◆−学園争奪バトル−CANARU(2/3-19:13)No.8665 ┣シリ〜ズ化希望!−華京(2/4-14:16)No.8680 ┃┗気が向いたらまた書きます〜♪−CANARU(2/5-06:12)No.8687 ┗総出演・・・−P.I(2/4-22:48)No.8685 ┗ありがとうございました!!−CANARU(2/5-06:16)No.8688
8665 | 学園争奪バトル | CANARU E-mail | 2/3-19:13 |
「気ままシリーズ」次回作までの息抜き話でっす!! スレイヤーズ、ロストユニバース、ジバクくん、闇の末裔の 共演学園話です〜〜!! 「は〜〜い、みなさん〜♪出席をとりま〜〜っす!!」 何時もの事ながら歴史の教師にして担任の都筑先生は元気である・・。 「リナ・・。先生、今日もやけにハイだなあ…。」 呆れた様に隣の席からガウリイがリナに呟く…。 「まあね・・・。しかも登校途中に新しく出来たお菓子やさんでケーキ買う行列に 並んでいたわよ・・・。」 「流石は甘味大王だな・・。」 後ろの席から口を挟みながら爆も言う・・・。 「けど…。今日の家庭科の事考えると、笑ってられるんも今のうちやさかいナア・・。」 その隣の席のルーシーも後ろから会話に加わり・…。 『はぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。』 四人一度に深い溜息をつくのだった・・・・。 GV2組(普通課、三年二組)の朝はハッキリ言って遅い。 担任の都筑先生の遅刻も然る事ながら・・・・。 「都筑先生!!このアメリアの!!」 やおら風紀委員として学校中に恐れをなされているアメリアがふいに立ちあがる。 「はい?何ですか?アメリアさん?」 何時もと変わらぬ笑顔で都筑先生。 「斜め前の席の雹さんが遅刻リミットを45秒も過ぎているのに登校していないことを お伝えします!!」 「・・・・・・・・・。困ったなあ・・。今日の日直は雹くんだよねえ・・・。 えっと・・。もう一人の日直さんは・・。あ、炎くんだ。」 ずざざざざざざざざざざざざざざざざあざざざざざざざざざあざざざざざざざざあざざざざざあ!! 都筑先生が言ったとたんに一同が隣同士に座る炎と雹の周囲から一斉に離れた!! 「なにいいい!!この僕が!!炎なんぞと一緒に日直しなくっちゃいけないわけ!!?」 不意に聞こえるアブなそ〜〜な声!! そして・・・・・・。 「雹さん!!遅刻の原因は何ですか!!」 風紀委員アメリアの怒鳴り声!! 「ん〜〜。僕の美しい顔に見とれたら遅くなっちゃた。それだけのこと。」 言いながらズカズカと席について行く雹。 「ああああああああああああああああああ!!!!」 そんな彼が上着を脱ぐと同時に発せられるアメリアの金切り声!! 「何ですか!!その紫のシャツは!!十字架の刺繍までしちゃって!!校則違反です!」 「いいじゃん。別に。みて〜〜!!爆く〜〜ん!!」 意味不明に『ラリ〜〜ン』とポーズをとってみせる雹・・・・。 まったくもって・・・・。 「うるさいな・・・・。」 「同感だ・・・。」 クールなゼルと炎にとってはトラブルメーカーである・・・・。 「リナ〜〜!!一時間目の家庭科!!アップルパイ作るんだって?」 不意に何処から嗅ぎ付けたのであろう。 ガウリイがリナに纏わりつきながら聞いてくる。 「うん・・。そ〜だけど?それが?」 「くれ(はぁと)」 「駄目。(ぴしゃり)」 「ふえええ〜〜ん!!リナが愛妻弁当くれないよ〜〜!!手ぇぶったよおおお!!」 やおら泣きまねをするガウリイ。 「はずかしいいいいい〜〜〜〜!!」 周囲に居たピンクが指差してガウリイを笑う。 「ったく・・・。大人になって欲しいよな・・。コイツには・・。」 困り果てたリナの背中をぽんぽんと叩きながら密。 「ま〜ね。密くんも都筑先生みたいなのとペア組んでると大変でしょ?優しさが 身にしみるわ・・・。」 そう言ってリナは・・・・。 「わかった!!分かったわよ!!半分だけあげるから!!泣くんじゃないわよ!! このクラゲ!!」 「ホントか!!嘘ついたらまた泣くぞ〜〜!!」 「ホントだって!!」 まさしく『夫婦漫才』である・・・。 「まあ。リナさんとガウリイさんはこのままほっとくとして・・・。」 さっきまでの雹との校則バトルで疲れているアメリアだが・・・。 正義の校則を護るためにはもはや『休息』はゆるされない『風紀委員』なのである。 「良いですか!!ミリィさん!!今日と言う今日は、調理器具ぶっ壊したら ただじゃおきませんよ!!」 このミリィの作る料理、味は超一流なのだが何故か調理器具が必ずと言って良いほど 全壊するのである!! 「そんな事、分からないわよ〜〜。」 「ミリィさん・・。また巽先生の雷が落っこちますよ。調理用具また買わなくちゃ いけないってぼやきますし・・・。」 「う・・・・・。」 その一言にさしものミリィも絶句する。 家庭科の「シェフ、巽先生」 男の癖に料理の腕は超一流、しかし・・・。 別名を「守銭奴、巽」と言うくらいの金に対する執着を持つ男である。 「あ〜あ・・・。家庭科かあ。アタシ、あ〜ゆ〜の苦手なのよね。」 ピンクが嫌そうに毒づく。 「ほな爆ぅ〜〜。美味しいアップルパイ作ってくるさかい、楽しみにまっててぇな〜♪」 「一寸待て〜〜!!ルーシー!!爆君にアップルパイを捧げるのは僕の仕事だあああ!!」 やっぱり出た・・・・・・。 校則違反男の雹!! 「はいはい。男子は体育へいこうなあ〜♪」 が、アッサリ機嫌を直したガウリイに捕まれて回収されて行く・・。 「はなせえええ〜〜〜!!離せえええええ〜〜〜〜!!」 「・・・・。すまんな。ガウリイ。」 言いながらお目付け役の炎が雹を受け取って行く。 「・・・。お前さあ。いっつも雹の事お目付けしてるけど。そ〜んなに爆の事 心配なのかあ・・・??」 「いやぁ〜・・。全然・・・。」 かくして。『家庭科前の大騒ぎ事件』はとりあえずの終息をしたのだった。 「なあ、リナ。何か金の儲かる話、ある?」 ルーシーがパイ生地を焼きながらリナに言ってくる。 「う〜〜ん。悪人に人権は無いし・・・。どっかの組織を奇襲すれば・・・。 それなりにお金が手に入るとは思うけど〜〜・・。」 ブツブツ言いながらリナとルーシーは作業を続ける。 「リナさん!!ルーシーさん!!悪人奇襲して金品強奪する一見素敵な 正義の計画!!しかし!!校則に『恐喝、かつあげ、暴力行為を一切禁止する!!』 とあるからには!!このアメリア!!命に代えても貴方達を阻止しなければなりません!!」 ばしゅっと包丁を付き付けて言い切るアメリア。 「あああ〜〜じょ・・冗談だってば!!もう!!」 「せや、せやあ!!」 大慌てでその場を取り繕うリナ&ルーシー。 「まったく!!あんた達は何やってるんですか!!」 その間、巽先生の怒りの雷がミリィ&ピンクに落ちる。 「大体ね!!ピンクさん!!りんごをちょっとばっかし摘み食いする程度なら・・・。 まだ可愛げありますよ!!けれどもね!!何で皿ごと食おうとするんです!!」 美形秘書風のスーツに身を包みエプロン姿も違和感があるが・・・。 巽先生すこぶるご機嫌斜めである。 「だって〜〜〜!!お腹すいてたんだもん!!」 怒られているのをもろともせずにピンクが言う。 「あのねえ・・・。誰が代わりの皿を買うと思ってるんですか!!誰が!! ったく!!これで私の給料まで削減されてしまいますよ!!」 怒りながらさらに続ける。 「ミリィさん!!あんたねえ!!何度言えば分かるんです!!」 「先生〜〜!!何もそんなに怒らなくっても・・。一寸オーブンにパイ入れたら・・・。 爆発しちゃっただけですよおおお!!」 「『一寸』じゃないでしょ!!『一寸』じゃあ!!良いですか?このオーブンを買い換える代金は 私の給料から削減・・・・。」 その時であった・・・。 『悪人を奇襲してお金を分捕る』 と言う単語が巽先生の耳に入ったのは・・・・・・・・。 「・・・・・。一寸・・・。出かけてきます・・。」 その手には・・・。 何処から取り出したのか包丁と木刀が・・・・・・・・・・。 「あれ〜〜。巽、授業は?何処行くの〜?」 一時間目は担当の授業が無いのか悠悠自適に職員室で食べようと思った 静岡名物『田子の月』のチーズ饅頭を片手に廊下を歩いている都筑先生に出くわす。 「・・・・・。一寸・・。お金の回収に・・・・。」 「ふ〜〜ん・・・(はぁと)」 都筑先生・・。26歳とは思えない可愛い顔に短めの黒髪。 そして好みの黒いスーツ姿に犬耳、犬のお手、犬の尻尾が生えているのがミソである・・。 (はい。犬都筑です、世間で言う所の♪) 「先生・・。何処いちゃったのかなあ・?」 作りかけのアップルパイを眺めながらキャナルが呟く。 「ま、おろんとおらんと・・。さしてかわりゃせんさかいなあ・・。あのあんちゃんおこっとる だけやしい・・。」 ルーシーも退屈そうに言う。 「お〜〜〜ほほほほほほほほほほほほ!!さては!!巽教師!!このナーガの アップルパイの実力に恐れをなしてにげたのにね!!お〜〜ほほほほほほほほほ(ガッコ〜ン)」 「三年留年のグレイシアねーさん。暫く眠っていてください・・・。」 言いながらアメリアは血の滴る(?)麺棒をそっと流しに漬けるのだった・・・。 「やっほ〜〜〜!!みんな!!元気に家庭科やってるう〜〜♪」 不意に聞こえるよく知った声・・・。 「都筑先生!!!??」 生徒全員の声がよくハモる!! 「な・・・。何で先生がココに居るんですか?授業に乱入!!!?」 恐怖に引きつった声が周囲から漏れる。 「巽がどっかいにお出かけみたいだから〜〜♪みんなと一緒にアップルパイ作ろうとともって!!ど〜せ暇だからね♪俺!!」 楽しそうにエプロンを着用して材料をセットし始める都筑先生・・・・・・。 かくして・・・・・・・・・・。 「ね〜〜ね!!みんな!!巽が居なかったから俺もアップルパイ作ってみたよ!! 食べて!!食べて!!」 体育から帰ってきた男子生徒を捕まえながら言う都筑先生・・・・・。 「いや・・。先生・・。俺はリナから貰う約束してるから・・・」 真っ先に逃げの手に入ったガウリイ。 「俺もルーシーがよこすと言っていた!!」 「まってよ〜〜!!爆くんにあげるのは僕だああああああ!!」 爆&雹。 「え・・・?要らないの・・?」 「当たり前だろ・・。この味覚音痴甘味大王!!」 ※都筑の料理は見かけは美しいのだが味はこの世のものとは思えない不味さである・・・・・・・・・。 「えぐえぐえぐえぐえぐえぐえぐえぐえぐえぐえぐえぐえぐえぐえぐえぐえぐえぐえぐえぐえぐ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜・・・・。」 「密・・・。お前の一言キツイぞ・・・・・・・。犬化して泣いてるぞ・・・。都筑先生・・・。」 ゼルが珍しくヒトを庇うような発言をする。 「う〜〜ん♪先生の負の感情はなかなかおしいしいですねえ〜〜♪」 完璧に魔族の本性出しながらゼロスが言う・・・。 「ほっとけ・・・。ったく。」 相変わらずクールな密君・・・・。 「なあ・・リナぁ・・。」 早速リナの作ったアップルパイのご相伴に半ば強引にあずかりながらガウリイ。 「何?ガウリイ。」 「密ってさあ・・・。匿名Cと生年月日14日違いなんだって・・・?」 「そう・・。匿名Cの方が14日ほど年上・・。ついでに言えば血液型も趣味も星座も 好きな色も一緒なのよね・・・。」 「・・・。でもさあ・・・。匿名Cは・・・。都筑先生と性格・・他人とは思えないほど似てるよな・・・・・。」 「・・・・・・・。そうね・・・。どっか抜けてて要領悪くて馬鹿で・・料理下手で・・・・・昼行灯・・・・・・・・・・・。」 はあああああ・・・・と深い溜息・・・(涙) 「あいたたたたたたたたたたたたたたたたた!!!お腹が痛いよ〜〜!!」 かなり立場が弱かったためか? 2時間目の亘理先生の科学の授業中クラスでも「末っ子」扱いのダルちゃんことダルタニアンが腹痛を起こしたのだった!! 「う〜〜ん・・・。都筑先生のアップルパイを・・。無理やり雹くんに食べさせられたせい・・・ですねえ・・・。」 他人事の様に楽しそうにゼロスが言う。 「先生・・・ど〜しよ!!?」 隣の席のキャナルが困った様に言う。 「本当なら・・保険委員が保健室に連れてくべきなんやけどなあ・・・・」 困った様に亘理先生は水泳のし過ぎで脱色さえれて金髪になってしまった長髪 を掻き揚げる。 「まあ、ええ。坊(ぼん)、はよ帰れ。」 もっともな意見である・・とでも言うようにクラスの一同が頷く。 「それは困りますねえ・・。亘理さん・・・。」 不意に廊下から響く低い男の声。 「は!!しもた!!手遅れやったか!!誰や!!保健室に急病人やと『たれ込み』に行きおったのは〜〜〜!!」 「すまん・・・。俺です〜〜〜・・・・。」 クラスの何でもや、自称『厄介ごと下請け人』のケインが立ちあがる。 「いやあ・・。本能で・・ははは・・・。」 「笑い事じゃないでしょ〜〜〜〜!!ケイン!!」 すかさずミリィが突っ込みを入れる!! 「こないの〜〜たら・・。すまん、坊(ぼん)犠牲になったおくれや・・。」 諦めた様に亘理先生が呟く。 「さあ・・・。病人は・・・。誰です・・・・・・。」 扉が開け放たれ、白衣の銀髪、銀眼、超絶美形の三十路とは思えない男が教室に入ってくる・・・・。 「すまん・・。坊(ぼん)。この変態校医の邑輝の犠牲になっとくれ・・・・・。」 ダルちゃんを邑輝に差出ながら亘理・・・。 「ひいいいいいいいいい!!!!!イヤだよおおお〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!! 保健室に行きたくないよおおお!!助けて〜〜!!死にたくないよおお!! 人体実験されたくないよおおおおお〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」 ※知るヒトぞ知る・・・。邑輝は変態医者としてその名を世界に轟かせる人物なのである・・・・・・・・・・・・・・・・。 「ヒトを何だと思ってるんですか!!まったく!!失礼なお子様ですねえ!!(怒)」 言いながらダルちゃんを受け取る邑輝。 「一寸待った!!」 不意に数名のクラスメートが邑輝の誘拐(?)を止めに入る。 「貴方たちですか。しつこいですねえ・・・・。」 呆れた様に邑輝は5名の生徒・・・・。 ゼル、雹、デッド、ケイン、密を見やる・・・・・・。 「一体・・?何の用事ですか・・・?」 すかさず一番最初に前に出たのは・・・・ケインであった・・・・。 「・・・・・・・。」 無言のにらみ合いが続く・・・・・・・・。 「・・・・・。落し物・・だぜ・・・・。」 ずべ・・・・・・・・・・・。 「あ、ど〜もスミマセン。私とした事が。折角あるお方に捧げるはずの薔薇を落としてしまいましたよ。」 言いながらケインの拾ってくれた薔薇を受け取る邑輝・・・・。 「さすが・・・。トラコン・・・。困ってるヒトを(?)見逃せないのね・・・。」 妙な事に感心するリナ。 「しかし・・。何故薔薇を落とすのか・・・??」 珍しく的確な疑問を持つガウリイであった・・・・・・・・。 「で・・・・。貴方は・・・・・???」 「・・・・・。ふふふふふ・・・・。」 邑輝に勝るとも劣らない不敵な笑みを浮かべるデッド・・・・・・。 「貴様・・。よくも俺に呪いをかけてくれたじゃないか!!」 そんなデッドを無視しながら日頃から邑輝に敵愾心を持っている密が詰め寄る。 「まだ・・・。根に持ってるんですか?しつこいですねえ・・・。」 「ああ・・・・。根に持って・・・・。」 密が言いかけてその時だった・・・・・。 「ますよ・・・。ふふふ・・・。貴方を呪い殺すまでは死ねませんよ〜〜〜・・・・。」 カーン、カーン、カーン・・・・・・・・・。 藁人形を討ち付けながらデッドが邑輝に言う・・・・・・。 「もう・・・・・。いい・・・・・。」 さしもの密もその光景にやる気を無くしてデッドを無理やり引きずって席に戻る。 「そして・・。貴方は・・・??」 「・・・・・。俺の体をもとに戻してくれるといったのは・・・??」 「嘘です。エイプリルフールでしたしねえ・・・。」 その一言にゼルは硬直するしかなかった・・・・・(涙) 「で。最後に残った貴方は・・・。何です?雹さん」 「ふふ・・・・。ふふふ〜〜〜・・・・・・。君ね〜僕と薔薇で張り合おうとしてるわけ?」 言いながら懐から何処から買ってきたのか真っ赤な薔薇を取り出す雹。 「張り合うだなんて・・。とんでもない。無尽蔵に薔薇や高価な品ばかりを購入し・・・。 無意味に浪費ばかりをしている貴方の趣味とは違いますよ。雹さん。」 「なあ・・・!!なんだとおお!!こ〜なったら勝負だ!!表に出ろ〜〜!!」 「望む所ですよ・・ふふふ・・・・・。」 かくして・・・・・。 「不毛な争いや。さ、授業もういちど再開や〜〜!!」 亘理先生の一言でアッサリそとらは割愛されるのだった・・・・(汗) 「この事態は!そもそも・・・・。」 L様学園理事長の決定でこんかいの事態はすべて 「家庭科の授業を放棄してどっかにとんずらこいた巽教師が悪い」 と言う決定が下されたのだった・・・・・・・・・・。 「そ〜ゆ〜モンなのか?リナ?」 リナと木陰の下で一緒にお弁当を食べていたガウリイが聞く。 「う〜〜ん。まね。巽先生さえ居れば都筑先生がアップルパイを作ることは阻止されただろうし。ダルちゃんがそれを無理やり食べさせられる事も無かったわけでし・・・・。 更に言えば邑輝校医がクラスに主張してくる事も無かったわけで・・・。其処で雹と対決して・・・。」 校庭を半壊させる・・と言う事態には至らなかった訳である・・・・・・。 「で・・・。当の巽先生はど〜してるんだ?リナ?」 「あそこ・・・・・・・・。」 都筑先生、邑輝校医の方が巽先生よりも大幅に給料カットされたとはいえ・・・・。 この弁償代金のほとんどをあの二人が払う事が決定されたとは言え・・・・。 自分自身も給料を削減されたのである・・・・・・・・・・。 「ははは〜〜♪早くなれなれ〜金の成る木〜〜♪」 無気力に校庭に生えている1本の苗木に水を上げる巽先生・・・・。 「壊れたなあ・・・・・・。」 「壊れたわね・・・・。」 そうとしか呟く方法の無いガウリイとリナだった・・・・・・・・。 「掃除の時間です!!皆さん!!ちゃ〜〜んと掃除をしましょう!!」 やたら張り切った声を上げるアメリア!! 「お掃除お掃除ランランラ〜〜ン♪」 そのアメリアが乗った教卓の下を何故か何時の間にかメイドさんルックに着替えて箒を持ったキャナルが通過する〜〜♪ 「あ〜〜あ・・・。アタシ、こ〜ゆ〜の苦手なのよねえ・・・・。」 「ピンク殿〜〜!!おもいです〜〜!!」 「何ですって!!カイ!!」 カイを馬にして窓拭きをやっていたピンクが怒る・・・・・・。 「なあ、リナ〜♪俺が肩車するから電灯の裏拭いてくれないか〜♪」 「や〜〜よ!!ガウリイ!!どさまぎでスカートの中前に見ようとしたくせに!!」 ち・・・計画失敗・・・(何のだよ・・・・・・・・・。) 「ゴミ捨ては〜〜日直さんだね〜。」 掃除を手伝いながら都筑先生が言う。 「えええええええええええええええええええええええ!!!!!!」 一斉にその場を逃げ出す一同!! 「ひょ・・雹ちゃんと炎ちゃん〜〜〜〜〜!!」 このふたり・・・とにっかくひたすら仲が悪いのいだ!! 「やだよ〜〜!!僕は爆くんと行くんだ!!」 「いいから・・。つべこべ言わずにさっさと行くぞ。」 炎が嫌がる雹を仕方なさそうに引っ張りながら言う。 「ああ!!ちょっと待った!!炎!!」 不意にさっきまで傷心していたガウリイが声を上げて炎を止める。 「何だ・・・・?」 「そいつぅ・・・・。連れてっちゃって・・・いいのか・・・?」 「へ・・・。って・・あ・・・・。駄目ですよ!!炎!!いくらゴミ箱に入ってるからって!! お師匠様を連れて行っちゃ!!ねえ、ガウリイ殿!!」 「カイの言うとおりだぞ!!第一・・・。ソイツのゴミ箱には『不燃』って書いてあるじゃないかあ・・・。ゴミはちゃんと分別しなくちゃ駄目って行政も言ってるだろ・・?」 びろろろろろろろろろろ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜んんんんんんんん・・・・・・・・・。 「ガウリイ殿!!なんて事を!!お師匠様が拗ねてノビちゃったじゃないですかああああ!!!!!!!」 「なあ・・。リナ。俺、何かヘンな事・・言ったか・・・?」 「・・・・・・・・・。言ってる事は正しいけど・・。フネンの仙人は傷つけちゃったみたい・・・ね・・・。」 さしあたって力なくリナは言った・・・・・・・・・。 あっと言うまに最後の5時間目の都筑先生の歴史の時間である・・・・。 「やっっほ〜〜!!み〜〜んな!!元気にしてた?」 どげらしゃあああああああああああああああああああああああああああんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんん!!!! 「・・・・・・。真坂・・。こんな古典的な手にひっかかるとはなあ・・・・・・・・。」 発案者の冷酷無比にして男勝りの圧政者・・・ジャンヌがぶっ倒れた都筑先生を 眺めながら言う。 「避ける事は計算に入れて居たんだが・・・・・。」 困った様にトラップの発案者。ゼルが言う。 「だから。止めておけっていったんだぜ・・・。」 唯一この計画に反対だった都筑先生のパートナーにして一番良く都筑先生を 知っている人物の密が言う・・・・・・・・。 「前から鈍いとは思ってたけど・・・・。ココまでとは・・・・・・。」 リナがぶっ倒れている都筑先生を見ながら呟く・・・・。 「でも・・真坂、『ドアに挟んだ黒板消し』でぶっ倒れるとは・・・・。しかも 脳天直撃・・・。」 現場検証しながらケイン・・・・・・。 「世界制覇をする男としては・・・赦されない失態だな。」 爆が更に意味不明な事をのたまう。 「ふふふ〜〜♪ねえ、知ってた?明治時代ってね。男が夜中に道を歩いてて襲われちゃう事があったんだよ〜〜♪、でね、次ぎの日の新聞にデカデカとそ〜んな記事が載ったり〜〜♪」 「・・・・・・・・・・・・・・・。こ・わ・れ・た・・・・・・・・・・・・・・・。」 訳のわからない事をべらべら喋りまくる都筑先生・・・。 かくして・・邑輝に預けるべきか否かを真剣に議論する学級会で一時間はつぶれたのだった・・・・・・・・・・・。 「先生も学校終わる前に無事にもとに戻って良かったね。」 下校時刻となり一緒に校庭を歩くガウリイとリナ。 「ま〜〜な。明日もまたこんな事の繰り返しだけどな〜♪」 「まね、じゃ〜〜ね、みんな!!」 「ばいば〜〜い!!」 別れの挨拶を済ませて全員帰路へと着く。 「明日の日直、誰だっけ?」 「俺とお前だろ?」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」 「何だよ〜〜・・。その沈黙・・・・・。」 「別に・・・。じゃ、また明日ね、ガウリイ。」 「おう!!と言っても家も隣同士で部屋も向かい同士だから何時でもリナの顔 見れるけどな〜〜♪」 「・・・・・・・・・。今日は早めにカーテン張るわよ・・・(怒)宿題写させないからね!!」 「おいおいおいおいお!!2倍にせっしょうなあああああああ!!!」 かくして・・・・。 今日も楽しい学校生活が終わるのだった・・・・・。 (お終い) 気が向いたら多分また製作するかもしません♪ |
8680 | シリ〜ズ化希望! | 華京 | 2/4-14:16 |
記事番号8665へのコメント こんにちは。華京です。 スレイヤーズ+ロスユニ+ジバクくん+闇末で学園物だなんて。 早速読みました。しかもガウリナ〜♪うれしいすぎる。 ぜひシリーズ化して欲しいです。(←えっ無理?)あぁそれならせめて続編を。 ガウリナ日直編とか。 気が向いたら書いてくれるとうれしいです。 今回のつぼ やっぱりガウリイがリナにアップルパイをねだるところと、掃除のシーンと下校のシーンって、ようするにガウリナらぶらぶシーン全部でした。 今回も楽しく読ませてもらいました。ありがたや、ありがたや。 これからも楽しみにしています。がんばってください。 ではこのへんで。 |
8687 | 気が向いたらまた書きます〜♪ | CANARU E-mail | 2/5-06:12 |
記事番号8680へのコメント >こんにちは。華京です。 > >スレイヤーズ+ロスユニ+ジバクくん+闇末で学園物だなんて。 はい〜〜!! あるお方とお話していて突如思いついた前代未聞のギャグが出来あがりました! 書いていてとっても楽しかったです! >早速読みました。しかもガウリナ〜♪うれしいすぎる。 >ぜひシリーズ化して欲しいです。(←えっ無理?)あぁそれならせめて続編を。 ふふふ!! 機会があればアタシもまた書きたいです!!妄想が溜まれば!!(邪) >ガウリナ日直編とか。 >気が向いたら書いてくれるとうれしいです。 かなり時間がかかるかもしれませんけど・・・。 多分また書くと思います!! 今度はもっとギャグを増やして〜〜!! >今回のつぼ >やっぱりガウリイがリナにアップルパイをねだるところと、掃除のシーンと下校のシーンって、ようするにガウリナらぶらぶシーン全部でした。 ありがとうです〜〜!! 基本的街道で書いてみました!! で、それを冷やかす皆様も・・・。 >今回も楽しく読ませてもらいました。ありがたや、ありがたや。 >これからも楽しみにしています。がんばってください。 > >ではこのへんで。 ありがとうございました〜〜!! |
8685 | 総出演・・・ | P.I E-mail | 2/4-22:48 |
記事番号8665へのコメント CANARUさん、こんばんは! ・・・ほんとに総出演、すごすぎる〜!!中には知らない人もいたけど、久しぶりにロスユニの面々とも会えて嬉しかったです〜(^0^) 先生たちと雹殿下が濃ゆすぎて他がみんなマトモな常識派に見えましたわ(笑)もともと真面目なゼルとか炎なんて地味に霞んでしまってる・・・(^^;) そんな中でもリナちん一筋なガウリイはやっぱりいいですね〜(はぁと)アップルパイをねだるガウが情けなくてカワイイ♪♪このガウリイ、「気まま」シリーズから出張してきたのかな?(スカートのぞきの辺とか) 続編、もし書かれるのでしたら、アップルパイの次はチョコレートがいいなぁ♪ バレンタインも近いことですし(^^) 次回は「気まま」シリーズですよね。リナの過去絡みのお話、楽しみにしてます! それではまた〜!! |
8688 | ありがとうございました!! | CANARU E-mail | 2/5-06:16 |
記事番号8685へのコメント >CANARUさん、こんばんは! >・・・ほんとに総出演、すごすぎる〜!!中には知らない人もいたけど、久しぶりにロスユニの面々とも会えて嬉しかったです〜(^0^) はい〜〜!! ココは一つと言う事でロスユニの面々にも登場していただきました!! 多分知らない人のほとんどは「闇末」の方々だと思います!! >先生たちと雹殿下が濃ゆすぎて他がみんなマトモな常識派に見えましたわ(笑)もともと真面目なゼルとか炎なんて地味に霞んでしまってる・・・(^^;) ですねえ・・・。 先生は・・やっぱり「闇末」なんです!! 雹殿下と会ったらど〜なるだろうか・・? という妄想から出来あがりました!! >そんな中でもリナちん一筋なガウリイはやっぱりいいですね〜(はぁと)アップルパイをねだるガウが情けなくてカワイイ♪♪このガウリイ、「気まま」シリーズから出張してきたのかな?(スカートのぞきの辺とか) まったむもってその通りです〜〜!! 学園でもやってることは同じですよね・・ガウリイ・・・。 >続編、もし書かれるのでしたら、アップルパイの次はチョコレートがいいなぁ♪ >バレンタインも近いことですし(^^) はい!! もし書く機会がありましたら都筑先生のチョコレート事件ですね!! で、ガウリナ受難・・(?) >次回は「気まま」シリーズですよね。リナの過去絡みのお話、楽しみにしてます! >それではまた〜!! 早速書きました〜〜!! 有難うございました!! |