◆−ANGEL FISHと 水の無い水槽−馨 たくと(4/18-20:39)No.6618
 ┣はじめましてぇ。−理奈(4/19-02:27)No.6620
 ┃┗感謝感激雨あられ−馨 たくと(4/20-16:40)No.6631
 ┣タイトルがかっこいいです〜。−彩(4/20-19:50)No.6635
 ┃┗お褒めにあずかり光栄です−馨 たくと(4/27-13:40)No.6683
 ┗My Girl−馨 たくと(4/28-14:02)No.6692
  ┣Re:My Girl−彩(4/28-15:55)No.6694
  ┃┗わーい、2回目!有難うですー。−馨 たくと(4/30-14:38)No.6702
  ┗甘々な話、だいすきですよっ!!−未織(4/30-17:56)No.6710
   ┗甘々甘々甘々……(以下略)−馨 たくと(5/1-16:10)No.6717


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6618ANGEL FISHと 水の無い水槽馨 たくと 4/18-20:39



 こんばんは。代理人の、庵 瑠嬌と申します。
 馨さんの書いたゼロリナを、彼女がインターネット出来ないので、代わりに投稿させていただきましたものでございます。
 初挑戦でここまで書けるのですから、友人ながら凄いですわねぇ……。
 関西出身の方なので、そちらにお住まいの方、感想でも差し上げて下さいませ。
 ……ゼロリナになって彼女は日が浅いので、皆で完璧に洗脳してしまいましょう!
 ではどうぞ……。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆

〈 ANGEL FISH と 水の無い水槽 〉


 薄暗い、森の中。
 いまにも、得体の知れない生き物たちが現れそうな雰囲気。
 ――否。
 その森の中に在る、闇が一際目立つ場所から現れたのは、得体の知れない生き物などではなく・・・人型をした美しき魔であった。
「お久しぶりです・・・リナさん」
「出たわね・・・ゼロス」
 闇から現れた‘魔’はにこりと笑んで見せた。
「出たわねって・・・僕は妖怪ですか?」
「魔族でしょ?」
 リナと呼ばれた娘はふわりとした口調で言う。
 ゼロスはちょっと眉をしかめて、拗ねたように言葉を紡ぐ。
「なんか、冷たいなぁリナさん」
「べっつにー。あたしはいつもこうよ・・・」
 リナは木の根をひょいと跨ぎ越し、どんどん森の奥深くへと入って行く。
 闇が、少女の背中に纏わりつく。
 ゼロスはあわてて後を追う。
「ち、ちょっと、リナさん?何処行くんです。奥へ行っても何もありませんよ・・・」
「いいの」
 内心(よくねーよ)と思いつつ、彼はひたすら後に続く。
「ちょっと・・・!」
 グッ・・・
 ゼロスはリナの腕を引く。
「待って下さい。何処行くんです。どうしたんです、リナさん!」
「・・・・っ!」
 リナの体がぐらりと揺れ、彼の腕の中に倒れ込む。
「!? リナさん!!」
 腕の中の娘は、はあはあと荒い息を吐いている。
「リナさ――……」
 胴に腕をまわし、抱き寄せる。
 ふと、指先に異物感を感じ、ゼロスは怪訝そうな表情になる。
(何でしょうね、この滑りは・・・?)
 ぐっ、とその滑りの中心となっている場所に力を込める。
 ・・・何の悪気も無しに。
「痛ぅっ―――……!!」
「!!」
 これは―――……
 ・・・・・・血だ。
「ど、どうしたんですか、この傷っ!」
「昼間の・・・」
 昼間。
 彼も見ていた。リナが、傷を負うところを。
 大勢の彼の同胞の手によって、愛する者が、傷つき・・・倒れるところを。
「治癒・・・かけなかったんですか!?」
「みんな、に心配かけちゃうから・・・」
「・・・・!」
 抱き寄せる腕が、一瞬強ばる。
(みんな・・・か)
(心配・・・ですか)
「僕は・・・」
「え?」
 ゼロスはいつにも増して淡々とした口調で、呟くように、いう。
「僕は、心配です・・・」
 ・・・あなたが傷つく事が。
 リナは、驚いたような目で、彼を見た。
「何、言ってんの・・・あんたになんか、・・・」
(・・・心配されたくないよ・・・)
 最後まで言葉を告げることなく、彼女は眠りについた。
 ふっ、とゼロスはため息を吐いて、リナに囁いた。
「まったく・・・人騒がせな。あなたには、こんな所で死なれちゃ困るんですよ―・・・」
 それは。
 最低限の告白。
 死なないでくれ、愛している、なんて自分にはとても言えないセリフだから・・・。

水の無い水槽には
叶わぬ恋の破片を纏った
ANGEL FISH が棲むという・・・

                                    <END>

◇◇◇◇◇◇◇◇◇

  <あとがき・・・?>

 こんばんわ、又は、こんにちわ。
 庵 瑠嬌の級友しとります、馨 たくと、と申します。
 実はこれ・・・初書きのゼロリナなんです。で、初めてなもんやから、もぉボロボロ(泣)
 いや、ほんまに・・・。けど、これを読んではる皆様はきっと、ゼロリナ好きな方ばっかなんやろーなと思うと、自分、めっちゃ嬉しいです。
 解説・・・いるんやろか?一応これ、ゼロリナの甘いやつを書こ、と思うて始めたんですけど・・・ダークや。そんなでもない、と言うて下さる方がいらっしゃると感動です。
 えぇと・・・自分の事を少し。
 馨は、今現在、庵さんの手引きのもと小説書きをしております。庵さんにはまだまだ及ばんのですけど。彼女は、ほんま凄いです。尊敬に値します。
 で・・・馨の家には、パソコンはあるのんですがインターネットは出来へんのです。そやから、感想なんかを頂いてもなかなかすぐにはお返事でけへんのです。そこらへんは、ご了承ください。
 ・・・それでは、だらだら書いてしまいましたが、ここらへんでお開きとさせて頂きます。
 次は・・・ゼロリナ甘々の予定っ☆デス。
     馨 たくと拝


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6620はじめましてぇ。理奈 4/19-02:27
記事番号6618へのコメント

はじめましてぇ、理奈といいますぅ!

すごいです!!初書きには、おもえないほどお上手ですよ!私の
初めて投稿したやつなんか小説と呼べないほどの代物でした。

> 薄暗い、森の中。
> いまにも、得体の知れない生き物たちが現れそうな雰囲気。
> ――否。
> その森の中に在る、闇が一際目立つ場所から現れたのは、得体の知れない生き物などではなく・・・人型をした美しき魔であった。

ここの表現、いいです。上手いです。表現力のない私には、まねできない
ものですわ。

> ふっ、とゼロスはため息を吐いて、リナに囁いた。
>「まったく・・・人騒がせな。あなたには、こんな所で死なれちゃ困るんですよ―・・・」
> それは。
> 最低限の告白。
> 死なないでくれ、愛している、なんて自分にはとても言えないセリフだから・・・。

このストーリーの中で一番好きな所です。最低限の告白・・・。ゼロス君には、
わるいですけど、なんかいいです。

よかったです!タイトルもストーリーもオリジナルティーあふれて。
また投稿なされた時、読みますね。では、しつれいします。

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6631感謝感激雨あられ馨 たくと 4/20-16:40
記事番号6620へのコメント

>
>はじめましてぇ、理奈といいますぅ!

 こちらこそはじめまして、馨です。
>
> すごいです!!初書きには、おもえないほどお上手ですよ!私の
>初めて投稿したやつなんか小説と呼べないほどの代物でした。

 いやぁ、お褒めにあずかり光栄ですわー。
 庵に読ましてもらいましたけど、すごいよかったですよー。

>
>> 薄暗い、森の中。
>> いまにも、得体の知れない生き物たちが現れそうな雰囲気。
>> ――否。
>> その森の中に在る、闇が一際目立つ場所から現れたのは、得体の知れない生き物などではなく・・・人型をした美しき魔であった。
>
> ここの表現、いいです。上手いです。表現力のない私には、まねできない
>ものですわ。

 そんなことないです。僕もド素人ですから。

>
>> ふっ、とゼロスはため息を吐いて、リナに囁いた。
>>「まったく・・・人騒がせな。あなたには、こんな所で死なれちゃ困るんですよ―・・・」
>> それは。
>> 最低限の告白。
>> 死なないでくれ、愛している、なんて自分にはとても言えないセリフだから・・・。
>
> このストーリーの中で一番好きな所です。最低限の告白・・・。ゼロス君には、
>わるいですけど、なんかいいです。

 この場面だけに、十五分使いましたよ(アホか僕はっ)

>
> よかったです!タイトルもストーリーもオリジナルティーあふれて。
>また投稿なされた時、読みますね。では、しつれいします。

 喜んでいただけて嬉しいです。
 また頑張るので、どうぞよろしくお願いします(八百屋のような僕)。
 いや、ありがとうございました。
 

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6635タイトルがかっこいいです〜。E-mail 4/20-19:50
記事番号6618へのコメント

はじめまして!
彩ともうします〜〜!!

感想……、なんてかけばいいんでしょう?
すんっごく、面白かったんですけど。
思い浮かばない…………。(今日、テンション低いのかな?)
あえて、書くなら……………………
いじっぱりなリナちゃん、
心配するゼロス君…………
なんて無敵なシュチュエーション!!(前にも使ったことがあるな〜。)
ゼロス君がやさしい!!キュウ〜〜〜〜〜〜!!!!(謎)
魔族なゼロスもいいけどやさしいゼロスがみた〜いです〜!!(リナにだけ)

> 庵 瑠嬌の級友しとります、馨 たくと、と申します。
とっ、いうことは年上のお方ですね!!

> いや、ほんまに・・・。けど、これを読んではる皆様はきっと、ゼロリナ好きな方ばっかなんやろーなと思うと、自分、めっちゃ嬉しいです。
> 解説・・・いるんやろか?一応これ、ゼロリナの甘いやつを書こ、と思う
て始めたんですけど・・・ダークや。そんなでもない、と言うて下さる方がいらっしゃると感動です。
ゼロリナ大っ好きです!!
ええっ!!ダークだったんですか?
まあ、甘さはたりませんが(しつれいです〜。)ダークとは思わなかったです〜。
私ダークは苦手ですがすごく面白かったですもの!!

> 馨は、今現在、庵さんの手引きのもと小説書きをしております。庵さんにはまだまだ及ばんのですけど。彼女は、ほんま凄いです。尊敬に値します。
そうですよね!!
私も庵様の小説ファンです〜。
甘いですし。

> で・・・馨の家には、パソコンはあるのんですがインターネットは出来へんのです。そやから、感想なんかを頂いてもなかなかすぐにはお返事でけへんのです。そこらへんは、ご了承ください。
そうですか〜、インターネットができない………、
でもへたにはまると、月の電話代が怖くなる……、
は〜、子供として辛い立場。(すいませんこっちのことです〜)

> 次は・・・ゼロリナ甘々の予定っ☆デス。
甘々…………
すごく期待してます!!
なにせ、私は甘党ですから!(謎)
がんばってくださいね!!

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6683お褒めにあずかり光栄です馨 たくと 4/27-13:40
記事番号6635へのコメント

>
>はじめまして!
>彩ともうします〜〜!!

 はじめまして、馨 たくとです。
 お返事遅れて、ほんまに申し訳ありません。

>
>感想……、なんてかけばいいんでしょう?
>すんっごく、面白かったんですけど。
>思い浮かばない…………。(今日、テンション低いのかな?)
>あえて、書くなら……………………
>いじっぱりなリナちゃん、
>心配するゼロス君…………
>なんて無敵なシュチュエーション!!(前にも使ったことがあるな〜。)
>ゼロス君がやさしい!!キュウ〜〜〜〜〜〜!!!!(謎)
>魔族なゼロスもいいけどやさしいゼロスがみた〜いです〜!!(リナにだけ)

 僕も、優しいゼロスは書いてて、楽しいですね。
 それでもダークに走ってしまう自分が怖い……。

>
>> 庵 瑠嬌の級友しとります、馨 たくと、と申します。
>とっ、いうことは年上のお方ですね!!

 そうゆーことになりますかね……
 脳みその構造は三才児以下です(はっはっはっは)。
 
>
>> いや、ほんまに・・・。けど、これを読んではる皆様はきっと、ゼロリナ好きな方ばっかなんやろーなと思うと、自分、めっちゃ嬉しいです。
>> 解説・・・いるんやろか?一応これ、ゼロリナの甘いやつを書こ、と思う
>て始めたんですけど・・・ダークや。そんなでもない、と言うて下さる方がいらっしゃると感動です。
>ゼロリナ大っ好きです!!
>ええっ!!ダークだったんですか?
>まあ、甘さはたりませんが(しつれいです〜。)ダークとは思わなかったです〜。
>私ダークは苦手ですがすごく面白かったですもの!!

 嬉しいです(^^)。
 自分でも書いててわけわからんくなりましたが。

>
>> 馨は、今現在、庵さんの手引きのもと小説書きをしております。庵さんにはまだまだ及ばんのですけど。彼女は、ほんま凄いです。尊敬に値します。
>そうですよね!!
>私も庵様の小説ファンです〜。
>甘いですし。

 庵さんは良いですよね。
 優しいですし。笑顔で時間がないことを伝えてくるんで、ちょっと怖いですがねー。

>
>> で・・・馨の家には、パソコンはあるのんですがインターネットは出来へんのです。そやから、感想なんかを頂いてもなかなかすぐにはお返事でけへんのです。そこらへんは、ご了承ください。
>そうですか〜、インターネットができない………、
>でもへたにはまると、月の電話代が怖くなる……、
>は〜、子供として辛い立場。(すいませんこっちのことです〜)

 ほんまにそうですよね。
 今、親にインターネットさしてくれってたのんどるんですが……。
 あかんっぽい。

>
>> 次は・・・ゼロリナ甘々の予定っ☆デス。
>甘々…………
>すごく期待してます!!
>なにせ、私は甘党ですから!(謎)
>がんばってくださいね!!
>
 甘々書きましたんで、どうぞ読んだって下さい。

 では、感想どうもありがとうございました。
 これからもごひいき下さい(←おまえは魚屋かっ)

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6692My Girl馨 たくと 4/28-14:02
記事番号6618へのコメント


 別に……わたくしがまた、前記を書く必要もないと言えばないと思うのですが。
 でも、なんとなく……なんとなくですねぇ……書け、といわれると……。
 書いてしまいますわ。
 って、そうじゃなくて、この話はゼロリナです。
 とっても、すごぉっく、甘々〜っ(はぁと)な、ゼロリナですの。
 多分、ゼロリナのお好きな方には、堪能できるのではないかと……。
 ではどうぞ。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


< My Girl>

 捻挫をした。
 ただそれだけの事である。・・・本来ならば。

「じゃあ、リナ。大人しく、ここで待ってろよ?」
 旅の連れの一人、ガウリィが言う。
 リナは、ぷうっと頬を不満気にふくらませ、
「ちょっとぉ、馬鹿にしないでよっ。何なのよその、<大人しく>ってのはー?」
 ガウリィは呆れたように肩をすくめ、言った。
「お前なー、捻挫してるくせに何言ってんだよ?なぁ、アメリア」
「そーそー。捻り所が悪いと、再起不能になりかねないし」
 旅の連れその二:アメリアのセリフに、リナはますます機嫌を悪くする。
 おまけに、旅の連れその三:ゼルガディスの悪意の無い一言がまずかった。
「それに・・・、治癒をかけないって事は、今、‘あの日’なんだろ?」
「!!!!!」
 ・・・・・・ぶちいっ。
 リナの中で、何かが音を立てて・・・キレた。
「あぁぁぁぁんんんんたぁぁぁらぁぁぁなぁぁぁぁぁあああ!!」
「うわあああ!?」
 ガウリィ、アメリア、ゼルガディスが、声を上げて飛びのく。
 こうなっては、もう手が付けられない。
「「「逃げろ―――――っっっ!!!」」」
 ・・・まるで、猛獣扱いである。

 透明にも近い、澄んだ空気の中。
 透明とはほど遠い場所に自分の世界を持つ者が、そこを散策していた。
 すなわち――魔族である。
 自らの本性を覆い隠した、にこやかな顔をしたその魔性、名をゼロスという。
 ゼロスは、ただ無意味に空中散策をしていた訳ではない。人を探しているのだ。
「いやー、どこいったのかなあリナさん」
 にこにこにっこり。
 誰に見せる訳でもないスマイルを浮かべ,彼は呟く。
「変だなー。今日はリナさん‘あの日’のはずだから、そんなに遠くには行けない筈だけど」
 もしかしたら。
 もしかしたら、リナの神経が擦り減り行く一番の原因は・・・この男かもしれない・・・。

 ふひー。
 冷たい水に足を浸し、彼女は息をつく。
 何だかんだ言ってもやっぱり捻挫は痛いのだ。
 ガウリィたちが自分をここに置いていった理由が、何と無く分かる。
(仲間想いなのよねー、あいつら)
 因みに、リナは今現在どこにいるかというと。
 名も分からない湖のほとりに腰掛けている。
 ・・・ふひー。
 もう一回、息をつく。
 ・・・はぁー。
 突然、意味不明な場所から、ため息が聞こえた。
「!!?」
 当然の事ながら、びびるリナ。
「な・・・何!?誰!!?」
 ため息の主(笑)が潜んでいると思われる、木立に、引きつりまくった声で呼びかける。
 がさがさがさがさ。
(熊・・・いや、狐・・・?)
 脳味噌の中を様々な想像が駆け巡る。
 ところが。
 彼女の予想を力いっぱい裏切り、出現したため息の主は、
「どーもぉ」
「ゼ・・・ロス。・・・あ、あんたねえっ!」
 宿敵(笑)、獣神官のゼロスくんである。
「あっはっはっはっは、こんな所にいたんですかリナさん。探すの大変だったんですよー」
「誰も探してくれなんて頼んでないわよ!」
「あっはっはっはっはっは」
(む・・・むかつくぅー・・・)
 リナは、その時本気でそう思ったという。
「・・・は。もぉ、いいわよ」
 普段ならば、喧嘩でも何でもしているが・・・今日ばかりはそうもいかない。
 負けず嫌いなリナは、相手を完全無視し、足を水に沈めた。
 ゼロスはほんの少しつまらなそうな表情をし、言った。
「無視ですかー、リナさん。人がせっかく捻挫のお見舞いに来てあげたっていうのに」
「! 何で、知ってるのよ!?」
 慌てて顔を上げると、男の顔が、驚くほど近くにあった。
「・・・!」
 顔が赤らむのを感じ、思わず明後日の方向を見る。
(も、もぉ・・・こいつはー・・・)
 そんな彼女の心中を知ってか知らずか(多分知っているだろう・・・笑)、ゼロスは更に顔を寄せ、笑いながら口を開いた。
「何で知っているか・・・ですか?・・・それは秘密です、といきたい所ですが、教えてあげます」
「・・・?」
 リナはちょっと首をかしげ、栗色の髪を揺らす。
 獣神官は、笑顔を崩さずに、また顔を近付ける。
「何故なら、僕はリナさんについての情報を得るため、日々東奔西走しているから・・・ですよ」
「!!!」
 完全に顔が真っ赤に染まった。
(ゼッ・・・ゼロスゥゥー・・・!!)
「ねえ、リナさん。捻挫が早く治る方法教えてあげましょうか?」
 唐突に、話題が変わる。
「へ・・・?」
「だからぁ、捻挫を直す方法ですよ」
「ほ、本当!?」
 そっぽを向いていた顔が、くるりと方向転換する。
「知りたいですか?」
「うんうん!」
 当然である。
 ゼロスは、ただでさえ機嫌の良い顔に、+50くらいの笑みを加える。
 そして。
「じゃあ、はいリナさん、目を閉じて・・・」
「? うん」
 言われるままに、瞳を閉じる。
 何が起こるのかなー、と、わくわくするリナ。
 すっ、と閉じた瞳の前でゼロスが動く。
(・・・?)
 唇に、何かが触れた。
(・・・!?)
 あまりの違和感に、思わず目を開く。
 ・・・そして、彼女は見てしまった。
(☆§◆◎〒○@*〜〜〜!!!)
 自分の唇に、相手のそれが重なっているのを。
「んーっ、んーっ、んんんーっ(涙)!!!」

 一分ほど、経ったであろうか。
 ようやく、相手の唇から解放される。
「ゼッ、ゼェェェェロォォォォスゥゥゥゥ!!!」
「? もしかして、リナさんこの治療法・・・初めてでした?」
 飄々と彼は言う。
「あったりまえでしょおぉぉぉぉぉぉおおお!!だいたい、なぁにが治療法よぉぉぉお!!」
 怒れる美少女に、魔族はにっこり微笑んだ。
「じゃあ、良かったじゃないですか」
「何がよっ!?」
「相手が、愛するこの僕で」
「!!!」
 さーっ、とリナの顔が朱色に染まる。
(ううっ、否定したい!)
 そんな彼女の本心を、ゼロスは知っている。
「あっはっはっはっはー♪ごちそーさまでしたー♪」
 魔族の、愛すべき魔族の朗らかな声が、蒼い空に響き渡った・・・・。

My Girl 魅力的なのは
何より君が いることさ・・・

<END>

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

【あとがき、という名の言い訳講座】

 こんにちわ、こんばんわ、はじめまして&おはよーございますっ。
 馨 たくとです。やっと・・・、やぁぁっと書きましたよ、第二作!!
 あああ・・・長かった、長かったでえッ!ほんまにもう!!
 甘々・・・なんて、僕には不向きな単語・・・。ちくしょうっ、がんばったでおかーさん(謎)!!
 今回のタイトルは、某クレヨンし〇ちゃ〇(爆笑)のエンディング曲から頂きました。
 ええ曲です。みなさん、一度聴いてみてください。・・・って、関係無いっちゅーの。
 ま、兎に角・・・次も頑張るので、よろしくたのんますー。
 ではでは。
馨 たくと拝


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6694Re:My GirlE-mail 4/28-15:55
記事番号6692へのコメント

こんにちわー。
彩で〜す!!

あっ、甘いやつなんですね!!
そう見た次点で目はくぎずけ!(謎)

>「お前なー、捻挫してるくせに何言ってんだよ?なぁ、アメリア」
>「そーそー。捻り所が悪いと、再起不能になりかねないし」
なんで治癒をアメリアかけてやらないんでしょうか?
まあかけられちゃつまりませんが。(^ー^)

>「それに・・・、治癒をかけないって事は、今、‘あの日’なんだろ?」
>「!!!!!」
ゼッ、ゼルはっきりいいますね〜。
乙女のタブーを!!(笑)

>「いやー、どこいったのかなあリナさん」
> にこにこにっこり。
> 誰に見せる訳でもないスマイルを浮かべ,彼は呟く。
>「変だなー。今日はリナさん‘あの日’のはずだから、そんなに遠くには行けない筈だけど」
……なんか、大の男(?)が空ふよふよとびながら
『あの日』だのつぶやいてるのって怖ひ。

> もしかしたら。
> もしかしたら、リナの神経が擦り減り行く一番の原因は・・・この男かもしれない・・・。
ふっ、私の中ではリナちゃんの神経すり減らすような
お方はお一人です!!(力説)
いろんな意味で!

> ・・・ふひー。
> もう一回、息をつく。
> ・・・はぁー。
質問で〜す!!
ゼロスはなんのため息を?
やっぱりリナちゃんにあえて感嘆のため息ってやつですか?(謎)

>「? もしかして、リナさんこの治療法・・・初めてでした?」
> 飄々と彼は言う。
>「あったりまえでしょおぉぉぉぉぉぉおおお!!だいたい、なぁにが治療法よぉぉぉお!!」
それってファーストキスが?(曝)
………なんかかわったな〜私………(遠い目)

>「相手が、愛するこの僕で」
>「!!!」
言い切りましたね!!
言い切ったんですね!!
キャッキャッ(さらに謎)

>「あっはっはっはっはー♪ごちそーさまでしたー♪」
『あらっ、まだ食べ終わってないいんじゃー』
とっ、友達がいっている。(うわっ、殴られた)

> こんにちわ、こんばんわ、はじめまして&おはよーございますっ。
えっ、えーっと、私はこんにちわ。ですね!!

> 馨 たくとです。やっと・・・、やぁぁっと書きましたよ、第二作!!
> あああ・・・長かった、長かったでえッ!ほんまにもう!!
> 甘々・・・なんて、僕には不向きな単語・・・。ちくしょうっ、がんばったでおかーさん(謎)!!
ふっ、不向き………、
あっ、でもまた書いてくださいね!!(甘党)

とっ、いうわけで、友に殴られつつ感想かかせて
いただきました〜。
もっと、ゼロリナ書いてくださいね!!
そして私の友達もゼロリナにひっぱりこんでやってください!!

ではこれで。

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6702わーい、2回目!有難うですー。馨 たくと 4/30-14:38
記事番号6694へのコメント


>こんにちわー。
>彩で〜す!!
 
 こんにちは。馨です。
 2回目…ですよね。読んでくれて、ありがとーです(多謝!!)。

>あっ、甘いやつなんですね!!
>そう見た次点で目はくぎずけ!(謎)

 はい。甘いやつです(そのまんまやん!)。
 頑張りましてん、ほんまに…。

>>「お前なー、捻挫してるくせに何言ってんだよ?なぁ、アメリア」
>>「そーそー。捻り所が悪いと、再起不能になりかねないし」
>なんで治癒をアメリアかけてやらないんでしょうか?
>まあかけられちゃつまりませんが。(^ー^)

 ああっ!突っ込まれてしもうた!!
 気にしてましてん、自分でも……。
 「アメリア、いけずやな……」
 ……それで済ませんなや、という突っ込みはせんでやってください…。

>>「それに・・・、治癒をかけないって事は、今、‘あの日’なんだろ?」
>>「!!!!!」
>ゼッ、ゼルはっきりいいますね〜。
>乙女のタブーを!!(笑)

 あっはっはっは。乙女のタブーですなぁ。
 どちらかと言うと、ガウリィのセリフですよねー。

>
>>「いやー、どこいったのかなあリナさん」
>> にこにこにっこり。
>> 誰に見せる訳でもないスマイルを浮かべ,彼は呟く。
>>「変だなー。今日はリナさん‘あの日’のはずだから、そんなに遠くには行けない筈だけど」
>……なんか、大の男(?)が空ふよふよとびながら
>『あの日』だのつぶやいてるのって怖ひ。

 ………はい。
 まったくもってそのとーり!!
 なんか、今日は突っ込まれまくりやなぁ……(しみじみ)。
 学校でも、ボケまくり。突っ込まれまくり。

>> もしかしたら。
>> もしかしたら、リナの神経が擦り減り行く一番の原因は・・・この男かもしれない・・・。
>ふっ、私の中ではリナちゃんの神経すり減らすような
>お方はお一人です!!(力説)
>いろんな意味で!
>
 そりゃ、そーでしょう!
 僕の中でも、この人一人ですもん。

>> ・・・ふひー。
>> もう一回、息をつく。
>> ・・・はぁー。
>質問で〜す!!
>ゼロスはなんのため息を?
>やっぱりリナちゃんにあえて感嘆のため息ってやつですか?(謎)

 ……おどかしたかったんじゃないでしょうか。
 そーゆー人やと思いますよ、彼。

>>「? もしかして、リナさんこの治療法・・・初めてでした?」
>> 飄々と彼は言う。
>>「あったりまえでしょおぉぉぉぉぉぉおおお!!だいたい、なぁにが治療法よぉぉぉお!!」
>それってファーストキスが?(曝)
>………なんかかわったな〜私………(遠い目)

 きっと、ファーストキスだったんでしょう。
 …ちゅーか(←というか、の関西弁バージョンです)、そうじゃなかったら嫌ですって。

>>「相手が、愛するこの僕で」
>>「!!!」
>言い切りましたね!!
>言い切ったんですね!!
>キャッキャッ(さらに謎)

 言いきりましたよ!
 言いきったんですよ!!
 ……まあ、このシーンと、キスシーンが一番書きたかったんですけどね。

>>「あっはっはっはっはー♪ごちそーさまでしたー♪」
>『あらっ、まだ食べ終わってないいんじゃー』
>とっ、友達がいっている。(うわっ、殴られた)

 うーん…確かに(納得)。
 けど、食べるところまで書いてもええんですか?
 絶対後悔しますよぉ?

> こんにちわ、こんばんわ、はじめまして&おはよーございますっ。
>えっ、えーっと、私はこんにちわ。ですね!!

 庵ちゃんに言われましたわ…
 『そんなに書いて、どうするの?』
 …………………。
 あははははは…(笑って誤魔化すな!!)。

>> 馨 たくとです。やっと・・・、やぁぁっと書きましたよ、第二作!!
>> あああ・・・長かった、長かったでえッ!ほんまにもう!!
>> 甘々・・・なんて、僕には不向きな単語・・・。ちくしょうっ、がんばったでおかーさん(謎)!!
>ふっ、不向き………、
>あっ、でもまた書いてくださいね!!(甘党)

 そらもう!!
 読んでくれる方がいる限り、書き続けますよっ!!

>とっ、いうわけで、友に殴られつつ感想かかせて
>いただきました〜。
>もっと、ゼロリナ書いてくださいね!!
>そして私の友達もゼロリナにひっぱりこんでやってください!!

 頑張ります!
 お友達さん、僕の為にも(笑)ハマったって下さい。

>ではこれで。
 
 はい。
 読んでくださって、有難うございました。
 これからも頑張りますんで、宜しくです。
 それでは、また……。
 馨 たくとでしたー。

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6710甘々な話、だいすきですよっ!!未織 4/30-17:56
記事番号6692へのコメント


 はじめまして、未織といいます。
 前回の作品の感想書こうと思っていたのですが、私が知らないうちに新しい作品が出ていたのでこっちに書かせていただいちゃいますね。
 以下、私のたわごとになってしまうと思いますが、読んでやってください。

> リナは、ぷうっと頬を不満気にふくらませ、
>「ちょっとぉ、馬鹿にしないでよっ。何なのよその、<大人しく>ってのはー?」
 きゃっ!!リナちゃんすっごくかわいらしいですう!!
 頬を膨らませたリナちゃん、間近で見てみたい…(←壊れてます)

> おまけに、旅の連れその三:ゼルガディスの悪意の無い一言がまずかった。
>「それに・・・、治癒をかけないって事は、今、‘あの日’なんだろ?」
>「!!!!!」
> ・・・・・・ぶちいっ。
> リナの中で、何かが音を立てて・・・キレた。
>「あぁぁぁぁんんんんたぁぁぁらぁぁぁなぁぁぁぁぁあああ!!」
>「うわあああ!?」
> ガウリィ、アメリア、ゼルガディスが、声を上げて飛びのく。
> こうなっては、もう手が付けられない。
>「「「逃げろ―――――っっっ!!!」」」
> ・・・まるで、猛獣扱いである。
 それにしても、ゼルってばリナちゃんにむかってそんなセリフをいうなんて、勇気がありますね。悪意がないとは言え、さすがです(^^;)。
 まあ、世間慣れしているくせに、そう言うことをポロリといってしまうのがゼルなんですよね。
 
>「変だなー。今日はリナさん‘あの日’のはずだから、そんなに遠くには行けない筈だけど」
 きゃあっ!!ゼロス君てば、リナちゃんの『あの日』まで把握しているなんて…
 もう、さすがっ!!としかいいようがないですね。
 でも、リナちゃんが知ったら、さっきゼルにしたこと位ではすまないですよね、きっと(^^;)

> がさがさがさがさ。
>(熊・・・いや、狐・・・?)
> 脳味噌の中を様々な想像が駆け巡る。
> ところが。
> 彼女の予想を力いっぱい裏切り、出現したため息の主は、
>「どーもぉ」
>「ゼ・・・ロス。・・・あ、あんたねえっ!」
> 宿敵(笑)、獣神官のゼロスくんである。
 宿敵(^^;)なんですね!?
 リナちゃんってば素直じゃないんだからっ(^^;)

>「無視ですかー、リナさん。人がせっかく捻挫のお見舞いに来てあげたっていうのに」
>「! 何で、知ってるのよ!?」
> 慌てて顔を上げると、男の顔が、驚くほど近くにあった。
>「・・・!」
> 顔が赤らむのを感じ、思わず明後日の方向を見る。
>(も、もぉ・・・こいつはー・・・)
 照れてるリナちゃんもかわいい!!(←本当に壊れています)

> そんな彼女の心中を知ってか知らずか(多分知っているだろう・・・笑)、ゼロスは更に顔を寄せ、笑いながら口を開いた。
>「何で知っているか・・・ですか?・・・それは秘密です、といきたい所ですが、教えてあげます」
>「・・・?」
> リナはちょっと首をかしげ、栗色の髪を揺らす。
> 獣神官は、笑顔を崩さずに、また顔を近付ける。
>「何故なら、僕はリナさんについての情報を得るため、日々東奔西走しているから・・・ですよ」
>「!!!」
 そうですね、きっとゼロス君はリナちゃんの心中を知っていますよね(^^;)
 それを知りながらも尚、リナちゃんが照れるようなことをいうゼロス君…
 やっぱゼロス君はこうでなくっちゃ!!

>「ねえ、リナさん。捻挫が早く治る方法教えてあげましょうか?」
> 唐突に、話題が変わる。
 これもゼロス君の手のうち。
 リナちゃんだんだんゼロス君の手中にはまってきたことがよくわかります。
 ゼロス君、そのまま押していけ〜〜〜っ!!

>「じゃあ、はいリナさん、目を閉じて・・・」
>「? うん」
> 言われるままに、瞳を閉じる。
> 何が起こるのかなー、と、わくわくするリナ。
 きゃっ!!いよいよですね。

> すっ、と閉じた瞳の前でゼロスが動く。
>(・・・?)
> 唇に、何かが触れた。
>(・・・!?)
> あまりの違和感に、思わず目を開く。
> ・・・そして、彼女は見てしまった。
>(☆§◆◎〒○@*〜〜〜!!!)
> 自分の唇に、相手のそれが重なっているのを。
>「んーっ、んーっ、んんんーっ(涙)!!!」
 リナちゃんがどれだけ必死になって離れようとしたかがわかりますです、はい。
 まったくもう、リナちゃんってば照れ屋さんなんだからっ!!(爆)

> 一分ほど、経ったであろうか。
> ようやく、相手の唇から解放される。
 一分で済んだんですね。とりあえずは…
 ゼロス君、自制したんですねえ(^^;)

>「ゼッ、ゼェェェェロォォォォスゥゥゥゥ!!!」
>「? もしかして、リナさんこの治療法・・・初めてでした?」
> 飄々と彼は言う。
>「あったりまえでしょおぉぉぉぉぉぉおおお!!だいたい、なぁにが治療法よぉぉぉお!!」
> 怒れる美少女に、魔族はにっこり微笑んだ。
>「じゃあ、良かったじゃないですか」
>「何がよっ!?」
>「相手が、愛するこの僕で」
>「!!!」
> さーっ、とリナの顔が朱色に染まる。
>(ううっ、否定したい!)
 でも、できないんですよね。
 だって、リナちゃんゼロス君にラブラブですもんねっ!!

> そんな彼女の本心を、ゼロスは知っている。
>「あっはっはっはっはー♪ごちそーさまでしたー♪」
> 魔族の、愛すべき魔族の朗らかな声が、蒼い空に響き渡った・・・・。
 きっとこの後、リナちゃん、顔を真っ赤にしたままで、空に向かって竜破斬なんかを連打したんでしょうね(^^;)
 そんな光景が眼に浮かんできます。

 それにしても、やっぱ甘々な話ってばいいですよね。
 リナちゃんの不幸を逆手にとって自分の思い通りの方向へ仕向けていく、ゼロス君んがもう最高!!
 これからもこんなリナちゃんとゼロス君の話をいっぱい書いてください。
 毎週、チェックしています。
 それではっ!!
 

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6717甘々甘々甘々……(以下略)馨 たくと 5/1-16:10
記事番号6710へのコメント


> はじめまして、未織といいます。

 こんにちは、馨 たくとです。

> 前回の作品の感想書こうと思っていたのですが、私が知らないうちに新しい作品が出ていたのでこっちに書かせていただいちゃいますね。

 わあっ、嬉しい!!
 前回のまで、読んで頂いていたなんて……。

> 以下、私のたわごとになってしまうと思いますが、読んでやってください。

 たわごと、大歓迎です(笑)。

>> リナは、ぷうっと頬を不満気にふくらませ、
>>「ちょっとぉ、馬鹿にしないでよっ。何なのよその、<大人しく>ってのはー?」
> きゃっ!!リナちゃんすっごくかわいらしいですう!!
> 頬を膨らませたリナちゃん、間近で見てみたい…(←壊れてます)
>
 馨、本当はイラスト描きなんですよ。
 かいてみたいっすねえ……うーむ。

>> おまけに、旅の連れその三:ゼルガディスの悪意の無い一言がまずかった。
>>「それに・・・、治癒をかけないって事は、今、‘あの日’なんだろ?」
>>「!!!!!」
>> ・・・・・・ぶちいっ。
>> リナの中で、何かが音を立てて・・・キレた。
>>「あぁぁぁぁんんんんたぁぁぁらぁぁぁなぁぁぁぁぁあああ!!」
>>「うわあああ!?」
>> ガウリィ、アメリア、ゼルガディスが、声を上げて飛びのく。
>> こうなっては、もう手が付けられない。
>>「「「逃げろ―――――っっっ!!!」」」
>> ・・・まるで、猛獣扱いである。
> それにしても、ゼルってばリナちゃんにむかってそんなセリフをいうなんて、勇気がありますね。悪意がないとは言え、さすがです(^^;)。
> まあ、世間慣れしているくせに、そう言うことをポロリといってしまうのがゼルなんですよね。
 
 可愛いですよね、ゼル。
 って、なにゆーてんねん、自分!!(自戒…笑)

>>「変だなー。今日はリナさん‘あの日’のはずだから、そんなに遠くには行けない筈だけど」
> きゃあっ!!ゼロス君てば、リナちゃんの『あの日』まで把握しているなんて…
> もう、さすがっ!!としかいいようがないですね。
> でも、リナちゃんが知ったら、さっきゼルにしたこと位ではすまないですよね、きっと(^^;)

 そらもう。恋人ですから(笑)。
 でも、僕の『あの日』を彼氏が知っとったら……嫌やなあ(苦笑)。

>> がさがさがさがさ。
>>(熊・・・いや、狐・・・?)
>> 脳味噌の中を様々な想像が駆け巡る。
>> ところが。
>> 彼女の予想を力いっぱい裏切り、出現したため息の主は、
>>「どーもぉ」
>>「ゼ・・・ロス。・・・あ、あんたねえっ!」
>> 宿敵(笑)、獣神官のゼロスくんである。
> 宿敵(^^;)なんですね!?
> リナちゃんってば素直じゃないんだからっ(^^;)

 全くです。
 好きなら好きとハッキリ言えば良いのに……。
 まあ、言えないのがリナちゃんの可愛い所やと、思いますがね。

>>「無視ですかー、リナさん。人がせっかく捻挫のお見舞いに来てあげたっていうのに」
>>「! 何で、知ってるのよ!?」
>> 慌てて顔を上げると、男の顔が、驚くほど近くにあった。
>>「・・・!」
>> 顔が赤らむのを感じ、思わず明後日の方向を見る。
>>(も、もぉ・・・こいつはー・・・)
> 照れてるリナちゃんもかわいい!!(←本当に壊れています)

 ご安心下さい!!
 これを書いとるときの僕も、相当壊れとりましたから。
 あっはっはっはっはっは(←笑い事かい!!)。

>> そんな彼女の心中を知ってか知らずか(多分知っているだろう・・・笑)、ゼロスは更に顔を寄せ、笑いながら口を開いた。
>>「何で知っているか・・・ですか?・・・それは秘密です、といきたい所ですが、教えてあげます」
>>「・・・?」
>> リナはちょっと首をかしげ、栗色の髪を揺らす。
>> 獣神官は、笑顔を崩さずに、また顔を近付ける。
>>「何故なら、僕はリナさんについての情報を得るため、日々東奔西走しているから・・・ですよ」
>>「!!!」
> そうですね、きっとゼロス君はリナちゃんの心中を知っていますよね(^^;)
> それを知りながらも尚、リナちゃんが照れるようなことをいうゼロス君…
> やっぱゼロス君はこうでなくっちゃ!!

 っすよね!!(←何故か、スポーツ系の受け答え)
 やっぱ、彼はこーゆー所が良いんですよねー。

>>「ねえ、リナさん。捻挫が早く治る方法教えてあげましょうか?」
>> 唐突に、話題が変わる。
> これもゼロス君の手のうち。
> リナちゃんだんだんゼロス君の手中にはまってきたことがよくわかります。
> ゼロス君、そのまま押していけ〜〜〜っ!!

 いきますよお〜。
 もう、この勢いで………。

>>「じゃあ、はいリナさん、目を閉じて・・・」
>>「? うん」
>> 言われるままに、瞳を閉じる。
>> 何が起こるのかなー、と、わくわくするリナ。
> きゃっ!!いよいよですね。

 いよいよ!!
 いよいよですよっ!!
 期待されてますなあ。嬉しいですわ。

>> すっ、と閉じた瞳の前でゼロスが動く。
>>(・・・?)
>> 唇に、何かが触れた。
>>(・・・!?)
>> あまりの違和感に、思わず目を開く。
>> ・・・そして、彼女は見てしまった。
>>(☆§◆◎〒○@*〜〜〜!!!)
>> 自分の唇に、相手のそれが重なっているのを。
>>「んーっ、んーっ、んんんーっ(涙)!!!」
> リナちゃんがどれだけ必死になって離れようとしたかがわかりますです、はい。
> まったくもう、リナちゃんってば照れ屋さんなんだからっ!!(爆)

 照れ屋さんです(はぁと)。
 馨はこーゆーリナちゃんを書いてるときが、いっちゃん幸せやったりする…。

>> 一分ほど、経ったであろうか。
>> ようやく、相手の唇から解放される。
> 一分で済んだんですね。とりあえずは…
> ゼロス君、自制したんですねえ(^^;)

 自制せな。
 何されるか分かれへんし……(リナちゃんに…)。

>>「ゼッ、ゼェェェェロォォォォスゥゥゥゥ!!!」
>>「? もしかして、リナさんこの治療法・・・初めてでした?」
>> 飄々と彼は言う。
>>「あったりまえでしょおぉぉぉぉぉぉおおお!!だいたい、なぁにが治療法よぉぉぉお!!」
>> 怒れる美少女に、魔族はにっこり微笑んだ。
>>「じゃあ、良かったじゃないですか」
>>「何がよっ!?」
>>「相手が、愛するこの僕で」
>>「!!!」
>> さーっ、とリナの顔が朱色に染まる。
>>(ううっ、否定したい!)
> でも、できないんですよね。
> だって、リナちゃんゼロス君にラブラブですもんねっ!!

 ふっふっふっ(謎)。
 当然ですって。
 この二人は、ラブラブ!!天地創造の瞬間から、そう決まっていたのです!!!

>> そんな彼女の本心を、ゼロスは知っている。
>>「あっはっはっはっはー♪ごちそーさまでしたー♪」
>> 魔族の、愛すべき魔族の朗らかな声が、蒼い空に響き渡った・・・・。
> きっとこの後、リナちゃん、顔を真っ赤にしたままで、空に向かって竜破斬なんかを連打したんでしょうね(^^;)
> そんな光景が眼に浮かんできます。

 浮かびますねぇ……(しみじみ)。
 まぁ、ラブラブ(しつこい)ですし…いいでしょう!

> それにしても、やっぱ甘々な話ってばいいですよね。

 はい、書くのは苦手ですが……いいですよぉ。

> リナちゃんの不幸を逆手にとって自分の思い通りの方向へ仕向けていく、ゼロス君んがもう最高!!

 お褒めに預かり光栄です。
 でも、自分的にはこの話、結構気に入ってるんですよね。

> これからもこんなリナちゃんとゼロス君の話をいっぱい書いてください。

 はいっ!
 頑張ります!!次は、GW中に書こうと思います。

> 毎週、チェックしています。
> それではっ!!
 
 はーい!またのご来店(???)お待ちしとります。
 これからも、どうぞごひいき宜しくたのんます。
 それでは……。