◆−覇王とルークの融合体−とんとん(8/28-10:31)No.7646


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7646覇王とルークの融合体とんとん 8/28-10:31


次の敵はルークと覇王の融合体だ!
ととある人から聞いて、爆笑したのですが、その後少し真面目になってみて、こんなものを書いてみました。
ギャグにならなかった・・・(笑)ていうか・・・ダークくさい(−−
ーーーーーー

「けっ」
 ルークは舌打ちした。
「これは悪夢かい?
 あんたがなんで俺の夢に出てくるんだよ」
 彼の前に立っていたのは一人の少女だった。
 とあることで知り合った、とんでもない魔力許容量をもつ、リナ=インバースという名の少女だった。
 今の彼にとって許せない人間の一人でもある。
 逆に・・・彼らに会いたいと願うこともあった。
「なんか言ったらどうだい、リナさんよ」
 これが夢だということはわかっていた。
 何故ならさっきまでそこに立っていたのは、ルークが最近失った最愛の女性、ミリーナであったから。
 その彼女が何故、リナに変わったのか、わからない。
 苛立ちはなかった。
 夢なのだ。
「悪夢だな・・・毎晩毎晩。いい加減にしてくれよ」
「悪夢ね」
 リナは泣いていた。
 やっぱりそれはリナじゃないのかも知れなかった。
 ぼんやりと思う。
 ルークは彼女が泣くところなど、見たことがない。
 だから夢なのだ。
 ルークは『リナ』を睨んだ。
 『リナ』はじっと前を見つめて、ささやいた。
「ガウリィが・・・死んでしまいそうだったとき・・・あたしは・・・あの呪文を唱えた」
「あの呪文・・・?」
「世界を滅ぼす、あの呪文」
 世界を滅ぼす、という言葉にルークの眉がびくん、と動く。
 『リナ』がルークを見た。
「もう一度あたしの・・・ところに来るがいい」
 それはリナの声ではなかった。
 何かがリナの姿を借りて、ルークの頭の中で話しているのだ。
「会わせてあげる・・・混沌に・・・」
「そこにミリーナは・・・いるのかな」
 ルークが弱々しく呟くと、『それ』は頷いた。
 そしてその姿は掻き消えた。

 ルークが目を覚ましたのは、静かな森の中。
 まだ夜は明けていなくて、
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・助けてくれ・・・・・・・・・・・」
 頭を抱えて、うめいた。
 リナに何をさせようって言うんだ・・・俺にこの夢を見せるやつは。
 俺に何をしろっていうんだ・・・。
「もう・・・・ほっといてくれ・・・・・・・・・・・!」
 
 
うわ・・・暗い(^^;
なんなんだ、これは。とか自分でも思います。
でもこれじゃ覇王様がフィブ様の二番煎じだしな〜。
やっぱり無理があるんでしょうか♪(楽しそう)