◆−Duet其の1−CANARU(1/26-22:00)No.8590 ┣闇末ですか。−華京(1/27-15:56)No.8596 ┃┗ぢつは!!(汗)−CANARU(1/28-11:23)No.8607 ┣新シリーズ♪−P.I(1/27-21:23)No.8598 ┃┗ありがとうです!!−CANARU(1/28-11:30)No.8608 ┗Duet其の2−CANARU(1/28-20:27)No.8611 ┣きゃ〜〜〜〜〜〜!!♪−セラフィーナ(1/28-23:59)No.8612 ┃┗ありがとうです〜〜!!!−CANARU(1/29-10:55)No.8620 ┗電話はヨイフロ♪−P.I(1/29-00:34)No.8613 ┗やっぱり殿下ですね〜〜♪−CANARU(1/29-11:02)No.8621
8590 | Duet其の1 | CANARU E-mail | 1/26-22:00 |
今回は「気ままシリーズ」を休載して・・・。 二回にわたって「スレイヤーズ」キャラと個人的に好きな漫画の キャラとの共演話を書きます〜〜♪ 第一回目の今回は「闇の末裔」二回目の次回は「ジバクくん」 でお送りします♪ この感覚は何だろう? 魔族?違う。確かに「人間」である・・・。 だが・・この違和感は・・・?異常なまでの・・そう。強いて言えば透明とまで言ってしまっても 良いような白さ・・・。 それを・・ああよんだっけ・・・? そうじゃない・・・・。 だって・・そう「呼ばれた」モノはこんなバグだれけの欠陥品のような瞳をしては いなかった・・・。 そう・・・例え」・・・同じ「闇の末裔」であったとしても・・・・・・。 「リナ・・・・。様子が変だゾ?」 昼を回り手短な食堂に入ったときの事である。 ガウリイが思いつめた様子のリナを見つめて真っ先に言った・・・。 「そういえば。朝から調子でも悪いんですか?リナさん?」 アメリアが聞いて来る。 「ちょっと・・何か・・。昔のことを・・・。」 頭をボリボリと掻きながらリナは言いにくそうに告げる。 「ねえ・・・。ガウリイ・・・・。」 不意にエビフライを摘んでいるガウリイにリナは声をかける。 「へ?なんだ?リナ。」 「『死神』って信じる・・・・・???」 「ふぁへ・・・・??」 「『死神』よ・・。全身真っ白な服で・・・。その瞳も髪の色も銀色なの・・・。」 不意に朝の夢が頭をよぎる。 「・・・・。普通・・。死神って言ったら全身真っ黒・・だろ?」 ゼルが突っ込みを入れて来る。 「まあ・・・。そ〜だけど・・・・・・。」 実際に「知って」はいる。 しかし、その「死神」と言う言葉を・・。 例え事実にしても「彼」に形容するのはどうしたものか・・・と言う思いがあった。 もっとも・・その「彼」事態幼い日に見た幻なのかもしれないのだが・・・?? 「リナ=インバースか・・?」 不意に戸の所に佇む一人の少年がリナの方を見ながら言う。 年の頃なら15〜6。 普通の長さに切りそろえられた茶色の髪にエメラルドの瞳が印象的な華奢な少年である。 「ば・・・馬鹿!!坊主!!このおね〜さんを呼び捨てなんかにした日には!!」 やおら下らない事で慌てまくるガウリイの口にエビフライを5本ねじ込んで黙らせる!! 「あんたは・・・??」 この感覚・・・。 「リナさん・・彼・・・・。」 セイルーンの姫巫女だけあり、アメリアも既にその様子には気付いているらしかった。 「分かってる。」 そうとだけリナは答える。 「俺は黒崎密。都筑麻斗のパートナー・・と言えば分かってもらえるだろう?」 「やっぱり・・・。あんた、ツヅキのにーさんの関係者だったのね・・・。 ど〜りで同じカンジがしたと思ったわ・・・。で、前のツヅキのにーさんのパートナー・・。 コバヤシ少年はど〜したの?」 やっぱりアレは子供の頃見た幻じゃなかった・・・。 その思いを強くしながらリナは密に尋ねる。 「ああ・・・。都筑の前のパートナーなら庁を移動になったらし〜んだ。」 「で・・。肝心のツヅキのにーさんは・・・??」 都筑の行方を聞いて来るリナに密は面倒くさそうにクイっと片手でその方向を示す・・・。 だらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだら 「ああ・・・・。チョコレートケーキに、アップルパイ・・・・。 クッキー、クレープ、マフィンにマドレーヌ〜〜。くうう!!巨大なマスコットが俺を 誘惑する〜〜〜・・・・。」 年の頃ならガウリイと同じ位。 しかし、実態は童顔美形なのに26歳、黒髪紫眼、長身の美形・・・・。 皮製の黒のロングコートが似合う都筑麻斗・・・・。 ショーケースに張り付きその店のデザートメニューによだれをたらすこの光景は 一体・・・・??????? 『な〜〜にやっとるんじゃ!!この甘味大王!!!』 そんな都筑のどたまにリナと密の蹴りが同時に炸裂するのだった・・・。 「俺達は死後の世界。十王庁のうち、閻魔大王が直接仕切る『閻魔庁』・・・。 召還課の職員。俗に言う『死神』なんだ・・・・。」 頭をさすりながらゼル、アメリア、ガウリイに説明する都筑。 「一寸!!待ってください!!死神ってど〜ゆ〜事ですか!!?」 アメリアが興奮がちに都筑と密に詰め寄る。 「あ〜・・。それは・・・。僕がご説明しましょう。」 午後の土手に響く見知った声。 『ゼロス!!』 リナ、ガウリイ、そそて都筑の声がハモる。 「彼・・いえ。彼ら死神は・・と言うべきですね。もともとは生きた人間だったんです。 しかし、死後この世に残した未練を図られ・・・。その資格があると認められたものは 新しい体と命を与えられ・・。死神となる事が赦されるんですよ〜♪もっとも・・・。 閻魔帳が管理する鬼籍に載っているのになおも生き延びている人間のあの世での裁判を 円滑にするための召還・・が主な役目のようですね。」 「あんまり・・・。良い仕事じゃないけどね・・・・。」 べらべらと隣で喋りまくるゼロスをジト目で見やりながら都筑が言う。 「でも・・・。なんで・・・。リナとこのツヅキは知り合いなんだ・・・?」 ガウリイの一言・・・・。 「ええ・・・。確か・・。子供のとき、あたし、何かに狙われて。この人に保護」されたのよ・・。」 それが「何」だったかは思い出せない。 「ああ・・・。リナちゃん・・実は・・・。」 言いかける都筑を遮りゼロスが・・ 「ズバリ・・。当てて見せますよ。ツヅキさん・・・・。、貴方が追っている人物。 『邑輝(ムラキ)医師・・ですね・・?」 ココの所妙に下級魔族の召還が絶えない。 「まあな・・・・。」 気のなさそうな声でツヅキが言う。 「で・・・。そのムラキって人がその召還の張本人って言うんですか?」 アメリアが尋ねる。 「まあ・・。この世界でいう所の『下級魔族』ですね?ツヅキさん。」 「・・・・・・・・。邑輝は俺と密の宿敵なんだよ。以前、何の因だか。幼いリナ ちゃんが悪魔に狙われた事があってね。上からの命令でそれを護った事があるんだ・・。で・・・。 今回も・・正直言ってその続編の使命・・・かな・・。」 浮かない表情で考えながら都筑が言う。 「じゃあ・・・・。あの時・・・。」 子供の頃何かに狙われ・・このツヅキに護られた事は覚えている。 しかし・・あの時の事もこのツヅキの宿敵、「ムラキ医師」とやらが絡んでいたと 言うのだろうか・・・・・?? 「十中八九」 ボソリ・・と密が言う。 『貴様等も私も同じ闇の末裔・・・・。』 何時の頃からだろうか・・・? 耳にこびりついたこの一言・・・・・。 「リナ・・・?」 「あ・・ガウリイ・・・。」 「駄目じゃないか。道端でボ〜〜っとしてたら。さっきなんて木にぶつかるかと思ったぜ?」 「・・・・。ごめん・・・・。」 何が何だかわからないまま何かに狙われているのは今もあの時も変わらない・・。 今日、宿泊する事になったと、ある田舎町のアメリアの別荘での事である。 「まあまあ。そう落ち込まないで。リナちゃん、コレでも食べて。」 言いながらサックサクの綺麗な焼き立てのアップルパイをガウリイとリナの前に 差し出す都筑。 「何があっても俺達が邑輝は倒すからさ!!」 明るく言いながらアップルパイに都筑は切り込みを入れる。 「まった安うけあいして・・・。」 半分呆れた様に密。 「リナさ〜〜ん!!このアップルパイね!!ツヅキさんが作ったんですよ!!」 嬉しそうにアメリアが綺麗なアップルパイを見ながら言う。 『ええええ!!!!??』 リナとガウリイの間で同時にあがる驚愕の声!! 「ひえええ〜〜・・。すっげえなあ〜〜♪あ、食って良い?」 「どうぞどうぞ〜〜♪」 「じゃあ、アタシも頂きます〜〜♪」 都筑製作のアップルパイに群がるガウリイとアメリア。 「・・・・・・・・。」 硬直する密とリナ・・・・・・・。 「リオ。食わないのか?」 聞いてくるゼルにただただパタパタとリナは手だけを振る・・・。 と・・・・。その時だった・・・・・・・・。 「きゃああああああああああああああああああああああ!!!!!???」 「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!???」 アメリアの悲鳴・・そしてガウリイの雄叫び・・・・・。 「あれ〜〜ぇ?ど〜しちゃったの?二人とも?」 そんな二人を尻目にアップルパイをパクパクと食べつづける都筑・・・。 「りなああ〜〜〜・・・。ど〜ゆ〜事なんだよ〜〜・・・。」 縋りつくような目つきで聞いてくるガウリイにリナは・・・・。 「ツヅキのにーちゃんの作る料理って・・・。殺人的な不味さなのよ・・・。」 「早く言ってください〜〜・・。そ〜ゆ〜事はあ・・・。」 泣きながらアメリア・・・。 「ったく・・・・・。」 流石に呆れるしかない密だった・・・・・。 「なあ・・。ツヅキさん・・・。」 不意にガウリイは都筑に声をかける。 「あ。ガウリイ君。ど〜したの?あ、今夜食作るから一緒に食べない?」 「あ〜〜〜!!勘弁してくれええ!!って!!一寸話しが!!」 無理やりオニオンの効き過ぎているスパゲッティ、ボンゴレを口に押し込められそうになった ガウリイは泣きながら都筑に訴える。 「リナが言ってたんだけどさ・・。『闇の末裔』ってど〜ゆ〜事だ?」 なんとか調子を取り戻したガウリイが聞く。 「・・・・・・・。そっか・・・。やっぱり・・・。」 覚えていたんだな・・・・・・・・。 「俺達『死神』は人の命を刈る者・・・・。例え命令で時には人を護る事が あったとしても・・・。それに俺自身も。邑輝と『同じ』作られた偽りのモノ・・。」 「・・・・・。良くは分からないが・・・・。」 「ただ言える事は・・・。リナちゃんはあくまで『人間』だよ。だから・・・。 だから・・。リナちゃんがどんなに『力』を持っていたとしても。『闇の末裔』 とさせてしまってはいけないんだ・・・。」 「・・・・・・。そうだな・・・。」 今・・都筑はとても悲しそうな目をしていた・・・。 それを決してリナにさせてはいけない・・・と・・・・・。 「ヒソカ君・・・?」 不意に現れた少年にリナは言葉を紡げない。 「自分の事で・・。誰かを巻き添えにしたくないってような事・・・。何時も言ってるよな・・。」 「・・・・・・・・・。」 アタシが・・・同じように『闇の末裔』だからであろうか・・・? 「うそつき。」 「・・・・・・。そう・・・。かもね・・・。」 密には人の心が読める力があるっと都筑は言っていた・・・・。 「そう・・・。かもね・・・。」 ガウリイ・・・・・。 「あくまで俺は邑輝を倒すさ。あんただってあんたの決着をつけるときが何時か 来るのかもしれない。でも・・。俺は都筑と・・。パートナーと二人なら やって行けると思う・・・。」 「そうね・・・・・・。」 都筑は言っていた。密を・・殺したのは邑輝なのだと。 そして。自身にも因縁はあるのだと・・・。 「分かってるわ・・・・。」 何時か自分自身にも・・魔族と決着を着けなければいけなければならない日が来るのかも しれない・・・・・・。 でも・・・。 「ありがとう。ヒソカ君・・・・。」 『額に印を持つもの…。』 「誰の事ですか?それは・・・?ムラキさん。」 何処からとも無く現れたゼロスが邑輝に言う。 「貴方ですか・・・。」 どうでも良い、と言った口調で邑輝はそれに答える。 「貴方は常に・・『犯罪』・・・。まあ・・・。貴方方の世界では貴方の行いは そう呼ばれますね・・。」 「真坂・・。魔族の貴方がそんな事は辞めろ・・と私に言いたいんですか?」 ゼロスの言葉に邑輝が返す。 「いいえ。そんな野暮な事はいいませんよ。ただ・・。『目的』くらい 聞かせてくれてもいいんじゃないんですか?下級魔族の私役に此方としてもほとほど 迷惑してるんですけどねえ・・・。」 「なに・・・。この世界の・・都筑さんや私と同じ『闇の末裔』・・・。 彼女の『実力』を見たい・・・。それだけですよ・・。」 恐らく・・。それはリナの事だろう・・・。 「何処で『彼女』の情報を仕入れたかは知りませんけど・・。無駄ですよ。」 彼女には強い『ナイト』がついている・・・・・。 それだけの理由だが・・・・。 「なあ・・・。ツヅキさん・・・。」 不意に自作のアップルパイを食べている都筑にガウリイが声をかける。 「はぇ・・?」 間の抜けた声で都筑が答える。 「以前。俺さ・・・。『人の命を何だと思ってるって?』って・・・。 誰だったかな・・。言った事があるんだよな・・・。」 確か・・。何だったけ・・。そ〜だ。名前が長い魔王だ!! 「・・・・・・・。そうだな・・・。」 俺はあくまで死神・・・だし・・・。 そう思いながらガウリイの話しを聞き続ける都筑。 「けど・・。俺ももともとは傭兵だったんだよな・・・・。」 言いたい事は分かるような気がする。 「自分が生き残るために・・。人の命を『間引き』するっていう事か・・・。」 不意に蘇る都筑の記憶・・・。 「でも・・・。俺がリナを護りたいって言うのは・・。変かな?そんな過去が あるのに・・・。」 困った様にガウリイ。 「そうだなぁ・・。信じてもらえないかもしれないけど・・・。」 『何時も真剣』・・ 「そう、でしょ。」「そう、だろ?」 不意に聞こえる二つの声。 「ヒソカ君?」「リナちゃん・・・?」 その二人を認めたガウリイと都筑が言う。 「シケた事大の男が二人も揃って言ってるんじゃねーよ。」 都筑をにらみながら密が言う。 「ガウリイも、ね。下らない事何時もでも言ってるんじゃないわよ!!」 「そ〜だな・・・。」 言いながらリナの頭をガウリイが撫ぜる。 「さ・・。さっさと決着の準備つけるわよ。そろそろ・・。 下級魔族が攻めこんでくるかもしれないわね・・・。」 「だな・・・。あの変態医者ならそれくらいやりかねん・・・。」 リナの言葉に都筑がかぶせた。 「何を望む・・・・・???」 「分からないわ・・。」 闇の眷属・・・・。そのことが頭をよぎる・・・・。 分かりきっていた事じゃないの・・・?? 「リナ!!」 そう。あれkらすぐ後・・・。予想通り・・都筑たちの敵・・邑輝が攻めこんできた。 「ガウリイ・・・。」 ココにいるはずなのに。 ガウリイの傍に行く事が出来ない・・・? 「邑輝・・・。貴様・・・・。」 武器である護符、そして彼の率いる「式神」を従えながら都筑は邑輝を睨み据える。 「リナちゃんに・・何をした・・?」 「・・・・・。まだ分からないんですか?都筑さん・・・。 その娘は我々と同じ『闇の末裔』なんですよ・・・。」 「ヤバイな・・・。」 不意に意識を失って動きもしないリナを抱えたままのガウリイに密が呟く 「ヤバイって。どう言う事です・・。ヒソカさん・・・。リナさんの・・。 精神世界が魔族によって占領されたことは・・。分かります。ソレ以外に何か・・?」 「ヒソカ・・。頼む。言ってくれ。」 ガウリイに促され密は口を開き言う。 「リナは・・・。邑輝の呪いにかけられるかもしれない・・。このままじゃ・・。」 「呪い・・だと・・・。」 ヒソカを眺めながらゼルが言う。 「ああ・・・。俺同様・・。ジワジワと呪い殺されるのではなく・・。 闇に身を落とすか・・。さもなければ一気に死に至る・・。ただ・・・。」 「ただ・・・・・?なんだ。頼む。言ってくれ!!」 不意にガウリイが大声で密に言う・・・。 「助けたいのか・・・?」 「当たり前だ・・。」 澄んだ声で言ってくる密にガウリイは感情を剥き出しにして答える。 「・・・・。わかった・・。」 出来ない約束をして・・。万が一という事があったときに人を傷つけるのは 趣味じゃない。だが・・・。 「いいか!!邑輝!!傷つけるのは俺だけにしろ!!俺だけに・・・。」 不意に聞こえる都筑の声。 「何ですか。都筑さん・・。急に・・・。分かっているでしょう。貴方がいる限り。 周りは傷つく。所詮我々は「闇の末裔」なんですよ・・。」 薄ら笑いを浮かべながら邑輝は都筑に言う。 「ふざけるな・・・。人を傷つけて・・。何が楽しいんだ・・・?」 苦悩に満ちた表情を浮かべる都筑をよそに、不意に立ち上がり剣を構えるガウリイ。 「おやおや・・・。まあ、良いでしょ。今回の所は貴方に免じて退いて差し上げますよ。」 睨むガウリイに笑いながら言ってのける邑輝。 「何を!!貴様!!」 やおら剣を振り下ろし、邑輝に切りかかるガウリイ!! 「まて・・。ガウリイ!!」 止めに掛かる都筑の声、だがガウリイは聞きもしない!! 「はあ!!」 気合と一閃・・・。正面切って掛かられた上、このスピードである。 邑輝の純白な肌から血が滴り落ちる・・・・。 「く・・・。真坂・・。普通の人間が、私を傷つけるとはね・・・・。」 「・・・。当たり前だ・・・。」 この男が「人」でありながら「ヒト」では無い事は直感でガウリイにも分かっている。 「約束は約束ですしね・・。まあ、せいぜい・・・・。その娘を闇に落とさない様に 頑張る事ですね。手遅れ無ければ・・・ね!!」 言いながら何処へと無く消え去る邑輝。 「あ!!こら!!待て!!この変態医者!!」 不意に正気に戻った都筑が絶叫するが・・時既に遅し・・である・・・。 「ったく・・。問題は・・。リナだ・・。」 強いて冷静な態度を保ちながらゼルが言う。 「リナさん!!正気に戻りません!!」 「リナ・・・。」 さしものガウリイにも一瞬焦りが走る・・・。 「方法なら・・・。一つだけあるぜ・・。」 感情を出さない声で密がガウリイに言う。 「本当か!!?」 「ああ。危険な方法だが・・。あんたかリナ自身が・・耐えられればの話だ・・・。」 耐えられるって・・・。 「密・・。お前・・。真坂『霊縛』を使うつもりか・・・?」 密に都筑が問い掛ける。 「それしか方法は無いだろ。リナの精神に衝撃を与える事になるが・・・。 それによって魔族と精神を分離させる・・。それしかないだろ!!?」 リナに・・衝撃が与えられるというのか・・・・? 「駄目だ・・。そんな事・・・・。」 「じゃあ・・・。一生そのままで良いのか?」 密の言葉にガウリイは沈黙せざるおえない。 「心配するな。お前が・・。呼んでやればいいだけだよ・・。ガウリイ」 柄にも無く。困惑してしまった・・・。 そう思いながらガウリイは苦笑する。 「そうだな・・・。都筑・・・。」 呼んでやろう・・・。 そうすれば良いんだ・・。、 「リナ・・・・・・・。」 苦痛・・・。 昔の罪・・?罪??アタシ自身にそんなものはある分けない。 あるとしたら・・・・。 もっては行けない・・。「人間」として持っては行けない力を持っただけ・・・。 束縛感に苛まれる・・・。 精神がボロボロになっていくのが自分でも良く分かる・・・。 「リナ・・・。リナ・・・・。」 聞こえる・・。ガウリイの声が・・。 「ガウリイ!!ガウリイ!!」 戻ろう・・・。 帰ろう・・・。本当の居る場所へ・・・・。 無意識に唱える呪文・・・。 「ラグナ・ブレード!!!!」 聞こえる断末魔は・・?果たして自分のモノか?それとも・・・?? 「戻ってきたのか・・?リナ・・・?」 確実に耳元で聞こえるガウリイの声・・・・。 「ただいま・・・・・・・・。」 今度の世界は・・・。 戻って来れた場所での・・深い眠り・・。それだけだよ・・・・。 「じゃあね!!都筑のおにーちゃん!!」 「ああ♪ま、また会ったら今度こそゆっくり俺の作ったアップルパイでも食べてよね。 リナちゃん、ガウリイくん♪」 その一言に苦笑するリナとガウリイ。 「人の迷惑になるよ〜な事言うんじゃねーーよ。この間抜け!!」 「うわ〜〜ん。密がいぢめるううううう!!」 なんだかなあ・・・・。 此方はかみ合ってるんだか合ってないんだか・・(汗) 「ま。機会があったらだな。」 笑いながらガウリイが二人に言う。 「じゃ、またね!!」 「正義のある限り!!」「黙れ。」 それぞれに訳のわからない挨拶をして分岐路に立つ・・・・。 「なあ。リナ今度は何処に行くんだ・・?」 「さあ・・・。今度は何処に・・・・・。」 プキュル・・プキュル・・プキュル・・プクル・・・・。 「ねえ・・。リナさん・・。今・・・・。」 「ええ・・・。アメリア・・。妙な・・・。ピンクの丸い・・・・」 ぱあああああああああああああああああ〜〜〜〜〜〜〜・・・。 ちゅどおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお おおおおおおおおおおおおおおおおおおんんんんんんん!!!!!!!! 「な・・・!!なんだ!!今の爆発はああああああ!!!!!???」 と、言うわけで。次回、「ジバク君」編に続く・・??? 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8596 | 闇末ですか。 | 華京 | 1/27-15:56 |
記事番号8590へのコメント ここに書き込むのはじめてです。(なぜって、いままでツリー形式の書き込みの仕方がわからなかったなんて口が避けても・・・。) どーもー。華京でっす。早速読ませてもらいました。 いやぁいつもとちがった世界がいいですね。パラレル、パラレル(←古!) 某所の予告をみて大急ぎできました。 感想かくのへたっくそなんで直球でいきます。おもしろかったです〜。 次回への引きもナイスです。しかもジバクくんだなんて。彼はでてくるのでしょうか?楽しみにまってま〜す。 闇末かぁ、なつかしいな。連載当初のころはまだ花ゆめかってたんだよね。 |
8607 | ぢつは!!(汗) | CANARU | 1/28-11:23 |
記事番号8596へのコメント こちらでは始めましてです!! >ここに書き込むのはじめてです。(なぜって、いままでツリー形式の書き込みの仕方がわからなかったなんて口が避けても・・・。) ははははは・・(汗) 実は私も最近「闇末」を知ってハマったばかりとは口が裂けても言えないです・・。友人に薦められて今ではスレイヤーズと同じくらい好きです。 >どーもー。華京でっす。早速読ませてもらいました。 >いやぁいつもとちがった世界がいいですね。パラレル、パラレル(←古!) ありがとうです!! スレイヤーズの世界も闇末の世界も壊したくなかったのでこーんな 感じになってしまいました!! >某所の予告をみて大急ぎできました。 >感想かくのへたっくそなんで直球でいきます。おもしろかったです〜。 ありがとうです!! かいてる当初はどーなることかと本気で心配でしたー(汗) 特に某ドクターがあ・・・。 >次回への引きもナイスです。しかもジバクくんだなんて。彼はでてくるのでしょうか?楽しみにまってま〜す。 はい!! もう彼は準レギュラー以上の存在とかしています!! >闇末かぁ、なつかしいな。連載当初のころはまだ花ゆめかってたんだよね。 あうあうあうあうあう・・・。 最近ハマりました!! 近いうちにもう一作も書きますね!! |
8598 | 新シリーズ♪ | P.I E-mail | 1/27-21:23 |
記事番号8590へのコメント CANARUさん、こんばんは〜。Duet其の1、読ませて頂きました! じつはPは「闇の末裔」って読んだことないんですよね。コミックスですか? 元ネタはわからないけど、ツヅキのにーちゃんはお茶目で良かったです♪ アップルパイ・・・不味いって一体どれくらい不味いんだろ?そー言われると 却って食べてみたくなりますね(チャレンジャー ^^;) あとゼロスの「彼女には『ナイト』がいるから」には思わずにんまり♪魔族公認 の保護者ですね〜ガウリイ(^0^) ラストの丸い物体・・・(ぷぷっ!)次回は石田さんと松本さんが一人二役に 挑戦!?そしてかのお人の出番はあるのでしょうか? 楽しみに待ってます! それでは〜♪ |
8608 | ありがとうです!! | CANARU | 1/28-11:30 |
記事番号8598へのコメント >CANARUさん、こんばんは〜。Duet其の1、読ませて頂きました! ありがとうございました!! 近いうちに第二段も書きますね!! >じつはPは「闇の末裔」って読んだことないんですよね。コミックスですか? はい!! 「花とゆめ」のコミックスで現在8巻まで出てます!! 友人に紹介されて読み出したんですけど・・。 アっというまにハマってしまいました! >元ネタはわからないけど、ツヅキのにーちゃんはお茶目で良かったです♪ アタシも都筑さんは大好きなんです。 なんだかガウリイにも似てますし・・・。 しかも性格が他人とは思えないほどアタシとソックリだったりします!! >アップルパイ・・・不味いって一体どれくらい不味いんだろ?そー言われると >却って食べてみたくなりますね(チャレンジャー ^^;) あうあうあうあう・・・。 都筑さんの料理はものすごいらしいですよ!! よろしかったら是非コミックスもご覧になって下さい!! >あとゼロスの「彼女には『ナイト』がいるから」には思わずにんまり♪魔族公認 >の保護者ですね〜ガウリイ(^0^) ですよね!! やっぱり魔族もあのお二人にはかなわないんですよね!! >ラストの丸い物体・・・(ぷぷっ!)次回は石田さんと松本さんが一人二役に >挑戦!?そしてかのお人の出番はあるのでしょうか? >楽しみに待ってます! はい!! かのお人はもはや準レギュラーと化してます!! >それでは〜♪ では、また近いうちに!! |
8611 | Duet其の2 | CANARU E-mail | 1/28-20:27 |
記事番号8590へのコメント 今回は比較的にギャグクオリティーが高くてアタシも書いてて 楽しかったです。ぢつはジ○ク系HPの掲示板の妄想をガウリナ含めて 総決算しただけの話なんですけれどもね・・(汗) ちなみにアタシ、「雹様親衛隊」隊長やってます♪ ************************** 「一体全体・・・??」 何が起こったって言うんだろう・・・? 「リナさん・・・。ピンク色の丸い物体が飛んできて・・。」 「大爆発が起こったのよね・・?アメリア・・?」 顔を見合わせながら頭中に「??????」マークを浮かべるリナとアメリア。 「お〜〜い!!リナぁ!!コイツ、面白いぞお〜〜♪」 笑いながら奇妙な丸い・・さっきのピンク色の物体をいじくるガウリイ・・。 「ガウリイ・・。あんた・・。ソレに懐かれてるみたい・・ね・・。」 恐る恐るリナが言う。 「あれ・・・?そぉか・・。」 「そ〜よ!!ハンカチ握り締めて感激してる!!」 まあ・・・・。別に良いけど・・。爆発の原因がコレだとすれば・・・? 「ちょっと!!それ!!気持ち悪いけど盗賊苛めに丁度良いアイテムに!!・・」 とリナが言い終わるか終わらないかのうちであった・・・。 「本当よ!!本当に聞こえたんだから!!」 年の頃ならリナより少し下であろう少女の声がする。 「空耳ですよ。ピンク殿・・・。」 「第一・・。こんな所に炎が居るはずなかろ〜が!!」 何だかなあ・・・。 ゼロスに似たような声が・・・・。 「おやあ〜〜・・。コレは聖霊ですねえ!!」 って!!いきなり本人かい!!?? 「聖霊ですって・・・?」 「ええ・・。特別にライセンスを持ち、この聖霊達と心を通わせて最近この辺りに 出没して僕らも困ってる『トラブル・モンスター』を倒す子供達・・GC(グレートチャイルド) の持つものですよ・・・。」 「・・・。ど〜せ・・。その『トラブルモンスター』と言うのも・・・。 さっきの事件の首謀者・・ムラキ(邑輝)とか言う奴の仕業だろ?」 気のなさそうな声でゼル・・・。が・・・。 何時もなら「ソレは秘密です」で通しそうなゼロスなのだが・・・。今回ばかりは 血相を変えて・・・。 「いえ・・。ある意味・・。あのお医者様よりも・・もっともっとタチの 悪い方が関連していますって・・・。ど〜やら。GCのご登場の様ですね。」 不意に現れる三人の男女。 「あれ!!ちょっと!!炎は何処!!確かに声は聞こえたのよ!!」 ピンクと呼ばれたであろう少女が文句を言う。 「あ、貴方が聖霊を保護してくださったんですか?」 物腰の丁寧な少年がガウリイの方に進み出る。 「あ・・・?まあ・・。保護って程の事でもないけどさ・・な〜〜んか俺、なつかれちまって〜♪」 暢気極まりない・・お惚けの口調・・。 が、そんなガウリイの声を聞いてであろうか・・・。 三人の動きが一斉に固まる!! 「一寸!!あんた!!ど〜してえ〜〜!!炎と同じ声なのよ!!」 少女がまずガウリイに食って掛かる!! 「貴様!!正体をあらわせ!!炎だろ〜〜〜!!」 「いででででででででででででででででででででででででででででででででででで!! リナ〜〜〜〜!!助けてくれ〜〜〜〜〜〜!!」 目つきの悪い最年少と思われる少年に長い金髪を思いっきり引っ張られれ絶叫する ガウリイ!! 「落ち着いて!!爆殿!!ピンク殿!!その御仁・・確かに炎と同じ声ですが・・。 別人のようです!!」 「何だと・・?カイ・・?」 カイと呼ばれた少年の静止の声によってようやくガウリイ苛めを止める爆とピンク。 「何だか良く分からないけど・・。えらい災難だったよ〜ね。ガウリイ・・・。」 「しくしくしくしく・・・。痛いよう〜〜。リナ〜〜・・。」 何だか・・・。 苛めにあった子供と母親状態・・だが・・・。 まあこれはコレで二人は幸せなので文句を言うのはよそう・・(汗) 「そうですよ〜!!GCの皆さん。このお方はたんなる『クラゲ』のガウリイ」さんで〜・・。 あの伝説のGS(グレートソルジャー)炎さんのよ〜なりっぱな方じゃないんですよ♪」 「ゼロスさん・・・。本当の事とはいえ・・。」 「むごいな・・・・・。」 アメリアとゼルの突っ込み・・。だが・・・・。 「おい!!貴様・・・・。」 「はい?何です?炎の後継者のファスタの爆さん?」 「何で俺と同じ声をしてるんだ・・・・??」 「・・・ははは〜〜♪それはひみ・・・・・」 ぱあああああああああああああああああああああ・・・・・・・・・・・。 どきゅろおおおおおおおおおおおおおおおおおんんんんんんんんんんんんんんんんんんん!!!! (聖霊は両手を広げると大爆発を起こします) 「・・・。どやら・・。精神世界面に根性を持つ魔族でも・・。 聖霊の爆発にはダメージ受けるみたいね・・・・・。」 「貴様がもったいぶった事を言うからだ!!」 ゼロスをつっつくリナのほうを見向きもせずに言い放つ爆・・・・。 「とりあえず・・。誤解の無いように自己紹介しておくわ。アタシはリナ。 リナ=インバースよ。で、こっちのさっき散々あんたに苛められたのがガウリイで。 この無愛想なのがゼル・・。で、この伸びきってるのがゼロスで・・。こっちの黒髪が・・。」 「正義を愛する!!アメリアでっす!!!」 「所で!!何で正義のGCがこんな辺境に居るんですか?」 不意にアメリアが持ち前の正義お宅の根性を出し始める。 「まぁね〜〜ん!!GCって言ったら〜♪やっぱりスーパースターだっし☆目立っちゃうのよ ね〜〜ん♪」 何故かVサインをしながらピンク。 「ん・・・。まあ・・・。俺も世界制覇をするくらいなら。リナ=インバースぐらいと 張り合わねばならんしなあ・・・。」 おい・・・。ファスタのGC・・。そりゃど〜ゆ〜意味だ・・・。 「爆殿・・・。マズイですよお!!」 リナの顔に怒りの表情が現れかけているが・・・。そんな事はお構いなしである爆。 「まあ・・・そう怒るな。俺達は。バラバラサツジンジケンを解決しにココに来たんだ。 昨日出動要請のトラブルコールがあってなぁ・・・。」 ば・・・・バラバラサツジンジケン!!!!!????? 「お・・。おい・・。リナ・・・。あのさぁ・・。あの・・・。 匿名Cの馬鹿の書く話にしては・・。随分とグロい展開になってきてね〜か?」 「知らないの!!ガウリイ!!あ〜みえても匿名C・・。結構そ〜ゆ〜サイコサスペンス シリーズ好きなのよ!!」 「げ!!あのヒト!!見損ないました!!正義の鉄槌を下さねば!!」 「・・悪趣味も・・良い所だよな・・・。」 「ねえ・・。爆・・。あんた・・。『カタカナ』読みしなかった?」 「したが・・。ピンク。何か文句あるか?」 「『文句あるか?』じゃありませんよ!!爆殿!!完璧に勘違いされてますよ!! ちゃんと漢字で言わなくちゃ・・・。」 「かえって・・悪趣味のような気もするのだが・・・。まあ、良い。おい、お前等・・。 猟奇的な事件には変わりないのだが・・。あくまでも『薔薇薔薇サツジン』事件だ!!」 嫌そうな声を出しながら爆・・。 「は・・・・・???」 困り果てたような声を出すリナ。 「だから・・。湯煙温泉、ハトヤ(何故かと言うと。前に原作でジバクくんが其処の タオルを持っていたから♪)薔薇薔薇サツジン事件・・・です・・・。」 間を取り持つ様にカイが言う。 「被害者は若い女性ばっかり。再起不能になった原因はズバリ『悩殺』わかる〜? そして・・。遺留品は真っ赤な薔薇。わかる〜?だから『湯煙温泉薔薇薔薇サツジン(悩殺) 事件よ?」 言ってる事に抵抗があるのか無いかは疑問だが・・ピンクが続ける。 「何だか・・。本気でいや〜〜な予感がしますねえ・・。」 爆にノされたままのゼロスが呟いた・・・・・・。 「へえ〜〜。ハトヤに貴方タチも泊まるなんて。偶然ね。」 街中まで一緒に来た縁もある・・と言えば格好は良いんだが・・。 「まあね。でも宿泊場所って言ったら。隣の高級旅館かこの一般庶民向けの ハトヤしか無いでしょう?」 ピンクの一言にリナが苦笑しながら答える。 で・・・・・・。 その頃・・・。隣の高級旅館では・・・・・・。 「いやだいやだいやだあああああああああ!!僕も隣のハトヤに行くんだ〜〜!!」 いい年こいた・・超絶美形の銀髪のブランドスーツに身を包んだ男が駄々を捏ねている。 「あの・・。雹さん・・・。いい加減にしていただきたいんですけど・・・・。」 コイツとは礼儀上だけでも付き合っていかなければならないゼロスが仕方なしに挨拶 に来た時は・・すでに雹は手がつけられないほど狂乱していた・・・。 「だあああ!!隣に爆くんが来ると知っていたら!!炎に『この浪費家が・・。』 っと突っ込みいれられるよ〜なこんな高級旅館の松の間なんかに宿泊しなかったぞ!!」 「お願いですから・・。大人しくしていてください・・・(涙)」 悲しい事に今回ゼラスさまから下された命令は「コイツを大人しくさせる事」だったりする ゼロス・・・・・・。ちと,哀れ・・・・・・。 「わあああ〜〜ん!!爆く〜〜ん!!君を傷つけてはいけないとおもって・・。 プレゼントの薔薇100万本の刺を〜〜!!内職さん100人雇って抜いたのに〜〜!!」 「ああああ!!もう!!そ〜ゆ〜事だから炎さんに『浪費家』と非難されるんですよ!!」 「うるさい〜〜!!炎の言う事よりも僕のいう事を聞け〜〜〜〜〜〜!!」 ・・・・・・・・・収集、不可能・・・・・・・・・・・・・・・。 「悩殺・・・ねえ・・・・・。」 確かに。この薔薇を貰ったおねーさまがたの嬉しそうな表情ときたら・・。 「まったく。何処のどいつだ・・・。」 こんな下らない事でトラブルコールしてきたのは・・・・・。 「何を言うんです!!田舎育ちの純情なおねーさまをアッサリと騙し!!悩殺する!! これを『悪』と言わないで何と言うんです!!」 びしい!!といきまくアメリア。 「・・・。この悩殺事件の犯人の検討はついている・・。問題は・・。俺達に コールしてきた奴が・・。アイツと俺達を接触させようという事だな・・。」 ボソリと爆が呟く。 「接触って・・・・・・・・。」 ごおおおおおおおおおおおおおおおんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんん!!! 不意に聞こえる地響き!! 「あのお・・。雹さん・・・。それは・・一体・・・??」 ゼロスが地響きにモロともしないで何かを書きつづけている雹に質問する。 「ふ・・・。ど〜やら。君にはこの高尚な絵が分からないみたいだねえ・・・。」 「はあ・・・・。」 ど〜みたって・・・クラゲのぬいぐるみを着こんだガウリイである・・・・。 「ああ〜〜♪素晴らしい!!素晴らしいよお!!我ながら傑作だあ〜〜♪」 駄目だ・・・。こりゃ・・・・。 なかば諦め気味のゼロス・・。しかし、誰が何のタメに雹とあのGC達の接触を 目論んだのであろうか? 真坂雹が持ち前の色気で田舎のおねーさまがたを悩殺したことに対する苦情・・。 などと言う単純な理由ではないであろう。 「デイモス・ドラゴン!!!??」 不意に現れた巨大な生き物・・・・・。 「しかも・・。狂暴化したトラブルモンスターと化してます!!」 ゼルの声にカイの声が重なる・・。 「ど〜して分かるんだ!!?そりゃあまあ確かに段違いって事は分かるが・・。 その・・トラトラ・・何だっけ・・?」 「トラブルモンスターよ!!ガウリイ!!」 怒ったようにリナがガウリイに言う。 「簡単な事だ。額を見ろ。「0」の印が付いている!!」 「なるほど・・・。確かに昨日まで無害だった奴が急に狂暴化するとは聞いたが・・。」 「コレが・・。そうなんですね・・・。」 ゼルとアメリア。 「ちょっと!!さっさと反撃するわよ!!」 しゅ・・・・・・・・。 ちゅどおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおんんんんんん!!! 「聖霊の爆発!!?爆く〜〜ん!!♪」 「ちょ!!大人しくしてくださいよ〜〜!!雹さんんんんん!!!」 「ノーダメージか!!?」 聖霊の三体一度の爆発でも・・・か・・・・。 「はぁ!!」 「エルメキアランス!!」 ガウリイの剣にリナの魔法が増幅される!! じゃ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 ちゅどおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおんんん!!! 「やったの・・か・・・?」 「ええ・・・。」「ああ・・・。」 ゼルの問いに爆とリナが同時に答える。 「やりましたね!!爆殿!!」「爆ぅ〜〜!!」「リナさ〜〜ん!!ガウリイさ〜〜ん!!」 カイ、ピンク,アメリアが声をかける。 「其処に居るのは誰だ・・・?」 不意にガウリイがある方向を見やりながら言う・・・・。 「ごまかせはしなかった・・か・・・。」 不意に聞こえるガウリイに良く似てはいるが・・僅かに違う声・・・。 「炎よ!!」 同時に響き渡るピンクのミーハー!!(汗) 「予想外な事だったが・・。世話をかけたな。爆よ。」 伝説のGS・・・炎・・・・・?? 「貴方があたし達の援護してくれたって訳ね・・・。」 リナが炎を見やりながら言う。 「炎・・・。貴様どういうつもりなんだ・・・・?」 不意に爆が進み出て炎に詰め寄る。 「・・・・・。く!!」 炎が答える間も無い程の僅かな瞬間の出来事だった!! 「出来るな・・・。どちらも・・・・・・・。」 剣と剣のぶつかり合い。その衝撃波からリナを庇うような形で戦況を眺めながらガウリイ。 「雹・・・・・・・!!」 「久しぶりだなあ・・。炎!!真坂、君自ら進み出てくるとはね。何が目的かは 知らないけど!!」 「黙れ!!」 気合と気合。ぶつかり合う剣・・・・・・。 「そうか・・・。」 不意に爆がポンっと手を鳴らす。 「はい・・?如何したんです?爆さん・・・?」 アメリアが爆に尋ねる。 「炎。お前だろう。雹と俺の接触をさせようと仕組んだのは!!」 「更に言えば。この爆と・・・。其処の・・雹・・だっけ?をあわよくば対決させようと したのは・・・・。」 更にリナが続ける。 「じゃあ・・?このトラブルモンスター騒ぎと・・。薔薇薔薇事件は・・。何だったんです?」 カイが今度は困惑した様に言う。 「ズバリ・・。トラブルモンスターは計算外。無論薔薇薔薇事件は貴方達に雹の存在を 明らかに意識させるタメよ。」 少々下らないが・・・・・・・・。と心の中でリナは付け加えた。 「ふ〜〜ん。自分の後継者に僕を合わせようとは、ど〜ゆ〜風の吹き回しなんだい?」 とりあえずは剣を仕舞い、炎を見据えながら雹は言う。 「爆ならば・・・。貴様の凶行を止められると思った。それだけだ・・・。」 きょ・・凶行・・・・? 「何を言ってるんだ・・?炎・・・。」 「あ〜!!分かった!!なあ、爆。このに〜ちゃん見て俺思ったんだけどさ♪」 妙に嬉しそうにガウリイが爆の袖を掴みながら切り出す。 「何だ・・なんだ・・??」 「きっと!!炎は!!ソイツの凶行!!ズバリ『浪費癖』をお前に止めてもらおうと したんだよ!!うん!!そ〜だ!!間違いな・・・」 どんがらがっしゃんがらがらぼきゅるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるる!!! 「このあほクラゲ〜〜〜!!そんな事あり訳ないでしょ〜〜・・・」 リナがガウリイをどつき倒し・・言い終わる前だった・・・・。 「その通りだが・・・???」 はへ・・・・・・??? 「そ・・その通りって・・・???」 困り果てたよ〜にリナ・・・。 「この男・・。雹の浪費癖に困り果て・・。爆に止めてもらおうと思ったのだが・・・?」 「・・・・・・・・・・・・・・。うしょ・・・??」 「なあ〜♪俺が言ったと〜りだろ!!リナ!!」 「・・・・。炎・・。よっぽど困ってたの・・・ね・・・・・。」 「ピンク殿・・・。それはもはや・・禁句です・・・・(汗)」 「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!! よりによって〜〜!!よりによって!!よりによって〜〜〜!!」 「すまんな・・・。これは回収して帰るから安心してくれ・・。」 雹を回収しながら去って行く炎。 「なあ・・。リナ。アイツ・・。今回の事で浪費癖なおるかなあ・・・・。」 何やら一人どうでも良い事を心配するガウリイ・・・・・。 「帰る・・・・。下らない・・・・。」 「意義無しだ・・・・。」 さしものリナと爆もお疲れモードでそうとだけ口にした・・・・・・。 雹に悩殺された若い田舎のお嬢様方も時とともに尋常さを取り戻していった・・・。 「しっかし・・。ま、今回も世界制覇は遠いな・・・。」 不意に爆が己の野望を語る・・・。 「ま〜ね。アタシもお金にはならなかったし。お互い縁があったらまたね。」 それが・・・。 仲良し四人組とGCの挨拶だった・・・・。 「なあ・・・。リナ、今度は何処へ行く?」 「正義のたびは続くのです!!」 「ま。俺も俺のための情報になりそうな所なら。何処でもいいぞ・・。」 「・・・・・・・・・・。そ〜〜ね・・・・・。」 いざゆかん!! 新たな旅へ!!機会がアレば・・・。 またツヅキのにーちゃんやヒソカ君・・・。 爆、炎、カイ、ピンクにも会えるだろう!! 「んじゃま!!行きますか!!」 そして・・リナ達は田舎町を後にするのだった。 |
8612 | きゃ〜〜〜〜〜〜!!♪ | セラフィーナ E-mail | 1/28-23:59 |
記事番号8611へのコメント こんにちは〜、初めまして。 CANARU様凄すぎです〜!「闇末」と「スレイヤーズ」の小説めちゃめちゃ面白いです!!両方だ〜い好きなもんで読んでた時は嬉しくて嬉しくて。見つけた時は椅子から転げ落ちちゃいました、嬉しすぎて。本当に尊敬しちゃいます!!アイデアも文章力もすご〜い!短いメッセージですいませーん。これからもがんばって下さい!! セラフィーナ Selaphina |
8620 | ありがとうです〜〜!!! | CANARU E-mail | 1/29-10:55 |
記事番号8612へのコメント > >こんにちは〜、初めまして。 こんにちは〜〜!! コメント、本当に有難うございます!!! >CANARU様凄すぎです〜!「闇末」と「スレイヤーズ」の小説めちゃめちゃ面白いです!!両方だ〜い好きなもんで読んでた時は嬉しくて嬉しくて。 いえいえ!! 此方こそ感想本当にありがとうございました!! アタシも闇末とスレイヤーズは同じくらい大好きです!! 都筑さんの性格も他人とはおまえないくらい!! >見つけた時は椅子から転げ落ちちゃいました、嬉しすぎて。本当に尊敬しちゃいます!!アイデアも文章力もすご〜い!短いメッセージですいませーん。これからもがんばって下さい!! 此方こそ有難うございました!! どっちの世界観も大切にしたかったのでこんな話になってしまいましたが。 喜んで頂けてアタシも嬉しいです〜〜!! >セラフィーナ Selaphina では〜〜!! |
8613 | 電話はヨイフロ♪ | P.I E-mail | 1/29-00:34 |
記事番号8611へのコメント CANARUさん、こんばんは! いや〜相変わらず飛ばしてますね〜〜〜。 誰がって?もちろんアノお方・・・(笑) 考えてみれば、この人、今回ゼロスと炎の二人を振り回していたんですよね。 それってかなりスゴイことじゃないですか?高級ホテルには泊まる、おねーさんたちを悩殺する・・・そらトラブル・コールも出ますなぁ(^^;) しかし殿下、ガウリイには会ってないはずなのに、あのアヴァンギャルトな絵のモデルはそーすると一体なんだったんでしょーね? 個人的には、炎とガウリイに直接会話してほしかった。なんとなく炎がガウリイのことを避けてたよーに思えたんですけど・・・ 「頼むから俺と同じ声でそんなクラゲなことを言わんでくれ!」 なんて内心では思ってたのかも(^^;) それにしてもハトヤのある田舎・・・一部でバレバレ(爆) 「気まま」シリーズの次回作も楽しみにしてます! それではまた! |
8621 | やっぱり殿下ですね〜〜♪ | CANARU E-mail | 1/29-11:02 |
記事番号8613へのコメント >CANARUさん、こんばんは! >いや〜相変わらず飛ばしてますね〜〜〜。 はい〜〜!! あのお方のお姿が真っ先に浮かんできました!! >誰がって?もちろんアノお方・・・(笑) もちろん!!もはやトラブルメーカーといえばあのお方以外に この話には存在しないですね!! >考えてみれば、この人、今回ゼロスと炎の二人を振り回していたんですよね。 そうですよねえ〜〜!! しかも己の欲望のためには手段を選んで無いです!! >それってかなりスゴイことじゃないですか?高級ホテルには泊まる、おねーさんたちを悩殺する・・・そらトラブル・コールも出ますなぁ(^^;) はい〜〜♪ 雹の行く所には必ずトラブルコール、アリですね!! しかも浪費癖で炎も困っている様子・・・。 >しかし殿下、ガウリイには会ってないはずなのに、あのアヴァンギャルトな絵のモデルはそーすると一体なんだったんでしょーね? ははは〜!! あのお方はある意味普通の人間ではありませんし〜〜!! 意外と「直感」のみで書き上げたのかもしれませんね!! >個人的には、炎とガウリイに直接会話してほしかった。なんとなく炎がガウリイのことを避けてたよーに思えたんですけど・・・ >「頼むから俺と同じ声でそんなクラゲなことを言わんでくれ!」 >なんて内心では思ってたのかも(^^;) はい・・・・。 ぢつは炎とガウリイを会話させると・・・。 炎がガウリイに絶対に突っ込み入れる状況になるので〜〜・・・。 炎が避けてたんですね、きっと。 >それにしてもハトヤのある田舎・・・一部でバレバレ(爆) ネタバレですうううう!! ちなみに「ハトヤ」はジバクくんもタオルで愛用してましたよ♪ >「気まま」シリーズの次回作も楽しみにしてます! >それではまた! ありがとうございました。 そろそろ氷殿下の方もスタンバイしてます〜〜!! |