◆−「魔竜王(ガーヴ)の憂鬱」スペシャル対談プロローグ−加流ネメシス(1/13-00:24)No.8501
 ┣「魔竜王(ガーヴ)の憂鬱」スペシャル対談その1−加流ネメシス(1/13-05:38)No.8502
 ┣「魔竜王(ガーヴ)の憂鬱」スペシャル対談その2−加流ネメシス(1/14-00:51)No.8510
 ┣「魔竜王(ガーヴ)の憂鬱」スペシャル対談その3−加流ネメシス(1/15-01:30)No.8519
 ┣「魔竜王(ガーヴ)の憂鬱」スペシャル対談その4−加流ネメシス(1/15-03:16)No.8520
 ┣「魔竜王(ガーヴ)の憂鬱」スペシャル対談あとがき−加流ネメシス(1/15-04:16)No.8521
 ┗「魔竜王(ガーヴ)の憂鬱」これまでのあらすじ−加流ネメシス(1/17-23:55)NEWNo.8543


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8501「魔竜王(ガーヴ)の憂鬱」スペシャル対談プロローグ加流ネメシス E-mail 1/13-00:24


はぁ、はぁ、はぁ・・・・・・・・・
まるで悪者にでも追われているかのように
一人の女が息を切らせてダッシュで街を駆けぬける。
そして、街の中心に立ち、どこからでもその姿を目にすることが
出来るであろう、巨大なビルへと向かう。
(あそこへ行けば助かる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
彼女はそう確信していた。
ビルのメインゲートである、自動ドアをくぐりぬけ
ロビーに入ると何かを探しているように辺りを見回す。
丁度、夜の帰宅時間とあってか、家路に向かう人々で
ロビーは一杯になっていた。
彼女が助かる方法は、ただ一つ、この巨大ビルに勤めている
とある人物を探し出し、その人物に助けを求めると言う
砂の中のダイヤモンドを探し出すのに近い確率だ。
が、しかし・・・・・・・・・
彼女へ向かって、その人物は走り寄って来た。
腰の辺りまで伸ばした金髪を赤いリボンで一つにまとめ
チョコレート・ブラウンのスーツにがっしりとした身を
包んだ40半ばのその男は、遠くから見ても目立っている。
「君、どうしたのかね?」
男は心配そうに彼女に声をかけた。
「ああーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!
 いたいた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
 ほ・・・・・・・・本物〜〜〜〜〜(はあと)
 ・・・・・でも、どうして私が探しているって
 分かったんですか?」
目を丸くして驚く彼女に男は、右手を額に当て、カッコ付けた
ポーズを取って。
「ふっ・・・・・・・
 困っている人を助けたい、常にそう心がけている私にとって
 危機に面している人を察知することなんか、朝飯前だ。
 特に君みたいな、可愛らしい女性とあっては
 なおさらさ。」
にっこり微笑み、ウインクする。
「うっわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 スケベったらしい顔・・・・・・・・・・・・・」
「ン?
 何か言ったかね?」
どうやら心に思っていたことが声に出てしまったらしく
慌てる彼女。
「あ、いえいえ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
 それより、助けてください!!!!!!!!!!!!!!!!!
 追われているんです!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「よし、分かった!!!!!!!
 詳しい事情を聞くにもここじゃ何だから
 私の部屋に案内しよう!!!!!!!!!!!
 ついて来たまえ・・・」
私が来たからにはもう安心だとばかりに、頼もしいセリフを口にする。
「・・・その替わりと言っては何だが、君が書いている小説
 <魔竜王(ガーヴ)の憂鬱>の秘密を私にそっと
 教えてくれないかな?」
と、男はセリフに付け加えた。



その1に続く
 




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8502「魔竜王(ガーヴ)の憂鬱」スペシャル対談その1加流ネメシス E-mail 1/13-05:38
記事番号8501へのコメント

加流(以下加)「皆様、改めまして今晩和。
       以前から企画していてなかなか実現出来なかった
       巨大あとがきなのですが、丁度新しい
       ミレニアムを迎えたと言うこともあって
       その記念に実施することになりました!!!!!!!!!!!!!
       その1では<魔竜王の憂鬱>シリーズのもう一人の主人公
       竜を束ねる者(ドラゴン・マスター)グランレードの
       モデルとなった<漆黒の勇者>さんに質問されちゃうゾ
       とゆーモンです。
       実はこの対談、流れは考えてはあるけど
       原稿は一切ないんで、どうなるのか
       私自身分からないんです。
       一応、<漆黒の勇者>の元ネタ知らない方でも
       楽しんで読んで頂けるように努力しますので
       よろしくお願いしますね。
       ひょっとして、爆弾発言があるかも知れませんし・・・・・」
漆黒の勇者(以下漆)「今晩和、諸君!!
私が大・・・・・・いや、いや、ここでは
          <漆黒の勇者>と名乗るべきかな。
          グランレード君の秘密や<魔竜王の憂鬱>の
          今後の展開について、皆の替わりに質問させて
          頂くとするか!!!!!!!!!!!!
          それでは、先ず・・・・・・・・・
          <魔竜王の憂鬱>に私が登場する予定は
          あるのかね?」
加「ありません。
  登場しても、リナの<郷の姉ちゃん>の様に話題には
  出てきても、話には登場しません。
  一応、<スレイヤーズ>なんで。
  ただ、グランレードの過去を語る上で避けることが
  できないと思います。
  グランレードの会話や夢とか幻にちらっと出て来る
  ことはあるかも知れませんが
  何かしてくれたり、助けたりとかは全くありません。
  セリフもないでしよう。」
漆「うーーーーーーん・・・・・・・
  残念だが仕方がないな。
  じゃ、グランレード君の正体って、何なんだ?
  <真冬の悪夢編>の彼が見た悪夢によると
  魔力吸収や不滅の身とか、シャブラニグドゥが
  その力を欲していたりして、謎だらけだよね。」
加「今の段階で言えることは、普通の神族ではないと。
  実は彼の誕生には、貴男とロード・オブ・ナイトメアと
  ガーヴの誕生が深く関わっています。
  そのエピソードも書く予定ですよ。
  それと、彼は、実在する神話などにモデルはなく
  私のオリジナルな存在なんです。
  ただ、とてつもない存在なんだケド
  実はかなり不幸なキャラだったりしますが。(^-^;;;;;;)」
漆「彼の誕生に私が深く関わっている!?
  それじゃ・・・」
加「この部分はグランレードの正体を知った上で
  彼と貴男が接触したら、きっと貴男はこうするだろうな・・・と
  言う想像の上で書きます。
  でも、これもグランレードの口から語られるだけで
  彼の視点のみで書かれると思います。」
漆「彼の正体については、まだまだ謎が多いよね。
  禁欲をモットーとしている神族なのに
  女性を口説いたり、私のマネをして黒ビキニ履いたり
  そんなことして怒られないの?」
加「メチャクチャ怒られてますよ。(^-^;;;;;;;;;)
  他の神族の腹心や四竜王に。
  でも、ある女性の為にギリギリの所まで
  本当の男に近ずこうとしているんです。
  貴男が言ったように、神族は禁欲をモットーにしているので
  男女の関係なんて持ったら、禁を破ったとして
  かなりのダメージを受けるように創られています。
  下手をすれば滅んでしまうかも。」
漆「でも、彼らは精神生命体だから、性別はないんだよね。
  性格的に男性型、女性型があるだけで。」
加「後は自分の好みに応じて姿を取っている訳ですが
  ほどんとの魔族や神族は服の下までは再現してないんですよ。(たぶん)
  だって、そんな所まで再現していたら、余計な力を
  費やしてしまうから。
  しかし、グランレードはそう言う所まで
  きっちり再現していたりするの。
  そんな彼が誕生から数千年間、いくら魂が神族とは言え
  女性と関係を持たないでいて平気な訳がない。
  神族としての自分とのギャップに今後苦しむことになります。」
漆「なんだか大変なことになりそうだね・・・
  ひょっとして、彼がカッコ良く活躍するのって1回もないの?
  せっかく、私と言ういい見本がありながら
  活躍の場がないとは、かわいそうだと思わないのかい?」
加「ご心配なく!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
  次に書く予定のお話は、グランレードが最もカッコ良く
  活躍します!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
  そこで、彼の正体についてかなり核心にググッと
  迫ったりもしますよ。
  まぁ、その後が大変な目に遭ってしまうんですが。」
漆「ガーヴ君が滅んじゃったり、ヴァル君が転生したり・・・」
加「それもありますが、その前にガーヴとの関係、ヴァルとの関係
  そして、他の神族の腹心との関係・・・といろいろと
  あったりします。」
漆「他の神族の腹心と言えば、<真冬の悪夢編>に出ている
  大天使(エンジェル・ロード)ファーネル君って
  グランレード君を目の敵にしている所があるよね?
 そう言う所が明らかに!?」
加「もちろん、それもありますが、精霊の支配者(フェアリー・ルーラー)
  カインルーファのグランレードへの想いや、それを気使う
  彼の部下ミハエル、混乱の中、自分がどうあるべきか
  見定めようとする妖精の守護者(エルフ・ガーディアン)
  ヤン=デュルクハザードと一緒にカインルーファ達が
  磔になった彼の救出劇とかね。」
漆「そこまで考えていたとはね・・・・・お見事!!
  でも、このお話って、ガーヴ君が滅んじゃったら
  終わりなのかな?」
加「いやいや、実はまだ続いたりします。
  どんなふうに続くかは、読んでのお楽しみですが。
  ただ、この膨大な量のアイデアをどうまとめて
  お話にしようかと困っています。(^-^;;;;;;;;;;;;;;;)」
漆「まぁ、設定貧乏になるよりはマシだよ。
  例え文章化しなくても、設定をふまえた上で書けば
  各キャラクターに深みが出ていいんじゃないかな。」
加「それと、ガーヴが滅んでからはオリジナルキャラばっかで
  <スレイヤーズ>ぢゃなくなってるし。(^-^;;;;;;;;;;)
  その上、某所のイラストを見た方はご存じだと思いますが
  グランレードはとんでもない目に遭わされてしまって
  それをどう書いて行こうか迷っています。」
漆「確かに、このプロットを見るとかなり酷いことされているね。」
加「実は彼が○○ことは、<出会い編>を書いていた頃から
  決まってまして、1回徹底的に彼を否定してみようと
  思っていたんです。
  でも、彼はスットコですぐ開き直っちゃうから
  なかなかそうならない。
  他のアイディアと照らし合わせて見て、彼がそうなるには
  こうしないとたぶんならないだろうと。
  彼が男になろうとしている以上、避けて通れないことだと
  思います。」
漆「うーーーーーーーーーむ・・・・・・・・・・
  ひょっとして、グランレード君が男になろうとしているのって
  私が原因!?」
加「直接の原因はある女性です。
  彼は貴男に対して、男として憧れているんです。
  妻子持ちのクセして、美人にモテるわ
  勇者として、40過ぎても現役バリバリだわ
  家庭じゃ、子煩悩な良きパパだわと
  彼が欲している全てを持っているですよ。」
漆「でも、グランレード君だって、ガーヴ君とヴァル君を一生懸命に
  育てようとしているし、神族として世界のことをちゃんと
  考えているし、種族を越えてモテているし、充分魅力的な男性だよ。
  ただ、やっぱりちょっと背伸びしている感じがするがね。
  彼が憧れている私だって、完璧じゃないんだよ。」
加「完璧じゃないってことを知っているからこそ
  グランレードは貴男に憧れているんですよ。
  力の無い筈の人間が、ガンガン運命を切り開いて行っている
  所にね・・・・・・・・・
  それと、背伸びはしているケド、どうやら地がそうらしく
  貴男のマネをしているうちにハマッちゃった所もあるんです。」
漆「彼の成長が楽しみだね。
  でも、ドジと言うか、かなり抜けているよ。
  私はあんなドジは踏まないケド、そこが彼の人気の秘密だと思うな。
  成長と言えば、彼の容姿も随分変わったよね。」
加「変わりましたが、今でもギャグシーンやカッコ付けたシーンは
  貴男の姿で思い浮かぶこともありますよ。」
漆「カッコいいシーンは分かるが
  な・・・・・・・・何故ギャグシーン・・・・・・・・・・・」
加「でも、自分で言うのもなんですが、今のグランレードの姿って
  凄く気に入っているですよ!!!!!!!
  もう、かわいくって、かわいくって仕方がないくらい。
  最近ジャ○プのマンガ版<封神演義>にハマッたんです。
  で、私のお気に入りは崇黒虎なんですが、今のグランレードを
  描く前までは、あのテのキャラには見向きもしなかったんです。
  それが、今の彼を描いてからと言うもの
  すっかりかわいい顔系にハマッちゃって
  彼の私への影響力の大きさに驚いています。
  だから、その想いがついつい暴走してしまって
  某所に送ったようなイラストを描いてしまって。(ぽっ *^〜^*)」
漆「でも、私ではああ言うイラストは描かないよね。
  何故?」
加「それは・・・・・・やっぱり、人様の旦那に手を出しちゃ
  マズいと言うのと、お子様中心の番組のヒーローに
  ンなことしちゃイカンと言うのがブレーキになっているんですよ。
  いくら黒ビキニ姿や
  IDスーツ姿<ヘソの位置が分かってしまう程のピチピチの全身タイツ>
  姿を描いていても、やっぱりそれとは違うからね。
  でも、あんなイラストを描いていて思ったのですが
  やっぱり、描く側と見る側では違うなぁと・・・・・・
  描く側の立場からすれば、キャラへの愛情が暴走して
  全てを描いてしまいたくなってしまうんですよ。
  逆に見る側からすれば、なにもそんなとこまで
  描かんでも・・・・・・・・・・・って思う。」
漆「ふぅぅうぅうぅううぅううぅううぅぅううぅううぅうううん・・・
  もっともらしい言い訳だね、このH者!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
  グランレード君も気の毒に・・・・・・・・・・・・・」
加「う゛っ・・・・・・・・・・・・・
  そりゃ、グランレードには悪いと思っているケド
  そういうお年頃なんだから・・・・・・・・・・・
  グランレードも
  <そんなに私を想ってくれているのなら・・・・・・・・
   ・・・・・・・見てもいいよ・・・・・・・・・・>って
  言っているし。
  それに、貴男だって、こっそり気が付かれないように
  あの美人女秘書の胸の谷間のぞいたり、体触ったりしてるんでしょ!!!」
漆「なっ・・・・・・・・・・・・・・!!!!!!!!!!!!!!!!!!
  ば・・・・・・・ばかを言うなっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
  まっ・・・・・・・・・まぁ、君もグランレード君も
  大人の階段を登っているってことだね。
  だが、くれぐれも行き過ぎないようにねっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ずがぁがぁぁあぁぁああぁああぁん!!!!!!!!!!!!!!!!!!

そこへ轟音がこだまする。

漆「むっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
  おいでなすったな!!!!!!!!!!!!!!!!!!
  ヤツはここで私がくい止める!!!!!!!!!!!!!!!!!!
  さっ、はやく君はこの緊急用脱出通路へ!!!!!!!!!!!!!!!!」
加「なんだか変な話題で締めくくりになっちゃいましたね。
  今日はいろいろとありがとうございました。
  またいつか・・・・・・・・・・・・」
漆「君の無事を祈っているよ。
  さらばだっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ずごごぉおぉぉおぉぉおおぉぉおおおぉおん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

加流が名残惜しそうに緊急用脱出通路に飛び込んだのと
ほぼ同時に2回目の轟音が鳴り響きく。
そして、部屋の壁をブチ破った張本人が
爆煙の中から姿を現したのは
燃えるような真っ赤な長髪の二十歳過ぎの野性的なハンサム・・・・・・

「おいっ、そこのお前!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
 加流ってゆーーーーーー女、知らねぇか!?」

魔竜王(カオスドラゴン)ガーヴその人(!?)であった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!



その2に続く
  

  
  

    
  
            
       

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8510「魔竜王(ガーヴ)の憂鬱」スペシャル対談その2加流ネメシス E-mail 1/14-00:51
記事番号8501へのコメント

ガーヴ(以下ガ)「もう一度だけ聞く・・・・・・加流ってゆー・・・・・・
        おいっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
        ドラゴン・マスターじゃねぇか!!!!!!!!!!!!!!!!!
        こんな所で何してやがる!?」
漆黒の勇者(以下漆)「???????????????????????????」
ガ「何とぼけてやがる!?
  返事ぐれぇーしたらどうだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
漆「うわっ!!!!!!!!!!!!」
 
すぱこぉぉおぉぉおぉおおぉおおぉおぉん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

漆黒の勇者の肩を掴もうとしたガーヴの後頭部に
来客用のスリッパがさわやかな音を立てて炸裂した。

ドラゴン・マスター グランレード(以下グ)「バカ者!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
                     私はこっちだ。」
ガ「なっ・・・・・・・・なにっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
  ドラゴン・マスターが二人?????????????????????????」
ヴァル(以下ヴ)「ガーヴ様!!
        ここにいましたか・・・・・・・・」
ガ「おい、ヴァル!
  ドラゴン・マスターの野郎が二人もいるんだが
  お前、どう思う!?」
ヴ「ガーヴ様?
  ドラゴン・マスターが二人って・・・・・・・・・・・・?」
ガ「分かんねぇーのか!?
  こっちと、そっちに一人づついるだろーがっ!!!!!!!!!!」

怒鳴って、ガーヴは漆黒の勇者とドラゴン・マスターを指さしす。

ヴ「どう見たって、二人とも違うじゃないですか・・・・・・・・・・・」

かわいい部下のヴァルにそう言われて、改めて二人をよく見てみるガーヴ。

ガ「そう言われて見れば、オレが質問したヤツの方が男前だなっ!!!!!!!」
グ「・・・・・・・・・・・・ねぇ、ガーヴ。
  一つ聞いてもいいかな?
  ひょっとして、長く伸ばした金髪を、後ろで1つに赤いリボンでまとめた
  漆黒の礼服を着た40半ばの紳士だったら、みんな私に見えるのかね?」
ガ「ンな格好しているヤツなんか、お前ぐらいなモンだろ?
それに、オレは細かいことは気にしねぇーからなっ!!!!!!!!!!!!!!!!
  がっははははははははははははははははははははははははは」
漆「いいのか・・・・・・・・?
  そんなんで・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ヴ「おい、あんたっ!!!!!!!!!!!!!!!
  相当なええカッコしぃ〜って、聞いているが
  40半ばのヨボヨボの身体じゃ、そろそろ引退した方が
  いいんじゃないか?」
グ (ははーん。
  ひょっとしてヴァル君、<真冬の悪夢編>で見た漆黒の勇者様の
  黒ビキニの写真で、ライバル意識を燃やしているね。)
漆「随分と血気盛んな子だな。
  それじゃ、お手本を見せてあげよう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
  と、言う前に、今晩和、諸君!!!!!!!!!!!!!!!!!
  今回からは、私こと漆黒の勇者とグランレード君、ガーヴ君と
  ヴァル君を迎えての対談だっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
  それじゃ、場所をリラクゼーションルーム(温水プール)へと
  移動して、対談を再開するとしよう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


リラクゼーションルームに揃う一同。
グランレードとガーヴとヴァルは、エスニック調の
お揃いのトランクス型の水着を付けて再登場。
そして、問題の漆黒の勇者はと言うと・・・・・・・・・・・・
ここぞとばかりに、際どい黒ビキニを付け、その強烈さは
後ろから見ると、半分お尻が見えることから良く分かる。

ガ&ヴ(・・・・・・・・・・な・・・・・・何考えてるんた!?
このをやじ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)
漆「どうかね?」
ヴ「ふ・・・・・・・・ふん・・・・・・・・・・
  腰から下は作り物なんじゃねーの?
(ま・・・・・・・・・負けた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)
  くだらねえっ!!!!!!!!!!!!!!!!!
  ガーヴ様、オレは引き続き加流のヤツを探しに行くぜっ!!!!!!!!!
  いいですよね?」
ガ「あ・・・・・・・・・・行っちまうのか?」
ヴ「仕方ありません!!!!!!!!!!!!!!
  加流のヤツが続きの原稿を伸ばしている以上
  放って置く訳にはなりませんから!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガ「うう・・・・・・・・・・・・・・・
  そうだな。
  吉報を待っているぜっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヴァルはダッシュでその場を離れ、ガーヴ達が見えない所まで来ると
物陰に隠れ・・・・・・・・・・・・・・・

ヴ「ちっくしょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
  あんな、オジンに負けるとは・・・・・・・・・・・・・
  今に見てろよぉおぉぉおぉぉおおおおぉ〜〜〜〜〜
  
まるで、どこ○もいっしょのトロのごとく、腰を左右に動かす運動を
始めるヴァル。
その努力のかいあって、彼は数年後、その細腰で
数多くの女性を魅了したのであった・・・・・・・・・・・・・


ガ「ケッ!!!!!!!!!!!!!!!!
  いい年して、ンなモン履いてるんじゃねーーーーーーーーーー」

言って、ガーヴは指で後ろから黒ビキニを引っかけて弾く。

漆&グ「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グ「がぁあぁぁぁぁあぁぁあぁぶぅぅうぅぅぅううぅぅうぅぅうう
  なんてことを・・・・・・・・・・・!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

グランレードのその手にはいつの間にやら
神滅暫(ラグナ・ブレード)が握られている。
高位の魔族・神族を切り裂くことができる、その魔力剣で
切りつけられたら、例えガーヴと言えどもタダでは済まない。

漆「ゴルディオン・ドライバー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
  もしもの為にと博士に造ってもらって正解だったな・・・・・・・・」

一方、漆黒の勇者も右手にゴッツいグローブをはめ
金色に輝くゴルフクラブを掲げていた。
ゴルディオン・ドライバー・・・・・・それは緊急事態に備えて
漆黒の勇者用に開発された、ハイパーツールで、対象物を
光の粒子に変換することが出来るのだっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
当然、半分人間のガーヴがそんなので殴られたらタダでは済まない。

ガ「うぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぁああぁぁあぁぁああぁぁああああっ!!!!!!!!」

以下、残虐シーンなので、放送カット。


その3に続く








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8519「魔竜王(ガーヴ)の憂鬱」スペシャル対談その3加流ネメシス E-mail 1/15-01:30
記事番号8501へのコメント

再び漆黒の勇者の部屋に戻る一同。
部屋の奥にある、柱をぐるっと取り囲むような
半円型の机をはさんで、内側に漆黒の勇者
外側にグランレードが座っている。
漆黒の勇者はちゃっかり、先程のチョコレート・ブラウンのスーツから
漆黒の礼服に着替えていた。
ガーヴはと言うと、先程二人にボコボコにされた
ダメージから回復していなく、ソファーに寝かされていた。

漆黒の勇者(以下漆)「グランレード君、前から一度君とはゆっくり話を
          してみたかったんだ。
          と、言う訳で、今晩和、諸君!!
          今回は私こと、漆黒の勇者と私をモデルにして
          生まれたグランレード君との対談だ!!!!!!!!!!!!!」
ドラゴン・マスター グランレード(以下グ)「よ・・・・・よろしく
                     お願いします!!!!!!!!!!!!!」
漆「まぁ、まぁ、そんなに硬くならずに・・・・・・・・・・・・」
グ「はい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
漆「かわいいね、君。
  私に弟がいたら、君みたいなんだろうなぁ・・・・・・」
グ「かわいいだなんて、言わないでください・・・・・・・・・」
漆「ああ、失礼、失礼!!!!!!!!!!!!!!
  ところで、君は私をモデルにしてその姿を取っているらしいね。」
グ「はい、とてもカッコ良くって、男らしくて、憧れているんです!!!!!!!!!
  でも、憧れているのは外見だけじゃなく、その心の強さもなんです。」
漆「私なんかよりも、神族の君の方が心は強いんじゃないのかな?」
グ「そんなこと、ありません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
  我々神族は初めから与えられた力量で、スィーフィード様からの
  命令を遂行しているだけで、自分達から何かを作り出そうとか
  挑戦しようとかと言うのがないんです。
  要するに、スィーフィード様から与えられた宿命・運命通りに生きて
  自らの手で運命を切り開こうとはしないんです。
  そして、神族側に都合の悪いことがあれば
  <戦いに犠牲は付き物だ。>とか言って
  見て見ぬフリをしてしまうと言うのが実状なんです。」
漆「なるほどね。
  よく、裏を返せばやっていることは同じって言うケド
  君達の世界の神族と魔族もそうだと感じているんだね。」
グ「はい・・・・・・・・・・
  残念ながら・・・・・・・・・・・・・・
  このままではいけないと思うんです。
  確かに、世界をお創りになられたのはスィーフィード様かも
  知れませんが、我々神族はもっと人間やエルフ、精霊、動植物
  そして、魔族のことを知らなければならないと。
  その為には、貴男のような様々な困難に立ち向かえる
  強い心が必要だと感じているのです。」
漆「大丈夫。
  君は勇気を持って新しいことに挑戦出来る
  勇気ある者・・・・・・・・・すなわち、勇者だっ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

言って、びしぃぃいいぃいぃいぃぃいぃぃぃい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!と
グランレードを指さす漆黒の勇者。

グ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

じぃぃいぃいいぃいぃいいいぃいいぃいぃいん・・・・・・・・・・・・・

生で、しかも自分に向かって「勇者」と言ってもらえ
感動のあまり声が出ない。

グ「か・・・・・・・・かぁこいい・・・・・・・・・・・・・・・・
  あ・・・あの、握手してもらえませんか?」
漆「えっ?
  ああ、いいよ。」
グ「ついでに写真とビデオ、それからサインも・・・・・・・・・・・・・」

言って、どこからともなくカメラとビデオと紙とペンを取り出す。

漆「ははははははは・・・・・・・・・・・・・・・・
  こりゃ、参ったな。」

この後しばらく、必殺技などの写真撮影&撮影がしばらく続く。


漆「ところで、彼女とは上手く行ってるの?」
グ「上手く行くも何も、完全に私の片思いなんです・・・・・・・・」
漆「彼女は君の気持ちに気付いているのかな?」
グ「はい・・・・・・・・・・
  私が生まれて間もない頃、彼女に告白したから・・・・・・・・・・・
  でも、冷たくあしらわれちゃって・・・・・・・・・・・・・」

グイッとグラスに注がれたブランデーを
一気に飲み干すグランレード。

漆「キライって、言われちゃったの?」
グ「キライとは言われてませんが
  <お前は用済みよ。
   もう、ここには帰って来なくていいから。>って・・・・・・・
  貴男方人間の恋愛には当てはまらないと思うんですが
  自分のマスターにそんなこと言われちゃったら・・・・・・・・・・」
漆「理由は聞いている?」
グ「<代わりは○○○○・○○○があるから。>って。
  だから、宇宙一のいい男になって、男としてあのお方の
  パートナーになろうと思って・・・・・・・・・・・・・・・・
  まがりなりにも、○○○○○の父親って言われてますからね。」
漆「うぅぅうぅうぅぅうぅうぅむ・・・・・・・・・・・・・
  相手が彼女となると、簡単には行かないだろうな・・・・・・・・
  まっ、男として彼女の存在を知ったら
  口説いてみたいとは思うケドね。
  彼女じゃなければ、ダメなの?
  君はかなりモテてるみたいだし、もっと君にふさわしい
  女性はいくらでもいると思うよ。」
グ「ええ。
  彼女達の気持ちは嬉しいし、その気持ちにこたえてあげたいのですが
  彼女のことが頭から離れないんです・・・・・・・・・・・・
  でも、もう、あれから数千年にもなるのに、一向に音沙汰がないし
  噂によると、こともあろうにシャブラニグドゥと何度か楽しそうに
  ド突き漫才をしているとか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
  私の心も力も全てあのお方のモノなのに・・・・・・・・・・・・・・
  うっうっうっうぅぅぅうぅうぅうぅうぅぅうう・・・・・・」

話しながら飲んだブランデーは、既に数杯になり、完全に酔っぱらい
とうとう泣き出してしまったグランレード。

漆「そうか・・・・・・・・・・・・
  グランレード君がいい男にこだわっているのは、そう言理由
  だったんだな。
  でも、グランレード君、シャブラニグドゥとの関係は
  恋愛じゃないって、聞いたぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
  まだチャンスはある!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
  とびっきりのいい男になって、胸を張って男としてもう一度
  告白するんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
  今夜はつき合うから、好きなだけ飲んで
  好きなだけ泣なけばいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グ「うっあっあっあっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ガーヴ(以下ガ)「オレもつき合ってやるぜっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
漆「ガーヴ君!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
  いつの間に・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ガ「確か<心も力も全てあのお方のモノなのに・・・>って
  あたりから意識が戻って来たんだ。」

グランレードを間にはさみ、3人は酒を飲み交わす。
そして、グランレードが飲み疲れてグデングデンになると
ささやかな飲み会はお開きになった。

漆「こりゃ、一人で歩けないな。
  仕方がない。
  今晩は家に泊まって行きなさい。
  幸い妻と子供達は実家に遊びに行ってて、今日は私一人だけだしね。」
ガ「手間かけさせちまって、済まねぇーな。」

漆黒の勇者に肩を貸してもらい、何とか立つグランレードだが
既に意識はない。
部屋を出て廊下を歩く3人。

ガ「なぁ・・・・・・・・・・
  どう思う?」
漆「どうって?」
ガ「オレ達魔族や神族のことだ。
  確かにアンタら人間に比べて、絶大な力は持っているケドよ
  根本的な所はたいして違わないんじゃねーかって・・・・・・・・・」
漆「そうだね。
  なんだかそう考えると親し易いね。
  新しい魔族・神族の時代を創っていくのは
  君達のような勇気ある者だと私は確信している。
  どんな時代になるのか、とても楽しみにしているよ。
  ・・・と、言っても何百年、何千年単位のことだろうから
  とっくに君達の言う、混沌の海の一部になっているかも知れないケド。」
ガ「ふっ・・・・・・・・・・・
  どうやら、ドラゴン・マスターが言っていた通りの
  熱血勇者みてぇーだな!!!!!!!!!!!!!!!!!
  会えて良かったぜっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
漆「君にそう言ってもらえるとは光栄だよ。」



その4に続く


  

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8520「魔竜王(ガーヴ)の憂鬱」スペシャル対談その4加流ネメシス E-mail 1/15-03:16
記事番号8501へのコメント

ドラゴン・マスター グランレード(以下グ)「はっ・・・・・・・!!!!!」

目が覚め、バッと飛び起きる。
グランレードは浴衣に着替えさせられ、とある和室の一室に寝かされていた。
夜は明け、朝になっている。

漆黒の勇者(以下漆)「どうやら、気が付いたようだね。
   グッドモーニング、グランレード君。」

和服姿の漆黒の勇者がふすまを開けて入って来た。
その手には水が入ったコップを乗せたお盆を持っている。

グ「おはようございます。
  どうやら、ご迷惑をかけてしまったようで・・・・・・・・」
漆「そんなことはどうでもいいさ。
  それより、気分はどうだい?
  二日酔いになっていないかね?
  君に効くかどうか分からないが、一応、水と薬持って来たから
  飲むといいよ。」
グ「ありがとうございます。
  おかげ様で、二日酔いの方は大丈夫です。
  ところで、ガーヴ達は・・・・・・・・・・・?」
漆「ガーヴ君なら君をここに寝かせてから、ヴァル君を探しに行くと
  言って出て行ったきりだよ。
  朝には戻るって、言っていたし、大丈夫だと思うよ。
  グランレード君は安心して、朝風呂でも入って
  スッキリして来るといい。」
グ「それじゃ、お言葉に甘えて・・・・・・・・・・・・・・」

ゆったりと大きな檜風呂に入り、「ふぅ・・・」と一息つく。

グ (ああ・・・・・・なんてダメなんだろう・・・・・・・・私って・・・
  酒に酔って泣き言ばかり言った上に、家に泊めてもらっちゃう
  なんて・・・・・・・・・・・・・・
  何千年も生きている私より、数十年しか生きていない彼の方が
  よっぽど大人だ・・・・・・・・・・・・・・・・・)

しばらくの間、膝を抱えうつむき、落ち込むグランレード。
ザッと風呂から上がり、脱衣所の大鏡に自分の全身を映し
また一つ溜息をつく。

グ(具現化している、この身体だってイマイチだし・・・・・・・・・・)

グランレードがそんなことを思っているところへ
漆黒の勇者が脱衣所入ってきた。

漆「湯加減はどうだった?」
グ「あ・・・・・・丁度良かったですよ。」
漆「グランレード君、随分落ち込んでしまっているようだけど
  もっと自分に自信を持ってもいいと思うよ。
  君だって、充分男らしいさ。
  君の生みの親の加流君も、随分と君を男として
  意識しているみたいだし。
  ただ、彼女みたいな気の強い女性は、気の弱い男性を
  嫌悪するからね。
  彼女の前では、溜息はちょっと我慢した方がいいかもね。」
グ「あ・・・・・・・・あの、漆黒の勇者様も
  お風呂入って来ちゃってください。
  お世話になりっぱなしなんで、その間に朝御飯作りますから!!!!!!!!」
漆「おお、それはありがたい!!!!!!!!!!!!!!!
  それじゃ、朝御飯、お願いするよ。」
グ「はい!!!!!!!!!!!!!!!」

グランレードは服をイメージして、具現化させると
急いでキッチンに向かった。

漆(便利でいいなぁ・・・・・・・神族って。)

漆黒の勇者は、感心してその後ろ姿を見送った。



鮭の切り身や野沢菜を初めとした和食メニューが並ぶ、ちゃぶ台を
はさんで漆黒の勇者とグランレードが朝食を口に運ぶ。

漆「おお、これは美味しいじゃないか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
  これからは共稼ぎの時代だから、家事が出来る男がモテるからね。」
グ「私、こう言うの得意なんですよ。」
漆「実は私もだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グ「ええっ!!!!!!!!!!!!!!!!
  漆黒の勇者様も????????????」
漆「私の作った料理を食べて
  皆が喜ぶ顔が好きなんでね・・・・・・・・・・・・
  ところで、君は悩みを一人で抱え込みすぎていないかい?
  昨日の君を見て、ガーヴ君が
  <コイツとはつき合い長いが、こんなところ初めて見たぜっ!!!!!!!>って
  言ってたぞ?」
グ「でも、一応あの子の父親だし、悩みを聞くのは私の役目だし・・・・・
  それなのに、あの子に愚痴るなんて・・・・・・・・・・・・」
漆「確かに子の悩みを聞いてあげるのも親の役目だよ。
  しかし、一緒になって話し合ったり、悩んだりするのも
  親の役目だと思うよ。
  ガーヴ君も、<いつでも相談にのってやるのに・・・・・・>って
  言っいたからね。
  そんなに肩に力を入れなくてもいいんじゃないかな?」
ガーヴ「おおーーーーーーい!!!!!!!!!!!!!!
    帰ったぞ〜〜〜〜〜。」

玄関の方からガーヴの怒鳴り声が聞こえて来た。

漆「噂をすれば影と言うヤツだな。
  さっ、行ってあげなさい。」

早速玄関に向かう二人。

グ「本当にいろいろとありがとうございました。」
漆「いや、男として当然のことをしたまでさ。
  元の世界に帰っても決して諦めてはだめだ!!!!!!!!!!!!!!!」
グ「漆黒の勇者様の方こそ、せっかく地球外知的生命体の侵略から
  世界を守ったのに、また大変なことになってしまって・・・・・・・・
  くれぐれも気を付けてくださいね。」
漆「うむ。
  さらばだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グ「さようなら。
  またお会いすることが出来ますように・・・・・・・・・・・・・
  心配かけたね、ガーヴ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
  もう、大丈夫だよ。」

ガーヴの元へとグランレードは駆け出して行った。


 

「魔竜王(ガーヴ)の憂鬱」スペシャル対談     完
  



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8521「魔竜王(ガーヴ)の憂鬱」スペシャル対談あとがき加流ネメシス E-mail 1/15-04:16
記事番号8501へのコメント

皆様、お久しぶりです。
「魔竜王(ガーヴ)の憂鬱」スペシャル対談をお送りしました!!!!!!!!!!!!
って、そんなの書いている暇があったら、とっとと続きを書けって?
ごもっともです。(^-^;;;;;;;;;;;;;;;;)
これでまた、ドラゴン・マスターの謎に迫れたような・・・・・・
深まったような・・・・・・・・・って感じですが
今回、ここで書かれた設定は本編でもちゃんと書く予定ですので
安心してくださいね。



今回、自分的には、文章は相変わらず下手ですが
結構よくまとまったと思っています。
その1で私がしゃべって
その2は登場人物4人なのに、どのキャラも均等にしゃべった感じがするし
その3はドラゴン・マスターがしゃべって
その4はコンプレックスを持ったドラゴン・マスターが書けてると思うので。
ただ、注意書きがあるのに、その1の後の方はHな話になってしまって
反省してます。




「魔竜王(ガーヴ)の憂鬱」シリーズも開始してから今年の7月で
3年になります。
考えた設定を忘れてしまっていると思うので
その辺を突っ込んで頂けたら幸いです。
もちろん、感想、質問も大歓迎ですので、よろしくお願いしますね。



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8543「魔竜王(ガーヴ)の憂鬱」これまでのあらすじ加流ネメシス E-mail 1/17-23:55
記事番号8501へのコメント

久しぶりだな!!!!!!!!!!!

元気にしてっか?

オレだ!!

魔竜王ガーヴだっ!!!!!!!!!!!!!

加流の大バカヤローのせいで、すっかりご無沙汰しちまったな。

あまりにも久しぶり過ぎて、今までのオレ達の活躍を

忘れちまったヤツや、初めてこのシリーズを読むと言うヤツの為に

これまでのあらすじを紹介するぜ!!

かったりぃーのは分るが、まぁ、ちょいとばかり付合ってくれや。







暇潰しにフラッと立寄った街で、妙な噂をオレは耳にした。

何でもそれは、息抜きにと入った温泉街でのオレの入浴シーンを

魔法を使って、見せ物にしていると言う、飛んでもねぇーーーーーー

内容だった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

そんな中、古代竜(エンシェント・ドラゴン)のヴァルと出会ったのは

その噂を聞いて、オレの逞しい身体を使って、キメラを作ろうとした

ディオルじーさんの実験施設だった。

瀕死の重傷を負っていたヴァルを、実験に使う為にと

ヴァルをたまたまみつけたじーさんに捕まったらしい。

オレは、じーさんをハリ倒して、ヴァルを助け出し、部下にした。

で、このフザケた噂を出したヤローをブチ倒す為、その出所であると

思われる古城にヴァルと二人で向ったんだが・・・・・・・・・

そこには、冥王(ヘル・マスター)フィブリゾが待ちかまえて

いやがったんだっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

思わぬ強敵の出現に、オレとヴァルは成す術もなく、大ピンチ!!!!!!!!!!!

フィブリゾのトドメの一撃がオレにかかろうとしたその時。

赤の龍神(スィーフィード)の腹心の一人である

竜を束ねる者(ドラゴン・マスター)グランレードが

オレ達の目の前に姿を現した!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

そのドラゴン・マスターって言う野郎が飛んでもねーヤツで

実は噂の出所はコイツで、フィブリゾは単にそれを半信半疑で

利用していただけだったんだな、これが。

オレとドラゴン・マスターは何とか隙を突いて、力を合わせて

神魔融合魔力を使い、何とかフィブリゾを追っ払うことに

成功したんだ。







ヴァルはオレとドラゴン・マスターが知合いだったのが

気にくわないらしく、その経緯について聞いてきた。





山奥のとある村に転生したオレは3歳までの間

そこで平和に暮していた。

が、ある日、村の教会の巫女に神託が降りて

オレが魔竜王だって言うことがバレちまった。

村人達はオレのオヤジを自殺に追込み、誤ってオレは

オフクロを殺してしまった・・・・・・・・

いよいよ村人達と対決と言う時に、そこに現れたのが

ドラゴン・マスターだった。

ドラゴン・マスターはオレを村人達から遠ざけると

安全な場所まで連れて逃げた。

しばし、お互いの疑問をぶつけ合う。

そこでオレが知ったのは、、降魔戦争の折り神族の腹心達が

人間を利用しようとしたことに反発し、ドラゴン・マスターが

追込まれたこと。

そして、事実上ドラゴンの統率権を失い、ゴールドドラゴンが

勝っ手に動き出し、ドラゴン・マスターが

エンシェント・ドラゴンの虐殺を止められなかったこと。

それと、神族とは思えねぇースットコ野郎と言うことだ!!!!!!!!!!!!!

オレはそんなドラゴン・マスターに、なかば強引に

エンシェント・ドラゴン救援の旅の道連れにされた。

その後、オレがラルタークに発見されるまでの5年間を

ドラゴン・マスターと世界中を旅したと

ヴァルに話して聞かせたんだ。






魔族になりたてで、まだ上手く魔力が使えねぇ、ヴァルの為に
マジックアイテムの闇市が開かれると言う、エミュールを
目指すことになったオレ達。
だが、その途中、魔族の力が全く使えねぇ地帯に入り込んじまって
そこを待ちかまえていた、神族の攻撃を受けたオレは谷に落ちて
ヴァルとドラゴン・マスターとはぐれちまったのだ!!!!!!!
気を失ったオレを助けたのは、なんと、オカマだった!!!!!!!!!!!!!!
オカマの趣味で、オレはセーラー服を着せられ、逃げ出そうと
したんだが、そこへ神族が襲って来やがった!!!!!!!!!!!!!!!
オカマからマジックアイテムを借り、自分の魔力を人間のものとして
使った魔法でなんとか神族を倒したオレは、無事ヴァル達と
合流を果たし、再びエミュールを目指す!!!!!!!!!!






エミュールに着いたがいいが、どうもヴァルに元気がねぇ!!!!!!!!!!!

見渡すかぎりを雪で覆われた、エミュールにどうやら

エンシェント・ドラゴンの墓地を重ねちまっているらしい・・・・・・・・

せっかくスキーのメッカである、エミュールに来たことだし

オレはヴァルにスキーを一緒にやらねえかと誘ってみた。

オレもヴァルもスキーは初めてだったが、すぐにコツを掴み

一躍スキー場のスターになったんだぜっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

これが幸をなして、ヴァルの元気が戻って、オレは一安心。







オレとヴァルはすっかりスキーが気に入り、数々の挑戦者を

ものともせずに滑りまくった。

それをいいことに、ドラゴン・マスターの野郎はオレ達と挑戦者の

どっちが勝つか賭けさせ、見物人や挑戦者からたんまり

金を稼いでいやがった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

オレはなんとかその金をブン取り、闇市へ。

が、しかし、どうも今年のマジックアイテムの出来はイマイチらしく

なかなかいい物が見つからねぇ・・・・・・・・・・・・

そこで、オレはあることを思い付き、ドラゴン・マスターとヴァルに

先に宿に戻るように言ったんだ。

なんとか用事を済ませ、宿への道を急ぐオレの目に飛込んで来たのは

ぐったりと倒れたドラゴン・マスターとヴァルの姿だった!!!!!!!!!!!!!!!!!!

吹雪を吹かせ、寒さで眠気が差した所へ悪夢を見せるとゆー

テを使う魔族が原因。

オレは精神世界(アストラルサイド)から二人の心に入り込み

二人の心の傷を目の当りにした・・・・・・・・・・・・・・・・

何とか二人を救出し、ヴァルに闇市で手に入れた

マジックアイテム・・・・・・・・アメリカン・クラッカーを

渡すと、三人で魔族を無に返した!!!!!!!!!!!!!!





いきなり、ドラゴン・マスターが謎の集団に
連れ去られた!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オレとヴァルが後を追ってみると、なんと、スキー場で
活躍出来なかったウサを晴らすかのよーに華麗に
フィギュアスケートを演じているドラゴン・マスターの
姿があった!!!!!!!!!!!!!!!!!!
実は、ドラゴン・マスターを連れ去った連中は
スケートシューズの制作組合のヤツらで
全てを賭けていた選手が何者かに襲われ
大会に出場できなくなっちまい、藁をもすがる思いで
ドラゴン・マスターをさらったっつー訳だ。
組合の連中は提携している選手が大会に出ることで
そのシーズンや来シーズンの売り上げがかかっているから
必死だったんだな。
で、選手を襲った犯人を探すハメになっちまったんだケド
なかなか有力な手がかりが掴めず、ついにはドラゴン・マスターなんか
奥様方の噂話まで聞きに行く始末。
だが、オレの果敢な挑戦とヴァルの密かな努力と
ドラゴン・マスターの妙な活躍により
なんとか犯人を見つけて一件落着したってワケだっ!!!!!!!!!!!!!!!!!





考えてみれば、このシリーズが始まって今年で3年になるから
このシリーズを知らない方のほうが圧倒的に多いんですよね。(^-^;;;;;;;)
と、言う訳でこれまでのあらすじを掲載しました。
あちこちから拾ったのをコピーしてペーストしたので
行間がまちまちで読みずらくてすみません。
一番最後のドラゴン・マスターが連れ去られたエピソード以外は
ここの大探索で読むことができます。
ドラゴン・マスターが連れ去られたエピソードも
こことリンクを張っている、「猫南蛮亭(アニメのごみ箱)」さんの
投稿小説のコーナーで読むことができます。
このシリーズ、次の次のエピソードあたりで
主役のガーヴが滅んでしまい、新しい主人公になってしまいますが
皆様に少しでも気に入って頂けるように頑張りますね。


加流ネメシス