◆−許されざる・・・・15−なゆた(3/5-03:26)No.8927 ┣許されざる・・・・16−なゆた(3/8-05:59)No.8936 ┃┗許されざる・・・・17−なゆた(3/13-23:21)No.9005 ┃ ┣Re:許されざる・・・・17−makoto(3/16-04:55)No.9030 ┃ ┗久しぶりですね!−葉夢(3/16-13:15)No.9032 ┗遅れましたが・・・−makoto(3/13-17:46)No.8998 ┗Re:遅れましたが・・・−なゆた(3/13-23:36)No.9006
8927 | 許されざる・・・・15 | なゆた E-mail URL | 3/5-03:26 |
「さぁて、どうする?」 ヴァルを人質にとった老人が、にやりと口元を歪めた。ヴァルの咽喉元に押しつけられた刃を見て,一歩も動けずに歯噛みする。 「……で?おとなしくこれを渡せっての?」 硬直した空気の中で,リナが自分の咽喉元を押さえながらうめいた。鈍い赤に輝く,『魔血玉』。竜族の狙う、魔力増幅の装置。 そこまで考えて,ふと疑問が沸き起こる。 「ちょっと待ってよ。あんたら一応竜族でしょ?これってば,魔族のもんよ。どうやって使うのよ?」 脅されている立場にありながら、いっそ堂々と相手に言及するのはこのパーティの特色かも知れない。言われた老人は、一瞬目を見張ったが,すぐに顔に皺を寄せた。 「ほっほ。わざわざそれを教えてやる義理もないのぉ。まあ、一言言うなら,わしらが使うわけではない、と言う事はあたっとる」 「じゃあ、なんに使うんだ?………インテリアか?」 「んなわけあるかぁぁああ!!!」 すぱしーんっと、ガウリィにつっこみをいれてから,リナは老人に半眼を向けた。 「で、本当の所は?まさか,このくらげの言う通り祭壇に飾るわけじゃないでしょ?」 「まさか!神に仕える者が、祭壇にそんな穢れたものを置くはずはありません!そんなこと、竜族としての恥です!屈辱です!!最っ低の行為です!!!」 「だぁぁぁ!!あんたも黙ってなさい,フィリア!!あたしは,この猿の干物と話してるのよ!!!」 「ひ、ひもの………」 リナに指を付きつけられ、皺だらけの顔をひくひくと反応させる老人。大きく咳払いすると,ちょっと沈んだ肩を持ち上げた。 「…それで?渡すんか、渡さんのか?」 じと目になった老人の言葉に,リナがバツが悪そうな笑顔を向けた。 「あ、あれ〜?もしかして、怒った?や〜ね〜、気が短いのは年寄りの証拠、よ!」 「年寄りで結構。答のみを聞いておるのじゃ」 こめかみに血管数本浮き上がらせた老人の声に,リナはちぇっと口をとがらせた。 「そ〜んな事言わないでさ。何に使うかくらい,教えてくれたっていいじゃない。あ、あたしが持ってるとまた世界に危機が来るって言う理由は受けつけないからね。もっと、納得出来るもん教えてよ」 「断る」 「え〜!ヒントだけでも良いからさ〜」 「だめ」 「けち」 「けちで結構」 「…………っち、駄目か」 小さなリナの呟きに、老人は軽く嘆息した。 「茶番はもう良かろう。渡すか,渡さぬか。渡せばこの子供は解放し、お主等にはもう干渉はせん。渡さぬならば,どちらかが力果てるまで……」 老人が軽く片手を挙げた。それに合わせて、さっと武器を構える残りの男達。対応するように,思わず身構えるリナ達。にたり、と老人の口元が歪んだ。 「戦うまでじゃ」 男達から湧き上がってくる戦意に、肌がぞくりとあわ立った。戦力的に完全ではないまでも,簡単に負けるとは思っていない。しかし、今向こうには人質がいる。 それが分かっているからこそ,老人はこちらを愚弄するように戦力をちらつかせているのだ。 その余裕ぶった態度が気に触る。 だからリナは,唐突に肩の力を抜くと,ふっと鼻先でせせら笑った。 「これ以上聞き出せそうも無いわね。もういいわよ…………。ヴァル」 「なに?」 竜族の誰かが猜疑の声をあげた。その刹那,それまでおとなしくしていたヴァルがにぃっと、笑った。 自分を捕まえている男を見上げると,すっとその手を前にかざす。 『ふぁいやーぼーる!!』 ぐどぉん!!! 「うあぁぁああ!!!」 ヴァルを捕まえていた男の顔面に、炎の固まりが炸裂した。両手で顔面を押さえた男から解放され,ベーっと舌を出すと黒い羽根を出しふわりと空へと舞い上がった。 「古代竜?!馬鹿な!!」 呆然と叫ぶ老人。 その隙を逃す者達ではない。 「行くわよ,ガウリィ!!」 「おう!!」 がきぃぃん!! 金属のぶつかり合う音が響く。ガウリィの剣が竜族の男の鉤爪を受け流す。幾度もそれが繰り返され、数瞬の膠着の後,ふっとガウリィがその見を屈めた。その頭上を,もう一人の男のレイピアがかすめて過ぎる。 いきなり相手に屈まれて体勢が崩れた鉤爪の男の足元を,ガウリィがそのまま駆け抜けていく。そこには、両手をかざすリナがいた。 『バーストフレア!!』 ぐごぉぉぉおお!! 青白い炎が竜族に向って突き進む。ゴーレムをも溶かすほどの高温の炎。 「ちぃい!」 「ぐあ!!」 レイピアを持つ男はなんとか避けたが,鉤爪の男は避け切れずに炎がかすめ片腕が焼かれる。肩を抑えてうずくまる仲間を尻目に、レイピアを構えて男が再度突っ込んでくる。 「ガウリィ!鉤爪の方,回復が使えるかもしれない!!」 「了解!」 リナの叫びに、ガウリィが突っ込んできたレイピアの切っ先を巻きこんで跳ね飛ばした。勢いよくはね返されたために、男の体制が崩れる。 その脇をリナがすり抜けていく。 ――すべての命を育みし 母なる下の 無限の大地よ 我が意に従い力となれ――― 『ダグ・ハウトォ!!』 ごごごご 大地が揺れ,錐状に土が延び上がる。 「くぅああ!!」 避け切れずに幾本かが男の体を付き抜ける。 「おのれ!!」 それを横目で見止めた男が,怒りの視線をガウリィに向ける。仲間の助勢に行きたくともガウリィの剣技がそれを許さないのだ。 歯軋りする男の顔を見て,ガウリィがにっと笑った。 「仲間の危機に怒るんだな。………勝手な奴等だ!」 珍しく怒気をこめた声で、ガウリィが叫ぶ。その迫力に、一瞬だけ男の剣先がずれた。ひゅっと、軽い音とともに、ガウリィの剣が流れるように男の足にのびた。 「っつぅ!」 かすめられた足から,暗赤色の血がに染みだす。大地にそれが落ちて,奇妙な地図を織り成し始める。 『ディフレッシャー!!!』 ヴァルの口からレーザーブレスの閃光がきらめく。 『おぉぉおおお!!』 槍を持つ男が同じくレーザーブレスを吐き,それを相殺する。二つの力がぶつかり,閃光と爆音が視覚と聴覚を奪う。 目の前に手をかざしてそれを避けようとする男に、フィリアがメイスをふりかざして駆けよっていく。 「てぇぇぇぇえええい!!!」 眩い閃光の中、一直線に男に向う。その気配を察したのか、男がはっと槍の柄を頭の上にかざした。 がぃん!という鈍い音と共に,なにかがぶつかる手応えが男に響く。 「な、なぜみえる?!」 かすむ目を無理にこじ開けると,黒いサングラスを付けたフィリアの姿があった。 「ふふん。リナさん達といるとこういうこともあるだろうと、事前に用意しておいたんです(はぁと)」 「詐欺だぁぁぁああ!!!」 お茶目な叫びを無視して,フィリアが更にメイスを振り上げる。が、さすがに竜族の戦士だけあって、うっすらと見える視界と気配だけでそれをかわしていく。そうしている間にも、閃光がうすれ、徐々に男の視力が回復していく。 それを察してフィリアが慌てて距離を取る。 「もらった!」 完全に視力が回復した男が、槍をかざして突っ込もうと駆け出す。その時,フィリアとの間に小さな影が舞い降りた。 いたずらっぽい光を浮かべたヴァルが,軽く両手を広げてその進路上に立つ。その目には、黒いサングラスが・・・…。 『ディフレッシャー!!!』 避け切れない距離にいた男は、思わずかっと口を開く。 『おぉぉおお!!』「って、しまったぁぁぁあ!!」 後悔の叫びは、閃光と爆音に掻き消されてしまった。 「何をやっておるか」 目の前で繰り広げられる戦闘風景に、ぎりっと老人が唇を神しめた。竜族が二人いるとはいえ、たかが人間にいつまでもてこずるとは。 「いや、ただの人間ではないが・・・・・…」 色々な魔族と敵対し,今まで生き延びてきている人間だ。なめてかかれば痛い目に見るのはこちらなのだ。それは承知していたはずだが,どこか人間に対する意識が認識を低下させていたらしい。 しかし、このままではこちらにも被害が出るのは目に見えている。 「………どうするか」 苦く呟いた時,かっと青白い閃光が老人の顔を照らした。戦闘の光ではない。それは、老人の付けている宝玉からの光だった。 「通信?」 いぶかしむ老人の意思を無視して,宝玉の光が円形に宙に固定される。その中に,うっすらと人の姿のようなものが浮かび上がってくる。 その姿がはっきりするなり,老人は鋭く息を飲んだ。 光の中には、額から血を流し息を切らしている一族の若い青年の姿があった。 「何事じゃ!!」 老人の驚きの声に,青年はくっと唇をかみしめた。 「非常事態が発生しました。捕らえていた男が結界を破り逃走中。その際,こちらに残っていた者達が捕縛に動きましたが結果は見てのとおりです・・・・・」 申し訳なさそうに目を伏せる青年の言葉に,老人は大きく目を見開いた。 「結界を破った、じゃと?!馬鹿な!いくら人より大きな力を持っていようとも,人間に壊せるようなものではないはずじゃ!一体誰が破壊したというのじゃ!!」 「それが……。結界は内部から破られております。しかし、あの力は・・・…尋常のものではありませんでした。とにかく,原因については目下捜査中ですが、何分混乱が大きく……」 眉根を寄せる青年に、老人は大きく嘆息した。このままでは、向こうの所在地が他の人間,いや反対していた水竜王に仕える者達にばれるかもしれない。 「仕方あるまい。…………一時退くか」 「そうした方が,無難よね〜」 「ひょ?!」 一人言に,いきなり真横から相槌打たれて,老人がざっと横に飛びのいた。そこには、勝ち誇った目で自分を見下ろしているリナの姿がある。 老人は、わなわなと振るえる手をリナに向って伸ばす。 「お、おぬし!いつから聞いておった?!!」 「いつからって,ねえ?」 「まあ、最初からだわなぁ」 リナとガウリィがうんうんと頷きあっている。その横ではフィリアが、メイス片手にヴァルの頭を撫でていた。よくみると、全員に多くの傷が出来ている事が分かる。 「あ〜んな、怪しい光が見えたら、誰だって気が付くわよね?ヴァル」 「うん!だって、目立ったもん!」 にこにこと、微笑ましい光景に老人はかくんと付きつけていた指を落とした。 「それで、うちの一族の者は・・・・・…?」 力なく尋ねる老人に、リナはぴっと後ろを指さした。 「さっきから、一緒に聞いてたけど?」 「なに?!」 驚いて振りかえると,確かにそこには三人の同族の者達がいた。リナ達と同じように、あちこちに怪我を負っている。思わず怒鳴り付けそうになって,老人はぐっとそれを噛み殺した。 「………何をしておる?」 低い、だが怒気に溢れた声音に、男達は一斉に頭を下げた。 「いえ、その…。このような時の通信ですので,気になって・・・・……」 「乗せられたの?」 「そ、そのような事は・・・・…」 ぶんぶんと激しく首を振る男達に一瞥くれて、老人はリナ達に顔だけを向けた。 「ばれておっては仕方あるまいな。ここは一旦退かせてもらうとしよう」 嘆息気味に老人が言葉を紡ぐと同時に,眩い光が竜族の者達を包みこんだ。閉じた瞼も突き抜けるようなその眩しさに思わず目を庇う。 「また会うとしようかの」 人を小馬鹿にしたような老人の呟きと同時に,それが消え失せた。 竜族が消え失せた地点を見つめ,リナが鋭く舌打ちした。 「逃げられた。せめてどの辺に本拠地があるかは聞き出したかったのに!!」 悔しそうなリナの頭に,ぽしっと、ガウリィが手を置いた。 「まあまあ,リナ。とにかくゼルが逃げたって事が分かっただけでもよしとしようぜ?」 ガウリィが軽く片目を瞑った。それだけで,リナの中でイライラとわだかまっていた物がすぅっと晴れる。 「そ、ね。とりあえず,ゼルは逃げだした。どこに逃げたかはわかんないけど,隠れて移動するなんてのは得意だもんね」 隠密行動は、ゼルガディスにとっては昔とった杵柄,と言う所だろう。相手が竜族でも,そう簡単に捕まるとは思えない。 しかし、フィリアが訝しげに首を傾げた。 「でも……。捕縛に来た竜族の者達にあそこまでダメージ与える事が出来るなんて,ゼルガディスさんに出来るんでしょうか?」 通信に出た竜族の者は、全身ずたぼろであちこちに火傷のような痕が見えた。たった三人でも苦戦するような相手を,ゼルガディスはたった一人で退けたのだろうか。 フィリアの疑問に、リナはつい考えこむ。だが、すぐに肩を竦めた。 「じゃ、なに?誰か魔族でも力を貸したっての?そんなことしたら、通信なんて出来るわけないとおもわない?」 魔族が、襲った竜族を殺さずにとどめておくとは考え難い。彼等なら,根こそぎ息の根を止めているはずだ。 「でも、じゃあ、ゼルガディスさん、どうやって竜族を追い払ったんですか?いえ、なによりもどうやってあの結界が破れたのか?」 「すとーーーっぷ!!!」 次々と疑問を出すフィリアの口を,リナが両手でふさいだ。 「今はそんなこと言っても埒があかないわよ。判断するには情報が少なすぎるし、なによりそんなことゼルに聞けば一発じゃない?」 ね?と、片目を瞑るリナに、ガウリィがふっと微笑んだ。まるで、その通りだ,と言わんばかりに頭をぐしぐしとなで廻した。 すっとリナがフィリアから両手を離すと,フィリアもまた微笑んで頷いた。 青い空を見上げて,ヴァルが大きく背伸びをした。 「ゼルにぃ。今どこかな〜」 ==================================== はい、リナ編です! 久しぶりに書いてもやっぱり戦闘場面ばっかりでしたね〜。 しかも無駄に長い。 次回は、ゼルです。牢破り…,もとい結界やぶりの種明かしですね。 makoto様 いつも感想ありがとうございます〜。 前回はレイス&ルーシャが大活躍でした。 何があったって?いえいえ、あの二人,元から戦闘訓練は受けてます。 レイスの方はお家柄(情報探索/潜入捜査)のため、ルーシャは ゼルが面白がって教えた事がきっかけで(笑) 竜族と良い勝負をしてた理由は、もちろん姫の補佐に回っていたせいです。 二人だけだと押されまくってましたからね。 「猿の干物発言」気にいって、第二弾をいれてしまいました(笑) |
8936 | 許されざる・・・・16 | なゆた E-mail URL | 3/8-05:59 |
記事番号8927へのコメント 支えもなく浮かぶ水晶の檻。 誰もいない部屋の中、ぴしり、と小さな亀裂音が響いた。 微かな亀裂音が、空気を震わせる。 水晶に閉じ込められている男の胸あたりに亀裂が入り、徐々にそれが広がっていく。 亀裂が、水晶全体に広がる。 そして……。 かしゃぁぁぁああん。 ガラスが壊れるような高い音と共に、それが砕け散った。 そして、それがこれから始まる狂騒曲の幕開けの音だった。 ずしゃ。 鈍い音を立てて、水晶に閉じ込められていたゼルガディスの体が床に落ちた。 「………っく」 小さくうめき声を上げると。なんとか立ち上がろうとして両手を床に押し付ける。しかし、体から力が抜けきってしまったように、思うように体が動かせない。 「………根こそぎ使い切ったか」 小さく呟いて、全身の力をこめて上半身を引き起こす。 獣王の申し出は、単純なものだった。 制御された獣王の力を、封印されているゼルガディスの魔力を使って発動させるというもの。本来のカオス・ワーズを使って制御するのではなく、もとより制御されている力のため暴走される危険はない。 しかし、竜族の結界を破壊しなければならないために、それは常識的範囲を越えていた。キャパシティぎりぎりの威力で、根こそぎ魔力を使いはたしたのだ。 精神力を使い切ったゼルガディスは、震える体をおしてその場に座り込んだ。体を起こしたというのに、意識が遠のこうとする。 「っく。このまま……倒れるわけには……」 遠くから、結界の壊れる音と気配を察した竜族たちの慌てふためいた空気が伝わってくる。すぐにも、この部屋に押し寄せて来るのは明白だ。 それまでに、なんとかここを脱出しなければ、再びあの胸くその悪い牢獄へと逆戻りとなってしまう。 「…………まだ、………」 視界が揺れる。 頭が重い。 瞼が、意思に反して重く下りていく。 微かに見える視界の中で、白い法衣が駆けつけて来るのが見えた。 それが、最後に見る記憶となった。 「何事だ!!」 「結界のある部屋からなにか音が聞こえたぞ!」 ばたばたと足音を立てながら、数人の神官服を纏った男達が駆け寄ってくる。 焦燥を顔に浮かべ、大きな音を立てて扉を開け放った。 「………馬鹿な」 呆然と、駆けつけた男の一人が呟いた。他の者達は、声も無くその光景を眺めている。 そこにあったの、粉々に砕け散った水晶の欠片。そして、欠片の絨毯の中心で片膝を立てて座り込んでいる、銀の髪の青年の姿だった。 「……我等の結界を、破ったというのか?」 戦慄が駆けぬけた。 この男にかけられていたのは、地竜王の力を借りた結界。神の属性を借りたその結界が、たった一人の人間に破られているのだ。 誰一人、とっさにゼルガディスに駆け寄る事ができなかった。 数瞬の沈黙の後、ひとりがようやく気がついた。 「………おい、あの男。気を失っているんじゃないか?」 誰かのその発言に、はっと周囲のものが息を飲む。そして、ゆっくりとゼルガディスに近づいていった。 徐々に敵が近づいているというのに、ゼルガディスはぴくりとも動かない。 その様子に、竜族はほっと息をついた。 「どうやら、結界を破るだけで力を使い切ったようだな」 安心したようなその口調に、いくつかの頭が首肯した。 その時、不意に座りこんでいたゼルガディスが動いた。 その瞬間に、慌てて体をゼルガディスから遠ざける。 水を打ったような沈黙の中に、押し殺したような笑い声が響いた。 「………何がおかしい?」 侮辱されたと感じた竜族の男が、声を発した男、ゼルガディスを睨みつけた。だが、その言葉に、更に笑い声は大きくなる。 「……おい!様子がおかしいぞ!」 少し下がって様子を見ていた男が、仲間達に注意を喚起した。 彼が示した指の先で、俯いていたゼルガディスの気配が変わる。身体的にも銀の髪が、夜を染めぬく漆黒に変わっていく。 異様とも思えるその変化に、竜族の者達はごくり、と咽喉を鳴らした。 彼等の視線の先で、先ほどまでゼルガディスだった者がゆっくりと顔を上げた。 双の瞳が空の色、いや冷たい氷の色に輝く。以前見た、紅と蒼のヘテロオッズではない。なによりも、かもし出す気配が違う。 ゼルガディスの意識が消えたことで表に出たレゾが、くっと唇を曲げた。 「何を恐れる?……あなた達は神の使徒なのでしょう?それとも、自分の知識の及ばぬ者には、関わりたくないのですか」 侮蔑に満ちた声。 目の前にある者全てを拒絶するようなその言葉の響きは、かつての赤法師のものだった。凍てつく言葉に中に含まれる氷片に、竜族達が自尊心を傷つけられ怒りをあらわにする。 「たかが人間が何を言うか?!」 「魔王の依り代ごときが、汚らわしい!」 「依り代の次は寄生か?貴様らしい生き方だな」 竜族たちの悪口雑言に、レゾはふっと笑みを作った。超越者の笑み、あるいは、上位者の笑み。それだけで、自尊心の高い者達は怒りに囚われる。 「…………捉えろ!!」 それを合図に、ざっと竜族がレゾを取り囲む。冷笑を浮かべたレゾが、すっと半眼になる。 「残念ですが、おとなしく囚われるわけにはいきません」 冷酷に言い切ると、小さくカオスワーズを唱えだす。 「いかん!とめろ!!」 呪文を聞き分けた竜族が叫んだが、その時には既に呪文は完成していた。 『ヴレイヴ・ハウル!!』 ぐごごごご 地鳴りのような音を帯び、レゾの前方の床が赤く輝く溶岩へと変わる。その場にいた竜族達は、金色の閃光を発してそこから逃れる。 しかし、別の場所に現れていた時には既に次の呪文が完成していた。 ―――――大地の底に眠り在る 凍える魂持ちたる覇王 汝の暗き祝福にて 我が前にある敵を討て 『ダイナスト・ブラス!!』 がっ!バシバシィィイイイ!! 入口付近に五芒星が現れ、それを中心に特大の雷が落下する。巻き込まれた数人が、火傷とショックで昏倒し、掠めたものもあちこちから出血しながら片膝をついた。 呪文は、竜族だけでは無く床や壁にも被害を与えた。 がらがらと崩れ落ちる壁が、もとあった扉を粉砕し閉ざす。床は落下する瓦礫や呪文お衝撃で、崩れ、歩くことさえ満足にできそうもない。 「………しかし、これではヤツも………」 額に瓦礫の直撃を受けた竜族が、レゾの方に視線を向けた。だが、竜族の期待に反してレゾは無傷で立っていた。 ただ、片手で頭を抑えている。 先ほどまでの態度はどこへやら。空いている手を壁につき、自らの体を半ば支えるように立っている。その様子は、ひどく頼りなげであった。 ふいに、男の脳裏に彼に関するデータが浮上すした。 「……そうか。本来の体の主ではない貴様には、長時間干渉することは出来ないんだったな。そろそろ、お前も眠る頃なんだな?!」 遠のいていた勝利と言う2文字が、全速力で駆け戻ってくる気がした。震える足を抑え、その場に立ち上がる。 のろのろと頭を上げるレゾに対し、竜族の男はゆっくりと近づき始めた。 「諦めろ。貴様を逃すわけにはいかないのだ」 男の言葉に、レゾがきっと顔を上げた。鋭い眼光に貫かれ、思わずそこで動きが止まる。 レゾは男を睨み着けたまま両手を後ろ手に壁についた。 『ブラスト・ウェイブ』 ずしゃぁぁぁ 壁に人間が通れるほどの穴が出来た。 空いた穴から風が吹き抜けてくる。竜族の男は、ふっと口元を歪めた。 その様子に、レゾがそっと、穴の外を覗きこむ。 そこには、大地がなかった。いや、それは遥か下方にあり、自分は崖際に立っているような景色が下には広がっていた。 「どうする?そこから飛びおりても、意識のないお前ともう一人。生きていられるとは思えないがな?」 揶揄するように囁くと、男は一歩踏み出した。 このままレゾが飛び降りれば、途中で意識を手放した体は重力の為すがままに大地に叩き付けられるだろう。そして、それで生きていられるほど人間の体は丈夫ではない。 レゾの眉根が、少しだけ曇る。 「さあ、おとなしく眠れ。次は起きられないように、より険固に結界をかけてやろう」 愉悦に歪む竜族の顔。しかし、次の瞬間それは凍りついた。 「な、何をする」 レゾが、空いた穴の縁に歩を進めたのだ。後一歩踏み出せば、確実に落下する。 「やめろ……。落下するまで貴様は意識を保てないのだろう?」 竜族の声に、レゾは顔だけ振り向かせた。 ひどく落ちついた、なにか吹っ切れたような表情をしていた。 「それ以上進まず、こちらに戻れ。おまえは、自分の子孫まで巻き添えにするつもりか?!」 半ばヒステリーを起こしたような男の叫び声に、レゾは軽く瞼を閉じた。 「巻き添え?私はこの子を殺すつもりはありませんし、あなた達にくれてやる気もありません。例え、この私の意識が焼ききれても」 「………だからといってお前は、そんな危険な賭けをする者ではなかっただろう?」 唖然とする男に、レゾはふっと微笑んだ。冷笑ではない。侮蔑ではない。ただ、無知なる者を憐れむように微笑んだ。 「私は、この子が欲しがる者を一度として与えた事はありません。叫んで、渇望して、狂いそうになっても求めるものがある。不肖の曽祖父としては、一つくらい望むものを与えてやりたいんですよ……」 すっと竜続から目をそらすと、そのまま前方へと体を踊らせた。 (そうでなければ、意識焼き切れるまで貴様等を八つ裂きにしていたでしょうがね……) 口元に残酷な微笑をたたえ、その体は重力の無限の腕に取りこまれていった。 落下しながら、レゾは固く目を閉じていた。いたずらに気力を消耗したくないためだ。 大地の気配が近寄ってくる。 その中に、なにかの気配が流れこんできた。土でない。木でもない。 かっとレゾは目を開いた。 『レイウィング!』 風が体を絡めとる。 もう一つの気配のあった方へと、全速力で向う。そうしている間にも、意識が薄れ、そのまま消えて行きそうな感覚が襲ってくる。 「もうすこし!あと………すこしだけ!!」 呟いて、必死で呪文を制御する。 意識が消える。闇が訪れる。その合間合間に、大地が接近していく。 「……………ここ」 目的の気配のすぐ近くまで来た時、意識が悲鳴を上げた。闇が津波のように押し寄せて来て、目の前がブラックアウトする。 呪文の制御の切れた体は。、再び重力へと吸い寄せられていった。 |
9005 | 許されざる・・・・17 | なゆた E-mail URL | 3/13-23:21 |
記事番号8936へのコメント さらさらと、川のせせらぎが森の深遠な空気に溶け込んでいく。 木漏れ日が川面に反射し、掴めない宝石を流す。 小さな魚のはねる音が、かすかに空気を震わせた。 ざり。 川の砂利を踏みしめ、一人の女が森の中から現れた。 男性でも希なほどの長身、漆黒の髪は腰まで届き、切れ長の瞳は深い青。街中を黙って歩けば、ほとんどの人の視線を集めるに違いない。 いや、いろんな意味で。 着けてる意味があるのかと疑いたくなるような、黒いビキニ。ショルダーガードのは無意味に刺がつき、胸元にはどくろが掛けられている。こんな恰好をして町をうろつけば、まず間違いなく万人の記憶に残る。 ほんとに、いろんな意味で。 「っふ。………ここはどこぉ!!」 太陽を見上げての彼女の第一声。 羽音が響き、数羽の鳥が飛びたった。静かな森に、女の声がさらに響く。 「路銀は尽きるし、街は見えないし、人とも最近出会わない!太陽で方角を検討しようにも、真上で全然わかんない!!」 そこまで一息に言い切って、女はばさりと髪を払った。漆黒の髪が日の光を受けて、波うった。 「まぁ、いいわ。とりあえず、お腹空いたわね」 ころり、と表情を変えてきょろきょろと辺りを見まわした。 「あら?」 光波打つ川の端,白い布が流れにたゆたっている。いや、布に包まれた、人。 川岸の岩に片手をかけ,そこに引っかかるようにうつぶせに倒れている。波間に顔を半分だけ浮かせ,流れにされるがままに揺らめいている。 「………行き倒れ?にしては、身奇麗ね」 そろりそろりと近寄り,つんつんとつま先で突ついてみる。……反応なし。 ふっと、女が口元を緩めた。 「どうせ事故かなんかでどっかから落ちたのね。でも、死んだ人間にはお金はいらないわよね〜。この白蛇<サーペント>のナーガが有効活用してあげるわ!!おーっほっほっほっほっほ!!」 脳天に響く高笑い。 そして、やおらそれを引っ込めると,そろ〜っと倒れた人物に向かって手を伸ばし始めた。それが触れるか触れないかにまで迫ったその刹那,がばっと倒れていた人物が起き上がった。 しゃ! 僅かな鞘走り音。白刃が光を受けて,ぎらりと光った。咄嗟の事に,ナーガが驚きで目を見張り,じっと加害者の顔を見つめた。 銀の髪に、紅と蒼の瞳が印象的なその顔。端正なその顔に、必死の表情を浮かべて剣を振りかざし、振り下ろす。 (斬られる!) そう思った瞬間,ぴたり、と刃が止まった。 目の前に、驚きに固まっている男の顔。 唇が,何事かを呟き,ふらりと倒れこんできた。 反射的にその体を抱き止めるナーガ。思っていたよりも、均整の取れた体に思わずぺたり、と座りこんでしまう。 「なん……、ですって?」 男を抱き止めた形のまま,呆然とナーガが呟いた。 男が呟いた言葉。それは、彼女の大切な家族の名前、だった。 『アメリア・・・・・…』 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー うわ!短!! すいません。これだけです。 |
9030 | Re:許されざる・・・・17 | makoto | 3/16-04:55 |
記事番号9005へのコメント ちわっす〜、おかげさまで風邪が直りかけのmakotoです♪ どわっ、な、ナーガが出てる!? しかもゼルの財布スろうとしてるし・・・ナーガらしい行動ですね(笑 む〜、しかしあの高笑いで目が覚めなかったのに、財布盗まれそ〜になったら目を覚ますとは・・・・・・器用ですね、ゼルって(謎 今回短いですけどある意味濃い内容かもしれませんね〜♪ 今回はちょっと短めになってしまいましたが、感想終わりますm(__)m |
9032 | 久しぶりですね! | 葉夢 E-mail | 3/16-13:15 |
記事番号9005へのコメント どーも! 久しぶりの葉夢ですっ! 受験が終わったんで来ましたっ!! そ、その、ナーガって、アメリアのお姉さんなんですか? 前々からそーいう疑惑は立っているよーなんですが・…… 本当なんでしょうか……? なゆたさんは知ってます? でも、お話で使ってるからなぁ〜。う〜ん…… しかもナーガ、財布すっちゃあいかんって! (^_^;) だからリナとコンビ組むと怖いんだよなぁ〜 リナ「ちょっと! それどーゆー意味よ!」 どーゆーって……あ、リナじゃん! おっす! 久しぶり! リナ「“おっす!”じゃないでしょーがっ! あんた、今までスレイの小説書かないで、ファイナルファンタジー[の小説書いてたでしょ?」 ぎぎくっ! リナ「ついでに言うと、ゲームもやりまくりらしいわねぇ? なんて言ったっけ〜?」 そろ〜りそろ〜り(リナから遠ざかる) リナ「あ、思い出したわよ。「テイルズ オブ ファンタジア」だったかしら?」 (走り出す) リナ「ちなみに……逃げても無駄よっ!! 竜破斬(ドラグ・スレイブ)!!」 どがごぉぉぉんっ!!!! はぁはぁ……命がけだ…… なゆたさん、頑張ってお話進めてくださいね。 私も、もしかしたら復活するかもしれませんので…… そんときはよろしくです! (←何ちゃっかり言ってんだよ!!) わけのわからん感想でごめんなさい。 久しぶりなので…… (しかも、これって絶対感想ちゃうし・……) それでわ〜! |
8998 | 遅れましたが・・・ | makoto | 3/13-17:46 |
記事番号8927へのコメント ども〜、ちょっと風邪気味なmakotoで〜っす(わ >「ちょっと待ってよ。あんたら一応竜族でしょ?これってば,魔族のもんよ。どうやって使うのよ?」 たしかに、何に使うんでしょうね? ゼラスが動いたのと関係あったりするんだろ〜かな? >「ほっほ。わざわざそれを教えてやる義理もないのぉ。まあ、一言言うなら,わしらが使うわけではない、と言う事はあたっとる」 教えてやる義理がないって言っといて、やっぱり一言残すって王道ですね〜(謎 >「じゃあ、なんに使うんだ?………インテリアか?」 >「んなわけあるかぁぁああ!!!」 あいかわらずリナといっしょに叫びたくなる大ぼけですね〜(笑 >「まさか!神に仕える者が、祭壇にそんな穢れたものを置くはずはありません!そんなこと、竜族としての恥です!屈辱です!!最っ低の行為です!!!」 うわあ、あいかわらずきついお言葉だなあ・・・フィリアって(^^;; >「だぁぁぁ!!あんたも黙ってなさい,フィリア!!あたしは,この猿の干物と話してるのよ!!!」 おしっ、よく言ったぞリナ、たしかにそっくりだ(爆笑 >「あ、あれ〜?もしかして、怒った?や〜ね〜、気が短いのは年寄りの証拠、よ!」 >「年寄りで結構。答のみを聞いておるのじゃ」 > こめかみに血管数本浮き上がらせた老人の声に,リナはちぇっと口をとがらせた。 あ、怒ってる怒ってる〜♪ 実は案外気にしてたりして・・・(わ >「そ〜んな事言わないでさ。何に使うかくらい,教えてくれたっていいじゃない。あ、あたしが持ってるとまた世界に危機が来るって言う理由は受けつけないからね。もっと、納得出来るもん教えてよ」 >「断る」 >「え〜!ヒントだけでも良いからさ〜」 >「だめ」 >「けち」 >「けちで結構」 >「…………っち、駄目か」 ・・・・こ、子供のケンカのよ〜に見えるのは気のせいかな?(^^;; >「これ以上聞き出せそうも無いわね。もういいわよ…………。ヴァル」 >「なに?」 > 竜族の誰かが猜疑の声をあげた。その刹那,それまでおとなしくしていたヴァルがにぃっと、笑った。 > 自分を捕まえている男を見上げると,すっとその手を前にかざす。 >『ふぁいやーぼーる!!』 > ぐどぉん!!! >「うあぁぁああ!!!」 > ヴァルを捕まえていた男の顔面に、炎の固まりが炸裂した。両手で顔面を押さえた男から解放され,ベーっと舌を出すと黒い羽根を出しふわりと空へと舞い上がった。 >「古代竜?!馬鹿な!!」 > 呆然と叫ぶ老人。 おおっ、ヴァル君意外に活躍してる!? そーいや古代竜だったんだよね〜、忘れかけてたけど・・・(マテ >「な、なぜみえる?!」 > かすむ目を無理にこじ開けると,黒いサングラスを付けたフィリアの姿があった。 >「ふふん。リナさん達といるとこういうこともあるだろうと、事前に用意しておいたんです(はぁと)」 >「詐欺だぁぁぁああ!!!」 それがスレイヤーズなのであきらめましょう(ポンと男の肩を叩く(わ > 完全に視力が回復した男が、槍をかざして突っ込もうと駆け出す。その時,フィリアとの間に小さな影が舞い降りた。 > いたずらっぽい光を浮かべたヴァルが,軽く両手を広げてその進路上に立つ。その目には、黒いサングラスが・・・…。 >『ディフレッシャー!!!』 > 避け切れない距離にいた男は、思わずかっと口を開く。 >『おぉぉおお!!』「って、しまったぁぁぁあ!!」 ・・・・ああ、哀れなやつ(わ > 目の前で繰り広げられる戦闘風景に、ぎりっと老人が唇を神しめた。竜族が二人いるとはいえ、たかが人間にいつまでもてこずるとは。 >「いや、ただの人間ではないが・・・・・…」 > 色々な魔族と敵対し,今まで生き延びてきている人間だ。なめてかかれば痛い目に見るのはこちらなのだ。それは承知していたはずだが,どこか人間に対する意識が認識を低下させていたらしい。 リナたちを甘くみると、ロクなことが起きないということが猿のひもの・・・もとい老人にもわかったみたいですね(爆 > 苦く呟いた時,かっと青白い閃光が老人の顔を照らした。戦闘の光ではない。それは、老人の付けている宝玉からの光だった。 これを見てカ○ータイマーを想像してしまったのは私だけでしょうか?(わ >「あ〜んな、怪しい光が見えたら、誰だって気が付くわよね?ヴァル」 >「うん!だって、目立ったもん!」 > にこにこと、微笑ましい光景に老人はかくんと付きつけていた指を落とした。 こんな殺伐としたところで、微笑ましい光景を作れるとは、さすがはリナですね(笑 > はい、リナ編です! >久しぶりに書いてもやっぱり戦闘場面ばっかりでしたね〜。 >しかも無駄に長い。 でも、うらやましいですよ〜 私も書いてはいるのですが、やはり戦闘シーンは難しいです > いつも感想ありがとうございます〜。 いえいえ、こちらこそしょうもない発言ばっかりですいません〜(^^;; > 前回はレイス&ルーシャが大活躍でした。 >何があったって?いえいえ、あの二人,元から戦闘訓練は受けてます。 >レイスの方はお家柄(情報探索/潜入捜査)のため、ルーシャは >ゼルが面白がって教えた事がきっかけで(笑) むう、そうでしたか 考えてみれば、レイスがアメリアにちょっかいかけたことを知ったときのナイフさばきはただものではなかったですね〜 たしかそのときは目が見えなかったはずですが、見えるようになってさらに攻撃力が増したのでしょうか・・・・レイス君、がんばってね(爆 > 竜族と良い勝負をしてた理由は、もちろん姫の補佐に回っていたせいです。 >二人だけだと押されまくってましたからね。 まあ、たしかに、リナたちが苦戦するような相手と戦えるひとってそういない気がしますね >「猿の干物発言」気にいって、第二弾をいれてしまいました(笑) OKです、なゆたさん(笑 P.S.風邪には気をつけましょう・・・(いやまじで |
9006 | Re:遅れましたが・・・ | なゆた E-mail URL | 3/13-23:36 |
記事番号8998へのコメント おひさしぶりです、なゆたです。 風邪ですか?大丈夫ですか?風邪気味な中感想ありがとうございます〜。 >たしかに、何に使うんでしょうね? >ゼラスが動いたのと関係あったりするんだろ〜かな? いや〜、それはまだまだ秘密っす。一応,謎の一つとお見知りおきください。 >おおっ、ヴァル君意外に活躍してる!? >そーいや古代竜だったんだよね〜、忘れかけてたけど・・・(マテ 忘れないで(笑) 一応,この見せ場の為だけに,彼には捕まってもらってました。 しかし、顔面にファイヤーボールとは・・・・・。 容赦無いな,ヴァル。 > >> いたずらっぽい光を浮かべたヴァルが,軽く両手を広げてその進路上に立つ。その目には、黒いサングラスが・・・…。 >・・・・ああ、哀れなやつ(わ ちなみに、ヴァルが掛けてるメガネはゼル譲り。 参照はTRYの第一話(リナの対ドラスレ用のサングラスです) >これを見てカ○ータイマーを想像してしまったのは私だけでしょうか?(わ ぴこーんぴこーんって。 「ああ1三分経ってしまった!おぬし等がしっかりせんからエネルギー切れではないか?!」 と,どなる老人(爆笑) それにしても,最近のウルトラマンよりセブンとかタロウとか思い出す自分って・・・・・・(再放送で見てたやつ)。 >私も書いてはいるのですが、やはり戦闘シーンは難しいです 難しいですよね〜。私も裏をかくような戦術を繰り広げつつ,読んでて想像出来るように書くようにと、努力だけはしてます。でもやっぱり、自己満足的ですな。 >たしかそのときは目が見えなかったはずですが、見えるようになってさらに攻撃力が増したのでしょうか・・・・レイス君、がんばってね(爆 尻に敷かれるのはグレイワーズ家の宿命?かもしれません(笑) 風邪をひかれてるのに感想ありがとうございます〜。 感謝です,感激です。 これからもよろしくお願いします〜。 |