◆−CAN‘T AVOID THE SAMEDAY〜FIRST HALF〜−霽月 リナ(12/28-02:41)No.8414


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8414CAN‘T AVOID THE SAMEDAY〜FIRST HALF〜霽月 リナ E-mail 12/28-02:41


CAN‘T AVOID THE SAMEDAY〜FIRST HALF〜


おはようございま〜す(何故業界語?)お久ぶりのリナです〜。
や、きっと誰も覚えてないと思う・・・けど。
さてさて、懲りずにまたまたやってしまいました。
今回のは、初挑戦の・・・ヴァルリナ?
いや、うん。ヴァルとリナの話です。
ラブっては、ないと・・・。
ちなみに。ヴァルは卵から、かえってます。
で、チビです。ん〜。(人間だと)3歳ぐらいでしょーか?
それを踏まえて、読んでやってください。

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「はぅ〜。なぁぁんか、こう・・・平和よねぇぇ・・・」
ダークスターとの戦いから早数ヶ月。
あたしたちは、フィリアの家で、のんびりしていた。
ちなみに、ダークスターに取り込まれてあたし達に・・・(あたしに(汗)?)
滅ぼされたヴァルガーヴは、急速な成長を見せている。
もう、3歳ぐらいだ。
日が経つにつれて、成長するリズムも遅くはなっているみたいだけど。
夜の空に散らばる星を窓越しに見上げながら、あたしはつぶやいた。
「いいことじゃないですか。この世は平和の一言に限ります!!」
「ま、それもそーなんだけどね〜・・・。なんかなぁ・・・」
アメリアの言葉に複雑さを感じる。
「平和すぎて・・・バカになっちゃいそうだわ・・・」
「え?リナはバカなのか?」
ヤ.脳みそクラゲ・怪奇的ヨーグルト男にだけは言われたくないんだけどね。
「平和ね・・・。毎晩毎晩、盗賊いじめに行っといて・・・」
「うっさいわね〜、ゼル。乙女の嗜みにケチつけないでっ」
あたしは耳を塞ぐ。
だってさ。不安になるじゃない。
何かないと。何かがないと。何かが起こらないと。
ほんのちょっと、なんでもいいの。心に刻まれるようなこと。
うれしいことでも、悲しいことでも。
何かないと・・・不安になる。
こんなに平和な日々の向こうには、どんな不幸が待ってるのかなって。
どんな、荒れ果てた世界が待っているのかって。
もしかしたらこの平和な日々は、神様が・・・あの方がくれた、
最後の幸せなのかもしれない。
明日には、半日後には、1時間後には、1分後には、1秒後には、
自分の元に還ってくるから・・・って。
だからあたしは、何かを起こす。
少しでも、心の不安をかき消すために。
少しでも、この心の色が晴れるように。
少しでも、明日に希望が持てるように。
だから・・・
盗賊さんたちには、あたしの明日のために犠牲になってもらうのよね。
何かを成し遂げるには、何らかの犠牲は必要不可欠!
あたしが受けた生をまっとうするために、盗賊さんたちには犠牲になってもらう!
これこそ、あたしが人生を成し遂げるための義務っ!!
「って・・・ちょっと違うか・・・」
自分の思考にツッコミをいれる。
「え?何か言いました?」
「ヤっ。なんにもっ。ところで、ヴァルは?」
「ヴァルなら、フィリアと風呂入ってるぜ」
「明日は私とです〜♪」
「ふーん・・・。そっか」
「ヴァルがどうかしたのか?」
「ううん、なんにも・・・」
ヴァル・・・ヴァルガーヴ。かつてはこの世界の魔王シャブラニグドゥに仕えた
5人の腹心の魔竜王ガーヴの配下にあった者。
ま、エンシェントドラゴンの最後の生き残りでもあったけど。
ダークスターに飲み込まれて・・・。あたし達が滅ぼしちゃって・・・。
たぶんアレは、ヴォルフィード・・・に、再び生を受けた者。
誰にも言ってないけど・・・
このコがまたあたしの心に重ぉく圧し掛かってるのよね・・・

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はいっ。ここまで読んでくださったあなたっ!
ありがとうございます。
これで、FIRST HALFは終わりです。
まだ、噂のヴァル君は出てないですから、全くと言ってもいいほどに
おもしろくないですが、次は・・・まぁ、それなりに・・・。
リナの心の悩みとか、打ち明けられますし。
とゆーことで、皆様。
次回最終話も、宜しければ気が向いた時にでも、
見てやってください。
それでわでわ。しばしのお別れです〜。
おやすみなさい〜。