◆−魔王城の一時−澪(9/10-12:59)No.7778
 ┣Re:魔王城の一時−沙由美(9/11-01:26)No.7782
 ┃┗感想ありがとうですっ!−澪(9/12-15:26)No.7796
 ┣平和ボケ魔族……−葉夢(9/12-00:12)No.7790
 ┃┗平和ボケは我かも・・・・(笑)−澪(9/12-15:50)No.7797
 ┗おもしろかったですっ!−ほーんてっど・ざ・みらー(9/20-17:01)NEWNo.7854
  ┗嬉しい〜〜〜!!!−澪(9/21-21:56)NEWNo.7884


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7778魔王城の一時E-mail URL9/10-12:59


初めましてっ!ここに投稿するのは初めての澪です☆
今回は魔族さま方メインの話です。
時間があれば、どうぞ見てやって下さいませ〜!


海のように見える暗闇が大地に広がり、空には赤い月が灯り、不吉な影を落とす。
すべてが霞みがかった闇にとけ込むように存在している。
一瞬で、見えていたモノが消え、不可思議な空間に飲み込まれていく錯覚すら覚える。
何が現実で、何が嘘かも分からない。
ココに本当に自分がいるのか、それすらも不確かな。
人間が、もしこの空間に足を踏み入れたならば、こう言うだろう。
最も、そんなことはありえない。
人間には、この世界は見えないのだから。
ここは、アストラル世界。
魔族の本拠地である。
そして、その闇の空間には、漂うように佇む城があった。

これは、遙かな昔。
神魔戦争すら勃発してなかった頃。
その城は、魔王城と呼ばれていた。

魔王城の中は、その名の通り、不気味な雰囲気に包まれていた。
生活感の欠片もない殺風景な造り、闇に彩られた廊下は、所々に灯る申し訳程度の明かりで、足下は見えるようになっている。
まさに物音一つしない静寂の城・・・・・のはずだったが。
「いいかげんにしろおまえらーーーーーーーーっっっ!!!!!」
突然、その静寂を突き抜ける怒声が、魔王城中に響く。
その声によって、寝ていた者は思わず飛び起き、窓枠に腰掛けていた者はそのまま転がり落ち、お茶を飲んでいた者はすべて床に落っことし、チェスに勤しんでいた者達は、反射的に盤上に突っ伏すことになった。
ちなみに、前から順に、ガーヴ、ゼラス、ダルフィン、フィブリゾ、グラウシェラー。
その名も高き、魔王の5腹心であった。
「うすらやかましいんだよ俺は静かに寝たいってんだこの野郎っ!!」
「ちょっと危ないじゃない体に傷がついたらどう責任とってくれるの!?」
「うわああああああんダルのお気に入りティーカップセットがああああっっ!!!」
「ぼ、僕の圧勝だったのにいいいいいっっ!!!」
「はっはっはっ、まぁいいじゃないかフィブ。こうゆうこともあるさ、うんうん。」
かなり不利だったチェス勝負がおじゃんになって高笑いのグラウを除く全員が、それぞれの怒りを込め、叫んだ相手を睨む。
『しゃぶらにぐどぅ様っっっ!!!!!!』
「ええい私に怒るなっ!お前達、今が何の時間か分かっているのか!?」
さっと錫杖を振りかざし、目つきを鋭くするこの城の主、魔王シャブラニグドゥ様。
「はぁん知るかよそんなもん!」
「知るかよおおおおおおおお?ガーヴくーん、主に対する言葉遣いはあああああ!?」
「ぞ、存じ上げてございますかよそんなもん・・・・・」
ずずいっと迫られて汗を流しながら小声で言い直すガーヴ。
語尾を延ばしてたのが、特に怖かったらしい。
満足したシャブラニグドゥは、ごほんと一つ咳払いすると皆を見渡し、
「よいかっ!今はおやつの時間でも昼寝の時間でもお遊戯の時間でもないっっ!!!」
「はぁ〜い!ダルちゃんのティータイムの時間ですぅキャッ☆」
「ダルフィン退場!」
「ひっどーーーーーーーーいダル泣いちゃううーー。」
「いやぁーんS様女泣かせーこのスキモノぉ★」
「待てえええええ!!そりゃどうゆう意味だゼラス!うわダル、マジ泣いてるしい!」
「S様のバカ・・・・ダルもう・・・・。」
めっちゃ男の保護欲そそりがちポーズで座りながら、うるうる涙のダルフィン。
焦りまくるのはシャブラニグドゥ。
「あああああすまんすべて私が悪かった。ティーカップの代わりも買ってやるから。」
「ダルね・・・・デニーズゴートのお魚マークじゃなきゃイヤな魔族なの・・・・。」
「あ、あれ高いんだぞダル。確かカップ10万はしたぞ。財政難のこの時期には辛い・・・。」
「うわああああああああああん!!!!!」
「あああああああああ買ってやるうう何でも買ってやるからあああっっ!!!」
必死にダルフィンを慰めるその姿はただの親バカ。
「ああん、ダルばっかずるいっ!S様ぁ、私には?」
「ぜ、ぜらす・・・・お前には関係なかろう。」
その途端に、目に涙をためて、オーバーアクションで叫ぶゼラス。
「いやあああああ!!!そんなこと言うなら私だって泣いちゃうんだからぁああっ!!
そんでふらふら繁華街さまよって、危ない男にお姉ちゃん何泣いてんの俺とイイコトしない大丈夫痛くないからさーって声かけられてやる汚れてやるうううっっ!!!!」
「だああああっっやめんかああ!お前にも買ってやるからーーーーー!!!」
「・・・なんでもいいの?」
「ぐ・・・・・・・・・・・。」
「やっぱりダメなのね〜〜っ!!!S様はダルの方が好きなんだわ私なんてーー」
「ああああああ分かった!!!何でも買ってやるうううう!!!!!」
「ホントに?」
「・・・・・・ああ・・・」
「きゃああああん★S様愛してるわぁっっ!!!!」
抱きつくゼラスに、思わず顔が緩んでいる。
まったく、威厳もへったくれもあったもんじゃねぇ魔王である。
「・・・・女ってずるいよねー。僕たちじゃ、あの手は通用しないもん。」
「S様がまたひっかかりやすいからな。でも、お前ならイケるかもしれんぞフィブ。」
それを遠目に呟くフィブとグラウは、またチェス勝負を再開しようとしている。
ちなみにガーヴは、アホな光景にさっさと見切りをつけ、壁にもたれて寝息をたてていた。

魔王が、「今は会議中」という言葉を思い出すのは、この数時間後である。
ちょっと平和ボケしてる魔王城でした・・・・。

☆あとがき
はい、くだらん話で申し訳ありません(^^;)
最近魔族さんにはまってる澪は、ついついこんな話を書いてしまいます。
しかも読みにくい・・・・すみません、非はすべてこちらにあります。
・・・・こんなの魔族じゃないよなぁ・・・・。
と、心の中で何度も口走りながらも、最後まで読んで下さった暖かい心の貴方!
本当に有り難う御座います。
よろしければ感想or苦情の言葉も書いてやって下さい(汗)
では。またお会いできる日まで・・・。

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7782Re:魔王城の一時沙由美 E-mail URL9/11-01:26
記事番号7778へのコメント

こんにちは☆はじめまして。沙由美です。
読ませていただきました〜!
大好きな魔王サイドのお話で、とってもおもしろかったです。(^ー^)

最初のシリアスな部分で、ああ、こんなお話なんだなあ。と思っていた所に

>その声によって、寝ていた者は思わず飛び起き、窓枠に腰掛けていた者はそのまま転がり落ち、
>お茶を飲んでいた者はすべて床に落っことし、チェスに勤しんでいた者達は、反射的に盤上に突っ伏すことになった。

これはききました(笑)
思わず飲んでいたお茶を吹いてしまいそうに、、、(爆!!)

最初の台詞回しに感動しました。
風景の描写って、難しいんですよねえ。(ーMー;)
私、すごく風景描写が苦手でして。。。。
一言、すごいなーと。

とっても楽しく読まさせていただきました。(^ー^)
また書いてくださいね。舞ってます。いや、待ってます。

それでは。

沙由美





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7796感想ありがとうですっ!E-mail URL9/12-15:26
記事番号7782へのコメント

どうも!初めまして沙由美さん☆

>読ませていただきました〜!
>大好きな魔王サイドのお話で、とってもおもしろかったです。(^ー^)

有り難うございます〜〜〜〜!!!
嗚呼、そうゆう言葉を聞くと書いた甲斐があるってゆーか@
沙由美さんも魔王サイド好きなんですね。お仲間がいて嬉しいです☆
私も最近は・・・人間の小説書いてません(書けよ!)
いや、リナもガウリイも愛してるのですが・・・何故かついこっち方面に(笑)

>最初のシリアスな部分で、ああ、こんなお話なんだなあ。と思っていた所に
>>その声によって、寝ていた者は思わず飛び起き、窓枠に腰掛けていた者はそのまま転がり落ち、
>>お茶を飲んでいた者はすべて床に落っことし、チェスに勤しんでいた者達は、反射的に盤上に突っ伏すことになった。
>これはききました(笑)
>思わず飲んでいたお茶を吹いてしまいそうに、、、(爆!!)

そこまできいて下さるとは・・・作者冥利につきます。
でもホントに吹いたらパソコンが危険なんで、やれないですね(笑)

>最初の台詞回しに感動しました。
>風景の描写って、難しいんですよねえ。(ーMー;)
>私、すごく風景描写が苦手でして。。。。
>一言、すごいなーと。

褒められちゃった・・・有り難き幸せ☆
でも、私の場合、ああゆうセリフ回しの方が書きやすいんです〜。
ヒトによって難しいと思う部分って違うんで・・。
沙由美さんの場合、他の部分が私より上手く書けるはずですよ。

>とっても楽しく読まさせていただきました。(^ー^)
>また書いてくださいね。舞ってます。いや、待ってます。

有り難う御座います!!
多分また調子づいて書きに来るんで、その時はヨロシクお願いしまーす☆

  澪

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7790平和ボケ魔族……葉夢 E-mail 9/12-00:12
記事番号7778へのコメント

>初めましてっ!ここに投稿するのは初めての澪です☆

 初めまして♪ 葉夢と言います。初めて投稿する方ですかぁ。おめでとうございます。

>今回は魔族さま方メインの話です。
>時間があれば、どうぞ見てやって下さいませ〜!

 はい! 時間があったので(←ズバリと言うひどい奴)読ませていただきましたぁ☆

>はい、くだらん話で申し訳ありません(^^;)

 いえいえ。マジでおもしろかったですよ〜!
 ほんとに平和ボケしてる魔族たちですね〜
 最初シリアスで始まったってーのに……なんだありゃ? ってな感じです。
 みんな個性溢れててよかったです。

>最近魔族さんにはまってる澪は、ついついこんな話を書いてしまいます。

 魔族さんに? 誰がお気に入りなんですか?
 ひょっとして、みんな好き! とか?
 もしそうでしたら、その中で特に好きなキャラをあげよ。(なんかのテストみたい……)
 私は……みんなおもしろくって選べません。(^_^;)

>しかも読みにくい・・・・すみません、非はすべてこちらにあります。

 いいえ。 別に読みにくくはなかったですよ〜
 大丈夫大丈夫!

>・・・・こんなの魔族じゃないよなぁ・・・・。

 うっ……ま、まあ確かに……

>と、心の中で何度も口走りながらも、最後まで読んで下さった暖かい心の貴方!

 おうよ! ここにいますよ! 暖かい心の人!! (←馬鹿)

>本当に有り難う御座います。

 いーえいーえそんなぁ〜

>よろしければ感想or苦情の言葉も書いてやって下さい(汗)

 私は『感想』の方で〜す!
 あ、でも、これって『感想』って言わないかも……
 ……か、感想だと思って読んどいてください……

>では。またお会いできる日まで・・・。

 はい。また会えることを期待しています!



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7797平和ボケは我かも・・・・(笑)E-mail URL9/12-15:50
記事番号7790へのコメント

初めまして葉夢さんっ!

> 初めて投稿する方ですかぁ。おめでとうございます。

有り難うございます〜、今まで見てただけだったので、すっげー幸せです☆

> 時間があったので(←ズバリと言うひどい奴)読ませていただきましたぁ☆

私も時間があったので(笑)下の葉夢さんの小説読みましたよっ!
ってゆーかプリントアウトしてるし(^^)
面白かったです〜すいませんこんな所に感想書いて(汗)
次は灼熱の恋ですね。くくくっ、果たして奴らがどんなこと言うのか楽しみ(笑)

> ほんとに平和ボケしてる魔族たちですね〜
> 最初シリアスで始まったってーのに……なんだありゃ? ってな感じです。
> みんな個性溢れててよかったです。

・・・「なんだありゃ?」と呆れられる作品を目指しました(目指すな)
そうゆう意味では大成功でしたねぇ☆

> 魔族さんに? 誰がお気に入りなんですか?
> ひょっとして、みんな好き! とか?
> もしそうでしたら、その中で特に好きなキャラをあげよ。(なんかのテストみたい……)
> 私は……みんなおもしろくって選べません。(^_^;)

葉夢さん、そりゃずるいですよ〜(汗)
まあ、私もみんな好きですけど・・・あえて言うならガーヴ様とゼラス様☆
でも私が書くとガーヴ様はいまいち活躍できない(寂)
女キャラの方が書きやすいんですよ〜〜。
あと、私が書くグラウ様は何故かめちゃ友人に人気ありました(何故に)

> いいえ。 別に読みにくくはなかったですよ〜
> 大丈夫大丈夫!

良かった・・自分的に語尾伸ばしまくってるのがうっとーしかったから(笑)
うっとーしいって思いつつ書いてる私も私です。

>>と、心の中で何度も口走りながらも、最後まで読んで下さった暖かい心の貴方!
> おうよ! ここにいますよ! 暖かい心の人!! (←馬鹿)

おおっ!!ホントにいたとはっ!うーむ言ってみるもんですねぇ・・・。

> はい。また会えることを期待しています!

絶対また会えますよ、とりあえず文化祭&体育祭が終わったら確実に(^^)
では。ぜひまたお会いしましょう☆
葉夢さんも続き書いて下さいねっ(笑)

  澪

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7854おもしろかったですっ!ほーんてっど・ざ・みらー URL9/20-17:01
記事番号7778へのコメント

かなり遅れ馳せながら(本気で遅いや・・・(汗))私からもコメントさせていただきます。
この話、すっごくおもしろいですっ!もお、読んでて机ばしばし叩きながら笑ってました。シャブラニグドゥ様あんどゼラス様とダルフィンとグラウとフィブリゾとガーヴ。皆さん個性あふれまくっててよかったです。
「ダルね・・・・デニーズゴートのお魚マークじゃなきゃイヤな魔族なの・・・・。」
特にこれは笑えましたっ!それを慰めるシャブラニグドゥ様も見物もとい読み物(?)でしたし。(再び笑い転げる)
私にもこれくらい面白くかけたらなぁ・・・とか思わず思っちゃいますね。
 ってなわけで、次回作も期待してますっ☆

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7884嬉しい〜〜〜!!!E-mail URL9/21-21:56
記事番号7854へのコメント

初めましてホーンテッド・ザ・ミラーさんっ。
感想ありがとうございます!

>かなり遅れ馳せながら(本気で遅いや・・・(汗))私からもコメントさせていただきます。

いえいえ。時間なぞ気にしないで下さいませ〜。
コメントしてくれるだけで幸せです☆

>この話、すっごくおもしろいですっ!もお、読んでて机ばしばし叩きながら笑ってました。シャブラニグドゥ様あんどゼラス様とダルフィンとグラウとフィブリゾとガーヴ。皆さん個性あふれまくっててよかったです。

おもしろいって言って貰えて嬉しいです〜〜ああ、至上の喜び。
でも皆さん壊してしまくっちまってごめんなさい(汗)

>「ダルね・・・・デニーズゴートのお魚マークじゃなきゃイヤな魔族なの・・・・。」

これディズニーマークの・・・と最初書きかけたんですがね(笑)
スレ世界にディズニーがあるかい(^^;)

>特にこれは笑えましたっ!それを慰めるシャブラニグドゥ様も見物もとい読み物(?)でしたし。(再び笑い転げる)

シャブラニグドゥ様とことん威厳ねえっす。
可哀想なほど・・・もうちっと威厳出してやってもいいんだけど(汗)
でもそしたらシリアスになっちゃうしなぁ・・・。

>私にもこれくらい面白くかけたらなぁ・・・とか思わず思っちゃいますね。

なんか貴方の小説読んだことあるような気がします・・・どこでかは忘れましたが、結構面白かったよーな・・・。
勘違いだったらごめんなさい。

> ってなわけで、次回作も期待してますっ☆

ありがとーございますっ!!また投稿させて頂きます〜!