◆−夢から覚めて・プロローグ−ひなた(9/11-03:18)No.7784
 ┣おひさしぶりでぇす!−理奈(9/11-10:12)No.7785
 ┃┗理奈さまへ♪−ひなた(9/11-22:00)No.7789
 ┗夢から覚めて・1−ひなた(9/11-21:51)No.7788
  ┗お久しぶりです!−メイメイ(9/18-08:23)No.7843


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7784夢から覚めて・プロローグひなた E-mail 9/11-03:18


あーあーあー(マイクテスト中)
こんにちわ♪ゼロリナ駄文書き(外道)のひなたと申します(ぺこり)お久しぶりすぎ、または始めまして(はあと)仲良くしてやってくださると嬉しすぎです♪

・・・ってことで、なんかまたくっだらないもん書いてます(現在進行形)←死ねや。
ゼロリナ風味にオリキャラ2人も出てますが、読んで頂けると幸せ♪


『夢から覚めて』

*******


“夢だ”って分かる夢ってあるわよね。
それが嘘だとわかる夢。
あたしは、それに気付きながらその言葉を聞いていたように思う。

「魔族が人を愛することは可能なんでしょうか?」

変に真面目に尋ねるのが可笑しくて笑いながら、それでも夢の中のあたしはすごく真面目に答えていた。見覚えのある、目の前の闇色の魔族に。
…そう言えば、こいつの名前はなんだっけ?

「それは―――」


*******


「何か不満があるの?」
人という器を越えた存在。それを思わせながら、その声は響く。
そしてそれに答える声もまた…。
「私は私なりに考えてやってきているつもりだ」
答えたのは男の声だった。透明な、ただ何かを読み上げるように感情の無い声。
「わたしもわたしなりに考えているの」
感情が無い、という点では、その二つの声は同じと言えた。違いは、それを隠そうとしているか、していないかだけか。
「…我が主が求めるものは何だ?」
「滅びを?」
「私も彼らも常にそれを考えている」
緑色に金がかかった瞳。それを上げて、彼は彼女の青い瞳を見た。
「あなたがこれまでにやってきた事は何だ?」
「それが不満?」
そうなっても、彼女の静けさは変わらなかった。音のない海の底を思わせる瞳で、また彼を見つめかえす。
「言ったでしょ。わたしはわたしなりに考えている」
股の辺りまでもある真っ直ぐな銀髪を軽く掻き揚げる。
それから、小さな唇を左右に引いて、似合わない皮肉げな表情をつくる。
「…まぁ、そんな事も分からない貴方じゃないだろうけど…。つまりそれだけ追い込まれているってことなのね?」
海の底から目を伏せて、自身の長い指先を見る。
彼…ゼラスは言葉を紡ぐ。
「私の任は現状維持だ。…分かっているだろうが。
穴を空けるのは、ダルフィン」
涼しい顔でこちらを見返す彼女を見る。15,6の少女の姿をとっているというのに、そこにあるのは落ち着きと冷たさだった。
「あなたの役目だ」


*******


風が動いている――。
それを肌で感じて、目を覚ます。
窓を開けたままにして眠るのは、都合の悪いことも多々あったが(カーテンにあおられて花瓶が倒れたのは4日前のことだ)それでも開けたままにしておくのはこの一瞬の為だった。
ゆっくりと身体を起こす。頭を軽く振ると、視界に金が混ざった。
目の前に落ちてきた金髪をかきあげてから、そのまま、ベットの上でぼんやりと過ごす。
なんとなく、ベットの上に飾ってある絵に視線をやる。
そこには一組の男女が描かれていた。もっとも、一人の少年と少女、と言った方が正しいかもしれない。
得に似ている所はなかったが(強いてあげるならば髪の色が同じところだろう)、それでも二人は兄妹だった。
立ち上がって、ゆっくり、確かめるように窓へと歩く。
風が動いた。空の動く音が聞こえたような気がして、窓から空を見上げる。
あおられる髪を手で抑え、彼女は青い空の向こうをみた。なだらかに続く山並みの向こうにも、つながっているだろう空に。
「どうかした?」
唐突に降ってきた声に、その主を探すこともなく答える。
「遠いなぁ…と思って」
「何から?」
その問いには曖昧に笑って、声のする方へ視線をやる。
「落ちないでね、お願いだから」
声を掛けてきたのは、肖像画にあった男だった。屋根の上で体をおこして座っている。大人びた落ち着きのある瞳が、こちらをみていた。
「落ちない。お前じゃあるまいし」
自分より深い、海の色をしたその瞳は楽しそうに少し笑って、ふと空を見上げる。
それにつられるように、彼女も空へ視線をやる。
「やっぱり、違う空だ」
「?」
疑問を、声ではなく視線で投げ掛ける。
その視線に気付いたのか、少し笑う。ただそれは、先程とはかなり毛色の違う笑みだったが。
「きっとお前には分かんないよ」

*******

ここまで読んでくださってとても嬉しい♪さんきゅぅです。ウフフ☆
・・・ってことで、めっちゃ続きます。(超)遅いですが頑張って書いてます。
次もよろしくっ・・・とは図々しくて言えませんがっ(言ってるやん)

ではでは、ひなたでした(ぺこり)

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7785おひさしぶりでぇす!理奈 9/11-10:12
記事番号7784へのコメント

おひさしぶりです!理奈です!
「きゃぁぁああ!」と叫びながらひなた様の投稿をクリックしましたぁ!
もぉ〜〜、さいっしょっから謎だらけ!!続きがめっちゃたのしみですわ!!
ちょっと驚いたのがゼラス様は、男性なのですね。魔族に男性も女性も
ないと思うけど、あたしがいままで読んだゼラス様は、みんな女性でしたから
ちょっと新鮮でなんかよいです。そして、そして、最後の方の二人。オリキャラ
ですね??
 ふふふふ、ひさしぶりに読み応えのあるものが読めそうな気が。すっごく
続きが楽しみです。であであ、今日は、これで。

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7789理奈さまへ♪ひなた E-mail 9/11-22:00
記事番号7785へのコメント

わーいっ、感想ありがとうごさいますのひなたです。お久しぶりです(はあと)

>「きゃぁぁああ!」と叫びながらひなた様の投稿をクリックしましたぁ!
私も、「ぎゃぁぁぁぁぁあっ感想が付いてるっっうれしぃぃぃっ」と理奈さんの投稿をクリックしました(笑)

>もぉ〜〜、さいっしょっから謎だらけ!!続きがめっちゃたのしみですわ!!
謎・・・ってゆーか・・・たいしたもんではないのですが・・・(苦)
謎になりきってない所が謎・・・かも(死亡)

>ちょっと驚いたのがゼラス様は、男性なのですね。魔族に男性も女性も
>ないと思うけど、あたしがいままで読んだゼラス様は、みんな女性でしたから
>ちょっと新鮮でなんかよいです。
あはは。友達の影響です。
私は、「ゼラス様は女!!」派なのですが、友人が「男でもいいじゃんっ!!精神体なんだから」って感じなので、今回は流されてみました。
・・・でも、男だったら中性的なのがステキ☆じゅるじゅる(ヨダレ)←キケン。


>そして、そして、最後の方の二人。オリキャラですね??
> ふふふふ、ひさしぶりに読み応えのあるものが読めそうな気が。
・・・気のせいでなければ良いのですが(・・・本気で)
あぁぁーっ。頑張らせて頂きますっ。ドキドキ。
ってことで。それでは。感想ほんとに嬉しかったです(はあと)

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7788夢から覚めて・1ひなた E-mail 9/11-21:51
記事番号7784へのコメント

*******

あたし達がその町にはいったのは、昨日の夜遅くの事だった。
久々のベットでよく眠ったあたしは、気持ちよく起きて、一階の食堂へと降りる。
あたしが気持ちよくいれたのはここまでだったことを、遺憾ながら付け加えておく。
「……………」
「おう、リナ起きたのか?もうメシ食ってるぞ」
「リナさん、今日もいい朝ですねっ」
「……」
ここまでは概ね問題ない。(ちなみにガウリイ、アメリア、ゼルガディスの順だ)
「リナさん。おはようございます。良い朝ですね」
……しばし考える。
「リナさん?ご飯食べないんですかー?」
「どしたリナ?病気か?」
無言で二階に戻ろうとするあたしを、アメリアとガウリイの声が呼びとめた。
「……いや、なんかまだ夢見てるみたいだから、寝直してこようかなーと思って」
ふと思いつく。きょとんとした顔のアメリアの方へつかつかと歩み寄って…
「いたたたたっっ痛いれすっリナさんっっ」
「なるほど…どうやら夢じゃないようね」
「自分でやってくださいよっ」
引っ張られて赤くなった頬を抑えて、アメリアが涙目で抗議してくる。無視しちゃったけど。
「…とすると?幻覚かしら…どう思う?ゼル」
「……俺も幻覚だと思いたいがな」
「さっきから何話してんだ?メシなくなっちまうぞ」
「相変わらずですねー、ガウリイさん」
あ…朝っぱらから頭痛がしてきた…。
頭を抱えてしゃがみこんだあたしに、トドメをささんばかりに、上から声が降ってくる。
「大丈夫ですか?リナさん」
「……ってゆーか」
がばっと起き上がって目の前の顔を睨む。
「何であんたがここにいんのよっ!?しかもみんな普通だしっっ?!」
「だっていつものことだしな」
「ですよねぇ」
「…言っとくが、俺は普通じゃなかったからな」
あたしの声にそれぞれが答える。(ちなみにガウリイ、アメリア、ゼルガディスの(以下略))
「ほらほら」
首根っこを掴まれてるくせに顔色ひとつ変えず、ゼロスが周りを視線で指して言う。
「皆さんもこうおっしゃってることですし?いいじゃないですか、ねぇ?」
あぁ、なんだか目眩してきた…。


「と、言うことで♪しばらく一緒に行動させて頂きますね」
いきなりゼロスがこう言い出したのは、あの後、食事を食べ終わってからだった。
あたしはデザートのプリンから視線を上げずに言う。
「………。まだなんにも話してないでしょ」
「まぁまぁ、細かいことは気にせずに」
「細かいか?」
ガウリイの的確なツッコミは、どうやら完全に無視されたらしい。
「別にいいでしょう?」
一緒に行動させて頂いても、とゼロスは言う。
「いいんじゃないか?」
「別にいいですよ。断る理由もないですし」
「……断る」
ゼロスの問いに、口々に答える。(ちなみに…(以下略))
「リナさんは?」
かちゃり、とスプーンを置いて(ちょうど食べ終わったのだ)あたしは視線をあげた。
…もっとも、見なくってもどんな表情をしてるか分かるんなら、見なくてもいいのかもしれないけど。
「理由はないけどいや」
…ってゆーか、理由はあるんだけどね、一応。
今までの経験から言って…こいつがこういう事言って付いてきたときは、くそめんどくさいことに巻き込まれる。ひとりで出来る事ならひとりでやるだろう、こいつなら。
…つまり利用しようとしてるからわざわざ“一緒に行動する”わけで…。
忘れてはならない。目の前にいるこいつは、仮にも『獣神官』と呼ばれるほどの存在なのだ。
魔族の中でも5本の指に入るほどの実力の持ち主であるゼロスは、その立場に似合わない笑みでにっこりと笑った。
…もっとも、それが余裕からくるものだとしたら、こいつにこれ以上に似合うものなんて無いだろうけど。
「はい、2対2ですね。で、僕の意見を入れたら3対2。多数決で決まり、ですね」
ぽんっとひとつ手を打って、にこにこと続ける。…ただし、有無を言わせない存在感を持って。
「という事で、同行させて頂きますから」



「だって言ってたじゃない。最近忙しかったからゆっくりしようって。
…こんなの付いてたら、ゆっくりできるもんもできなくなるわ」
あたしはゼロスを横目で睨む。ゼロスは相変わらず底の見えない笑みを浮かべたまま、今度は少し困ったように首を傾げた。
「そんな、人を疫病神みたいに…」
「きっぱりとそうよっ」
アメリアはそんなあたしをなだめる様に、ぱたぱたと手を振った。
「まぁまぁ…ゼロスさんだって根は悪い人じゃないんですし…」
「魔族だけどな」
「それは間違っていますっ!ガウリイさんっっ!!」
何とはなしに(彼の言葉はいつもそうかもしんないけど)呟いたガウリイは、まさかそんな反応が返ってくるとは思っていなかったのだろう……じゃぁ、どう思っていたのか、と聞かれると謎だけど…、彼はきょとんとアメリアを見る。
「人は、階級、人種、性別で差別されるべきではないと…父さんがよくいいます。
そう…人はその存在意義、正義を愛する心をもって始めて、その価値が決まるんです!
ゼロスさんもまた同じ。そう思いませんかっ!?皆さんっ!!」
『おぉぉーっっ』
アメリアの回りに(いつのまにか)できた人だかりから、大きな歓声があがる。
それらと少し距離を置いて(他人のふりをしているわけだ)ゼルガディスが冷めた声で言った。
「相変わらず、時と場所を考えん奴だな…」
その隣で(つまり、他人のふりをしているわけだ)感心したようにガウリイが頷く。
「あんなに人が集まるってのが凄いよなー」
それの少し遠くで(やはり、他人のふりをしているわけだ)ゼロスがたいした感情も込めず呟く。
「僕のことにそんなに熱くなられても困るんですけどね」
「全然困ってないでしょうが…」
ゼロスは少し笑って「そうですか?」と言ったが、会話はどうやらそこで終わりのようだった。
あたしはくるりと振り返った。アメリアはまだ何やら説教しているらしく、人ごみの中から小さな拍手がおこった。
「…どーすんだ?あれ…」
あたしの隣に、いつのまにかガウリイが来て、そう尋ねた。
…どうするってもねぇ…。
「ま、子供じゃないんだし、ほっといても平気でしょ」
「そだな」
結局、あたしたちは無情にも、アメリアを置いて行くことに決めた。


*******


ぺたぺたと、彼女は町を歩いていた。たいして大きいものでもない。彼女が幼い頃から育った町。
風と雨に風化されたのか、ところどころ欠けている石畳を踏みながら、ゆっくり歩く。
と、石畳の上に影が混ざって…
どんっ


*******


「なぁリナ」
「なによ?」
「オレたちどこへ向かってるんだ?」
すぱぁこぉぉぉんっ
「こっのクラゲっ!あんたの耳はトンネルかぁっっ!!」
スリッパを握ったまま、ふるふると震えるあたしに、これっぽっちの悪気もなく、あっさりとガウリイが答える。
「いや、しっかり聞いてたぞ、多分。思い出せないだけで」
「しっかり自覚してますねー」
「…その分、手におえんがな」
ゼロスとゼルガディスが呟くのを聞きながら、あたしは大きくため息をひとつ。
…止めよう。疲れるから。…もう十分疲れたような気がするし。
「……この町の魔道士協会にねーちゃんの知り合いがいるから、会っておこうと思ったの」
「でも、オレその人に会ってもわかんないぞ」
「……『暇だからついていく』って言ったのあんたでしょうが」
「……………言ったっけ?」
こくんと頷こうとして…
「っきゃぁ?!」




「たたたたた……ごめん、よそみしてて…」
あたしは、目の前に座り込んだ少女に手を差し伸べた。
金色の細い髪。今日の空と同じ色の瞳。そして白い肌をした…16,7歳ほどの少女だった。
きょとんと見開かれた青い瞳は、事態を理解していないようにも見える。
「…あの…だいじょうぶ?」
差し出された手をじぃっと見つめる少女に、恐る恐る声をかけた。
「リナさーんっ、置いてくなんて酷いですっっ」
アメリアがいつのまにか追いついてきたらしい。
そして、座り込んでいる少女に気が付いたのか、不思議そうな声で続ける。
「…?どうかしたんですか?」
……どうしたのかこっちが知りたいわ。
と、固まっていた少女がやっと口を開いた。…まだ、一言も声を聞いていなかったのだ。
「………リナさん?」

*******

誰か私に表現力と文章力を下さい・・・。
と、まあ、悲しい話は置いといて。
私、何かに名前を付けるのって苦手なんです。ってことで、題名、いっつも迷ってます。今回も変だなオイ。センスないのね。
・・・そして更にオリキャラまで出て来るし。名前なまえ・・・変なの付いてても笑わないで下さい・・・。

でわでわ。この辺で♪なるべく早くお会いできますように(はあと)

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7843お久しぶりです!メイメイ E-mail URL9/18-08:23
記事番号7788へのコメント

ひなたさま

こん**は

メイメイでございます。

こちらに投稿されるのは、本当にお久しぶりですね。
わたくしをゼロリナに堕としてくださった責任者のお一人のひなたさまが、このまま足を洗われるんだったら悲しい、、、と、そんなことが胸をよぎる今日この頃でした。

>誰か私に表現力と文章力を下さい・・・。

何をおっしゃいますやら(笑)

「地球の王様」に出会ったときのことをしみじみ思い出しました。
あのころはまだツリー形式に不慣れで、読むのにいらぬ苦労をしたものです。
今度のお話も続くんですね。長いのかな?
ああ、また「地球の……」の時のような、「続きは載ってるかなー」ってわくわくとこちらにうかがう日々が始まるんだわ。し・あ・わ・せ。

ところで、ひなたさまって、某所でレジのバイトなんて、されてます?
いえ、わたくしの家のわりと近所のお店のレジの方、胸のバッチのお名前が「ひなた」(ちゃんとひらがな)だったものですから。
「まさか。そんな。いやいや、まさか」と、ぶつぶつつぶやきながら家までのろのろと帰っちゃいました。

>でわでわ。この辺で♪なるべく早くお会いできますように(はあと)

は〜い。おまちしておりま〜す。なるべく早く、ね(はあと)
ではでは。

あれ? 感想になってないわ。