◆−緑の海〜やさしい風に吹かれて〜−理奈(2/26-05:45)No.8887
 ┣著者別、修正しました−一坪(2/27-06:49)No.8900
 ┗お久しぶりです−月の人(3/16-03:19)NEWNo.9028


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8887緑の海〜やさしい風に吹かれて〜理奈 2/26-05:45


 めちゃくちゃおひさしぶりあんどはじめまして。ずっとスランプあんど
忙しかったから全然書いてなかったけど久しぶりにぱっと浮かんだストーリーが
あって、時間も取れたので。あぁ、ひさしぶりに書いたものだからすっごい
下手だ。しかも全然おわってない。結構前に書いた「緑の海」の続編なんですけど、「緑の海」を読まなくても分かるように設定してるつもりなんだけど。
って言うかゼロスとリナの性格全然違う。余談だけど作者別のところに
おいておいた「緑の海」のタイトルが「緑の森」になってる。

とりあえずプロローグだけです。続きは書いているんですがいつ終わるのか・・・

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜緑の海〜やさしい風に吹かれて〜

〜プロローグ〜
さぁー・・・っと耳に心地よい音がする。暖かく、気持ちのいい風で波打つ草に頬をなでられくすぐったい。暖かい日差しが顔にあたっている頬を赤く染める。自然と微笑む。
気持ちいい。
暦の上では、暑い夏は、もう終わりを告げようとしている。しかしまだ空は、青く高く、太陽は、元気にその光を放っている。
私は、瞳を閉じ、この大好きな場所で寝転がっていた。
幼いころから親しんでいるこの場所。
メタリオム屋敷の裏庭。まるで草原のような、深い緑の草しかない庭。奥の方へ行けば小さな森があるけれど。
思い出のつまったこの庭。
私は、目を開け、起き上がる。周りを見る。
離れた所にメタリオムの屋敷がある。ここは、メタリオム財閥の敷地内。大きな丘の上に彼らの屋敷と庭がある。私の家は、この敷地内の中、丘のふもと。違う、違う。私は、別にメタリオムの娘とか、親戚とか、そーゆんじゃない。私の名前は、リナ・インバース。簡単に言えば使用人の娘かな。
私は、また寝転がり、目を閉じる。
使用人ってなんか悪いイメージない?いじめられてるとかそーゆーのとか。でもそんなんじゃない。インバース家は、代代メタリオム家の使用人をしてるけど、なんていうのかな。家族みたいな感じで接してくれてる。ゼラスおば様だって私とルナ姉ちゃんのことを娘のように思ってくれてるし、ゼロスともまるで兄妹のように育てられたし。ゼロスってだれ・・・って?えっと・・・ゼロスは、ゼラスおば様の一人息子で、メタリオム家の後とりで・・・。
さ・・・さ・・さ・・
うわさをすればなんとやら。草むらをかき分け、こちらに近づいてきてる音がする。目を閉じても誰が近づいてきてるのか分かる。その誰かが私の隣にひざまつく気配がする。
「リナさん・・・リナさん・・・」
やさしく、暖かい声がする。が、私は、反応しない。
彼は、私の額にかかっていた自慢の栗色の髪を払い・・・
「!」
私は、慌てて起き上がる。顔が熱い。
にっこりと微笑む顔が私の目の前にある。
彼は、私の額に口付けをしたのだ。
そう。私とゼロスは・・・その。そういう関係である。・・・うぅ〜・・・恥ずかしいな、こんなこと言うの・・・。
「ぜ、ゼロス」
「こちらにいらしたんですか。もうそろそろ日が暮れてきましたので風をひきますよ」
「〜〜〜っ・・・」
私は、真っ赤な顔をして彼をにらむ。が、彼は、さほど気にしないで私を見つめ返す。
「暖かいもの。風なんてひかないよ」
「もう夏も終わりますので涼しくなってきますよ。それに先ほどルナさんがお探しになっていましたよ。お帰りにならないといけないのでは?」
彼は、そう言って私の手を取り、私を引っ張り起こした。
「えぇ〜〜?いやだなぁ〜。なおさら帰りたくなくなったわ」
私は、パッパッ、と草を払う。
「では、今日は、家に泊まりますか?」
ニッと微笑む彼の笑顔は、どことなく妖しい。
私は、あきれた目で彼を見上げる。
「遠慮しとくわ」
「そうですか。ざんねんですね」
私たちは、屋敷のほうへと歩き始める。
こいつ、あの事件から変わったな。いや、もしかしたらこれがほんとうのゼロスなのかも・・・。
あの事件。数ヶ月前に起こったあの事件。
「・・・・・・」
私は、ゼロスの手を取り、振り返る。
草原が広がる・・・。
「どうなさったんですか、リナさん」
「・・・ううん・・・あれからもう数ヶ月たつんだなぁ・・・なんて思っただけ・・・」
私は、彼を見上げる。
「・・・ええ・・・そうですね・・・」
暖かく・・・愛しい笑顔・・・。あの事件がなければ見ることがなかったかもしれない笑顔。
あれは、暖かい春の風が吹き、この庭が深い、深い緑に輝いていた季節だった。たぶん一生忘れることのない事件。
そしてあの事件ほどではないにしろ、またやっかい事に巻き込まれるなんて、この時の私たちには全然知るよしも無かった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

夏までには終わらせたいと・・・できるかな・・・・

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8900著者別、修正しました一坪 E-mail 2/27-06:49
記事番号8887へのコメント

>余談だけど作者別のところに
>おいておいた「緑の海」のタイトルが「緑の森」になってる。
ということなので修正しておきました。
これからは「修正・削除 連絡伝言板」で教えてくださいね。
ちょっとチェックしきれないので。

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9028お久しぶりです月の人 E-mail 3/16-03:19
記事番号8887へのコメント

こんばんは、理奈様、月の人です。
理奈様の名前を見つけたときには、すごく嬉しかったです。
それなのに、今頃、感想を書く私って・・・

この作品は、「緑の海」の続編になるんですね。
「緑の海」この作品は、読んでて、いろんな気持ちにさせられました。
リナちゃんとゼロス様の想いが・・・とてもよかったです。

プロローグということで、これから何がおきるのか、とても楽しみです。
リナちゃんとゼロス様、恋人どうしになったんですね。
ゼロス様、なんか大胆になってませんか。
いや、これが本当の姿なんでしょうね。
リナちゃん、あいかわらず、かわいいし・・・
二人の雰囲気もとてもいいですね。
読んでて、ほんわか幸せ気分です。

理奈様、無理をなさらずに頑張ってくださいね。
続きが出るのを心待ちにしながら、待たせてもらいますね。

それでは、体には気をつけてくださいね。
素敵な小説、ありがとうございました。