◆−エステンス城の令嬢−CANARU(10/21-20:48)No.8069
 ┣ふぁんたじっくガウリナ♪−P.I(10/22-07:25)No.8070
 ┃┗ありがとうですー!!−CANARU(10/22-12:28)No.8071
 ┃ ┗こころっに冒険を♪−P.I(10/22-23:18)No.8072
 ┃  ┗ビデオで見ましたー!!−CANARU(10/24-10:22)No.8075
 ┗Re:エステンス城の令嬢−まりや(10/23-23:46)No.8074
  ┗ありがとうがざいましたー!!−CANARU(10/24-10:25)No.8076


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8069エステンス城の令嬢CANARU 10/21-20:48


アナタがその「仮面」を身につけた意味は・・・??
まあ・・。問いかけたところで答えてくれるとは思わないけど。
「金髪」のあのお方がアナタに返礼として返したその品。
まさかその意味「虚構、虚栄」と言う意味をアナタが理解していないとは思えないモ
ノ。そう。
あくまであのお方が好意的な意味ではなく・・・。
いいえ。
むしろ「軽蔑、軽視」の意味を込めてアナタに贈ったその仮面。
身につけたアナタは信じられないくらいに美しく妖しい・・・。
アタシは・・・・。
ただそのアナタの率いる行列を眺めるだけ。
それで良かった・・・。


「シニョール・デューカ(侯爵殿)」
放心したようなアナタにアタシは声をかける。
単なる金髪のあのお方の名代としてのアタシ。
アナタに・・。全てを忘れ去ってしまったかのようなアナタだけれども声を初めてか
ける。あの時のような覇気は無い・・・。
それでも・・・・・・。
大半の人間は見捨てたとしてもアタシの気持ちは変わっていない・・・。
アナタは・・。名代にしか過ぎないアタシの手を取って・・・跪く・・・。
長い金髪を乱してアタシの手を取って・・・・・。


「この絵は・・・??」
ルーブル宮殿に着いたとたんに聞こえるガウリイの突拍子のない質問。
「「おい・・・・・・。」
余りにも常識を欠いたこの質問にゼルはマトモに転けてガウリイを睨む。
「なあ・・。このオバさん・・。まあ。確かに美人だけど。誰だ?」
黒髪に黒いヴェール。
少々豊満な体は黒い服に覆われ、ふっくらとした頬は謎の微笑みを称えている。
「知らないんですが!!ガウリイさん!!いくら10年間居たプロヴァンスからのパ
リ帰りだからって・・・!!」
アメリアまでも・・・・。
「知らないモノは、知らない!!」
威張って言い放つガウリイ。
「クラゲ!!この絵は、かのレオナルド・ダ・ヴィンチがフランソワ一世の時代にフ
ランス宮廷で書いた名画・・・。『モナ・リザ』だ!!」
怒ったようにゼルが言う。
そう。
彼等の現在地はルーブル宮殿の絵画展示室。
近々王子ルイ(後のルイ13世)がスペインから后を迎えるのである。
その名をアンヌ=ドートリッシュ。
ガウリイはその警備のために10年間家族単位で赴任していた南仏プロヴァンス地方
から急遽、パリに帰ってきたのである。
「へえ・・・。これが・・・。」
感心無いようにガウリイ。
「まったく・・・。」
モノの価値の分からないこの男に呆れたようにゼルが言う。
「で、コレは?」
モナ・リザの隣に無造作に置かれた・・・。
恐らくは銅版画。汚れきってその絵柄さえ見分けがつかない。
「ああ。王子様のお母様(マリー・ド・メディシス)様の持参金の一部のイタリアの
ルネサンス時代の品ですよ。ま。最も母王妃様を嫌っている王子様が展示を許さない
ので其処に放置されたままなんですけどね。」
いつの間にか現れたゼロスがガウリイに言う。
「ふーん・・・・。」
「関心あるみたいですね。珍しい。」
ガウリイにゼロスがつっこむ。
「まあな・・・。」
何故か惹かれるモノがある・・・・・。
「ならば良いことを教えてあげますよ。夜の12時・・。此処に来れば。面白いこと
が怒るはずですよ。」
軽く言い放つゼロス・・・。
一体何が有るというのだろうか・・・・??


夜中の12時。
やはり気になったガウリイは一人、絵画の展示室に向かう。
暗闇の中、妖しい微笑みを浮かべるモナ・リザ。
とても何百年も昔に書かれた絵とは思えない。
「しっかし・・・。」
周囲の・・やはり同時代のイタリアやフランスの貴婦人の肖像画と共に並べられたモ
ナ・リザ。
周囲の貴婦人のキツイまでの装飾、絢爛すぎるまでのドレスのデザインや色合い。
それと比較したら何とシンプルな女性像なんだろう。
それだけにその微笑みも一段と妖しい・・・・。
「何で此処まで違うのかな・・。周りの貴婦人の肖像画と来た日には・・・。髪なん
か金髪に染めてるな・・・。これは・・。景色はともかく黒一色・・・。何でだろ
?」
下らない質問。
「宝石が無いからよ。」
唐突に聞こえる若い女の声。
「え・・・・・???」
思わずガウリイは振り返る。
栗色・・・或いはストロベリー・ブロンドの髪。
数百年前の異国・・・強いて言えばイタリアのデザインの深紅のドレス。
真珠のように白い顔かたち・・・しかし・・。
その瞳はヴェネツィア風の仮面に覆われている・・・。
「聞こえなかった?宝石が無いからだよ?」
そう言って娘はクスクスと笑い出す。
「え・・・。あ・・・。ああ・・。でも・・。何で?」
「決まってるじゃない。宝石も持ってないのに・・・。派手な色や緞子のドレス。豪
華なマント、繊細なレースは似合わないし引き立たないでしょ?それならいっそぜー
んぶ黒で揃えた方が気品があって良いわ。そのタメにこの方は美しい金髪まで黒に染
めたんだから・・。」
言って娘はまたまた笑い出す。
「オマエは・・・?」
「人に名を尋ねるときは自分から言うモノでしょ?それとも・・・。不躾なのはフラ
ンス貴族の儀礼かしら?」
「・・・。ガウリイ・・・。」
「そう。私はリナ。このお方の僕だったモノ・・・・。」
「リナ・・・??」
聞いたことがあるような・・・・。
問いたいのは山々のガウリイだったが・・・。
それに答える存在はもはやその場には無かった・・・。


「は・・・?16世紀イタリア風の衣装と仮面を付けた女が出た・・だと?」
昨夜の出来事をゼルに話したガウリイだが・・・。
あからさまに馬鹿にされた反応しか帰ってこない・・・・・。
「うん。」
「仮装パーティー帰りの酔っぱらい女じゃないのか?」
「まさか。リナって名前も聞いた!!そーいえば・・。あのモナ・リザの僕だったと
か言ってたなあ・・・。」
リナの言っていた事を何気なく言うガウリイ。
「イザベッラ=デステの?」
今度はアメリア。
「イザベッラ=デステ?」
「モナ・リザのモデルになったという二人の人物のうちの一人だ。最も。どちらが本
当のモナ・リザなのかは未だに不明だがな。」
興味なさそうにゼル。
ともあれ・・・。
再度あの場所に行けばリナに会えるかもしれない・・・・。
そう言う思いがガウリイを捕らえたのだった・・。


「リナ!!」
月光が窓から降り注ぐ。
昨夜と同じ紅いドレス・・・。そして同色の仮面・・・。
「ガウリイ・・・。」
モナ・リザの微笑むその下・・・。
放置された足下の銅版画を眺め此方を振り向きもしないでリナが答える。
「仮面は・・・。『虚構、虚栄』と言う意味なのよ・・・。」
「知っていた・・・。」
何故か・・・。幼い頃から誰に教わった訳でもないのにガウリイは知っていた。
「良かった。深い考えがあったのね・・・。」
何を言って居るんだろう・・・?
「前のアナタは・・・。イザベッラ様が軽視の意味で贈った仮面を付けて行列して
た。もう何百年も前の話ね。」
言ってリナは仮面をそっと顔から外す・・・。
「リナ・・・・・・。」
「仮面の下は醜いとでも思った?最も。フェラーラじゃアタシはこのお方・・。モナ
・リザの影にしか過ぎなかったけどね。」
「・・・・・・。言っている事の意味が・・。」
「分からなくても良い。雪の降る日凍り付く大河ポー・・・。澄み切ったように冷え
渡る空気の中にそびえ立つエステンス城。北イタリアのフェラーラの事なの。アタシ
はずっと其処に居たわ。」
「寒いのは御免だな・・・。雪で大河が凍りついちまうなんて・・。俺はずーっと南
仏に居たからな・・・。」
ガウリイは苦笑しながら答える。
「そうね。暖かいナポリ生まれだった頃のアナタもそう言ってた。知らないとは思う
けど・・。前世のアナタとアタシは一回だけ会ってるのよ?最も・・・。ずーっとア
ナタに・・。ナポリの傭兵隊長だったアナタに・・・・・。ずーっとアタシが憧れて
て・・・。」没落して全てを失ったアナタに初めて近づけた。
君主、イザベッラ様の名代として・・・。
「没落して居てもか・・・?」
「ええ・・・。会えて。嬉しかった。」
「覚えては居ないが・・・。嬉しいな・・・。」
訳も分からない事態なのに微笑むガウリイ。
「オマエは・・・。一体・・・。」
「気になる?ならば・・・・。コレを見れば分かるわ。私は・・・。ただ真珠を探し
に来ただけ。そしたら。アナタが居たのよ。ガウリイ・・・。」
言ってリナはにっこりと微笑む。
「銅版画・・・?」
ガウリイの瞳は一瞬そちらに向けられる。
「リナ・・・・・・・・???」
前と同様。リナの存在はもはや見当たらない・・・。
前世・・・。俺と一回だけとはいえ会い・・。ただ一人暖かい思いを持ってくれた人
物。


「銅版画を見たい・・・だと・・?」
ゼルが急なことを、と言うようにガウリイに言う。
「うん。」
「まあ・・。一応汚れは落としてみますけど・・・。絵の具が化学反応で褪色しちゃ
うかもしれませんよ?」
アメリアが言う。
「かまわない!!こんな所で何時までも汚れにまみれさせるより百倍マシだからな
!」
何時になく息巻くガウリイにアメリアもため息をつきながら銅版画に手をかける・
・。


輝くような光り色の赤っぽい髪を背に流し・・・・。
淡い白い肌・・・。
それとは対照的な強力な意志を秘めた紅の瞳。
繊細な筆遣いと淡い色彩を兼ね備えた数百年は昔のイタリア娘の絵。
その銅版画を彩っていたであろう装飾・・・・。
強いて言えば宝石は無惨にもえぐり取られた形跡がある。
しかし。絵の人物の甘い美しさは少しも損なわれては居ない・・・。
「サック・デ・ローマ・・・。」
思わずゼルが呟く。
「サック・デ・ローマ?」
ガウリイが聞く。
「ああ。ドイツ皇帝(神聖ローマ帝国皇帝)軍に率いられたドイツ傭兵が戦争に乗じ
てローマを略奪して回った事だ・・・。その為・・。ローマは廃墟とかし西ローマ帝
国潰滅以来、と言う大打撃を受けたんだ・・・。」
この絵の装飾もその時に奪い取られたのであろう・・・・。
「酷い・・・。こっと・・・。この絵も・・・。昔はルビーやサファイヤ・・・。エ
メラルドなんかで彩られて居たんですよね・・。きっと・・・。」
絵の人物・・・リナの胸元や首筋、額に空いた無惨な傷跡を眺めながらアメリア・
・。
「違う・・・。真珠だ・・・・・。」
「真珠を探している・・・。」
リナの言葉がガウリイの脳裏を過ぎる・・・。


「ガウリイさん!!」
あれ以来、あの場所にリナは現れない。
「ガウリイ!!」
放心してるガウリイにアメリアとゼルが声をかける。
「あ・・・。ああ!!すまん!!」
「スマンで済むか!!今日はルイ王子に花嫁・・。スペイン王女アンヌ=ドートリッ
シュ様が嫁いで来られる日だぞ!!オマエや俺はその警護役だろ!!」
怒ったようにゼル。
「あ・・。スマン・・・。」
「スマンで済むか!!まあ・・・。一応オマエの給料前借りして真珠を買ってきて
やったぞ!!」
「・・・。リナに会えるとも限らないのに・・・。痛いことするな・・。ゼル。」
「何もせんよりマシだろーが・・・。」
「・・・・。そりゃそうだがなあ・・・・。」
ぶつぶつ言いながらも立ち上がるガウリイ・・・。
虚構という仮面は・・・。
銅版画にはもう無い・・・。


「リナ!!??」
「一寸!!何すんの!!??」
アンヌ=ドートリッシュ姫付きの貴族の娘にガウリイがいきなり近づいてその手首を
取る!!
「銅版画の女の人です!!ゼルガディスさん!!」
「まさか・・・。こんな事が・・・。」
「リナ!!オマエリナだろー!!」
「そーよ!!不躾に人の名前を連呼して!!それがフランス貴族の礼儀なの!!?」
訳が分からず絶叫するスペイン帰属の娘、リナ・・・・。
間違いない・・・・。
これはあの銅版画のリナだ・・・・。
彼女が自分のことを覚えていようがいまいが関係は無い。
実際、ガウリイ自身リナの「トッペルゲンゲル(影)」に会うまで忘れていたのだか
ら・・。
訳が分からず絶叫し続けるリナをよそにガウリイは彼女の手を掴んだまま行列に
加わるのだった・・・。
無論・・・。
真珠の行方は・・・。決まっていた・・・。


(お終い)
*****************

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8070ふぁんたじっくガウリナ♪P.I E-mail 10/22-07:25
記事番号8069へのコメント

CANARUさん。
読ませていただきましたよ〜。今回はとっても幻想的なお話ですね!
モナ・リザの影のリナ・・・あのリナが影に甘んじる人なんて、
ルナねーちゃんかL様くらいしか思いつかないですが(^^;)
現世で再び出会えた二人のその後を想像するとすごく幸せ〜な気持ち
になります♪
余談ですが、「フィレンツェひとり歩き」とゆー本を見たら、メディチ家
の歴史がダイジェストで載っていました。パッツィ家の暗殺事件のこととか
もあって「お〜、CANARUさんの小説の世界だぁ〜!」ひとり喜んで
おりました♪また書いてくださいね!
それでは!

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8071ありがとうですー!!CANARU 10/22-12:28
記事番号8070へのコメント

ドモ!!
本日は学校パソコンのCANARUでスー!!
>
>CANARUさん。
>読ませていただきましたよ〜。今回はとっても幻想的なお話ですね!
>モナ・リザの影のリナ・・・あのリナが影に甘んじる人なんて、
>ルナねーちゃんかL様くらいしか思いつかないですが(^^;)
うーみゅ・・・。
基本的に前から興味のあったイバベラ=デステッテ目立ちたがりやの
ねーさんなんですよね・・・・。
それでこーなってしまいました・・・。
>現世で再び出会えた二人のその後を想像するとすごく幸せ〜な気持ち
>になります♪
ありがとうですー!!
フランスが舞台になってしまいましたケドネ・・。
>余談ですが、「フィレンツェひとり歩き」とゆー本を見たら、メディチ家
>の歴史がダイジェストで載っていました。パッツィ家の暗殺事件のこととか
>もあって「お〜、CANARUさんの小説の世界だぁ〜!」ひとり喜んで
>おりました♪また書いてくださいね!
>それでは!
ありがとうですー!!
ちなみにアタシは「逆光のメディチ」ト言う本を読んで
書きましたー!!(アノ話し)
よろしかったら探してみて下さいねー!!

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8072こころっに冒険を♪P.I E-mail 10/22-23:18
記事番号8071へのコメント

CANARU様、第2伸です〜。
ルイ13世・・・よく考えたら三銃士の時代ですね!
正義の仲良し四人組をダルタニアンと三銃士に変換してひとりニマニマ
しちゃいました(^^)
今夜の金曜ロー○ショーったらなんてぐっどなタイミング!
おまけに若い国王がぜろちゅだったですよ〜!!(爆笑!)

しかしあの映画、銃士が拳銃で撃ち合いするわ、馬車に火つけて火薬樽に
ぶつけるわ、まったくハリウッドウェスタン・・・フランスの話なのに(TT)

ではでは〜。

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8075ビデオで見ましたー!!CANARU 10/24-10:22
記事番号8072へのコメント

>CANARU様、第2伸です〜。
>ルイ13世・・・よく考えたら三銃士の時代ですね!
そーですー!!
モナリザが書かれたのはフランス・・・。
じゃあ舞台はフランス!!時代は・・・。
王妃マルゴ(これもビデオで見ました!!)の時代だと戦争だし・・・。
ルイ14世の時代だとバロックに圧倒されてしまう・・・。
そこで間を取ってこの三銃士の時代ー!!
と単純に・・・。
>正義の仲良し四人組をダルタニアンと三銃士に変換してひとりニマニマ
>しちゃいました(^^)
>今夜の金曜ロー○ショーったらなんてぐっどなタイミング!
そうそう!!
やってましたねー!!
(砕かれた鎖とか言う話を書いたときに参考にしましたー!!)
>おまけに若い国王がぜろちゅだったですよ〜!!(爆笑!)
やられましたねー!!
アレは!!
>しかしあの映画、銃士が拳銃で撃ち合いするわ、馬車に火つけて火薬樽に
>ぶつけるわ、まったくハリウッドウェスタン・・・フランスの話なのに(TT)
わかります・・・・。
派手な三銃士・・・・・。
「仮面の男」も見ましたよー!!
>ではでは〜。
ありがとうございましたー!!

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8074Re:エステンス城の令嬢まりや E-mail 10/23-23:46
記事番号8069へのコメント

どうも。
CANALさんの小説、いつもよませてもらってます。
毎度のことながら、歴史感あふれる高レベルな文章ですよね。
うらやましい限りです。
勉強にもなるし・・・そういえば三銃士の銃ってなんなんでしょう・・・?

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8076ありがとうがざいましたー!!CANARU 10/24-10:25
記事番号8074へのコメント


>
>どうも。
>CANALさんの小説、いつもよませてもらってます。
わーい!!
ありがとうございますー!!
>毎度のことながら、歴史感あふれる高レベルな文章ですよね。
>うらやましい限りです。
いえいえ・・・・。
歴史しか能が無いです・・。アタシ・・(汗)
>勉強にもなるし・・・そういえば三銃士の銃ってなんなんでしょう・・・?
うーみゅ・・・。
一寸分からないですけど・・・。
「銃」・・・。
剣の事かな・・・??
フランス語知ってれば分かるかもしれませんね(苦笑)