◆−かぐや姫よりも・・・  (ゼロリナ)−ramia(12/4-17:08)No.8277
 ┣良かったですぅっ!!−ユノア(12/5-04:34)No.8290
 ┃┗Re:良かったですぅっ!!−ramia(12/5-11:44)No.8295
 ┣涙でそうです〜〜〜っっ!!!−中禅寺湖 えり(12/5-06:02)No.8292
 ┃┗Re:涙でそうです〜〜〜っっ!!!−ramia(12/5-11:51)No.8296
 ┗Re:かぐや姫よりも・・・  (ゼロリナ)−にらいかない(12/16-21:10)NEWNo.8353
  ┗うっきゃーーー!!読まれましたのねーーー!!−ramia(12/17-16:51)NEWNo.8356


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8277かぐや姫よりも・・・  (ゼロリナ)ramia E-mail 12/4-17:08


「かぐや姫よりも・・・」


ある夜、ほぼ満月にちかい月が夜空に浮かんでいます。その月明かりの中、森の中を散歩しているリナ。季節は秋、散歩するには少し肌寒く、リナは立ち止まり少し身震いしています。
「寒いな〜、やっぱりマント羽織ってくるべきだったかな〜。」
そお言いながら、ふと夜空を見上げ、月をみる。
「まだ満月じゃないわね〜・・・ね、ゼロス。」
リナのその声を聞き、リナの目の前に姿を現すゼロス。
「よくおわかりになりましたね。」
やはりその顔はいつものニコ目で、なにを考えているのかいまいちよくわからない。
「そりゃあね、こう毎日顔あわせてれば気配がなくてもなーんとなくわかるものよ。」
「そうですか。」
「・・・・・月・・・、もうすぐ満月になるわね・・・。」
そお言われて月に目をやるゼロス、
「そうですね・・・。」
リナが少し俯き・・・、
「まるでかぐや姫みたい、満月の日に・・・どちらかが・・・混沌にかえるなんて・・・・。」
「かぐや姫は月にかえるのでしょう?」
「同じよ、好きな人といっしょにいられなくなるんだから・・・。」
「おや?かぐや姫にすきな人なんていないはずですが?」
「かぐや姫じゃなくて、かぐや姫を好きになった人たちよ。」
「あの人達は、死んだり、どこかへ行ったりしませんが?」
「かぐや姫を好きになったのに、かぐや姫は月に帰っちゃうのよ?残された人たちは月にもいけず、ただかぐや姫を思う・・・。そっちの方がつらいと思わない?」
「そうでしょうか?両思いでもなかったんですし忘れちゃえばいいじゃないですか。」
「もしかしたら両思いだったかもしれないって思うじゃない。」
「人間て、みれんたらしいんですねー。」
「魔族のあんたにはわかんないわよ・・・。」
そおゆうとリナはゼロスの胸に顔をうずめるように身をまかせる。ゼロスはそんなリナを優しく包み込むように両手で抱きしめる。
タイムリミットは満月のよるまで、二人一緒にいられるのは今日が最後・・・。
「ねぇ・・・。」
「はい?」
「私が死んだらゼロスは悲しむ・・・?」
「・・・・・わかりません・・・。でも、あなたが死ぬとは決まってませんよ。」
「そうだったわね。私はやるからには全力でやる!そして、」
「そして、「必ず勝つ」ですか?」
ゼロスがリナの言葉を先回りして、言ってしまう。そのゼロスの行動が嬉しかったのか、リナはにっこり笑い、
「よくわかってるじゃない。」
「あなたのことですから。」
その答えに少しリナは顔を赤くして、
「で・・・でも、あんたも全力でやんなさいよ!わざと負けたりしたらぜーったい許さないからね!!」
ゼロスは少し苦笑して、
「わかってますよ。」
月明かりに照らされた二人のシルエットは、ゆっくりと顔がちかずきかさなった。


full moon・・・満月の夜、やはり勝負はゼロスの勝ちだった。リナはゼロスの前に倒れている。いつもリナから感じられるいきいきとした光は感じられない。
「リ・・・ナ・・・さん・・・。」
呼んでも返事がかえってくるはずがない。ついさっき自分が殺してしまたのだから。
「勝つんじゃ・・・なかったんですか?全力でやって・・・必ず勝つんじゃなかったんですか・・・?」
リナを抱きしめる。体温のない体、今抱きしめているのはリナのぬけがら。
「僕も・・・ばかですよね・・・・。本気でやったらリナさんが死ぬのぐらいわかっていたのに・・・。あの時のリナさんの「必ず勝つ」ってゆう言葉をどこで信じてしまったから・・・。」
愛してる・・・愛してるから・・・信じた・・・。
「悲しいです・・・。あなたが死んでかなしいです・・・。(あなたが月に帰って悲しいです・・・。)あなたが言っていた残された人は僕と同じふうに悲しかったんでしょうか・・・?」
悲しい・・・でも・・・いまなら・・・、
「でも・・・あなたは月に帰ったわけじゃありません・・・。混沌にかえった・・・。そこになら僕もいけます。今からいけばリナさんに追いつけるかもしれません。二人で一緒に混沌へかえりたいです。だから僕も死にましょう・・・。残されるのは・・・・・いやです・・・。」
そお言って、自分自身に力をはなつ、そしてリナのことを追いかける。
はたして追いつけたでしょうか・・・。二人で一緒にかえれたでしょうか・・・。

     これはかぐや姫よりHappy endかもしれないお話です。


×××××××××××××××××××××××××××××××××××××
どーもどーも、はじめましてramiaです。

いやー・・・暗いですねこの話・・・。
二人とも死んじゃってるし。(私が殺したけど・・・。)
Happy endなわきゃないでしょってつっこまないでね(はぁと)
この話続きはないので、ご了承下さい。
では、またなにか思いついたら書かせてもらいましょう。
その日までさよ〜なら〜。(^_^)/~


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8290良かったですぅっ!!ユノア E-mail 12/5-04:34
記事番号8277へのコメント

こんばんは、ユノアといいます。

作品、拝読させて頂きました。
とっても素敵ですねぇ。
タイムリミットまでの、逢瀬は何か、いいものありますよねぇ。
切ないけど、その時まで、共にいれる喜びが一層、身にしみますもん。
少し、悲しいお話でしたけど、この結末が、ハッピ−エンドなのか、アンハッピ−なのかは、難しいところ・・・・というか、ゼロスさんとリナちゃんが共に選んだ道なのであれば、悲しいだろうと、本人達には幸せ?だったのではと、自分勝手に思ってしまってます。

と、それでは、感想になってない、感想でしたが、これにて失礼させて頂きます。

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8295Re:良かったですぅっ!!ramia E-mail 12/5-11:44
記事番号8290へのコメント

ユノアさんは No.8290「良かったですぅっ!!」で書きました。
>
>こんばんは、ユノアといいます。

どーもどーも、感想ありがとうございまーす!

>作品、拝読させて頂きました。
>とっても素敵ですねぇ。
>タイムリミットまでの、逢瀬は何か、いいものありますよねぇ。
>切ないけど、その時まで、共にいれる喜びが一層、身にしみますもん。
>少し、悲しいお話でしたけど、この結末が、ハッピ−エンドなのか、アンハッピ−なのかは、難しいところ・・・・というか、ゼロスさんとリナちゃんが共に選んだ道なのであれば、悲しいだろうと、本人達には幸せ?だったのではと、自分勝手に思ってしまってます。

そう!そうなのです!!本人達は幸せなんですよ!(たぶん・・・(−−;))
わかっていただけてうれしいですわー。自分勝手?そんなことぜぜんありませんわ!!ユノア様鋭いですわー!

>と、それでは、感想になってない、感想でしたが、これにて失礼させて頂きます。

いえいえ、じゅーぶん感想になっておりますわーーー!!ほんとーにどうもありがとうございますー。では、またお会いしましょー!

ramia

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8292涙でそうです〜〜〜っっ!!!中禅寺湖 えり 12/5-06:02
記事番号8277へのコメント

最後の満月の晩までが幸せであればあるほど、混沌へ還ってゆく片方を思って泣く
のでしょうね・・・。うにゃぁぁぁぁっっ!!!ramiaさん、上手すぎですっ!!
満月の晩までの二人のやりとり、切ないながらも、やっぱり二人でいるだけで幸せそうだったから・・・、ラストのゼロスに感情移入しまくりでした。
信じて、でもそれが虚構であることを知っているのにやっぱり信じて、
でもやっぱり、リナさんは月に帰っちゃうんですよね。
うぅんっ!!!ゼロス大先生、心は絶対ぼろ泣きだーーーーーっ!!!
よろしければ、また是非是非拝見させて頂きたいっす!!
それではーーーーっ!!!

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8296Re:涙でそうです〜〜〜っっ!!!ramia E-mail 12/5-11:51
記事番号8292へのコメント

中禅寺湖 えりさんは No.8292「涙でそうです〜〜〜っっ!!!」で書きました。

おやおや、こんなハッピーエンドなわきゃないっしょ!な、作品に涙でそうになってるとは、うれしいかぎりですわー。

>最後の満月の晩までが幸せであればあるほど、混沌へ還ってゆく片方を思って泣く
>のでしょうね・・・。うにゃぁぁぁぁっっ!!!ramiaさん、上手すぎですっ!!
>満月の晩までの二人のやりとり、切ないながらも、やっぱり二人でいるだけで幸せそうだったから・・・、ラストのゼロスに感情移入しまくりでした。
>信じて、でもそれが虚構であることを知っているのにやっぱり信じて、
>でもやっぱり、リナさんは月に帰っちゃうんですよね。
>うぅんっ!!!ゼロス大先生、心は絶対ぼろ泣きだーーーーーっ!!!
>よろしければ、また是非是非拝見させて頂きたいっす!!
>それではーーーーっ!!!

感情移入しちゃいましたかー。ゼロス様に感情移入したら、心ごとくわれてしまいますわー(ぉぃぉぃ

こちらこそまた是非是非是非拝見していただけたらうれしいですわん。(こんな駄文でよければ・・・。
それではまたお会いしましょー。

ramia

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8353Re:かぐや姫よりも・・・  (ゼロリナ)にらいかない 12/16-21:10
記事番号8277へのコメント

ramiaさんは No.8277「かぐや姫よりも・・・  (ゼロリナ)」で書きました。
>
>「かぐや姫よりも・・・」
>
>
>
>「そりゃあね、こう毎日顔あわせてれば気配がなくてもなーんとなくわかるものよ。」
ゼロス:リナさんにそー言われるとうれしーです。
>「・・・・・月・・・、もうすぐ満月になるわね・・・。」
>そお言われて月に目をやるゼロス、
>「そうですね・・・。」
>リナが少し俯き・・・、
>「まるでかぐや姫みたい、満月の日に・・・どちらかが・・・混沌にかえるなんて・・・・。」
ゼロス:いやぁ、ロマンティックですねぇ。
>「好きな人といっしょにいられなくなるんだから・・・。」
ゼロス:・・・。
>「かぐや姫じゃなくて、かぐや姫を好きになった人たちよ。」
>「あの人達は、死んだり、どこかへ行ったりしませんが?」
>「かぐや姫を好きになったのに、かぐや姫は月に帰っちゃうのよ?残された人たちは月にもいけず、ただかぐや姫を思う・・・。そっちの方がつらいと思わない?」
>「そうでしょうか?両思いでもなかったんですし忘れちゃえばいいじゃないですか。」
>「もしかしたら両思いだったかもしれないって思うじゃない。」
>「人間て、みれんたらしいんですねー。」
>「魔族のあんたにはわかんないわよ・・・。」
ゼロス:そーでもないですよ・・・。
>タイムリミットは満月のよるまで、二人一緒にいられるのは今日が最後・・・。
>「ねぇ・・・。」
>「はい?」
>「私が死んだらゼロスは悲しむ・・・?」
ゼロス:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
(声にならない声)あたりまえじゃないですか。






み〜〜〜〜〜〜(涙)
み〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!
次は、絶対ゼえったい幸せになれぇ!!
このやろぉ
てやんでぇ
しくしくしく・・・・。


アメリア:だから!!私が、絶対ゼロスさんを真人間にしてみせます!!まず、手始めに、ゼロスさんのマントに、「正義」と「愛」の、
文字を、刺繍しました!!!!!!!!!!


ゼロス:なんか、最近、身体がおもいです・・・・・・・。

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8356うっきゃーーー!!読まれましたのねーーー!!ramia E-mail 12/17-16:51
記事番号8353へのコメント

にらいかないさんは No.8353「Re:かぐや姫よりも・・・  (ゼロリナ)」で書きました。
>
>ramiaさんは No.8277「かぐや姫よりも・・・  (ゼロリナ)」で書きました。
>>
>>「かぐや姫よりも・・・」
>>
>>
>>
>>「そりゃあね、こう毎日顔あわせてれば気配がなくてもなーんとなくわかるものよ。」
>ゼロス:リナさんにそー言われるとうれしーです。
うきゃ!!ゼロスさまですわ〜!!
>>「・・・・・月・・・、もうすぐ満月になるわね・・・。」
>>そお言われて月に目をやるゼロス、
>>「そうですね・・・。」
>>リナが少し俯き・・・、
>>「まるでかぐや姫みたい、満月の日に・・・どちらかが・・・混沌にかえるなんて・・・・。」
>ゼロス:いやぁ、ロマンティックですねぇ。
リナ:ロマンティックか?混沌にかえるのに。
>>「好きな人といっしょにいられなくなるんだから・・・。」
>ゼロス:・・・。
リナ:だまんないでよ・・・。
>>「かぐや姫じゃなくて、かぐや姫を好きになった人たちよ。」
>>「あの人達は、死んだり、どこかへ行ったりしませんが?」
>>「かぐや姫を好きになったのに、かぐや姫は月に帰っちゃうのよ?残された人たちは月にもいけず、ただかぐや姫を思う・・・。そっちの方がつらいと思わない?」
>>「そうでしょうか?両思いでもなかったんですし忘れちゃえばいいじゃないですか。」
>>「もしかしたら両思いだったかもしれないって思うじゃない。」
>>「人間て、みれんたらしいんですねー。」
>>「魔族のあんたにはわかんないわよ・・・。」
>ゼロス:そーでもないですよ・・・。
>>タイムリミットは満月のよるまで、二人一緒にいられるのは今日が最後・・・。
>>「ねぇ・・・。」
>>「はい?」
>>「私が死んだらゼロスは悲しむ・・・?」
>ゼロス:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
>(声にならない声)あたりまえじゃないですか。
リナ:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
心の声(なにかいいなさいよ、それとも私が死んでも悲しくないの?)
>
>
>
>
>
>み〜〜〜〜〜〜(涙)
>み〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!
>次は、絶対ゼえったい幸せになれぇ!!
>このやろぉ
>てやんでぇ
>しくしくしく・・・・。
本人達は幸せかもしれないです。たぶん・・・。(自分で買いといて無責任なやつ。)
>
>アメリア:だから!!私が、絶対ゼロスさんを真人間にしてみせます!!まず、手始めに、ゼロスさんのマントに、「正義」と「愛」の、
>文字を、刺繍しました!!!!!!!!!!
やるですね、アメリアさん・・・。
>
>ゼロス:なんか、最近、身体がおもいです・・・・・・・。
そりゃ体も重くなるだろうに・・・。

読んでくださりありがとーです。ゼロス様がしゃべておられますわー!!
すてきすぎー♪
駄文なもので、お恥ずかしい限りですわ。
ではでは、またお会いしましょー。