くような言葉だった。
 リナは、やれやれと肩を落とした。
「だったら最初っからそー言えばいいでしょうが」
「いえ、つい……」
「まー、いーけど。……べっつに、ゼロスに恩売っとくのも悪くないでしょうし……」
「…………素直じゃないですね……」
「……何か言ったぁ? アメリアちゃぁん……?」
「い、い、いいえっ。……そ、それで、何色がいいでしょうね?」
 ぶんぶんと首を扇風機のごとく振ると、慌ててアメリアは話をそらした。
 リナは、少し首をかしげ、
「そーねぇ。あんま、ゴチャゴチャしたのも何だし……シンプルに、一色にしとくのがいいんじゃない。ゼルの好みもそんなもんでしょ?」
「そうですね。……じゃ……ゼルガディスさんは……」
「…………あんま派手なのは、よした方がいいと思うわよ。ゼルだし」
 アメリアが、鮮やかな赤の毛糸をつかんだのを見て、リナはやれやれと口を挟んだ。
 アメリアは、「えー?」と、残念そうな顔になった。
「……ヒーローの色なのに……」
「他にもあるでしょーがっ。青とか緑とか黄色とかピンクとかっっっ!」
「…………白にしときます……」
 黄色やピンクを着たゼルガディスを、思わず頭に浮かべてしまったのか、アメリアは引きつった笑いを浮かべ、柔らかな色合いの毛糸を取った。
「やっぱり正義は純白の心! ですしねっ」
「……あ、そ」
 疲れたように答えるリナの手には、深い、黒と見間違うような藍色の毛糸があった。
「リナさんは、その色ですか?」
「あいつなら、こんなとこでしょ」
「成程……じゃ、頑張りましょうねっ!」
 ガッツポーズのアメリアに、リナは、「はいはい」と頷いて、ちょっと微笑んだ。
 かくして……アメリアの、セーター大作戦は敢行されたのである……多分。

□□□□□□□□□□

 つーことで・・・学園物再び(私的には、三度)です。
 学園物だと、リナ&アメリア書くの好きですねぇ。今回は高校編なので、ちゃんとアメリア書いてあげられて嬉しいです(^^)
 さて、ゼロス君のためにセーター編むことになっちゃったリナちゃんですが・・・無事、渡せると思います?(笑)
 お気が向かれたら、続きも読んでやって下さいませ。

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5753毛糸とリング(2)T−HOPE E-mail URL12/10-22:14
記事番号5751へのコメント
 さくさく行くぞっ・・・と思ったのに、何故か場面的には進まないし・・・(;;)
 何ででしょう・・・???

◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎

    毛糸とリング(2)


 十二月もそろそろ半ば近くなった頃。教室で必死になって編み物に取り組む少女が一人。
 本当は二人の筈だが……リナは既に帰り支度をすませている。
 アメリアの、今日のノルマが終わらなかったのだ。
「……そろそろ、形になってきましたよねっ」
「その前にアメリア。そこ、一目飛ばしてる」
「あぁぁぁぁ……っっっ」
「落ち着きなさいよ。まだ時間、あるじゃないの」
 嘆くアメリアに、リナは呆れたような声でそう言った。
「で、でもぉ……」
 うるうると、涙目になるアメリア。
 どうやら、初めての編み物で、だいぶ消耗しているようである。
「……テストも吹っ飛ばして必死に編んでたんでしょ。もうこんだけできてんだから、大丈夫に決まってるでしょうがっ!」
 友人の珍しくしおれた様子に、さすがに放っておけないと思ったのか、もっと珍しくまともにフォローを入れるリナ。
 が、アメリアはなかなか浮上しない。
「だって……もう学校、休みになっちゃうじゃないですかぁ。今は、こうして、リナさんに教えてもらえますけど……」
 リナは、かりかりと頭をかいた。
 彼女に言わせれば、そこまで苦労するくらいなら途中つまった段階でマフラーに計画を切り替えればいい……程度のことなのだが、恋する女の子の熱意にはどうも、勝てない。
「ったく。……仕方ないわね。美味しい御飯食べさせてくれるんなら、クリスマスまで、あんたの家に通って教えてあげてもいいわよ?」
「本当ですかっ!?」
 ぱぁっと、アメリアの顔が輝いた。
「それでしたら、うちに泊まりにきて下さってもいいんですけどっ」
 その言葉に、リナはちろりと視線を流し、
「……いーの? 三食、あんた持ちってことになるけど?」
「う゛っ……」
 さすがにその一言に、アメリアは顔を引きつらせたが、
「……い、いいんです。それでゼルガディスさんへのプレゼントが無事出来上がるならっっっ!」
 ――恋する女の子は、やはり健気らしい。
 リナは、そんなことを思いながら頷いて、
「よっしゃ。んじゃ、決まりね。どーせ、そのプレゼント、25日のパーティで渡す気なんでしょ?」
「えぇ。……行ってもいいんですよね?」
 アメリアがリナにうかがいをたてるのは、その25日のパーティというのが、リナとガウリィとゼルガディス、幼馴染み三人の家で行われる、家族パーティだったりするからだ。
 ……ちなみに、忘年会も兼ねたこの会、三人がまだ赤ん坊の頃から行われている。
「いーに決まってるでしょ。人数多い方が楽しいって奴ばっかだし。シルフィールだってくる筈よ? あ、何なら、アメリアも家族呼ぶ?」
「いえ……。うちの父さん、会社が忙しいらしくって……。姉さんも、色々出歩いてますし」
「あ、なんだ。んじゃ、丁度良かったんじゃない」
「えぇ。誘ってもらえて嬉しかったです」
「……ゼルがいるしね」
 にっこり……と笑ったアメリアの顔が、リナの一言で、真っ赤に染まった。
「そ、そ、それだけじゃなくって! ……って、リナさん。ゼロスさんは呼ばないんですか?」
 仕返し! とばかりに、アメリアはゼロスの名を出してみたが、リナはきょとと首をかしげただけだった。
「ゼロス? あぁ、あいつ、25日はお姉さん関係のパーティあるとかでね。中学校の頃誘ったんだけど……毎年の行事だし、しゃーないっしょ」
「え? それじゃ、どうやって渡すんですか?」
「あぁ、だから……」
「あの……」
「「うきゃっっっ」」
 いきなりリナの後ろに、気配も感じさせず現れた人影に、リナとアメリアは声をハモらせて飛び上がった。
「ぜ……ゼロス! あんた何だって、いつもいつもいっっっつも気配消して人の後ろに立ってんのよっ!」
「……いえ、一緒に帰りませんかって言いにきたら、何か僕の名前出てたみたいなので……つい……って、苦しいですよぉ」
 リナにぐいぐい首を締め上げられていれば、それは当然苦しいだろう。
「……たくっ」
 しばし締め上げた後、リナは、さすがに殺人を犯す気はないのか、ぽいと手を放した。
「以後、気をつけるようにっ!」
「はいはい。……と、アメリアさん。編み物ですか?」
 首をさすりながらのゼロスの視線が、アメリアの手元に止まり、リナとゼロスのやり取りを眺めていたアメリアは、慌てたようにその白い編みかけセーターを後ろに隠した。
 ゼロスは、にこにことそれを眺めている。
「冬の編み物は、女の子の習性よっ!」
 きっぱりと言い切るリナに、アメリアは、こくこくと頷いてみせた。
「……男物ですよね?(にっこり)」
「……余計なこと、余計な奴に言ったら、暫く口きいてやんないわよ。ゼロス」
 さぁっと青ざめるアメリアを横目に、リナがぼそりとそう言うと、ゼロスの頬を、つぅっと汗が伝った……ように、少女二人には見えた。
「い、嫌ですねぇ。僕がそんな真似、するように見えますか?」
「しなきゃいいのよ。しなきゃ、ね」
「……そろそろ、帰りませんか?」
 にっこり笑うリナを、ゼロスは、引きつった笑みのまま、促した。
「アメリアさんのそれも、多分、締切りは25日まででしょう?」
「……よく判ったわね」
「僕も、行けたら行きたいんですけどねぇ。……せっかく、リナさんと仲良く素敵なクリスマスを過ごすチャンスが……」
 視線を遠くに投げてしみじみと嘆いているゼロスを横に従えて、帰る支度をしたリナとアメリアは、思わず、他人のふりをしようかどうしようか、瞳で話し合った。
 ……もっとも、今さら校内でそんなことをしたところで無駄に決まっているので、ゼロスは置き去りにされずにすんだのだが。
「……仕方ないんでしょ。諦めたらどーよ」
「…………そうなんですけどね」
 溜息を落とすゼロスをチラッと横目で見、リナは、できる限りさりげなく、
「……そーいやぁ、あんた、24日、暇?」
「え?」
「24日、暇かって聞いたの」
 顔をのぞきこんでくるゼロスに、リナは、極力何でもなさそうに繰り返した。
「勿論、暇ですけど……リナさんのためなら、何がなんでも暇にしますけど……えと」
 ――デートですかっ?
 ゼロスと、さらにアメリアの瞳まで、キラキラと輝いて声に出さずそう聞いてくる。
 ちなみに、声に出さないその理由は、照れ屋なこの少女にそんな真似をすると、どういう報復が返ってくるか判らないからだ。
 現にリナは、今も、顔をしかめている。
「ガウリィとゼルとシルフィールと姉ちゃんと……あと、アメリアの分。クリスマスプレゼント買ってないから、暇ならあんたに荷物持ちしてもらおうと思って」
「行きますっ!」
 即答……である。
「嬉しいですよ。恋人たちの祭典、イベントが最大に盛り上がる24日に、リナさんと……」
「……荷物持ちって、ちゃんと聞いてた?」
 リナは半ば疲れたように、そう言った。もっとも、ゼロスの笑顔は崩れない。
「じゃ、待ち合わせとかは、どうします?」
「そうねぇ……」
 アメリアは、その様子を、頷きながら半歩退いてにこにこ眺めていた。
 ――これを校内でやりながら、付き合ってないと抗弁するリナは……かなり、無茶だと言えるのではなかろうか。
 ともあれ、これでリナはゼロスにセーターを渡せることに(多分)なりそうだが……?

◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎

 やでやで。とりあえず、ゼロス君出てきましたね。
 んで、次・・・シェーラちゃん出る予定、です(予定は未定・・・ですが(^^;)
 さて、ゼロス君はリナちゃんから、セーター貰えるんでしょうか・・・?(謎)
 お気が向かれましたら、次も読んでやって下さいませ〜。

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5769毛糸とリング(3)T−HOPE E-mail URL12/13-21:52
記事番号5753へのコメント
 あぁぁぁ・・・つっかれたっ。
 プリンターが卒論24枚目印刷したところで止まって・・・死ぬかと思いました。
 無事に一応済みそうですが。
 あぁ、後表紙作って、目次作って、書いてある用紙パソに移動して、印刷したら終わりだわっ。
 ・・・あ、卒論、穴開け作業が残ってた・・・(死)
 という状況で、頭痛いのに書いたものですから、かなり変です。文章が・・・あぁぁぁ。
 見逃してやって下さると嬉しいです〜(;;)

▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽

    毛糸とリング(3)


「そういえば、ゼロスさん」
 廊下を、リナを挟むようにして歩きながら、アメリアは、ゼロスに話しかけた。
「この間聞いたんですけど……何か、ここ何日か、学校に、ゼロスさんを訪ねてくる女の子がいるんですって?」
「えぇ……まぁ……そうみたいですね。僕は会ってないんですよ」
 ゼロスの顔を、ちらりと、余計なことを……とでも言いたげな表情が通り抜けたが、リナの視線に出会うより早く消え失せた。
 残ったのは、変わらぬにこやかな笑顔。
「何なんでしょうねぇ……心当たりは、勿論、ないんですけど」
「他校でも、ゼロスさんに憧れてる人とか、多いそうですしねぇ……」
「……物好きね……」
 ぼそりと呟かれたリナの声は、当然聞かないふりで、ゼロスはにっこりとリナに微笑みかけた。
「でも、僕にはリナさんがいますしね」
「そーですよねっ」
「……いつからそーなったのよ」
 アメリアとリナの声は、同時に放たれた。
 ……そしてアメリアは、リナの視線に首をすくめることになるのだが。
「だからね。アメリア。あたしはっ」
「リナさんてば、照れ屋さんですからねぇ」
「だぁぁぁぁっっっ。違うぅぅぅぅっっっ!」
 非常に賑やかに、三人が――賑やかなのは一人だけという意見もあるが――昇降口を出た、その時だった。
「……あれ?」
 リナが、ふと、首をかしげた。
「もしかして……噂をすればって、やつ?」
 その視線を追うように、アメリアも正門に目をやり、
「あ……本当ですね」
 正門の外に、まるで誰かを待つように佇む一人の少女がいた。
 顔形はここからでは判らないものの、胸のリボンが印象的な制服から、ここから電車で二駅ほど行ったところにある、某有名お嬢様学校の生徒であると、見て取れた。
「あれ、ホントにゼロス、待ってるのかな」
「どーなんでしょうねぇ。……ねぇ、ゼロスさん?」
「………………」
「あれ? ゼロスさん?」
 アメリアの呼ぶ声に、リナもゼロスを見やったが。
(あれ…………?)
 にこにこ笑顔は変わらないのだが、妙に様子が変だった。
 何となく――精彩を、欠いたような……。
(もしかして――やっぱし、知り合いだった、とか?)
 リナは何となく……本当に何となく面白くなく、ゼロスから視線をそらした。
 こそこそ話しながらも、三人は足を止めなかったため、少女は今や目の前に立っていた。
 漆黒の髪を三つ編みにした、ずいぶんと可愛らしい少女――と、リナはついつい観察してしまった。
 その少女は、三人が近づいてくるのをにこにこ笑いながら眺めているようだったが、つ、と、一歩、踏み出した。
「やっと来たのね。待ちくたびれちゃったわよ」
「「え?」」
 リナとアメリアは思わず声をハモらせ、少女の視線を追った。
 ……何処となく、笑顔を引きつらせている、ゼロスへ、と。
「…………。……何でいるんですか?」
「知り合い、ゼロス?」
 リナが尋ねると、ゼロスは困ったような笑顔で振り返った。
「えぇと……一応、そうなるんでしょうか……」
「ふぅん?」
 リナは、僅かに目を細めた。
 と、少女がリナの方へと笑顔を向けてきた。
「貴女が、リナ=インバースさん?」
「え? えぇ……。……でも、何で……」
「ゼロスから色々聞いてるから」
「……あぁ、そぉ……」
 “何を”とか、“何故”とか、こちらからも聞きたいことはあった筈なのだが、何となくその気が失せて、リナは適当な答えを返した。
(……――ゼロス、ね……)
 ゼロスを呼び捨てにする女の子、というのには、初めて会った。
 元々、人好きのする態度を取る割に、誰とも深い付き合いをしないものだから、男子でさえ呼び捨てにしているのはごく少数だったりする。
 ましてや、女子は……。
「……仲、よさそうね」
「え? あの、リナさん……?」
「えぇ、結構長い付き合いだから」
「ふぅん」
 リナは少しだけ首をかしげると、にっこり、と、華やかな微笑を浮かび上がらせた。
「それじゃ、邪魔しちゃ悪いわね」
「あ、待って下さい。リナさん」
 ゼロスが慌てたようにリナの腕を掴もうとしたが、勿論、それをさせるリナではない。
 するりと一歩横へずれると、小さくはたはたと手を振った。
「じゃ、あたしはもう帰るから。じゃね、ゼロス。……行こう、アメリア」
「あ、あの…………いいんですか?」
 言いながらも、スタスタ歩き出してしまったリナを小走りに追いながら、アメリアは、小声で尋ねた。
 振り返ってちらりと見ると、ゼロスが、三つ編みの少女とこちらを見比べながら、困りきった顔になっている。
 非常に珍しい代物なのだが、リナの歩き方は、のんびりその見物を許してはくれなかった。
 けれど、アメリアの問いには、リナは不思議そうな表情で、
「いいって、何が?」
「ゼロスさんは……」
 結局ゼロスは、角を曲がって見えなくなるまで、追ってこようとはしなかった。
「だって、あの子、用事あって来てるんじゃない?」
 ――そういう意味で聞いたのではないのだが……と、アメリアは、頭を抱えたくなった。
 もっとも、リナに“そういう意味”を理解させるのがいかに困難かは、アメリアにも判っているのだが。
 ……けれど。
 それを考えてみると、今のこの態度は、いつもよりちょっと変だった。
「リナさん……。……怒ってます、もしかして?」
「あたしが? 何で? 何か怒るようなこと、あった?」
 その言葉とは裏腹に、歩く速度が、いつもより五割増し程度、速かったりする。
 アメリアは、小さく溜息を落とした。
「…………気づいてないんですかぁ……?」
「……何か言った、アメリア?」
「い、いいえ、何でもっ」
 ちらりと視線でアメリアを威圧しておいて、リナは、ふいと顔を背けた。
(……そうよ。なぁぁぁんにも、ないわよ。……怒ることなんて……)
 それなのに、何故、こんなに苛立っているのか。
(――何にもないっ!)
 ぶんっと一回首を振って、リナは全部頭から振り払おうと……した。

▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽

 シェーラちゃん出てきました・・・よね。
 すみません、口調とか確認する暇ないんで・・・テキトー(殴)
 なのに書くかな、私・・・書いてないと、脳みそ発酵しそうなことは確かですが(^^;)
 こんなんでも続きを読んでやろうという奇特な方・・・もう暫く、お待ち下さいませ(^^)

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5790Re:毛糸とリング(3)水城守 12/20-01:03
記事番号5769へのコメント

こんにちは。お久しぶりな、水城です。

> あぁぁぁ・・・つっかれたっ。
> プリンターが卒論24枚目印刷したところで止まって・・・死ぬかと思いました。
> 無事に一応済みそうですが。

卒論かぁ。水城もやったな〜。私もプリンターの調子が悪くってハラハラしたような気が・・・。
いろんな資料読みあさって、大変だった。
おっと、これでは感想になってないですねぇ。

毎回、相変わらずにやにやしながら読ませてもらってます。
いいなぁ、クリスマスですね。
手編みなんて、女の子っぽくて素敵です。ゼロスったら羨ましいぞ。
リナちゃんやきもち妬いてるし☆
ふふふ、続きが楽しみだ〜。やっぱり、学園ものはいいなぁ。
水城もいずれ書いてみたいです。それでは、次回を楽しみにしてます。


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5796感想、有り難うございます♪T−HOPE E-mail URL12/20-22:50
記事番号5790へのコメント

>こんにちは。お久しぶりな、水城です。

 こんにちは〜。
 いつも、感想いただき、有り難うございます(^^)

>> あぁぁぁ・・・つっかれたっ。
>> プリンターが卒論24枚目印刷したところで止まって・・・死ぬかと思いました。
>> 無事に一応済みそうですが。
>
>卒論かぁ。水城もやったな〜。私もプリンターの調子が悪くってハラハラしたような気が・・・。
>いろんな資料読みあさって、大変だった。
>おっと、これでは感想になってないですねぇ。

 もぉ、プリンター止まった時はぶち切れて、親に呆れられましたよ(^^;)
 えぇ、本当に無事に提出できてよかったです・・・。
 水城さんも卒論あるところでした?
 ・・・友人は、選択式で、書かなくてもいいとか・・・。恨んでやる・・・(^^;)

>毎回、相変わらずにやにやしながら読ませてもらってます。
>いいなぁ、クリスマスですね。

 えぇ、クリスマスなんです。
 私、こーゆーラブラブクリスマスって、自分で体験したことはありませんが(^^;)

>手編みなんて、女の子っぽくて素敵です。ゼロスったら羨ましいぞ。

 女の子〜ですよね。
 ・・・自分じゃ絶対やらないが。
 あぁ、でも、リナちゃんの手編み! 私もほしい!
 ・・・ゼロス君に殺されそうだから、ねだるのやめておきますが・・・(;;)

>リナちゃんやきもち妬いてるし☆

 しかも、ヤキモチ妬いてるのに、自分で気づいてないし・・・リナちゃんだから(^^;)

>ふふふ、続きが楽しみだ〜。やっぱり、学園ものはいいなぁ。

 有り難うございます〜。
 学園物、好き・・・なんですけどね。問題は、普通の高校生活とは何ぞや? 状態なことでしょう。
 ・・・バリバリ進学校なんて、特殊すぎて使えない・・・。

>水城もいずれ書いてみたいです。それでは、次回を楽しみにしてます。

 書いて下さると嬉しいです〜。
 水城さんの学園物! 読んでみたいですね(^^)
 それでは、読んでいただき有り難うございました。

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5793毛糸とリング(4)T−HOPE E-mail URL12/20-22:19
記事番号5769へのコメント
 何で卒論終わったのに暇にならないかしら・・・・・・?
 まーいいですけど。って、キリ番たまってるから、全然良くないか。
 「スレイ」のゲーム(スーファミの)も今頃買ったし・・・やりたいことは多いです。
 身体切ったら分裂しないかなぁ・・・プラナリアみたく。・・・無理ですが(^^;)

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


       毛糸とリング(4)

 さて、こちらは一人取り残された――というか、形としては一応、自分の意思で残った筈だが――ゼロス君である。
「……あぁぁ……リナさん、怒らせちゃいましたかね」
 怒らせるのも後が怖いが、全然気にもしてもらえていなかったとしたら……それも哀しい。
 などと考えているゼロスの横から、呑気な声で、
「思ったのと、タイプが違ったわね」
 その声に、ひきっとゼロスの頬がひきつった。
「……シェーラさん。
 ……何しにいらしたんです、本当に」
 にっこり笑顔ではあるものの、その夜色の視線に、暖かみは欠片もない。
 が、シェーラと呼ばれた少女にしてみれば、こちらのゼロスの方が見慣れた代物。まるで動じてもいなかった。
「“あの”ゼロスが転んだ女の子って、どんなものかしらぁ……っと、思って」
 にっこり、と笑い返され、ゼロスの瞳の温度が、ますます下がる。
「……ということは、別に、僕に用事はないんですね……?」
 合わせるように、声の温度も、一気に低下し始める。
「……なら、わざわざ、僕を待っているだなんて噂を流す必要もない。
 その、筈……ですよね?」
「まぁ、普通は、そうよね」
 シェーラも、さすがにここまで機嫌の悪いゼロスの相手をしたことはない。
 僅かに頬を強張らせつつ、もう少し遊んでいる予定だったんだけど……と思いながら、路線を変更した。
「で、でも……そういう風にしてくれって、頼まれちゃったのよ、ね。
 ほら……」
「………………」
 無言で微笑み続けるゼロス。
 シェーラの頬を、一筋の汗が伝わった。
「だ、だから、仕方ないじゃな……」
「……どなたに、です?」
 シェーラに皆まで言わせず、ゼロスはにこにこと尋ねかけた。……が、背中に雷鳴をしょっているように見えるのは、目の錯覚だろうか。
「…………叔父様じゃないわよ」
 上目遣いになりながらのシェーラの台詞に、今度はゼロスの頬が、ぴきっとひきつった。
「グラウシェラーさんじゃない。
 ……と、すると……」
 心当たりは一人しかいない。
 果たしてシェーラは大きく頷き、
「ゼラスさんよ。
 何か……なかなか進展してないみたいだから、ちょぉっとばっかり煽ってやってくれって……」
「………………。
 ……やめて下さいよ、もぉ……」
 絶対的に逆らえない人の思惑に乗せられ、がっくりとゼロスの肩が落ちる。
 雷鳴の代わりに今度は縦線を背負っているようだ。
 それを見ながら、シェーラは、おやと首をかしげた。
(……何か……ものっすごく珍しいものを見たような気がするわ)
 随分と、あの栗色の髪の少女のことに関しては、自信がないらしい。
 これが他の場合なら、苦笑しつつも「仕方ないですね」といって済ましていただろう。
 多少不利な条件が増えたとしても、ゼロスには、それで遊べるだけの能力と、それを楽しむ性格の持ち合わせがあるのだから。
 ……が。
 あの少女相手にそんな余裕はない、というのか。
 ――もっとも、それならそれで面白い……と、シェーラはほくそ笑み、この状況を、喜々としてグラウシェラーとゼラスに報告したりするのだった……。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 今回、何か、ゼロス君いぢめるぞ! に、モードが合わさっちゃってるみたいですね(笑)
 ま、ゼラス様絡んだ時点で、ゼロス君が弱くなるのは決定してますですけど・・・。
 ちなみに解説しときますと、ゼロス君のお姉さんがゼラス様。シェーラちゃんの叔父さんがグラウシェラーさんです。
 ・・・グラウシェラーさんは、今回出ないでしょうけどね・・・。
 うぅ・・・13巻がぁぁぁ・・・。

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5797毛糸とリング(5)T−HOPE E-mail URL12/20-23:25
記事番号5793へのコメント
 さて。何やら揉め事の気配・・・(笑)
 ゼロス君てば、無事、リナちゃんからセーター貰えるんでしょうかねぇ?
 貰えなかったら、私が貰いたいなぁ・・・とか(あ、なんか後ろから殺気が・・・(^^;)

◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎


     毛糸とリング(5)


 クリスマスのイルミネーションも、昼間見ればかなり間抜けだ。
 けれど、華やかなディスプレイは、見ているだけでも結構楽しめる。
 まぁ、だから、あまり混んでいない昼間にぶらつくのも悪くはない……か。
 そんなことを思いながら、リナは、ぶらぶら街を歩いていた。
 クリスマスイヴまで、あと、一週間。
 学校はもう休みに入っている。
 ……で、アメリアの家で合宿中の筈のリナが何故こんなところをうろついているかというと……。
「ったく。毛糸足んなくなるし、アメリアは根つめきっちゃってるし……」
 気分転換に一緒に行かないかと誘ったのだが、終わらない編み物に半泣き状態のアメリアは、全く聞く耳を持ってくれなかったのだ。
 ……ちなみに、今買って片手にぶら下げている袋の中身は、アメリアがぶち切れて引き千切ってしまった毛糸の代わり……だったりする。
 リナは、やれやれと思いながら、こつんと小石を蹴った。
「んで……電話は……しつっっっこいしっ!」
 唇が、むぅっとへの字に曲がった。
 多分……いや絶対、不機嫌の全てはそこに集約されると、さすがにリナも悟ってはいた。
 だが…………。
(……だっから、どーだっていうのよ、ねぇっ)
 ゼロスに付き合っている女の子がいようが、それを自分に黙っていようが、どうでもいいっちゃどうでもいい筈。
 それなのに何となくムカつくことが、余計、苛立ちを誘っていた。
(……関係ないのに――っ)
 ゼロスからは、あの少女に会った日の夜以降、ひたすらひたっすら電話攻勢をかけられている。
 が、リナは一度たりともまともに出たことがない。
 ……子供っぽいと思うのだが、今さら引っ込みがつかなかった。
「それでも、セーターは編んでるあたり……」
 片手にぶら下げた袋を見やって、ふぅと溜息をこぼした。
「っとに、苛つくっっっ」
 腹立ち紛れに、げしっと小石を勢いよく蹴っ飛ばした、その、瞬間。
「……きゃっ」
 ばさばさばさっ。
 小石の飛んだ方向で、驚いたような女性の声と、景気よく荷物が落っこちる音が響いた。
 ……ので、当然リナは焦った。
 慌てて、その女性へと走り寄る。
「す、すみません。今の……あたりました?」
「え? ……あ、あぁ、いいえ?」
 荷物を拾い集めようとしていた手を止めて、女性は顔を上げ、にっこり微笑んだ。
 緩やかに波打つ黄金の髪。
 愛らしさと美しさの絶妙のバランスをもって配置された顔立ち。
 伸ばされた爪の先、髪一筋までも整った美しさ。
 思わずリナは、みとれてしまった。
(まるで、カトレアか何かみたい……)
 アメリアなりシルフィールなり、一応周囲に美人はいたが、ここまで歴然と“美女!”という存在にはお目にかかったことがなかったのだ。
 けれど、すぐさま立ち直り、女性の周囲に散らばった、綺麗にラッピングのほどこされたプレゼントの山を拾い集める。
「あぁ、そんな、いいのよ。わたくしが勝手にばらまいたんですもの」
 困ったように笑う女性に、
「いえ、いいんです」
 リナは、にっこりと微笑みを返すと、全部丁寧に拾い集めた。
「どうぞ」
「どうも、有り難う」
 返ってくる微笑も、まるでモデルででもあるかのように完璧で……。
 ……けれど。
「あの、どうか?」
 不思議そうに尋ねられ、リナは慌ててぱたぱたと手を振った。
「あ、いえ、何でもないんです。
 ……じゃ、あたしはこれで……」
「何かお礼でも……」
 女性は、美しく瞬きながらそう言った。
「いいえ、いいんです。それじゃ、さようなら」
 ぺこりと一礼し、リナはくるりと身を翻した。
 ――目の保養したわよね……などと、思いながら。
(それにしても……)
 ちょこんと、首をかしげる。
(……何で、“あいつ”と似てるとかって、思ったかな……)
 ――別に、似てやしないのに……。
 視線を、手に提げた袋に落とし、
「…………アメリア待ってるから、早く帰ろっと」
 ふっきるように走り出した少女の背に流れる栗色の髪が、ふわりと、揺れた。


 一方、その場に残った女性の方は。
「ふぅん。なかなか」
 微笑むその表情は、リナに向けたものとは微妙に違う。
 楽しそうな……その一方で、何か含んでいるような。
 鈴を転がすような澄んだ笑い声が、去っていった少女を追うように響いた。
「成程ねー。
 “あれ”なら、あの子が苦労するのも頷けるわ」
 一人納得するこの女性の名――今さら、確認するまでもあるまい。
(それにしても……)
 ゼラスは、くすくす笑っている。
 以前から、ゼロスをいまだにてこずらせている少女の話を聞き、面白いと思っていた。さらに、送り込んだシェーラの報告からもゼロスの傾倒ぶりがうかがわれ……。
 ……とうとう、我慢できずに自分でちょっかいを出してみたのだ。
「予想以上」
 外見も確かにかなりの極上品だが、何よりも……。
「やっぱり、瞳、よね」
 愚かでも世間知らずでもなく、現実を見据えながらあれだけ無垢な色を宿せる。
 それはいっそ奇跡とも言える程で。
「我が弟ながら……なかなか見る目があること」
 満足げな呟きが、鮮やかに彩られた唇からこぼれた。
 見た目だけなら、あの少女と同レベルの代わりなど、探せば手に入れることができるだろう。
 けれど、中身もとなると……。
「稀なるものは、やっぱり、自分の物にしたいものね?」
 ……もっとも、苦労するであろうことは、明白だが。
「――駆け引きも通用しない顔、してたことだし」
 さて、これからが見物……と、他人事の表情で笑うと、ゼラスはすぐ脇に止めてあった車の運転席に目配せした。
 途端、いそいそと飛び出てきた若い男に荷物を全部押しつけ、優雅な仕草で助手席に滑りこむと、静かにドアを閉めた……。

◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎

 つーことで、ゼラス様登場。
 下僕(というか、アッシー君?(笑)連れてらっしゃるあたり・・・うーん(^^;)
 さて、次はいよいよクリスマスイヴ当日・・・の、予定です。
 でも、リナちゃんがどー出るか、そしてゼロス君はちゃぁんとリナちゃんの誤解を解けるのか?
 でもって、ゼラス様とシェーラちゃんがこの程度の登場に甘んじるのか(んなわけはないですね〜(^^;)
 ・・・ってことで、自分でもどうなるか判りません(^^;)
 もし、お気が向かれましたら、続きも読んでやって下さいませ〜。

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5820毛糸とリング(6)T−HOPE E-mail URL12/25-00:36
記事番号5797へのコメント
 しくしく、12時すぎちゃったよぉ・・・。
 ま、まぁ、良い子のところへやって来るサンタさんは、やっぱし夜更けですからね・・・って、図々しい言いぐさかも(^^;)

●●●●●●●●●●

   毛糸とリング(6)

 時間は、幕間劇を孕みながらもとどまることなく無事流れ、今日は、クリスマス・イヴ当日。
 日本においては、本番のクリスマスより盛り上がる、恋人達の祝典……だったりする。
 リナは、大きいバッグを持って、アメリアの家を早めに飛び出していた。
 結局、今日まで、ゼロスの電話には一回も出なかった。
 取り次いだアメリアに、「ゼロスさん、死にそうな声を出してましたよ」と言われ、心が動かないこともなかったのだが……。
 もっとも、リナは、その一方で、ゼロスだと何処まで演技だか判りゃしない、とも、思っていたのだから、これは、日頃の行動のツケが回ってきているとも言えるのかもしれない。
 それでも、さすがに以前からの約束を反古にする気にもなれなくて、こうしてやって来てしまったのだ。
(セーター……出来ちゃったし)
 溜息まじりに、瞳をバッグに落とす。
 リナとしては、これだけ避けまくっていて、早めというのも何だかなと思うのだが、あのままアメリアの家にいると、着せ替えだのメイクだのと遊ばれそうになるのだ。
「ま、いいか」
 時計を見て、実は1時間半も早かったことに気づいたが、それはそれとしてリナは周囲を見回した。
 駅ビル前、広場のようになっているここには、結構寒いにもかかわらず、やたら人があふれている。それを見ているだけでも、暇はつぶせるだろう。
 とはいえ、やはり一番多いように見えるのは、何となく二人の世界を作っているカップル。二人や三人といった少人数の同性どうしのグループは、それに押されて、少し影が薄くなっているようにも見えた。
(ま……やぁっぱ、イヴだから、かな)
 そう考え、ゼロスと待ち合わせている自分のことに考えが及び、リナは少しだけ顔をしかめた。
「あいつ…………来るのかな……」
 彼女がいるのなら、実は今日は忙しかったりなんかするのではなかろうかと、今、ふっと思ったのだ。
「……誰にでもいい顔するもんねぇ」
 そう呟くと、明るい情景と対照的に気分が沈みそうで、リナは、くるりと踵を返した。
(……時間まで、デパートで時間でもつぶそっと)
「やっぱ、寒いし」
 目の前で、待ち人にむかい手を振る人達を見ていると余計なことばかり考えそうで、寒さを口実にリナはドアを押し開けた。
 そのデパートの一階は、貴金属や化粧品、バッグなどを売っていた。
 さすが、女性客をターゲットにするだけに、さりげなく飾られている物全部、見事にクリスマス一色。フワリと身体を包む暖かさとともに、楽しくわくわくする気分が復活してきて、リナは唇の端に笑みを浮かべた。
 商品よりも飾りを見ながら、ゆっくりと歩き回る。
 そして……。
(あれ……これ何で、飾りに金の色鉛筆なんて使うかな……)
 ふと、目を引くものに立ち止まったその時、だった。
「だから、絶対、これでしょ!」
 何処かで聞いた覚えのある少女の声に、ふと、リナは顔を上げた。
 さ迷うその瞳が声の主を探しあてるより早く、
「……何か、シェーラさんの趣味って、ワンパターンじゃありませんか?」
 呆れたように響くその声に、心当たりなどいやというほどあった。
 声を頼りに振り返ると、案の定。
 見慣れた闇色の髪が、黒髪三つ編みの少女と並んで何やら話し合っていた。
「あら? ゼロスにそんなことが言えるわけ?」
「少なくとも、あなたよりは趣味がいいと自負していますけど?
 あぁ、勿論、あなたに理解されずともいいですけどね。
 いえ、どちらかといえば、理解される方が哀しいかもしれませんねぇ……」
「……ちょっと。棘があるわよ、その言い方」
 互いににこにこ笑い合いながらの台詞、である。
 本人達がどう思うかは知らないが、端から見ているだけなら、かなり仲が良さそうに見えるだろう。
 ――リナも含めて。
(…………話しかけたら、完璧、邪魔よね)
 結局リナは、声をかけそびれ……そのまま、背を向けて歩き出してしまった。
 そして、リナが、デパートのドアからフラッと外へ出ていってしまった頃。
「…………。で……結局、あの子に連絡つかなかったのね?」
「………………」
「笑ったまま、不機嫌なオーラ撒き散らさないでよ。あ、ゼラスさんへのプレゼント、やっぱりこれよねっ」
 ……などという会話が交わされたのだが、勿論、リナが知るわけもないのだった。

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5822毛糸とリング(7)T−HOPE E-mail URL12/25-00:42
記事番号5820へのコメント


      毛糸とリング(7)


「うー……どうしよっか、なぁ……」
 リナは、冬特有の青さをした空なんか睨みながら、呟いた。
 ゼロスはおデート中……ということは、荷物持ちなんかしてもらえないわけで。
 それなら、とっとと買う物を買って帰ればいいようなものだが、そういう気分にもなれなかった。
「なぁぁぁんか……なぁ……」
 別に、ゼロスに彼女がいようがデートをしていようがどーでもいい……筈だ。
 いい、筈……なのだが……。
「すっきりしない、なぁ……」
「あら、何がすっきりしないのかしら?」
「……へ?」
 ぶつぶつ一人で怪しくぼやいていたのだが、いきなり声をかけられ、リナはとぼけた声をあげて振り返った。
 そこに立っていたのは、艶やかな黄金の髪の、見事な肢体を持つ、カトレアのような女性、で……。
 たとえ一目会っただけとしても、これだけの人を忘れるのは、大抵の人間にとって不可能だろう。リナもしかりで、目をまんまるくした。
「この間の……」
「こんにちは、親切なお嬢さん」
 にこっと微笑むその顔には、他意など微塵もありそうにない。
 優しく柔らかなその雰囲気に、リナもついつい微笑みを返していた。
 黄金の髪の女性は、微笑みのまま優しげにと、
「ちょうど良かったわ。今、お暇かしら?
 あの時のお礼をしたいと、ずぅっと思っていたのよ」
「え!?
 でも……そんなの、いいんですよ。あれはこっちが……」
「それでも! やっぱりわたくしとしては、感謝の気持ちを表したいの。
 ……あ、でも……忙しい、かしら?
 迷惑なのに無理になんて……」
 ふと表情を曇らせるその人に、リナは罪悪感さえ覚え、慌ててぱたぱたと手を振った。
「あ、そんな、忙しいなんてことは……」
「じゃぁ、いいかしら♪」
 言うなり、にっこり笑顔に戻ったその女性は、リナの手をつかんでスタスタ歩き出した。
「この近くに、わたくしのお店があるのよ。
 是非とも寄っていってね」
「あ、あの〜〜〜」
「貴女に似合いそうな素敵なドレスがあるのよ♪」
「ち、ちょっと…………」
 引っ張られながら、リナはふと、とある人物を思い出していた。
(や、やっぱり、似てる……かも……)
 この話の持っていき方が……。
 結局自分はこういうタイプの人間にはめられることが多いらしいと、遅まきながら悟りつつ……リナは、やれやれと肩を落とした。


「そのリボンを……黒、じゃないわね。赤の方がいいかしら……。
 どっちがいい?」
「……いえ、どっちでも……」
「まぁ、リナちゃん。ちゃんと見てちょうだい。
 ……そうねぇ……黒も大人っぽくていいけれど、やっぱり赤の方が可愛いかしら」
「………………」
 リナは、鏡と顔を見合わせ、その紅の瞳に諦めを濃く見出した。
 どうも、この女性には逆らい難い。
 今までリナが勝てない女性というのには、姉が筆頭にあげられていたが……。
(……この人、もしかして、姉ちゃんとはるかも……)
 何といっても、このリナ=インバースにおとなしく着せ替え人形を努めさせてしまうのだから。
 柔らかく深い赤の地に黒の飾りボタンやサッシュがついたミニ丈のドレスを着せられ、髪に赤のリボンを複雑に絡ませられ、さらには化粧までほどこされそうになりながら、リナはしみじみとそんなことを考えていた。
 この様子を、リナを飾り立てそびれたアメリアが見れば、ズルいと叫んだかもしれない。
 だが、金の髪の女性の柔らかな有無を言わせぬ態度にかかると、全てが流れるように進んでしまい、否を唱える暇がないのだ。
(…………。
 ……やっぱし、似てるわ……)
 ふと思ったものの、その考えが一人の人間の像を結ぶ前に、リナは無理やり押し殺した。
「さて。もうすぐ終わるわよ……。
 ……あら、リナちゃん。顔色がよくないわ。どうしたの?」
「あ……いえ。……何でも……」
 リナは、首を振りながら思考を別の方に誘導しようとした。
 金の髪の女性は、ほんの少し首をかしげたが、ふ、と唇の端をつり上げて笑い、リナの頬を挟んで優しく鏡と向かい合わせた。
「御覧なさい……ほら。とても可愛らしい女の子が映っているでしょう?」
「……お化粧が……」
「お化粧は、ちょっと手伝っているだけ。
 可愛らしいのは、貴女よ。
 そうでしょう?」
 言うと、女性は、笑みをかき消し真っ直ぐ鏡のリナを見つめた。
「……でも、もっと貴女は綺麗になれるわ?」
「…………。
 ……どうやって?」
 リナも一応女の子なわけで、綺麗になれると言われ、つい、そう返してしまった。
「当然。今の格好を一番見せたい人を思い浮かべるの、よ」
「一番……見せたい人……?」
 リナは、ちょこんと首をかしげた。
「一番……ねぇ……」
 ついつい、考え込んでしまう。
(ガウリィとかゼルとかに見せて、脅かしてみるのも楽しそうだし……アメリアやシルフィールだとこれ以降ますます着せ替えさせられそうだし……)
 ――いまいち、方向性が違うかもしれない。
(姉ちゃんだと、そんなに反応してくれなそうだし……それから……)
 とぎらせもせず、幾つも名前をあげてみる。
 ……けれど、一つだけ、決してわざわざ思い浮かべようとしない名があった。
 それなのに……。
「…………っ」
 不意に頬に触れるものがあって、リナはそっと指で触れた。
 透明な滴……。
「……何で……」
 不思議そうに言おうとした言葉は、喉と胸を熱く重苦しくふさぐ何かに邪魔された。
 リナは、きっと、鏡の自分を睨みつける。
(……何で……?)
 瞼が熱を持つ。
 また一粒、こぼれ落ちる涙。
(……――どうして……)
 どうして、思い浮かべてしまうのだろう?
(…………あいつ、なら……)
 ――ゼロスなら、と。
「…………。……会いに、行く?」
 不意に、何もかも見透かした瞳で、女性が微笑みながら言った。
 リナは、顔を上げ、その女性を見つめ……顔を伏せた。
「……今、何時ですか?」
「二時よ?」
(……一時、だったんだよね。待ち合わせ)
 いる筈などないと思った。
 ……けれど。
「…………行きます」
 リナはにっこり笑ってそう言うと、勢いよく立ち上がった。


「そういえば、あたし、あなたのお名前うかがってませんよね」
 女性の運転する車の助手席で、リナはふと気づいたように、声を上げた。
「あら……そういえば、そうかしらね」
 平然と応じるその女性の態度からは、どうも判っていてやっているようにしか思えない。
 リナは、疑わしげに眉を寄せ、
「……教えて、いただけます?」
 金の髪の女性は、にっこり微笑んだ。
 そして……。
「それは秘密、よ♪」
「………………」
 とことん似ている、と、思わず頭を抱えたくなったからとて、リナを責める人間はいないことだろう。
「まぁ……いいですけど……」
「それより、ここでいいのかしら?」
 ふと気がつくと、車はバス・ストップをくるりと回り、待ち合わせ場所の前まできていた。
「あ、はい。
 どうも、色々と……有り難うございました。
 あの、この服は?」
「あぁ、それは貴女にあげたものだから、好きにしてちょうだい」
 言われてリナは自分の格好を見下ろし、あまりに高すぎる……と言おうとして、結局苦笑して口をつぐんだ。
 この女性にそんなことを言っても始まらないと思ったから。
「判りました。じゃ、有り難くちょうだいしますね」
 言いながら、リナは、するりと車から降り立った。
「貸しは別のところから取り立てるから、心配しないでね♪」
「…………?」
 去り際の一言に首をかしげたものの……問いただすより早く、女性は去っていってしまった。
 リナは仕方なく、軽く肩をすくめ、忘れることにする。
(……それより……)
 視線が、ざっと目の前の人待ち顔の群れを見回す。
(……――いる筈、ないんだけど…………)
 ……でも…………と。
 その視線が、全部巡るよりも先のことだった。
「……――リナ、さん?」
 驚いたような声が、リナの名を呼ぶのは。
 リナが首を巡らしたその方向には、案の定ゼロスが、何かずいぶんと驚いたように、目を見開いて立っていた。
 ……そしてその横には、やはり、三つ編みの少女が。
「………………っ」
 リナは、頬がかっと熱くなるのを感じた。
(……来るわけないって……思ってた、よね……)
 思わずリナは、考えるより前に、先程と同じ様に踵を返していた。
 カツッと、履き慣れないパンプスが高い音を立てる。
「あ、リナさん…………っ」
 呼び止める声をその音にかき消すようにして、勢いよくリナは歩き出してしまった……。

●●●●●●●●●●

 あぁぁ・・・ありがちすぎる。展開が〜〜〜っっっ(;;)
 ついでに、次もありがちです。もぉ読めてるでしょうねぇ(^^;)
 何か・・・何でこんなになるかな?

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5823毛糸とリング(8)T−HOPE E-mail URL12/25-00:50
記事番号5822へのコメント
 さて、ラブラブ〜な展開・・・です。
 書いてて嫌になってきました。やっぱり私には、殺し合いとか執着ばりばりの方が楽なようです(笑)
 ・・・性格出るのね(−−;)

●●●●●●●●●●


     毛糸とリング(8)


「……やだな。何か……最悪……」
 目頭がまた熱くなるのを感じながら、リナはぼやいた。
 何が最悪といって……。
「気持ちに気づくのと…………失恋するのと、同時にやるなんてっ」
 しかもそれが、クリスマス・イヴにだったりするあたり、本格的に救いがない。
「…………ま、仕方ないんだけど……」
 とりあえず、アメリアの所へでも駆け込んで、勢いよく泣いて喚いて暴れて自棄食いでもしようかと、押しかけられるアメリアが知れば蒼白になりそうなことを考えながら、リナは、こつんと、腰掛けていた車止めを蹴飛ばした。
「……そ。仕方ない、のよね」
 ――こればっかりは、相手のあることだし……。
 空元気と自分でも判る声でそう言うと、やれやれと立ち上がろうとした。
 その時だった。
「ねぇねぇ、今、一人?」
 ……一気に、リナの顔が曇った。
「悪いけど、今、ナンパに付き合ってる気分じゃないのよ」
 仏頂面でそう言うと、構わずに行こうとする。その前に立ちふさがるように移動する、ナンパ男君。
 リナの目に、不穏な色が宿った。
「…………ちょっと。どきなさいよ」
「いいじゃん。暇でしょ?」
「……あんたみたいのに付き合うほど、暇じゃないわよ」
 ただでさえ気分が落ちこんでいるのに、やってられるかとばかりの口調で、リナは言い放った。
 いっそ八つ当たり代わりにこいつをぼこでこに殴り飛ばそうかと、そんなことも考えてしまう。
 ……とはいうものの、それは些かこのナンパ君に気の毒だろう。
 ミニドレス姿のリナは、落ち込んだ風情もまた儚げで、つい声をかけたくもなろうというものだった。……かけた言葉のセンスが最悪なのは本人の責任だが。
「10数えるうちに消えないと、容赦しないわよ」
「またまたー」
「…………。……1、2……」
 何がまたまたなのよっ? などと思いながらも、リナはとっとと数を数えあげていく。
 けれど、相変わらず男は離れていこうとしない。
 これはやはり、一発か二発どつくしかないかと、
「……7、8」
 まで、数えた時だった。
「…………あ、あの、それじゃオレこれで……」
 いきなり、ナンパ男は顔色を変えて後退り、とっとと人波に消えていってしまった。
「……何なのよ、あれは……」
 ――せぇっかく、ぶっ飛ばせると思ったのに……。
 男を見送りながら呟くリナの言葉に、至近で誰かが吹き出した。
「……その格好でその台詞という辺りが、実にリナさんですよね?」
「………………」
 リナはそのまま固まった。
 振り返ろうともしてくれない少女に、背後に立っている誰かさんはしばしの躊躇の後……くるりと回りこんできた。
 深い夜色の瞳が、かがみこんでリナの紅を真っ直ぐ見据える。
「……リナさん」
「………………」
 リナは、顔をあさっての方向にそらした。
「…………まだ、怒ってるんですか……?」
 情けなさそうに響く声とともに、白い指がすいと伸び、リナの顎をとらえて自分の方を向かせる。
「許しては、もらえないんでしょうか……」
 避けようもなくゼロスの顔を前にしながら、リナは唇をとがらせた。
「……あたしが、何を怒るっていうのよ」
 そう。……怒ることなど、何一つ、ない。
「…………。
 ……怒って、くれないんですか……?」
 何処となく、しょぼんとした表情で、ゼロスが言う。
 リナは呆れた顔になった。
「何なのよ。怒ってほしいの? ほしくないの?」
「…………いえ……」
 ゼロスの唇に浮かび上がる苦笑から目をそらしぎみにする、リナ。
 それでも、耳だけはかたむけたままにして。
 ゼロスは、一呼吸、深く吸い込むようにして、間を開けた。
「リナさんには……」
 珍しく、硬く響く声。
「リナさんには、その……僕のこと、少しでも気にかけてほしいかな、とか……」
「…………かけてるわよ、一応……」
(……あんたが思ってる以上に……)
 むくれるリナに、ゼロスは苦笑気味のまま、
「いえ、その、そうじゃなく、ですね。
 …………友達以上として、です」
「…………。
 ……何よ、それ……」
 しばしの沈黙の後、押し殺したような声で、リナはそう言った。
(…………何、考えてんのよ、こいつわっ)
 理不尽とも言えそうな強い怒りがこみあげてきて、胸がむかむかしそうだ。
 ぱしりと、勢いよく、ゼロスの手をはねのけた。
「あんた、彼女いるんじゃない。なのに何言ってんのよ。
 失礼でしょうが、あの子にっっっ」
 ――それに、あたしにも……。
 残りは結局言わずに、胸の中に落としこんだ。
 そのまま立ち上がり、ゼロスを置き去りに走り出そうとする……より早く、ゼロスがその腕をつかまえた。
「ち、ちょっと待って下さい。
 話、ちゃんと聞いて下さいよ、リナさん!」
「何を聞けって言うのよ。
 だから放しなさいってばっ!
 あんたなんか大嫌いよっ!」
「それでもっ!」
 強い腕の力と瞳。それに口調に、思わずリナは動きを止めていた。
「…………それでも、何よ?」
 ゼロスは、ふと、瞳を伏せた。
「それでも……聞くだけは、聞いてくれませんか?
 それに、あなたをこのまま放っておいたら……心配なんです」
「何でよ?」
「せめて虫除けがわりに、送るくらいさせて下さい」
「…………はぁ?」
 きょとんと首をかしげるリナは、自分がどんな格好をしているのか、きれいさっぱり忘れ果てているらしい。
 あまりにそれがリナらしくて、ゼロスはふと唇を緩めた。
「こんな可愛いリナさんを、狼のうろつく場所に野放しにするなんて、僕にはできませんからね」
「……あのね」
「僕には、彼女なんて、いませんよ?」
 何か不満げに言いかけたリナを制するように、ゼロスはきっぱり言い切った。
 その際、瞳は外してはいけない。真っ直ぐ、ただひたすら真剣に、リナの瞳をのぞきこんでいた。
 その真摯さに、リナも思わず逃げ出そうとする力を抜いてしまった。
「だって……。
 ……あの子は……」
「付き合ってなんかいません。
 あの人は、ぼくの姉関係の知人で……それだけです」
 ――僕の好きなのはリナさんだけです。
 などと、普通の人間ならば歯が浮きまくる台詞をあっさり吐けるのは、ゼロスならでは、かもしれない。
 リナは、信じようか信じまいか迷う色をありありと顔に浮かべ、結局そっぽをむいた。
「だって、一緒にいたし……」
「暇だからって、張りつかれてただけです」
「……あたし見て、何で来たのかって顔してたみたいだし……」
「何で僕がそんな勿体ない真似を?
 あれは、先刻も言ったように、あまりのリナさんの可愛らしさに、ただひたすら驚いてただけです!」
「……ちょっと、あのね……」
 たとえそう思ったとしても、普通の人間はそうきっぱり言い切ったりはしないのではないだろうか?
「ゼロスらしいっちゃ……らしいけど……」
 ついつい、こちらも苦笑してしまいたくなる。
 そのゼロス君は、何処かおずおずと、リナの顔を見つめていた。
「それで……信じていただけましたか?」
 リナは、むぅっと考えこんだ。
 信じられるものなら、信じたかったりするのだ。
 相手が相手なだけに、疑う気持ちも人一倍だったりするが。
「もう一つ……」
 上目遣い加減になりつつ、リナは、ゼロスに問うた。
「……一緒に買い物してたみたいじゃない……?」
 ゼロスは、一瞬だけきょとんと首をかしげ……ついで、顔を引きつらせた。
「あ、あの……見てたんですか?」
「偶然だけど」
「あれは、ですねぇ……」
 ゼロスは、参ったとでも言いたげに空を仰いだが、すぐリナに向き直ると、ふわりと微笑んだ。
「……本当は、別れ際にでも渡したかったんですけど……」
 言いながら、その手が手品のように器用に動き、何処からともなく小さな包みを掌にのせて差し出していた。
「これ買ってたら、僕の姉へのクリスマス・プレゼントは何がいいか一緒に見てくれって言われたんです」
「それはいいけど…………これ、何?」
 可愛らしいラッピングに、リナは包みとゼロスを等分に見ながら尋ねた。
 ゼロスが、いつものようににっこり笑う。
「勿論、大切なリナさんへのクリスマス・プレゼント、ですよ♪」
「…………。……開けて、いい?」
「どうぞ」
 包装紙を破らないように、できるだけ丁寧に開いていく。
 少しずつ、わくわくする気持ちが高くなっていって……。
 現れた青いケースを手に、一瞬だけリナは息を吸い込んだ。
 そして。
「…………これ」
「リナさんに似合いそうだと思って」
 黒いビロードの真ん中に輝くのは、プラチナに小さなルビーとダイヤをはめこんだ指輪だった。
「……はめさせていただいて、かまいませんか?」
「え?
 …………。
 ……う゛ーん……」
 ゼロスの言葉に、リナはしばし硬直して迷い……。
(……でも、なぁ……。……それでも)
「…………いーけど、別に」
 頬を染めながら、ゆっくりと左手を差し出した。
 ゼロスの顔が、ぱっと輝く。
「リナさん(はぁと)」
「いや、その……えと……。
 ……とりあえず、ね」
 真っ赤になっての台詞に説得力があるかどうか、その辺りの判断は他の人にお任せするとして、「とりあえず」と主張するリナの左の薬指に、ゼロスは喜々として指輪をはめた。
 そして、す、と、その華奢な手の甲に唇を寄せる。
「あ、あのねぇぇぇっっっ!」
 げいんっ。
「痛いですよ……リナさん〜」
「あったりまえでしょ。何、恥ずかしい真似してるのっっっ!」
 頬どころか耳まで染めて、リナは叫んだ。
 一方ゼロスは、頭をさすりながらもにこにこと笑ったままで、
「いえ、リナさんに僕のこの気持ちがちゃんと伝わったんだなぁと思うと……あまりに嬉しかったもので」
「人前ではやめなさいよっ!」
「人前じゃなきゃ、いいんですか?」
「…………う゛」
 ゼロスは笑顔だが……どう見ても、半分以上――あるいは、5分の4くらいだろうか――本気に聞こえる口調だった。思わずリナは、話を変えたくなってしまう。
「えと、それは…………。……置いとくとして、ね」
 リナは誤魔化すように笑って、ゴソゴソと、その格好でも手放さなかった大きなバッグをあさり、「はい」とゼロスに、ブルーを基調にしたシンプルな包みを押しつけた。
「だから、その……これ、クリスマス・プレゼント」
「リナさんから、ですか? 開けてもいいですよね」
「いいわよ」
 がさがさと楽しそうに包みを開くゼロスは、珍しく少年めいた表情で、リナは小さく微笑んだ。
 ゼロスの、いつもは笑みに隠されている深い色の瞳が、黒に似た藍色の毛糸で編まれたセーターを見た瞬間、大きく見開かれた。
「……セーター……ですか。リナさんの手編みの?」
「ま、ね。
 ……アメリアに教えるのに、あたしも作ってる方が教えやすかったからね」
 あくまで素直に、ゼロスのために作ったなどと言えないリナだったりした。
 が、ゼロスにはそんな言葉は届いていないらしい。
 実に上機嫌の表情でにこにこと、
「嬉しいですよ。
 リナさんの時間を、僕のために割いていただけたんですよね♪」
「それは……その……」
「“僕の”リナさんのプレゼントだと思うだけで、暖かさが違いますよね(はぁと)」
「…………あのねぇ……」
 ゼロスのあまりの台詞に、頬を染めて言葉につまったリナは、ついしげしげと、自分の指を彩る指輪を眺めてしまった。
「……まぁ、いいけど。でも、つまるところ、これって結局、売約済みの印、よね」
 つい、ぽろりとそんな言葉がこぼれた。
「言葉を選ばないと、そうなるかもしれませんね」
「何か、不公平よね。女の子だけってのは」
「そうですか?
 形なんてなくても、僕はリナさん以外に目なんてむけられませんけど……リナさんが望むなら、指輪だろうが何だろうが……」
 楽しそうに響くゼロスの声に、リナはちょっと間を開けて。
「ま、指輪はないけど……これで、ちょっと縛ってみようか」
「……は?」
 問い返すゼロスの左の薬指に、リナの華奢な指先が、深い藍色の毛糸を巻き付けた。
「指輪の代わり、よねっ」
「…………リナさん」
 揺れる、ゼロスの声。
 その顔を見ることができなくて、リナはそのまま立ち上がった。
「あ、じゃ、あたしもう行くから……っ」
「…………」
 無言で、その腕を掴みなおす、ゼロス。
「あの…………だから、放して……」
 声が、勝手に小さく弱くなってしまう。
「嫌ですよ」
 対照的に、きっぱりと響くゼロスの声に、リナは、瞳を上げかけ……また、落とした。
「リナさん……」
 請うように名を呼ばれ、潤む紅の色が、深い夜の色と出会った。
 そして――…………。


●●●●●●●●●●

 タイトルの意味が、ここでやぁっと出てくるわけです。
 あぁ、それにしても・・・何か、引き裂きたいという気分が、むくむくと(笑)
 だってー・・・何か、なぁんかなんです・・・(^^;)

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5824毛糸とリング(終)T−HOPE E-mail URL12/25-00:56
記事番号5823へのコメント
 さて、これでやぁぁぁっと終わりです。
 だからね。24日すぎてるってば・・・(死)

●●●●●●●●●●


    毛糸とリング(終)



「あぁ、やぁぁぁっと? まったく、気を揉ませる子よねぇ」
「本気だとなかなか手を出せないって、あれ、本当だったんですねっ」
「にしても、情けないわ」
 しっかり二人の世界に入っているまだまだ可愛らしい恋人達を見物しながら好き放題言っているここは、そのすぐ近くにさりげなく止められた車の中だったりする。
 目的は当然、ゼロスの首尾を見学すること。
「まぁ、何とか落とせたみたいですね」
 黒髪三つ編みの美少女、シェーラがそう言うと、
「でも、36点ってところね。洗練されてないわよ、あれは。
 我が弟ながら、情けないわ」
 金の髪の美女、ゼラスが、実の弟をこき下ろす。
「けど、ゼロス、あの子相手だと全然普段の実力出せてないみたいですし……これからじゃないんですか?」
 一応、シェーラがフォローらしき台詞を言ってみるが、
「まず、駄目でしょうね」
 ひらひらと、ゼラスは手を振って笑った。
「最初の段階で、リナちゃんからのアプローチの方が気が利いてるでしょう?
 あれはもう、最後までゼロスの方が立場が弱いわ。うん」
「…………成程ぉ……」
 感心するシェーラを横に置きながら、ゼラスは、涙ぐんでいる少女をなだめようとしている、らしくなく真面目な弟を見て、くすくすと笑った。
「……この貸しは大きいわよ、ゼロス……」
 さて、代わりに何をさせようかと企むこの女性に、ゼロスが勝てる日は――という以前に、勝とうという気すらないだろうが――、おそらく永遠にやってこないことだろう……。

●●●●●●●●●●

 さて、終わりっ。
 いかがだったでしょうか・・・何か、私的には、あまり・・・ゼロス君が飛ばしてないのが哀しいです。
 んで、リナちゃんが・・・しくしく。リナちゃんじゃないよぉ(;;)
 やっぱり、恋愛に疎いのがリナちゃんですからねぇ。でも、そーするとくっついてくれないから(笑)
 一番書いてて楽しかったのは、セーターに燃えてるアメリアと、裏で企んでるゼラス様。
 ラブラブ〜なところは・・・あんまし・・・(^^;) あぁ、やっぱり普通の少女漫画チックな展開は苦手ですっ。
 ・・・要は下手なだけ・・・(爆死)
 ともあれ、最後のこのシーンが一番書きたかったのは確かですね(^^)

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5825うきゃあぁ〜〜!!理奈 E-mail 12/25-04:36
記事番号5824へのコメント
こんにちはぁ〜〜、おひさしぶりの理奈ですぅ!!!
ゼロリナ、ゼロリナ、らぶらぶだぁ〜〜!!!!イヴに(こっちは、
まだイヴ)こんないいもん読ませてもらうなんていいぃ〜〜〜!!!!
く、私もこんなイヴすごしてみたいけどあいにく友達とカラオケいくだけ。
まぁ、いいや。もぉ〜〜、最後の7、と8を読んでるあたりから私の顔がにやけて
しまいとなりにいる母に変な目で見られていた。だぁってぇ〜〜!すっごい
よかったんですもん!!!ゼロスがかっこいいぃし、リナは、かわいぃいし、
ゼラス様いいいしぃいい!!!ああぁ、全然感想になってない感想・・・
ではでは。また読みにきますねぇ〜〜!!

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5826有り難うございます〜♪T−HOPE E-mail URL12/25-10:21
記事番号5825へのコメント
>こんにちはぁ〜〜、おひさしぶりの理奈ですぅ!!!

 こんにちは〜。
 またまた感想、有り難うございます(^^)

>ゼロリナ、ゼロリナ、らぶらぶだぁ〜〜!!!!イヴに(こっちは、
>まだイヴ)こんないいもん読ませてもらうなんていいぃ〜〜〜!!!!

 まだイヴ・・・ですか。それは良かった(笑)
 やばい〜〜〜間に合わない〜〜〜状態で、突貫工事したんですよね(^^;)
 とりあえず、クリスマス・ソングがんがんかけっぱなしにして、雰囲気を出しながら・・・何処がって感じだな(−−;)

>く、私もこんなイヴすごしてみたいけどあいにく友達とカラオケいくだけ。

 私も似たようなもんですよ・・・家族で食事に行くくらい。
 う〜〜〜ん・・・まぁいいや(^^;)

>まぁ、いいや。もぉ〜〜、最後の7、と8を読んでるあたりから私の顔がにやけて
>しまいとなりにいる母に変な目で見られていた。だぁってぇ〜〜!すっごい
>よかったんですもん!!!ゼロスがかっこいいぃし、リナは、かわいぃいし、
>ゼラス様いいいしぃいい!!!ああぁ、全然感想になってない感想・・・
>ではでは。また読みにきますねぇ〜〜!!

 有り難うございました(^^)
 でも・・・ゼロス君、かっこよかったですか?
 あぁ、何か私の書くゼロスってば、こう、強さってものがないっっっ!
 ・・・と、最近思ってたりしますけど。
 ゼラス様・・・は、書いててめちゃくちゃ楽しかったです。ほぼ、私の煩悩のままに動いていただきましたから(死)
 つまり・・・女の子(リナちゃん)偏愛主義(爆)
 え、えーとそれでは、感想、どうも有り難うございました〜(^^)

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5802Re:毛糸とリング(4)桜井 12/23-01:01
記事番号5793へのコメント
はじめまして、桜井といいます。いつも楽しく読ませて頂いてます。
T−HOPEさんは No.5793「毛糸とリング(4)」で書きました。
> 何で卒論終わったのに暇にならないかしら・・・・・・?
> まーいいですけど。って、キリ番たまってるから、全然良くないか。
た、大変そうですけれど小説のほうもぜひ、がんばって下さいね。いつも楽しみにしています。
> 「スレイ」のゲーム(スーファミの)も今頃買ったし・・・やりたいことは多いです。
> 身体切ったら分裂しないかなぁ・・・プラナリアみたく。・・・無理ですが
プ、プラナリアってT−HOPE様はもしかして理学部生物学科・・
でしょうか・・
>◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
>
>「“あの”ゼロスが転んだ女の子って、どんなものかしらぁ……っと、思って」
> にっこり、と笑い返され、ゼロスの瞳の温度が、ますます下がる。
>「……ということは、別に、僕に用事はないんですね……?」
> 合わせるように、声の温度も、一気に低下し始める。
やはりり邪魔をされたのをすごく怒っているんですね!!
とってもかわいいですぅ!LOVEゼロスですね♪
> 果たしてシェーラは大きく頷き、
>「ゼラスさんよ。
> 何か……なかなか進展してないみたいだから、ちょぉっとばっかり煽ってやってくれって……」
>「………………。
> ……やめて下さいよ、もぉ……」
> 絶対的に逆らえない人の思惑に乗せられ、がっくりとゼロスの肩が落ちる。
> 雷鳴の代わりに今度は縦線を背負っているようだ。
> それを見ながら、シェーラは、おやと首をかしげた。
>(……何か……ものっすごく珍しいものを見たような気がするわ)
本当に!ぜひ私も見てみたいです、縦線背負ったゼロス、のの字を書くゼロスより
いいかんじですぅ♪
> 随分と、あの栗色の髪の少女のことに関しては、自信がないらしい。
> これが他の場合なら、苦笑しつつも「仕方ないですね」といって済ましていただろう。
> 多少不利な条件が増えたとしても、ゼロスには、それで遊べるだけの能力と、それを楽しむ性格の持ち合わせがあるのだから。
本当に、ゼロスからあの余裕をとり払ってしまうのってものすごい事ですよね、さすがリナちゃんです♪
> ……が。
> あの少女相手にそんな余裕はない、というのか。
> ――もっとも、それならそれで面白い……と、シェーラはほくそ笑み、この状況を、喜々としてグラウシェラーとゼラスに報告したりするのだった……。
なんだか新たなる重要人物の登場が促されていますね!がんばれゼロス♪
>
>◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
>
> 今回、何か、ゼロス君いぢめるぞ! に、モードが合わさっちゃってるみたいですね(笑)
どんどんいじめっちゃって下さい!ゼロスっていぢめがい、ありますよねっ!
いえ、冗談抜きで本当に・・・。それでは、コメントの書き逃げをしちゃいます、
卒論に小説にHPの更新(こちらも楽しみにしています。)がんばって下さいね。

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5812感想、有り難うございました♪T−HOPE E-mail URL12/23-23:33
記事番号5802へのコメント
>はじめまして、桜井といいます。いつも楽しく読ませて頂いてます。

 こんにちは、はじめまして(^^)
 T-HOPEです。よろしくお願いします〜。

>> 何で卒論終わったのに暇にならないかしら・・・・・・?
>> まーいいですけど。って、キリ番たまってるから、全然良くないか。
>た、大変そうですけれど小説のほうもぜひ、がんばって下さいね。いつも楽しみにしています。

 人はこれを自業自得と呼びます(笑)
 ・・・資格取ろうとしなきゃ、きっともっと暇だったんですけどねぇ・・・。

>> 「スレイ」のゲーム(スーファミの)も今頃買ったし・・・やりたいことは多いです。
>> 身体切ったら分裂しないかなぁ・・・プラナリアみたく。・・・無理ですが
>プ、プラナリアってT−HOPE様はもしかして理学部生物学科・・
>でしょうか・・

 いえ、文学部日本文学科・・・(笑)
 生物は、高校時代、好きで得意でしたけど・・・数学が大嫌いだったんですよね〜。
 ・・・偏差値30台とか、平気で取ってましたから(^^;)
 でも、プラナリアは切らなきゃいけないんですよね・・・ヒドラとかの方がいいかな。

>> にっこり、と笑い返され、ゼロスの瞳の温度が、ますます下がる。
>>「……ということは、別に、僕に用事はないんですね……?」
>> 合わせるように、声の温度も、一気に低下し始める。
>やはりり邪魔をされたのをすごく怒っているんですね!!
>とってもかわいいですぅ!LOVEゼロスですね♪

 滅茶苦茶怒ってますね(笑)
 せっっっかく、徐々に落としつつあるのに〜・・・って感じです(^^;)

>>「………………。
>> ……やめて下さいよ、もぉ……」
>> 絶対的に逆らえない人の思惑に乗せられ、がっくりとゼロスの肩が落ちる。
>> 雷鳴の代わりに今度は縦線を背負っているようだ。
>> それを見ながら、シェーラは、おやと首をかしげた。
>>(……何か……ものっすごく珍しいものを見たような気がするわ)
>本当に!ぜひ私も見てみたいです、縦線背負ったゼロス、のの字を書くゼロスより
>いいかんじですぅ♪

 いい感じですか?(笑)
 ま、ゼラス様じゃ、文句も言えませんからね〜♪

>> 随分と、あの栗色の髪の少女のことに関しては、自信がないらしい。
>> これが他の場合なら、苦笑しつつも「仕方ないですね」といって済ましていただろう。
>> 多少不利な条件が増えたとしても、ゼロスには、それで遊べるだけの能力と、それを楽しむ性格の持ち合わせがあるのだから。
>本当に、ゼロスからあの余裕をとり払ってしまうのってものすごい事ですよね、さすがリナちゃんです♪

 そうです。それがリナちゃんなんです!
 可愛くって強くって凄いんです〜・・・とかいう私は、リナちゃんが一番好き(はぁと)

>> ……が。
>> あの少女相手にそんな余裕はない、というのか。
>> ――もっとも、それならそれで面白い……と、シェーラはほくそ笑み、この状況を、喜々としてグラウシェラーとゼラスに報告したりするのだった……。
>なんだか新たなる重要人物の登場が促されていますね!がんばれゼロス♪

 あはは・・・でも、グラウシェラーさん、登場予定取りやめ、です。
 ・・・13巻が〜〜〜っっっ(;;)
 でも、ゼラス様は・・・ふふふ(^^)

>> 今回、何か、ゼロス君いぢめるぞ! に、モードが合わさっちゃってるみたいですね(笑)
>どんどんいじめっちゃって下さい!ゼロスっていぢめがい、ありますよねっ!
>いえ、冗談抜きで本当に・・・。それでは、コメントの書き逃げをしちゃいます、
>卒論に小説にHPの更新(こちらも楽しみにしています。)がんばって下さいね。

 卒論・・・は、一応はあがったんですけどね(^^;) 内容はどっかと奥へ放っぽっといて。
 それはともかく、ゼロス君・・・いぢめていいんですか?(笑)
 ・・・報復怖いんですけど、でも、頑張ります!(^^;)
 それでは、感想、本当にどうも有り難うございました〜m(_)m

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5784感想ですの庵 瑠嬌 12/19-20:14
記事番号5753へのコメント


 こんばんは、庵 瑠嬌でございます。
 ……一週間遅れですが、レスつけさせていただきますわ。

> 友人の珍しくしおれた様子に、さすがに放っておけないと思ったのか、もっと珍しくまともにフォローを入れるリナ。
> が、アメリアはなかなか浮上しない。

 珍しくしおれるアメリアさんに、さらに珍しくまともにフォローを入れるリナさん……。
 お二人の性格が、よく分かりますわね。
 けれど、アメリアさんがなかなか浮上しないとは、また珍しい。
 よほどセーターに気合い入れてるんですのねえ……。


> 彼女に言わせれば、そこまで苦労するくらいなら途中つまった段階でマフラーに計画を切り替えればいい……程度のことな
>のだが、恋する女の子の熱意にはどうも、勝てない。

 リナさんは『恋する女の子』ではないんですのね?
 まぁ、可哀想なゼロスさん。


>「ったく。……仕方ないわね。美味しい御飯食べさせてくれるんなら、クリスマスまで、あんたの家に通って教えてあげてもいい
>わよ?」
>「本当ですかっ!?」
> ぱぁっと、アメリアの顔が輝いた。
>「それでしたら、うちに泊まりにきて下さってもいいんですけどっ」
> その言葉に、リナはちろりと視線を流し、
>「……いーの? 三食、あんた持ちってことになるけど?」
>「う゛っ……」
> さすがにその一言に、アメリアは顔を引きつらせたが、
>「……い、いいんです。それでゼルガディスさんへのプレゼントが無事出来上がるならっっっ!」
> ――恋する女の子は、やはり健気らしい。

 ご飯目当てに教えようかと提案するリナさんと、三食自分持ちと聞いて顔をひきつらせるアメリアさん……。
 うーん、これぞ、ご飯大好き少女と、恋する女の子の会話ですのね……。
 ……なんとも『らしい』会話ですわ。


>「……ゼルがいるしね」
> にっこり……と笑ったアメリアの顔が、リナの一言で、真っ赤に染まった。
>「そ、そ、それだけじゃなくって! ……って、リナさん。ゼロスさんは呼ばないんですか?」
> 仕返し! とばかりに、アメリアはゼロスの名を出してみたが、リナはきょとと首をかしげただけだった。
>「ゼロス? あぁ、あいつ、25日はお姉さん関係のパーティあるとかでね。中学校の頃誘ったんだけど……毎年の行事だし、し
>ゃーないっしょ」

 ゼルガディスさんの名前だけで、そんなに赤くなるなんて、アメリアさんも可愛い方ですわね。
 ゼロスさんの名前を出されても、顔色一つ変えないリナさんとは、またずいぶん違いますこと……。
 このお話、アメリアさんとリナさんを比べて読むと、とても面白いですわ。


>「……男物ですよね?(にっこり)」

 さすがゼロスさん。……めざといですわ。
 これに、リナさんのセーターまで見つけた日には、どんなことになったのでしょう……。  


> 溜息を落とすゼロスをチラッと横目で見、リナは、できる限りさりげなく、
>「……そーいやぁ、あんた、24日、暇?」
>「え?」
>「24日、暇かって聞いたの」
> 顔をのぞきこんでくるゼロスに、リナは、極力何でもなさそうに繰り返した。
>「勿論、暇ですけど……リナさんのためなら、何がなんでも暇にしますけど……えと」

 ゼロスさん……もしかして、リナさん至上主義?(笑)
 さりげなく、なんでもなさそうに、イブの予定を尋ねるリナさんが可愛いですわ。
 


>「行きますっ!」
> 即答……である。
>「嬉しいですよ。恋人たちの祭典、イベントが最大に盛り上がる24日に、リナさんと……」
>「……荷物持ちって、ちゃんと聞いてた?」
> リナは半ば疲れたように、そう言った。もっとも、ゼロスの笑顔は崩れない。
>「じゃ、待ち合わせとかは、どうします?」
>「そうねぇ……」

 ここ、思わずわたくし、くすくす笑ってしまいましたわ。
 なにか、ゼロスさんがとても健気……(なままで、T-HOPEさんのお話が終わるのかどうかは知りませんけれど)。

>◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎

> やでやで。とりあえず、ゼロス君出てきましたね。
> んで、次・・・シェーラちゃん出る予定、です(予定は未定・・・ですが(^^;)

 まぁシェーラさん。
 それでは、シェーラさんも同じ学校なんですの……?
 ゼロスさんを応援する方?邪魔する方?


> お気が向かれましたら、次も読んでやって下さいませ〜。
 当然、読みますわ!
 無論、読みますわ!
 ……それから『たどりつくために』もがんばって下さいねH

 



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5795有り難うございます♪T−HOPE E-mail URL12/20-22:42
記事番号5784へのコメント
> こんばんは、庵 瑠嬌でございます。
> ……一週間遅れですが、レスつけさせていただきますわ。

 有り難うございます〜m(_)m

>> 友人の珍しくしおれた様子に、さすがに放っておけないと思ったのか、もっと珍しくまともにフォローを入れるリナ。
>> が、アメリアはなかなか浮上しない。
>
> 珍しくしおれるアメリアさんに、さらに珍しくまともにフォローを入れるリナさん……。
> お二人の性格が、よく分かりますわね。
> けれど、アメリアさんがなかなか浮上しないとは、また珍しい。
> よほどセーターに気合い入れてるんですのねえ……。

 もぉ、正義を貫くことと同じくらいに気合い入ってますよ(笑)
 勝負かけてますから・・・(^^;)

>> 彼女に言わせれば、そこまで苦労するくらいなら途中つまった段階でマフラーに計画を切り替えればいい……程度のことな
>>のだが、恋する女の子の熱意にはどうも、勝てない。
>
> リナさんは『恋する女の子』ではないんですのね?
> まぁ、可哀想なゼロスさん。

 リナちゃん、滅茶苦茶『鈍い』人ですから〜(^^;)
 どっちにしろ、性格的に、恋に邁進して下さるようなタイプじゃないし・・・(笑)

>>「ったく。……仕方ないわね。美味しい御飯食べさせてくれるんなら、クリスマスまで、あんたの家に通って教えてあげてもいい
>>わよ?」
>>「本当ですかっ!?」
>> ぱぁっと、アメリアの顔が輝いた。
>>「それでしたら、うちに泊まりにきて下さってもいいんですけどっ」
>> その言葉に、リナはちろりと視線を流し、
>>「……いーの? 三食、あんた持ちってことになるけど?」
>>「う゛っ……」
>> さすがにその一言に、アメリアは顔を引きつらせたが、
>>「……い、いいんです。それでゼルガディスさんへのプレゼントが無事出来上がるならっっっ!」
>> ――恋する女の子は、やはり健気らしい。
>
> ご飯目当てに教えようかと提案するリナさんと、三食自分持ちと聞いて顔をひきつらせるアメリアさん……。
> うーん、これぞ、ご飯大好き少女と、恋する女の子の会話ですのね……。
> ……なんとも『らしい』会話ですわ。

 こーゆーところは、書いててとっても楽しかったです(^^)
 アメリア、何故か、現代物で使う方が使いやすいんですよね〜。
 ・・・不思議です(^^;)

>>「……ゼルがいるしね」
>> にっこり……と笑ったアメリアの顔が、リナの一言で、真っ赤に染まった。
>>「そ、そ、それだけじゃなくって! ……って、リナさん。ゼロスさんは呼ばないんですか?」
>> 仕返し! とばかりに、アメリアはゼロスの名を出してみたが、リナはきょとと首をかしげただけだった。
>>「ゼロス? あぁ、あいつ、25日はお姉さん関係のパーティあるとかでね。中学校の頃誘ったんだけど……毎年の行事だし、し
>>ゃーないっしょ」
>
> ゼルガディスさんの名前だけで、そんなに赤くなるなんて、アメリアさんも可愛い方ですわね。
> ゼロスさんの名前を出されても、顔色一つ変えないリナさんとは、またずいぶん違いますこと……。
> このお話、アメリアさんとリナさんを比べて読むと、とても面白いですわ。

 リナちゃんは、さっぱりすっきりはっきり・・・な人ですから。
 ま、そのせいでゼロス君が苦労する・・・と(笑)

>>「……男物ですよね?(にっこり)」
>
> さすがゼロスさん。……めざといですわ。
> これに、リナさんのセーターまで見つけた日には、どんなことになったのでしょう……。  

 めざといです・・・んで、誰に送るのかも、しっかり判っちゃってます(・・・トーゼンかも(^^;)
 その辺、リナちゃんは抜かりないです(笑)
 それに、ここでゼロス君がリナちゃんの手編みセーターなんて見つけたら、誰に送るのか調べ上げるまですごい騒ぎになりそうでしたしねー。
 ・・・枚数とストーリーの被害を防ぐために、リナちゃんにはとっととしまいこんでもらいました・・・(−−;)

>> 溜息を落とすゼロスをチラッと横目で見、リナは、できる限りさりげなく、
>>「……そーいやぁ、あんた、24日、暇?」
>>「え?」
>>「24日、暇かって聞いたの」
>> 顔をのぞきこんでくるゼロスに、リナは、極力何でもなさそうに繰り返した。
>>「勿論、暇ですけど……リナさんのためなら、何がなんでも暇にしますけど……えと」
>
> ゼロスさん……もしかして、リナさん至上主義?(笑)
> さりげなく、なんでもなさそうに、イブの予定を尋ねるリナさんが可愛いですわ。

 リナちゃん至上主義・・・そーかも(笑)
 あ、でも、ゼラス様という別格もいるしなー・・・。
 ともかく、ゼロス君、この話ではリナちゃんにきっちり惚れ込んでます。
 さりげなく訪ねるリナちゃんは・・・ま、はっきり聞いたりはしないんですよ、やっぱり。リナちゃんだし。

>>「行きますっ!」
>> 即答……である。
>>「嬉しいですよ。恋人たちの祭典、イベントが最大に盛り上がる24日に、リナさんと……」
>>「……荷物持ちって、ちゃんと聞いてた?」
>> リナは半ば疲れたように、そう言った。もっとも、ゼロスの笑顔は崩れない。
>「じゃ、待ち合わせとかは、どうします?」
>>「そうねぇ……」
>
> ここ、思わずわたくし、くすくす笑ってしまいましたわ。
> なにか、ゼロスさんがとても健気……(なままで、T-HOPEさんのお話が終わるのかどうかは知りませんけれど)。

 健気・・・健気なゼロス・・・。
 ・・・うーん、私、何かとっても変なもの書いてるのかも・・・(^^;)
 ゼロスと健気って・・・もんの凄い違和感ありません?(笑)

>> やでやで。とりあえず、ゼロス君出てきましたね。
>> んで、次・・・シェーラちゃん出る予定、です(予定は未定・・・ですが(^^;)
>
> まぁシェーラさん。
> それでは、シェーラさんも同じ学校なんですの……?
> ゼロスさんを応援する方?邪魔する方?

 ・・・それは読んでのお楽しみ・・・ということで・・・(笑)
 しかしこれは・・・応援なのかな? 邪魔なのかな?

>> お気が向かれましたら、次も読んでやって下さいませ〜。
> 当然、読みますわ!
> 無論、読みますわ!
> ……それから『たどりつくために』もがんばって下さいねH

 ありがとうございます〜。
 ・・・現在、ちょっと、キリ番たまりまくっててやばいんですが・・・(^^;)
 終わったらとりかかります・・・はい。