◆−想いを消さないで−雪菜湖波(4/28-23:47)No.6695
 ┣Re:想いを消さないで−まな(4/29-11:45)No.6696
 ┃┗わぁお♪−雪菜湖波(4/29-13:39)No.6697
 ┣穏やかな雰囲気が素敵……。−庵 瑠嬌(4/29-16:29)No.6699
 ┃┗まぁ☆−雪菜湖波(4/29-18:57)No.6700
 ┗素敵です!(今から)ファンです!!−馨 たくと(4/30-15:02)No.6703
  ┗うそっ★−雪菜湖波(4/30-21:43)No.6712


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6695想いを消さないで雪菜湖波 4/28-23:47


「……月が…きれいね……」
だだっぴろい草原の中、星の見えない空を仰いで少女は呟いた。
「そうですね。」
影は答える。

「……つかれた……」
「数が数ですから、ねぇ。」
「いつまで続くのよ、こんなの。」
「僕が戻るか、二人が滅びるかするまででしょう。」

それきりお互いに押し黙り、風と草の囁きだけが辺りに響く。
誰にも分かるまい。
そこがつい今し方、戦いの場と化していたとは。

「何故、こうなったんでしょうね。」
彼は魔族に追われる日々のことを言っているのだろう。
「時々、思うんですよ。もしかしたら……」
「あたしのことが好きだって気づかなければ良かったって?」
台詞を先読みされて、ゼロスは驚いているようだった。
「あたしと出会わなければ、お互いに幸せだったかもしれないって?」
「……何でもお見通しなんですね。」
「あたしも……何度もそう思ったから、ね。」
「では、いっそのこと、記憶を消してしまいましょうか。
 多少疲れますが、できなくはないですよ?」
「ゼロスは……そうしたいの?」
「だって、楽でしょう?そのほうが。」
「……。
 そうね、楽は楽、よ。でも、ね。
 あたしはあなたを好きになった。
 その心に気づかなかったことにするなんて。
 ましてや、出会わなかったことにするなんて。
 …悲しいわ。
 もっとも、その悲しみすらないんでしょうけど。
 それがまた悲しいわね。
 あたしはあなたを好きになって良かったと思ってる。
 確かに、こんな想いなら気づかなかったほうが良かったと思ったこともあるわ。
 辛いこと、多かったし。
 これからもそんなことを考えるかもしれない。
 でも。それでも。今の、この時の、この瞬間のあたしはそう思ってるの。」
「…………。
 やっぱり好きですよ、リナさん。」




    …………逃げますっっっ!

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6696Re:想いを消さないでまな E-mail 4/29-11:45
記事番号6695へのコメント

最高です!!
なんていい小説なんでしょう!!
私なんて・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
(じめじめ)

ふふふ・・・
また書いて下さいね・・・
(激妖)

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6697わぁお♪雪菜湖波 4/29-13:39
記事番号6696へのコメント

わぁお♪
まさか、こんな駄文を最後まで読んで下さり、しかも、レスまで入れて下さる方がいらっしゃったとは……
うれしいですっっ!

>最高です!!
>なんていい小説なんでしょう!!

こんなほめ言葉まで下さるなんて……
あなたは天使だわ!

>私なんて・・・・・・
>・・・・・・・・・・・・・・
>・・・・・・・・・・・・・・
>(じめじめ)

…ってことは、
まなさんは何かお書きになられたのですか?
それは一体、どこにあるのですか?
ぜひとも読ませてくださいっっ!

>ふふふ・・・
>また書いて下さいね・・・
>(激妖)

暇ができたら、さらにしょーもなさに磨きをかけて書かせてもらおうかな、とか思っております。
気が向いたら、読んで下されば、光栄です。

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6699穏やかな雰囲気が素敵……。庵 瑠嬌 4/29-16:29
記事番号6695へのコメント


 はじめまして、庵 瑠嬌と申します。
 感想、書かせていただきますわ(返却不可、忘却可)。


>「……月が…きれいね……」
>だだっぴろい草原の中、星の見えない空を仰いで少女は呟いた。
>「そうですね。」
>影は答える。

 「影」……それだけで解した自分って……。

>
>「……つかれた……」
>「数が数ですから、ねぇ。」
>「いつまで続くのよ、こんなの。」
>「僕が戻るか、二人が滅びるかするまででしょう。」
>
>それきりお互いに押し黙り、風と草の囁きだけが辺りに響く。
>誰にも分かるまい。
>そこがつい今し方、戦いの場と化していたとは。

 相手は魔族さんですから、血も、遺体も、残らないわけですわね。
 戦うたびに入浴が面倒、ということがなくて、それはいいかも。
 ……手強い、というところで、そう言う利点など相殺でしょうが……。


>「では、いっそのこと、記憶を消してしまいましょうか。
> 多少疲れますが、できなくはないですよ?」
>「ゼロスは……そうしたいの?」
>「だって、楽でしょう?そのほうが。」

 思うんですけど……この記憶を消すって、リナさんの記憶だけ、ですわよね?
 ゼロスさん自身は……忘れたくなさそう、というか……どちらかというと、この人(じゃありませんけど)が、気に病んでいるのは、リナさんの無事のような気が。
 ああっ、勝手な解釈をしているわっ!

>「……。
> そうね、楽は楽、よ。でも、ね。
> あたしはあなたを好きになった。
> その心に気づかなかったことにするなんて。
> ましてや、出会わなかったことにするなんて。
> …悲しいわ。
> もっとも、その悲しみすらないんでしょうけど。
> それがまた悲しいわね。
> あたしはあなたを好きになって良かったと思ってる。
> 確かに、こんな想いなら気づかなかったほうが良かったと思ったこともあるわ。
> 辛いこと、多かったし。
> これからもそんなことを考えるかもしれない。
> でも。それでも。今の、この時の、この瞬間のあたしはそう思ってるの。」
>「…………。
> やっぱり好きですよ、リナさん。」
>
 ………………。
 やっぱり好きですわ、この話。
 真っ直ぐなリナさん。きっぱりと言いきるリナさん。
 そんなリナさんに、「やっぱり好きですよ」……。
 いまさら気づいたか。
 ……じゃなくて、ゼロスさんの愛情表現がやさしくて柔らかくて好きですわ。
 
>
>    …………逃げますっっっ!

 了解。追いかけますわ。
 足は遅くても、蛇のごとく執拗に追いかけて見せますわ!
 ……………これって、続き物ですか?
 だったら、さらにしつこくなりますわよ……いや、でも、新しいお話というのも捨てがたいですわね……(←手前勝手)

 あなたのお話に、一方的に好意を抱かせていただきましたわ! 
 また投稿してくださいませ、絶っっ対、読みます!
 などと、わがままを力いっぱいぬかした所で。
 それでは、失礼をば……。

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6700まぁ☆雪菜湖波 4/29-18:57
記事番号6699へのコメント

…これ、ぢつは、書くの2回目なんです。
私、みすっちゃって、一度消してしまったんです。全部。

まぁ☆
こんなのを読んで下さった方が、ここにもいらっしゃったんですね。
びっくり。
うれしいです。
とても。

> はじめまして、庵 瑠嬌と申します。
> 感想、書かせていただきますわ(返却不可、忘却可)。

わたしにとってははじめましてじゃないんですよ。
あなたの小説、いつも心をほっとにして読ませていただいております。
レスを入れようと思いつつ、忙しくてできないでいるのですが…
こんな私にもレスを下さるなんて…
心が寛大なんですね。

>>影は答える。
>
> 「影」……それだけで解した自分って……。

いやいや、なかなかのゼロスファンもしくはゼロリナファンとお見受け致します。

>>誰にも分かるまい。
>>そこがつい今し方、戦いの場と化していたとは。
>
> 相手は魔族さんですから、血も、遺体も、残らないわけですわね。
> 戦うたびに入浴が面倒、ということがなくて、それはいいかも。

そうですね。
これが人間が相手だったりしたら、返り血をあびちゃうし、死体の始末もしなければなりませんから、ね。

>>「では、いっそのこと、記憶を消してしまいましょうか。
>> 多少疲れますが、できなくはないですよ?」
>>「ゼロスは……そうしたいの?」
>>「だって、楽でしょう?そのほうが。」
>
> 思うんですけど……この記憶を消すって、リナさんの記憶だけ、ですわよね?
> ゼロスさん自身は……忘れたくなさそう、というか……どちらかというと、この人(じゃありませんけど)が、気に病んでいるのは、リナさんの無事のような気が。
> ああっ、勝手な解釈をしているわっ!

なるほど。
そういうふうにも取れますね。
私の中の設定としては両方なんですけどね。
ゼロスくんはこの状況ってゆーかリナちゃんへの想いの苦しさに耐えられなくなりかけ……?
ちょっと違うんだけど、…だああっっ…書くのって難しい…。
ゼロスくんはいっそのことリナちゃんを忘れてしまった方が楽で良いのでは?と言う悪魔の囁きに誘惑されて
しまった……?
やっぱり、ちょっと違うんだけど……。
これじゃあ伝わりませんよね。
まあ、とにかく、そんなかんじなんですけど。
でも、私としては物語というのは作者がすべてを作ってしまうのではなく、読者のそれぞれの解釈で
作られていくものだと考えているので、あなたの解釈はあなたの解釈で良いのではないでしょうか。
それはそれでうれしいです。

> ………………。
> やっぱり好きですわ、この話。
> 真っ直ぐなリナさん。きっぱりと言いきるリナさん。
> そんなリナさんに、「やっぱり好きですよ」……。
> いまさら気づいたか。
> ……じゃなくて、ゼロスさんの愛情表現がやさしくて柔らかくて好きですわ。
> 
>>
>>    …………逃げますっっっ!
>
> 了解。追いかけますわ。
> 足は遅くても、蛇のごとく執拗に追いかけて見せますわ!
> ……………これって、続き物ですか?
> だったら、さらにしつこくなりますわよ……いや、でも、新しいお話というのも捨てがたいですわね……(←手前勝手)
>
> あなたのお話に、一方的に好意を抱かせていただきましたわ! 
> また投稿してくださいませ、絶っっ対、読みます!
> などと、わがままを力いっぱいぬかした所で。
> それでは、失礼をば……。
>
こんなふうに書いて下さるなんて…
ああ、感激の涙で画面がにじんでるわ。
ちなみに私はこの続きは考えていなかったのですが、また暇ができたら書かせていただこうかな、
とかふざけたことを考えています。
あなたも次を頑張って書いて下さいね。
楽しみにしています。
            では。

                           ゆきな

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6703素敵です!(今から)ファンです!!馨 たくと 4/30-15:02
記事番号6695へのコメント


 こんにちは、初めまして。
 馨 たくと、と申します。

>
>「……月が…きれいね……」
>だだっぴろい草原の中、星の見えない空を仰いで少女は呟いた。

 ……綺麗ですね。
 雰囲気が素敵です。僕じゃ、とてもこんな綺麗に表現できないです〜。
 

>それきりお互いに押し黙り、風と草の囁きだけが辺りに響く。

 ここだけだと、デートのシーンみたいですよねえ。


>「時々、思うんですよ。もしかしたら……」
>「あたしのことが好きだって気づかなければ良かったって?」

 ……うーん。
 リナちゃん、勘、良すぎ。
 けど、ゼロスくんだって本気で思っちゃいないですよ、きっと。

>「あたしと出会わなければ、お互いに幸せだったかもしれないって?」

 それはない!
 出会わないでの、幸せはないですよ!!

>「ゼロスは……そうしたいの?」

 女心、ですねえ。
 解ってあげなよ、ゼロスくーん!!(…まあ、解ってますよね)

>「……。
> そうね、楽は楽、よ。でも、ね。
> あたしはあなたを好きになった。
> その心に気づかなかったことにするなんて。
> ましてや、出会わなかったことにするなんて。
> …悲しいわ。
> もっとも、その悲しみすらないんでしょうけど。
> それがまた悲しいわね。
> あたしはあなたを好きになって良かったと思ってる。
> 確かに、こんな想いなら気づかなかったほうが良かったと思ったこともあるわ。
> 辛いこと、多かったし。
> これからもそんなことを考えるかもしれない。
> でも。それでも。今の、この時の、この瞬間のあたしはそう思ってるの。」
>「…………。
> やっぱり好きですよ、リナさん。」

 いいです!ほんま、いいですぅぅぅぅぅ〜。
 そうやね、好きなんやもんねっ、お互い!!
 はああああ…両思いやなぁ……(しみじみ)。

>    …………逃げますっっっ!

 逃げないで下さい!
 どこ行くんですか、一体!!
 …とりあえず、これからも頑張って下さいね。
 次の作品も、期待してます。
 では、この辺で…。

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6712うそっ★雪菜湖波 4/30-21:43
記事番号6703へのコメント

「素敵です!(今から)ファンです!!」

うそっ★
ふぁん?私の?
わーいっ、お世辞でもとてもうれしいです。

> こんにちは、初めまして。
> 馨 たくと、と申します。

初めまして。
ゆきなです。
ちなみにたくとさんの名前、なんて読むんですか?
すみません。無教養な者で。

> ……綺麗ですね。
> 雰囲気が素敵です。僕じゃ、とてもこんな綺麗に表現できないです〜。
 
とんでもありません。
たくとさんの小説、2話とも読ませていただきましたが、とても良い雰囲気が伝わってきますもの。
レス、できれば入れたいのですがなかなか時間が許してくれなくって。

>>それきりお互いに押し黙り、風と草の囁きだけが辺りに響く。
>
> ここだけだと、デートのシーンみたいですよねえ。

た…、確かに。

>>「あたしと出会わなければ、お互いに幸せだったかもしれないって?」
>
> それはない!
> 出会わないでの、幸せはないですよ!!

その通り!

>>    …………逃げますっっっ!
>
> 逃げないで下さい!
> どこ行くんですか、一体!!

高校の授業にとりあえず…

> …とりあえず、これからも頑張って下さいね。
> 次の作品も、期待してます。

ありがとーっっ!まじでありがとーっっ!
ところで、あなたは関西人なんですよね。
私もですよ。
大阪に住んでおります。
あと、名前からして、あなたは男の方ですか?
間違いでしたらごめんなさい。
またご縁がありましたら、よろしくお頼み申し上げます。
                  では。

                      ゆきな