◆−悲劇〜まえがき&プロローグ〜−石井奈々子(11/26-22:58)No.8223
 ┗悲劇〜本文&あとがき〜−石井奈々子(11/26-23:03)No.8224


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8223悲劇〜まえがき&プロローグ〜石井奈々子 E-mail 11/26-22:58


ども!みなさま!じぇんっぜんこない石井奈々子です!
・・・覚えてらっしゃる方は、きっといないのではないかと・・・。
これから、私は、自分のことを、「半ROM人間」とよぶことにします。
・・・あ、べつに、HNの変更じゃないです。
とにかく、どうぞ!
ジャンルは、ゼロリナで、ダークでシリアスです。(私が書くと、ついついこうなってしまう・・・)

・・・あ,その前に一言。
この小説は、テスト期間に入ってしまった自分の現実逃避のために書いたもんなんで、文章がかなり変で、漢字の変換ミスが多いかと思いますが、ま、読み飛ばしてください。では、今度こそ、どうぞ!!

<プロローグ>

はるかなる昔
一つの悲劇がおこった
一組の恋人たちにおこった悲劇
それは
滅びを望む魔によって
女が不治の病になったこと
男は無力だった
だから神に祈った
・・・だが・・・
神は無慈悲だった
けっきょく女は死に
男も後を追った

ここに
もう一つ悲劇がある
それは
無慈悲なる神が生み出したモノでもなく
滅びを望む魔が生み出したモノでもない
ただ、運命のみが生み出したモノ
ただ、この世の理が生み出したモノ
恋人たちは、それに精一杯立ち向かい
同じ道をたどった

あなたは
彼らの道を正しいと思いますか?

あなたは
どちらが不幸だと思いますか?

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8224悲劇〜本文&あとがき〜石井奈々子 E-mail 11/26-23:03
記事番号8223へのコメント
───はじめからわかっていたことだった。
───いつかこうなるってことは。
「リナさん!?」
そこには少女が一人横たわっていた。
───彼女は人間、不死性などは持ち合わせていない。
───そんな事は知っていた。なのに・・・
「なぜ・・・?なぜっ!?」
よこでは、一人の魔族が「何か」に向かって問いかけた
───だからせめて
───自分が幕引きをしたいと
「なぜ・・・・こんな・・・・・・こんなことに?」
少女は魔族の手によって赤く染められていた
───いや、
───せめて、彼女に滅ぼされたいと
「なぜわらっているのですか!?」
抵抗したように見えた少女の顔には笑みが残っていた
───挑発のつもりで
───楽によけきれるような攻撃をしただけなのに
「なぜよけなかったのですか!?」
魔族の問いは彼女には当たらず、虚空へと消える
───運命は
───理は・・・・
「なんでこんなに残酷なことになったのですか!?」
空に向かって叫んだ問いも、何かに向かって叫んだ問いも
当たらずに虚空へと消えた
───たすけたかったのに
───助けることができたのに
「なぜ・・・たすけなかったのですか・・・ぼくは・・・・・・」
自らに向かってつぶやいた問いも答えには当たらず、虚空へと消えた。
───自分の運命は
───決まっていたのだろうか
「運命が決まっているのなら・・・」
彼は、手に魔力を込めた。
───これが
───この世の理だというのなら
「こうするしかなかったのなら・・・」
・・・・・・戦いの時の衝撃に気付いたのか、彼女の仲間が近付いてきた。
───ぼくは
───彼女の・・・貴方のために
「ぼくのうんめいも・・・こうするしかないのですね?」
彼女の仲間の問いかけにつぶやいてから振り返った。
───できるなら
───もしできるのなら
「次こそは・・・・同じ種族に・・・・・・」
彼は彼女を抱きしめた
とたん、彼と彼女の身体を滅びの炎が包む。
───リナさん
───「愛してます。」
彼は、彼女と口付けを交わす。
彼女の仲間たちが、彼女の名前を呼んでいる。

・・・・・・そして・・・・・・

あとには、なにも残らなかった。
ただ、虚しさだけが、あたりを支配した。


それから数年後、この話は永遠に語り継がれることとなる・・・。



あなたは
彼らの道を正しいと思いますか?

────かなわない恋の幕引きに
────死を選ぶ道は

あなたは
どちらが不幸だと思いますか?

────助けたくても助けられないのと
────助けられるのに助けないのとは


・・・・あなたには・・・
・・・・・・同じ道を歩む勇気がありますか?



END


はうぅ、しゅうりょうです!!
・・・・やっぱしダークだ。それに謎な部分多いし。それに、プロローグがあるのにエピローグないし・・・。
えっと、ゼロス君が、リナちゃんを(・・・なれなれしすぎるかな、この呼び方)なぜ殺したのかって言うのは、皆さん多分想像がつくと思いますが、ゼラス様に命令されたからです。
あと、永遠に語り継がれるようにしたのはリナのねえちゃんです。
あと、最後の問いについて自分の意見
私は、この世界だったら、死ぬのはいけないと思うけど、もし、似たようなことが起きたら、死ぬかもしれないと思う。・・・まぁ、死ぬ勇気なんてないけどさ。やっぱり、好きな人と、不慮の事故で、突然別れてしまったら、もう、悲しくて悲しくて仕方がないと思うからね・・。
で、どっちが不幸かについては、ゼロス君のほうが不幸だと・・・。
二つの状況をたとえてみると、高い棚の上に自分の好きな物(ここでは、あめとします)があったとして、背が小さくて、どうしても取れなかった時は、諦めがつくけど、とれるのに、とるなといわれてやめるのとだと、どうしても、納得が行かなくって、けっきょく、さいごまで、「せっかくとれたのにー」って、糸をひくようなことになるから、やっぱし、後者のほうが、諦められなくって、不幸だと・・・。
・・・・あっ。後書きが妙に長くなってしまった。
ので、あと最後に少し。
じつは、さいごの「助けたくても〜」のところは、もと、オリジ小説のネタだったんですね・・・。じつは。

とりあえず、また半年後!(おいっ!!)