◆−花と娘と−庵 瑠嬌(10/31-15:54)No.8092
 ┣初めまして。−ユノア(10/31-23:39)No.8093
 ┃┗お初にお目にかかります。−庵 瑠嬌(11/3-14:57)No.8100
 ┣Re:花と娘と−高砂 時緒(10/31-23:55)No.8094
 ┃┗固定のお客様へ(笑)−庵 瑠嬌(11/3-15:09)No.8101
 ┣はじめましてっ!−毬藻(11/1-17:27)No.8097
 ┃┗こちらこそ初めまして。−庵 瑠嬌(11/3-16:33)No.8104
 ┣初めまして。−北上沙菜(11/3-16:25)No.8103
 ┃┗これからもよろしくおねがいします。−庵 瑠嬌(11/4-17:02)No.8106
 ┣Re:花と娘と−神代  桜(11/3-19:00)No.8105
 ┃┗お気に召しましたか♪−庵 瑠嬌(11/5-14:36)No.8112
 ┣みぃや〜〜〜〜(苦悩)−彩(11/5-02:20)No.8108
 ┃┗遅れてすいません――っ!−庵 瑠嬌(11/9-13:53)No.8140
 ┗花と娘と(2)−庵 瑠嬌(11/7-19:07)No.8126
  ┣Re:花と娘と(2)−毬藻(11/7-21:02)No.8127
  ┃┗またっ……(歓喜)−庵 瑠嬌(11/9-14:24)No.8141
  ┣キャ―――――ですぅ!!−ユノア(11/7-23:18)No.8128
  ┃┗わたくしこそ、きゃぁぁっですわっ!−庵 瑠嬌(11/9-14:51)No.8142
  ┣読ませていただきました☆−高砂 時緒(11/7-23:50)No.8130
  ┃┗読んで戴きました♪−庵 瑠嬌(11/9-15:01)No.8143
  ┣Re:花と娘と(2)−エイス(11/8-19:05)No.8135
  ┃┗ありがとうございますっ−庵 瑠嬌(11/10-13:51)No.8149
  ┣Re:花と娘と(2)−北上沙菜(11/9-01:09)No.8139
  ┃┗嬉しいですっ−庵 瑠嬌(11/10-14:24)No.8150
  ┣Re:花と娘と(2)−彩(11/10-17:18)No.8153
  ┃┗お忙しいのにわざわざ−庵 瑠嬌(11/11-13:34)No.8156
  ┣Re:花と娘と(2)−ほーんてっど・ざ・みらー(11/11-17:27)No.8158
  ┃┗きゃぁっ!(奇声)−庵 瑠嬌(11/13-16:21)NEWNo.8161
  ┗おそくなりました−神代  桜(11/14-21:26)NEWNo.8167


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8092花と娘と庵 瑠嬌 10/31-15:54



 こんにちは、庵 瑠嬌でございます。
 覚えてらっしゃる方いますでしょうか。ゼロリナ狂いの駄文書きですの。
 連続ものは、きちんと続くか不安なので、書き上げるまで投稿しない主義だったのですが、このままでは完璧に忘れ去られるかもしれないと危惧致しまして、投稿することにしました。
 ―――途中で切れてしまわないよう、努力しますので、読んでいただければ光栄でございます。
 それではどうぞ。付記致しますと、これはゼロリナです。
******

 〈花と娘と〉


 緑の丈の短い上着に、タータンチェックの赤系統の色をしたスカート。白いブラウスにはひだがたくさんついている。魔女のかぶるようなとんがり帽子は、鮮やかなオレンジだ。
 派手な色使いの、祭りにふさわしい衣装で、その少女は突如、出現した。
「おねえさんっ」
 両手に抱えているのは大きな籠。その中には、白や薄紅や水色や淡い青の花。葉は取られている。明らかに飾りや香りつけなどに使うものだ。
 にっこり笑って少女は、一輪の花を差し出す。
「お花!いかがですか?」
 声をかけられた側のリナ・インバースは、何かとてもいやそうな顔であたりを目線だけで見渡した。この少女に声をかけられたのは、自分以外の人間かもしれない、という、儚い希望を持って。
「……………」
 ひとしきりまわりを確認して、間違いなく少女が笑顔を向けているのは、自分だということを認識すると、彼女はこっそりうんざりしたような溜息をもらした。
 とりあえず花を受け取らない。まず、ジト目で少女を見やる。
「…………その前に」
 順序立てて物事を進めるのは、良いことである。
 疲れた――というより、飽き果てた声で、投げやりにリナは言いやった。
「あんたいったいどこから湧いてでた……?」
「見えなかったんですか?」
「その方がよかったよーな気もする今日この頃……」
 十秒前には、確実にいなかった。
 九秒前から、この少女は目の前でにこにこ笑っている。
 さて、間の一秒に起こったことは。
「あそこの家には、営業協力していただいてるんです」
 と、脈絡なしに通りの家の屋根から飛び降りてきた少女は、たたき売りとばかりに笑顔を大量生産する。
「…………飛び降りるために?」
「ハイっ」
 皮肉の混じった彼女の声にも、少女は朗らかに答える。
 今日は花祭りである。本格的に始まるのは明日からだが、今日の今でも人通りは多い。
 その人混みの間をぬって、屋根から飛び降り着地してきたことは、どこぞのお姫様に見習って欲しいほどに見事なわざであった。
 優れた身体能力を持った、飛び降り花売り娘。
(…………………)
 ―――なぜ、道を歩くだけでこんな妙な人間に出会うのだろう。しかも頻繁に。
 自分はもしかして、ゼフィーリアを出るときに、姉に妙な呪いでもかけられたのではないかと、一瞬リナはけっこう真剣に疑った。
 無意識にそれでも、この程度ならばそれほどひどい変人ではないわね、と測っている自分に、彼女は気付いている。妙な人間には慣れて慣れすぎて、どうやらスレてしまったようだ。
 一般の人間から見れば、本人もじゅうぶん異常だから、つまり類友というものなのであろう。
 類は、友を呼ぶのだ。
「それで、お花いかがですか?」
 笑顔。
「けっこうです」
 即答して、リナは去ろうとした。その背中を追う言葉。
 ふりかえらずともリナには分かった。きっとあの少女は、なおも営業スマイルを浮かべているに違いない。通りのいい声が、熱心にしつこく、自分の花をアピールする。
「本当にいいんですよ、わたしのお花ーっ!お茶に浮かべて飲めば次の瞬間、グッスリ眠れますし、匂い袋にして枕元においておけば、永遠にイイ夢見れますし、人に定期的に贈れば、いつしかそれナシには生きてはいられないくらい気に入ってもらえますしーっ」
「―――……」
 なにかが、ひっかかった。
「睡眠薬にも毒薬にも、麻薬にすら使える現代のニーズに応えたスグレモノ。しかも速効性で、ウッカリ殺しちゃっても自然死同様、証拠も疑いもなぁんにも、残らないんですよっ!」
「朗らかに毒の花売りつけるなぁぁぁぁっっ!!」
 反射的に怒鳴りつけるリナに、花売りの少女はにこにこ、と微笑む。
「ふふ。冗談です☆」
「………………あんたねぇぇぇ……!」
「そんな便利なお花、そうお手軽に売るワケないじゃないですかぁ。それで、いかがです?お花一輪っ」
「―――この場であんたをはりたおして、すまきにして川に放り込んでもいいなら、買ってあげてもいいわよ………?」
 不穏ーな、不気味に静かな声音。初対面の、明らかに子供な少女のペースに巻き込まれて、寛大でいられる性格はしていない。
「やーですねぇっ。心は広く持ちましょーよっ!ところで、飾るだけの花がダメなら」
 示していた花をかかえた束の中に戻し、少女はまた一輪、花を取り出す。
「コレなんていかがですっ?」
「あんた、いい加減に―――!」
 怒鳴りかけて、リナは絶句した。
「…………………あんた」
「はぁいっ♪」
「……………。それ、何」
「お花――――☆」
 がしっ。
 襟首をつかんで、凶悪なまなざしをくれつつにっこり微笑んでやると、少女はさすがに動揺の表情で、大人しく従順に素直に答えた。
「アンセヌカですよ。アンセヌカ。可愛いお花でしょう?」
 ―――この状況下でも、ひきつってはいるものの、笑顔をキープしているのは、見上げた根性であろう。
「えぇーえ。確かにキレーね。うすい青の花びら、形は扇ね。重なりが特にいいわ。がくの方に向かって、少しずつ色が薄くなっているみたい」
「これはかなりイイ出物なんですよぉー」
 にこにこ。調子を取り戻してきたか、少女の顔には自然な笑みが浮かんできた。
「だから、いかがです? ……目の病や傷に――特に、効きますよ」
「ねぇ。知ってんの、あんた。この花一本で、とうぶん遊んで暮らせるくらいの、金額が手に入るわよ」
「でも、それだけじゃないですか!」
 花売りの少女は、ひたすら明るい。
「同じオカネを手に入れるなら、やっぱり面白いほうに、楽しいコトがありそうなほうに、売るのが賢いってモノでしょう?」
「面白いほう?」
「面白くて楽しいほう!」
 陽気な笑顔で、指で持った茎をひねって、花をくるりと一回転させる。
「いかがですか?旅に怪我は付き物、旅に用心は必要不可欠!」
 歌うように言い放って、花売りの少女はぬっと、青い花をリナの目の前に突きだした。
「傷、病を癒やして旅に彩りを添える!可憐な珍花、青い花びらのアンセヌカはいかがですか!」

                            ***

 中途半端な長さの黒髪をさらりと流して、白い冷たい肌の魔族は、おかしそうに笑った。
「で、買わなかったんですか?」
「いくらなんでも値が張りすぎるわよ」
 無造作にショルダー・ガードやらショート・ソードやら、ジェルズ・アミュレット、ブーツ、バンダナ、……と、武装を解きながら、リナはあっさり答える。
「あれ一輪だけで、今日のもうけの一割がトぶわ」
 ベッドの脇に置いてあるのは、ずしりと重たげな袋。閉まりきれずに開いている口の、隙間から見えるのは、美しい光沢を放つ宝石や、蜜のような輝きを放つ金貨や、凝った造りの不思議な石模様の石像や。
「美しい上にほぼ万能薬ですからねぇ――貴族のインテリアとしても、人気が高いようですよ」
「ドジは踏まないようにしてるし、万が一必要なときには、買ったり採ったりすればいいからね。わざわざこんなときに買おうとは思わないわ。……長持ちはするにしても、やっぱり根から離した花はすぐ使いものにならなくなるし――」
 身軽になると、リナは今度は宝のつまった袋の方に手を伸ばした。
 宝石を取りだして艶や傷などを調べる。
「本物とも限らないしね。青い扇形の花びら――薄い黄色の線が走っている筈なんだけど。あの時はちゃんと確認できなかったし。あんまり有名な花じゃないから、適当にごまかせば偽物だって気付かれずに売れると思うわ――……あ、これ高く売れそ♪」
「リナさん」
「何よ?」
 ―――これはあとで、魔法かけとこうかしらねー。
 慣れた手つきで、リナは宝石を寄り分けている。
「今日は花祭りでしたね」
「明日からは、もっとすごいらしいわよ」
「今日もたくさんあったじゃないですか。花」
「強かったわねー、香りが」
「……………。………香りも、でしたね」
 ゼロスは曖昧な表情で微笑む。宝に意識の大半を向けているリナを、壁にもたれかかって眺めて、薄く目を開けた。口元に佩かれた笑みと開いた瞳の漆黒が、合わせてどこか酷薄だ。
「さて、僕もそろそろ、失礼するとしますか」
「はいはい。帰るならさっさと帰って頂戴」
 振り向きもせずに言い放ってから、リナは何とも言いがたい間を持ってゼロスの方を向いた。
「―――ゼロス」
 つらぬく朱の瞳が強い。
「それであんたの目的は何なの?」
 黒い魔族は暗い深い闇を覗かせたまま、いっそう楽しそうにおかしそうに微笑みを咲かせた。

                         ***

 ―――そのとき、リナは知らなかった。
 ゼロスが花の話に触れた理由。


******
 必死に性格を本物に似せようと努力したのですが、いかがでしたでしょうか?
 感想をいただけたら、とっても嬉しいので、どうかお願いいたします。
 それでは失礼をば……。

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8093初めまして。ユノア E-mail 10/31-23:39
記事番号8092へのコメント

> こんにちは、庵 瑠嬌でございます。

初めまして!庵さん。
ユノアと言います。

> 覚えてらっしゃる方いますでしょうか。ゼロリナ狂いの駄文書きですの。

覚えてます!!
って、庵さんは私のこと知らないんですが・・・・・
というのも?ここを発見?したのがつい最近で、
小説は読まさせて頂いたものの、感想を書くことがなかったんですぅ。
すみませんです。
で、もう、もう、もう!!です。
庵さんの小説って素晴らしいですねぇ。どれも、これも最高です!!
表現力のない私なので、何と言って良いのか分からないのですが、
もう、感動しまくってるんですぅ。
だもんで、感想が書けて、すごく浮かれまくってる次第です。
と、いきなりの感想で、馴れ馴れしい口調で、申し訳ありませんです。

> 連続ものは、きちんと続くか不安なので、書き上げるまで投稿しない主義だったのですが、このままでは完璧に忘れ去られるかもしれないと危惧致しまして、投稿することにしました。
> ―――途中で切れてしまわないよう、努力しますので、読んでいただければ光栄でございます。

これを読まないでどうする!!って感じですね。私は。
庵さんの名前を見つけて、キャ――――って発狂しましたから(笑)。


> 必死に性格を本物に似せようと努力したのですが、いかがでしたでしょうか?
> 感想をいただけたら、とっても嬉しいので、どうかお願いいたします。
> それでは失礼をば……。

とっても、面白かったです。
続きがすっごく気になってます。
どうなるんでしょうねぇ?楽しみです♪
相変わらず、庵さんの小説って表現力が優れてるなぁって思っております。
う〜ん。やっぱり上手く言えないのですが、
庵さんの、リナとゼロスのやりとりって好きなんですよねぇ。

えっと、思いっきり、中途半端で、何か変な感想になってしまいましたが、
これで、終わらせて頂きます。
それでわ。


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8100お初にお目にかかります。庵 瑠嬌 11/3-14:57
記事番号8093へのコメント

>
>初めまして!庵さん。
>ユノアと言います。

 初めまして。これからもよろしくお願い致します。

>> 覚えてらっしゃる方いますでしょうか。ゼロリナ狂いの駄文書きですの。
>
>覚えてます!!
>って、庵さんは私のこと知らないんですが・・・・・
>というのも?ここを発見?したのがつい最近で、
>小説は読まさせて頂いたものの、感想を書くことがなかったんですぅ。
>すみませんです。

 いえいえ。わたくしの方も、一方的にユノアさんのお話を読んでおりながら、感想を書いておりませんから……。(ヲイ)
 それに、感想を書いていただけることが無くても、読んで頂けたというだけで、それだけで十分嬉しいというものですわ。

>で、もう、もう、もう!!です。
>庵さんの小説って素晴らしいですねぇ。どれも、これも最高です!!
>表現力のない私なので、何と言って良いのか分からないのですが、
>もう、感動しまくってるんですぅ。
>だもんで、感想が書けて、すごく浮かれまくってる次第です。
>と、いきなりの感想で、馴れ馴れしい口調で、申し訳ありませんです。

 素晴らしい。最高……。
 ユノアさん、一単語だけで、わたくしを有頂天にさせておられますわ!
 ええっ、わたくしも、あれほど上手にお話を書かれるユノアさんに、感想が頂けて、浮かれまくっておりますっ!

>> 連続ものは、きちんと続くか不安なので、書き上げるまで投稿しない主義だったのですが、このままでは完璧に忘れ去られるかもしれないと危惧致しまして、投稿することにしました。
>> ―――途中で切れてしまわないよう、努力しますので、読んでいただければ光栄でございます。
>
>これを読まないでどうする!!って感じですね。私は。
>庵さんの名前を見つけて、キャ――――って発狂しましたから(笑)。

 そこまで言っていただくと、わたくしこそ、喜びのあまり発狂してしまいますわ(笑)
 ああ、久しぶりに投稿して、ここまで幸せでいいのかしらわたくし。

>とっても、面白かったです。
>続きがすっごく気になってます。
>どうなるんでしょうねぇ?楽しみです♪
>相変わらず、庵さんの小説って表現力が優れてるなぁって思っております。
>う〜ん。やっぱり上手く言えないのですが、
>庵さんの、リナとゼロスのやりとりって好きなんですよねぇ。

 あー、ありがとうございますぅぅぅぅっ!
 わたくしの表現力なんぞ、それこそ、ユノアさんの何十分の一も持ち合わせてはおりませんが、お気に召していただけたならば光栄至極。
 リナさんとゼロスさんのやりとりは……たいてい趣味の世界ですけれども(笑)だからこそ、どれほど時間がたとうとも、このノリは変わらないと思いますわ。
 お好きだとおっしゃっていただけると、このまま突っ走って行きそうで怖いですね。けど幸せ♪

>えっと、思いっきり、中途半端で、何か変な感想になってしまいましたが、
>これで、終わらせて頂きます。
>それでわ。

 感想、ありがとうございました。
 二話も読んでいただければ嬉しいです……。
 それでは失礼をば――


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8094Re:花と娘と高砂 時緒 E-mail 10/31-23:55
記事番号8092へのコメント

こんにちはっ☆固定客(笑)と化している時緒です(^^)
それでは、感想です。

> ―――なぜ、道を歩くだけでこんな妙な人間に出会うのだろう。しかも頻繁に。
> 自分はもしかして、ゼフィーリアを出るときに、姉に妙な呪いでもかけられたのではないかと、一瞬リナはけっこう真剣に疑った。
 ――…ありえますね、あのお姉さんなら(笑)
 『これも修行よ。』とか言って(^^;)リナちゃんもかわいそうに(爆)

> 一般の人間から見れば、本人もじゅうぶん異常だから、つまり類友というものなのであろう。
> 類は、友を呼ぶのだ。
 もうこれでもかっ!ってくらい呼んでますもんね。

>「睡眠薬にも毒薬にも、麻薬にすら使える現代のニーズに応えたスグレモノ。しかも速効性で、ウッカリ殺しちゃっても自然死同様、証拠も疑いもなぁんにも、残らないんですよっ!」
 ここの前の部分読んだだけでは「おや?」ってくらいにしか思わなかったんですけど……
 要約したらそうなりますねぇ(^ー^)

> ―――この状況下でも、ひきつってはいるものの、笑顔をキープしているのは、見上げた根性であろう。
 ――わたし、こんなことができるのってゼロスさんくらいだと思ってましたよ。
 なかなかやりますね、謎の少女さん。

>「―――ゼロス」
> つらぬく朱の瞳が強い。
>「それであんたの目的は何なの?」
> 黒い魔族は暗い深い闇を覗かせたまま、いっそう楽しそうにおかしそうに微笑みを咲かせた。
 はう。場の空気がいきなり変わったって感じですね。ゼロスさんがなんか企んでる〜。
 まあ、彼の場合、なんにも企んでないことの方が珍しいと言うか……ほぼ見たことがないですね(汗)。ゼロスさんのことですし。

 謎の少女にゼロスさん……今回もリナちゃんは妙なことに巻きこまれそうですねぇ。
 続きがすっごく楽しみです。次回もがんばってくださいね。
 きっと固定客としてちゃっかり読んでるでしょうから(笑)
 それでは・時緒でした☆

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8101固定のお客様へ(笑)庵 瑠嬌 11/3-15:09
記事番号8094へのコメント


 こんにちは!感想ありがとうございます、庵 瑠嬌でございますっ☆
 そうですかー、やはり固定客となっておられましたのね、高砂さんっ!
 それではありがたく賜らせていただきますわ感想♪

>こんにちはっ☆固定客(笑)と化している時緒です(^^)
>それでは、感想です。
>
>> ―――なぜ、道を歩くだけでこんな妙な人間に出会うのだろう。しかも頻繁に。
>> 自分はもしかして、ゼフィーリアを出るときに、姉に妙な呪いでもかけられたのではないかと、一瞬リナはけっこう真剣に疑った。
> ――…ありえますね、あのお姉さんなら(笑)
> 『これも修行よ。』とか言って(^^;)リナちゃんもかわいそうに(爆)

 おかげで楽しい旅路(笑)
 ええ、でもイイ修行になっているんじゃありませんか?
 人間的に今とてもたくましいですよねリナさん。

>> 一般の人間から見れば、本人もじゅうぶん異常だから、つまり類友というものなのであろう。
>> 類は、友を呼ぶのだ。
> もうこれでもかっ!ってくらい呼んでますもんね。

 出会う人々、一人一人が濃いですよねー性格。
 やはり、吸引力というものなのでしょうか。
 お姉さまに、呪いの一つや二つ、かけられていても何の不思議も……(殴打)

>
>>「睡眠薬にも毒薬にも、麻薬にすら使える現代のニーズに応えたスグレモノ。しかも速効性で、ウッカリ殺しちゃっても自然死同様、証拠も疑いもなぁんにも、残らないんですよっ!」
> ここの前の部分読んだだけでは「おや?」ってくらいにしか思わなかったんですけど……
> 要約したらそうなりますねぇ(^ー^)

 たいていの薬は毒にもなりますし、その例の良い証拠だということで。(良いか?)

>> ―――この状況下でも、ひきつってはいるものの、笑顔をキープしているのは、見上げた根性であろう。
> ――わたし、こんなことができるのってゼロスさんくらいだと思ってましたよ。
> なかなかやりますね、謎の少女さん。

 今回の脇役キャラはたくましくで攻めようかなぁ……と。
 個性のある人を出したかったんです……(笑)

>>「―――ゼロス」
>> つらぬく朱の瞳が強い。
>>「それであんたの目的は何なの?」
>> 黒い魔族は暗い深い闇を覗かせたまま、いっそう楽しそうにおかしそうに微笑みを咲かせた。
> はう。場の空気がいきなり変わったって感じですね。ゼロスさんがなんか企んでる〜。
> まあ、彼の場合、なんにも企んでないことの方が珍しいと言うか……ほぼ見たことがないですね(汗)。ゼロスさんのことですし。

 なにか企んでいるように見せかけて、なにも考えていない、というのも面白そうですけどね☆
 そうなると、だんだんガウリイさんとかぶってしまいますし(^^)

> 謎の少女にゼロスさん……今回もリナちゃんは妙なことに巻きこまれそうですねぇ。
> 続きがすっごく楽しみです。次回もがんばってくださいね。
> きっと固定客としてちゃっかり読んでるでしょうから(笑)
> それでは・時緒でした☆
>
 今回の『妙なこと』では……リナさんには一抹の責任も生じるかもしれませんが、ええ、主な原因は、恐らくゼロスさんでしょう。
 次回も読んでくださいませ。
 ええ、固定客なんですのねっ信じておりますわっ!!
 では、本当に感想、ありがとうございました。
 二話めも頂けたら嬉しいですわ―……(我侭)


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8097はじめましてっ!毬藻 11/1-17:27
記事番号8092へのコメント

> こんにちは、庵 瑠嬌でございます。
 初めまして〜毬藻と申します☆
 庵さん(失礼すぎ?)の書く小説の一ファンです!(^O^)
> 覚えてらっしゃる方いますでしょうか。ゼロリナ狂いの駄文書きですの。
 忘れられるわけないです!ここにあるものは全て読ませて頂きましたから!! 
> ―――途中で切れてしまわないよう、努力しますので、読んでいただければ光栄でございます。
 そんな・・・読めるだけでありがたいです・・・・・・
> それではどうぞ。付記致しますと、これはゼロリナです。
 ゼロリナって素晴らしい!!(爆)
 えーと・・・感想です。人様の作品に感想を書かせてもらうのは初めてです。
 変なこととかバカなこと書いてたりするかもしれません・・・
 ご容赦願います!!(>_<)
> 派手な色使いの、祭りにふさわしい衣装で、その少女は突如、出現した。
 出現したっていうもんですから、一瞬、人間じゃない!?とか思ってしまいましたぁ・・・(バカ)
> 声をかけられた側のリナ・インバースは、何かとてもいやそうな顔であたりを目線だけで見渡した。この少女に声をかけられたのは、自分以外の人間かもしれない、という、儚い希望を持って。
 やっぱり進んで関わりたくはないんですね・・・って、あたりまえか。(^.^;
>「あんたいったいどこから湧いてでた……?」
 湧いて出たって・・・そんな虫が出てきたみたいな・・・
 まあ、彼女にしてみれば、虫とかの方がまだ良かったのかも・・・?(謎)
>「見えなかったんですか?」
>「その方がよかったよーな気もする今日この頃……」
> 十秒前には、確実にいなかった。
> 九秒前から、この少女は目の前でにこにこ笑っている。
> さて、間の一秒に起こったことは。
 何だったのでせう・・・?(・・?
>「あそこの家には、営業協力していただいてるんです」
> と、脈絡なしに通りの家の屋根から飛び降りてきた少女は、たたき売りとばかりに笑顔を大量生産する。
>「…………飛び降りるために?」
>「ハイっ」
 なるほど・・・飛び降りたんですか・・・納得。(・。・)
> その人混みの間をぬって、屋根から飛び降り着地してきたことは、どこぞのお姫様に見習って欲しいほどに見事なわざであった。
 アメリア姫のことですよねー。まあ、着地失敗するのは、それはそれでカワイーんですけどね☆あれはもうお約束ですから。(*^-^*)
> 優れた身体能力を持った、飛び降り花売り娘。
>(…………………)
> ―――なぜ、道を歩くだけでこんな妙な人間に出会うのだろう。しかも頻繁に。
> 自分はもしかして、ゼフィーリアを出るときに、姉に妙な呪いでもかけられたのではないかと、一瞬リナはけっこう真剣に疑った。
 あらー。人を疑う前にまず自分を・・・(殴)でもやりそうですねぇ。(撲殺)
> 一般の人間から見れば、本人もじゅうぶん異常だから、つまり類友というものなのであろう。
 ・・・どこか異常な主人公って好きです・・・いえ、あんましイッちゃってるのもイヤですけど。(^.^;
>「本当にいいんですよ、わたしのお花ーっ!お茶に浮かべて飲めば次の瞬間、グッスリ眠れますし、匂い袋にして枕元においておけば、永遠にイイ夢見れますし、人に定期的に贈れば、いつしかそれナシには生きてはいられないくらい気に入ってもらえますしーっ」
 ・・・・・・え?!それって・・・!
>「―――……」
> なにかが、ひっかかった。
>「睡眠薬にも毒薬にも、麻薬にすら使える現代のニーズに応えたスグレモノ。しかも速効性で、ウッカリ殺しちゃっても自然死同様、証拠も疑いもなぁんにも、残らないんですよっ!」
 スゴイッ!!!←ちっがーーーう!
>「朗らかに毒の花売りつけるなぁぁぁぁっっ!!」
 朗らかにっていうのがまた彼女の逆鱗に触れたのでしょうか・・・?
 いや、でも・・・怪しく売りつけられるのも・・・ちょっと・・・(謎爆)
> 示していた花をかかえた束の中に戻し、少女はまた一輪、花を取り出す。
>「コレなんていかがですっ?」
>「あんた、いい加減に―――!」
> 怒鳴りかけて、リナは絶句した。
>「…………………あんた」
>「はぁいっ♪」
>「……………。それ、何」
>「お花――――☆」
> がしっ。
> 襟首をつかんで、凶悪なまなざしをくれつつにっこり微笑んでやると、少女はさすがに動揺の表情で、大人しく従順に素直に答えた。
 リナちゃん恐いっ☆←失礼!!
 さすがですねー。変人に強い!!(殴)
>「アンセヌカですよ。アンセヌカ。可愛いお花でしょう?」
> ―――この状況下でも、ひきつってはいるものの、笑顔をキープしているのは、見上げた根性であろう。
>「えぇーえ。確かにキレーね。うすい青の花びら、形は扇ね。重なりが特にいいわ。がくの方に向かって、少しずつ色が薄くなっているみたい」
 何かモデルになったりしてる花があるのですか?
 それとも、アンセヌカって実在する花だったり・・・?(?_?)
>「ねぇ。知ってんの、あんた。この花一本で、とうぶん遊んで暮らせるくらいの、金額が手に入るわよ」
>「でも、それだけじゃないですか!」
> 花売りの少女は、ひたすら明るい。
>「同じオカネを手に入れるなら、やっぱり面白いほうに、楽しいコトがありそうなほうに、売るのが賢いってモノでしょう?」
>「面白いほう?」
>「面白くて楽しいほう!」
 ・・・やはり変わった少女なんですねぇ。
>「で、買わなかったんですか?」
>「いくらなんでも値が張りすぎるわよ」
> 無造作にショルダー・ガードやらショート・ソードやら、ジェルズ・アミュレット、ブーツ、バンダナ、……と、武装を解きながら、リナはあっさり答える。
>「あれ一輪だけで、今日のもうけの一割がトぶわ」
 そんなに高価なモノなんですか・・・彼女にならへでもないような気もするんですがねぇ。
> ベッドの脇に置いてあるのは、ずしりと重たげな袋。閉まりきれずに開いている口の、隙間から見えるのは、美しい光沢を放つ宝石や、蜜のような輝きを放つ金貨や、凝った造りの不思議な石模様の石像や。
 盗賊いぢめ・・・ですか???
>「美しい上にほぼ万能薬ですからねぇ――貴族のインテリアとしても、人気が高いようですよ」
>「ドジは踏まないようにしてるし、万が一必要なときには、買ったり採ったりすればいいからね。わざわざこんなときに買おうとは思わないわ。……長持ちはするにしても、やっぱり根から離した花はすぐ使いものにならなくなるし――」
 おおうっ!!考えが深い!!!私は浅い方ですからねぇ。←比べるなって!
>「さて、僕もそろそろ、失礼するとしますか」
>「はいはい。帰るならさっさと帰って頂戴」
 彼は何しに来たんでしょう・・・?いえ、ゼロリナなのは分かってるんですが。
>「―――ゼロス」
> つらぬく朱の瞳が強い。
>「それであんたの目的は何なの?」
> 黒い魔族は暗い深い闇を覗かせたまま、いっそう楽しそうにおかしそうに微笑みを咲かせた。
 カッコイィィィッ!!こーゆーシーン大っ好き!!!(*^-^*)
> ―――そのとき、リナは知らなかった。
> ゼロスが花の話に触れた理由。
 私も分かんないですぅ・・・続き・・・気になります・・・。
 あ、でも・・・アホなもんで、全て読んでも理解できないかも知れないです・・・シクシク。
> 必死に性格を本物に似せようと努力したのですが、いかがでしたでしょうか?
 もー、すっごく良かったです!リナちゃんの言動とか!!
> 感想をいただけたら、とっても嬉しいので、どうかお願いいたします。
 書かせて頂きました!って、嬉しくないですよね・・・私なんかからもらったって・・・・・・(-_-;)
> それでは失礼をば……。
 お疲れ様でした!!
 ・・・あの〜、メチャクチャ古い話題なんですが、『庵』って、どういう意味なのでしょう?バカ正直に国語辞典で調べてみたのですが、よく分かんなかったです・・・
 恐らく、国語辞典はまったく悪くないと思われます。悪いのは、私の頭でしょうから。
 えーと、そこら辺が気になって夜も眠れません。よろしければ教えていただけないでしょうか・・・?
 ああ・・・感想になってないですね。すいません。m(_ _)m
 こーゆー時は、『子供だからを』言い訳にしてみたくなります・・・
 それでは、続き楽しみにしています。頑張ってくださいね!!毬藻でした〜☆

 

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8104こちらこそ初めまして。庵 瑠嬌 11/3-16:33
記事番号8097へのコメント


> 初めまして〜毬藻と申します☆
> 庵さん(失礼すぎ?)の書く小説の一ファンです!(^O^)

 初めまして。ファンだなんて……ありがとうございます☆(本気に受け取る奴)
 庵とでも、瑠嬌とでも、お好きなようにお呼びくださいませ。

>> 覚えてらっしゃる方いますでしょうか。ゼロリナ狂いの駄文書きですの。
> 忘れられるわけないです!ここにあるものは全て読ませて頂きましたから!! 

 そっ……そうなんですかっ!_
 まぁぁぁ……ありがとうございますー。でも恥ずかしいですわ……。
 文体や話の中身の変わりように、思春期真っ只中の小娘の成長を感じ取っておいてくださいませ……。
 
>> ―――途中で切れてしまわないよう、努力しますので、読んでいただければ光栄でございます。
> そんな・・・読めるだけでありがたいです・・・・・・
>> それではどうぞ。付記致しますと、これはゼロリナです。
> ゼロリナって素晴らしい!!(爆)
> えーと・・・感想です。人様の作品に感想を書かせてもらうのは初めてです。
> 変なこととかバカなこと書いてたりするかもしれません・・・
> ご容赦願います!!(>_<)

 いいえぇっ!!わたくしはけっこう何回も感想書いておりますが、人様の作品に、身の程知らずに毎回毎回、変な事、バカなことを書き連ねておりますの。
 それに比べたら(失礼)、毬藻さんの感想なんて、もう、わたくしを狂喜乱舞させる素晴らしいものですわ!!
 初めての感想が、わたくしの話だなんて、光栄です。
 あまりの返事の馬鹿馬鹿しさに、これ以後誰にも感想など書かない、とお思いになら無いよう……。

>> 派手な色使いの、祭りにふさわしい衣装で、その少女は突如、出現した。
> 出現したっていうもんですから、一瞬、人間じゃない!?とか思ってしまいましたぁ・・・(バカ)

 ある意味、非人間的でしょうか(笑)
 スレイヤーズ世界の人々って、人間だというのに、かなり高い所に飛んだり飛び降りたりしてますよね。
 足の骨の衝撃を緩和する能力が……異常に発達しているような気が(笑)。脚力とか。

>> 声をかけられた側のリナ・インバースは、何かとてもいやそうな顔であたりを目線だけで見渡した。この少女に声をかけられたのは、自分以外の人間かもしれない、という、儚い希望を持って。
> やっぱり進んで関わりたくはないんですね・・・って、あたりまえか。(^.^;

 お金になりそうだったならば、また話は別なんでしょうけど。(^^;)

>>「あんたいったいどこから湧いてでた……?」
> 湧いて出たって・・・そんな虫が出てきたみたいな・・・
> まあ、彼女にしてみれば、虫とかの方がまだ良かったのかも・・・?(謎)

 ナメクジは駄目ですけどね(笑)←あれは虫なのでしょうか。
 実際は湧いて出たのではなく、落ちてきたのですが、まぁ、言葉のノリで。

>>「見えなかったんですか?」
>>「その方がよかったよーな気もする今日この頃……」
>> 十秒前には、確実にいなかった。
>> 九秒前から、この少女は目の前でにこにこ笑っている。
>> さて、間の一秒に起こったことは。
> 何だったのでせう・・・?(・・?

 解答は下で明らかに!!(クイズ番組の司会調)

>>「あそこの家には、営業協力していただいてるんです」
>> と、脈絡なしに通りの家の屋根から飛び降りてきた少女は、たたき売りとばかりに笑顔を大量生産する。
>>「…………飛び降りるために?」
>>「ハイっ」
> なるほど・・・飛び降りたんですか・・・納得。(・。・)

 凄いでしょう。これぞ花売り娘の根性(笑)

>> その人混みの間をぬって、屋根から飛び降り着地してきたことは、どこぞのお姫様に見習って欲しいほどに見事なわざであった。
> アメリア姫のことですよねー。まあ、着地失敗するのは、それはそれでカワイーんですけどね☆あれはもうお約束ですから。(*^-^*)

 それでも、打撲も擦り傷も、さほどダメージがなさそうなのが驚異ですよね。
 あれはあれでスゴイ……(笑)懲りない所が魅力ですわ。

>> 優れた身体能力を持った、飛び降り花売り娘。
>>(…………………)
>> ―――なぜ、道を歩くだけでこんな妙な人間に出会うのだろう。しかも頻繁に。
>> 自分はもしかして、ゼフィーリアを出るときに、姉に妙な呪いでもかけられたのではないかと、一瞬リナはけっこう真剣に疑った。
> あらー。人を疑う前にまず自分を・・・(殴)でもやりそうですねぇ。(撲殺)

 本人の強烈な個性と、姉上の密かな呪いによってとか……(撃沈)

>> 一般の人間から見れば、本人もじゅうぶん異常だから、つまり類友というものなのであろう。
> ・・・どこか異常な主人公って好きです・・・いえ、あんましイッちゃってるのもイヤですけど。(^.^;

 リナさんはイッてはいませんが、やっぱり異常ですよね。
 周囲も常軌を逸しているんで、ときどき忘れちゃうんですけど。

>>「本当にいいんですよ、わたしのお花ーっ!お茶に浮かべて飲めば次の瞬間、グッスリ眠れますし、匂い袋にして枕元においておけば、永遠にイイ夢見れますし、人に定期的に贈れば、いつしかそれナシには生きてはいられないくらい気に入ってもらえますしーっ」
> ・・・・・・え?!それって・・・!

 ふっふっふっふ・・・・・・裏の意味を一度で読み取れますか?(怪)

>>「―――……」
>> なにかが、ひっかかった。
>>「睡眠薬にも毒薬にも、麻薬にすら使える現代のニーズに応えたスグレモノ。しかも速効性で、ウッカリ殺しちゃっても自然死同様、証拠も疑いもなぁんにも、残らないんですよっ!」
> スゴイッ!!!←ちっがーーーう!

 ……イヤ、確かに……あったら凄いと思いますよ。
 ただ、あって欲しく無いですケド……(汗)

>>「朗らかに毒の花売りつけるなぁぁぁぁっっ!!」
> 朗らかにっていうのがまた彼女の逆鱗に触れたのでしょうか・・・?
> いや、でも・・・怪しく売りつけられるのも・・・ちょっと・・・(謎爆)

 朗らかには問題ないんですけど、毒の花っていうのが……。あいまって妙な相乗効果を。
 怪しくそういうものを売りつけられるのは……うーんと、ほら、ミニ文庫で、怪しげな薬師みたいな美少女がいたじゃないですか。(ご存知でしょうか)
 かぶっちゃまずいですしー。

>> 示していた花をかかえた束の中に戻し、少女はまた一輪、花を取り出す。
>>「コレなんていかがですっ?」
>>「あんた、いい加減に―――!」
>> 怒鳴りかけて、リナは絶句した。
>>「…………………あんた」
>>「はぁいっ♪」
>>「……………。それ、何」
>>「お花――――☆」
>> がしっ。
>> 襟首をつかんで、凶悪なまなざしをくれつつにっこり微笑んでやると、少女はさすがに動揺の表情で、大人しく従順に素直に答えた。
> リナちゃん恐いっ☆←失礼!!
> さすがですねー。変人に強い!!(殴)

 対処方法は熟知しておられます。
 さすがに何年も変人奇人道中を送っていれば……(笑)

>>「アンセヌカですよ。アンセヌカ。可愛いお花でしょう?」
>> ―――この状況下でも、ひきつってはいるものの、笑顔をキープしているのは、見上げた根性であろう。
>>「えぇーえ。確かにキレーね。うすい青の花びら、形は扇ね。重なりが特にいいわ。がくの方に向かって、少しずつ色が薄くなっているみたい」
> 何かモデルになったりしてる花があるのですか?
> それとも、アンセヌカって実在する花だったり・・・?(?_?)

 ナイです。完璧に作ってます。
 本当にあったらどうしよう……(汗)

>>「ねぇ。知ってんの、あんた。この花一本で、とうぶん遊んで暮らせるくらいの、金額が手に入るわよ」
>>「でも、それだけじゃないですか!」
>> 花売りの少女は、ひたすら明るい。
>>「同じオカネを手に入れるなら、やっぱり面白いほうに、楽しいコトがありそうなほうに、売るのが賢いってモノでしょう?」
>>「面白いほう?」
>>「面白くて楽しいほう!」
> ・・・やはり変わった少女なんですねぇ。

 いやー、今回は変わった人を出したかったんで。

>>「で、買わなかったんですか?」
>>「いくらなんでも値が張りすぎるわよ」
>> 無造作にショルダー・ガードやらショート・ソードやら、ジェルズ・アミュレット、ブーツ、バンダナ、……と、武装を解きながら、リナはあっさり答える。
>>「あれ一輪だけで、今日のもうけの一割がトぶわ」
> そんなに高価なモノなんですか・・・彼女にならへでもないような気もするんですがねぇ。

 でも、やっぱもったいないんですよ♪
 商売人の娘ですし、不要なものは買わん!というコトで(ケチ……?)。

>> ベッドの脇に置いてあるのは、ずしりと重たげな袋。閉まりきれずに開いている口の、隙間から見えるのは、美しい光沢を放つ宝石や、蜜のような輝きを放つ金貨や、凝った造りの不思議な石模様の石像や。
> 盗賊いぢめ・・・ですか???

 それ以外のなんだと(笑)
 解りにくかったでしょうかね。
 
>>「美しい上にほぼ万能薬ですからねぇ――貴族のインテリアとしても、人気が高いようですよ」
>>「ドジは踏まないようにしてるし、万が一必要なときには、買ったり採ったりすればいいからね。わざわざこんなときに買おうとは思わないわ。……長持ちはするにしても、やっぱり根から離した花はすぐ使いものにならなくなるし――」
> おおうっ!!考えが深い!!!私は浅い方ですからねぇ。←比べるなって!

 や、あとから付け加えたこじつけです(をいっっ!)
 わたくしも考え浅いですからー……でも、リナさんならわたくしが考えていない事も考えているはず!ですわ。

>>「さて、僕もそろそろ、失礼するとしますか」
>>「はいはい。帰るならさっさと帰って頂戴」
> 彼は何しに来たんでしょう・・・?いえ、ゼロリナなのは分かってるんですが。

 ……ふっふっふっ。なにもなかったりして(殴打)
 いっ、いやっ、冗談ですわ無論の事!!

>>「―――ゼロス」
>> つらぬく朱の瞳が強い。
>>「それであんたの目的は何なの?」
>> 黒い魔族は暗い深い闇を覗かせたまま、いっそう楽しそうにおかしそうに微笑みを咲かせた。
> カッコイィィィッ!!こーゆーシーン大っ好き!!!(*^-^*)

 わたくしもこーゆーシーン書くの大好き……。
 で、好きなシーンを書いたら、一回力尽きたわけなんですけど(笑)

>> ―――そのとき、リナは知らなかった。
>> ゼロスが花の話に触れた理由。
> 私も分かんないですぅ・・・続き・・・気になります・・・。
> あ、でも・・・アホなもんで、全て読んでも理解できないかも知れないです・・・シクシク。

 それは、わたくしの話の収集能力と表現力に問題があるわけで、毬藻さんのせいではありませんよ……。
 判りやすく終わるよう、努力致しますわ!

>> 必死に性格を本物に似せようと努力したのですが、いかがでしたでしょうか?
> もー、すっごく良かったです!リナちゃんの言動とか!!

 やー、いま読みかえすと、どこが似ている……?という感じなんですけど(泣)

>> 感想をいただけたら、とっても嬉しいので、どうかお願いいたします。
> 書かせて頂きました!って、嬉しくないですよね・・・私なんかからもらったって・・・・・・(-_-;)

 いやいやいやいや!!!
 それだけはナイです!嬉しいですとっても、ありがとうございます!!
 毬藻さんにもらって、わたくしもうひたすらハッピーですのよ―――っっ!!
 ここで書くのも外道ですが、わたくしは、毬藻さんのお話読んでいて、まぁ、こんな御方から感想を頂けるなんてっ!と感激したんですから!!

>> それでは失礼をば……。
> お疲れ様でした!!
> ・・・あの〜、メチャクチャ古い話題なんですが、『庵』って、どういう意味なのでしょう?バカ正直に国語辞典で調べてみたのですが、よく分かんなかったです・・・
> 恐らく、国語辞典はまったく悪くないと思われます。悪いのは、私の頭でしょうから。
> えーと、そこら辺が気になって夜も眠れません。よろしければ教えていただけないでしょうか・・・?

 えーっと、俗世間を離れた方々が、人里はなれたところに構えた、粗末な家のことでございます。
 わたくしに似合わないというのは、そこに住んでおられる方は、皆、煩悩も欲も取り払った、まったく、浄化された人びとだからでございます。(世間的には)
 ……これで正しかったはず……もしも、勘違いしていたらどうしましょう。
 念のために、周りの大人の方にお尋ねするのも、一手ですわ。
 ――しかし、本当に昔の話もお読みになられたんですのねー。嬉しいです。けれど、ああ恥ずかしい……。

> ああ・・・感想になってないですね。すいません。m(_ _)m
> こーゆー時は、『子供だからを』言い訳にしてみたくなります・・・
> それでは、続き楽しみにしています。頑張ってくださいね!!毬藻でした〜☆

 わたくしは十分、子供で、それを必要以上に言い訳にしておりますから、耳に痛いですわね……。(笑)
 でも、毬藻さんの感想は立派に感想でしたわ!
 わざわざこんなにたくさん、ありがとうございました!!
 またいただければこの庵、大喜び致します。
 それでは次回も読んでいただけることを祈って……

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8103初めまして。北上沙菜 E-mail 11/3-16:25
記事番号8092へのコメント

庵 瑠嬌さんは No.8092「花と娘と」で書きました。
>
>
> こんにちは、庵 瑠嬌でございます。
> 覚えてらっしゃる方いますでしょうか。ゼロリナ狂いの駄文書きですの。
初めまして。北上沙菜という者です。某HPでゼロリナにはまった、新参者です。このHPにあるゼロリナ作品を少しずつ読ませてもらっているので、お名前は存じております。素晴らしいゼロリナ作品でした。
> 連続ものは、きちんと続くか不安なので、書き上げるまで投稿しない主義だったのですが、このままでは完璧に忘れ去られるかもしれないと危惧致しまして、投稿することにしました。
> ―――途中で切れてしまわないよう、努力しますので、読んでいただければ光栄でございます。
続きを楽しみに待っております。無理なさらずに続きを書いて下さい。
>******
>
> 〈花と娘と〉
>
>
> 緑の丈の短い上着に、タータンチェックの赤系統の色をしたスカート。白いブラウスにはひだがたくさんついている。魔女のかぶるようなとんがり帽子は、鮮やかなオレンジだ。
> 派手な色使いの、祭りにふさわしい衣装で、その少女は突如、出現した。
こんな可愛い格好の少女が突然現れたら、リナちゃんでなくてもびっくりしますね。
>「おねえさんっ」
> 両手に抱えているのは大きな籠。その中には、白や薄紅や水色や淡い青の花。葉は取られている。明らかに飾りや香りつけなどに使うものだ。
> にっこり笑って少女は、一輪の花を差し出す。
>「お花!いかがですか?」
> 声をかけられた側のリナ・インバースは、何かとてもいやそうな顔であたりを目線だけで見渡した。この少女に声をかけられたのは、自分以外の人間かもしれない、という、儚い希望を持って。
>「……………」
> ひとしきりまわりを確認して、間違いなく少女が笑顔を向けているのは、自分だということを認識すると、彼女はこっそりうんざりしたような溜息をもらした。
あんまり関わり合いたくないですよね。明らかに怪しい出現の仕方をしていますし。
> とりあえず花を受け取らない。まず、ジト目で少女を見やる。
>「…………その前に」
> 順序立てて物事を進めるのは、良いことである。
> 疲れた――というより、飽き果てた声で、投げやりにリナは言いやった。
>「あんたいったいどこから湧いてでた……?」
>「見えなかったんですか?」
>「その方がよかったよーな気もする今日この頃……」
> 十秒前には、確実にいなかった。
> 九秒前から、この少女は目の前でにこにこ笑っている。
> さて、間の一秒に起こったことは。
>「あそこの家には、営業協力していただいてるんです」
> と、脈絡なしに通りの家の屋根から飛び降りてきた少女は、たたき売りとばかりに笑顔を大量生産する。
>「…………飛び降りるために?」
>「ハイっ」
> 皮肉の混じった彼女の声にも、少女は朗らかに答える。
> 今日は花祭りである。本格的に始まるのは明日からだが、今日の今でも人通りは多い。
> その人混みの間をぬって、屋根から飛び降り着地してきたことは、どこぞのお姫様に見習って欲しいほどに見事なわざであった。
屋根から飛び降りるなんて行為は高所恐怖症の私にはとてもマねできません。それをあっさりやってしまえるなんて、凄い度胸のある少女ですね。でもたった1秒で突然出現できるのでしょうか。更に、怪しいですね。
どこぞのお姫様は、失敗するから可愛いと思うのですが。
> 優れた身体能力を持った、飛び降り花売り娘。
>(…………………)
> ―――なぜ、道を歩くだけでこんな妙な人間に出会うのだろう。しかも頻繁に。
> 自分はもしかして、ゼフィーリアを出るときに、姉に妙な呪いでもかけられたのではないかと、一瞬リナはけっこう真剣に疑った。
故郷の姉ちゃんは、「これも試練よ。」とか言って呪いを掛けそうですね。ニコニコ笑いながら平然と。
> 無意識にそれでも、この程度ならばそれほどひどい変人ではないわね、と測っている自分に、彼女は気付いている。妙な人間には慣れて慣れすぎて、どうやらスレてしまったようだ。
> 一般の人間から見れば、本人もじゅうぶん異常だから、つまり類友というものなのであろう。
> 類は、友を呼ぶのだ。
自覚しているのなら、姉ちゃんの所為にしてはいけませんよ、リナちゃんってば(笑)。確かに周囲には類友ばかりだから、感覚が麻痺してしまうのは頷いてしまいますけど。人の見方が普通の人と完璧に違いますね。
>「それで、お花いかがですか?」
> 笑顔。
>「けっこうです」
> 即答して、リナは去ろうとした。その背中を追う言葉。
> ふりかえらずともリナには分かった。きっとあの少女は、なおも営業スマイルを浮かべているに違いない。通りのいい声が、熱心にしつこく、自分の花をアピールする。
これくらいの根性が無ければ、こうゆう商売はやっていけないのではないでしょうか。でも、リナちゃんを相手にするのは無謀ですね。
>「本当にいいんですよ、わたしのお花ーっ!お茶に浮かべて飲めば次の瞬間、グッスリ眠れますし、匂い袋にして枕元においておけば、永遠にイイ夢見れますし、人に定期的に贈れば、いつしかそれナシには生きてはいられないくらい気に入ってもらえますしーっ」
>「―――……」
> なにかが、ひっかかった。
>「睡眠薬にも毒薬にも、麻薬にすら使える現代のニーズに応えたスグレモノ。しかも速効性で、ウッカリ殺しちゃっても自然死同様、証拠も疑いもなぁんにも、残らないんですよっ!」
>「朗らかに毒の花売りつけるなぁぁぁぁっっ!!」
まあ、毒と薬は紙一重ですから。ほんの微量で毒にも薬にもなるものはそこら中に一杯ありますしね。
> 反射的に怒鳴りつけるリナに、花売りの少女はにこにこ、と微笑む。
>「ふふ。冗談です☆」
>「………………あんたねぇぇぇ……!」
>「そんな便利なお花、そうお手軽に売るワケないじゃないですかぁ。それで、いかがです?お花一輪っ」
>「―――この場であんたをはりたおして、すまきにして川に放り込んでもいいなら、買ってあげてもいいわよ………?」
> 不穏ーな、不気味に静かな声音。初対面の、明らかに子供な少女のペースに巻き込まれて、寛大でいられる性格はしていない。
>「やーですねぇっ。心は広く持ちましょーよっ!ところで、飾るだけの花がダメなら」
> 示していた花をかかえた束の中に戻し、少女はまた一輪、花を取り出す。
>「コレなんていかがですっ?」
度胸があり過ぎる、この少女が恐い。一体何者なのでしょうか。こんな所でリナちゃんがきれたら大参事になるというのに。
>「あんた、いい加減に―――!」
> 怒鳴りかけて、リナは絶句した。
>「…………………あんた」
>「はぁいっ♪」
>「……………。それ、何」
>「お花――――☆」
> がしっ。
> 襟首をつかんで、凶悪なまなざしをくれつつにっこり微笑んでやると、少女はさすがに動揺の表情で、大人しく従順に素直に答えた。
>「アンセヌカですよ。アンセヌカ。可愛いお花でしょう?」
この花は実在するのでしょうか。花らしい可愛い言葉の響きですね。
> ―――この状況下でも、ひきつってはいるものの、笑顔をキープしているのは、見上げた根性であろう。
本当に凄い(汗)
>「えぇーえ。確かにキレーね。うすい青の花びら、形は扇ね。重なりが特にいいわ。がくの方に向かって、少しずつ色が薄くなっているみたい」
>「これはかなりイイ出物なんですよぉー」
> にこにこ。調子を取り戻してきたか、少女の顔には自然な笑みが浮かんできた。
>「だから、いかがです? ……目の病や傷に――特に、効きますよ」
>「ねぇ。知ってんの、あんた。この花一本で、とうぶん遊んで暮らせるくらいの、金額が手に入るわよ」
>「でも、それだけじゃないですか!」
> 花売りの少女は、ひたすら明るい。
>「同じオカネを手に入れるなら、やっぱり面白いほうに、楽しいコトがありそうなほうに、売るのが賢いってモノでしょう?」
>「面白いほう?」
>「面白くて楽しいほう!」
この少女は裏で一体何を考えているのでしょうか。面白いって、何の事なのでしょうか。
> 陽気な笑顔で、指で持った茎をひねって、花をくるりと一回転させる。
>「いかがですか?旅に怪我は付き物、旅に用心は必要不可欠!」
> 歌うように言い放って、花売りの少女はぬっと、青い花をリナの目の前に突きだした。
>「傷、病を癒やして旅に彩りを添える!可憐な珍花、青い花びらのアンセヌカはいかがですか!」
>
> ***
>
> 中途半端な長さの黒髪をさらりと流して、白い冷たい肌の魔族は、おかしそうに笑った。
>「で、買わなかったんですか?」
ゼロス君登場ですね。どこから会っているのかしら。
>「いくらなんでも値が張りすぎるわよ」
あ、買わなかったんだ。なんか、リナちゃんなら「面白い事」を確かめる為に買うかなと思ったのに。
> 無造作にショルダー・ガードやらショート・ソードやら、ジェルズ・アミュレット、ブーツ、バンダナ、……と、武装を解きながら、リナはあっさり答える。
>「あれ一輪だけで、今日のもうけの一割がトぶわ」
確かに、お高い花は何百万としますからね。たかが花に何故こんな値段が付くのかいつも不思議に思います。
> ベッドの脇に置いてあるのは、ずしりと重たげな袋。閉まりきれずに開いている口の、隙間から見えるのは、美しい光沢を放つ宝石や、蜜のような輝きを放つ金貨や、凝った造りの不思議な石模様の石像や。
いつもの盗賊いじめですか。この荷物を持ってあの少女と立ち話をしていたのでしょうか。
>「美しい上にほぼ万能薬ですからねぇ――貴族のインテリアとしても、人気が高いようですよ」
如何にも、上流階級が喜びそうですね。
>「ドジは踏まないようにしてるし、万が一必要なときには、買ったり採ったりすればいいからね。わざわざこんなときに買おうとは思わないわ。……長持ちはするにしても、やっぱり根から離した花はすぐ使いものにならなくなるし――」
深い考えですね。無用なトラブルも避けたのかしら。
> 身軽になると、リナは今度は宝のつまった袋の方に手を伸ばした。
> 宝石を取りだして艶や傷などを調べる。
>「本物とも限らないしね。青い扇形の花びら――薄い黄色の線が走っている筈なんだけど。あの時はちゃんと確認できなかったし。あんまり有名な花じゃないから、適当にごまかせば偽物だって気付かれずに売れると思うわ――……あ、これ高く売れそ♪」
ノリと勢いで偽物買わされることは良くあることだしね。さすがリナちゃんは賢いわ。
>「リナさん」
>「何よ?」
> ―――これはあとで、魔法かけとこうかしらねー。
> 慣れた手つきで、リナは宝石を寄り分けている。
>「今日は花祭りでしたね」
>「明日からは、もっとすごいらしいわよ」
>「今日もたくさんあったじゃないですか。花」
>「強かったわねー、香りが」
>「……………。………香りも、でしたね」
> ゼロスは曖昧な表情で微笑む。宝に意識の大半を向けているリナを、壁にもたれかかって眺めて、薄く目を開けた。口元に佩かれた笑みと開いた瞳の漆黒が、合わせてどこか酷薄だ。
ゼロス君ってば、また意味ありげな台詞を(笑)。裏の意味を探るのが楽しいですね。何を考えているのでしょう。
>「さて、僕もそろそろ、失礼するとしますか」
>「はいはい。帰るならさっさと帰って頂戴」
> 振り向きもせずに言い放ってから、リナは何とも言いがたい間を持ってゼロスの方を向いた。
>「―――ゼロス」
> つらぬく朱の瞳が強い。
>「それであんたの目的は何なの?」
>黒い魔族は暗い深い闇を覗かせたまま、いっそう楽しそうにおかしそうに微笑みを咲かせた。
こういう場面の切り替わりがゼロリナの醍醐味ですね。もう、くらくら〜っときますね(馬鹿丸だし)。ゼロス君は今回何を企んでいるのでしょうか。
>
> ***
>
> ―――そのとき、リナは知らなかった。
> ゼロスが花の話に触れた理由。
どんな理由なのでしょうか。凄く、気になります。
>
>******
> 必死に性格を本物に似せようと努力したのですが、いかがでしたでしょうか?
似てますよ。私が妄想するゼロリナの何百倍も。ほのぼのとした場面から一転して緊迫感溢れる展開に変わって続くのは上手ですね。
> 感想をいただけたら、とっても嬉しいので、どうかお願いいたします。
私のような新参者の感想でもいいのでしょうか。それも、あまり感想になっていないようなものですが。
> それでは失礼をば……。
続き、楽しみにしています。

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8106これからもよろしくおねがいします。庵 瑠嬌 11/4-17:02
記事番号8103へのコメント



>初めまして。北上沙菜という者です。某HPでゼロリナにはまった、新参者です。このHPにあるゼロリナ作品を少しずつ読ませてもらっているので、お名前は存じております。素晴らしいゼロリナ作品でした。

 初めまして。ご丁寧にありがとうございます。
 某HPとは、あそこのことでしょうか、若干心当たりがございます。ときどき掲示板に書きこんでおられますよね。
 わたくしなどの、つたない作品を素晴らしいと褒めてくださるなんて恐縮です。

>続きを楽しみに待っております。無理なさらずに続きを書いて下さい。

 楽しみにしている、とおっしゃっていただくと、無理など忘れて書きたくなるのですが(笑)。
 二話目は近々投稿できると思っております。読んでいただければ幸いですわ。

>> 緑の丈の短い上着に、タータンチェックの赤系統の色をしたスカート。白いブラウスにはひだがたくさんついている。魔女のかぶるようなとんがり帽子は、鮮やかなオレンジだ。
>> 派手な色使いの、祭りにふさわしい衣装で、その少女は突如、出現した。
>こんな可愛い格好の少女が突然現れたら、リナちゃんでなくてもびっくりしますね。

 祭りで現れる花売りの少女、という設定で、すでに、この女の子は、派手で可愛い子だと決定されました。
 極彩色でございます。やっぱりリナさんを驚かせるには、このくらいやらないと(笑)。

>> ひとしきりまわりを確認して、間違いなく少女が笑顔を向けているのは、自分だということを認識すると、彼女はこっそりうんざりしたような溜息をもらした。
>あんまり関わり合いたくないですよね。明らかに怪しい出現の仕方をしていますし。

 変人奇人相手は慣れてはいますけれど、進んで相手をする趣味は無い、と云う事で。
 あやしい出現する存在は、某高笑い女魔道士とかで、十分というか(^^;)。

>> その人混みの間をぬって、屋根から飛び降り着地してきたことは、どこぞのお姫様に見習って欲しいほどに見事なわざであった。
>屋根から飛び降りるなんて行為は高所恐怖症の私にはとてもマねできません。それをあっさりやってしまえるなんて、凄い度胸のある少女ですね。でもたった1秒で突然出現できるのでしょうか。更に、怪しいですね。
>どこぞのお姫様は、失敗するから可愛いと思うのですが。

 わたくしも高い所は苦手です……、マンションの十一階に住んでいるんですけど。この花売り少女は、すさまじい度胸の持ち主です。だって、リナさん相手にあそこまで見事に、やりあって(笑)いるんですもの。推して知るべし、という奴ですわ。
 あの姫君は、失敗するところとか、それでもめげも懲りもしない所が、チャームポイント☆ですよね。

>> ―――なぜ、道を歩くだけでこんな妙な人間に出会うのだろう。しかも頻繁に。
>> 自分はもしかして、ゼフィーリアを出るときに、姉に妙な呪いでもかけられたのではないかと、一瞬リナはけっこう真剣に疑った。
>故郷の姉ちゃんは、「これも試練よ。」とか言って呪いを掛けそうですね。ニコニコ笑いながら平然と。

 わたくし、完璧そのイメージです。
 いやー、気軽に災いを贈りそうですよね、ルナお姉さま。
 
>> 一般の人間から見れば、本人もじゅうぶん異常だから、つまり類友というものなのであろう。
>> 類は、友を呼ぶのだ。
>自覚しているのなら、姉ちゃんの所為にしてはいけませんよ、リナちゃんってば(笑)。確かに周囲には類友ばかりだから、感覚が麻痺してしまうのは頷いてしまいますけど。人の見方が普通の人と完璧に違いますね。

 いえ、リナさんいまいち無自覚です(笑)これはわたくしの意見で。
 花売り少女を見ても、さほど変と思わないあたりは、リナさんスレてます完璧に。

>> ふりかえらずともリナには分かった。きっとあの少女は、なおも営業スマイルを浮かべているに違いない。通りのいい声が、熱心にしつこく、自分の花をアピールする。
>これくらいの根性が無ければ、こうゆう商売はやっていけないのではないでしょうか。でも、リナちゃんを相手にするのは無謀ですね。

 押し売りの対処については、たいていの人は困りますからねー。
 いつものノリで売ろうとしたのかもしれません。でも、確かにリナさん相手は無謀(笑)

>>「アンセヌカですよ。アンセヌカ。可愛いお花でしょう?」
>この花は実在するのでしょうか。花らしい可愛い言葉の響きですね。

 知っているお花の名前で、可愛らしい所を寄せ集めて作った名前です。
 実在しておりません。同じ名前の花があったら、激しく困りますね……。間違っても、調べたりはなさらないでくださいませ。

>> ―――この状況下でも、ひきつってはいるものの、笑顔をキープしているのは、見上げた根性であろう。
>本当に凄い(汗)

 彼女にささげる銘は、『根性の花売り娘』でしょうか。
 リナさん相手に、大奮闘ですよね。

>>「面白くて楽しいほう!」
>この少女は裏で一体何を考えているのでしょうか。面白いって、何の事なのでしょうか。

 そりゃ、リナさんが楽しくて面白い方だから……(笑)裏の意味は――何も考えて無かったらどうしましょう♪

>ゼロス君登場ですね。どこから会っているのかしら。
>>「いくらなんでも値が張りすぎるわよ」
>あ、買わなかったんだ。なんか、リナちゃんなら「面白い事」を確かめる為に買うかなと思ったのに。

 余計な厄介事は買わないのです。そういう事にして下さいませ……。

>> ベッドの脇に置いてあるのは、ずしりと重たげな袋。閉まりきれずに開いている口の、隙間から見えるのは、美しい光沢を放つ宝石や、蜜のような輝きを放つ金貨や、凝った造りの不思議な石模様の石像や。
>いつもの盗賊いじめですか。この荷物を持ってあの少女と立ち話をしていたのでしょうか。

 立ち話したあとに、いじめに行ったのです。盗賊いじめはやはり、夜になってからでしょう!

>>「美しい上にほぼ万能薬ですからねぇ――貴族のインテリアとしても、人気が高いようですよ」
>如何にも、上流階級が喜びそうですね。

 ええ。趣味良さそうに見えるじゃないですか。
 綺麗で薬にもなるって。
 だから人気高いんです。

>>「ドジは踏まないようにしてるし、万が一必要なときには、買ったり採ったりすればいいからね。わざわざこんなときに買おうとは思わないわ。……長持ちはするにしても、やっぱり根から離した花はすぐ使いものにならなくなるし――」
>深い考えですね。無用なトラブルも避けたのかしら。

 前の場面を書いている頃は、何も考えていませんでした♪(死)
 あとからのこじつけです。深い考えに見えたのならばほっと安心ですわ。

>>「本物とも限らないしね。青い扇形の花びら――薄い黄色の線が走っている筈なんだけど。あの時はちゃんと確認できなかったし。あんまり有名な花じゃないから、適当にごまかせば偽物だって気付かれずに売れると思うわ――……あ、これ高く売れそ♪」
>ノリと勢いで偽物買わされることは良くあることだしね。さすがリナちゃんは賢いわ。

 抜け目無いのです。やっぱり商売人の娘ですしね。

>>「……………。………香りも、でしたね」
>> ゼロスは曖昧な表情で微笑む。宝に意識の大半を向けているリナを、壁にもたれかかって眺めて、薄く目を開けた。口元に佩かれた笑みと開いた瞳の漆黒が、合わせてどこか酷薄だ。
>ゼロス君ってば、また意味ありげな台詞を(笑)。裏の意味を探るのが楽しいですね。何を考えているのでしょう。

 彼にとって楽しい事を。彼にとって不快な事を避けることを。
 ……と、ちょっと、意味深に云って見たりします(大丈夫なのか)。

>>「それであんたの目的は何なの?」
>>黒い魔族は暗い深い闇を覗かせたまま、いっそう楽しそうにおかしそうに微笑みを咲かせた。
>こういう場面の切り替わりがゼロリナの醍醐味ですね。もう、くらくら〜っときますね(馬鹿丸だし)。ゼロス君は今回何を企んでいるのでしょうか。

 わたくしもこういう場面を書くのが一番楽しいです。
 読むのも好き……北上さんが投稿なさったという小説、どこにあるのでしょう。例のHPにもありませんし、ゼロリナ人間の聖地ともよべるHPにも無いのですが……。
 機会があったらお教え下さいませ。

>> ―――そのとき、リナは知らなかった。
>> ゼロスが花の話に触れた理由。
>どんな理由なのでしょうか。凄く、気になります。

 次回か、次次回にあっさりと判る……筈、ですわ。
 予定は未定ですが(をいっ)、そんなに長くしたくありませんし、すぐに謎も明らかになる……筈、ですっ!(ああっ、自信なさげ―――っ!)
 
>> 必死に性格を本物に似せようと努力したのですが、いかがでしたでしょうか?
>似てますよ。私が妄想するゼロリナの何百倍も。ほのぼのとした場面から一転して緊迫感溢れる展開に変わって続くのは上手ですね。

 ありがとうございますぅぅぅっ!
 今読みかえしていると、どこが似せようと努力したのかわかりませんが、そう言っていただけると有りがたいです。
 お誉めのことば、本当に嬉しいです――っ!!
 
> 感想をいただけたら、とっても嬉しいので、どうかお願いいたします。
>私のような新参者の感想でもいいのでしょうか。それも、あまり感想になっていないようなものですが。

 わたくしも、まだ新参者のような気分が抜け出ておりません。
 かなり長いあいだ、ずーっといついているのですけれど(迷惑)。

>> それでは失礼をば……。
>続き、楽しみにしています。
>
 たくさんの感想、ありがとうございました。
 また読んでいただけると嬉しいです。
 時間がなかったので、かなり乱雑な返事になったかもしれませんが、ご容赦頂ければ幸いです。

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8105Re:花と娘と神代 桜 11/3-19:00
記事番号8092へのコメント


こんにちは。読ませていただきましたよー。
私も久々にここをのぞいてみたので、庵さまの小説があってはっぴぃ☆ 気分で御座います!
さてさて、お気に入りは花売りの少女っ★ 性格といい、笑顔といい、人のハナシ聞いてないことといい、なんだかゼロスくんパート2みたいに思えるのは私だけでしょか・・・?(私だけでしょうね・・・)
お気に入りシーンはココです。↓

> 無造作にショルダー・ガードやらショート・ソードやら、ジェルズ・アミュレット、ブーツ、バンダナ、……と、武装を解きながら、リナはあっさり答える。

はぅん、ここまでゼロス君の前で無防備でいてくれる彼女がスキ♪(アブナイぞそのセリフ。)警戒心の薄いところがやはり彼女のミリョクでしょぉ!(そう?)

> ゼロスは曖昧な表情で微笑む。宝に意識の大半を向けているリナを、壁にもたれかかって眺めて、薄く目を開けた。口元に佩かれた笑みと開いた瞳の漆黒が、合わせてどこか酷薄だ。

ここは文章が好きです♪ なんか想像するとシチュエーション的にもビジュアル的にもかっこいいんですものっ☆
ああ、やっぱり庵さまの文章は楽しい感じもしていいですね♪
続きモノですが、どうか私のようにズブズブと泥沼にハマることなく完結させてくださいまし! 楽しみにしてますね、続き。
ではでは。

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8112お気に召しましたか♪庵 瑠嬌 11/5-14:36
記事番号8105へのコメント


 こんにちは、庵 瑠嬌でございます。
 感想ありがとうございます―☆神代さんの方も、お話の続き、頑張ってくださいませね。(初っ端から催促する←死)

> こんにちは。読ませていただきましたよー。
> 私も久々にここをのぞいてみたので、庵さまの小説があってはっぴぃ☆ 気分で御座います!

 わたくしの話で喜んで頂けるとはあな嬉しや。
 ゼロリナに骨の髄までどっぷりと漬かったあげく、この二人によって脳の一部を奪われたわたくしに、その言葉は煩悩発露許可宣言のように聞こえますわ!!(それは勘違いだろう)
 読んだ後で、こんなもの……?と脱力なさらなかったことを祈ります。

> さてさて、お気に入りは花売りの少女っ★ 性格といい、笑顔といい、人のハナシ聞いてないことといい、なんだかゼロスくんパート2みたいに思えるのは私だけでしょか・・・?(私だけでしょうね・・・)
> お気に入りシーンはココです。↓

 いえ、同感です。似ていますね……。
 したたかでめげない、あーいう要領よさそうな性格って、似るんでしょうかねぇ……。

>> 無造作にショルダー・ガードやらショート・ソードやら、ジェルズ・アミュレット、ブーツ、バンダナ、……と、武装を解きながら、リナはあっさり答える。
>
> はぅん、ここまでゼロス君の前で無防備でいてくれる彼女がスキ♪(アブナイぞそのセリフ。)警戒心の薄いところがやはり彼女のミリョクでしょぉ!(そう?)

 普段は警戒心、とっても強いと思うんですけど、ついゼロスさんの前では無防備をさらけ出してしまったりするんですのっ!
 ――って、これはわたくしが書くリナさんの場合ですが(笑)


>> ゼロスは曖昧な表情で微笑む。宝に意識の大半を向けているリナを、壁にもたれかかって眺めて、薄く目を開けた。口元に佩かれた笑みと開いた瞳の漆黒が、合わせてどこか酷薄だ。
>
> ここは文章が好きです♪ なんか想像するとシチュエーション的にもビジュアル的にもかっこいいんですものっ☆
> ああ、やっぱり庵さまの文章は楽しい感じもしていいですね♪

 こーいう、ひそかにわたくしの妄想に突っ走った場面が、ときおり物語に入るのです。
 書いている当人は、楽しいことこの上ないんですけど、読んでくださる方にもそう思っていただけたなら……凄く、凄く嬉しいですわぁ……。
 ありがとうございますっ。

> 続きモノですが、どうか私のようにズブズブと泥沼にハマることなく完結させてくださいまし! 楽しみにしてますね、続き。
> ではでは。

 泥沼?なかなか終わらないことを泥沼というならば、それはすなわち、あの話をたくさん読めるということですから、わたくしにとっては待ちの辛さとともに幸せでもあるのですが。
 頑張って書いてくださいね、来るたびに探しているのですから。
 それでは、感想、本当にありがとうございました。
 次回も読んでいただけたら、嬉しいですわ……。


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8108みぃや〜〜〜〜(苦悩)E-mail URL11/5-02:20
記事番号8092へのコメント

> こんにちは、庵 瑠嬌でございます。
こんばんは〜彩です〜。
みゅ〜ん(泣)感想超絶的におくれしまいまいした〜。
申し訳ありませ〜ん。
読みにこよー読みにこうよーと思っていたのですが…
なぜか書き殴り様に回線がつながらず…
こぉんなにおくれてしまったしだいです〜(ってこんな事書いてどーするんだ…)
まーいいわけはさておいて…

> 覚えてらっしゃる方いますでしょうか。ゼロリナ狂いの駄文書きですの。
ふっ…庵先輩をもしも忘れたその次点で!
私のゼロリナ人生は終わったものとかんがえるべきでしょうな…
………いや…ただ、ゼロリナ劇Laveなそのうちは!!
庵様をわすれるよーなことは絶対的にございません!(きっぱぁし)

> 連続ものは、きちんと続くか不安なので、書き上げるまで投稿しない主義だったのですが、このままでは完璧に忘れ去られるかもしれないと危惧致しまして、投稿することにしました。
う〜ん…ありますねぇ…私なんて続きもの〜っとか勝手に考えてて途中でつまり捨てたネタは星の数…
忘れられる…う…私もこちらに投稿…久しぶりにやってみましょうかねぇ…
考えてみれば、HP作ってから一回も…(もくもく)

> ―――途中で切れてしまわないよう、努力しますので、読んでいただければ光栄でございます。
> それではどうぞ。付記致しますと、これはゼロリナです。
きゃ〜もう!ゼロリナの鏡ですね!!
受験にもまけず、ゼロリナを…ご尊敬いたしますぅ(きらきら)

感想っといきたいのですが…
どーも今日はテンション悪いみたいで…
ノリもなんにもないものになるかも…
まーとりあえず、いってみます〜♪

> 声をかけられた側のリナ・インバースは、何かとてもいやそうな顔であたりを目線だけで見渡した。この少女に声をかけられたのは、自分以外の人間かもしれない、という、儚い希望を持って。
まー人生そーは甘くないでしょうなぁ(おいっ)
いやなことほどリナさんのような方にまわってくるってのが法則としてなりたってるわけで…

>「……………」
> ひとしきりまわりを確認して、間違いなく少女が笑顔を向けているのは、自分だということを認識すると、彼女はこっそりうんざりしたような溜息をもらした。
> とりあえず花を受け取らない。まず、ジト目で少女を見やる。
ふむ…さすが商売人の娘…
私なんてめちゃくちゃようりょう良いおばサンに蟹をさしだされて、
とっさにうけとり、『はいっ!おかいあげね〜♪』っとかやられた記憶が…
私なんて根性なしだから1300円だけおまけしてもらっただけで買っちゃいましたしねぇ…(えっ?)
さすが市場…って関係ないことを…

>「あんたいったいどこから湧いてでた……?」
>「見えなかったんですか?」
>「その方がよかったよーな気もする今日この頃……」
> 十秒前には、確実にいなかった。
> 九秒前から、この少女は目の前でにこにこ笑っている。
> さて、間の一秒に起こったことは。
>「あそこの家には、営業協力していただいてるんです」
協力…その方もどーゆう方なのか…
かなりの大物、つわもの、おおらかなかた…もしくは同類…

> と、脈絡なしに通りの家の屋根から飛び降りてきた少女は、たたき売りとばかりに笑顔を大量生産する。
>「…………飛び降りるために?」
>「ハイっ」
> 皮肉の混じった彼女の声にも、少女は朗らかに答える。
> 今日は花祭りである。本格的に始まるのは明日からだが、今日の今でも人通りは多い。
> その人混みの間をぬって、屋根から飛び降り着地してきたことは、どこぞのお姫様に見習って欲しいほどに見事なわざであった。
むっちゃくちゃみたいです!!
それだけで小銭なげる価値ありですね!!(…なんか馬鹿にしてるみたいな…)
花売りより適任の仕事がありそうですねぇ…
むぅ…某姫様には…真似しないでほしーですね…
私は首がごきゅっとまがっても笑っているあの方に劇ラヴ〜(笑)

> 優れた身体能力を持った、飛び降り花売り娘。
>(…………………)
> ―――なぜ、道を歩くだけでこんな妙な人間に出会うのだろう。しかも頻繁に。
> 自分はもしかして、ゼフィーリアを出るときに、姉に妙な呪いでもかけられたのではないかと、一瞬リナはけっこう真剣に疑った。
> 無意識にそれでも、この程度ならばそれほどひどい変人ではないわね、と測っている自分に、彼女は気付いている。妙な人間には慣れて慣れすぎて、どうやらスレてしまったようだ。
> 一般の人間から見れば、本人もじゅうぶん異常だから、つまり類友というものなのであろう。
> 類は、友を呼ぶのだ。
類友…つまりはやっぱし天然なんですね…
しっかしスレの世界って変な人ばっかじゃなくて、一般人もいるんですよね…
リナさんの周りはとくに濃いのですねぇ…

>「それで、お花いかがですか?」
> 笑顔。
>「けっこうです」
> 即答して、リナは去ろうとした。その背中を追う言葉。
> ふりかえらずともリナには分かった。きっとあの少女は、なおも営業スマイルを浮かべているに違いない。通りのいい声が、熱心にしつこく、自分の花をアピールする。
なる…ゼロスさんと気があいそうですね♪
お茶でものみつつ〜ってかんじで♪
ゼロスさん+アメ姫ってかんじですかねぇ…?

>「―――……」
> なにかが、ひっかかった。
>「睡眠薬にも毒薬にも、麻薬にすら使える現代のニーズに応えたスグレモノ。しかも速効性で、ウッカリ殺しちゃっても自然死同様、証拠も疑いもなぁんにも、残らないんですよっ!」
ウッカリ?ウッカリ殺すって…?(ぼそっ)

>「朗らかに毒の花売りつけるなぁぁぁぁっっ!!」
> 反射的に怒鳴りつけるリナに、花売りの少女はにこにこ、と微笑む。
>「ふふ。冗談です☆」
>「………………あんたねぇぇぇ……!」
>「そんな便利なお花、そうお手軽に売るワケないじゃないですかぁ。それで、いかがです?お花一輪っ」
便利…なかなか人生こなしてそうで…
っていうかこの子にもたせておくのは世間様のためになりませんね!(きりっ)
娯楽はできそーですが…(謎)

> ―――この状況下でも、ひきつってはいるものの、笑顔をキープしているのは、見上げた根性であろう。
さすがゼロスさんもどき!!
しかし…リナさん自分のガンつけの威力を自覚なさってるんですねぇ…

>「同じオカネを手に入れるなら、やっぱり面白いほうに、楽しいコトがありそうなほうに、売るのが賢いってモノでしょう?」
>「面白いほう?」
>「面白くて楽しいほう!」
リナさんだったらきっと値切られますよ!!
同じと思わぬが吉です!!

                            ***
>
> 中途半端な長さの黒髪をさらりと流して、白い冷たい肌の魔族は、おかしそうに笑った。
>「で、買わなかったんですか?」
>「いくらなんでも値が張りすぎるわよ」
んふふふふ!!
なにげなーく部屋にいるゼロスさん…さすがです〜!!
このシュチュエーションをまっていたってかんじですぅぅ!!!

>「あれ一輪だけで、今日のもうけの一割がトぶわ」
一割…いびりまくってきたんでしょうねぇ…

> ―――これはあとで、魔法かけとこうかしらねー。
> 慣れた手つきで、リナは宝石を寄り分けている。
>「今日は花祭りでしたね」
>「明日からは、もっとすごいらしいわよ」
>「今日もたくさんあったじゃないですか。花」
>「強かったわねー、香りが」
花の中にいるとくらくらしますよねぇ…
私もじゅーぶんくらくらだったんですけど、友人が花屋で倒れたときはなにごと!?ってかんじでしたし…
なにごともほどほどがよろしいんですな(教訓?)

>「……………。………香りも、でしたね」
> ゼロスは曖昧な表情で微笑む。宝に意識の大半を向けているリナを、壁にもたれかかって眺めて、薄く目を開けた。口元に佩かれた笑みと開いた瞳の漆黒が、合わせてどこか酷薄だ。
だんどりなんていらないわ!
さぁ!やぁっておしまい!!ゼロスさん!!!
って……話がぜーんぜん違いますね。
失礼しました〜
しかし…きになりますね。このゼロスさん。(にっこり)

>「さて、僕もそろそろ、失礼するとしますか」
ちっ…(おいっ)

> つらぬく朱の瞳が強い。
>「それであんたの目的は何なの?」
目的はわからずとも、なにかをさとるリナさん…
かっこい〜ですねぇ(ほれぼれ)

                 
> ―――そのとき、リナは知らなかった。
> ゼロスが花の話に触れた理由。
これは…続きをこうご期待ってやつですね♪

>
>******
> 必死に性格を本物に似せようと努力したのですが、いかがでしたでしょうか?
> 感想をいただけたら、とっても嬉しいので、どうかお願いいたします。
> それでは失礼をば……。
性格…かっこよいですよぉ〜。
調子わるくて何時も以上に言いたいことかけてませんが…
続き楽しみにしております。

では〜今回はこのへんで♪

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8140遅れてすいません――っ!庵 瑠嬌 11/9-13:53
記事番号8108へのコメント


 きゃぁぁぁぁっ!すいませんっ!お返し遅れましたわっ!
 最近、まとまった時間が取れないんですのよぅ……。誠にすいません。

 さて、こんにちは。庵 瑠嬌でございます。
 本当に毎度お世話になっております。彩さんからの感想、心してお返事させて頂きますっ。

>こんばんは〜彩です〜。
>みゅ〜ん(泣)感想超絶的におくれしまいまいした〜。
>申し訳ありませ〜ん。
>読みにこよー読みにこうよーと思っていたのですが…
>なぜか書き殴り様に回線がつながらず…
>こぉんなにおくれてしまったしだいです〜(ってこんな事書いてどーするんだ…)
>まーいいわけはさておいて…

 そんな別にいいわけなさらなくても(笑)
 感想というのは、善意であって義務では無いと思いますし、遅かろうが早かろうが、頂ければわたくしの喜びに違いは無いのですし。
 彩さんが感想くださるのは、わたくしとしては、けっこう毎回期待している部分が、確かにあるのですけれども。
 それにどっぷり甘えて、くれない〜と恨んだりなど、致しませんわよ?


>> 覚えてらっしゃる方いますでしょうか。ゼロリナ狂いの駄文書きですの。
>ふっ…庵先輩をもしも忘れたその次点で!
>私のゼロリナ人生は終わったものとかんがえるべきでしょうな…
>………いや…ただ、ゼロリナ劇Laveなそのうちは!!
>庵様をわすれるよーなことは絶対的にございません!(きっぱぁし)

 その言葉に自分が相応しいのかいまいち自信がありませんが、彩さんがゼロリナを出来るだけ長い間お好きでいれば、わたくしとしては嬉しい事この上ありませんわね。
 少なくとも読んでもらえる機会がぐっと増えますから♪

>
>> 連続ものは、きちんと続くか不安なので、書き上げるまで投稿しない主義だったのですが、このままでは完璧に忘れ去られるかもしれないと危惧致しまして、投稿することにしました。
>う〜ん…ありますねぇ…私なんて続きもの〜っとか勝手に考えてて途中でつまり捨てたネタは星の数…
>忘れられる…う…私もこちらに投稿…久しぶりにやってみましょうかねぇ…
>考えてみれば、HP作ってから一回も…(もくもく)

 HP作られたんですのっ!?
 存じ上げませんでしたわ……暇を見つけたら伺わせていただきます。
 もしやそこには、彩さんのお話がたくさんあったり……(うっとり)
 わたくしも続きもので諦めたネタは、それは膨大な数にのぼります。やっぱり、よくある話のようですわね……。

>> ―――途中で切れてしまわないよう、努力しますので、読んでいただければ光栄でございます。
>> それではどうぞ。付記致しますと、これはゼロリナです。
>きゃ〜もう!ゼロリナの鏡ですね!!
>受験にもまけず、ゼロリナを…ご尊敬いたしますぅ(きらきら)

 受験がゼロリナ魂に負けてしまわぬよう、自制に苦労しております。
 高校入ってから、また燃えれば良いと、頭でわかっていても感情が――っ!
 いや、今のところ割と押さえてはいるんですけどね……。

>感想っといきたいのですが…
>どーも今日はテンション悪いみたいで…
>ノリもなんにもないものになるかも…
>まーとりあえず、いってみます〜♪

 ノリが無くともテンション低くともっ!
 頂ければ光栄もらえば幸福。
 喜んで読ませていただきますわ。
 ではいざっ。

>> 声をかけられた側のリナ・インバースは、何かとてもいやそうな顔であたりを目線だけで見渡した。この少女に声をかけられたのは、自分以外の人間かもしれない、という、儚い希望を持って。
>まー人生そーは甘くないでしょうなぁ(おいっ)
>いやなことほどリナさんのような方にまわってくるってのが法則としてなりたってるわけで…

 多難のヒロインですわね。
 リナさんも歩けば災難に当たると言うことで……。
 だってリナさん、結構なんでも何とかしちゃうから、人生の方もばしばし嫌な事用意しちゃったりするのですわっ。

>>「……………」
>> ひとしきりまわりを確認して、間違いなく少女が笑顔を向けているのは、自分だということを認識すると、彼女はこっそりうんざりしたような溜息をもらした。
>> とりあえず花を受け取らない。まず、ジト目で少女を見やる。
>ふむ…さすが商売人の娘…
>私なんてめちゃくちゃようりょう良いおばサンに蟹をさしだされて、
>とっさにうけとり、『はいっ!おかいあげね〜♪』っとかやられた記憶が…
>私なんて根性なしだから1300円だけおまけしてもらっただけで買っちゃいましたしねぇ…(えっ?)
>さすが市場…って関係ないことを…

 かっ、カニっ!?一介の中学生に買わせるモノですのそれは!?
 そのおばさまも素晴らしい性格なさってますけど、そこでまけさせる貴方もなかなかにイイ性格……や、なんでも無いです。
 まぁ、花売りの娘さんも、さすがにリナさん相手にそういう真似はできないでしょうけどね。下手をすれば命に……(笑)

>>「あそこの家には、営業協力していただいてるんです」
>協力…その方もどーゆう方なのか…
>かなりの大物、つわもの、おおらかなかた…もしくは同類…

 この中から正しい答えをひとつ選べといわれたら、解答して差し上げましょう。
 答えは三番。とてもおおらかなかたなのですわ。
 おおらかもおおらか、もう自分の家が花売りの娘さんの足場に使われようが宣伝に使われようが、気にしないどころか気付かないくらいの……
 ――そういうことにしておいてくださいませ……。(上の結構デタラメです←ヲイッ)

>> その人混みの間をぬって、屋根から飛び降り着地してきたことは、どこぞのお姫様に見習って欲しいほどに見事なわざであった。
>むっちゃくちゃみたいです!!
>それだけで小銭なげる価値ありですね!!(…なんか馬鹿にしてるみたいな…)
>花売りより適任の仕事がありそうですねぇ…
>むぅ…某姫様には…真似しないでほしーですね…
>私は首がごきゅっとまがっても笑っているあの方に劇ラヴ〜(笑)

 サーカスの見習とか。見習う必要もなく芸達者なような気もしますけれど。
 飛び降りと、花売りと、両方でもうければ、一挙両得〜♪
 姫君については、みなさま、着地を失敗するのが魅力だというのが、共通認識のようですわ。
 付け加えるならば、実はわたくしも……(^^)


>> 一般の人間から見れば、本人もじゅうぶん異常だから、つまり類友というものなのであろう。
>> 類は、友を呼ぶのだ。
>類友…つまりはやっぱし天然なんですね…
>しっかしスレの世界って変な人ばっかじゃなくて、一般人もいるんですよね…
>リナさんの周りはとくに濃いのですねぇ…

 そうなのでしょうけれど……あの世界に普通の、一般的な方っていらっしゃるのでしょうか??
 脇役ですら、けっこう個性的ですわよね。


>> ふりかえらずともリナには分かった。きっとあの少女は、なおも営業スマイルを浮かべているに違いない。通りのいい声が、熱心にしつこく、自分の花をアピールする。
>なる…ゼロスさんと気があいそうですね♪
>お茶でものみつつ〜ってかんじで♪
>ゼロスさん+アメ姫ってかんじですかねぇ…?

 わたくしの好きな要素を混ぜ合わせたかんじでしょうか。 
 とりあえず、わたくしのオリジナルキャラとしては珍しく、けっこう気に入られております。……わたくし自身に(笑)

>>「―――……」
>> なにかが、ひっかかった。
>>「睡眠薬にも毒薬にも、麻薬にすら使える現代のニーズに応えたスグレモノ。しかも速効性で、ウッカリ殺しちゃっても自然死同様、証拠も疑いもなぁんにも、残らないんですよっ!」
>ウッカリ?ウッカリ殺すって…?(ぼそっ)

 ウッカリ、ですよ。
 ちょっとした不注意で☆(怖)
 
>
>>「朗らかに毒の花売りつけるなぁぁぁぁっっ!!」
>> 反射的に怒鳴りつけるリナに、花売りの少女はにこにこ、と微笑む。
>>「ふふ。冗談です☆」
>>「………………あんたねぇぇぇ……!」
>>「そんな便利なお花、そうお手軽に売るワケないじゃないですかぁ。それで、いかがです?お花一輪っ」
>便利…なかなか人生こなしてそうで…
>っていうかこの子にもたせておくのは世間様のためになりませんね!(きりっ)
>娯楽はできそーですが…(謎)

 少女自身は、とっても楽しく使っておりますのよっ!
 周囲が迷惑なんですけどね(笑)

>> ―――この状況下でも、ひきつってはいるものの、笑顔をキープしているのは、見上げた根性であろう。
>さすがゼロスさんもどき!!
>しかし…リナさん自分のガンつけの威力を自覚なさってるんですねぇ…

 自覚しているからこその、威力もあるのでは……。
 やはり、このとき、にらみすえる瞳と、引きつりかける笑顔の対決がひそかに行われているのですわ。
 ああ、確かにこの花売りのお嬢さん、凄いかも……。

>>「同じオカネを手に入れるなら、やっぱり面白いほうに、楽しいコトがありそうなほうに、売るのが賢いってモノでしょう?」
>>「面白いほう?」
>>「面白くて楽しいほう!」
>リナさんだったらきっと値切られますよ!!
>同じと思わぬが吉です!!

 同じじゃなかったことが、次の話で明らかでございます。
 読んでくださいませね〜♪


>>
>> 中途半端な長さの黒髪をさらりと流して、白い冷たい肌の魔族は、おかしそうに笑った。
>>「で、買わなかったんですか?」
>>「いくらなんでも値が張りすぎるわよ」
>んふふふふ!!
>なにげなーく部屋にいるゼロスさん…さすがです〜!!
>このシュチュエーションをまっていたってかんじですぅぅ!!!

 ゼロリナと銘ふった以上、かならず、二人きりの場面を作らねばならないのですわっ!
 これを書かないと、わたくし自身が絶対話に飽きちゃいますし(苦笑)

>>「あれ一輪だけで、今日のもうけの一割がトぶわ」
>一割…いびりまくってきたんでしょうねぇ…

 えぇ。たっぷりと。
 結構ストレス発散したので、この話でリナさん、わりと心広いですわ。

>> ―――これはあとで、魔法かけとこうかしらねー。
>> 慣れた手つきで、リナは宝石を寄り分けている。
>>「今日は花祭りでしたね」
>>「明日からは、もっとすごいらしいわよ」
>>「今日もたくさんあったじゃないですか。花」
>>「強かったわねー、香りが」
>花の中にいるとくらくらしますよねぇ…
>私もじゅーぶんくらくらだったんですけど、友人が花屋で倒れたときはなにごと!?ってかんじでしたし…
>なにごともほどほどがよろしいんですな(教訓?)

 わたくしも、花の香りは好きなのですが、別種合わさり量が揃うと。
 鼻もばかになりますけど、なぜか頭にも回ってくらくらするんですのよね。
 花屋で倒れた事は、さすがにございませんが……(汗)
>
>>「……………。………香りも、でしたね」
>> ゼロスは曖昧な表情で微笑む。宝に意識の大半を向けているリナを、壁にもたれかかって眺めて、薄く目を開けた。口元に佩かれた笑みと開いた瞳の漆黒が、合わせてどこか酷薄だ。
>だんどりなんていらないわ!
>さぁ!やぁっておしまい!!ゼロスさん!!!
>って……話がぜーんぜん違いますね。
>失礼しました〜
>しかし…きになりますね。このゼロスさん。(にっこり)

 こういうあなたの言葉を見るたびに突っ込みたくなりますわ。
 やっておしまいって……ナニを?(訊くなよ)
 まず、今回はあらかじめ恋人ではないんですのよね。……そこらへんが、甘くならなくてちょっと欲求不満(笑)

>>「さて、僕もそろそろ、失礼するとしますか」
>ちっ…(おいっ)

 あまり手は出さないのですわ。
 良い機会があったなら、平然とやりそうですけど(お約束)。

>> つらぬく朱の瞳が強い。
>>「それであんたの目的は何なの?」
>目的はわからずとも、なにかをさとるリナさん…
>かっこい〜ですねぇ(ほれぼれ)
>
 カン強くなくっちゃやっていけないでしょう。               
 で、わたくしの中の認識、リナさんって可愛くてなおかつとても格好いい。
  
>> ―――そのとき、リナは知らなかった。
>> ゼロスが花の話に触れた理由。
>これは…続きをこうご期待ってやつですね♪

 続きに期待……してくださると嬉しいですわ。
 今回の件では、ゼロスさんけっこう悪企みさんですわ。


>> 必死に性格を本物に似せようと努力したのですが、いかがでしたでしょうか?
>> 感想をいただけたら、とっても嬉しいので、どうかお願いいたします。
>> それでは失礼をば……。
>性格…かっこよいですよぉ〜。
>調子わるくて何時も以上に言いたいことかけてませんが…
>続き楽しみにしております。
>では〜今回はこのへんで♪

 ありがとうございました。
 御返事遅れてしまって、本当にすいません……懲りずに、また感想書いてくだされば、感謝、ですわっ。
 では、第三話め、頑張って書きますっ!


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8126花と娘と(2)庵 瑠嬌 11/7-19:07
記事番号8092へのコメント


 こんばんは、庵 瑠嬌です。
 前回の話に続いて、今のところ順調に話は進んでおります。いつ詰まるのでしょう、不安……。
 とりあえず、ゼロリナでございます。
 それではどうぞ。

*******

 花と娘と(2)


 朝、薄い光を浴びて目が覚めるのは意識に快い。
 カーテン越しの暖かさを感じて、リナは心地の良い気分で目を開けようとした。しかし、不意に眉をひそめる。
 ―――なにかが、おかしい。
「……………」
 目を閉じたまま、頬にかかった髪をかき上げて、意味もなく頭でくしゃりと手に絡ませる。なにかひどく違和感を感じる。
「………………………」
 このまま掛布にくるまっていても仕方がない。体を起こしてリナは目を開ける。彼女はつぶやいた。
「やっぱり、か………」
 世界が暗い。真っ暗だ。
 ――――突然の失明。
(なぜ?………)
 寝台から立ち上がって、あたりを手で確認しながら、リナは洗面台をさがした。顔を洗う。
 目も洗ってタオルで顔を拭き、瞼を開けた。
「――――見えないわね」
 動揺を押し殺して、リナは落ち着こうと努めた。とにかく、不安に駆られてさらに混乱してはいけない。
 あたりに触れながら、苦労して窓に近づいて、カーテンをひき、窓を開ける。
 さぁっ、とまぶしい光が部屋を明るく染めた。
 ……けれど、リナの目にはそれも映らない。
(―――いかがですか?―――)
 昨日の明るい声が、脳裏に蘇った。
「アンセヌカ……ね。買っときゃよかったかも」
 あの娘はこの街の人間のようだった。捜せばきっと見つかるだろう。別に遅くはない。リナはまだ手を失っていない。
 だが、目が見えないこの状況で、どうやって人捜しをするか―――
(それには、協力が要るわね)
 光を失った目で窓の外を見やって、リナは心の中でつぶやいた。


「―――疲れた」
 はぁっ、と溜息をついて、リナはベッドに仰向けに倒れ込んだ。
 今は服を整えて髪を梳かして、とりあえず人前に出られる状態になっている。頭も起き抜けと違って結構はっきりしている。
 ……けれど。
(目が見えないって、かなり気ィ遣うことだったのね)
 とにかくまわりが分からない。始末の悪いことに、昨日は宿の部屋に入ってからは、お宝の整理などばかりしていたので、内部をあまり確認していない。本当に周囲が何も分からないのだ。
 なるべく物に触って倒したり散らかしたり壊したりしないようにするだけで、神経を尖らせなければならなかった。つけ加えると、今リナには室内がどうなっているのかさえ分かっていない。
「ガウリイに頼るっきゃないわね……」
 この街に来たのは、実はひとつの仕事を受けたのが理由だった。しかし、実際フタを開けてみれば、何のことはない容易い仕事。
 二人でやる必要もないと、リナはガウリイに仕事を押しつけて、ひとり街の散策を楽しんだのであった。たいした報酬でもなかったし、仕事もつまらないとあっては、リナ=インバースにとっては、やりたくない種類のものである。
 しかし、彼ももう宿に戻っているだろう。
「…………よし」
 ひとつ息を吐いて思いきりを付けて、リナは隣の部屋へ向かおうと、扉に近づくことを決意した。
(ああ疲れそう)
 うんざりした気分で、側の壁に手をつき立ち上がる。
 そして注意深く足を前に進めた瞬間。
「―――大変そうですねえ」
 聞き慣れた声に、リナは弾かれたように顔を上げた。
「ゼロス!?」
「おはようございます、リナさん」
 寝台の枕側から、ゼロスの声と気配を感じる。
「あんた、なんのためにこんな時間に………!」
 ゼロスが出現するのは、たいてい夜だ。ガウリイのいない時を、見計らうように宿屋でひとりきりになったリナのもとへ現れる。
「そりゃ、リナさんの緊急事態に駆けつけたんですよ」
「緊急事態?」
「目が。見えないんでしょう?」
 にっこり、と微笑む、その顔が目に浮かぶようだった。
 機嫌が降下し始めるが、それにかまっている場合でもない。
「町医者のところにでも、お連れしましょうか」
 分かって言っているのだろうか、この男。
「こんな街にろくな医者はいないわよ。本人にも原因が分からないような失明を、まともに診ることなんて出来やしないわ」
 村と呼ぶにはいささか大きいが、それでも、かなり小規模な街だ。昨日、街を歩いたときに見つけた医者はたったの一軒。見たところ患者の大部分の種類は、風邪や怪我など、普通の日常的なものばかり。
 はっきり言って期待は出来ない。
「……と、なると」
「アンセヌカっきゃないでしょ」
「どなたがお持ちでしたっけ」
「さぁねっ」
 昨日の今日だ。リナの話した花売りの少女を忘れているはずはあるまい。リナは自分の怒りのボルテージが刻々と上がっていくのを感じる。 
「その状態で人捜しって、大変でしょうねえ………」
 しみじみした口調で、さも同情しているような声を出すゼロス。リナは見えないながら、彼のいるとおぼしき方向を、眼を開いてにらみ付けた。
「あんたの手をわずらわせるつもりはないわよ!」
「でも、今ガウリイさん不在じゃないですか」
「あんたみくびってんのっ?あの程度の仕事、二日三日も、時間かかるわけないでしょーがっ」
「…………でも」
 表情が全く見えないから、声音に左右されやすくなる。
 急に低くなった声に、リナは軽い不安を覚えた。
「標的を追いかけてる最中に、いきなりデーモンたちの大群が押し寄せてきたら、それって面倒じゃありません?」
「………………」
 急激に体の体温が下がった。
「あんたっ……!まさか!」
「いちおう断っておきますが、別に僕がなにかしたわけではありませんよ?正直言って運はとても良かったなーと思ってますけど」
「――――悪魔かあんたは」
「魔族ですからねぇ」
「………………!」
 リナは額の青筋を増やしつつも、表面上は顔色すら変えなかった。
 おもむろに腕を上げ、身につけたタリスマンを十字にする。
「四界の闇を統べる王……」
「すみません。僕が悪かったです。やめてください」
 即座に謝るゼロス。しかしリナは唱え続ける。
「汝の欠片の縁に従い」
「―――なにか御用をたまわりましょうか」
 効果てきめんであった。
 リナは詠唱を止め、呆れるほどの切り替えの速さで、気配を頼りにゼロスの位置を計って要求を述べる。
「あ、そう?ありがと。じゃあ、例の花売りの娘見つけてちょうだい。案内もして欲しいわね」
 光を失った瞳と共に微笑むその表情は、あくまでリナ=インバースらしい、したたかな抜け目のないものであった。

                      ***

 いつもの面白がるような、興を含んだ声で、ゼロスは言った。
 『お願いがあるんですけど。……ご要望にお応えする代わりとして』
 断ることなど考えもしないかのように、返事を待たずに彼女の瞼を覆った布。リナは抗議しなかった。
 これが、代価というならば、安いものだ。
 黒衣の魔族が姿を消した部屋の中、リナは冷えかかった指先で、眉間の布に触れた。
 ―――これは、駆け引きなのだろうか。
 視覚を失ったリナの術など、ゼロスが防ぐのは容易い。発動から止めることも出来るかもしれない。
 まぁしょせん人間風情、という侮りが、ときに思いも寄らぬ致命傷を招く場合があるのは事実だ。特にそれは、彼女に対するとき、往々にして多いが……。
(やっぱり人間相手に、そこまで慎重になるはずもないわよね)
 心の中で、つぶやく。
「目の見えないリナ=インバースは、気に入らない?ゼロス………」
 自嘲的な気分にうんざりして、リナは溜息を落とし、瞼の裏の闇を見つめた。

                         ***

 昨日と変わらず、花売りの娘は元気に陽気であった。さらにいえば、衣装は今日は上着が青、スカートは黄色。帽子はピンクという、さらにグレードアップした派手さだ。
 少女の家らしい、ごくごく普通の家屋の様子にあいまって、それは奇妙に目立つ。
 しかし、あいにくというべきか幸いにというべきか、リナはそれを目に出来る状態ではない。それは違う意味でリナにとって腹立たしいことではある。
 奇抜な服装の少女は、突然訪ねてきたリナの状態を見ても、まったく動揺も同情もしなかった。ただ少女は軽やかにほがらかに、明るく開口一番。
「ほらぁっ、言ったじゃないですか。『旅に怪我は付き物、旅に用心は必要不可欠』って!人の言うこと聞かないから、そぉゆーコトになるんですよっ」
 ―――まったく根性の座った娘であった。
「御託は良いわ」無駄な時間は省きたいらしい。リナはドライに単刀直入に本題に入る。
「アンセヌカ……いくらなわけ?市場じゃだいたい七万……」
「じょおっだんっ!安く見積もっても十万は軽く越しますよぉーっ?」
「馬鹿言うんじゃないわ。足下見るのもいい加減にしてちょうだい。間違いないわよ。あたしが昔、故郷でこの類の薬草とか買ってたときは、きちんと加工してあるのだって、だいたい五、六万前後だったわね。確か、リクェートの丸薬だったかしら」
「んなハナシ、あるわけナイでしょ――――ッ!」
「ホントよ」
 ―――リナは昔、ゼフィーリアの辺境の神殿で神官をしている男の、裏の顔を知ったことがある。
 実直な人間を装って、裏で麻薬や毒などの密売をしていたのだ。
 二度としないからと泣きつくその男を強請り脅し、リナはみごと実際十万以上はする貴重な丸薬を、六万で売らせた。そればかりではない。さらに彼女は、役人に彼をつきだし、幾ばくかの懸賞金まで手に入れたという後日談までつく。
 ………リナ=インバースは、幼い頃から、変わらずリナ=インバースであった。
 ところで、そんな事情を知らない花売りの娘は、さすがに動揺を隠せず、呆然とつぶやいた。
「そんな、リクェートの丸薬が五、六万……!?」
「世の中ってモンを知らないわね。あんたのその宝物は、実際七万程度の価値っきゃないのよ。そんなことも知らずに、十万は越すなんて言葉吐くなんて……。これは、情報料とボラれかけた慰謝料も含めて、やっぱり五万くらいにまけてもらおうかしら」
 たたみかけるリナ。押される花売り娘。けれど、それでもめげずあきらめず、少女は主張した。
「そんなっ、絶対おかしいですよっ!七万が相場だなんて……原価われちゃうじゃないですかっ」
「モノの価値ってのは、絶えず変動しているものなのよ」
「そんなメチャな!だってですよっ!?」
 ――――以下。
 貴重な珍花を所有する花売り娘と、失明によって一寸先も分からない魔道士の、値段交渉はえんえん続く―――
「僕の立場って、なんなんでしょうねえー……」
 そしてゼロスの思わず漏らす欠伸がひとつ。

                         ***
「そ、そんな……」
 がくりと花売りの少女は地に膝をついた。
 肩を落とし、ショックを受けた目で、視線を下に向けてうめくように声を漏らす。
「き、九万……。原価、ギリギリなんて……」
「適正価格、適正価格♪」
 さんざん値切り倒したあげくにそんなセリフを、リナは悪びれもせず吐いて、アンセヌカを手にニッと笑んだ。くるりと少女に背を向ける。
「じゃ、これは有り難く受け取らせてもらうわ。良心的な花屋さん。―――ゼロス、宿屋につれてってくれるわね?」
「僕はまったく構いませんよ。けれど……そこのお嬢さん、リナさんに御用があるようですが?」
 当然のように頼むリナに、ゼロスはしれっと言った。
「いまさら値段について文句は言わせないわよ?」
「そうじゃなくて……待って下さい」
 少女は立ち上がりながら、ゆっくりとした声でよびとめる。
「何」
 返事だけを寄こすリナのおざなりな応えに、妙に鋭く光る瞳で少女はさらに言葉を紡いだ。
「あなた――使用方法、ちゃんとご存知ですか」
「知らないわよ。そんなの」
 わずかに首を傾げるように、軽く振り返ってリナは答える。髪が肩の後ろ、背を流れてさら…と小さな音を奏でた。
 布が、濡れて水を含むように、リナの淡い桜の唇が、浅い笑みを刻んで。そして、つややかな声が言葉を続ける。
「でも、調べるのなんて、簡単」
 ―――この街には図書館だって、魔道士協会だって……神殿まである。規模は、小さいけれど。
 その言葉に、花売りの娘は表情を一変した。それは楽しそうな、あざやかな笑顔になる。
 少女の雰囲気が変わったのを感じ取り、リナは怪訝そうに、布で覆われた見えない瞳を娘に向けた。
「どうかした?」
 少女が愉快そうに愉快そうに自分を見つめていることを、リナは知らない気付かない。
「本気……なんですか?」
 今にも笑い出しそうなのを、懸命にこらえたような声で、花売りの少女は問いかける。
「本気よ。決まってるじゃない」
「まぁ!」
 少女は大げさな声をあげる。耐えきれずに、弾かれたようにくすくすと笑い始めた。
「調べるってどうやるんですか!」
「資料なんて結構あるもんなのよ?まぁ、少し見つかりにくいかもしれないけど……不可能というわけでもないわ」
 少女の様子に、少々気分を害しながら、そっけなくリナは答える。
「ご心配は無用。ゼロス――そうね、宿屋に戻るついでに、魔道士協会にもつれていってもらえる?」
「もちろん――もしもお望みとあれば、神殿までも図書館までもお連れしますよ?」
 壁にもたれかかって蚊帳の外から、ゼロスはにっこり微笑んで快諾する。
 それを聞いて、少女の笑いはいっそうひどくなった。
「そこの人……イイ性格してますねえ!そんなの無理じゃないですか……絶対ムリなのに!」
 目尻に涙さえ滲ませて笑い続けながら、少女はころころと笑みを含んだ声で断言する。
「不可能に決まってます……!」
「―――泣かすわよ」
 剣呑な雰囲気を漂わせて、リナは言い放つが、それでもまったく怯まない。
「暴力はいけませんよー?それよりー、調べるにあたって大きなっ、問題点があるコト、お気付きになってます……!?」
「なによ」
 唐突に、花売りの少女は発作的な笑いを止めた。ただおかしそうに上目遣いにリナを見つめる。
 くす、とひとつだけ小さい笑いを漏らして、少女はリナの額に白い手を伸ばし触れた。
「……………!」
 思わず身を引くリナに、少女は唇に笑みを引いてささやく。
「どうやって、書物読むんですか―――?その目で?」

****
 失明している当人が、本読めないこと忘れているわけないだろうが――!と皆様思われるでしょうから、先を制して、説明(もしくは言い訳、こじつけ)させていただきます。
 それだけペースを乱されているのです!!
 真っ暗闇の中で、やたら抜け目ない花売り娘と値段交渉することで、油断もできずに気を張り続けたため、ただでさえ不安定になっている精神状態が、さらに危うくなっているのですわ!
 ―――そういうことにしといて下さい。プリーズ……(死)
 ゼロリナらしい場面がなかなか出てこなくて心苦しいのですが、庵の話では途中経過はともかく、結果は必ず甘くなる傾向があります。めげず諦めず投げず、どうか読み続けて下さいませ。感想もいただけたら嬉しい………。
 それでは失礼をば。
 

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8127Re:花と娘と(2)毬藻 11/7-21:02
記事番号8126へのコメント

 ふらふらとやって来てみれば、『花と娘と(2)』が載ってるっ!?
 これはラッキー以外の何ものでも無いですねっ!!
 ・・・と、いうわけで、浮かれつつ読ませていただきました♪
> こんばんは、庵 瑠嬌です。

 こんばんはです。また!?ってカンジですが毬藻です〜♪

> 前回の話に続いて、今のところ順調に話は進んでおります。いつ詰まるのでしょう、不安……。

 たとえ詰まっても(縁起でもない!)、どんな終わり方になっても(さらにとんでも無い!)、最後までついていきます!←迷惑すぎっ!

> とりあえず、ゼロリナでございます。
> それではどうぞ。
>
>*******
>
> 花と娘と(2)
>
>
> 朝、薄い光を浴びて目が覚めるのは意識に快い。
> カーテン越しの暖かさを感じて、リナは心地の良い気分で目を開けようとした。しかし、不意に眉をひそめる。
> ―――なにかが、おかしい。
>「……………」
> 目を閉じたまま、頬にかかった髪をかき上げて、意味もなく頭でくしゃりと手に絡ませる。なにかひどく違和感を感じる。
>「………………………」
> このまま掛布にくるまっていても仕方がない。体を起こしてリナは目を開ける。彼女はつぶやいた。
>「やっぱり、か………」
> 世界が暗い。真っ暗だ。
> ――――突然の失明。
>(なぜ?………)

 えええっ!?私も『なぜ!?』ってカンジです!
 うう〜ん・・・いきなしピンチですか・・・!?

>「――――見えないわね」
> 動揺を押し殺して、リナは落ち着こうと努めた。とにかく、不安に駆られてさらに混乱してはいけない。
> あたりに触れながら、苦労して窓に近づいて、カーテンをひき、窓を開ける。
> さぁっ、とまぶしい光が部屋を明るく染めた。
> ……けれど、リナの目にはそれも映らない。
>(―――いかがですか?―――)
> 昨日の明るい声が、脳裏に蘇った。
>「アンセヌカ……ね。買っときゃよかったかも」
> あの娘はこの街の人間のようだった。捜せばきっと見つかるだろう。別に遅くはない。リナはまだ手を失っていない。
> だが、目が見えないこの状況で、どうやって人捜しをするか―――
>(それには、協力が要るわね)
> 光を失った目で窓の外を見やって、リナは心の中でつぶやいた。

 協力・・・ですか・・・
 彼女が頼るとしたら、保護者さんか・・・それとも―――


>「―――疲れた」
> はぁっ、と溜息をついて、リナはベッドに仰向けに倒れ込んだ。
> 今は服を整えて髪を梳かして、とりあえず人前に出られる状態になっている。頭も起き抜けと違って結構はっきりしている。
> ……けれど。
>(目が見えないって、かなり気ィ遣うことだったのね)
> とにかくまわりが分からない。始末の悪いことに、昨日は宿の部屋に入ってからは、お宝の整理などばかりしていたので、内部をあまり確認していない。本当に周囲が何も分からないのだ。

 ああ〜泥沼です〜
 目が見えないって、そりゃ大変でしょう・・・
 どうなるんでしょうか・・・?

>「ガウリイに頼るっきゃないわね……」
> この街に来たのは、実はひとつの仕事を受けたのが理由だった。しかし、実際フタを開けてみれば、何のことはない容易い仕事。
> 二人でやる必要もないと、リナはガウリイに仕事を押しつけて、ひとり街の散策を楽しんだのであった。たいした報酬でもなかったし、仕事もつまらないとあっては、リナ=インバースにとっては、やりたくない種類のものである。
> しかし、彼ももう宿に戻っているだろう。
>「…………よし」
> ひとつ息を吐いて思いきりを付けて、リナは隣の部屋へ向かおうと、扉に近づくことを決意した。

 ああ!やはりガウリイに!?
 私としてはもう一人の方に―――(爆)

>「そりゃ、リナさんの緊急事態に駆けつけたんですよ」
>「緊急事態?」
>「目が。見えないんでしょう?」
 
 さすがゼロスさん!情報が早い!
 駆けつけて来てくれるなんて!!

>「………………!」
> リナは額の青筋を増やしつつも、表面上は顔色すら変えなかった。
> おもむろに腕を上げ、身につけたタリスマンを十字にする。
>「四界の闇を統べる王……」
>「すみません。僕が悪かったです。やめてください」
> 即座に謝るゼロス。しかしリナは唱え続ける。
>「汝の欠片の縁に従い」
>「―――なにか御用をたまわりましょうか」
> 効果てきめんであった。
> リナは詠唱を止め、呆れるほどの切り替えの速さで、気配を頼りにゼロスの位置を計って要求を述べる。
>「あ、そう?ありがと。じゃあ、例の花売りの娘見つけてちょうだい。案内もして欲しいわね」
> 光を失った瞳と共に微笑むその表情は、あくまでリナ=インバースらしい、したたかな抜け目のないものであった。

 さすが・・・としか言いようがないです・・・
 目が見えなくとも、やはりリナちゃんなんですねぇ・・・(しみじみ)

> 昨日と変わらず、花売りの娘は元気に陽気であった。さらにいえば、衣装は今日は上着が青、スカートは黄色。帽子はピンクという、さらにグレードアップした派手さだ。
> 少女の家らしい、ごくごく普通の家屋の様子にあいまって、それは奇妙に目立つ。

 それは目立ちますよね・・・絶対・・・
 私なら恥ずかしくて絶対出来ません・・・(違うだろ!)

> しかし、あいにくというべきか幸いにというべきか、リナはそれを目に出来る状態ではない。それは違う意味でリナにとって腹立たしいことではある。
> 奇抜な服装の少女は、突然訪ねてきたリナの状態を見ても、まったく動揺も同情もしなかった。ただ少女は軽やかにほがらかに、明るく開口一番。
>「ほらぁっ、言ったじゃないですか。『旅に怪我は付き物、旅に用心は必要不可欠』って!人の言うこと聞かないから、そぉゆーコトになるんですよっ」
> ―――まったく根性の座った娘であった。
 
 スレイヤーズ世界の人間って一体・・・?
 とか思ってしまう今日この頃。

> ―――リナは昔、ゼフィーリアの辺境の神殿で神官をしている男の、裏の顔を知ったことがある。
> 実直な人間を装って、裏で麻薬や毒などの密売をしていたのだ。
> 二度としないからと泣きつくその男を強請り脅し、リナはみごと実際十万以上はする貴重な丸薬を、六万で売らせた。そればかりではない。さらに彼女は、役人に彼をつきだし、幾ばくかの懸賞金まで手に入れたという後日談までつく。
> ………リナ=インバースは、幼い頃から、変わらずリナ=インバースであった。

 す・・・すごすぎ・・・?
 とてもじゃ無いですけどマネはできません・・・
 彼女だからこそ出来たというか・・・

>「そ、そんな……」
> がくりと花売りの少女は地に膝をついた。
> 肩を落とし、ショックを受けた目で、視線を下に向けてうめくように声を漏らす。
>「き、九万……。原価、ギリギリなんて……」
>「適正価格、適正価格♪」
> さんざん値切り倒したあげくにそんなセリフを、リナは悪びれもせず吐いて、アンセヌカを手にニッと笑んだ。くるりと少女に背を向ける。
>「じゃ、これは有り難く受け取らせてもらうわ。良心的な花屋さん。―――ゼロス、宿屋につれてってくれるわね?」

 リナちゃん・・・やりますね!
 さすが商売人の娘!!

>「あなた――使用方法、ちゃんとご存知ですか」
>「知らないわよ。そんなの」
> わずかに首を傾げるように、軽く振り返ってリナは答える。髪が肩の後ろ、背を流れてさら…と小さな音を奏でた。
> 布が、濡れて水を含むように、リナの淡い桜の唇が、浅い笑みを刻んで。そして、つややかな声が言葉を続ける。
>「でも、調べるのなんて、簡単」
> ―――この街には図書館だって、魔道士協会だって……神殿まである。規模は、小さいけれど。
> その言葉に、花売りの娘は表情を一変した。それは楽しそうな、あざやかな笑顔になる。

 ええー?なぜ?
 と、しばらく気付かなかった私。やはりバカ以外の何ものでもないです〜

> 少女の雰囲気が変わったのを感じ取り、リナは怪訝そうに、布で覆われた見えない瞳を娘に向けた。
>「どうかした?」
> 少女が愉快そうに愉快そうに自分を見つめていることを、リナは知らない気付かない。
>「本気……なんですか?」
> 今にも笑い出しそうなのを、懸命にこらえたような声で、花売りの少女は問いかける。
>「本気よ。決まってるじゃない」
>「まぁ!」
> 少女は大げさな声をあげる。耐えきれずに、弾かれたようにくすくすと笑い始めた。
>「調べるってどうやるんですか!」
>「資料なんて結構あるもんなのよ?まぁ、少し見つかりにくいかもしれないけど……不可能というわけでもないわ」
> 少女の様子に、少々気分を害しながら、そっけなくリナは答える。
>「ご心配は無用。ゼロス――そうね、宿屋に戻るついでに、魔道士協会にもつれていってもらえる?」
>「もちろん――もしもお望みとあれば、神殿までも図書館までもお連れしますよ?」
> 壁にもたれかかって蚊帳の外から、ゼロスはにっこり微笑んで快諾する。
> それを聞いて、少女の笑いはいっそうひどくなった。
>「そこの人……イイ性格してますねえ!そんなの無理じゃないですか……絶対ムリなのに!」

 確かにゼロスさんはイイ性格してますが―――
 ううーん・・・彼女は気付いてないんですね・・・
 って、人のこといえんぞ!私は!

> 目尻に涙さえ滲ませて笑い続けながら、少女はころころと笑みを含んだ声で断言する。
>「不可能に決まってます……!」
>「―――泣かすわよ」
> 剣呑な雰囲気を漂わせて、リナは言い放つが、それでもまったく怯まない。
>「暴力はいけませんよー?それよりー、調べるにあたって大きなっ、問題点があるコト、お気付きになってます……!?」
>「なによ」
> 唐突に、花売りの少女は発作的な笑いを止めた。ただおかしそうに上目遣いにリナを見つめる。
> くす、とひとつだけ小さい笑いを漏らして、少女はリナの額に白い手を伸ばし触れた。
>「……………!」
> 思わず身を引くリナに、少女は唇に笑みを引いてささやく。
>「どうやって、書物読むんですか―――?その目で?」

 ああっ!!やりますね!!
 この少女!メチャクチャ失礼ですけど、ただの脇役と思ってました!
 ホントに失礼ですね!すいません!!

>****
> 失明している当人が、本読めないこと忘れているわけないだろうが――!と皆様思われるでしょうから、先を制して、説明(もしくは言い訳、こじつけ)させていただきます。
> それだけペースを乱されているのです!!
> 真っ暗闇の中で、やたら抜け目ない花売り娘と値段交渉することで、油断もできずに気を張り続けたため、ただでさえ不安定になっている精神状態が、さらに危うくなっているのですわ!
> ―――そういうことにしといて下さい。プリーズ……(死)

 ラジャーです!
 そう自分に言い聞かせます!
 てゆーか、最初全然気付かなかったですからね、私。

> ゼロリナらしい場面がなかなか出てこなくて心苦しいのですが、庵の話では途中経過はともかく、結果は必ず甘くなる傾向があります。めげず諦めず投げず、どうか読み続けて下さいませ。感想もいただけたら嬉しい………。
> それでは失礼をば。

 甘くなることを祈ってます!続きガンバって下さいね!!
 感想では無くなってしまいましたね・・・
 しかもバカさ加減をさらす結果となってしまいました・・・
 すいませんでした!毬藻でした〜



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8141またっ……(歓喜)庵 瑠嬌 11/9-14:24
記事番号8127へのコメント


 こんにちは、庵 瑠嬌でございます。
 まぁっ、また毬藻さんからですのね――っ!
 嬉しく読ませていただきます。ありがとうございます―――っ☆

> ふらふらとやって来てみれば、『花と娘と(2)』が載ってるっ!?
> これはラッキー以外の何ものでも無いですねっ!!
> ・・・と、いうわけで、浮かれつつ読ませていただきました♪

 ラッキー…ラッキー…うーむ、見かけたが最後、奥まで引っ張り込む蟻地獄のようなものでないことを祈りますわ。(わけわからん喩え)
 とにかく、読んでいただけたなら幸せ、感想頂けたなら、幸福絶頂ですわっっ!
 
>
> こんばんはです。また!?ってカンジですが毬藻です〜♪
>
>> 前回の話に続いて、今のところ順調に話は進んでおります。いつ詰まるのでしょう、不安……。
>
> たとえ詰まっても(縁起でもない!)、どんな終わり方になっても(さらにとんでも無い!)、最後までついていきます!←迷惑すぎっ!

 ついてきて下さるんですのねっ!その言葉には魂が宿り、後悔した時にはすでに遅し、逃げる足首をガッと掴まれる事になるかもしれませんが、恐れずに諦めて読んでくださいませ。
 ――変な事いってますわねわたくし。深くお気になさらないよう。

>> 世界が暗い。真っ暗だ。
>> ――――突然の失明。
>>(なぜ?………)
>
> えええっ!?私も『なぜ!?』ってカンジです!
> うう〜ん・・・いきなしピンチですか・・・!?

 一話めでちょっと匂わせているところがあるんですけれど、さすがに気付く方はいらっしゃいませんでしたわねー。(当然)
 でも、目が見えないってリナさんちょっとヤバくて萌えません?(笑)

>> だが、目が見えないこの状況で、どうやって人捜しをするか―――
>>(それには、協力が要るわね)
>> 光を失った目で窓の外を見やって、リナは心の中でつぶやいた。
>
> 協力・・・ですか・・・
> 彼女が頼るとしたら、保護者さんか・・・それとも―――
>
 保護者さんのつもり……だったんですけど、ね。
 世の中(もといゼロスさん)は、甘くありませんでした♪
 なにより、わたくしガウリイさんが書けませんので。彼、いい男すぎですわっ。

>>(目が見えないって、かなり気ィ遣うことだったのね)
>> とにかくまわりが分からない。始末の悪いことに、昨日は宿の部屋に入ってからは、お宝の整理などばかりしていたので、内部をあまり確認していない。本当に周囲が何も分からないのだ。
>
> ああ〜泥沼です〜
> 目が見えないって、そりゃ大変でしょう・・・
> どうなるんでしょうか・・・?

 ええ。わたくし目が見えなくなったら、正気でいられるかも自信ありませんわ。
 怖いですわよね……。すごい大変な目にリナさんを遭わせているわたくしでございます。
 

>> しかし、彼ももう宿に戻っているだろう。
>>「…………よし」
>> ひとつ息を吐いて思いきりを付けて、リナは隣の部屋へ向かおうと、扉に近づくことを決意した。
>
> ああ!やはりガウリイに!?
> 私としてはもう一人の方に―――(爆)

 わたくしも、もう一人の方が良いし趣味に合いますので、そっちのほうへと相成りました(笑)
 庵の話にガウリイさんは、ほとんどでてこないのがパターンでございます。

>>「そりゃ、リナさんの緊急事態に駆けつけたんですよ」
>>「緊急事態?」
>>「目が。見えないんでしょう?」
> 
> さすがゼロスさん!情報が早い!
> 駆けつけて来てくれるなんて!!

 実は密かに、朝な夕な、監視の目を向けてい――それは、ストーカーですわねっ、怖いのでその仮定は却下しておきます。
 ええ、純粋に情報を手に入れるのが速いのですわ。

>> リナは詠唱を止め、呆れるほどの切り替えの速さで、気配を頼りにゼロスの位置を計って要求を述べる。
>>「あ、そう?ありがと。じゃあ、例の花売りの娘見つけてちょうだい。案内もして欲しいわね」
>> 光を失った瞳と共に微笑むその表情は、あくまでリナ=インバースらしい、したたかな抜け目のないものであった。
>
> さすが・・・としか言いようがないです・・・
> 目が見えなくとも、やはりリナちゃんなんですねぇ・・・(しみじみ)

 要領良く、抜け目なく、決して弱みを見せずに……というものです。
 こういう女性、わたくし大好きですのー……。
 
>> 昨日と変わらず、花売りの娘は元気に陽気であった。さらにいえば、衣装は今日は上着が青、スカートは黄色。帽子はピンクという、さらにグレードアップした派手さだ。
>> 少女の家らしい、ごくごく普通の家屋の様子にあいまって、それは奇妙に目立つ。
>
> それは目立ちますよね・・・絶対・・・
> 私なら恥ずかしくて絶対出来ません・・・(違うだろ!)

 あの少女に、羞恥心とか世間体とかいう文字はありません。
 なにしろ、大通りで屋根から飛び降りる子ですからね……。
 目立つ事こそが、目的かもしれません。商売がらやっぱり人目を引いた方が、売りやすいでしょう。

>> しかし、あいにくというべきか幸いにというべきか、リナはそれを目に出来る状態ではない。それは違う意味でリナにとって腹立たしいことではある。
>> 奇抜な服装の少女は、突然訪ねてきたリナの状態を見ても、まったく動揺も同情もしなかった。ただ少女は軽やかにほがらかに、明るく開口一番。
>>「ほらぁっ、言ったじゃないですか。『旅に怪我は付き物、旅に用心は必要不可欠』って!人の言うこと聞かないから、そぉゆーコトになるんですよっ」
>> ―――まったく根性の座った娘であった。
> 
> スレイヤーズ世界の人間って一体・・・?
> とか思ってしまう今日この頃。

 ゼロスさん以外に、リナさんのペースを崩せる性格を探れっ!
 という大会を密かにわたくしの中で開催しまして(笑)、選ばれたのが彼女です。
 強い性格の女のコは、わたくし好みなんですの。

>> ―――リナは昔、ゼフィーリアの辺境の神殿で神官をしている男の、裏の顔を知ったことがある。
>> 実直な人間を装って、裏で麻薬や毒などの密売をしていたのだ。
>> 二度としないからと泣きつくその男を強請り脅し、リナはみごと実際十万以上はする貴重な丸薬を、六万で売らせた。そればかりではない。さらに彼女は、役人に彼をつきだし、幾ばくかの懸賞金まで手に入れたという後日談までつく。
>> ………リナ=インバースは、幼い頃から、変わらずリナ=インバースであった。
>
> す・・・すごすぎ・・・?
> とてもじゃ無いですけどマネはできません・・・
> 彼女だからこそ出来たというか・・・

 わたくしはとても真似できないと思いますわ……。
 まぁ、このエピソードは力いっぱい勝手に作りましたけど、でも、リナさんならやりそうな気も……しませんか……?

>
>>「そ、そんな……」
>> がくりと花売りの少女は地に膝をついた。
>> 肩を落とし、ショックを受けた目で、視線を下に向けてうめくように声を漏らす。
>>「き、九万……。原価、ギリギリなんて……」
>>「適正価格、適正価格♪」
>> さんざん値切り倒したあげくにそんなセリフを、リナは悪びれもせず吐いて、アンセヌカを手にニッと笑んだ。くるりと少女に背を向ける。
>>「じゃ、これは有り難く受け取らせてもらうわ。良心的な花屋さん。―――ゼロス、宿屋につれてってくれるわね?」
>
> リナちゃん・・・やりますね!
> さすが商売人の娘!!

 めちゃくちゃイイ性格してます、今回のリナさん……というか、登場人物全般。
 ―――はっきり趣味ですわね。
 この話は、書いててとても楽しいですわ。


>>「あなた――使用方法、ちゃんとご存知ですか」
>>「知らないわよ。そんなの」
>> わずかに首を傾げるように、軽く振り返ってリナは答える。髪が肩の後ろ、背を流れてさら…と小さな音を奏でた。
>> 布が、濡れて水を含むように、リナの淡い桜の唇が、浅い笑みを刻んで。そして、つややかな声が言葉を続ける。
>>「でも、調べるのなんて、簡単」
>> ―――この街には図書館だって、魔道士協会だって……神殿まである。規模は、小さいけれど。
>> その言葉に、花売りの娘は表情を一変した。それは楽しそうな、あざやかな笑顔になる。
>
> ええー?なぜ?
> と、しばらく気付かなかった私。やはりバカ以外の何ものでもないです〜

 気付かないでいてくださるほうが嬉しいですわ。
 途中で気付いてしまったら、ツッコミたくてツッコミたくて、仕方が無くなるでしょう(笑)

>>「もちろん――もしもお望みとあれば、神殿までも図書館までもお連れしますよ?」
>> 壁にもたれかかって蚊帳の外から、ゼロスはにっこり微笑んで快諾する。
>> それを聞いて、少女の笑いはいっそうひどくなった。
>>「そこの人……イイ性格してますねえ!そんなの無理じゃないですか……絶対ムリなのに!」
>
> 確かにゼロスさんはイイ性格してますが―――
> ううーん・・・彼女は気付いてないんですね・・・
> って、人のこといえんぞ!私は!

 リナさんについては……ほほほ、深くお気になさらず(汗)
 まぁ、本人ひそかにとてーも精神状態に安定を欠いているんですのよ。

>> くす、とひとつだけ小さい笑いを漏らして、少女はリナの額に白い手を伸ばし触れた。
>>「……………!」
>> 思わず身を引くリナに、少女は唇に笑みを引いてささやく。
>>「どうやって、書物読むんですか―――?その目で?」
>
> ああっ!!やりますね!!
> この少女!メチャクチャ失礼ですけど、ただの脇役と思ってました!
> ホントに失礼ですね!すいません!!

 ただの脇役じゃなかったんですの(笑)
 この少女の性格は、なかなかに熟考しましたし。
 毬藻さんも、気に入ってくだされば嬉しいのですが。

>> 失明している当人が、本読めないこと忘れているわけないだろうが――!と皆様思われるでしょうから、先を制して、説明(もしくは言い訳、こじつけ)させていただきます。
>> それだけペースを乱されているのです!!
>> 真っ暗闇の中で、やたら抜け目ない花売り娘と値段交渉することで、油断もできずに気を張り続けたため、ただでさえ不安定になっている精神状態が、さらに危うくなっているのですわ!
>> ―――そういうことにしといて下さい。プリーズ……(死)
>
> ラジャーです!
> そう自分に言い聞かせます!
> てゆーか、最初全然気付かなかったですからね、私。

 ああ毬藻さん……貴方はなんて、なんていい人なのでしょう!!
 そういうふうに読んでいただきたいのですっありがとうございますぅぅっ!!

>> ゼロリナらしい場面がなかなか出てこなくて心苦しいのですが、庵の話では途中経過はともかく、結果は必ず甘くなる傾向があります。めげず諦めず投げず、どうか読み続けて下さいませ。感想もいただけたら嬉しい………。
>> それでは失礼をば。
>
> 甘くなることを祈ってます!続きガンバって下さいね!!
> 感想では無くなってしまいましたね・・・
> しかもバカさ加減をさらす結果となってしまいました・・・
> すいませんでした!毬藻でした〜
>
 わたくしの返事が比べられないくらい愚か者ですから、毬藻さんのお言葉なんて、素晴らしいだけですわ。
 二回目の感想、ありがとうございました。
 三話めも頑張って書きますから、続きも読んでいただければ幸いです……。
 

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8128キャ―――――ですぅ!!ユノア E-mail 11/7-23:18
記事番号8126へのコメント

> こんばんは、庵 瑠嬌です。

こんばんは!!庵さん。
ユノアです。

> 前回の話に続いて、今のところ順調に話は進んでおります。いつ詰まるのでしょう、不安……。
> とりあえず、ゼロリナでございます。
> それではどうぞ。

キャ―――――――!!
またしても、庵さんの作品を読める喜びに、舞い上がってますぅ!!
でも、でも、いつ詰まるのだろうかなどと、恐いことは考えないで下さいまし!!
だって、次の作品を心待ちにしてるんですからぁ!!
って、思いっきり自分勝手な言い分のような・・・・・
ごめんなさいぃぃ!!

>「やっぱり、か………」
> 世界が暗い。真っ暗だ。
> ――――突然の失明。

私、思わず、ゼロスさんの仕業!?とかって思ったんですが・・・・・
すっごく、勘違い&失礼なこと言ってるような・・・・・・
それにしても、「やっぱり、か………」と言えるところが、
リナちゃんの凄いところのような気がします。
ある程度、予想出来た?のですから。

>(なぜ?………)
> 寝台から立ち上がって、あたりを手で確認しながら、リナは洗面台をさがした。顔を洗う。
> 目も洗ってタオルで顔を拭き、瞼を開けた。
>「――――見えないわね」
> 動揺を押し殺して、リナは落ち着こうと努めた。とにかく、不安に駆られてさらに混乱してはいけない。

こんな状況に陥っても、冷静でいられるって
リナちゃんって、やっぱり凄いですよねぇ。

>「ガウリイに頼るっきゃないわね……」

ここで、おっと!ガウリイがいたのか!!って思った私(←バカ?)
何を根拠か分からないのですが、リナって一人だと思ったものですから。
やっぱり、私ってお間抜け?

> ゼロスが出現するのは、たいてい夜だ。ガウリイのいない時を、見計らうように宿屋でひとりきりになったリナのもとへ現れる。

これって、やっぱり、邪魔なガウリイがいない時に、
リナちゃんと愛を育むためなのねぇ!!!
っと、思いっきり、勘違いのまま、突っ走る私ですぅぅぅ!!
ああ、ごめんなさい。今日の私は変です。

>「そりゃ、リナさんの緊急事態に駆けつけたんですよ」
>「緊急事態?」
>「目が。見えないんでしょう?」
> にっこり、と微笑む、その顔が目に浮かぶようだった。

本当に何でも知ってるんですねぇ、ゼロスさんは。
リナちゃんのことになると。
って、やっぱり、愛のなせるワザ!?

> おもむろに腕を上げ、身につけたタリスマンを十字にする。
>「四界の闇を統べる王……」
>「すみません。僕が悪かったです。やめてください」
> 即座に謝るゼロス。しかしリナは唱え続ける。
>「汝の欠片の縁に従い」
>「―――なにか御用をたまわりましょうか」
> 効果てきめんであった。

こういう二人も好き(はぁと)
微笑ましいって言ったら変なような気がしますが、可愛いというか・・・・・
あ、ますます、変なような・・・・

>「あ、そう?ありがと。じゃあ、例の花売りの娘見つけてちょうだい。案内もして欲しいわね」
> 光を失った瞳と共に微笑むその表情は、あくまでリナ=インバースらしい、したたかな抜け目のないものであった。

こういうリナちゃんを見てると、こっちまで明るくなっちゃって、
楽しいですねぇ。私は。

>「目の見えないリナ=インバースは、気に入らない?ゼロス………」
> 自嘲的な気分にうんざりして、リナは溜息を落とし、瞼の裏の闇を見つめた。

何か、ここ好きなんですぅぅ!!
リナちゃんがゼロスさんに、自分のこと、どう思うかなんて
聞くなんて、どうでもよい相手に聞くわけないし!!
って、一人で、思いっきり勘違いしてるような気がしますが・・・・

>「僕の立場って、なんなんでしょうねえー……」

リナちゃんのボディ−ガ−ド(はぁと)
でも、こんなこと言うゼロスさんって可愛い!!
とかって、思える私って、やっぱり変?

>「そ、そんな……」
> がくりと花売りの少女は地に膝をついた。
> 肩を落とし、ショックを受けた目で、視線を下に向けてうめくように声を漏らす。
>「き、九万……。原価、ギリギリなんて……」
>「適正価格、適正価格♪」
> さんざん値切り倒したあげくにそんなセリフを、リナは悪びれもせず吐いて、アンセヌカを手にニッと笑んだ。くるりと少女に背を向ける。

リナちゃんも凄いって勿論思いますが、
リナちゃん相手に、原価ギリギリまで、持ち込んだ
花売り娘さんも、凄いかと私は思ったんですけど・・・・・
まぁ、リナちゃんが、とんでもない値段ふっかけてた訳ですから、
そこら変で、手をうったんでしょうけど。

> 失明している当人が、本読めないこと忘れているわけないだろうが――!と皆様思われるでしょうから、先を制して、説明(もしくは言い訳、こじつけ)させていただきます。
> それだけペースを乱されているのです!!
> 真っ暗闇の中で、やたら抜け目ない花売り娘と値段交渉することで、油断もできずに気を張り続けたため、ただでさえ不安定になっている精神状態が、さらに危うくなっているのですわ!
> ―――そういうことにしといて下さい。プリーズ……(死)

ということは、かなりリナさん、動揺?なさってるんですねぇ。
実は、私は、かなり間抜けなこともうしますが、
ゼロスさんが、調べてくれるからなのだろうと、思ってたんですよ。
でも、よくよく考えると、神殿にしろ、図書館にしろ、
そういうところって、身分がちゃんと証明されるような人しか
出入りできなかったんでしたっけ?
などと、ふざけた質問をしてしまう私なんですが・・・・
ごめんなさいぃぃぃぃぃ!!かなり勉強不足!?
すみません!!何か、今日は、とことん変です!!お許しを!!

> ゼロリナらしい場面がなかなか出てこなくて心苦しいのですが、庵の話では途中経過はともかく、結果は必ず甘くなる傾向があります。めげず諦めず投げず、どうか読み続けて下さいませ。感想もいただけたら嬉しい………。
> それでは失礼をば。

甘々っていいですよねぇ!!
楽しみに期待してます♪
ああ、それにしても、庵さんの作品には、いつもながらうっとり
させて貰ってます。やっぱり、優れた表現力に感動するばかりですぅ。
あ!次回作も必ず読みますので!!
それでは、このへんで失礼させて頂ます。

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8142わたくしこそ、きゃぁぁっですわっ!庵 瑠嬌 11/9-14:51
記事番号8128へのコメント


 こんばんは、庵 瑠嬌でございます。
 きゃぁぁぁぁぁっ!また、ユノアさんから頂けたんですのね――っ!
 ありがとうございますっ、感謝ですわっ!

>こんばんは!!庵さん。
>ユノアです。
>
>キャ―――――――!!
>またしても、庵さんの作品を読める喜びに、舞い上がってますぅ!!
>でも、でも、いつ詰まるのだろうかなどと、恐いことは考えないで下さいまし!!
>だって、次の作品を心待ちにしてるんですからぁ!!
>って、思いっきり自分勝手な言い分のような・・・・・
>ごめんなさいぃぃ!!

 そういうお言葉は、貰えば貰うだけ嬉しいですわっ。
 ええっ、そうおっしゃっていただけるならば、頑張って頭ひねって、続きも書きましょう。
 ユノアさんのご期待に添えるよう、努力致しますわ!!

>>「やっぱり、か………」
>> 世界が暗い。真っ暗だ。
>> ――――突然の失明。
>
>私、思わず、ゼロスさんの仕業!?とかって思ったんですが・・・・・
>すっごく、勘違い&失礼なこと言ってるような・・・・・・
>それにしても、「やっぱり、か………」と言えるところが、
>リナちゃんの凄いところのような気がします。
>ある程度、予想出来た?のですから。

 普通、目を閉じていても光というのは明るさとして感じるじゃないですか。
 盲目になったことがないのでわかりませんが、その明るさの感じが、いつもと違ったとか。
 やっぱり、自分でわかるものかなぁ、と思いまして。
 ゼロスさんの仕業かっ、と思ってしまうのは……仕方ないでしょう。だって普段の行いが行いですものっ(笑)

>
>>(なぜ?………)
>> 寝台から立ち上がって、あたりを手で確認しながら、リナは洗面台をさがした。顔を洗う。
>> 目も洗ってタオルで顔を拭き、瞼を開けた。
>>「――――見えないわね」
>> 動揺を押し殺して、リナは落ち着こうと努めた。とにかく、不安に駆られてさらに混乱してはいけない。
>
>こんな状況に陥っても、冷静でいられるって
>リナちゃんって、やっぱり凄いですよねぇ。

 うろたえないリナさんも、素敵だなぁと思ったので。
 どんなときでも強気で、抜け目なくて、判断を誤らない、というのが。
 格好いいと、思ったのですわ。

>>「ガウリイに頼るっきゃないわね……」
>
>ここで、おっと!ガウリイがいたのか!!って思った私(←バカ?)
>何を根拠か分からないのですが、リナって一人だと思ったものですから。
>やっぱり、私ってお間抜け?


 考えてみると確かに、ここまでの文、リナさん一人旅に見えますわねえ……。
 解りにくかったですわね。
 一応、ガウリイさんがリナさんを一人にする事は、あまり無いかもしれない、となんとなく認識されているんですよ。わたくしの頭の中。
 だけれども、そうするとガウリイさん書かなければいけなくて、でも書けないから……結局、引き離しちゃうんですのよね。いつも。

>> ゼロスが出現するのは、たいてい夜だ。ガウリイのいない時を、見計らうように宿屋でひとりきりになったリナのもとへ現れる。
>
>これって、やっぱり、邪魔なガウリイがいない時に、
>リナちゃんと愛を育むためなのねぇ!!!
>っと、思いっきり、勘違いのまま、突っ走る私ですぅぅぅ!!
>ああ、ごめんなさい。今日の私は変です。

 いいえ、その認識で突っ走ってくださいませ。
 そう考えて下さったらいいなぁ、と思って、書いた一文です(笑)
 リナさんと二人きりになった時、いつもどんなこと話しているんでしょうねぇ……。

>>「そりゃ、リナさんの緊急事態に駆けつけたんですよ」
>>「緊急事態?」
>>「目が。見えないんでしょう?」
>> にっこり、と微笑む、その顔が目に浮かぶようだった。
>
>本当に何でも知ってるんですねぇ、ゼロスさんは。
>リナちゃんのことになると。
>って、やっぱり、愛のなせるワザ!?

 愛と、実力と、情報網のなせる業ですわ。
 ここで、なぜ知っているのだ、と思わないリナさんが密かに自分で気に入っています。

>> おもむろに腕を上げ、身につけたタリスマンを十字にする。
>>「四界の闇を統べる王……」
>>「すみません。僕が悪かったです。やめてください」
>> 即座に謝るゼロス。しかしリナは唱え続ける。
>>「汝の欠片の縁に従い」
>>「―――なにか御用をたまわりましょうか」
>> 効果てきめんであった。
>
>こういう二人も好き(はぁと)
>微笑ましいって言ったら変なような気がしますが、可愛いというか・・・・・
>あ、ますます、変なような・・・・

 切り替えの早さというか、かけあいですわね。
 ここのあたりは書いててノリやすい。ほのぼのゼロリナに一種通じるものを勝手に感じています。

>
>>「あ、そう?ありがと。じゃあ、例の花売りの娘見つけてちょうだい。案内もして欲しいわね」
>> 光を失った瞳と共に微笑むその表情は、あくまでリナ=インバースらしい、したたかな抜け目のないものであった。
>
>こういうリナちゃんを見てると、こっちまで明るくなっちゃって、
>楽しいですねぇ。私は。

 たいていポジティブですの。このリナさんは。
 明るく前向きに抜け目無い。

>>「目の見えないリナ=インバースは、気に入らない?ゼロス………」
>> 自嘲的な気分にうんざりして、リナは溜息を落とし、瞼の裏の闇を見つめた。
>
>何か、ここ好きなんですぅぅ!!
>リナちゃんがゼロスさんに、自分のこと、どう思うかなんて
>聞くなんて、どうでもよい相手に聞くわけないし!!
>って、一人で、思いっきり勘違いしてるような気がしますが・・・・

 あぁ、これご本人に尋ねて無いんですの。
 一人きりで、つぶやいているんですのよ。ここも解りにくかったですわねー。おへんじで説明してどうするんでしょうわたくしってば。

>>「僕の立場って、なんなんでしょうねえー……」
>
>リナちゃんのボディ−ガ−ド(はぁと)
>でも、こんなこと言うゼロスさんって可愛い!!
>とかって、思える私って、やっぱり変?

 ――最近、わたくしも可愛いゼロスさんに魅力を覚えているようですし、その気持ちはよくわかりますわ。
 二人だけの世界に突入してしまった少女達を見て、思わずつぶやいてしまう一言です。


>>「そ、そんな……」
>> がくりと花売りの少女は地に膝をついた。
>> 肩を落とし、ショックを受けた目で、視線を下に向けてうめくように声を漏らす。
>>「き、九万……。原価、ギリギリなんて……」
>>「適正価格、適正価格♪」
>> さんざん値切り倒したあげくにそんなセリフを、リナは悪びれもせず吐いて、アンセヌカを手にニッと笑んだ。くるりと少女に背を向ける。
>
>リナちゃんも凄いって勿論思いますが、
>リナちゃん相手に、原価ギリギリまで、持ち込んだ
>花売り娘さんも、凄いかと私は思ったんですけど・・・・・
>まぁ、リナちゃんが、とんでもない値段ふっかけてた訳ですから、
>そこら変で、手をうったんでしょうけど。

 だから、類は友を呼ぶという(笑)。
 花売り娘さん、本当にイイ性格しているんですのよ本当に。
 対等に戦うってリナさん相手に凄い事ですわよねぇっ。(楽しい)

>ということは、かなりリナさん、動揺?なさってるんですねぇ。
>実は、私は、かなり間抜けなこともうしますが、
>ゼロスさんが、調べてくれるからなのだろうと、思ってたんですよ。
>でも、よくよく考えると、神殿にしろ、図書館にしろ、
>そういうところって、身分がちゃんと証明されるような人しか
>出入りできなかったんでしたっけ?
>などと、ふざけた質問をしてしまう私なんですが・・・・
>ごめんなさいぃぃぃぃぃ!!かなり勉強不足!?
>すみません!!何か、今日は、とことん変です!!お許しを!!

 いや、このゼロスさんは、はっきり味方とも判らないんですの。
 調べてくれ、といって、調べてくれるとは限らないし、何より本当のことを言ってくれるかも判りません。
 このとき、ゼロスさんの現れている理由はいっさい不明ですから、警戒しているわけですの。
 実際しらべるとなったら、リナさんの連れとかでなんとか通じるでしょうけれどね。一度ガウリイさんはそれでリナさんと調べものしたそうですし。
 今のリナさんは、ちょっと疑心暗鬼ですわ。油断できない、と。
 って、それにしてもほんっとうに、解り難いですわね、わたくしの話っ!!
 こういう所で解説って、本当はいけませんわよねえ、すいません……文章力と表現力がなくて。

>> ゼロリナらしい場面がなかなか出てこなくて心苦しいのですが、庵の話では途中経過はともかく、結果は必ず甘くなる傾向があります。めげず諦めず投げず、どうか読み続けて下さいませ。感想もいただけたら嬉しい………。
>> それでは失礼をば。
>
>甘々っていいですよねぇ!!
>楽しみに期待してます♪
>ああ、それにしても、庵さんの作品には、いつもながらうっとり
>させて貰ってます。やっぱり、優れた表現力に感動するばかりですぅ。
>あ!次回作も必ず読みますので!!
>それでは、このへんで失礼させて頂ます。
>
 次こそっ!次こそ甘々をっ!
 と、もっとも願っているのは実はわたくしなんですけれども(笑)、それこそそろそろ禁断症状なので、二人っきりの場面が展開されるはず……
 次回作、読んでくださるというお言葉を信じておりますわっ!
 それでは、本当に感想、ありがとうございました―――!

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8130読ませていただきました☆高砂 時緒 E-mail 11/7-23:50
記事番号8126へのコメント

こんにちはっ、またもや時緒です☆
それでは感想ですっ。

>「標的を追いかけてる最中に、いきなりデーモンたちの大群が押し寄せてきたら、それって面倒じゃありません?」
 そしてその光景を冷静に見物してたワケですね(苦笑)
 さすがと言うか、なんと言うか……

> ―――リナは昔、ゼフィーリアの辺境の神殿で神官をしている男の、裏の顔を知ったことがある。
> 実直な人間を装って、裏で麻薬や毒などの密売をしていたのだ。
> 二度としないからと泣きつくその男を強請り脅し、リナはみごと実際十万以上はする貴重な丸薬を、六万で売らせた。そればかりではない。さらに彼女は、役人に彼をつきだし、幾ばくかの懸賞金まで手に入れたという後日談までつく。
> ………リナ=インバースは、幼い頃から、変わらずリナ=インバースであった。
 まあ、たくましいこと(はぁと)……強請り倒した上に役人につきだすだなんて(^^;)
 悪いコトってのはしちゃダメですね。さもないと最悪その神官さんみたいなヒドい目に遭う―――、と(ーー;)

>「き、九万……。原価、ギリギリなんて……」
>「適正価格、適正価格♪」
> さんざん値切り倒したあげくにそんなセリフを、リナは悪びれもせず吐いて、アンセヌカを手にニッと笑んだ。
 さすが商売人の娘。この手の駆け引きは、ほんっっきで得意ですね(^^)

> 思わず身を引くリナに、少女は唇に笑みを引いてささやく。
>「どうやって、書物読むんですか―――?その目で?」
 ―――がんばれ、リナちゃん。(感想ちゃうやん・蹴)

> ゼロリナらしい場面がなかなか出てこなくて心苦しいのですが、庵の話では途中経過はともかく、結果は必ず甘くなる傾向があります。めげず諦めず投げず、どうか読み続けて下さいませ。感想もいただけたら嬉しい………。
 ええっ!ダークでシリアスももちろん好きですけど、甘々も大好きですっ!!
 めげません諦めません、投げるだなんて、もってのほかっ(力説)しっかりちゃっかり読みつづけます♪
 それにリナちゃんと謎の少女さんの駆け引きも楽しかったですし(^ー^)3話目も楽しみです。
 それでは、いつものごとく取り止めのない感想になってしまいましたが(汗)これにて失礼します。
 なにかとお忙しい時期でしょうが、お体に気をつけてがんばってください。
 では・時緒でした☆

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8143読んで戴きました♪庵 瑠嬌 11/9-15:01
記事番号8130へのコメント


 こんにちは、庵 瑠嬌でございます。
 感想ありがとうございますー、うきうきと読ませていただきましょうっ。

>こんにちはっ、またもや時緒です☆
>それでは感想ですっ。
>
>>「標的を追いかけてる最中に、いきなりデーモンたちの大群が押し寄せてきたら、それって面倒じゃありません?」
> そしてその光景を冷静に見物してたワケですね(苦笑)
> さすがと言うか、なんと言うか……

 「まったくガウリイさんも大変ですねぇ。おや、炎の矢の集中砲火じゃないですか。ほんとうに、ご苦労様ですねぇ」
  とか、なんとか考えつつ(笑)。
  ひそかに、これでとうぶん合流はできないでしょーねー♪とも、かんがえてたりするのですわ。
  ちょっと(?)性格の悪いゼロスさんって、好きです。

>> ―――リナは昔、ゼフィーリアの辺境の神殿で神官をしている男の、裏の顔を知ったことがある。
>> 実直な人間を装って、裏で麻薬や毒などの密売をしていたのだ。
>> 二度としないからと泣きつくその男を強請り脅し、リナはみごと実際十万以上はする貴重な丸薬を、六万で売らせた。そればかりではない。さらに彼女は、役人に彼をつきだし、幾ばくかの懸賞金まで手に入れたという後日談までつく。
>> ………リナ=インバースは、幼い頃から、変わらずリナ=インバースであった。
> まあ、たくましいこと(はぁと)……強請り倒した上に役人につきだすだなんて(^^;)
> 悪いコトってのはしちゃダメですね。さもないと最悪その神官さんみたいなヒドい目に遭う―――、と(ーー;)

 全世界の悪党達は、けっして、ゼフィーリアには近づいてはいけないのですわ。
 今も、さらに最強のおねえさまがいらっしゃいますし。
 そして、諸国にはリナさんがつぶしまくっている、と。
 うーむ、悪人達に安住の地は無いようですわね……。

>
>>「き、九万……。原価、ギリギリなんて……」
>>「適正価格、適正価格♪」
>> さんざん値切り倒したあげくにそんなセリフを、リナは悪びれもせず吐いて、アンセヌカを手にニッと笑んだ。
> さすが商売人の娘。この手の駆け引きは、ほんっっきで得意ですね(^^)

 こういう駆け引き、わたくしほんっっきで楽しいですわ。
 ほんとうに、イイ性格なさっているでしょう。
 

>> 思わず身を引くリナに、少女は唇に笑みを引いてささやく。
>>「どうやって、書物読むんですか―――?その目で?」
> ―――がんばれ、リナちゃん。(感想ちゃうやん・蹴)

 頑張っても無理じゃないでしょうか(笑)
 読めるようになるのが、第一目的です(^^)

>> ゼロリナらしい場面がなかなか出てこなくて心苦しいのですが、庵の話では途中経過はともかく、結果は必ず甘くなる傾向があります。めげず諦めず投げず、どうか読み続けて下さいませ。感想もいただけたら嬉しい………。
> ええっ!ダークでシリアスももちろん好きですけど、甘々も大好きですっ!!
> めげません諦めません、投げるだなんて、もってのほかっ(力説)しっかりちゃっかり読みつづけます♪

 あぁ、嬉しいお言葉。
 その言葉、真剣に信じさせて頂きますわっ!

> それにリナちゃんと謎の少女さんの駆け引きも楽しかったですし(^ー^)3話目も楽しみです。
> それでは、いつものごとく取り止めのない感想になってしまいましたが(汗)これにて失礼します。
> なにかとお忙しい時期でしょうが、お体に気をつけてがんばってください。
> では・時緒でした☆

 最後にまた暖かい言葉……(感涙)
 ありがとうございます。リナさん達の交渉場面、まだあるかはわかりませんが、確実に甘々はあるでしょう。
 これからも読んでいただければ幸いでございます。
 ほんとうに、ありがとうございました……。

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8135Re:花と娘と(2)エイス E-mail URL11/8-19:05
記事番号8126へのコメント


 庵様こんばんは。エイスです。
感想書くの遅れて申し訳ありません。


>「やっぱり、か………」
> 世界が暗い。真っ暗だ。
> ――――突然の失明。
>(なぜ?………)

 こっちもびっくりです。
思わず前の文章を読み返すところでした(笑)

>(目が見えないって、かなり気ィ遣うことだったのね)
> とにかくまわりが分からない。始末の悪いことに、昨日は宿の部屋に入ってからは、お宝の整理などばかりしていたので、内部をあまり確認していない。本当に周囲が何も分からないのだ。

 文章見てるだけで大変そうです。
それに(関係ないけど)目が見えないってむちゃくちゃ退屈そうです。
 趣味のほとんどが、目を必ず使わなくちゃいけないものばかりの私にとっては、耐えられません。

> なるべく物に触って倒したり散らかしたり壊したりしないようにするだけで、神経を尖らせなければならなかった。つけ加えると、今リナには室内がどうなっているのかさえ分かっていない。
>「ガウリイに頼るっきゃないわね……」

 「協力がいるわね」のところではゼロスのことかと思ったんですが、ガウリイもいたんですね(笑)

> そして注意深く足を前に進めた瞬間。
>「―――大変そうですねえ」
> 聞き慣れた声に、リナは弾かれたように顔を上げた。

 待ってました!(笑)

>「町医者のところにでも、お連れしましょうか」
> 分かって言っているのだろうか、この男。
>「こんな街にろくな医者はいないわよ。本人にも原因が分からないような失明を、まともに診ることなんて出来やしないわ」

 やぶ医者?(爆)

>「目の見えないリナ=インバースは、気に入らない?ゼロス………」
> 自嘲的な気分にうんざりして、リナは溜息を落とし、瞼の裏の闇を見つめた。

 ここ、なんか好きです。気になるとも言いますが。

> 昨日と変わらず、花売りの娘は元気に陽気であった。さらにいえば、衣装は今日は上着が青、スカートは黄色。帽子はピンクという、さらにグレードアップした派手さだ。

 お前は熱帯魚か(笑)

>「そ、そんな……」
> がくりと花売りの少女は地に膝をついた。
> 肩を落とし、ショックを受けた目で、視線を下に向けてうめくように声を漏らす。
>「き、九万……。原価、ギリギリなんて……」

 可哀相(笑)でもリナと交渉して9万で済んだんだからいいほうなのかも。

>「あなた――使用方法、ちゃんとご存知ですか」
>「知らないわよ。そんなの」

 おいおい。

> 思わず身を引くリナに、少女は唇に笑みを引いてささやく。
>「どうやって、書物読むんですか―――?その目で?」

 ゼロスに探させて、ゼロスに読ませるのかと思いました。私。
しかも朗読してくれればリナも判断できて言うことなし、とか思ってたのですが。

 それにしてもこの花売りの少女、もしかして使用法を教えるかわりにお金を払わせるつもりでしょうか。
 う〜ん・・・・・・。

> 失明している当人が、本読めないこと忘れているわけないだろうが――!と皆様思われるでしょうから、先を制して、説明(もしくは言い訳、こじつけ)させていただきます。
> それだけペースを乱されているのです!!
> 真っ暗闇の中で、やたら抜け目ない花売り娘と値段交渉することで、油断もできずに気を張り続けたため、ただでさえ不安定になっている精神状態が、さらに危うくなっているのですわ!
> ―――そういうことにしといて下さい。プリーズ……(死)

 あ、そうだったんですね。
・・・・・・確かにそんだけの状況が重なると、精神状態揺れるかも・・・・・・。

> ゼロリナらしい場面がなかなか出てこなくて心苦しいのですが、庵の話では途中経過はともかく、結果は必ず甘くなる傾向があります。めげず諦めず投げず、どうか読み続けて下さいませ。感想もいただけたら嬉しい………。

 感想もちろんかきますよ!庵様の作品で感想書かないのは、読みのがしか、続き物でいちいち感想書くのはうっとおしいかな?と思った時か、または他の方々の感想が多すぎてひいてしまったときです(笑)

> それでは失礼をば。

 はい、わけのわからない感想ばかり書いてしまって申し訳ありません。
少なくともこの連載が終わる時には(なんか言葉のひびきが縁起悪いような・・・)また感想かかせていただきます。かかせてください(笑)

 それでは。
    エイス

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8149ありがとうございますっ庵 瑠嬌 11/10-13:51
記事番号8135へのコメント


>
> 庵様こんばんは。エイスです。
>感想書くの遅れて申し訳ありません。
>
 こんにちは、庵 瑠嬌でございますっ。
 感想ありがとうございます……いやいや、遅くても早くても、いただけただけで充分嬉しいですわっ。


>>「やっぱり、か………」
>> 世界が暗い。真っ暗だ。
>> ――――突然の失明。
>>(なぜ?………)
>
> こっちもびっくりです。
>思わず前の文章を読み返すところでした(笑)

 ――唐突ですわよねぇ……。
 まぁ、意表を突くのがお話書く上で大切なことなのだ、と言う事で(汗)

>>(目が見えないって、かなり気ィ遣うことだったのね)
>> とにかくまわりが分からない。始末の悪いことに、昨日は宿の部屋に入ってからは、お宝の整理などばかりしていたので、内部をあまり確認していない。本当に周囲が何も分からないのだ。
>
> 文章見てるだけで大変そうです。
>それに(関係ないけど)目が見えないってむちゃくちゃ退屈そうです。
> 趣味のほとんどが、目を必ず使わなくちゃいけないものばかりの私にとっては、耐えられません。

 わたくしもですっ!
 本読めないパソコン出来ない、それだけでも耐えきれそうにありませんわ。
 生活も大変でしょうし……ええ、目は大事。
 視力減退が怖い今日この頃、目は大切にしなければなりませんわね。

>> なるべく物に触って倒したり散らかしたり壊したりしないようにするだけで、神経を尖らせなければならなかった。つけ加えると、今リナには室内がどうなっているのかさえ分かっていない。
>>「ガウリイに頼るっきゃないわね……」
>
> 「協力がいるわね」のところではゼロスのことかと思ったんですが、ガウリイもいたんですね(笑)

 やっぱり、最初に頭に来るのはゼロスさん(笑)
 ええ、でも一番の協力者と成り得るのは、ガウリイさんですから。
 ――結局、出さないんですけどね。(実力的に無理)

>
>> そして注意深く足を前に進めた瞬間。
>>「―――大変そうですねえ」
>> 聞き慣れた声に、リナは弾かれたように顔を上げた。
>
> 待ってました!(笑)

 ゼロスさんの出現は必要不可欠でしょう!!
 だってゼロリナなんですもの。わたくし、彼がいないと書いててつまらないんですもの。
 聞き慣れた……と言うところで、ひそかにゼロリナ(笑)

>>「町医者のところにでも、お連れしましょうか」
>> 分かって言っているのだろうか、この男。
>>「こんな街にろくな医者はいないわよ。本人にも原因が分からないような失明を、まともに診ることなんて出来やしないわ」
>
> やぶ医者?(爆)

 あまり腕がよくないんです(フォロー)
 ここで、お医者さんに頼られては展開として困りますので、この町のお医者様には無能になっていただきました。

>>「目の見えないリナ=インバースは、気に入らない?ゼロス………」
>> 自嘲的な気分にうんざりして、リナは溜息を落とし、瞼の裏の闇を見つめた。
>
> ここ、なんか好きです。気になるとも言いますが。

 一番、この回でゼロリナらしいところかもしれませんわね。
 ここでリナさんの抱いた認識が……後に、さて響くんでしょうかねぇ……?(笑)

>
>> 昨日と変わらず、花売りの娘は元気に陽気であった。さらにいえば、衣装は今日は上着が青、スカートは黄色。帽子はピンクという、さらにグレードアップした派手さだ。
>
> お前は熱帯魚か(笑)

 そのノリでかまいません(笑)
 日毎に装いを変えるところでは、さらに目に楽しいですわね―☆
 眺めるには問題の多い性格ですけど。

>
>>「そ、そんな……」
>> がくりと花売りの少女は地に膝をついた。
>> 肩を落とし、ショックを受けた目で、視線を下に向けてうめくように声を漏らす。
>>「き、九万……。原価、ギリギリなんて……」
>
> 可哀相(笑)でもリナと交渉して9万で済んだんだからいいほうなのかも。

 同感(爆)リナさん相手だったら、原価割れちゃって当然かもしれませんものねっ。
 ええ、あの世界だと、九万も多分、大金の筈……。

>>「あなた――使用方法、ちゃんとご存知ですか」
>>「知らないわよ。そんなの」
>
> おいおい。

 知る手立てがあるならば、知らないことも怖くないとおもうんですの。
 いくらでも調べようがある、と思えば……平気ですわ。
 即答することでもないですけど(笑)

>> 思わず身を引くリナに、少女は唇に笑みを引いてささやく。
>>「どうやって、書物読むんですか―――?その目で?」
>
> ゼロスに探させて、ゼロスに読ませるのかと思いました。私。
>しかも朗読してくれればリナも判断できて言うことなし、とか思ってたのですが。

 この話でゼロスさん不親切ですわ。
 信頼性に欠けるので、頼れません。ゼロスさんなら、さもありなんな、大嘘つくかもしれませんし……。
 まぁ、ゼロスさん基本的に約束破らず嘘つかずがスタンスのようですけどね。
 肝心な場面に覆すためのポーズかもしれない、という認識があるんですのわたくし。

> それにしてもこの花売りの少女、もしかして使用法を教えるかわりにお金を払わせるつもりでしょうか。
> う〜ん・・・・・・。

 無理ある展開でしょうか……(汗)。
 でも、このアンセヌカって、本当に珍しい稀少な、あまり一般に知られていない花なので、使用方法を知っているだけで、それなりの切り札になるんですのよ。

>> 失明している当人が、本読めないこと忘れているわけないだろうが――!と皆様思われるでしょうから、先を制して、説明(もしくは言い訳、こじつけ)させていただきます。
>> それだけペースを乱されているのです!!
>> 真っ暗闇の中で、やたら抜け目ない花売り娘と値段交渉することで、油断もできずに気を張り続けたため、ただでさえ不安定になっている精神状態が、さらに危うくなっているのですわ!
>> ―――そういうことにしといて下さい。プリーズ……(死)
>
> あ、そうだったんですね。
>・・・・・・確かにそんだけの状況が重なると、精神状態揺れるかも・・・・・・。

 さらに言えば、最近現れるようになったゼロスさんの狙いもなんだか分かりませんし、緊張状態が長いあいだ続いていたのですわ。(補足)
 精神的にちょっと辛い状況、というか……。

>> ゼロリナらしい場面がなかなか出てこなくて心苦しいのですが、庵の話では途中経過はともかく、結果は必ず甘くなる傾向があります。めげず諦めず投げず、どうか読み続けて下さいませ。感想もいただけたら嬉しい………。
>
> 感想もちろんかきますよ!庵様の作品で感想書かないのは、読みのがしか、続き物でいちいち感想書くのはうっとおしいかな?と思った時か、または他の方々の感想が多すぎてひいてしまったときです(笑)

 そういうことがあったんでしょうか。ああ残念。
 続き物でもご面倒でなければ感想いただければ励みになりますし、感想書かれる方は多ければ多いほど喜びも深まりますから、あまり長くなくとも二言、三言でも感想は欲しいんですけれども。
 まぁ、お時間の都合と言うものもありますものね。ただでさえわたくしの話長いですし。こんなだらだらとした駄文全部読んで下さるだけで、感謝ですわ。
 
>> それでは失礼をば。
>
> はい、わけのわからない感想ばかり書いてしまって申し訳ありません。
>少なくともこの連載が終わる時には(なんか言葉のひびきが縁起悪いような・・・)また感想かかせていただきます。かかせてください(笑)

 途中で挫折しないよう、頑張って書かせていただきますわ。ええ、良い意味で連載終了になるよう(笑)
 感想、書いて下さい。飽きない限り書いてくだされば庵は確実に狂喜乱舞致します。(断言)

>
> それでは。
>    エイス
>
 感想本当にありがとうございました。
 続き、もしも載せることができましたなら、どうかご一読をお願い致します……。



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8139Re:花と娘と(2)北上沙菜 11/9-01:09
記事番号8126へのコメント

庵 瑠嬌さんは No.8126「花と娘と(2)」で書きました。
>
>
> こんばんは、庵 瑠嬌です。
> 前回の話に続いて、今のところ順調に話は進んでおります。いつ詰まるのでしょう、不安……。
> とりあえず、ゼロリナでございます。
> それではどうぞ。
某HPにて続きの感想が載っていたので、慌てて見にきました。
早いですね。ペースを乱さないように頑張って下さい。
>*******
>
> 花と娘と(2)
>
>
> 朝、薄い光を浴びて目が覚めるのは意識に快い。
> カーテン越しの暖かさを感じて、リナは心地の良い気分で目を開けようとした。しかし、不意に眉をひそめる。
> ―――なにかが、おかしい。
>「……………」
> 目を閉じたまま、頬にかかった髪をかき上げて、意味もなく頭でくしゃりと手に絡ませる。なにかひどく違和感を感じる。
>「………………………」
> このまま掛布にくるまっていても仕方がない。体を起こしてリナは目を開ける。彼女はつぶやいた。
>「やっぱり、か………」
> 世界が暗い。真っ暗だ。
> ――――突然の失明。
冷静過ぎます。リナちゃんってば凄いわ。
>(なぜ?………)
> 寝台から立ち上がって、あたりを手で確認しながら、リナは洗面台をさがした。顔を洗う。
> 目も洗ってタオルで顔を拭き、瞼を開けた。
>「――――見えないわね」
> 動揺を押し殺して、リナは落ち着こうと努めた。とにかく、不安に駆られてさらに混乱してはいけない。
何て冷静なの〜。私なら、大パニックに陥るのに。
> あたりに触れながら、苦労して窓に近づいて、カーテンをひき、窓を開ける。
> さぁっ、とまぶしい光が部屋を明るく染めた。
> ……けれど、リナの目にはそれも映らない。
>(―――いかがですか?―――)
> 昨日の明るい声が、脳裏に蘇った。
>「アンセヌカ……ね。買っときゃよかったかも」
> あの娘はこの街の人間のようだった。捜せばきっと見つかるだろう。別に遅くはない。リナはまだ手を失っていない。
> だが、目が見えないこの状況で、どうやって人捜しをするか―――
>(それには、協力が要るわね)
> 光を失った目で窓の外を見やって、リナは心の中でつぶやいた。
ゼロスさんですか?ガウリィさんですか?勿論、ゼロスさんですよね。
>
>「―――疲れた」
> はぁっ、と溜息をついて、リナはベッドに仰向けに倒れ込んだ。
> 今は服を整えて髪を梳かして、とりあえず人前に出られる状態になっている。頭も起き抜けと違って結構はっきりしている。
> ……けれど。
>(目が見えないって、かなり気ィ遣うことだったのね)
> とにかくまわりが分からない。始末の悪いことに、昨日は宿の部屋に入ってからは、お宝の整理などばかりしていたので、内部をあまり確認していない。本当に周囲が何も分からないのだ。
> なるべく物に触って倒したり散らかしたり壊したりしないようにするだけで、神経を尖らせなければならなかった。つけ加えると、今リナには室内がどうなっているのかさえ分かっていない。
目が見えないと頼れるのは聴覚、触覚ですからね。
並ではない精神力を使うから、疲労もかなりのものでしょう。
>「ガウリイに頼るっきゃないわね……」
ガウリィさんですか・・・。ちっ。
> この街に来たのは、実はひとつの仕事を受けたのが理由だった。しかし、実際フタを開けてみれば、何のことはない容易い仕事。
> 二人でやる必要もないと、リナはガウリイに仕事を押しつけて、ひとり街の散策を楽しんだのであった。たいした報酬でもなかったし、仕事もつまらないとあっては、リナ=インバースにとっては、やりたくない種類のものである。
> しかし、彼ももう宿に戻っているだろう。
>「…………よし」
> ひとつ息を吐いて思いきりを付けて、リナは隣の部屋へ向かおうと、扉に近づくことを決意した。
>(ああ疲れそう)
> うんざりした気分で、側の壁に手をつき立ち上がる。
> そして注意深く足を前に進めた瞬間。
>「―――大変そうですねえ」
やった!!ゼロス君登場。良かった。
> 聞き慣れた声に、リナは弾かれたように顔を上げた。
>「ゼロス!?」
>「おはようございます、リナさん」
> 寝台の枕側から、ゼロスの声と気配を感じる。
>「あんた、なんのためにこんな時間に………!」
> ゼロスが出現するのは、たいてい夜だ。ガウリイのいない時を、見計らうように宿屋でひとりきりになったリナのもとへ現れる。
それって、やっぱり、あれですか。
野暮な突っ込みですね。
>「そりゃ、リナさんの緊急事態に駆けつけたんですよ」
>「緊急事態?」
>「目が。見えないんでしょう?」
> にっこり、と微笑む、その顔が目に浮かぶようだった。
ゼロス君ってば、企みましたでしょう。
私はそう思いますよ。タイミング良すぎますし。
> 機嫌が降下し始めるが、それにかまっている場合でもない。
>「町医者のところにでも、お連れしましょうか」
> 分かって言っているのだろうか、この男。
>「こんな街にろくな医者はいないわよ。本人にも原因が分からないような失明を、まともに診ることなんて出来やしないわ」
> 村と呼ぶにはいささか大きいが、それでも、かなり小規模な街だ。昨日、街を歩いたときに見つけた医者はたったの一軒。見たところ患者の大部分の種類は、風邪や怪我など、普通の日常的なものばかり。
> はっきり言って期待は出来ない。
田舎ほど医者の質は落ちますからね。
それは仕方ないでしょう。
>「……と、なると」
>「アンセヌカっきゃないでしょ」
>「どなたがお持ちでしたっけ」
>「さぁねっ」
> 昨日の今日だ。リナの話した花売りの少女を忘れているはずはあるまい。リナは自分の怒りのボルテージが刻々と上がっていくのを感じる。
>「その状態で人捜しって、大変でしょうねえ………」
> しみじみした口調で、さも同情しているような声を出すゼロス。リナは見えないながら、彼のいるとおぼしき方向を、眼を開いてにらみ付けた。
素直じゃないですね。お互いに。
>「あんたの手をわずらわせるつもりはないわよ!」
>「でも、今ガウリイさん不在じゃないですか」
>「あんたみくびってんのっ?あの程度の仕事、二日三日も、時間かかるわけないでしょーがっ」
いや、リナちゃん。ガウリィさんのことだから、あやしいですよ。
>「…………でも」
> 表情が全く見えないから、声音に左右されやすくなる。
> 急に低くなった声に、リナは軽い不安を覚えた。
>「標的を追いかけてる最中に、いきなりデーモンたちの大群が押し寄せてきたら、それって面倒じゃありません?」
>「………………」
> 急激に体の体温が下がった。
>「あんたっ……!まさか!」
>「いちおう断っておきますが、別に僕がなにかしたわけではありませんよ?正直言って運はとても良かったなーと思ってますけど」
黙って見ていたのですか?ゼロス君ってば、もう。
>「――――悪魔かあんたは」
>「魔族ですからねぇ」
>「………………!」
> リナは額の青筋を増やしつつも、表面上は顔色すら変えなかった。
> おもむろに腕を上げ、身につけたタリスマンを十字にする。
>「四界の闇を統べる王……」
>「すみません。僕が悪かったです。やめてください」
> 即座に謝るゼロス。しかしリナは唱え続ける。
>「汝の欠片の縁に従い」
>「―――なにか御用をたまわりましょうか」
> 効果てきめんであった。
> リナは詠唱を止め、呆れるほどの切り替えの速さで、気配を頼りにゼロスの位置を計って要求を述べる。
そんなことしなくても、ゼロス君なら言うことをきくのでは。
いうことのきかせかたに意味があるのかしら。
>「あ、そう?ありがと。じゃあ、例の花売りの娘見つけてちょうだい。案内もして欲しいわね」
> 光を失った瞳と共に微笑むその表情は、あくまでリナ=インバースらしい、したたかな抜け目のないものであった。
それでこそ、リナちゃん。強いわ。
>
> ***
>
> いつもの面白がるような、興を含んだ声で、ゼロスは言った。
> 『お願いがあるんですけど。……ご要望にお応えする代わりとして』
> 断ることなど考えもしないかのように、返事を待たずに彼女の瞼を覆った布。リナは抗議しなかった。
> これが、代価というならば、安いものだ。
ゼロス君ってば、何をしようとしているのでしょう。
> 黒衣の魔族が姿を消した部屋の中、リナは冷えかかった指先で、眉間の布に触れた。
ゼロス君、何処へ行ってしまったの?
> ―――これは、駆け引きなのだろうか。
> 視覚を失ったリナの術など、ゼロスが防ぐのは容易い。発動から止めることも出来るかもしれない。
> まぁしょせん人間風情、という侮りが、ときに思いも寄らぬ致命傷を招く場合があるのは事実だ。特にそれは、彼女に対するとき、往々にして多いが……。
>(やっぱり人間相手に、そこまで慎重になるはずもないわよね)
> 心の中で、つぶやく。
>「目の見えないリナ=インバースは、気に入らない?ゼロス………」
> 自嘲的な気分にうんざりして、リナは溜息を落とし、瞼の裏の闇を見つめた。
リナちゃん、弱気になってる。でもそこがまた可愛い。
> ***
>
> 昨日と変わらず、花売りの娘は元気に陽気であった。さらにいえば、衣装は今日は上着が青、スカートは黄色。帽子はピンクという、さらにグレードアップした派手さだ。
花祭りだからとはいえ、目立ち過ぎ〜。目が疲れそうだ。
> 奇抜な服装の少女は、突然訪ねてきたリナの状態を見ても、まったく動揺も同情もしなかった。ただ少女は軽やかにほがらかに、明るく開口一番。
>「ほらぁっ、言ったじゃないですか。『旅に怪我は付き物、旅に用心は必要不可欠』って!人の言うこと聞かないから、そぉゆーコトになるんですよっ」
> ―――まったく根性の座った娘であった。
カモがきた、ラッキーって感じでしょうね。彼女にとっては。
ゼロス君とつるんでいるのでは。
>「御託は良いわ」無駄な時間は省きたいらしい。リナはドライに単刀直入に本題に入る。
>「アンセヌカ……いくらなわけ?市場じゃだいたい七万……」
>「じょおっだんっ!安く見積もっても十万は軽く越しますよぉーっ?」
>「馬鹿言うんじゃないわ。足下見るのもいい加減にしてちょうだい。間違いないわよ。あたしが昔、故郷でこの類の薬草とか買ってたときは、きちんと加工してあるのだって、だいたい五、六万前後だったわね。確か、リクェートの丸薬だったかしら」
>「んなハナシ、あるわけナイでしょ――――ッ!」
>「ホントよ」
> ―――リナは昔、ゼフィーリアの辺境の神殿で神官をしている男の、裏の顔を知ったことがある。
> 実直な人間を装って、裏で麻薬や毒などの密売をしていたのだ。
> 二度としないからと泣きつくその男を強請り脅し、リナはみごと実際十万以上はする貴重な丸薬を、六万で売らせた。そればかりではない。さらに彼女は、役人に彼をつきだし、幾ばくかの懸賞金まで手に入れたという後日談までつく。
> ………リナ=インバースは、幼い頃から、変わらずリナ=インバースであった。
さすが、抜目無いですね。まさに悪人に人権無し。リナちゃん、大儲けしてるし。
> ところで、そんな事情を知らない花売りの娘は、さすがに動揺を隠せず、呆然とつぶやいた。
>「そんな、リクェートの丸薬が五、六万……!?」
>「世の中ってモンを知らないわね。あんたのその宝物は、実際七万程度の価値っきゃないのよ。そんなことも知らずに、十万は越すなんて言葉吐くなんて……。これは、情報料とボラれかけた慰謝料も含めて、やっぱり五万くらいにまけてもらおうかしら」
> たたみかけるリナ。押される花売り娘。けれど、それでもめげずあきらめず、少女は主張した。
強いですね。相変わらず。リナちゃん相手に何故強気にでられるのだろう。恐るべし、商人魂。
>「そんなっ、絶対おかしいですよっ!七万が相場だなんて……原価われちゃうじゃないですかっ」
>「モノの価値ってのは、絶えず変動しているものなのよ」
>「そんなメチャな!だってですよっ!?」
> ――――以下。
> 貴重な珍花を所有する花売り娘と、失明によって一寸先も分からない魔道士の、値段交渉はえんえん続く―――
商人同士の戦いですね。端から見たら楽しそう〜。
>「僕の立場って、なんなんでしょうねえー……」
> そしてゼロスの思わず漏らす欠伸がひとつ。
本当に立場無いですね。でも、これからですよ。きっと。
>
> ***
>「そ、そんな……」
> がくりと花売りの少女は地に膝をついた。
> 肩を落とし、ショックを受けた目で、視線を下に向けてうめくように声を漏らす。
>「き、九万……。原価、ギリギリなんて……」
>「適正価格、適正価格♪」
> さんざん値切り倒したあげくにそんなセリフを、リナは悪びれもせず吐いて、アンセヌカを手にニッと笑んだ。くるりと少女に背を向ける。
リナちゃんに勝てると思うのが、大間違いなんだって。
>「じゃ、これは有り難く受け取らせてもらうわ。良心的な花屋さん。―――ゼロス、宿屋につれてってくれるわね?」
>「僕はまったく構いませんよ。けれど……そこのお嬢さん、リナさんに御用があるようですが?」
> 当然のように頼むリナに、ゼロスはしれっと言った。
>「いまさら値段について文句は言わせないわよ?」
>「そうじゃなくて……待って下さい」
> 少女は立ち上がりながら、ゆっくりとした声でよびとめる。
>「何」
> 返事だけを寄こすリナのおざなりな応えに、妙に鋭く光る瞳で少女はさらに言葉を紡いだ。
>「あなた――使用方法、ちゃんとご存知ですか」
>「知らないわよ。そんなの」
「どうかした?」
> 少女が愉快そうに愉快そうに自分を見つめていることを、リナは知らない気付かない。
>「本気……なんですか?」
> 今にも笑い出しそうなのを、懸命にこらえたような声で、花売りの少女は問いかける。
>「本気よ。決まってるじゃない」
>「まぁ!」
> 少女は大げさな声をあげる。耐えきれずに、弾かれたようにくすくすと笑い始めた。
>「調べるってどうやるんですか!」
>「資料なんて結構あるもんなのよ?まぁ、少し見つかりにくいかもしれないけど……不可能というわけでもないわ」
> 少女の様子に、少々気分を害しながら、そっけなくリナは答える。
>「ご心配は無用。ゼロス――そうね、宿屋に戻るついでに、魔道士協会にもつれていってもらえる?」
>「もちろん――もしもお望みとあれば、神殿までも図書館までもお連れしますよ?」
> 壁にもたれかかって蚊帳の外から、ゼロスはにっこり微笑んで快諾する。
> それを聞いて、少女の笑いはいっそうひどくなった。
>「そこの人……イイ性格してますねえ!そんなの無理じゃないですか……絶対ムリなのに!」
アンセヌカの精製方法って、世間に出回ってないものなのでしょうか。
裏でしか手に入らないとか。
> 目尻に涙さえ滲ませて笑い続けながら、少女はころころと笑みを含んだ声で断言する。
>「不可能に決まってます……!」
>「―――泣かすわよ」
> 剣呑な雰囲気を漂わせて、リナは言い放つが、それでもまったく怯まない。
>「暴力はいけませんよー?それよりー、調べるにあたって大きなっ、問題点があるコト、お気付きになってます……!?」
>「なによ」
> 唐突に、花売りの少女は発作的な笑いを止めた。ただおかしそうに上目遣いにリナを見つめる。
> くす、とひとつだけ小さい笑いを漏らして、少女はリナの額に白い手を伸ばし触れた。
>「……………!」
> 思わず身を引くリナに、少女は唇に笑みを引いてささやく。
>「どうやって、書物読むんですか―――?その目で?」
そうゆう意味だったのか。納得。
ゼロス君なら、ちゃんと調べてくれそう。リナちゃんの頼みなら。
しかし、かなり嫌味なやり方をしますね、この少女は。
まるでゼロス君のよう。
>
>****
> 失明している当人が、本読めないこと忘れているわけないだろうが――!と皆様思われるでしょうから、先を制して、説明(もしくは言い訳、こじつけ)させていただきます。
> それだけペースを乱されているのです!!
> 真っ暗闇の中で、やたら抜け目ない花売り娘と値段交渉することで、油断もできずに気を張り続けたため、ただでさえ不安定になっている精神状態が、さらに危うくなっているのですわ!
> ―――そういうことにしといて下さい。プリーズ……(死)
そうですよね。ペースを乱さない方がおかしいですよね。
> ゼロリナらしい場面がなかなか出てこなくて心苦しいのですが、庵の話では途中経過はともかく、結果は必ず甘くなる傾向があります。めげず諦めず投げず、どうか読み続けて下さいませ。
はい。どうやって甘い展開になるのか楽しみにしています。
感想もいただけたら嬉しい………。
こんなのでも、いいのでしょうか(冷汗)。
> それでは失礼をば。
>
>

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8150嬉しいですっ庵 瑠嬌 11/10-14:24
記事番号8139へのコメント


 こんにちは、庵 瑠嬌でございます。
 まぁ、2回目の感想。嬉しいです。ありがとうございます〜っ(多謝)

>某HPにて続きの感想が載っていたので、慌てて見にきました。
>早いですね。ペースを乱さないように頑張って下さい。

 一週間に1話のペースで頑張るつもりですの。
 まだ三話目あまり進んでないので、すでにまずい状況なのですが(汗)


>>「――――見えないわね」
>> 動揺を押し殺して、リナは落ち着こうと努めた。とにかく、不安に駆られてさらに混乱してはいけない。
>何て冷静なの〜。私なら、大パニックに陥るのに。

 リナさんですから。冷静沈着、頭脳明晰に、と言う事で……。
 普通の女の子なら、わたくしも含めて錯乱状態に陥るでしょうね。
 あぁ、想像するだけで怖いですわ、失明。

>> ……けれど。
>>(目が見えないって、かなり気ィ遣うことだったのね)
>> とにかくまわりが分からない。始末の悪いことに、昨日は宿の部屋に入ってからは、お宝の整理などばかりしていたので、内部をあまり確認していない。本当に周囲が何も分からないのだ。
>> なるべく物に触って倒したり散らかしたり壊したりしないようにするだけで、神経を尖らせなければならなかった。つけ加えると、今リナには室内がどうなっているのかさえ分かっていない。
>目が見えないと頼れるのは聴覚、触覚ですからね。
>並ではない精神力を使うから、疲労もかなりのものでしょう。

 神経疲労でぐったりしちゃうのです。
 下手して部屋を散らかしてしまったら、その片付けはほとんど不可能ですからね。

>>「ガウリイに頼るっきゃないわね……」
>ガウリィさんですか・・・。ちっ。

 皆さん、ここに反応なさる(笑)
 やっぱり、ここはゼロスさんを頼るのが嬉しい展開ですわよね。
 わたくしにとっても嬉しいので、後で登場するのはゼロスさんだったりするのですが。

>> そして注意深く足を前に進めた瞬間。
>>「―――大変そうですねえ」
>やった!!ゼロス君登場。良かった。

 良かったです。喜んで頂けて。
 ゼロリナと銘振った以上、リナさんのピンチにはゼロスさんの登場が必要不可欠、お約束ですわっ!
 この場合、リナさんにとって精神衛生上、良かったのかは謎ですが……。

>>「あんた、なんのためにこんな時間に………!」
>> ゼロスが出現するのは、たいてい夜だ。ガウリイのいない時を、見計らうように宿屋でひとりきりになったリナのもとへ現れる。
>それって、やっぱり、あれですか。
>野暮な突っ込みですね。

 あ、理解しておられる。
 多分、ご推察、正しいでしょう。
 ゼロリナ人なら、きっと分かる、この話(笑)

>>「目が。見えないんでしょう?」
>> にっこり、と微笑む、その顔が目に浮かぶようだった。
>ゼロス君ってば、企みましたでしょう。
>私はそう思いますよ。タイミング良すぎますし。

 ふっふっふっふ……(怪)
 そう思わせて違うとか、実はばっちしその通りだとか……。
 ともあれ、今は秘密です☆(爆)

>>「こんな街にろくな医者はいないわよ。本人にも原因が分からないような失明を、まともに診ることなんて出来やしないわ」
>> 村と呼ぶにはいささか大きいが、それでも、かなり小規模な街だ。昨日、街を歩いたときに見つけた医者はたったの一軒。見たところ患者の大部分の種類は、風邪や怪我など、普通の日常的なものばかり。
>> はっきり言って期待は出来ない。
>田舎ほど医者の質は落ちますからね。
>それは仕方ないでしょう。

 ええ。それほどリナさんもこの町に長い間逗留する気は無かったんですの。
 仕事を終わらせたら、とっととどっか行くつもりで……まぁ、花祭りに興味持ったリナさんが、ちょっと出発を延ばすことは、ありえたかもしれませんけれど。

>>「その状態で人捜しって、大変でしょうねえ………」
>> しみじみした口調で、さも同情しているような声を出すゼロス。リナは見えないながら、彼のいるとおぼしき方向を、眼を開いてにらみ付けた。
>素直じゃないですね。お互いに。

 あぁ、大人なお言葉。
 リナさん意地っ張りですし、ゼロスさんひねくれてますから、素直に協力を頼めないし、申し出られないんですの☆

>>「あんたの手をわずらわせるつもりはないわよ!」
>>「でも、今ガウリイさん不在じゃないですか」
>>「あんたみくびってんのっ?あの程度の仕事、二日三日も、時間かかるわけないでしょーがっ」
>いや、リナちゃん。ガウリィさんのことだから、あやしいですよ。

 や、知力はさほど必要ない仕事のはず……ただ。
 道を間違えたり別の事件に巻き込まれたり、という可能性はなきにしもあらずですが(笑)
 今回は多分、まさに後者にぶち当たっていることでしょう。

>>「あんたっ……!まさか!」
>>「いちおう断っておきますが、別に僕がなにかしたわけではありませんよ?正直言って運はとても良かったなーと思ってますけど」
>黙って見ていたのですか?ゼロス君ってば、もう。

 助けてあげる義理はないのですわ。
 だって、リナさん一人きりで、グッドチャンスげっと(笑)
 狙い時じゃないですか。きっとこのゼロスさん意地悪で性悪です(汗)

>> 効果てきめんであった。
>> リナは詠唱を止め、呆れるほどの切り替えの速さで、気配を頼りにゼロスの位置を計って要求を述べる。
>そんなことしなくても、ゼロス君なら言うことをきくのでは。
>いうことのきかせかたに意味があるのかしら。

 理由付けと言うか……そういうものが欲しいんですの。
 あまり、甘い関係ではないですから。今回のこの二人。
 ――あぁ、気付いたらこれって自分の可能性への挑戦だったのだわ……。

>>「あ、そう?ありがと。じゃあ、例の花売りの娘見つけてちょうだい。案内もして欲しいわね」
>> 光を失った瞳と共に微笑むその表情は、あくまでリナ=インバースらしい、したたかな抜け目のないものであった。
>それでこそ、リナちゃん。強いわ。

 強いリナさん。大好き。
 最近、とても強い女性に憧れているんですの。
 精神的にたくましいって、格好いいですわよね。

>> 心の中で、つぶやく。
>>「目の見えないリナ=インバースは、気に入らない?ゼロス………」
>> 自嘲的な気分にうんざりして、リナは溜息を落とし、瞼の裏の闇を見つめた。
>リナちゃん、弱気になってる。でもそこがまた可愛い。

 恋する乙女は不安なのですわ(笑)
 まぁ、そうとも分からないんですけど。ちょっと切ない気分で。

>>
>> 昨日と変わらず、花売りの娘は元気に陽気であった。さらにいえば、衣装は今日は上着が青、スカートは黄色。帽子はピンクという、さらにグレードアップした派手さだ。
>花祭りだからとはいえ、目立ち過ぎ〜。目が疲れそうだ。

 見れば見るほど派手でしょうね。
 それが似合ったりするところがまたグレートな花売り娘です。

>>「ほらぁっ、言ったじゃないですか。『旅に怪我は付き物、旅に用心は必要不可欠』って!人の言うこと聞かないから、そぉゆーコトになるんですよっ」
>> ―――まったく根性の座った娘であった。
>カモがきた、ラッキーって感じでしょうね。彼女にとっては。
>ゼロス君とつるんでいるのでは。

 彼女ならできますわね。
 ゼロスさんと共謀してリナさんをハメるなんてこと、平然とやるような(汗)
 なにせ、リナさんをカモ扱い(笑)

>> ―――リナは昔、ゼフィーリアの辺境の神殿で神官をしている男の、裏の顔を知ったことがある。
>> 実直な人間を装って、裏で麻薬や毒などの密売をしていたのだ。
>> 二度としないからと泣きつくその男を強請り脅し、リナはみごと実際十万以上はする貴重な丸薬を、六万で売らせた。そればかりではない。さらに彼女は、役人に彼をつきだし、幾ばくかの懸賞金まで手に入れたという後日談までつく。
>> ………リナ=インバースは、幼い頃から、変わらずリナ=インバースであった。
>さすが、抜目無いですね。まさに悪人に人権無し。リナちゃん、大儲けしてるし。

 どっちが酷いか分かりません。
 このリナさんのコンセプトは『抜け目のない強気な乙女』ですわね。(なんていい加減なっ)

>> たたみかけるリナ。押される花売り娘。けれど、それでもめげずあきらめず、少女は主張した。
>強いですね。相変わらず。リナちゃん相手に何故強気にでられるのだろう。恐るべし、商人魂。

 強いです、リナさんと戦うのですわ。
 さほど生活苦しそうでもないのですが、それでも戦うのです。
 あぁ、なんてこの子もたくましいのっ。
 
>>「そんなっ、絶対おかしいですよっ!七万が相場だなんて……原価われちゃうじゃないですかっ」
>>「モノの価値ってのは、絶えず変動しているものなのよ」
>>「そんなメチャな!だってですよっ!?」
>> ――――以下。
>> 貴重な珍花を所有する花売り娘と、失明によって一寸先も分からない魔道士の、値段交渉はえんえん続く―――
>商人同士の戦いですね。端から見たら楽しそう〜。

 ゼロスさんは、割と楽しんでご覧になったことでしょう。
 リナさんと同等に張り合って値段交渉する人間なんて、滅多に見られる物ではありません。

>>「僕の立場って、なんなんでしょうねえー……」
>> そしてゼロスの思わず漏らす欠伸がひとつ。
>本当に立場無いですね。でも、これからですよ。きっと。

 その通り。
 いままでも、けっこうひそかに裏で暗躍してますからね☆
 ――きっと。(←をいっ)

>>「き、九万……。原価、ギリギリなんて……」
>>「適正価格、適正価格♪」
>> さんざん値切り倒したあげくにそんなセリフを、リナは悪びれもせず吐いて、アンセヌカを手にニッと笑んだ。くるりと少女に背を向ける。
>リナちゃんに勝てると思うのが、大間違いなんだって。

 原価割らずに済んだだけ、僥倖ですわね。なかなかの好成績ですわ。
 値切りにかけて、リナさんに勝てるわけ無いんですし―っ。

>> 壁にもたれかかって蚊帳の外から、ゼロスはにっこり微笑んで快諾する。
>> それを聞いて、少女の笑いはいっそうひどくなった。
>>「そこの人……イイ性格してますねえ!そんなの無理じゃないですか……絶対ムリなのに!」
>アンセヌカの精製方法って、世間に出回ってないものなのでしょうか。
>裏でしか手に入らないとか。

 うーん、アンセヌカ自体あまり有名ではありませんから。
 普通の本屋などで調べることは出来ません。
 でも、魔道士協会とか神殿とか、図書館に行けば、見つけられないことも無いんじゃないでしょうかねぇ……。
 最近、貴族様連中からもスポット浴びているようですし。

>> くす、とひとつだけ小さい笑いを漏らして、少女はリナの額に白い手を伸ばし触れた。
>>「……………!」
>> 思わず身を引くリナに、少女は唇に笑みを引いてささやく。
>>「どうやって、書物読むんですか―――?その目で?」
>そうゆう意味だったのか。納得。
>ゼロス君なら、ちゃんと調べてくれそう。リナちゃんの頼みなら。
>しかし、かなり嫌味なやり方をしますね、この少女は。
>まるでゼロス君のよう。

 性格悪いんですのっ☆リナさんの目が見えたならば、きっとスクリューキックの二、三発は食らってますわねっ☆
 でも、この話でゼロスさん、そんなにいい人ではないので。
 調べてくれません。
 なんとか原作に似せようとした努力の片鱗が、まだこんなところに残っているんですの……。
 

>> 失明している当人が、本読めないこと忘れているわけないだろうが――!と皆様思われるでしょうから、先を制して、説明(もしくは言い訳、こじつけ)させていただきます。
>> それだけペースを乱されているのです!!
>> 真っ暗闇の中で、やたら抜け目ない花売り娘と値段交渉することで、油断もできずに気を張り続けたため、ただでさえ不安定になっている精神状態が、さらに危うくなっているのですわ!
>> ―――そういうことにしといて下さい。プリーズ……(死)
>そうですよね。ペースを乱さない方がおかしいですよね。

 納得して頂けて嬉しい(涙)
 えぇ、深く考えるとけっこうおかしな展開ですけど、見逃してください……。

>> ゼロリナらしい場面がなかなか出てこなくて心苦しいのですが、庵の話では途中経過はともかく、結果は必ず甘くなる傾向があります。めげず諦めず投げず、どうか読み続けて下さいませ。
>はい。どうやって甘い展開になるのか楽しみにしています。

 なるでしょう。甘くはなるでしょう。ならない話を書けたためしが、わたくしにはありませんから……。

>感想もいただけたら嬉しい………。
>こんなのでも、いいのでしょうか(冷汗)。

 そういうのが嬉しいですわ♪
 『こんなの』どころではありませんわっ、素晴らしい物ですっ!!
 本当にわざわざ感想、ありがとうございました――!

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8153Re:花と娘と(2)URL11/10-17:18
記事番号8126へのコメント


> こんばんは、庵 瑠嬌です。
こんにちは〜。彩にございます〜

えーっと私的なことでもうしわけないのですが……
私とってもいそいでおります。って前回もマシンガン級でお送りした感想だったりします。
だから誤字脱字スペル間違い等々々が多くて………
しかし!この私が、庵様の作品に感想をつけないなんてそんな理不尽なことはぜったいあってはならないのです!(宣言)
ってことで比較的短いですが、感想いっきま〜す。

> 目も洗ってタオルで顔を拭き、瞼を開けた。
>「――――見えないわね」
> 動揺を押し殺して、リナは落ち着こうと努めた。とにかく、不安に駆られてさらに混乱してはいけない。
意図的に押し殺しているとはいえ、やっぱり反応が普通よりおちついてますね。 
私だと、さわいで騒いでさわぎまくるというか………
いや…別に私が普通だと強調しているわけではなく……(謎)

>「―――大変そうですねえ」
> 聞き慣れた声に、リナは弾かれたように顔を上げた。
0目の見えないなか、いきなりはなしかけられれば絶叫ものだとおもうのですが……
ゼロスさんったらおちゃめさん♪(爆)

>「ゼロス!?」
>「おはようございます、リナさん」
> 寝台の枕側から、ゼロスの声と気配を感じる。
>「あんた、なんのためにこんな時間に………!」
> ゼロスが出現するのは、たいてい夜だ。ガウリイのいない時を、見計らうように宿屋でひとりきりになったリナのもとへ現れる。
夜!?一人!?!?………はう(卒倒)
はっ、目が見えない……=(にやりっ)
ふっ、………ゼロスさんファイトー(謎爆)
あ、そーいえば、前回のやっておしまいはですねぇ。
リナさんで遊ぶもよし、いたずらするもよし……ってことですよぉ。
そんな妖しいことぉ。この公共の場で言えるわけないじゃないですかァ(やはし謎)
………別の場所なら可ですけど(お〜いっ)
                      ***
>「目の見えないリナ=インバースは、気に入らない?ゼロス………」
> 自嘲的な気分にうんざりして、リナは溜息を落とし、瞼の裏の闇を見つめた。
これは………ゼロリナだから言える言葉だと思うんですよぉ。
ガウさんとかだとあてはまらないような……
ってーか、私的妄想ですけどね♪
庵様ってばこういう一言でも人を妄想回路曝そうさせてくださるんですから!(きゃ〜)

                         ***
> 昨日と変わらず、花売りの娘は元気に陽気であった。さらにいえば、衣装は今日は上着が青、スカートは黄色。帽子はピンクという、さらにグレードアップした派手さだ。
花祭りとはハロウィンなのでしょうか?
妖精だか魔女だか…………

>「僕の立場って、なんなんでしょうねえー……」
> そしてゼロスの思わず漏らす欠伸がひとつ。
>この場合では、便利なアッシーさん………なんじゃぁ(ぼそっ)

***
>「そ、そんな……」
> がくりと花売りの少女は地に膝をついた。
> 肩を落とし、ショックを受けた目で、視線を下に向けてうめくように声を漏らす。
>「き、九万……。原価、ギリギリなんて……」
>「適正価格、適正価格♪」
やっぱし………同じじゃなかったですね……
どちらが真のつわものなのでしょう…?

>「じゃ、これは有り難く受け取らせてもらうわ。良心的な花屋さん。―――ゼロス、宿屋につれてってくれるわね?」
良心的………
たしかに……リナさんに売らなくても別の場所でもうれたわけですから……
って押されて混乱したんですね……はい。

>「ご心配は無用。ゼロス――そうね、宿屋に戻るついでに、魔道士協会にもつれていってもらえる?」
>「もちろん――もしもお望みとあれば、神殿までも図書館までもお連れしますよ?」
> 壁にもたれかかって蚊帳の外から、ゼロスはにっこり微笑んで快諾する。
> それを聞いて、少女の笑いはいっそうひどくなった。
>「そこの人……イイ性格してますねえ!そんなの無理じゃないですか……絶対ムリなのに!」
> 目尻に涙さえ滲ませて笑い続けながら、少女はころころと笑みを含んだ声で断言する。
こえー(笑)
これってやはし、人の不幸は密の味タイプですか?
それともこれをねたに相場の倍以上ふっかけるとか……

>「不可能に決まってます……!」
>「―――泣かすわよ」
目がみえていれば、『サーカスに売りとばすわよ』でも可ですね!(きらりっ)

>「どうやって、書物読むんですか―――?その目で?」
ゼロスさんに読んでもらうとか……
もしも、リナさんの目がゼロスさん関係だとしても、
リナさんが『おねがい(はぁと)』っとかいってうるうるしつつ、頬をすりすりと…
これならゼロスさんでも揺れるはず!!
って…ひきますね……(ゼロスさんが)
しかも、そんなのゼロリナじゃない……

> ゼロリナらしい場面がなかなか出てこなくて心苦しいのですが、庵の話では途中経過はともかく、結果は必ず甘くなる傾向があります。めげず諦めず投げず、どうか読み続けて下さいませ。感想もいただけたら嬉しい………。
> それでは失礼をば。
それはたのしみです!
甘いやつ………期待しております♪
感想………すいません。次回で爆発させていただきます(謎泣)
では、毎回たのしませていただいてます。
ありがとーございました。
 


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8156お忙しいのにわざわざ庵 瑠嬌 11/11-13:34
記事番号8153へのコメント


>こんにちは〜。彩にございます〜

 こんにちは。庵 瑠嬌でございます。
 お忙しいところ、わざわざありがとうございます〜☆

>えーっと私的なことでもうしわけないのですが……
>私とってもいそいでおります。って前回もマシンガン級でお送りした感想だったりします。
>だから誤字脱字スペル間違い等々々が多くて………
>しかし!この私が、庵様の作品に感想をつけないなんてそんな理不尽なことはぜったいあってはならないのです!(宣言)
>ってことで比較的短いですが、感想いっきま〜す。

 まぁっ、そう言ってくださるならば、心して読ませていただきますわ、ご感想!
 しかも、そんなに忙しいさなかに……感謝ですわ。

>> 目も洗ってタオルで顔を拭き、瞼を開けた。
>>「――――見えないわね」
>> 動揺を押し殺して、リナは落ち着こうと努めた。とにかく、不安に駆られてさらに混乱してはいけない。
>意図的に押し殺しているとはいえ、やっぱり反応が普通よりおちついてますね。 
>私だと、さわいで騒いでさわぎまくるというか………
>いや…別に私が普通だと強調しているわけではなく……(謎)
>
>>「―――大変そうですねえ」
>> 聞き慣れた声に、リナは弾かれたように顔を上げた。
>0目の見えないなか、いきなりはなしかけられれば絶叫ものだとおもうのですが……
>ゼロスさんったらおちゃめさん♪(爆)

 それだけゼロスさんの唐突な声に慣れているのですわ♪
 大体、ゼロスさん相手にそんな絶叫なんて無様な真似、したくなかったんじゃありませんかしらっ?
 リナさんってけっこう図太いですし(笑)

>>「ゼロス!?」
>>「おはようございます、リナさん」
>> 寝台の枕側から、ゼロスの声と気配を感じる。
>>「あんた、なんのためにこんな時間に………!」
>> ゼロスが出現するのは、たいてい夜だ。ガウリイのいない時を、見計らうように宿屋でひとりきりになったリナのもとへ現れる。
>夜!?一人!?!?………はう(卒倒)
>はっ、目が見えない……=(にやりっ)
>ふっ、………ゼロスさんファイトー(謎爆)
>あ、そーいえば、前回のやっておしまいはですねぇ。
>リナさんで遊ぶもよし、いたずらするもよし……ってことですよぉ。
>そんな妖しいことぉ。この公共の場で言えるわけないじゃないですかァ(やはし謎)
>………別の場所なら可ですけど(お〜いっ)

 この時は昼ですからね、暴走しちゃ駄目駄目っ☆
 妖しいこと……わたくし、具体的にナニとは言ってませんけど(笑)
 こうやって探り合いつつ核心に近づいて行くんですのねぇ。
 
>                       ***
>>「目の見えないリナ=インバースは、気に入らない?ゼロス………」
>> 自嘲的な気分にうんざりして、リナは溜息を落とし、瞼の裏の闇を見つめた。
>これは………ゼロリナだから言える言葉だと思うんですよぉ。
>ガウさんとかだとあてはまらないような……
>ってーか、私的妄想ですけどね♪
>庵様ってばこういう一言でも人を妄想回路曝そうさせてくださるんですから!(きゃ〜)

 そうですね。ガウリイさんってリナさんがどんな状態になっても、変わらず愛してくれそう……。(こーいうのが私的妄想)
 ゼロスさん相手は……ええ、不安ですわね。
 妄想回路爆走って、凄い言葉(笑)。


>> 昨日と変わらず、花売りの娘は元気に陽気であった。さらにいえば、衣装は今日は上着が青、スカートは黄色。帽子はピンクという、さらにグレードアップした派手さだ。
>花祭りとはハロウィンなのでしょうか?
>妖精だか魔女だか…………

 いーえ。この娘の趣味です(どきっぱり)。
 祭りのさなかで花を売るのですから、目立たなくちゃいけないのですわ。
 ただでさえ街中花で溢れて華やかなんですもの。
 派手にしなければ。

>>「僕の立場って、なんなんでしょうねえー……」
>> そしてゼロスの思わず漏らす欠伸がひとつ。
>>この場合では、便利なアッシーさん………なんじゃぁ(ぼそっ)

 アッシーさん(笑)
 でも、あまり油断もなりませんからね、そうそう気軽に使うこともできません。

>
>***
>>「そ、そんな……」
>> がくりと花売りの少女は地に膝をついた。
>> 肩を落とし、ショックを受けた目で、視線を下に向けてうめくように声を漏らす。
>>「き、九万……。原価、ギリギリなんて……」
>>「適正価格、適正価格♪」
>やっぱし………同じじゃなかったですね……
>どちらが真のつわものなのでしょう…?

 この場合、勝者はリナさんですけど、それでも原価ぎりぎりまで割らず持たせたところは、娘さんの強さかも……
 もともと、リナさん七万までまけさせるつもりでしたからねぇ。
 甲乙つけがたいかも……好敵手?(値切りの(^^;;)

>>「じゃ、これは有り難く受け取らせてもらうわ。良心的な花屋さん。―――ゼロス、宿屋につれてってくれるわね?」
>良心的………
>たしかに……リナさんに売らなくても別の場所でもうれたわけですから……
>って押されて混乱したんですね……はい。

 アンセヌカって珍しすぎて一般では需要も低いですからねー。
 娘さんにとってはつまらないお貴族様に売るか、面白そうだけど営利上あまり得できないリナさんに売るか――彼女は、後者を取ったのです。
 そこまで推察していたのかは謎ですが、リナさんの良心的、というセリフは純粋な嫌味(笑)


>>「ご心配は無用。ゼロス――そうね、宿屋に戻るついでに、魔道士協会にもつれていってもらえる?」
>>「もちろん――もしもお望みとあれば、神殿までも図書館までもお連れしますよ?」
>> 壁にもたれかかって蚊帳の外から、ゼロスはにっこり微笑んで快諾する。
>> それを聞いて、少女の笑いはいっそうひどくなった。
>>「そこの人……イイ性格してますねえ!そんなの無理じゃないですか……絶対ムリなのに!」
>> 目尻に涙さえ滲ませて笑い続けながら、少女はころころと笑みを含んだ声で断言する。
>こえー(笑)
>これってやはし、人の不幸は密の味タイプですか?
>それともこれをねたに相場の倍以上ふっかけるとか……

 そりゃ、さんざっぱら値段交渉やったあげく原価ぎりぎりまで値切られた側とあっては、リナさんの不幸はまさに蜜でしょう。
 や、相場の倍吹っかけられるほど、性格悪くはありませんわよ。娘さん。

>>「不可能に決まってます……!」
>>「―――泣かすわよ」
>目がみえていれば、『サーカスに売りとばすわよ』でも可ですね!(きらりっ)

 そうですわね。そうすれば娘さんもなかなかのサクセスロードがっ。

>>「どうやって、書物読むんですか―――?その目で?」
>ゼロスさんに読んでもらうとか……
>もしも、リナさんの目がゼロスさん関係だとしても、
>リナさんが『おねがい(はぁと)』っとかいってうるうるしつつ、頬をすりすりと…
>これならゼロスさんでも揺れるはず!!
>って…ひきますね……(ゼロスさんが)
>しかも、そんなのゼロリナじゃない……

 ……その手があったかっ!!(殴打)
 やー。でもそうすると先の展開に支障が出るので、勘弁してくださいましな☆

>> ゼロリナらしい場面がなかなか出てこなくて心苦しいのですが、庵の話では途中経過はともかく、結果は必ず甘くなる傾向があります。めげず諦めず投げず、どうか読み続けて下さいませ。感想もいただけたら嬉しい………。
>> それでは失礼をば。
>それはたのしみです!
>甘いやつ………期待しております♪
>感想………すいません。次回で爆発させていただきます(謎泣)
>では、毎回たのしませていただいてます。
>ありがとーございました。

 爆発できる時に爆発してくださいませ。
 甘いの……ええ、努力してそこまでもちこみましょう。
 こんな不自然な展開の話でも読んでくださるというならば、どうか、次回もご覧下さいませ。
 それでは感想、ありがとうございました―――……。



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8158Re:花と娘と(2)ほーんてっど・ざ・みらー URL11/11-17:27
記事番号8126へのコメント

こんにちわっ!遅くなってすいません。本当はもっと早くに書きたかったんですけど、このところ忙しくて・・・今日は学習会サボって来ちゃいました☆そーでもしないと時間取れなくて・・・ま、世の中いろいろあるんですよ、うん。
ってな訳で、以下感想。
リナちゃんが失明?!ってのにはびっくりしましたが、ゼロスくんがでてきたならばっちしおっけーですね☆ガウリイには悪いですが、これも二人のため。頑張って敵倒しててくださいな。(・・・うーん、ちと薄情かも)
にしても、花売りの女の子もすごいですねー。リナに負けじと劣らずいい性格してますし。まあ、最終的には負けちゃいましたけど。相手が悪かったですね、この場合。
しかしっ!本が読めないと突っ込まれたっ!さあ、どーするリナ・インバース!!
・・・って訳わかんないノリやってる場合じゃなくて。(すいません庵さん。今日はちとハイになってるんです。・・・勉強し過ぎでボケたかな?)
え―っと、つまり、次回が気になるなーってことなんです。だから、庵さんも頑張ってくださいね!!

P.S なんかお返事とも呼べぬようなお返事ですいません(汗)

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8161きゃぁっ!(奇声)庵 瑠嬌 11/13-16:21
記事番号8158へのコメント


 こんにちは、有り難うございます。庵 瑠嬌でございますっ。
 もしも、感想増えてたら嬉しすぎると思ってきてみれば、ほーんてっど・ざ・みらーさんがっ!
 きゃぁぁ、嬉しいですわーっ!

>こんにちわっ!遅くなってすいません。本当はもっと早くに書きたかったんですけど、このところ忙しくて・・・今日は学習会サボって来ちゃいました☆そーでもしないと時間取れなくて・・・ま、世の中いろいろあるんですよ、うん。

 年末は皆さん忙しいのでしょうか。師走にはまだ間がありますが、生徒はもう走らなきゃいけなくなってきてますわね。
 ええ。わたくしも、けっこう離れ業やりつつ時間作ってます。まぁ副産物か、暗記に必要な時間が、どんどん短くなってきて幸運ではあるのですが。

>ってな訳で、以下感想。
>リナちゃんが失明?!ってのにはびっくりしましたが、ゼロスくんがでてきたならばっちしおっけーですね☆ガウリイには悪いですが、これも二人のため。頑張って敵倒しててくださいな。(・・・うーん、ちと薄情かも)

 ガウリイさんがいま頑張って相手しているのは、きっと彼にとっては雑魚でしょうけれど、量が量なのでご苦労様なのです。
 あぁ、ごめんなさいガウリイさん。けれど、これもゼロリナ的展開を作るためなのですわっ。それいったら、いきなし失明する羽目になったリナさんにも謝らなきゃですわねぇ……。
 最後に幸せになるのが、ゼロスさんだけだったりしそうで怖い今日この頃(笑)

>にしても、花売りの女の子もすごいですねー。リナに負けじと劣らずいい性格してますし。まあ、最終的には負けちゃいましたけど。相手が悪かったですね、この場合。

 普通のお方相手だったら、十分に最強張れることでしょう。
 けれど、本読めないこと指摘しましたからね。もしかして逆転もありえるんですよーっ。

>しかしっ!本が読めないと突っ込まれたっ!さあ、どーするリナ・インバース!!
>・・・って訳わかんないノリやってる場合じゃなくて。(すいません庵さん。今日はちとハイになってるんです。・・・勉強し過ぎでボケたかな?)

 いいえ、ハイテンションな感想の方が、読んでて楽しいです(笑)
 ええ!読めないと突っ込まれたリナ・インバースの運命やいかに!彼女の坂道転がる樽のよーな運命はおそらく次週明らかに!!(すいません、近日は続き無理かもしれないんです……)

>え―っと、つまり、次回が気になるなーってことなんです。だから、庵さんも頑張ってくださいね!!
>
>P.S なんかお返事とも呼べぬようなお返事ですいません(汗)

 次回が気になる……。庵はそういう言葉にめっちゃ弱いですのっ!気合入れてお話書きますですわ―――っ!!(日本語破壊)
 こちらこそ、奇妙奇天烈なお返事で失礼致します。これに懲りずにまた感想下されば嬉しい……。
 それでは、感想どうもありがとうございました!
 次回も読んで下さることを期待させていただきますわ――っ!

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8167おそくなりました神代 桜 11/14-21:26
記事番号8126へのコメント

こんにちは! 遅くなりまして大変申し訳ないです! 庵さまはきっちしと私の愚作にお付き合いして下さっているというのに・・・。
さて、きゃ♪ リナちゃんは失明してしまいましたのね。これでもうゼロスくんはリードし放題!(うう、すいません)
でもリナちゃんの手をひいて人ごみを行くゼロスくんの姿はかなりおいしい♪
花売り少女はついにリナちゃんとの値段交渉に敗れたのですね〜。盲目というハンディがあってもなお勝つのかリナ!? というカンジでした。おもわず尊敬! 花売りの彼女のほうが立場的には優位だというのに・・・。
はぅ♪ いいですねえ、庵さまのゼロスくんは果てしなく素敵です! なにせ一にも二にもリナゃんに優しい! もう愛があふれておりますもの!
ウチの命令まっしぐらなゼロスとは大違いですわん♪

> ゼロリナらしい場面がなかなか出てこなくて心苦しいのですが、庵の話では途中経過はともかく、結果は必ず甘くなる傾向があります。めげず諦めず投げず、どうか読み続けて下さいませ。感想もいただけたら嬉しい………。

いえいえ! もう充分ゼロリナですよっ。最後まで読ませていただきますとも! がんばってお書きになってくださいまし。
それでは続きを楽しみにしております。