◆−フィリアのリナ奪還計画(前編)−庵 瑠嬌(4/4-13:19)No.6547
 ┣フィリアのリナ奪還計画(中編)−庵 瑠嬌(4/4-13:20)No.6548
 ┃┗フィリアのリナ奪還計画(後編)−庵 瑠嬌(4/4-13:22)No.6549
 ┃ ┣Re:フィリアのリナ奪還計画(後編)−彩(4/4-20:16)No.6551
 ┃ ┃┗ありがとうございますー−庵 瑠嬌(4/11-19:42)No.6592
 ┃ ┣こんばんわです。−氷魚(4/5-02:37)No.6562
 ┃ ┃┗感謝、ですわ−庵 瑠嬌(4/11-19:49)No.6593
 ┃ ┣おもしろかったですぅ。−理奈(4/7-06:52)No.6567
 ┃ ┃┗フィリアさんは気苦労が多かったんですの。−庵 瑠嬌(4/11-19:54)No.6594
 ┃ ┗駄文ですが…(^^;)−未織(4/17-04:55)NEWNo.6607
 ┃  ┗落ちてくださってありがとうございますー−庵 瑠嬌(4/17-16:09)NEWNo.6611
 ┗最後の別れ−庵 瑠嬌(4/11-20:22)No.6595
  ┗Re:最後の別れ−彩(4/11-20:37)No.6597
   ┗よかったですわ〜−庵 瑠嬌(4/16-13:47)NEWNo.6604


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6547フィリアのリナ奪還計画(前編)庵 瑠嬌 4/4-13:19



 新ツリー作っちゃいました……そろそろ落ちると思いますので。
 それで、いまさら言う必要もないような気も致しますが……これはゼロリナです。
 題名……はっきり言ってデタラメでございます。
 ただ、今回のコンセプトは、フィリアさん、リナさんをゼロスさんから守るのですっ!
 ですので、あんまりゼロスさんにいい思いをさせないよう、努力させていただきましたの。
 実際は……どうなんでしょうね……。

◇◇◇◇◇◇◇

 フィリアのリナ奪還計画(前編)


「―――絶対っ!駄目ですっ!」
「なんで?」
 先程からずっと、駄目駄目と繰り返す姉の友人に、あたしは首をかしげた。
「ご飯つくるよう、頼まれただけよ?」
「それでもっ、駄目です!」
 かたくなに首をふる彼女の名を、フィリアという。
 ―――まったく……これさえなきゃ、いい人なんだけどなあー……。
「もう……フィリアってば……。ねーちゃんに頼まれたからって、そんな過保護にならなくてもいいのに……」
「過保護じゃありません!あの、極悪で、性悪で、根本的なところから歪んでできあがっているようなっ!あのゼロスにっ!リナさんを渡すわけにはいきません!!」
「……だから……ご飯つくるだけだってばぁ………」
 楚々とした美人で、性格も真っ直ぐ。しかも頭も良いという、はたから見ればこれほど理想的な女性もいないんじゃないか、というタイプのフィリアは、残念ながら一つ、どうしようもない欠点を備えている。
「あんた……ほんとゼロスからむと理性なくすわね……」
 一時期は、単純に奴を好きだからかと思っていたのだが……あの凄まじい敵視の仕方では、どうも無理がある。
「そこまで言うほど、ゼロスも悪人じゃないと思うわよ?まぁ、ちょっと厄介で、口説き寸前の冗談が好きなだけで」
「あれは、口説き寸前じゃなくて、正真正銘、口説いてるんですっ!どうして、リナさんはそう鈍感なんですかっ!?」
 鈍感はないでしょ、鈍感はっ。
 そういっても無駄なのは分かり切っているので、あたしは違う言葉を選んだ。
「あーのねぇ……いくらゼロスといえども、本気でそんなふざけた台詞を抜かすわけないでしょお?」
 ―――あれが本気ならば、奴は本格的に道を踏み外してるとしか思えないって。
「だからっ!ゼロスは、とっくの昔に、道を踏み外してるんですっ!」
 握り拳すらつくって主張する彼女に、さすがにあたしは諫めようと口を開いた。
「あんたねぇ……ちょっとそこまで言うのは――」
「ほんと、ひどい言われようですねぇー」
 噂の渦中人物の登場に、あたしはぎょっとした。
「いきなり背後からしゃべるなっ!」
「いやあ、フィリアさんのあまりに聞き苦しい言葉の連続に、思わず口が勝手に動いていたんですよ」
 しれっといって、ゼロスはひょうひょうとあたしに笑いかける。
 ドンッ!と机がなった。
「リナさんに近づかないで下さい」
 険悪ーっな声で、フィリアは机に拳を叩きつけて、ゼロスをにらみ据える。
「あなたの言葉に従う理由はありませんね。だいたい、あなたは上の学年でしょう?ここにいるはず、ありませんよねえ?」
「それならあなたも同じでしょう!」
「僕はちゃーんとした理由があるんですよ。生徒会の書類を渡しに来たので、ね」
 きつい、とげとげしいフィリアの声と、嫌味に嫌味をまぶしたゼロスの声の応酬。
 ―――だから、二人がそろうといやなのよぉ……。
 頭を抱えるあたしの目の前に、ゼロスは書類をはい、と渡した。
「これなんですけど。内容……確認していただけます?」
「あ………うん。今?」
「にしてくれると嬉しいんですけど」
 その言葉にうなずいて、書類に目を通し始めるあたし。
 その時なぜか、ゼロスに勝ち誇ったような声がした。
「――ということでフィリアさん。生徒会の書類を他の生徒が見ることは厳禁。あなたに盗み見されてはたまったものではありません……教室に戻っていただけます?」
「!」
 フィリアの目が見開いた。
 怒りを押し殺した声が、ゼロスに答える。
「―――盗み見なんて、しません!」
「どうだか?そうじゃないにしても、リナさんが目を通している間に、うっかり――無論、あくまでうっかり、ですが、目にはいることもあるんじゃありませんか?」
 皮肉げに、うっかり、にアクセントを付けている。
「……………!」
 フィリアの身体が、耐えきれんとばかりに小刻みに震え始めた。
 ――ったく、ゼロスもそこまでやることないでしょーがっ。
「いいっかげんに!しなさいっ!!」
 あたしの一喝が響いた。
「二人ともっ!上級生のくせして、二年のクラスで口ゲンカするんじゃないわよ大人げないっ!
 ゼロス!書類の内容確認したら、あんたのクラスに返しにいくから、さっさと教室に戻ってちょうだい……フィリアもね!」
 きょとん、とした顔であたしを眺める二人に、ため息混じりに言う。
「痴話ゲンカならよそでやってよね。なんとかは犬も食わないって言うじゃないの」
「それは違います!」
「変な誤解はやめて下さいよ!」
「そーいわれたくなきゃ、くだんない喧嘩はやんないでよねっ!ホラッ、二人とも教室に帰る!」
 なんで、あたしが喧嘩の仲裁なんつー、らしくないことをやらにゃならんのよっ!
 内心イラつきつつ、教室の扉を指さすあたしに、二人はそろって肩を落とした。
「はい……」
「分かりました……けどっ!」
 フィリアは素早い動きであたしに近づき、ゼロスに聞こえない音量でささやいた。
「ゼロスのためにごはんつくるなんて、絶対駄目ですからね……!」
「……わかったわよ」
 とうとう折れるあたしに、ようやく彼女は大人しく教室から出ていった。
 一日分の体力を使い果たしたような気さえするぞっ!!
 それより……。
 ――ゼロスになんて言おう……?
 頭をふって頭痛を振り払い、あたしはゼロスにわたされた書類の確認を再開した――。

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6548フィリアのリナ奪還計画(中編)庵 瑠嬌 4/4-13:20
記事番号6547へのコメント



 フィリアのリナ奪還計画(中編)


 ゼロスは我が学校で絶大なる人気を誇っている。
 ただでさえ、ガウリイやら、ゼルガディスやら、目立つ人間の多いこの学校でそんな位置を占めるのは、彼らにならぶほどの特徴があるからである。
 一つ――顔が良い。
 男にしちゃ異様に端正。学園祭で騒ぎに乗じて奴を女装させてやれっ、という企みがあったという噂すら、聞いたことのあるほど整っているのだ。
 うー、気にいらん。
 それはともかくもう一つ……愛想がいい
 来るもの拒まずの無類の愛想良し。その気になればホステスで余裕で食っていけるだろう。
 にこにこ笑顔は校内の女生徒を騙すのに一役買っている。
 これだけそろって、しかも頭脳明晰、運動神経抜群と来れば、そりゃ人気もあって当然。
 で、も……。
 これだけ外面が良いと、内側でなに考えてんのか、全然わかんなくて結構不気味なのよね……。
「リナさん。どうしたんですか?材料はもう買ってありますから、リナさんには身一つで来てくれれば良いんですけど……」
「それなんだけどね、ゼロス……」
 書類を渡しにいったあたしは、なぜか機嫌のよいゼロスに話を切りだした。
「悪いけど、フィリアに止められちゃって。駄目そうなのよね」
「えええっ?そーなんですかっ?」
 ゼロスは困ったような顔をした。
「そうすると、僕の夕飯ってどうなるんでしょう……?」
「……ねぇ。あんたほんとに、なんか作れる料理ない?」
「レトルトとか……インスタントなら」
 それはりょーりぢゃないぃぃっ!
 それより、見た目完璧美形のこいつが、一人レトルトやらインスタントやらを作ってる様子って……。
 ……あんまし想像しないことにしよう。 
「あ、それから前日の残りを温めなおすとか」
「それも料理とは言わないっ!」
 こーれーだーかーらーっ!!
 ゼロスは彼のお姉さんと二人暮らしである。
 お姉さんはなにかって言うと出張やらが多いらしく、そのたびにゼロスは自分でおさんどんをするわけなのだが……。
 ――他では何でも出来るくせに、料理はからきし駄目で。
 壊滅的なその腕は、ある意味天下一品とも言える。
「っとに……つくづく心配だわ……」
 今日ぐらい、作ってあげようかと思ったんだけど……。
「別に、フィリアさんの意見なんて、気にすることないと思いますけどねぇ」
「……だって」
 姉ちゃんに頼まれてる人だし。
「心配してくれてるんだもの」
「約束したじゃないですかー作ってくれるって」
「そうだけど……」
 約束を破るのは主義に反する……けどっ。
 フィリアにあそこまで念押されて……。
「うう……」
「ねえ、リナさん」
「なに?」
「フィリアさんは、ただリナさんが料理を作りに行くことを、反対……しているだけなんですよね?」
「だから何」
「僕は賛成しているわけです」
 なにがいいたいんだ?
「フィリアさんの意志と僕の意志は対極にあります。ならば相殺ってことで、後はリナさんの意志じゃないですか」
「―――すっごい詭弁よそれ」
「リナさんはどうしたいんです?」
「そりゃ、最初の約束を守りたいけど……」
 なんか、誘導されてる……というか、言いくるめられてるような気が。
「そういうことです。じゃあ、今日来て下さいね♪」
「ちょっ……ゼロス」
「理は通ってますよね?」
「…………」
「楽しみにしてますから(はぁと)」
 押し切られてあたしは気がついたら頷いていた……。
 ああ、なさけないっ。


 学校の終わった後。
 あたしはフィリアに罪悪感をいだきつつ、ゼロスの家にいた。
 それにしても……。
「料理器具は見事だってのに」
 ―――使う人間がこれなんて……。
 あたしは呆れ混じりのため息を漏らした。
「なにか、手伝うことあります?」
「絶対、駄目!」
 こいつが料理を扱ったら、それだけで毒物に変じそうで怖い。
「あっ、洗うのやって頂戴」
 苦手なのは料理…だし、手先は器用だし……さすが食器を割ったりはない……だろう。
 ないわよね……。
 手早く野菜を洗い、皮を剥いて切る。
「上手いですねぇ……」
「姉ちゃんに仕込まれたからね」
 料理洗濯、掃除etc……。
 家事全般であたしにできないものはない。
「いつでも僕の所にお嫁に来れますね♪」
 などとほざくゼロスを、あたしは下からねめつけた。
「今あたしが何をしているか、忘れないようにね」
 包丁突きつけてやろうか。
「はいはい。僕のために、ごはんを作ってくれてるんですよね」
 にっこり笑うゼロスに、あたしは料理に没頭することを決意した。 


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6549フィリアのリナ奪還計画(後編)庵 瑠嬌 4/4-13:22
記事番号6548へのコメント



 フィリアのリナ奪還計画(後編)


 一時間後。
「後は煮込むだけだから、あんたでもできるわね?」
「はい。料理を温めるのは得意ですから」
 ……くっ。
 自慢にならんことで笑顔満面に言うなっ、と思いつつ、それをこらえて。
「そういえば、今日、フィリアさんは?」
「え?ああ、バイトみたいだけど」
「それはよかった」
 なにが?
 と訊く間もなく。
「リナさん、髪に糸くずついてません?」
「え?そう?」
 一房髪をすくい取られて振り向こうとしたあたしに、笑んだ声が返る。
「ああ、見間違いだったようです」
「は?見間違いって……」
 言いかけるあたしに柔らかくゼロスが指で髪を梳いた。
「考えてみれば、リナさんは髪の手入れに気を遣っているんですから……」
「まぁっ、自慢だからねっ」
 なぜかうわずった声であたしは答える。
 会話を途切らせてはいけない。勘に似た感情で言葉を紡ぐ。
「あんたはそんなに、気ぃ遣ってなさそうなのに、きれいだけど」
「でも、リナさんの方が肌触りが良いですね……」
「そ…そう?」
「天鵞絨みたいです……」
 髪を指にからめている感覚に、さらに胸に焦りがこみ上げる。
「あの、ゼロスっ……?」
「リナさん―――」
 ゼロスの声音が微妙に変化して、思わず身体をかたくしたとき――
 バンッ!!
 ドアが開いた。
「リナさんっ!無事ですか!?」
 息を荒げてやってきたのは……。
「フィ……フィリア?」
「リナさんっ、だからいったじゃないですかっ!」
 つかつかつか、と近づいてきて、あたしをゼロスから奪い取るフィリア。髪がゼロスから解放されて生き物みたいにくねる。
「人の家に勝手に入ってくるものですか?普通」
「そちらこそ、人様のお嬢さんをこんなところで籠絡しようとするものですか?普通!?」
「籠絡などとは人聞きの悪い……」
「本当のことでしょう!?」
 口げんかを始める二人。
 事態を理解できずにあたしはしばらく状況を放置して。
「ええいっ!ケンカはやめなさいっ!」
 冷静さの戻ったところで怒鳴りつけた。
「も…もう、料理は出来たも同然だから、あたしは帰るわよっ!それからフィリア!」
 いまだゼロスをにらみつけるフィリアに問う。
「バイト……どうしたの!?」
「途中でひたすら嫌な予感がしたので、とるものもとりあえず駆けつけてきたんです!間に合ってよかった……」
 なんに間に合ったのかはよくわからんが、それは置いておくにして。
「クビにされてもしんないわよっ……じゃね、ゼロス明日また!」
 フィリアの腕からも抜け出して、あたしは玄関に向かった。
「また遊びに来て下さいねー」
 呑気に手をふるゼロス。
 振り返ると、フィリアがゼロスをぎんっとにらみつけて、あたしの後を追っていた。
「リナさんっ、さっさとこんなとこは出ましょうっ」
「はいはい」
 外に出た頬に、涼やかな風が気持ちよかった……。


 そして、台風一過のゼロスの家で。
「やられましたね」
 ゼロスは苦笑していた。
「全く――フィリアさんも侮れない」
 しみじみつぶやく。
「しかたありませんね、ここはひとまずリナさんの手料理で満足しますか」
 ため息をひとつついて、彼はまたリナを誘う手口を考え始める。
 どうやらゼロスの辞書に、諦めるという文字は、無いようである……。


◆◆◆◆◆◆◆

 以上でした。
 フィリアさん全然、計画なんて立ててませんわねぇタイトル大嘘つきですの。
 それより(と話題を移して)
 この話は高校生バージョンのつもりなのですけれど……高校に、生徒会ってあるんですの?(ああっ、物知らず!)
 でも、高校生は生徒、だから……でも、生徒会と呼ばれるのは中学校だけかも……いやっ、名称だけが違うなんてそんな事……(悶々)。
 ということですので、あっていたら大丈夫、間違ってたら違う、とお言葉下さいませ(と感想をねだる)。
 それでは失礼をば――…
                                                       ――庵 瑠嬌でした――

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6551Re:フィリアのリナ奪還計画(後編)E-mail 4/4-20:16
記事番号6549へのコメント

こんばんわ〜。彩です〜。

うにゃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!
出たんですね〜!!
まってましたってやつですね!
しかも学園もの!うにゃ〜〜〜〜〜〜〜!!(大好き)
うれしすぎてキーボード打つ手がとまらない!
ゼロリナっていいですよね〜。(あやしくって?)
フィリアがゼロスとリナの邪魔を!?
ナイスでしゅ〜〜〜〜〜・・
でももうちょっとだったのに………。(なんか『書き殴りさん』を見るようになってから私がかわったようなきがする。)

うう〜ん、なんか書いててだんだん変になっていきます〜〜。(!←が多いし)

庵様の小説いっつもまっています〜。次作がんばってください!!

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6592ありがとうございますー庵 瑠嬌 4/11-19:42
記事番号6551へのコメント


>
>こんばんわ〜。彩です〜。

 こんばんは、庵ですー。この前、名前が分からないといわれて名字だけ答えたのですが、一応申し上げておくと、下の瑠嬌は、瑠璃のる、愛嬌のきょうでございます。

>
>うにゃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!
>出たんですね〜!!
>まってましたってやつですね!

 待っていて下さったんですの―――!?
 きゃぁ、感激でございます―――ッ!

>しかも学園もの!うにゃ〜〜〜〜〜〜〜!!(大好き)

 学園もの、お好きなんですか?喜んでいただけて嬉しいですわー。

>うれしすぎてキーボード打つ手がとまらない!

 まぁまぁまぁっ!!
 そ、そこまでおっしゃっていただくと、わたくし、頭が天を突き抜けるほど、舞い上がってしまいますわっ!!

>ゼロリナっていいですよね〜。(あやしくって?)

 あやしい……わたくし、そういう系好きですの……(だから?)。

>フィリアがゼロスとリナの邪魔を!?
>ナイスでしゅ〜〜〜〜〜・・
>でももうちょっとだったのに………。(なんか『書き殴りさん』を見るようになってから私がかわったようなきがする。)

 いつも、リナさん負けてましたから、フィリアさんにご助力を願ったんですの。
 書いていて楽しかった……。
>
>うう〜ん、なんか書いててだんだん変になっていきます〜〜。(!←が多いし)

 変とか、そういうのは、ぜんっぜん気にしなくてかまいません!!
 わざわざ、感想を書いていただけるだけで嬉しいんですもの。
>
>庵様の小説いっつもまっています〜。次作がんばってください!!

 待って下さって……(喜・喜・喜…)
 頑張ってかきますわ。そうおっしゃって下さるのなら、頑張りますわ。

 嬉しすぎるお言葉に感動しまくってしまいましたわ。
 ありがとうございます……またご覧頂ければ幸いですわ(はぁと)
 それは失礼をば。

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6562こんばんわです。氷魚 4/5-02:37
記事番号6549へのコメント

こんばんわです。また拝見させていただきました(はぁと)

で、感想なんですが。
やっぱり、お上手ですねぇ。
リナちゃんかわいいし・・・・・・ゼロスさんちゃんと口説いてるし。
フィリアさんさえ、来なかったら・・・・・・・どうなっていたんでしょう?(笑)

私は、らぶらぶなのがあんまり(と言うか、全然)書けないらしいので、本当にうらやましい限りです。

生徒会は・・・・・高校でも生徒会でしょう。
うちは、中高共に「生徒会」と言う名前じゃなかったので定かじゃありませんけど(^^;)

またまた短いですけど、この辺で。
また、書いてくださいね(はぁと)
次回作も期待しております。
それでは・・・・

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6593感謝、ですわ庵 瑠嬌 4/11-19:49
記事番号6562へのコメント


>
>こんばんわです。また拝見させていただきました(はぁと)

 こんばんは、またご覧になっていただけたとは、光栄ですわ(はぁと)。

>
>で、感想なんですが。
>やっぱり、お上手ですねぇ。

 ………本当に?
 いま、頭からぴょんっと、耳が飛び出ましたわ。
 目がきらきらしているような気さえ致します。
 ………本当に?(そうだったら嬉しすぎる……)


>リナちゃんかわいいし・・・・・・ゼロスさんちゃんと口説いてるし。
>フィリアさんさえ、来なかったら・・・・・・・どうなっていたんでしょう?(笑)

 どうなっていたんでしょう……。とりあえず、フィリアさんに感謝、ということで(笑)

>
>私は、らぶらぶなのがあんまり(と言うか、全然)書けないらしいので、本当にうらやましい限りです。

 しかし、わたくしは氷魚さんのような、格好いい麗しい世界がかけません……。
 らぶらぶといっても、単に趣味に走っているだけですからねぇ……(汗)。

>
>生徒会は・・・・・高校でも生徒会でしょう。
>うちは、中高共に「生徒会」と言う名前じゃなかったので定かじゃありませんけど(^^;)

 ええ。後で、現代物の本を読んでいたら、舞台が高校で、生徒会、って書いてありました。
 …………考えてみたらそうに決まってましたわね。
 しかし……中高「生徒会」じゃない、とは、どういう学校だったのですか……?

>
>またまた短いですけど、この辺で。
>また、書いてくださいね(はぁと)
>次回作も期待しております。
>それでは・・・・

 わざわざありがとうございました。
 氷魚さんも、たくさん書いて下さいませ。
 楽しく読ませていただきます(はぁと)
 それでは失礼をば。

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6567おもしろかったですぅ。理奈 4/7-06:52
記事番号6549へのコメント

こんにちはぁ、理奈えぇす!
おもしろかったですよぉ!!フィリアちゃんがいい味だしてましたよ!
やっぱりフィリアちゃんは、こんなんでないとねぇ。あたしのフィリアちゃんなんかめちゃくちゃ不幸だったんで・・・

フィリアちゃんの登場シーン


> ゼロスの声音が微妙に変化して、思わず身体をかたくしたとき――
> バンッ!!
> ドアが開いた。
>「リナさんっ!無事ですか!?」
> 息を荒げてやってきたのは……。
>「フィ……フィリア?」
>「リナさんっ、だからいったじゃないですかっ!」
> つかつかつか、と近づいてきて、あたしをゼロスから奪い取るフィリア

>「バイト……どうしたの!?」
>「途中でひたすら嫌な予感がしたので、とるものもとりあえず駆けつけてきたんです!間に合ってよかった……」
> なんに間に合ったのかはよくわからんが、それは置いておくにして。

もぉ〜、おもしろいですわぁ。ほんと、間に合ってってなにを想像してたんでしょうねぇ。

> この話は高校生バージョンのつもりなのですけれど……高校に、生徒会ってあるんですの?(ああっ、物知らず!)

そう言えばそうですねぇ。私も知らないで高校生ゼロリナに生徒会を使ったんですが。どうなんでしょう。

では、では、楽しかったです!

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6594フィリアさんは気苦労が多かったんですの。庵 瑠嬌 4/11-19:54
記事番号6567へのコメント

>
>こんにちはぁ、理奈えぇす!

 こんばんは、庵 瑠嬌でございますー。

>おもしろかったですよぉ!!フィリアちゃんがいい味だしてましたよ!
>やっぱりフィリアちゃんは、こんなんでないとねぇ。あたしのフィリアちゃんなんかめちゃくちゃ不幸だったんで・・・

 不幸……ゼロスさんに恋した時点で、不幸だったのでしょう(笑)。

>
>フィリアちゃんの登場シーン
>
>
>> ゼロスの声音が微妙に変化して、思わず身体をかたくしたとき――
>> バンッ!!
>> ドアが開いた。
>>「リナさんっ!無事ですか!?」
>> 息を荒げてやってきたのは……。
>>「フィ……フィリア?」
>>「リナさんっ、だからいったじゃないですかっ!」
>> つかつかつか、と近づいてきて、あたしをゼロスから奪い取るフィリア
>
>>「バイト……どうしたの!?」
>>「途中でひたすら嫌な予感がしたので、とるものもとりあえず駆けつけてきたんです!間に合ってよかった……」
>> なんに間に合ったのかはよくわからんが、それは置いておくにして。
>
>もぉ〜、おもしろいですわぁ。ほんと、間に合ってってなにを想像してたんでしょうねぇ。

 イロイロなコトです(笑)
 また、現実になる可能性も、高かったような気も……。

>
>> この話は高校生バージョンのつもりなのですけれど……高校に、生徒会ってあるんですの?(ああっ、物知らず!)
>
>そう言えばそうですねぇ。私も知らないで高校生ゼロリナに生徒会を使ったんですが。どうなんでしょう。

 大丈夫みたいですわ。
 本を読んでいたら、生徒会という単語が、でてきましたから(舞台が高校だったんですの)

>
>では、では、楽しかったです!
>
 毎度、わざわざありがとうございます……。
 それでは失礼をば。


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6607駄文ですが…(^^;)未織 4/17-04:55
記事番号6549へのコメント

 はじめまして。未織といいます。
 久しぶりにこのHPに来てゼロリナが読めたのでうれしくてレスつけちゃいます。
 いやあ、昔から感想文とか苦手で的確な感想や表現ができないことがわかっていたので今まではレスつけるの遠慮していたんです。
 でも、その思いをふっ飛ばすかのようにゼロリナ作品が燦然と鎮座していたので
これを機に書いてしまうことにしました。
 駄文ですが読んでやってください。

 ところで、庵さんの書くゼロリナあまあまで大好きです。
 それに言葉の表現が私の脳髄を刺激してやみません。
 たとえば、後編の

>ゼロスの声音が微妙に変化して…

 のところとか思わず、きゃーとか思ってしまいました。
 私だったらこんな風にされたら完璧落ちます(^^;)
 もしかして、フィリアが乱入しなかったらリナちゃんてば落ちてしまっていたのでしょうか。
 まあ、リナちゃんはこういうことには奥手そうですから下手なごまかし方をして
逃げてしまうかも知れませんが…
 で、またいっちばん最後のゼロス君のセリフ…
 このままではぜったい終わらないことを予兆させますよね。
 思わず、ゼロスの逆襲とかなんとかいう題(←安直ですが(^^;)で続きを読み
たくなってしまいます。
 とまあ、図々しくリクエスト希望もしてしまいます。

 ダラダラとつたない文を書いてしまいましたが、要約していいたいことは、
これからもゼロリナをたくさん書いてください、ということです
 それでは次の作品を楽しみに待ってます。
 それではっっ!!

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6611落ちてくださってありがとうございますー庵 瑠嬌 4/17-16:09
記事番号6607へのコメント


>
> はじめまして。未織といいます。

 はじめまして……というか、さきに未織さんのツリーにレスつけたので、こんにちは、と申しておきます。

> 久しぶりにこのHPに来てゼロリナが読めたのでうれしくてレスつけちゃいます。
> いやあ、昔から感想文とか苦手で的確な感想や表現ができないことがわかっていたので今まではレスつけるの遠慮していたんです。

 えええええっ!的確な感想!?表現?
 気にしないでくださいませっ、下さるだけで十分嬉しいですわっ!

> でも、その思いをふっ飛ばすかのようにゼロリナ作品が燦然と鎮座していたので
>これを機に書いてしまうことにしました。
> 駄文ですが読んでやってください。

 感想に駄文はありません。
 ……ありがたく拝見させていただきますわ。 

>
> ところで、庵さんの書くゼロリナあまあまで大好きです。
> それに言葉の表現が私の脳髄を刺激してやみません。
> たとえば、後編の
>
>>ゼロスの声音が微妙に変化して…
>
> のところとか思わず、きゃーとか思ってしまいました。
> 私だったらこんな風にされたら完璧落ちます(^^;)

 こんな言葉の表現で、落ちてくださるのならば、もういくらでも……
 嬉しいですわ、そう言っていただけて……。

> もしかして、フィリアが乱入しなかったらリナちゃんてば落ちてしまっていたのでしょうか。
> まあ、リナちゃんはこういうことには奥手そうですから下手なごまかし方をして
>逃げてしまうかも知れませんが…

 フィリアさんがいなかったら、どんなにリナさんがごまかそうがなにしようが、絶対落ちておりましたわ。
 ……ということで、ある意味、フィリアさんに、感謝……。

> で、またいっちばん最後のゼロス君のセリフ…
> このままではぜったい終わらないことを予兆させますよね。
> 思わず、ゼロスの逆襲とかなんとかいう題(←安直ですが(^^;)で続きを読み
>たくなってしまいます。
> とまあ、図々しくリクエスト希望もしてしまいます。

 ……ゼロスさんの逆襲ですわね。考えてみますわ(←本気で受け取る奴)。
 フィリアさんとゼロスさんの口論は書いてて楽しいんですのよー。
 フィリアさんの性格、大好きですし……。 

>
> ダラダラとつたない文を書いてしまいましたが、要約していいたいことは、
>これからもゼロリナをたくさん書いてください、ということです
> それでは次の作品を楽しみに待ってます。
> それではっっ!!

 大変喜びつつ読ませていただきましたわ!
 うーん、周囲に見られてたらマズイ……。
 それでは、ありがとうございました、またのご来店(?)をお待ちしておりますわっ!それから、未織さんもあの話の続き、がんばってくださいませ!
 


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6595最後の別れ庵 瑠嬌 4/11-20:22
記事番号6547へのコメント


 こんばんは、庵 瑠嬌でございます。
 これはゼロリナです。
 なにかと取り扱われることの多いように思われる、ゼロスさんがリナさんを殺してしまう話ですの(ってここでバラしちゃいけないような気も……)。
 ―――まあ、わたくしの場合は、構成力に欠けるせいか、なにか破綻してしまっているようですけれど。
 おかしいですわ……最初は、リナさんの片思いというコンセプトだったはずですのに……。
 では、どうぞ……。

££££££££

〈最後の別れ〉


 たぶん、あたしはあなたが好き。
 きっと………誰より好き。
 でも……それは、絶対届かないね。


「ゼロス!」
「なんですか、リナさん?」
「ううん……やっぱりなんでもないっ」


 どうしても、消えない想い。
 抱えているのは、少し……辛いけど。


「わわわっ。なにするんですかっ!」
「引っ張りたくなんのよ、その髪」
「もう……リナさんってば……」


 あたしは……あたしらしく。
 強く在りたいから―――笑ってるわ。


 …………あなたに。
 脆い弱い女なんて、思われたくないから……。
 だから―――


「―――あなたを、殺します」
「大人しくやられるつもりは、ないわ」


 負けたくない。
 ―――誰にだって。
 弱さを見せたくない。
 ―――特にあなたには。


 ズンッ……!

 胸に鋭い衝撃。じわりと広がる痛み。
 唇から血がこぼれた。
 致命傷に意識が遠くなる。
 ――でも、決して目は逸らさない。
 あなたの漆黒の瞳に―――あたしを刻みつけておきたいから。


「愛してましたよ――リナさん…………」


 だから。
 これは………頑張った、ご褒美――かな?
 最後の最後に――脆くなれるわ。

 ――――さよなら。
 ずっと、ずっと―――好きだったよ………。


 ………………。
 ………………………。


「リナさん……?」

 ゼロスは彼女の顔を覗き込んだ。
 その顔は、白く……血の気を失っていて。
 胸からあふれていた鮮やかな血は、乾いた色をして服にこびりついている。

「リナ……さん……」

 上半身を抱き起こすと、少女の目尻からたまっていた涙がつ……とこめかみを伝い落ちた。

「僕がリナさんの涙を見ることが許されたのは………最後の最後、ということですか………?」

 落とした深い色の瞳に映る、彼女の口元に佩かれたかすかな微笑み。

「何………故………?」

 涙と微笑。
 冷たい肌に、ぬくもりは決して戻らない。

「――――愛して……たんですよ………」

 決して届かないと。決して結ばれないと。
 知っていた。分かっていた。
 だから、見えないふりをして。揺れる心を必死で潰して。

「本当……に―――」

 涙をもたない乾いた瞳が。
 嗚咽を知らない低い声が。
 ―――悲しみに震える………。

 誰よりも愛しかった少女の唇に己のそれを重ねて、彼は常の笑みもかき消した。
 あたたかさの宿らぬ唇――冷ややかなそれの柔らかさに、彼は数秒瞑目し、少女を腕から手放した。
 常に彼女を彩っていた燐光はすでに息絶え、哀しい微笑も、感情を宿してはいない。
 もう………リナ・インバースは、消えたのだ。
 
「さよう……なら―――」

 涙も心も潰して、この手に残るものを、すべて取り落として。
 切なさも想いも、胸に抱いていた感情を、すべて捨て去って。

 誰よりも人を恋うた闇は、静かに別離の言葉をささやいた―――……


¢¢¢¢¢¢¢¢¢¢¢¢

 以上でした……やっぱり、へっぽこですわねっ。
 たぶん、これをご覧になられたすべての方が、いだくであろう感想の先を制して、申し上げさせていただきます。
 ―――ありがちすぎますわね。
 だいたい、ゼロスさん、ご自分で殺したくせに、なに傷ついてるんでしょうかっ!
 無論、わたくしの中では、ゼラス様のご命令と、決めておりますが。
 まだまだツッコミを入れるべき箇所はあるでしょうから、どうか、呆れでも、苦情でも、感想下さいまし。
 わたくしの主な専門は、無闇に甘いらぶらぶですので(笑)、こういう類のものがどういう評価を下されるのか、分かりません。
 それではこの辺で、失礼をば―――……
                                            ――庵 瑠嬌でした――


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6597Re:最後の別れE-mail 4/11-20:37
記事番号6595へのコメント

こんばんわ。
彩です〜。
今回はシリアスですね。

これってみなさんが考えるもっとも確率の高い終わりかたなんでしょうか?
私ってダークとかってにがてなんですけど………。
ゼロリナだと読まずにいられない…………。(とくに庵様のだと)
 
私ダークってにがてで、感想うまく書けないんですけど………。(けっこう短い。)
次作、楽しみにしてます!(ひそかにゼロリナ甘いやつきたいしてる。)

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6604よかったですわ〜庵 瑠嬌 4/16-13:47
記事番号6597へのコメント

>
>こんばんわ。
>彩です〜。

 こんにちは、庵です。

>今回はシリアスですね。

 そうですか?って・・・そうですわね。
 ちょっと、チャレンジ・・です、

>
>これってみなさんが考えるもっとも確率の高い終わりかたなんでしょうか?

 この形式の話が多いのは事実です。
 ・・・実際はどうなんでしょうねぇ・・まぁ、二人が恋愛関係に陥ることから、ありえなさそうなんですけど・・。


>私ってダークとかってにがてなんですけど………。
>ゼロリナだと読まずにいられない…………。(とくに庵様のだと)

 んまっ。
 苦手なのに読んでくださるなんて(はぁと)
 ゼロリナを書いている限り、彩さんには読んでいただけるわけですわね。

> 
>私ダークってにがてで、感想うまく書けないんですけど………。(けっこう短い。)
>次作、楽しみにしてます!(ひそかにゼロリナ甘いやつきたいしてる。)

 書くなといわれても書きます(笑)。
 お好きですわねぇ・・甘いの。
 わたくしもなんですけど。
 ところでっ、今は金曜日、わたくし、週一しかこれないんですけど・・ 
 今日は、図書館でインターネットできるというから、自宅以外の場所でやっているんですのっ!
 だから、文章が妙なのですが・・・テンションが奇妙な上がり方をしていて。
 それはともかく、わざわざありがとうございました。
 次回もがんばりますわっ。
 それでは失礼をば・・。