◆−たとえ世界が滅びても 1−未織(4/17-03:15)No.6605
 ┣はじめまして。−理奈(4/17-10:24)No.6608
 ┃┗こんにちはっ!!−未織(4/24-20:19)No.6645
 ┣次回が楽しみですわ−庵 瑠嬌(4/17-15:53)No.6610
 ┃┗ありがとうございますう!!−未織(4/24-21:20)No.6646
 ┗たとえ世界が滅びても 2−未織(4/24-23:30)No.6647
  ┣Re:たとえ世界が滅びても 2−彩(4/25-13:37)No.6654
  ┗すごい……。−庵 瑠嬌(4/25-15:10)No.6657


トップに戻る
6605たとえ世界が滅びても 1未織 4/17-03:15


 はじめまして。
 皆さんがいろいろな投稿をしているのをみて、つい仲間に入れてもらいたくなっ てしまい書いてしまいました。
 正直言って、ちゃんとした話になっているとは言いがたいのですが読んでやって
 下さい。
 これはゼロリナです。
 


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



 紅く妖しい美しさをもつ月が静寂な森の小道を照らしていた。
 その道を横切る小柄な影。
 栗色の長い髪、愛らしい顔立ち……そして何より人目を引くであろう紅く強い
意思を秘めた瞳。
 だがその瞳が今は、僅かな緊張と歓喜の色に彩られていた。
 目的がその場所だったのか、あるいはさまよい歩くうちに見つけたのか、少女は
小さな湖畔のほとりでぴたりとその歩みを止めた。
 そして誰もいないはずの宙にむかって言い放つ。
「いるんでしょ!?…ゼロス」
 その瞬間、何の気配もなかったはずの場所に周囲の闇を具現したかのような漆黒
の青年が忽然と姿を現す。
 獣神官ゼロス……獣王ゼラス=メタリオムに仕える高位魔族である。
「さすがはリナさんですね。気配はちゃんと消していたつもりだったんですけど…」
 それに対し、リナと呼ばれた少女は何でもないことのように答える。
「たいしたことじゃないわ。そろそろ現れる頃かなって思っただけ。…あたしを殺
しにね……」
「それで、わざわざこんなに人気のないところまで来られたというわけですか」
 普段と変わらぬ笑顔で答えたゼロスだったが、言葉を紡ぐその声は僅かに低く
暗い色をにじませていた。
「…なるほど…それほどまでにガウリイさんを巻き込みたくなかった、というわけ
ですね…」
「そうよ。ガウリイをこんなことのために死なせるわけにはいかないから…彼には
幸せになってほしいのよ…」
 そう答えるリナの瞳が一瞬やわらかな光を放つ。
 対称的に青年の瞳の色はその身にまとう漆黒の闇よりも更になお深く暗い闇で
彩られる。
 絶対に晴れることのない深遠なる闇の色へと……。
 それに気づかぬのかリナは明るい声で言う。
「まっ、もちろんあたしは簡単に殺されるつもりなんてないけどね。…ところで…」
 リナの声がそこではじめて僅かの迷いにゆれた。
「ひとつだけ…聞きたいことがあるんだけど…」
「何ですか!?」
「………」
「リナさん!?」
 珍しく言いよどむリナをいぶかしげに見つめながら、ゼロスは再度問う。
 その迷いを打ち払うかのようにリナはゼロスの瞳をまっすぐに捉え口を開いた。
「あたしを殺しにきたのは誰に命令されたから…?」
 ゼロスはその問いを聞き、妖しいまでに暗く美しい笑みをもらす。
「誰の命令でもありませんよ。これは僕の意思です」
 それを聞いたリナは不可思議な笑みを浮かべる。
 満足感とこれから起こることへの緊張感とが微妙に入り混じった不思議な笑み。
「そう…。でも、だからといってあたしは簡単に殺されるつもりはないからね」
 言うなり、呪符(タリスマン)を発動させる。そして……
『悪夢の王の一片よ
 天空のいましめ解き放たれし
 凍れる黒き虚無の刃よ
 我が力 我が身となりて
 共に滅びの道を歩まん
 神々の魂すらも打ち砕き
 ……神滅斬(ラグナブレード)』
 リナの手に虚無の刃がうまれる。
 だが、ゼロスは何故かそれを黙って見つめていた。
 そしてリナが彼にその刃をたたきつけようとした瞬間……
 彼女の意識は急速に闇へと飲まれていった。
 そして……
「ガウリイさんといつまでもいっしょにいたリナさんのせいですよ。…でもこれで
やっと…あなたは僕だけのものです…永遠に…」
 もはや呼吸をすることの叶わなくなったリナの唇に自分のそれを寄せるようにし
て囁くゼロスの姿がそこにあった。



 ガウリイは朝から胸騒ぎを覚えていた。
 昨夜、宿屋で自分の隣の部屋をとっていたはずのリナの姿が見えないのだ。
 常ならば例のごとく盗賊いぢめであろうと思うところだが、今日に限って何故か
落ち着かなかった。
 リナを探して村中を歩き回る。
 だが、その姿を見つけることは叶わない。
 そして、村外れの人気のまるでない場所まで来たそのとき。
 まるでひとりになるのを見計らったかのように漆黒の影が忽然と姿を現した。
 それは彼がよく知っている魔族のもの。
 知己の顔に安堵してか、リナの行方を尋ねようと言葉を発しかけたガウリイだっ
たがその腕に抱えるものをみて身体をこわばらせる。
 それは彼が必死になって探していた少女、誰よりも大切に思っていたはずの少女
の変わり果てた姿だった。
 離れていてもすでにその顔に血の気がないのがよくわかる。
「だ…誰がこんなことを…」
 搾り出すように声を発するガウリイ。
 それに答えるかのように、ゼロスはいつもの笑みとは異なる冷笑を浮かべる。
「お前が…お前が殺したのかっ!?」
「この状況をみて、それ以外のことを思いつきますか?」
 冷ややかに答えるゼロス。
「なんで…なんでリナを殺したっ!!お前はリナのことを好きだったんじゃあない
のか…」
 (……そして、リナも……)
「そう、僕はリナさんのことが好きでしたよ。そしてこのままではリナさんを自分
の…僕だけのものにできないことがよくわかっていました」
 (……リナさんがガウリイさんを大切に想っていたことも……)
「だからこうしたんです。こうすれば彼女は永遠に僕だけのもの…僕だけに縛りつ
けておくことができますからね」
 それを聞いたガウリイの瞳に怒気がひらめく。
「リナを好きだったというのなら、なぜ守ってやらない!?それが愛するというこ
とじゃないのかっっ!!」
「それはあなたの愛し方でしょう?でも魔族の…いえ、僕の愛し方は違うんですよ」
 言って、ゼロスはガウリイに見せつけるようにリナの唇に己がそれを寄せた。
 身体をこわばらせるガウリイ。
 が、そんな彼の様子には意も解さず、ゼロスはリナの身体をガウリイにあっさり
と引き渡す。
「それはもうリナさんであってリナさんではありませんからね。ガウリイさんに
謹んで進呈致しますよ。僕はもっと大事なものをいただきましたから」
「どういう意味だ!!」
 今にもとびかかりそうな雰囲気のガウリイに対し、ゼロスはそれまでの冷たく暗
い雰囲気を払拭し、鮮やかな笑顔で答える。
「それは秘密です」
 そして精神世界(アストラルサイド)へと姿を消した。



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



 ここまで読んでくれた方(←いるんでしょうか ^^;)お疲れ様でした。
 でもまだ終わっていません。一応続きがあります。
 近いうちにまた書きにきますので読んでやってください。
 それとできれば一言「読んだよ−」という言葉だけでいいのでお返事下さると
 すっごくうれしいです。
 小心者なもんで、私の書いたのを読んで下さる人がいるのだろうかとすっごく
 ビクビクしているもので…(^^;)
 もちろん、いろいろな批判もあると思いますのでそれもどしどし言ってやって
 下さい。
 次回(←あるのか!?)に反映できるように努力致しますので。
 それではっっ!!

トップに戻る
6608はじめまして。理奈 4/17-10:24
記事番号6605へのコメント

はじめまして、理奈とゆーもんです。

>
> 紅く妖しい美しさをもつ月が静寂な森の小道を照らしていた。
> その道を横切る小柄な影。
> 栗色の長い髪、愛らしい顔立ち……そして何より人目を引くであろう紅く強い
>意思を秘めた瞳。
> だがその瞳が今は、僅かな緊張と歓喜の色に彩られていた。

うわぁ、お上手ですね。表現がすごくいいです。私、表現力がないから
うらやましいです。


> リナの手に虚無の刃がうまれる。
> だが、ゼロスは何故かそれを黙って見つめていた。
> そしてリナが彼にその刃をたたきつけようとした瞬間……
> 彼女の意識は急速に闇へと飲まれていった。
> そして……
>「ガウリイさんといつまでもいっしょにいたリナさんのせいですよ。…でもこれで
>やっと…あなたは僕だけのものです…永遠に…」
> もはや呼吸をすることの叶わなくなったリナの唇に自分のそれを寄せるようにし
>て囁くゼロスの姿がそこにあった。

ゼロス君、魔族ですね。いや、これがゼロス君の本当の姿なのでしょうけども。
リナちゃんでもゼロス君の前では、無力なのでしょうか。

最後、「おいおい、リナちゃん殺しておいてどこ行く」なんて思ってしまいましたが。普通、ここで終わるストーリーが多いんですけど、このストーリーには、続きがあるんですね!すごく楽しみです!
では、感想とも呼べない感想ですが、しつれいします。

トップに戻る
6645こんにちはっ!!未織 4/24-20:19
記事番号6608へのコメント



>はじめまして、理奈とゆーもんです。
 こんにちはっ!!いつも理奈さんの作品、楽しみに読ませていただいてます。
 お返事おそくなってしまい、本当にごめんなさい!!
 まさか早速、感想をくださるなんて…
 感謝感謝です!!

> うわぁ、お上手ですね。表現がすごくいいです。私、表現力がないから
>うらやましいです。
 ありがとうございます。でも、ちっとも上手くないんですよ。
 自分で書いたのって読み返すのが恥ずかしくって、バーッと思いつくままに書い
てから最低限しか読み返さないので、投稿する前にチェックしてもらっている友達
からはクソミソにいわれています(^^;)
 理奈さんこそあれだけ色々な話が書けて、尚且つ完成度が高い!!
 うらやましいかぎりです。

> ゼロス君、魔族ですね。いや、これがゼロス君の本当の姿なのでしょうけども。
>リナちゃんでもゼロス君の前では、無力なのでしょうか。
 そうです。ゼロス君、思いっきり魔族しています。
 いやあ、リナちゃんにラブラブのゼロス君も好きなんですけど、魔族してるぜロ
ス君も好きなんですよね。
 つまり、この話は魔族なゼロス君だけどリナちゃんにラブラブの話になってしま
います。
 矛盾しているのは分かるんですけど、基本的にリナちゃんだけには弱いゼロ君っ
てのが好きなんですよね。
 それからリナちゃんがあっさりやられてしまったのには理由があります。
 ……といいたいところですが、実はなんにもありません(^^;)
 まあ、リナちゃんとゼロス君の実力差ってのもあるでしょうし、リナちゃんは
やっぱり人間なので最後の最後でゼロス君を滅ぼすことをためらったのかもしれま
せん。
 私のリナちゃんって、少し女々しいかもしれない…

> 最後、「おいおい、リナちゃん殺しておいてどこ行く」なんて思ってしまいましたが。普通、ここで終わるストーリーが多いんですけど、このストーリーには、続きがあるんですね!すごく楽しみです!
 そうですよねえ、本当にゼロス君って何考えてんだか(^^;)
 本当はここで終わってもよかったんですけど、書きたいコンセプト(←大袈裟)
があったもので続けてしまうことにしました。
 がんばって続けますので読んでくださいね。

> では、感想とも呼べない感想ですが、しつれいします。
 いえいえ、理奈さんが読んで下さっているとわかっただけでうれしいです。
 これからも、何か矛盾点があったりしたら、遠慮なく言ってやってください。
 本当にありがとうございました。
 それではっ!!
 

トップに戻る
6610次回が楽しみですわ庵 瑠嬌 4/17-15:53
記事番号6605へのコメント


>
> はじめまして。

 はじめまして、庵 瑠嬌と申します。

> 皆さんがいろいろな投稿をしているのをみて、つい仲間に入れてもらいたくなっ てしまい書いてしまいました。

 その気持ち、よくわかりますわ……わたくしもそうでしたもの。
 それにこれだけ文章がお上手なら、もっと前から投稿されていたらよろしかったのに。

> 正直言って、ちゃんとした話になっているとは言いがたいのですが読んでやって
> 下さい。
> これはゼロリナです。
> 
 大丈夫です、ちゃんとした、立派なお話ですわ。
 それから、話の前に断りを入れるのは、とてもいいことだと思います。

>「…なるほど…それほどまでにガウリイさんを巻き込みたくなかった、というわけ
>ですね…」
>「そうよ。ガウリイをこんなことのために死なせるわけにはいかないから…彼には
>幸せになってほしいのよ…」
> そう答えるリナの瞳が一瞬やわらかな光を放つ。

 うーん、ゼロスさんの前で、そのセリフ……。
 一種、挑発的ですわね♪(死)

>「あたしを殺しにきたのは誰に命令されたから…?」
> ゼロスはその問いを聞き、妖しいまでに暗く美しい笑みをもらす。
>「誰の命令でもありませんよ。これは僕の意思です」
> それを聞いたリナは不可思議な笑みを浮かべる。
> 満足感とこれから起こることへの緊張感とが微妙に入り混じった不思議な笑み。

 ふむふむ。いいですわね。
 ゼロスさん、魔族的……。
 リナさんもそこまで想われれば、それなりに満足かもしれませんわね……。

> そして……
>「ガウリイさんといつまでもいっしょにいたリナさんのせいですよ。…でもこれで
>やっと…あなたは僕だけのものです…永遠に…」
> もはや呼吸をすることの叶わなくなったリナの唇に自分のそれを寄せるようにし
>て囁くゼロスの姿がそこにあった。
>
 ……よく思うんですけど、ゼロスさんって、独占欲強そうですわよね。
 執着心もありそうですし……。
 そういうところ、わたくしとても好きですの。

>「なんで…なんでリナを殺したっ!!お前はリナのことを好きだったんじゃあない
>のか…」
> (……そして、リナも……)
>「そう、僕はリナさんのことが好きでしたよ。そしてこのままではリナさんを自分
>の…僕だけのものにできないことがよくわかっていました」
> (……リナさんがガウリイさんを大切に想っていたことも……)

 リナさんにとって、愛したのはガウリイさんで、恋したのがゼロスさん、という感じなのでしょうか……?


>「それはもうリナさんであってリナさんではありませんからね。ガウリイさんに
>謹んで進呈致しますよ。僕はもっと大事なものをいただきましたから」
>「どういう意味だ!!」
> 今にもとびかかりそうな雰囲気のガウリイに対し、ゼロスはそれまでの冷たく暗
>い雰囲気を払拭し、鮮やかな笑顔で答える。
>「それは秘密です」
> そして精神世界(アストラルサイド)へと姿を消した。

 ?????
 大事なもの……?
 かなりよいもののようですわね。
 かなり上機嫌ではありません?それに関しては。

>
>
> ここまで読んでくれた方(←いるんでしょうか ^^;)お疲れ様でした。
> でもまだ終わっていません。一応続きがあります。
> 近いうちにまた書きにきますので読んでやってください。

 はい、楽しみにしておりますわ。
 近いうち……なるべく近いうちに、お願いしますわ。

> それとできれば一言「読んだよ−」という言葉だけでいいのでお返事下さると
> すっごくうれしいです。

 ……では。
 「読みましたよー」
 
> 小心者なもんで、私の書いたのを読んで下さる人がいるのだろうかとすっごく
> ビクビクしているもので…(^^;)

 よくわかります。
 読んでいただいているか、本当に不安になるんですのよね……。

> もちろん、いろいろな批判もあると思いますのでそれもどしどし言ってやって
> 下さい。

 今のところ、批判……はありませんわねぇ……。
 長所も短所も含めて、楽しみにしております(はぁと)

> 次回(←あるのか!?)に反映できるように努力致しますので。
> それではっっ!!

 面白く読ませていただきました。
 大抵の話だと、ゼロスさんが、リナさんを殺した後、そこで話が終わってしまうので……。
 続き物、というのは、珍しくて、楽しみですわ。 
 それでは失礼をば……。

トップに戻る
6646ありがとうございますう!!未織 4/24-21:20
記事番号6610へのコメント

> はじめまして、庵 瑠嬌と申します。
 こんにちはっ!!きゃーっ、庵さんから感想いただけるなんて…

> その気持ち、よくわかりますわ……わたくしもそうでしたもの。
> それにこれだけ文章がお上手なら、もっと前から投稿されていたらよろしかったのに。
 ありがとうございますう!!
 庵さんからそんなお言葉を頂けるなんて、すっごくうれしいです。
 でも、まだまだ下手で自分で読み返すのも恥ずかしいです。
 と言うわけで、さっと書き上げて必要以外は読み返さない!!これが私の文(←文章って言えないところが悲しい(^^;)を読むときの鉄則です。
 
> 大丈夫です、ちゃんとした、立派なお話ですわ。
> それから、話の前に断りを入れるのは、とてもいいことだと思います。
 そう言って下さると少しは自身がもてます。
 話の前に断りを入れるのは皆さんの受け売りですが、やっぱりそっちのほうが
わかりやすいですよね。
 書いてなくて、読んでいくうちに目当てのカップリングでないとわかると正直、
ガクッときてしまうこともありますから。
 
> うーん、ゼロスさんの前で、そのセリフ……。
> 一種、挑発的ですわね♪(死)
 ははっ、そうかもしれません(^^;)
 リナちゃんはゼロス君の気持ちを試したかったのかもしれませんねえ。

> ふむふむ。いいですわね。
> ゼロスさん、魔族的……。
 私にとってのツボはゼロス君がリナちゃんにラブラブな話なので、魔族してる
ゼロス君でも結局はリナちゃんとラブラブしてしまいそうです。
 
> リナさんもそこまで想われれば、それなりに満足かもしれませんわね……。
 そうですよねえ。
 まったく、ここまでゼロス君に想われてるリナちゃんって幸せ者っ!!
 でも、それで殺されてしまうんですものねえ。(←って私のせいですね(^^;)

> ……よく思うんですけど、ゼロスさんって、独占欲強そうですわよね。
> 執着心もありそうですし……。
> そういうところ、わたくしとても好きですの。
 いやあ、恥ずかしながらそういうゼロス君、私もだいすきです。
 独占欲と執着心…嫌いな人からされたらものすごく鬱陶しいですけど、好きな人
からされるとやっぱそれなりにうれしいこともありますよね、はい。


> リナさんにとって、愛したのはガウリイさんで、恋したのがゼロスさん、という感じなのでしょうか……?
 うーん、もちろんガウリイ君のことは愛しているんですけどそれはリナちゃんに
とっては家族としての愛です。
 対してゼロス君には恋人に対する愛情を持っています。
 ただ、あの時点でのリナちゃんにとって、その区別はできてないんですね。
 漠然とゼロス君にたいする好きという気持ちと、ガウリイ君にたいする好きとい
ういう気持ちが違うということには気づいているでしょうけど…

> ?????
> 大事なもの……?
> かなりよいもののようですわね。
> かなり上機嫌ではありません?それに関しては。
 そうです、ゼロス君にとって、とっても大切なものです。
 ずっと手にいれたいと思ってきたものですから。

> はい、楽しみにしておりますわ。
> 近いうち……なるべく近いうちに、お願いしますわ。
 近いうち、といっておきながらお返事かくのも遅くなってしまって本当にごめんなさい。
 誰も読んでくれなかったらどうしよう、と思ってくるのがこわかったんです。
 なのでこんなにたくさんの感想をいただいてしまって、本当にうれしいです。
 
> よくわかります。
> 読んでいただいているか、本当に不安になるんですのよね……。
 そうなんです。
 でも庵さんでも、そんな気持ちになるんですね。
 あっ、でも私、庵さんの作品は過去にまで遡って全部チャックしていますよ。
 できれば、それ全部の感想を差し上げたいくらいです。
 
> 今のところ、批判……はありませんわねぇ……。
> 長所も短所も含めて、楽しみにしております(はぁと)
 ありがとうございますっ!!
 これからもなにかあったらご指導してください。

> 面白く読ませていただきました。
> 大抵の話だと、ゼロスさんが、リナさんを殺した後、そこで話が終わってしまうので……。
> 続き物、というのは、珍しくて、楽しみですわ。 
 本当はここで終わりにしても良かったんですけども、今回のコンセプト(←大袈
裟)がリナちゃんが死んでしまった後の状態からはじまるもので。
 つい続きものにしてしまいました。
 続き、早く書きますので、見捨てないでやってください。
 読んでくださって本当にありがとうございました。
 それではっ!!
 
 


トップに戻る
6647たとえ世界が滅びても 2未織 4/24-23:30
記事番号6605へのコメント

 こんにちは。未織です。
 遅くなってしまいましたが、続きです。
 読んでやってください。
 これはゼロリナです。
 …ゼロリナなんですが…ごめんなさいっ!!
 先に謝っちゃいますと、これは皆さんの知っているゼロス君とリナちゃんの
物まねをした別人になってるかもしれないです。
 ゼロス君がゼロス君じゃなかったり、リナちゃんがらしくなかったり、妙にイン
チキくさかったり(^^;)とかしたら、それは私の不徳の致すところです。
 とりあえず、読んでみてください。


 
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



 奇妙な浮遊感の中をリナは漂っていた。
 こんな不安定な中にいるというのに、不思議に不安やあせりはない。
 只々この奇妙な、それでいて何故か安心できるこの場所にいたいと思うばかりである。
 しかし、何か…何か大事なことがあったはず。
 そう、最後に聞いたあの言葉。
 誤解しているであろうアイツに伝えなくてはならないこと。
 忘れてはいけない…自分にとってとても大切なこと。
 だから、あたしにはこんなことしている暇はないはず。
 しかしこの心地よい、それでいて妙に不安定そうなここから逃れることができな
い。
 必死に意識を集中し、ただひとつのことを思う。
 あたしが…あたしが伝えなくてはいけないこと…それはっ……
『……ッ!!』
 声を限りに叫ぶ。
 瞬間、リナの意識は急速に覚醒へと向かっていった。


 ……ここはいったい!?
 気がつくとリナは闇で構成された空間の中にいた。
 その名のとおり、闇をのものがかたどっている空間の中に。
 この場所に覚えはない。
 だけど、この闇の織り成す雰囲気はよく知っている。
『ゼロス…』
 刹那、堰きとめられていた記憶が次々とあふれだす。
 そうだ、あたしは神滅斬(ラグナブレード)であいつに斬りつけられる寸前に
ゼロスに…黒い三角錐に身体を貫かれたんだわ。
 そして、意識がのみこまれる最後の…ほんとに最後の瞬間に、あの言葉を聞いた
のよ。
  <…ガウリイさんには渡しません。例え、それがあなたの望みでも…>
 そう、この誤解を解かなくてはならない。
 そのためにあたしは今ここにいるのだから。
 とそのとき、この空間の持主である漆黒の青年が姿を現す。
 無論、リナのよく知っている相手、ゼロスである。
 彼はゆっくりとした歩みでリナのほうに近づく。
 そして……
「…リナさん」
 静かな声で呼びかける。
(ちょっ…ちょっと待ってよ。まだ心の準備が…)
 内心あせるリナの思いを知ってか知らずか、ゼロスはさらに近づいてくる。
 そして…もう少しで触れ合おうかというそのとき…
 リナはゼロスの語りかけているのが自分ではないのに気づいた。
(あたしのことが見えてない!?)
 そして初めて周囲の状況に気づく。
 何も知らないものが見れば、そこはただの壮麗な部屋に見えただろう。
 いや、部屋というよりも神殿というべきかもしれない。
 その神殿の奥にある壇上にしつらえてある寝台にもうひとりのリナが横たわって
いた。
(なっ…なによ、あれ……あたしの死体!?)
 だが死体にしてはそれはリナの知っているものとはかなり様子が違っていた。
(普通の死体っていうのは、あんなふうに半透明になってないわよねえ)
 そう、それは不思議な光景だった。
 半透明…だからといって実体がないというふうでもない。
 いうなれば、それらが入り混じった何とも言えぬ不安定な状態なのだ。
 それにしても…
(なんなのよぉぉぉぉ…あの格好はぁぁぁぁ…)
 もうひとりのリナはいつもの魔導師スタイルではなく、いかにも囚われのお姫様
が着ていそうな白いひらひらのドレスを身につけていた。
 普段のリナであれば絶対に着はしないであろう服なことは確かである。
 ゼロスは更に近づいていき、そしてリナのひどく不安定そうなその身体を抱き寄
せ、軽く唇を触れ合わせる。
(あっ…あんた、ひとの身体に勝手に触るんじゃないわよっ!!)
 思わずそう叫んでから、ゼロスが今こうしてここにいる自分のことにまるで
気づいていないことを思い出す。
 ゼロスは飄々としたいつもの仮面とは違う、真摯な表情で語りかけている。
「あなたが目覚めてくださらないのは彼のせいなのですか?
…あなたをやっと僕だけのものにできたと思いましたのに……
…そうまでして僕を拒むというのですか?」
 瞬間、彼の瞳に底の見えない暗い闇の影がさす。
 それは彼の本質そのもの。
「だとしたら、ガウリイさんには消えてもらわなければならないようですね。
ガウリイさんたちのほうもあなたをなんとか解放しようとしているみたいですし…」
 言ってゼロスはリナの身体を寝台の上に戻し、そしてもう一度、今度は前よりも
強く、くちづける。
「あなたがいけないんですよ?…あまりにも長く僕を待たせるのですから…」
 そして彼の姿は虚空へと姿を消した。


 リナが死んでもう一年。
 それだけの年月が足早に過ぎていた。
 彼女が…あの眩い存在がもうどこにも存在しないということが信じられず、しか
し彼女が自分の側にいないということは紛れもない現実で、ガウリイはその虚構と
現実の狭間から一歩も動きだせずにいた。
「…さん……イさん……ガウリイさん…」
 自分が呼ばれていることに気づき、ガウリイはハッと身体をこわばらせる。
 ここはセイルーンの王宮内、客人として与えられた自室の中。
 そこでガウリイは只々座り込んでいた。
 いつのまにか来たのか、目の前にはアメリアが立っている。
 ガウリイはうつろな眼で彼女を見上げた。
 アメリアもまた、リナの死を知ってから変わってしまったうちのひとりだったの
だが、今はその瞳が興奮に踊っていた。
「ガウリイさん、わかったんです。ゼロスさんが最後に言ったというその言葉の意
味が!!」
 勢い込むようにアメリアがその先を続ける。
「セイルーン王室が保管している古い書物を調べていたんですが、その中に珍しい
事例が載っていたんです。
もしかしたらゼロスさんはこれを実行したのかもしれません」
 その書物によれば、かつて魔力を中和させる能力を持った神官の力を欲した中級
魔族がその神官を使役するために殺害し、精神世界(アストラルサイド)より干渉
して混沌の海に帰っていこうとするその精神を無理やりとどめていたという。
 結局、自らのもの以外の力に頼ったその魔族は自滅したらしいが…
 つまり、使役されたその神官はその魔族が滅ぶことによって解放されることがで
きたのである。
 ポツリと呟くようにガウリイが言う。
「…ゼロスはリナをあの言葉どおり自分だけのものにしたというわけだ。
それが、あいつの愛し方というわけか……」
「でも、それは間違っています。そんなの正義じゃありません。
リナさんだってそんなこと望んでないはずです」
 アメリアらしいその言葉を聞いて、ガウリイが苦笑する。
 だが、人間には正論だけでは割りきれない気持ちがあるということを知っている。
 それがリナにとっても例外ではないということも…
(くそっっ…オレはどうすればいいんだ!!)
 ガウリイは激しく懊悩した。
 彼女が幸せであればいいと思っていた。
 だがその思いとは裏腹に、誰にも渡したくない、ましてや魔族などに、と思う
自分がいつことも自覚していた。
 その暗い感情を振り払うようにして立ちあがる。
「とにかく、ゼロスとリナの居場所がわからない限りどうにもならないな。
アメリア、何か探す方法を考えよう」
 そう言った瞬間。
「わざわざ探す必要はありませんよ」
 冷たい声がどこからともなく部屋に響き、満たした。
 耳にする者の心をいっきに絶対零度まで突き落とすかのような、冷たい冷たい声。
 そして部屋の窓近くの片隅に漆黒の影が凝る。
 闇そのものを具現化したような存在。
 だがその表情は冷たい声や雰囲気に反して、いつものにこやかな表情である。
「その様子でしたら、僕がリナさんに何をしたのか、知っていらっしゃるようです
ね。そして、どうすれば彼女を解放することができるのかも…」
 ゼロスは僅かに首を傾げ、少々困った様子を演じてみせる。
「やめて下さい、といってやめて下さるような方ではありませんからねえ、ガウリイさんは。
だから、申し訳ないのですが邪魔者は早めに排除することにしました。
……ご了承下さい?」
 ゼロスの最後のちゃかすようなセリフに我に返ったアメリアが、例のごとく決め
ポーズをして叫ぶ。
 もちろん、テーブルのうえに上っていることはいうまでもない。
「ゼロスさん、かつて仲間であったリナさんを手にかけ、あまつさえその精神まで
も縛りつけるだなんて、金色の魔王(ロードオブナイトメア)が許してもこの私が
許しません!!
だいたい、このセイルーンには赤の竜神(スィーフィード)の加護ある結界がある
はず。そんなところにひょっこりと現れる魔族なんて非常識ですっっ!!」
 アメリアのその言葉にゼロスはくすくすと笑い出す。
「アメリアさんも相変わらずですねえ。
きっと、ゼルガディスさんも苦労しているのでしょうね」
 思わず赤面して絶句するアメリアに向かい、ゼロスは軽く腕を上げる。
「っっ!!」
 アメリアの身体、そして口さえもが己の意思で動かせなくなる。
「今はガウリイさんに用があって来たものですから邪魔をされたくはないんです。
あなたはそこで黙って見ていてくださいね」
 そして、剣の柄に手をかけているガウリイに向き直る。
 にこやかな表情…だがそれまで聞いた声の比ではない憎悪の入り混じった低い声
で言い放つ。
「あなたは要らないんです。ガウリイさん」

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



 はい、読んでくださった方、お疲れ様でした。
 なんか、話の方向がだんだん変な方向になってきてしまいました。
 意味がよくつながらないところもあると思いますので、どしどし忠告してやって
下さい。
 それにしても、この話のゼロス君ていったい何を考えてんだか(^^;)
 ガウリイ君にしてもリナが死んでから、一年もアメリアの家に厄介になっている
わけですよねえ。
 一年中座り込んでいたわけでもあるまいし、一体何をしていたんでしょう。
 私にも謎です(^^;)
 おまけにゼル君は名前だけでどこにいるかも考えていないし……
 こんな状態ですが、まだまだ続いちゃいます。
 実は先がまだみえてなかったりして…
 まあ、漠然と考えてはいるんですけどね。
 なんか、ひとりよがりで書いているお話なので、読んでくださっている方が不快
に思っていないかそれだけが心配です。
 一言感想でいいので感想下さい。よろしくおねがいしますう!!
 それではっ!!


トップに戻る
6654Re:たとえ世界が滅びても 2E-mail 4/25-13:37
記事番号6647へのコメント

はじめまして〜。
感想Onlyの彩で〜すっ。

> こんにちは。未織です。
> 遅くなってしまいましたが、続きです。
ひそかにお待ちしておりました!!(なんでひそか?)

うっっっきゅ〜〜〜〜。(謎)
ダーーークだ〜〜〜〜。
魔っ族っなゼロスかっこいい〜〜〜〜〜!!(ああっ指に力が)
ふふふっ、魔族の愛は人とはちがうのよ〜。(何書いてる私・理性)
リナちゃん死んでしまったんですか?
でも意識が残ってるってことはなにかありますね!!

> それにしても、この話のゼロス君ていったい何を考えてんだか(^^;)
もちろんリナちゃんのことですよ!!(だからなに書いてる私・良心)

> こんな状態ですが、まだまだ続いちゃいます。
続きってすんごく楽しい(?)ですよね!!

> 一言感想でいいので感想下さい。よろしくおねがいしますう!!
> それではっ!!
一言というか寝起きなので、
なぜかテンション変ですね。(ただいま1時30分くらい)
でも一応感想です。(気分悪くしたらごめんなさい!)
でわっ、感想Onlyの彩でした!!



トップに戻る
6657すごい……。庵 瑠嬌 4/25-15:10
記事番号6647へのコメント

>
> こんにちは。未織です。

 こんにちは、庵 瑠嬌でございます。

> 遅くなってしまいましたが、続きです。
> 読んでやってください。

 読ませていただきますわ。

> これはゼロリナです。
> …ゼロリナなんですが…ごめんなさいっ!!
> 先に謝っちゃいますと、これは皆さんの知っているゼロス君とリナちゃんの
>物まねをした別人になってるかもしれないです。
> ゼロス君がゼロス君じゃなかったり、リナちゃんがらしくなかったり、妙にイン
>チキくさかったり(^^;)とかしたら、それは私の不徳の致すところです。
> とりあえず、読んでみてください。

 つくづく、謙虚な方ですのね……。
 これだけ立派なお話を書かれますのに。
 リナさんや、ゼロスさんの性格が違うって、わたくしそう思いませんでしたし……何より、それを気にしたら、わたくしはこれから投稿がまったくできなくなってしまいますわ……(しみじみ)。

> もうひとりのリナはいつもの魔導師スタイルではなく、いかにも囚われのお姫様
>が着ていそうな白いひらひらのドレスを身につけていた。
> 普段のリナであれば絶対に着はしないであろう服なことは確かである。

 切実に見てみたいですわ。
 白いドレスのリナさん……可愛いでしょうねぇ……。
 しかしゼロスさん、リナさんを囚われのお姫様として扱っているんですの(笑)?

> ガウリイはうつろな眼で彼女を見上げた。
> アメリアもまた、リナの死を知ってから変わってしまったうちのひとりだったの
>だが、今はその瞳が興奮に踊っていた。

 アメリア姫は、本当に前向きですからねぇ……子供っぽいところも含めて、前進しやすいでしょうね。
 それにくらべて、ガウリイさんのほうは、リナさんに複雑な感情があって割り切りにくいんですのね……。
 

>「ガウリイさん、わかったんです。ゼロスさんが最後に言ったというその言葉の意
>味が!!」
> 勢い込むようにアメリアがその先を続ける。
>「セイルーン王室が保管している古い書物を調べていたんですが、その中に珍しい
>事例が載っていたんです。
>もしかしたらゼロスさんはこれを実行したのかもしれません」
> その書物によれば、かつて魔力を中和させる能力を持った神官の力を欲した中級
>魔族がその神官を使役するために殺害し、精神世界(アストラルサイド)より干渉
>して混沌の海に帰っていこうとするその精神を無理やりとどめていたという。
> 結局、自らのもの以外の力に頼ったその魔族は自滅したらしいが…
> つまり、使役されたその神官はその魔族が滅ぶことによって解放されることがで
>きたのである。

 なるほど。
 べつに、ゼロスさんはリナさんの力を利用しようと思っているようではありませんし、単純に、リナさんを自分だけのそばにおいて置きたいだけのようですし。
 大切なもの、とは、リナさんそのものだったわけですわね……。

> ゼロスの最後のちゃかすようなセリフに我に返ったアメリアが、例のごとく決め
>ポーズをして叫ぶ。
> もちろん、テーブルのうえに上っていることはいうまでもない。
>「ゼロスさん、かつて仲間であったリナさんを手にかけ、あまつさえその精神まで
>も縛りつけるだなんて、金色の魔王(ロードオブナイトメア)が許してもこの私が
>許しません!!
>だいたい、このセイルーンには赤の竜神(スィーフィード)の加護ある結界がある
>はず。そんなところにひょっこりと現れる魔族なんて非常識ですっっ!!」

 やっぱり、いいですわねぇ。アメリア姫。
 姫君なのに、テーブルの上に乗って正義のヒーローのようなことして、なおかつ、常識を口にするなんて。
 未織さん、アメリア姫らしいアメリア姫が書けるんですのね……うらやましいですわ……。

> アメリアのその言葉にゼロスはくすくすと笑い出す。
>「アメリアさんも相変わらずですねえ。
>きっと、ゼルガディスさんも苦労しているのでしょうね」
> 思わず赤面して絶句するアメリアに向かい、ゼロスは軽く腕を上げる。

 ゼルガディスさん、アメリア姫のそばにいるんですの!?
 ああああ……出してください、読んでみたいですわ、未織さんのゼルガディスさん。

>「っっ!!」
> アメリアの身体、そして口さえもが己の意思で動かせなくなる。
>「今はガウリイさんに用があって来たものですから邪魔をされたくはないんです。
>あなたはそこで黙って見ていてくださいね」
> そして、剣の柄に手をかけているガウリイに向き直る。
> にこやかな表情…だがそれまで聞いた声の比ではない憎悪の入り混じった低い声
>で言い放つ。
>「あなたは要らないんです。ガウリイさん」

 つまり、ゼロスさんが厄介もの扱いしているのは、ガウリイさんだけで、アメリア姫とかは、別に傷つけたり、殺したりしようとは思っていないんですのね。

>
> はい、読んでくださった方、お疲れ様でした。
> なんか、話の方向がだんだん変な方向になってきてしまいました。
> 意味がよくつながらないところもあると思いますので、どしどし忠告してやって
>下さい。

 いいえぇ、よく考えてあると思いますわ。
 とくに、リナさんを繋ぎ止める方法……。
 うぅーん、とてもわたくしに、思いつくことはできませんわ。

> それにしても、この話のゼロス君ていったい何を考えてんだか(^^;)
> ガウリイ君にしてもリナが死んでから、一年もアメリアの家に厄介になっている
>わけですよねえ。
> 一年中座り込んでいたわけでもあるまいし、一体何をしていたんでしょう。
> 私にも謎です(^^;)
> おまけにゼル君は名前だけでどこにいるかも考えていないし……

 出してくださいませ、読んでみたいですわぁ、未織さんのゼルガディスさん。
 過去の失敗作以外、わたくし、ゼルガディスさんを書いたことがありませんの……。

> こんな状態ですが、まだまだ続いちゃいます。
> 実は先がまだみえてなかったりして…
> まあ、漠然と考えてはいるんですけどね。

 書いているうちに、形ができていくことって、よくありますわよね。
 どんなお話になるのか、とっても楽しみにしていますわ。 

> なんか、ひとりよがりで書いているお話なので、読んでくださっている方が不快
>に思っていないかそれだけが心配です。
> 一言感想でいいので感想下さい。よろしくおねがいしますう!!
> それではっ!!
>
 ここに読んでいる人間がおりますから、ひとりよがり、ではありませんわ。
 大丈夫、きっと、いろんな人が読んでらっしゃると思いますわ。
 よくできていますもの。
 続き楽しみにしておりますわ。
 それでは失礼をば。