◆−やさしい夜−穂波(7/10-01:46)No.7203
 ┗現代新婚物語<ガウリナ編>−穂波(7/16-00:02)No.7230
  ┗現代新婚物語<ゼルアメ編>−穂波(7/22-00:48)No.7250
   ┗Re:現代新婚物語<ゼルアメ編>−きりん(7/22-23:18)NEWNo.7258
    ┗ありがとうございます。−穂波(7/24-01:51)NEWNo.7264


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7203やさしい夜穂波 E-mail 7/10-01:46


えーと、一応ルーミリですが、実体はジェイド君小説かも(^^;)
原作最新刊の前に、書きたかったので・・・。
もしよろしければ、読んで下さい。
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 夜は、静寂に満ちていた。
 空気が澄んでいるのか、星が妙にくっきり見える。
 焚き火の向こう、ミリーナがマントにくるまっている。表情はわからないが、微かに肩が上下しているところを見ると眠っているのだろう。俺は、火の番がてら草原に寝転がった姿勢で空を見上げていた。
 覇王などというとんでもない輩と対峙し、リナ達と別れ、ミリーナと元のふたり旅。
 不満なんて、あるはずも無いんだが。
 胸の中に、もやもやした何かが渦巻いていた。
 ……何が、どうというわけじゃねぇんだが。
 引っかかっている、針のような痛み。
 原因は、何となくわかっている。
 そして、それがどうしようもないものだ、ということも。
 さくり。
 足音が、微かに夜の空気を乱す。俺の耳に、銀の鈴をふるような声音が入ってきた。
「ルーク?」
 顔をあげた俺の前、銀色の髪が夜風に溶けるようになびいた。
「……ミリーナ」
 呟く俺を、ミリーナはいつもの……いつもと同じ、静かな瞳で見つめてきた。


 人懐っこい笑顔の、男だった。
 騎士道精神、とかそう言った物を大事にする……真面目で、一生懸命生きている奴だった。
「……ジェイドのこと、思い出してたんだ」
 俺の言葉に、ミリーナは何も口を挟まなかった。
 ただ彼女の瞳が……微かに頷いたように思えて、俺は言葉を継いだ。
「あいつを殺したこと、後悔してるわけじゃねぇんだ。あの時あの場所で、ああするほかになかったし、誰の手でもなく俺が決着をつけられただけ、ましだったとも思ってる。だけど、さ……」
 俺は、唇の端を歪めて再び寝転がった。右腕を閉ざした瞼の上に放り出し、顔の上半分を隠すようにする。特に理由があるわけではないが、今の表情を、彼女には知られたくなかった。それでも言葉を溜めておくのは苦しくて、俺は科白の続きを舌にのせた。
「……あいつ、親父さんと同じ運命たどっちまって」
 もっと、あの時気をつけていれば、よかったのだろうか。
 シェーラの後ろにいる存在に、もっと早く気づければよかったのだろうか。
 それとも、どうしようもなかったことなのだろうか。
 ……そうなのかもしれない。
 だが、凍り付いたジェイドの瞳が、いまも忘れられない。
「なんだか、どうしてこうなっちまったんだろうって……」
 思いを言葉にするうちに、腹の底から何かがこみ上げてくる。……笑い出したいような、泣き出したいような衝動を感じながら、俺は声を押し出した。
「……わからない、わからねえんだよ、ミリーナ」
 不意に。
 俺の額に繊細な感触が、訪れた。
 少し冷たいその指の持ち主を、俺は知っていた。
「……私には」
 ミリーナの、涼やかな声が優しく聞こえる。
「あなたに答えを教えることは出来ないわ。でも……」
 ミリーナの指が、俺の髪をゆっくりと梳く。その動作が、静かな声音が、俺の中に巣くっていた何かを、ゆっくりと溶かしていく。
「……悲しかったら、泣けばいいと思うわ。私は、ここにいるから」
 声が、静かに染み通る。
 ミリーナだけが使える魔法が、俺の痛みを和らげる。
 刺さった棘が抜けるように、涙が自然に溢れてきた。
 こぼれた涙に洗い流されるように、重苦しさが消えていく。
 瞼の裏の、人形じみたジェイドの顔が、ゆっくりと本物の笑顔に変わっていく。短い間だけれど、共に時を過ごしたジェイドのものに。
「……落ち着いた?」
 問いかけるミリーナの声に答える代わりに、俺は片手で彼女の手首を握った。まだ……あと少しでいいから、ミリーナにそばにいて欲しかった。ちゃんと、彼女は生きてそばにいるのだと思いたかった。
 細い手首がピクンと震え、振りほどかれるかとも思ったけれど、ミリーナは俺の手を離そうとはしなかった。
「ここに、いるわ」
 何処までも優しいミリーナの声を聞きながら、俺はいつしか眠りに誘われていた。


「お、おはよう」
 翌日、結局彼女に縋るみたいに泣いてしまった俺は少々照れて声をかけたのだが。
「おはよう」
 ミリーナは微塵も表情を変えずに、
「行きましょう」
 そう言って、歩き出す。
 そのピンと伸びた背筋も、揺るがない歩調も、あまりにいつものミリーナだった。きっと、隣に並べばいつものようにちらっとこちらを見て、やっぱりまた前を見て歩き出すに違いない。
 ミリーナは、変わらない。
 俺は何となく頬が緩むのを感じながら、彼女に追い付くために、そしてその表情を確かめるために、走り始めた。
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・・・えーと、ここまで読んで下さりありがとうございます。
実は結構ジェイド君気に入っていた穂波でした。

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7230現代新婚物語<ガウリナ編>穂波 E-mail 7/16-00:02
記事番号7203へのコメント

んーと、現代です、ガウリナです、知識がないもので、もし嘘を書いてしまっていたらごめんなさい(^^;)
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「結婚しよう」
 そう言ったときの顔、あたしはまだ覚えてる。
 たぶん、一生忘れられないだろう。
 すごく真面目で一生懸命で、だけど、どこまでも自然な瞳をして、あいつは笑ったから。
 だから、あたしは笑ってうなずけたのだ、きっと。


 目を覚ますと、すでに時計はお昼を回っていた。
「ふわぁ……」
 あくびをしながらあたしはベッドから起きあがる。昨日は徹夜の逮捕劇だったからか、どうやら思ったより疲れていたらしい。犯人が逃げまくるから捕まえるのに時間をくったのだ。まぁ、チューンナップしておいたあたしのミニパトの敵ではなかったけど。
 パジャマを脱ぎすて、ざっくりしたセーターを身につける。このあいだアメリアと行ったバーゲンで仕入れた掘り出し物だ。肌触りがいいのが、気にいっている。素足でぺたぺた廊下を歩き、キッチンに行く。テーブルの上には、ラップをかけたサンドイッチが用意してあった。
「んぐ……」
 サンドイッチをつまみながら、あたしはそのわきに置かれていたメモを持ち上げた。
(リナへ 
6時には帰る、今日はつかれてるだろうから、無理せずゆっくりしてろよ。
 ガウリイ)
 短い手紙の向こうに、このメモを一生懸命書いているガウリイの背中が浮かんでしまい、あたしは小さく微笑んだ。
 ほんっと、ガウリイは変わらない。
 ふとアルバムが見たくなって、あたしは戸棚を探った。
 開いた最初のページ、そこは青い海だった。


 ガウリイのセリフは、いつもいきなりだった。
 あれは、暑い夏の日だった。
 湘南の帰り道、あたしは特大のかき氷をつつきながら次のデートはいつになることやら、と思っていた。
 あたしは婦警、ガウリイはSP、警察関係ってことでは仕事は一緒だったんだけど、休みが不定期ってとこまで一緒なので、あたしが働きだしてから二人でデートできる時間はかなり減っていたのだ。
 愚痴をガウリイに言ったことはないけど、たぶんガウリイは言わなくてもわかっていたんだろう。
 赤いイチゴのかき氷と宇治金時を挟んで、あたしはガウリイと向かい合っていた。先に食べ終わったのはあたしの方で、追加注文をしようとメニューを引き寄せたところで、ガウリイがからになった皿にスプーンを置いた。
「保父になろうと思うんだ」
 いきなり、ガウリイがそう言ったとき、あたしはびっくりサンデーとクリームソーダーを追加注文しようかとメニューを見ていた。
 だから、一瞬ガウリイの言ったことがわからなかった。
「……は?」
 最初に口から出たのは、たぶんそんな意味のないつぶやきだったと思う。
「何よ、それ?」
「えーと、だから、男の保母さんだよ」
 何をどう誤解したのか、保父という職業の説明をしだしたガウリイは、あまりにもいつも通りだった。だから、わかった。ガウリイは、本気だ。わかった途端、あたしは頭に血が上ってしまった。
「そうじゃないわよ!! 保父になるって……あんた、SPの仕事はどうすんのよ!?」
「やめるしか、無いだろうなぁ」
 スプーンをもてあそびながら、ガウリイが気のない返事をする。
「やめるしかないって、あんた……わかってんの!? 自分が、なにしようとしてるか!! あんたの頭でSPになれただけでも奇跡だって言うのに、保父なんて、運動神経だけでやとってくれやしないのよ!?」
 たぶん、この三倍くらい色んな事をしゃべったと思うけど、よく覚えていない。でも、あたしが息を切らせた瞬間、それまで黙っていたガウリイが真っ直ぐにあたしの瞳を見ていった言葉は、よく覚えている。
「リナが心配してるのは、よくわかった。だけど、オレは顔も知らないえらい奴の警護をして時間を過ごすよりも、やっぱりちゃんと人と関わっていたい。知っている誰かを守りたいんだ」


 あたしに宣言してから半年後、ガウリイは本当に警察を辞め、そして保父の試験を受けた。
 実際就職するまではいろいろあったけど、ガウリイは子供と本当に楽しそうに、そして思ったよりずっと真剣に保父という仕事に取り組んでいた。
 そして、保父になってから、三ヶ月後。
 ガウリイは、あたしにプロポーズした。
「今の仕事で稼いだ給料三ヶ月分。まぁ、おまえの月給より安いけど、気持ちはこもってるから」
 珍しく照れ笑いを浮かべながら渡してくれた指輪。
 学生時代にバンドを組んでいたゼルやヴァル、その頃からのつき合いのアメリア、そして何だかんだと腐れ縁のナーガ、幼なじみのシルフィール、親しい友達皆で祝ってくれた結婚式。
 写真のガウリイは、今とあんまり変わらないのほほんとした顔で、タキシードに包まれている。隣のあたしが実は結構照れてたのに、と思うとちょっと悔しかったので、ガウリイのおでこをピンと弾いてやった。
 最後のサンドイッチを食べ終え、あたしはコップに牛乳をつぐと一気に飲み干した。トマトとチーズのサイドイッチは、最近のガウリイのお気に入りだ。仕事の都合で帰りが遅いあたしより、多分ずっとガウリイの方が家事をやってくれている気がする。もっとも料理の腕は、まだまだあたしには及ばないけど。
「さて、と」
 アルバムを閉じ、それからあたしは深呼吸した。
 今日は、折角だからガウリイの好物をつくってやろうかな。
 夫ばかりが成長してるなんて、悔しいもんね。
 たまには、できる妻ってところを見せてやる。
 あたしは腕まくりしながら、冷蔵庫に向かった。
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・・・どこら辺が新婚なんだ?(笑)
えーと、では、ここまで読んで下さりありがとうございました。

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7250現代新婚物語<ゼルアメ編>穂波 E-mail 7/22-00:48
記事番号7230へのコメント

現代物、ゼルアメです。
またもや、タイトルに偽り有りですが(^^;)、気にしないで下さいね。
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 ざわざわざわ。
 意味のない会話、不協和音を為す雑多な足音、駅のホームは仕事帰りの人間であふれていた。既に22時を回っているのに、こうも人が多いのは金曜の夜だからか。
 人の波に乗ったまま駅を出ると、ゼルガディスは汗ではりついた前髪をかきあげた。連日続いたCDの収録もようやく一段落し、今日は比較的早い時間に家に帰れる。雑踏から遠ざかるように歩いていると、妙に明るい看板が目に入った。全国チェーンのファミリーレストランの名前が、暗い景色でピカピカ光っている。
「そういや、あいつと最初にあったのはあんな店だったな」
 そんな風に思い、フッと足を止める。
 少し迷った後、ゼルガディスは携帯電話をとりだした。


「んじゃ、今日は全メニュー制覇よ!」
「よっしゃあ!」
 栗毛の娘の声に応えたのは、金髪碧眼の国家公務員だけであった。
「お前ら……本気かよ?」
 片手で頬杖をついたヴァルガーヴが、しんじらんねーと呟いたが、ゼルガディスは全くそれに同感だった。が、そこでそれを素直に口にするほど、彼はリナとのつき合いが浅くはなかった。先に注文したコーヒーをすすりながら、仲間の会話に耳を傾ける。
「なぁにいってんのよ、今日は打ち上げなんだから、パーッとやらないでどーすんのよ!!」
「だからって、なんでファミレスなんだよ!? たいした酒もでねーしいつもの牛丼屋と大差ねーだろ、ここは!! もう少しましな店にすればいいだろ、打ち上げなら!!」
「ヴァル、あんたファミレスと牛丼屋をバカにするようなこと言うと容赦しないわよ!?」
 なにやらエキサイトしだしたリナとヴァルガーヴを横目に、ゼルガディスはぼそりと呟いた。
「今回の収益金は、五千円だぞ」
 ぴたっ。
 ヴァルとリナの言い合いが、止まる。
「え……?」
「ちょっ、チケットの収益金はその10倍はいってたじゃない、どうしてよ!?」
 がばっとリナが立ち上がり、詰め寄ってくる。
 ゼルガディスはこめかみをひくつかせながら、明細をリナにつきだした。
「ほれ……」
「えーと、スタジオのレンタル、楽器のレンタル、ここら辺はチェック済みだけど……なによこれ、損害賠償3万!?」
「3万!?」
 つられて叫んだヴァルガーヴを横目に、ゼルガディスは新たな紙片を、リナに差し出した。
「スタジオ、壊しただろうが」
「えーたかだかライトのひとつをちょこっと割っただけじゃない」
「ああ、あのはげたおっさんの隣に、ドコッてライトの欠片が落ちた奴の弁償なのか?」
 ガウリイがにこにことリナのセリフを補足する。
「……その、はげたおっさんが、スタジオのオーナーなんだよ」
「……まいったな」
 ゼルガディスとヴァルガーヴがそろってため息をついたとき。
「うわぁ、リナさん!!」
 やたらと明るい声が、その場に投げられた。
 何となく顔をあげたゼルガディスの視界に、可愛らしい、が、胸を強調するデザインの制服に包まれた少女が立っていた。黒い髪に、大きな瞳。あどけない顔立ちは、ウェイトレスのバイトをしていなければ、中学生の様に見える。
「アメリアじゃない!」
 その声に、同じく振り返ったリナが声をあげる。アメリア、と呼ばれた少女はコーヒーポットを片手に目を輝かせている。
「いらしてたんですね! あれ、もしかして今日もライブだったんですか?」
「よ、アメリア」
「ガウリイさんも!」
 ニコニコと笑う少女を眺めていたゼルガディスの視線に気が付いたのか、リナがアメリアを肘で小突いた。
「あ、この子あたしの後輩のアメリアよ。時々、ライブにも来てくれてるのよね?」
「はい! あ、えっと、もしかして……ヴァルガーヴさんと、ゼガルディスさんですか?!」
 妙に明るい声で自分だけ名前を間違われ、ゼルガディスはガクンと肩をおとした。
「……ゼルガディスだ」
「あああ、ご、ごめんなさい! はっ、えーと、じゃ、コーヒーサービスしちゃいますね!」
 焦ってあやまりながらアメリアはポットを傾ける。
「あ、あたしもあたしもー!!」
「オレもオレもー!!」
「ま、待って下さい、順番に……きゃぁ!!」
「おいっ!!」
 どぽぽぽ。
 リナとガウリイの勢いに押され、アメリアの手にしていたポットから黒い液体がこぼれ落ちる。
 それは、狙ったようにゼルガディスの白いセーターに注がれた。
「…………っっっ!!」
「うきゃぁぁぁっっ、ごめんなさいーっっ!!」
 声にならない悲鳴をあげたゼルガディスにかぶさるように、アメリアが盛大な悲鳴をあげる。
「ああっ、冷やすもの冷やすものっ……」
「おい、あんた、こいつで……」
「ありがとうございますっ!」
 ヴァルガーヴの差し出したコップを奪い取るなり、アメリアはゼルガディスが止める間もなく氷水を袖口にぶちまけた。
「……おいヴァル、おしぼり片手になんで固まってるんだ?」
 ガウリイがのほほんと尋ねる声を遠くに聞きながら、ゼルガディスは熱湯に続き急速冷却された自分の腕をただ呆然と眺めていた。
「ふー、これで火傷は大丈夫ですねっ」
 やけに清々しい笑顔で告げる少女と、コーヒーと氷水でぐしゃぐしゃになったセーターの袖を交互に眺め、ため息をつく。何だか誉めてくれと言わんばかりの笑顔に、ゼルガディスはなんと言ったものか思いあぐねていたが、
「ちょっとアメリア、それじゃ、染みが悪化するわよ?」
 リナの一言で、アメリアもようやくほっとしている場合ではないと気がついたらしい。
「はっ!! あああ、ごめんなさいぃぃぃっ!!」
 ふたたび絶叫してアメリアはごしごしとセーターの袖を拭いだす。あまりに不器用な手つきに、余計に染みが広がるだけだからやめろ、と言いかけ、ゼルガディスはしかし喉元まで出たセリフを飲み込んだ。
 自分の袖口を拭う少女の瞳は、泣き出しそうなくらい一生懸命だったのだ。呆れながらも苦笑して、ゼルガディスは少女の手からおしぼりをそっと抜き取った。
「大丈夫だから、気にするな」
 たぶん、恋のはじまりは、あの瞬間だったのだろう。


「ああ、そうだな……」
 電話の向こう、幼妻という単語がぴったり来るような少女の声を聞きながら、ゼルガディスは道を歩いていた。こんな風にゆっくりアメリアの声を耳にするのは、久しぶりだ。
 やわらかくなる夜の匂い。
 ひとりではない実感が、家路を幸せなものにする。
「え、なんで急にかけてきたのか、って……」
 電話の向こう、赤くなるアメリアの顔を想像しながら、ゼルガディスは飛びきりの一言を囁いた。
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一応、TRYのアイキャッチがもとねたなんですが・・・むー、フィリアの看護婦さんのお相手をどちらにしようかな<続くのか?(笑)
では、ここまで読んで下さりありがとうございました。

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7258Re:現代新婚物語<ゼルアメ編>きりん E-mail 7/22-23:18
記事番号7250へのコメント

うわーい。ゼルアメだー・
と、いうわけで、はじめまして。穂波さんの一ファンでごさいます。

もう穂波さんのツリーができた時からゼルアメもの
待ってたんですよー!
しかも一度は読みたかったアイキャッチネタ。嬉しい・・・うっうっ
ネタを思って幸せ。話を読んで更に幸せになりました。
アメリア可愛かったです〜

続きも期待してます。(フィリアさんネタですか?)

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7264ありがとうございます。穂波 E-mail 7/24-01:51
記事番号7258へのコメント

初めまして、きりんさん。

新婚とはタイトルばかりのわいわい話(?)感想下さりありがとうございます。

>と、いうわけで、はじめまして。穂波さんの一ファンでごさいます。
うう、勿体ないお言葉です(^^;)。恐縮です・・・。

>しかも一度は読みたかったアイキャッチネタ。嬉しい・・・うっうっ
>ネタを思って幸せ。話を読んで更に幸せになりました。
書いてる私も楽しかったのですが、読んで頂けて幸せになってもらえるのなら、もう言うこと無いです。

>アメリア可愛かったです〜
個人的に、制服の上にエプロンして、
「おかえりなさいっ、ゼルガディスさんっ!」
とか言ってる絵も想像したのですが、アイキャッチネタから外れるので、見送りました(笑)。

>続きも期待してます。(フィリアさんネタですか?)
ありがとうございます。
はい、フィリアさんネタです。
白衣のゼロスと、フィリアの義弟ヴァル・・・っつー設定だけは、脳裏にあります(笑)。<ますます新婚になりそうにないです