◆−沈黙の月夜−氷魚(3/21-04:53)No.6498
 ┣Re:沈黙の月夜−理奈(3/22-07:16)No.6507
 ┃┗わーい(はぁと)−氷魚(3/24-00:45)No.6517
 ┣題名が巧いですわ−庵 瑠嬌(3/27-20:41)No.6532
 ┃┗ありがとうです。(はぁと)−氷魚(3/28-03:19)No.6534
 ┗四月馬鹿−氷魚(3/28-02:44)No.6533


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6498沈黙の月夜氷魚 3/21-04:53


こんにちわです。またまた書きに来ました「下手な鉄砲数うちゃ当たれば良いかもしれない」状態の氷魚です。これは、前に書いた「最後に見た夢」の反対バージョンもどきです。読んで頂けるとうれしいです。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


「ヒト」と「魔」

相反すると言われる、二つの存在。


ある時。
「ヒト」である彼女と、
「魔」に属する彼は、
出逢った。

彼女の願いは共に在ること。
彼の望みは・・・・・・


しかし、彼女は、この世から、消えた。





夜。
日はすっかり落ちているのに、その部屋には明かりが灯ることがなかった。
ただ、静かに、冷たく、月明かりだけが届いている。

少女の嗚咽が漏れる。
部屋の片隅で泣きじゃくっている黒髪の少女。
黄金の髪を持つ剣士も、白ずくめの青年も。
言葉すら、出てこないのだろう。
端正な顔を悲しげに歪めていた・・・・

そう、ただ一つのことを除いて、ここは悲しみに満ちていた。
そこに、場違いな笑みを浮かべる、彼の姿さえ、無ければ。

「何故こんな時に笑っているんですか!不謹慎ですっ!!」
彼を睨め付けて少女は叫んだ。
大きな瞳からはぼろぼろと、涙がこぼれ落ちる。
「・・・・所詮、魔族には人間の悲しみなど理解出来ないんでしょうねっ!」
やつあたり、である。
少女もそれは解っていた。
だが、耐えられなかったのだ。
沈黙、と。
慕っていた彼女の突然の死、の両方に。

彼は何も言わなかった。
ただ、静かな笑みをたたえたまま・・・蒼い月を、見ていた。

夜は更けていく。

悲しみもいつかは癒えてゆくのだろう。



だが、彼女は戻らない。


彼の望みは、誰も、知らない。





 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ガウリイとゼル・・・・・ただのオブジェ(^^;)
アメリアがやっぱり一番動かしやすいらしいです。
それにしても・・・表現力のなさと意味不明ぶりは・・・・・どうやったら治るんでしょう?(聞くな)
こんな変な文を読んでくださった、貴方に感謝、です。
それでは・・・・・・・・









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6507Re:沈黙の月夜理奈 3/22-07:16
記事番号6498へのコメント

こんにちは。上のやつ、間違いです。一坪さんが消してくださるといいんですけど。
では、あらためて。こんにちは、理奈です。
よかったです。みんなの悲しみがすっごくつたわってきました。
ゼロスくん。彼の望みはなんだったんでしょうか。彼は、リナちゃんの死を
どう思ってるのでしょうかね。
表現力のなさ・・・ってそんなことないですよ。私の書くやつに比べれば。
短めになってしまいましたが、失礼します。

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6517わーい(はぁと)氷魚 3/24-00:45
記事番号6507へのコメント

理奈さんは No.6507「Re:沈黙の月夜」で書きました。
>
>こんにちは。上のやつ、間違いです。一坪さんが消してくださるといいんですけど。
> では、あらためて。こんにちは、理奈です。
こんにちわです。またまた感想ありがとうございます。(はぁと)

> よかったです。みんなの悲しみがすっごくつたわってきました。
そう言っていただけると幸いです。(^^;)

>ゼロスくん。彼の望みはなんだったんでしょうか。彼は、リナちゃんの死を
>どう思ってるのでしょうかね。
ゼロスさんの気持ちを書こうとたくらんでたのですが(無謀)いつのまにか意味不明になってしまいました。(;;)
友人にはこれはアメゼロだと言われてしまいましたし(^^)

> 表現力のなさ・・・ってそんなことないですよ。私の書くやつに比べれば。
> 短めになってしまいましたが、失礼します。
そんなことないです。(^^)
本当にこんな駄文に感想をくださって感謝です。
それでは、この辺で。

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6532題名が巧いですわ庵 瑠嬌 3/27-20:41
記事番号6498へのコメント


 こんばんは、庵 瑠嬌でございます。
 感想、書かせていただきます。
>
>こんにちわです。またまた書きに来ました「下手な鉄砲数うちゃ当たれば良いかもしれない」状態の氷魚です。これは、前に書いた「最後に見た夢」の反対バージョンもどきです。読んで頂けるとうれしいです。
>
> ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 下手じゃないですわ!
 おそらく、あなたの撃った鉄砲は、すべてわたくしの心を射止めてますわっ!(何かがおかしい表現)
  
 この話で……リナさんは、ゼロスさんに殺された、というわけではないんですのね……?
 自然死……にしては早いから、事故?他の魔族などに殺されたとか……?

 それで、一番、心に残ったのが……、

>
>だが、彼女は戻らない。
>
>
>彼の望みは、誰も、知らない。
>
>
 ―――でした。
 静かで、淡々とした感じで。
 心を潰した感じで切ないですわね。

 やはり、ゼロスさんは、感情を表に現しませんのね。
 性格と……人に見られたくはない、ということでしょうか……。


>
> ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
>ガウリイとゼル・・・・・ただのオブジェ(^^;)
>アメリアがやっぱり一番動かしやすいらしいです。

 でも、こういう場面で、ゼロスさんにたいして、何か言うような性格ではありませんよね。両方とも。
 怒るのは、一番素直なアメリア姫。

>それにしても・・・表現力のなさと意味不明ぶりは・・・・・どうやったら治るんでしょう?(聞くな)

 このままでいいと思います……表現力については、文句の付けようがないですし……。
 故に、なんとなく、伝えたいことも、分かるような気がいたしますし……。

 それから、題名が巧いですわね。
 沈黙、というのが、この話にマッチしていて、しっくりした感じです。
 うらやましいですわね………いや、わたくしと比べる方が間違ってるんですけど。
 

>こんな変な文を読んでくださった、貴方に感謝、です。
>それでは・・・・・・・・
>
 これからも、頑張って書いて下さいませ。
 それでは失礼をば……。


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6534ありがとうです。(はぁと)氷魚 3/28-03:19
記事番号6532へのコメント

庵 瑠嬌さんは No.6532「題名が巧いですわ」で書きました。
>
>
> こんばんは、庵 瑠嬌でございます。
> 感想、書かせていただきます。
こんばんわです。うれしいです。ありがとうございます(はぁと)


> おそらく、あなたの撃った鉄砲は、すべてわたくしの心を射止めてますわっ!(何かがおかしい表現)
それは、それは。(^^)
そう言っていただけると、うれしい限りです。(はぁと)
>  
> この話で……リナさんは、ゼロスさんに殺された、というわけではないんですのね……?
> 自然死……にしては早いから、事故?他の魔族などに殺されたとか……?
それ(ゼロスさんに殺されたか)も考えたんですけどねー、「何故殺したんですか!?」とかアメリアに責めさせるとか・・・・・・・・・
考えてる内に頭がこんがらがってきちゃって、「もういいっ!リナちゃんの死んだ理由は考えないっ!」って・・・・・(^^;)
問題ですねー・・・・あははは・・・・・・・・(笑い事じゃない)

>
> やはり、ゼロスさんは、感情を表に現しませんのね。
> 性格と……人に見られたくはない、ということでしょうか……。
>
「悲しいとは一言も言わないヒトが悲しんでないとは限らない。」
その逆もまた然り、なんですけどね。
感情を表に現すか現さないかはその人次第、なんでしょうね。たぶん。
>>
>> ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
>>ガウリイとゼル・・・・・ただのオブジェ(^^;)
>>アメリアがやっぱり一番動かしやすいらしいです。
>
> でも、こういう場面で、ゼロスさんにたいして、何か言うような性格ではありませんよね。両方とも。
> 怒るのは、一番素直なアメリア姫。

いえ、オブジェとして出すくらいなら出さなきゃ良かったのかも、と。(^^;)
大人数(?)動かすのはきついみたいです。
アメリアさんは素直なんで良いんですけどねぇ・・・・・・

>
> このままでいいと思います……表現力については、文句の付けようがないですし……。
> 故に、なんとなく、伝えたいことも、分かるような気がいたしますし……。
>
> それから、題名が巧いですわね。
> 沈黙、というのが、この話にマッチしていて、しっくりした感じです。
> うらやましいですわね………いや、わたくしと比べる方が間違ってるんですけど。
そんなことないですよ(^^;)私なんて。
いつも、お若いのにすごいなぁ、と感心しております。 

> これからも、頑張って書いて下さいませ。
> それでは失礼をば……。
>
こちらこそ。楽しみにしております。
それでは、この辺で。
ありがとうございました。

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6533四月馬鹿氷魚 3/28-02:44
記事番号6498へのコメント

まだ四月じゃないし・・・・身も蓋もない題名ですが、エイプリル・フールの話です。
えぇ・・・・馬鹿なのはもちろん私です(^^;)
それでは、本文です。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


「愛してるわ。」
彼女は真摯な瞳で告白した。
彼は・・・困惑した。

深夜、彼が彼女を訪ねていた時のことだ。
ふと、黙りこくった彼女が突然、彼の瞳をひたと見つめたかと思うと、そう口走ったのだ。
何かあったのだろうか、と彼はしばらくの間考え、その末、言った。
「・・・・熱でもあるんですか?」
げしぃっ!
彼女のすらりとのびた足が、ベッドから彼を蹴落とした。
「あんたって本当に失礼なヤツね。」
変なこと言うと怒るわよ、と続ける。
どうやら、蹴るのと怒るのは違うらしい。
ベッドの上に座り直し、あぁ、と彼は呟いた。
ようやく、あることを思い出したのだ。
「そういえば、今日はエイプリル・フールでしたね。」
「そうよ、今日は嘘をついても許される日なの。」
年中嘘ついてるあんたはどうだかしんないけどね、と微笑む。
機嫌は悪くないようだ。
つられて、彼もいつものごとく笑顔になる。
「リナさんには本当のことしか言ってませんよ?」
「嘘ばっかり。」
「本当ですって。」
くすくすと二人、顔を見合わせて笑う。

時計の鐘が午前3時を告げた。

「僕も」と、彼女を見つめ、彼は囁く。
「愛してます。」
一瞬惚けたような表情をし、そして彼女は言い放った。
「嘘吐き。」
「許されるんでしょう?」
「さて、ね。」
彼の視線から逃れるよう、ぷいっと窓の方に顔を背ける。
つかの間の静寂があたりを包む。

「嘘なのよ?」
ぽつり、と呟く。
「はい。」
彼は肯定する。
「本当に嘘なんだから。」
確かめるように再度呟く。
「えぇ、解ってますよ。」
「・・・・・・・解って無いじゃない。何よ?この手は。」
いつの間にか腰に回された手をぴしりと叩くが、
「さぁ、何でしょう?」
彼はとぼける。
「全く、油断も隙もあったもんじゃないわね。」と独りごち、
振り向いた彼女の顔には笑みが浮かんでいた。
「でも、ね。」
「たまにはこういうのもいいんじゃないかって思ったのよ。」
「そうですね。」
そう言って、彼も微笑んだ。
夜は過ぎゆく。
幸せそうに微笑む二人を闇は優しげに包み込んだ。


真実が偽りの中にあるのか、
偽りが真実の中にあるのか、
そんなことが問題なんじゃない。

二つは溶け合い、
いつか、
混ざり合う・・・・・・



 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
はい、読んでくれた方ありがとうございました。(はぁと)
暇だったらちょくちょく書きに来ると思うので、また読んでくださるとうれしいです。(^^)
それでは、この辺で。