◆−おはよう。−すずね(2/16-01:04)No.8832
8832 | おはよう。 | すずね E-mail | 2/16-01:04 |
お久しぶりです。 現代版ガウリナです〜〜 ******************* 『おはよう。』 『ガウリイなんて、もう知らない!』 リナの、ふてくされた顔が浮かぶ。 週に一回の、些細なケンカ。 けんかするたび、リナは怒って……帰って。 そしてその翌日は、部屋のカギは閉めてあるは、電話は留守電になってるわ。 カギは、合いかぎ持ってるからいいけど。 ……それじゃあ、つまらない。 朝早く起きて、留守電にメッセージを残す。 『おはよう』と。 『でさ、アメリアなんて……』 何もなかったように、電話してくるリナの声。 許してくれるんだと思い……嬉しくなる。 『もう、ガウリイとは絶交だかんね!』 今週の言葉は、結構きつい。 絶交ってなぁ……お前。 そういうこと言われたら、こっちにふりむかせたくなる。 ……朝になっても昼になっても、オレはリナに電話しなかった。 その頃、リナは。 「電話かかってこないなんて……おかしいわね」 何か、事故でもあったんじゃないか? そんな考えが、一瞬頭に浮かぶ。 「まさか、くらげにかぎってそんな……」 でも、おかしい。いつもなら、すぐに『おはよう』って言ってくれるのに。 リナは、ガウリイの家へ走っていった。 「ガウリイ、大丈夫!?なんか、事故にでも……」 家につきドアを開き、リナは第一声を上げた。 リビングで、声がする。 見てみると、のんきにテレビを見てる……ガウリイの姿。 「よぉ、リナ」 「よぉ、ぢゃない!!」 思わず声をあげる。 「心配、したのに……」 恥ずかしさでか、リナの声が少しずつ小さくなっていく。 その小さくなった姿を、ガウリイは優しく抱きとめる。 「だって……いつも電話かけるのオレだろ? たまには、リナのほうから言ってほしくて……」 少し照れながら言うガウリイを、リナはじっと見つめる。 「リナ?」 「……おはよう」 言って真っ赤になり、下を向く。 「こ、今回だけだかんね! ……もう、言ってあげないから……」 「ん。 ありがと、リナ」 抱きしめる力を、強くする。 「リナ」 「ん?」 「……おはよう」 『おはよう』の一言で。 二人の一日は、始まる…… ************************** みればわかるように、某H×HのOP『おはよう。』からです。 どうしても、ガウリナに聞こえるんです〜〜>< であ〜〜 |