◆−二人の先には・・・(3)−ユノア(11/13-17:59)No.8162
 ┣また来ちゃいました☆−毬藻(11/17-18:12)No.8180
 ┃┗また来て下さって、嬉しいです!!−ユノア(11/18-16:00)No.8186
 ┗感想〜♪−エイス(11/17-20:05)No.8182
  ┗光栄です!!−ユノア(11/18-16:29)No.8188


トップに戻る
8162二人の先には・・・(3)ユノア E-mail 11/13-17:59


 こんにちは、ユノアです。
 「二人の先には・・・(3)」です。
 あ、ゼロリナなんですけど・・・今回ちょっと、変かもです。
 良かったら、読んでやって下さいませ。

 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


 心とは裏腹に『明日』は呆気ないほど、すんなりと来てしまった。
 だけど―――――
 まだ、大丈夫。
 陽が高い今は。
 アイツが来るのは、同じ闇の刻。
 だから、その時まで―――――


「よ!そこの道行く可愛いか−のじょっ☆」
 やたらめったら明るい声に、反応するかのように、あたしは振り向いてしまった。
 断っておくけど、可愛いって言葉に反応したんじゃないわよ!!
 決して!!
 目の端に、ある物を捉えたもんだから。

         ―――――――大丈夫―――――――

「これ、買わない?」
 目の前に突き出されたのは指輪。
 あたしが今いるのは、とある街の中央通りに立ち並ぶ、数ある露店のうちの一つ。
 主にアクセサリ−などが置かれている一軒の店。
 イヤリングや、ブロ−チや、指輪が、仲良く肩を並べて座している。
 その前で―――――
 あたしは目を奪われた。

        ―――――――まだ、大丈夫―――――――

 店主である若くて軽そうな兄ちゃんは、ここぞとばかりに、指輪をあたしの眼前に示しながら、調子の良い口調で、
「掘り出し物だよ♪お買い得品だよ♪一点ものだよ♪買わなきゃ損だよ♪」
「・・・・・・・・・」
 矢継ぎ早に美味しい言葉をぶら下げて言われちゃ、普通の人なら引っかかってもおかしくない。
 しかぁし!!このあたしに、そんな手口が通用する訳がなく。
 ない――――――はずなのだが・・・・
 瞳が、離れない。
 まるで張り付けられたかのように、ソレから目を反らせないでいた。

        ―――――――多分、大丈夫―――――――

 緩やかな茶色い髪を跳ね上げて、かかったと言わんばかりに、兄ちゃんがにぃと笑う。
「見事だろ?そんじょそこらじゃ、手に入らないよ」
 品物としちゃ、良しも悪しもなく、けど、その割には少々値が張るような・・・・
 だけど。
「毎度あり〜♪」
 あっさり買ってしまった。

       ―――――――きっと、大丈夫―――――――

 そして、兄ちゃんには極上の笑みを貰ってしまう。
 別に欲しくもなかったのだけど。
 あたしは、喧噪に包まれた市場を足早に離れ、街の外れにある小高い丘まで来ると、大木の根本に腰を下ろした。
 季節は新緑。
 清々しい風が、全てを優しく撫でていく。
 心地よい、至福の時を、一時の安らぎを、肌に感じる。
 あたしはそっと掌を広げ、その上にちょこんとのっかっている指輪をマジマジと見つめ、ポツリと。
「馬鹿なことした・・・・かな?」
 だけど、呟く言葉はどこか、弾んでいた。

        ―――――――うん、大丈夫―――――――

 自分でもハッキリと分かる。
 あたしは、喜んでいる。
 この指輪の存在に。
「こんなものに頼るなんて、リナ=インバ−スも地に落ちたもんよねぇ」
 自嘲的に笑い、指輪を木漏れ日の、微かな陽に当ててみる。
 うん、綺麗。
 ソレは、無機質な、冷たい光を放ち、あたしの瞳に映る。
 まるで、アイツを彷彿させる、感情をもたない石。
「でも―――――これぐらいは、いいわよね?」
 黒曜石の指輪を見つめ、返ってくるはずのない問いを、あたしは口からすべらしていた。

       ―――――――だから、大丈夫―――――――

 気休めだと、充分、承知している。
 愚かなことだと、はっきり、自覚出来る。
 だけど、これで『今夜』アイツと、真っ向から立ち向かえる。
 逃げずに、先を見れる。
 挫けず、前に進める。
 これは、その為の、あたしの僅かな希望。
「こうすれば、分からないでしょ?」
 クスクスと笑って、あたしは指輪をはめた手に、再び手袋を装着する。

        ―――――――ほら、大丈夫―――――――

 ホント、あたしらしくない。
 でも―――――
 あたしは、アイツの前では、リナ=インバ−スでいたい。
 後ろを振り返らず、前だけを見つめ、そして、今をいきる。
 どんな瞬間でも、アイツが好きだと言ってくれたあたしでないと。
 だから・・・・ね。
「もう、大丈夫」
 言って、あたしは瞳を閉じて、微笑む。

     ―――――――ね、大丈夫だったでしょ?―――――――

 そして、時を同じくして、あたしの与り知らない所で、会話が交わされていた。



「で、どうなのかしら?」
「首尾は上々です」
 闇に映える美しさをもつ女主―獣王―の、興味なさげな口調の問いに、部下である獣神官は、濃淡のない笑顔で言葉を返す。
「上々と言う割には、時間がかかりすぎてない?」
「期間は有効に使わないと、勿体ないです」
 上司の冷ややかな言葉に、ゼロスは敬服しつつも、楽しそうににっこり笑って答えた。
「確か・・・・今日までだったわよね?」
「はい」
 表情を和らげ、問う獣王に、ゼロスは静かに返事を返す。
「あんたにしては、珍しかったわよね。猶予を与えて欲しいなんて申し出をするなんて。あんな仕事、その日の内に出来たでしょうに・・・・ね?」
「僕は何事にも、ぬかりなく、やりやすく、手こずらず、がモット−ですから」
 モット−ねぇ・・・・・
 『本当』は、別の理由でしょ?
 と、主は、疑いの眼差しを、まざまざと部下に捧げる。
 その視線に気づきながらも、獣神官は、ひるまず平素な面もちで、主を直視する。
 こういうところ、我が息子ながら可愛げがない、もっと素直にさせるべきだったかしら?と思いながら、獣王はため息混じりで口の端を微かにあげた。
「と言うことは、この一ヶ月、遊んでた訳ではないのね?」
「勿論です。全ては仕事を楽に進めるための、下準備です」
 揺ったりと構え問う獣王に、ゼロスは、スラスラと言葉を走らせる。
「その努力が実ればいいわねぇ」
 何かをつかんでいるような微笑みをする獣王に、ゼロスは眉をひそめて、
「無駄になると、おっしゃりたいんですか?」
「さぁ?」
 はぐらかす獣王の態度に、獣神官は、全くこの方はと、内心で嘆息する。
 その様子をクスクスと笑って眺めていた獣王が、ふと浮かんだ思いを口にする。
「ね、あの子をどう想ってるの?」
「面白い人材だとは思いますが?」
 自分の主である言葉の真意が計れず、という感じで、ゼロスは微かに眉根を寄せる。
 惚ける気?
 美しき主は、目を細めて部下を射抜く。
 その膨大なプレッシャ−の中、ゼロスは、身じろぎもせず、そして、笑顔も崩さない。
「まぁ、いいわ。私としても、仕事をつつがなくこなしてくれれば良いから」
 でも、ちょっとつまらないわよねぇ。
 などと、自分本位なことを思いながら、獣王は玉座の上で、優雅に足を組み替える。
「ねぇ」
「何でしょうか?」
 探るような獣王の呼びかけに、いつもの、型通りの笑顔でゼロスが答える。
「私は、『契約』でも構わないのよ?」
 したたかな声。
「彼女が、それにこたえるとは思えませんが?」
 平静な言葉。
「それをさせるのが、あんたの力量ってもんでしょ?」
 見下す視線。
「恐れながら、僕にも出来ることと、出来ないことが・・・・」
 敬う瞳。
「情けないこと言うのね。折角、私がここまで譲歩してあげてるのに」
 威圧のそぶり。
「譲歩――ですか?」
 僅かな戸惑い。
「そうよ。愛してるんでしょ?あの子を」
 見透かしの笑顔。
「何をおっしゃるんですか。相手はたかが人間ですよ?それに僕が敬愛申し上げるのは、貴方様だけです」
 かわす表情。
 自分の言葉に、一瞬たりとも、感情の起伏をを示さず、即答する獣神官を見て、獣王は、本当に素直じゃないわと、諦めにも似た、笑みを浮かべる。
「もういいわ。下がりなさい」
 手をパタパタと振って、素っ気なく言う獣王に、ゼロスは深々と頭を下げる。
 そして、退きかけた、その時。
「『このまま―――』」
 ピクリ。
 ゼロスの片眉が微かに動いた。
 抑揚のない獣王のこの言葉に、初めて、ゼロスは感情の動きを示す。
 だが、持ち上げられた顔には、いつも通りのポ−カ−フェイスの笑顔。
「そういえば、『このまま―――』の後、何を言おうとしたのかしら?」
 そして、天使の微笑み、もとい、小悪魔の微笑みを浮かべる上司の顔とぶつかる。
「ご覧になってたんですか?」
「聞こえてきたの♪」
 自分の上司は、誠、何事にも楽しみながら取り組む方だと、ゼロスは、今更ながら、軽い目眩とともに、再認識する。
「で、何て言おうとしたのかしら?」
 わくわくと期待の眼差しを子供の瞳で向けてくる獣王に、ゼロスは内心苦笑して、
「忘れてしまいました」
「・・・・あんた、そんなにバカだったの?」
「はい」
 獣王の蔑む言葉の端々に見える、凄みの色にも、圧されず、ゼロスは事も無げに返事をする。
「今回は、そういうことにしといてあげるわ。だけど」
 言葉を切り、獣王は、ゼロスをチラッと見て、
「同じ手は、二度、通用しないわよ」
 微笑み言う声音は、凍りつきそうな位、冷たいものだった。
 だが、やはり、ゼロスは、平然と、静かな微笑みで言葉を返す。
「肝に銘じておきます」
「じゃ、早く仕事、かたしてきなさい」
「はい。早急に」
 獣神官は、涼しげな口調の言葉を残して、その場を後にした。
 獣王は、我が息子が消えた虚空に向かって、ポツリと。
「あの子を抱いてた時のあんたの顔、本気に見えたんだけど?」



「さてと」
 立ち上がり、パタパタとホコリをはたき、あたしは街を紅く染める夕日を見て、
「そろそろ、宿屋に帰ろうかな」
 言う声音は、スッキリと晴れていた。
 うん、大丈夫。
 そして、あたしは、宵闇の時が刻々と近付くのを、冷静に受け止めていた。

                              ―続く―

 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 まだ、続くのか?って言われそうですが、まだ、続きます・・・・すみません!!
 その上、リナちゃんもゼロスさんもらしくないし(ってこれは、今までのも言えることなんですが・・・)、ゼラス様なんて、皆様のご想像を思いっきり、壊してしまっただろうし・・・・ごめんなさいぃぃぃ!!!
 でも、ご感想、ご意見、苦情、何でも良いですから、書いて下されば嬉しいです。
 それでは、失礼致します。
 

トップに戻る
8180また来ちゃいました☆毬藻 11/17-18:12
記事番号8162へのコメント

 
 毬藻です。またしても感想もどきを書きに参上いたしました☆

> こんにちは、ユノアです。

 こんばんは〜毬藻です☆

> 「二人の先には・・・(3)」です。
> あ、ゼロリナなんですけど・・・今回ちょっと、変かもです。
> 良かったら、読んでやって下さいませ。

 ありがたく読ませていただきました。変だなんてとんでも無いですね。
 私の感想の方こそハッキリ言って変を通り越してますから・・・
 それでは、感想もどき行っきまぁす!!↓

>「よ!そこの道行く可愛いか−のじょっ☆」
> やたらめったら明るい声に、反応するかのように、あたしは振り向いてしまった。
> 断っておくけど、可愛いって言葉に反応したんじゃないわよ!!
> 決して!!
> 目の端に、ある物を捉えたもんだから。

 リナちゃんならきっと可愛いなんて言われ慣れてるでしょーね。
 まったくうらやましい限り・・・(爆) 
 
>
>          ―――――――大丈夫―――――――
>
>「これ、買わない?」
> 目の前に突き出されたのは指輪。
> あたしが今いるのは、とある街の中央通りに立ち並ぶ、数ある露店のうちの一つ。
> 主にアクセサリ−などが置かれている一軒の店。
> イヤリングや、ブロ−チや、指輪が、仲良く肩を並べて座している。
> その前で―――――
> あたしは目を奪われた。

 彼女が目を奪われる程のものって・・・?
 とか最初は思ってたんですけど・・・納得でした☆

> だけど。
>「毎度あり〜♪」
> あっさり買ってしまった。
>
>        ―――――――きっと、大丈夫―――――――

 買ってしまったんですね・・・
 まあ、だって・・・ねぇ(ニヤリ)←怪しいっ!!


>        ―――――――うん、大丈夫―――――――
>
> 自分でもハッキリと分かる。
> あたしは、喜んでいる。
> この指輪の存在に。
>「こんなものに頼るなんて、リナ=インバ−スも地に落ちたもんよねぇ」
> 自嘲的に笑い、指輪を木漏れ日の、微かな陽に当ててみる。
> うん、綺麗。
> ソレは、無機質な、冷たい光を放ち、あたしの瞳に映る。
> まるで、アイツを彷彿させる、感情をもたない石。
>「でも―――――これぐらいは、いいわよね?」
> 黒曜石の指輪を見つめ、返ってくるはずのない問いを、あたしは口からすべらしていた。

 黒曜石って実物みたこと無いんですけれど・・・あれって一体いくらくらいのモノなんでしょうねぇ。
 高そう・・・な気はします。気のせいでしょうか?

>        ―――――――だから、大丈夫―――――――
>
> 気休めだと、充分、承知している。
> 愚かなことだと、はっきり、自覚出来る。
> だけど、これで『今夜』アイツと、真っ向から立ち向かえる。
> 逃げずに、先を見れる。
> 挫けず、前に進める。
> これは、その為の、あたしの僅かな希望。
>「こうすれば、分からないでしょ?」
> クスクスと笑って、あたしは指輪をはめた手に、再び手袋を装着する。

 『明日』が来てしまって、何かに頼りたくなったんでしょうか?
 でも、それは当然のことのような気がしなくもないです・・・
 愚かだなんて!!そんなに自分を責めてはいけないですっ!!←壊れ気味

>        ―――――――ほら、大丈夫―――――――
>
> ホント、あたしらしくない。
> でも―――――
> あたしは、アイツの前では、リナ=インバ−スでいたい。
> 後ろを振り返らず、前だけを見つめ、そして、今をいきる。
> どんな瞬間でも、アイツが好きだと言ってくれたあたしでないと。
> だから・・・・ね。
>「もう、大丈夫」
> 言って、あたしは瞳を閉じて、微笑む。
>
>     ―――――――ね、大丈夫だったでしょ?―――――――

 あああっ!何かとっても可愛いっっ!
 ・・・というかいじらしい・・・(爆)
 私もリナちゃんにはリナちゃんらしく生きて欲しいです・・・
 これからどうなるのでせう。

>「で、どうなのかしら?」
>「首尾は上々です」
> 闇に映える美しさをもつ女主―獣王―の、興味なさげな口調の問いに、部下である獣神官は、濃淡のない笑顔で言葉を返す。

 ゼラス様登場!!この方にはなぜか様付けをしてしまいます〜

>「上々と言う割には、時間がかかりすぎてない?」
>「期間は有効に使わないと、勿体ないです」
> 上司の冷ややかな言葉に、ゼロスは敬服しつつも、楽しそうににっこり笑って答えた。
>「確か・・・・今日までだったわよね?」
>「はい」
> 表情を和らげ、問う獣王に、ゼロスは静かに返事を返す。
>「あんたにしては、珍しかったわよね。猶予を与えて欲しいなんて申し出をするなんて。あんな仕事、その日の内に出来たでしょうに・・・・ね?」
>「僕は何事にも、ぬかりなく、やりやすく、手こずらず、がモット−ですから」
> モット−ねぇ・・・・・
> 『本当』は、別の理由でしょ?
> と、主は、疑いの眼差しを、まざまざと部下に捧げる。
> その視線に気づきながらも、獣神官は、ひるまず平素な面もちで、主を直視する。
 
 さすがです・・・気付いてらっしゃるんですね・・・
 って、私何故か敬語を・・・(謎)
 そうさせる何かがこの女性には有るんでしょうか・・・?
 ただ単に私の気が弱いだけとか。(爆)

> 惚ける気?
> 美しき主は、目を細めて部下を射抜く。
> その膨大なプレッシャ−の中、ゼロスは、身じろぎもせず、そして、笑顔も崩さない。
>「まぁ、いいわ。私としても、仕事をつつがなくこなしてくれれば良いから」
> でも、ちょっとつまらないわよねぇ。
> などと、自分本位なことを思いながら、獣王は玉座の上で、優雅に足を組み替える。

 ここに来てようやく気付きましたが・・・
 私、ゼラス様見たこと無いです・・・一片たりとも。その髪一本ですら!
 大体想像は付くんですけどね・・・いろいろな方の小説に出てきますから。

>「『このまま―――』」
> ピクリ。
> ゼロスの片眉が微かに動いた。
> 抑揚のない獣王のこの言葉に、初めて、ゼロスは感情の動きを示す。
> だが、持ち上げられた顔には、いつも通りのポ−カ−フェイスの笑顔。
>「そういえば、『このまま―――』の後、何を言おうとしたのかしら?」
> そして、天使の微笑み、もとい、小悪魔の微笑みを浮かべる上司の顔とぶつかる。
>「ご覧になってたんですか?」
>「聞こえてきたの♪」
> 自分の上司は、誠、何事にも楽しみながら取り組む方だと、ゼロスは、今更ながら、軽い目眩とともに、再認識する。

 何て言おうとしたのでしょうか・・・フフフ・・・(怪)
 すいません。何かだんだん自分が怪しくなっていきます・・・

> 獣神官は、涼しげな口調の言葉を残して、その場を後にした。
> 獣王は、我が息子が消えた虚空に向かって、ポツリと。
>「あの子を抱いてた時のあんたの顔、本気に見えたんだけど?」

 本気でなくては困ります〜っ!!(核爆)
 遊び・・・もとい仕事だからってのはいけませんよ!ゼロスさん!!
 って、私が言うなってカンジですね。

>「さてと」
> 立ち上がり、パタパタとホコリをはたき、あたしは街を紅く染める夕日を見て、
>「そろそろ、宿屋に帰ろうかな」
> 言う声音は、スッキリと晴れていた。
> うん、大丈夫。
> そして、あたしは、宵闇の時が刻々と近付くのを、冷静に受け止めていた。
>
>                              ―続く―
 
 ついに・・・来てしまうんですね・・・!!
 続きがとっても気になりますっ!!

>
> ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
>
> まだ、続くのか?って言われそうですが、まだ、続きます・・・・すみません!!

 いえいえ。最後までおつき合いさせて頂きます(はぁと)
 続きもがんばって下さいませ〜

> その上、リナちゃんもゼロスさんもらしくないし(ってこれは、今までのも言えることなんですが・・・)、ゼラス様なんて、皆様のご想像を思いっきり、壊してしまっただろうし・・・・ごめんなさいぃぃぃ!!!

 ゼロスさんとゼラス様のやり取り、とっても良かったですよっ!
 
> でも、ご感想、ご意見、苦情、何でも良いですから、書いて下されば嬉しいです。
> それでは、失礼致します。

 お疲れさまでしたぁ〜続き楽しみにしております!
 私も退散させて頂きます!!毬藻でした〜☆ 

トップに戻る
8186また来て下さって、嬉しいです!!ユノア E-mail 11/18-16:00
記事番号8180へのコメント

> 毬藻です。またしても感想もどきを書きに参上いたしました☆
> こんばんは〜毬藻です☆

こんにちは、ユノアです。
また、また、私の駄文なんかの感想を書いて下さって、とっても嬉しいですぅっっ!!

>> 「二人の先には・・・(3)」です。
>> あ、ゼロリナなんですけど・・・今回ちょっと、変かもです。
>> 良かったら、読んでやって下さいませ。
>
> ありがたく読ませていただきました。変だなんてとんでも無いですね。
> 私の感想の方こそハッキリ言って変を通り越してますから・・・
> それでは、感想もどき行っきまぁす!!↓

とんでもない!!
私を、この上なく、幸せにして下さった、素晴らしい感想でした!!
毬藻さんの感想を読むのが、どれだけ、嬉しいか・・・・感涙ものです!!

>>「よ!そこの道行く可愛いか−のじょっ☆」
>> やたらめったら明るい声に、反応するかのように、あたしは振り向いてしまった。
>> 断っておくけど、可愛いって言葉に反応したんじゃないわよ!!
>> 決して!!
>> 目の端に、ある物を捉えたもんだから。
>
> リナちゃんならきっと可愛いなんて言われ慣れてるでしょーね。
> まったくうらやましい限り・・・(爆) 

本当に・・・(しみじみ)
リナちゃんは、自他とも認める?美少女ですもんねぇ。
まぁ、実際、可愛いんですけどね!
 
>>
>>          ―――――――大丈夫―――――――
>>
>>「これ、買わない?」
>> 目の前に突き出されたのは指輪。
>> あたしが今いるのは、とある街の中央通りに立ち並ぶ、数ある露店のうちの一つ。
>> 主にアクセサリ−などが置かれている一軒の店。
>> イヤリングや、ブロ−チや、指輪が、仲良く肩を並べて座している。
>> その前で―――――
>> あたしは目を奪われた。
>
> 彼女が目を奪われる程のものって・・・?
> とか最初は思ってたんですけど・・・納得でした☆

納得して下さいましたか。ありがとうございます!!
実は、暫くしてから、リナちゃんが、そんなものに興味をもつか!!って思われたら、どうしましょうって思ったものですから、納得して下さって、喜んでおります♪

>> だけど。
>>「毎度あり〜♪」
>> あっさり買ってしまった。
>>
>>        ―――――――きっと、大丈夫―――――――
>
> 買ってしまったんですね・・・
> まあ、だって・・・ねぇ(ニヤリ)←怪しいっ!!

その怪しさ、とってもOKですぅぅぅ!!!
リナちゃんが、ちょっと、少女趣味?してますが、私の中では、この時点でのリナちゃんは、強さともろさが紙一重って感じでしたから。
どうしても、何かに頼ってしまいたくなってしまったと・・・・
あ、でも、何かに頼るって、リナちゃんらしくありませんねぇ。ホントに。


>>        ―――――――うん、大丈夫―――――――
>>
>> 自分でもハッキリと分かる。
>> あたしは、喜んでいる。
>> この指輪の存在に。
>>「こんなものに頼るなんて、リナ=インバ−スも地に落ちたもんよねぇ」
>> 自嘲的に笑い、指輪を木漏れ日の、微かな陽に当ててみる。
>> うん、綺麗。
>> ソレは、無機質な、冷たい光を放ち、あたしの瞳に映る。
>> まるで、アイツを彷彿させる、感情をもたない石。
>>「でも―――――これぐらいは、いいわよね?」
>> 黒曜石の指輪を見つめ、返ってくるはずのない問いを、あたしは口からすべらしていた。
>
> 黒曜石って実物みたこと無いんですけれど・・・あれって一体いくらくらいのモノなんでしょうねぇ。
> 高そう・・・な気はします。気のせいでしょうか?

すみません!!
実は、私も、黒曜石って見たことないし、どういう代物か、分かってなかったりします。
なんか、ただのマグマの岩石?らしいですが・・・・でも、装飾品なんですよぉ!!
ああ!!本当にごめんなさい!!よくも知りもしないくせに、使ってしまって!何か、響きが良かったものですから(←かなり無責任)。
ですから、高いのか、安いのか、ソレさえも分からなくって・・・・
とにかく、平謝りする他ございません!!すみませんでしたm(_ _)m

>
>>        ―――――――だから、大丈夫―――――――
>>
>> 気休めだと、充分、承知している。
>> 愚かなことだと、はっきり、自覚出来る。
>> だけど、これで『今夜』アイツと、真っ向から立ち向かえる。
>> 逃げずに、先を見れる。
>> 挫けず、前に進める。
>> これは、その為の、あたしの僅かな希望。
>>「こうすれば、分からないでしょ?」
>> クスクスと笑って、あたしは指輪をはめた手に、再び手袋を装着する。
>
> 『明日』が来てしまって、何かに頼りたくなったんでしょうか?

そうです!!
上でも、述べさせてもらったように、何かに頼りたくなったのです!!
って、本当に、リナちゃんらしくありませんねぇ。少し反省でしょうか・・・・

> でも、それは当然のことのような気がしなくもないです・・・

お優しいお言葉・・・・
そういうフウに言って下さって、助かります(笑)。
上でも述べてますが、「そんなことリナはしない!!」って言われるのが一番、恐かったものですから。

> 愚かだなんて!!そんなに自分を責めてはいけないですっ!!←壊れ気味

そういう壊れかたでしたら、いくらでも、歓迎&感激です!!
私が書いたリナちゃんを、励まして下さるとは、幸せですぅ!!
私の中のリナちゃんは、きっと?指輪の存在に頼ってしまってる自分に、恥ずかしさと同時に、その弱さに叱咤してるのではと思います。
って、何かかなり意味不明!!すみません!!

>
>>        ―――――――ほら、大丈夫―――――――
>>
>> ホント、あたしらしくない。
>> でも―――――
>> あたしは、アイツの前では、リナ=インバ−スでいたい。
>> 後ろを振り返らず、前だけを見つめ、そして、今をいきる。
>> どんな瞬間でも、アイツが好きだと言ってくれたあたしでないと。
>> だから・・・・ね。
>>「もう、大丈夫」
>> 言って、あたしは瞳を閉じて、微笑む。
>>
>>     ―――――――ね、大丈夫だったでしょ?―――――――
>
> あああっ!何かとっても可愛いっっ!
> ・・・というかいじらしい・・・(爆)
> 私もリナちゃんにはリナちゃんらしく生きて欲しいです・・・
> これからどうなるのでせう。

リナちゃんを可愛いと言って下さるお言葉!!感無量です!!
今回、リナちゃんを、ちょこっと女の子(いや、彼女は女の子なんですが・・・)させてみたかったものですから、そのお言葉は、とっても嬉しいのです!
そして、彼女は、これから、どうなるんでしょうか・・・一抹の不安が。
ああ!!すみません!!私が言うべき言葉じゃないですねぇ。ごめんなさい!!
けど、多分、最後まで、指輪の存在で、リナちゃんはリナちゃんらしく強く進むかと・・・・
あ、あくまでも、私の中であってですけどね。

>
>>「で、どうなのかしら?」
>>「首尾は上々です」
>> 闇に映える美しさをもつ女主―獣王―の、興味なさげな口調の問いに、部下である獣神官は、濃淡のない笑顔で言葉を返す。
>
> ゼラス様登場!!この方にはなぜか様付けをしてしまいます〜

一緒ですよぉ!!
私も、やっぱり、この方には様つけてしまいますもん!

>
>>「上々と言う割には、時間がかかりすぎてない?」
>>「期間は有効に使わないと、勿体ないです」
>> 上司の冷ややかな言葉に、ゼロスは敬服しつつも、楽しそうににっこり笑って答えた。
>>「確か・・・・今日までだったわよね?」
>>「はい」
>> 表情を和らげ、問う獣王に、ゼロスは静かに返事を返す。
>>「あんたにしては、珍しかったわよね。猶予を与えて欲しいなんて申し出をするなんて。あんな仕事、その日の内に出来たでしょうに・・・・ね?」
>>「僕は何事にも、ぬかりなく、やりやすく、手こずらず、がモット−ですから」
>> モット−ねぇ・・・・・
>> 『本当』は、別の理由でしょ?
>> と、主は、疑いの眼差しを、まざまざと部下に捧げる。
>> その視線に気づきながらも、獣神官は、ひるまず平素な面もちで、主を直視する。
> 
> さすがです・・・気付いてらっしゃるんですね・・・
> って、私何故か敬語を・・・(謎)
> そうさせる何かがこの女性には有るんでしょうか・・・?
> ただ単に私の気が弱いだけとか。(爆)

いえ、私も、そうさせる何かが、獣王様には充分あるかと思います!!
ある意味、ご尊敬申し上げる方だったりしますから・・・・
と、ゼラス様は、ゼロスさんのことなら、なんでもご存じかと思います。
あのゼロスさんを創造なさった方ですからねぇ。凄い方なんです、きっと!!

>
>> 惚ける気?
>> 美しき主は、目を細めて部下を射抜く。
>> その膨大なプレッシャ−の中、ゼロスは、身じろぎもせず、そして、笑顔も崩さない。
>>「まぁ、いいわ。私としても、仕事をつつがなくこなしてくれれば良いから」
>> でも、ちょっとつまらないわよねぇ。
>> などと、自分本位なことを思いながら、獣王は玉座の上で、優雅に足を組み替える。
>
> ここに来てようやく気付きましたが・・・
> 私、ゼラス様見たこと無いです・・・一片たりとも。その髪一本ですら!
> 大体想像は付くんですけどね・・・いろいろな方の小説に出てきますから。

そうですね。本当にゼラス様は色んな小説にご出演なさってますよねぇ。
やっぱり、それだけ、惹かれる何かをもってらっしゃるかと・・・・・私の勝手な思いこみかもしれませんが。
そうそう、私も、ゼラス様ってよく存じ上げてないんですよねぇ。
だもんで、とっても、というか全然、ゼラス様の容姿表現されてませんし・・・・
すみません!!本当に失礼きわまりないヤツで。

>
>>「『このまま―――』」
>> ピクリ。
>> ゼロスの片眉が微かに動いた。
>> 抑揚のない獣王のこの言葉に、初めて、ゼロスは感情の動きを示す。
>> だが、持ち上げられた顔には、いつも通りのポ−カ−フェイスの笑顔。
>>「そういえば、『このまま―――』の後、何を言おうとしたのかしら?」
>> そして、天使の微笑み、もとい、小悪魔の微笑みを浮かべる上司の顔とぶつかる。
>>「ご覧になってたんですか?」
>>「聞こえてきたの♪」
>> 自分の上司は、誠、何事にも楽しみながら取り組む方だと、ゼロスは、今更ながら、軽い目眩とともに、再認識する。
>
> 何て言おうとしたのでしょうか・・・フフフ・・・(怪)
> すいません。何かだんだん自分が怪しくなっていきます・・・

いえ、どんどん妖しくなってくださいませ。
そうして下さるってことは、こんな駄文を、楽しんで頂いてもらってるものかと、思えますから、とっても嬉しい限りですぅ!!
って、とことん、自分勝手な思いこみですがねぇ・・・・・

>
>> 獣神官は、涼しげな口調の言葉を残して、その場を後にした。
>> 獣王は、我が息子が消えた虚空に向かって、ポツリと。
>>「あの子を抱いてた時のあんたの顔、本気に見えたんだけど?」
>
> 本気でなくては困ります〜っ!!(核爆)
> 遊び・・・もとい仕事だからってのはいけませんよ!ゼロスさん!!
> って、私が言うなってカンジですね。

滅相もありません!!
熱く語ってもらえるとは、感激しております!!本当に!!
そうです!!ゼロスさんは、本気でなくっちゃいけないんです!!
私は、本気だったと信じております!!
って、何、力説してるんでしょうねぇ・・・・・作者の私が・・・

>
>>「さてと」
>> 立ち上がり、パタパタとホコリをはたき、あたしは街を紅く染める夕日を見て、
>>「そろそろ、宿屋に帰ろうかな」
>> 言う声音は、スッキリと晴れていた。
>> うん、大丈夫。
>> そして、あたしは、宵闇の時が刻々と近付くのを、冷静に受け止めていた。
>>
>>                              ―続く―
> 
> ついに・・・来てしまうんですね・・・!!
> 続きがとっても気になりますっ!!

はい。ついに来てしまいます・・・・・
大丈夫でしょうか?と思いますが、毬藻さんの、この上なく、嬉しいお言葉を胸に、ご期待に添えるよう、続きを書きたいと思っております!!

>> まだ、続くのか?って言われそうですが、まだ、続きます・・・・すみません!!
>
> いえいえ。最後までおつき合いさせて頂きます(はぁと)
> 続きもがんばって下さいませ〜

ああ、ハ−トマ−クを浮かべて下さるほどとは・・・・・
喜びに、打ちひしがれておりますぅぅぅっっっ!!!
そして、励ましのお言葉!有り難うございます!!
がむしゃらに、頑張って仕上げたいと思います!!

>> その上、リナちゃんもゼロスさんもらしくないし(ってこれは、今までのも言えることなんですが・・・)、ゼラス様なんて、皆様のご想像を思いっきり、壊してしまっただろうし・・・・ごめんなさいぃぃぃ!!!
>
> ゼロスさんとゼラス様のやり取り、とっても良かったですよっ!

よ、良かった・・・・本当に良かったですぅぅ!!
ゼロスさんとゼラス様のやりとりについては、すっごく冷や冷やしてましたから。
こんなの変!って言われるんじゃないかって。
ですから、ほっと一安心です。有り難うございます。

> 
>> でも、ご感想、ご意見、苦情、何でも良いですから、書いて下されば嬉しいです。
>> それでは、失礼致します。
>
> お疲れさまでしたぁ〜続き楽しみにしております!
> 私も退散させて頂きます!!毬藻でした〜☆ 

私への、ねぎらいのお言葉、感謝します。とっても、元気がでましたです。
頑張って4も書きますので、また、読んで下されば、幸せです。
それでは、失礼させて頂きます。

トップに戻る
8182感想〜♪エイス E-mail URL11/17-20:05
記事番号8162へのコメント


> こんにちは、ユノアです。
> 「二人の先には・・・(3)」です。
> あ、ゼロリナなんですけど・・・今回ちょっと、変かもです。
> 良かったら、読んでやって下さいませ。

 こんばんは。エイスです。
また感想書かせていただきます。

>          ―――――――大丈夫―――――――
>
>「これ、買わない?」
> 目の前に突き出されたのは指輪。
> あたしが今いるのは、とある街の中央通りに立ち並ぶ、数ある露店のうちの一つ。
> 主にアクセサリ−などが置かれている一軒の店。
> イヤリングや、ブロ−チや、指輪が、仲良く肩を並べて座している。
> その前で―――――
> あたしは目を奪われた。

 何かいいものでも見つけたんでしょうか?

>        ―――――――まだ、大丈夫―――――――
>
> 店主である若くて軽そうな兄ちゃんは、ここぞとばかりに、指輪をあたしの眼前に示しながら、調子の良い口調で、
>「掘り出し物だよ♪お買い得品だよ♪一点ものだよ♪買わなきゃ損だよ♪」
>「・・・・・・・・・」
> 矢継ぎ早に美味しい言葉をぶら下げて言われちゃ、普通の人なら引っかかってもおかしくない。
> しかぁし!!このあたしに、そんな手口が通用する訳がなく。
> ない――――――はずなのだが・・・・
> 瞳が、離れない。
> まるで張り付けられたかのように、ソレから目を反らせないでいた。

 ゼロスくんと同じ色の指輪、だったんですよね?
 それは解る気がする。目が反らせない理由。

>        ―――――――多分、大丈夫―――――――
>
> 緩やかな茶色い髪を跳ね上げて、かかったと言わんばかりに、兄ちゃんがにぃと笑う。
>「見事だろ?そんじょそこらじゃ、手に入らないよ」
> 品物としちゃ、良しも悪しもなく、けど、その割には少々値が張るような・・・・
> だけど。
>「毎度あり〜♪」
> あっさり買ってしまった。

 珍しい(笑)

> 気休めだと、充分、承知している。
> 愚かなことだと、はっきり、自覚出来る。
> だけど、これで『今夜』アイツと、真っ向から立ち向かえる。
> 逃げずに、先を見れる。
> 挫けず、前に進める。
> これは、その為の、あたしの僅かな希望。
>「こうすれば、分からないでしょ?」
> クスクスと笑って、あたしは指輪をはめた手に、再び手袋を装着する。

 気休め。愚かだと解っていても、止められない気持ち…でしょうか。
ああ。ゼロリナを前提に考えてるからこういうことしか思い浮かばない(笑)

>        ―――――――ほら、大丈夫―――――――
>
> ホント、あたしらしくない。
> でも―――――
> あたしは、アイツの前では、リナ=インバ−スでいたい。
> 後ろを振り返らず、前だけを見つめ、そして、今をいきる。
> どんな瞬間でも、アイツが好きだと言ってくれたあたしでないと。
> だから・・・・ね。
>「もう、大丈夫」
> 言って、あたしは瞳を閉じて、微笑む。
>
>     ―――――――ね、大丈夫だったでしょ?―――――――

 ああ。凄く辛い感じがします。
心の中で繰り返される「大丈夫」という言葉。
 リナちゃんが無理してるような…。

> 獣王は、我が息子が消えた虚空に向かって、ポツリと。
>「あの子を抱いてた時のあんたの顔、本気に見えたんだけど?」

 獣王様。解っていらっしゃいます(笑)
ああ、なんていえばいいんでしょうか。凄いです。なんかこの場面にふさわしいっていうか…。ゼロスの気持ちを変わりに言ってて…辛い感じがするっていうか…。
 あう。言いたいことが言えないぃぃ。



> その上、リナちゃんもゼロスさんもらしくないし(ってこれは、今までのも言えることなんですが・・・)、ゼラス様なんて、皆様のご想像を思いっきり、壊してしまっただろうし・・・・ごめんなさいぃぃぃ!!!

 そうでしょうか?
リナちゃんらしいし、ゼロスさんもらしいし、ゼラス様なんて私の中のイメージのまんま、って感じがしたんですが。

> でも、ご感想、ご意見、苦情、何でも良いですから、書いて下されば嬉しいです。

 苦情なんてそんなっ。

> それでは、失礼致します。

 はい、それでは。失礼いたしました…。
   エイス


トップに戻る
8188光栄です!!ユノア E-mail 11/18-16:29
記事番号8182へのコメント

> こんばんは。エイスです。
>また感想書かせていただきます。

こんにちは、ユノアです。
また、書いて下さるのですね!!ありがたいです、本当に。

>
>>          ―――――――大丈夫―――――――
>>
>>「これ、買わない?」
>> 目の前に突き出されたのは指輪。
>> あたしが今いるのは、とある街の中央通りに立ち並ぶ、数ある露店のうちの一つ。
>> 主にアクセサリ−などが置かれている一軒の店。
>> イヤリングや、ブロ−チや、指輪が、仲良く肩を並べて座している。
>> その前で―――――
>> あたしは目を奪われた。
>
> 何かいいものでも見つけたんでしょうか?

はい。とっても良い物を♪


>>        ―――――――まだ、大丈夫―――――――
>>
>> 店主である若くて軽そうな兄ちゃんは、ここぞとばかりに、指輪をあたしの眼前に示しながら、調子の良い口調で、
>>「掘り出し物だよ♪お買い得品だよ♪一点ものだよ♪買わなきゃ損だよ♪」
>>「・・・・・・・・・」
>> 矢継ぎ早に美味しい言葉をぶら下げて言われちゃ、普通の人なら引っかかってもおかしくない。
>> しかぁし!!このあたしに、そんな手口が通用する訳がなく。
>> ない――――――はずなのだが・・・・
>> 瞳が、離れない。
>> まるで張り付けられたかのように、ソレから目を反らせないでいた。
>
> ゼロスくんと同じ色の指輪、だったんですよね?
> それは解る気がする。目が反らせない理由。

そうで――――っす。
解って頂けて、とっても、嬉しいですぅ!!
そんなことある訳ない!!って言われたら、どうしましょうって思ってましたから。

>
>>        ―――――――多分、大丈夫―――――――
>>
>> 緩やかな茶色い髪を跳ね上げて、かかったと言わんばかりに、兄ちゃんがにぃと笑う。
>>「見事だろ?そんじょそこらじゃ、手に入らないよ」
>> 品物としちゃ、良しも悪しもなく、けど、その割には少々値が張るような・・・・
>> だけど。
>>「毎度あり〜♪」
>> あっさり買ってしまった。
>
> 珍しい(笑)

まったく(笑)。
普通じゃ、絶対、ありませんねぇ。
けど、今のリナちゃんは、ちょっぴし、弱いところがありますから。多分。

>> 気休めだと、充分、承知している。
>> 愚かなことだと、はっきり、自覚出来る。
>> だけど、これで『今夜』アイツと、真っ向から立ち向かえる。
>> 逃げずに、先を見れる。
>> 挫けず、前に進める。
>> これは、その為の、あたしの僅かな希望。
>>「こうすれば、分からないでしょ?」
>> クスクスと笑って、あたしは指輪をはめた手に、再び手袋を装着する。
>
> 気休め。愚かだと解っていても、止められない気持ち…でしょうか。
>ああ。ゼロリナを前提に考えてるからこういうことしか思い浮かばない(笑)

そうです!自覚はしていても、心が求めてしまったんです。
それと、ゼロスさんの前では、自分でいたいための、手段でしょうか。
あとは、無様な自分を見せたくないための、ちっちゃな砦というか・・・・
ああ!すみません!!私って本当に言葉たらずで。

>
>>        ―――――――ほら、大丈夫―――――――
>>
>> ホント、あたしらしくない。
>> でも―――――
>> あたしは、アイツの前では、リナ=インバ−スでいたい。
>> 後ろを振り返らず、前だけを見つめ、そして、今をいきる。
>> どんな瞬間でも、アイツが好きだと言ってくれたあたしでないと。
>> だから・・・・ね。
>>「もう、大丈夫」
>> 言って、あたしは瞳を閉じて、微笑む。
>>
>>     ―――――――ね、大丈夫だったでしょ?―――――――
>
> ああ。凄く辛い感じがします。
>心の中で繰り返される「大丈夫」という言葉。
> リナちゃんが無理してるような…。

はい。リナちゃんは、とっても、頑張ってるんだと思います。
挫けないように、心の中で、呟いてたのですから。
きっと、自分を見失わないようにしてたんでしょう。
って、なんて、いい加減で、あやふやな私なんでしょうか・・・・・
書いてる本人が、こんな事言ってちゃいけませんよねぇ。すみません!!

>
>> 獣王は、我が息子が消えた虚空に向かって、ポツリと。
>>「あの子を抱いてた時のあんたの顔、本気に見えたんだけど?」
>
> 獣王様。解っていらっしゃいます(笑)
>ああ、なんていえばいいんでしょうか。凄いです。なんかこの場面にふさわしいっていうか…。ゼロスの気持ちを変わりに言ってて…辛い感じがするっていうか…。
> あう。言いたいことが言えないぃぃ。

いえ、ご充分すぎるくらい、もったいない言葉です!!
ゼロスさんが、素直に言わないので、変わりに獣王様に言ってもらったんです。
ゼロスさんが、リナちゃんに、本気があるってところを、さりげなく?示したかったものですから・・・・
って、別に、さり気なくでも、なんでもないですねぇ。

>> その上、リナちゃんもゼロスさんもらしくないし(ってこれは、今までのも言えることなんですが・・・)、ゼラス様なんて、皆様のご想像を思いっきり、壊してしまっただろうし・・・・ごめんなさいぃぃぃ!!!
>
> そうでしょうか?
>リナちゃんらしいし、ゼロスさんもらしいし、ゼラス様なんて私の中のイメージのまんま、って感じがしたんですが。

幸せです・・・・・
ここまで、感動させてもらって良いのでしょうか・・・・かなり、酔いしれております。
何とか、少しでも、近付くように書いてるつもりなので、こういうお言葉は、なによりもの、お褒めの言葉ですぅぅぅっっ!!有り難うございます!!

>
>> でも、ご感想、ご意見、苦情、何でも良いですから、書いて下されば嬉しいです。
>
> 苦情なんてそんなっ。

お優しいです、エイスさん。
エイスさんの、優しさが身にしみます。
とっても、元気な気持ちになりますです。
>
>> それでは、失礼致します。
>
> はい、それでは。失礼いたしました…。
>   エイス

ご感想、有り難うございました。とっても嬉しかったです。
もし、よろしければ、また、読んでやって下さいまし。
それでは、失礼させて頂きます。